JP2022156844A - 吊りボルト取付金物 - Google Patents

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サライデン 武佐
Musa Salaiden
学 中川
Manabu Nakagawa
貴久 森
Takahisa Mori
冬樹 有馬
Fuyuki Arima
俊治 細川
Toshiharu Hosokawa
幸則 北村
Yukinori Kitamura
洋介 本田
Yosuke Honda
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Abstract

【課題】剛性に優れた、ダブル溝形鋼の吊受材用の吊りボルト取付金物を提供する。【解決手段】右側C型鋼110と左側C型鋼120のウェブ113・123の対向面同士が互いに対向するように構成される吊受材100に吊りボルト10を取り付けるための取付金物200であって、吊りボルト10と連結される連結部220と、右側C型鋼110及び左側C型鋼120の両方に固定される固定部(リップ固定部210及びフランジ固定部240)と、を具備するものとする。【選択図】図3

Description

本発明は、吊りボルトを取り付ける吊りボルト取付金物の技術に関する。
従来、吊りボルトを取り付ける吊りボルト取付金物の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、建物の躯体の一部を構成するC型鋼(吊受材)に、天井面材等を吊り下げるための吊りボルトが吊り下げられた天井構造が記載されている。この天井構造においては、C型鋼に吊りボルト取付金物が固定され、吊りボルト取付金物に吊りボルトが固定されることで、吊りボルトがC型鋼に吊り下げられている。
ここで、吊りボルトには地震時等において比較的大きな力が加わるため、剛性に優れた吊りボルト取付金物が望まれている。また、吊受材は、2つのC型鋼のウェブ面同士を接合して構成されたダブル溝形鋼によって構成されるものもある。このようなダブル溝形鋼の吊受材用のボルト取付金物についても同様に、剛性に優れた吊りボルト取付金物が望まれている。
特開2020-70553号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、剛性に優れた、ダブル溝形鋼の吊受材用の吊りボルト取付金物を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、第一のC型鋼と第二のC型鋼のウェブ面同士が互いに対向するように構成される吊受材に吊りボルトを取り付けるための吊りボルト取付金物であって、前記吊りボルトと連結される連結部と、前記第一のC型鋼及び前記第二のC型鋼の両方に固定される固定部と、を具備するものである。
請求項2においては、前記固定部は、前記第一のC型鋼のリップに固定されるリップ固定部と、前記第二のC型鋼の下側フランジに固定されるフランジ固定部と、を具備するものである。
請求項3においては、前記フランジ固定部は、前記第一のC型鋼の下側フランジにも固定されるものである。
請求項4においては、前記連結部は、前記フランジ固定部の前記第一のC型鋼に対する固定箇所までの水平方向の距離が、前記フランジ固定部の前記第二のC型鋼に対する固定箇所までの水平方向の距離よりも短くなる位置に設けられ、前記フランジ固定部は、前記第一のC型鋼に対する固定箇所の数が前記第二のC型鋼に対する固定箇所の数よりも多くなるように形成されるものである。
請求項5においては、前記リップ固定部は、前記第一のC型鋼の上側リップ及び下側リップの両方に固定されるものである。
請求項6においては、前記連結部は、前記第一のC型鋼の下側リップまでの上下方向の距離が、前記第一のC型鋼の上側リップまでの上下方向の距離よりも短くなる位置に設けられ、前記リップ固定部は、前記第一のC型鋼の下側リップに対する固定箇所の数が前記第一のC型鋼の上側リップに対する固定箇所の数よりも多くなるように形成されるものである。
請求項7においては、前記連結部は、前記フランジ固定部と一体的に形成されるとともに前記第一のC型鋼の下側フランジに対して上下方向に間隔をあけて設けられるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、剛性に優れた吊りボルト取付金物とすることができる。
請求項2においては、剛性をより向上させることができる。
請求項3においては、剛性をより向上させることができる。
請求項4においては、吊りボルトに加わる力による変形を抑制することができる。
請求項5においては、吊受材の変形を抑制することができる。
請求項6においては、吊りボルトに加わる力による変形を抑制することができる。
請求項7においては、吊りボルトが吊受材と干渉するのを防止するとともに、剛性を向上させることができる。
本発明の第一実施形態に係る取付金物を有する天井構造を示した概略斜視図。 図1のA部を示した拡大右側面図。 吊受材に取付金物が固定された状態を示した正面図。 (a)取付金物を示した右側面図。(b)取付金物を示した底面図。 別例の吊受材に取付金物が固定された状態を示した正面図。 吊受材に第二実施形態に係る取付金物が固定された状態を示した正面図。 (a)第二実施形態に係る取付金物を示した右側面図。(b)第二実施形態に係る取付金物を示した底面図。 吊受材に第二実施形態の別例に係る取付金物が固定された状態を示した正面図。 図8の別例を示した正面図。
以下の説明においては、図中に示した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義する。
以下では、図1及び図2を用いて、一実施形態に係る天井構造1について説明する。
図1に示す天井構造1は、鉄骨造の建物における天井の構造である。なお、図1においては、便宜上、建物における天井の構造全体のうち一部が示されている。以下では、図1に示された天井構造1、すなわち天井の構造全体のうち一部について説明するものとする。天井構造1は、吊りボルト10、ハンガー20、野縁受け30、野縁40、天井面材50、ブレース60、第一補強金具70、第二補強金具80、吊受材100及び取付金物200を具備する。
吊りボルト10は、建物の躯体から吊り下げられるものである。より詳細には、吊りボルト10は、躯体の一部を構成する吊受材100に取り付けられている。吊受材100及び当該吊受材100に対する吊りボルト10の取付構造の詳細については後述する。吊りボルト10は、複数設けられる。図1においては、3本の吊りボルト10が示されている。
ハンガー20は、後述する野縁受け30を支持するものである。ハンガー20は、各吊りボルト10の下端部に取り付けられる。
野縁受け30は、後述する野縁40を支持するものである。野縁受け30は、長尺状に形成され、長手方向を左右方向に向けて配置される。野縁受け30は、ハンガー20に支持される。こうして、野縁受け30は、ハンガー20及び吊りボルト10を介して吊受材100から吊設される。野縁受け30は、複数設けられる。図1においては、3本の野縁受け30が示されている。
野縁40は、後述する天井面材50を支持するものである。野縁40は、長尺状に形成され、長手方向を前後方向に向けて配置される。野縁40は、クリップ部材41を用いて野縁受け30に支持される。野縁40は、複数設けられる。図1においては、3本の野縁40が示されている。
天井面材50は、天井面を構成するものである。天井面材50は、例えば板状の石膏ボードにより形成される。天井面材50は、板面を上下方向に向けて配置される。天井面材50は、野縁40の下側面にビス等を用いて固定される。
ブレース60は、建物の躯体と野縁受け30との間に架設されるものである。より詳細には、ブレース60は、建物の躯体と、前後方向に延びて3本の野縁受け30の上面に固定されるブレース補強材62との間に架設される。ブレース60は、長尺状に形成され、長手方向を鉛直方向に対して傾斜した姿勢で配置される。ブレース60の上端部には金具が固定され、ナットNによって吊りボルト10に固定されたブレース取付具61に当該金具が固定されることにより、ブレース60の上端部が吊りボルト10に固定される(図2参照)。ブレース60の下端部は、ビス等によりブレース補強材62に固定される。ブレース60は、長手方向断面視で略C字状に形成される。本実施形態において、ブレース60は、右側が開放し、左側が閉鎖面となるように配置される。図1においては、前後に並設される一対のブレース60が示されている。
一対のブレース60は、前後方向に対称形状に形成される。より詳細には、一対のブレース60のうち、前側に配置されるブレース60(以下では「前側ブレース60F」と称する場合がある)は、上側が前方に位置し、下側が後方に位置するように配置される。また、一対のブレース60のうち、後側に配置されるブレース60(以下では「後側ブレース60B」と称する場合がある)は、上側が後方に位置し、下側が前方に位置するように配置される。前側ブレース60F及び後側ブレース60Bは、側面視で吊りボルト10を中心として前後に対称な形状に形成される。前側ブレース60F及び後側ブレース60Bは、それぞれ下端部側へ行くに従って互いに近接するように配置される。
第一補強金具70は、前側ブレース60F及び後側ブレース60Bそれぞれに固定されるものである。第一補強金具70は、板面を左右方向に、長手方向を前後方向に向けた側面視矩形板状に形成される。
第二補強金具80は、野縁40と天井面材50とにそれぞれ固定されるものである。第二補強金具80は、正面視略L字状に形成される。第二補強金具80の側面は、第一補強金具70に固定されるとともに、ビス等により野縁40に固定される。また、第二補強金具80の底面は、ビス等により天井面材50に固定される。
以下では、図1及び図3を用いて、吊受材100の構成について詳細に説明する。
吊受材100は、建物の躯体の一部を構成するものである。吊受材100には、後述する取付金物200が取り付けられる。吊受材100は、左右方向に並ぶように複数設けられるが、図1においては1本の吊受材100のみを示している。吊受材100は、右側C型鋼110、左側C型鋼120及び接合部130を具備する。
右側C型鋼110は、吊受材100の右半部を構成するものである。右側C型鋼110は、長尺状に形成され、長手方向を前後方向に向けて配置される(図1参照)。右側C型鋼110は、開放側を右方に向けた正面視略C型状に形成される(図3参照)。右側C型鋼110は、上側フランジ111、下側フランジ112、ウェブ113、上側リップ114及び下側リップ115を具備する。
図3に示す上側フランジ111は、右側C型鋼110の上部を構成するものである。上側フランジ111は、板面を上下方向に向けた平面視略矩形板状に形成される。
下側フランジ112は、右側C型鋼110の下部を構成するものである。下側フランジ112は、板面を上下方向に向けた平面視略矩形板状に形成される。下側フランジ112は、上側フランジ111と対向するように、当該上側フランジ111の下方に設けられる。
ウェブ113は、右側C型鋼110の左部を構成するものである。ウェブ113は、上側フランジ111の左端と下側フランジ112の左端とを接続するように形成される。ウェブ113は、板面を左右方向に向けた側面視略矩形板状に形成される。
上側リップ114は、右側C型鋼110の右上部を構成するものである。上側リップ114は、上側フランジ111の右端から下方に延びるように形成される。
下側リップ115は、右側C型鋼110の右下部を構成するものである。下側リップ115は、下側フランジ112の右端から上方に延びるように形成される。下側リップ115は、その右面が上側リップ114の右面と面一となるように形成される。下側リップ115は、上側リップ114と上下方向に間隔があくように形成される。
このような構成を有する右側C型鋼110は、上側フランジ111、下側フランジ112、ウェブ113、上側リップ114及び下側リップ115が一体的に形成され、開放側を右方に向けた正面視略C型状に形成される。
左側C型鋼120は、吊受材100の左半部を構成するものである。左側C型鋼120は、右側C型鋼110と左右対称に形成される。具体的には、左側C型鋼120は、上側フランジ121、下側フランジ122、ウェブ123、上側リップ124及び下側リップ125を具備し、上側フランジ121、下側フランジ122、ウェブ123、上側リップ124及び下側リップ125はそれぞれ、右側C型鋼110の上側フランジ111、下側フランジ112、ウェブ113、上側リップ114及び下側リップ115と左右対称に形成される。
接合部130は、右側C型鋼110と左側C型鋼120とを接合するものである。接合部130は、右側C型鋼110のウェブ113の左面と左側C型鋼120のウェブ123の右面とを接合可能な適宜の形状(例えば、円形あるいは角形)に形成される。
このように、吊受材100は、右側C型鋼110及び左側C型鋼120のウェブ113・123同士が接合されることにより形成される。
以下では、図3及び図4を用いて、取付金物200の構成について詳細に説明する。
取付金物200は、吊受材100に吊りボルト10を取り付けるためのものである。取付金物200は、一枚の板材が適宜折り曲げられることにより形成される。取付金物200は、リップ固定部210、連結部220、立上がり部230及びフランジ固定部240を具備する。
リップ固定部210は、右側C型鋼110の上側リップ114及び下側リップ115に固定される部分である。リップ固定部210は、板面を左右方向に向け、長手方向を上下方向に向けた側面視略矩形状に形成される。リップ固定部210の左面は、上側リップ114及び下側リップ115の右面と当接するように設けられる。リップ固定部210の上端は、上側フランジ111の上面と略面一となるように形成される。リップ固定部210の下端は、下側フランジ112の下面よりも下方に位置するように形成される。
リップ固定部210には、第一リップ固定孔211、第二リップ固定孔212、第三リップ固定孔213及び第四リップ固定孔214が形成される。
図3及び図4(a)に示す第一リップ固定孔211は、リップ固定部210の上部の左右中央に形成される。第一リップ固定孔211は、側面視において上側リップ114と重複する位置に形成される。第一リップ固定孔211は、リップ固定部210を左右方向に貫通するように形成される。
第二リップ固定孔212は、第一リップ固定孔211よりも下方に形成される。第二リップ固定孔212は、上側リップ114の下端よりも下方、かつ、下側リップ115の上端よりも上方に形成される。第二リップ固定孔212は、リップ固定部210の前後中央に形成される。第二リップ固定孔212は、リップ固定部210を左右方向に貫通するように形成される。
第三リップ固定孔213は、第二リップ固定孔212よりも下方、かつ、リップ固定部210の左右中央よりもやや前側に形成される。第三リップ固定孔213は、側面視において下側リップ115と重複する位置に形成される。第三リップ固定孔213は、リップ固定部210を左右方向に貫通するように形成される。
第四リップ固定孔214は、第三リップ固定孔213と前後方向に並ぶように、リップ固定部210の前後中央よりもやや後側に形成される。第四リップ固定孔214は、側面視において下側リップ115と重複する位置に形成される。第四リップ固定孔214は、リップ固定部210を左右方向に貫通するように形成される。
このように構成されたリップ固定部210は、その左面が右側C型鋼110の上側リップ114及び下側リップ115それぞれの右面に当接した状態で、第一リップ固定孔211、第三リップ固定孔213及び第四リップ固定孔214にビスが挿通される。そして、当該ビスが上側リップ114及び下側リップ115に締結されることで、リップ固定部210が上側リップ114及び下側リップ115に固定される。なお、第二リップ固定孔212は、本実施形態においてはリップ固定部210の固定に用いられていないが、後述する別例においてリップ固定部210の固定に用いられる。
連結部220は、吊りボルト10と連結される部分である。連結部220は、リップ固定部210の下端から左方に延びるように形成される。連結部220は、下側フランジ112の下面に対して上下方向に間隔をおいて形成される。連結部220は、その左端が下側フランジ112の略左右中央の下方まで延びるように形成される。
連結部220には、バーリング221が形成される。
バーリング221は、吊りボルト10が固定される部分である。バーリング221は、連結部220の平面視略中央に形成される。バーリング221は、軸線を上下方向に向けた円筒状に形成される。バーリング221は、連結部220の上面から上方に突出するように形成される。
バーリング221の内周面には、吊りボルト10の上端が挿通される。これにより、吊りボルト10が連結部220に連結される。
なお、図1等においては、2つのC型鋼によって構成される吊受材100を示しているが、その他の箇所では、部分的に吊受材が1つのC型鋼で構成される場合もある。これに対応するために、バーリング221は、吊受材100の左右中央ではなく、吊受材100の左右中央より右側に設けられている。これにより、吊受材100における吊りボルト10の左右方向の取付位置を、1つのC型鋼で構成された吊受材における吊りボルト10の左右方向の取付位置に合わせることができる。
立上がり部230は、連結部220の左端から上方に立ち上がる部分である。立上がり部230の上端は、下側フランジ112の下面に当接する部分まで延びるように形成される。
フランジ固定部240は、右側C型鋼110の下側フランジ112及び左側C型鋼120の下側フランジ122に固定される部分である。フランジ固定部240は、立上がり部230の上端から左方に延びるように形成される。フランジ固定部240は、その左端が下側フランジ122の左右中途部(左右中央よりもやや左方)まで延びるように形成される。フランジ固定部240は、長手方向を左右方向に向け、板面を上下方向に向けた底面視略矩形状に形成される。フランジ固定部240の上面は、下側フランジ112及び下側フランジ122の下面と当接するように設けられる。
フランジ固定部240には、第一フランジ固定孔241、第二フランジ固定孔242及び第三フランジ固定孔243が形成される。
図3及び図4(b)に示す第一フランジ固定孔241は、フランジ固定部240の左部の前後中央に形成される。第一フランジ固定孔241は、底面視において左側C型鋼120の下側フランジ122と重複する位置に形成される。第一フランジ固定孔241は、フランジ固定部240を上下方向に貫通するように形成される。
第二フランジ固定孔242は、第一フランジ固定孔241よりも右方、かつ、フランジ固定部240の前後中央よりもやや前側に形成される。第二フランジ固定孔242は、底面視において右側C型鋼110の下側フランジ112と重複する位置に形成される。第二フランジ固定孔242は、フランジ固定部240を上下方向に貫通するように形成される。
第三フランジ固定孔243は、第二フランジ固定孔242と前後方向に並ぶように、フランジ固定部240の前後中央よりもやや後側に形成される。第三フランジ固定孔243は、底面視において右側C型鋼110の下側フランジ112と重複する位置に形成される。第三フランジ固定孔243は、フランジ固定部240を上下方向に貫通するように形成される。
このように構成されたフランジ固定部240は、その上面が右側C型鋼110の下側フランジ112及び左側C型鋼120の下側フランジ122それぞれの下面に当接した状態で、第一フランジ固定孔241、第二フランジ固定孔242及び第三フランジ固定孔243にビスが挿通される。そして、当該ビスが右側C型鋼110の下側フランジ112及び左側C型鋼120の下側フランジ122に締結されることで、フランジ固定部240が当該下側フランジ112・122に固定される。
このようにして、取付金物200が、連結部220に吊りボルト10が連結された状態で吊受材100に固定されることにより、吊りボルト10を建物の躯体の一部を構成する吊受材100に吊り下げることができる。
以上のように、取付金物200は、右側C型鋼110及び左側C型鋼120の両方に固定されているので、剛性を向上させることができる。具体的には、取付金物200は、吊受材100の側面(右側C型鋼110の上側リップ114及び下側リップ115)だけでなく、吊受材100の底面(右側C型鋼110の下側フランジ112及び左側C型鋼120の下側フランジ122)にも固定されている。このように、取付金物200は、連結部220の左右両側で固定されているので、片持ち支持されることがなく、剛性を高めることができる。よって、吊りボルト10が連結される連結部220に比較的大きな力が加わっても、変形を抑制することができる。また、取付金物200の耐力と剛性を向上させることができ、ひいては耐力と剛性の高い耐震天井を実現することができる。また、取付金物200が右側C型鋼110及び左側C型鋼120の両方に固定されることで、右側C型鋼110と左側C型鋼120との一体化がより高まり、ひいては吊受材100の耐力の向上を図ることができる。
また、リップ固定部210は、上側リップ114及び下側リップ115の両方に固定されているので、上側リップ114及び下側リップ115の変形を抑制することができる。具体的には、上側リップ114と下側リップ115との間の間隔が広がったり狭まったりするような変形を抑制することができる。
また、フランジ固定部240は、左側C型鋼120の下側フランジ122だけでなく、右側C型鋼110の下側フランジ112にも固定されているので、取付金物200の回転やねじれを防止することができる。
また、リップ固定部210は、上側リップ114に対しては1箇所(第一リップ固定孔211)で固定されているのに対して、下側リップ115に対しては2箇所(第三リップ固定孔213、第四リップ固定孔214)で固定されている。また、フランジ固定部240は、左側C型鋼120の下側フランジ122に対しては1箇所(第一フランジ固定孔241)で固定されているのに対して、右側C型鋼110の下側フランジ112に対しては2箇所(第二フランジ固定孔242、第三フランジ固定孔243)で固定されている。このように、上下方向又は水平方向の距離が連結部220(のバーリング221)に近い位置においては、連結部220に遠い位置よりも固定箇所の数を多くしているので、吊りボルト10が連結される連結部220に比較的大きな力が加わっても、変形を抑制することができる。
また、取付金物200において、連結部220とフランジ固定部240には立上がり部230が形成されている。これにより、連結部220の上面と下側フランジ112との間に隙間を設けることができるので、バーリング221に挿通した吊りボルト10が下側フランジ112と干渉するのを防止することができる。また、吊りボルト10は、連結部220の上下からナットNによって当該連結部220に締結されるようにしてもよい。この場合、立上がり部230の上下方向の寸法は、ナットNによる締結の施工性を確保できる寸法に設定される。
また、取付金物200は、図3に示すように正面視略L字状に形成されているので、吊受材100に対して右下方から、吊受材100の側面(右側C型鋼110の上側リップ114及び下側リップ115)及び底面(右側C型鋼110の下側フランジ112及び左側C型鋼120の下側フランジ122)に押し当てることができる。このため、吊受材100に対する取付金物200の位置決めを容易に行うことができ、ひいては取付金物200の固定を容易とすることができる。
また、取付金物200が取り付けられる吊受材100のサイズは、図3に示すものに限定されない。例えば、図5に示すように、吊受材100の高さが図3よりも低い場合であっても、第二リップ固定孔212を用いて、リップ固定部210を上側リップ114に固定することができる。
以上の如く、本実施形態に係る取付金物200(吊りボルト取付金物)は、右側C型鋼110(第一のC型鋼)と左側C型鋼120(第二のC型鋼)のウェブ113・123の対向面(ウェブ面)同士が互いに対向するように構成される吊受材100に吊りボルト10を取り付けるための取付金物200であって、
前記吊りボルト10と連結される連結部220と、
前記右側C型鋼110及び前記左側C型鋼120の両方に固定される固定部(リップ固定部210及びフランジ固定部240)と、
を具備するものである。
このように構成されることにより、剛性に優れた取付金物200とすることができる。
また、前記固定部は、
前記右側C型鋼110のリップ(上側リップ114及び下側リップ115)に固定されるリップ固定部210と、
前記左側C型鋼120の下側フランジ122に固定されるフランジ固定部240と、
を具備するものである。
このように構成されることにより、剛性をより向上させることができる。
また、前記フランジ固定部240は、
前記右側C型鋼110の下側フランジ112にも固定されるものである。
このように構成されることにより、剛性をより向上させることができる。
また、前記連結部220(のバーリング221)は、
前記フランジ固定部240の前記右側C型鋼110に対する固定箇所(第二フランジ固定孔242、第三フランジ固定孔243)までの水平方向の距離が、前記フランジ固定部240の前記左側C型鋼120に対する固定箇所(第一フランジ固定孔241)までの水平方向の距離よりも短くなる位置に設けられ、
前記フランジ固定部240は、
前記右側C型鋼110に対する固定箇所(第二フランジ固定孔242、第三フランジ固定孔243)の数が前記左側C型鋼120に対する固定箇所(第一フランジ固定孔241)の数よりも多くなるように形成されるものである。
このように構成されることにより、吊りボルト10に加わる力による変形を抑制することができる。
また、前記リップ固定部210は、
前記右側C型鋼110の上側リップ114及び下側リップ115の両方に固定されるものである。
このように構成されることにより、吊受材100の変形を抑制することができる。
また、前記連結部(のバーリング221)は、
前記右側C型鋼110の下側リップ115までの上下方向の距離が、前記右側C型鋼110の上側リップ114までの上下方向の距離よりも短くなる位置に設けられ、
前記リップ固定部210は、
前記右側C型鋼110の下側リップ115に対する固定箇所(第三リップ固定孔213、第四リップ固定孔214)の数が前記右側C型鋼110の上側リップ114に対する固定箇所(第一リップ固定孔211)の数よりも多くなるように形成されるものである。
このように構成されることにより、吊りボルト10に加わる力による変形を抑制することができる。
前記連結部220は、
前記フランジ固定部240と一体的に形成されるとともに前記右側C型鋼110の下側フランジ112に対して上下方向に間隔をあけて設けられるものである。
このように構成されることにより、吊りボルト10が吊受材100と干渉するのを防止するとともに、剛性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、取付金物200は、右側C型鋼110のリップ(上側リップ114及び下側リップ115)に固定されるものとしたが、右側C型鋼110に対する固定の場所はこれに限定されるものではなく、任意の場所に固定することができる。同様に、取付金物200は、左側C型鋼120の下側フランジ122に固定されるものとしたが、左側C型鋼120に対する固定の場所はこれに限定されるものではなく、任意の場所に固定することができる。
また、本実施形態においては、フランジ固定部240は、右側C型鋼110の下側フランジ112及び左側C型鋼120の下側フランジ122の両方に固定されるものとしたが、左側C型鋼120の下側フランジ122にのみ固定されるものであってもよい。
また、本実施形態においては、接合部130によって右側C型鋼110と左側C型鋼120とを一体化(ユニット化)するものとしたが、一体化の方法はこれに限定されるものではなく、例えば、右側C型鋼110のウェブ113と左側C型鋼120のウェブ123とを綴り合わせ材やビスで固定することで、右側C型鋼110と左側C型鋼120とを一体化するようにしてもよい。また、右側C型鋼110の上側フランジ111(又は下側フランジ112)と左側C型鋼120の上側フランジ121(又は下側フランジ122)とを金物等によって複数箇所固定することで、右側C型鋼110と左側C型鋼120とを一体化するようにしてもよい。
また、吊受材100は、上述した接合部130等の接合手段を必ずしも必要とするものではなく、取付金物200が右側C型鋼110及び左側C型鋼120それぞれに固定されることで、右側C型鋼110と左側C型鋼120とが一体化されるものであってもよい。
次に、図6及び図7を用いて、第二実施形態に係る取付金物300について説明する。
第二実施形態に係る取付金物300が、第一実施形態に係る取付金物200と異なる主な点は、リップ固定部210に代えてリップ固定部310を具備する点と、さらに側面部350及びフック部360を具備する点である。よって以下では、第二実施形態に係る取付金物300のうち第一実施形態に係る取付金物200と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。また、取付金物300は弾性を有する材料によって形成されることが望ましい。
リップ固定部310は、右側C型鋼110の下側リップ115に固定される部分である。リップ固定部310は、板面を左右方向に向けた側面視略矩形状に形成される。リップ固定部310の左面は、下側リップ115の右面と当接するように設けられる。リップ固定部310の上端は、下側リップ115の上端よりも上方、かつ、上側リップ114の下端よりも下方に位置するように形成される。リップ固定部310の下端は、下側フランジ112の下面よりも下方に位置するように形成される。
リップ固定部310には、第五リップ固定孔311、第六リップ固定孔312、第七リップ固定孔313及び引掛け部314が形成される。
図6及び図7(a)に示す第五リップ固定孔311は、リップ固定部310の上下略中央、かつ、リップ固定部310の前後中央よりもやや前側に形成される。第五リップ固定孔311は、側面視において下側リップ115と重複する位置に形成される。第五リップ固定孔311は、リップ固定部310を左右方向に貫通するように形成される。
第六リップ固定孔312は、第五リップ固定孔311と前後方向に並ぶように、リップ固定部310の前後略中央に形成される。第六リップ固定孔312は、側面視において下側リップ115と重複する位置に形成される。第六リップ固定孔312は、リップ固定部310を左右方向に貫通するように形成される。
第七リップ固定孔313は、第六リップ固定孔312と前後方向に並ぶように、リップ固定部310の前後中央よりもやや後側に形成される。第七リップ固定孔313は、側面視において下側リップ115と重複する位置に形成される。第七リップ固定孔313は、リップ固定部310を左右方向に貫通するように形成される。
引掛け部314は、右側C型鋼110の下側リップ115に引掛けられる部分である。引掛け部314は、第五リップ固定孔311、第六リップ固定孔312及び第七リップ固定孔313よりも上方に、前後に一対設けられる。引掛け部314は、リップ固定部310の左面から左方に突出するように形成される。
フランジ固定部340は、その左端が左側C型鋼120の下側リップ125よりも左方まで延伸する点と、第二フランジ固定孔242及び第三フランジ固定孔243を備えていない点を除いて、第一実施形態に係るフランジ固定部240と同様である。
側面部350は、フランジ固定部340の左端から上方に立ち上がる部分である。側面部350は、その右面が左側C型鋼120の下側リップ125の左面に当接するように形成される。側面部350は、その上端が下側リップ125の上端近傍まで延びるように形成される。
フック部360は、左側C型鋼120の下側リップ125に引掛けられる部分である。フック部360は、正面視逆U字状に形成される。フック部360は、側面部350の上端から取付金物300の左右方向内側に延び、下側リップ125の上端を覆うように形成される。
このように形成された取付金物300を吊受材100に固定する際には、まずフック部360を下側リップ125に係合させる。次に、フック部360の係合部分を中心として取付金物300を正面視反時計回りに回動させ、引掛け部314を下側リップ115に引っ掛ける。これにより、取付金物300を吊受材100に仮固定することができる。そして、取付金物300を仮固定した状態で第一フランジ固定孔241及び第五リップ固定孔311にビスを挿通して下側フランジ122及び下側リップ125に締結することで、取付金物300を吊受材100に固定することができる。このように、取付金物300は、吊受材100に仮固定した状態でビスの締結作業を行うことができるので、吊受材100に対する取付金物300の取付作業を容易とすることができる。
以上、本発明の第二実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば図8に示すように、取付金物300は、左側C型鋼120の下側フランジ122に固定されず、側面部350が左側C型鋼120の下側リップ125に固定されるようにしてもよい。具体的には、取付金物300は、連結部220が下側リップ125の近傍まで延伸することで、下側フランジ112・122と当接しないように形成されていてもよい。また、取付金物300は、側面部350に第八リップ固定孔351が形成され、ビスが第八リップ固定孔351に挿通されて当該ビスが下側リップ125に締結されることで、側面部350が当該下側リップ125に固定されるように形成されていてもよい。
また、図9に示すように、バーリング221は、吊りボルト10の吊り下げ位置を調整できるように、連結部220に複数設けられるようにしてもよい。
10 吊りボルト
100 吊受材
110 右側C型鋼
112 下側フランジ
113 ウェブ
114 上側リップ
115 下側リップ
120 左側C型鋼
122 下側フランジ
123 ウェブ
200 取付金物
210 リップ固定部
220 連結部
240 フランジ固定部

Claims (7)

  1. 第一のC型鋼と第二のC型鋼のウェブ面同士が互いに対向するように構成される吊受材に吊りボルトを取り付けるための吊りボルト取付金物であって、
    前記吊りボルトと連結される連結部と、
    前記第一のC型鋼及び前記第二のC型鋼の両方に固定される固定部と、
    を具備する、
    吊りボルト取付金物。
  2. 前記固定部は、
    前記第一のC型鋼のリップに固定されるリップ固定部と、
    前記第二のC型鋼の下側フランジに固定されるフランジ固定部と、
    を具備する、
    請求項1に記載の吊りボルト取付金物。
  3. 前記フランジ固定部は、
    前記第一のC型鋼の下側フランジにも固定される、
    請求項2に記載の吊りボルト取付金物。
  4. 前記連結部は、
    前記フランジ固定部の前記第一のC型鋼に対する固定箇所までの水平方向の距離が、前記フランジ固定部の前記第二のC型鋼に対する固定箇所までの水平方向の距離よりも短くなる位置に設けられ、
    前記フランジ固定部は、
    前記第一のC型鋼に対する固定箇所の数が前記第二のC型鋼に対する固定箇所の数よりも多くなるように形成される、
    請求項3に記載の吊りボルト取付金物。
  5. 前記リップ固定部は、
    前記第一のC型鋼の上側リップ及び下側リップの両方に固定される、
    請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の吊りボルト取付金物。
  6. 前記連結部は、
    前記第一のC型鋼の下側リップまでの上下方向の距離が、前記第一のC型鋼の上側リップまでの上下方向の距離よりも短くなる位置に設けられ、
    前記リップ固定部は、
    前記第一のC型鋼の下側リップに対する固定箇所の数が前記第一のC型鋼の上側リップに対する固定箇所の数よりも多くなるように形成される、
    請求項5に記載の吊りボルト取付金物。
  7. 前記連結部は、
    前記フランジ固定部と一体的に形成されるとともに前記第一のC型鋼の下側フランジに対して上下方向に間隔をあけて設けられる、
    請求項2から請求項6までのいずれか一項に記載の吊りボルト取付金物。
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