JP2022145028A - 情報処理装置及び購入物品の継続所有資格確認機能付き販売方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 購入したペットの継続的な飼育、又は、購入した所定物品の継続的な維持/管理を支援できる情報処理装置及び購入物品の継続所有資格確認機能付き販売方法を提供する。【解決手段】 情報処理装置1は、ペットを継続的に飼育するための必要な継続飼育費用を算出する費用算出部11と、費用算出部11により算出された継続飼育費用を、ペットの購入予定者であるクレジットカードのカード会員に提示する費用提示部12と、継続飼育費用を提示された購入予定者からの所定入力を取得する入力取得部13と、入力取得部13により所定入力が取得された場合に、クレジットカードのご利用可能枠内に継続飼育費用を確保するための継続飼育費用枠を設定する枠設定部14とを含む。【選択図】 図1
Description
本開示は、情報処理装置及び購入物品の継続所有資格確認機能付き販売方法に関する。
特許文献1には、インターネット上でペットの購入を支援するペット販売システムについて記載されている。
しかしながら、特許文献1のペット販売システムは、ペットの購入を支援するにすぎないものであり、ペットの購入希望者が購入したペットを継続的に飼育できるか否かについての記載はない。
そこで、本開示は、購入したペットの継続的な飼育、又は、購入した所定物品の継続的な維持/管理を支援できる情報処理装置及び購入物品の継続所有資格確認機能付き販売方法の提供を目的とする。
1つの側面では、以下のような解決手段を提供する。
(1)ペット、又は、維持/管理費用が継続的に発生しかつ安易に譲渡できない所定物品を、継続的に飼育又は維持/管理するための必要な費用を算出する費用算出部と、前記費用算出部により算出された前記費用を、ペット又は前記所定物品の購入予定者であるクレジットカードのカード会員に提示する費用提示部と、前記費用を提示された前記購入予定者からの所定入力を取得する入力取得部と、前記入力取得部により前記所定入力が取得された場合に、前記クレジットカードのご利用可能枠内に、前記費用を確保するための枠を設定する枠設定部とを含むことを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記枠設定部は、前記購入予定者に係るカード会員に対応付けられている前記クレジットカードの利用限度額に基づいて、前記利用限度額から前記費用を差し引いた新たな利用限度額を設定することで、前記枠を設定することを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記枠設定部により前記枠を設定できるか否かを判定する判定部を更に備え、前記枠設定部により前記枠を設定できると前記判定部により判定された場合に、前記費用提示部は、前記費用を提示するとともに、前記枠を設定することに対する同意を表す前記所定入力を要求し、前記枠設定部により前記枠を設定できないと前記判定部により判定された場合に、前記費用提示部は、前記費用を提示するとともに、前記購入予定者に購入を断念するように促す情報、又は、前記枠を設定できるようになるためのアドバイスを、提示することを特徴とする。
(4)上記(1)から(3)のいずれかの構成において、前記費用算出部は、所定期間ごとに前記費用が異なりうる態様で、複数年にわたる前記費用を算出することを特徴とする。
(5)上記(1)から(4)のいずれかの構成において、前記枠設定部により前記枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴を、ペットの属性又は前記所定物品の属性に対応付けて記憶する記憶部と、前記枠設定部により前記枠が設定されたカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、ペット又は前記所定物品に関する利用履歴を抽出する抽出部とを更に備えることを特徴とする。
(6)上記(5)の構成において、前記抽出部は、前記枠設定部により前記枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、前記購入予定者が購入予定のペットの属性又は前記所定物品の属性に対応する利用履歴を抽出し、前記費用算出部は、前記抽出部により抽出された前記利用履歴に基づいて、前記費用を算出することを特徴とする。
(7)上記(5)又は(6)の構成において、前記記憶部に記憶された前記利用履歴に基づいて、前記カード会員に特典を付与する特典付与部を更に備えることを特徴とする。
(8)上記(1)から(7)のいずれかの情報処理装置を利用した購入物品(ペット、又は、維持/管理費用が継続的に発生しかつ安易に譲渡できない所定物品)の継続所有資格確認機能付き販売方法であって、販売員が、前記費用提示部により提示された前記費用を、前記購入予定者に見せるステップと、販売員が、前記枠を設定することに対する同意を表す前記所定入力を、前記購入予定者に行わせるステップとを含むことを特徴とする。
(9)コンピュータを上記(1)から(7)のいずれかの情報処理装置として機能させる、コンピュータ読み取り可能なプログラムを特徴とする。
本開示によれば、購入したペットの継続的な飼育、又は、購入した所定物品の継続的な維持/管理を支援できる情報処理装置及び購入物品の継続所有資格確認機能付き販売方法の提供が可能となる。
[クレジットカードシステム]
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施例について詳細に説明する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置1を用いたクレジットカードシステム100の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る情報処理装置1を用いたクレジットカードシステム100は、クレジットカード会社が管理し、クレジットカード決済処理、ポイント付与処理などの情報処理を行う情報処理装置1と、ペットショップなどの店舗に設置され、クレジットカードを用いた決済を仲介するクレジットカード決済端末2と、情報処理装置1及びクレジットカード決済端末2を通信可能に接続するインターネットなどのネットワーク3と、を備える。なお、本実施形態では、クレジットカードでペットを購入する際の処理について説明するが、本発明は、維持/管理費用が継続的に発生しかつ安易に譲渡できない所定物品、例えば、骨董品、高額な楽器などを購入する際の処理にも適用することができる。すなわち、本発明は、後述するように、このような属性の物品(購入物品)の継続所有資格を購入予定者が有するか否かを確認する機能(購入物品の継続所有資格確認機能)を付与することができる。
[クレジットカードシステムの基本動作]
まず、クレジットカードシステム100の基本動作について、図2を参照して説明する。
まず、クレジットカードシステム100の基本動作について、図2を参照して説明する。
図2は、図1に示すクレジットカードシステム100の基本動作(ペット購入時)を示す図である。
図2に示すように、クレジットカードのカード会員は、ペットショップでペットの購入を希望する場合、ペットショップに設置されたクレジットカード決済端末2のカード挿入口にクレジットカードを挿入する(S1)。クレジットカードの挿入は、ペットショップの店員が行ってもよい。
クレジットカード決済端末2にクレジットカードを挿入すると、購入予定のペットに関する情報(ペットの種類、金額など)の入力画面がクレジットカード決済端末2に表示される。店員又はカード会員がこの入力画面に必要な情報を入力すると、カード情報及びペット情報が含まれる照会情報が情報処理装置1に送信される(S2)。
情報処理装置1は、照会情報を受信したら、そのペットを継続的に飼育するのに必要な継続飼育費用(エサ代、医療費、予防接種、トリミング代などを含む。)を算出してクレジットカード決済端末2に送信する(S3)。
クレジットカード決済端末2は、情報処理装置1から受信した継続飼育費用を表示するとともに、クレジットカードの利用可能枠内に継続飼育費用を確保するための継続飼育費用枠が設定されることをカード会員に告知する(S4)。ここでカード会員がクレジットカード決済端末2に表示される同意ボタンをタップ操作すると(S5)、クレジットカード決済端末2から情報処理装置1に同意情報が送信される(S6)。
情報処理装置1は、クレジットカード決済端末2から同意情報を受信すると、ペットの購入代金に係るクレジットカード決済を実行するとともに、カード会員のクレジットカード利用可能枠内に継続飼育費用を確保するための継続飼育費用枠を設定した後、決済完了通知をクレジットカード決済端末2に送信する(S7)。
クレジットカード決済端末2は、情報処理装置1から決済完了通知を受信すると、クレジットカード決済の明細を発行する(S8)。店員は、明細及びクレジットカードをカード会員に渡すとともに、購入したペットのカード会員への引き渡しを行う。
[情報処理装置の機能構成]
つぎに、上記のような基本動作を実現する情報処理装置1の機能構成について、図1を参照して説明する。
つぎに、上記のような基本動作を実現する情報処理装置1の機能構成について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、情報処理装置1は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的な構成として、費用算出部11、費用提示部12、入力取得部13、枠設定部14、判定部15、記憶部16、抽出部17、特典付与部18などを備える。
記憶部16は、継続飼育費用枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴を、ペットの属性に対応付けて記憶する。
抽出部17は、継続飼育費用枠が設定されたカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、ペットに関する利用履歴を抽出する。例えば、ペット購入予定者の照会情報を受信した際には、継続飼育費用枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、ペット購入予定者が購入予定のペットの属性に対応する利用履歴を抽出する。なお、抽出部17は、ペットの属性だけでなく、カード会員の住所に対応する利用履歴を抽出してもよい。
費用算出部11は、ペットを継続的に飼育するために必要な継続飼育費用を算出する。継続飼育費用は、ペットの年齢などに応じて変化する可能性が高いため、所定期間ごとに費用が異なりうる態様で、複数年にわたる継続飼育費用を算出することが好ましい。本実施形態の費用算出部11は、抽出部17により抽出された利用履歴に基づいて継続飼育費用を算出する。このようにすると、過去の同様の事例に基づいて精度良く継続飼育費用を算出できる。また、抽出部17が、ペットの属性だけでなく、カード会員の住所に対応する利用履歴を抽出する場合は、ペットの種類だけでなく、飼育する地域による費用の差を考慮した継続飼育費用を算出できる。
費用提示部12は、費用算出部11により算出された継続飼育費用をペットの購入予定者であるクレジットカードのカード会員に提示する。また、費用提示部12は、継続飼育費用枠を設定可能と判定されたカード会員の場合、継続飼育費用を提示するとともに、継続飼育費用枠を設定することに対する同意を表す同意入力(所定入力)を要求し、継続飼育費用枠を設定できないと判定されたカード会員の場合、継続飼育費用を提示するとともに、ペットの購入を断念するように促す情報、又は、継続飼育費用枠を設定できるようになるためのアドバイスを提示する。アドバイスとしては、例えば、カード利用残高を抑える、ペットの種類を変更する、などの提案を行う。
入力取得部13は、継続飼育費用を提示されたカード会員からの同意入力を取得する。この同意入力には、クレジットカード利用可能枠に継続飼育費用枠を設定することに対する同意を含む。
枠設定部14は、入力取得部13により同意入力が取得された場合に、クレジットカードのご利用可能枠内に継続飼育費用枠を設定する。具体的には、購入予定者に係るカード会員に対応付けられているクレジットカードの利用限度額に基づいて、利用限度額から継続飼育費用を差し引いた新たな利用限度額を設定することで、継続飼育費用枠が設定される。
判定部15は、枠設定部14により継続飼育費用枠を設定できるか否かを判定する。具体的には、カード会員の利用履歴に基づく平均利用額と利用限度額との間の余裕分が継続飼育費用以上であるか否かに基づいて判定を行う。
特典付与部18は、記憶部16に記憶された利用履歴に基づいて、カード会員に特典を付与する。例えば、通常の利用可能枠内の利用金額に対して所定の割合bでポイントを付与するのに対し、継続飼育費用枠内の利用金額に対しては、割合bよりも大きい割合aでポイントを付与する。このようにすると、継続飼育費用枠内の利用を促し、ペットの継続的な飼育を支援できる。また、この特典の付与には、購入予定者に対する情報提供(継続飼育費用を算出するための利用履歴の提供)の謝礼という意味合いも持たせることができる。
[クレジットカードシステムの処理手順]
つぎに、ペット購入時及びペット購入後におけるクレジットカードシステム100の処理手順について、図3~図5を参照して説明する。
つぎに、ペット購入時及びペット購入後におけるクレジットカードシステム100の処理手順について、図3~図5を参照して説明する。
図3は、図1に示すクレジットカードシステム100のペット購入時の処理手順(枠設定可能判定時の処理手順)を示す図である。
図3に示すように、クレジットカード決済端末2は、ペットの購入を希望するカード会員のクレジットカードが挿入されると、カード情報を読み込むとともに(S101)、購入予定のペットに関する情報(ペットの種類、金額など)の入力画面を表示させ(S102)、ペット情報の入力を要求する。クレジットカード決済端末2は、ペット情報が入力されると、カード情報及びペット情報が含まれる照会情報を情報処理装置1に送信する(S103)。
情報処理装置1は、照会情報を受信したら、記憶部16に記憶されている継続飼育費用枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、ペット購入予定者が購入予定のペットの属性に対応する利用履歴を抽出した後(S104)、抽出した利用履歴に基づいて、そのペットを継続的に飼育するのに必要な継続飼育費用を算出する(S105)。その後、情報処理装置1は、ペット購入予定者であるカード会員の利用履歴に基づいて、クレジットカード利用可能枠内に継続飼育費用枠を設定できるか否かを判定し(S106)、設定可能と判定した場合は、継続飼育費用を提示するための情報と、継続飼育費用枠を設定することに対して同意を求めるための情報をクレジットカード決済端末2に送信する(S107)。
クレジットカード決済端末2は、情報処理装置1から受信した継続飼育費用を表示するとともに、クレジットカードの利用可能枠内に継続飼育費用を確保するための継続飼育費用枠が設定されることをカード会員に告知する(S108)。クレジットカード決済端末2は、カード会員の同意入力に応じて情報処理装置1に同意情報を送信する(S109)。
情報処理装置1は、クレジットカード決済端末2から同意情報を受信すると、ペットの購入代金に係るクレジットカード決済を実行するとともに(S110)、カード会員のクレジットカード利用可能枠内に継続飼育費用枠を設定した後(S111)、決済完了通知をクレジットカード決済端末2に送信する(S112)。
クレジットカード決済端末2は、情報処理装置1から決済完了通知を受信すると、クレジットカード決済の明細を発行する(S113)。
図4は、図1に示すクレジットカードシステム100のペット購入時の処理手順(枠設定不可判定時の処理手順)を示す図である。
図4に示すように、クレジットカード決済端末2は、ペットの購入を希望するカード会員のクレジットカードが挿入されると、カード情報を読み込むとともに(S201)、購入予定のペットに関する情報(ペットの種類、金額など)の入力画面を表示させ(S202)、ペット情報の入力を要求する。クレジットカード決済端末2は、ペット情報が入力されると、カード情報及びペット情報が含まれる照会情報を情報処理装置1に送信する(S203)。
情報処理装置1は、照会情報を受信したら、記憶部16に記憶されている継続飼育費用枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、ペット購入予定者が購入予定のペットの属性に対応する利用履歴を抽出した後(S204)、抽出した利用履歴に基づいて、そのペットを継続的に飼育するのに必要な継続飼育費用を算出する(S205)。その後、情報処理装置1は、ペット購入予定者であるカード会員の利用履歴に基づいて、クレジットカード利用可能枠内に継続飼育費用枠を設定できるか否かを判定し(S206)、設定不可と判定した場合は、継続飼育費用を提示するための情報と、ペットの購入を断念するように促す情報、又は、継続飼育費用枠を設定できるようになるためのアドバイス情報をクレジットカード決済端末2に送信する(S207)。
クレジットカード決済端末2は、情報処理装置1から受信した継続飼育費用と、ペットの購入を断念するように促す情報、又は、継続飼育費用枠を設定できるようになるためのアドバイス情報を表示する(S208)。
図5は、図1に示すクレジットカードシステム100のペット購入後の処理手順を示す図である。
図5に示すように、情報処理装置1は、継続飼育費用枠が設定されているカード会員の利用履歴を定期的にチェックし(S301)、利用があったか否かを判断する(S302)。この判断結果がYESの場合は、継続飼育費用枠内の利用であるか否かを判断する(S303)。この判断は、利用店舗の種別(ペットショップ、動物病院、トリミング店など)や購入商品の種別(ペット用品、ペットフード、ペット用おやつ、ペット用衣類など)に基づいて行うことができる。
情報処理装置1は、継続飼育費用枠外の利用であると判断した場合、利用金額に対して所定の割合bでポイントを付与し(S304)、継続飼育費用枠内の利用であると判断した場合、利用金額に対して割合bよりも大きい割合aでポイントを付与する(S305)。
[実施形態の効果]
上述した本実施形態によれば、情報処理装置1は、ペットを継続的に飼育するための必要な継続飼育費用を算出する費用算出部11と、費用算出部11により算出された継続飼育費用を、ペットの購入予定者であるクレジットカードのカード会員に提示する費用提示部12と、継続飼育費用を提示された購入予定者からの所定入力を取得する入力取得部13と、入力取得部13により所定入力が取得された場合に、クレジットカードのご利用可能枠内に継続飼育費用を確保するための継続飼育費用枠を設定する枠設定部14とを含むので、ペットを継続的に飼育するための必要な継続飼育費用を提示した上で、購入予定者に購入の意思を確認できる。また、購入予定者がペットを購入した場合は、クレジットカードのご利用可能枠内に継続飼育費用を確保するための継続飼育費用枠を設定するので、購入したペットの継続的な飼育を効果的に支援できる。
上述した本実施形態によれば、情報処理装置1は、ペットを継続的に飼育するための必要な継続飼育費用を算出する費用算出部11と、費用算出部11により算出された継続飼育費用を、ペットの購入予定者であるクレジットカードのカード会員に提示する費用提示部12と、継続飼育費用を提示された購入予定者からの所定入力を取得する入力取得部13と、入力取得部13により所定入力が取得された場合に、クレジットカードのご利用可能枠内に継続飼育費用を確保するための継続飼育費用枠を設定する枠設定部14とを含むので、ペットを継続的に飼育するための必要な継続飼育費用を提示した上で、購入予定者に購入の意思を確認できる。また、購入予定者がペットを購入した場合は、クレジットカードのご利用可能枠内に継続飼育費用を確保するための継続飼育費用枠を設定するので、購入したペットの継続的な飼育を効果的に支援できる。
また、枠設定部14は、購入予定者に係るカード会員に対応付けられているクレジットカードの利用限度額に基づいて、利用限度額から継続飼育費用を差し引いた新たな利用限度額を設定することで、継続飼育費用枠が設定されるので、継続飼育費用枠を容易に設定できる。
また、情報処理装置1は、枠設定部14により継続飼育費用枠を設定できるか否かを判定する判定部15を更に備え、枠設定部14により継続飼育費用枠を設定できると判定部15により判定された場合に、費用提示部12は、継続飼育費用を提示するとともに、継続飼育費用枠を設定することに対する同意を表す所定入力を要求し、枠設定部14により継続飼育費用枠を設定できないと判定部15により判定された場合に、費用提示部12は、継続飼育費用を提示するとともに、購入予定者に購入を断念するように促す情報、又は、継続飼育費用枠を設定できるようになるためのアドバイスを提示するので、継続飼育費用を継続的に確保できないと思われる購入予定者にペットの購入を断念させたり、継続飼育費用を継続的に確保するためのアドバイスを行うことができる。
また、費用算出部11は、所定期間ごとに費用が異なりうる態様で、複数年にわたる費用を算出するので、ペットの年齢に応じた医療費の上昇などを盛り込んだ費用を提示できる。
また、情報処理装置1は、枠設定部14により枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴を、ペットの属性に対応付けて記憶する記憶部16と、枠設定部14により継続飼育費用枠が設定されたカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、ペットに関する利用履歴を抽出する抽出部17とを更に備えるので、ペットを購入したカード会員の購入後におけるペットに関する利用状況を把握できる。
また、抽出部17は、枠設定部14により枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、購入予定者が購入予定のペットの属性に対応する利用履歴を抽出し、費用算出部11は、抽出部17により抽出された利用履歴に基づいて、継続飼育費用を算出するので、過去の同様の事例に基づいて、精度良く継続飼育費用を算出できる。
また、情報処理装置1は、記憶部16に記憶された利用履歴に基づいて、カード会員に特典を付与する特典付与部18を更に備えるので、ペットに関するクレジットカードの利用を促すことができる。
また、上記の情報処理装置1を利用した購入物品の継続所有資格確認機能付き販売方法であって、販売員(店員)が、費用提示部12により提示された継続飼育費用を、購入予定者に見せるステップと、販売員が、継続飼育費用枠を設定することに対する同意を表す所定入力を、購入予定者に行わせるステップとを含むので、ペットを継続的に飼育するための必要な費用を提示した上で、購入予定者に購入の意思を確認できる。また、購入予定者がペットを購入した場合は、クレジットカードのご利用可能枠内に、継続飼育費用を確保するための継続飼育費用枠を設定するので、購入したペットの継続的な飼育を効果的に支援できる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
100 クレジットカードシステム
1 情報処理装置
11 費用算出部
12 費用提示部
13 入力取得部
14 枠設定部
15 判定部
16 記憶部
17 抽出部
18 特典付与部
2 クレジットカード決済端末
3 ネットワーク
1 情報処理装置
11 費用算出部
12 費用提示部
13 入力取得部
14 枠設定部
15 判定部
16 記憶部
17 抽出部
18 特典付与部
2 クレジットカード決済端末
3 ネットワーク
Claims (9)
- ペット、又は、維持/管理費用が継続的に発生しかつ安易に譲渡できない所定物品を、継続的に飼育又は維持/管理するための必要な費用を算出する費用算出部と、
前記費用算出部により算出された前記費用を、ペット又は前記所定物品の購入予定者であるクレジットカードのカード会員に提示する費用提示部と、
前記費用を提示された前記購入予定者からの所定入力を取得する入力取得部と、
前記入力取得部により前記所定入力が取得された場合に、前記クレジットカードのご利用可能枠内に、前記費用を確保するための枠を設定する枠設定部とを含む、情報処理装置。 - 前記枠設定部は、前記購入予定者に係るカード会員に対応付けられている前記クレジットカードの利用限度額に基づいて、前記利用限度額から前記費用を差し引いた新たな利用限度額を設定することで、前記枠を設定する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記枠設定部により前記枠を設定できるか否かを判定する判定部を更に備え、
前記枠設定部により前記枠を設定できると前記判定部により判定された場合に、前記費用提示部は、前記費用を提示するとともに、前記枠を設定することに対する同意を表す前記所定入力を要求し、
前記枠設定部により前記枠を設定できないと前記判定部により判定された場合に、前記費用提示部は、前記費用を提示するとともに、前記購入予定者に購入を断念するように促す情報、又は、前記枠を設定できるようになるためのアドバイスを、提示する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記費用算出部は、所定期間ごとに前記費用が異なりうる態様で、複数年にわたる前記費用を算出する、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記枠設定部により前記枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴を、ペットの属性又は前記所定物品の属性に対応付けて記憶する記憶部と、
前記枠設定部により前記枠が設定されたカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、ペット又は前記所定物品に関する利用履歴を抽出する抽出部とを更に備える、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記抽出部は、前記枠設定部により前記枠が設定された複数のカード会員に対応付けられた利用履歴のうちから、前記購入予定者が購入予定のペットの属性又は前記所定物品の属性に対応する利用履歴を抽出し、
前記費用算出部は、前記抽出部により抽出された前記利用履歴に基づいて、前記費用を算出する、請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記記憶部に記憶された前記利用履歴に基づいて、前記カード会員に特典を付与する特典付与部を更に備える、請求項5又は6に記載の情報処理装置。
- 請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置を利用した購入物品の継続所有資格確認機能付き販売方法であって、
販売員が、前記費用提示部により提示された前記費用を、前記購入予定者に見せるステップと、
販売員が、前記枠を設定することに対する同意を表す前記所定入力を、前記購入予定者に行わせるステップとを含む、購入物品の継続所有資格確認機能付き販売方法。 - コンピュータを請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させる、コンピュータ読み取り可能なプログラム。
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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