JP2022156119A - コンテンツ配信システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】コメント入力に基づく視聴コンテンツの演出処理の演出効果を向上できるコンテンツ配信システム等の提供。
【解決手段】コンテンツ配信システムは、視聴コンテンツを視聴者端末の視聴者が視聴するための配信処理を行う配信処理部と、視聴コンテンツに対する視聴者の参加行動として、コメント入力による参加行動を受け付ける受け付け部と、視聴者のコメント入力の完了前に、コメント入力のコメント内容を予測する予測部と、予測されたコメント内容に基づき決定される演出処理を行う演出処理部を含む。また演出処理部は、複数の視聴者のうちの少なくとも1人の視聴者のコメント入力が完了する前に、複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を行う。
【選択図】図6
【解決手段】コンテンツ配信システムは、視聴コンテンツを視聴者端末の視聴者が視聴するための配信処理を行う配信処理部と、視聴コンテンツに対する視聴者の参加行動として、コメント入力による参加行動を受け付ける受け付け部と、視聴者のコメント入力の完了前に、コメント入力のコメント内容を予測する予測部と、予測されたコメント内容に基づき決定される演出処理を行う演出処理部を含む。また演出処理部は、複数の視聴者のうちの少なくとも1人の視聴者のコメント入力が完了する前に、複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を行う。
【選択図】図6
Description
本発明は、コンテンツ配信システム及びプログラム等に関する。
近年、インターネット等のネットワークを介してコンテンツの配信を行うコンテンツ配信システムが人気を集めている。このようなコンテンツ配信システムの従来技術としては例えば特許文献1に開示されるシステムが知られている。特許文献1には、視聴コンテンツに対する視聴者の参加行動である投げ銭を、視聴コンテンツの配信者に対して行うためのGUI(Graphical User Interface)が開示されている。また特許文献2には、ユーザが入力した現在の文字列からユーザが望む検索ワードを予測する情報処理装置が開示されている。
例えば視聴コンテンツにおいて発生したイベント等に対して視聴者がコメント入力を行う場合に、イベントの発生等に対して視聴者のコメント入力が遅れてしまい、タイムラグが発生したり、視聴者のコメントの入力タイミングがバラバラになるなどの事態が発生する。このため視聴コンテンツに対して演出効果の高い演出処理を行うことができないという問題がある。
本実施形態の幾つかの態様によれば、コメント入力に基づく視聴コンテンツの演出処理の演出効果を向上できるコンテンツ配信システム及びプログラム等を提供できる。
本開示の一態様は、視聴コンテンツを視聴者端末の視聴者が視聴するための配信処理を行う配信処理部と、前記視聴コンテンツに対する前記視聴者の参加行動として、コメント入力による前記参加行動を受け付ける受け付け部と、前記視聴者の前記コメント入力の完了前に、前記コメント入力のコメント内容を予測する予測部と、予測された前記コメント内容に基づき決定される演出処理を行う演出処理部と、を含むコンテンツ配信システムに関係する。また本開示の一態様は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラム、又は該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に関係する。
本開示の一態様によれば、視聴者が参加行動としてコメント入力を行った場合に、コメント入力の完了前に、コメント入力のコメント内容が予測され、予測されたコメント内容に応じた演出処理を実行できるようになる。これにより、コメント入力に基づく視聴コンテンツの演出処理の演出効果を向上できるコンテンツ配信システム等の提供が可能になる。
また本開示の一態様では、前記演出処理部は、前記コメント入力を行った前記視聴者の人数に応じて、前記演出処理の種類又は内容を変更してもよい。
このようにすれば、コメント入力を行った視聴者の人数が少ないか多いかに応じて、演出処理の種類又は内容が変化するようになり、より演出効果の高い演出処理を視聴コンテンツに対して行うことが可能になる。
また本開示の一態様では、前記演出処理部は、前記コメント入力の前記コメント内容の予測タイミングに応じて、前記演出処理の種類又は内容を変更してもよい。
このようにすれば、コメント内容の予測のタイミングに応じた種類又は内容の演出処理により視聴コンテンツの演出を行うことが可能になる。
また本開示の一態様では、前記視聴コンテンツには演出ポイントが設定されており、前記演出処理部は、前記演出ポイントのタイミングにおいて前記コメント内容が予測される場合には、前記演出処理を実行してもよい。
このようにすれば、視聴コンテンツに演出ポイントが設定されている場合に、演出ポイントのタイミングでコメント入力が完了していなくても、演出ポイントに対応する演出処理を実行できるようになる。
また本開示の一態様は、視聴コンテンツを複数の視聴者端末の複数の視聴者が視聴するための配信処理を行う配信処理部と、前記視聴コンテンツに対する前記複数の視聴者の各視聴者の参加行動として、コメント入力による前記参加行動を受け付ける受け付け部と、前記複数の視聴者のうちの少なくとも1人の視聴者の前記コメント入力が完了する前に、前記複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を行う演出処理部と、を含むコンテンツ配信システムに関係する。また本開示の一態様は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラム、又は該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に関係する。
本開示の一態様によれば、視聴コンテンツを視聴する複数の視聴者がコメント入力を行った場合に、複数の視聴者のコメント入力の入力状況に応じた適切な演出処理を実行できるようになり、コメント入力に基づく視聴コンテンツの演出処理の演出効果を向上することが可能になる。
また本開示の一態様では、前記演出処理部は、前記コメント入力を行った前記複数の視聴者の人数が所定数を超えた場合に、前記演出処理を行ってもよい。
このようにすれば、コメント入力を行った複数の視聴者の人数が所定数を超えるような入力状況になった場合に、視聴コンテンツに対する演出処理が開始されるようになる。
また本開示の一態様では、前記演出処理部は、前記複数の視聴者のうち前記コメント入力を完了していない第1の視聴者の視聴者端末での前記演出処理の種類又は内容を、前記第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定してもよい。
このようにすれば、第1の視聴者のコメント入力が完了していない場合にも、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づいて、第1の視聴者の視聴者端末での演出処理の種類又は内容を決定できるようになる。
また本開示の一態様では、前記演出処理部は、前記第1の視聴者と前記他の視聴者との関係性情報に基づいて、前記他の視聴者のうちのいずれの視聴者のコメント内容に基づき前記演出処理の種類又は内容を決定するかを判断してもよい。
このようにすれば、第1の視聴者と他の視聴者の関係性情報を判断して、他の視聴者のいずれの視聴者のコメント内容を用いるかを判断して、その視聴者のコメント内容に基づいて、第1の視聴者の視聴者端末での演出処理の種類又は内容を決定できるようになる。
また本開示の一態様では、前記演出処理部は、前記演出処理として、コメントの音声の出力処理、前記視聴コンテンツの演出音の出力処理、前記視聴コンテンツに対する演出画像の合成処理、又は前記視聴コンテンツの配信設備の演出制御を行ってもよい。
このようにすれば、コメントの音声、演出音、演出画像又は配信設備の演出制御による効果的な演出処理を、視聴コンテンツに対して行うことが可能になる。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲の記載内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、必須構成要件であるとは限らない。
1.コンテンツ配信システム
まず、図1(A)~図1(F)を用いて、本実施形態のコンテンツ配信システムを実現するハードウェア装置について説明する。
まず、図1(A)~図1(F)を用いて、本実施形態のコンテンツ配信システムを実現するハードウェア装置について説明する。
図1(A)では、サーバシステム500(情報処理システム)が、ネットワーク510を介して端末装置TM1~TMnと通信接続されている。例えばサーバシステム500はホストであり、端末装置TM1~TMnはクライアントである。なお、本実施形態のコンテンツ配信システム及びその処理は、サーバシステム500により実現してもよいし、或いはサーバシステム500と端末装置TM1~TMnの分散処理により実現してもよい。
また本実施形態のコンテンツ配信システム及び処理は、ブロックチェーンの手法により実現することも可能である。例えばイーサリウム(Ethereum)で実行可能なスマートコントラクトと呼ばれるプログラムを用いて、本実施形態のコンテンツ配信システムの各処理を実行してもよい。この場合には端末装置TM1~TMnはピア・ツー・ピアで接続されることになる。また端末装置TM1~TMnの間で通信されるコンテンツ情報等の各種の情報は、ブロックチェーンを用いて転送されることになる。なお、以下では、TM1~TMnの各端末装置を、適宜、端末装置TMと記載する。
サーバシステム500は例えば1又は複数のサーバ(管理サーバ、ゲーム配信サーバや動画配信サーバなどのコンテンツ配信サーバ、課金サーバ、サービス提供サーバ、認証サーバ、データベースサーバ、又は通信サーバ等)により実現できる。このサーバシステム500は、コンテンツ配信を運営するための各種サービスを提供し、視聴コンテンツの配信に必要なデータの管理や、クライアントプログラム及び各種データ等の配信を行うことができる。これにより視聴者は、視聴者端末である端末装置TMによりサーバシステム500にアクセスし、当該サーバシステム500から提供される視聴コンテンツの視聴が可能になる。またサーバシステム500の処理により、視聴者に視聴コンテンツを配信する配信機能、視聴コンテンツに対する視聴者の投げ銭等の参加行動(投稿)を可能にする参加行動機能(投稿機能)などが実現される。配信者は例えば視聴コンテンツの演者などである。またサーバシステム500の処理により、課金アイテムなどの仮想電子媒体のオンラインショッピング機能、オンラインゲームをプレイ可能にするゲーム提供機能、ユーザの登録やユーザ別の情報を管理するユーザ管理機能などが実現される。
ネットワーク510(配信網、通信回線)は、例えばインターネットや無線LAN等を利用した通信路であり、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLANの他、電話通信網やケーブル網や無線LAN等の通信網を含むことができる。また通信方法については有線/無線を問わない。
端末装置TM(ユーザ端末)は、例えばネット接続機能(インターネット接続機能)を有する端末である。これらの端末装置TMとしては、例えば図1(B)に示すスマートフォンや携帯電話機などの携帯型通信端末、図1(C)に示す携帯型ゲーム装置、図1(D)に示す家庭用ゲーム装置(据え置き型)、図1(E)に示す業務用ゲーム装置、或いは図1(F)に示すパーソナルコンピュータ(PC)やタブレット型PCなどの情報処理装置などの種々の装置を用いることができる。或いは、端末装置TMとして、ユーザの頭部や腕などの部位に装着されるウェアラブル機器(HMD、ウォッチ型機器等)を用いてもよい。
図2に本実施形態のコンテンツ配信システムの構成例を示す。なお、コンテンツ配信システムの構成は図2に限定されず、その構成要素(各部)の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
コンテンツ配信システムは、処理部100と記憶部170と通信部196を含む。このコンテンツ配信システムは、例えば図1(A)のサーバシステム500により実現することができ、ネットワーク510を介して、端末装置TMである配信者端末TMPや視聴者端末TMA~TMAmに通信接続されている。なお、以下では、TMA1~TMAnの各視聴者端末を、適宜、視聴者端末TMAと総称する。
処理部100(プロセッサ)は、記憶部170に記憶される各種の情報、プログラム、又は操作情報等に基づいて、配信処理、受け付け処理、予測処理、演出処理、管理処理、表示処理、或いは音処理などを行う。
処理部100の各部が行う本実施形態の各処理(各機能)はプロセッサ(ハードウェアを含むプロセッサ)により実現できる。例えば本実施形態の各処理は、プログラム等の情報に基づき動作するプロセッサと、プログラム等の情報を記憶するメモリーにより実現できる。プロセッサは、例えば各部の機能が個別のハードウェアで実現されてもよいし、或いは各部の機能が一体のハードウェアで実現されてもよい。例えば、プロセッサはハードウェアを含み、そのハードウェアは、デジタル信号を処理する回路及びアナログ信号を処理する回路の少なくとも一方を含むことができる。例えば、プロセッサは、回路基板に実装された1又は複数の回路装置(例えばIC等)や、1又は複数の回路素子(例えば抵抗、キャパシタ等)で構成することもできる。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)であってもよい。但し、プロセッサはCPUに限定されるものではなく、GPU(Graphics Processing Unit)、或いはDSP(Digital Signal Processor)等、各種のプロセッサを用いることが可能である。またプロセッサはASICによるハードウェア回路であってもよい。またプロセッサは、アナログ信号を処理するアンプ回路やフィルタ回路等を含んでもよい。メモリー(記憶部)は、SRAM、DRAM等の半導体メモリーであってもよいし、レジスターであってもよい。或いはハードディスク装置(HDD)等の磁気記憶装置であってもよいし、光学ディスク装置等の光学式記憶装置であってもよい。例えば、メモリーはコンピュータにより読み取り可能な命令を格納しており、当該命令がプロセッサにより実行されることで、処理部100の各部の処理(機能)が実現されることになる。ここでの命令は、プログラムを構成する命令セットでもよいし、プロセッサのハードウェア回路に対して動作を指示する命令であってもよい。
処理部100は、配信処理部102、受け付け部104、予測部106、演出処理部108、管理部118、表示処理部120、音処理部130を含む。なお処理部100の構成はこれに限定されず、これらの構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
配信処理部102は種々の配信処理を行う。具体的には配信処理部102は、視聴コンテンツを視聴者端末TMAの視聴者が視聴するための配信処理を行う。例えば配信処理部102は、通信部196を用いた情報の送信処理を行う。具体的には配信処理部102は、通信部196、ネットワーク510を介して視聴者端末TMAや配信者端末TMPに情報を送信する処理を行う。視聴者端末TMAに送信する情報は、例えば視聴コンテンツの情報などである。また配信者端末TMPに送信する情報は、例えば視聴者端末TMAからのフィードバック情報などである。視聴コンテンツの情報は、例えば後述する図3の表示部290に表示画像(映像)を表示するための情報や、音出力部292から音声、楽曲又は効果音などの出力音を出力するための情報である。例えば配信処理部102は、視聴コンテンツのストリーミング配信を行う。ストリーミング配信はストリーミング処理による動画配信である。或いは配信処理部102は、視聴コンテンツを視聴者端末TMAにおいて再生するための再生用情報を用いて、視聴コンテンツを視聴者端末TMAに配信してもよい。再生用情報は、例えば配信者が配信者端末TMPを用いて入力した入力情報や、演者である配信者のパフォーマンスを再生するための情報である。また配信処理部102は、通信部196を用いた情報の受信処理を行うこともできる。具体的には配信処理部102は、通信部196、ネットワーク510を介して配信者端末TMPや視聴者端末TMAから情報を受信する処理を行う。配信者端末TMPから受信する情報は、例えば配信者が配信する視聴コンテンツの情報である。視聴者端末TMAから受信する情報は、例えば視聴者が視聴者端末TMAを用いて入力した入力情報であり、例えば視聴コンテンツに対する視聴者の参加行動情報などである。参加行動情報は視聴者の投稿情報とも呼ばれる。
また配信処理部102は種々のコンテンツ処理を行ってもよい。例えば配信処理部102は、配信者による配信者端末TMPの操作に基づき進行する視聴コンテンツの情報の生成処理を行ってもよい。即ち、視聴コンテンツを進行させる処理を行って、視聴コンテンツの情報を生成する処理を行う。例えば配信処理部102は、ユーザがゲームをプレイするためのゲーム処理を行って、視聴コンテンツであるゲームコンテンツの情報を生成してもよい。ゲーム処理は、例えば、ゲーム開始条件が満たされた場合にゲームを開始する処理、開始したゲームを進行させる処理、ゲーム終了条件が満たされた場合にゲームを終了する処理、或いはゲーム成績等のゲーム結果を演算する処理などである。ブラウザゲームを例にとれば、配信処理部102は、ユーザの各種の情報をユーザごとに管理することで、ユーザごとにゲームの進行を制御する。ユーザの情報はユーザ情報記憶部174に記憶される。例えば、ゲームサービスを提供するウェブサイトを構成するウェブページを、配信者端末TMPや視聴者端末TMAなどの端末装置TMからの要求に応じて、端末装置TMに表示させる。具体的には端末装置TMが備えるウェブブラウザによりウェブページが表示される。表示されたウェブページのハイパーリンクがユーザにより選択されると、ハイパーリンクに対応する新たなHTMLデータが端末装置TMに送信され、端末装置TMでは新たなHTMLデータに基づくウェブページが表示される。このように、ウェブページが、ユーザの操作に応じて端末装置TMに順次に提供されることで、端末装置TMでのユーザの操作に基づきゲームを進行させることが可能になる。この場合に配信処理部102が生成する表示画像情報は例えばHTMLデータなどである。
受け付け部104は各種の受け付け処理を行う。例えば受け付け部104は、配信者が配信者端末TMPで入力した情報の受け付け処理を行ったり、視聴者が視聴者端末TMAで入力した情報の受け付け処理を行う。予測部106は種々の予測処理を行う。例えば予測部106はコメント入力のコメント内容の予測処理を行う。演出処理部108は視聴コンテンツについての種々の演出処理を行う。受け付け部104、予測部106、演出処理部108の詳細については後述する。
管理部118は、例えばユーザの認証処理を行う。例えば端末装置TMを用いてログインしたユーザの認証処理を行う。この認証処理は、例えばユーザが入力するパスワードやアカウント情報などに基づいて行う。また管理部118は、種々の課金処理を行う。例えば課金の決定処理、課金データの作成処理、保存処理等を行う。また管理部118は、各種の管理処理を行う。例えば各種サービスの管理処理や、各種情報の管理処理を行う。管理部118は例えば管理サーバにより実現できる。
例えばユーザは、図1(A)のサーバシステム500等が提供するサービスを利用するために、所定の手続きを行ってアカウントを取得する。取得したアカウントと対応づけられるパスワードを入力してログインすることで、ユーザは、ライブ配信や、ソーシャルゲームやオンライゲームのプレイや、ライブ配信用サイトやゲーム用サイトでのサービスや、アイテム等のオンライショッピングや、ユーザ間でのメッセージ交換や、フレンドユーザの登録などの各種サービスを利用できるようになる。管理部118は、このようなユーザのアカウント情報の管理処理等も行う。
表示処理部120は、配信者端末TMPや視聴者端末TMAである図3の端末装置TMの表示部290に画像を表示するための処理を行う。例えばHTMLデータ等の表示画像情報(画像生成用データ)を、通信部196、ネットワーク510を介して端末装置TMに送信し、端末装置TMの表示部290に、表示画像情報に対応する画像を表示するための処理を行う。
音処理部130は、端末装置TMの音出力部292から音を出力するための処理を行う。例えば、出力音情報(音生成用データ)を、通信部196、ネットワーク510を介して端末装置TMに送信し、端末装置TMの音出力部292から、出力音情報に対応する音(音声、音楽、ゲーム音、効果音)を出力するための処理を行う。
記憶部170は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるものであり、その機能は、半導体メモリー、HDD、SSD、光ディスク装置などにより実現できる。記憶部170は、コンテンツ情報記憶部172、演出情報記憶部173、ユーザ情報記憶部174を含む。コンテンツ情報記憶部172は、コンテンツ配信の対象となる視聴コンテンツの情報を記憶する。視聴コンテンツは、エンターテインメントコンテンツであり、例えばゲームコンテンツ、バーチャルリアルティ(VR)のコンテンツ、或いは動画配信のコンテンツなどである。例えば視聴コンテンツはライブコンテンツである。ライブコンテンツとしては、例えば、配信者のゲームプレイの様子を実況するゲーム実況コンテンツ(ゲーム実演コンテンツ)や、実世界のアイドル、歌手、バンド又は役者等やこれらに対応するVRキャラクタのパフォーマンスを実況するパフォーマンス実況コンテンツなどがある。視聴コンテンツの情報は、視聴コンテンツを視聴者端末TMAにおいて視聴者が視聴するための各種の情報であり、例えば表示画像情報(動画情報)、出力音情報、或いはコンテンツの進行のためのコンテンツシーケンスの情報などである。演出情報記憶部173は、演出処理部108が演出処理を実行するための演出情報を記憶する。演出情報は、例えばコールの音声や歓声や声援などの演出音の情報である。また演出情報は、演出画像の情報であってもよい。ユーザ情報記憶部174は、ユーザについての各種の情報を記憶する。例えばユーザ情報記憶部174は、ユーザの個人情報(名前、性別、生年月日、メールアドレス等)をユーザ情報として記憶する。例えば、ユーザのアカウント情報(ユーザID)もユーザ情報として記憶される。例えば課金処理の対象となる課金情報は、各ユーザの各アカウント情報に対応づけられる。
通信部196は、外部装置との間で通信を行うものであり、その機能は、通信用ASIC又は通信用プロセッサなどのハードウェアや、通信用ファームウェアにより実現できる。例えば通信インターフェースである通信部196は、ネットワーク510を介して配信者端末TMPや視聴者端末TMAなどの端末装置TMと通信するための各種の通信処理を行う。
また図2のコンテンツ配信システムは、本実施形態のプログラムに基づいて本実施形態の各処理を行う。このプログラムは、本実施形態の各部としてコンピュータ(操作部、処理部、記憶部、出力部を備える装置)を機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)である。このプログラムは例えば情報記憶媒体に記憶される。即ち本実施形態のコンテンツ配信システムは、情報記憶媒体に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。コンピュータにより読み取り可能な媒体である情報記憶媒体は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク、HDD、半導体メモリーなどにより実現できる。なお本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(データ)は、サーバシステム500(ホスト装置)が有する情報記憶媒体からネットワーク510を介して配信してもよい。このようなサーバシステム500による情報記憶媒体の使用も本実施形態の範囲内に含めることができる。
図3に端末装置TMの構成例を示す。端末装置TMは、処理部200、操作部260、インターフェース部262、記憶部270、情報記憶媒体280、表示部290、音出力部292、通信部296を含む。なお端末装置TMの構成は図3に限定されず、その構成要素(各部)の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
処理部200(プロセッサ)は、操作部260からの操作情報やプログラムなどに基づいて、コンテンツ配信システムにおける端末側の処理を実行する。例えばコンテンツ配信のための処理やゲーム処理などを実行する。処理部200は、前述した図2の処理部100と同様に、プロセッサ等により実現できる。なお、本実施形態のコンテンツ配信システムの各処理はサーバシステム500と端末装置TMの分散処理により実現してもよい。
操作部260は、ユーザが、操作情報等の種々の情報を入力するためのものであり、その機能は、操作ボタン、方向指示キー、アナログスティック、レバー、各種センサ(角速度センサ、加速度センサ等)、マイク、或いはタッチパネル型ディスプレイなどにより実現できる。インターフェース部262は、外部機器とのインターフェース処理を行うものであり、例えば所定のインターフェース規格により外部機器と通信する処理を行う。またインターフェース部262は、ユーザについての各種の情報が保存されるICカード(メモリーカード)、USBメモリー又は磁気カード等の携帯型情報記憶媒体とのインターフェース処理を行う。インターフェース部262の機能は、例えばインターフェース処理用ASIC又はインターフェース処理用プロセッサなどのハードウェアや、インターフェース処理用ファームウェアにより実現できる。
記憶部270は、処理部200や通信部296などのワーク領域となるものであり、その機能は、半導体メモリー、HDD、SSD、光ディスク装置などにより実現できる。情報記憶媒体280(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク、HDD、半導体メモリーなどにより実現できる。処理部200は、情報記憶媒体280に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。この情報記憶媒体280に、本実施形態の各部としてコンピュータ(操作部、処理部、記憶部、出力部を備える装置)を機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)を記憶できる。
表示部290は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、LCD、有機ELディスプレイ、CRT、或いはHMDなどにより実現できる。音出力部292は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。通信部296(通信インターフェース)は、ネットワーク510を介してサーバシステム500や他の端末装置等の外部装置との間で通信を行うものであり、その機能は、通信用ASIC又は通信用プロセッサなどのハードウェアや、通信用ファームウェアにより実現できる。
そして図2に示すように、本実施形態のコンテンツ配信システム(サーバシステム)は、配信処理部102と受け付け部104と予測部106と演出処理部108を含む。
配信処理部102は、視聴コンテンツを視聴者端末TMAの視聴者が視聴するための配信処理を行う。例えば配信処理部102は、視聴者端末TMAへの視聴コンテンツの情報の送信処理を行う。また配信処理部102は、配信者端末TMPからの視聴コンテンツの情報の受信処理を行ってもよい。
受け付け部104は、視聴コンテンツに対する視聴者の参加行動を受け付ける処理を行う。視聴コンテンツに対する視聴者の参加行動は、視聴者が視聴コンテンツを単に視聴するだけではなく、視聴コンテンツに対して視聴者が能動的に行動を行って影響を及ぼすような行動である。視聴者の参加行動によって、例えば視聴コンテンツの画像又は音等のコンテンツ内容が変化したり、コンテンツ進行が変化する。この参加行動は、例えば視聴者が視聴者端末TMAを用いて入力した入力情報に基づいて行われ、受け付け部104は、この参加行動についての視聴者の入力情報の受け付け処理を行う。例えばコンテンツ配信システムにおいては、視聴コンテンツの視聴者が、視聴コンテンツ又は配信者への称讃や、視聴コンテンツを配信する配信者への応援のために、コメントを投稿したり、スタンプ等のアイテムを提供する参加行動を行う。本実施形態では受け付け部104は、視聴コンテンツに対する視聴者の参加行動として、コメント入力による参加行動を受け付ける。例えば視聴者が図3の操作部260や表示部290のタッチパネルなどを用いてコメントを入力すると、受け付け部104は、このコメント入力による参加行動を受け付ける。
予測部106は、視聴者のコメント入力のコメント内容を予測する処理を行う。例えば予測部106は、視聴者のコメント入力の完了前に、視聴者のコメント入力のコメント内容を予測する。コメント内容の予測は、視聴者が入力すると考えられるコメントを予測することである。例えば視聴者がK文字(Kは1以上の整数)のコメントを入力したときに、例えばK文字を含むコメント(ワード)を予測する。なお、予測されるK文字を含むコメントは、入力されたK文字とは文字種別(例えばひらがなとカタカナ)が異なるK文字を含むコメントであってもよい。また予測されるコメントは例えば文字数がK文字よりも多いコメントである。例えば視聴コンテンツに関連づけて複数の候補コメント(候補コメント内容)が記憶部170に記憶されており、予測部106は、これらの複数の候補コメントに基づいて、視聴者のコメント入力のコメント内容を予測する。例えば予測部106は、複数の候補コメントの中から、視聴者が入力したK文字を含むコメントを検索することで、視聴者のコメント入力のコメント内容を予測する。この場合に、視聴コンテンツで発生するイベントに関連づけて複数の候補コメントを記憶部170に記憶してもよい。そして予測部106は、視聴コンテンツにおいてイベントが発生した場合に、発生したイベントに関連づけられた候補コメントに基づいて、視聴者のコメント入力のコメント内容を予測する。或いは予測部106はAI(Artificial Intelligence)によりコメント入力のコメント内容を予測してもよい。例えば予測部106は、視聴者のK文字の入力に基づいて、視聴者のコメント内容の予測情報を出力するように学習された学習モデルに基づいて、コメント内容の予測を行ってもよい。
演出処理部108は、視聴者がコメント入力を行った場合にコメント入力に対応する演出処理を行う。例えば演出処理部108は、予測部106により予測されたコメント内容に基づき決定される演出処理を行う。例えば演出処理部108は、演出処理として、予測されるコメント内容に基づき決定される音声又は演出音の出力処理を行う。即ち、予測されるコメントに対応する音声又は予測されるコメントに対応する演出音(歓声又は声援等の音)の出力処理を行う。或いは演出処理部108は、予測されるコメント内容に基づき決定される演出画像の合成処理、又は予測されるコメント内容に基づき決定される配信設備の演出制御を行う。即ち、予測されるコメントに対応する演出画像の合成処理又は予測されるコメントに対応する配信設備の演出制御を行う。
また演出処理部108は、コメント入力を行った視聴者の人数に応じて、演出処理の種類又は内容を変更する。例えば演出処理部108は、所定の期間(判定期間)においてコメント入力を行った視聴者の人数をカウントし、カウントされた視聴者の人数に応じて、演出処理の種類又は内容を変更する。演出処理の種類としては、例えば音声(コメントに対応する音声)の出力処理、演出音の出力処理、演出画像の合成処理、或いは配信設備の演出制御などがある。演出処理の内容の変更としては、音声又は演出音の音量、音色又は種類の変更や、演出画像の色又は明るさ等の画像プロパティ或いは演出画像の種類の変更や、配信設備の演出制御の制御度合い、制御方法又は演出制御の種類の変更などがある。
また演出処理部108は、コメント入力のコメント内容の予測タイミングに応じて、演出処理の種類又は内容を変更する。例えば演出処理部108は、コメント内容の予測を、視聴者のコメント入力の何文字目で行ったかに応じて、演出処理の種類又は内容を変更する。例えば演出処理部108は、コメント内容の予測タイミングが早いタイミングである場合には、第1の種類又は第1の内容の演出処理を行い、コメント内容の予測タイミングが遅いタイミングである場合には、第2の種類又は第2の内容の演出処理を行う。例えば演出処理部108は、予測タイミングが早いタイミングであるほど、より演出効果の高い演出処理を行う。
また視聴コンテンツには演出ポイントが設定されており、演出処理部108は、演出ポイントのタイミングにおいてコメント内容が予測される場合には、演出処理を実行する。例えば視聴コンテンツに設定される演出ポイントは、演出処理を行うべきポイントとして、配信者が設定したポイント、或いは視聴コンテンツに対して予め設定されているポイントである。演出ポイントは、例えば視聴コンテンツにおいて発生するイベント等に対応して設定されている。この演出ポイントの情報は、例えば視聴コンテンツの情報に対応づけられて記憶部170に記憶される。また演出ポイントで行われる演出処理の演出情報は、演出ポイントに対応づけられて演出情報記憶部173に記憶される。そして演出処理部108は、演出ポイントのタイミングにおいて、視聴者のコメント入力が完了していない場合にも、コメント入力のコメント内容が予測される場合には、演出処理を実行する。
また本実施形態では、配信処理部102は、視聴コンテンツを複数の視聴者端末の複数の視聴者が視聴するための配信処理を行い、受け付け部104は、視聴コンテンツに対する複数の視聴者の各視聴者の参加行動として、コメント入力による参加行動を受け付ける。そして演出処理部108は、複数の視聴者のうちの少なくとも1人の視聴者のコメント入力が完了する前に、複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を行う。例えば演出処理部108は、同じ視聴コンテンツを視聴する複数の視聴者が、視聴コンテンツに対してコメント入力を行った場合に、複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を行う。例えば演出処理部108は、複数の視聴者のコメント入力状況を判断して演出処理を開始したり、コメント入力状況に応じて演出処理の種類又は内容を変更する。例えば演出処理部108は、複数の視聴者のコメント入力状況が所定の入力状況になったと判断した場合に、演出処理を開始する。或いは演出処理部108は、複数の視聴者のコメント入力状況が第1の状況である場合には、第1の種類又は第1の内容の演出処理を行い、複数の視聴者のコメント入力状況が第2の状況である場合には、第2の種類又は第2の内容の演出処理を行う。複数の視聴者のコメント入力状況は、例えばコメント入力を行った視聴者の人数、視聴コンテンツでのイベントの発生タイミングに対する複数の視聴者のコメント入力のタイミングについての状況、又はコメント入力を行った複数の視聴者の関係性情報等である。コメント入力を行った視聴者の人数は、例えば所定期間(判定期間)においてコメント入力を行った視聴者の人数のカウント処理等を行うことで取得できる。イベントの発生タイミングに対するコメント入力のタイミングについての状況は、例えばイベントの発生タイミングに対してコメント入力のタイミングが早いか遅いかについての状況や、イベントの発生に対してコメント入力を行った視聴者の全体人数に対する割合などの状況である。複数の視聴者の関係性情報は、複数の視聴者が、フレンド関係やフォロワー・フォロー関係にあるかや、チーム又は団体等の同じグループに属しているかや、年齢、性別又は居住地等の属性が同じあるかなどについての情報である。
また演出処理部108は、コメント入力を行った複数の視聴者の人数が所定数を超えた場合に、演出処理を行う。即ち演出処理部108は、複数の視聴者のコメント入力状況として、コメント入力を行った複数の視聴者の人数の状況を判断する。例えば演出処理部108は、コメント入力を行った複数の視聴者の人数が所定数(閾値)を超えたことを条件に、コメント入力に対応する演出処理を実行する。例えば演出処理部108は、コメント入力を行った視聴者の人数(コメント入力を開始した視聴者の人数)が所定数を超えると、コメントに対応する音声の出力処理、歓声又は声援等の演出音の出力処理、表示画像に対する演出画像の合成処理、或いは配信者端末における配信設備の演出制御などを開始する。
また演出処理部108は、複数の視聴者のうちコメント入力を完了していない第1の視聴者の視聴者端末での演出処理の種類又は内容を、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定する。例えば演出処理部108は、複数の視聴者のうちの第1の視聴者のコメント入力が完了していない場合にも、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づいて演出処理の種類又は内容を決定し、決定された種類又は内容の演出処理を、第1の視聴者の視聴者端末において行う。例えば演出処理部108は、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定されたコメントの音声や演出音を、第1の視聴者の視聴者端末において出力する演出処理を行う。或いは演出処理部108は、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定された演出画像が視聴コンテンツの画像に合成された表示画像を、第1の視聴者の視聴者端末において出力する演出処理を行う。この場合に演出処理部108は、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容から予測されるコメント内容に対応する種類又は内容の演出処理を行ってもよい。
また演出処理部108は、第1の視聴者と他の視聴者との関係性情報に基づいて、他の視聴者のうちのいずれの視聴者のコメント内容に基づき演出処理の種類又は内容を決定するかを判断する。例えば演出処理部108は、第1の視聴者とフレンド関係にある他の視聴者、第1の視聴者とフォロワー・フォロー関係にある他の視聴者、第1の視聴者と同じグループに属する他の視聴者、或いは第1の視聴者の属性(年齢、性別又は居住地)に対応する属性の他の視聴者のコメント内容に基づいて、第1の視聴者の視聴者端末における演出処理の種類又は内容を決定する。例えば演出処理部108は、第1の視聴者と特定の関係性を有する他の視聴者を抽出し、抽出された他の視聴者のコメント内容に基づいて、演出処理の種類又は内容を決定する。
また演出処理部108は、演出処理として、コメントの音声の出力処理、視聴コンテンツの演出音の出力処理、視聴コンテンツに対する演出画像の合成処理、又は視聴コンテンツの配信設備の演出制御を行う。例えば演出処理部108は、予測されるコメント内容のコメントの音声の出力処理や、複数の視聴者の入力状況に応じたコメントの音声の出力処理を行う。或いは演出処理部108は、例えば視聴コンテンツの演出のために用意された歓声又は声援等の演出音の出力処理を行う。或いは演出処理部108は、配信設備の演出制御として、配信端末の配信環境に設置される機器に対する制御を行う。配信環境に設置される機器は、例えば照明機器、音響機器又は映像機器等である。
なお、以上に説明した図2のコンテンツ配信システムや、配信処理、受け付け処理、予測処理、演出処理、表示処理、音処理などの本実施形態の各処理は、図1(A)のサーバシステム500により実現したり、端末装置により実現したり、或いはサーバシステム500と端末装置の分散処理により実現するなどの種々の変形実施が可能である。例えばサーバシステムは、本実施形態の各処理を行うために必要な情報だけを処理したり、当該情報を端末装置に送信するだけの処理を行い、それ以外の処理については端末装置が実行するようにしてもよい。例えば端末装置に、本実施形態の各処理を行うためのプログラムをインストールし、インストールされたプログラムに基づき端末装置が本実施形態の各処理を実行してもよい。またコンテンツ配信システムはサーバシステム500以外の情報処理システムにより実現してもよい。
2.本実施形態の手法
次に本実施形態の手法について詳細に説明する。
次に本実施形態の手法について詳細に説明する。
2.1 コメント入力による演出処理
例えば図4では、アイドルがライブパフォーマンスを行う視聴コンテンツの配信が行われている。このアイドルは、実世界のアイドルであってもよいし、VR(Virtual Reality)のキャラクタのアイドルであってもよい。なお本実施形態の手法が適用される視聴コンテンツは、このようなライブパフォーマンスの視聴コンテンツには限定されず、ゲーム実況コンテンツ等の種々の視聴コンテンツに適用できる。
例えば図4では、アイドルがライブパフォーマンスを行う視聴コンテンツの配信が行われている。このアイドルは、実世界のアイドルであってもよいし、VR(Virtual Reality)のキャラクタのアイドルであってもよい。なお本実施形態の手法が適用される視聴コンテンツは、このようなライブパフォーマンスの視聴コンテンツには限定されず、ゲーム実況コンテンツ等の種々の視聴コンテンツに適用できる。
視聴者は、視聴者端末に配信される視聴コンテンツにより、このアイドルのライブパフォーマンスを視聴している。そして図4では、「アスカ」という名前のシークレットゲストのアイドルが登場するイベントが発生している。このようなシークレットゲストの登場に対して、視聴者はコメント入力を行っており、図4では、「アスカ」という名前を入力するために、「アスカ」の先頭の文字に対応する「あ」を入力している。この場合に本実施形態では、視聴者のコメント入力の完了前に、コメント入力のコメント内容を予測して、予測されたコメント内容に基づき決定される演出処理を実行する。例えばA1、A2に示すように、予測されたコメント内容である「アスカ~」、「アスカ~! サイコー!」などの音声を出力する。或いはA3に示すような「ワー」という歓声や、声援などのライブコールの演出音を出力する。或いは視聴コンテンツの画像(映像)に対してエフェクト画像EFなどの演出画像を合成する処理を行う。演出画像としてはこれ以外にもペンライトや照明の演出画像なども考えられる。或いは図5に示すように、アイドルのライブパフォーマンスが行われている会場の配信設備である照明機器LTや音響機器SPの演出制御を行う。例えばアイドルのイメージカラーでの照明を行ったり、ライブパフォーマンスを盛り上げるような音響出力を行う。
例えば視聴コンテンツにおいて、アイドルが登場するなどのイベントが発生した場合に、視聴者はコメント入力などを行うが、視聴者のコメント入力が遅れてしまい、タイムラグが発生したり、視聴者のコメントの入力タイミングがバラバラになるなどの事態が発生する。このようにイベントの発生に対して視聴者のコメント入力が遅れたり、複数の視聴者がバラバラにコメント入力を行うと、場が盛り下がってしまったり、視聴者の一体感が損なわれるなどの問題が発生する。
そこで本実施形態では、図4に示すように、視聴者のコメント入力の完了前に、コメント入力のコメント内容を予測して、予測されたコメント内容に応じた演出処理を行う。例えば「アスカ」の文字入力が完了していないのに、「アスカー!」、「アスカ~! サイコー!」などの音声を出力したり、アイドルの登場を盛り上げる歓声や声援などのライブコールの演出音を出力する。またアイドルに対応する演出画像を表示したり、アイドルがライブパフォーマンスを行っている会場の配信設備を制御して、ライブパフォーマンスを盛り上げる演出を行う。或いは後述するように視聴者のコメント入力の完了前に、複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を行う。例えばイベントの発生後、コメント入力を行った視聴者の人数が所定数を超えた場合(打鍵数が所定数を超えた場合)に、これらの視聴者のコメント入力が完了していなくても、コメントの音声の出力や、歓声又は声援等の演出音の出力や、演出画像の合成や、或いは配信設備の制御などの演出処理を実行する。こうすることで、視聴コンテンツでのイベントの発生等に対して、少ないタイムラグで、一体感のある演出処理を実行することが可能になり、コメント入力に基づく視聴コンテンツの演出処理の演出効果を向上できるようになる。
2.2 本実施形態の処理例
図6は本実施形態の処理を説明するフローチャートである。コンテンツ配信システムは、視聴コンテンツの配信処理を行う(ステップS1)。例えば図4に示すような視聴コンテンツを視聴者端末の視聴者が視聴するための視聴コンテンツの配信処理を行う。そしてコンテンツ配信システムは、視聴者が視聴者に対する参加行動として、コメント入力を行ったかを判断し(ステップS2)、このような参加行動が行われた場合には、視聴者のコメント入力を受け付ける(ステップS3)。例えば図4に示すように、視聴者が視聴者端末によりコメントの文字を入力するなどのコメント入力を行った場合に、このコメント入力を受け付ける。なおコメント入力としては音声によりコメント入力も考えられる。そしてコンテンツ配信システムは、視聴者のコメント入力の完了前に、コメント入力のコメント内容を予測する(ステップS4)。図4を例にとれば、視聴者のコメント入力は例えば「アスカ」などのコメント内容であると予測する。そしてコンテンツ配信システムは、予測されたコメント内容に基づき決定される演出処理を実行する(ステップS5)。例えば図4、図5に示すように「アスカ~」、「アスカ~! サイコー!」などの音声を出力したり、歓声又は声援等の演出音を出力したり、演出画像であるエフェクト画像の合成処理を行ったり、ライブパフォーマンスの会場の配信設備である照明機器LTや音響機器SPを制御する演出処理を行う。
図6は本実施形態の処理を説明するフローチャートである。コンテンツ配信システムは、視聴コンテンツの配信処理を行う(ステップS1)。例えば図4に示すような視聴コンテンツを視聴者端末の視聴者が視聴するための視聴コンテンツの配信処理を行う。そしてコンテンツ配信システムは、視聴者が視聴者に対する参加行動として、コメント入力を行ったかを判断し(ステップS2)、このような参加行動が行われた場合には、視聴者のコメント入力を受け付ける(ステップS3)。例えば図4に示すように、視聴者が視聴者端末によりコメントの文字を入力するなどのコメント入力を行った場合に、このコメント入力を受け付ける。なおコメント入力としては音声によりコメント入力も考えられる。そしてコンテンツ配信システムは、視聴者のコメント入力の完了前に、コメント入力のコメント内容を予測する(ステップS4)。図4を例にとれば、視聴者のコメント入力は例えば「アスカ」などのコメント内容であると予測する。そしてコンテンツ配信システムは、予測されたコメント内容に基づき決定される演出処理を実行する(ステップS5)。例えば図4、図5に示すように「アスカ~」、「アスカ~! サイコー!」などの音声を出力したり、歓声又は声援等の演出音を出力したり、演出画像であるエフェクト画像の合成処理を行ったり、ライブパフォーマンスの会場の配信設備である照明機器LTや音響機器SPを制御する演出処理を行う。
このように本実施形態では、視聴コンテンツを視聴者端末の視聴者が視聴するための配信処理を行い、視聴コンテンツに対する視聴者の参加行動として、コメント入力による参加行動を受け付ける。そして視聴者のコメント入力の完了前に、コメント入力のコメント内容を予測し、予測されたコメント内容に基づき決定される演出処理を行う。このようにすれば、視聴者が参加行動としてコメント入力を行った場合に、コメント入力の完了前に、コメント入力のコメント内容が予測され、予測されたコメント内容に応じた演出処理を実行できるようになる。従って、視聴コンテンツの演出処理がタイムラグにより遅れたり、演出処理の一体感が無くなるなどの事態を抑制でき、コメント入力に基づく視聴コンテンツの演出処理の演出効果を向上できるコンテンツ配信システム等の提供が可能になる。
例えばオンラインライブ等では、視聴者の反応として、アイドルが登場した際や、曲のイントロが流れ出した際に、視聴者のコメント入力によって実施される演出処理が考えられる。しかしながら、視聴者のコメント入力の完了を待ってから開始される演出処理では、どうしても遅延が発生し、タイミングがずれてしまい、場が盛り下がってしまうという問題がある。そこで本実施形態では、視聴者のコメント入力の完了前に、コメント入力の内容を予測して、関連する演出処理を先に実行してしまう工夫を施し、タイミングのズレを極力少なくして、演出処理の演出効果を向上させる。
次に本実施形態の種々の処理例について説明する。図7は、視聴者の人数に応じた演出処理を説明するフローチャートである。まずコンテンツ配信システムは、視聴者のコメント入力の受け付け処理を行う(ステップS11)。そしてコンテンツ配信システムは、コメント入力を行った視聴者の人数のカウント処理を行う(ステップS12)。例えば所定期間においてコメント入力を行った視聴者の人数のカウント処理を行う。具体的には例えば視聴コンテンツのイベントの発生後、所定の判定期間においてコメント入力を行った視聴者の人数のカウント処理を行う。そしてコンテンツ配信システムは、コメント入力を行った視聴者の人数に応じて、演出処理の種類又は内容を決定し(ステップS13)、決定された種類又は内容の演出処理を実行する(ステップS14)。
このように本実施形態では、コメント入力を行った視聴者の人数に応じて、演出処理の種類又は内容を変更する。例えばコメント入力を行った視聴者の人数が少ない場合には、コメントの音声だけを出力し、人数が多い場合には、歓声等の演出音(効果音)を出力したり、演出画像により演出処理を行ったり、或いは配信設備の演出制御を行う。或いは、コメント入力を行った視聴者の人数が少ない場合には、コメントの音声や演出音や配信設備の音響機器の音量は小さいが、人数が多い場合には、コメントの音声や演出音や音響機器の音量を大きくする。或いは、コメント入力を行った視聴者の人数が少ない場合には、視聴コンテンツの画像に合成される演出画像の数が少なかったり、それほど目立たない演出画像を合成するが、人数が多い場合には、視聴コンテンツの画像に合成される演出画像の数を多くしたり、派手な演出画像を合成する。このようにすれば、コメント入力を行った視聴者の人数が少ないか多いかに応じて、演出処理の種類又は内容が変化するようになり、より演出効果の高い演出処理を視聴コンテンツに対して行うことが可能になる。
図8は、コメント入力のコメント内容の予測タイミングに応じた演出処理を説明するフローチャートである。まずコンテンツ配信システムは、コメント入力のコメント内容の予測タイミングがコメント入力の1文字目であるかを判断し(ステップS21)、1文字目である場合には、第1の種類又は第1の内容の演出処理を実行する(ステップS22)。そしてコンテンツ配信システムは、1文字目ではない場合には、予測タイミングがコメント入力の2文字目であるかを判断し(ステップS23)、2文字目である場合には第2の種類又は第2の内容の演出処理を実行する(ステップS24)。一方、2文字目でもない場合には、コンテンツ配信システムは第3の種類又は第3の内容の演出処理を実行する(ステップS25)。
このように本実施形態では、コメント入力のコメント内容の予測タイミングに応じて、演出処理の種類又は内容を変更する。例えば図8に示すように、予測タイミングがコメント入力の1文字目である場合には第1の種類又は第1の内容の演出処理を実行し、2文字目である場合には第2の種類又は第2の内容の演出処理を実行し、3文字目以降である場合には第3の種類又は第3の内容の演出処理を実行する。例えば予測タイミングが2文字目以降である場合の方が、予測タイミングが1文字目である場合に比べて、予測の精度が高く、予測が当たっている確率が高いと考えられる。図4を例にとれば、「あ」が入力されたタイミングで予測する場合に比べて、「あす」が入力されたタイミングで予測する方が予測の精度が高い。そこでコメント内容の予測タイミングが遅いほど、より演出効果が強調された演出処理を行う。例えば予測タイミングが1文字目である場合には、演出画像による演出処理や配信設備の演出制御は行わないが、予測タイミングが2文字目以降である場合には、演出画像による演出処理や配信設備の演出制御を行う。或いは、予測タイミングが2文字目以降である場合には、予測タイミングが1文字目である場合に比べて、出力されるコメントの音声や演出音の音量を大きくしたり、より派手な演出画像による演出処理を行う。このようにすれば、コメント内容の予測タイミングに応じた種類又は内容の演出処理により視聴コンテンツの演出を行うことが可能になる。
また本実施形態では、視聴コンテンツには演出ポイントが設定されており、演出ポイントのタイミングにおいてコメント内容が予測される場合には、演出処理を実行する。例えば視聴コンテンツには、当該視聴コンテンツにおいて演出処理を行うべきポイントとして演出ポイントが設定されている。例えば視聴コンテンツのイベントにおいて演出処理を行う場合には、そのイベントの発生に対応するタイミングに演出ポイントが設定されている。そして本実施形態では、演出ポイントのタイミングにおいて、視聴者のコメント入力が完了していない場合にも、視聴者のコメント入力のコメント内容が、予測される内容である場合には、演出ポイントにおいて、演出ポイントに対応づけられた演出処理を実行する。即ち、本来は演出ポイントのタイミングにおいてコメント入力を行わないと実行されないような演出処理であっても、コメント入力の内容が予測される場合には、演出ポイントにおいてコメント入力が行われたと見なして、演出ポイントに対応する演出処理を実行する。このようにすれば、視聴コンテンツに演出ポイントが設定されている場合に、演出ポイントのタイミングでコメント入力が完了していなくても、演出ポイントに対応する演出処理を実行できるようになる。
図9も本実施形態の処理を説明するフローチャートである。コンテンツ配信システムは視聴コンテンツの配信処理を行う(ステップS31)。そしてこの視聴コンテンツの配信の際にコンテンツ配信システムは、視聴コンテンツに対する複数の視聴者のコメント入力の受け付け処理を行う(ステップS32)。即ち、同じ視聴コンテンツを視聴する複数の視聴者の各視聴者のコメント入力を受け付ける。そしてコンテンツ配信システムは、複数の視聴者のうちの少なくとも1人の視聴者のコメント入力が完了する前に、複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を実行する(ステップS33)。
このように本実施形態では、視聴コンテンツを複数の視聴者端末の複数の視聴者が視聴するための配信処理を行い、視聴コンテンツに対する複数の視聴者の各視聴者の参加行動として、コメント入力による参加行動を受け付ける。そして複数の視聴者のうちの少なくとも1人の視聴者の前記コメント入力が完了する前に、複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を行う。例えば同じ視聴コンテンツを視聴する複数の視聴者が、視聴コンテンツに対してコメント入力を行った場合に、複数の視聴者のコメント入力状況を判断する。そしてコメント入力状況が所定の状況になった場合に演出処理を開始したり、コメント入力状況に応じて演出処理の種類又は内容を変更する。例えばライブ配信などにおいて、サプライズゲスト等のアイドルが登場するタイミングや、定番の有名な曲が開始されるようなタイミングでは、複数の視聴者が、ライブに特有のコール等を行うために、一斉にコメント入力を開始する。この場合に、全ての視聴者のコメント入力の完了を待って演出処理を行ったのでは、タイムラグが発生してしまい、場が盛り上がらなかったり、視聴者の一体感が損なわれる。このため本実施形態では、全ての視聴者のコメント入力の完了を待つことなく、複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を実行する。例えばコメント入力を行った視聴者の人数が所定数を超えるような入力状況になったら、視聴コンテンツに対する演出処理を開始してしまう。或いはコメント入力の入力状況に応じて、演出処理の種類又は内容を変化させる。このようにすれば、視聴コンテンツを視聴する複数の視聴者がコメント入力を行った場合に、コメント入力の入力状況に応じた適切な演出処理を実行できるようになり、コメント入力に基づく視聴コンテンツの演出処理の演出効果を向上することが可能になる。
図10は視聴者の人数が所定人数を超えた場合に演出処理を実行する処理を説明するフローチャートである。まずコンテンツ配信システムは、視聴コンテンツに対する複数の視聴者のコメント入力の受け付け処理を行う(ステップS41)。そしてコンテンツ配信システムは、コメント入力を行った視聴者の人数のカウント処理を行う(ステップS42)。例えば複数の視聴者の視聴者端末における操作の打鍵数のカウント処理を行う。例えば視聴コンテンツのイベントの開始タイミングから所定期間内における視聴者の人数のカウント処理を行う。或いは所定の判定期間を設定して、当該判定期間における視聴者の人数のカウント処理を行う。そしてコンテンツ配信システムは、コメント入力を行った視聴者の人数(打鍵数)が所定数を超えたか否かを判断し(ステップS43)、所定数を超えた場合には、演出処理を実行する(ステップS44)。例えば音声や演出音の出力処理、演出画像による演出処理、又は配信設備の演出制御などを開始する。
このように本実施形態では、コメント入力を行った複数の視聴者の人数が所定数を超えた場合に、演出処理を行う。例えば視聴コンテンツでのイベントの発生等により、視聴コンテンツを視聴する複数の視聴者がコメント入力を開始すると、コメント入力を開始した視聴者の人数のカウント処理が開始される。そしてコメント入力を行った複数の視聴者の人数が所定数を超えたと判断されると、視聴コンテンツに対する演出処理が開始する。例えばコメントの音声や演出音が出力されたり、視聴コンテンツの画像に対して演出画像が合成されたり、或いは配信設備の音響機器や映像機器による演出制御が開始する。このようにすれば、コメント入力を行った複数の視聴者の人数が所定数を超えるような入力状況になった場合に、視聴コンテンツに対する演出処理が開始されるようになる。これにより、例えば複数の視聴者の全てのコメント入力が完了する前に、視聴コンテンツに対する演出処理を開始できるようになり、コメント入力に基づく視聴コンテンツの演出処理の演出効果を向上することが可能になる。
例えば視聴者がコメントを入力しながら参加するオンラインライブの場合に、オンラインライブにおいて何か印象的なパフォーマンスがあったり、曲のイントロを視聴者が聞いたときに、視聴者がコメントを入力したくなった瞬間が、リアルライブにおける「ワー」という観客の反応に近いと考えられる。そこでオンラインライブにおいてコメント入力を開始した視聴者の人数(視聴者によるキーボード等の打鍵数)を計測し、一定期間においてコメント入力を開始した視聴者の人数(打鍵数)が閾値である所定数を上回ったら、「ワー」というような歓声等の演出音を出力したり、各種の演出画像による演出処理を実行する。また人数(打鍵数)に比例した音量により「ワー」という歓声を出力したり、人数に応じた演出効果の演出画像を出力する。こうすることで、オンラインライブを盛り上げるような効果的な演出処理を実現できるようになる。この場合に、閾値は一定でもよいし、閾値を可変に設定してもよい。例えばアイドル等の歌唱者が歌っているときなどの所定の状況の場合には、閾値を高めの値に設定してもよい。
図11は、他の視聴者のコメント内容に基づく演出処理を説明するフローチャートである。まずコンテンツ配信システムは、視聴コンテンツに対する複数の視聴者のコメント入力の受け付け処理を行う(ステップS51)。そしてコンテンツ配信システムは、コメント入力を完了していない第1の視聴者の視聴者端末での演出処理の種類又は内容を、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定し(ステップS52)、決定された種類又は内容の演出処理を実行する(ステップS53)。
このように本実施形態では、複数の視聴者のうちコメント入力を完了していない第1の視聴者の視聴者端末での演出処理の種類又は内容を、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定する。例えば第1の視聴者のコメント入力が完了していない場合にも、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定された種類又は内容の演出処理を、第1の視聴者の視聴者端末において実行する。例えば第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定されたコメントの音声や演出音を、第1の視聴者の視聴者端末において出力したり、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定された演出画像による演出処理や配信設備の演出制御を行う。このようにすれば、第1の視聴者のコメント入力が完了していない場合にも、第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定された演出処理を、第1の視聴者の視聴者端末において実行できるようになる。
図12は、他の視聴者との関係性情報に基づく演出処理を説明するフローチャートである。まずコンテンツ配信システムは、コメント入力を完了していない第1の視聴者と他の視聴者の関係性情報を取得する(ステップS61)。例えば第1の視聴者と他の視聴者がフレンド関係にあるのかや、同一グループに属するのかや、同じ属性の視聴者なのかなどの関係性情報を取得する。そしてコンテンツ配信システムは、取得された関係性情報に基づいて、他の視聴者のいずれの視聴者のコメント内容に基づき、第1の視聴者の視聴者端末での演出処理の種類又は内容を決定するかを判断する(ステップS62)。例えば第1の視聴者とフレンド関係にある他の視聴者や、第1の視聴者と同じグループに属する他の視聴者や、或いは第1の視聴者と同じ属性(年齢、性別又は居住地)の他の視聴者のコメント内容に基づいて、第1の視聴者の視聴者端末での演出処理の種類又は内容を決定する。そしてコンテンツ配信システムは、決定された種類又は内容の演出処理を実行する(ステップS63)。
このように本実施形態では、第1の視聴者と他の視聴者との関係性情報に基づいて、他の視聴者のうちのいずれの視聴者のコメント内容に基づき演出処理の種類又は内容を決定するかを判断する。例えば他の視聴者のいずれの視聴者のコメント内容に基づいて、第1の視聴者の演出処理の種類又は内容を決定するかを、第1の視聴者と他の視聴者との関係性情報に基づいて判断する。例えば他の視聴者のいずれの視聴者のコメント内容を参考にするかについての優先度を、第1の視聴者と他の視聴者との関係性情報に基づき決定する。例えばコメント入力を行った他の視聴者の中に、第1の視聴者とフレンド関係の視聴者や、第1の視聴者と同じグループに属する視聴者や、或いは第1の視聴者と同じ属性の視聴者が居た場合には、その視聴者のコメント内容を参考とする比重を重くする。このようにすれば、第1の視聴者と他の視聴者の関係性情報を判断して、他の視聴者のいずれの視聴者のコメント内容を用いるかを判断して、その視聴者のコメント内容に基づいて、第1の視聴者の視聴者端末での演出処理の種類又は内容を決定できるようになる。
また本実施形態では、図4、図5で説明したように、視聴コンテンツの演出処理として、コメントの音声の出力処理、視聴コンテンツの演出音の出力処理、視聴コンテンツに対する演出画像の合成処理、又は視聴コンテンツの配信設備の演出制御を行っている。例えば図4に示すように、「アスカ~」、「アスカ~! サイコー!」というようなコメントの音声を出力したり、「ワー」というような歓声等の演出音を出力したり、エフェクト画像EF等の演出画像を視聴コンテンツの画像に合成する。或いは図5に示すように、視聴コンテンツの配信環境における配信設備である照明機器LTや音響機器SPの演出制御を行う。このようにすれば、コメントの音声、演出音、演出画像又は配信設備の演出制御による効果的な演出処理を、視聴コンテンツに対して行うことが可能になる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本開示の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本開示の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、配信処理、受け付け処理、予測処理、演出処理、入力状況の判断処理等も、本実施形態で説明したものに限定されず、これらと均等な手法も本開示の範囲に含まれる。
100…処理部、102…配信処理部、104…受け付け部、106…予測部、108…演出処理部、118…管理部、120…表示処理部、130…音処理部、170…記憶部、172…コンテンツ情報記憶部、173…演出情報記憶部、174…ユーザ情報記憶部、196…通信部、200…処理部、260…操作部、262…インターフェース部、270…記憶部、280…情報記憶媒体、290…表示部、292…音出力部、296…通信部、500…サーバシステム、510…ネットワーク、EF…エフェクト画像、LT…照明機器、SP…音響機器、TM、TM1~TMn…端末装置、TMA、TMA1~TMAm…視聴者端末、TMP…配信者端末
Claims (11)
- 視聴コンテンツを視聴者端末の視聴者が視聴するための配信処理を行う配信処理部と、
前記視聴コンテンツに対する前記視聴者の参加行動として、コメント入力による前記参加行動を受け付ける受け付け部と、
前記視聴者の前記コメント入力の完了前に、前記コメント入力のコメント内容を予測する予測部と、
予測された前記コメント内容に基づき決定される演出処理を行う演出処理部と、
を含むことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 請求項1において、
前記演出処理部は、
前記コメント入力を行った前記視聴者の人数に応じて、前記演出処理の種類又は内容を変更することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 請求項1又は2において、
前記演出処理部は、
前記コメント入力の前記コメント内容の予測タイミングに応じて、前記演出処理の種類又は内容を変更することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
前記視聴コンテンツには演出ポイントが設定されており、
前記演出処理部は、
前記演出ポイントのタイミングにおいて前記コメント内容が予測される場合には、前記演出処理を実行することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 視聴コンテンツを複数の視聴者端末の複数の視聴者が視聴するための配信処理を行う配信処理部と、
前記視聴コンテンツに対する前記複数の視聴者の各視聴者の参加行動として、コメント入力による前記参加行動を受け付ける受け付け部と、
前記複数の視聴者のうちの少なくとも1人の視聴者の前記コメント入力が完了する前に、前記複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を行う演出処理部と、
を含むことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 請求項5において、
前記演出処理部は、
前記コメント入力を行った前記複数の視聴者の人数が所定数を超えた場合に、前記演出処理を行うことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 請求項5又は6において、
前記演出処理部は、
前記複数の視聴者のうち前記コメント入力を完了していない第1の視聴者の視聴者端末での前記演出処理の種類又は内容を、前記第1の視聴者以外の他の視聴者のコメント内容に基づき決定することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 請求項7において、
前記演出処理部は、
前記第1の視聴者と前記他の視聴者との関係性情報に基づいて、前記他の視聴者のうちのいずれの視聴者のコメント内容に基づき前記演出処理の種類又は内容を決定するかを判断することを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
前記演出処理部は、
前記演出処理として、コメントの音声の出力処理、前記視聴コンテンツの演出音の出力処理、前記視聴コンテンツに対する演出画像の合成処理、又は前記視聴コンテンツの配信設備の演出制御を行うことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 視聴コンテンツを視聴者端末の視聴者が視聴するための配信処理を行う配信処理部と、
前記視聴コンテンツに対する前記視聴者の参加行動として、コメント入力による前記参加行動を受け付ける受け付け部と、
前記視聴者の前記コメント入力の完了前に、前記コメント入力のコメント内容を予測する予測部と、
予測された前記コメント内容に基づき決定される演出処理を行う演出処理部として、
コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。 - 視聴コンテンツを複数の視聴者端末の複数の視聴者が視聴するための配信処理を行う配信処理部と、
前記視聴コンテンツに対する前記複数の視聴者の各視聴者の参加行動として、コメント入力による前記参加行動を受け付ける受け付け部と、
前記複数の視聴者のうちの少なくとも1人の視聴者の前記コメント入力が完了する前に、前記複数の視聴者のコメント入力状況に応じた演出処理を行う演出処理部として、
コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021059651A JP2022156119A (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | コンテンツ配信システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021059651A JP2022156119A (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | コンテンツ配信システム及びプログラム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022156119A true JP2022156119A (ja) | 2022-10-14 |
Family
ID=83558561
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021059651A Pending JP2022156119A (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | コンテンツ配信システム及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022156119A (ja) |
-
2021
- 2021-03-31 JP JP2021059651A patent/JP2022156119A/ja active Pending
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