JP2022150436A - 店内状況管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】店員の負担を低減させる。【解決手段】複数の精算装置を監視可能な店内状況管理装置であって、前記精算装置は、設置型の他装置又は自装置で登録された商品について精算する第1精算装置と、可搬型の他装置で登録された商品について精算する第2精算装置と、があり、前記店内状況管理装置は、前記第1精算装置及び前記第2精算装置の状態を表示する表示手段を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、店内状況管理装置及びプログラムに関する。
商品の販売に関する複数のサービスが共存する場合がある。例えば、店舗において複数の精算方法を提供するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-081072号公報
しかしながら、複数のサービスが共存する場合の監視する店員の負担が大きくなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、店員の負担を低減させる技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、複数の精算装置を監視可能な店内状況管理装置であって、前記精算装置は、設置型の他装置又は自装置で登録された商品について精算する第1精算装置と、可搬型の他装置で登録された商品について精算する第2精算装置と、があり、前記店内状況管理装置は、前記第1精算装置及び前記第2精算装置の状態を表示する表示手段を備えることを特徴とする。
販売システムを説明するためのネットワークの概念図である。 精算装置の外観について説明する図である。 精算装置の構成例である。 登録精算装置の外観について説明する図である。 登録精算装置の構成例である。 登録装置の外観について説明する図である。 登録装置の構成例である。 精算装置の外観について説明する図である。 精算装置の構成例である。 携帯端末の表示例である。 携帯端末の表示例等である。 精算装置の表示例である。 精算装置の表示例である。 携帯端末、クラウドサーバの処理の一例を示すシーケンス図である。 精算装置、クラウドサーバの処理の一例を示すシーケンス図である。 取引状況管理装置の表示例である。 取引状況管理装置の表示例である。 取引状況管理装置の表示について説明する説明図である。 取引状況管理装置の表示例である。 取引状況管理装置の表示例である。 取引状況管理装置の表示例である。 取引状況管理装置の表示例である。 取引状況管理装置の表示例である。
図1は、本実施形態の販売システム1を説明するためのネットワークの概念図である。図1に示す販売システム1は、本部サーバ10、クラウドサーバ20、ストアコントローラ30(例えば、サーバ等)、取引状況管理装置40(例えば、パーソナルコンピュータ等)、精算装置50、登録精算装置51、登録精算装置52、登録装置53、精算装置54、携帯端末60を含む。
ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置50、登録精算装置51、登録精算装置52、登録装置53、精算装置54は、LAN19(有線でも無線でもよい)を介して通信可能に接続される。ストアコントローラ30は、本部サーバ10と通信可能とされる。販売システム1は、種々の店舗等(スーパーマーケット、コンビニストア、ドラックストア、ホームセンタ、家電量販店等)に導入可能である。
図1において、各装置(端末)の台数は例示である。例えば、図1において、取引状況管理装置40の右側に「…」を図示したが、1店舗にて設置される取引状況管理装置40の数は1台以上であればよい。また例えば、図1において、2台の携帯端末60を図示したが、店内において使用される携帯端末60の数は客の数に応じて変化する。
販売システム1は、携帯端末60を使用して商品を登録し、精算装置50を使用して精算するといった態様のセルフサービス(以下、サービスAと称する場合がある)を提供する。つまり、サービスAは、顧客自身が商品登録と精算とを行うが、商品登録に関しては携帯端末60を使用し、精算に関しては精算装置50を使用するといった態様のセルフサービスである。
また、販売システム1は、サービスAに加え、他のサービスも提供する。例えば、他のサービスとして、販売システム1は、顧客が登録精算装置51や登録精算装置52を使用して商品を登録し且つ精算するといった態様のサービスや、店員が登録装置53を使用して商品を登録し、顧客が精算装置54を使用して精算するといった態様のサービスも提供可能である。
本部サーバ10は、店舗外(例えば、本社やデータセンタ等)に設置され、販売システム1全体を管理するサーバである。本部サーバ10は、例えば、サービスAを含むサービスの運用に必要な各種情報(例えば、顧客マスタ(会員マスタ)、商品マスタ、特売ファイル等)や、店舗におけるサービスの実績情報(例えば、売上実績情報、商品販売実績情報等)を記憶する。本部サーバ10は、クラウドサーバ20、ストアコントローラ30と通信する。本部サーバ10は、他の装置(例えば、取引状況管理装置40、精算装置50等)と通信してもよい。本部サーバ10は、複数台のサーバから構成されるものであってもよい。
クラウドサーバ20は、店舗外(例えば、データセンタ等)に設置され、サービスAを提供するサーバである。クラウドサーバ20は、例えば、サービスAの運用に必要な各種情報(例えば、商品マスタ、取引情報(カート情報とも称する)等)を記憶する。クラウドサーバ20、本部サーバ10、携帯端末60と通信する。クラウドサーバ20、他の装置(例えば、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40等)と通信してもよい。クラウドサーバ20は、複数台のサーバから構成されるものであってもよい。
ストアコントローラ30は、販売システム1のうち当該店舗に係る部分を制御する装置である。ストアコントローラ30は、LAN19内の各装置(例えば、精算装置50等)やLAN19外の各装置(例えば、本部サーバ10)と通信する。例えば、ストアコントローラ30は、本部サーバ10から商品マスタや特売ファイルを受信し、精算装置50に供給する。
取引状況管理装置40は、主にLAN19内の各装置を管理する装置である。例えば、取引状況管理装置40は、LAN19内の各装置と通信し、LAN19内の各装置の処理状況、動作状況等を監視等する。また、取引状況管理装置40は、LAN19外の各装置(例えば、本部サーバ10、クラウドサーバ20)と通信してもよい(直接的に通信してもよいし、ストアコントローラ30を介して通信してもよい)。例えば、取引状況管理装置40は、クラウドサーバ20に記憶される取引情報(カート情報)を参照してもよい。
携帯端末60は、サービスAにおいて商品を登録する際に使用される端末である。つまり、顧客は、サービスAにおける商品の登録に際し、携帯端末60を使用する。携帯端末60は、通信機能、撮像機能(カメラ)の他に、各種コード(バーコード、2次元コード等)を認識する認識機能を備える。例えば、携帯端末60は、商品に付されているバーコードを認識する。例えば、携帯端末60は、撮像機能によって撮像されている撮像画像(スルー画像(ライブビュー)として取得している画像)内の特徴点を抽出し、オブジェクト(各種コード)を認識してもよい。なお、携帯端末60は、サービスAを利用する顧客個人(又は法人)の所有物であることを想定しているが、店舗側が貸与するものであってもよい。
精算装置50は、サービスAにおいて精算する際に使用される装置である。つまり、顧客は、携帯端末60を使用して登録した商品の精算に際し、精算装置50を使用する。なお、精算装置50の構成については後述する。
登録精算装置51は、店員又は顧客によって使用される。具体的には、登録精算装置51は、両側(店員側、顧客側)にスキャナ部を備えるとともに、一方側(顧客側)に決済部を備える。登録精算装置51は、切り替え可能な複数の動作モードを有する。なお、登録精算装置51の構成については後述する。
登録精算装置52は、主に顧客によって使用される。登録精算装置52は、スキャナ部と決済部とを備え、商品の登録と精算とに用いられる。
登録装置53は、主に店員によって使用される。登録装置53は、スキャナ部を備え、専ら商品の登録に用いられる。なお、登録装置53の構成については後述する。
精算装置54は、主に顧客によって使用される。精算装置54は、決済部を備え、専ら精算に用いられる。なお、精算装置54の構成については後述する。
なお、販売システム1は、他のシステムと連携してもよい。例えば、取引状況管理装置40は、従業員(店員)の勤怠に係る情報(例えば、出勤実績情報、勤務スケジュール情報等)を管理する勤怠サーバにアクセス可能であってもよい。
(取引状況管理装置40)
図示は省略するが、取引状況管理装置40は、CPUと、ROMと、RAMと、ハードディスクと、表示部と、通信部とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。取引状況管理装置40は、各種のキー(ボタン)から構成されるキー操作部を更に備えてもよいし、キー操作部を備える機器(キーボード)を接続可能であってもよい。取引状況管理装置40は、印刷部を備える機器(プリンタ)や、音声出力部を備える機器(スピーカ)や、店員の名札等に付されたコードをスキャン可能なスキャナ部を備える機器(スキャナ)や、カード(例えば、店員カード)を読み取り可能なカード読取部を備える機器(カードリーダ)を接続可能であってもよい。
(精算装置50)
図2は、精算装置50の外観について説明する図である。図3は、精算装置50の構成例である。図2及び図3において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図2を参照しつつ、図3に示した精算装置50の構成例を説明する。精算装置50は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、ハードディスク104と、表示部105と、スキャナ部106と、カード決済部(非現金決済部)108と、釣銭機(現金決済部)109と、印刷部113と、音声出力部114と、通信部115と、撮像部(カメラ)116と、サインポール117とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。なお、精算装置50(精算装置54も同様)は、キー操作部を更に備えてもよい。また、精算装置50(登録精算装置51、登録精算装置52、登録装置53、精算装置54も同様)は、人の存在を検出するセンサ(人感センサ等)等を更に備えてもよい。
CPU101は、中央演算処理装置であり、ROM102に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、精算装置50の動作を制御する。
ROM102は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU101が利用する各種の情報を記憶する。
RAM103は、読み出し書き込みメモリであり、主記憶装置として種々の情報を記憶する。例えば、RAM103は、ROM102やハードディスク104から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶する。
ハードディスク104は、補助記憶装置として種々の情報を記憶する。ハードディスク104は、例えば、ROM102に代えて、CPU101が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM103に代えて、ROM102から読み出した情報、外部から取得した情報、処理において生成した情報等を記憶してもよい。なお、ハードディスク104に代えてSSD(Solid State Drive)等の記憶装置が備えられてもよい。
表示部105は、タッチディスプレイであり、種々の情報を表示するとともに、種々の入力を受け付ける。
スキャナ部106は、種々の情報を光学的に読み取る。具体的には、スキャナ部106は、携帯端末60が表示部に表示するコード(精算用2次元コード605(後述))をスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取る。また、スキャナ部106は、品券類(商品券、クーポン券、優待券)、各種カード(例えば、会員カード、ポイントカード等)に付されたコードをスキャンし、夫々の情報を読み取ってもよい。また、スキャナ部106は、店員の名札等に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。
上記のほか、スキャナ部106は、商品に付されているコードをスキャンし、商品コード(JANコード等)を読み取ってもよい。また、スキャナ部106は、他の装置(例えば、登録精算装置51、登録装置53等)が印刷、発行したお会計券(登録商標)に印刷されているコードをスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取ってもよい。
カード決済部108は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等のプリペイドカード、デビット支払時におけるキャッシュカード、ポイント支払時におけるポイントカード等)による決済機構である。カード決済部108は、カード認識部(読取部)や表示部や操作部を備えるが、少なくとも、カード認識部を備えるものであればよい。なお、カード認識部は、特典付与、割引等のために各種カード(例えば、ポイントカード、会員カード、株主カード等)を認識してもよい。
なお、カード決済部108は、読取対象のカードに応じた複数の部材であってもよい。つまり、精算装置50は、一例として、プリペイドカード用の第1カード決済部108a、クレジットカード用の第2カード決済部108bといった具合に複数のカード決済部を備えていてもよい。
釣銭機109は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。紙幣や硬貨が投入口に投入された場合にはセンサによって検出(投入があった旨の検出、金種別の枚数の検出等)される。
印刷部113は、各種媒体(レシート等)を印刷、発行する。
音声出力部114は、音声を出力する。例えば、音声出力部114は、確認音、警告音、音声ガイダンス等を出力する。
通信部115は、他の装置(例えば、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40等)との間において情報を送受信する。
撮像部116は、例えば、顧客を撮像する。なお、精算装置50は、2以上の撮像部116を備え、顔と手元(釣銭機109の投入口や排出口付近)とを同時に撮像してもよい。
サインポール117は、先端部分に発光部を有し、発光部の発光態様によって、種々の情報(店員呼出、動作状況等)を報知する。
(登録精算装置51)
図4は、登録精算装置51の外観について説明する図である。図5は、登録精算装置51の構成例である。図4及び図5において、同一部分には同一符号を付している。登録精算装置51は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、客側スキャナ部206と、カード決済部(非現金決済部)208と、釣銭機(現金決済部)209と、店員側表示部210と、キー操作部211と、店員側スキャナ部212と、印刷部213と、音声出力部214と、通信部215とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。なお、登録精算装置51(登録精算装置52、登録装置53、精算装置54も同様)は、撮像部(精算装置50の撮像部116と同様の撮像部)を更に備えてもよい。また、登録精算装置51は、サインポール(精算装置50のサインポール117と同様のサインポール)等を更に備えてもよい。
登録精算装置51が備えるCPU201、ROM202、RAM203、ハードディスク204、カード決済部208、釣銭機209、音声出力部214、通信部215については、精算装置50が備えるCPU101、ROM102、RAM103、ハードディスク104、カード決済部108、釣銭機109、音声出力部114、通信部115と同様であるため、説明の一部又は全部を省略する。
客側表示部205は、タッチディスプレイであり、顧客に種々の情報を表示するとともに、顧客からの種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部206は、客用のスキャナ部であり、種々の情報を光学的に読み取る。具体的には、客側スキャナ部206は、商品に付されているコードをスキャンし、商品コード(JANコード等)を読み取る。また、客側スキャナ部206は、品券類、各種カードに付されたコードをスキャンし、夫々の情報を読み取ってもよい。また、客側スキャナ部206は、店員の名札等に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。また、客側スキャナ部206は、お会計券に印刷されているコードをスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取ってもよい。
なお、客側スキャナ部206は、顧客が商品を登録する際に用いられるが、顧客は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、客側表示部205に、商品に対応するプリセットキー(商品を注文するボタン)が表示されている場合、客は、当該プリセットキーを操作(押下)し、商品を登録してもよい。
店員側表示部210は、タッチディスプレイであり、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部211は、店員が操作する各種ボタンを配置する。符号211aは、動作モードを切り替えるモード切替ボタンである。
店員側スキャナ部212は、店員用のスキャナ部であり、種々の情報を光学的に読み取る。具体的には、店員側スキャナ部212は、商品に付されているコードをスキャンし、商品コード(JANコード等)を読み取る。また、店員側スキャナ部212は、品券類、各種カードに付されたコードをスキャンし、夫々の情報を読み取ってもよい。また、店員側スキャナ部212は、店員の名札等に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。また、店員側スキャナ部212は、お会計券に印刷されているコードをスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取ってもよい。
なお、店員側スキャナ部212は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部211に、商品に対応するキー(例えば、スポーツ新聞に対応するキー等)が配置されている場合、店員は、当該キーを操作(押下)し、当該商品を登録してもよい。また、店員側表示部210に、商品に対応するプリセットキーが表示されている場合、店員は、当該プリセットキーを操作し、当該商品を登録してもよい。
印刷部213は、各種媒体(レシート、お会計券等)を印刷、発行する。印刷部213は、店員側から客側、客側から店員側に向き(媒体発行口の方向)を回転自在に変更可能である。印刷部213の向きは、手動で変更してもよいし、例えば動作モードが切り替わることに基づいて自動的に変更(メカ的に制御等)してもよい。なお、印刷部213の向きの正誤をセンサなどで検出してもよい。
(登録精算装置51の動作モード)
登録精算装置51は、上述したように、複数の動作モードを有する。以下、動作モードについて説明する。なお、動作モードが切り替わる条件は、上述したように切替ボタン211aの操作であるが、他の条件(例えば、時間経過、登録情報の受信、店員コードの読み取り、スケジュール、他の装置から送信された動作モード切替命令の受信等)によっても動作モードが切り替わる。
(対面型セミセルフモード(対面セルフモード))
対面型セミセルフモード(対面セルフモードとも称する)は、店員が当該登録精算装置51の一方側(店員側)を用いて商品を登録し、顧客が当該登録精算装置51の他方側(顧客側)を用いて精算する動作モードである。従って、動作モードが対面型セミセルフモードであるときは、店員と顧客と対面し、店員が商品を登録し、顧客が精算する。
(フルセルフモード)
フルセルフモードは、顧客が当該登録精算装置51の一方側(顧客側)を用いて商品を登録し、かつ精算する動作モードである。従って、動作モードがフルセルフモードであるときは、顧客側を用いて(店員側を用いずに)、顧客が商品を登録し、かつ精算する。
(複数台型セミセルフ登録モード(登録専用モード))
複数台型セミセルフ登録モード(登録専用モードとも称する)は、店員が当該登録精算装置51の一方側(店員側)を用いて商品を登録する動作モードである。従って、動作モードが複数台型セミセルフ登録モードであるときは、店員側を用いて(顧客側を用いずに)、店員が商品を登録する。
(複数台型セミセルフ精算モード(精算専用モード))
複数台型セミセルフ精算モード(精算専用モードとも称する)は、顧客が当該登録精算装置51の一方側(顧客側)を用いて精算する動作モードである。従って、動作モードが複数台型セミセルフ精算モードであるときは、顧客側を用いて(店員側を用いずに)、顧客が精算する。
複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51は、他の登録精算装置51(具体的には、複数台型セミセルフ精算モードの登録精算装置51)に登録情報を送信(他の装置を介して間接的に送信、又は直接的に送信)することにより、当該登録精算装置51(複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51)が登録した商品について、他の登録精算装置51(複数台型セミセルフ精算モードの登録精算装置51)に精算させる。換言すれば、複数台型セミセルフ精算モードの登録精算装置51は、他の登録精算装置51(具体的には、複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51)が送信した登録情報を受信(他の装置を介して間接的に受信、又は直接的に受信)することにより、他の登録精算装置51(複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51)が登録した商品について精算する。
なお、複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51は、お会計券を発行し、当該登録精算装置51(複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51)が登録した商品について、他の登録精算装置51(複数台型セミセルフ精算モードの登録精算装置51)に精算させてもよい。換言すれば、複数台型セミセルフ精算モードの登録精算装置51は、他の登録精算装置51(複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51)が発行したお会計券に印刷されているコード読み取ることにより、他の登録精算装置51(複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51)が登録した商品について精算してもよい。
なお、上述した各動作モードの動作は一例である。例えば、複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51は、対面型セミセルフモードの登録精算装置51やフルセルフモードの登録精算装置51に登録情報を送信してもよいし、お会計券を発行してもよい。換言すれば、対面型セミセルフモードのPOS端末(フルセルフモードの登録精算装置51も同様)は、複数台型セミセルフ登録モードの登録精算装置51が登録した商品について精算してもよい。また例えば、対面型セミセルフモードの登録精算装置51は、フルセルフモードの登録精算装置51や複数台型セミセルフ精算モードの登録精算装置51に、登録情報を送信してもよいし、お会計券を発行してもよい。換言すれば、フルセルフモードの登録精算装置51(複数台型セミセルフ精算モードの登録精算装置51も同様)は、対面型セミセルフモードの登録精算装置51が登録した商品について精算してもよい。また例えば、対面型セミセルフモードの登録精算装置51は、他の対面型セミセルフモードの登録精算装置51に、登録情報を送信してもよいし、お会計券を発行してもよい。換言すれば、対面型セミセルフモードの登録精算装置51は、他の対面型セミセルフモードの登録精算装置51が登録した商品について精算してもよい。
(登録精算装置52)
登録精算装置52は、フルセルフの登録精算装置である。登録精算装置52は、機能的には、フルセルフモードに固定された登録精算装置51に相当する。登録精算装置51が店員の使用も想定(対面セルフモード、登録専用モード)しているのに対し、登録精算装置52は店員の使用を想定していない。従って、登録精算装置52は、登録精算装置51が備える店員側表示部、キー操作部、店員側スキャナ部等を備えない。他の点は、登録精算装置51と共通するため、登録精算装置52の外観、構成例について図示も含め、説明を省略する。
(登録装置53)
図6は、登録装置53の外観について説明する図である。図7は、登録装置53の構成例である。図6及び図7において、同一部分には同一符号を付している。登録装置53は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、ハードディスク304と、客側表示部305と、店員側表示部310と、キー操作部311と、スキャナ部312と、印刷部313と、音声出力部314と、通信部315とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。なお、登録装置53は、カード決済部(精算装置50のカード決済部108と同様のカード決済部)等を更に備えてもよい。
登録装置53が備えるCPU301、ROM302、RAM303、ハードディスク304、音声出力部314、通信部315については、精算装置50が備えるCPU101、ROM102、RAM103、ハードディスク104、音声出力部114、通信部115と同様であるため、説明の一部又は全部を省略する。
客側表示部305は、タッチディスプレイであり、顧客に種々の情報を表示するとともに、顧客からの種々の入力を受け付ける。なお、登録装置53は、店員によって商品が登録される装置であるため、客側表示部305は、商品を登録する入力は基本的には受け付けないが、例えば、店員の登録した商品について年齢を確認する入力等を受け付ける。
店員側表示部310は、タッチディスプレイであり、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部311は、店員が操作する各種ボタンを配置する。
スキャナ部312は、店員用のスキャナ部であり、種々の情報を光学的に読み取る。具体的には、スキャナ部312は、商品に付されているコードをスキャンし、商品コード(JANコード等)を読み取る。また、スキャナ部312は、品券類、各種カードに付されたコードをスキャンし、夫々の情報を読み取ってもよい。また、スキャナ部312は、店員の名札等に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。
なお、スキャナ部312は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部311に、商品に対応するキー(例えば、スポーツ新聞に対応するキー等)が配置されている場合、店員は、当該キーを操作(押下)し、当該商品を登録してもよい。また、店員側表示部310に、商品に対応するプリセットキーが表示されている場合、店員は、当該プリセットキーを操作し、当該商品を登録してもよい。
印刷部313は、例えば、各種媒体(例えば、お会計券)を印刷、発行する。各種媒体は、発行口313aから発行され、店員から顧客に手渡される。なお、登録装置53は、登録情報を他の装置(精算装置54等)に送信する場合、お会計券を発行しない。また、登録装置53がカード決済部を備える構成の場合、印刷部313は、カード決済部による決済後にレシートを印刷、発行してもよい。
(精算装置54)
図8は、精算装置54の外観について説明する図である。図9は、精算装置54の構成例である。図8及び図9において、同一部分には同一符号を付している。精算装置54は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、ハードディスク404と、客側表示部405と、スキャナ部406と、カード決済部(非現金決済部)408と、釣銭機(現金決済部)409、店員側表示部410と、印刷部413と、音声出力部414と、通信部415とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
精算装置54が備えるCPU401、ROM402、RAM403、ハードディスク404、カード決済部408、釣銭機409、音声出力部414、通信部415については、精算装置50が備えるCPU101、ROM102、RAM103、ハードディスク104、カード決済部108、釣銭機109、音声出力部114、通信部115と同様であるため、説明の一部又は全部を省略する。
客側表示部405は、タッチディスプレイであり、顧客に種々の情報を表示するとともに、顧客からの種々の入力を受け付ける。例えば、客側表示部405は、投入金額(預かり金額)の確認の入力(決済を実行する旨の入力)を受け付ける。また、精算装置54が釣銭機409に加えカード決済部を備える構成の場合、客側表示部405は、決済方法(決済種別)の選択(釣銭機409による現金決済とするか、カード決済部による種々の非現金決済とするかの選択)の入力を受け付ける。
スキャナ部406は、例えば、品券類、各種カードに付されたコードをスキャンし、夫々の情報を読み取ってもよい。また、スキャナ部406は、店員の名札等に付されたコードをスキャンし、店員コードを読み取ってもよい。また、スキャナ部406は、お会計券に印刷されているコードをスキャンし、精算処理に必要な情報を読み取ってもよい。なお、精算装置54は、他の装置(例えば、登録装置53等)によって登録された登録情報に基づいて精算する装置であるが、例えば、商品を追加する場合には、スキャナ部406は、商品に付されているコードをスキャンし、商品コード(JANコード等)を読み取ってもよい。
店員側表示部410は、店員に種々の情報を表示する。なお、店員側表示部410は、タッチディスプレイであり、店員から種々の入力を受け付けるものであってもよい。
印刷部413は、例えば、各種媒体(例えば、レシート)を印刷、発行する。
以上、店舗に設置された設置レジ(精算装置50、登録精算装置51、登録精算装置52、登録装置53、精算装置54)について説明したが、各設置レジの構成は一例である。例えば、上記説明では、精算装置50は、カード決済部(非現金決済部)108も釣銭機(現金決済部)109も備える構成を説明したが、精算装置50は、カード決済部108か釣銭機109の一方を備える構成であってもよい。登録精算装置51、登録精算装置52、精算装置54についても同様である。
(携帯端末60の表示例)
図10は、携帯端末60の表示例である。図11は、携帯端末60の表示例等である。図10(A)は、サービスAの開始画面(メニュー画面)である。携帯端末60は、サービスAの利用(登録)に際し、図10(A)に示したような開始画面を表示する。開始画面には種々のボタンが配置されている。例えば、開始画面には、買物開始指示を受け付ける買物開始ボタンBT600が配置されている。顧客は、買い物を開始する場合、買物開始ボタンBT600を操作する。
図10(B)は、図10(A)の開始画面において、買物開始ボタンBT600が操作された後に表示される登録画面(1品目の商品の登録前の登録画面。初期登録画面)である。登録画面の上側は、主に撮像画像を表示する撮像画像表示領域HR601である。登録画面の下側は、主に商品の登録情報を表示する登録情報表示領域HR602である。
図10(C)は、図10(B)の登録画面において、商品(〇〇食パン)に付されているバーコードを撮像しているときの登録画面である。つまり、顧客は、所望の商品(購入する商品)の登録に際し、図10(C)に示すように、該商品に付されているバーコードを読み取らせる。
図10(D)は、商品の登録が完了した後の登録画面(商品の登録後の登録画面)である。具体的には、携帯端末60は、バーコードから取得した商品コードをクラウドサーバ20に送信する。クラウドサーバ20は、商品マスタを参照し、該商品コードに基づいて商品名「〇〇食パン」、価格「¥220」を取得する。クラウドサーバ20は、当該取引の取引情報(カート情報)として、当該商品情報(商品コード、商品名「〇〇食パン」、数量「1」、価格「¥220」等)を記憶するとともに、当該商品情報(商品名「〇〇食パン」、価格「¥220」等)を携帯端末60に送信する。クラウドサーバ20から当該商品情報を受信した携帯端末60は、当該商品の商品情報を登録情報表示領域HR602に反映させる。具体的には、携帯端末60は、図10(D)に示すように、当該商品の登録情報(商品名「〇〇食パン」、数量「1」、価格「¥220」)を表示し(符号a)、合計情報(概算合計「1点 ¥220」)を表示する(符号b)。携帯端末60は、登録情報の一部(数量)について数量ボタンBT603として表示する。数量ボタンBT603は、数量を変更するためのボタンである。
また、携帯端末60は、商品(1品目の商品)の登録後には、図10(D)に示すように、会計指示を受け付けるお会計へ進むボタンBT604を操作可能に表示する。顧客は、精算(会計)に進む場合(商品の登録を終える場合)、お会計へ進むボタンBT604を操作する。
図11(A)は、図10(D)の場面に続いて、2品目の商品(〇〇ウーロン茶)の登録が完了した後の登録画面である。つまり、携帯端末60は、2品目の商品に付されているバーコードから取得した商品コードをクラウドサーバ20に送信する。クラウドサーバ20は、商品マスタを参照し、該商品コードに基づいて商品名「〇〇ウーロン茶」、価格「¥150」を取得する。クラウドサーバ20は、当該取引の取引情報として、当該商品情報(商品コード、商品名「〇〇ウーロン茶」、数量「1」、価格「¥150」等)を記憶するとともに、当該商品情報(商品名「〇〇ウーロン茶」、価格「¥150」等)を携帯端末60に送信する。クラウドサーバ20から当該商品情報を受信した携帯端末60は、当該2品目の商品情報を登録情報表示領域HR602に反映させる。具体的には、携帯端末60は、図11(A)に示すように、当該商品の登録情報(商品名「〇〇ウーロン茶」、数量「1」、価格「¥150」)を表示(追加)し、合計情報(概算合計「2点 ¥370」)を表示(更新)する。
なお、クラウドサーバ20は、ある携帯端末60の取引において、ある商品aが保留商品(後述)となった場合には、当該携帯端末60の取引情報として商品aが保留商品である旨の情報を記憶する。従って、取引状況管理装置40は、クラウドサーバ20が記憶する取引情報を参照し、当該携帯端末60の取引において商品aが保留商品である旨(あるいは、保留商品として商品aが存在する旨)を認識することができる。
図11(B)は、図11(A)の場面に続いて、お会計へ進むボタンBT604が操作された後に表示される2次元コード表示画面である。2次元コード表示画面には、精算用2次元コード605が表示されている。精算用2次元コード605は、精算処理を実行するために必要となる情報を2次元コード化したものである。例えば、精算用2次元コード605は、クラウドサーバ20に記憶されている複数の取引情報のなかから当該取引の取引情報を識別する取引識別情報(カート識別情報)を2次元コード化したものである。なお、読み取り後に当該取引の取引情報を取得可能であれば、2次元コード化される情報は取引識別情報でなくてもよい。例えば、精算用2次元コード605は、当該取引の取引情報の所在情報(販売システム1内における記憶場所。URI(Uniform Resource Identifier)等)を2次元コード化したものであってもよい。
また、2次元コード表示画面には、概算合計表示領域HR606、戻るボタンBT607が配置されている。図11(B)の例では、概算合計表示領域HR606は、概算合計「2点 ¥370」と表示されている。戻るボタンBT607は、買い物に戻る(買物を再度開始)するためのボタンである。携帯端末60は、戻るボタンBT607が操作された場合、2次元コード表示画面に代えて、登録画面(お会計へ進むボタンBT604の操作直前の登録画面)を表示する。
図11(C)は、精算装置50による精算用2次元コード605の読み取りの様子を示している。商品登録を終えた顧客は、図11(C)に示すように、携帯端末60に表示されている精算用2次元コード605を精算装置50に読み取らせる。
(精算装置50の表示例)
図12及び図13は、精算装置50の表示例である。図12は、初期画面である。精算装置50は、サービスAの精算に際し、図12に示したような初期画面を表示する。
初期画面には、携帯端末60に表示されている精算用2次元コード605(図中は、QRコード(登録商標))を読み取らせる旨のメッセージや案内図が表示されている。また、初期画面には、店員呼出ボタンBT501、残高照会ボタンBT502、言語切り替えボタンBT503~BT505が配置されている。店員呼出ボタンBT501は、店員を呼び出すためのボタンである。残高照会ボタンBT502は、各種カードの残高を照会するためのボタンである。言語切り替えボタンBT503は、初期画面における表示(文言)を日本語から英語に切り替えるためのボタンである。言語切り替えボタンBT504は、同じく中国語に切り替えるためのボタンである。言語切り替えボタンBT505は、同じく韓国語に切り替えるためのボタンである。
商品登録を終えた顧客は、初期画面の指示に従って、携帯端末60に表示されている精算用2次元コード605を精算装置50に読み取らせる(図10(C))。
図13は、図12の場面に続いて、精算用2次元コード605の読み取り後に表示する商品一覧画面である。つまり、精算装置50は、精算用2次元コード605を読み取った場合、図12に示したような商品一覧画面に表示する。
商品一覧画面には、商品一覧表示領域HR510、価格帯別商品数表示領域HR511、合計表示領域HR512が設けられている。また、商品一覧画面には、店員呼出ボタンBT501、お会計ボタンBT509が配置されている。お会計ボタンBT509は、商品一覧画面に表示された内容について問題がないことを確認し、処理を進めるためのボタンである。お会計ボタンBT509が操作された場合には、精算装置50は、例えば、決済種別選択画面(非図示)を表示する。
商品一覧表示領域HR510は、精算(購入)しようとする商品等を一覧表示するための領域である。精算装置50は、商品一覧表示領域HR510に、精算用2次元コード605を読み取ることによりクラウドサーバ20から取得した取引情報に含まれる商品(商品名、数量、価格)を一覧表示する。図13の例では、精算装置50は、商品一覧表示領域HR410に、〇〇食パン、〇〇ウーロン茶を表示している。
価格帯別商品数表示領域HR511は、精算(購入)しようとする商品について、価格帯別(1000円以上、500円以上1000円未満、200円以上500円未満、200円未満)の商品数を表示するための領域である。
合計表示領域HR512は、当該取引の合計を表示するための領域である。図13の例では、精算装置50は、合計表示領域HR512に、合計点数として2(図中は「合計2点」)、概算合計金額として370円(図中は「概算合計(スマホ表示金額)¥370」)、確定合計金額として370円(図中は「確定合計(お支払金額)¥370」)を表示している。概算合計金額の370円は、携帯端末60が表示していた合計金額(つまり特売価格に関する処理(後述)の実行前の合計金額)である。確定合計金額の370円は、精算装置50が再計算した合計金額(つまり、特売価格に関する処理(後述)の実行後の合計金額)である。
(特売価格に関する処理)
精算装置50は、精算用2次元コード605の読み取り後にクラウドサーバ20から取引情報を取得した場合、特売ファイルを参照し、当該取引情報に含まれる商品について、特売の条件に一致するか否か(つまり、特売(値引、割引等)の適用があるか否か)を判断する。特売の条件に一致する場合には、特売ファイルから特売の内容(特売価格等)を取得し、合計金額を再計算し、取引情報に反映させる。具体的には、精算装置50は、特売価格適用前の商品価格等を消去せずに(上書きせずに)、特売ファイルから取得した特売価格等に追加的(別個)に記憶し、再計算前の合計金額を消去せずに、再計算後の合計金額を追加的(別個)に記憶する。つまり、精算装置50は、携帯端末60で商品を登録する際には参照しなかった特売ファイルを参照し、特売価格(特売)が適用される条件を満たしている場合には、特売ファイルから適用される特売価格等を取得し、合計金額を再計算し、取引情報に反映させる。なお、精算装置50は、特売の条件に一致しなかった場合には、特売価格が適用されないため、確定合計金額は概算合計金額と同額である。なお、図13の例は、特売の条件に一致しなかった場合(特売価格が適用されなかった場合)の表示例である。
図14は、携帯端末60、クラウドサーバ20の処理の一例を示すシーケンス図である。具体的には、図14のシーケンス図は、携帯端末60において、1品目の商品が登録されてから精算用2次元コード605が表示される迄の、携帯端末60、クラウドサーバ20の処理(Aサービスにおける商品登録処理)の一例を示している。図14の左側は携帯端末60の処理を示し、右側はクラウドサーバ20の処理を示している。なお、図14のシーケンス図の開始時点(1回目のステップS1の処理の開始時点)において、携帯端末60は、図10(B)に示したような初期登録画面を表示しているものとする。
ステップS1:携帯端末60は、顧客の読取操作に応じて、商品に付されたバーコードを読み取る。つまり、携帯端末60は、顧客の読取操作に応じて、商品に付されたバーコードから商品コードを取得する。
ステップS2:携帯端末60は、当該取引の取引情報を識別する取引識別情報と、ステップS1で取得した商品コードと、をクラウドサーバ20に送信する。
ステップS3:クラウドサーバ20は、取引識別情報と、商品コードとを受信する。
ステップS4:クラウドサーバ20は、当該取引の取引情報(当該取引識別情報に対応する取引情報)を当該商品コードに基づいて更新する。つまり、クラウドサーバ20は、ステップS3で受信した商品コードに対応する商品名や価格を商品マスタから取得(抽出)し、当該商品コード、商品名、数量(1)、価格を、ステップS3で受信した取引識別情報に対応する取引情報に記憶する。
ステップS5:クラウドサーバ20は、当該商品コードの商品情報(商品名や価格等)を携帯端末60に送信する。例えば、クラウドサーバ20は、更新後の取引情報の内容を反映した画面情報を生成し、携帯端末60に送信する。
ステップS6:携帯端末60は、当該商品コードの商品情報(画面情報)を受信する。
ステップS7:携帯端末60は、ステップS6で受信した情報(画面情報)に基づいて登録画面を更新する。
ステップS1~S7は、商品に付されたバーコードが読み取られることにより、繰り返し実行される。
ステップS8:携帯端末60は、顧客の会計指示(お会計へ進むボタンBT604の操作)に基づいて、精算用2次元コード605を生成し、2次元コード表示画面に表示する。そして、図9のシーケンス図は、終了する。
図15は、精算装置50、クラウドサーバ20の処理の一例を示すシーケンス図である。具体的には、図15のシーケンス図は、精算装置50において精算用2次元コード605が読み取られてから商品一覧画面が表示される迄の、精算装置50、クラウドサーバ20の処理(Aサービスにおける精算処理)の一例を示している。図15の左側は精算装置50の処理を示し、右側はクラウドサーバ20の処理を示している。なお、図15のシーケンス図の開始時点において、精算装置50は、図12に示したような初期画面を表示しているものとする。
ステップS11:精算装置50は、顧客の読取操作に応じて、携帯端末60に表示された精算用2次元コード605を読み取る。つまり、精算装置50は、当該取引の取引情報を識別する取引識別情報を取得する。
ステップS12:精算装置50は、当該取引の取引情報をクラウドサーバ20に要求する。例えば、精算装置50は、当該取引の取引情報を識別する取引識別情報を含む要求情報(取引情報取得要求情報)をクラウドサーバ20に送信する。
ステップS13:クラウドサーバ20は、要求(取引情報取得要求情報)を受信する。
ステップS14:クラウドサーバ20は、要求に従って当該取引の取引情報を精算装置50に送信する。例えば、クラウドサーバ20は、ステップS13で受信した取引情報取得要求情報に含まれる取引識別情報に対応する取引情報を精算装置50に送信する。
ステップS15:精算装置50は、当該取引の取引情報を受信、記憶する。
ステップS16:精算装置50は、特売ファイルを参照し、特売条件に一致していれば、特売の内容(特売価格等)を取得し、合計金額を再計算し、取引情報に反映させる(追加的に記憶する)。ステップS16の詳細は、「特売価格に関する処理」において既に説明しているため、省略する。
ステップS17:精算装置50は、取引情報に基づいて商品一覧画面を表示する。そして、図15のシーケンス図は、終了する。
(取引状況管理装置40)
取引状況管理装置40は、店舗に設置された設置レジ(精算装置50、登録精算装置51、登録精算装置52、登録装置53、精算装置54)、店舗内に存在する携帯端末(携帯端末60等)を管理(監視)する管理画面を表示する。
以下の説明において、店舗内に設置される精算装置50、登録精算装置51、登録精算装置52、登録装置53、精算装置54を設置レジと総称する。また、店舗内の設置レジは15台(下記の1号機~15号機)、店舗内の取引状況管理装置40は1台であるものとする。また、店舗内には、顧客個人の所有物である携帯端末60と、店舗側が貸与する携帯端末60(ショッピングカートに固定されたタイプも含む)と、が混在しているものとする。
1号機~15号機の装置の種類(括弧内は別称)等は、下記の通りであるものとする。
(1)1号機~3号機は、精算装置50(携帯用精算機)である。1号機~3号機は何れもカード決済部及び現金決済部を備える。
(2)4号機~6号機は、登録精算装置51(複数動作モード機(複数動作モード登録精算機))である。4号機及び5号機は、カード決済部及び現金決済部を備える。6号機はカード決済部を備えるが、現金決済部を備えない。
(3)7号機~9号機は、登録精算装置52(フルセルフ専用機)である。7号機及び8号機は、カード決済部及び現金決済部を備える。9号機は、カード決済部を備えないが、現金決済部を備える。
(4)10号機及び13号機は、登録装置53(セミセルフ登録機)である。
(5)11号機、12号機、14号機、15号機は、精算装置54(セミセルフ精算機)である。
上述した設置レジ(1号機~15号機)に関する情報(固定的な情報)は、装置の導入時や撤去時等に更新される装置基本ファイルに記憶されていてもよい。装置基本ファイルは、取引状況管理装置40がアクセス可能な場所(例えば、当該取引状況管理装置40の記憶部、本部サーバ10の記憶部)に記憶されていてもよい。装置基本ファイルには、夫々の装置の画像(写真、イラスト等)を記憶してもよい。装置基本ファイルには、夫々の装置の特徴(例えば、筐体の色、表示画面の外形(横長/縦長、サイズ))を記憶してもよい。装置基本ファイルには、夫々の装置の店舗内における設置情報(位置、向き)を記憶してもよい。
また、以下の説明において、4号機の現在の動作モードは、フルセルフモードであるものとする。5号機、6号機の現在の動作モードは、対面セルフモードであるものとする。また、1号機は、現在、釣り銭(500円硬貨)が不足しそうな状態(釣銭ニアエンド)であり、5号機は、現在、レシート用紙が不足しそうな状態(用紙ニアエンド)であるものとする。
上述した設置レジ(1号機~15号機)に関する情報(流動的な情報)は、これらを必要とする装置において参照可能であるものとする。例えば、モード変更可能な設置レジ(4号機~6号機)において動作モードが切り替わった場合には、当該設置レジから取引状況管理装置40に動作モードが切り替わった旨を示す情報が通知されるようにしてもよい。また例えば、現金決済部を備える装置(1号機~5号機、7号機~9号機、11号機、12号機、14号機、15号機)において釣銭ニアエンドになった場合、当該設置レジから取引状況管理装置40に釣銭ニアエンドになった旨を示す情報が通知されるようにしてもよい。用紙ニアエンド等になった場合も同様である。また、各装置の動作状況(使用中/待機中、使用者(店員、会員))等についても同様である。
図16~図23は、取引状況管理装置40の表示例等である。取引状況管理装置40は、店舗に設置された装置(精算装置50等の設置レジ)、店舗内に存在する携帯端末(携帯端末60等)を管理(監視)する管理画面を表示する。
図16、図17、図19、図20、図21の管理画面は、設置レジを管理する管理画面(設置レジ管理画面と称する場合がある)の一例である。図22及び図23は、携帯端末を管理する管理画面(携帯端末管理画面と称する場合がある)の一例である。管理画面の最上部には「扱者番号:9999 扱者名:〇〇〇〇 2021/XX/XX 15:30」と表示されている。扱者番号及び扱者名は、当該取引状況管理装置40を操作している店員(つまり管理画面を表示している店員)の店員番号、名前である。「2021/XX/XX 15:30」は、現在の日時である。管理画面には、タブ(「設置レジ」「携帯端末」)が設けられている。店員は、タブを操作(選択)して、設置レジ管理画面と携帯端末管理画面とを切り替える。つまり、取引状況管理装置40は、タブの操作に応じて、設置レジ管理画面と携帯端末管理画面とを切り替える。
(設置レジ管理画面)
例えば、図16に示すように、設置レジ管理画面には、複数のボタン(全部ボタンBT401、セミセルフ機ボタンBT402、フルセルフ機ボタンBT403、登録機ボタンBT404、精算機ボタンBT405、携帯用精算機ボタンBT406、設定ボタンBT407、レイアウトボタンBT408)が配置されている。店員は、これらのボタンを操作(選択)して、設置レジ管理画面の表示内容を切り替える。つまり、取引状況管理装置40は、これらのボタンの操作に応じて、設置レジ管理画面の表示内容を切り替える。
全部ボタンBT401は、店舗内の全部の設置レジ(1号機~15号機)について設置レジ管理画面に表示させるためのボタンである。図16及び図17は、全部ボタンBT401が操作された場合の設置レジ管理画面の表示内容を示している。図16は、1頁目であり、1号機~8号機の夫々に関する情報が表示されている。図17は、2頁目であり、9号機~15号機の夫々に関する情報が表示されている。矢印ボタンBT410を操作して1頁目と2頁目とを切り替える。なお、図16及び図17において、全部ボタンBT401の太枠は、当該ボタン(全部ボタンBT401)が操作された旨を示している。
図18(A)は、図16に示した2号機に関する表示領域(図中の符号A)を拡大したものである。図18(B)は、図16に示した6号機に関する表示領域(図中の符号B)を拡大したものである。
図18(A)(図18(B)も同様)に示すように、夫々の設置レジに関する表示領域には、装置名表示領域HR420、動作モード操作領域SR430、動作状況表示領域HR440、装置画像表示領域HR450、特徴表示領域HR460が設けられている。
(装置名表示領域HR420)
取引状況管理装置40は、例えば、装置基本ファイルを参照し、装置名表示領域HR420に、当該設置レジの装置名、種類を表示する。図18(A)に示した例では、取引状況管理装置40は、装置名表示領域HR420に「2号機 携帯用録精算機」と表示している。図18(B)に示した例では、取引状況管理装置40は、装置名表示領域HR420に「6号機 複数動作モード機」と表示している。
また、取引状況管理装置40は、例えば、装置基本ファイルを参照し、装置名表示領域HR420に、当該設置レジのカード決済部、現金決済部の有無を表示する。図18(A)に示した例では、取引状況管理装置40は、装置名表示領域HR420に「現金:〇」「非現金:〇」と表示している。図18(B)に示した例では、取引状況管理装置40は、装置名表示領域HR420に「現金:×」「非現金:〇」と表示している。なお、「〇」は有、「×」は無を示している。
また、取引状況管理装置40は、当該設置レジが複数の動作モードを有する設置レジ(4号機~6号機)である場合には、装置名表示領域HR420に、現在の動作モードを表示する。図18(B)に示した例では、取引状況管理装置40は、装置名表示領域HR420に「(対面)」と表示している。装置名表示領域HR420の「(対面)」は、当該設置レジが、対面セルフモード、すなわち、店員と顧客とが当該装置を挟んで対面し、店員が当該登録精算装置51の一方側(店員側)を用いて商品を登録し、顧客が当該登録精算装置51の他方側(顧客側)を用いて精算する動作モードである旨を示している。取引状況管理装置40は、例えば、複数の動作モードを有する設置レジから動作モードが切り替わった旨を示す情報を受信し、装置名表示領域HR420に、当該設置レジの現在の動作モードを表示してもよい。
(動作モード操作領域SR430)
取引状況管理装置40は、当該設置レジが複数の動作モードを有する設置レジ(4号機~6号機)である場合、動作モード操作領域SR430において、動作モードに係る操作を受け付ける。具体的には、図18(B)に示すように、当該設置レジが複数の動作モードを有する設置レジである場合には、動作モード操作領域SR430に、現在の動作モードを表示し、予定ボタンBT431及び切替ボタンBT432を配置する。なお、複数の動作モードを有しない設置レジの場合(具体的には複数動作モード機以外の装置の場合)、図18(A)に示すように、動作モード操作領域SR430は空欄である。
予定ボタンBT431は、当該設置レジの動作モードの切り替えスケジュール(切替スケジュール情報)を確認(表示)するためのボタンである。図18(B)に示した予定ボタン431には「予定(50分後フルセルフ)」と表示されているが、「(50分後フルセルフ)」は、当該設置レジの切替スケジュール情報に基づく情報であり、当該設置レジが50分後にフルセルフモードに切り替わる予定である旨を示している。モード切り替え迄の残時間についてはカウントダウンされる。本例では、1分経過する毎に「49分」「48分」…とカウントダウン表示される。残時間が所定時間(例えば5分)となった場合にはボタンの色を変えるなどして残時間が少ない旨(まもなく動作モードが切り替わる旨)を強調表示してもよい。なお、モード切り替えの予定がない場合(又は現在から所定時間内(例えば、1時間以内)にモード切り替えの予定がない場合)には、図17に示した4号機や5号機のように予定ボタン431に単に「予定」と表示する。なお、単に「予定」と表示することに代えて「予定(維持)」というように現在の動作モードが維持される旨を示してもよいし、「予定( )」というように括弧内を空欄にすることにより予定がない旨を示してもよい。なお、モード切り替え迄の残時間を表示することに代えて又は加えて、モード切り替え時刻(本例では、現在時刻「15:30」の「50分後」である「16:20」)を表示してもよい。
切替スケジュール情報は、例えば、時間(時刻)、動作モード、担当者(設定者)を含む(すなわち、これらを入力、修正、表示等が可能な)タイムテーブルである。なお、切替スケジュール情報が、複数の設置レジの切り替えスケジュールを含むものである場合には、設置レジ(号機名)、時間、動作モード、担当者を含む。
切替スケジュール情報は、例えば、取引状況管理装置40がアクセス可能な場所(例えば、当該取引状況管理装置40の記憶部、当該設置レジの記憶部、本部サーバ10の記憶部)に記憶されていればよい。予定ボタンBT431が操作された場合、取引状況管理装置40は、例えば、当該設置レジ管理画面の前面に小画面を表示し、当該小画面において現在設定されている当該設置レジの動作モードの切り替えスケジュールを表示する。取引状況管理装置40は、現在、当該設置レジの動作モードの切り替えスケジュールが設定されていない場合には、例えば、上記小画面において「設定無」と表示してもよい。なお、上記小画面上にOKボタンを配置し、取引状況管理装置40は、OKボタンが操作された場合に上記小画面を消去してもよい。なお、取引状況管理装置40は、上記小画面において、切り替えスケジュールを変更する操作を受け付けてもよい。
切替ボタンBT432は、当該設置レジ(具体的には、複数の動作モードを有する登録精算装置51)の動作モードを切り替えるためのボタンである。切替ボタンBT432が操作された場合、取引状況管理装置40は、例えば、当該設置レジ管理画面の前面に小画面を表示し、当該小画面において他の動作モードへの切り替え操作を受け付ける(例えば、切り替え先の動作モードを指定するためのボタンを表示する)。小画面において、他の動作モードへの切り替え操作を受け付けた場合(例えば、動作モードの切り替え先として一の動作モードを指定するためのボタンの操作があった場合)、取引状況管理装置40は、例えば、当該設置レジに、当該操作を受け付けた一の動作モードに切り替える旨の動作モード切替命令を送信(直接、又は、ストアコントローラ30等の他の装置を介して送信)する。取引状況管理装置40は、店員番号(又は、ニックネーム等の登録名)を含む動作モード切替命令を送信してもよい。なお、取引状況管理装置40は、他の動作モードへの切り替え操作を受け付けた場合、上記小画面を消去する。また、上記小画面上にOKボタンを配置し、取引状況管理装置40は、OKボタンが操作された場合に上記小画面を消去してもよい。
動作モード切替命令を受信した設置レジは、例えば、「動作モードを〇〇モードに切り替える指示がありました。〇〇モードに切り替えますか」といったようなメッセージを表示するとともに許否の確認操作を受け付け可能な(例えば、「はい」ボタン、「いいえ」ボタン)を配置した)小画面を表示してもよい。動作モード切替命令を受信した設置レジは、上記小画面において、許可する旨の操作(「はい」ボタンの操作)があった場合には動作モード切替命令に従って動作モードを切り替え、許否する旨の操作(「いいえ」ボタンの操作)があった場合には動作モードを切り替えない。つまり、設置レジに対する、取引状況管理装置40による遠隔の動作モードの切り替えは、原則、取引状況管理装置40の指示(動作モード切替命令)を優先するが、指示を受けた(動作モード切替命令を受信した)設置レジの店員は、当該設置レジの状況に応じて指示に従わないようにすることもできる。
なお、動作モード切替命令を受信した設置レジは、小画面の表示開始後一定時間内に確認操作がなかった場合には動作モード切替命令に従って動作モードを切り替えてもよい。これにより、例えば、現在の動作モードがフルセルフモードである登録精算装置51(他の装置(例えば精算装置54)がモード変更可能であってフルセルフ態様のモードである場合も同様)が動作モード切替命令を受信した場合、店員の確認操作を待たずに、一定時間経過後に(但し、一定時間経過時に取引中であった場合には取引終了後に)、他の動作モードに切り替わる。現在の動作モードがフルセルフモードである登録精算装置51(他の装置がモード変更可能であってフルセルフ態様のモードである場合も同様)が動作モード切替命令を受信した場合に、小画面を表示せずに直ちに(但し、一定時間経過時に取引中であった場合には取引終了後に)、他の動作モードに切り替わるようにしもよい。
また、動作モード切替命令を受信した設置レジは、現在の動作モードにかかわらず(店員がいるか否かにかかわらず)、小画面を表示せずに、当該設置レジの状況に応じて(例えば、取引中であった場合には取引終了後に)動作モードを切り替えてもよい。
設置レジは、動作モード切替命令に従って動作モードを切り替えた場合(時間経過等の他の条件によって切り替えた場合も同様)には、その旨を取引状況管理装置40に通知(直接、又は、ストアコントローラ30等の他の装置を介して通知)する。なお、取引状況管理装置40に加えて他の装置(他のストアコントローラ30)に通知してもよい。なお、設置レジは、動作モードを切り替えた場合に加えて、適宜(例えば、取引完了後)に、現在の動作モードを取引状況管理装置40等に通知してもよい。また、設置レジは、動作モードを切り替えなかった場合にも、同様に、取引状況管理装置40等にその旨を通知してもよい。なお、設置レジからの通知に代えて又は加えて、管理側(取引状況管理装置40等)から適宜(例えば10秒毎)、設置レジの動作モードを問い合わせて確認してもよい(換言すれば、設置レジは、問い合わせに応じて現在の動作モードを通知してもよい。
取引状況管理装置40は、当該設置レジの動作モードの切り替え切替スケジュール情報を参照し、同該設置レジの動作モードが、まもなく(例えば、10分後)、切り替わる予定である場合には、その旨を動作モード操作領域SR430に表示してもよい。また、切替スケジュール情報の通りにモード切替が行われていない場合(なお、例えば取引が継続しているときには基本的には動作モードを切り替えない)には、取引状況管理装置40は、その旨を動作モード操作領域SR430に表示してもよい。
なお、取引状況管理装置40は、切替ボタンBT432が操作された場合に小画面を表示し、当該小画面において他の動作モードへの切り替え操作を受け付けると説明したが、当該設置レジについて切り替えスケジュールが設定されているか否かに応じて制御を異ならせてもよい。例えば、切り替えスケジュールが設定されていない場合には、取引状況管理装置40は、切替ボタンBT432の押下後に切り替え先として全ての動作モードを指定可能としてもよい(切替ボタンBT432の押下に基づいて切り替え先として全ての動作モードを指定可能な小画面を表示してもよい)。一方、切り替えスケジュールが設定されている場合には、取引状況管理装置40は、切替ボタンBT432の押下後に切り替え先として切り替えスケジュールにおいて設定(予定)されている動作モードのみを指定可能としてもよい(切替ボタンBT432の押下に基づいて切り替え先として切り替えスケジュールにおいて設定(予定)されている動作モードのみを指定可能な小画面を表示してもよい)。つまり、切り替えスケジュールが設定されている場合には、切り替え可能な動作モード(動作モードの選択)が制限されるようにしてもよい。
以上のように、予定ボタンBT431で動作モードの切り替え予定(切り替えスケジュール)を確認し、実際の動作モードの切り替えは切替ボタンBT432を操作して行われる。従って、予定時刻となっても切替ボタンBT432を操作しなれば動作モードは切り替わらない。上記に関連し、取引状況管理装置40は、予定時刻となった場合(残時間がゼロとなった場合)や予定時刻を経過した場合には、予定ボタンBT431にその旨を強調表示(例えば、「予定(フルセルフ変更時刻)」、「予定(フルセルフ変更時刻経過)」)するとともに、例えば、予定ボタンBT431以外の場所(例えば、画面上部、小画面))にメッセージ(例えば、「切替予定時刻となりました。ご注意ください」「切替予定時刻を経過しました。ご注意ください」)と表示してもよい。なお、「予定(フルセルフ変更時刻経過)」)や「切替予定時刻を経過しました。ご注意ください」は、経過時間を含め、例えば、「予定(フルセルフ変更時刻10分経過)」)や「切替予定時刻10分を経過しました。ご注意ください」としてもよい。当該「10分」は、カウントアップ表示してもよい。
なお、上記では、切替スケジュール情報における予定時刻となっても自動的には(切替ボタンBT432を操作しなれば)動作モードは切り替わらない態様を説明したが、切替スケジュール情報に基づいて自動的に(切替ボタンBT432を操作しなくても)、動作モードが切り替わるようにしてもよい。例えば、取引状況管理装置40は、ある携帯端末60の切替スケジュール情報に基づいて店員の操作を介さずに当該携帯端末60に動作モード切替命令を送信してもよい。取引状況管理装置40は、店員の操作を介さずに動作モード切替命令を送信する場合には、自動送信である旨の情報を含む動作モード切替命令を送信してもよい。取引状況管理装置40は、動作モード切替命令の送信前に送信可否(OK/NG)を確認する小画面を表示してもよく、店員によるOKの操作後(又は、小画面の表示開始後一定時間内に確認操作がなかった場合には一定時間経過後)に動作モード切替命令を送信してもよい。取引状況管理装置40は、店員によるOKの操作があった旨(又は、確認操作がなかった旨)の情報を含む動作モード切替命令を送信してもよい。
切替スケジュール情報に基づいて自動的に動作モードが切り替わる態様では切替ボタンBT432を設けなくてもよいし設けてもよい。切替ボタンBT432を設けない場合には、単に切替スケジュール情報に従って遠隔での動作モードの切り替えが行われる。切替ボタンBT432を設ける場合には、切替スケジュール情報に加え切替ボタンBT432の操作に従って遠隔での動作モードの切り替えが行われる。また、所定の条件に基づいて切替ボタンBT432を操作可能に表示してもよい。例えば、動作モードの自動切替後の所定期間(例えば10分間)に限って切替ボタンBT432を操作可能に表示(上記所定期間以外は非表示、又は、操作不可能に表示)してもよい。
なお、取引状況管理装置40が送信した動作モード切替命令が、切替ボタンBT432の操作によるものであるか、自動的に送信されたものであるかに応じて、動作モード切替命令を受信した設置レジが、小画面を表示するか否かを異ならせてもよい(例えば、切替ボタンBT432の操作によるものであれば小画面を表示せず、自動的に送信されたものであれば小画面を表示してもよい。表示する/しないが逆でもよい)。また、取引状況管理装置40が自動的に送信した動作モード切替命令が、店員による確認操作(OK操作)後のものであるか否かに応じて、動作モード切替命令を受信した設置レジが、小画面を表示するか否かを異ならせてもよい(例えば、確認操作後のものであれば小画面を表示せずに、確認操作後のものでなければ小画面を表示してもよい。表示する/しないが逆でもよい)。
(動作状況表示領域HR440)
取引状況管理装置40は、動作状況表示領域HR440に、当該設置レジの動作状況を表示する。図18(A)に示した例では、取引状況管理装置40は、動作状況表示領域HR440に2号機の動作状況として「動作状況:使用中(精算中)」と表示している。図18(B)に示した例では、取引状況管理装置40は、動作状況表示領域HR440に6号機の動作状況として「動作状況:使用中(精算中)」と表示している。取引状況管理装置40は、例えば、設置レジから処理の進行状況を示す情報等を受信し、装置名表示領域HR420に、当該設置レジの動作状況を表示してもよい。
また、取引状況管理装置40は、動作状況表示領域HR440に、当該設置レジの操作者に関する情報を表示する。図18(A)に示した例では、取引状況管理装置40は、動作状況表示領域HR440に2号機の操作者として「店員:- 顧客:C2」と表示している。図18(B)に示した例では、取引状況管理装置40は、動作状況表示領域HR440に6号機の操作者として「店員:T2(18:20) 顧客:C25」と表示している。
図18(A)に示した動作状況表示領域HR440の「店員:-」は、当該設置レジ(2号機)では店員が操作していない旨を示している。2号機(精算装置50)は、基本的には顧客が操作するため、基本的には「店員:-」となる。図18(A)に示した動作状況表示領域HR440の「顧客:C2」は、会員番号(顧客識別情報)「C2」の顧客が当該設置レジ(2号機)を操作している旨を示している。例えば、取引状況管理装置40は、例えば、当該設置レジから会員番号を取得し、動作状況表示領域HR440に表示する。なお、精算装置50(1号機~3号機)を使用する顧客の会員番号は、当該精算装置50の商品一覧画面(図13参照)や、携帯端末60のサービスAの開始画面(図10(A)等)等においても表示される。
なお、取引状況管理装置40は、会員番号に代えて又は加えて顧客(会員)名(又は登録名)を表示してもよい。また、取引状況管理装置40は、上述した会員に関する情報(会員番号や会員名等)に代えて又は加えて、買物開始時にクラウドサーバ20上に生成され、以後登録される取引情報(商品情報)と紐づけられる取引識別情報(カート識別情報)を表示してもよい。なお、取引状況管理装置40は、会員に関する情報を一切取得できない場合は、取引識別情報(カート識別情報)を表示する。携帯端末管理画面(図22)における会員番号の表示についても同様である。
図18(B)の「店員:T2(18:20)」は、店員番号(顧客識別情報)「T2」の店員が当該設置レジ(6号機)を操作している旨(又はログインしている旨)、及び、当該店員の退勤予定時刻が「18:20」である旨を示している。取引状況管理装置40は、例えば、当該設置レジから店員番号を取得し、動作状況表示領域HR440に表示する。また、取引状況管理装置40は、例えば、勤怠サーバから当該店員の勤怠予定時刻を取得し、動作状況表示領域HR440に表示する。なお、店員番号に代えて又は加えて店員名(又は登録名)を表示してもよい。
なお、店員に退勤予定時刻になった旨、退勤予定時刻が近い旨、退勤予定時刻を既に経過している旨等を報知してもよい。例えば、動作状況表示領域HR440に、ボタン(退勤促進確認ボタン)を配置し、退勤促進確認ボタンの操作があった場合、取引状況管理装置40は、退勤予定時刻になった旨等を報知するための退勤促進情報を、当該設置レジに送信(直接、又は、ストアコントローラ30等の他の装置を介して通知)してもよい。例えば、図18(B)に示した6号機の例では、取引状況管理装置40を使用している店員(例えば管理者)が退勤促進確認ボタンを操作した場合、取引状況管理装置40は、店員「T2」に向けた退勤促進情報を6号機に送信する。なお、退勤促進情報を受信した6号機は、受信時刻に応じたメッセージを表示してもよい。例えば、退勤時刻(18:20)に受信した場合には「退勤予定時刻(18:20)となりました」と表示し、退勤時刻経過前(18:10)に受信した場合には「退勤予定時刻(18:20)の10分前です」と表示し、退勤時刻経過後(18:30)に受信した場合には「退勤予定時刻(18:20)を10分経過しました」と表示してもよい。なお、退勤促進情報を退勤時刻前に受信した場合には、退勤予定時刻なる迄待って退勤予定時刻に「退勤予定時刻となりました」と表示してもよい。
なお、図16に示した5号機の例では、「店員:T1(15:00)」とあるように、店員番号(顧客識別情報)「T1」の店員の退勤予定時刻は「15:00」である。また、管理画面の最上部に示したように現在時刻は「15:30」である。従って、5号機(店員T1)に対し、上述したように、退勤予定時刻を既に経過している旨等を報知する。退勤予定時刻を既に経過している旨の報知は、店員に退勤予定時刻になった旨の報知、退勤予定時刻が近い旨の報知よりも強調された報知であってもよい。
図18(B)に示した動作状況表示領域HR440の「顧客:C25」は、会員番号「C25」の顧客が当該設置レジ(2号機)を操作している旨を示している。登録精算装置51(4号機~6号機)を使用する顧客(登録精算装置52(7号機~9号機)等も同様)において、会員番号は、例えば、当該顧客の媒体(例えば、会員カード)から取得可能である。会員番号を取得していない場合には、取引状況管理装置40は、例えば、図16に示した5号機、図17に示した11号機のように、「顧客:不明」と表示する。
また、動作状況表示領域HR440には、詳細ボタンBT441が配置されている。詳細ボタンBT441は、当該設置レジの動作状況、操作者等の詳細情報を確認(表示)するためのボタンである。詳細ボタンBT441が操作された場合、取引状況管理装置40は、例えば、取引に関する詳細(使用中である場合における、保留商品(後述)の有無及び内容(種類)、合計金額等)、店員に関する情報(店員が操作中である場合における、当該店員の同日の出勤時刻、残業状況等)、顧客に関する情報(顧客が操作中であって会員番号を取得している場合における、当該顧客の購買実績、過去の保留商品(後述)の有無、数等)を表示する。また、取引状況管理装置40は、詳細ボタンBT441が操作された場合、当該設置レジの撮像部による撮像画像を表示してもよい。
(装置画像表示領域HR450)
取引状況管理装置40は、例えば、装置基本ファイルを参照し、装置画像表示領域HR450に、当該設置レジの画像(写真、イラスト等)を表示する。図18(A)に示した例では、取引状況管理装置40は、装置画像表示領域HR450に2号機の画像GA451を表示している。図18(B)に示した例では、取引状況管理装置40は、装置画像表示領域HR450に6号機の画像GA451を表示している。
また、装置画像表示領域HR450には、拡大ボタンBT451が配置されている。拡大ボタンBT451は、画像GA451を拡大するための操作を受け付けるボタンである。拡大ボタンBT451が操作された場合、取引状況管理装置40は、例えば、当該設置レジ管理画面の前面に小画面を表示し、当該小画面において当該設置レジの大きいサイズの画像GA451を表示する。なお、上記小画面上にOKボタンを配置し、取引状況管理装置40は、OKボタンが操作された場合に上記小画面を消去してもよい。
また、取引状況管理装置40は、装置画像表示領域HR450において、当該設置レジにおける店員呼出、釣銭ニアエンド、用紙ニアエンド等に関する情報を表示する。図18(A)に示した例では、取引状況管理装置40は、装置画像表示領域HR450に、2号機において店員呼出がある旨のアイコンICN453と、2号機が釣銭ニアエンド(500円硬貨)である旨のアイコンICN454とを表示している。取引状況管理装置40は、例えば、設置レジから店員呼出等の情報等を受信し、装置画像表示領域HR450にアイコンを表示してもよい。なお、本例では、店員呼出、釣銭ニアエンド、用紙ニアエンド等を装置画像表示領域HR450において報知しているが、他の領域において報知してもよい。
(特徴表示領域HR460)
取引状況管理装置40は、例えば、装置基本ファイルを参照し、特徴表示領域HR460に、当該設置レジの特徴を表示する。図18(A)に示した例では、取引状況管理装置40は、特徴表示領域HR460に2号機の特徴(筐体(色)、筐体(高さ)、画面(縦長/横長)、画面(サイズ)、サインポール有無)を表示している。図18(B)に示した例では、取引状況管理装置40は、特徴表示領域HR460に6号機の特徴を表示している。
なお、4号機~6号機(登録精算装置51)は、2つの表示部(客側表示部205、店員側表示部210)を備えるが、本例では、客側表示部205の情報(画面(縦長/横長)、画面(サイズ))を特徴表示領域HR460に表示している。なお、客側表示部205の情報に代えて又は加えて店員側表示部210の情報を特徴表示領域HR460に表示してもよい。7号機~9号機(登録精算装置52)、11号機、12号機、14号機、15号機(精算装置54)についても同様である。
また、10号機及び13号機(登録装置53)は、2つの表示部(客側表示部305、店員側表示部310)を備えるが、本例では、店員側表示部310の情報を特徴表示領域HR460に表示している。なお、店員側表示部310の情報に代えて又は加えて客側表示部305の情報を特徴表示領域HR460に表示してもよい。
また、装置画像表示領域HR450には、位置ボタンBT461が配置されている。位置ボタンBT461は、当該設置レジの店舗内における設置位置等を表示(確認)するためのボタンである。位置ボタンBT461が操作された場合、取引状況管理装置40は、レイアウト画面(後述)を表示するとともに、当該レイアウト画面において当該設置レジが何れであるかが一見して分かるように表示する(詳細は後述する)。
図16等に示したセミセルフ機ボタンBT402は、店舗内の設置レジ(1号機~15号機)のうち店員が商品を登録し顧客が精算する態様において用いられる設置レジ(5号機、6号機、11号機、12号機、14号機、15号機)について設置レジ管理画面に表示させるためのボタンである。図19は、セミセルフ機ボタンBT402が操作された場合の設置レジ管理画面の表示内容を示している。図19において、セミセルフ機ボタンBT402の太枠は、当該ボタン(セミセルフ機ボタンBT402)が操作された旨を示している。
なお、上記では、セミセルフ専用機(11号機、12号機、14号機、15号機)を、セミセルフ機ボタンBT402が操作された場合の表示対象としているが、セミセルフ機ボタンBT402が操作された場合の表示対象から外してもよい。つまり、セミセルフ機ボタンBT402が操作された場合の表示対象を、セミセルフ態様の複数動作モード機(5号機、6号機)に限定してもよい。
フルセルフ機ボタンBT403は、店舗内の設置レジのうち顧客が商品を登録し精算する態様において用いられる設置レジ(1号機~4号機、7号機~9号機)について設置レジ管理画面に表示させるためのボタンである。図20は、フルセルフ機ボタンBT403が操作された場合の設置レジ管理画面の表示内容を示している。図20において、フルセルフ機ボタンBT403の太枠は、当該ボタン(フルセルフ機ボタンBT403)が操作された旨を示している。
なお、上記では、携帯用精算機(1号機~3号機)を、フルセルフ機ボタンBT403が操作された場合の表示対象としているが、携帯用精算機は、顧客が商品を登録し精算する態様に用いられる設置レジではあるものの、商品の登録は当該設置レジではなく携帯端末60を用いるため、フルセルフ機ボタンBT403が操作された場合の表示対象から外してもよい。また、上記では、フルセルフ専用機(7号機~9号機)を、フルセルフ機ボタンBT403が操作された場合の表示対象としているが、フルセルフ機ボタンBT403が操作された場合の表示対象から外してもよい。つまり、フルセルフ機ボタンBT403が操作された場合の表示対象を、つまり、[フルセルフ態様の複数動作モード機(4号機)]、又は、[フルセルフ態様の複数動作モード機(4号機)+フルセルフ専用機(7号機~9号機)]、又は、[フルセルフ態様の複数動作モード機(4号機)+携帯用精算機(1号機~3号機)]のうちの何れかとしてもよい。
登録機ボタンBT404は、店舗内の設置レジのうち商品登録を行う設置レジ(4号機~10号機、13号機)について設置レジ管理画面に表示させるためのボタンである。登録機ボタンBT404が操作された場合の設置レジ管理画面の表示内容については図示を省略する。なお、精査装置50(1号機~3号機)や精算装置54(11号機、12号機、14号機、15号機)も、スキャナ部を備え、商品登録可能であるが、通常、商品の登録を行わないため、登録機ボタンBT404が操作された場合の表示対象から外している。
精算機ボタンBT405は、店舗内の設置レジのうち精算を行う設置レジ(1号機~9号機、11号機、12号機、14号機、15号機)について設置レジ管理画面に表示させるためのボタンである。精算機ボタンBT405が操作された場合の設置レジ管理画面の表示内容については図示を省略する。
携帯用精算機ボタンBT406は、店舗内の設置レジのうち携帯端末60を用いて登録した商品について精算を行う設置レジ(1号機~3号機)について設置レジ管理画面に表示させるためのボタンである。携帯用精算機ボタンBT406が操作された場合の設置レジ管理画面の表示内容については図示を省略する。
設定ボタンBT407は、設置レジ管理画面に表示させる設置レジを任意に設定するためのボタンである。設定ボタンBT407が操作された場合、取引状況管理装置40は、例えば、当該設置レジ管理画面の前面に小画面を表示し、当該小画面において、ボタン名を入力(登録)し、当該ボタンの操作時に表示させる設置レジを選択(例えばチェックボックス等で選択)する。例えば、ボタン名として「遠くの精算機」と入力し、1号機、7号機~9号機、11号機、12号機を選択し、上記小画面上に配置された設定完了ボタンを操作した場合、選択した設置レジ(1号機、7号機~9号機、11号機、12号機)を表示対象とする「遠くの精算機」ボタンが設置レジ管理画面に配置される。なお、取引状況管理装置40は、設定完了ボタン等が操作された場合に上記小画面を消去する。上記の他、例えば、会計エリアA(後述)に属する設置レジ(会計エリアC(後述)に属する設置レジ、会計エリアC(後述)に属する設置レジも同様)を表示対象としたボタンなどを設定、配置しておくのも有力である。また、設定ボタンBT407を操作し(例えば上記小画面上において)、夫々のボタンの表示対象を変更する操作や、ボタン自体を消去する操作を受け付けるようにしてもよい。
レイアウトボタンBT408は、店舗内の設置レジの設置位置に関する情報を設置レジ管理画面に表示させるためのボタンである。図21は、レイアウトボタンBT408が操作された場合の設置レジ管理画面(レイアウト画面とも称する場合がある)の表示内容を示している。なお、図21において、レイアウトボタンBT408の太枠は、当該ボタン(レイアウトボタンBT408)が操作された旨を示している。
図21に示した設置レジ管理画面において、メイン表示領域(図中の符号Mの領域)には、店舗内の夫々の設置レジについて店舗内における夫々の設置位置に応じた位置に夫々の装置に対応するアイコンが表示されている。太枠のアイコンは、当該設置レジが使用中である旨を示している。細枠のアイコンは、当該設置レジが待機中である旨を示している。なお、斜線のアイコンは、当該取引状況管理装置40に対応するアイコンである。
アイコンの破線は、当該設置レジ(当該アイコンに対応する設置レジ)において顧客が立つ側を示している。例えば、図面右上の1号機に対応するアイコンには左側に破線があるが、当該破線は1号機では顧客が左側に立つ旨(9号機に背を向けて立つ旨)を示している。また例えば、取引状況管理装置40の上に表示された5号機に対応するアイコンには上側に破線があるが、当該破線は5号機では顧客が上側に立つ旨(8号機に背を向けて立つ旨)を示している。また例えば、図面左下の11号機に対応するアイコンには下側に破線があるが、当該破線は11号機では顧客が下側に立つ旨(10号機の方を向いて立つ旨)を示している。なお、上記に代えて又は加えて、顧客が立つ側に、顧客が立つ側である旨を示す印(例えば、〇に客と記した画像)を表示してもよい。当該印は、実際に顧客がいるか否かに応じて表示態様を異ならせてもよい。当該印は、顧客がいるか否か(例えば人感センサ等にて判断)に応じて表示態様を異ならせてもよいし、顧客が操作する設置レジについては顧客が操作中か否かに応じて表示態様を異ならせてもよい。なお、当該印は、夫々の装置における顧客の立つ位置を示すものでなく、単に、顧客がいるか否かや顧客が操作中であるか否かを示すものであってもよい。
なお、1号機~3号機が設置されているエリア(図中の符号Aのエリア)は、顧客が携帯端末60において商品を登録し、設置レジにおいて精算するといった態様のフルセルフに対応する、会計エリア(会計エリアAと称する場合がある)である。4号機~9号機が設置されているエリア(図中の符号Bのエリア)は、顧客が当該設置レジにおいて商品を登録し精算するといった態様のフルセルフに対応する、又は、対応可能(4号機~6号機は動作モードをフルセルフモードとすれば対応可能)な、会計エリア(会計エリアBと称する場合がある)である。10号機~15号機が設置されているエリア(図中の符号Cのエリア)は、店員が商品を登録し、顧客が精算するといった態様のセミセルフに対応する、会計エリア(会計エリアCと称する場合がある)である。
また、メイン表示領域には、店員呼出、釣銭ニアエンド、用紙ニアエンド等の情報が表示される。本例では、メイン表示領域の左下に、これらの情報を表示しているが、対応する設置レジのアイコンに対応付けて、これらを表示してもよい。
なお、設置レジ管理画面に、設置レジに関する情報を表示しているときに(図16等)、ある設置レジに関する表示領域の位置ボタンBT461が操作された場合には、取引状況管理装置40は、レイアウトボタンBT408が操作された場合と同様、設置レジ管理画面(レイアウト画面)を表示し、レイアウト画面内において当該設置レジが何れであるかが一見して分かるように表示する。例えば、図16(図18(A))に示した2号機の位置ボタンBT461が操作された場合には、取引状況管理装置40は、レイアウト画面を表示し、レイアウト画面内において2号機に対応するアイコンを点滅させて表示する。なお、点滅は一例であって、例えば、2号機に対応するアイコンを他のアイコンと異なる色で表示してもよいし、2号機に対応するアイコンに印を付加してもよい。
(携帯端末管理画面)
例えば、図22に示すように、携帯端末管理画面には、全数表示領域HR470、異常数表示領域HR472、正常数表示領域HR474、メイン表示領域HR480、詳細情報表示領域HR481が設けられている。また、携帯端末管理画面には、全数選択ボタンBT471、異常数選択ボタンBT473、正常数選択ボタンBT475が配置されている。なお、取引状況管理装置40は、例えば、クラウドサーバ20が記憶する情報(夫々の携帯端末60の取引情報)や、本部サーバ10が記憶する情報(顧客マスタ等)に基づいて、携帯端末管理画面に種々の情報を表示する。
取引状況管理装置40は、全数表示領域HR470に、取引中の携帯端末60の台数を表示する。取引中の携帯端末60とは、商品登録開始後、精算完了前の携帯端末60である。取引状況管理装置40は、異常数表示領域HR472に、取引中の携帯端末60のうち該取引が異常取引である携帯端末60の台数を表示する。異常取引とは、例えば、保留商品(後述)を含む取引であって、店員による確認作業がなければ後の精算処理が正常に完了しない取引である。取引状況管理装置40は、正常数表示領域HR474に、取引中の携帯端末60のうち該取引が正常取引である携帯端末60の台数を表示する。正常取引とは、例えば、保留商品を含まない取引であって、店員による確認作業がなくても後の精算処理が正常に完了する取引である。
保留商品とは、精算処理における精算が一旦保留される商品である。保留商品には、例えば、商品のスキャンが完了していない未スキャン商品、商品をスキャンしたが該商品の商品コードが商品マスタに登録されていないため価格等の情報を取得できなかったNONファイル商品、アルコール類等の年齢確認商品、薬剤師等の説明を要する医薬品、防犯タグが付された防犯タグ商品等が含まれる。
メイン表示領域HR480は、取引中の携帯端末60に関する情報を表示する領域である。全数選択ボタンBT471は、取引中の全部の携帯端末60に関する情報をメイン表示領域HR480に表示させるためのボタンである。異常数選択ボタンBT473は、該取引が異常取引である携帯端末60に関する情報をメイン表示領域HR480に表示させるためのボタンである。正常数選択ボタンBT475は、該取引が正常取引である携帯端末60に関する情報をメイン表示領域HR480に表示させるためのボタンである。
図22に示した例では、異常数選択ボタンBT473が操作され、該取引が異常取引である携帯端末60に関する情報がメイン表示領域HR480に一覧表示されている。具体的には、表示領域「1」~「5」の夫々に、該当する5台の夫々の携帯端末60に関する情報(同図において、符号a~e)が表示されている。なお、異常数選択ボタンBT473の太枠表示は、当該ボタンが操作された旨を示している。なお、メイン表示領域HR480に表示する携帯端末60の数が多い場合には、一つひとつを小さく表示してもよいし、複数頁に分けて表示してもよい。
図22において、表示領域「1」には、1つ目の携帯端末60(会員番号「C40」が使用している携帯端末60)に関する情報(符号a)に加え、未スキャン商品ボタンBT491が配置されている。未スキャン商品ボタンBT491は、保留商品として、未スキャン商品を含む場合に表示(配置)される。表示領域「2」には、2つ目の携帯端末60(会員番号「C20」が使用している携帯端末60)に関する情報(符号b)に加え、未スキャン商品ボタンBT491、NONファイル商品ボタンBT492が配置されている。NONファイル商品ボタンBT492は、保留商品として、NONファイル商品を含む場合に表示される。表示領域「3」には、3つ目の携帯端末60(会員番号「C1」が使用している携帯端末60)に関する情報(符号c)に加え、年齢確認商品ボタンBT493が配置されている。年齢確認商品ボタンBT493は、保留商品として、年齢確認商品を含む場合に表示される。表示領域「4」には、4つ目の携帯端末60(会員番号「C5」が使用している携帯端末60)に関する情報(符号d)に加え、医薬品ボタンBT494、防犯商品ボタンBT495が配置されている。医薬品ボタンBT494は、保留商品として、薬剤師等の説明を要する医薬品を含む場合に表示される。防犯商品ボタンBT495は、保留商品として、防犯タグ商品を含む場合に表示される。表示領域「5」には、5つ目の携帯端末60(会員番号「C18」が使用している携帯端末60)に関する情報(符号e)に加え、NONファイル商品ボタンBT492が配置されている。
なお、表示領域「1」~「3」及び「5」の「顧客端末」は、個人(又は法人)の所有物である旨を示している。表示領域「4」の「店端末」は、店舗が貸与したものである旨を示している。なお、店舗が貸与する携帯端末60を識別する情報(例えば、契約者固有IDやMACアドレス)を記憶しておくことにより、夫々の会員が使用している携帯端末60が「店端末」であるか否か(つまり「顧客端末」であるか「店端末」であるか)を区別してもよい。
未スキャン商品ボタンBT491が操作された場合には、取引状況管理装置40は、例えば、小画面において、当該商品に付されたバーコードを読み取る際(読み取ろうとしているとき)の撮像画像を表示する。例えば、携帯端末60は、バーコードを読み取る際の撮像画像(図10(C)参照)を、読取成否(読取成功/読取失敗)を示した情報とともに記憶する。取引状況管理装置40は、未スキャン商品ボタンBT491が操作された場合に、上記小画面において、読取失敗を示した情報とともに記憶されている撮像画像を表示する。取引状況管理装置40は、未スキャン商品が複数存在する場合には、夫々の撮像画像を表示する。なお、携帯端末60は、上記撮像画像等をクラウドサーバ20に送信し、取引状況管理装置40は、クラウドサーバ20から上記撮像画像を取得してもよい。
NONファイル商品ボタンBT492が操作された場合には、取引状況管理装置40は、例えば、小画面において、当該商品の商品コードを表示する。取引状況管理装置40は、NONファイル商品が複数存在する場合には、夫々の商品コードを表示する。例えば、携帯端末60は、読み取った商品コードをNONファイルである旨を示した情報とともに記憶する。取引状況管理装置40は、NONファイル商品ボタンBT492が操作された場合に、上記小画面において、NONファイルである旨を示した情報とともに記憶されている商品コードを表示する。取引状況管理装置40は、NONファイル商品が複数存在する場合には、夫々の商品コードを表示する。なお、携帯端末60は、上記商品コード等をクラウドサーバ20に送信し、取引状況管理装置40は、クラウドサーバ20から上記商品コードを取得してもよい。なお、取引状況管理装置40は、商品コードに代えて又は加えて、バーコードを読み取る際(読み取ろうとしているとき、又は、読み取ったとき)の撮像画像を表示してもよい。
年齢確認商品ボタンBT493が操作された場合には、取引状況管理装置40は、例えば、小画面において、当該商品の商品名等を表示する。取引状況管理装置40は、年齢確認商品が複数存在する場合には、夫々の商品名等を表示する。なお、取引状況管理装置40は、クラウドサーバ20から商品名等を取得してもよい。年齢確認商品ボタンBT493が操作された場合、防犯商品ボタンBT495が操作された場合も同様である。
なお、保留商品(アルコール商品等の年齢確認商品等)が、携帯端末60で登録された場合、取引状況管理装置40は、携帯端末60に関する情報として、携帯端末60において登録された商品に保留商品がある旨を報知する(携帯端末管理画面(図22)。また、取引状況管理装置40は、上述したように(設置レジ管理画面の動作状況表示領域HR440に設けられた詳細ボタンBT441の説明部分を参照)、詳細ボタンBT441の操作後に、設置レジに関する情報として、保留商品(後述)の有無及び内容(種類)を報知する(設置レジ管理画面(図16等)。つまり、例えばアルコール商品等の年齢確認商品が携帯端末60で登録された場合、取引状況管理装置40は、商品登録中(精算移行前)には携帯端末管理画面において当該携帯端末60で年齢確認商品が登録された旨を報知し、商品登録後(精算移行後)には設置レジ管理画面において当該携帯端末60(精算用2次元コード605を読み取った携帯端末60)において年齢確認商品が登録された旨を報知する。すなわち、店員は、携帯端末60で登録した商品に保留商品があった場合、その旨を、携帯端末管理画面(図22)においても設置レジ管理画面(図16等)においても(商品登録中においても商品登録後においても)、確認することができる。なお、保留商品がある旨を報知可能な設置レジは、携帯用精算機(1~3号機)を含む全ての設置レジである。従って、例えば、携帯用精算機(1~3号機)に加え、セルフ登録を前提とした設置レジ(4号機、7~9号機等)において登録された商品のなかに保留商品がある場合、取引状況管理装置40は、設置レジ管理画面において、該設置レジに保留商品がある旨を報知することができる。
なお、設置レジ管理画面では、詳細ボタンBT441の操作後に保留商品について表示すると説明したが、携帯端末管理画面と同様に保留商品について表示してもよい。つまり、設置レジ管理画面上のあるボタンの操作後に保留商品について表示するのではなく、設置レジ管理画面上に直接(ボタンの操作後ではなく)保留商品について表示してもよい。例えば、ある設置レジ(例えば、7号機(フルセルフ専用機)、4号機(動作モードがフルセルフモードの複数動作モード機))においてアルコール商品が登録された場合、その旨が、取引状況管理装置40に通知(送信)され、取引状況管理装置40は、設置レジ管理画面において、当該設置レジについて、年齢確認商品ボタンBT493を表示(例えば、動作状況表示領域HR440に表示、装置画像表示領域HR450に表示)してもよい)。取引状況管理装置40は、設置レジ管理画面に表示している保留商品に関するボタン(年齢確認商品ボタンBT493等)が操作された場合には、携帯端末管理画面に表示している保留商品に関するボタンが操作された場合と同様に動作(小画面を表示)してもよい。
取引状況管理装置40を操作する店員がアルコール商品を登録した顧客を目視できる場合であって販売可能な年齢であると判断した場合には、取引状況管理装置40においてアルコール商品の販売を了承する旨(確認した旨)を操作する(当該操作により店員了承済のステータスに変更する)。これにより、店員が介在しない設置レジ(4号機、7~9号機等)で、店員の確認が必要な商品の登録があった場合であっても、当該設置レジに店員が向かうことなく、当該設置レジにおける操作(処理)を継続(進行)させることができる。また、店員の確認が必要な商品の登録に対し、例えば「確認」タブといったものを用意し、当該タブに確認情報を一覧表示してもよい。なお、取引状況管理装置40を操作する店員がアルコール商品を登録した顧客を目視できない場合や目視できるが近づいての確認を要すると判断した場合には、該当する設置レジに店員が向かい直接対処する(承認する場合には、当該設置レジのスキャナ部で店員コードを読取らせた後に店員了承済のステータスに変更するための所定の操作を行う)。なお、取引状況管理装置40は、夫々の設置レジが備えるカメラ(又は、店内の各所に設置されたカメラ)による撮像画像を表示し、店員は、目視に代えて又は加えて、当該撮像画像に基づいて販売可能な年齢であるか否かを判断してもよい。
詳細情報表示領域HR481は、メイン表示領域HR480に情報が表示された一の携帯端末60を使用している顧客に関する情報(購買履歴等)を表示する領域である。各顧客の購買履歴等は、例えば、本部サーバ10に記憶されていてもよい。例えば、メイン表示領域HR480において表示領域「4」の領域(但し、医薬品ボタンBT494、防犯商品ボタンBT495を除く領域)が操作(タッチ)された場合、取引状況管理装置40は、図22に示すように、詳細情報表示領域HR481に、表示領域「4」の携帯端末60を使用している会員番号「C5」の顧客に関する情報を表示する。なお、表示領域「4」の太枠は、当該携帯端末60が選択された旨を示している。
(顧客の有無に基づく制御)
(1)取引状況管理装置40は、サービスAの取引が開始された旨を把握する。例えば、クラウドサーバ20は、携帯端末60における所定の操作に基づく情報(サービス開始通知)を受信したことに基づいて、当該携帯端末60による取引の取引情報(カート情報)を生成する。クラウドサーバ20は、取引情報を生成した場合、当該取引を識別する取引識別情報(カート識別情報)を含む取引開始通知(又は、当該携帯端末60の会員番号を含む取引開始通知)を取引状況管理装置40に送信する。取引開始通知は、本部サーバ10を経由してクラウドサーバ20から取引状況管理装置40に送信されてもよいし、本部サーバ10を経由せずにクラウドサーバ20から取引状況管理装置40に送信されてもよい。これにより、サービスAの取引が開始された旨(携帯端末60の利用者が入店した旨)を、取引状況管理装置40において直ちに把握することができる。なお、クラウドサーバ20から取引状況管理装置40へ取引開始通知を送信するのではなく、取引状況管理装置40が、クラウドサーバ20にアクセス(本部サーバ10を経由して又は本部サーバ10を経由せずにアクセスし)、取引が開始されたか否かを確認してもよい。
(2)取引状況管理装置40は、サービスAの取引が完了した旨(精算が完了した旨)を把握する。例えば、クラウドサーバ20は、ある取引の精算が完了した場合に当該取引の取引情報に精算情報(合計金額等)を記憶するとともに、当該取引を識別する取引識別情報(カート識別情報)を含む取引完了通知(精算完了通知)を取引状況管理装置40に送信する。取引完了通知は、本部サーバ10を経由してクラウドサーバ20から取引状況管理装置40に送信されてもよいし、本部サーバ10を経由せずにクラウドサーバ20から取引状況管理装置40に送信されてもよい。これにより、サービスAの取引が完了した旨(携帯端末60の利用者の精算が完了した旨)を、取引状況管理装置40において直ちに把握することができる。なお、取引情報が項目として取引完了時刻(精算完了時刻)を有する場合には、クラウドサーバ20は、ある取引の精算が完了した場合に当該取引の取引情報内の取引完了時刻に現在時刻として記憶してもよい。また、取引情報が項目としてステータスを有する場合には、クラウドサーバ20は、ある取引の精算が完了した場合に当該取引の取引情報内のステータスに「取引完了(精算完了)」を記憶してもよい。なお、クラウドサーバ20から取引状況管理装置40へ取引完了通知を送信するのではなく、取引状況管理装置40が、クラウドサーバ20にアクセス(本部サーバ10を経由して又は本部サーバ10を経由せずにアクセスし)、取引が完了しかた否かを確認してもよい。例えば、取引状況管理装置40は、取引情報内に精算情報(精算金額等)や「取引完了」のステータスが記憶されている場合には取引は完了した判断し、取引情報内に精算情報(精算金額等)や「取引完了」のステータスが記憶されていない場合には取引は完了していないと判断する。
サービスAの顧客(携帯端末60の利用者。特に初心者)は、他のサービスの顧客に比べ手厚いフォローが必要になるが、上記(1)(2)によれば、サービスAの取引が開始された旨やサービスAの取引が完了した旨を取引状況管理装置40において直ちに把握し、報知(表示、音声出力)することができる。また、上記(1)(2)によれば、店内に未精算のサービスAの利用者が存在する旨、店内に存在する未精算のサービスAの利用者の数を、取引状況管理装置40において、正確に把握し、報知(表示、音声出力)することができる。
携帯端末60において所定の操作に基づいてクラウドサーバ20が当該携帯端末60による取引の取引情報を生成したにもかかわらずサービスAにおいて精算する際に使用される装置(携帯端末60による取引を精算するための設置レジ。携帯用精算機)が1台も起動していない場合、当該顧客は、商品の登録後に精算を行うことができない。従って、取引状況管理装置40は、クラウドサーバ20が取引情報を生成した場合には、携帯用精算機の起動の状況を確認し、1台も起動していない場合には、警告(表示、音声出力等)してもよい。なお、携帯用精算機を含む各設置レジは、非起動状態から起動状態となった場合や起動状態から非起動状態となった場合に、状態の変化を取引状況管理装置40に通知することにより、取引状況管理装置40は、携帯用精算機の起動の状況を記憶しておいてもよいし、必要に応じて(クラウドサーバ20が取引情報を生成した場合等)に携帯用精算機の起動の状況を問い合わせてもよい。なお、上記の警告に至る確認は、特定の取引情報の生成時に限定してもよい。例えば、店舗の営業時間が午前10時から午後10時、サービスAの利用時間が午前10時から午後9時であった場合、午前10時以降の最初のサービスAの顧客の来店時(最初の取引情報の生成時)に限定してもよい。また、上記の警告に至る確認は、所定の時間内に限定してもよい。例えば、店舗の営業時間が午前10時から午後10時でありサービスAの利用時間が午前10時から午後9時であった場合、午前10時~午前10時30内におけるサービスAの顧客の来店時(最初の取引情報の生成時)に限定してもよい。なお、1台も起動していない場合ではなく、全台が起動していない場合や、起動しているが精算ができない場合(例えば故障等)や、精算ができなくなる可能性がある場合(例えば、釣銭ニアエンド等)や、クラウドサーバ20上に取引情報が生成されない場合についても同様である。
携帯端末60において所定の操作に基づいてクラウドサーバ20が当該携帯端末60による取引の取引情報を生成したにもかかわらず携帯用精算機が1台も起動していない場合には、携帯端末60側にその旨を報知してもよい。これにより、例えば、該当する顧客に対し、直ぐに精算ができない旨や、サービスA以外のサービス、つまり、携帯端末60を用いない他の取引(例えば、フルセルフ専用機による取引)を案内(誘導)することができる。なお、1台も起動していない場合ではなく、全台が起動していない場合や、起動しているが精算ができない場合や、精算ができなくなる可能性がある場合や、クラウドサーバ20上に取引情報が生成されない場合についても同様である。
店舗の開店時以外の場面にも有用である。例えば、店舗の営業時間が午前10時から午後10時でありサービスAの利用時間が午前10時から午後9時であった場合、午後9時を経過したある時点において、店員は、店内を見渡し、店内にサービスAの利用客(携帯端末60を利用して商品を登録している顧客)が1人もいないと判断した場合、携帯用精算機について電源OFFを伴う閉設処理を開始し、閉設処理の開始後に、顧客が携帯端末60による取引を開始する可能性もある。取引状況管理装置40は、携帯用精算機の起動の状況(起動していない旨)も、サービスAの取引が開始された旨も把握することができる。従って、例えば、取引状況管理装置40の店員は、当該顧客に状況(例えば、携帯端末60による取引は終了した旨。他の方法による取引が可能である旨)を説明し、混乱を最小限に抑えることができる。また、携帯端末60側への報知として、「本日の携帯端末での取引は終了しました。通常の取引をご利用ください」等のメッセージを表示し、混乱を最小限に抑えることができる。
なお、サービスAの利用時間外であるときには、クラウドサーバ20は取引情報を生成しなくてもよい。つまり、取引状況管理装置40は、サービスAの利用時間内に携帯端末60からサービス開始通知を受信した場合には当該携帯端末60による取引の取引情報を生成するとともに取引開始通知を取引状況管理装置40に送信し、サービスAの利用時間外に携帯端末60からサービス開始通知を受信した場合には取引情報を生成せずに当該携帯端末60の顧客の会員番号を含む所定の通知を取引状況管理装置40に送信してもよい。なお、取引状況管理装置40が所定の通知を受信した場合の動作は取引開始通知を受信した場合と同様であってもよい。
また、取引状況管理装置40は、遠隔で各設置レジの閉設処理を制御可能である。取引状況管理装置40は、上述したように店内に未精算のサービスAの利用者が存在するか否かを判断することも可能である。取引状況管理装置40は、店内に未精算のサービスAの利用者が1人でも存在する場合には、携帯用精算機について閉設処理の開始を制限(禁止)してもよいし、店員に警告(表示、音声出力等)をしてもよい。例えば、取引状況管理装置40は、「携帯端末60を利用中のお客様がいます。閉設はできません。」などと報知(表示、音声出力等)し、閉設処理が行われないようにしてもよい。
(保留商品の保留の解除)
取引状況管理装置40は、保留商品の保留を解除(単に、保留商品の解除という場合もある)する操作を受け付け可能である。具体的には、取引状況管理装置40は、未スキャン商品について登録する操作を受け付け可能である。
図23は、商品情報入力画面1400の一例を示している。商品情報入力画面1400は、商品情報を入力する操作を行う画面である。例えば、未スキャン商品ボタンBT491の操作後に表示される小画面にボタン(入力画面ボタン)を配置(複数の表示が存在する場合には商品毎に配置)し、取引状況管理装置40は、入力画面ボタンが操作された場合に、商品情報入力画面1400を表示してもよい。
商品情報入力画面1400には、商品情報表示領域HR1410、商品特定操作受付領域SR1420、撮像画像表示領域HR1430、確定ボタンBT1440、商品取消ボタンBT1441が設けられている。
商品情報表示領域HR1410は、商品名、商品コード、価格、登録数量等を表示するための領域である。登録数量は、同領域のプラスボタン、マイナスボタンによって変更可能である。
商品特定操作受付領域SR1420は、同領域に配置された各種ボタンにより商品を特定(登録)する操作を受け付ける領域である。例えば、プリセットボタンBT1421を操作し、操作後に表示されるプリセット画面(個々の商品に対応する商品ボタン(プリセットボタンを配置した画面)において商品を特定してもよい。また例えば、PLUボタンBT1422の操作後に、商品コードを置数入力し、商品を特定してもよい。なお、PLUボタンBT1422は、数字ボタンによる置数入力を宣言するボタンであるが、PLUボタンBT1422を配置せずに、単に数字ボタンによる置数入力を行うようにしてもよい。なお、商品の特定後には、当該商品の商品名等が商品情報表示領域HR1410に表示(反映)される。なお、撮像画像表示領域HR1430には、未スキャン商品ボタンBT491の操作後に表示される小画面と同様、未スキャン商品に係る撮像画像が表示されるため、当該撮像画像を確認しつつ、商品を特定してもよい。
店員は、商品情報表示領域HR1410に表示された情報を確認し、問題がなければ、確定ボタンBT1440を操作する。取引状況管理装置40は、確定ボタンBT1440が操作された場合、プリセットボタンBT1421や置数入力によって特定された商品情報(商品情報表示領域HR1410に表示された情報)によって当該商品を登録する。なお、商品取消ボタンBT1441は、当該商品について、登録の取り消しを指示する操作が行われるボタンである。
未スキャン商品について登録が行われ、未スキャン商品を含まない取引となった場合には、未スキャン商品ボタンBT491は消去される。例えば、図22の表示領域「1」には、未スキャン商品ボタンBT491が表示されているが、仮に当該取引に含まれる未スキャン商品が2つ存在するものとして説明する。表示領域「1」の未スキャン商品ボタンBT491が操作された場合、2つの未スキャン商品の夫々に対応する2つの入力画面ボタン等を配置した小画面を表示する。小画面において1つの入力画面ボタンが操作された場合、当該入力画面ボタンに対応する商品に関する商品情報入力画面1400を表示する。当該商品情報入力画面1400を介して未スキャン商品の登録が完了した場合、当該商品情報入力画面1400を消去するが、表示領域「1」の未スキャン商品ボタンBT491は消去しない(1つの入力画面ボタンを消去した小画面を表示したままとしてもよい)。小画面において、残る1つの未スキャン商品の入力画面ボタンが操作された場合、当該入力画面ボタンに対応する商品に関する商品情報入力画面1400を表示する。当該商品情報入力画面1400を介して未スキャン商品の登録が完了した場合、当該商品情報入力画面1400も小画面も消去し、表示領域「1」の未スキャン商品ボタンBT491も消去する。
なお、取引状況管理装置40において、他の保留商品についても、保留を解除する操作を受け付けるようにしてもよい。一例として、取引状況管理装置40は、年齢確認商品の保留を解除する操作を受け付けるようにしてもよい。例えば、携帯端末60において顧客自身が20歳以上である旨の操作(20歳以上である旨の宣言)を行っていた場合、その旨(宣言)が、取引状況管理装置40に表示され、取引状況管理装置40において承認操作をすることによって、年齢確認商品の保留が解除されるようにしてもよい。年齢確認商品の保留を解除する際には、店内各所に設置されたカメラによって撮像された撮像画像から当該顧客の容姿等を確認してもよい。当該顧客が撮像された撮像画像は、例えば、当該顧客(当該携帯端末60)の位置情報に基づいて特定し、年齢確認商品をする際に表示する小画面上に表示されるようにしてもよい。
保留商品の保留が解除された場合には、クラウドサーバ20の取引情報に反映される。例えば、取引状況管理装置40は、ある携帯端末60の保留商品aについて保留を解除した場合には、当該携帯端末60における、当該携帯端末60の保留商品aについて保留を解除した旨の情報(保留解除情報)をクラウドサーバ20に送信する。クラウドサーバ20は、上記保留解除情報に基づいて、当該携帯端末60の取引情報を更新(保留商品aの保留を解除)する。また、クラウドサーバ20は、更新後の取引情報の内容を反映した画面情報を生成し、携帯端末60に送信してもよい。これにより、取引状況管理装置40における保留の解除が、適宜、携帯端末60の画面に反映される。例えば、取引状況管理装置40が、ある携帯端末60の取引における、ある商品(年齢確認商品)について年齢を確認した場合、当該携帯端末60の画面上において当該商品に付されていた「要年齢確認」との表示が、「年齢確認済」との表示に切り替わる(又は、「要年齢確認」との表示が消去される)。
以上、図16~図23を用いて取引状況管理装置40の表示について説明したが、取引状況管理装置40の表示は、図16~図23を用いて説明したものに限定されない。例えば、上記では、設置レジ管理画面(図16~図21)と携帯端末管理画面(図22、図23)とを切り替えて表示する例を説明したが、切り替えて表示することに変えて又は加えて、設置レジ管理画面と携帯端末管理画面とを同時に表示(例えば、上下に並べて表示、左右に並べて表示)してもよい。また、同時に表示する際には、一方を大きく他方を小さくするなどの操作を受け付けるようにしてもよい。
また、上記では、「商品登録開始後、精算完了前」の携帯端末60について処理の進行状況を区別せずに一様に監視対象としているが、処理の進行状況毎に監視してもよい。例えば、取引状況管理装置40は、下記(1)~(6)の何れかを選択可能に表示してもよい。なお、例えば、夫々の携帯端末60が、処理の進行状況に関する情報をクラウドサーバ20に通知し、クラウドサーバ20が、夫々の携帯端末60の取引情報に、処理の進行状況に関する情報を記憶することにより、取引状況管理装置40は、夫々の携帯端末60の処理の進行状況を認識(換言すれば、(1)~(6)に属する携帯端末60を抽出)してもよい。
(1)商品登録開始後、商品登録完了前(例えば、精算用2次元コード605の表示前)の携帯端末60(つまり商品登録中の携帯端末60)
(2)商品登録完了後(例えば、精算用2次元コード605の表示後)、精算開始前(例えば、精算装置50による精算用2次元コード605の読取前)の携帯端末60(つまり精算に移行中の携帯端末60)
(3)精算開始後(例えば、精算装置50による精算用2次元コード605の読取後)、精算完了前の携帯端末60(つまり精算中の携帯端末60)
(4)商品登録開始後、精算開始前(つまり(1)+(2))の携帯端末60
(5)商品登録完了後、精算完了前(つまり(2)+(3))の携帯端末60
(6)商品登録開始後、精算完了前(つまり(1)+(2)+(3)。図22の例)の携帯端末60
なお、取引状況管理装置40は、図22に示した携帯端末管理画面において、夫々の携帯端末60の処理の進行状況(例えば、「商品登録中」「精算に移行中」「精算中」等)を表示してもよい。また、取引状況管理装置40は、精算中の携帯端末60(精算装置50による精算用2次元コード605の読取後の携帯端末60)について、携帯端末管理画面において精算中の精算装置50に関する情報(例えば、「1号機」「2号機」「3号機」等)を表示してもよい。また、取引状況管理装置40は、携帯端末管理画面において精算中の精算装置50に関する情報を表示することに代えて又は加えて、図22に示した設置レジ管理画面(レイアウト画面)において精算中の携帯端末60に関する情報(例えば、当該携帯端末60を使用している顧客の会員番号等)を表示してもよい。
(出口ゲート装置)
第1実施形態(他の実施形態も同様)において、未精算のまま退店する不正を防止するため、出口付近(又は出口の手前)に出口ゲート装置を設置してもよい。出口ゲート装置は、例えば、検出部と読取部と判断部と規制部とを備えるものであってもよい。検出部は、人(顧客等)の進入を検出する。読取部は、識別情報を読み取る。識別情報は、例えば、精算後に発行されるレシートに印刷される2次元コード(通過許可用2次元コード)であってもよいし、精算後の携帯端末60に表示される通過許可用2次元コードであってもよい。判断部は、読取部による識別情報の読取結果に基づいて通過の可否を判断する。規制部は、規制部材(扉、棒等)を有し、判断部による判断結果に基づいて規制部材により、通過を規制(妨げる/妨げない)する。
出口ゲート装置は、上述したように、単に移動を制限する構成のものであってもよいが、ディスプレイ表示や音声報知をするものであってもよい。また、出口ゲート装置は、ネットワーク(LAN)に接続され、例えば、取引状況管理装置40によって管理(監視、制御)されるものであってもよい。つまり、取引状況管理装置40は、設置レジや携帯端末60以外に店内に設置される装置、すなわち、広く「店内の状況」を管理することができる。
出口ゲート装置は、検出部、読取部、判断部及び規制部に加え、他の装置(例えば、取引状況管理装置40)と通信するための通信部を備えるものであってもよい。また、出口ゲート装置は、読取部による読取結果を表示する表示部(液晶やLED等)や読取部による読取結果を音声で報知する音声出力部を備えるものであってもよい。出口ゲート装置は、次回来店を促すためのクーポンを発券する発券部(印刷部)を備えるものであってもよい。
取引状況管理装置40は、来店した顧客が出口ゲート装置を通過して退店する迄を管理する。取引状況管理装置40が出口ゲート装置を管理対象としていない場合、出口ゲート装置の表示部や音声出力部による性能が不十分であれば、例え取引状況管理装置40が出口ゲート装置の近傍に設置(並べて設置)されていたとしても、通行が規制された旨の報知等に気付き難いが、取引状況管理装置40が出口ゲート装置を管理対象としている場合には、出口ゲート装置の表示部や音声出力部による性能が不十分であっても、店員は画面上で確認することができる。なお、取引状況管理装置40を監視対象としている出口ゲート装置の近傍に設置した場合には、取引状況管理装置40の店員は、出口ゲート装置を通過して退店する顧客の状況を、画面を介しても、近い位置から目視でも、確認することができる。なお、出口ゲート装置を店内に多数設置する場合や、店内に点在して設置する場合もあるが、夫々の出口ゲート装置の状況が取引状況管理装置40で管理できるため、好適である。
なお、取引状況管理装置40は、計量装置(後述)の場合と同様に、ログ、リアルタイムでの操作状況等を表示してもよい。ログとして管理されるイベント(事象)は、例えば、判断部の判断結果(OK、NG)、発券部によるクーポンの発券である。異常系のログとしては。例えば、識別情報の読取無で人が通過した旨、識別情報の判断NGで人が通過した旨、クーポン用紙の残量が少ない旨、クーポン用紙が無くなった旨、クーポン用紙が詰まった旨、他の装置(取引状況管理装置40、ストアコントローラ30等)との通信異常等である。また、取引状況管理装置40は、上記の他、店員が出口ゲート装置に向かわなければ解消できない情報(又は解消し難い情報)や、後の解析に必要な情報もログとして表示してもよい(計量装置(後述)のログについても同様である)。取引状況管理装置40は、これらのログを発生時刻と共に画面上に表示してもよい。取引状況管理装置40は、画面上への表示の有無とは別に(つまり表示しない場合であっても)、ログや操作状況の情報を発生時刻と共に記憶部に記憶しておく(計量装置(後述)のログ等についても同様である)。
以上、実施形態を説明したが、実施形態によれば、複数のサービスが共存する場合において、好適な会計動線を提供することができる。
(変形例等)
以上、実施形態について説明したが、機器の構成、データの構成、処理の流れ、表示及び出力の態様などは、例えば下記(1)、(2)、…に示すように、適宜変更が可能である。また、下記(1)、(2)、…は、夫々適宜組み合わされてよい。
(1)上記実施形態では、取引状況管理装置40は、店内に設置され、設置位置において操作される装置として説明したが、取引情報管理装置40は、店内各所(例えば、売り場の各所、会計エリアの各所、バックヤード等)において操作される可搬型の装置であってもよい。例えば、取引情報管理装置40は、ノートパソコンであってもよいし、タブレット端末であってもよいし、表示部を取り外し可能な設置型の装置であってもよい。なお、取引情報管理装置40が可搬型の装置である場合には、当該顧客に実際に接して保留商品について保留を解除することができる。一例として、売り場で当該顧客の容姿を直接確認し、当該顧客の年齢確認商品について保留を解除することができる。
(2)上記実施形態では、精算装置50は、携帯端末60によって登録された商品を精算する装置であると説明したが、精算装置50は、携帯端末60とは異なる装置(例えば、登録精算装置51、登録精算装置52、登録装置53)によって登録された商品を精算してもよい。例えば、精算装置50は、精算装置54の如く、登録装置53から登録情報を受信し、登録装置53によって登録された商品を精算してもよい。
(3)精算装置50(携帯用精算機)は、携帯端末60によって登録された商品を精算する装置であると説明したが、精算装置50とは異なる装置(例えば、登録精算装置51、登録精算装置52、精算装置54)が、携帯端末60によって登録された商品を精算してもよい。例えば、登録精算装置51(登録精算装置52、精算装置54も同様)は、精算装置50が表示する精算用2次元コード605を読み取って図13に示したような商品一覧画面に表示してもよい。
(4)上記(2)(3)に関連し、携帯端末60によって登録された商品を精算する動作モードを設けるようにしてもよい。例えば、精算装置50は、動作モードとして、設置レジ(登録装置53等)によって登録された商品を精算する設置レジ登録商品精算モードと、携帯端末60によって登録された商品を精算する携帯端末登録商品精算モードと、を有するようにしてもよい。また例えば、登録精算装置51は、動作モードとして、既に説明した動作モード(対面セルフモード、フルセルフモード等)の他に、上記携帯端末登録商品精算モードを有するようにしてもよい。なお、精算装置50(登録精算装置51も同様)は、現在の動作モードが携帯端末登録商品精算モードであるときに精算用2次元コード605を読み取るようにしてもよい(又は、精算用2次元コード605を読み取ることにより他の動作モードから携帯端末登録商品精算モードに切り替わるようにしてもよい)。
(5)上記(4)に関連し、精算装置50と登録精算装置51の機能を兼ね備えた1つの装置を設けるようにしてもよい。つまり、対面セルフモード(設置レジ登録商品精算モードの1つ)、フルセルフモード(設置レジ登録商品精算モードの1つ)、登録専用モード(設置レジ登録商品精算モードの1つ)、精算専用モード(設置レジ登録商品精算モードの1つ)、携帯端末登録商品精算モードを有する、登録精算装置(設置レジ)を店内に設置してもよい。
(6)上記実施形態では、設置レジとして、精算装置(携帯用精算機)50、登録精算装置(複数動作モード機)51、登録精算装置(フルセルフ専用機)52、登録装置(セミセルフ登録機)53、精算装置54(セミセルフ精算機)が存在する例を説明したが、設置レジはこれに限定されない。例えば、一方側(店員側)にスキャナ部、決済部(具体的には、現金決済部)等を備え、店員によって使用される登録精算装置(従来型の一般的な登録精算機。登録精算装置59と称する。)を設置してもよい。登録精算装置59を設置する場合には、取引状況管理装置40は、登録精算装置59を管理(監視、制御)してもよい。なお、登録精算装置59は、1つの筐体で登録と精算とを行うもタイプのものであってもよいし、例えばタワー型の登録用装置59aとドロアーを備えた精算装置59bとから構成されるものであってもよい。
(7)上記実施形態では、顧客は携帯端末60を用いて商品を登録する例を説明したが、商品の陳列場所において商品を登録可能な移動型(可搬型)の機器であれば、携帯端末60でなくてもよい。例えば、店舗側が来店顧客に貸与するタブレット端末(ショッピングカートに固定されたタイプであってもよい)を用いて商品を登録してもよい。また例えば、表示部を備えるショッピングカート(又は、ショッピングカートに着脱可能な表示器)を用いて商品を登録してもよい。つまり、店舗が貸し出す端末は、携帯端末60に限定されず、操作画面、カメラ、秤、バッテリーを搭載したショッピングカートに接続可能なものであってもよいし、ショッピングカートと一体的に形成(着脱可能でもよい)されるものであってもよい。また、上記ショッピングカートは、電子タグの情報を認識する電子タグ認識部を備えるものであってもよい。ショッピングカート(又は、ショッピングカートに着脱可能な表示器)を用いて商品を登録する態様においては、該ショッピングカートのカート番号を管理画面(図16~図23)に表示してもよい。
上述したバッテリーを搭載したショッピングカート(以下、単にカート)は、バッテリーの充電を接触(接触充電)又は非接触(非接触充電)で行うものであってもよい。カートの充電機器は、借りる際にカートを引き出し借りたカートを返却する所(カート集積所)に設置してもよい。カートの引き出しや返却は顧客が行う場合もあれば店員が行う場合もある。接触充電の場合、カートのバッテリーにケーブル等を接続し充電を行う。カート集積所には収納可能なカート数(貸出し前の最大の待機カート数)と同数のケーブル等を用意(収納位置が設定されている場合には夫々の収納位置に並べて用意)する。非接触充電の場合、非接触充電システム(給電(送信)ユニット、受電(受信)ユニット)をカート側とカート集積所側とに夫々設け、カート集積所側の給電ユニットから送信された電力をカート側の受電ユニットで受信し充電を行う。接触充電の場合と同様、カート集積所には収納可能なカート数と同数の給電ユニットを設け、給電、受電が一対になるように配置する。なお、カート集積所には大型の送電を可能な給電ユニットを配置し、纏めて複数の受電ユニットに電力を送信してもよい。カートの引き出しや返却と同様、充電(接触充電、非接触充電)についても、顧客が行う場合(店側が顧客に充電を依頼する場合)もあれば店員が行う場合(店員が定期的に集積所を確認し、店員の手により充電状態とする場合)もある。
取引状況管理装置40は、上述したようなカート集積所について管理(監視、制御)対象としてもよい。例えば、取引状況管理装置40は、カート集積所において待機しているカート数(待機カート数)を管理画面に表示してもよい。また、取引状況管理装置40は、待機カート数に代えて又は加えてカート集積所において充電中のカート数(充電中カート数)を表示してもよい。取引状況管理装置40が待機カート数を取得する方法は、例えば、カート集積所を撮像するカメラを用いてカート集積所に存在するカート(カート数)を撮像し、撮像画像を画像認識してカート数を算出し、待機カート数として取得する方法であってもよい。画像認識をする装置は、取引状況管理装置40であってもよいし他の装置であってもよい(他の装置が画像認識する場合、算出したカート数を取引状況管理装置40に通知する)。なお、透過型又は反射型の光センサを設置しカート集積所に存在するカートを検出して待機カート数として取得してもよい。また、NFC(Near Field Communication)通信やBluetooth(登録商標)通信を用いてカート集積所に存在するカートに備えられた携帯端末60と通信することにより待機カート数を取得してもよい。また、カート集積所の床面に秤を設置し、重量(総重量)からカート集積所に存在するカートを算出して待機カート数として取得してもよい。また、全カート数から現在利用中のカート数を減算し、待機カート数を算出(又は概算として算出)してもよい。あるカートが利用中であるかは取引の状況に基づいて判断してもよい。例えば、取引状況管理装置40は、買物開始の操作(又は1品目の商品スキャン)~取引完了の期間について利用中であると判断してもよい。取引状況管理装置40が充電中カート数を取得する方法は、例えば、カート集積所側が電気的又は磁気的に給電状態にあるかを認識し、取引状況管理装置40に通知するといった方法であってもよいし、カート集積所側がカート充電中である旨の情報をカートとの通信によって取得し、取引状況管理装置40に通知するといった方法であってもよい。纏めて複数の受電ユニットに電力を送信する態様の場合には、当該電力量に基づいて充電中カート数を算出してもよい。また、取引状況管理装置40は、待機カート数と充電中カート数とを比較し、比較結果(差数)を管理画面に表示(例えば、待機カート数、充電中カート数、差数を分けて夫々分けて表示)してもよい。取引状況管理装置40は、待機カート数と充電中カート数とが一致しない場合(具体的には、待機カート数よりも充電中カート数が少ない場合)、充電が正しく行われていないと判断し、管理画面にメッセージ(例えば、「カート集積所でカートの充電を確認してください」)を表示してもよい。また、取引状況管理装置40は、店員が使用する携帯端末等に同様のメッセージを送信してもよい。
(8)上記では、取引状況管理装置40の管理(監視、制御)対象として、設置レジ、携帯端末60(上記(7)に示したタブレット端末等も含む)、出口ゲート装置、カート置き場について説明したが、取引状況管理装置40の管理対象はこれに限定されない。例えば、以下に説明するような計量装置を監視対象としてもよい。店内の総菜販売コーナーにおいて、計量した販売される商品(量り売り商品)を販売する場合がある。量り売り商品を販売する場合には、店員操作、又は、顧客操作(セルフ操作)により購入する商品を計量し、当該商品の重量単価と計量値とに基づいて販売価格を算出する計量装置(計量値付け装置)が設置される場合がある。なお、計量装置は、携帯端末60を利用しない顧客(サービスA以外のサービスの顧客)に対しては、販売価格を含む値付け情報を商品ラベルとして印刷、発行する。計量装置は、携帯端末60の利用する顧客(サービスAの顧客)に対しては、販売価格を含む値付け情報を無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標))によって携帯端末60に送信する。特に、顧客操作(セルフ操作)の場合、計量装置の周辺に店員が不在となるケースも多いため(セルフ操作を意図しているため基本的には常住しないため)、取引状況管理装置40の管理対象とすることで、離れた場所からでも生じた問題に迅速に対応することができる。
(9)上記(8)に関連し、取引状況管理装置40は、計量装置のログやリアルタイムでの操作状況を表示してもよい。ログとして管理されるイベント(事象)は、例えば、風袋に関する操作(風袋引きの操作、風袋の指定操作等)、商品の選択操作(商品プリセットボタンの操作等)、商品の載置(重量の検出、計量値)、ラベルの印刷及び発行、携帯端末60との無線通信に関する状況(携帯端末60との通信(Bluetooth(登録商標))の確立、切断等)である。また、異常系に係るログとして、商品ラベル(ラベル用紙)の残量が少ない旨、商品ラベルが無くなった旨、商品ラベルが詰まった旨、計量値がマイナス状態を維持している旨、計量値がプラス状態を維持している旨、計量値が計量可能上限値を超えている旨、他の装置(取引状況管理装置40、ストアコントローラ30等)との通信異常等である。また、一般に、取引状況管理装置40は会計エリアに設置されるのに対し、計量装置は会計エリアとは異なる販売エリア(総菜販売コーナーの近傍)に設置される。つまり、両者は離れた場所に設置されることが一般的である。従って、取引状況管理装置40の店員は、何かがあっても計量装置に直ぐに駆けつけることができない(少なくとも、会計エリアに設置される他の監視対象(設置レジ等)に駆け付けるよりも到着迄に時間を要する)。これに対処するため、店員呼出ボタン等を用意(例えば、取引状況管理装置40の管理画面上に表示、又は、物理的なボタンを近傍に設置)し、店員呼出ボタン等を操作し、他の店員を計量装置に直行させるようにしてもよい。例えば、取引状況管理装置40は、店員呼出ボタン等が操作された場合、バックヤード等で別業務中の店員が携帯する携帯端末に計量装置に直行すべき旨の情報(メッセージ)を送信してもよいし、バックヤード等で別業務中の店員に対し、館内放送を行ってもよい。館内放送のエリアは、呼び出す店員の範囲や、計量装置における問題の程度等に応じて異ならせてもよい(従って、例えば、放送エリアが異なる何種類かの呼出ボタンを用意してもよいし、放送エリアを切り替えるボタンを用意してもよい)。
(10)上記実施形態の精算装置50における各機能(入出力、記憶、処理(判断含む))の一部又は全部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。例えば、精算装置50の処理として、図15のシーケンス図を用いて説明した処理のうちの少なくとも一部について、精算装置50に代えて、他の装置(ストアコントローラ30やクラウドサーバ20)が実行してもよい。また、精算装置50は、自装置が生成した画面ではなく、他の装置が生成した画面を表示部105に表示してもよい(例えば、WEBサーバが提供する画面をブラウジングしてもよい)。上記に関連し、精算装置50は、入出力のインターフェース等に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。例えば、精算装置50は、各種の入力(顧客の操作、スキャナ等のデバイスによる検出)を受け付け、入力情報(操作情報、検出情報等)をサーバ(例えば、クラウドサーバ20)に送信し、続いて、クラウドサーバ20は、精算装置50から受信した情報に応じた処理を実行し、処理結果(更新画面情報等)を精算装置50に送信し、続いて、精算装置50は、クラウドサーバ20から受信した情報に応じた動作(表示部105への表示等)を実行してもよい。つまり、精算装置50の動作を制御するためのプログラムをクラウドサーバ20が実行してもよい。登録精算装置51、登録精算装置52、登録装置53、精算装置54、登録精算装置59、取引状況管理装置40等についても同様である。
<実施形態の総括>
[技術分野]
本発明は、店内状況管理装置及びプログラムに関する。
[背景技術]
商品の販売に関する複数のサービスが共存する場合がある。例えば、店舗において複数の精算方法を提供するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2016-081072号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、複数のサービスが共存する場合の監視する店員の負担が大きくなる。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、店員の負担を低減させる技術を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)複数の精算装置を監視可能な店内状況管理装置(例えば、取引状況管理装置40)であって、前記精算装置は、設置型の他装置又は自装置で登録された商品について精算する第1精算装置(例えば、精算装置54、登録精算装置51、登録精算装置52、登録精算装置59)と、可搬型の他装置(例えば、携帯端末60)で登録された商品について精算する第2精算装置(例えば、精算装置50)と、があり、前記店内状況管理装置は、前記第1精算装置及び前記第2精算装置の状態を表示(例えば、図16~図21のように表示)する表示手段を備えることを特徴とする店内状況管理装置である。
(1)の店内状況管理装置によれば、店員の負担が低減する。つまり、店舗内に複数のサービスが共存している場合であっても、複数のサービスを包括して監視することができるため、管理が容易となり、店員の負担が低減する。
(2)前記第1精算装置(例えば、登録精算装置51)は、複数の動作モード(例えば、対面セルフモード、フルセルフモード等)を備え、前記表示手段は、夫々の前記精算装置について前記第1精算装置であるか前記第2精算装置であるかを示す情報(例えば、「携帯用精算機」「複数動作モード機」等の名称等)とともに、前記第1精算装置について現在の動作モード(例えば、複数動作モード機(対面)の「(対面)」、複数動作モード機(フル)の「(フル)」等)を表示することを特徴とする(1)に記載の店内状況管理装置である。
(2)の店内状況管理装置によれば、店員の負担が低減する。例えば、各装置の状況について容易に確認することができるため、店員の負担が低減する。
(3)前記表示手段は、レイアウト画面上において、前記第1精算装置及び前記第2精算装置の状態を表示(例えば、図21のように表示)することを特徴とする(1)乃至(3)の何れかに記載の店内状況管理装置である。
(3)の店内状況管理装置によれば、店員の負担が低減する。
(4)複数の精算装置を監視可能な店内状況管理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記精算装置は、設置型の他装置又は自装置で登録された商品について精算する第1精算装置と、可搬型の他装置で登録された商品について精算する第2精算装置と、があり、前記コンピュータを、前記第1精算装置及び前記第2精算装置の状態を表示する表示手段として機能させることを特徴とするプログラムである。
(4)のプログラムによれば、店員の負担が低減する。
なお、以上に説明した各装置(本部サーバ10、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置50、登録精算装置51、登録精算装置52、登録装置53、精算装置54、登録精算装置59等)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上記各装置の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…販売システム
10…本部サーバ
20…クラウドサーバ
30…ストアコントローラ
40…取引状況管理装置
50…精算装置
51…登録精算装置
52…登録精算装置
53…登録装置
54…精算装置
59…登録精算装置

Claims (4)

  1. 複数の精算装置を監視可能な店内状況管理装置であって、
    前記精算装置は、
    設置型の他装置又は自装置で登録された商品について精算する第1精算装置と、可搬型の他装置で登録された商品について精算する第2精算装置と、があり、
    前記店内状況管理装置は、
    前記第1精算装置及び前記第2精算装置の状態を表示する表示手段を備える
    ことを特徴とする店内状況管理装置。
  2. 前記第1精算装置は、複数の動作モードを備え、
    前記表示手段は、
    夫々の前記精算装置について前記第1精算装置であるか前記第2精算装置であるかを示す情報とともに、前記第1精算装置について現在の動作モードを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の店内状況管理装置。
  3. 前記表示手段は、
    レイアウト画面上において、前記第1精算装置及び前記第2精算装置の状態を表示する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の店内状況管理装置。
  4. 複数の精算装置を監視可能な店内状況管理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記精算装置は、
    設置型の他装置又は自装置で登録された商品について精算する第1精算装置と、可搬型の他装置で登録された商品について精算する第2精算装置と、があり、
    前記コンピュータを、
    前記第1精算装置及び前記第2精算装置の状態を表示する表示手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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