JP2022150174A - 撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影した画像を必要な数だけ取得することが可能な撮影システムを提供する。【解決手段】 撮影装置110と管理サーバ120が接続された撮影システム100であり、撮影装置110は、ユーザの顔を撮影して撮影画像を得る撮影手段112と、レイアウトにおける選択された区画の数に基づき課金する課金処理手段115と、撮影画像、および管理サーバ120から得られるアクセス用情報を、レイアウトの複数の区画に配置してレイアウト画像を得る画像配置手段113と、レイアウト画像を出力するレイアウト画像出力手段114を有し、管理サーバ120は、広告へのアクセス用情報を記憶したアクセス用情報記憶手段121と、撮影画像を解析して、ユーザ属性を取得するユーザ属性取得手段122と、ユーザ属性に対応するアクセス用情報を取得するアクセス用情報取得手段123を有する。【選択図】 図1

Description

本開示は、ユーザを撮影する撮影システムに関する。
従来、店舗や公共施設などにおいて、撮影用の筐体内においてユーザの写真を撮影する撮影ボックスが設置されており、証明写真の撮影用途などに用いられている。また、ユーザが証明写真のレイアウト等を簡単に変更したり、複数枚の異なる写真について写真毎に変形等の加工を行ったりする技術も開発されている(特許文献1参照)。
特開2017-59172号公報
しかしながら、従来の技術では、必要な写真が1枚だけの場合でも、複数コマがレイアウトされたものが出力されてしまう。そのため、使わない写真は無駄になるが、料金は複数枚分支払わなければならない。
そこで、本開示は、撮影した画像を必要な数だけ取得することが可能な撮影システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本開示では、
ユーザの顔を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された撮影画像を解析して、前記ユーザの属性であるユーザ属性を取得するユーザ属性取得手段と、
広告にアクセスするためのアクセス用情報を記憶したアクセス用情報記憶手段と、
前記アクセス用情報記憶手段を参照して、前記ユーザ属性に対応する前記アクセス用情報を取得するアクセス用情報取得手段と、
前記撮影画像および前記アクセス用情報を、複数の区画のいずれかに配置してレイアウト画像を得る画像配置手段と、
前記レイアウト画像における前記アクセス用情報の配置用の区画の数に基づいて課金処理を行う課金処理手段と、
前記画像配置手段により得られた前記レイアウト画像を出力するレイアウト画像出力手段と、を有する撮影システムを提供する。
また、本開示では、
撮影機能を有する撮影装置と管理サーバがデータ通信可能に接続された撮影システムであって、
前記撮影装置は、
ユーザの顔を撮影して撮影画像を得る撮影手段と、
複数の区画を有するレイアウトにおいて選択された区画の数に基づいて課金処理を行う課金処理手段と、
前記撮影画像、および前記管理サーバから得られるアクセス用情報を、前記レイアウトの複数の区画のいずれかに配置してレイアウト画像を得る画像配置手段と、
前記画像配置手段により得られた前記レイアウト画像を出力するレイアウト画像出力手段と、を有し、
前記管理サーバは、
広告情報にアクセスするためのアクセス用情報を記憶したアクセス用情報記憶手段と、
前記撮影装置から取得した前記撮影画像を解析して、前記ユーザの属性情報を取得するユーザ属性取得手段と、
前記アクセス用情報記憶手段を参照して、前記ユーザ属性に対応する前記アクセス用情報を取得するアクセス用情報取得手段と、を有する撮影システムを提供する。
また、本開示の撮影システムにおける、
前記レイアウト画像出力手段は、プリンタからプリント出力してもよい。
また、本開示の撮影システムにおける、
前記アクセス用情報は、ネットワークにおける情報資源へのアクセス用アドレスを記録した二次元コードであってもよい。
また、本開示の撮影システムにおける、
前記画像配置手段は、ユーザによる選択に基づいて特定される前記区画に対して、前記撮影画像および前記アクセス用情報を配置してもよい。
本開示によれば、撮影した画像を必要な数だけ取得することが可能な撮影システムを提供することが可能となる。
本開示の一実施形態に係る撮影システムの構成図である。 撮影装置110の詳細を示す図である。 管理サーバ120の詳細を示す図である。 アクセス用情報記憶手段121に記憶された情報の一例を示す図である。 ユーザ端末140のハードウェア構成図である。 撮影システムの処理動作を示すシーケンス図である。 レイアウト選択画面の一例を示す図である。 アクセス用情報を配置する区画が選択された状態を示す図である。 レイアウト画像の一例を示す図である。
以下、本開示の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<1.システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る撮影システムの構成図である。図1において、110は撮影装置、120は管理サーバ、130a、130bは広告サーバ、140はユーザ端末、150はネットワークである。撮影装置110、管理サーバ120、広告サーバ130、広告サーバ130a、130b、ユーザ端末140はインターネット等の公衆のネットワーク150に接続されており、互いにデータの送受信が可能となっている。広告サーバ130a、130bについては、まとめて広告サーバ130と呼ぶ場合もある。図1の例では、説明の便宜上、撮影装置110、ユーザ端末140を1台、広告サーバ130を2台示しているが、それぞれもっと多く接続されていてもよい。実際には、撮影装置110は、様々な店舗等に設置されており、広告サーバ130は、一般に誰でもアクセスできるWEBサーバとして多数存在する。
撮影装置110は、店舗や公共施設などに設置された撮影用の装置である。図2は、撮影装置110の詳細を示す図である。図2のうち、図2(a)は、撮影装置110のハードウェア構成図であり、図2(b)は、撮影装置110の機能ブロック図である。図1の外観に示すように、撮影装置110は筐体を有し、その内部に人が入れるスペースを設け、液晶ディスプレイ等の表示デバイス110fおよびカメラ等の撮影デバイス110hがユーザに認識可能な状態で設置されている。
図2(a)に示すように、撮影装置110は、CPU(Central Processing Unit)110aと、メインメモリであるRAM(Random Access Memory)110bと、CPU110aが実行するプログラムやデータを記憶するための不揮発性の記憶装置110c(例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等)と、キーボード、タッチパネル等の指示入力部110dと、データをプリンタ出力するためのプリンタ110eと、表示デバイス(液晶ディスプレイ等)110fと、ネットワーク150を介して管理サーバ120等の他のコンピュータとネットワーク通信を行うための通信部110gと、ユーザを撮影する撮影デバイス110h(CCDカメラ等)と、他の端末とネットワーク150を介さずに直接無線通信を行う近距離無線通信部110iを備え、互いにバスを介して接続されている。
指示入力部110dと表示デバイス110fは、様々な態様で実現できるが、本実施形態では、指示入力部110dと表示デバイス110fは、タッチパネル式ディスプレイとして実現されている。したがって、タッチパネル式ディスプレイは、表示デバイス110fと指示入力部110dを兼ねている。近距離無線通信部110iが用いる通信方式としては、比較的近距離で無線通信を行う形式であれば特に限定されないが、例えばbluetooth、無線LAN等の公知の様々な方式を用いることができる。図2(a)に示した各構成要素は、図1に示したような外観の筐体に納められている。
図2(b)は、撮影装置110の機能ブロック図である。図2(a)に示したハードウェア構成において、CPU110aが記憶装置110cに記憶されたプログラムをRAM110bに読み込んで実行することにより、撮影装置110は、図2(b)に示した各手段を実現することができる。図2(b)に示すように、撮影装置110は、表示手段111、撮影手段112、画像配置手段113、レイアウト画像出力手段114、課金処理手段115を有する。
表示手段111は、撮影装置110において処理された様々な情報を表示する手段であり、CPU110aがプログラムを実行して液晶ディスプレイ等の表示デバイス110fに出力することにより実現される。表示手段111は、ユーザとのインターフェースを対話的に実行するための情報や、ユーザを撮影して得られる撮影画像も表示する。撮影手段112は、ユーザを撮影する手段であり、CPU110aがプログラムを実行してCCDやCMOS等の撮像素子である撮影デバイス110hに指示を与えることにより実現される。
画像配置手段113は、撮影画像およびアクセス用情報を、複数の区画のいずれかに配置してレイアウト画像を得る手段である。画像配置手段113は、CPU110aが記憶装置110cに記憶された専用のプログラムを実行することにより実現される。画像配置手段113は、ユーザにより指定された区画の情報に基づいて、撮影画像とアクセス用情報を各区画に配置する。
レイアウト画像出力手段114は、ユーザを撮影した撮影画像をレイアウトして得られるレイアウト画像を出力する手段である。レイアウト画像出力手段114は、CPU110aがプログラムを実行して通信部110gからレイアウト画像をデータとして外部に出力することにより実現される。また、レイアウト画像出力手段114は、CPU110aがプログラムを実行してプリンタ110eから紙媒体上にレイアウト画像を印刷出力することにより実現される。
課金処理手段115は、レイアウト画像におけるアクセス用情報の配置用の区画の数に基づいて課金処理を行う手段である。そして、図示しない現金処理機構で処理されて得られた金額データや、近距離無線通信部を介して取得された金額データに基づいて課金処理を行う。現金処理機構では、紙幣や硬貨等を受け入れ、受け入れた金額を認識する。課金処理手段は、CPU110aがプログラムを実行して、現金処理機構や近距離無線通信部とデータのやり取りを行うことにより実現される。
撮影装置110は、記憶装置110cに記憶されたプログラムをRAM110bに読み込んで、CPU110aが実行し、他の構成要素に指令を出すことにより、表示手段111、撮影手段112、画像配置手段113、レイアウト画像出力手段114、課金処理手段115等の各機能を実現する。また、撮影装置110は、記憶装置110cに記憶されたプログラムをRAM110bに読み込んで、CPU110aが実行することにより、他の様々なデータ処理や、ユーザインターフェースを実現する。
管理サーバ120は、ネットワーク150を介して撮影装置110とデータ通信可能に接続されたサーバコンピュータである。図3は、管理サーバ120の詳細を示す図である。このうち、図3(a)は、管理サーバ120のハードウェア構成図であり、図3(b)は、管理サーバ120の機能ブロック図である。
管理サーバ120は、汎用のサーバコンピュータで実現することができ、図3(a)に示すように、CPU(Central Processing Unit)120aと、コンピュータのメインメモリであるRAM(Random Access Memory)120bと、CPUが実行するプログラムやデータを記憶するための大容量の記憶装置120c(例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等)と、キーボード、マウス等の入力機器からの入力を受け付ける入力I/F(インタフェース)120dと、外部装置(データ記憶媒体等)とデータ通信するためのデータ入出力I/F(インタフェース)120eと、表示装置(液晶ディスプレイ等)に情報を送出するための表示出力I/F(インタフェース)120fと、ネットワーク150を介して撮影装置110、広告サーバ130、ユーザ端末140等の他のコンピュータとネットワーク通信を行うための通信部120gと、を備え、互いにバスを介して接続されている。
図3(b)は、管理サーバ120の機能ブロック図である。図3(a)に示したハードウェア構成において、CPU120aが記憶装置120cに記憶されたプログラムをRAM120bに読み込んで実行することにより、管理サーバ120は、図3(b)に示した各手段を機能させることが可能となる。図3(b)に示すように、管理サーバ120は、アクセス用情報記憶手段121、ユーザ属性取得手段122、アクセス用情報取得手段123を有する。
アクセス用情報記憶手段121は、広告情報を公開している広告サーバ130内の情報資源へのアクセス用アドレスを記憶した記憶手段である。図4は、アクセス用情報記憶手段121に記憶された情報の一例を示す図である。図4に示すように、アクセス用情報記憶手段121には、広告名、アクセス用アドレス、二次元コード、エリア情報、ユーザ属性、利用目的の各項目について、記憶されている。なお、図4においては、説明の便宜上、広告名で特定しているが、現実には、各広告を特定する広告IDにより管理されている。
アクセス用情報記憶手段121に記憶された情報の各項目について説明する。広告名は、広告の内容を示す名称である。アクセス用情報として、アクセス用アドレスと二次元コードが記憶されている。アクセス用アドレスは、位置情報等の物理的なアドレスではなく、コンピュータでその広告にアクセスするための論理的なアドレスである。本実施形態では、アクセス用アドレスとして、広告サーバ130に記憶された広告データにアクセス可能なURLを用いている。アクセス用アドレスとしては、ネットワーク上における情報資源(リソース)にアクセスするための情報であれば、URL以外のものを用いてもよい。ネットワーク上における情報資源としては、例えば、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータが管理するデータやサービスが挙げられる。二次元コードは、光学的に読み取り可能なコード情報であり、アクセス用アドレスを記録したものである。したがって、本実施形態では、アクセス用情報として、ネットワークにおける機器である広告サーバ130のアクセス用アドレス(URL)を記録した二次元コードである。二次元コードとして、本実施形態では、URLを記録したQRコード(登録商標)を用いている。なお、アクセス用アドレスを記録したコード情報として、バーコード等の二次元コード以外のものを用いてもよい。また、本実施形態では、コード情報の一例である二次元コードで示しているが、アクセス用情報は、他の形式で記録してもよい。
エリア情報は、広告を配信するためのエリアを示す情報である。エリア情報としては、所定の地理的範囲を特定できる情報であれば、特に限定されないが、例えば、緯度、経度を所定の範囲で特定したものを用いることができる。ユーザ属性は、広告を閲覧させる対象となるユーザの属性を示す情報である。ユーザ属性としては、所定の特性をもつユーザを特定できる情報であれば、特に限定されないが、本実施形態では、年齢、性別、人種の複数の属性を用いている。利用目的は、撮影画像の利用目的を示す情報である。例えば、履歴書用、各種の免許証用、パスポート用、マイナンバー用等の利用目的が記憶されている。
ユーザ属性取得手段122は、撮影装置110から取得した撮影画像を画像解析して、ユーザの属性であるユーザ属性を取得する手段である。撮影装置110から取得した撮影画像を解析して、ユーザの属性を判定する技術としては、公知の顔認証技術を用いることができる。ユーザ属性取得手段122は、CPU120aが顔認証技術のアルゴリズムを用いたプログラムを実行することにより実現される。ユーザ属性取得手段122は、ユーザの顔が写っている撮影画像を解析して、ユーザの年齢・性別・人種等の属性情報を取得する。
アクセス用情報取得手段123は、ユーザ属性取得手段122により取得されたユーザ属性に対応するアクセス用情報を取得する手段である。本実施形態では、アクセス用情報として二次元コードを取得する。アクセス用情報取得手段123は、CPU120aが記憶装置120cに記憶された専用のプログラムを実行することにより実現される。アクセス用情報取得手段123は、ユーザ属性取得手段122により取得されたユーザ属性でアクセス用情報記憶手段121を参照し、対応する二次元コードを取得する。
管理サーバ120は、記憶装置120cに記憶されたプログラムをRAM120bに読み込んで、CPU120aが実行し、他の構成要素に指令を出すことにより、アクセス用情報記憶手段121、ユーザ属性取得手段122、アクセス用情報取得手段123の各機能を実現する。また、記憶装置120cは、アクセス用情報記憶手段121のデータ記憶領域としての役割も果たしている。管理サーバ120は、物理的には1台のコンピュータで実現されていてもよいし、複数台のコンピュータで実現されていてもよい。また、ネットワーク150上で複数に分散されたクラウドシステムとして実現されていてもよい。
広告サーバ130は、広告情報を公開するサーバコンピュータである。広告サーバ130は、管理サーバ120と同様のハードウェア構成を有しており、記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、演算処理手段、通信手段等の機能を実現している。広告サーバ130は、ネットワーク150を介して、ユーザ端末140等の外部のコンピュータから取得要求があった場合に、要求された広告情報を送信する処理を行う。
広告サーバ130は、物理的には1台のコンピュータで実現されていてもよいし、複数台のコンピュータで実現されていてもよい。また、ネットワーク150上で複数に分散されたクラウドシステムとして実現されていてもよい。
図5は、ユーザ端末140のハードウェア構成図である。ユーザ端末140は、多機能の携帯型端末であるスマートフォンにより実現される。図5に示すように、CPU(Central Processing Unit)140aと、メインメモリであるRAM(Random Access Memory)140bと、CPUが実行するプログラムやデータを記憶するための不揮発性の記憶装置140c(例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等)と、キーボード、タッチパネル等の指示入力部140dと、外部装置(データ記憶媒体等)とデータ通信するためのデータ入出力I/F(インタフェース)140eと、表示デバイス(液晶ディスプレイ等)140fと、ネットワーク150を介して管理サーバ120等の他のコンピュータとネットワーク通信を行うための通信部140gと、画像の撮影を行う撮影デバイス140hと、他の端末とネットワーク150を介さずに直接無線通信を行う近距離無線通信部140iと、マイクロフォンやスピーカ等の音声入出力部140jと、を備え、互いにバスを介して接続されている。近距離無線通信部140iが用いる通信方式としては、比較的近距離で無線通信を行う形式であれば特に限定されないが、例えばbluetooth、無線LAN等の公知の様々な方式を用いることができる。
ユーザ端末140としては、CPUの演算処理部等を備え、情報処理機能、ネットワーク通信機能等を有していれば、ノートPC、タブレット等、スマートフォン以外のものを用いることも可能である。
<2.処理動作>
次に、図1に示した本実施形態に係る撮影システムの処理動作について説明する。図6は、撮影システムによる処理動作を示すシーケンス図である。
撮影装置110が処理を開始すると、まず、ユーザに対してレイアウト選択画面の提示を行う(ステップS1)。図7は、レイアウト選択画面の一例を示す図である。図7に示すように、各写真種類に対応したレイアウトが表示デバイス110fに表示される。図7の例では、4つのパターンのレイアウトを示している。図7(a)のレイアウトでは、上段4個、下段4個の計8個の区画が全て同一サイズで設けられている。図7(b)のレイアウトでは、上段に大きいサイズの2個の区画、下段に小さいサイズの4個の区画の計6個の区画が設けられている。図7(c)のレイアウトでは、上段3個、下段3個の計6個の区画が全て同一サイズで設けられている。図7(d)のレイアウトでは、2個の区画が同一サイズで設けられている。
各レイアウトの各区画は、それぞれ写真の利用目的に合わせたサイズになっている。利用目的としては、履歴書用、各種の免許証用、パスポート用、マイナンバー用等様々なものがある。また、利用目的を定めていないものもある。ステップS1においては、図7に示したような4種類を含む複数のレイアウトが選択可能に表示される。
この画面に対して、ユーザは、所望のレイアウトを選択する。通常、レイアウトは利用目的に対応しているため、ユーザは利用目的に合わせたレイアウトを選択することになる。例えば、表示デバイス110fと指示入力部110dがタッチパネルで実現されている場合、表示デバイス110fに表示された好みのレイアウトを指で触れることにより選択される。
指示入力部110dを実現するタッチパネルによりレイアウトの選択が行われると、撮影装置110は、選択された写真種類のレイアウトを提示する(ステップS2)。この画面においては、レイアウト内の各区画を選択可能になっている。例えば、図7(a)に示したレイアウトがユーザにより選択されたとする。すると、撮影装置110は、図7(a)に示したレイアウトを表示デバイス110fの画面に表示する。この状態で、ユーザはタッチパネルに触れて、アクセス用情報の配置用の区画を選択する。ユーザは、アクセス用情報の配置用の区画を1つも選択しなくてもよい。ただし、全区画を、アクセス用情報の配置用の区画として選択できないようになっている。必ず1つ以上の撮影画像を配置する必要があるためである。例えば、図7(a)に示したレイアウトのように8個の区画がある場合、0個以上7個以下の区画を、アクセス用情報の配置用の区画として選択できる。
図8は、アクセス用情報の配置用の区画が選択された状態を示す図である。図8において、太枠で示された区画は、アクセス用情報の配置用の区画として選択された区画を示している。図8(a)は、ユーザにより個別に各区画を選択した例を示している。図8(a)の例では、2区画がアクセス用情報の配置用の区画として選択されている。したがって、残りの6区画が撮影画像を配置する区画となる。
また、上述のように、レイアウトは、利用目的に応じて定まるものもある。その中には、例えば、上段と下段で利用目的が異なるものもある。例えば、上段がパスポート用で下段がその他の証明写真として用いられるものである。このような場合に対応して、撮影装置110は、利用目的により一括して複数の区画を選択可能にしている。この場合、撮影装置110は、図7(a)に示したようなレイアウトとともに、上段と下段の選択ボタンを表示デバイス110fに表示する。
そして、ユーザによりタッチパネルの選択ボタンが操作されると、撮影装置110は、選択ボタンに対応した区画群を一括して、アクセス用情報の配置用の区画として特定する。例えば、利用目的Aに用いる撮影画像が上段、利用目的Bに用いる撮影画像が下段である場合、ユーザにより利用目的Aに対応するボタンが選択されると、撮影装置110は、図8(b)に示すように下段の区画群を一括して、アクセス用情報の配置用の区画として特定する。
区画の選択がなされると、撮影装置110は、選択された区画を、アクセス用情報の配置用の区画として決定する。なお、逆に、撮影画像の配置用の区画の選択をユーザに促し、選択されなかった区画を、アクセス用情報の配置用の区画として決定するようにしてもよい。
選択を終えた旨の指示がユーザからなされると、撮影装置110では、課金処理手段115が、ユーザに対して課金すべき料金を算出する(ステップS3)。料金の算出ルールは、様々なものを採用することができる。例えば、全ての区画に撮影画像を配置した場合の正規料金から、アクセス用情報の配置用の区画の数に比例して金額を下げるようにしてもよい。このようにして、事前に定められた算出ルールに基づき、課金すべき料金を算出する。
続いて、撮影装置110は、算出された金額を表示デバイス110fの画面に表示する。この際、画面には、ユーザに代金の支払いを促すメッセージ等も合わせて表示する。ここで、ユーザは撮影装置110に対して代金の支払いを行う。すると、課金処理手段115が課金処理を行う(ステップS4)。具体的には、紙幣や硬貨等の現金で支払う場合は、図示しない現金投入機構に現金を投入する。すると、その結果に応じて課金処理手段115が課金処理を行う。また、クレジットカード、電子マネー、その他のキャッシュレス決済で代金を支払う場合は、表示デバイス110fの画面に表示された指示に従い、カードやスマートフォンの画面等を撮影装置110に読み込ませ、読み取った情報を用いて課金処理手段115が課金処理を行う。
課金処理を終えたら、撮影装置110は、ユーザの顔の撮影を行う(ステップS5)。具体的には、撮影手段112が、ユーザの顔を撮影して撮影画像を取得する。そして、撮影装置110は、取得した撮影画像を管理サーバ120に送信する(ステップS6)。この際、撮影装置110の位置情報と、区画選択情報も併せて送信する。撮影装置110の位置情報としては、例えば、撮影装置110が設置されている場所の緯度経度の情報を用いることができる。区画選択情報とは、どの区画が撮影画像の配置用の区画として選択され、どの区画がアクセス用情報の配置用の区画として選択されたかを示す情報である。区画選択情報としてアクセス用情報の配置用の区画の数のみを用いるようにしてもよい。
管理サーバ120では、撮影装置110からの撮影画像を受信する。そして、管理サーバ120では、ユーザ属性取得手段122が、撮影画像からユーザ属性を取得する(ステップS7)。具体的には、撮影装置110から取得した撮影画像を解析してユーザ属性を取得する。上述のように、ユーザ属性取得手段122は、撮影画像を解析する技術として公知の顔認証技術を用いている。本実施形態では、ユーザ属性取得手段122が、顔認証技術のアルゴリズムを用いた処理を実行する。その結果、ユーザ属性取得手段122は、ユーザの年齢・性別・人種等のユーザ属性を取得する。
続いて、管理サーバ120は、取得されたユーザ属性を用いてアクセス用情報を取得する(ステップS8)。具体的には、アクセス用情報取得手段123が、ユーザ属性取得手段122により取得されたユーザ属性で、アクセス用情報記憶手段121を参照して、対応するアクセス用情報を取得する。アクセス用情報取得手段123は、まず、撮影装置110から取得した区画選択情報を参照し、アクセス用情報の配置用の区画の数を特定する。そして、アクセス用情報の配置用の区画の数と同数のアクセス情報を取得する。
具体的には、ユーザ属性取得手段122により取得されたユーザ属性とアクセス用情報記憶手段121に記憶されたユーザ属性との合致度が高いものから優先して取得する。どのような場合に合致度を高くするかの条件については適宜設定することができる。例えば、年齢・性別・人種等の各項目について、全て該当している場合にのみ、合致するとしてもよいし、いずれかの項目のみ該当している場合にのみ合致するとしてもよい。
そして、合致している程度について点数を算出し、点数の高い順に上記のアクセス用情報の配置区画数と同数の二次元コードをアクセス用情報として抽出する。ステップS8におけるアクセス用情報の取得の際には、さらに撮影装置110から取得した位置情報や利用目的を用いるようにしてもよい。この場合、エリア情報が記録されている広告については、撮影装置110の位置情報が対象エリア外である場合、抽出対象から除外する。また、利用目的が記録されている広告については、撮影装置110から取得した利用目的が記録されている利用目的と異なる場合、抽出対象から除外する。
次に、管理サーバ120は、アクセス用情報を撮影装置110に送信する(ステップS9)。具体的には、取得した各アクセス用情報を、撮像画像の送信元である撮影装置110に送信する。
撮影装置110では、管理サーバ120からアクセス用情報を受信する。そして、画像配置手段113が撮影画像とアクセス用情報の配置を行う(ステップS10)。具体的には、画像配置手段113が、レイアウトの区画のうち、撮影画像の配置用の区画として特定された区画に撮影画像を配置し、アクセス用情報の配置用の区画として特定された区画にアクセス用情報を配置する。この結果、全ての区画に撮影画像またはアクセス用情報のいずれかが配置されたレイアウト画像が得られる。
続いて、撮影装置110は、レイアウト画像の提示を行う(ステップS11)。具体的には、表示デバイス110fにレイアウト画像を表示する。図9は、レイアウト画像の一例を示す図である。例えば、図8(b)に示したように区画が選択された場合、図9に示したようなレイアウト画像が表示される。図9の例では、上段の各区画に撮影画像が配置され、下段の各区画にアクセス用情報の一例である二次元コードが配置された状態を示している。この際、表示デバイス110fには、出力形式を選択できるボタン(図示省略)が表示される。本実施形態では、レイアウト画像を、データ出力およびプリント出力の2つの形式で出力できるようになっている。
続いて、撮影装置110は、レイアウト画像の出力を行う(ステップS12)。具体的には、レイアウト画像出力手段が、レイアウト画像の出力を行う。レイアウト画像の出力は、ユーザにより選択された形式に応じて行われる。例えば、ユーザによりデータ出力が選択された場合には、通信部110gからネットワークを介してユーザ端末140にレイアウト画像を出力する。ユーザ端末140では、受信したレイアウト画像中に配置された撮影画像を証明写真等として利用することができる。
また、ユーザによりプリント出力が選択された場合には、プリンタ110eでレイアウト画像の印刷を行って、紙媒体にプリント出力する。ユーザは、プリントされたレイアウト画像中に配置された撮影画像を切り取って証明写真等として利用することができる。
次に、ユーザ端末140において、アクセス用情報を取得するが、レイアウト画像の出力態様により処理が異なる。レイアウト画像がデータ出力により出力される場合には、ユーザ端末140は、レイアウト画像をユーザ端末140に送信する(ステップS13)。そして、ユーザ端末140は、レイアウト画像をデータとして取得する。この場合、受信したレイアウト画像の区画に含まれるアクセス用情報がユーザにより選択されると、ユーザ端末140は、選択されたアクセス用情報である二次元コードを解析して記録情報を取得する。
一方、レイアウト画像がプリント出力により出力された場合には、レイアウト画像は、紙媒体に印刷されて出力される。この場合、ユーザは、ユーザ端末140のカメラ機能を用いて、紙媒体に印刷されたアクセス用情報を撮影する。ユーザ端末140は、撮影機能によりコード情報を撮影してアクセス用情報を画像として取得する(ステップS14)。そして、この画像に写っているアクセス用情報を解析して記録情報を取得する。
アクセス用情報である二次元コードから取得した記録情報には、広告サーバ130のURLが含まれている。このため、ユーザ端末140は、取得したURLで特定される広告サーバ130にアクセスする(ステップS15)。広告サーバ130は、要求に応じて、保持している広告情報を、アクセス元のユーザ端末140に送信する(ステップS16)。
以上、本開示の好適な実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態に係る撮影システムでは、撮影装置110と管理サーバ120が通信を行いながら、処理を行うようにしたが、管理サーバ120が有する手段を撮影装置110が備え、通信を行わずに撮影装置110内で処理するようにしてもよい。
また、上記実施形態に係る撮影システムでは、レイアウト画像として配置してユーザに提供するための撮影画像を用いて、ユーザの属性を解析するようにしたが、ユーザに提供するための撮影画像を得る前に、撮影デバイスから得られるユーザの画像を用いて正式に撮影を開始する前に、ユーザの属性を解析するようにしてもよい。
また、上記実施形態に係る撮影システムでは、撮影手段がユーザの顔を撮影して撮影画像を取得する前に課金処理手段が課金処理を行うようにしたが、ユーザの顔を撮影した後に、課金処理を行うようにしてもよい。アクセス用情報を配置する区画の数が定まった後であれば、どのようなタイミングで課金処理を行ってもよい。
100・・・撮影システム
110・・・撮影装置
111・・・表示手段
112・・・撮影手段
113・・・画像配置手段
114・・・レイアウト画像出力手段
115・・・課金処理手段
120・・・管理サーバ
121・・・アクセス用情報記憶手段
122・・・ユーザ属性取得手段
123・・・アクセス用情報取得手段
130、130a、130b・・・広告サーバ
140・・・ユーザ端末
150・・・ネットワーク

Claims (5)

  1. ユーザの顔を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された撮影画像を解析して、前記ユーザの属性であるユーザ属性を取得するユーザ属性取得手段と、
    広告にアクセスするためのアクセス用情報を記憶したアクセス用情報記憶手段と、
    前記アクセス用情報記憶手段を参照して、前記ユーザ属性に対応する前記アクセス用情報を取得するアクセス用情報取得手段と、
    前記撮影画像および前記アクセス用情報を、複数の区画のいずれかに配置してレイアウト画像を得る画像配置手段と、
    前記レイアウト画像における前記アクセス用情報の配置用の区画の数に基づいて課金処理を行う課金処理手段と、
    前記画像配置手段により得られた前記レイアウト画像を出力するレイアウト画像出力手段と、を有する撮影システム。
  2. 撮影機能を有する撮影装置と管理サーバがデータ通信可能に接続された撮影システムであって、
    前記撮影装置は、
    ユーザの顔を撮影して撮影画像を得る撮影手段と、
    複数の区画を有するレイアウトにおいて選択された区画の数に基づいて課金処理を行う課金処理手段と、
    前記撮影画像、および前記管理サーバから得られるアクセス用情報を、前記レイアウトの複数の区画のいずれかに配置してレイアウト画像を得る画像配置手段と、
    前記画像配置手段により得られた前記レイアウト画像を出力するレイアウト画像出力手段と、を有し、
    前記管理サーバは、
    広告情報にアクセスするためのアクセス用情報を記憶したアクセス用情報記憶手段と、
    前記撮影装置から取得した前記撮影画像を解析して、前記ユーザの属性であるユーザ属性を取得するユーザ属性取得手段と、
    前記アクセス用情報記憶手段を参照して、前記ユーザ属性に対応する前記アクセス用情報を取得するアクセス用情報取得手段と、を有する撮影システム。
  3. 前記レイアウト画像出力手段は、プリンタからプリント出力する、請求項1または請求項2に記載の撮影システム。
  4. 前記アクセス用情報は、ネットワークにおける情報資源へのアクセス用アドレスを記録した二次元コードである、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の撮影システム。
  5. 前記画像配置手段は、ユーザによる選択に基づいて特定される前記区画に対して、前記撮影画像および前記アクセス用情報を配置する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の撮影システム。
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