JP2023161556A - 放射線撮像装置、放射線撮像システム、および制御方法 - Google Patents

放射線撮像装置、放射線撮像システム、および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 省電力状態で放射線撮像装置を動作している際の放射線撮像装置の内部情報を容易に確認可能とする。【解決手段】 放射線撮像装置は、放射線源から照射された放射線を検出して放射線撮影を行う放射線撮像装置であって、放射線撮像装置を制御する制御装置から送信される起動信号を待機している待機状態である場合に、放射線撮像装置の内部情報を制御装置へ送信する。【選択図】 図1

Description

本開示は、放射線撮像装置、放射線撮像システム、および制御方法に関する。
近年、放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる撮像装置として、アモルファスシリコンや単結晶シリコンからなる固体撮像素子を2次元状に配列して構成された平面検出器を用いた放射線撮像装置が広く実用化されている。
このような放射線撮像装置は、放射線の検出量に応じて画素ごとに発生した信号電荷を蓄積し、電荷を読み出してAD変換することで画像を取得することができる。このような放射線撮像装置は,例えば医療画像診断においては,一般撮影のような静止画撮影や,透視撮影のような動画撮影のデジタル撮像装置として用いられている。
更に無線の放射線撮影装置が開発され、取り回しが容易になった。このような放射線撮影装置はバッテリで動作するため、省電力化が求められる。そのため、放射線撮像装置が起動を待っている状態や、撮影プロトコルを待っている状態においては、極力内部の回路を動作させず、省電力状態で動作させる必要がある。
省電力で放射線撮像装置を動作させる間にも、バッテリ残量等の内部状態は変化する可能性があるので、操作者が放射線撮像装置の省電力状態を解除した際に、撮影可能な状態でない可能性がある。そのため、放射線撮像装置の内部状態については随時操作者に通知されることが好ましい。
ここで、特許文献1には、放射線撮像装置に備え付けてられたLEDにて、放射線撮像装置のエラー情報や、バッテリ残量などを表示する方法が開示されている。
特開2017-192504号公報
しかしながら、放射線撮像装置は手術台や、架台の中に設置される場合もあり、その設置の向きによっては放射線撮像装置の内部状態を示す情報を確認することができない可能性がある。また、放射線撮像装置を操作者が直接視認する必要があることから、放射線撮像装置の内部状態を示す情報を確認する作業が、撮影におけるユーザビリティを低下させる可能性があった。
そこで、本開示は、省電力状態で放射線撮像装置を動作している際の放射線撮像装置の内部情報を容易に確認可能とすることを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
本開示の放射線撮像装置の一つは、
放射線源から照射された放射線を検出して放射線撮影を行う放射線撮像装置であって、
前記放射線撮像装置を制御する制御装置から送信される起動信号を待機している待機状態である場合に、前記放射線撮像装置の内部情報を前記制御装置へ送信するように構成される。
本開示における少なくとも一つの実施形態により、省電力で放射線撮像装置を動作している際の放射線撮像装置の内部情報を容易に確認可能とすることができる。
第一の実施形態における放射線撮像システムを示す概略図である。 第一の実施形態における放射線撮像装置の機能ブロック図である 第二の実施形態における放射線撮像装置内の制御部の機能ブロック図である。
(第一の実施形態)
以下に、図面を参照しながら、各実施形態の放射線撮像システムについて説明する。図1は、第一の実施形態に係る放射線撮像システムを示す図である。
図1に示すように、放射線撮像システム10は、放射線照射による放射線撮影を行う放射線室1および、放射線室1の近傍に設置される制御室2に設けられる。
放射線室1は、放射線撮像システム10として、放射線撮像装置300、アクセスポイント320、通信制御装置323、放射線発生装置324、放射線源325を備える。放射線室1は、更に、エントリー装置322、AP通信ケーブル326、放射線発生装置通信ケーブル327、センサ通信ケーブル328を備える。
制御室2は、放射線撮像システム10として、制御装置310、放射線照射スイッチ311、表示装置313、入力装置314、院内LAN315、放射線室通信ケーブル316を備える。
放射線撮像装置300は、バッテリ等で構成される電源制御部301、近距離無線通信部302、登録スイッチ303、無線通信部304、有線通信部306を備える。放射線撮像装置300は、被検者307を透過した放射線を検出して、放射線画像データを生成する。
アクセスポイント320は、無線通信を行うアクセスポイントであり、放射線撮像装置300と制御装置310が通信制御装置323と介して通信するために用いる。また、放射線撮像装置300と通信制御装置323の通信は、センサ通信ケーブル328を用いた有線通信も可能である。本実施形態では、一例として、アクセスポイント320は、無線LANの2.4GHz帯、乃至は5GHz帯、乃至は60GHz帯を使用して通信する。
放射線発生装置324は、放射線源325を制御し被検者307に放射線を照射する。放射線発生装置324は、所定の条件に基づいて放射線を照射するように放射線源325を制御する放射線源制御部3241と、放射線撮像装置300からの照射の開始または停止を示す信号により、放射線を発生させること制御する発生制御部3242とを有する。なお、放射線源制御部3241と、発生制御部3242はそれぞれ別体で構成された装置であってもよい。
AP通信ケーブル326は、アクセスポイント320と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。放射線発生装置通信ケーブル327は、放射線発生装置324と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
制御装置310は、通信制御装置323と、アクセスポイント320、乃至はセンサ通信ケーブル328を介して、放射線発生装置324及び放射線撮像装置300と通信し、放射線撮像システム10を統括制御する。
放射線照射スイッチ311は、操作者312の操作により、放射線照射のタイミングを入力する。入力装置314は、操作者312からの指示の入力を行う装置であり、キーボートやタッチパネル等の種々の入力デバイスが用いられる。表示装置313は、画像処理された放射線画像データやGUIの表示を行う装置であり、ディスプレイなどが用いられる。院内LAN315は、院内の基幹ネットワークである。放射線室通信ケーブル316は、制御装置310と放射線室1内の通信制御装置323及びエントリー装置322を接続するためのケーブルである。
次に、放射線撮像システム10の動作について説明する。
初めに操作者312は、放射線撮像システムへ放射線撮像装置300の登録作業を行う。操作者312により放射線撮像装置300の登録スイッチ303が押下されると、放射線撮像装置300の近距離無線通信部302とエントリー装置322の間で近距離無線通信が開始される。
制御装置310は、エントリー装置322の近距離無線通信を介して、アクセスポイント320の無線接続関連情報を放射線撮像装置300に送信する。無線接続関連情報は、例えば、無線LANであれば、IEEE802.11等の通信方式、物理チャネル、SSID、暗号鍵等を含む。
放射線撮像装置300は受信した無線LAN接続関連情報に従って、無線通信部304を設定する。当該設定により、放射線撮像装置300は、アクセスポイント320と無線通信部304との無線通信の接続を確立する。
なお、これらの無線接続関連情報は、センサ通信ケーブル328及び有線通信部306を介して放射線撮像装置300に送信しても良い。
次に、操作者312は制御装置310に被検者307のID、名前、生年月日等の被検者情報及び被検者307の撮影部位を入力する。撮影部位を入力後、操作者312は被検者307の姿勢及び放射線撮像装置300を固定する。
撮影準備が完了すると、操作者312は放射線照射スイッチ311を押下する。放射線照射スイッチ311が押下されると、放射線源325から被検者307に向かい放射線が照射される。
放射線撮像装置300は、放射線発生装置324と無線通信を行い、放射線照射の開始や終了の制御を行う。被検者307に照射された放射線は、被検者307を透過して放射線撮像装置300に入射する。放射線撮像装置300は、入射した放射線を可視光に変換した後、光電変換素子で放射線画像信号として検出する。
放射線撮像装置300は、光電変換素子を駆動して放射線画像信号を読み出し、AD変換回路でアナログ信号をデジタル信号に変換してデジタル放射線画像データを得る。得られたデジタル放射線画像データは、放射線撮像装置300から制御装置310へ無線通信により転送される。
制御装置310は、受信したデジタル放射線画像データを画像処理する。制御装置310は、画像処理した放射線画像データに基づく放射線画像を表示装置313に表示する。制御装置310は、画像処理装置および表示制御装置として機能する。
図2は、放射線撮像装置300の機能ブロック図である。
図2に示すように、放射線撮像装置300は、放射線検出器100を有する。放射線検出器100は、照射された放射線を検出する機能を備える。放射線検出器100は、複数の行および複数の列を構成するように配列された複数の画素を有する。以下の説明では、放射線検出器100における複数の画素が配置された領域を撮像領域とする。
放射線検出器100は、複数の信号線および複数の駆動線を有する。各信号線は、撮像領域における複数の列のうちの1つに対応する。各駆動線は、撮像領域における複数の行のうちの1つに対応する。
各信号線は、読出し用回路222に接続される。ここで、読出し用回路222は、複数の積分アンプ、マルチプレクサと、アナログデジタル変換器(以下、AD変換器)とを含む。各駆動線は、駆動用回路221によって駆動される。
また、放射線検出器100は、バイアス線を有し、各画素に接続する。バイアス線は、素子用電源回路226からバイアス電圧Vsを受ける。バイアス電圧Vsは、素子用電源回路226から供給される。
電源制御部301は、バッテリ、DCDCコンバータ等で構成される。電源制御部301は、素子用電源回路226を含み、アナログ回路用電源と駆動制御や無線通信等を行うデジタル回路用電源を生成する。
制御部225は、信号処理部224からの情報や制御装置310からの制御コマンドに基づいて、駆動用回路221、および読出し用回路222等を制御する。
次に、放射線撮像装置300の内部状態を制御装置310に送信する動作について説明する。
放射線撮像装置300は撮影動作をしていない状態において、有線通信部306を介して制御装置310に内部情報を送信する。放射線撮像装置300の撮影動作が終了した時点で内部情報の送信を開始しても良いし、最後の撮影動作が終了してから内部情報が変化した時点で送信を開始しても良い。また、操作者312が特定の操作をすることによって送信を開始しても良い。
制御装置310は、放射線撮像装置300から送信された内部情報を表示装置313に表示する。
なお、内部情報とは、個体識別情報、未転送画像数、保存可能な画像数、バッテリ残量、通信環境情報、エラー情報、内部温度、角度情報、及び位置情報、等である。ここでエラー情報とは、各種の内部情報が異常である旨の情報である。例えば、放射線撮像装置300が落下するなどして衝撃が加わったことを放射線撮像装置300が検知した旨の情報であってもよい。衝撃の検知に関しては、例えば、加速度センサ等の公知のセンサを放射線撮像装置300に搭載し、所定の値以上の加速度が放射線撮像装置300に加わったことを検知して行われてもよいし、その他の公知の手段を用いて衝撃の検知を行ってもよい。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300の内部温度が所定の値を超えたことを検知した旨の情報であってもよい。温度の検知に関しては、温度センサ等の公知のセンサを放射線撮像装置300に搭載し、所定の値以上の温度が放射線撮像装置300の内部に発生したことを検知して行われてもよいし、その他の公知の手段を用いて行われてもよい。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300のバッテリ残量が所定の残量に対して不足している旨の情報であってもよい。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300が有するメモリの残量より導出される撮影可能枚数が所定の枚数より不足している旨の情報であってもよい。
また、エラー情報とは、無線通信環境が撮影を行うのに問題がある状態である旨の情報であってもよい。無線通信環境に問題がある状態としては、例えば、無線通信部304および近距離無線通信部302の少なくとも一つにおけるRSSI値が所定の値に満たない場合が挙げられる。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300が有する各種の回路において、所定の値以上の電流および電圧が発生したことを検知した旨の情報であってもよい。電流および電圧の検知に関しては、電流センサや電圧センサといった公知のセンサを用いて行われてもよいし、その他の公知の手段を用いて行われてもよい。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300に所定の値以上の静電気が印加されたことを検知した旨の情報であってもよい。静電気の検知に関しては、表面電位センサのような公知のセンサを用いて行われてもよいし、その他の公知の手段を用いて行われてもよい。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300に所定の値以上の磁気が印加されたことを検知した旨の情報であってもよい。磁気の検知に関しては、磁気センサのような公知のセンサを用いて行われてもよいし、その他の公知の手段を用いて行われてもよい。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300の筐体が破損するなどして、放射線撮像装置300の内部に筐体外からの光が入射していることを検知した旨の情報であってもよい。入射した光の検知に関しては、フォトトランジスタのような公知のセンサを用いて行われてもよいし、その他の公知の手段を用いて行われてもよい。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300の筐体が破損するなどして、放射線撮像装置300の内部に水分が浸入していることを検知した旨の情報であってもよい。水分の浸入の検知に関しては、漏水センサなどの公知のセンサを用いて行われてもよいし、その他の公知の手段を用いて行われてもよい。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300が放射線を照射しない状態で取得した画像に異常がある旨の情報であってもよい。異常の内容としては、例えば、画素値の平均値の変動、ヒストグラム、および面内分布が所定の範囲から外れた場合であってもよい。また、欠損画素の情報、バイアス電圧Vsの所定期間の電圧、自動露出制御機能で放射線照射線量の検出に使用する値に関しての異常であってもよい。
また、エラー情報とは、放射線撮像装置300が有する各種のデバイスに対して、制御部225がアクセスに失敗した旨の情報であってもよい。また、エラー情報とは、カメラ等を用いて放射線撮像装置300の外観を撮影し、撮影画像の分析によって検出した異常の情報であってもよい。
なお、内部情報は無線通信部304を介して制御装置310に送信しても良いし、近距離無線通信部302を介して送信しても良い。通信方式としてIEEE802.11やBluetooth(登録商標)を用いても良いし、他の通信方式を用いても良い。
また、通信方式としてBluetoothを用いる場合、アドバタイズ信号にデータを付与して内部情報を送信しても良い。
さらに、無線通信部304と近距離無線通信部302は同一の電気基板における異なる機能領域であっても良い。
操作者312は表示装置313に表示される内部情報をもとに放射線撮像装置300の使用、乃至は使用方法を決定しても良い。例えば、放射線撮像装置300と制御装置310が無線通信部304を介して接続しており、表示装置313に表示される内部情報でバッテリ残量が少ない場合には、有線通信部306に切り替えて放射線撮像装置300と制御装置310を接続してもよい。
また、制御装置310には複数の放射線撮像装置300が紐づく場合もある。操作者312は表示装置313に表示される複数の放射線撮像装置300の内部情報を比較して、使用する放射線撮像装置300を選択しても良い。例えば、表示装置313に表示される内部情報をクリックすることで制御装置310と接続する放射線撮像装置300を切り替えることができる。
さらに、操作者312が適切な放射線撮像装置300を選択するために、表示装置313に表示される内部情報は所定の時間ごとに定期的に更新しても良いし、放射線撮像装置300が所定の状態であることを検出したタイミングで更新しても良い。
内部情報を更新する放射線撮像装置300の所定の状態としては、例えば、放射線撮像装置300の内部情報において、上記のような各種のエラー情報が検出された場合であってもよい。エラー情報が検出された場合、エラー情報を含む内部情報が放射線撮像装置300から制御装置310に送信され、制御装置310が表示装置313に内部情報を表示させる。このようにすることで、操作者312がエラー情報をはじめとした放射線撮像装置300の状態を確認することができる。
以上のような放射線撮像装置300の内部情報について、表示装置313を通して操作者312に通知することで、操作者312は起動すべき状態の放射線撮像装置300を、起動前に容易に確認することができる。
(第二の実施形態)
次に、第二の実施形態について説明する。
第一の実施形態では近距離無線通信部302、無線通信部304、乃至は有線通信部306を用いて放射線撮像装置300が制御装置310に内部情報を送信し、制御装置310はその情報を表示装置313に表示する例について説明した。
第二の実施形態では、放射線撮像装置300が省電力状態において、制御装置310が起動信号を送信し、放射線撮像装置300を撮影可能状態に遷移させる構成について説明する。以下の説明では、第一の実施形態との差分についてのみ説明する。
図3は、放射線撮像装置300の制御部225を示す機能ブロック図である。図3に示すように、制御部225は、近距離無線通信部302、登録スイッチ303、無線通信部304及び、有線通信部306を備える。制御部225は、更に、第一のCPU401、第二のCPU402、駆動制御部403、画像データ制御部404、充電制御部405、センサ406、メモリ407、を備える。センサ406は、温度センサ、衝撃センサ、角度センサ、等を含む。
本実施形態では、放射線撮像装置300を省電力状態にするため、放射線撮影の制御を行う第一のCPU401はオフにする。第一のCPU401の起動は、制御装置310からの起動信号により行われる。なお、このような起動信号を待機している省電力状態を待機状態と呼称する。第二のCPU402は近距離無線通信部302、無線通信部304、乃至は有線通信部306を制御し、内部情報を制御装置310に送信する。
制御装置310は、放射線撮像装置300に対して起動信号を送信する。第二のCPU402が近距離無線通信部302、無線通信部304、乃至は有線通信部306を介して起動信号を受信すると、電源制御部301に指示を行い、第一のCPU401を起動させる。第一のCPU401が起動することに伴い、放射線撮像装置300は撮影可能状態に遷移する。
起動信号の送信は、内部情報の受信に応じて制御装置310により自動で行われてもよいし、操作者312が判断して入力装置314を通して制御装置310に指示を送る操作により行われても良い。
制御装置により自動で起動信号の送信を行う場合、内部情報に所定の条件を設け、条件を満たさない場合は制御信号の送信を行わないようにしてもよい。また、所定の条件を満たさないことを操作者に通知した上で送信してもよいし、自動での送信から操作者の操作による送信に切り替えてもよい。所定の条件とは、例えば、内部情報にエラー情報が含まれる場合である。具体的には、放射線撮像装置300のバッテリ残量が所定の残量より不足している場合、放射線撮像装置300が有するメモリの残量が不足して撮影可能枚数が所定の枚数より不足している場合、無線通信環境が撮影を行うのに問題がある状態である場合などである。
操作者が手動で起動信号の送信を行う場合、操作者312は表示装置313に表示される複数の放射線撮像装置300の内部情報を比較して、起動信号を送信する放射線撮像装置300を選択しても良い。例えば、表示装置313に表示される内部情報をクリックすることで起動信号を送信する放射線撮像装置を決定できる。
起動信号には、起動させたい放射線撮像装置の個体識別情報を付与しても良い。放射線撮像装置300が起動信号を受信した場合、第二のCPU402は起動信号内の個体識別情報と放射線撮像装置300の個体識別情報を比較し、合致しない場合には第一のCPU401を起動しなくても良い。
また、放射線撮像装置300が起動信号を受信した時点で内部情報が更新されている可能性がある。放射線撮像装置300が保持する最新の内部情報に応じて、所定の条件を設けて第二のCPU402が第一のCPU401を起動させるか否かを決定するようにしても良い。例えば、所定の条件を満たさない場合は、第二のCPU402が第一のCPU401を起動させないようにしてもよい。また、表示装置313を通じて操作者312に内部情報が所定の条件を満たしていないことを通知した上で第二のCPU402が第一のCPU401を起動するようにしてもよい。また、表示装置313を通じて操作者312に内部情報が所定の条件を満たしていないことを通知した上で、起動するか否かを操作者312が判断して入力装置314を用いて制御装置310に指示するようにしてもよい。
所定の条件とは、例えば、内部情報にエラー情報が含まれる場合である。具体的には、放射線撮像装置300のバッテリ残量が所定の残量より不足している場合や、放射線撮像装置300が有するメモリの残量が不足して撮影可能枚数が所定の枚数より不足している場合である。他にも、起動信号の受信までの間に放射線撮像装置300が落下するなどしたことを検知した場合や、無線通信環境が撮影を行うのに問題がある状態である場合には、第二のCPU402は第一のCPU401を起動しなくても良い。
さらに、第一のCPU401と第二のCPU402は、同一のCPU内における異なる機能領域であっても良い。
起動信号の送受信を無線通信にて行う場合、通信方式としてIEEE802.11やBluetoothを用いても良いし、他の通信方式を用いても良い。
なお、通信方式としてBluetoothを用いる場合、Connection Requestを起動信号としても良い。
(第三の実施形態)
次に、第三の実施形態について説明する。
第二の実施形態では放射線撮像装置300が待機状態である場合に、制御装置310が起動信号を送信し、放射線撮像装置300を撮影可能状態に遷移させる例について説明した。一方、第三の実施形態では、制御装置310が送信する起動信号に撮影プロトコル情報を含めることで、放射線撮像装置300が撮影可能状態に遷移するシーケンスを最適化する構成について説明する。以下の説明では、第一の実施形態および第二の実施形態との差分についてのみ説明する。
本実施形態では、制御装置310が送信する起動信号に撮影プロトコル情報を含める。撮影プロトコル情報とは、撮影モード、撮影手技、放射線源325が照射する放射線の管電圧、管電流、及び照射時間、等である。
撮影モードとは、同期撮影、非同期撮影、静止画撮影、動画撮影、フレームレート、ビニング等、放射線撮像装置300の駆動方法に関わる情報である。
また、複数の放射線発生装置および放射線源がある場合には、使用する放射線発生装置および放射線源の識別情報も撮影プロトコル情報に含める。
第一のCPU401および第二のCPU402は、起動信号に含まれる撮影プロトコル情報を判断し、放射線撮像装置300を撮影可能状態に遷移させるシーケンスを決定する。例えば、オフセット補正用の画像データが必要なモードであることが起動信号から判断された場合は、オフセット補正用の画像データを取得してから撮影可能状態に遷移させることができる。
なお、本開示は、以下の構成および方法等を含む。
(構成1)
放射線源から照射された放射線を検出して放射線撮影を行う放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置を制御する制御装置と、を備えた放射線撮像システムの放射線撮像装置において、
前記放射線撮像装置は、前記制御装置から送信される起動信号を待機している待機状態である場合に、前記放射線撮像装置の内部情報を前記制御装置へ送信すること
を特徴とする放射線撮像装置。
(構成2)
放射線源から照射された放射線を検出して放射線撮影を行う放射線撮像装置であって、
前記放射線撮像装置を制御する制御装置から送信される起動信号を待機している待機状態である場合に、前記放射線撮像装置の内部情報を前記制御装置へ送信するように構成されること
を特徴とする放射線撮像装置。
(構成3)
前記内部情報は、個体識別情報、未転送画像数、保存可能な画像数、バッテリ残量、通信環境情報、エラー情報、内部温度、角度情報、位置情報の少なくとも一つであることを特徴とする構成1又は2に記載の放射線撮像装置。
(構成4)
前記放射線撮像装置は、前記内部情報を、所定の時間ごとに前記制御装置に送信することを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
(構成5)
前記放射線撮像装置は、前記内部情報を、前記放射線撮像装置が所定の状態になった場合に前記制御装置に送信することを特徴とする構成1乃至4のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
(構成6)
前記所定の状態は、前記放射線撮像装置に所定の値以上の加速度が加わったことであることを特徴とする構成5に記載の放射線撮像装置。
(構成7)
前記所定の状態は、前記放射線撮像装置の内部温度が所定の値以上の温度となったことであることを特徴とする構成5に記載の放射線撮像装置。
(構成8)
前記放射線撮像装置は、前記放射線撮影における前記放射線撮像装置の制御を行う第1の制御部と、前記第1の制御部とは異なる第2の制御部と、を有し、
前記待機状態は、前記第1の制御部が起動していない状態であること
を特徴とする構成1乃至7のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
(構成9)
前記第2の制御部は、前記待機状態において、前記放射線撮像装置が前記起動信号を受信したことに応じて、前記第1の制御部を起動させることを特徴とする構成8に記載の放射線撮像装置。
(構成10)
前記第2の制御部は、前記内部情報に応じて、前記起動信号により前記第1の制御部を起動させるか否かを決定することを特徴とする構成9に記載の放射線撮像装置。
(構成11)
前記起動信号は、撮影プロトコル情報を有し、
前記放射線撮像装置は、前記撮影プロトコル情報に基づいて前記放射線撮影を可能な状態に遷移するためのシーケンスを決定することを特徴とする構成1乃至10のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
(構成12)
前記撮影プロトコル情報は、撮影モード、撮影手技、前記放射線源から照射される放射線の管電圧および管電流、および照射時間の少なくとも一つであることを特徴とする構成11に記載の放射線撮像装置。
(構成13)
前記放射線撮像装置は、前記制御装置との通信において、IEEE802.11およびBluetoothの少なくともいずれかを用いることを特徴とする構成1乃至12のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
(構成14)
前記放射線撮像装置は、前記制御装置との通信において、前記放射線撮像装置から前記制御装置への前記内部情報の送信と前記放射線撮像装置が前記放射線撮影により撮影した画像データの送信とで無線通信の方式が異なることを特徴とする構成1乃至13のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
(構成15)
構成1乃至14の何れか1項に記載の放射線撮像装置と、
前記制御装置と、
を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
(方法1)
放射線源から照射された放射線を検出して放射線撮影を行う放射線撮像装置の制御方法であって、
前記放射線撮像装置を制御する制御装置から送信される起動信号を待機している待機状態である場合に、前記放射線撮像装置の内部情報を前記制御装置へ送信する、
ことを特徴とする制御方法。
(プログラム)
方法1に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(その他の実施形態)
本開示は、上述の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。
また、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク(例えばCD-ROM、DVD-ROM)、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリ(例えばUSBメモリ)、ROM等、種々の記録媒体を用いることができる。また、上述の機能を実施するプログラムを、ネットワークを介してダウンロードしてコンピュータにより実行するようにしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけに限定するものではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述の機能が実現される場合も含まれる。
10 放射線撮像システム
300 放射線撮像装置
310 制御装置
325 放射線源

Claims (17)

  1. 放射線源から照射された放射線を検出して放射線撮影を行う放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置を制御する制御装置と、を備えた放射線撮像システムの放射線撮像装置において、
    前記放射線撮像装置は、前記制御装置から送信される起動信号を待機している待機状態である場合に、前記放射線撮像装置の内部情報を前記制御装置へ送信すること
    を特徴とする放射線撮像装置。
  2. 放射線源から照射された放射線を検出して放射線撮影を行う放射線撮像装置であって、
    前記放射線撮像装置を制御する制御装置から送信される起動信号を待機している待機状態である場合に、前記放射線撮像装置の内部情報を前記制御装置へ送信するように構成されること
    を特徴とする放射線撮像装置。
  3. 前記内部情報は、個体識別情報、未転送画像数、保存可能な画像数、バッテリ残量、通信環境情報、エラー情報、内部温度、角度情報、位置情報の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記放射線撮像装置は、前記内部情報を、所定の時間ごとに前記制御装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記放射線撮像装置は、前記内部情報を、前記放射線撮像装置が所定の状態になった場合に前記制御装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記所定の状態は、前記放射線撮像装置に所定の値以上の加速度が加わったことであることを特徴とする請求項5に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記所定の状態は、前記放射線撮像装置の内部温度が所定の値以上の温度となったことであることを特徴とする請求項5に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記放射線撮像装置は、前記放射線撮影における前記放射線撮像装置の制御を行う第1の制御部と、前記第1の制御部とは異なる第2の制御部と、を有し、
    前記待機状態は、前記第1の制御部が起動していない状態であること
    を特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記第2の制御部は、前記待機状態において、前記放射線撮像装置が前記起動信号を受信したことに応じて、前記第1の制御部を起動させることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記第2の制御部は、前記内部情報に応じて、前記起動信号により前記第1の制御部を起動させるか否かを決定することを特徴とする請求項9に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記起動信号は、撮影プロトコル情報を有し、
    前記放射線撮像装置は、前記撮影プロトコル情報に基づいて前記放射線撮影を可能な状態に遷移するためのシーケンスを決定することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  12. 前記撮影プロトコル情報は、撮影モード、撮影手技、前記放射線源から照射される放射線の管電圧および管電流、および照射時間の少なくとも一つであることを特徴とする請求項11に記載の放射線撮像装置。
  13. 前記放射線撮像装置は、前記制御装置との通信において、IEEE802.11およびBluetoothの少なくともいずれかを用いることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  14. 前記放射線撮像装置は、前記制御装置との通信において、前記放射線撮像装置から前記制御装置への前記内部情報の送信と前記放射線撮像装置が前記放射線撮影により撮影した画像データの送信とで無線通信の方式が異なることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  15. 請求項1乃至14の何れか1項に記載の放射線撮像装置と、
    前記制御装置と、
    を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
  16. 放射線源から照射された放射線を検出して放射線撮影を行う放射線撮像装置の制御方法であって、
    前記放射線撮像装置を制御する制御装置から送信される起動信号を待機している待機状態である場合に、前記放射線撮像装置の内部情報を前記制御装置へ送信する、
    ことを特徴とする制御方法。
  17. 請求項16に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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