JP2022148527A - ポリビニルアルコール系偏光子、偏光板およびその製造方法 - Google Patents

ポリビニルアルコール系偏光子、偏光板およびその製造方法 Download PDF

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Daegyun Lim
杏奈 野崎
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Abstract

【課題】片面のみに保護フィルムが設けられた偏光板に用いた際に、偏光板のカールを抑制することが可能なポリビニルアルコール系偏光子を提供すること。【解決手段】ポリビニルアルコール系樹脂からなる偏光子であって、下記測定条件1で測定した際のカール角度が90°以上であることを特徴とするポリビニルアルコール系偏光子。流れ方向(MD)×幅方向(TD)=180mm×150mmでのサイズで切り出した偏光子に対して、流れ方向(MD)端部の一方をテープで接地面に固定したのち、テープで固定した側と反対側の流れ方向(MD)端部における偏光子のカールに沿って円弧を描いた際に、カールの開始点A(接地面から偏光子が浮いた点)からカールの終了点B(偏光子の先端)にわたる円弧に対応する中心角θをカール角度として測定する。なお、偏光子は、カールする方向が上面になるように接地面に置く。【選択図】図1

Description

本発明は、ポリビニルアルコール系偏光子に関し、更に詳しくは、片面のみに保護フィ
ルムが設けられたカールの少ない偏光板を得るための偏光子として有用なポリビニルアル
コール系フィルムに関するものである。
近年、液晶表示装置の発展はめざましく、スマートフォン、タブレット、パーソナルコ
ンピューター、液晶テレビ、プロジェクター、車載パネルなどに幅広く使用されている。
かかる液晶表示装置には偏光子が使用されており、偏光子としては、主として、ポリビニ
ルアルコール系フィルムにヨウ素を吸着配向させたものが使用されている。近年、画面の
高精細化、高輝度化、大型化、薄型化にともない、従来品より一段と偏光性能に優れ、色
ムラがなく、かつ幅広長尺の偏光子が必要とされている。
かかる偏光子は、通常、保護フィルムと接着剤を介して貼り合されて偏光板とされ、各
種液晶表示装置に組み込まれて使用されるものであるが、保護フィルムが貼り合された偏
光板において、その偏光板が一方の面側に反る、いわゆるカールが問題になることがある

このような偏光板のカールに対して、例えば、カールを有する2枚の保護シートを、カ
ールの向きがそれぞれ逆方向となるように偏光子の両面に貼り合わせる手法(特許文献1
)が開示されている。
特開2004-184809号公報
しかしながら、上記特許文献1の開示技術は、偏光板の両面に保護フィルムが貼り合さ
れた偏光板に対しては有用であるものの、近年、偏光板の薄膜化のために開発されている
保護フィルムを1枚しか貼ってない片面保護フィルムタイプの偏光板に対しては、カール
を抑制することができず、偏光板を液晶パネルと貼合して使用した際に、偏光板の応力に
より部分的に画像表示ムラが発生する問題、偏光板を液晶パネルに貼合する際に気泡が入
りやすくなる問題、さらには、偏光板が液晶パネルから剥がれたり、液晶パネルに反りが
発生したりする問題等が生じる可能性があった。
そこで、本発明ではこのような背景下において、片面のみに保護フィルムが設けられた
偏光板に用いた際に、偏光板のカールを抑制することが可能なポリビニルアルコール系偏
光子を提供することを目的とする。
しかるに本発明者等は、通常、偏光子にはカールがない(少ない)ことが求められると
ころ、あえてカールの大きいポリビニルアルコール系偏光子を用いることにより、片面保
護フィルムの偏光板とした際に、カールの抑制された片面保護フィルムの偏光板を製造で
きることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明の要旨は、ポリビニルアルコール系樹脂からなる偏光子であって、下記
測定条件1で測定した際のカール角度が90°以上であることを特徴とするポリビニルア
ルコール系偏光子である。
(測定条件1)
流れ方向(MD)×幅方向(TD)=180mm×150mmでのサイズで切り出した
偏光子に対して、流れ方向(MD)端部の一方をテープで接地面に固定したのち、テープ
で固定した側と反対側の流れ方向(MD)端部における偏光子のカールに沿って円弧を描
いた際に、カールの開始点A(接地面から偏光子が浮いた点)からカールの終了点B(偏光
子の先端)にわたる円弧に対応する中心角θをカール角度として測定する。なお、偏光子
は、カールする方向が上面になるように接地面に置く。
本発明のポリビニルアルコール系偏光子は、片面保護フィルムタイプの偏光板に用いた
際にもカールの少ない偏光板が得られるため、高い生産効率で片面保護フィルムタイプの
偏光板を製造するために有用なものである。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明のポリビニルアルコール系偏光子(以下、単に「偏光子」と記載することがある
。)は、ポリビニルアルコール系樹脂からなる偏光子であって、下記測定条件1で測定し
た際のカール角度が90°以上であることを最大の特徴とするものである。
(測定条件1)
流れ方向(MD)×幅方向(TD)=180mm×150mmでのサイズで切り出した
偏光子に対して、流れ方向(MD)端部の一方をテープで接地面に固定したのち、テープ
で固定した側と反対側の流れ方向(MD)端部における偏光子のカールに沿って円弧を描
いた際に、カールの開始点A(接地面から偏光子が浮いた点)からカールの終了点B(偏光
子の先端)にわたる円弧に対応する中心角θをカール角度として測定する。なお、偏光子
は、カールする方向が上面になるように接地面に置く(図1、図2参照)。
本発明の偏光子のカール角度は90°以上であり、好ましくは180°以上、特に好ま
しくは270°以上、更に好ましくは360°以上である。また、かかるカール角度の上
限は通常1080°、好ましくは900°である。
偏光子のカール角度が上記範囲を満たすことにより、片面保護フィルムタイプの偏光板
に用いた際にもカールの少ない偏光板を生産性よく得ることができる。
かかる偏光子のカール角度が下限値未満であると片面保護フィルムタイプの偏光板とし
て加工した際に、偏光板のカールが大きくなるため好ましくない。また、上限値より大き
くなると偏光子自体のカールが大きくなりすぎて、保護フィルムとの貼合が困難となる傾
向がある。
上記偏光子のカール角度を制御する手法としては、たとえば、原反ポリビニルアルコー
ル系フィルムの製造時に熱処理条件を調整する手法や、偏光子製造時に延伸倍率を調節す
る手法等が挙げられる。
これら手法は単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
以下、まず本発明のポリビニルアルコール系偏光子の原反フィルムであるポリビニルア
ルコール系フィルムについて説明する。
本発明で用いられるポリビニルアルコール系樹脂としては、通常、未変性のポリビニル
アルコール系樹脂、即ち、酢酸ビニルを重合して得られるポリ酢酸ビニルをケン化して製
造される樹脂が用いられる。必要に応じて、酢酸ビニルと、少量(通常、10モル%以下
、好ましくは5モル%以下)の酢酸ビニルと共重合可能な成分との共重合体をケン化して
得られる樹脂を用いることもできる。酢酸ビニルと共重合可能な成分としては、例えば、
不飽和カルボン酸(例えば、塩、エステル、アミド、ニトリル等を含む)、炭素数2~3
0のオレフィン類(例えば、エチレン、プロピレン、n-ブテン、イソブテン等)、ビニ
ルエーテル類、不飽和スルホン酸塩等が挙げられる。また、ケン化後の水酸基を化学修飾
して得られる変性ポリビニルアルコール系樹脂を用いることもできる。
また、ポリビニルアルコール系樹脂として、側鎖に1,2-ジオール構造を有するポリ
ビニルアルコール系樹脂を用いることもできる。かかる側鎖に1,2-ジオール構造を有
するポリビニルアルコール系樹脂は、例えば、(i)酢酸ビニルと3,4-ジアセトキシ
-1-ブテンとの共重合体をケン化する方法、(ii)酢酸ビニルとビニルエチレンカー
ボネートとの共重合体をケン化及び脱炭酸する方法、(iii)酢酸ビニルと2,2-ジ
アルキル-4-ビニル-1,3-ジオキソランとの共重合体をケン化及び脱ケタール化す
る方法、(iv)酢酸ビニルとグリセリンモノアリルエーテルとの共重合体をケン化する
方法、等により得られる。
ポリビニルアルコール系樹脂の重量平均分子量は、10万~30万であることが好まし
く、特に好ましくは11万~28万、更に好ましくは12万~26万である。かかる重量
平均分子量が小さすぎるとポリビニルアルコール系樹脂を光学フィルムとする場合に充分
な光学性能が得られにくい傾向があり、大きすぎるとポリビニルアルコール系フィルムを
偏光膜製造時の延伸が困難となる傾向がある。なお、上記ポリビニルアルコール系樹脂の
重量平均分子量は、GPC-MALS法により測定される重量平均分子量である。
本発明で用いられるポリビニルアルコール系樹脂の平均ケン化度は、通常98モル%以
上であることが好ましく、特に好ましくは99モル%以上、更に好ましくは99.5モル
%以上、殊に好ましくは99.8モル%以上である。かかる平均ケン化度が小さすぎると
ポリビニルアルコール系フィルムを偏光膜とする場合に充分な光学性能が得られない傾向
がある。
ここで、本発明における平均ケン化度は、JIS K 6726に準じて測定されるも
のである。
本発明で用いられるポリビニルアルコール系樹脂として、変性種、変性量、重量平均分
子量、平均ケン化度などの異なる2種以上のものを併用してもよい。
本発明で用いられるポリビニルアルコール系フィルムは、上記のポリビニルアルコール
系樹脂を用いてポリビニルアルコール系樹脂水溶液を調製し、かかるポリビニルアルコー
ル系樹脂水溶液を回転するキャスト型に吐出及び流延して、キャスト法により製膜、乾燥
することで連続的に製造することができ、例えば、以下の工程により製造することができ
る。
(A)キャスト法により製膜する工程。
(B)製膜されたフィルムを加熱して乾燥、必要に応じて熱処理する工程。
(C)乾燥されたフィルムの両端部をスリットした後、ロールに巻き取る工程。
ここで、上記キャスト型としては、例えばキャストドラム(ドラム型ロール)やエンド
レスベルト等があげられるが、幅広化や長尺化、膜厚の均一性に優れる点からキャストド
ラムで行うことが好ましい。
以下、キャスト型がキャストドラムの場合を例にとって説明する。
まず、前記工程(A)について説明する。
工程(A)においては、まず、前述したポリビニルアルコール系樹脂を、水などの溶剤
を用いて洗浄し、遠心分離機などを用いて脱水して、含水率50重量%以下のポリビニル
アルコール系樹脂ウェットケーキとすることが好ましい。含水率が大きすぎると、所望す
る水溶液濃度にすることが難しくなる傾向がある。
かかるポリビニルアルコール系樹脂ウェットケーキを温水や熱水に溶解して、ポリビニ
ルアルコール系樹脂水溶液を調整する。
ポリビニルアルコール系樹脂水溶液の調製方法は、とくに限定されず、たとえば、加熱
した多軸押出機を用いて調製してもよく、また、上下循環流発生型撹拌翼を備えた溶解缶
に、前述したポリビニルアルコール系樹脂ウェットケーキを投入し、缶中に水蒸気を吹き
込んで、溶解及び所望濃度の水溶液を調製することもできる。
ポリビニルアルコール系樹脂水溶液には、ポリビニルアルコール系樹脂以外に、グリセ
リン、ジグリセリン、トリグリセリン、エチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、トリメチロールプロパンなどの一般的に使用される可塑剤や、
ノニオン性、アニオン性、および/またはカチオン性の界面活性剤を含有させることが、
ポリビニルアルコール系フィルムの製膜性の点で好ましい。
このようにして得られるポリビニルアルコール系樹脂水溶液の樹脂濃度は、15~60
重量%であることが好ましく、特に好ましくは17~55重量%、更に好ましくは20~
50重量%である。かかる水溶液の樹脂濃度が低すぎると乾燥負荷が大きくなるため生産
能力が低下する傾向があり、高すぎると粘度が高くなりすぎて均一な溶解ができにくくな
る傾向がある。
次に、得られたポリビニルアルコール系樹脂水溶液は、脱泡処理される。脱泡方法とし
ては、静置脱泡や多軸押出機による脱泡などの方法があげられる。多軸押出機としては、
ベントを有した多軸押出機であれば、とくに限定されないが、通常はベントを有した2軸
押出機が用いられる。
脱泡処理ののち、ポリビニルアルコール系樹脂水溶液は、一定量ずつT型スリットダイ
に導入され、回転するキャストドラム上に吐出及び流延されて、キャスト法により製膜さ
れる。
T型スリットダイ出口のポリビニルアルコール系樹脂水溶液の温度は、80~100℃
であることが好ましく、特に好ましくは85~98℃である。
かかるポリビニルアルコール系樹脂水溶液の温度が低すぎると流動不良となる傾向があ
り、高すぎると発泡する傾向がある。
かかるポリビニルアルコール系樹脂水溶液の粘度は、吐出時に50~200Pa・sで
あることが好ましく、特に好ましくは70~150Pa・sである。
かかる水溶液の粘度が、低すぎると流動不良となる傾向があり、高すぎると流涎が困難
となる傾向がある。
T型スリットダイからキャストドラムに吐出されるポリビニルアルコール系樹脂水溶液
の吐出速度は、0.2~5m/分であることが好ましく、特に好ましくは0.4~4m/
分、更に好ましくは0.6~3m/分である。
かかる吐出速度が遅すぎると生産性が低下する傾向があり、速すぎると流涎が困難とな
る傾向がある。
かかるキャストドラムの直径は、好ましくは2~5m、特に好ましくは2.4~4.5
m、更に好ましくは2.8~4mである。
かかる直径が小さすぎると乾燥長が不足し速度が出にくい傾向があり、大きすぎると輸
送性が低下する傾向がある。
かかるキャストドラムの幅は、好ましくは4m以上であり、特に好ましくは4.5m以
上、更に好ましくは5m以上、殊に好ましくは5~6mである。
キャストドラムの幅が小さすぎると生産性が低下する傾向がある。
かかるキャストドラムの回転速度は、3~50m/分であることが好ましく、特に好ま
しくは4~40m/分、更に好ましくは5~35m/分である。
かかる回転速度が遅すぎると生産性が低下する傾向があり、速すぎると乾燥が不十分と
なる傾向がある。
かかるキャストドラムの表面温度は、40~99℃であることが好ましく、特に好まし
くは60~95℃である。
かかる表面温度が低すぎると乾燥不良となる傾向があり、高すぎると発泡してしまう傾
向がある。
次いで、前記工程(B)について説明する。工程(B)は、製膜されたフィルムを加熱
して乾燥する工程である。
キャストドラムで製膜されたフィルムの乾燥は、膜の表面と裏面とを複数の熱ロールに
交互に接触させることにより行なわれる。熱ロールの最高表面温度は、通常90~150
℃、好ましくは100~130℃、特に好ましくは105~120℃である。かかる最高
表面温度が低すぎると、ポリビニルアルコール系偏光子のカール角度が小さくなる傾向に
あり、高すぎるとポリビニルアルコール系フィルムが乾燥しすぎることとなり、うねりな
どの外観不良を招く傾向や設備負荷が大きくなる傾向がある。
また、熱ロールは、例えば、表面をハードクロムメッキ処理又は鏡面処理した、直径0
.2~2mのロールであり、通常2~30本、好ましくは10~25本を用いて乾燥を行
うことが好ましい。
本発明においては、熱ロールによる乾燥後、フィルムに熱処理を行うことが好ましい。
熱処理温度は、通常60~120℃、好ましくは70~110℃、特に好ましくは80~
100℃である。熱処理温度が低すぎると、ポリビニルアルコール系フィルムの耐水性の
不足や、位相差ふれの原因となる傾向があり、高すぎると、ポリビニルアルコール系偏光
子のカール角度が小さくなる傾向にある。かかる熱処理方法としては、例えば、熱ロール
に接触させる方法や、フローティングドライヤーにて行う方法等が挙げられる。
乾燥、必要に応じて熱処理が行われたフィルムは、前記工程(C)を経て製品(本発明
のポリビニルアルコール系フィルム)となる。工程(C)は、フィルムの両端をスリット
して、ロールに巻き取る工程である。
なお、ここまでポリビニルアルコール系樹脂水溶液を調製し、この水溶液を回転するキ
ャストドラム(ドラム型ロール)に流延して、キャスト法により製膜、乾燥し、ポリビニ
ルアルコール系フィルムを製造する方法を説明してきたが、ポリビニルアルコール系樹脂
水溶液を樹脂フィルム上、または金属ベルト上に流延し、製膜、乾燥することも可能であ
る。
かかるポリビニルアルコール系フィルムの厚さは、5~75μmであることが好ましく
、偏光子の薄型化の点から、特に好ましくは10~60μmであり、耐久性の点から、更
に好ましくは15~60μmである。
また、ポリビニルアルコール系フィルムの幅は、4m以上であることが好ましく、大面
化の点からより好ましくは4.5m以上、破断回避の点から特に好ましくは4.5~6m
である。
また、ポリビニルアルコール系フィルムの長さは、4km以上であることが好ましく、
大面積化の点からより好ましくは4.5km以上、輸送重量の点から特に好ましくは4.
5~50kmである。
以下、上記ポリビニルアルコール系フィルムを用いて得られる本発明の偏光子について
説明する。
本発明の偏光子は、上記ポリビニルアルコール系フィルムを、ロールから巻き出して水
平方向に移送し、膨潤、染色、ホウ酸架橋、延伸、洗浄、乾燥などの工程を経て製造され
る。
膨潤工程は、染色工程の前に施される。膨潤工程により、ポリビニルアルコール系フィ
ルム表面の汚れを洗浄することができるほかに、ポリビニルアルコール系フィルムを膨潤
させることで染色ムラなどを防止する効果もある。膨潤工程において、処理液としては、
通常、水が用いられる。当該処理液は、主成分が水であれば、ヨウ化化合物、界面活性剤
等の添加物、アルコール等が少量入っていてもよい。膨潤浴の温度は、通常10~45℃
程度であり、膨潤浴への浸漬時間は、通常0.1~10分間程度である。
染色工程は、フィルムにヨウ素または二色性染料を含有する液体を接触させることによ
って行なわれる。通常は、ヨウ素-ヨウ化カリウムの水溶液が用いられ、ヨウ素の濃度は
0.1~2g/L、ヨウ化カリウムの濃度は1~100g/Lが適当である。染色時間は
30~500秒程度が実用的である。処理浴の温度は5~50℃が好ましい。水溶液には
、水溶媒以外に水と相溶性のある有機溶媒を少量含有させてもよい。
ホウ酸架橋工程は、ホウ酸やホウ砂などのホウ素化合物を使用して行なわれる。ホウ素
化合物は水溶液または水-有機溶媒混合液の形で濃度10~100g/L程度で用いられ
、液中にはヨウ化カリウムを共存させるのが、偏光性能の安定化の点で好ましい。処理時
の温度は30~70℃程度、処理時間は0.1~20分程度が好ましく、また必要に応じ
て処理中に延伸操作を行なってもよい。
延伸工程は、本発明のポリビニルアルコール系偏光子を得るために、一軸方向(ポリビ
ニルアルコール系フィルムの流れ方向)への総延伸倍率が通常5.3~10倍、好ましく
は5.4~8.5倍、特に好ましくは、5.5~7.5倍となるように延伸すればよい。
該総延伸倍率が下限値未満となると、ポリビニルアルコール系偏光子のカール角度が小
さくなる傾向とともに、偏光度も大幅に低下するおそれがある。
一方、該総延伸倍率が上限値を超えると、偏光子加工中にポリビニルアルコール系フィ
ルムが断膜する可能性が高くなる。
なお、一軸延伸方向の直角方向にも若干の延伸(幅方向の収縮を防止する程度、または
それ以上の延伸)を行なっても差し支えない。
また、延伸時の温度は、30~170℃が好ましい。
さらに、前記総延伸倍率は最終的に得られる偏光子が前記範囲に設定されればよく、延
伸操作は一段階のみならず、任意の工程中、例えば膨潤、染色、ホウ酸架橋、洗浄、乾燥
工程等のいずれの工程においても実施できる。
洗浄工程は、例えば、水やヨウ化カリウム等のヨウ化物水溶液に偏光子製造用ポリビニ
ルアルコール系フィルムを浸漬することにより行なわれ、フィルムの表面に発生する析出
物を除去することができる。ヨウ化カリウム水溶液を用いる場合のヨウ化カリウム濃度は
1~80g/L程度でよい。洗浄処理時の温度は、通常、5~50℃、好ましくは10~
45℃である。処理時間は、通常、1~300秒間、好ましくは10~240秒間である
。なお、水洗浄とヨウ化カリウム水溶液による洗浄は、適宜組み合わせて行なってもよい
乾燥工程は、大気中で40~80℃で1~10分間行なえばよい。
また、偏光子の偏光度は、好ましくは99.8%以上、より好ましくは99.9%以上
である。偏光度が低すぎると液晶ディスプレイにおけるコントラストを確保することがで
きなくなる傾向がある。
なお、偏光度は、一般的に2枚の偏光子を、その配向方向が同一方向になるように重ね
合わせた状態で、波長λにおいて測定した光線透過率(H11)と、2枚の偏光子を、配
向方向が互いに直交する方向になる様に重ね合わせた状態で、波長λにおいて測定した光
線透過率(H)より、下式にしたがって算出される。
〔(H11-H)/(H11+H)〕1/2
さらに、本発明の偏光子の単体透過率は、好ましくは42%以上、より好ましくは43
%以上である。かかる単体透過率が低すぎると液晶ディスプレイの高輝度化を達成できな
くなる傾向がある。
単体透過率は、分光光度計を用いて偏光子単体の光線透過率を測定して得られる値であ
る。
かくして、本発明の偏光子が得られる。
次いで、上記ポリビニルアルコール系偏光子を用いた本発明の偏光板について説明する

本発明の偏光板は、上記ポリビニルアルコール系偏光子の片面のみに接着剤を介して保
護フィルムが積層されてなる片面保護フィルムタイプの偏光板であることが好ましく、か
かる片面保護フィルムタイプの偏光板は、下記測定条件2で測定した際のカール角度が2
70°以下であることが好ましい。
(測定条件2)
流れ方向(MD)×幅方向(TD)=180mm×150mmでのサイズで切り出した
偏光板を80℃の乾燥機中で24時間保管した後、25℃×50RH%の環境下に1時間
放置する。該偏光板の流れ方向(MD)端部の一方をテープで接地面に固定し、テープで
固定した側と反対側の流れ方向(MD)端部における偏光板のカールに沿って円弧を描い
た際に、カールの開始点A(接地面から偏光板が浮いた点)からカールの終了点B(偏光板
の先端)にわたる円弧に対応する中心角θをカール角度として測定する。なお、偏光板は
、カールする方向が上面になるように接地面に置く(図1、図2参照)。
本発明の片面保護フィルムタイプの偏光板のカール角度は270°以下であることが好
ましく、特に好ましくは225°以下、更に好ましくは0~180°である。
かかる偏光板のカール角度が大きすぎるとパネルが反ったり、偏光板をパネルに貼り合
わせ難くなる傾向がある。
かかる保護フィルムとしては、透明性、機械強度等に優れるものが好ましく、たとえば
、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、ポリカーボネート、ポリメチル
メタクリレート、シクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンコポリマー、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、ポリエーテルスルホン、
ポリアリーレンエステル、ポリ-4-メチルペンテン、ポリアミド、ポリイミド、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリフェニレンスルフィドなどのフィルムまたはシートがあげられ
る。
かかる保護フィルムの厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、5~300μ
m程度であり、好ましくは10~200μm、特に好ましくは15~100μm、さらに
好ましくは、20~80μmである。
偏光子と保護フィルムの積層(貼合)方法は、公知の手法で行われるが、例えば、液状
の接着剤組成物を、ポリビニルアルコール系偏光子、保護フィルム、あるいはその両方に
均一に塗布した後、両者をニップロールなどにより貼り合わせて圧着し、加熱や活性エネ
ルギー線を照射することで行われる
更に本発明においては、ポリビニルアルコール系偏光子のカールの凹面側と保護フィル
ムとを接着剤で貼合させることが特に好ましい。
かくして得られる本発明の片面保護フィルム偏光板が得られる。
本発明のポリビニルアルコール系偏光子や偏光板は、偏光性能に優れており、携帯情報
端末機、パソコン、テレビ、プロジェクター、サイネージ、電子卓上計算機、電子時計、
ワープロ、電子ペーパー、ゲーム機、ビデオ、カメラ、フォトアルバム、温度計、オーデ
ィオ、自動車や機械類の計器類などの液晶表示装置、サングラス、防眩メガネ、立体メガ
ネ、ウェアラブルディスプレイ、表示素子(CRT、LCD、有機EL、電子ペーパーな
ど)用反射防止層、光通信機器、医療機器、建築材料、玩具などに好ましく用いられる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない
限り以下の実施例に限定されるものではない。
尚、例中「部」、「%」とあるのは、重量基準を意味する。
<実施例1>
(ポリビニルアルコール系フィルムの作製)
重量平均分子量132,000、ケン化度99.7モル%のポリビニルアルコール系樹
脂にポリビニルアルコール系樹脂100重量部に対してグリセリン12重量部と水を加え
、140℃まで昇温して加圧溶解することで、樹脂濃度27重量%のポリビニルアルコー
ル系樹脂水溶液を得た。そのポリビニルアルコール系樹脂水溶液をT型スリットダイから
キャストドラムに吐出してフィルムの水分率が5~10重量%となる領域で熱Rの最高表
面温度110℃で乾燥し、その後、フローティングドライヤーを用いて100℃で熱処理
をして厚み60μmのポリビニルアルコール系フィルムを得た。
(ポリビニルアルコール系偏光子の作製)
上記で得られた60μmのポリビニルアルコール系フィルムをロールから繰り出し、水
平方向に搬送しながら、水温25℃の水槽に浸漬して膨潤させながら流れ方向(MD)に
元の原反を基準として1.8倍に延伸した。次に、ヨウ素とヨウ化カリウムの水溶液に浸
漬して染色した後、ホウ酸40g/L及びヨウ化カリウム30g/Lを含む水温58℃の
水溶液に浸漬し、元の原反を基準として6.2倍まで延伸した。最後に、ヨウ化カリウム
水溶液で洗浄を行ない、80℃で約35秒間乾燥して総延伸倍率6.3倍の偏光子を製造
した。
(片面保護フィルムタイプの偏光板の製造)
水にポリビニルアルコール系樹脂(ゴーセネックスZ-200、三菱ケミカル社製)と架
橋剤(SafelinkTM SPM-01、固形分10%、三菱ケミカル社製)をそれぞれ
4重量%となるように配合した水系接着剤を用意した。得られた水系接着剤をポリビニル
アルコール系偏光子のカール凹面側に塗工した後、40μmのTACフィルム(KC40
、コニカミノルタ社製)を貼り合わせて、80℃で約75秒間乾燥させ、片面保護フィル
ム偏光板を製造した。
<比較例1>
実施例1において、ポリビニルアルコール系偏光子製造時の総延伸倍率を5.2倍に変
更した以外は同様にしてポリビニルアルコール系偏光子および片面保護フィルム偏光板を
製造した。
[測定条件]
[断面積当り延伸張力(N/mm)]
ポリビニルアルコール系偏光子の作製工程において、ホウ酸40g/L及びヨウ化カリ
ウム30g/Lを含む水温58℃の水溶液に浸漬して延伸する工程でフィルムにかかる延
伸張力を測定した。次いで、式1のごとく、延伸張力を乾燥後の偏光子の幅と膜厚で割っ
た値を計算することで、断面積当り延伸張力を計算した。
<式1> 延伸張力[N]/(乾燥後の偏光子幅[mm]×乾燥後の偏光子膜厚[mm])
[偏光子カール角度(測定条件1)]
流れ方向(MD)×幅方向(TD)=180mm×150mmでのサイズで切り出した
偏光子に対して、流れ方向(MD)端部の一方をテープで接地面に固定したのち、テープ
で固定した側と反対側の流れ方向(MD)端部における偏光子のカールに沿って円弧を描
いた際に、カールの開始点A(接地面から偏光子が浮いた点)からカールの終了点B(偏光
子の先端)にわたる円弧に対応する中心角θをカール角度として測定した。なお、偏光子
は、カールする方向が上面になるように接地面に置いた(図1、図2参照)。
[偏光板カール角度(測定条件2)]
流れ方向(MD)×幅方向(TD)=180mm×150mmでのサイズで切り出した
偏光板を80℃の乾燥機中で24時間保管した後、25℃×50RH%の環境下に1時間
放置した。該偏光板の流れ方向(MD)端部の一方をテープで接地面に固定し、テープで
固定した側と反対側の流れ方向(MD)端部における偏光板のカールに沿って円弧を描い
た際に、カールの開始点A(接地面から偏光板が浮いた点)からカールの終了点B(偏光板
の先端)にわたる円弧に対応する中心角θをカール角度として測定した。なお、偏光板は
、カールする方向が上面になるように接地面に置いた(図1、図2参照)。
Figure 2022148527000002
比較例1のカール角度の小さいポリビニルアルコール系偏光子を用いた片面保護フィル
ム偏光板に比べて、実施例1のカール角度の大きいポリビニルアルコール系偏光子を用い
て得られる片面保護フィルム偏光板はカール角度が小さく取り扱いに優れた偏光板である
ことがわかる。
本発明のポリビニルアルコール系偏光子から得られる偏光板は、偏光性能に優れており
、携帯情報端末機、パソコン、テレビ、プロジェクター、サイネージ、電子卓上計算機、
電子時計、ワープロ、電子ペーパー、ゲーム機、ビデオ、カメラ、フォトアルバム、温度
計、オーディオ、自動車や機械類の計器類などの液晶表示装置、サングラス、防眩メガネ
、立体メガネ、ウェアラブルディスプレイ、表示素子(CRT、LCD、有機EL、電子
ペーパーなど)用反射防止層、光通信機器、医療機器、建築材料、玩具などに好ましく用
いられる。
偏光子または偏光板のカール測定方法を模式的に表す斜視図である。 偏光子または偏光板のカール測定方法を模式的に表す側面図である。
1…接地面
2…偏光子または偏光板
3…テープ
4…偏光子または偏光板がカールしていないと仮定したときの接地面上の仮想面
5…カールした偏光子または偏光板の先端
A…カールの開始点
B…カールの終了点
θ…カール角度

Claims (4)

  1. ポリビニルアルコール系樹脂からなる偏光子であって、下記測定条件1で測定した際の
    カール角度が90°以上であることを特徴とするポリビニルアルコール系偏光子。
    (測定条件1)
    流れ方向(MD)×幅方向(TD)=180mm×150mmでのサイズで切り出した
    偏光子に対して、流れ方向(MD)端部の一方をテープで接地面に固定したのち、テープ
    で固定した側と反対側の流れ方向(MD)端部における偏光子のカールに沿って円弧を描
    いた際に、カールの開始点A(接地面から偏光子が浮いた点)からカールの終了点B(偏光
    子の先端)にわたる円弧に対応する中心角θをカール角度として測定する。なお、偏光子
    は、カールする方向が上面になるように接地面に置く。
  2. 請求項1記載のポリビニルアルコール系偏光子の片面のみに接着剤を介して保護フィル
    ムが積層されてなることを特徴とする偏光板。
  3. 請求項2記載の偏光板であって、下記測定条件2で測定した際のカール角度が270°
    以下であることを特徴とする偏光板。
    (測定条件2)
    流れ方向(MD)×幅方向(TD)=180mm×150mmでのサイズで切り出した
    偏光板を80℃の乾燥機中で24時間保管した後、25℃×50RH%の環境下に1時間
    放置する。該偏光板の流れ方向(MD)端部の一方をテープで接地面に固定し、テープで
    固定した側と反対側の流れ方向(MD)端部における偏光板のカールに沿って円弧を描い
    た際に、カールの開始点A(接地面から偏光板が浮いた点)からカールの終了点B(偏光板
    の先端)にわたる円弧に対応する中心角θをカール角度として測定する。なお、偏光板は
    、カールする方向が上面になるように接地面に置く。
  4. 請求項1記載のポリビニルアルコール系偏光子のカールの凹面側と保護フィルムとを接
    着剤で貼合させることを特徴とする請求項2または3記載の偏光板の製造方法。
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