JP2022144807A - 画像記録装置 - Google Patents

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裕介 荒井
Yusuke Arai
匡雄 三本
Masao Mitsumoto
慶充 谷口
Yoshimitsu Taniguchi
泰生 大野
Yasuo Ono
英輔 ▲高▼橋
Eisuke Takahashi
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Abstract

【課題】キャリッジの折り返し動作の時間を短くすること。【解決手段】図6(B)のS705で、駆動制御部2155は、キャリッジ171が逆転ブレーキ開始位置BPsに到達したことに応じて、第2制御信号としてのオンオフ信号およびPWM信号を出力する。第2制御信号により、駆動制御部2155は、キャリッジ171をF向きにおいて速やかに減速させる。駆動制御部2155は、キャリッジ171の移動速度Vtがゼロ付近になったことに応じて(図6(B)のS706でYes)、F向きからR向きにおける折り返し位置WP2にキャリッジ171が到達したとみなして、R向きの加速制御を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、画像記録装置に関する。
特許文献1には、画像記録装置の一例としてシリアルタイプのプリンタが記載されている。このプリンタは、間欠搬送される記録媒体上を横切るようにキャリッジを主走査方向に往復移動させる。詳細には、プリンタは、キャリッジを1パス分移動させる過程で、DCモータの加速制御、定速制御および減速制御をこの順に実施する。プリンタは、定速制御中にキャリッジに搭載された記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出させて、画像を記録する。
特開平7-81172号公報
画像記録装置は、減速制御により、主走査方向の一方向きへのキャリッジの移動速度を減少させ、停止判定においてキャリッジが停止したか否かを判定する。その後、画像記録装置は、キャリッジの停止位置を折り返し位置として、次のパス分のキャリッジ移動のために、DCモータの加速制御を折り返し位置から開始する。その結果、主走査方向の他方向きへのキャリッジの移動速度が増加する。以上の制御により、画像記録装置では、キャリッジの停止制御から加速制御に至る折り返し動作においてタイムラグが生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、折り返し動作の時間を短縮可能な画像記録装置を提供することにある。
本発明の画像記録装置は、モータと、上記モータが接続されたドライバと、上記モータの回転により主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、上記キャリッジに搭載された記録ヘッドと、上記主走査方向と交差する搬送方向にシートを搬送するシート搬送機構と、コントローラと、を備える。上記コントローラは、上記キャリッジが上記主走査方向のフォワード向きに定速で移動するように、上記モータを正転させる第1制御信号を上記ドライバに出力する第1定速制御と、上記第1定速制御中に上記記録ヘッドにより、画像を上記シートに記録させる第1画像記録制御と、上記第1画像記録制御後に上記シート搬送機構により上記シートを上記搬送方向に搬送する間欠搬送制御と、上記フォワード向きにおける上記第1画像記録制御の終了位置に上記キャリッジが達したことに応じて、上記キャリッジを上記フォワード向きにおいて上記定速から速度ゼロへと減速させる減速制御と、上記減速制御において、上記キャリッジの上記フォワード向きにおける速度がゼロになったことに応じて、上記キャリッジを加速しつつ上記主走査方向のリバース向きに移動させる加速制御と、を実行する。上記コントローラは、上記減速制御において、上記モータを逆転させる第2制御信号を上記ドライバに出力し始め、上記加速制御において、上記キャリッジの上記フォワード向きにおける速度がゼロになった後にも上記第2制御信号を出力し続ける。
本発明の別の画像記録装置は、モータと、上記モータが接続されたドライバと、上記モータの回転により主走査方向に移動するキャリッジと、上記キャリッジに搭載された記録ヘッドと、上記主走査方向と交差する搬送方向にシートを搬送するシート搬送機構と、コントローラと、を備える。上記コントローラは、上記キャリッジが上記主走査方向のフォワード向きに定速で移動するように、上記モータを正転させる第1制御信号を上記ドライバに出力する第1定速制御と、上記第1定速制御中に上記記録ヘッドにより画像を上記シートに記録させる第1画像記録制御と、上記第1画像記録制御後に上記シート搬送機構により上記シートを上記搬送方向に搬送する間欠搬送制御と、上記フォワード向きにおける上記第1画像記録制御の終了位置に上記キャリッジが達したことに応じて、上記キャリッジが上記フォワード向きにおいて上記定速から速度ゼロへと減速するように、上記モータを逆転させる第2制御信号を上記ドライバに出力する減速制御と、上記キャリッジの上記フォワード向きにおける速度がゼロになったことに応じて、上記キャリッジが上記主走査方向のリバース向きに加速しつつ移動するように、上記第2制御信号を出力し続ける加速制御と、を実行する。
本発明によれば、折り返し動作の時間が短くなる。
画像記録装置100の内部構成を示す模式図。 図1のプラテン16周辺の平面図。 画像記録装置100のドライバ197を示す図。 画像記録装置100の要部を示すブロック図。 画像記録装置100におけるキャリッジ搬送処理の手順を示すフロー図。 (A)は、画像記録装置100における画像記録・シート搬送処理の手順を示すフロー図、(B)は、図5に示す減速制御の手順を示すフロー図、(C)は、第2変形例の減速制御の手順を示すフロー図。 画像記録装置100の作用効果を示す模式図。 (A)は、第3変形例のASIC215および電圧検出部222を示す模式図、(B)は、第3変形例の減速制御の手順を示すフロー図。 第4変形例の減速制御の手順を示すフロー図。 (A)は、第5変形例のCRモータ196を示す模式図、(B)は、第5変形例の減速制御の手順を示すフロー図。 (A)は、第6変形例の減速制御の手順を示すフロー図、(B)は、キャリッジ171の移動距離Dtを示す模式図。 (A)は、第8変形例の減速処理の手順を示すフロー図、(B)は、第9変形例の減速処理の手順を示すフロー図。 (A)は、第10変形例の画像23を示す模式図、(B)は、第10変形例の減速処理の手順を示すフロー図。
以下、本発明の実施形態に係る画像記録装置100について詳説する。実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更可能である。
[用語の定義]
以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。
画像記録装置100が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義される。供給トレイ11が抜去される向きを前向きとし、供給トレイ11が挿入される向きを後向きとして、前後方向8が定義される。画像記録装置100を前方から見て左右方向9が定義される。
[画像記録装置100の全体構成]
図1において、画像記録装置100は、プリント機能を有する複合機やプリンタであって、インクジェット方式でシートSに画像を記録する。シートSは、用紙やOHPシート等である。画像記録装置100は、筐体内に、供給トレイ11、排出トレイ12、給送機構13、搬送路14、搬送ローラ対15、プラテン16、記録ヘッド17、および排出ローラ対18を備える。
画像記録装置100はさらに、CR搬送機構19およびリニアエンコーダ20(図2参照)、ドライバ197(図3、図4参照)、ならびにコントローラ21(図4参照)をさらに備える。
[供給トレイ11,排出トレイ12]
図1において、供給トレイ11は、筐体内に装着され、上下方向7に薄い箱状形状を有する。供給トレイ11において後端寄りの部分は、上方へと開放されている。供給トレイ11は、自身の底壁111上で複数のシートSを積層した状態で支持する。
排出トレイ12は、画像が記録されたシートSを印刷物として支持する。
[給送機構13]
給送機構13は、上下方向7において底壁111およびプラテン16の間に位置する。給送機構13は、給送ローラ131と、給送アーム132とを備える。給送ローラ131は、自身の軸心周り回転可能に給送アーム132の先端部に支持される。給送アーム132の基端部は、自身の先端部より上方且つ前方に位置する。給送アーム132は、基端部に支軸133を有する。給送アーム132は、支軸133の周方向に回動可能に筐体に支持される。給送ローラ131は、図示しないモータからの動力により回転し、最上層に位置するシートSを搬送路14に給送する。
[搬送路14]
搬送路14は、所謂Uターンパスであり、湾曲部141および直線部142を有する。湾曲部141は、供給トレイ11の後端から上方へ延びつつ前方に向かう。湾曲部141は、外側のガイド部材143および内側のガイド部材144により区画される。直線部142は、湾曲部141の下流端と連続し、湾曲部141の下流端から前方に概ね直線的に延びて、排出トレイ12の後端に至る。直線部142の上側は、記録ヘッド17の下面により区画され、直線部142の下側は、プラテン16の上面により区画される。
シートSは、搬送路14において、一点鎖線で示す搬送向き6に搬送される。詳細には、シートSは、湾曲部141では、主にガイド部材143によりガイドされつつ、搬送ローラ対15へと搬送される。シートSは、直線部142において、プラテン16に支持されつつ、回転する搬送ローラ対15および排出ローラ対18から与えられる搬送力により搬送される。
[搬送ローラ対15、排出ローラ対18]
搬送ローラ対15および排出ローラ対18は、シート搬送機構を構成し、搬送路14でシートSを搬送向き6に搬送する。
搬送ローラ対15は、湾曲部141の下流端に位置し、駆動ローラ151およびピンチローラ152を備える。駆動ローラ151は、搬送路14の上側で搬送路14に沿って左右方向9に延びている。駆動ローラ151は、上記モータからの動力により回転する。ピンチローラ152は、駆動ローラ151に下方から当接し駆動ローラ151に沿って延びる。ピンチローラ152は、駆動ローラ151の回転に従動して回転する。シートSは、回転する搬送ローラ対15にニップされて搬送向き6に搬送される。
排出ローラ対18は、搬送ローラ対15から前方に離れて位置し、駆動ローラ181および複数の拍車182を備える。駆動ローラ181は、直線部142の下側で搬送路14に沿って左右方向9に延びている。駆動ローラ181は、上記モータからの動力により回転する。複数の拍車182は、左右方向9に沿って並んでおり、駆動ローラ181に上方から当接する。各拍車182は、駆動ローラ181の回転に従動して回転する。シートSは、回転する排出ローラ対18にニップされて搬送向き6に搬送される。
[プラテン16]
プラテン16は、搬送向き6において搬送ローラ対15および排出ローラ対18の間に位置する。プラテン16は、上下方向7において直線部142の直下で、前後方向8および左右方向9に拡がる支持面を有する。
[記録ヘッド17]
記録ヘッド17は、プラテン16から上方に離れて位置し、キャリッジ171および吐出モジュール172を備える。
図2において、キャリッジ171は、プラテン16から上方に離れた位置で、CR搬送機構19により与えられる動力により、移動範囲174内で左右方向9に往復移動可能である。移動範囲174は、直線部142より左方の左端位置P1から右方の右端位置P2までである。移動範囲174には、原点位置P0が定められている。本実施形態では、原点位置P0は、左端位置P1とし、原点位置P0においてキャリッジ171は筐体(図示せず)の左側壁に当たる。
以下、移動範囲174内で左右方向9の一方に折り返してから他方に折り返すまでの間に移動する区間を1パスとも称する。また、キャリッジ171の移動方向は、主走査方向の一例である。移動方向において原点位置P0から離れる右向きはF向きとも称される。F向きは、フォワード向きを意味する。また、F向きの逆向きはR向きとも称される。R向きは、リバース向きを意味する。
図1において、吐出モジュール172は、キャリッジ171の下面側に取り付けられている。吐出モジュール172の下面には、複数の吐出口173が形成されている。吐出モジュール172は、コントローラ21(図4参照)からFFC174(図2参照)を通じて送られてくる画像データに基づいて、キャリッジ171が移動する過程で、内部に貯留するインクを複数の吐出口173から吐出する。これにより、シートSに画像が記録される。画像記録によるインクの消費に応じて、吐出モジュール172には、インクチューブ175(図2参照)を通じてインクが供給される。
[CR搬送機構19]
図2において、CR搬送機構19は、2本のガイドレール191,192、2個のプーリ193,194、無端ベルト195、およびキャリッジモータ(以下、「CRモータ」とも称する)196を含む。
ガイドレール191,192は、筐体内で、プラテン16よりも上方であって、プラテン16より後方および前方にそれぞれ位置する。ガイドレール191,192は、直線部142の左右両端よりも外側の位置の間で延びる。キャリッジ171は、ガイドレール191,192間に架け渡される。
プーリ193,194は、前後方向8においてガイドレール192とプラテン16の間に位置する。プーリ193は、直線部142の左端よりも外側に位置し、プーリ194は、直線部142の右端よりも外側に位置する。プーリ193,194は、上下方向7に平行な回転軸の周方向に回転可能である。
無端ベルト195は、プーリ193,194に巻き掛けられる。無端ベルト195においてプーリ193,194の間の位置には、キャリッジ171が固定される。
CRモータ196は、ブラシ付きDCモータ等のモータであり、コントローラ21(図4参照)の制御下で回転することで、プーリ194を回転させるための動力を出力軸に発生する。プーリ194の回転により、無端ベルト195は、プーリ193,194間で左右に走行し、キャリッジ171は、プーリ193,194の間で左右に移動する。
[ドライバ197]
図3において、CR搬送機構19は、CRモータ196が接続されるドライバ197をさらに含む。ドライバ197は、CRモータ196の回転を制御するために、4個のスイッチング素子SW1~SW4と、電源端子VccおよびGND端子と、を有するHブリッジ回路である。
各スイッチング素子SW1~SW4は、MOSFET等の半導体パワートランジスタ等である。スイッチング素子SW1~SW4には、スイッチング素子SW1~SW4をオンオフするためのオンオフ信号がコントローラ21(図4参照)により与えられる。
図3(A)には、CRモータ196の正転駆動時におけるドライバ197の状態が示されている。正転駆動時、スイッチング素子SW1,SW4がオンされ、スイッチング素子SW2,SW3がオフにされる。この場合、CRモータ196は、時計回りに回転し、キャリッジ171は右方に移動する。
図3(B)には、CRモータ196の惰性停止時におけるドライバ197の状態が示されている。この時、全スイッチング素子SW1~SW4がオフされる。ドライバ197が図3(A)の正転駆動時から図3(B)の惰性停止時の状態に遷移すると、CRモータ196に流れる電流は、スイッチング素子SW2,SW3の寄生ダイオードを介して電源端子Vccに回生され、CRモータ196は惰性で時計回りに回転しつつ徐々に減速し、やがて流れる電流がゼロとなり停止する。
図3(C)には、図3(A)の正転駆動からショートブレーキをかけた時のドライバ197の状態が示されている。この時、スイッチング素子SW1,SW3はオフにされ、スイッチング素子SW2,SW4はオンにされる。これにより、CRモータ196には誘起電圧が生じて、CRモータ196、スイッチング素子SW2,SW4を含む閉回路に電流が流れて、CRモータ196の回転エネルギが消費される。CRモータ196は、回転エネルギの消費により、減速力を受けて停止する。
図3(D)には、図3(A)の正転駆動時から逆転ブレーキをかけた時のドライバ197の状態が示されている。この時、スイッチング素子SW1,SW4はオフにされ、スイッチング素子SW2,SW3はオンにされる。これにより、CRモータ196に流れる電流は、スイッチング素子SW2,SW3を介して電源端子Vccに回生され、CRモータ196は、回生電流に基づく回転エネルギにより、減速力を受けて停止する。
逆転ブレーキの減速力は、ショートブレーキよりも強い。
[リニアエンコーダ20]
図2において、画像記録装置100は、2相タイプのリニアエンコーダ20をさらに備える。リニアエンコーダ20は、エンコーダストリップ(以下、単に「ストリップ」とも称する)201、光センサ202,203を備えている。
ストリップ201は、前後方向8からの平面視で移動範囲174をカバーし、無端ベルト195に沿って延びる。ストリップ201の主面には、左右方向9において位置がずれた2つのスリット列(図示せず)が形成されている。
各光センサ202,203は、フォトインタラプタであって、キャリッジ171に固定されている。光センサ202において、発光素子および受光素子は、ストリップ201の一方のスリット列を挟んで相対向する。光センサ202において、発光素子は、受光素子に向けて光を出射し、受光素子は、受光光量に応じた信号(以下、「A相信号」とも称す)をASIC215に出力する。光センサ203は、発光素子および受光素子が他方のスリット列を挟んで相対向する点を除き、光センサ202と同様である。光センサ203の出力信号をB相信号とも称する。A相信号およびB相信号は、パルス周期およびパルス幅の各々に関してはほぼ同じである。A相信号の位相は、キャリッジ171の移動向きにより、B相信号の位相に対し90°遅れているか進んでいる。
[コントローラ21]
図4において、コントローラ21は、主要構成として、CPU211、ROM212、RAM213、EEPROM214、およびASIC215を備えている。これら主要構成は、内部バス216により相互に通信可能に接続される。ROM212は、画像記録装置100の制御プログラムなどが格納されている。CPU211は、制御プログラムをRAM213やEEPROM214を使いつつ実行する。
ASIC215は、レジスタ群2151、位置検出部2152、向き検出部2153、速度検出部2154、駆動制御部2155、およびPWM部2156を備えている。
レジスタ群2151は、CRモータ196の制御に用いる各種パラメータを格納する。各種パラメータは、向きフラグFd、記録開始位置RPs、記録終了位置RPe、逆転ブレーキ開始位置BPs、および定速目標速度TVcを含む。
向きフラグFdは、キャリッジ171の移動向きを示す情報である。
記録開始位置RPsおよび記録終了位置RPeは、シートSにおいて1パス分の画像記録を開始および終了するための左右位置である。
逆転ブレーキ開始位置BPsは、逆転ブレーキの開始位置であって、本実施形態では、記録終了位置RPeよりもキャリッジ171の移動向きに離れた位置である。
定速目標速度TVcは、1パス分の画像記録時にキャリッジ171を定速移動させる際の目標速度である。
位置検出部2152、向き検出部2153および速度検出部2154の各々には、リニアエンコーダ20からA相信号およびB相信号が入力される。
向き検出部2153は、B相信号がローレベルの間に、A相信号から立ち上がりエッジを検出するか立下りエッジを検出するかにより、キャリッジ171の移動向きを検出する。向き検出部2153は、検出結果を駆動制御部2155に出力する。本実施形態では、立ち上がりエッジである場合、キャリッジ171がF向きに移動する。
位置検出部2152は、アップダウンカウンタを含み、向き検出部2153の検出結果がF向きを示している間にA相信号の立ち上がりエッジを検出する度にカウントアップし、向き検出部2153の検出結果がR向きを示している間にA相信号の立ち上がりエッジを検出する度にカウントダウンする。
速度検出部2154は、A相信号またはB相信号のパルス幅を検出する。パルス幅は、キャリッジ171の移動速度Vtに相関する情報である。
駆動制御部2155は、所定のデューティ比を有する駆動信号をPWM部2156に出力する。駆動制御部2155はさらに、スイッチング素子SW1~SW4の各々をオンオフするためのオンオフ信号を、ドライバ197に出力する。
PWM部2156は、MOSFET等の半導体パワートランジスタ等を含み、駆動制御部2155から与えられる駆動信号により直流電圧をパルス幅変調した信号(以下、「PWM信号」とも称す)を生成し、ドライバ197に出力する。
オンオフ信号およびPWM信号の少なくとも一方は、ドライバ197への制御信号を構成する。
[画像記録装置100の動作]
画像記録装置100において、RAM213には、図示しない情報処理装置等から印刷ジョブが送信されてくる。印刷ジョブは、印刷ジョブの開始コード、画像データの付加情報、画像データ、印刷ジョブの終了コードを含む。付加情報は、画像データが表す画像の幅および高さ、幅方向における解像度、高さ方向における解像度、および移動速度を含む。画像データは、例えばビットマップデータであり、幅方向および高さ方向で特定される各座標値の画素値により画像を表す。移動速度は、キャリッジ171の主走査方向への移動速度であり、情報処理装置におけるユーザ操作により設定される。なお、移動速度に関しては、F向きの移動速度およびR向きの移動速度が個々に付加情報に含められてもよい。RAM213には、CPU211やASIC215等の制御下で、印刷ジョブが開始コード、付加情報、画像データ、終了コードの順で記憶される。
コントローラ21において、CPU211は、ROM212内のプログラムの実行しており、印刷ジョブがRAM213に記憶されることを待機している。CPU211は、RAM213において開始コードを検出したことをトリガとして、図5に示すキャリッジ搬送処理(以下、「CR搬送」とも称す)と、図6に示す画像記録・間欠搬送制御(以下、「画像記録等」とも称す)と、を実行する。図5において、CR搬送は、S501~S516を含み、印刷ジョブに含まれる全て画像データが表す画像をシートSに記録終了するまで繰り返し実行される。図6において、画像記録等は、S601~S602を含む。
S501で、CPU211は、ASIC215を起動させる。ASIC215は、起動後、画像記録等の準備処理を実行する。準備処理は、頭出し処理やフラッシング処理等を含む。頭出し処理で、ASIC215は、給送ローラ131や搬送ローラ対15の回転を制御し、供給トレイ11内のシートSを搬送向き6における記録開始位置に搬送する。フラッシング処理のために、ASIC215は、ドライバ197を通じてCRモータ196(図2参照)の回転を制御して、キャリッジ171を筐体に当てた後、プラテン16の左方にあるインク受け221の上方に吐出モジュール172が位置するようにキャリッジ171を左右移動させる。ASIC215はさらに、吐出モジュール172がインク受け221上に位置したことに応じて、各吐出口173からインク受け221へとインクを強制的に吐出させる。フラッシング処理の実行タイミングは、S501以外でもよい。
キャリッジ171の移動開始に応じて、リニアエンコーダ20は、A相信号およびB相信号を、位置検出部2152、向き検出部2153および速度検出部2154(図4参照)に出力し始める。位置検出部2152は、キャリッジ171が筐体の左側壁に当たったことに応じてアップダウンカウンタを初期化し、カウントアップまたはカウントダウンする。
S502で、CPU211は、RAM213の画像データから、対象データを特定する。対象データは、図6のS601で記録される1パス分の画像を表す画像データである。
S503で、CPU211は、S502で特定した対象データに基づき各種パラメータを求めてレジスタ群2151に設定する。S503では、向きフラグFdはF向きを示す値に設定される。記録開始位置RPsおよび記録終了位置RPeは、対象データに含まれる画素値から求められる。記録開始位置RPsは、対象データが示す画像の左端位置である。記録終了位置RPeは、同画像の右端位置である。逆転ブレーキ開始位置BPsは、記録終了位置RPeよりもF向きの位置である。各種パラメータのうち、定速目標速度TVcは、予め定められていてもよい。この場合、定速目標速度TVcは、S503で求められるのではなく、予めレジスタ群2151に設定されていてもよい。
S504で、ASIC215の駆動制御部2155(図4参照)は、CRモータ196の正転駆動(図3(A)を参照)を開始する。詳細には、駆動制御部2155は、スイッチング素子SW1,SW4のみをオンにするためのオンオフ信号(第1制御信号の一例)をドライバ197に出力し、初期的なデューティ比を有する駆動信号をPWM部2156に出力する。CRモータ196の正転駆動により、キャリッジ171はF向きへと移動する。
S505で、駆動制御部2155は、速度偏差ΔVを求める。詳細には、駆動制御部2155は、速度検出部2154で検出されたパルス幅から、キャリッジ171の移動速度Vtを求める。駆動制御部2155は、移動速度Vtと、レジスタ群2151に設定されている定速目標速度TVcとの差分を、速度偏差ΔVとする。
S506で、駆動制御部2155は、キャリッジ171が記録開始位置RPsに到達しているか否かを判定する。詳細には、駆動制御部2155は、位置検出部2152からカウント値を取得し、レジスタ群2151から記録開始位置RPs、記録終了位置RPeおよび向きフラグFdを取得する。駆動制御部2155は、第1条件を満たしていれば、S506でYesと判定してS508を実行し、第1条件を満たしていなければ、S506でNoと判定してS507を実行する。第1条件は、記録開始位置RPsよりも、向きフラグFdが示すF向きの位置をカウント値が示すことである。
S507で、駆動制御部2155は、F向きの加速制御を実行する。加速制御で、駆動制御部2155は、S505で求めた速度偏差ΔVに基づくPID制御(比例積分微分制御)により、CRモータ196の第1制御量U1を求める。このPID制御において、積分項および微分項の各ゲインは、移動速度Vtが定速目標速度TVcを過剰にオーバーシュートせずに、定速目標速度TVcに速やかに近づくように予め定められている。加速制御でさらに、駆動制御部2155は、第1制御量U1に対応するデューティ比の駆動信号をPWM部2156に出力する。加速制御により、CRモータ196の正転駆動(図3(A)を参照)が安定し、キャリッジ171がF向きに安定的に搬送される。
S508で、駆動制御部2155は、キャリッジ171が記録終了位置PReに到達しているか否かを判定する。駆動制御部2155は、第2条件を満たしていれば、S508でYesと判定してS510を実行するが、第2条件を満たしていなければ、S508でNoと判定してS509を実行する。第2条件は、S506で取得した記録終了位置RPeより向きフラグFdが示すF向きの位置をカウント値が示すことである。
S509で、駆動制御部2155は、F向きの定速制御(第1定速制御の一例)を実行する。定速制御で、駆動制御部2155は、S505で得た速度偏差ΔVに基づくPID制御により、CRモータ196の第2制御量U2を求める。このPID制御において、積分項および微分項の各ゲインは、移動速度Vtが定速目標速度TVc付近で変動するように予め設定される。駆動制御部2155は、第2制御量U2に対応するデューティ比の駆動信号をPWM部2156に出力する。PWM部2156は、駆動信号に基づいてPWM信号(第1制御信号の一例)をドライバ197に出力する。定速制御により、CRモータ196の正転駆動(図3(A)を参照)が安定し、キャリッジ171がF向きに概ね定速目標速度TVcで安定的に移動する。
S510で、駆動制御部2155は、F向きの減速制御を実行する。減速制御により、駆動制御部2155は、キャリッジ171をF向きにおいて定速目標速度TVcから速度ゼロへと減速させる。S510の詳細な手順は、図6(B)に示され、S701~S706を含む。
S701で、駆動制御部2155は、CRモータ196をショートブレーキにて停止させる(図3(C)参照)。そのために、駆動制御部2155は、スイッチング素子SW2,SW4をオンにし、スイッチング素子SW1,SW3をオフにするためのオンオフ信号を全スイッチング素子SW1~SW4に出力する。
S702で、駆動制御部2155は、キャリッジ171がF向きの逆転ブレーキ開始位置BPsに到達しているか否かを判定する。詳細には、駆動制御部2155は、位置検出部2152からカウント値を取得し、レジスタ群2151から逆転ブレーキ開始位置BPsおよび向きフラグFdを取得する。駆動制御部2155は、第3条件を満たしていれば、S702でYesと判定しS703を実行するが、第3条件を満たしていなければ、S702でNoと判定してS701を引き続き実行する。第3条件は、S702で取得した逆転ブレーキ開始位置BPsより向きフラグFdが示すF向きの位置をカウント値が示すことである。
S703で、CPU211は、次の1パス分(R向きのパス)のCR搬送の準備として、RAM213の画像データから、次のS601(図6参照)で記録される対象データを特定する。
S704で、CPU211は、S703で特定した対象データに基づき、各種パラメータを求めてレジスタ群2151に設定する。S704では、向きフラグFdはR向きを示す値に設定される。記録開始位置RPsおよび記録終了位置RPeは、対象データに含まれる画素値から求められる。記録開始位置RPsは、対象データが示す画像の右端位置である。記録終了位置RPeは、同画像の左端位置である。逆転ブレーキ開始位置BPsは、記録終了位置RPeよりもR向きの位置である。
S705で、駆動制御部2155は、CRモータ196に逆転ブレーキをかける(図3(D)参照)。詳細には、駆動制御部2155は、スイッチング素子SW1,SW4をオフにし且つスイッチング素子SW2,SW3をオンにするためのオンオフ信号(第2制御信号の一例)をスイッチング素子SW1~SW4に出力する。駆動制御部2155はさらに、速度検出部2154による検出結果から求められる移動速度Vtに基づくPID制御により、CRモータ196の第3制御量U3を求める。本PID制御では、積分項および微分項の各ゲインは、移動速度Vtが目標速度であるゼロを過剰にアンダーシュートせずに、速度ゼロに速やかに近づくように予め定められている。駆動制御部2155は、第3制御量U3に対応するデューティ比の駆動信号をPWM部2156に出力する。PWM部2156は、駆動信号に基づくPWM信号(第2制御信号の一例)をドライバ197に与える。
S706で、駆動制御部2155は、ゼロ付近であって予め定められた速度範囲に移動速度Vtが含まれるか否かを判定する。駆動制御部2155は、S706でNoと判定したことに応じてS705を再実行するが、S706でYesと判定したことに応じて、キャリッジ171がF向きからR向きへの折り返し位置に到達し、CRモータ196の逆転駆動のタイミングが到来したとみなし、図6(B)の減速制御から抜ける。その後、駆動制御部2155は、図5のS511を実行する。S511~S516で、駆動制御部2155は、キャリッジ171のR向きへの搬送を制御する。
ASIC215は、図5のS506でYesと判定したことに応じて、図6の画像記録等の実行を開始する。
S601で、ASIC215は、F向きにおける画像記録(第1画像記録制御の一例)を実行する。本画像記録で、ASIC215は、対象データにおける記録開始位置RPsに対応する画素値から記録終了位置RPeに対応する画素値を、位置検出部2152によるカウント値に基づいて順次抽出して、吐出モジュール172に出力する。吐出モジュール172は、ASIC215から与えられた画素値に基づき、複数の吐出口173から真下に位置するシートSに向けてインク滴を吐出する。これにより、シートSには、1パス分の画像が記録される。
S602で、ASIC215は、間欠搬送制御を実行する。間欠搬送制御で、ASIC215は、給送ローラ131や搬送ローラ対15の回転を制御し、プラテン16上でシートSを搬送向き6に1パス分搬送する。間欠搬送は、図5のS510の実行中に実行されればよいが、図6(B)のS705でCRモータ196で逆転ブレーキがかけられている間に、実行されることが好ましい。
S602が終了すると、ASIC215は、次にS506でYesと判定されることを待機する。
図5のS511で、駆動制御部2155は、速度偏差ΔVを求める。
S512で、駆動制御部2155は、キャリッジ171がR向きにおいて記録開始位置RPsに到達しているか否かを判定する。駆動制御部2155は、S512でYesと判定したことに応じてS514を実行し、S512でNoと判定したことに応じてS513を実行する。
S514で、駆動制御部2155は、キャリッジ171がR向きにおいて記録終了位置PReに到達しているか否かを判定する。駆動制御部2155は、S514でYesと判定したことに応じてS516を実行するが、S514でNoと判定したことに応じてS515を実行する。S513で、駆動制御部2155は、R向き加速制御を実行する。S515で、駆動制御部2155は、R向きの定速制御を実行する。S511~S515は、図5に示すS506~S509と比較すると、キャリッジ171の移動向きが相違するだけであるため、それぞれの詳説を控える。
S516で、駆動制御部2155は、R向きの減速制御を実行する。S516により、駆動制御部2155は、キャリッジ171をR向きにおいて定速目標速度TVcから速度ゼロへと減速させる。S516の詳細な手順は、S510と比較すると、キャリッジ171の移動向きが異なる点で相違するだけであるため、図6(B)を援用し、各ステップの説明を簡素化する。
S701で、駆動制御部2155は、CRモータ196をショートブレーキにて停止させる(図3(C)参照)。S702で、駆動制御部2155は、キャリッジ171がR向きの逆転ブレーキ開始位置BPsに到達しているか否かを判定する。S703で、CPU211は、次の1パス分(F向きのパス)のCR搬送の準備として、RAM213の画像データから、次のS601(図6参照)で記録される対象データを特定する。S704で、CPU211は、S703で特定した対象データに基づき、各種パラメータを求めてレジスタ群2151に設定する。
S705で、駆動制御部2155は、CRモータ196に逆転ブレーキをかけるために、オンオフ信号により、スイッチング素子SW2,SW3をオフにし且つスイッチング素子SW1,SW4をオンにする。
S706で、駆動制御部2155は、移動速度Vtが速度範囲に含まれるか否かを判定する。駆動制御部2155は、S706でNoと判定したことに応じてS705を再実行するが、S706でYesと判定したことに応じて、キャリッジ171がR向きからF向きへの折り返し位置に到達し、CRモータ196の正転駆動のタイミングが到来したとみなし、図6(B)の減速制御から抜ける。その後、駆動制御部2155は、図5のS505を実行する。S505~S510で、駆動制御部2155は、キャリッジ171のF向きへの搬送を制御する。
ASIC215は、図5のS512でYesと判定したことに応じて、図6の画像記録等の実行を開始する。S601で、ASIC215は、R向きの画像記録制御(第2画像記録制御の一例)を実行する。S602で、ASIC215は、間欠搬送制御を実行する。間欠搬送制御は、図5のS516の実行中に実行されればよい。
[実施形態の作用効果]
図6(B)のS705で、駆動制御部2155は、キャリッジ171が逆転ブレーキ開始位置BPs(図7参照)に到達したことに応じて、逆回転トルクを発生させる逆転ブレーキ(図3(D)参照)をCRモータ196にかけるために、第2制御信号としてのオンオフ信号およびPWM信号を出力する。第2制御信号により、駆動制御部2155は、キャリッジ171をF向きにおいて速やかに減速させる(図7参照)。駆動制御部2155は、キャリッジ171の移動速度Vtがゼロ付近になったことに応じて(図6(B)のS706でYes)、F向きからR向きにおける折り返し位置WP2(図7参照)にキャリッジ171が到達したとみなして、図5のS511~S513によりR向きの加速制御を実行する。上記制御によれば、S706でYesと判定した時点またはその直後に、キャリッジ171の移動方向は、F向きからR向きへと転換するため、キャリッジ171が主走査方向における往復移動の折り返しに要する時間(以下、「折り返し時間」とも称す)を短くできる。
駆動制御部2155は、間欠搬送(図6(A)のS602)を逆転ブレーキ(図6(B)のS705)の実行中に実行する。すなわち、キャリッジ171がF向きに移動している間に、R向きの画像記録処理(図5のS512でYesと判定した場合の図6のS601参照)の準備としての間欠搬送が実行される。これにより、R向きの画像記録処理を速やかに開始できる。
[第1変形例]
実施形態では、ASIC215は、レジスタ群2151に逆転ブレーキ開始位置BPs(所定位置の一例)を設定し、図6(B)のS702でキャリッジ171が逆転ブレーキ開始位置BPsに達しているか否かを判定していた。しかし、これに限らず、ASIC215は、逆転ブレーキ開始位置BPsに代えて、逆転ブレーキ開始速度BVs(所定速度の一例)を設定してもよい。逆転ブレーキ開始速度BVsは、逆転ブレーキをかけ始めるキャリッジ171の移動速度Vtであって、第1変形例では、定速目標速度TVcより低速の値に設定される。この場合、ASIC215は、S702で、速度検出部2154の検出結果に基づく移動速度Vtが逆転ブレーキ開始速度BVsまで減速しているか否かを判定してもよい。ASIC215は、S702でYesと判定したことに応じてS703を実行し、S702でNoと判定したことに応じてS701を実行する。
[第2変形例]
実施形態では、駆動制御部2155は、図6(B)の減速制御においてS701,S702を実行していた。しかし、これに限らず、駆動制御部2155は、図6(C)から明らかなように、図6(B)のS701,S702を実行せずともよい。この場合、駆動制御部2155は、図5のS508およびS514の一方でYesと判定したことに応じてS703を直接的に実行する。即ち、減速制御では、例えば、F向きにおける第1画像記録制御の記録終了位置RPeにキャリッジ171が達したことに応じて、第2制御信号がドライバ197に出力される。CRモータ196に逆転ブレーキがいち早くかかるため、キャリッジ171がF向きからR向きへといち早く転換する。
[第3変形例]
図3のドライバ197において、CRモータ196が接続される出力端子間に印加可能な最大電圧は、CRモータ196等の定格電圧等に基づき予め定められる。
CRモータ196を保護するため、画像記録装置100は、図8(A)に示すように、電圧検出部222を備え、ASIC215にADC部2157を備えている。
図8(A)において、電圧検出部222は、2個の分圧回路2221,2222を有している。分圧回路2221は、ドライバ197が有する一方の出力端子aとグランドとの間に設けられ、分圧回路2222は、他方の出力端子bとグランドとの間に設けられる。ADC部2157には、分圧回路2221,2222の出力電圧に基づいて、ドライバ197の出力端子間電圧Vabを求める。
本変形例で、ASIC215は、図8(B)に示すような減速制御を実行する。図8(B)は、図6(B)と比較すると、S801~S803をさらに実行する点で相違する。以下、相違点について詳説する。ASIC215において駆動制御部2155は、図8(B)に示すように、S705の実行後、S801で、ADC部2157で求めた出力端子間電圧Vabが閾値電圧Vth1以上か否かを判定する。本変形例で、閾値電圧Vth1は、最大電圧より若干低い電圧であり、適宜定められる。駆動制御部2155は、S801でNoと判定したことに応じてS706を実行し、S801でYesと判定したことに応じてS802を実行する。
S802で、駆動制御部2155は、S701と同様の手法で、CRモータ196をショートブレーキにて停止させる。詳細には、駆動制御部2155は、スイッチング素子SW1,SW3をオフにし、スイッチング素子SW2,SW4をオンにするためのオンオフ信号(第3制御信号の一例)を全スイッチング素子SW1~SW4に出力する。
S803で、駆動制御部2155は、S706と同様の手法で、移動速度Vtが前述の速度範囲に含まれるか否かを判定する。駆動制御部2155は、S803でNoと判定したことに応じてS802を再実行するが、S803でYesと判定したことに応じて、図8(B)の減速制御から抜ける。
本変形例では、S801~S803は、図6(B)の減速処理に追加されていた。しかし、これに限らず、S801~S803は、図6(C)の減速処理に追加されてもよい。
[第4変形例]
第3変形例では、駆動制御部2155は、S802の実行直後にS803を実行していた。しかし、これに限らず、図9に示すように、S802の実行した後に、ADC部2157で出力端子間電圧Vabを求めて、S901で、ドライバ197の定格電圧Vth2を超えているか否かを判定してもよい。駆動制御部2155は、S901でYesと判定したことに応じて、S705を実行し、S901でNoと判定したことに応じて、S803を実行する。第4変形例によれば、CRモータ196で逆起電力の発生を抑制してドライバ197を保護しつつ、逆転ブレーキによるキャリッジ171の減速と、キャリッジ171の移動方向の転換とを行える。
[第5変形例]
第3変形例および第4変形例では、ASIC215は、ADC部2157により出力端子間電圧Vabを求めていた。しかし、この構成に限らず、ASIC215は、図10(A)に示す構成を採用してもよい。
図10(A)において、CRモータ196は、ロータリエンコーダ1961を有する。ロータリエンコーダ1961は、CRモータ196の出力軸の回転数に相関するパルス信号をASIC215に出力する。パルス信号は、エンコーダの出力信号の一例である。
本変形例で、ASIC215は、図10(B)に示すような減速制御を実行する。図10(B)は、図8(B)と比較すると、S801がS1001に代わる点で相違する。以下、相違点について詳説する。
図10(B)において、駆動制御部2155は、S705の次に、S1001で、ロータリエンコーダ1961から取得したパルス信号より、CRモータ196の出力軸の角速度ωを求める。駆動制御部2155は、CRモータ196のトルク定数Keに角速度ωを乗じた値を、逆起電力Vcと推定する。
S1001で、駆動制御部2155はさらに、推定した逆起電力Vcの大きさが閾値電圧Vth3以上か否かを判定する。本変形例で、閾値電圧Vth3は、実験やシミュレーション等で適宜定められる。駆動制御部2155は、S1001でNoと判定したことに応じてS706を実行し、S1001でYesと判定したことに応じてS802を実行する。
第5変形例では、CRモータ196に一般に設けられているロータリエンコーダ1961を利用するため、第3変形例のような電圧検出部222を画像記録装置100に備える必要が無くなる。
[第6変形例]
駆動制御部2155は、図6(B)の減速処理の代わりに、図11(A)の減速処理を実行してもよい。図11(A)は、図6(B)と比較すると、S1101~S1103をさらに実行する点で相違する。以下、相違点について詳説する。また、S503で設定された記録終了位置RPeを、F向き記録終了位置RPeとも称し、S704で設定された記録開始位置RPsをR向き記録開始位置RPsとも称する。F向き記録終了位置RPeおよびR向き記録開始位置RPsは、左右方向9において必ずしも一致しない。
図11(A)において、駆動制御部2155は、S704の実行後、S1101を実行する。S1101で、駆動制御部2155は、F向き記録終了位置RPeおよびR向き記録開始位置RPsをレジスタ群2151から取得する。S1101で、駆動制御部2155はさらに、F向きの記録終了位置RPeよりもR向きの記録開始位置RPsがR向きの位置であるか否かを判定する。駆動制御部2155は、S1101でYesと判定したことに応じて、S705を実行する。駆動制御部2155は、S1101でNoと判定したことに応じて、S1102を実行する。
図11(B)に示すように、キャリッジ171の移動距離Dtは、大抵の場合、F向きの記録終了位置RPeよりもR向きの記録開始位置RPsがR向きに位置する場合、そうでない場合と比較して長くなる。駆動制御部2155は、S1101でYesと判定したことに応じてS705を実行することで、キャリッジ171の折り返し時間を短縮化する。
S1102で、駆動制御部2155は、S802と同様に、CRモータ196をショートブレーキにて停止させる。S1103で、駆動制御部2155は、S706と同様に、速度範囲に移動速度Vtが含まれるか否かを判定する。駆動制御部2155は、S1103でNoと判定したことに応じてS1102を再実行するが、S1102でYesと判定したことに応じて、図11(A)の減速制御から抜ける。その後、駆動制御部2155は、図5のS511を実行する。
なお、駆動制御部2155は、R向きからF向きへのキャリッジ171を折り返す際にも、第6変形例と同様の処理を実行してもよい。
[第7変形例]
実施形態では、コントローラ21は、第1画像記録制御および第2画像記録制御を実行していた。しかし、画像記録装置100では、第1画像記録制御および第2画像記録制御のうち、第1画像記録制御だけを実行する場合もある。第1画像記録制御は、片方向画像記録の一例である。この場合、駆動制御部2155は、図5のS508でYesと判定したことに応じて、図6(B)の減速制御を実行すればよい。但し、第7変形例の場合、S703は実行されず、S704で、向きフラグFdは第2値に設定されるが、記録開始位置RPsおよび記録終了位置RPeの代わりに、加速制御の終了位置および減速制御の開始位置が設定される。
第7変形例によれば、第1画像記録制御および第2画像記録制御のうち、第1画像記録制御だけが実行されるため、キャリッジ171の減速制御等を簡素化できる。
[第8変形例]
駆動制御部2155は、図11(A)の減速処理の代わりに、図12(A)の減速処理を実行してもよい。図12(A)は、図11(A)と比較すると、S1101がS1201に代わる点で相違する。以下、相違点について詳説する。
図12(A)において、駆動制御部2155は、S705の実行後、S1201を実行する。S1201で、駆動制御部2155は、第2画像記録制御を実行するか否かを判定する。駆動制御部2155は、S703で特定した対象データの全ての画素値が白を示す場合、S1201でNoと判定してS705を実行する。駆動制御部2155は、S1201でYesと判定したことに応じて、S1102およびS1103を実行する。
なお、駆動制御部2155は、R向きからF向きへのキャリッジ171を折り返す際にも、第8変形例と同様の処理を実行してもよい。
[第9変形例]
駆動制御部2155は、図11(A)の減速処理の代わりに、図12(B)の減速処理を実行してもよい。図12(B)は、図11(A)と比較すると、S1101がS1202に代わる点で相違する。以下、相違点について詳説する。また、S703で特定された対象データをR向き対象データとも称する。
図12(B)のS1202で、駆動制御部2155は、R向き対象データの各々について記録画質を求める。駆動制御部2155は、R向き対象データの幅方向における解像度(記録画質の一例)をRAM213内の付加情報から取得する。駆動制御部2155は、取得した解像度が予め定められている閾値解像度(閾値画質の一例)より低いか否かを判定する。駆動制御部2155は、S1202でYesと判定した場合、S705を実行する。駆動制御部2155は、S1202でNoと判定した場合、S1102およびS1103を実行する。
第9変形例では、S1202で解像度が閾値解像度より低いか否かが判定されていた。しかし、これに限らず、S1202では、キャリッジ171のF向きにおける移動速度およびR向きの移動速度の一方が閾値速度より低速か否かが判定されてもよい。Yesと判定されたことに応じてS705が実行され、Noと判定されたことに応じてS1102およびS1103が実行される。
第9変形例によれば、R向き対象データが低解像度の場合や移動速度が低速の場合に、S705が実行されるため、第2画像記録制御における画像記録の位置精度に、制動力が大きい逆転ブレーキの影響が出にくい。
[第10変形例]
図13(A)に示すように、画像データが示す画像23は、混在画像であり、テキストを示すテキスト画像231と、テキスト以外(例えば写真等)を示す非テキスト画像232とを含む。画像23を示す画像データに基づく印刷ジョブは、付加情報として、テキスト画像231および非テキスト画像232ごとに、種別情報を含む。種別情報は、対応する画像がテキスト画像231であるのか否かを示す情報である。
駆動制御部2155は、図11(A)の減速処理の代わりに、図13(B)の減速処理を実行してもよい。図13(B)は、図11(A)と比較すると、S1101がS1301に代わる点で相違する。以下、相違点について詳説する。また、S703で特定された対象データをR向き対象データとも称する。
図13(B)のS1301で、駆動制御部2155は、R向き対象データの各々について種別情報をRAM213内の付加情報から取得する。駆動制御部2155は、取得した種別情報がテキスト画像231であることを示すか否かを判定する。駆動制御部2155は、S1301でYesと判定した場合、S705を実行する。駆動制御部2155は、S1301でNoと判定した場合、S1102およびS1103を実行する。
第10変形例によれば、R向き対象データがテキスト画像231の場合に、S705が実行されるため、第2画像記録制御で記録されるテキスト画像231の位置精度に、制動力が大きい逆転ブレーキの影響が出にくい。
第10変形例では、S514でYesと判定した場合のS516では、S1301において、F向き対象データの各々について種別情報がテキスト画像231であるか否かを判定してもよい。
[その他の変形例]
各図のS802やS1102において、駆動制御部2155は、CRモータ196をショートブレーキにて停止させていた。しかし、これに限らず、S802やS1102において、駆動制御部2155は、CRモータ196を惰性により停止させてもよい。
100・・・画像記録装置
15・・・搬送ローラ対
16・・・プラテン
17・・・記録ヘッド
171・・・キャリッジ
18・・・排出ローラ対
19・・・CR搬送機構
196・・・CRモータ
1961・・・ロータリエンコーダ
197・・・ドライバ
20・・・リニアエンコーダ
21・・・コントローラ
222・・・電圧検出部

Claims (15)

  1. モータと、
    上記モータが接続されたドライバと、
    上記モータの回転により主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、
    上記キャリッジに搭載された記録ヘッドと、
    上記主走査方向と交差する搬送方向にシートを搬送するシート搬送機構と、
    コントローラと、を備え、
    上記コントローラは、
    上記キャリッジが上記主走査方向のフォワード向きに定速で移動するように、上記モータを正転させる第1制御信号を上記ドライバに出力する第1定速制御と、
    上記第1定速制御中に上記記録ヘッドにより、画像を上記シートに記録させる第1画像記録制御と、
    上記第1画像記録制御後に上記シート搬送機構により上記シートを上記搬送方向に搬送する間欠搬送制御と、
    上記フォワード向きにおける上記第1画像記録制御の終了位置に上記キャリッジが達したことに応じて、上記キャリッジを上記フォワード向きにおいて上記定速から速度ゼロへと減速させる減速制御と、
    上記減速制御において、上記キャリッジの上記フォワード向きにおける速度がゼロになったことに応じて、上記キャリッジを加速しつつ上記主走査方向のリバース向きに移動させる加速制御と、を実行し、
    上記減速制御において、上記モータを逆転させる第2制御信号を上記ドライバに出力し始め、
    上記加速制御において、上記キャリッジの上記フォワード向きにおける速度がゼロになった後にも上記第2制御信号を出力し続ける、画像記録装置。
  2. 上記第1画像記録制御後且つ上記第2制御信号の出力開始後に上記間欠搬送制御を実行する、請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記減速制御において、上記キャリッジの上記フォワード向きにおける速度が上記定速から所定速度まで減速したことに応じて、上記第2制御信号を上記ドライバに出力し始める、請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 上記減速制御において、上記キャリッジの上記主走査方向における位置が所定位置に到達したことに応じて、上記第2制御信号を上記ドライバに出力し始める、請求項1に記載の画像記録装置。
  5. モータと、
    上記モータが接続されたドライバと、
    上記モータの回転により主走査方向に移動するキャリッジと、
    上記キャリッジに搭載された記録ヘッドと、
    上記主走査方向と交差する搬送方向にシートを搬送するシート搬送機構と、
    コントローラと、を備え、
    上記コントローラは、
    上記キャリッジが上記主走査方向のフォワード向きに定速で移動するように、上記モータを正転させる第1制御信号を上記ドライバに出力する第1定速制御と、
    上記第1定速制御中に上記記録ヘッドにより画像を上記シートに記録させる第1画像記録制御と、
    上記第1画像記録制御後に上記シート搬送機構により上記シートを上記搬送方向に搬送する間欠搬送制御と、
    上記フォワード向きにおける上記第1画像記録制御の終了位置に上記キャリッジが達したことに応じて、上記キャリッジが上記フォワード向きにおいて上記定速から速度ゼロへと減速するように、上記モータを逆転させる第2制御信号を上記ドライバに出力する減速制御と、
    上記キャリッジの上記フォワード向きにおける速度がゼロになったことに応じて、上記キャリッジが上記主走査方向のリバース向きに加速しつつ移動するように、上記第2制御信号を出力し続ける加速制御と、を実行する画像記録装置。
  6. 上記ドライバは、上記モータが接続された出力端子を有しており、
    上記コントローラは、上記減速制御において、
    上記第2制御信号を出力し始めた後に上記出力端子間の電圧が閾値電圧を超えないことを条件として上記第2制御信号の出力を続行し、
    上記第2制御信号を出力し始めた後に上記電圧が上記閾値電圧を超えることを条件として、上記第2制御信号の出力を停止し、上記第2制御信号とは異なる第3制御信号を上記ドライバに出力して、上記キャリッジを減速させる、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 上記コントローラは、上記減速制御において、上記第3制御信号を出力し始めた後、上記電圧が上記ドライバの定格電圧を超えないと判定したことに応じて、上記第3制御信号の出力を停止し、上記第2制御信号を出力し始める、請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 上記キャリッジの上記主走査方向への移動に応じて信号を上記コントローラに出力するエンコーダ、をさらに備え、
    上記コントローラは、上記エンコーダの出力信号に基づいて上記電圧を推定した後、推定した上記電圧と、上記閾値電圧とを比較する、請求項6または7に記載の画像記録装置。
  9. 上記コントローラは、
    上記キャリッジが上記主走査方向のリバース向きに定速で移動するように、上記モータを逆転させる第4制御信号を上記ドライバに出力する第2定速制御と、
    上記第2定速制御中に上記記録ヘッドにより画像を、上記間欠搬送制御により搬送された上記シートに記録させる第2画像記録と、
    上記主走査方向における上記第1画像記録制御の終了位置と、上記第1画像記録制御の上記第2画像記録の開始位置とを取得する取得処理、をさらに実行し、
    上記第1画像記録制御の終了位置よりも上記第2画像記録の開始位置が上記リバース向きの位置であることを条件として、上記減速制御で、上記第2制御信号を上記ドライバに出力し、
    上記終了位置よりも上記開始位置が上記リバース向きの位置でないことを条件として、上記減速制御で、上記第2制御信号とは異なる第3制御信号を上記ドライバに出力して、上記キャリッジを減速させる、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  10. 上記第1画像記録制御は、上記第1定速制御で上記キャリッジが上記フォワード向きに定速で移動している場合に限り実行される片方向画像記録であり、
    上記コントローラは、
    上記片方向画像記録の終了位置に上記キャリッジが達したことに応じて、上記減速制御で、上記第2制御信号を上記ドライバに出力する、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  11. 上記コントローラは、
    上記キャリッジが上記主走査方向のリバース向きに定速で移動するように、上記モータを逆転させる第4制御信号を上記ドライバに出力する第2定速制御と、
    上記第2定速制御中に上記記録ヘッドにより画像を、上記間欠搬送制御により搬送された上記シートに記録させる第2画像記録と、を実行可能であり、
    上記第2画像記録を実行しないことを条件として、上記減速制御で、上記第2制御信号を上記ドライバに出力し始め、
    上記第2画像記録を実行することを条件として、上記減速制御で、上記第2制御信号とは異なる第3制御信号を上記ドライバに出力して、上記キャリッジを減速させる、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  12. 上記コントローラは、
    上記キャリッジが上記主走査方向のリバース向きに定速で移動するように、上記モータを逆転させる第4制御信号を上記ドライバに出力する第2定速制御と、
    上記第2定速制御中に上記記録ヘッドにより画像を、上記間欠搬送制御により搬送された上記シートに記録させる第2画像記録と、
    上記第2画像記録で記録される各画像の画質を数値で示す情報である記録画質を取得する取得処理と、をさらに実行し、
    上記第2画像記録での記録画質が閾値画質より低いことを条件として、上記減速制御で、上記第2制御信号を上記ドライバに出力し始め、
    上記第2画像記録での記録画質が閾値画質より低くないことを条件として、上記減速制御で、上記第2制御信号とは異なる第3制御信号を上記ドライバに出力して、上記キャリッジを減速させる、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  13. 上記コントローラは、
    上記第1定速制御での上記キャリッジの移動速度が閾値速度より低いことを条件として、上記減速制御で上記第2制御信号を上記ドライバに出力し始め、
    上記移動速度が上記閾値速度より低くないことを条件として、上記減速制御で上記第2制御信号とは異なる第3制御信号を上記ドライバに出力して、上記キャリッジを減速させる、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  14. 上記コントローラは、
    上記キャリッジが上記主走査方向のリバース向きに定速で移動するように、上記モータを逆転させる第4制御信号を上記ドライバに出力する第2定速制御と、
    上記第2定速制御中に上記記録ヘッドにより画像を、上記間欠搬送制御により搬送された上記シートに記録させる第2画像記録と、
    上記第2定速制御における上記キャリッジの移動速度が閾値速度より低いことを条件として、上記減速制御で上記第2制御信号を上記ドライバに出力し始め、
    上記移動速度が上記閾値速度より低くないことを条件として、上記減速制御で上記第2制御信号とは異なる第3制御信号を上記ドライバに出力して、上記キャリッジを減速させる、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  15. 上記コントローラは、
    上記キャリッジが上記主走査方向のリバース向きに定速で移動するように、上記モータを逆転させる第4制御信号を上記ドライバに出力する第2定速制御と、
    上記第2定速制御中に上記記録ヘッドにより画像を、上記間欠搬送制御により搬送された上記シートに記録させる第2画像記録と、
    上記第2画像記録で記録される画像の種別を取得する取得処理、をさらに実行し、
    上記第2画像記録における画像の種別がテキストであることを条件として、上記減速制御で上記第2制御信号を上記ドライバに出力し始め、
    上記画像の種別がテキストでないことを条件として、上記減速制御で上記第2制御信号とは異なる第3制御信号を上記ドライバに出力して、上記キャリッジを減速させる、請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
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