JP2024064987A - 放射線撮像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 AEC機能を使用した撮影において、AEC機能が正しく作動したか否かの判定や確認ができない。【解決手段】 放射線の照射を受けて生成した電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する放射線撮像装置と、目標値に基づく目標線量指標値と電荷に係る情報に基づく線量指標値とを生成し線量指標値が目標線量指標値の許容範囲に収まっているか否かを判定する制御装置と、を有する放射線撮像システム。【選択図】 図13

Description

本発明は、放射線撮像装置、および放射線撮像システムに関する。
X線等の放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる放射線撮像装置として、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチと光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた画素アレイを有するマトリクス基板を有する放射線撮像装置が実用化されている。
近年、放射線撮像装置の多機能化が検討されている。その一つとして、放射線の照射をモニタする機能を内蔵することが検討されている。この機能によって、例えば、放射線源からの放射線の照射が開始されたタイミングの検知、放射線の照射を停止されるべきタイミングの検知、放射線の照射量または積算照射量の検知が可能になる。
特許文献1では、放射線撮像装置と放射線制御装置とは、無線通信によって露出制御に関わる信号を伝送し、放射線撮像装置は、放射線制御装置に放射線の照射の停止を指示することが開示されている。この停止指示信号を送信した後、かつ、停止指示信号を送信してから第1時間が経過するまでに、放射線制御装置から放射線の照射を停止したことを示す照射停止信号を受信できない場合、再び放射線制御装置に停止指示信号を送信する。これにより、通信の不具合による露出制御の精度の低下を抑制するのに有利な技術を提供している。
特開2021-191391
このように自動露出制御(AEC)を用いれば、最適な線量で放射線画像を撮影することが可能となる。
しかし特許文献1の技術では、AECが正しく動作しているかの判定や確認において、改善の余地があった。本発明はこのような課題を鑑みて、AECが正しく動作しているかどうかを判定する技術に関する。
上記課題を解決する本発明の第一の放射線撮像システムは、放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、を有することを特徴とする。
また、本発明の第二の放射線撮像システムは、放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、を有する放射線撮像システムであって、前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がANDの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も小さい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明の第三の放射線撮像システムは、放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、を有する放射線撮像システムであって、前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がORの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も大きい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明の第四の放射線撮像システムは、放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、を有する放射線撮像システムであって、前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がAVGの場合には複数の領域の線量指標値の平均値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする。
また本発明の第五の放射線撮像システムは、放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部と、判定結果を表示する表示部と、を備える制御装置と、を有する放射線撮像システムであって、前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件に基づいて前記複数の領域の内の少なくとも1つの領域を選定して該選定された領域の線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定し、該判定結果が前記許容範囲に収まっていない場合、前記表示部は前記選定された領域の位置がわかるように判定結果を表示することを特徴とする。
本発明によれば、AECが正しく動作しているかどうかの判定が可能となる。
放射線撮像システムを示す図 放射線撮像装置を示す図 採光野配置と撮影領域配置の一例を示す図 採光野配置と撮影領域配置の一例を示す図 放射線撮像装置内の撮像装置制御部を示す図 放射線撮像システム内の制御装置を示す図 EI値を算出するフローチャートの一例を示す図 線量指標の表示方法の一例を示す図 線量指標の表示方法の一例を示す図 線量指標を特定から停止領域を表示するまでのフローチャートの一例を示す図 線量指標の特定方法の一例を示す図 停止領域の表示方法の一例を示す図 停止領域の閾値外比率の表示方法の一例を示す図 放射線撮像システムの動作例を示す図 線量指標の表示方法の一例を示す図
[実施形態]
以下に、図面を参照しながら、実施形態の放射線撮像システムについて説明する。図1は、実施形態に係る放射線撮像システムを示す図である。
図1に示すように、放射線撮像システム10は、放射線照射による放射線撮影を行う放射線室1および、放射線室1の近傍に設置される制御室2に設けられる。
放射線室1は、放射線撮像システム10として、放射線撮像装置300、立位スタンド302、放射線撮像装置通信ケーブル307、アクセスポイント(AP)320、通信制御装置323、を備える。更には、放射線発生装置324、放射線源325、AP通信ケーブル326、放射線発生装置通信ケーブル327を備える。
制御室2は、放射線撮像システム10として、制御装置310、放射線照射スイッチ311、入力装置313、表示装置314、院内LAN315、放射線室通信ケーブル316を備える。
放射線撮像装置300は、バッテリ等で構成される電源制御部301、有線通信部303、無線通信部304を備える。放射線撮像装置300は、被検者306を透過した放射線を検出して、放射線画像データを生成する。
有線通信部303は、例えば所定の取り決めを持つ通信規格、もしくはイーサネットなどの規格を用いたケーブル接続により、情報のやり取りを可能とする。
無線通信部304は、例えばアンテナと通信用ICなどを備える回路基板により構成する。通信用ICなどを備える回路基板はアンテナを介して無線LANに基づいたプロトコルの通信処理を行う。なお、無線通信における無線通信の周波数帯、規格や方式には特に限定無くNFC、Bluetoothなどの近接無線やUWBなどの方式を使用してもよい。また、無線通信部は複数の無線通信の方式を有し、適宜選択して通信を行っても良い。尚、以下においては、有線通信部303と無線通信部304を総称して通信部または送信部や受信部と称する場合もあり、有線通信部303と無線通信部304とをそれぞれ個別に通信部または送信部や受信部と称する場合もある。
立位スタンド302は、放射線撮像装置300を装着して立位での放射線画像撮影が可能な架台である。放射線撮像装置300は立位スタンド302に着脱可能であり、装着した状態および取り出した状態どちらでも撮影可能である。
放射線撮像装置通信ケーブル307は、放射線撮像装置300と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
アクセスポイント320は、放射線撮像装置300と無線通信を行う。例えば、放射線撮像装置300を立位スタンド302から取り出して使用する際に放射線撮像装置300と制御装置310および放射線発生装置324との通信を中継するために用いられる。図1ではアクセスポイント320を介して通信する例を示したが、アクセスポイント320を介することなく、放射線撮像装置300か通信制御装置323のいずれかがアクセスポイントになって直接通信を行っても良い。
通信制御装置323は、アクセスポイント320、放射線発生装置324、制御装置310それぞれが通信できるように制御する。
放射線発生装置324は、所定の照射条件に基づいて放射線を照射するように放射線源325を制御する。
放射線源325は、放射線発生装置324の制御に従って被検者306に放射線を照射する。
AP通信ケーブル326は、アクセスポイント320と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
放射線発生装置通信ケーブル327は、放射線発生装置324と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
制御装置310は、通信制御装置323を介して、放射線発生装置324及び放射線撮像装置300と通信し、放射線撮像システム10を統括制御する。
放射線照射スイッチ311は、操作者312の操作により、放射線照射のタイミングを入力する。
入力装置313は、操作者312からの指示の入力を行う装置であり、キーボートやタッチパネル等の種々の入力デバイスが用いられる。
表示装置314は、画像処理された放射線画像データやGUIの表示を行う装置であり、ディスプレイなどが用いられる。
院内LAN315は、院内の基幹ネットワークである。
放射線室通信ケーブル316は、制御装置310と放射線室1内の通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
図2は、放射線撮像装置300を示す図である。図2に示すように、放射線撮像装置300は、放射線検出器100を有する。放射線検出器100は、照射された放射線を検出する機能を備え、具体的には放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部として機能する。放射線検出器100(以下変換部と称する場合もあり)は、複数の行および複数の列を構成するように配列された複数の画素を有する。以下の説明では、放射線検出器100における複数の画素が配置された領域を検出領域とする。複数の画素は、撮像画素101と補正画素121とを含む。撮像画素101は放射線画像取得、あるいは、放射線照射情報取得のための撮像画素(本発明では放射線照射情報取得としての用途に関して説明するため以降検出画素と記述する)である。補正画素121は、暗電流成分やクロストーク成分を除去するための補正用画素である。
検出画素101は、放射線画像取得の用途にのみ用いられてもよいし、放射線照射情報取得の用途にのみ用いられてもよい。さらに放射線画像取得と放射線照射情報取得のうちどちらかひとつの用途を選択して用いられてもよいし、放射線画像取得と放射線照射情報取得の用途に同時に用いられてもよい。
検出画素101は、放射線を電気信号に変換する第1変換素子102と、列信号線106と第1変換素子102との間に配置された第1スイッチ103とを含む。
第1変換素子102は、放射線を光に変換するシンチレータおよび光を電気信号に変換する光電変換素子とで構成される。本実施例においては、このように放射線を光に変換し該光を電気信号に変換することを含めて、放射線の照射を受けて電荷を生成することに該当する。尚シンチレータは、一般的には、検出領域を覆うようにシート状に形成され、複数の画素によって共有される。あるいは、第1変換素子102は、放射線を直接に光に変換する変換素子で構成される。
第1スイッチ103は、例えば、非晶質シリコンまたは多結晶シリコン(好ましくは多結晶シリコン)などの半導体で活性領域が構成された薄膜トランジスタ(TFT)を含む。
放射線照射情報取得のための検出画素101および補正用画素121の配されたエリアは、放射線撮像装置300の検出領域のうち任意の位置に配置される。例えば従来の別体のAECセンサと同様に、図3および図4のAからC、KからOで示すような複数の領域に配置されてもよい。
放射線撮像装置300は、複数の列信号線106および複数の駆動線104を有する。
各列信号線106は、検出領域における複数の列のうちの1つに対応する。各駆動線104は、検出領域における複数の行のうちの1つに対応する。
各駆動線104は、駆動用回路221によって駆動される。
第1変換素子102および第2変換素子122の第1電極は、第1スイッチ103および第2スイッチ123の第1主電極に接続され、第1変換素子102および第2変換素子122の第2電極は、バイアス線108に接続される。ここで、1つのバイアス線108は、列方向に延びていて、列方向に配列された複数の変換素子102および122の第2電極に共通に接続される。
バイアス線108は、素子用電源回路226からバイアス電圧Vsを受ける。バイアス電圧Vsは、素子用電源回路226から供給される。
1つの列を構成する複数の検出画素101の第1スイッチ103および補正用画素121の第2スイッチ123の第2主電極は、1つの列信号線106に接続される。1つの行を構成する複数の検出画素101の第1スイッチ103および補正用画素121の第2スイッチ123の制御電極は、1つの駆動線104に接続される。複数の列信号線106は、読出し用回路222に接続される。ここで、読出し用回路222は、複数の検知部132と、マルチプレクサ134と、アナログデジタル変換器(以下、AD変換器)136とを含む。
複数の列信号線106のそれぞれは、読出し用回路222の複数の検知部132のうち対応する検知部132に接続される。ここで、1つの列信号線106は、1つの検知部132に対応する。
検知部132は、例えば、差動増幅器を含む。マルチプレクサ134は、複数の検知部132を所定の順番で選択し、選択した検知部132からの信号をAD変換器136に供給する。
AD変換器136は、供給された信号をデジタル信号に変換して出力する。
信号処理部224は、読出し用回路222(AD変換器136)の出力に基づいて、放射線撮像装置300に対する放射線の照射を示す情報を出力する。具体的には、信号処理部224は、例えば、補正用画素を用いた放射線撮像装置300の暗電流成分やクロストーク成分を除去する特性補正処理や放射線の照射検知、放射線の照射量および積算照射量の演算等を行う。
撮像装置制御部225は、信号処理部224からの情報や制御装置310からの制御コマンドに基づいて、駆動用回路221および読出し用回路222等を制御する。
図5は、放射線撮像装置300の撮像装置制御部225を示す図である。図5に示すように、撮像装置制御部225は、駆動制御部400、CPU401、メモリ402、放射線発生装置制御部403、画像データ制御部404、通信切換え部405を備える。
駆動制御部400は、信号処理部224からの情報や制御装置310からコマンドに基づいて、駆動用回路221および読出し用回路222を制御する。
CPU401は、メモリ402に格納されたプログラムや各種のデータを用いて、放射線撮像装置300全体の制御を行う。
メモリ402は、例えば、CPU401が処理を実行する際に用いるプログラムや各種のデータを保存する。各種データには、CPU401の処理により得られた各種のデータ及び、放射線画像データも含まれる。
放射線発生装置制御部403は、信号処理部224からの情報や駆動制御部400からの情報に基づき、放射線発生装置324との通信を制御する。
放射線発生装置制御部403と放射線発生装置324は、放射線発生装置の制御に関する情報(例えば、放射線の照射開始、放射線の照射の停止の通知、放射線の照射量、積算照射量等)のやり取りを行う。
放射線発生装置制御部403は、放射線発生装置の制御に関する情報のうち停止の通知を、放射線をモニタする放射線検知領域(採光野)の放射線照射量が目標値である基準閾値に達した場合に、放射線発生装置324に通知する。尚、放射線発生装置制御部403による停止の通知の通知先は放射線発生装置324に限らず、制御装置310に通知してもよい。制御装置310に通知した場合は、制御装置310を介して放射線発生装置324に通知され、放射線照射が停止される。また、放射線発生装置制御部403による停止の通知の通知先は放射線発生装置324で、停止の通知の実行有無についてのみ制御装置310に通知可能としてもよい。これら様々な通知パターンを含め、停止の通知は放射線撮像装置から外部装置に通知されるともいえる。尚、通知の内容は停止に限らず、上述の通り、照射の開始や照射量、積算照射量等、放射線の照射の制御に係るものであり、様々な通知が可能である。また、採光野とは例えば図3および図4のAからC、KからOである。このように複数の採光野に領域を分けることで、変換部である放射線検出器101は複数の領域を備えていると言える。このように複数の採光野を設定することによって、採光野の領域毎に放射線に係る情報を取得することが可能となる。
放射線発生装置制御部403は、モニタする対象として選択された採光野の放射線照射量が目標値である基準閾値に達したときに停止を通知する(以下、到達線量監視機能と記述する)。モニタする対象として採光野が複数選択された場合は、例えば選択された採光野のうちいずれか一つの放射線照射量が基準閾値に達したときに停止を通知するモードであってもよい。これについての詳細は後述するが、この場合は停止条件がOR条件である。また、すべての選択された採光野の放射線照射量が基準閾値に達したときに停止を通知するモードであってもよくこの場合は停止条件がAND条件である。放射線発生装置制御部403が停止を通知するモードは、例えば放射線撮像装置300、放射線発生装置324、制御装置310のいずれかによって設定される。また、到達した放射線照射量により放射線照射を停止しないモードを有してもよく、放射線撮像装置300の外部に不図示の一般的露出制御用センサ(イオンチャンバ/フォトタイマなど)を取り付け、放射線照射量により放射線照射を停止するシステムでもよい。さらに、本実施形態では放射線発生装置制御部403を設けたが、放射線発生装置324と通信せず信号処理部224により放射線の照射を検知して放射線撮影を行う構成でもよい。
画像データ制御部404は、読出し用回路222からの画像データをメモリ402に保存すると共に、制御装置310との通信を制御する。画像データ制御部404と制御装置310は、放射線画像データや制御に関する情報(例えば、制御コマンド等)のやり取りを行う。
通信切換え部405は、有線ケーブル322が放射線撮像装置300に接続されたときに有線通信部303による通信を有効にする。また、有線ケーブル322が放射線撮像装置300から外されたときに無線通信部304による通信を有効にするように通信部の切換えを行う。
図6は、制御装置310を示す図である。図6に示すように、制御装置310は、線量指標領域決定部501、線量指標生成部502、線量指標表示部503、線量指標特定部504、線量指標比率算出部505、想定外停止報知部506、停止領域表示部507を備える。尚、線量指標比率算出部505は後述する目標線量指標値の許容範囲を設定する機能も兼ね備えるため、後述においては許容範囲設定部として称する場合もある。また設定した許容範囲に線量指標値が収まっているか否かを判定する機能も兼ね備えるため、判定部と称する場合もある。
線量指標領域決定部501は、放射線撮像装置300が生成した放射線画像のうち、線量指標値を算出する領域を決定する。領域は1つでもよいし、2つ以上あってもよい。本実施例では矩形で表現しているがこの限りではない。線量指標値とは、例えばEI値がある。本実施形態では線量指標としてEI値を用いているが、線量指標全般に同様の技術が適用可能である。
線量指標生成部502は、線量指標領域決定部501で決定した領域の線量指標値を算出する。また、領域毎に、最適線量と判断できる目標線量指標(例えば、EIt)が設定され、偏差指標(例えば、DI)を算出してもよい。具体的には、例えば、変換素子102で生成された電気信号から得た放射線画像情報に基づき線量指標値を生成する。また放射線発生装置制御部403による放射線停止の信号の送信指示の判断に用いられる放射線量の目標値(基準閾値)に基づいて、目標線量指標値を生成することも可能である。
線量指標表示部503は、線量指標生成部502で生成された線量指標値、目標線量指標、偏差指標を表示する。表示する内容は1つでもよいし、2つ以上あってもよい。その表示方法は撮影の条件に応じて変更してもよい。本実施形態では、線量指標領域決定部501や線量指標生成部502が制御装置310に含まれるように記載しているが、放射線撮像装置300に内包されてもよい。
図7で、線量指標生成部502が画像からEI値を算出する手順を例示する。
まず、「照射エリア外除去」手順により撮影画像からX線を照射していない明らかに診断画像の関心領域外の領域をEI値算出エリアから除外する。方法としては、コリメータ情報や管球-FPD間距離(FDD)情報などを元に算出する方法や事前の各撮影部位情報などを利用して画像から照射や領域を抽出する方法や機械学習によるAI判定などの方法が用いられる。
次に、「直接線相当領域除去」手順により直接線領域を特定して関心領域外の領域をEI値算出エリアから除外する。方法としては、経験に基づいた固定閾値法、モード法、微分ヒストグラム法、pタイル法、そして、判別分析法などがある。
さらに、「金属等不要領域除去」手順により関心領域内ではあるが通常の診断画像としては関心領域の線量指標として用いるべきではない低線量領域をEI値算出エリアから除外する。方法としては領域成長法、snake法などを使用する。予め線量指標領域決定部501が決定した線量指標値を算出する領域に対して適用するか、ここまでの処理を画像全体に適用した上で、線量指標領域決定部501が決定した線量指標値を算出する領域を切り出してEI値算出のための領域を決定する。これらの照射エリア外除去、直接線相当領域除去、金属等不要領域除去はそれぞれ選択的に行ってもよいし、行わなくてもよい。
次に、「抽出エリア代表値算出」手順により平均、中央値などの代表値を算出する。
最後に、「代表値をEI値へ変換」手順により、代表値を100=1μGyとなるように変換を行ってEI値を算出する。
同時にEItからの偏差DIを算出し、そのX線画像撮影が想定通りのX線量による撮影が実施されたかを操作者は確認する。
線量指標表示部503は線量指標生成部502が生成した線量指標値を表示装置314に表示する。線量指標値は、図8(a)に示すように放射線画像の端にアノテーションとして表示してもよいし、図8(b)に示すように線量指標値を算出した画像領域に重畳して表示してもよい。さらに、図8(c)に示すように、放射線画像とは別に表示されてもよいし、図8(d)に示すように放射線画像を伴わずに表示されてもよい。他にも図9(a)に示すように、線量指標値をグレースケール(またはカラースケール)化して放射線画像上に表示してもよいし、図9(b)に示すようにグレースケース(またはカラースケール)のみ別に表示をしてもよい。当然、図9(c)に示すように組み合わせてもよい。図8(a)乃至(d)、図9(a)乃至(c)では線量指標値を文字や色で表示する方法の例を示したが、表示方法は、文字、記号、図、大きさ、色、形状など識別可能な表現のうち任意の組合せで定義される。さらに、線量指標表示部503は目標線量指標、偏差指標値を、線量指標値とともに表示してもよい目標線量指標と偏差指標は線量指標値と同じ表示方法で表示してもよいし、異なる任意の表示方法で表示してもよい。また、線量指標値や偏差指標値そのものを表示せず、例えば予め定めた閾値以上の場合に警告のダイアログを表示するでもよい。それらの閾値は1つでもよいし、線量指標値を算出する各領域に設けられてもよい。
図10で、線量指標特定部504、線量指標比率算出部505、想定外停止報知部506、停止領域表示部507について説明する。これらによって、比較線量を特定してから、目標線量指標との比率を算出し、比率が正常な値の範囲外であった場合に、AECが正常に停止しなかった旨を報知し、停止領域を表示するまでの手順を明示する。
まず、「線量指標特定処理」手順により、線量指標特定部504は、線量指標生成部502で生成された線量指標値と、放射線撮像装置300に設定された停止条件(AND、OR,AVG)から、撮影部が照射停止信号を送る起因となった領域を特定する。AECが動作する前に照射が終了し、撮影部に照射停止信号を送る起因となった領域が存在しない場合は、領域の特定を行わなくてもよい。本実施例では、停止条件は撮影画像のヘッダ情報から取得しているが、この限りではなく、例えば通信によって放射線撮像装置300から別途情報を受信しても良い。
図11に示すように領域A、領域B、領域Cの線量指標値が算出され、停止条件がANDであった場合は、領域A、領域B、領域Cの線量指標値のうち、最小値を線量指標値として特定する。停止条件がORであった場合は、最大値を線量指標値として特定する。停止条件がAVGであった場合は、領域A、領域B、領域Cの線量指標値の平均値を線量指標値とする。
次に、「比率算出処理」手順により、線量指標比率算出部505は、線量指標特定部504で特定された領域の線量指標値と目標線量指標の比率を算出する。そして算出した比率が正常な値の範囲内か否かを判定し、つまり算出した比率が許容範囲内か否かを判定し、範囲外であれば想定外停止報知部506によって判定結果を報知させる。ここで、本実施例では比率を算出し、比率が許容範囲に収まっているか否かを判定しているが、このことは、目標線量指標値に対する許容範囲を設定していること、及び線量指標値が許容範囲に収まっているかを判定していることに他ならない。つまり、目標線量指標値と線量指標値との関係が、設定条件を満たすか否か判定することも、目標線量指標値の許容範囲を設定し、許容範囲に線量指標値が収まっているか否かを判定していることに含まれる。このため、線量指標比率算出部505は、目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部として、また線量指標値が許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部ともいえる。尚、上述の通り、線量指標比率算出部505は、線量指標特定部504で特定された領域の線量指標値と目標線量指標の比率を算出するので、線量指標特定部504も判定部としての機能を一部担っていると言える。このように、線量指標特定部504は、停止条件に基づいて複数の領域の内の所定の領域を選定する役割を担っているといえる。
尚、線量指標特定部504で領域の特定が行われなかった場合は、比率の算出は行わない。本実施例では目標線量指標を撮影画像のヘッダに格納された放射線停止の目標値の情報を基に算出しているが、この限りではない。また、本実施例では目標線量指標に対する線量指標値の比率を算出しているが、算出方法はこの限りではない。例えば、偏差DIを求めても良い。
次に、想定外停止報知部506は、線量指標比率算出部505で算出された比率が正常な値の範囲外であれば、その値に応じて報知を行う。報知内容は例えば、値が上限閾値を上回っている場合、下回っている場合で報知内容を異ならせても良い。また、線量指標特定部504で領域の特定が行われなかった場合は、AECが動作する前に照射が終了した旨を報知しても良い。または、放射線発生装置制御部403による放射線発生装置324への停止の通知がされなかったことに応じて、AECが動作する前に照射が終了した旨を報知しても良い。
また、放射線撮像装置300と制御装置310の通信に応じて、有線通信の場合と無線通信の場合とで報知内容を変えても良い。
最後に「停止領域表示処理」手順により、停止領域表示部507は、線量指標比率算出部505で算出された比率が正常な値の範囲外であれば、照射停止信号を送る起因となった領域を表示する。つまり、停止条件に基づいて複数の領域の内の少なくとも1つの領域を選定して、選定された領域の線量指標値が前記許容範囲に収まっていない場合、選定された領域の位置がわかるように判定結果を表示させる。これについて、図12を用いて説明する。
図12に示すように、本実施例では採光野およびそれぞれの採光野の線量指標値を画像の相対位置に合わせて表示し、照射停止信号を送る起因となった領域を他の採光野と区別して表示している。図12(a)に示すように停止条件がANDであった場合は、領域A、領域B、領域Cのうち、線量指標値が最小値となる領域を他の領域と色分けして表示する。図12(b)に示すように停止条件がORであった場合は、線量指標値が最大値となる領域を他の領域と色分けして表示する。図12(c)に示すように停止条件がAVGであった場合は、領域A、領域B、領域Cの領域を同一色で表示する。なお、停止条件がANDであった場合は、全ての領域の線量指標値が目標線量指標値以上であることを明示するために、すべての領域を同一色で表示しても良い。また、停止条件がAVGであった場合は、線量指標値が目標線量指標値以上である領域のみを同一色で表示し、目標線量指標値以下の領域と区別しても良い。また、図12(d)に示すように線量指標特定部504で領域の特定が行われなかった場合は、全ての採光野を区別せず表示しても良い。
また、図12では各関心領域の線量指標値を数値で表示し、停止領域を他領域と区別した色を使って示しているが、表示方法はこの限りではなく、文字、記号、図、大きさ、色、形状など識別可能な表現のうち任意の組合せで定義される。
また、図13に示すように、照射停止信号を送る起因となった領域の比率が、下限閾値を下回る場合、上限閾値を上回る場合に応じて表示内容を変えても良い。表示内容は、図13(a)に示すように文字で表現しても良いし、図13(b)に示すように色を使って表現しても良い。このようにすることで、ユーザーは表示内容を確認するだけで、想定よりもX線が弱かったのか、強かったのかが分かり、環境や設定を見直す際の足掛かりにすることができる。なお、図13では文字、色によって比率が上限閾値を上回ったか、下限閾値を下回ったかを表現しているが、表現方法はこの限りではなく、数値、記号、図、大きさ、色、形状など識別可能な表現のうち任意の組合せで定義される。
次に、図14を用いて、撮影時の放射線撮像システム10の動作について説明する。
放射線撮像システム10に電源が投入され、放射線撮像装置300の電源がONになると、初期設定を行い、制御装置310と通信可能となる。
ステップS101で、まず放射線撮像システム10は、制御装置310に被験者306のID、名前、生年月日等の被験者情報を設定し、ステップS102では被験者306の撮影部位、採光野、目標線量指標等の撮影情報を設定する。被検者の情報や撮影情報は、例えば院内LAN315を介して受信した検査オーダを選択することで自動的に設定してもよい。撮影情報は、予め設定された撮影プロトコルを選択することで設定してもよい。その際、被験者306の情報や撮影情報は操作者312が直接入力して設定してもよい。放射線撮像システム10は入力された情報に基づいて、放射線撮像装置300の採光野を設定する。操作者312は、被検者306の情報や撮影部位の情報が制御装置310へ設定された後、被検者306の姿勢及び放射線撮像装置300を固定する。さらに操作者312は制御装置310に、線量、最大照射時間、管電流、管電圧、部位情報、採光野、目標線量指標などを入力する。制御装置310は、入力された放射線の照射条件、部位情報、採光野、目標線量指標などを、放射線撮像装置300及び放射線発生装置324へ送信する。なお、入力は放射線発生装置324へ行い、制御装置310及び放射線撮像装置300へ情報を通知するシステムでもよい。
撮影準備が完了すると、ステップS103で操作者312は放射線照射スイッチ311を押下する。放射線照射スイッチ311が押下されると、放射線源325から被検者306に向かい放射線が照射される。その際、放射線撮像装置300は、放射線発生装置324と通信を行い、放射線照射開始の制御を行う。被検者306に照射された放射線は、被検者306を透過して放射線撮像装置300に入射する。放射線撮像装置300は、到達線量監視機能を使用する設定の場合、採光野に入射した放射線を検出画素101で検出し、信号処理部224で所定の期間に検出した線量(到達線量)の積算値である積算照射量を演算する。撮像装置制御部225は、信号処理部224からの積算照射量情報と操作者312が入力した部位情報や撮影条件等から基準閾値を算出し、放射線発生装置制御部403に設定されるモードに従い、放射線照射停止タイミングを決定する。放射線撮像装置300は、決定された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線撮像装置通信ケーブル307および通信制御装置323、放射線発生装置通信ケーブル327を介して放射線発生装置324に停止を通知する。放射線発生装置324は、通知された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線の照射を停止する。なお、放射線撮像装置300は、放射線を検出した検出結果として、放射線照射の停止を通知しているがこれに限らない。放射線撮像装置300が、検出結果として所定の時間毎の到達線量を送信し、放射線発生装置324が、当該到達線量の積算値を算出する構成であってもよい。放射線照射停止後、放射線撮像装置300は、入射した放射線を可視光に変換した後、光電変換素子で放射線画像信号として検出する。放射線撮像装置300は、光電変換素子を駆動して放射線画像信号を読み出し、AD変換回路でアナログ信号をデジタル信号に変換してデジタル放射線画像データを得る。
得られたデジタル放射線画像データは、ステップS104で放射線撮像装置300から制御装置310へ放射線撮像装置通信ケーブル307および通信制御装置323、放射線発生装置通信ケーブル327を介して転送される。制御装置310は受信したデジタル放射線画像データを画像処理する。制御装置310は、画像処理した放射線画像データに基づく放射線画像を表示装置314に表示する。制御装置310は、画像処理装置および表示制御装置としても機能する。
ステップS105では、採光野を算出領域として決定する。
ステップS106では、制御装置310は受信したデジタル放射線画像データを線量指標生成部502に転送する。線量指標生成部502が受信した放射線画像データから、先に決定された算出領域に対して線量指標値を算出し、ステップS107では偏差指標値を算出する。本実施形態では制御装置310で線量指標、偏差指標の算出を行っているが、放射線撮像装置300で実施してもよいし、別の構成物として設けてもよい。
ステップS108では、線量指標生成部502が算出した線量指標、偏差指標を線量指標表示部503に転送し、例えば、図15のような表示を行う。図15では到達線量監視機能が有効な肺野領域の撮影を行い、図15(b)で示すR1およびR2の両肺領域を採光野として撮影する。図15(a)や(c)のように、それぞれの領域に対して線量指標や偏差指標を表示することで、関心領域として設定した採光野に対する線量が適切であったかを確認することができる。関心領域は到達線量監視機能の採光野に限らず、任意の箇所を設定できてもよいし、撮影後に操作者312が変更できてもよい。表示装置314へ表示するかどうかの設定は、撮影前になされてもよいし、撮影後に操作者312によってなされてもよい。また、到達線量監視機能の設定によって表示設定を変更してもよい。他にも、受信した線量指標、偏差指標が特定の条件を満たした場合に、不図示のアイコンやダイアログのような表示をするように制御してもよい。特定の条件とは例えば、線量指標や偏差指標が予め定めた値よりも大きい場合などがあげられる。
ステップS109では、線量指標生成部502が算出した線量指標と放射線撮像装置300に設定された停止条件(AND、OR,AVG)から、放射線撮像装置300が照射停止信号を送る起因となった領域を特定する。停止条件は撮影画像のヘッダ情報から取得しているが、この限りではない。このとき、AECが動作する前に照射が終了し、撮影部に照射停止信号を送る起因となった領域が存在しない場合は、領域の特定を行わなくても良い。
ステップS110では、目標線量指標に対するステップS109で特定した線量指標の比率を算出し、比率が正常な値の範囲外であった場合にステップS111で報知を行い、ステップS112で照射停止信号を送る起因となった領域を表示する。ステップS109で領域の特定が行われなかった場合は、ステップS110をスキップし、ステップS111で報知を行う。
以上のシステムを構築することで、操作者312はAEC撮影において、AECが正常なタイミングで停止しなかった場合、報知内容および表示された領域を確認することで、即座に環境不備や設定ミスに気付くことができる。
例えば、無線通信環境で想定よりも多くのX線を検出した場合、通信状態の確認を促す旨の報知を行った場合に、無線通信が不安定な環境で実施していることに気づけるようになる。また、想定よりも少ないX線を検出した旨、X線管球が適切にポジショニングされているか確認を促す旨の報知を行った場合に、X線管球のポジショニングと照射停止信号を送る起因となった領域を確認することができる。このことで、X線管球のポジショニングが適切でないことに気づけるようになる。また、AECが動作する前に照射が終了した旨を報知することで、ユーザーが早くに放射線照射スイッチを離してしまったことに気づけるようになる。
なお、各実施形態は、コンピュータや制御コンピュータがプログラム(コンピュータプログラム)を実行することによって実現することもできる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD-ROM等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も実施例として適用することができる。また、上記のプログラムも実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
以上、実施形態に基づいて詳述してきたが、例えば静止画撮影だけでなく動画の撮影にも適応可能であるなど、特定の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明の範疇に含まれる。さらに、上述した実施形態は一実施の形態を示すものにすぎず、上述した実施形態から容易に想像可能な発明も本発明の範疇に含まれる。
本明細書の開示は、以下の放射線撮像システムを含む。
(項目1)
放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
を有する放射線撮像システム。
(項目2)
前記許容範囲設定部は前記目標線量指標値と前記線量指標値との比率に基づいて許容範囲を設定することを特徴とする項目1に記載の放射線撮像システム。
(項目3)
前記制御装置は報知部を更に備え、前記判定部による判定結果が前記線量指標値が前記許容範囲に収まっていない場合、前記報知部は該判定結果を報知することを特徴とする項目1または2に記載の放射線撮像システム。
(項目4)
前記報知部は表示部を備えることを特徴とする項目3に記載の放射線撮像システム。
(項目5)
前記判定部による判定結果が前記線量指標値が前記許容範囲の上限を上回っている場合と下限を下回っている場合とで、前記報知部による報知内容が異なることを特徴とする項目3または4に記載の放射線撮像システム。
(項目6)
前記放射線撮像装置は、前記外部装置への前記放射線の照射の制御に係る信号を有線通信または無線通信によって送信することが可能であり、前記信号が有線通信で送信された場合と無線通信で送信された場合とで前記報知部による報知内容が異なることを特徴とする項目3または4に記載の放射線撮像システム。
(項目7)
前記送信部は前記外部装置への前記放射線の照射の制御に係る信号の送信の有無を前記制御装置に通知可能であり、前記送信部が前記外部装置への前記放射線の照射の制御に係る信号を送信した場合と送信しなかった場合とで前記報知部による報知内容が異なることを特徴とする項目3または4に記載の放射線撮像システム。
(項目8)
放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
を有する放射線撮像システムであって、
前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がANDの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も小さい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする放射線撮像システム。
(項目9)
放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
を有する放射線撮像システムであって、
前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がORの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も大きい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする放射線撮像システム。
(項目10)
放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
を有する放射線撮像システムであって、
前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がAVGの場合には複数の領域の線量指標値の平均値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする放射線撮像システム。
(項目11)
前記許容範囲設定部は前記目標線量指標値と前記線量指標値との比率に基づいて許容範囲を設定することを特徴とする項目8から10のいずれか1項目に記載の放射線撮像システム。
(項目12)
放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部と、判定結果を表示する表示部と、を備える制御装置と、
を有する放射線撮像システムであって、
前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件に基づいて前記複数の領域の内の少なくとも1つの領域を選定して該選定された領域の線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定し、該判定結果が前記許容範囲に収まっていない場合、前記表示部は前記選定された領域の位置がわかるように判定結果を表示することを特徴とする放射線撮像システム。
(項目13)
前記許容範囲設定部は前記目標線量指標値と前記線量指標値との比率に基づいて許容範囲を設定することを特徴とする項目12に記載の放射線撮像システム。
(項目14)
前記表示部は、前記判定結果の前記比率の大きさに応じて該判定結果を表示することを特徴とする項目13に記載の放射線撮像システム。
10 放射線撮像システム
300 放射線撮像装置
303 有線通信部
304 無線通信部
310 制御装置
323 通信制御装置
324 放射線発生装置
325 放射線源

Claims (14)

  1. 放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
    前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
    を有する放射線撮像システム。
  2. 前記許容範囲設定部は前記目標線量指標値と前記線量指標値との比率に基づいて許容範囲を設定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  3. 前記制御装置は報知部を更に備え、前記判定部による判定結果が前記線量指標値が前記許容範囲に収まっていない場合、前記報知部は該判定結果を報知することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像システム。
  4. 前記報知部は表示部を備えることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
  5. 前記判定部による判定結果が前記線量指標値が前記許容範囲の上限を上回っている場合と下限を下回っている場合とで、前記報知部による報知内容が異なることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
  6. 前記放射線撮像装置は、前記外部装置への前記放射線の照射の制御に係る信号を有線通信または無線通信によって送信することが可能であり、前記信号が有線通信で送信された場合と無線通信で送信された場合とで前記報知部による報知内容が異なることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
  7. 前記送信部は前記外部装置への前記放射線の照射の制御に係る信号の送信の有無を前記制御装置に通知可能であり、前記送信部が前記外部装置への前記放射線の照射の制御に係る信号を送信した場合と送信しなかった場合とで前記報知部による報知内容が異なることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
  8. 放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
    前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
    を有する放射線撮像システムであって、
    前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
    前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がANDの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も小さい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする放射線撮像システム。
  9. 放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
    前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
    を有する放射線撮像システムであって、
    前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
    前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がORの場合には複数の領域の内の線量指標値が最も大きい領域の線量指標値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする放射線撮像システム。
  10. 放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
    前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部とを備える制御装置と、
    を有する放射線撮像システムであって、
    前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
    前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件がAVGの場合には複数の領域の線量指標値の平均値が前記許容範囲内に収まっているか否かを判定することを特徴とする放射線撮像システム。
  11. 前記許容範囲設定部は前記目標線量指標値と前記線量指標値との比率に基づいて許容範囲を設定することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮像システム。
  12. 放射線の照射を受けて電荷を生成する変換部と、該変換部で生成された電荷と目標値とに基づき放射線の照射の制御に係る信号を外部装置に送信する送信部とを備える放射線撮像装置と、
    前記目標値に基づく目標線量指標値と、前記放射線撮像装置から電荷に係る情報を取得し該情報に基づく線量指標値と、を生成する線量指標生成部と、前記目標線量指標値の許容範囲を設定する許容範囲設定部と、前記線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定する判定部と、判定結果を表示する表示部と、を備える制御装置と、
    を有する放射線撮像システムであって、
    前記変換部は複数の領域を備え、前記送信部が送信する信号は放射線の照射の停止を指示する信号であり該信号は前記複数の領域毎の電荷と前記目標値と停止条件とに基づいて送信され、
    前記線量指標生成部は前記変換部の複数の領域毎に線量指標を生成し、前記判定部は前記停止条件に基づいて前記複数の領域の内の少なくとも1つの領域を選定して該選定された領域の線量指標値が前記許容範囲に収まっているか否かを判定し、該判定結果が前記許容範囲に収まっていない場合、前記表示部は前記選定された領域の位置がわかるように判定結果を表示することを特徴とする放射線撮像システム。
  13. 前記許容範囲設定部は前記目標線量指標値と前記線量指標値との比率に基づいて許容範囲を設定することを特徴とする請求項12に記載の放射線撮像システム。
  14. 前記表示部は、前記判定結果の前記比率の大きさに応じて該判定結果を表示することを特徴とする請求項13に記載の放射線撮像システム。
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