JP2022157799A - 回転ベルカップ塗装機 - Google Patents

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Masaru Terada
誠司 小原
Seiji Obara
浩太郎 永田
Kotaro Nagata
浩司 寺本
Koji Teramoto
敦己 垰森
Atsumi Taomori
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Abstract

【課題】回転ベルカップ塗装機において、塗料粒子径の微細化および均一化を実現する。【解決手段】回転ベルカップ塗装機1は、塗料を吐出するフィードチューブ22と、ベルカップ3と、フィードチューブ22から吐出された塗料を受けるベルハブ5と、を備える。ベルカップ3は、基端側の第1内周面33aと、第1内周面33aに比して先端側に設けられ、該先端側に向かって拡径してなる第2内周面33bと、を有する。中心軸C方向に直交する径方向と、第2内周面33b上での所定位置における該第2内周面33bの接線方向と、がなす傾斜角をθsとし、径方向に沿って見たときの中心軸Cから所定位置までの長さをRとし、cを定数とすると、第2内周面33bは、Rcosθs=c …(A)の関係を満足するように形成される。【選択図】図7

Description

ここに開示する技術は、回転ベルカップ塗装機に関する。
特許文献1には、回転ベルカップ塗装機の一例として、フィードチューブが挿入された回転軸と、回転軸の先端部に装着されたベルカップ(回転霧化頭)と、ベルカップの基端中央に装着されたベルハブ(ハブ部材)と、を備えた回転霧化頭型塗装装置が開示されている。同文献に係るベルハブは、その中央部に円錐状の突起を設けた円板状に形成されており、フィードチューブ側に突起を向けた姿勢とされている。
前記特許文献1に開示されているベルハブは、その外周部に、複数の脚部と、複数の切欠溝と、を有している。各切欠溝は、各脚部と交互に形成されており、ベルカップに設けられた凹溝(ハブ嵌合凹溝)に嵌合したときに、該凹溝との間に複数個の孔状塗料通路を形成する。ベルハブの内底面に吐出された塗料は、それら孔状塗料通路を介してベルカップの内周面に導かれるようになっており、ベルカップの内周面において粒子化された塗料粒が放出されるように構成されている。
特開2002-224593号公報
ところで、ベルカップの内周面を流れる塗料には、該ベルカップの回転に起因した遠心力が作用する。この遠心力のうち、前記内周面の接線方向に沿った力の成分は、該内周面の先端側に向かって塗料が流れるように作用することになる。
しかしながら、例えば前記特許文献1に記載されているようなベルカップを用いた場合、その内周面の接線方向に沿った力の成分が、該内周面の各所で不均一になるという問題があった。この場合、塗料の液膜速度が不均一となり、その膜厚にむらが生じる可能性がある。塗料の膜厚にむらが生じてしまっては、塗料粒子径の微細化および均一化を図る上で望ましくない。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回転ベルカップ塗装機において、塗料粒子径の微細化および均一化を実現することにある。
ここに開示する技術は、遠心霧化した塗料粒を放出する回転ベルカップ塗装機に係る。この回転ベルカップ塗装機は、先端から塗料を吐出する塗料供給管と、前記塗料供給管の先端を取り囲むように設けられ、該塗料供給管の中心軸まわりに回転するベルカップと、前記塗料供給管の先端に対向し、該先端から吐出された塗料を受ける塗料受け部材と、を備え、前記ベルカップは、基端側の第1内周面と、前記第1内周面に比して先端側に設けられ、該先端側に向かって拡径してなる第2内周面と、を有する。
そして、前記中心軸方向に直交する径方向と、前記第2内周面上での所定位置における該第2内周面の接線方向と、がなす傾斜角をθとし、前記径方向に沿って見たときの前記中心軸から前記所定位置までの長さをRとし、cを定数とすると、前記第2内周面は、
Rcosθ=c …(A)
の関係を満足するように形成される。
前記所定位置における塗料に作用する遠心力をFとし、ベルカップの角速度をωとし、遠心力Fが作用する塗料(前記所定位置に存する塗料)の質量をmとすると、遠心力Fの大きさは、下式(1)に示すように、前記長さRを用いて記述することができる。
F=mRw …(1)
一方、遠心力Fのうち、前記第2内周面の接線方向に沿った力の成分をF’とすると、接線成分F’の大きさは、下式(2)に示すように、前記傾斜角θを用いて記述することができる。
F’=Fcosθ …(2)
式(1)を用いて式(2)を整理すると、下式(3)を得る。
F’=Fcosθ
=mRwcosθ …(3)
したがって、上式(A)を満足するように第2内周面を構成すると、下式(4)に示すように、少なくとも角速度ωが一定の場合には、接線成分F’の大きさは一定となる。
F’=mw
=(一定) …(4)
となる。このように、上式(A)を満足するように第2内周面を構成することで、第2内周面の接線に沿って作用する力F’の大きさが、該第2内周面の各所で均一になる。これにより、塗料液膜の速度、ひいては塗料の膜厚を従来よりも均一にすることができる。そのことで、塗料粒子径の微細化および均一化を実現することが可能となる。
ここに開示する別の技術は、遠心霧化した塗料粒を放出する回転ベルカップ塗装機に係る。この回転ベルカップ塗装機は、先端から塗料を吐出する塗料供給管と、前記塗料供給管の先端を取り囲むように設けられ、該塗料供給管の中心軸まわりに回転するベルカップと、前記塗料供給管の先端に対向し、該先端から吐出された塗料を受ける塗料受け部材と、を備え、前記ベルカップは、基端側の第1内周面と、前記第1内周面に比して先端側に設けられ、該先端側に向かって拡径してなる第2内周面と、を有する。
そして、前記中心軸方向に直交する径方向と、前記第2内周面上での所定位置における該第2内周面の接線方向と、がなす傾斜角は、前記中心軸方向に沿って先端側に向かうに従って連続的に増加し、前記傾斜角が増加する際の変化率は、前記先端側に向かって連続的に増加する。
本願発明者らは、上式(A)を満たす場合の表面形状をさらに考察した。その結果、上式(A)を満たす場合、傾斜角θが、中心軸方向に沿って先端側に向かうに従って連続的に増加することと、その傾斜角θが増加する際の変化率は、先端側に向かって連続的に増加することと、を見いだした。
言い換えると、上式(A)を満たす場合、傾斜角θの大きさは、先端側に向かって単調に増加すると同時に、先端側に向かうに従って、より大きく増加することになる。
この構成によれば、第2内周面の接線に沿って作用する力F’の大きさが、該第2内周面の各所で均一になる。これにより、塗料液膜の速度、ひいては塗料の膜厚を従来よりも均一にすることができる。そのことで、塗料粒子径の微細化および均一化を実現することが可能となる。
また、前記傾斜角は、前記ベルカップの先端に至るまで連続的に増加する、としてもよい。
この構成によれば、第2内周面の先端から飛散するまでの期間にわたって接線成分F’の大きさを一定に保つことができる。これにより、塗料粒子径の微細化および均一化に有利になる。
また、前記第1内周面は、前記中心軸方向に沿って延び、前記塗料受け部材は、前記塗料供給管から吐出された塗料を前記ベルカップに放出する端面を有し、前記端面から外方に向かって延ばした延長線は、前記中心軸方向に沿って前記第1内周面を基端側部分と先端側部分とに2分したときの該基端側部分と交差する、としてもよい。
ここで、「中心軸方向に沿って延びる」の語は、中心軸方向に対して若干傾斜して延びる構成も含む。
本願発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、従来のベルハブを用いた場合、塗料受け部材の内面に衝突した塗料の前記回転軸に対する偏心に起因してベルハブ内面での液膜流動が不均一となり、それがベルカップ内面における液膜の波立ちを引き起こしていること、および、脚部等によるベルハブの連結構造に起因して液膜の波立ちが引き起こされることを突き止めた。
それに対し、前記の構成によれば、塗料受け部材の端面から飛翔した塗料は、第1内周面と、第2内周面と、を順番に流れることになる。本願発明者らにより得られた知見によれば、中心軸方向に延びる第1内周面に沿って塗料を流動させることで、前述したような偏芯の影響を低減するとともに、塗料の液膜を均厚化することができる。これにより、塗料の液膜の波立ちを抑制することができる。
さらに、前記の構成によれば、塗料受け部材の端面から飛翔した塗料は、第1内周面における基端側部分に到達することになる。こうすることで、第1内周面に到達した塗料は、先端側部分ばかりでなく、基端側部分も流れるようになる。これにより、第1内周面を流れる際の流動距離をより長くすることができ、塗料液膜の波立ちをより確実に抑制することができる。
このように、前記の構成によれば、塗料液膜の波立ちを抑制し、ひいては、塗料粒子径の微細化および均一化を実現することが可能になる。
また、前記中心軸方向に対して前記第1内周面がなす傾斜角をθcとすると、
0°≦θc≦20°
の関係が満足される、としてもよい。
この構成によれば、前記関係が満足されるように第1内周面を構成することで、塗料液膜の波立ちをより確実に抑制することができるようになる。
以上説明したように、前記の回転ベルカップ塗装機によれば、塗料粒子径の微細化および均一化を実現することができる。
図1は、回転ベルカップ塗装機の先端部を例示する縦断面図である。 図2は、ベルカップの構成を例示する縦断面図である。 図3は、回転ベルカップ塗装機の先端部を例示する横断面図である。 図4は、ベルハブの構成を例示する斜視図である。 図5は、回転ベルカップ塗装機における塗料の流れを例示する図である。 図6は、連結具による流れへの影響を比較して示す説明図である。 図7は、第2内周面の表面形状を拡大して例示する縦断面である。 図8は、第2内周面における塗料の流れを説明するための図である。 図9は、回転ベルカップ塗装機の変形例を示す図1対応図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明は例示である。
(回転ベルカップ塗装機の構成)
図1は、回転ベルカップ塗装機1の先端部を例示する縦断面図であり、図2は、ベルカップ3の構成を例示する縦断面図である。さらに、図3は、回転ベルカップ塗装機1の先端部を例示する横断面図である。さらに、図4は、ベルハブ5の構成を例示する斜視図である。なお、図1は、回転ベルカップ塗装機1の中心軸Cに沿った断面であり、図3は、図1におけるA-A断面に相当する。
なお、以下の記載において、「基端側」とは、中心軸C方向におけるフィードチューブ22側(被塗装物の反対側)を指し、「先端側」とは、同方向におけるフィードチューブ22の反対側(被塗装物側)を指す。また、以下の記載において、「径方向」とは、中心軸Cに直交し、かつ中心軸Cから放射状に延びる方向を指し、「周方向」とは、径方向に直交し、かつ中心軸Cの周囲を循環する方向を指す。
図1等に示される回転ベルカップ塗装機1は、静電塗装用の回転霧化式塗装置であって、遠心霧化した塗料粒を放出するように構成されている。すなわち、回転ベルカップ塗装機1は、高速回転する回転軸21に取り付けられたベルカップ3から塗料を遠心力で飛ばして霧化させるとともに、マイナス電荷を帯びた塗料粒子と、プラスに帯電させた自動車のボディ等の被塗装物との間に作用する引力を利用して塗装を行うものである。
具体的に、回転ベルカップ塗装機1は、筒状のハウジング10と、ハウジング10に挿入されていて先端から塗料を吐出する管状部材2と、管状部材2におけるフィードチューブ22の先端22aを取り囲むように設けられ、該フィードチューブ22の中心軸Cまわりに回転するベルカップ3と、フィードチューブ22の先端22aに対向し、該先端22aから吐出された塗料を受けるベルハブ5と、ベルカップ3にベルハブ5を取り付けるための支持具4と、を備えている。
このうち、ハウジング10は、筒状に形成されている。ハウジング10は、管状部材2と、塗料を帯電させるための高圧電源(不図示)と、を収容している。また、ハウジング10の先端部に設けた開口10aには、ベルカップ3の基端部が挿入されている。図示は省略したが、ハウジング10の先端部からは、塗料粒子を偏向させるためのエアを吐出することができる。
また、管状部材2は、ベルカップ3と一体的に回転する回転軸21と、回転軸21に挿入され、先端から塗料を吐出するフィードチューブ22と、を有している。フィードチューブ22は、本実施形態における「塗料供給管」の例示である。
このうち、回転軸21は、中空のシャフト部材として構成されており、ベルカップ3における基端側の筒状部31に挿入されている。この回転軸21は、外部から動力を受けて中心軸Cまわりに回転するように構成されており、筒状部31を介してベルカップ3と一体的に回転するようになっている。
フィードチューブ22は、塗料を流通させるチューブ状の部材として構成されており、回転軸21に挿入されている。フィードチューブ22の先端22aは、塗料を吐出可能な開口端として構成されており、回転軸21から露出している。本実施形態に係るフィードチューブ22は、中心軸C方向の一側(被塗装物Sの反対側)から他側(被塗装物S側)に向かって塗料を流通させ、先端22aから塗料を吐出するようになっている。この先端22aから吐出された塗料は、ベルハブ5の内底面51に衝突することになる。
ベルカップ3は、図2に示すように略カップ形状をなす。ベルカップ3は、基端側の筒状部31と、先端側のテーパ部32と、を有している。
このうち、筒状部31は、中心軸C方向に沿って延びる短筒状に形成されており、基端側から回転軸21が挿入されると同時に、先端側から支持具4が挿入されている。筒状部31の内周面には、径方向の内側に向かって突出した被当接部31aが設けられている。この被当接部31aは、筒状部31に挿入された支持具4と当接することで、この支持具4を位置決めするように構成されている。
筒状部31の内周面のうち、被当接部31aよりも先端側の第1内周面33aは、遠心力によってベルハブ5から飛散した塗料が流れるように構成されている。この第1内周面33aは、後述の第2内周面33bとともに、塗料を拡散するための塗料拡散面33を構成する。
具体的に、ベルカップ3の第1内周面33aは、中心軸C方向に沿って延びかつ少なくともベルハブ5を取り囲むように構成されている。詳しくは、第1内周面33aは、中心軸C方向に対して若干傾斜しており、先端側に向かって徐々に拡径している。第1内周面33aは、管状部材2の先端(具体的には、フィードチューブ22の先端22a)と、支持具4と、ベルハブ5(具体的には、後述の内周面52および端面53)と、を取り囲む。すなわち、この第1内周面33aは、中心軸Cに対して直交する方向(径方向)に沿って見たときに、フィードチューブ22、支持具4およびベルハブ5の内周面52および端面53とオーバーラップする。
さらに詳しくは、中心軸C方向に対して第1内周面33aがなす傾斜角をθcとすると、好ましくは0°≦θc≦20°、さらに好ましくは0°≦θc≦5°の関係が満足される。
テーパ部32は、先端側に向かってテーパ状に拡径している。テーパ部32の内周面は、第1内周面33aを通過した塗料が流れる第2内周面33bをなす。この第2内周面33bは、第1内周面33aとともに塗料拡散面33を構成する。
具体的に、ベルカップ3の第2内周面33bは、第1内周面33aに比して先端側に設けられ、該先端側に向かって拡径してなる。この第2内周面33bは、前記径方向に沿って見たときに、フィードチューブ22、支持具4およびベルハブ5の内周面52および端面53とオーバーラップしない。第2内周面33bの詳細については、後述する。
また、支持具4は、フィードチューブ22の先端22a側に配置され、かつベルカップ3の内周側に挿入されるようになっている。具体的に、本実施形態に係る支持具4は、中心軸C方向に延びる筒状に形成されており、フィードチューブ22の先端22aが挿し通された状態で、ベルカップ3における筒状部31に挿入されている。すなわち、支持具4の内径は、フィードチューブ22の先端22aよりも大径であり、支持具4の外径は、筒状部31よりも小径である。
さらに、支持具4の外面には、フランジ状に突出した鍔部4aが設けられている。支持具4を筒状部31に挿入して押し込むと、支持具4における鍔部4aが、筒状部31における被当接部31aに当接する。これにより、ベルカップ3、特に筒状部31に対して支持具4が位置決めされる。
ベルハブ5は、ベルカップ3の内周側に設けられており、フィードチューブ22に凹みを向けた姿勢で配置されている。ベルハブ5は、断面凹状である。詳しくは、ベルハブ5は、フィードチューブ22に対向させた内底面51と、フィードチューブ22側に面する端面53と、内底面51から端面53に向かって延びる内周面52と、を有している。ベルハブ5は、本実施形態における「塗料受け部材」の例示である。
具体的に、本実施形態に係るベルハブ5は、フィードチューブ22の先端22aに開口および内底面51を向けてなる有底円筒状に形成されており、円形の内底面51と、略円筒状の内周面52と、ベルハブ5の開口縁に相当する端面53と、を有している。ベルハブ5は、後述の連結具6を介して支持具4に連結されているとともに、この支持具4を介してベルカップ3と一体的に回転する。
このうち、内底面51は、円形の平面として形成されており、中心軸Cに対して面直に、かつ内底面51の中央部(内底面51を円とみなしたときの中心に相当する部位)をフィードチューブ22の先端22aに向い合せるように配置されている。このように配置することで、フィードチューブ22から吐出される塗料が、内底面51の中央部に衝突するようになる。
続いて、内周面52は、略円筒状の曲面として形成されており、内底面51の周縁部から基端側に向かって略垂直に延びている。ここで、内底面51に対して内周面52がなす傾斜角θhは、90度よりも若干、鈍角とされている。すなわち、本実施形態に係る内周面52は、内底面51側から端面53へ向うにつれて、中心軸Cから離れていくように(すなわち径方向の外側に向かって)延びている。また、図1に拡大して示すように、内底面51と内周面52とが交わる角部にはアールが設けられており、内底面51と内周面52とがスムースに接続されている。
ここで、内周面52には、フィードチューブ22と、塗料受け部材としてのベルハブ5を連結するための連結具6が設けられている。図3に示すように、連結具6は、周方向における内周面52の一部の部位に設けられている。具体的に、本実施形態に係る連結具6は、ボルト状の締結部材からなり、中心軸Cまわりの周方向に沿って、複数箇所に等間隔で(図3に示す例では、120度おきの3箇所に)設けられている。各連結具6は、それぞれ、内周面52に対して実質的に直交する方向に延びている。
内周面52は、連結具6によって支持具4に連結された状態にあっては、図1に例示するように、支持具4の外周面(特に、鍔部4aよりも先端側の外周面)に対して、間隔を空けて向い合うようになっている。こうすることで、ベルハブ5の内周面52と、支持具4の外周面との隙間に塗料を流通させることができるようになる。
また、端面53は、塗料受け部材としてのベルハブ5がベルカップ3とともに中心軸Cまわりに回転したときに、フィードチューブ22から吐出された塗料をベルカップ3に向けて放出する。
ここで、本実施形態に係る端面53は、ベルカップ3の第2内周面33bではなく、その第1内周面33aに向けて塗料を放出するべく、該端面53から外方(径方向の外方)に向かって延ばした延長線Leと、第1内周面33aと、が交差するように構成されている。具体的に、ベルハブ5の端面53から外方に向かって延ばした延長線Leは、図2に示すように、中心軸C方向に沿って第1内周面33aを基端側部分33Rと先端側部分33Tとに2分したときの基端側部分33Rと交差する。
詳細には、ベルハブ5の端面53は、略環状の平面として形成されている。この端面53は、ベルハブ5の内周面52における基端側の端部から、中心軸Cに面直な平面に沿って延びる。この端面53は、連結具6によって支持具4に連結された状態にあっては、図1に例示するように、支持具4の鍔部4aに対し、間隔を空けて向かい合うようになっている。こうすることで、ベルハブ5の端面53と、支持具4の鍔部4aと、の間に塗料を流通させることができる。
本実施形態に係るベルハブ5は、径方向においてはベルカップ3の内周側に配置されているとともに、中心軸C方向においてはテーパ部32よりも基端側の筒状部31まで挿入されている。すなわち、ベルハブ5の内周面52および端面53は、中心軸C方向に対して直交する方向に沿って見たときに、第1内周面33aとオーバーラップするようになっている。
また、ベルハブ5における端面53側の外周部54は、径方向の外側に向うにつれて先細となるように形成されている。具体的に、本実施形態における端面53側の外周部54とは、ベルハブ5における、基端側かつ開口部周辺の外周部を指す。この外周部54は、図4に示すように、周方向の全周にわたって先細となっている。外周部54の先端は、90°未満の鋭角となる。
(回転ベルカップ塗装機の動作)
図5は、回転ベルカップ塗装機1における塗料の流れを例示する図である。図6は、連結具6による流れへの影響を比較して示す説明図である。
塗料受け部材としてのベルハブ5は、ベルカップ3とともに中心軸Cまわりに回転することにより、フィードチューブ22からベルハブ5の内底面51に向かって吐出された塗料が、ベルハブ5の内周面52および端面53を介してベルカップ3の内周面(塗料拡散面33)へ至るように構成されている。
以下、前述の如き構成について、具体的に説明する。まず、回転軸21が中心軸Cまわりに回転すると、該回転軸21と一体的にベルカップ3が回転する。ベルカップ3の回転に伴って、支持具4、ひいてはベルハブ5も一体的に回転することになる。
回転しているベルハブ5に向けて塗料を吐出すると、吐出された塗料は、図5の矢印A1に示すように、ベルハブ5における内底面51の中央部に到達する。内底面51の中央部に到達した塗料は、ベルハブ5の回転に起因した遠心力に従って拡散流をなし、矢印A2に示すように、内底面51に沿って径方向外側に流動する。
内底面51に沿って流動する塗料は、この内底面51を通過して内周面52に到達する。内周面52に到達した塗料は、略中心軸C方向に沿って流れる並行流をなし、矢印A3に示すように、内周面52に沿って基端側に流動する。
内周面52に沿って流動する塗料は、連結具6によって流動を妨げられつつ、内周面52を通過して端面53に到達する。端面53に到達した塗料は、再び拡散流をなし、矢印A4に示すように、端面53に沿って径方向外側に流動する。
端面53に沿って流動する塗料は、先細とされた外周部54から飛散して、塗料拡散面33における第1内周面33a、特に、第1内周面33aの基端側部分33Rに到達する。その基端側部分33Rに到達した塗料は、矢印A5,A6に示すように、中心軸C方向における先端側に向かって、第1内周面33a(具体的には、第1内周面33aの基端側部分33Rおよび先端側部分33T)と、第2内周面33bと、を順番に通過する。塗料拡散面33における第2内周面33bの先端で塗料が糸状になり、糸状になった塗料が微粒子化されて放出される。
ここで、本実施形態に係る第2内周面33bは、その表面形状に工夫を凝らしたものとされており、該第2内周面33bを流れる塗料の粒子径の微細化および均一化に資するように構成されている。
以下、ベルカップ3における第2内周面33bの表面形状について、詳細に説明する。
(第2内周面の詳細)
図7は、第2内周面33bの表面形状を拡大して例示する縦断面であり、図8は、第2内周面33bにおける塗料の流れを説明するための図である。
図7に示すように、径方向に沿って見たときの中心軸Cから所定位置までの長さをRとし、ベルカップ3の角速度をωとし、その所定位置に存する塗料の質量をmとすると、その塗料に作用する遠心力Fの大きさは、下式(1)に示すように、長さRを用いて記述することができる。
F=mRw …(1)
周知のように、角速度ωが一定の場合、遠心力Fの大きさは一定となる。
ここで、本願発明者らは、遠心力Fのうち、第2内周面33bの接線に沿った力の成分(以下、「接線成分」ともいう)に着目した。中心軸C方向に直交する径方向と、第2内周面33b上での所定位置における該第2内周面33bの接線方向と、がなす傾斜角をθとすると、遠心力Fの接線成分F’の大きさは、下式(2)に示すように、傾斜角θを用いて記述することができる。
F’=Fcosθ …(2)
式(1)を用いて式(2)を整理すると、下式(3)を得る。
F’=Fcosθ
=mRwcosθ …(3)
本願発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、上式(3)が一定になるような、第2内周面33bの表面形状を想到するに至った。具体的に、cを定数とすると、本実施形態に係る第2内周面33bは、
Rcosθ=c …(A)
の関係を満足するように形成される。
上式(A)を満足するように第2内周面33bを形成すると、下式(4)に示すように、少なくとも角速度ωが一定の場合には、接線成分F’の大きさは一定となる。
F’=mw
=(一定) …(4)
となる。このように、上式(A)を満足するように第2内周面33bを構成することで、第2内周面33bの接線に沿って作用する力F’の大きさが、該第2内周面33bの各所で均一になる。
また、式(A)を満たす場合の第2内周面33bの表面形状は、傾斜角θの増減を用いて記述することができる。
具体的に、上式(A)を満たす場合、傾斜角θは、中心軸C方向に沿って先端側に向かうに従って連続的に増加する。そして、傾斜角θが増加する際の変化率は、先端側に向かって連続的に増加する。
本願発明者らは、上式(A)を満たす場合の表面形状をさらに考察した。その結果、上式(A)を満たす場合、傾斜角θが、中心軸方向に沿って先端側に向かうに従って連続的に増加することと、その傾斜角θが増加する際の変化率は、先端側に向かって連続的に増加することと、を見いだした。
言い換えると、上式(A)を満たす場合、傾斜角θの大きさは、先端側に向かって単調に増加すると同時に、先端側に向かうに従って、より大きく増加することになる。
例えば、長さRが相対的に小さい場合(中心軸C方向において基端側に塗料が位置する場合)、傾斜角θは緩慢に増加する。一方、長さRが相対的に小さい場合(中心軸C方向において先端側に塗料が位置する場合)、傾斜角θは急峻することになる。
また、傾斜角θは、ベルカップ3の先端に至るまで連続的に増加する。すなわち、式(A)で表される表面形状は、ベルカップ3の先端(第2内周面33b)の先端に至るまでの全域に形成されている。
例えば図8の左図に示すように、従来知られた第2内周面333bを用いた場合、接線成分F’の大きさは一定にならず、その第2内周面333bを流れながら増加したり、減少したりするようになっていた。対して、図8の右図に示すように、本実施形態に係る第2内周面33bを用いた場合、接線成分F’の大きさを可能な限り一定に保つことができる。
(塗料粒子径の微細化および均一化について)
以上説明したように、本実施形態によれば、上式(A)を満足するように第2内周面33bを構成することで、第2内周面33bの接線に沿って作用する力F’の大きさが、該第2内周面33bの各所で均一になる。これにより、塗料液膜の速度、ひいては塗料の膜厚を従来よりも均一にすることができる。そのことで、塗料粒子径の微細化および均一化を実現することが可能となる。
また、図7に示すように、第2内周面33bの先端に至るまで上式(A)を満足させることで、第2内周面33bの先端から飛散するまでの期間にわたって、接線成分F’の大きさを一定に保つことができる。これにより、塗料粒子径の微細化および均一化に有利になる。
また、本願発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、塗料受け部材としてのベルハブ5の内面に沿って流れる塗料のうち、その内面に近接した界面側の流速と、ベルハブ5の内面から離間した表層側の流速とが相違した結果、ベルカップ3の内面に沿って流れる塗料の液膜の厚みにムラが生じることを突き止めた。
それに対し、本実施形態によれば、ベルハブ5の端面53から飛翔した塗料は、図5の矢印A5に示すように、第1内周面33aと、第2内周面33bと、を順番に流れることになる。本願発明者らにより得られた知見によれば、中心軸C方向に延びる第1内周面33aに沿って塗料を流動させることで、界面側の流速と表層側の流速との差異を低減し、塗料の液膜を均厚化することができる。これにより、塗料の液膜の波立ちを抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、ベルハブ5の端面53から飛翔した塗料は、第1内周面33aにおける基端側部分33Rに到達することになる。こうすることで、第1内周面33aに到達した塗料は、先端側部分33Tばかりでなく、基端側部分33Rも流れるようになる。これにより、第1内周面33aを流れる際の流動距離をより長くすることができ、塗料液膜の波立ちをより確実に抑制することができる。
このように、前記の構成によれば、塗料液膜の波立ちを抑制し、ひいては、塗料粒子径の微細化および均一化を実現することが可能になる。
また、図2に例示したように、中心軸C方向に対する第1内周面33aの傾斜角をθcとしたときに、0°≦θc≦20°の関係を満足するように第1内周面33aを構成することで、塗料液膜の波立ちをより確実に抑制することができるようになる。
また、図5に例示したように、ベルハブ5の内底面51に吐出された塗料は、その端面53を介してベルカップ3へ至る前に、一旦、その内周面52に沿って流れることになる(図5の矢印A3を参照)。本願発明者らにより得られた知見によれば、断面凹状に形成された部材の内周面に沿って塗料を流動させることで、回転軸21に対する偏芯の影響を低減し、塗料の液膜を均厚化することができる。これにより、衝突した塗料の中心軸Cに対する偏芯による流動の阻害等に起因した塗料液膜の波立ちを抑制することができる。
また、ベルハブ5からベルカップ3へ乗り移る前に、塗料の波立ちを予め抑制しておくことで、ベルハブ5からベルカップ3へ乗り移る際の衝突の影響を考慮しても、塗料液膜の厚みを可能な限り均一に保つことができる。そのことで、塗料粒子径の微細化および均一化を実現することが可能になる。
また、図5を用いて説明したように、ベルハブ5の内底面51に沿って流れる塗料は、ベルハブ5の回転に起因した遠心力によって拡散流となる。一方、ベルハブ5の内周面52に沿って流れる塗料は、中心軸Cと略平行に流れることから、いわゆる並行流となる。本願発明者らにより得られた知見によれば、並行流は、拡散流と比較して、障害物から受ける影響が小さい。すなわち、図6に示すように、拡散流の場合は、障害物としての連結具6に衝突した塗料の流れは、連結具6周辺の流れが拡散していることから、相対的に合流し難くなる。一方、並行流の場合は、連結具6に衝突した塗料の流れは、連結具6周辺の流れが略平行となっていることから、拡散流の場合に比して、相対的に合流し易くなる。
よって、図1、図3等に例示したように、ベルハブ5の内底面51ではなく内周面52に連結具6を設けることで、障害物としての連結具6による流動への影響を抑制し、ひいては、塗料粒子径の微細化および均一化を実現する上で有利になる。
また、図5を用いて説明したように、ベルハブ5の端面53からベルカップ3へ乗り移った塗料は、ベルカップ3の内周面のうち、先端側の第2内周面33bに加えて、基端側の第1内周面33aも流れることになる。この第1内周面33aは、ベルハブ5の内周面52と同様の機能を発揮する。その結果、塗料粒子径の微細化および均一化を実現する上で一層有利になる。
また、図5を用いて説明したように、ベルハブ5からベルカップ3へと乗り移ろうとする塗料は、ベルハブ5における端面53側の外周部54からベルカップ3に飛翔するところ、図4に示すように、その外周部54を先細とすることで、先細とされた部分の先端から塗料が飛翔するようになる。
仮に、外周部54を、丸みを帯びた形状とした場合、表面張力によって外周部54に付着した塗料が、丸みを帯びた各所から飛翔することになる。この場合、塗料の流動距離が不均一となるため、塗料粒子径の微細化および均一化を実現する上で不利になる。
一方、本実施形態によれば、図5に示したように、外周部54における特定の部位(先細とされた部分の先端)から塗料が飛翔するようになる。そのことで、塗料の流動距離を略一定に保ち、ひいては、塗料粒子径の微細化および均一化を実現する上で有利になる。
また、図1に示すように、ベルハブ5の内周面52は、ベルハブ5の内底面51側から端面53へ向うにつれて、中心軸Cから離れるように延びている。これによれば、内周面52上の塗料を、ベルハブ5の回転に起因した遠心力によって内底面51側から端面53側へ流動させることができる。そのことで、例えば、内底面51と内周面52とが交わる角部付近に塗料が残存しないようにすることができ、ひいては、回転ベルカップ塗装機1の使い勝手を向上させることができる。このことは、特に、複数種の塗料を交換しながら塗装をするときに有効である。
(回転ベルカップ塗装機の変形例)
図9は、回転ベルカップ塗装機の従来例を示す図1対応図である。
前記実施形態では、塗料粒子径の微細化および均一化を実現するために、断面凹状のベルハブ5を用いた構成について説明したが、本開示は、その構成に限定されない。
例えば、変形例に係る回転ベルカップ塗装機101のように、前記実施形態と同様に構成された第1内周面133aおよび第2内周面133bを備えてなるベルカップ103と、従来例と同様に、中央部を隆起させた断面形状を有するベルハブ305と、を組み合わせた構成としてもよい(図9を参照)。
1 回転ベルカップ塗装機
2 管状部材
21 回転軸
22 フィードチューブ(塗料供給管)
3 ベルカップ
33 塗料拡散面
33a 第1内周面
33b 第2内周面
33R 第1内周面の基端側部分
33T 第1内周面の先端側部分
4 支持具
5 ベルハブ(塗料受け部材)
51 内底面
52 内周面
53 端面
54 外周部
6 連結具
C 中心軸

Claims (5)

  1. 遠心霧化した塗料粒を放出する回転ベルカップ塗装機であって、
    先端から塗料を吐出する塗料供給管と、
    前記塗料供給管の先端を取り囲むように設けられ、該塗料供給管の中心軸まわりに回転するベルカップと、
    前記塗料供給管の先端に対向し、該先端から吐出された塗料を受ける塗料受け部材と、を備え、
    前記ベルカップは、
    基端側の第1内周面と、
    前記第1内周面に比して先端側に設けられ、該先端側に向かって拡径してなる第2内周面と、を有し、
    前記中心軸方向に直交する径方向と、前記第2内周面上での所定位置における該第2内周面の接線方向と、がなす傾斜角をθとし、前記径方向に沿って見たときの前記中心軸から前記所定位置までの長さをRとし、cを定数とすると、前記第2内周面は、
    Rcosθ=c …(A)
    の関係を満足するように形成される
    ことを特徴とする回転ベルカップ塗装機。
  2. 遠心霧化した塗料粒を放出する回転ベルカップ塗装機であって、
    先端から塗料を吐出する塗料供給管と、
    前記塗料供給管の先端を取り囲むように設けられ、該塗料供給管の中心軸まわりに回転するベルカップと、
    前記塗料供給管の先端に対向し、該先端から吐出された塗料を受ける塗料受け部材と、を備え、
    前記ベルカップは、
    基端側の第1内周面と、
    前記第1内周面に比して先端側に設けられ、該先端側に向かって拡径してなる第2内周面と、を有し、
    前記中心軸方向に直交する径方向と、前記第2内周面上での所定位置における該第2内周面の接線方向と、がなす傾斜角は、前記中心軸方向に沿って先端側に向かうに従って連続的に増加し、
    前記傾斜角が増加する際の変化率は、前記先端側に向かって連続的に増加する
    ことを特徴とする回転ベルカップ塗装機。
  3. 請求項1又は2に記載された回転ベルカップ塗装機において、
    前記傾斜角は、前記ベルカップの先端に至るまで連続的に増加する
    ことを特徴とする回転ベルカップ塗装機。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載された回転ベルカップ塗装機において、
    前記第1内周面は、前記中心軸方向に沿って延び、
    前記塗料受け部材は、前記塗料供給管から吐出された塗料を前記ベルカップに放出する端面を有し、
    前記端面から外方に向かって延ばした延長線は、前記中心軸方向に沿って前記第1内周面を基端側部分と先端側部分とに2分したときの該基端側部分と交差する
    ことを特徴とする回転ベルカップ塗装機。
  5. 請求項4に記載された回転ベルカップ塗装機において、
    前記中心軸方向に対して前記第1内周面がなす傾斜角をθcとすると、
    0°≦θc≦20°
    の関係が満足される
    ことを特徴とする回転ベルカップ塗装機。
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