JP2022149181A - 電力変換装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができる電力変換装置とその製造方法とを提供する。【解決手段】第1プリント基板25に形成された第1巻線パターン51と、第1巻線部材61a、61cと第2巻線部材61b、61dとを含む巻線部材61と、第2プリント基板41に形成された第2巻線パターン81とによって、磁性体37に巻回される巻線が形成される。第1プリント基板25と第2プリント基板41とは、磁性体37を挟み込むように、Z軸方向に対向するように配置されている。第1巻線部材61a、61cおよび第2巻線部材61b、61dは、第1プリント基板25と第2プリント基板41との間を渡す態様で、磁性体37を挟み込むように配置されている。【選択図】図3

Description

本開示は、電力変換装置およびその製造方法に関する。
電力変換装置におけるプリント基板には、磁性体に巻線を巻回させた巻線機器として、たとえば、リアクトルおよびトランスが搭載されている。特許文献1では、E型コアを有するトランス部がプリント基板に搭載されている。
電力変換装置では、E型コアをプリント基板に配置させるために、プリント基板には、E型コアの一部を挿通させる開口部(貫通口)を設けられている。さらに、プリント基板には、E型コアを巻回する巻線パターンが、その開口部の周囲に形成されている。
特開2010-178439号公報
上述したように、電力変換装置におけるプリント基板では、磁性体を挿通させる開口部と、その開口部の周囲に巻線パターンとを形成する必要がある。このため、リアクトルまたはトランス等の専有面積を低減するには限界があり、電力変換装置の小型化を阻害する要因の一つとされている。
本開示は、そのような開発のもとでなされたものであり、一つの目的は、小型化を図ることができる電力変換装置を提供することであり、他の目的は、そのような電力変換装置の製造方法を提供することである。
本開示に係る電力変換装置は、磁性体に巻線が配置された巻線機器を備えた電力変換装置であって、巻線機器は、第1プリント基板と第2プリント基板と磁性体と巻線部材と固定部材とを備えている。第1プリント基板は、第1巻線パターンが形成されている。第2プリント基板は、第1プリント基板と第1方向に距離を隔てて対向するように配置され、第2巻線パターンが形成されている。磁性体は、第1プリント基板と第2プリント基板との間に配置されている。巻線部材は、第1プリント基板と第2プリント基板との間を渡すようにそれぞれ配置され、第1巻線パターンに電気的に接続されるとともに、第2巻線パターンに電気的に接続される、第1巻線部材および第2巻線部材を含む。固定部材は、第1プリント基板と第2プリント基板との間に磁性体を挟み込んだ状態を保持する。巻線は、第1巻線パターンと巻線部材と第2巻線パターンとを含む。第1巻線パターン、巻線部材および第2巻線パターンは、磁性体を巻回するように配置されている。
本開示に係る電力変換装置の製造方法は、磁性体に巻線が配置された巻線機器を製造する工程を含む、電力変換装置の製造方法であって、巻線機器を製造する工程は、以下の工程を備えている。巻線としての第1巻線パターンが形成された第1プリント基板を用意する。巻線としての第2巻線パターンが形成された第2プリント基板を用意する。第1プリント基板と第2プリント基板との間に配置されることになる磁性体を用意する。第1端部と第2端部とを有し、第1端部が第1巻線パターンに電気的に接続され、第2端部が第2巻線パターンに電気的に接続される、巻線としての巻線部材を用意する。第1プリント基板における第1巻線パターンに、巻線部材の第1端部を電気的に接続するように巻線部材を配置する。第1プリント基板に、巻線部材に挟み込まれる態様で磁性体を配置する。磁性体を覆うように第2プリント基板を配置し、第2プリント基板における第2巻線パターンに、巻線部材の第2端部を電気的に接続する。
本開示に係る電力変換装置によれば、第1プリント基板に形成された第1巻線パターンと、第1巻線部材と第2巻線部材とを含む巻線部材と、第2プリント基板に形成された第2巻線パターンとによって、磁性体に巻回される巻線が形成される。第1プリント基板と第2プリント基板とは、磁性体を挟み込むように、第1方向に対向するように配置されている。第1巻線部材および第2巻線部材は、第1プリント基板と第2プリント基板との間を渡す態様で、磁性体を挟み込むように配置されている。これにより、巻線機器の専有面積を削減することができ、電力変換装置の小型化に寄与することができる。
本開示に係る電力変換装置の製造方法によれば、第1巻線パターンと巻線部材と第2巻線パターンとによって、磁性体に巻回される巻線が形成される。第1巻線パターンが形成された第1プリント基板に巻線部材が配置され、その巻線部材に挟み込まれるように磁性体が配置される。その磁性体を覆うように、第2巻線パターンが形成された第2プリント基板が配置される。これにより、巻線機器の専有面積を削減することができる電力変換装置を製造することができる。
各実施の形態に係る電力変換装置の一例としてのDC-DCコンバータの回路図である。 実施の形態1に係る電力変換装置の一例を示す斜視図である。 同実施の形態において、電力変換装置における平滑リアクトルの一例を示す分解斜視図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルに適用されている巻線部材の一例を示す斜視図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルに適用されている巻線部材の他の例を示す斜視図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルにおける第2プリント基板の4層構造を説明するための平面図である。 同実施の形態において、4層構造の第2プリント基板を含む平滑リアクトルの構造を説明するための分解斜視図である。 同実施の形態において、図6に示す断面線VIII-VIIIにおける断面図である。 同実施の形態において、4層構造の第2プリント基板を含む平滑リアクトルにおける電流の流れを説明するための分解斜視図である。 同実施の形態において、磁性体に巻回される巻線の配置関係を説明するための部分斜視図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルの記号における巻線との対応関係を説明するための図である。 比較例に係る平滑リアクトルを示す側面図である。 比較例に係る平滑リアクトルにおけるプリント基板の構造を説明するための平面図である。 実施の形態2に係る電力変換装置における平滑リアクトルの一例を示す断面図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルに適用されている巻線部材の一例を示す斜視図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルに適用されている巻線部材の他の例を示す斜視図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルに適用されている巻線部材のさらに他の例を示す斜視図である。 実施の形態3に係る電力変換装置における平滑リアクトルの一例を示す断面図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルに適用されている巻線部材の一例を示す斜視図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルに適用されている巻線部材の他の例を示す斜視図である。 実施の形態4に係る電力変換装置における平滑リアクトルの一例を示す分解斜視図である。 同実施の形態において、図21に示す断面線XXII-XXIIにおける断面図である。 同実施の形態において、平滑リアクトルの製造方法の一工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図23に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図24に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 同実施の形態において、図25に示す工程の後に行われる工程を示す斜視図である。 実施の形態5に係る電力変換装置における平滑リアクトルの一例を示す断面図である。 各実施の形態に係る電力変換装置において、第1変形例に係る平滑リアクトルの構造を概念的に示す斜視図である。 各実施の形態に係る電力変換装置において、第2変形例に係る平滑リアクトルの構造を概念的に示す斜視図である。
はじめに、各実施の形態に係る電力変換装置の回路図の一例について説明する。図1に、電力変換装置の一例としてのDC-DCコンバータの回路図を示す。DC-DCコンバータは、たとえば、電気自動車に搭載される。DC-DCコンバータは、100V~300V程度のリチウムイオン電池の入力電圧を、12V~15Vの電圧に変換し、その変換した電圧を出力することによって、鉛蓄電池を充電する機能を有する。DC-DCコンバータの出力電力は、たとえば、2kWである。
図1に示すように、電力変換装置1では、4つのMOSトランジスタ3(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、トランス5、2つのダイオード7、平滑リアクトル9、平滑コンデンサ11、入力端子13および出力端子15を備えている。トランス5は、1次巻線5aと2次巻線5bとを有する。
4つのMOSトランジスタ3をスイッチング制御することによって、入力端子13に入力された電圧(直流)が、交流電圧に変換される。交流電圧は、トランス5の1次巻線5aに入力される。トランス5では、1次巻線5aに入力された交流電圧が、1次巻線5aと2次巻線5bとの巻き数比によって任意の交流電圧に変換される。変換された交流電圧は、2次巻線5bに供給される。なお、1次巻線5aと2次巻線5bとは、電気的に絶縁されている。
ダイオード7は、トランス5(2次巻線5b)から供給される交流電圧を、再び、直流電圧に変換する。平滑リアクトル9および平滑コンデンサ11は、ダイオード7によって変換された直流電圧を平滑化し、出力端子15から出力される出力電圧を安定させる。
電力変換装置1では、4つのMOSトランジスタ3、トランス5、2つのダイオード7、平滑リアクトル9等の複数の部品(機器)が搭載されている。磁性体に巻線が配置された巻線機器としての平滑リアクトル9またはトランス5では、専有面積を低減することが求められている。また、これらの部品では、通電に伴い熱を発生する。これらの発熱を伴う部品の温度が定格温度を超えないように、発熱を伴う部品を冷却する必要がある。以下、各実施の形態において、具体的に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る電力変換装置の一例について説明する。図2に示すように、電力変換装置1は、第1プリント基板25に、MOSトランジスタ3、トランス5、2つのダイオード7、平滑リアクトル9および平滑コンデンサ11が搭載されている。第1プリント基板25には、MOSトランジスタ3に電気的に接続される入力端子13が設けられている。また、第1プリント基板25には、平滑コンデンサ11に電気的に接続される出力端子15が設けられている。入力端子13と出力端子15とは、第1プリント基板25に設けられた導電パターン(図示せず)に、たとえば、はんだ付けによって電気的に接続されている。
電力変換装置1では、巻線機器として、平滑リアクトル9とトランス5とが搭載されている。次に、巻線機器として、ここでは、平滑リアクトル9を例に挙げて具体的に説明する。
図3に示すように、巻線機器としての平滑リアクトル9は、第1プリント基板25に加えて、磁性体35、巻線部材61および第2プリント基板41を備えている。第1プリント基板25と第2プリント基板41とは、第1方向としてのZ軸方向に距離を隔てて互いに対向するように配置されている。磁性体35は、第1プリント基板25と第2プリント基板41との間に配置されている。
なお、第1プリント基板25と磁性体35との間に、弾性部材33aを介在させてもよい。磁性体35と第2プリント基板41との間に、弾性部材33bを介在させてもよい。弾性部材33aには、貫通穴33aa、33abが形成されている。弾性部材33bには、貫通穴33ba、33bbが形成されている。
第1プリント基板25には、スルーホール25a、スルーホール25b、スルーホール25cおよびスルーホール25dが形成されている。磁性体35として、貫通穴37aと貫通穴37bとが形成された磁性体37が適用されている。貫通穴37aと貫通穴37bとは、Z軸方向に沿って、磁性体37を貫通するように形成されている。貫通穴37aと貫通穴37bとは、X軸方向に距離を隔てて形成されている。第2プリント基板41には、スルーホール43a、スルーホール43b、スルーホール43cおよびスルーホール43dが形成されている。
巻線部材61は、第1巻線部材61aおよび第2巻線部材61bと、第1巻線部材61cおよび第2巻線部材61dとを含む。巻線部材61は、たとえば、厚さ1mm程度の銅板から形成されている。図4に示すように、巻線部材61は、第1延在部63と、第1端部としての第1接続部65と、第2端部としての第2接続部67と、位置決め部69とを有する。第1延在部63は、磁性体37の貫通穴37a、37bに挿通される。
第1延在部63は、第1プリント基板25から第2プリント基板41に向かって略垂直に取り付けられる。なお、図5に示すように、巻線部材61としては、第1延在部63に対して、第1接続部65と第2接続部67とが、幅が狭められる態様で、テーパ状に形成されていてもよい。
第1巻線部材61aは、貫通穴37a、33aa、33baに挿通されている。第1巻線部材61aの第1接続部65は、スルーホール25aに接続されている。第1巻線部材61aの第2接続部67は、スルーホール43aに接続されている。第2巻線部材61bは、貫通穴37b、33ab、33bbに挿通されている。第2巻線部材61bの第1接続部65は、スルーホール25bに接続されている。第2巻線部材61bの第2接続部67は、スルーホール43bに接続されている。
第1巻線部材61cは、貫通穴37a、33aa、33baに挿通されている。第1巻線部材61cの第1接続部65は、スルーホール25cに接続されている。第1巻線部材61cの第2接続部67は、スルーホール43cに接続されている。第2巻線部材61dは、貫通穴37b、33ab、33bbに挿通されている。第2巻線部材61dの第1接続部65は、スルーホール25dに接続されている。第2巻線部材61dの第2接続部67は、スルーホール43dに接続されている。
第1プリント基板25には、巻線の一部として、第1巻線パターン51が形成されている。第1巻線パターン51は、第1巻線パターン51a、第1巻線パターン51bおよび第1巻線パターン51cを含む。第1巻線パターン51aは、第1巻線部材61aの第1接続部65と電気的に接続されている。第1巻線パターン51bでは、一端が第2巻線部材61bの第1接続部65と電気的に接続され、他端が第1巻線部材61cの第1接続部65と電気的に接続されている。第1巻線パターン51cは、第2巻線部材61dの第1接続部65と電気的に接続されている。
図6、図7および図8に示すように、ここでは、第2プリント基板41は、4層構造とされる。第2プリント基板41は、第1層目基板41a、第2層目基板41b、第3層目基板41cおよび第4層目基板41dを備えている。
第1層目基板41aには、巻線の一部として、第2巻線パターン81が形成されている。第2巻線パターン81は、第2巻線パターン81aと第2巻線パターン81bとを含む。第2巻線パターン81aは、放熱パターン83aとしての機能も有する。第2巻線パターン81bは、放熱パターン83bとしての機能も有する。
第1層目基板41aでは、第1巻線部材61a(第2接続部67)と第2巻線部材61b(第2接続部67)とは、第2巻線パターン81aによって電気的に接続されている。第1巻線部材61c(第2接続部67)と第2巻線部材61d(第2接続部67)とは、第2巻線パターン81bによって電気的に接続されている。
第2層目基板41bには、放熱パターン83c、配線パターン87aおよび配線パターン87bが形成されている。放熱パターン83cは、配線パターン87aおよび配線パターン87bとは、電気的に絶縁されている。
第2層目基板41bでは、第1巻線部材61a(第2接続部67)と第2巻線部材61b(第2接続部67)とは、配線パターン87aによって電気的に接続されている。第1巻線部材61c(第2接続部67)と第2巻線部材61d(第2接続部67)とは、配線パターン87bによって電気的に接続されている。
第3層目基板41cには、巻線の一部として、第2巻線パターン81が形成されている。第2巻線パターン81は、第2巻線パターン81aと第2巻線パターン81bとを含む。第2巻線パターン81aは、放熱パターン83aとしての機能も有する。第2巻線パターン81bは、放熱パターン83bとしての機能も有する。
第3層目基板41cでは、第1巻線部材61a(第2接続部67)と第2巻線部材61b(第2接続部67)とは、第2巻線パターン81aによって電気的に接続されている。第1巻線部材61c(第2接続部67)と第2巻線部材61d(第2接続部67)とは、第2巻線パターン81bによって電気的に接続されている。
第4層目基板41dには、放熱パターン83c、配線パターン87aおよび配線パターン87bが形成されている。放熱パターン83cは、配線パターン87aおよび配線パターン87bとは、電気的に絶縁されている。
第4層目基板41dでは、第1巻線部材61a(第2接続部67)と第2巻線部材61b(第2接続部67)とは、配線パターン87aによって電気的に接続されている。第1巻線部材61c(第2接続部67)と第2巻線部材61d(第2接続部67)とは、配線パターン87bによって電気的に接続されている。
第1層目基板41aにおける第2巻線パターン81a、第2層目基板41bにおける配線パターン87a、第3層目基板41cにおける第2巻線パターン81aおよび第4層目基板41dにおける配線パターン87aは、スルーホール領域85aを介して、互いに電気的に接続されている。
第1層目基板41aにおける第2巻線パターン81b、第2層目基板41bにおける配線パターン87b、第3層目基板41cにおける第2巻線パターン81bおよび第4層目基板41dにおける配線パターン87bは、スルーホール領域85bを介して、互いに電気的に接続されている。
磁性体37および第2プリント基板41等は、固定部材として、第1雄ねじ部としての磁性体固定ねじ49、筒状部材47および第1雌ねじ部としての雌ねじ部19によって、第1プリント基板25に固定されている。筒状部材47は、第1プリント基板25と第2プリント基板41との間に配置されている。磁性体37および第2プリント基板41等は、磁性体固定ねじ49が、筒状部材47に挿通されて、冷却板17に形成された雌ねじ部19に螺合することによって、第1プリント基板25に固定されている。
図8に示すように、ここで、磁性体37の厚さを厚さD1、弾性部材33a、33bの厚さを厚さDS、筒状部材47の長さを長さD2、第1プリント基板25および第2プリント基板41のそれぞれの厚さを厚さDB、スペーサ21の厚さを厚さHSとする。筒状部材47の長さD2は、厚さD1と厚さDS×2とを合わせた長さ以下の長さに設定されている。
また、磁性体固定ねじ49の長さは、長さD2に、第1プリント基板25および第2プリント基板41のそれぞれの厚さDBと厚さHSとを合わせた長さD4よりも長い長さを有する。巻線機器としての平滑リアクトル9を備えた電力変換装置1の一例は、上記のように構成される。
次に、上述した電力変換装置1の製造方法の一例について説明する。まず、第1プリント基板25(図3等参照)を用意する。図2および図3に示すように、その第1プリント基板25に、MOSトランジスタ3およびダイオード7等の表面実装部品とともに、巻線部材61(61a~61d)を、たとえば、はんだ付けによって接合する。
次に、弾性部材33aの貫通穴33aa、33ab、磁性体37の貫通穴37a、37bおよび弾性部材33bの貫通穴33ba、33bbに、対応する巻線部材61(61a~61d)を挿通させて、弾性部材33a、磁性体37および弾性部材33bを、第1プリント基板25上に順次配置する。
次に、第2プリント基板41のスルーホール43a、43b、43c、43dに、対応する巻線部材61(61a~61d)を挿通させて、弾性部材33bの上に第2プリント基板41を配置する。次に、第1プリント基板25と第2プリント基板41との間に、筒状部材47を配置する。筒状部材47は、第2プリント基板41に形成されたねじ穴45に連通する位置に配置される。
次に、磁性体固定ねじ49をねじ穴45および筒状部材47に挿通し、冷却板17に設けられた雌ねじ部19に螺合することにより、磁性体37および第2プリント基板41等を第1プリント基板25に固定する。次に、巻線部材61と、第2プリント基板41に形成された、対応する第2巻線パターン81とを、たとえば、はんだ等の接合材77によって電気的に接続する。なお、巻線部材61と対応する第2巻線パターン81とを、互いに接触させることによって電気的に接続するようにしてもよい。こうして、平滑リアクトル9が第1プリント基板25に実装されて、電力変換装置1の主要部分が完成する。
次に、電力変換装置1の平滑リアクトル9における電流の流れの一例について説明する。まず、トランス5から供給された交流電圧は、ダイオード7によって直流電圧に変換される(図1参照)。次に、図9に示すように、直流電圧に変換された電流は、矢印Y1に示すように、第1巻線パターン51aを流れる。第1巻線パターン51aを流れた電流は、第1巻線部材61aを流れた後、第2巻線部材61bを流れる。このとき、電流は、矢印Y1Dに示す経路と、矢印Y1Aに示す経路と、矢印Y1Bに示す経路と、矢印Y1Cに示す経路とを並列に流れる。
矢印Y1Dは、電流が、第1巻線部材61aから第1層目基板41aに形成された第2巻線パターン81aを経て第2巻線部材61bに流れる経路である。矢印Y1Aは、電流が、第1巻線部材61aから第4層目基板41dに形成された配線パターン87aを経て第2巻線部材61bに流れる経路である。矢印Y1Bは、電流が、第1巻線部材61aから第3層目基板41cに形成された第2巻線パターン81aを経て第2巻線部材61bに流れる経路である。矢印Y1Cは、電流が、第1巻線部材61aから第2層目基板41bに形成された配線パターン87aをへて第2巻線部材61bに流れる経路である。
第2巻線部材61bを流れた電流は、矢印Y2に示すように、第1巻線パターン51bを流れる。第1巻線パターン51bを流れた電流は、第1巻線部材61cを流れた後、第2巻線部材61dを流れる。このとき、電流は、矢印Y2Dに示す経路と、矢印Y2Aに示す経路と、矢印Y2Bに示す経路と、矢印Y2Cに示す経路とを並列に流れる。
矢印Y2Dは、電流が、第1巻線部材61cから第1層目基板41aに形成された第2巻線パターン81bを経て第2巻線部材61dに流れる経路である。矢印Y2Aは、電流が、第1巻線部材61cから第4層目基板41dに形成された配線パターン87bを経て第2巻線部材61dに流れる経路である。矢印Y2Bは、電流が、第1巻線部材61cから第3層目基板41cに形成された第2巻線パターン81bを経て第2巻線部材61dに流れる経路である。矢印Y2Cは、電流が、第1巻線部材61cから第2層目基板41bに形成された配線パターン87bを経て第2巻線部材61dに流れる経路である。
第2巻線部材61dを流れた電流は、矢印Y3に示すように、第1巻線パターン51cを流れる。第1巻線パターン51cを流れた電流は、平滑コンデンサ11を経て、出力端子15から出力電流(電圧)として出力される(図1参照)。
この平滑リアクトル9では、磁性体37に巻回される巻線として、第1巻線パターン51(51b)、巻線部材61および第2巻線パターン81を有する。図7等では、磁性体37に巻回される巻線の巻き数として、巻き数2(2ターン)の平滑リアクトル9が示されている。これを模式的に図10に示し、さらに、平滑リアクトルの記号における巻線との対応関係を図11に示す。
図10および図11に示すように、第1巻線部材61a、第2巻線パターン81a(配線パターン87a)、第2巻線部材61bおよび第1巻線パターン51bによって、磁性体37に巻回される巻き数1(1ターン)の巻線が形成されている。また、第1巻線パターン51b、第1巻線部材61c、第2巻線パターン81b(配線パターン87b)および第2巻線部材61dによって、磁性体37に巻回される巻き数1(1ターン)の巻線が形成されている。
図7等に示される平滑リアクトル9の磁性体37に巻回される巻線の巻き数(ターン数)は、一例であって、巻線部材61の数および第2巻線パターン81の数を増減することによって、磁性体37に巻回される巻線の巻き数(ターン数)を所望の巻き数に設定することができる。
上述した電力変換装置1における平滑リアクトル9では、第1巻線パターン51(51b)、巻線部材61および第2巻線パターン81によって、磁性体37に巻回される巻線が形成される。これにより、平滑リアクトル9の小型化に寄与することができる。これについて、比較例に係る平滑リアクトルと比較して説明する。
図12に示すように、比較例に係る平滑リアクトル109では、冷却板117の上にスペーサ121を介在させてプリント基板125が配置されている。プリント基板125は、基板固定ねじ131によって冷却板117に固定されている。冷却板117には、磁性体135が配置されている。磁性体135は、E型磁性体137とI型磁性体139とから構成されている。
プリント基板125には、E型磁性体137の脚部が挿通される開口部127(図13参照)が形成されている。開口部127に挿通されたE型磁性体137の脚部に当接するように、I型磁性体139が配置されている。冷却板117の上に筒状部材147を介在させて固定板123が配置されている。磁性体固定ねじ149を筒状部材147に挿通させ、冷却板117にねじ留めすることによって、磁性体135が冷却板117に固定されている。
図13に示すように、プリント基板125は、4層構造とされ、プリント基板125a、プリント基板125b、プリント基板125cおよびプリント基板125dから構成される。プリント基板125aには、開口部127の周囲を囲むように、巻線パターン131aが形成されている。プリント基板125bには、開口部127の周囲を囲むように、巻線パターン131bが形成されている。巻線パターン131aと巻線パターン131bとは、同じパターンとされる。巻線パターン131aと巻線パターン131bとは、スルーホール領域133を介して、巻き数1として電気的に並列に接続されている。
プリント基板125cには、開口部127の周囲を囲むように、巻線パターン131cが形成されている。プリント基板125dには、開口部127の周囲を囲むように、巻線パターン131dが形成されている。巻線パターン131cと巻線パターン131dとは、同じパターンとされる。巻線パターン131cと巻線パターン131dとは、スルーホール領域133を介して、巻き数1として電気的に並列に接続されている。巻線パターン131aおよび巻線パターン131bと、巻線パターン131cおよび巻線パターン131dとは、スルーホール領域133を介して、電気的に直列に接続されている。
比較例に係る平滑リアクトル109では、プリント基板125に、開口部127が形成されている。その開口部127の周囲に、巻線となる巻線パターン131a~131dが形成されている。このため、平滑リアクトルの専有面積を低減するには限界がある。
比較例に係る平滑リアクトル109に対して、実施の形態1に係る電力変換装置1における平滑リアクトル9では、第1プリント基板25および第2プリント基板41の双方において、磁性体37を貫通させる開口部を設ける必要がない。また、第1巻線パターン51(51b)、巻線部材61(第1巻線部材61aおよび第2巻線部材61b等)および第2巻線パターン81によって、磁性体37に巻回される巻線が構成される。
第1巻線パターン51(51b)は、磁性体37を挟み込むように、Z軸方向に対向する第1プリント基板と第2プリント基板のうち、第1プリント基板25に形成され、第2巻線パターン81は、第2プリント基板41に形成されている。第1巻線部材61aおよび第2巻線部材61b等は、第1プリント基板25と第2プリント基板41との間を渡す態様で、X軸方向に距離を隔てて磁性体37を挟み込むように配置されている。
これにより、プリント基板125における開口部127の周囲に、巻線パターン131a~131dが形成された比較例に係る平滑リアクトル109と比べると、平滑リアクトルの専有面積を削減することができる。また、平滑リアクトル9の高さを、低くすることができる。その結果、電力変換装置1の小型化に寄与することができる。
また、比較例に係る平滑リアクトル109では、通電に伴い、プリント基板125と磁性体135との双方において発生する熱は、冷却板117に放熱される。このとき、プリント基板125を冷却板117にできるだけ接近させて、その熱を冷却板117に効率的に放熱させるために、冷却板117には、磁性体135の高さに応じた深さの凹部117aが形成されることになる。磁性体135は、その凹部117aに配置されている。
比較例に係る平滑リアクトル109に対して、上述した平滑リアクトル9では、第1プリント基板25および磁性体37において発生する熱は、弾性部材33aを介して冷却板17に放熱される。また、第2プリント基板41において発生する熱は、放熱パターン83a、83b、83cから磁性体固定ねじ49および筒状部材47を介して冷却板17に放熱される。
これにより、冷却板117に凹部117aを形成する比較例に係る平滑リアクトルと比べて、冷却板17に加工を施す必要がなく、平滑リアクトル9の製造工程の簡略化を図ることができ、ひいては、電力変換装置1の生産コストの削減に寄与することができる。
さらに、上述した平滑リアクトル9では、第1プリント基板25には、磁性体37を貫通させる開口部を設ける必要がないことで、磁性体37のバリエーションも増やすことができる。
磁性体37としては、E型磁性体とI型磁性体とに分けられた態様の磁性体を適用する必要がなく、E型磁性体とI型磁性体とが一体化された磁性体を適用してもよい。また、E型磁性体とI型磁性体とを、たとえば、接着材またはテープ等によって、あらかじめ一体化させた磁性体を適用してもよい。
E型磁性体137とI型磁性体139とを、固定板123によって押圧する場合(図12参照)には、磁性体固定ねじ49による締め付け具合によって、E型磁性体とI型磁性体との密着度が変化し、平滑リアクトルとしてのインダクタンスが変化するおそれがある。
上述した平滑リアクトル9では、磁性体35として、巻線部材61が挿通される貫通穴37a、37bが形成された磁性体37が適用されている。磁性体35としては、E型磁性体とI型磁性体とのように、2つの磁性体を一体化させた磁性体ではない。これにより、平滑リアクトル9としてのインダクタンスのばらつきを低減することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る、平滑リアクトルを備えた電力変換装置1の一例について説明する。図14および図15に示すように、実施の形態2に係る電力変換装置1の平滑リアクトル9では、巻線の一部となる巻線部材61は、第1延在部63に加えて、第2延在部71を有する。第2延在部71は、第1延在部63から屈曲し、第1プリント基板25に沿って略水平に位置する。第2延在部71は、第1プリント基板25と弾性部材33aとの間に配置されている。
第1延在部63の幅と第2延在部71の幅とは、ほぼ同じ幅に設定されている。なお、巻線部材61の第2延在部71としては、図16に示すように、第1延在部63の幅よりも狭い幅を有する第2延在部71であってもよい。また、図17に示すように、第1延在部63の幅よりも広い幅を有する第2延在部71であってもよい。
第2延在部71は、第1プリント基板25に形成された第1巻線パターン51に、たとえば、はんだ付けによって電気的に接続されている。なお、これ以外の構成については、図8等に示す平滑リアクトル9の構成と同様なので、同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
次に、上述した電力変換装置1の製造方法の一例について説明する。この場合には、第2延在部71を有する巻線部材61を適用する点を除いて、実施の形態1において説明した製造方法と実質的に同じ製造方法によって、平滑リアクトル9を有る電力変換装置1を製造することができる。
第1プリント基板25に、MOSトランジスタ3等の表面実装部品とともに、巻線部材61を、たとえば、はんだ付けによって接合する。このとき、巻線部材61の第2延在部71を、第1プリント基板25に形成された、対応する第1巻線パターン51に、はんだ付けによって接合する。
次に、弾性部材33a、磁性体37、弾性部材33bおよび第2プリント基板41を順次配置する。次に、筒状部材47および磁性体固定ねじ49により、磁性体37および第2プリント基板41等を第1プリント基板25に固定する。その後、巻線部材61と、第2プリント基板41に形成された、対応する第2巻線パターン81とを、たとえば、はんだ付けによって電気的に接続する。こうして、電力変換装置1の主要部分が完成する。
次に、電力変換装置1の平滑リアクトル9における電流の流れは、図9について説明したとおりである。図9に示すように、直流電圧に変換された電流は、第1巻線パターン51aから第1巻線部材61aを流れた後、第2巻線部材61bを流れる。このとき、電流は、矢印Y1Dに示す経路と、矢印Y1Aに示す経路と、矢印Y1Bに示す経路と、矢印Y1Cに示す経路とを並列に流れる。
第2巻線部材61bを流れた電流は、第1巻線パターン51bから第1巻線部材61cを流れた後、第2巻線部材61dを流れる。このとき、電流は、矢印Y2Dに示す経路と、矢印Y2Aに示す経路と、矢印Y2Bに示す経路と、矢印Y2Cに示す経路とを並列に流れる。第2巻線部材61dを流れた電流は、第1巻線パターン51cから平滑コンデンサ11を経て、出力端子15から出力電流(電圧)として出力される(図1参照)。
上述した電力変換装置1における平滑リアクトル9では、実施の形態1において平滑リアクトル9について説明したのと同様に、平滑リアクトル9の小型化を図り、電力変換装置1の小型化に寄与することができる。上述した平滑リアクトル9では、さらに、冷却効果を高めることができる。
通電に伴い、第1プリント基板25(第1巻線パターン51)、巻線部材61の第1延在部63、第2プリント基板41(第2巻線パターン81)等において発生した熱は、第2延在部71へ伝熱する。第2延在部71へ伝熱した熱は、弾性部材33aを介して冷却板17へ伝熱する。これにより、第1プリント基板25、巻線部材61の第1延在部63、第2プリント基板41において発生した熱を、効率的に冷却板17へ放熱させることができる。
また、第1巻線パターン51に流れる電流の一部が、巻線部材61の第2延在部71にも流れることになる。これにより、第1巻線パターン51を流れる電気抵抗が低下し、第1プリント基板25において発生する発熱量を抑えることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る、平滑リアクトルを備えた電力変換装置1の一例について説明する。図18および図19に示すように、実施の形態3に係る電力変換装置1の平滑リアクトル9では、巻線の一部となる巻線部材61は、第2雌ねじ部としてのねじ穴73が形成された第2接続部67を有する。第2接続部67は、第2プリント基板41に沿って位置している。その第2接続部67に、固定部材の一部となるねじ穴73が形成されている。ねじ穴73には、第2雄ねじ部としての磁性体固定ねじ49が螺合する。
巻線部材61としては、第1接続部65が位置決め部69から突出した形状を有する巻線部材61の他に、図20に示すように、第1延在部63から第1接続部65に向かって、幅が狭くなるように形成された位置決め部69を有する巻線部材61でもよい。なお、これ以外の構成については、図8等に示す平滑リアクトル9の構成と同様なので、同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
次に、上述した電力変換装置1の製造方法の一例について説明する。この場合には、ねじ穴73が形成された第2延在部71を有する巻線部材61を適用する点を除いて、実施の形態1において説明した製造方法と実質的に同じ製造方法によって、平滑リアクトル9を有る電力変換装置1を製造することができる。
第1プリント基板25に、MOSトランジスタ3等の表面実装部品とともに、巻線部材61を、たとえば、はんだ付けによって接合する。次に、弾性部材33a、磁性体37、弾性部材33bおよび第2プリント基板41を順次配置する。このとき、巻線部材61における第2接続部67と、第2プリント基板41に形成された、対応する第2巻線パターン81とを接触させて、電気的に接続する。
次に、磁性体固定ねじ49を、巻線部材61の第2接続部67に形成されたねじ穴73に螺合することにより、磁性体37および第2プリント基板41等を第1プリント基板25に固定する。その後、巻線部材61と、第2プリント基板41に形成された、対応する第2巻線パターン81とを、たとえば、はんだ付けによって電気的に接続する。こうして、電力変換装置1の主要部分が完成する。
次に、電力変換装置1の平滑リアクトル9における電流の流れは、図9について説明したのと実質的に同じである。図9に示すように、直流電圧に変換された電流は、第1巻線パターン51aから第1巻線部材61aを流れた後、第2巻線部材61bを流れる。第2巻線部材61bを流れた電流は、第1巻線パターン51bから第1巻線部材61cを流れた後、第2巻線部材61dを流れる。第2巻線部材61dを流れた電流は、第1巻線パターン51cから平滑コンデンサ11を経て、出力端子15から出力電流(電圧)として出力される(図1参照)。
上述した電力変換装置1における平滑リアクトル9では、実施の形態1において平滑リアクトル9について説明したのと同様に、平滑リアクトル9の小型化を図り、電力変換装置1の小型化に寄与することができる。上述した平滑リアクトル9では、さらに、部品点数を削減することができる。
上述した平滑リアクトル9では、磁性体固定ねじ49を、巻線部材61の第2接続部67に形成されたねじ穴73に螺合することにより、磁性体37および第2プリント基板41等が第1プリント基板25に固定される。これにより、筒状部材等が不要になり、部品点数の削減を図ることができる。その結果、平滑リアクトル9、ひいては、電力変換装置1の製造コストの削減に寄与することができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る、平滑リアクトルを備えた電力変換装置1の一例について説明する。図21および図22に示すように、実施の形態4に係る電力変換装置1の平滑リアクトル9では、第1プリント基板25に、巻線部材61等をそれぞれ支持する巻線支持部27aと巻線支持部27bとが配置されている。巻線支持部27a、27bは、第1プリント基板25から第2プリント基板41へ向かってそれぞれ延在する。
巻線支持部27a、27bにおける一方の面には、巻線部材61が配置され、他方の面には、第1巻線パターン51が配置されている。巻線部材61は、たとえば、0.1mm程度の厚さを有する銅板から形成されている。巻線部材61は、巻線支持部27a、27bの一方の面に、たとえば、はんだ付けされている。
また、磁性体37では、貫通穴37a、37bに加えて、冷却板17に向かって突出した脚部36が形成されている。なお、これ以外の構成については、図8等に示す平滑リアクトル9の構成と同様なので、同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
次に、上述した電力変換装置1の製造方法の一例について説明する。まず、第1プリント基板25(図23参照)と、巻線部材61とを用意する。このとき、図23に示すように、第1プリント基板25では、たとえば、打ち抜き加工等によって、巻線支持部27a、27bとなるパターンが併せて形成される。巻線支持部27a、27bとなるパターンは、接続部29によって第1プリント基板25(本体部)に繋がっている。
次に、図24に示すように、第1プリント基板25における巻線支持部27a、27bとなるパターンに、巻線部材61を、たとえば、はんだ付けによって接合する。また、MOSトランジスタ3等(図示せず)の表面実装部品を、はんだ付けによって第1プリント基板25に接合する。
次に、図25に示すように、接続部29を切断し、巻線支持部27aおよび巻線支持部27bのそれぞれを、Z軸正方向に向かって屈曲させる。次に、図26および図21に示すように、磁性体37の貫通穴37a、37bおよび弾性部材33bの貫通穴33ba、33bbに、Z軸正方向に屈曲させた巻線支持部27a、27bを挿通させて、磁性体37および弾性部材33bを、第1プリント基板25上に順次配置する。
次に、第2プリント基板41のスルーホール43e、43fに、対応する巻線支持部27a、27bを挿通させて、弾性部材33b上に第2プリント基板41を配置する。次に、筒状部材47および磁性体固定ねじ49により、磁性体37および第2プリント基板41等を第1プリント基板25に固定する。その後、巻線部材61と、第2プリント基板41に形成された、対応する第2巻線パターン81とを、たとえば、はんだ付けによって電気的に接続する。磁性体の脚部36は、冷却板17に当接することになる。こうして、電力変換装置1の主要部分が完成する。
次に、電力変換装置1の平滑リアクトル9における電流の流れは、図9について説明したのと実質的に同じである。図9に示すように、直流電圧に変換された電流は、第1巻線パターン51から第1巻線部材61aを流れた後、第2巻線部材61bを流れる。第2巻線部材61bを流れた電流は、第1巻線パターン51から第1巻線部材61cを流れた後、第2巻線部材61dを流れる。第2巻線部材61dを流れた電流は、第1巻線パターン51から平滑コンデンサ11を経て、出力端子15から出力電流(電圧)として出力される(図1参照)。
上述した電力変換装置1における平滑リアクトル9では、実施の形態1において平滑リアクトル9について説明したのと同様に、平滑リアクトル9の小型化を図り、電力変換装置1の小型化に寄与することができる。上述した平滑リアクトル9では、さらに、冷却効果の向上と、第1プリント基板25の有効利用とを図ることができる。
上述した平滑リアクトル9では、磁性体37の脚部36が、冷却板17に当接する。これにより、通電に伴い磁性体37に発生する熱を、効率的に冷却板17に放熱させることができる。
また、巻線部材61を支持する巻線支持部27a、27bを、第1プリント基板の一部を利用して形成することで、巻線支持部27a、27bを別部材から作製する場合と比べて、第1プリント基板25の有効利用を図り、電力変換装置1の生産コストの低減に寄与することができる。
実施の形態5.
実施の形態5に係る、平滑リアクトルを備えた電力変換装置1の一例について説明する。図27に示すように、実施の形態3に係る電力変換装置1の平滑リアクトル9では、第1プリント基板25、磁性体37および第2プリント基板41等を冷却板17に固定する固定部材の一つとして、筒状部材47(図3等参照)に替えて、押圧部材としてのクランク状部材48が適用されている。
クランク状部材48は、第1部48aと第2部48bと第3部48cとを有する。第1部48aは、第1プリント基板25に平行に配置されている。第2部48bは、第1部48aから屈曲して上方に延在している。第3部48cは、第2部48bから屈曲して第2プリント基板41に平行に配置されている。第2部48bの長さDE(高さ)は、弾性部材33a、磁性体37、弾性部材33bおよび第2プリント基板41を合わせた厚さに相当する長さ以下の長さに設定されている。
第3雄ねじ部としての磁性体固定ねじ49を、第1部48aに設けられたねじ穴に挿通させて、第3雌ねじ部としての雌ねじ部19に螺合させることによって、第1プリント基板25、磁性体37および第2プリント基板41が冷却板17に固定されている。なお、これ以外の構成については、図8等に示す平滑リアクトル9の構成と同様なので、同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
次に、上述した電力変換装置1の製造方法の一例について説明する。この場合には、クランク部材48等を適用する点を除いて、実施の形態1において説明した製造方法と実質的に同じ製造方法によって、平滑リアクトル9を有る電力変換装置1を製造することができる。
第1プリント基板25に、MOSトランジスタ3等の表面実装部品とともに、巻線部材61を、たとえば、はんだ付けによって接合する。次に、弾性部材33a、磁性体37、弾性部材33bおよび第2プリント基板41を順次配置する(図3参照)。次に、クランク状部材48を用意する。クランク状部材48における第1部48aを第1プリント基板25の上面に接触させるとともに、第3部48cを第2プリント基板41の上面に接触させる(図27参照)。このとき、第3部48cを、特に、第2プリント基板41に形成された放熱パターン83a、83bに接触させる。
次に、磁性体固定ねじ49を、第1部48aに設けられたねじ穴に挿通させて、雌ねじ部19に螺合させることによって、第1プリント基板25、磁性体37および第2プリント基板41を冷却板17に固定する。その後、巻線部材61と、第2プリント基板41に形成された、対応する第2巻線パターン81とを、たとえば、はんだ付けによって電気的に接続する。こうして、電力変換装置1の主要部分が完成する。
次に、電力変換装置1の平滑リアクトル9における電流の流れは、図9について説明したのと実質的に同じである。図9に示すように、直流電圧に変換された電流は、第1巻線パターン51aから第1巻線部材61aを流れた後、第2巻線部材61bを流れる。第2巻線部材61bを流れた電流は、第1巻線パターン51bから第1巻線部材61cを流れた後、第2巻線部材61dを流れる。第2巻線部材61dを流れた電流は、第1巻線パターン51cから平滑コンデンサ11を経て、出力端子15から出力電流(電圧)として出力される(図1参照)。
上述した電力変換装置1における平滑リアクトル9では、実施の形態1において平滑リアクトル9について説明したのと同様に、平滑リアクトル9の小型化を図り、電力変換装置1の小型化に寄与することができる。上述した平滑リアクトル9では、さらに、冷却効果を高めることができる。
上述した平滑リアクトル9では、クランク状部材48における第3部48cは、特に、第2プリント基板41に形成された放熱パターン83a、83bに接触する。これにより、磁性体固定ねじ49を第2プリント基板41から挿通する場合と比べて、放熱パターン83a、83bと第3部48cとの接触面積が得られる。
このため、放熱パターン83a、83bとクランク状部材48との間の熱抵抗が低減される。その結果、第2巻線パターン81から冷却板17までの熱抵抗が低減されて、第2プリント基板41において発生した熱を、より効果的に冷却板17に放熱させることができる。
(変形例)
上述した各実施の形態では、磁性体35として、2つの貫通穴37a、37bが形成された磁性体37を適用した平滑リアクトル9を例に挙げて説明した。磁性体35としては、巻線を磁性体の周りに巻回することができれば、磁性体35に2つの貫通穴を設ける必要はない。
図28に示すように、磁性体35として、1つの貫通穴38が形成された磁性体37を適用してもよい。この場合には、貫通穴38に配置される巻線部材93と、磁性体37の外周に配置される巻線部材93と、磁性体37の下面側(Z軸負方向側)に配置される巻線パターン91と、磁性体37の上面側(Z軸正方向側)に配置される巻線パターン91とによって、磁性体37に巻回される巻線が構成される。このような巻線の構造であっても、平滑リアクトルとして機能させることができる。
また、図29に示すように、磁性体35として、貫通穴が形成されていない磁性体39を適用してもよい。この場合には、磁性体39の一方の側面側(Y軸正方向側)に配置される巻線部材93と、磁性体39の他方の側面側(Y軸負方向側)に配置される巻線部材93と、磁性体37の下面側(Z軸負方向側)に配置される巻線パターン91と、磁性体37の上面側(Z軸正方向側)に配置される巻線パターン91とによって、磁性体37に巻回される巻線が構成される。このような巻線の構造であっても、平滑リアクトルとして機能させることができる。
さらに、各実施の形態では、磁性体に巻線を巻回した巻線機器として、平滑リアクトルを例に挙げて説明したが、巻線機器としては、平滑リアクトルに限られず、たとえば、トランス5等に適用してもよい。
なお、各実施の形態において説明した巻線機器を備えた電力変換装置については、必要に応じて種々組み合わせることが可能である。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本開示は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示は、磁性体に巻線を巻回させた巻線機器を備えた電力変換装置に有効に利用される。
1 電力変換器、3 MOSトランジスタ、5 トランス、5a 1次巻線、5b 2次巻線、7 ダイオード、9 平滑リアクトル、11 平滑コンデンサ、13 入力端子、15 出力端子、17 冷却板、19 雌ねじ部、21 基板スペーサ、25 第1プリント基板、25a、25b、25c、25d スルーホール、27a 巻線支持部、27b 巻線支持部、29 接続部、31 基板固定ねじ、33a、33b、33c 弾性部材、33aa、33ab、33ba、33bb 貫通穴、35、37、39 磁性体、36 脚部、37a、37b、38 貫通穴、41 第2プリント基板、41a 第1層目基板、41b 第2層目基板、41c 第3層目基板、41d 第4層目基板、43a、43b、43c、43d、43e、43f スルーホール、45 ねじ穴、47 筒状部材、47a ねじ穴、48 クランク状部材、48a 第1部、48b 第2部、48c 第3部、49 磁性体固定ねじ、51、51a、51b、51c 第1巻線パターン、61 巻線部材(代表)、61a 第1巻線部材、61b 第2巻線部材、61c 第1巻線部材、61d 第2巻線部材、63 第1延在部、65 第1接続部、67 第2接続部、69 位置決め部、71 第2延在部、73 ねじ穴、77 接合材、81、81a、81b 第2巻線パターン、83a、83b、83c 放熱パターン、85a、85b スルーホール領域、87a、87b 配線パターン、91 巻線パターン、93 巻線部材、95 接続部、Y1、Y2、Y3、Y1A,Y2A、Y1B、Y2B、Y1C、Y2C、Y1D、Y2D 矢印。

Claims (15)

  1. 磁性体に巻線が配置された巻線機器を備えた電力変換装置であって、
    前記巻線機器は、
    第1巻線パターンが形成された第1プリント基板と、
    前記第1プリント基板と第1方向に距離を隔てて対向するように配置され、第2巻線パターンが形成された第2プリント基板と、
    前記第1プリント基板と前記第2プリント基板との間に配置された前記磁性体と、
    前記第1プリント基板と前記第2プリント基板との間を渡すようにそれぞれ配置され、前記第1巻線パターンに電気的に接続されるとともに、前記第2巻線パターンに電気的に接続される、第1巻線部材および第2巻線部材を含む巻線部材と
    前記第1プリント基板と前記第2プリント基板との間に前記磁性体を挟み込んだ状態を保持する固定部材と
    を備え、
    前記巻線は、前記第1巻線パターンと前記巻線部材と前記第2巻線パターンとを含み、
    前記第1巻線パターン、前記巻線部材および前記第2巻線パターンは、前記磁性体を巻回するように配置された、電力変換装置。
  2. 前記巻線に電流が流れることに伴って発生する熱を放熱する冷却板を備え、
    前記冷却板は、前記第1プリント基板に固定された、請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記磁性体には、
    前記第1方向に沿って前記磁性体を貫く第1貫通穴と、
    前記第1貫通穴と距離を隔てて、前記第1方向に沿って前記磁性体を貫く第2貫通穴と
    がそれぞれ形成され、
    前記第1巻線部材は前記第1貫通穴に配置され、
    前記第2巻線部材は前記第2貫通穴に配置された、請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記巻線部材は、
    前記第1プリント基板から前記第2プリント基板へ向かって延在する第1延在部と、
    前記第1延在部における前記第1プリント基板の側に位置する部分から屈曲し、前記第1プリント基板に沿って位置する第2延在部と
    を含む、請求項3記載の電力変換装置。
  5. 前記第1プリント基板は、前記第1プリント基板から前記第2プリント基板に向かって延在し、前記巻線部材を支持する巻線支持部を含む、請求項3記載の電力変換装置。
  6. 前記固定部材は、
    第1雄ねじ部と、
    前記第1雄ねじ部が挿通され、前記第1プリント基板と前記第2プリント基板との間に配置された筒状体と、
    前記冷却板に形成され、前記第1雄ねじ部が螺合する第1雌ねじ部と
    を含み、
    前記筒状体に挿通された前記第1雄ねじ部が、前記第1雌ねじ部に螺合することによって、前記磁性体が前記第1プリント基板と前記第2プリント基板との間に固定された、請求項3~5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記巻線部材における前記第2プリント基板の側には、第2雌ねじ部が形成され、
    前記固定部材は、前記第2雌ねじ部に螺合する第2雄ねじ部を含み、
    前記第2雄ねじ部が前記第2雌ねじ部に螺合することによって、前記磁性体が前記第1プリント基板と前記第2プリント基板との間に固定された、請求項3記載の電力変換装置。
  8. 前記固定部材は、
    前記第1プリント基板に挿通される第3雄ねじ部と、
    前記冷却板に形成され、前記第3雄ねじ部が螺合する第3雌ねじ部と、
    第1端部と第2端部とを有し、前記第1端部が前記第3雄ねじ部に取り付けられ、前記第2端部が前記第2プリント基板に当接する押圧部材と
    を含み、
    前記第3雄ねじ部が前記第3雌ねじ部に螺合し、前記第1端部が前記第1プリント基板に固定され、前記第2端部が前記第2プリント基板に当接し、前記第2プリント基板が前記第1プリント基板の側に押圧されることで、前記磁性体が前記第1プリント基板と前記第2プリント基板との間に固定された、請求項3記載の電力変換装置。
  9. 前記第1巻線パターンと前記巻線部材、および、前記第2巻線パターンと前記巻線部材の少なくともいずれかは、導電性の接合材によって電気的に接続された、請求項1~8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 前記第1巻線パターンと前記巻線部材、および、前記第2巻線パターンと前記巻線部材の少なくともいずれかは、互いに接触することによって電気的に接続された、請求項1~8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  11. 前記磁性体は、前記第1巻線部材と前記第2巻線部材との間に位置するとともに、前記第1巻線パターンと前記第2巻線パターンとの間に位置する部分を含む、請求項1記載の電力変換装置。
  12. 前記磁性体には、前記磁性体を貫通する貫通穴は形成されておらず、
    前記磁性体は、前記第1巻線部材と前記第2巻線部材との間に位置する部分を含む、請求項11記載の電力変換装置。
  13. 前記磁性体には、前記第1方向に沿って前記磁性体を貫く一つの貫通穴が形成され、
    前記第1巻線部材は前記貫通穴に配置され、
    前記磁性体は、前記第1巻線部材と前記第2巻線部材との間に位置する部分を含む、請求項11記載の電力変換装置。
  14. 磁性体に巻線が配置された巻線機器を製造する工程を含む、電力変換装置の製造方法であって、
    前記巻線機器を製造する工程は、
    前記巻線としての第1巻線パターンが形成された第1プリント基板を用意する工程と、
    前記巻線としての第2巻線パターンが形成された第2プリント基板を用意する工程と、
    前記第1プリント基板と前記第2プリント基板との間に配置されることになる磁性体を用意する工程と、
    第1端部と第2端部とを有し、前記第1端部が前記第1巻線パターンに電気的に接続され、前記第2端部が前記第2巻線パターンに電気的に接続される、前記巻線としての巻線部材を用意する工程と、
    前記第1プリント基板における前記第1巻線パターンに、前記巻線部材の前記第1端部を電気的に接続するように前記巻線部材を配置する工程と、
    前記第1プリント基板に、前記巻線部材に挟み込まれる態様で前記磁性体を配置する工程と、
    前記磁性体を覆うように前記第2プリント基板を配置し、前記第2プリント基板における前記第2巻線パターンに、前記巻線部材の前記第2端部を電気的に接続する工程と
    を備えた、電力変換装置の製造方法。
  15. 前記巻線部材を配置する工程は、
    前記第1プリント基板の一部を前記第2プリント基板が配置される側に向けて立ち上げることにより、前記巻線部材を支持する巻線支持部を形成する工程と、
    前記巻線支持部に前記巻線部材を配置する工程と
    を含む、請求項14記載の電力変換装置の製造方法。
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