JP2022156212A - 含フッ素共重合体、コーティング剤および物品 - Google Patents

含フッ素共重合体、コーティング剤および物品 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた撥水性および撥油性を付与するとともに、優れた滑落性を付与する技術を提供する。【解決手段】Rf-E-R-O-Xで表される(メタ)アクリレート化合物(A)と環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)と、を含む構成モノマーを重合して得られた含フッ素共重合体。ここで、Rfはパーフルオロポリエーテル基であり、Eはエステル結合、アミド結合、およびウレタン結合からなる群より選ばれるいずれか1つの連結基を含み、Rはアルキレン基であり、Oは酸素原子であり、Xはアクリロイル基又はメタクリロイル基である。【選択図】なし

Description

本発明は、含フッ素共重合体、コーティング剤および物品に関する。
従来、繊維製品や皮革製品などの表面に撥水性および撥油性を付与することができる含フッ素共重合体を含有するコーティング剤が知られている。
例えば、特許文献1には、(i)炭素数が6以下のパーフルオロアルキル基を有するモノマーと、(ii)シクロヘキシル(メタ)アクリレート、およびイソボルニル(メタ)アクリレートの少なくとも一方と、の重合体を含有するコーティング剤が記載されている。
特開2011-99077号公報
特許文献1に記載のコーティング剤では、コーティング剤を塗布した部分に付着した液滴を滑落させにくいという課題があった。このため、優れた滑落性を有するコーティング剤の開発が望まれていた。本明細書において、滑落性とは、基材表面に付着した水等の液滴が、基材表面の傾きで移動しやすいかどうかの性質を示し、基材表面の傾きによって液滴が移動しやすいほど、滑落性に優れると表現する。
下記一般式(1)で表される(メタ)アクリレート化合物(A)と、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)と、を構成モノマーとして含有する、含フッ素共重合体であって、
式中、Rfはパーフルオロポリエーテル基であり、Eはエステル結合、アミド結合、およびウレタン結合からなる群より選ばれるいずれか1つの連結基を含み、Rはアルキレン基であり、Oは酸素原子であり、Xはアクリロイル基又はメタクリロイル基である。
Rf-E-R-O-X (1)
本発明によれば、塗布等を行った対象物の表面に優れた撥水性および撥油性を付与するとともに、優れた滑落性を付与することができる。
[含フッ素共重合体]
本実施形態に係る含フッ素共重合体は、下記一般式(1)で表される(メタ)アクリレート化合物(A)と、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)と、を含む構成モノマーを重合して得られた共重合体を含有する。
Rf-E-R-O-X (1)
(式中、Rfはパーフルオロポリエーテル基であり、Eはエステル結合、アミド結合、およびウレタン結合からなる群より選ばれるいずれか1つの連結基を含み、Rはアルキレン基であり、Oは酸素原子であり、Xはアクリロイル基又はメタクリロイル基である。)
また、本実施形態の含フッ素共重合体は、滑落性をより向上させる観点から、前記(メタ)アクリレート化合物(A)と、前記(メタ)アクリレート化合物(B)に加え、炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)を構成モノマーとして含むことが好ましい。
本実施形態の含フッ素共重合体を構成する構成モノマーは、発明の目的に反しない範囲で、上記成分(A)、(B)、および(C)以外のモノマーを含んでいてもよい。同様に、本実施形態のコーティング剤は、発明の目的に反しない範囲で、上述の含フッ素共重合体以外の化合物を含んでいてもよい。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリレート」は、アクリレート又はメタクリレートを意味する。また、本明細書において「構成モノマー」は、含フッ素共重合体を構成するモノマーを意味する。
本実施形態の含フッ素共重合体によれば、優れた撥水性および撥油性を付与するとともに、優れた滑落性を付与することができる。以下、本実施形態の含フッ素共重合体に関する構成モノマーについて説明する。
<(メタ)アクリレート化合物(A)>
(メタ)アクリレート化合物(A)は、下記一般式(1)で表される。
Rf-E-R-O-X (1)
式(1)中、Rfはパーフルオロポリエーテル基であり、Eはエステル結合(-OC(=O)-)、アミド結合、およびウレタン結合(-NHC(=O)O-)からなる群より選ばれるいずれか1つの連結基を含み、Rはアルキレン基であり、Oは酸素原子であり、Xはアクリロイル基又はメタクリロイル基である。本明細書において、パーフルオロポリエーテル基は、例えば少なくともフルオロアルキル基とエーテル結合とフルオロアルキレン基とを備える。
式(1)中、Eは、溶解性に優れる観点から、エステル結合であることが好ましい。また、Rfは、撥水性、撥油性および滑落性の観点から、CFCFCFO(CF(CF)CFO)CF(CF)であって、平均繰り返し単位数nは0以上の数であることが好ましく、nは1以上がより好ましく、nは3以上がさらに好ましい。また、前記nは、溶解性の観点から、35以下が好ましく、30以下がより好ましく、25以下がさらに好ましく、20以下が更に好ましく、15以下がさらに好ましく、10以下がさらに好ましく、8以下がさらに好ましく、6以下がさらに好ましい。また、式(1)中、Rは、溶解性に優れる観点から、炭素原子数1~6のアルキレン基であることが好ましく、炭素原子数1~3のアルキレン基であることがより好ましく、Cであることがさらに好ましい。また、式(1)中、Xは、溶解性に優れる観点から、メタクリロイル基であることが好ましい。
(メタ)アクリレート化合物(A)としては、例えば、側鎖型パーフルオロポリエーテル(メタ)アクリレート化合物と、直鎖型パーフルオロポリエーテル(メタ)アクリレート化合物等が挙げられる。以下、「パーフルオロポリエーテル」を「PFPE」とも称する。(メタ)アクリレート化合物(A)としては、耐熱性に優れる観点から、側鎖型PFPE(メタ)アクリレート化合物であることが好ましい。
側鎖型PFPE(メタ)アクリレート化合物としては、例えば、下記一般式(2)~(5)で表される化合物が挙げられる。下記一般式(2)~(5)の式中の平均繰り返し単位数nは、0以上の数であり、溶解性の観点から、35以下が好ましく、30以下がより好ましく、25以下がさらに好ましく、20以下がさらに好ましく、15以下がさらに好ましく、10以下がさらに好ましく、8以下がさらに好ましく、6以下がさらに好ましい。下記一般式(5)の式中の平均繰り返し単位数mは、0以上の数であり、溶解性の観点から、20以下が好ましく、15以下がより好ましく、10以下がさらに好ましく、8以下がさらに好ましく、5以下がさらに好ましく、3以下がさらに好ましい。また、下記一般式(2)~(5)では、いずれもメタクリロイル基を有する化合物を列挙しているが、これらはメタクリロイル基の代わりにアクリロイル基を有する化合物であってもよい。
Figure 2022156212000001
Figure 2022156212000002
Figure 2022156212000003
Figure 2022156212000004
直鎖型PFPE(メタ)アクリレート化合物としては、例えば、下記一般式(6)~(9)で表される化合物が挙げられる。下記一般式(6)~(9)の式中の平均繰り返し単位数nは、0以上の数であり、溶解性の観点から、30以下が好ましく、25以下がより好ましく、20以下がさらに好ましく、特に、15以下が好ましく、10以下がより好ましく、8以下がさらに好ましい。下記一般式(9)の式中の平均繰り返し単位数mは、0以上の数であり、溶解性の観点から、20以下が好ましく、15以下がより好ましく、10以下がさらに好ましく、8以下がさらに好ましく、5以下がさらに好ましく、3以下がさらに好ましい。また、下記一般式(6)~(9)では、いずれもメタクリロイル基を有する化合物を列挙しているが、これらはメタクリロイル基の代わりにアクリロイル基を有する化合物であってもよい。
Figure 2022156212000005
Figure 2022156212000006
Figure 2022156212000007
Figure 2022156212000008
<環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)>
本実施形態における環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)としては、例えば、ベンジル基を有する(メタ)アクリレート化合物、フェノキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物などが挙げられる。環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)としては、撥水性、撥油性および滑落性に優れるため、ベンジル基を有する(メタ)アクリレート化合物が好ましい。
本実施形態における環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)として、より具体的には、例えば、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)としては、撥水性、撥油性および滑落性に優れるため、ベンジル(メタ)アクリレートが好ましく、特にベンジルメタクリレートが好ましい。
<炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)>
本実施形態における炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)としては、例えば、脂環式飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物または非環式飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物があり、脂環式飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物としては、イソボルニル基を有する(メタ)アクリレート化合物、イソノルボルニル基を有する(メタ)アクリレート化合物、ジシクロペンタニル基を有する(メタ)アクリレート化合物、ジシクロペンテニル基を有する(メタ)アクリレート化合物、アダマンチル基を有する(メタ)アクリレート化合物等が挙げられ、非環式飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物としては、ステアリル基を有する(メタ)アクリレート等が挙げられる。炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)としては、滑落性、溶解性に優れるため、脂環式飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレートが好ましく、特にイソボルニル基を有する(メタ)アクリレート化合物であることが好ましい。
炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)として、より具体的には、例えば、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、t-ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、1-アダマンチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。中でも、滑落性および溶解性に優れるため、炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)としては、脂環式飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレートが好ましく、イソボルニル(メタ)アクリレート、1-アダマンチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレートが好ましく、特にイソボルニル(メタ)アクリレートが好ましい。
本実施形態では、(メタ)アクリレート化合物(A)と、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)と、炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)との合計量が、構成モノマー全体の90質量%以上であることが好ましい。滑落性に優れる観点から、当該合計量が、構成モノマー全体の92質量%以上が好ましく、95質量%以上がより好ましい。なお、当該合計量は、構成モノマーの合計量の100質量%以下である。
また、(メタ)アクリレート化合物(A)の量は、撥水性、撥油性および滑落性の観点から、構成モノマー全体の10質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、30質量%以上がさらに好ましく、35質量%以上が特に好ましい。一方、(メタ)アクリレート化合物(A)の量は、外観(液の透明性)の観点から、構成モノマー全体の80質量%以下が好ましく、70質量%以下がより好ましく、60質量%以下がさらに好ましく、45質量%以下が特に好ましい。
また、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)の量は、撥水性、撥油性および滑落性の観点から、構成モノマー全体の10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましく、20質量%以上がさらに好ましく、25質量%以上が特に好ましい。一方、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)の量は、撥水性、撥油性および滑落性の観点から、構成モノマー全体の60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、40質量%以下がさらに好ましく、35質量%以下が特に好ましい。
また、炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)の量は、構成モノマー全体の0質量%でも良いが、滑落性および溶解性の観点から、10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましく、20質量%以上がさらに好ましい。一方、炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)の量は、撥水性、撥油性および滑落性の観点から、構成モノマー全体の50質量%以下が好ましく、45質量%以下がより好ましく、40質量%以下がさらに好ましく、35質量%以下が特に好ましい。
また、撥水性、撥油性、および滑落性の観点から、構成モノマー中における(メタ)アクリレート化合物(A)および、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)の比率は、(メタ)アクリレート化合物(A)100質量部に対して(メタ)アクリレート化合物(B)が10質量部以上であることが好ましく、30質量部以上であることがより好ましく、50質量部以上であることがさらに好ましく、70質量部以上であることが特に好ましい。同様に、撥水性、撥油性、および滑落性の観点から、構成モノマー中における(メタ)アクリレート化合物(A)および、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)の比率は、(メタ)アクリレート化合物(A)100質量部に対して(メタ)アクリレート化合物(B)が250質量部以下であることが好ましく、200質量部以下であることがより好ましく、150質量部以下であることが更に好ましく、100質量部以下であることが特に好ましい。
例えば、本実施形態の含フッ素共重合体を得るために用いるモノマー、具体的には、(メタ)アクリレート化合物(A)、(メタ)アクリレート化合物(B)および(メタ)アクリレート化合物(C)は、重合前の状態においては溶剤に溶解している。本実施形態に用いる溶剤は、特に限定されず、例えば、有機溶剤であってもよい。有機溶剤としては、例えば、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、シクロヘキサン、イソホロンなどの脂環族炭化水素系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピレングリコールジアセテートなどのエステル系溶剤、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、3-メトキシ-3-メチルブチルアセテートなどのグリコールエーテルエステル系溶剤、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、ジメチルトリグリコール、メチルエチルジグリコール、ジメチルプロピレンジグリコールなどのグリコールエーテル系溶剤、1、1、1、3、3-ペンタフルオロブタン、1、1、2、2-テトラフルオロエチルー2、2、2-トリフルオロエチルエーテル、1、1、1、2、2、3、4、5、5、5-デカフルオロー3-メトキシー4-(トリフルオロメチル)-ペンタン、1、3-ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンなどのフッ素系溶剤、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、N-メチル-2-ピロリドン等が挙げられる。フッ素系溶剤の代表例としては、ソルベイ社製のガルデンSV55、ガルデンSV70、ガルデンSV80、ガルデンSV110、ガルデンSV135、日本ゼオン(株)製のゼオローラH、3M社製のNovec7100、Novec7200、Novec7300などが挙げられる。この中でも、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、メチルエチルジグリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3-メトキシ-3-メチルブチルアセテート、ジメチルプロピレンジグリコールであることが好ましい。
なお、前記フッ素系溶剤を用いる場合、(メタ)アクリレート化合物(A)の割合が大きいときでも各モノマーを均一に溶解させることができる。前記フッ素系溶剤を使用する場合、含フッ素共重合体を得るために用いるモノマー全体中の(メタ)アクリレート化合物(A)の量は、50%以上が好ましく、70質量%以上が好ましく、75%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、85質量%以上がさらに好ましい。一方、当該モノマー全体中の(メタ)アクリレート化合物(A)の量は、100質量%以下が好ましく、98質量%以下がより好ましく、95質量%以下がさらに好ましい。また、フッ素系溶剤を用いるときの環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)の量は、当該モノマー全体の1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、質量4%以上がさらに好ましい。一方、(メタ)アクリレート化合物(B)の含有量は、当該モノマー全体の15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、7質量%以下がさらに好ましい。また、フッ素系溶剤を用いる場合の炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)の含有量は、当該モノマー全体の0質量%でもよく、1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、4質量%以上がさらに好ましい。一方、炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)の含有量は、当該モノマー全体の25質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、16質量%以下がさらに好ましい。
次に本実施形態の含フッ素共重合体の製造方法を説明する。含フッ素共重合体の製造方法は、特に限定されない。例えば、(メタ)アクリレート化合物(A)と、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)と、溶剤と、を混合後加熱することにより共重合体を得る方法が挙げられる。また、(メタ)アクリレート化合物(A)と、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)と、炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)と、溶剤と、を混合後加熱することにより共重合体を得る方法も挙げられる。
重合方法は、特に限定されないが、溶液重合であることが好ましい。重合温度は、特に限定されないが、通常は40~120℃の範囲が好ましい。重合時間は、特に限定されないが、通常は4~15時間程度であることが好ましい。
重合を行う際に重合開始剤を用いてもよい。重合開始剤としては、特に限定されないが、例えば、過酸化ベンゾイル、t-ブチルパーオキシピバレート、t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート、t-ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、1,1,3,3-テトラメチルブチルパーオキシー2-エチルヘキサノエート等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’-アゾビス-2-メチルブチロニトリル等のアゾ化合物等が挙げられる。重合開始剤の使用量は特に限定されないが、一般に、構成モノマー100質量部に対して、0.1~5質量部が好ましい。
[コーティング剤]
本発明の他の実施形態として、上述の含フッ素共重合体を含むコーティング剤が挙げられる。
本実施形態のコーティング剤は、発明の目的に反しない範囲で、例えば、他の親水剤、その他の撥油剤、撥水剤、防虫剤、難燃剤、防シワ剤、帯電防止剤、柔軟仕上げ剤、防腐剤、芳香剤、酸化防止剤、乳化剤、分散剤、樹脂添加剤、防水防湿剤等をさらに含有していてもよい。
本実施形態のコーティング剤は、ガラス、プラスチック、金属、電子基板、繊維製品、皮革、石材、木材、紙等を含む種々の物品に使用することができる。本実施形態のコーティング剤は、より具体的には、例えば、自動車のボディ、自動車のガラス、建物の壁・建物のガラス・建物の屋根、傘、電子機器、電子部品、モーターの軸受け、自転車のハンドル、自転車のフレームなどの金属部分、各種金属、アウトドア用品のテント、タープ、カーペット、カーテン、カバン、皮革、石材、木材、および紙等に使用することができる。電子機器、電子部品としては、例えば、スマートフォン、パソコン、携帯ラジオ、ICレコーダー、プリント基板等が挙げられる。対象物品に応じて、スプレー、スピンコート、浸漬等の塗布方法を適宜選択し、必要に応じて加熱処理して乾燥や架橋させる等の方法を用いることができる。
また、本実施形態のコーティング剤は、例えば、塩水・電解液・腐食性ガス等から基材を保護する耐薬品コーティング剤、防水スプレーの原液などに用いることができる。また、前記コーティング剤を塗料に添加することにより、コーティング剤としての機能を発揮してもよい。
さらに、本実施形態のコーティング剤を各種樹脂と各種溶剤で溶解混合する事により、コーティング剤としての機能を発揮してもよい。樹脂としては、特に限定されないが、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、シリコン樹脂等が挙げられる。これらのうち、アクリル樹脂が好ましい。
本実施形態のコーティング剤における樹脂の含有量は、特に限定されない。本実施形態のコーティング剤における樹脂の含有量は、1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましい。一方、本実施形態のコーティング剤における樹脂の含有量は、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、30質量%以下がさらに好ましい。
本実施形態のコーティング剤における含フッ素共重合体の含有量は、特に限定されない。本実施形態のコーティング剤における含フッ素共重合体の含有量は、固形分に換算して、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上がさらに好ましく、0.5質量%以上が特に好ましく、1質量%以上がより一層好ましい。一方、本実施形態のコーティング剤における含フッ素共重合体の含有量は、50質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、20質量%以下がさらに好ましく、10質量%以下が特に好ましく、7質量%以下がより一層好ましい。
[コーティング剤を用いて処理された物品]
本発明の他の実施形態として、上述のコーティング剤を用いて処理された物品が挙げられる。コーティング剤の処理方法としては、特に限定されず、例えば、塗布法、スプレー法、浸漬法等が挙げられる。処理方法は、各物品に応じて適した方法が選択できる。この物品としては、特に限定されず、ガラス、プラスチック、金属、電子基板、電子機器、電子部品、繊維製品、皮革、石材、木材、および紙等が挙げられ、より具体的には、例えば、自動車のボディ、自動車のガラス、建物の壁、建物のガラス、建物の屋根、傘、スマートフォン、パソコン、携帯ラジオ、ICレコーダー、プリント基板、モーターの軸受け、自転車のハンドル、自転車のフレームなどの金属部分、各種金属、アウトドア用品のテント、タープ、カーペット、カーテン、カバン、皮革、石材、木材、および紙等が挙げられる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定
されるものではない。
(使用原料)
・(メタ)アクリレート化合物(A)
(a)CFCFCFO(CF(CF)CFO)CF(CF)COOCHCHOCOC(CH)CH(シノケム社製 AC-1000)(前記式(2)に示す化合物(n=4))
・環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)
(b)ベンジルメタクリレート(共栄社化学(株)製 ライトエステルBz)
・炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)
(c-1)イソボルニルアクリレート(共栄社化学(株)製 ライトアクリレートIB-XA)
(c-2)イソボルニルメタクリレート(三菱ケミカル(株)製 アクリエステルIBX)
(c-3)ステアリルメタクリレート(共栄社化学(株)製 ライトエステルS)
・溶剤D
(d)酢酸エチル
(実施例1、2)
撹拌機、温度計、窒素導入管および還流管を備えた反応容器に、表1に記載の質量割合で、(a)、(b)の化合物、および、溶剤として(d)を100部加え、窒素置換を行った。続いて、重合開始剤としてt-ブチルパーオキシピバレート(日油(株)製、商品名:パーブチル(登録商標)PV)を、上記(a)、(b)の化合物の合計量100質量部に対して3質量部となるように加え、65℃で8時間反応させることにより含フッ素共重合体溶液(含フッ素共重合体の固形分:50質量%)を得た。
(実施例1、2以外の実施例)
(a)、(b)に加え、(c-1)、(c-2)、および(c-3)の少なくともいずれか1つを表1の割合で加えたこと以外は、実施例1と同様の方法により含フッ素共重合体溶液を得た。
(比較例1、2)
撹拌機、温度計、窒素導入管および還流管を備えた反応容器に、表1に記載の質量割合で、(a)、(c-3)の化合物、および、溶剤として(d)を100部加え、窒素置換を行った。続いて、重合開始剤としてt-ブチルパーオキシピバレート(日油(株)製、商品名:パーブチル(登録商標)PV)を、上記(a)、(c-3)の化合物の合計量100質量部に対して3質量部となるように加え、65℃で8時間反応させることにより含フッ素共重合体溶液(含フッ素共重合体の固形分:50質量%)を得た。
作製した含フッ素共重合体溶液を用いて、下記の各性能を評価した。
(外観(透明性))
得られた含フッ素共重合体溶液を酢酸エチルに加え、含フッ素共重合体の濃度が25質量%となるように希釈し、直径3cmのスクリュー管瓶((株)マルエム製No.7)2本に、一方は高さが10cmになるよう、他方は高さが1cmとなるように注いだ。各スクリュー管瓶を文字(MSゴシック、12ポイント)が印刷された用紙の上に置き、上方からの文字の視認により以下の3段階で外観を評価した。なお、含フッ素共重合体溶液がゲル状になった場合は、下記の表中に評価結果をDと記載し、以降の評価は実施しないこととした。
A:透明(高さ10cm、1cmいずれのスクリュー管瓶でも下に記載された文字を読むことができる)
B:微濁(高さ10cmのスクリュー管瓶の下に記載した文字を読むことができないが、高さ1cmのスクリュー管瓶の下に記載された文字は読むことができる)
C:白濁(高さ10cm、1cmいずれのスクリュー管瓶のでも下に記載された文字が読むことができない)
(撥水性および撥油性)
得られた含フッ素共重合体溶液に酢酸エチルを加え、含フッ素共重合体の濃度が1質量%となるように希釈することにより、処理液Aを得た。99.5質量%エタノール(ナカライテスク(株)製)1mLを染み込ませたティッシュにより、アズワン(株)製のスライドガラス板(75mm×25mm、厚さ1mm)を拭いて脱脂した後、25℃で10分間乾燥させた。前記スライドガラス板上に、処理液Aをバーコーター法により塗布した。なお、バーコーター法において、松尾産業(株)製のセレクトローラー刻印No.OSP-10を使用した。塗布した後、105℃のオーブンで10分間乾燥させることにより、撥水性と撥油性とを評価する為の試験片を作製した。
撥水性および撥油性の評価は、接触角測定装置(協和界面科学(株)製、接触角計Drop Master 500)を用いて行った。具体的には、撥水性の評価は試験片上の水の接触角を測定して行い、撥油性の評価は試験片上のヘキサデカンおよびオレイン酸それぞれの接触角を測定して行った。なお、水の液滴容量は2μLとし、ヘキサデカンおよびオレイン酸の液滴容量はいずれも4μLとした。各評価は、滴下5秒後の接触角を測定することにより行った。なお、表中では、ヘキサデカンによる撥油性評価は「撥油性(HD)」、オレイン酸による撥油性評価は「撥油性(OA)」と記載した。
撥水性については、以下の5段階で評価した。接触角が大きいほど、撥水性に優れるため好ましい。
A:接触角が110°以上
B:接触角が100°以上110°未満
C:接触角が90°以上100°未満
D:接触角が70°以上90°未満
E:接触角が70°未満
撥油性については、以下の5段階で評価した。接触角が大きいほど、撥油性に優れるため好ましい。
A:接触角が60°以上
B:接触角が50°以上60°未満
C:接触角が40°以上50°未満
D:接触角が30°以上40°未満
E:接触角が30°未満
(滑落性の評価方法)
得られた含フッ素共重合体溶液に酢酸エチルを加え、含フッ素共重合体の濃度が1質量%となるように希釈することにより、処理液Bを得た。99.5質量%エタノール(ナカライテスク(株)製)1mLを染み込ませたティッシュにより、スライドガラス(松浪硝子工業(株)製 標準大型水縁磨t1.3 スライドガラス(76mm×52mm、厚さ1mm))を拭いて脱脂した後、25℃で10分間乾燥させた。前記スライドガラス板上に、処理液Bをバーコーター法により塗布した。なお、バーコーター法において、松尾産業製のセレクトローラー刻印NoOSP-10を使用した。その後、105℃のオーブンで10分間この処理液Bを乾燥させることにより、滑落性を評価する為の試験片を作製した。
滑落性の評価は、接触角測定装置(協和界面科学(株)製、接触角計Drop Master 500)を用いて行った。具体的には、所定角度に傾けた試験片に40μLの水の液滴を付着させ、付着した水の液滴が試験片から滑落した角度を滑落角とした。滑落角に応じ、以下の5段階で評価した。滑落角が小さいほど、滑落性に優れるため好ましい。
A:30°で滑落
B:40°で滑落
C:50°で滑落
D:60°で滑落
E:70°で滑落しない
表1には、使用した各材料の量および評価結果の他に、各モノマーの比率等を示す。具体的には、表1の「(a+b+c)/全体構成モノマー」の行は、モノマー全体に占める(メタ)アクリレート化合物(A)、(メタ)アクリレート化合物(B)および(メタ)アクリレート化合物(C)の合計量の割合を示す(質量基準)。また、「b/a」の行は、(メタ)アクリレート化合物(A)に対する(メタ)アクリレート化合物(B)の質量比((B)/(A))を示す。また、「c/b」の行は、(メタ)アクリレート化合物(B)に対する(メタ)アクリレート化合物(C)の質量比((C)/(B))を示す。また、「((c-1)+(c-2))/a」の行は、(c-1)および(c-2)の合計量の(メタ)アクリレート化合物(A)に対する割合を示す(質量基準)。また、「(c-3)/a」の行は(c-3)の(メタ)アクリレート化合物(A)に対する割合を示す(質量基準)。
Figure 2022156212000009


上述の表1の結果から、(メタ)アクリレート化合物(a)および環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(b)を構成モノマーとして含有する含フッ素共重合体は、構成モノマーに環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(b)を含まない場合と比較して、外観、撥水性、撥油性、滑落性が顕著に優れることが分かった。
〈不可能・非実際的事情〉
本実施形態のコーティング剤は、(メタ)アクリレート化合物(A)および環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)と、を構成モノマーとして含有する含フッ素共重合体を含む。前記含フッ素共重合体の構造は複雑であるため、一般式で表すことは困難である。さらに、構造が特定されなければ、それに応じて定まるその物質の特性も容易にはできない。すなわち、本実施形態のコーティング剤が含有する含フッ素共重合体を、その構造又は特性により直接特定することは不可能である。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。

Claims (8)

  1. 下記一般式(1)で表される(メタ)アクリレート化合物(A)と、環状不飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(B)と、を構成モノマーとして含有する、含フッ素共重合体であって、
    下記一般式(1)中、Rfはパーフルオロポリエーテル基であり、Eはエステル結合、アミド結合、およびウレタン結合からなる群より選ばれるいずれか1つの連結基であり、Rはアルキレン基であり、Oは酸素原子であり、Xはアクリロイル基又はメタクリロイル基である。
    Rf-E-R-O-X (1)
  2. 前記一般式(1)におけるEが、エステル結合である、請求項1に記載の含フッ素共重合体。
  3. 前記一般式(1)におけるRfが、CFCFCFO(CF(CF)CFO)CF(CF)であり、平均繰り返し単位数nは1以上の数である、請求項1または2に記載の含フッ素共重合体。
  4. 前記環状不飽和炭化水素基はフェニル基である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の含フッ素共重合体。
  5. 前記(メタ)アクリレート化合物(A)と、前記(メタ)アクリレート化合物(B)と、炭素数10~25の飽和炭化水素基を有する(メタ)アクリレート化合物(C)とを含む構成モノマーを重合して得られた、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の含フッ素共重合体。
  6. 前記飽和炭化水素基が脂環式飽和炭化水素基である、請求項5に記載の含フッ素共重合体。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の含フッ素共重合体を含むコーティング剤。
  8. 請求項7に記載のコーティング剤が塗布された物品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023018224A3 (ja) * 2021-08-12 2023-04-06 ニッカ コリア カンパニー リミテッド フッ素系ポリマー、表面処理剤、繊維製品の製造方法、及び、繊維製品

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