JP2022150423A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Masayoshi Hayashi
伸昌 田中
Nobumasa Tanaka
竜児 洞田
Ryuji Dota
貴文 中瀬
Takafumi Nakase
大貴 加藤
Hirotaka Kato
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Abstract

【課題】液体吐出ノズルからの短絡を回避する。【解決手段】インクジェットヘッド4は絶縁プレート35に切欠き35aを有する。切欠き35aはインクジェットヘッド4と検出用電極76の間の空間にプレート34が露出するよう絶縁プレート35が切り欠かれた部分である。この切欠き35aにより、インクジェットヘッド4の検出用電極76と対向する面としてプレート34が露出する。切欠きがある部分においては、プレート34は絶縁プレート35を間に挟むことなく検出用電極76と対向している。【選択図】図4

Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、印刷ヘッドに電圧を印加し、印刷ヘッドからキャップ内に配置された検査領域にインクが吐出されると、インクの吐出により電流が流れ、インクが正常に吐出されたか否かの検知している。このとき、印刷ヘッドと検査領域とがインクなどにより短絡した場合には、キャップを印刷ヘッドから一旦離間させ、印刷ヘッドと検査領域との相対距離を大きくすることにより短絡を解消させる操作を行うことが記載されている。
特開2007-136858号公報
しかしながら、印刷ヘッドと検査部とが短絡してしまうと、ノズルがダメージを受けることが確認された。特許文献1に記載があるように印刷ヘッドの表面は絶縁膜に覆われており、短絡する経路はノズル内のインクである場合がある。ノズル内のインクで短絡が発生した場合は、インクに電流が流れることによりインク内の成分が固形物として析出し、ノズルの内面に固着し、ノズルの閉塞を助長する。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、ノズル内のインクを経由して短絡することを回避することができる液体吐出装置を提供することにある。
この目的を達成するために、請求項1に記載の液体吐出装置は、第1層と前記第1層に積層され前記第1層よりも導電性の高い第2層とを有し、前記第1層と前記第2層とにわたって形成されたインクを吐出する第1孔部を有するヘッドと、前記ヘッドに対し離隔した位置に配置される電極と、前記第1層は前記電極と前記第2層のとの間に位置し、前記第2層と前記電極とのいずれか一方または両方に電圧を与え、前記第2層と前記電極との間に電位差を発生させる発生部と、前記第1孔部から前記電極に向かい吐出された液体によって発生する前記電位差の変動を検知する検知部と、を備えている。そして、前記第1層は前記ヘッドと前記電極との間に前記第2層が露出するよう第1切欠き部を有している。
この目的を達成するために、請求項9に記載の液体吐出装置は、第1層と前記第1層に積層され前記第1層よりも導電性の高い第2層とを有し、前記第1層と前記第2層とにわたって形成されたインクを吐出する第1孔部を有するヘッドと、前記ヘッドに対し離隔した位置に配置される電極と、前記第1層は前記電極と前記第2層のとの間に位置し、前記第2層と前記電極とのいずれか一方または両方に電圧を与え、前記第2層と前記電極との間に電位差を発生させる発生部と、前記第1孔部から前記電極に向かい吐出された液体によって発生する前記電位差の変動を検知する検知部と、を備えている。そして、前記第2層に電気的に接続され前記ヘッドと前記電極との間に露出する前記第1層よりも導電性の高い導電部を有している。
請求項1に記載の液体吐出装置によれば、第1層はヘッドと電極との間に第2層が露出するよう第1切欠き部を有するため、第1切欠き部を経由し電極と第2層が短絡を起こすことにより、ノズル内のインクを経由して短絡することを回避することができる。
請求項9に記載の液体吐出装置によれば、第2層に電気的に接続されヘッドと電極との間に露出する第1層よりも導電性の高い導電部を有するため、導電部を経由し電極と第2層が短絡を起こすことにより、ノズル内のインクを経由して短絡することを回避することができる。
本発明の実施形態に係るプリンタ1の概略構成図である。 キャップ内に配置された検出用電極、高電圧電源回路及び信号処理回路の接続関係を説明するための図である。 (a)はノズルからインクが吐出された場合の信号を示す図であり、(b)はノズルからインクが吐出されなかった場合の信号を示す図であり、(c)は短絡した場合の信号を示す図であり、(d)は放電した場合の信号を示す図である。 インクジェットヘッドのより詳細な構成とキャップの図である。 キャップ内にインクブリッジが形成された図である。 (a)はインクジェットヘッドを下方向から見た図であり、(b)はノズルを拡大した図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 検査指示信号を受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。 変形例1において、インクジェットヘッドを下方向から見た図である。 変形例2において、インクジェットヘッドを下方向から見た図である。 変形例3における、インクジェットヘッドのより詳細な構成とキャップの図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施形態は本発明の一例である。本発明の要旨を変更しない範囲において、本発明の実施形態を変更できるものである。
<プリンタ1全体の構成>
図1に示すように、本実施形態に係るプリンタ1は、キャリッジ2、サブタンク3、インクジェットヘッド4、プラテン5、及び、メンテナンスユニット8などを有している。以降は図1に記載するプリンタ1に対応する方向として、右方向と左方向とを左右方向または走査方向とし、前方向と後方向とを前後方向または副走査方向とし、紙面手前方向を上方向、紙面奥方向を下方向とし、上方向と下方向とを上下方向とする。また、前方向を用紙Pが搬送される搬送方向と記載する場合もある。なお、プリンタ1が本発明の液体吐出装置に相当し、インクジェットヘッド4が本発明のヘッドに相当する。
キャリッジ2は、2本のガイドレール11,12に支持されている。キャリッジ2は、図示しないベルト、ギヤなどを介してキャリッジモータ86(図7参照)に接続される。キャリッジ2は、キャリッジモータ86の駆動によりガイドレール11,12に沿って図1の走査方向に往復移動する。キャリッジ2は、走査方向においてキャップ61と対向するメンテナンス位置とキャップ61と対向しない非メンテナンス位置との間においてインクジェットヘッド4を移動させる。
サブタンク3は、キャリッジ2に搭載されている。ここで、プリンタ1には、カートリッジホルダ14が設けられており、カートリッジホルダ14に4つのインクカートリッジ15が取り外し可能に装着されている。4つのインクカートリッジ15は右方向に順に並ぶよう、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが貯留されている。サブタンク3は、4本のチューブ13を介してカートリッジホルダ14に装着された4つのインクカートリッジ15と接続されている。これにより、4つのインクカートリッジ15からサブタンク3に上記4色のインクがそれぞれ供給される。
インクジェットヘッド4は、キャリッジ2に搭載されている。インクジェットヘッド4には、サブタンク3から上記4色のインクが供給される。また、インクジェットヘッド4は、その下面であるノズル面4aに形成されたノズル10からインクを吐出する。ノズル10は複数あり、走査方向に直交する副走査方向に並ぶノズル列9を形成している。ノズル列9は走査方向に4列並んでおり、右方向に向かう順にブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクが吐出される。なお、本実施形態におけるノズル10は、本発明に係る第1孔部及び第2孔部及び第3孔部に相当する。
プラテン5は、インクジェットヘッド4の下方に配置され、複数のノズル10と対向している。プラテン5は、走査方向に用紙Pの全長にわたって延び、用紙Pを下方向から支持する。搬送ローラ6は、インクジェットヘッド4、及び、プラテン5よりも搬送方向の上流側に配置されている。搬送ローラ7は、インクジェットヘッド4及びプラテン5よりも搬送方向の下流側に配置されている。搬送ローラ6,7は、図示しないギヤなどを介して搬送モータ87(図7参照)に接続されている。搬送モータ87を駆動させると、搬送ローラ6,7が回転し、用紙Pが搬送方向に搬送される。
メンテナンスユニット8は、キャップ61と、吸引ポンプ62と、廃液タンク63とを備えている。キャップ61は、プラテン5よりも右方向に配置されている。そして、キャリッジ2を、メンテナンス位置に位置させると、複数のノズル10がキャップ61と対向する。
また、キャップ61は、キャップ昇降機構88(図7参照)によって昇降可能となっている。そして、キャリッジ2を上記メンテナンス位置に位置させることによって複数のノズル10とキャップ61とを対向させた状態で、キャップ昇降機構88によりキャップ61を上昇させると、キャップ61の上端部61aがノズル面4aに密着し、複数のノズル10がキャップ61に覆われる。なお、キャップ61はノズル面4aに密着することで複数のノズル10を覆うものであることには限られない。キャップ61は、例えば、インクジェットヘッド4のノズル面4aの周囲に配置される図示しないフレーム等に密着することで、複数のノズル10を覆うものであってもよい。なお、本実施形態における上端部61aは、本発明に係る接触部に相当する。
吸引ポンプ62はチューブポンプなどであり、キャップ61及び廃液タンク63と接続チューブ64にて接続されている。そして、メンテナンスユニット8では、上述したようにノズル面4aにキャップ61が密着した状態で吸引ポンプ62を駆動させキャップ61内を負圧にさせると、複数のノズル10からインクジェットヘッド4内のインクを排出させる、いわゆる吸引パージを行うことができる。吸引パージによって排出されたインクは接続チューブ64を経由して廃液タンク63に貯留される。
<検出用電極76の構成>
ここで、検出用電極76について説明する。図2に示すように、キャップ61内には、インクジェットヘッド4に対向する矩形の平面形状を有する検出用電極76が配置されている。なお、本実施形態における検出用電極76は、本発明に係る電極に相当する。
キャップ61は、ノズル面4aのノズル10を囲うようノズル面4aに接触する上端部61aを有する。キャップ61は上端部61aの内側にインクジェットヘッド4に対向する上方向に開口をもつ凹部を有し、凹部にはキャップ61に固定された検出用電極76が配置される。検出用電極76は、キャップ61の上端部61aがノズル面4aに接触する上昇位置と、キャップ61の上端部61aがノズル面4aから離れる下降位置とのいずれの位置においても、インクジェットヘッド4と離隔されている。
検出用電極76は、抵抗79を介して高電圧電源回路77に接続されている。そして、検出用電極76には、後述する検査用駆動の際に、高電圧電源回路77により所定の電位(例えば600V程度)が付与される。一方で、インクジェットヘッド4は、グランド電位に保持されている。これにより、インクジェットヘッド4と検出用電極76との間に所定の電位差が生じる。検出用電極76には、信号処理回路78が接続されている。信号処理回路78は、微分回路などを含み、検出用電極76から出力される電位の信号に対して、微分処理を含む処理を行った信号出力する。すなわち、信号処理回路78から出力される信号は、検出用電極76の電位に対応する電位の信号である。ただし、信号処理回路78から出力される信号は、電流の信号であってもよい。信号処理回路78から出された信号出力は制御装置80に送られ吐出状態が判定される。なお、本実施形態における高電圧電源回路77は、本発明に係る発生部に相当し、信号処理回路78及び制御装置80は、本発明に係る検知部に相当する。
検査用駆動を行わせるにあたっては、まず、キャリッジ2を上記メンテンナンス位置に位置させた後、キャップ昇降機構によりキャップ61を上昇させ、インクジェットヘッド4に密着させる。その後、高電圧電源回路77により、インクジェットヘッド4と検出用電極76との間に電位差を生じさせ、ノズル10から検出用電極76に向けてインクを吐出させるようにインクジェットヘッド4を駆動させる。この検査用駆動において、ノズル10が、インクの吐出に異常のある異常ノズルでなければ、検査用駆動を行ったときに、ノズル10から帯電したインクが吐出される。これにより、帯電したインクが検出用電極76に近づき、検出用電極76にインクが着弾するまで検出用電極76の電位が変化する。そして、帯電したインクが検出用電極76に着弾した後、検出用電極76の電位が減衰しながらインクの吐出前の電位に戻る。
このとき、信号処理回路78から出力される信号を、図3(a)に示す。インクが吐出される前の電圧は基準値Vaである。ノズル10からのインクの吐出開始されることにより電圧が下降し下降電圧Vbに到達する。そしてインクが検出用電極76に着弾するにつれ再び上昇し基準値Vaに戻る。
一方、ノズル10が異常ノズルである場合には、検査用駆動を行ってもノズル10からインクが吐出されない。そのため、検出用電極76の電位が変化せず、信号処理回路78から出力される信号は、図3(b)に示すように所定の基準値Vaから変化しない。
このように、本実施形態では、ノズル10が異常ノズルであるか否かによって、検査用駆動を行ったときに信号処理回路78から出力される信号が異なる。制御装置80はインクが吐出される期間Tdにて信号処理回路78から出力された信号が閾値Vt以上か否かを判定する。閾値Vt未満であればインクが吐出されたと判定し、閾値Vt以上であればインクが吐出されなかったと判定する。これにより、ノズル10が異常ノズルであるか否かを決定する。
しかしながら、検出用電極76とインクジェットヘッド4とが短絡を起こした場合、図3(c)に示すように、電圧が下降電圧Vbを下回った状態が維持される。検出用電極76とインクジェットヘッド4との短絡は、検出用電極76とインクジェットヘッド4とがインクによってつながり、電流が流れる流路が形成されることにより発生する。この時、インクが吐出される期間Tdにおける帯電したインクによって信号処理回路78から出力される信号が、短絡による電圧変化に埋もれ、ノズル10が異常ノズルであるか否かを正確に判定することができなくなる場合がある。短絡が発生した場合には、下降電圧Vbよりも電圧が大きく下がり、降電圧Vbよりも低く設定された短絡閾値Vcを下回る。つまり、検出用電極76とインクジェットヘッド4との短絡は、電圧を印加した時に、短絡閾値Vcを下回る電圧が検出されたことにより判断される。
また、検出用電極76とインクジェットヘッド4とが放電を起こす場合も考えられる。検出用電極76とインクジェットヘッド4との放電は、検出用電極76とインクジェットヘッド4とがインクによってつながってはいないものの、その間の空間が絶縁破壊される距離の場合に発生する。放電した場合、図3(d)に示すように、電圧が下降電圧Vbを下回った状態が一時的に発生する。この時、インクが吐出される期間Tdにおけるノズル10から吐出されたインクによる信号処理回路78から出力される信号が、放電による電圧変化に埋もれ、ノズル10が異常ノズルであるか否かを正確に判定することができなくなる場合がある。放電が発生した場合には、下降電圧Vbよりも電圧が大きく下がり、降電圧Vbよりも低く設定された短絡閾値Vcを下回る。つまり、検出用電極76とインクジェットヘッド4との放電は、電圧を印加した時に、短絡閾値Vcを下回る電圧が検出されたことにより判断される。以上、短絡と放電について説明したが。以降において短絡と放電を短絡として合わせて説明することとする。
<インクジェットヘッド4のより詳細な構成>
ここで、インクジェットヘッド4に関してより詳細な構成を説明する。図4はインクジェットヘッド4のより詳細な構成とキャップ61とを示す図である。インクジェットヘッド4は図4に示すように、4枚の導電性が高い金属製のプレート31~34と、インクジェットヘッド4の電極と対向する面を覆う金属製のプレートよりも導電性が低い絶縁プレート35とからなる流路ユニット21と、圧電アクチュエータ22とで構成される。なお、本実施形態におけるプレート31~34は、本発明に係る第2層に相当し、絶縁プレート35は、本発明に係る第1層に相当する。
金属製のプレート31~34は、グランド(GND)に接続されており、常に電圧が低い状態に保たれている。検出用電極76に電圧が与えられた時、金属製のプレート31~34と検出用電極76との間に電位差が生まれる。インクが吐出されると、インク滴とノズル10内のインクとに微小電流Irが流れ、検出用電極76の電圧が下がる。
ここでインクが吐出される仕組みについて説明する。4枚のプレート31~34は上からこの数字の小さい順に積層されることによって形成されている。プレート31~34は、ステンレスなどの金属材料からなり導電性が絶縁プレート35に比べて高い。プレート31~34はノズル10が副走査方向に並ぶノズル列9にインクを供給するためのマニホールド流路41を備える。圧力室40は、ノズル10個別に設けられ流路42を介しマニホールド流路41に接続される。また、圧力室40からノズル10に繋がる流路43を有する。
絶縁プレート35は、ポリイミドなどの導電性の低い合成樹脂材料からなり、キャップ61と対向する面にノズル面4aを有する。絶縁プレート35は、流路43よりも径の小さなノズル10を有する。ノズル10は流路43と繋がっている。
圧電アクチュエータ22は、図4に示すように、振動板51と、圧電層52と、共通電極53と、個別電極54とを有している。振動板51は、チタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電材料からなり、流路ユニット21の上面に配置され複数の圧力室40を覆っている。なお、振動板51は、次に説明する圧電層52とは異なり、圧電材料以外の絶縁性材料からなるものであってもよい。
圧電層52は、上記圧電材料からなり、振動板51の上面に配置され、複数の圧力室40にわたって連続的に延びている。共通電極53は、振動板51と圧電層52との間に配置され、複数の圧力室40にわたって連続的に延びている。共通電極53は、図示しない配線部材などを介して図示しない電源回路に接続され、グランド電位に保持されている。
複数の個別電極54は、複数の圧力室40に対して個別に対応するものである。個別電極54は、圧力室40よりも一回り小さい楕円の平面形状を有し、圧電層52の上面に配置され、圧力室40の中央部と上下方向に重なっている。また、個別電極54の走査方向の右方向の端部は、圧力室40と上下方向に重ならない位置まで延び、その先端部が接続端子54aとなっている。接続端子54aには図示しない配線部材が接続され、個別電極54は、この配線部材を介してドライバIC89(図7参照)に接続されている。そして、ドライバIC89により、複数の個別電極54に個別に、グランド電位及び所定の駆動電位(例えば20V程度)のいずれかが選択的に印加される。
また、共通電極53及び複数の個別電極54がこのように配置されているのに対応して、圧電層52の共通電極53と各個別電極54とに挟まれた部分が、それぞれ、上下方向に分極されている。
ここで、圧電アクチュエータ22を駆動して、ノズル10からインクを吐出させる方法について説明する。圧電アクチュエータ22では、予め、全ての個別電極54が、共通電極53と同じグランド電位に保持されている。あるノズル10からインクを吐出させるときには、そのノズル10に対応する個別電極54の電位を、グランド電位から駆動電位に切り換える。すると、個別電極54と共通電極53との間の電位差により、振動板51及び圧電層52の圧力室40と上下方向に重なる部分が全体として圧力室40側に凸となるように変形する。これにより、圧力室40の容積が小さくなって圧力室40内のインクの圧力が上昇し、圧力室40に連通するノズル10からインクが吐出される。
<切欠き35a>
ここで、切欠き35aに関して図4~図6を用いて説明する。インクジェットヘッド4は絶縁プレート35に切欠き35aを有する。切欠き35aはインクジェットヘッド4と検出用電極76の間の空間にプレート34が露出するよう絶縁プレート35が切り欠かれた部分である。この切欠き35aにより、インクジェットヘッド4の検出用電極76と対向する面としてプレート34が露出する。切欠き35aがある部分においては、プレート34は絶縁プレート35を間に挟むことなく検出用電極76と対向するとも言える。なお、本実施形態における切欠き35aは、本発明に係る第1切欠き部及び第2切欠き部及び第3切欠き部に相当する。
切欠き35aはノズル10の近傍に配置される。例えば図5に示すように、インクブリッジIvが検出用電極76とインクジェットヘッド4に渡って形成されたとき、ノズル10内のインクを経由して検出用電極76とプレート31~34が短絡する恐れがある。このとき検査用駆動の際に流れる電流よりも大きな短絡電流又が流れることにより、ノズル10内に固形異物Iaが形成される。ノズル10内のインクを経由して何度も短絡電流が流れると、固形異物Iaが成長し、やがてノズル10を塞ぐ。これによりノズル10は回復が不可能なノズルとなる。
このとき、切欠き35a内にインクが満たされていればノズル10内のインクを経由することなく、切欠き35aで露出したプレート34にて短絡させることができる。ノズル10内のインクに大きな短絡電流が流れることがなくなるため、ノズルは回復が不能なノズルになりにくい。つまり、インクによってのノズル損傷が軽減されると言える。
ここで、切欠き35aに関して図6(a)を用いてより詳細に説明する。図6(a)はインクジェットヘッド4を下方向から見た図である。切欠き35aはノズル10と副走査方向に最も近い別のノズル10との間に位置する。また、切欠き35aはノズル10と主査方向に最も近い別のノズル10との間に位置する。より詳細に説明すれば、切欠き35aとノズル10との距離Cはノズル10と副走査方向に最も近い別のノズル10との距離Paよりも近い。また、切欠き35aとノズル10との距離Cはノズル10と主走査方向に最も近い別のノズル10との距離Pbよりも近い。
図6(a)のノズル10を拡大した図が図6(b)である。図6(b)に記載の切欠き35aは、ノズル10に対応して切欠き35a1~35a4の4つの切欠きによって構成されている。4つの切欠き35aはノズル10の周りを囲うように複数配置される。ノズル10は切欠き35a1と切欠き35a4の間に配置されており、ノズル10は切欠き35a2と切欠き35a3の間に配置されている。切欠き35a1~35a4の4つの切欠きは、ぞれぞれノズル10の中心から距離Cだけ離れた位置に配置される。このとき、4つの切欠きは、1つのノズル10の中心から距離Cだけ離れた位置にリング状となるよう形成されている。
図6(a)の密着部61bは、キャップ61の上端部61aがノズル面4aに密着する位置を示している。切欠き35aは密着部61bの内側に配置される。図5、図6(a)に示すように、切欠き35aは密着部61bとノズル10との間に配置されている。
<プリンタの電気的構成>
次に、プリンタ1の電気的構成について説明する。図7に示すように、プリンタ1は、制御装置80を備えている。制御装置80は、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)82、RAM(Random Access Memory)83、フラッシュメモリ84、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)85などからなる。制御装置80は、キャリッジモータ86、搬送モータ87、キャップ昇降機構88、ドライバIC89、吸引ポンプ72、高電圧電源回路77等の動作を制御する。また、制御装置80は、操作部70からの操作信号を受信し、信号処理回路78から判定用信号を受信する。判定用信号は検査用駆動を行ったときに、信号処理回路78から出力される信号である。
なお、制御装置80は、CPU81のみが各種処理を行うものであってもよいし、ASIC85のみが各種処理を行うものであってもよいし、CPU81とASIC85とが協働して各種処理を行うものであってもよい。また、制御装置80は、1つのCPU81が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のCPU81が処理を分担して行うものであってもよい。また、制御装置80は、1つのASIC85が単独で処理を行うものであってもよいし、複数のASIC85が処理を分担して行うものであってもよい。
<検査指示信号の受信時の処理>
次に、ノズル10が異常ノズルであるか否かを検査することを指示する検査指示信号を受信したときの制御装置80の処理の流れについて説明する。制御装置80が検査指示信号を受信するときとは、例えば、ユーザがプリンタ1の操作部70を操作、またはプリンタに接続されたPC等を操作し、ノズル10が異常ノズルであるか否かを検査することを指示することによって、制御装置80に検査指示信号が送信されたときである。
検査指示信号を受信したとき(S100)に、制御装置80は、図8のフローに沿って処理を行う。より詳細に説明すると、制御装置80は、まず、キャリッジモータ86を制御して、キャリッジ2をメンテナンス位置に移動させる(S105)。なお、図8のフローの開始の時点で、キャリッジ2がメンテナンス位置に位置している場合には、S105においてキャリッジ2をメンテナンス位置に位置させた状態を維持する。その後キャップ昇降機構にてキャップ61をインクジェットヘッド4に密着させる。
続いて、制御装置80は、高電圧電源回路77を制御して、検出用電極76に電圧を印加させ、検出用電極76とインクジェットヘッド4との間に電位差を発生させる(S110)。ここで、制御装置80は、検出用電極76とインクジェットヘッド4とが短絡したことによる短絡電圧を検出したか否かを確認する(S115)。より正確に言えば、信号処理回路78にて検出した電圧が、図3に記載の短絡閾値Vcを下回ったか否かを確認する。短絡閾値Vcを下回ったことにより短絡電圧が検出された場合(S115:YES)、電圧の印加を解除させる(S175)。そして、キャップ61をインクジェットヘッド4から離した状態にて、吸引ポンプ62を駆動させキャップ61内のインクを排出させる(S180)。このとき、制御装置80は、図示しないワイパーなどを使いインクジェットヘッド4のノズル面4aをクリーニングさせてもよい。その後S110に戻り再び検出用電極76に電圧を印加させる。
制御装置80は、S115において短絡電圧が検出されなかった場合(S115:NO)ノズル検査を開始させる(S120)。ノズル番号Xに1を代入し(S125)、ノズル10毎に割り当てられたノズル番号Xの吐出検査を実行させる(S130)。なお、吐出検査は検査用駆動の一例である。ここで1つの吐出検査が終わると、制御装置80は、S130の吐出検査にて短絡電圧を検出したか否かを確認する(S135)。短絡電圧を検出した場合(S135:YES)S175に進む。短絡電圧を検出しなかった場合(S135:NO)S140に進む。短絡電圧を検出しなかった場合に、制御装置80はノズル番号Xの吐出検査が正常に行われたとしてノズル番号Xの吐出結果を記憶させる(S140)。
そして制御装置80は、ノズル番号Xが検査対象としてノズル10毎に割り当てられた最後のノズル番号Xであることを確認する(S145)。最後のノズル番号Xでない場合、X≠Xmaxとなり(S145:NO)、次のノズル番号Xを検査するためにノズル番号Xに1を足しXに代入するX=X+1(S170)。そしてS130に戻り、次のノズル番号Xの吐出検査を実行させる。
制御装置80は、S145にてノズル番号Xが検査対象としてノズル10毎に割り当てられた最後のノズル番号Xであった場合、X=Xmaxとなり(S145:YES)S150に進む。制御装置80は、対象のノズル10のノズル検査がすべて完了したとして電圧の印加を解除させる(S150)。制御装置80は、ノズル検査で異常ノズルと判定したノズルの数が所定の閾値未満であったか否かを確認する(S155)。閾値以上であった場合(S155:NO)、キャップ61をインクジェットヘッド4に密着させた状態にて、吸引ポンプ62を駆動させ、キャップ61の内部を負圧にふることによりインクジェットヘッド4のノズル10からインクを排出させるパージ処理を実行させる(S185)。パージ処理により異常ノズルが回復する。その後S180に進む。
制御装置80は、S155にてノズル検査で異常ノズルと判定したノズルの数が所定の閾値未満であった場合(S155:YES)。検査処理を終了する。
<効果>
本実施形態では、インクジェットヘッド4は、導電性の高いプレート34とプレート34に比べて導電性の低い絶縁プレート35を有しており、絶縁プレート35はプレート34がインクジェットヘッド4の検出用電極76に対向する面として露出するよう、切欠き35aを持っている。これにより、検出用電極76と絶縁プレート35とがキャップ内のインクにより短絡、もしくは放電する場合を考えたとき、切欠き35aに露出するプレート34にて短絡する可能性が高くなる。これにより、ノズル10内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
また、本実施形態では、ノズル10とノズル10の副走査方向に配置された最も近いノズル10との間に切欠き35aが配置される。つまりノズル近傍に配置されている。これにより、ノズル10内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
また、本実施形態では、切欠き35a1と、35a4の間にノズル10が配置されている。これにより、ノズル10内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
また、本実施形態では、切欠き35a1~35a4の4つの切欠きが、ノズル10を囲うようにノズル10の中心から等距離の位置に配置されている。これにより、ノズル10内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
また、本実施形態では、切欠き35a1~35a4の4つの切欠きが、リング状にノズル10を囲うよう配置されている。これにより、ノズル10内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
また、本実施形態では、切欠き35aは、キャップ61の上端部61aが接触する密着部61bとノズル10との間に配置されている。キャップ61の上端部61aを先端に持つ凹部を囲う垂直部分は毛管現象によりインクを垂直部分に沿って上方向に吸い上げる効果があり、インクブリッジIvを形成しやすい。このため、キャップ61の上端部61aが接触する密着部61bとノズル10との間に切欠き35aが配置されることにより、ノズル10内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
<変形例1>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態には限られず、特許請求の範囲に記載の限りにおいて様々な変更が可能である。
上述の実施形態では図6(a)のように切欠き35aはノズルを囲うよう配置されていたが、これに限られない。
変形例1におけるインクジェットヘッド4を下方向から見た図が図9である。図9に示すように切欠き35a5~35a7は、ノズル10が副走査方向に並んだノズル列9aとノズル列9bとの間に配置されている。より詳細に説明すれば、左右方向(主走査方向)における互いに隣接するノズル列であるノズル列9aからノズル列9bまでの距離のうち、ノズル列9aから切欠き35a5の中心までの距離とノズル列9bから切欠き35a5の中心までの距離とはいずれもPb/2で同じである。つまりは、ノズル列9aから切欠き35a5の距離とノズル列9bから切欠き35a5の距離とは同じである。言い換えれば、切欠き35a5はノズル列9aと略平行であるとも言える。これにより、ノズル10内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
切欠き35a5は、副走査方向に延びるノズル列9aよりも副走査方向にL1とL2を足した分だけ長く配置されている。また、切欠き35a5は、下方向から見て矩形をした連続した1つの切欠きである。また、ノズル列9bとノズル列9cの間には切欠き35a6、ノズル列9cとノズル列9dの間には切欠き35a7が配置されている。ここで、切欠き35a5は連続した1つの切欠きとしたがこの限りではない。副走査方向に分断された複数の切欠きが集合して切欠き35a5を形成していてもよい。また、切欠き35a5は矩形だがこの限りではない。円弧を組み合わせた形状でも、円でも楕円でもよい。また分断された複数の円や楕円などの集合でもよい。これらによってもノズル10内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
<変形例2>
上述の実施形態では図6(a)または図9のように切欠き35aが配置されていたが、これに限られない。
変形例2におけるインクジェットヘッド4を下方向から見た図が図10である。図10に示すように切欠き35a8~35a11は、ノズル列9a~9dのそれぞれを囲うように個別に配置される。これにより、ノズル内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
<変形例3>
上述の実施形態では図4のように切欠き35aが配置されていることによりノズル10の短絡を回避していたが、これに限られない。
変形例3におけるインクジェットヘッド4のより詳細な構成とキャップ61とを示す図が図11である。図11に示すようにインクジェットヘッド4は絶縁プレート35の切欠き35aに相当する位置に複数の導電部35bを有する。導電部35bはプレート31~34と電気的に接続されている。導電部35bは絶縁プレート35よりも導電性が高い材質で構成されている。導電部35bは絶縁プレート35のノズル面4aから凸状に飛び出している。より正確には、ノズル面4aと検査用電極との距離よりも、導電部35bと検査用電極との距離の方が近くなるよう配置される。これにより、ノズル内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
ここで、変形例3は、導電部35bは絶縁プレート35のノズル面4aから凸状に飛び出しているとしたがこの限りではない。ノズル面4aと同一面であってもよく、ノズル面4aから検査用電極から離れる方向に凹んでいてもよい。これらによっても同様にノズル内のインクを経由して検出用電極76と絶縁プレート35とが短絡することを回避することができる。
また、変形例3において、導電部35bはプレート31~34と電気的に接続されていれば同一部材であってもよい。つまり、導電部35bはプレート34の一部であってもよい。例えばプレート34に検出用電極76に向けて凸加工を施し、その部分だけ絶縁プレート35を削いで露出させるような構成としてもよい。
また、以上の説明において、キャリッジとともに走査方向に移動しつつ複数のノズルからインクを吐出する、いわゆるシリアルヘッドを備えたプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。例えば、走査方向に記録用紙Pの全長にわたって延びたいわゆるラインヘッドを備えたプリンタに本発明を適用することも可能である。
また、以上の説明において、ノズルからインクを吐出して記録用紙Pに記録を行うプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。Tシャツ、屋外広告用のシート、スマートフォン等の携帯端末のケース、段ボール、樹脂部材など、記録用紙以外の被記録媒体に画像を記録するプリンタにも適用され得る。また、インク以外の液体、例えば、液体状にした樹脂や金属を吐出する液体吐出装置にも適用され得る。
1 プリンタ
4 インクジェットヘッド
10 ノズル
31~34 プレート
35 絶縁プレート
35a 切欠き
35b 導電部
61 キャップ
76 検出用電極
77 高電圧電源回路
78 信号処理回路
80 制御装置

Claims (9)

  1. 第1層と前記第1層に積層され前記第1層よりも導電性の高い第2層とを有し、前記第1層と前記第2層とにわたって形成されたインクを吐出する第1孔部を有するヘッドと、
    前記ヘッドに対し離隔した位置に配置される電極と、
    前記第1層は前記電極と前記第2層のとの間に位置し、
    前記第2層と前記電極とのいずれか一方または両方に電圧を与え、前記第2層と前記電極との間に電位差を発生させる発生部と、
    前記第1孔部から前記電極に向かい吐出された液体によって発生する前記電位差の変動を検知する検知部と、を備え、
    前記第1層は前記ヘッドと前記電極との間に前記第2層が露出するよう第1切欠き部を有する液体吐出装置。
  2. 前記ヘッドは前記第1孔部に最も近い位置に配置された少なくとも1つの第2孔部を有し、
    前記第1層は、前記第1孔部と前記第2孔部の間に前記第1切欠き部を有する、請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1層は第2切欠き部を更に有し、
    前記第1層は、前記第1切欠き部と前記第2切欠き部との間に前記第1孔部を有する、請求項1または請求項2のいずれかに記載の液体吐出装置。
  4. 前記第1層は第2切欠き部と第3切欠き部とを更に有し、
    前記第1層は、前記第1孔部の中心から所定距離だけ離隔した位置に前記第1切欠き部と前記第2切欠き部と前記第3切欠き部とを有する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の液体吐出装置。
  5. 前記第1層は、前記第1層の前記電極と対向する面にて前記第1孔部の中心から所定距離だけ離隔した位置に形成される円に重複するようリング状に配置された前記第1切欠き部を有する、請求項1に記載の液体吐出装置。
  6. 前記ヘッドは前記第1孔部と前記第1孔部とは別の複数の孔部とが第1方向に列をなす第1孔列と、前記第1孔部とは別の複数の孔部が第1孔列とは所定の間隔をあけた位置にて第1方向に列をなす第2孔列と、を更に有し、
    前記第1層は、前記第1孔列と前記第2孔列の間に前記第1切欠き部を有する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の液体吐出装置。
  7. 前記ヘッドは前記第1孔部と前記第1孔部とは別の複数の孔部とが第1方向に列をなす第1孔列を備え、
    前記第1層は、電極と対向する面にて前記第1孔列を囲うように前記第1切欠き部を有する、請求項1に記載の液体吐出装置。
  8. 前記ヘッドの電極に対向する面に前記第1孔部を囲うように接触する接触部を有し、前記接触部の内側に凹部を有し、前記凹部に前記電極を収容するキャップ部と、を更に備え、
    前記第1層は、前記第1孔部と前記接触部との間に前記第1切欠き部を有する、請求項1に記載の液体吐出装置。
  9. 第1層と前記第1層に積層され前記第1層よりも導電性の高い第2層とを有し、前記第1層と前記第2層とにわたって形成されたインクを吐出する第1孔部を有するヘッドと、
    前記ヘッドに対し離隔した位置に配置される電極と、
    前記第1層は前記電極と前記第2層のとの間に位置し、
    前記第2層と前記電極とのいずれか一方または両方に電圧を与え、前記第2層と前記電極との間に電位差を発生させる発生部と、
    前記第1孔部から前記電極に向かい吐出された液体によって発生する前記電位差の変動を検知する検知部と、を備え、
    前記第2層に電気的に接続され前記ヘッドと前記電極との間に露出する前記第1層よりも導電性の高い導電部を有する液体吐出装置。
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