JP2022143553A - プログラム及び情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザに適した画像処理装置を当該ユーザが容易に特定できるようにする。【解決手段】情報処理装置は、複数の画像処理装置のそれぞれと通信可能である。情報処理装置は、取得部と、決定部と、出力部とを備える。取得部は、ユーザ情報を取得する。ユーザ情報は、複数の画像処理装置のうちのいずれかを使用するユーザに関連する情報である。決定部は、取得部により取得されたユーザ情報に基づいて使用推奨装置を決定する。使用推奨装置は、複数の画像処理装置のうちユーザが使用すべき画像処理装置である。出力部は、決定部により決定された使用推奨装置を示す情報を含む推奨情報を出力する。【選択図】図1
Description
本開示は、画像処理装置を備えるシステムに関する。
特許文献1には、プリンタに装着可能な複数の充電池のうち、ユーザの使用態様に応じた十分な電圧を供給可能な充電池をユーザに報知する技術が開示されている。
プリンタが使用されるシーンとして、複数のプリンタが用意されていて、その中からいずれか1つをユーザが持ち出して使用するシーンが考えられる。この場合、ユーザの使用目的に合った設定がなされたプリンタを持ち出さないとユーザの望む印刷結果が得られない可能性がある。
使用前にユーザが各プリンタの設定状態を逐一確認することで、所望の設定がなされているプリンタを探し出すことは可能であるが、多くの手間がかかり、ユーザにとって使い勝手が良いとは言えない。
本開示の一局面は、ユーザに適した画像処理装置を当該ユーザが容易に特定できるようにすることを目的とする。
本開示の一局面におけるプログラムは、情報処理装置が備えるコンピュータが実行可能なプログラムである。情報処理装置は、複数の画像処理装置のそれぞれと通信可能である。
当該プログラムは、コンピュータに、ユーザ情報取得処理と、決定処理と、推奨情報出力処理とを実行させる。
当該プログラムは、コンピュータに、ユーザ情報取得処理と、決定処理と、推奨情報出力処理とを実行させる。
ユーザ情報取得処理は、ユーザ情報を取得する処理である。ユーザ情報は前記複数の画像処理装置のうちのいずれかを使用するユーザに関連する情報である。
決定処理は、ユーザ情報取得処理により取得された前記ユーザ情報に基づいて使用推奨装置を決定する処理である。使用推奨装置は、前記複数の画像処理装置のうちユーザが使用すべき画像処理装置である。
決定処理は、ユーザ情報取得処理により取得された前記ユーザ情報に基づいて使用推奨装置を決定する処理である。使用推奨装置は、前記複数の画像処理装置のうちユーザが使用すべき画像処理装置である。
推奨情報出力処理は、決定処理により決定された使用推奨装置を示す情報を含む推奨情報を出力する処理である。
このようなプログラムでは、ユーザ情報に基づいて使用推奨装置が決定され、推奨情報が出力される。そのため、ユーザは、推奨情報に基づいて、当該ユーザに適した画像処理装置を容易に特定することが可能となる。
このようなプログラムでは、ユーザ情報に基づいて使用推奨装置が決定され、推奨情報が出力される。そのため、ユーザは、推奨情報に基づいて、当該ユーザに適した画像処理装置を容易に特定することが可能となる。
本開示の別の一局面では、上記プログラムが実行されるように構成された情報処理装置が提供されてもよい。本開示のさらに別の一局面では、上記プログラムが実行される情報処理装置において用いられる方法(即ち、使用推奨装置を決定し推奨情報を出力する方法)が提供されてもよい。本開示のさらに別の一局面では、上記プログラムが実行される情報処理装置と複数の画像処理装置とを含むシステムが提供されてもよい。
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.実施形態]
(1-1)画像処理システムの概要
図1に示す本実施形態の画像処理システム1は、管理装置5と、無線通信機100と、1以上のモバイルデバイスとを備える。モバイルデバイスは、いくつ備えられていてもよい。本実施形態の画像処理システム1は、例えば、第1モバイルデバイス31と、第2モバイルデバイス32と、第3モバイルデバイス33とを備える。第1~第3モバイルデバイス31~33は、それぞれ異なる構成を有していてもよいが、本実施形態では、一例として、互いに同じ構成を有する。
[1.実施形態]
(1-1)画像処理システムの概要
図1に示す本実施形態の画像処理システム1は、管理装置5と、無線通信機100と、1以上のモバイルデバイスとを備える。モバイルデバイスは、いくつ備えられていてもよい。本実施形態の画像処理システム1は、例えば、第1モバイルデバイス31と、第2モバイルデバイス32と、第3モバイルデバイス33とを備える。第1~第3モバイルデバイス31~33は、それぞれ異なる構成を有していてもよいが、本実施形態では、一例として、互いに同じ構成を有する。
画像処理システム1は、さらに、複合機34を備えていてもよい。画像処理システム1は、さらに、不図示の1以上の画像処理装置を備えていてもよい。画像処理システム1は、さらに、1以上のパーソナルコンピュータ(以下、PC)を備えていてもよい。PCはいくつ備えられていてもよい。本実施形態の画像処理システム1は、例えば、第1PC71と、第2PC72と、第3PC73と、第4PC74とを備える。
第1~第3モバイルデバイス31~33、複合機34、及び不図示の1以上の画像処理装置はそれぞれ、画像処理機能を備える。画像処理機能は、例えば、印刷機能及びスキャン機能の少なくとも一方を含む。印刷機能は、画像データを取得してその画像データが示す画像をシート状の被記録媒体に印刷する機能である。スキャン機能は、画像を読み取ってその読み取った画像を示す画像データを生成する機能である。本実施形態では、第1~第3モバイルデバイス31~33は例えば印刷機能を備え、複合機34は例えば印刷機能及びスキャン機能を備える。
第1~第3モバイルデバイス31~33及び複合機34はそれぞれ、例えば、定位置に据え置かれて使用されることを前提とした据え置き型の画像処理装置であってもよいし、容易に持ち運び可能であってそのように持ち運びされることを前提としたハンディ型の画像処理装置であってもよい。本実施形態では、例えば、第1~第3モバイルデバイス31~33はいずれもハンディ型であり、複合機34は据え置き型である。また、第1~第3モバイルデバイス31~33はそれぞれ、本実施形態では、例えばいわゆるラベルプリンタに分類される。ラベルプリンタは、ロール紙へ画像を印刷する機能を有する。ロール紙は、ロール状に巻回された長尺の被記録媒体である。
管理装置5は、通信ネットワーク150に接続されている。第1~第3モバイルデバイス31~33は、通信ネットワーク150に直接またはクレードルを介して接続可能である。図1は、第1モバイルデバイス31が第1クレードル51を介して通信ネットワーク150に間接的に接続され、第2モバイルデバイス32が第2クレードル52を介して通信ネットワーク150に間接的に接続され、第3モバイルデバイス33が通信ネットワーク150に直接接続されている例を示している。
第1~第4PC71~74はそれぞれ、通信ネットワーク150に接続されている。また、複合機34は、通信ネットワーク150に接続されている。不図示の1以上の画像処理装置も、通信ネットワーク150に接続されていてもよい。
通信ネットワーク150は、有線のネットワークを含んでいてもよいし、無線のネットワークを含んでいてもよい。なお、本実施形態において、通信ネットワーク150に「接続」されるとは、通信ネットワーク150を通じて他の装置と通信可能な状態になることを意味する。
第1クレードル51及び第2クレードル52はそれぞれ通信ネットワーク150に接続されている。第1モバイルデバイス31は、第1クレードル51に着脱可能である。第2モバイルデバイス32は、第2クレードル52に着脱可能である。第1,第2モバイルデバイス31,32はそれぞれ、第1,第2クレードル51,52のどちらにも装着可能であってもよい。ただし、本実施形態では、例えば、管理の都合上、第1モバイルデバイス31は第1クレードル51に装着するように予め取り決められており、第2モバイルデバイス32は第2クレードル52に装着するように予め取り決められている。
第1クレードル51は、第1クレードル51に装着された第1モバイルデバイス31へ充電電力を供給する機能を備える。第1クレードル51は、さらに、第1モバイルデバイス31と、通信ネットワーク150に接続されている他の装置との通信を中継する機能を備える。第2クレードル52についても、第2モバイルデバイス32に対し、第1クレードル51と同様の機能を発揮する。
本実施形態の管理装置5は、一例として、管理制御装置10と、サーバ20とを備える。管理制御装置10とサーバ20とは互いに接続され、互いに通信可能である。サーバ20は、主にデータベースサーバとしての機能を有する。サーバ20は、データベース21を有している。データベース21には、後述する図4の設定要件テーブルが含まれる。
なお、設定要件テーブルは管理制御装置10に備えられていてもよい。また、管理制御装置10とサーバ20とが通信ネットワーク150を通じて通信可能であってもよい。また、サーバ20が管理制御装置10に内蔵されていてもよい。つまり、管理制御装置10がサーバ20の機能を備えていてもよい。
管理装置5は、デバイス管理機能を有する。デバイス管理機能は、通信ネットワーク150に接続された1以上の管理対象デバイスのそれぞれを管理する。具体的には、例えば、各管理対象デバイスから、当該管理対象デバイスの機能及び/または状態を示すデバイス情報(本開示の装置情報の一例に相当)を取得する。また例えば、各管理対象デバイスへ各種の要求を行う。各種の要求には、後述する設定値の設定(更新)要求が含まれる。本実施形態では、少なくとも第1~第3モバイルデバイス31~33は、管理対象デバイスに該当する。複合機34及び不図示の1以上の画像処理装置も管理対象デバイスに該当してもよい。
無線通信機100は、無線通信機能を有する。無線通信機100は、無線通信機能を有するどのような形態のデバイスであってもよい。無線通信機100は、例えば、ICカードやICタグなどであってもよいし、スマートフォン、タブレット端末、モバイルパソコンなどの、容易に持ち運び可能な情報処理装置であってもよい。
無線通信機100は、管理装置5と無線通信可能である。より具体的には、無線通信機100は、管理制御装置10と無線通信可能である。以下の説明では、管理装置5と他の装置との通信について言及する場合、より詳しくは管理制御装置10と他の装置との通信を意味しているものとする。
無線通信機100と管理装置5との無線通信は、どのような通信方式で行われてもよい。本実施形態では、例えば、NFC(Near Field Communication)の通信方式に従って行われる。無線通信機100を管理制御装置10にかざすと、両者間でNFC通信が実行される。なお、無線通信機100を管理制御装置10にかざす、とは、NFC通信が可能な距離関係及び/または位置関係になるように無線通信機100を管理制御装置10に近接させることを意味する。
無線通信機100は、記憶デバイスを備える。無線通信機100が例えばICカードあるいはICタグなどである場合、記憶デバイスは例えば、ICカード内またはICタグ内のICチップに内蔵されていてもよい。
無線通信機100の記憶デバイスには、ユーザ情報が記憶されている。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ここでいうユーザとは、例えば、管理対象デバイスを使用する可能性あるいは権限を有する一人以上の人のうちのいずれか一人を意味する。本実施形態は、一例として、後述するユーザA~Dを含む複数のユーザが存在している。そのため、無線通信機100に記憶されているユーザ情報は、ユーザA~Dのうちのいずれか一人のユーザ情報であり得る。
本実施形態では、ユーザ情報として、例えば固有のユーザIDを含む。例えば、無線通信機100がユーザAの所有物あるいはユーザAに貸与されている場合は、ユーザ情報はユーザAのユーザIDを含んでいてもよい。ユーザ情報は、ユーザを直接特定可能な情報に限定されず、ユーザの属性を示す情報を含んでいてもよい。ユーザの属性を示す情報としては、例えば、ユーザが行う業務の内容を示す業務情報が挙げられる。
無線通信機100を管理制御装置10にかざすと、両者間でNFC通信が実行され、無線通信機100から管理制御装置10へユーザ情報が送信される。
無線通信機100から管理制御装置10へユーザ情報が送信されると、管理制御装置10は、ユーザ情報に基づく認証を行う。管理制御装置10は、認証が成功することに応じて、当該ユーザ情報に対応するユーザのログインを受け付ける。
無線通信機100から管理制御装置10へユーザ情報が送信されると、管理制御装置10は、ユーザ情報に基づく認証を行う。管理制御装置10は、認証が成功することに応じて、当該ユーザ情報に対応するユーザのログインを受け付ける。
なお、ユーザのログインは、無線通信機100を管理制御装置10にかざすこととは別の方法で可能であってもよい。例えば、ユーザが管理制御装置10の入力I/F13を介してユーザ情報を直接入力することでログイン可能であってもよい。
第1~第4PC71~74はそれぞれ、例えば特定のユーザが使用するように割り当てられている。具体的には、例えば、第1PC71はユーザAに割り当てられ、第2PC72はユーザBに割り当てられ、第3PC73はユーザCに割り当てられ、第4PC74はユーザDに割り当てられている。
本実施形態の画像処理システム1は、例えば次のように運用される。即ち、通常は、図1に示すように、第1~第3モバイルデバイス31~33を含む複数の管理対象デバイスが通信ネットワーク150に接続されている。複数のユーザ(例えばユーザA~D)にはそれぞれ、管理対象デバイスを用いることを前提とする業務が割り当てられている。複数のユーザはそれぞれ、自身の業務を遂行する際、複数の管理対象デバイスのうちの1つを通信ネットワーク150から切り離して持ち出し、その持ち出した1つである持出デバイスを使用して業務を遂行する。ユーザは、管理対象デバイスを、通信ネットワーク150に接続された状態のまま使用可能である。ただし、各ユーザによる業務は、通常、通信ネットワーク150が構築された場所とは異なる場所で行われる。そのため、通常は、各ユーザは、使用する管理対象デバイスを通信ネットワーク150から切り離して作業場所へ持って行き、その作業場所で、業務遂行のために使用する。そして、業務終了後、ユーザは、持出デバイスを返却する。ここでいう返却とは、通信ネットワーク150に接続することを含む。持出デバイスが返却されることは、ユーザによる使用が終了したことの一態様である。
なお、持出デバイスが、第1、第2モバイルデバイス31,32のような、通信ネットワーク150に直接接続されずにクレードルに装着するように運用されるものである場合は、クレードルから取り外すことが、当該持出デバイスを持ち出す(通信ネットワーク150から切り離す)ことに対応し、クレードルに装着することが、当該持出デバイスを返却することに対応する。
第1~第4PC71~74はそれぞれ、スケジューラを備えている。スケジューラは、ユーザのスケジュールを管理するための各種機能を備えたソフトウェアである。スケジューラの一例として、例えば、マイクロソフト社が提供するOutlookが挙げられる。マイクロソフト及びOutlookはいずれも登録商標である。
第1PC71のスケジューラには、ユーザAのスケジュールが、例えばユーザAによる入力操作等によって登録される。第2PC72のスケジューラには、ユーザBのスケジュールが、例えばユーザBによる入力操作等によって登録される。第3PC73のスケジューラには、ユーザCのスケジュールが、例えばユーザCによる入力操作等によって登録される。第4PC74のスケジューラには、ユーザDのスケジュールが、例えばユーザDによる入力操作等によって登録される。
本実施形態のスケジューラに登録可能なスケジュールには、使用予定情報が含まれる。使用予定情報は、複数の管理対象デバイスのうちのいずれかを使用する予定であること、つまりいずれかの管理対象デバイスを使用することの事前予約を示す情報である。
使用予定情報は、例えば、使用時刻情報を含む。使用時刻情報は、少なくとも、管理対象デバイスの使用を開始する予定の時刻である使用開始時刻を含む。使用時刻情報は、さらに例えば、使用を終了する予定の時刻である使用終了時刻、若しくは、使用開始時刻からの使用終了時刻までの時間を含んでいてもよい。
後述するように、管理装置5もスケジューラ12c(図3参照)を備える。管理装置5のスケジューラ12cと、第1~第4PC71~74それぞれのスケジューラとは、互いに共有関係にあり、少なくとも、第1~第4PC71~74それぞれのスケジューラで登録されたスケジュールが、管理装置5のスケジューラ12cに共有される。つまり、管理装置5のスケジューラ12cには、第1~第4PC71~74それぞれのスケジューラで登録された、ユーザA~Dそれぞれのスケジュールが共有され、登録される。そのため、管理装置5のスケジューラ12cを参照することで、第1~第4PC71~74それぞれで登録されているスケジュールを把握できる。
本実施形態の通信ネットワーク150は、WAN(Wide Area Network)200に接続されている。WAN200はどのようなネットワークでもよい。本実施形態のWAN200は、例えば、TCP/IPプロトコルに従って通信が行われるように構成されたインターネットである。通信ネットワーク150に接続されている各種装置は、WAN200に接続された他のネットワークとWAN200を通じて通信可能であってもよい。管理装置5がWAN200に接続されていてもよい。この場合、管理装置5からWAN200を経由して通信ネットワーク150に接続可能であってもよい。
(1-2)モバイルデバイス及びクレードルの構成
第1~第3モバイルデバイス31~33及び第1、第2クレードル51,52について、図2を参照してより具体的に説明する。本実施形態では、第1~第3モバイルデバイス31~33はいずれも同じ構成であり、第1、第2クレードル51,52はいずれも同じ構成である。そのため、ここでは主に第1モバイルデバイス31及び第1クレードル51の構成について説明する。
第1~第3モバイルデバイス31~33及び第1、第2クレードル51,52について、図2を参照してより具体的に説明する。本実施形態では、第1~第3モバイルデバイス31~33はいずれも同じ構成であり、第1、第2クレードル51,52はいずれも同じ構成である。そのため、ここでは主に第1モバイルデバイス31及び第1クレードル51の構成について説明する。
第1モバイルデバイス31は、制御部41と、記憶部42と、入力I/F43と、表示I/F44と、第1通信I/F45と、第2通信I/F46と、第3通信I/F47と、印刷部48と、バッテリ49とを備える。
制御部41は、例えばCPUを有する。記憶部42は、例えばROM、RAM、NVRAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリを有する。即ち、本実施形態の各モバイルデバイス31~33は、CPU及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを備えている。記憶部42には、各種のソフトウェアやデータが記憶されている。
制御部41は、非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、記憶部42が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。なお、制御部41により実現される各種機能は、プログラムの実行によって(即ち、ソフトウェア処理によって)実現することに限るものではなく、その一部又は全部について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。
入力I/F43は、各種入力操作を受け付けるための入力用デバイスを有する。入力I/F43が有する入力用デバイスは、例えば、不図示の操作スイッチ、不図示のタッチパネルなどを含んでいてもよい。
表示I/F44は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの、画像を表示可能な表示デバイスを有する。表示I/F44は、例えばLEDなどの発光デバイスを有していてもよい。
第1通信I/F45は、第1モバイルデバイス31を通信ネットワーク150に接続するためのI/Fである。通信I/F45は、例えば有線LANまたは無線LANのI/Fを含んでいてもよい。なお、本実施形態では、第1、第2モバイルデバイス31、32それぞれの第1通信I/F45は通信ネットワーク150に接続されておらず、第3モバイルデバイス33の第1通信I/F45が通信ネットワーク150に接続されている。
第2通信I/F46は、第1クレードル51に接続して第1クレードル51と通信(換言すれば、第1クレードル51を介して間接的に通信ネットワーク150に接続)するためのI/Fである。本実施形態では、第2通信I/F46は例えばUSBの通信規格に基づくデータ通信が可能なI/Fである。
第3通信I/F47は、第1通信I/F45及び第2通信I/F46とは異なる通信方式での無線通信が可能なI/Fである。第3通信I/F47は、どのような通信方式に対応していてもよい。本実施形態では例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)の通信方式に対応していてもよい。なお、「Bluetooth」は登録商標である。
印刷部48は、前述の印刷機能を実現する。
バッテリ49は、第1モバイルデバイス31の電源として機能し、第1モバイルデバイス31の内部の各部へ電力を供給する。第1モバイルデバイス31内の各部は、バッテリ49の電力により動作する。バッテリ49は一次電池であってもよいが、本実施形態のバッテリ49は、繰り返し充電可能な二次電池である。バッテリ49には、第1クレードル51から充電電力が入力される。バッテリ49はこの充電電力により充電される。なお、制御部41は、バッテリ残量を検出する機能を有する。バッテリ残量とは、バッテリ49に充電されている電力の残量である。
バッテリ49は、第1モバイルデバイス31の電源として機能し、第1モバイルデバイス31の内部の各部へ電力を供給する。第1モバイルデバイス31内の各部は、バッテリ49の電力により動作する。バッテリ49は一次電池であってもよいが、本実施形態のバッテリ49は、繰り返し充電可能な二次電池である。バッテリ49には、第1クレードル51から充電電力が入力される。バッテリ49はこの充電電力により充電される。なお、制御部41は、バッテリ残量を検出する機能を有する。バッテリ残量とは、バッテリ49に充電されている電力の残量である。
第1モバイルデバイス31は、1以上の設定項目を有し、それら設定項目のそれぞれに設定値が設定される。第1モバイルデバイス31は、それら設定値に基づいて作動する。各設定値は、例えば、記憶部42または印刷部48に記憶されることにより設定される。1以上の設定項目の設定値には、前述の印刷機能の実行時に用いられる1以上の設定値、前述のスキャン機能の実行時に用いられる1以上の設定値、及び/または表示I/F44の制御に用いられる1以上の設定値が含まれる。
設定項目の一例として、例えば、印刷濃度、用紙タイプ、用紙サイズ、用紙幅、テンプレート、表示言語、表示明度などが挙げられる。印刷濃度は、被記録媒体へ印刷する画像の濃度を示す。用紙タイプは、画像を印刷する被記録媒体の種類を示す。用紙サイズは、画像を印刷する被記録媒体のサイズを示す。用紙幅は、画像を印刷する被記録媒体の幅を示す。テンプレートは、印刷対象の画像のひな形を示す。第1モバイルデバイス31では、印刷対象の画像を、各種テンプレートのうちの選択されたいずれか1つに組み込んで印刷させることが可能である。表示言語は、表示I/F44に表示される文字の言語の種類を示す。表示明度は、表示I/F44における表示デバイスの明るさを示す。
設定項目にはそれぞれ、複数の設定値が用意されており、それら複数の設定値のうちのいずれか1つが設定される。例えば、用紙タイプの設定値として、普通紙、光沢紙、ラベルなどが用意されており、これらのうちの1つが設定される。また例えば、テンプレートの設定値として、第1テンプレート~第nテンプレート(nは自然数)が用意されており、これらのうちの1つが設定される。また例えば、表示言語の設定値として、日本語、英語などが用意されており、これらのうちの1つが設定される。
第1モバイルデバイス31は、各種のオプション品を装着可能である。各種オプション品として、例えば、商用電源からバッテリ49へ充電電力を供給するための電源アダプタ、自動車の電源コンセント(いわゆるシガーソケット)からバッテリ49へ充電電力を供給するためのカーアダプタ、第1モバイルデバイス31をユーザの衣服に取り付けるためのクリップ、バーコードを読み取るバーコードリーダ、などが挙げられる。
第1クレードル51は、充電出力回路61と、第1通信I/F62と、通信制御部63と、第2通信I/F64と、表示I/F65とを備える。充電出力回路61は、不図示の電源コードを介して外部電源180と接続可能である。外部電源180はどのような電源であってもよい。本実施形態では、外部電源180は例えば交流100Vを供給する商用電源である。充電出力回路61は、外部電源180から入力された電力を、バッテリ49を充電するための前述の充電電力に変換する。第1モバイルデバイス31が第1クレードル51に装着されると、充電出力回路61で生成された充電電力が第1モバイルデバイス31のバッテリ49へ供給される。
第1通信I/F62は、第1クレードル51を通信ネットワーク150に接続するためのI/Fであり、例えば第1モバイルデバイス31の第1通信I/F45と同様に構成されている。第1通信I/F62は、通信ネットワーク150に接続されている。
第2通信I/F64は、第1クレードル51を第1モバイルデバイス31と通信可能に接続するためのI/Fであり、例えば第1モバイルデバイス31の第2通信I/F46と同様に構成されている。第1モバイルデバイス31が第1クレードル51に装着されると、第1モバイルデバイス31の第2通信I/F46が第1クレードル51の第2通信I/F64に接続される。
通信制御部63は、第1通信I/F62を介して、通信ネットワーク150に接続された管理装置5と通信を行う。通信制御部63は、さらに、第2通信I/F64を介して、第1クレードル51に装着された第1モバイルデバイス31と通信を行う。通信制御部63は、管理装置5と第1モバイルデバイス31との通信を中継する機能を有する。例えば、第1モバイルデバイス31を対象とする各種要求を管理装置5から受けた場合、通信制御部63は、第2通信I/F64を介して第1モバイルデバイス31へ当該要求を出力する。また例えば、第1モバイルデバイス31から、管理装置5を送信先とする各種データを受けた場合、通信制御部63は、そのデータを第1通信I/F62を介して管理装置5へ送信する。
通信制御部63は、さらに、表示I/F65を制御する。表示I/F65は、例えばLEDなどの発光デバイスを有する。表示I/F65は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの、画像を表示可能な表示デバイスを有していてもよい。
(1-3)管理制御装置の構成
次に、管理制御装置10の構成について、図3を参照して説明する。管理制御装置10は、制御部11と、記憶部12と、入力I/F13と、表示I/F14と、第1通信I/F15と、第2通信I/F16とを備える。
次に、管理制御装置10の構成について、図3を参照して説明する。管理制御装置10は、制御部11と、記憶部12と、入力I/F13と、表示I/F14と、第1通信I/F15と、第2通信I/F16とを備える。
制御部11は、例えばCPUを有する。記憶部12は、例えばROM、RAM、NVRAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリを有する。即ち、本実施形態の管理制御装置10は、CPU及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを備えている。
制御部11は、非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、記憶部12が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。なお、制御部11により実現される各種機能は、プログラムの実行によって(即ち、ソフトウェア処理によって)実現することに限るものではなく、その一部又は全部について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。
記憶部12には、各種のソフトウェアやデータが記憶されている。本実施形態では、記憶部12に、ソフトウェアとして、OS12aと、主管理ソフトウェア12bと、前述のスケジューラ12cとが記憶されている。主管理ソフトウェア12bは、後述する図5の管理処理のプログラムを含む。OS12a、主管理ソフトウェア12b及びスケジューラ12cは、制御部11を含むコンピュータシステムにインストールされている。主管理ソフトウェア12b及びスケジューラ12cは、いつ、どのように管理制御装置10にインストールされてもよい。
記憶部12には、さらに、図4に例示する設定要件テーブル(本開示における対応情報の一例に相当)が記憶されている。設定要件テーブルは、ユーザ情報と設定要件とが対応付けられた情報(例えばデータベースの一種)である。設定要件テーブルは、主管理ソフトウェア12bにより参照され、且つ適宜更新される。
管理制御装置10は、推奨デバイス提供機能を有する。推奨デバイス提供機能は、ユーザへ推奨情報を提供する機能である。推奨情報は、推奨デバイスを示す情報である。推奨デバイスは、複数の管理対象デバイスのうち、ユーザが使用すべき1つ、またはユーザが使用するのが好ましい1つである。より具体的には、推奨デバイスは、複数の管理対象デバイスのうちユーザの使用目的(例えば業務)に適合する1つであり、換言すればユーザの業務上その他の使用目的を好適に達成し得る1つである。推奨デバイス提供機能は、ユーザ情報を取得し、そのユーザ情報に基づいて達成される。そのため、ユーザ情報は、管理制御装置10が推奨デバイスを決定するための根拠情報であるとも言える。推奨デバイス提供機能は、制御部11が管理処理を実行することにより実現される。
図4に示すように、設定要件テーブルにおいては、ユーザ情報毎に、1以上の設定要件が対応付けられて登録されている。各設定要件は、対応するユーザがいずれかの管理対象デバイスを使用する際にその管理対象デバイスで用いられるべきまたは用いられるのが好ましい、1以上の所定の設定項目それぞれの特定の設定値を示す。つまり、設定要件は、ユーザが業務上あるいは所定の目的でいずれかの管理対象デバイスを用いる際に、その使用目的を好適に達成するためにその管理対象デバイスにおいて設定されているべきまたは設定されていることが好ましい、1以上の所定の設定項目それぞれの特定の設定値を示す。
ユーザが使用目的を好適に達成し得る設定値は、ユーザによって、或いはユーザが行う業務の内容によって、異なり得る。設定要件テーブルには、ユーザ毎に、当該ユーザに適した(例えば当該ユーザの業務内容に適合した)設定要件が登録されている。なお、設定要件テーブルへの設定要件の登録は誰がいつどのように行ってもよい。
1つのユーザ情報に対応付けられる設定要件は、1つであってもよいし複数あってもよい。図4は、各ユーザにそれぞれ1つの設定要件が登録されている例を示している。即ち、図4の例では、ユーザAには設定要件SAが対応付けられ、ユーザBには設定要件SBが対応付けられ、ユーザCには1つの設定要件SCが対応付けられ、ユーザDには設定要件SDが対応付けられている。
それぞれの設定要件における設定項目の数及び種類は、互いに同じであってもよいし異なっていてもよい。
例えば、設定要件SAにおける設定項目が、用紙サイズとテンプレートであって、それぞれの設定値が、用紙サイズ=A4,テンプレート=第2テンプレートである場合を想定する。この場合、設定要件SBにおける設定項目は、用紙サイズとテンプレートの両方を含んでいてもよいし、いずれか一方のみ含んでいてもよいし、いずれも含んでいなくてもよい。用紙サイズ及び/またはテンプレートを含む場合、それぞれの設定値は、設定要件SAと同じであってもよいし異なっていてもよい。同一ユーザに複数の設定要件が設定されている場合における、その複数の設定要件の相互間についても同様である。
例えば、設定要件SAにおける設定項目が、用紙サイズとテンプレートであって、それぞれの設定値が、用紙サイズ=A4,テンプレート=第2テンプレートである場合を想定する。この場合、設定要件SBにおける設定項目は、用紙サイズとテンプレートの両方を含んでいてもよいし、いずれか一方のみ含んでいてもよいし、いずれも含んでいなくてもよい。用紙サイズ及び/またはテンプレートを含む場合、それぞれの設定値は、設定要件SAと同じであってもよいし異なっていてもよい。同一ユーザに複数の設定要件が設定されている場合における、その複数の設定要件の相互間についても同様である。
前述の推奨デバイス提供機能は、設定要件テーブルを用いて実現される。即ち、管理制御装置10は、ユーザ情報を取得し、設定要件テーブルにおいてそのユーザ情報に対応付けられている設定要件を取得する。そして、取得した設定要件を充足する管理対象デバイスを推奨デバイスに決定し、ユーザへ推奨情報を提供する。
管理制御装置10は、前述の通り、デバイス管理機能を有し、各管理対象デバイスからデバイス情報を取得する。デバイス情報はどのような情報を含んでいてもよい。デバイス情報として、例えば、管理対象デバイスが有する機能を示す機能情報、ステータス、各種設定項目の現在の設定値、使用可能なオプション品を示す情報、実際に装着されているオプション品の情報などが挙げられる。ステータスは、例えば、バッテリ残量、用紙の残量などが挙げられる。
管理制御装置10は、各管理対象デバイスからどのようなタイミングでデバイス情報を取得してもよい。本実施形態では、監視タイミングが到来することに応じて、例えばポーリングによりデバイス情報を取得する。監視タイミングはどのように設定されてもよい。監視タイミングは例えば周期的に到来してもよい。監視タイミングは、管理対象デバイス毎に異なっていてもよい。具体的には、例えば、監視タイミングの周期は同じであるものの到来タイミングが互いに異なっていてもよい。
管理制御装置10は、設定要件テーブルに加えて、さらに、不図示のデバイス情報テーブルを備える。デバイス情報テーブルは、管理対象デバイス毎の、デバイス管理機能により取得したデバイス情報の一部または全てを示す。本実施形態では、デバイス情報テーブルは、管理対象デバイスごとの、1以上の所定の設定項目それぞれの現在の設定値を含む。
管理制御装置10は、さらに、管理対象デバイスが通信ネットワーク150に接続されているか否かを検出する機能を備える。より具体的には、管理制御装置10は、通信ネットワーク150に接続されていた管理対象デバイスが通信ネットワーク150から切り離された場合(クレードルに装着されていた管理対象デバイスがクレードルから取り外された場合を含む)にこれを検知できる。また、管理制御装置10は、通信ネットワーク150から切り離されていた管理対象デバイスが返却された場合、即ち通信ネットワーク150に接続された場合(クレードルから取り外されていた管理対象デバイスがクレードルに装着された場合を含む)にこれを検知できる。
(1-4)管理制御装置による管理処理
管理制御装置10における主管理ソフトウェア12bに含まれる管理処理について、図5を参照して説明する。管理制御装置10の制御部11は、起動後、管理処理の実行指示を受けると、管理処理を実行する。
管理制御装置10における主管理ソフトウェア12bに含まれる管理処理について、図5を参照して説明する。管理制御装置10の制御部11は、起動後、管理処理の実行指示を受けると、管理処理を実行する。
制御部11は、管理処理を開始すると、S110で、現在ログインしていないユーザが新規にログインしたか否か判断する。新たなユーザがログインした場合は、S120に移行する。S120では、ユーザ情報を取得する。無線通信機100が管理制御装置10にかざされたことによりログインされた場合は、無線通信機100からユーザ情報が受信しているため、その受信したユーザ情報を取得する。また、管理制御装置10の入力I/F13を介してログインされた場合は、そのログイン時にユーザによりユーザ情報が入力されているため、その入力されたユーザ情報を取得する。その他の方法でユーザ情報が取得されてもよい。
S130では、S120で取得されたユーザ情報に基づいて、推奨デバイス決定処理を実行する。推奨デバイス決定処理は、推奨デバイスを決定する処理である。推奨デバイス決定処理の詳細は、図6に示す通りである。
制御部11は、推奨デバイス決定処理に移行すると、S310で、S120で取得されたユーザ情報に対応する設定要件を取得する。具体的には、設定要件テーブルを参照し、S120で取得されたユーザ情報のユーザに対応付けられている設定要件を取得する。
S320では、デバイス情報テーブルを参照する。即ち、管理対象デバイスそれぞれの現在の設定値を確認する。
S330では、S320の処理結果に基づき、S310で取得した設定要件を充足する管理対象デバイスがあるか否かを判断する。設定要件を充足する、とは、現在設定されている各種設定値のうち、設定要件として規定されている各設定項目の設定値が、いずれも、その設定要件として規定されている設定値に一致することを意味する。なお、設定要件として設定されている複数の設定項目のうち一部の現在の設定値が、設定要件として設定されている設定値と異なっている場合も、設定要件を充足するとみなすようにしてもよい。
S330では、S320の処理結果に基づき、S310で取得した設定要件を充足する管理対象デバイスがあるか否かを判断する。設定要件を充足する、とは、現在設定されている各種設定値のうち、設定要件として規定されている各設定項目の設定値が、いずれも、その設定要件として規定されている設定値に一致することを意味する。なお、設定要件として設定されている複数の設定項目のうち一部の現在の設定値が、設定要件として設定されている設定値と異なっている場合も、設定要件を充足するとみなすようにしてもよい。
S330で、設定要件を充足する管理対象デバイスがあると判断した場合は、S340に移行する。S340では、設定要件を充足すると判断された管理対象デバイスを推奨デバイスに決定する。S340の処理後は、S140(図5参照)に移行する。
S330で、設定要件を充足する管理対象デバイスがないと判断した場合は、S350に移行する。S350では、S120で取得されたユーザ情報に対応する能力要件を取得する。なお、S350では、当該ユーザ情報の設定要件も考慮して能力要件を取得してもよい。
能力要件とは、ユーザがこれから使用しようとする管理対象デバイス、即ち推奨デバイスとして決定される管理対象デバイスが有しているべき能力を示す。ここでいう能力には、例えば、具備されているべきスペック、必要なバッテリ残量、装着されているべき或いは装着可能なオプション品などが挙げられる。能力要件はどのような方法で取得してもよい。例えば、設定要件テーブルと同様に、ユーザ毎に能力要件が対応付けられたテーブルが予め用意されていて、そのテーブルから取得してもよい。或いは、どのような能力を持つ管理対象デバイスを必要としているかをユーザに問い合わせてユーザから取得してもよい。
S360では、S350で取得した能力要件を充足する管理対象デバイスが存在するか否か判断する。具体的には、例えば、デバイス情報テーブルを参照して、能力要件を充足する管理対象デバイスが存在しているか否か判断する。能力要件を充足する管理対象デバイスがある場合は、S340に移行して、その管理対象デバイスを推奨デバイスに決定する。能力要件を充足する管理対象デバイスがない場合は、S370に移行する。
S370では、要件未充足処理を実行する。要件未充足処理は、いずれの管理対象デバイスも設定要件及び能力要件を充足しないこと、換言すれば推奨デバイスとして推奨できる管理対象デバイスが存在しないこと、をユーザに認識させるための処理である。例えば、管理制御装置10の表示I/F14に所定の情報を表示してもよい。また例えば、ユーザが所有する不図示の端末装置(例えばスマートフォンなどの携帯端末)へ無線で所定の情報を送信してもよい。S370の処理後は、S140(図6参照)に移行する。
図5に戻り、説明を続ける。S140では、推奨情報を出力する。推奨情報は、S130の推奨デバイス決定処理によって決定された推奨デバイスを示す情報である。推奨情報は、どこに、どのように出力してもよい。例えば、ユーザが所有する前述の端末装置へ無線にて送信してもよい。この場合、端末装置は、推奨情報を受信することに応じて、推奨デバイスを示す情報をユーザに報知してもよい。
また例えば、通信ネットワーク150を通じて推奨デバイスへ推奨情報を送信してもよい。推奨デバイスが、例えば第1モバイルデバイス31のように、クレードルに装着されることが前提とされている場合は、対応するクレードルへ推奨情報を送信してもよい。この場合、クレードルは、例えばLEDを点灯させるなどして、当該クレードルに装着されている管理対象デバイスが推奨デバイスであることをユーザに報知してもよい。また、推奨情報を受信したクレードルは、その推奨情報を、当該クレードルに装着されている管理対象デバイスに送信してもよい。この場合、当該管理対象デバイスは、クレードルから推奨情報を受信することに応じて、例えば表示I/F44に所定の情報を表示させるかLEDを点灯させるなどして、当該管理対象デバイスが推奨デバイスであることユーザに報知してもよい。
S150では、新たなユーザのログインの受け付けを停止する。S160では、S140の処理後に通信ネットワーク150に接続されている管理対象デバイスの持ち出し(つまり使用開始)を検知したか否か判断する。
S160で、管理対象デバイスの持ち出しを検知していない場合は、S150に移行する。S160で、管理対象デバイスの持ち出しを検知した場合は、S170に移行する。S170では、持ち出しが検知された管理対象デバイスがS130で決定された推奨デバイスであるか否か判断する。持ち出しが検知された管理対象デバイスが推奨デバイスではない場合は、S180に移行する。
S180では、誤使用報知(本開示の報知情報の一例に相当)を実行する。具体的には、S130で決定された推奨デバイスとは異なる管理対象デバイスが持ち出されたことを示す特定の報知情報を出力する。報知情報は、推奨デバイスとは異なる管理対象デバイスが持ち出されたことをユーザが認識し得る態様で出力される。具体的には、例えば表示I/F14を介して出力されてもよい。S180の処理後は、S150に移行する。
S170で、持ち出しが検知された管理対象デバイスが推奨デバイスである場合は、S190に移行する。S190では、S150で停止していた新規ユーザのログインの受け付けを再開する。S190の処理後は、S110に移行する。なお、S150及びS190の処理により、S130で推奨デバイスが決定されてからその推奨デバイスの持ち出しがS170で検知されるまでの間、新たなS120の処理及び新たなS130の処理の実行が回避される。
S110で、新たなユーザがログインしていない場合は、S200に移行する。S200では、管理対象デバイスの返却(即ち使用終了)を検知したか否か判断する。管理対象デバイスの返却を検知した場合は、S210に移行する。S210では、返却が検知された管理対象デバイスから現設定情報を取得する。現設定情報とは、現在設定されている、1以上の所定の設定項目それぞれの設定値である。S210における取得対象の設定項目はどれであってもよいしいくつあってもよい。
S220では、S210で取得された設定値に従って、デバイス情報テーブルを更新する。即ち、デバイス情報テーブルに記憶されている、返却された管理対象デバイスの各設定のうち、S210で取得された設定値に対応する設定値を、S210で取得された設定値に更新する。S220の処理後は、S110に移行する。
S200で、管理対象デバイスの返却を検知しない場合は、S230に移行する。S230では、前述のポーリングの監視タイミングが到来したか否か判断する。S230で、監視タイミングが到来していない場合は、S110に移行する。S230で、監視タイミングが到来した場合は、S240に移行する。S240では、各管理対象デバイスからデバイス情報を取得し、記憶部12に記憶する。S240の処理後は、S110に移行する。
(1-5)実施形態の効果
以上説明した実施形態によれば、以下の(1a)~(1f)の効果を奏する。
(1a)本実施形態では、ユーザ情報に基づいて推奨デバイスが決定され、その推奨デバイスを示す推奨情報が出力される。そのため、ユーザは、推奨情報に基づいて、当該ユーザに適した管理対象デバイスを容易に特定することができる。
以上説明した実施形態によれば、以下の(1a)~(1f)の効果を奏する。
(1a)本実施形態では、ユーザ情報に基づいて推奨デバイスが決定され、その推奨デバイスを示す推奨情報が出力される。そのため、ユーザは、推奨情報に基づいて、当該ユーザに適した管理対象デバイスを容易に特定することができる。
(1b)管理装置5には、設定要件テーブル(図4参照)が設けられている。管理装置5は、ユーザ情報を取得すると、設定要件テーブルを参照して、ユーザに対応する設定要件を取得する。そして、その設定要件を充足する管理対象デバイスを推奨デバイスに決定する。そのため、管理装置5は、推奨デバイスを容易且つ的確に決定することができる。
(1c)管理装置5には、デバイス情報テーブルが設けられており、そのデバイス情報テーブルに、各管理対象デバイスのデバイス情報が記憶されている。そして、管理装置5は、ユーザ情報に対応した設定要件を充足する管理対象デバイスを、デバイス情報テーブルを参照して決定する。しかも、デバイス情報テーブルは、管理対象デバイスが返却される度に、その返却されたときの管理対象デバイスにおける設定値に基づいて更新される。そのため、各管理対象デバイスの実際の状態に基づいてより的確に推奨デバイスを決定することができる。
(1d)本実施形態では、設定要件を充足する管理対象デバイスが存在しない場合、能力要件に基づいて推奨デバイスが決定される。そのため、設定要件を充足する管理対象デバイスが存在しない場合であっても、ユーザが持出デバイスを決めるための有用な情報をユーザに提供することが可能となる。
(1e)管理装置5は、推奨情報を出力する際、設定要件を含めて出力する。そのため、ユーザは、推奨情報の出力に基づき、どれが推奨デバイスであるかを認識できるのに加え、少なくともその設定要件に規定されている設定項目の設定値を認識することができる。つまり、これから使用しようとしている推奨デバイスにおいてどのような設定値が設定されているのかを確認的に認識することができる。
(1f)推奨情報は、例えばユーザが所有する携帯端末、推奨デバイス、推奨デバイスが装着されるクレードルなどに出力される。そのため、ユーザは、どの管理対象デバイスを持ち出すべきかをより容易に知ることができる。
なお、本実施形態において、管理装置5は本開示における情報処理装置の一例に相当する。管理制御装置10の制御部11は本開示におけるコンピュータの一例に相当する。管理制御装置10における主管理ソフトウェア12bは本開示におけるプログラムの一例に相当する。第1~第3モバイルデバイス31~33はそれぞれ本開示における画像処理装置の一例に相当する。図4の設定要件テーブルは本開示における対応情報の一例に相当する。不図示のデバイス情報テーブルは本開示における既設定情報の一例に相当する。推奨デバイスは本開示における使用推奨装置の一例に相当する。
また、S120の処理は本開示におけるユーザ情報取得処理の一例に相当する。S130の処理は本開示における決定処理の一例に相当する。S140の処理は本開示における推奨情報出力処理の一例に相当する。S160の処理は本開示における開始検知処理の一例に相当する。S180の処理は本開示における報知情報出力処理の一例に相当する。S200の処理は本開示における終了検知処理の一例に相当する。S210の処理は本開示における設定値取得処理の一例に相当する。S220の処理は本開示における更新処理の一例に相当する。S240の処理は本開示における装置情報取得処理の一例に相当する。S310の処理は、本開示における、設定要件を取得することの一例に相当する。S320~S340の処理は、本開示における、取得した設定要件に基づいて使用推奨装置を決定することの一例に相当する。S350~S370の処理は、本開示における、能力要件を充足する画像処理装置を使用推奨装置に決定することの一例に相当する。S350及びS360の処理を経てS340で推奨デバイスを決定する方法は、本開示における特定の決定方法の一例に相当する。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3-1)設定要件テーブルはどのように構成されていてもよい。ユーザ情報として、ユーザIDに代えて或いはユーザIDに加えて、業務情報を含んでいる場合は、例えば図7に例示するような設定要件テーブルが備えられていてもよい。図7の設定要件テーブルは、業務情報毎に設定要件が対応付けられている。この場合、各設定要件は、対応する業務情報が示す業務を遂行するのに適した設定値を示す。
(3-2)前述の通り、各ユーザA~Dは、自身のPCのスケジューラに、使用予定情報を登録できる。即ち、ユーザA~Dは、所望の時間帯に管理対象デバイスを使用することについて、その時間帯を指定して事前予約できる。各ユーザが登録した使用予定情報は、画像処理システム1を使用可能(即ちログイン可能)な複数のユーザ(ユーザA~Dを含む)の相互間で共有される。
スケジューラは、1つの予約毎(即ち予約された1つの時間帯毎)に、その予約時間帯で使用する管理対象デバイスに設定されるべき設定要件を対応付けて登録可能である。スケジューラは、さらに、その予約時間帯で実施する業務を示す業務情報を対応付けて登録可能である。
管理装置5のスケジューラ12c(図3参照)は、前述の通り、ユーザA~Dを含む複数のユーザのスケジュールを共有して管理可能である。各ユーザA~Dが自身のPCのスケジューラに使用予定情報を登録すると、その使用予定情報がスケジューラ12cに共有され、スケジューラ12cにも同様に登録される。そのため、管理装置5は、複数のユーザそれぞれの予約状況を把握できる。
このように構成されている場合、図5のS130では、例えば図8に示すような推奨デバイス決定処理が実行されてもよい。即ち、S410で、スケジューラ12cに、該当ユーザによる、管理対象デバイスの予約が登録されているか否か判断する。
S410で、該当ユーザの予約が登録されていない場合は、S310(図6)に移行し、以後、図6のS310以降の処理を実行する。
S410で、該当ユーザの予約が登録されている場合は、S420に移行する。S420では、スケジューラ12cから、該当ユーザのスケジュールを示すスケジュール情報を取得する。
S410で、該当ユーザの予約が登録されている場合は、S420に移行する。S420では、スケジューラ12cから、該当ユーザのスケジュールを示すスケジュール情報を取得する。
S430では、該当ユーザのスケジュールにおいて管理対象デバイスの使用の予約が登録されているか否か判断する。予約が登録されていない場合は、S310(図6)に移行し、以後、図6のS310以降の処理を実行する。予約が登録されている場合は、S450に移行する。
S450では、スケジュール情報に付属情報が含まれているか否か判断する。付属情報は、例えば、設定要件または業務情報を含む。S450で、スケジュール情報に付属情報が含まれていない場合は、S310(図6)に移行し、以後、図6のS310以降の処理を実行する。S450で、スケジュール情報に付属情報が含まれている場合は、S460に移行する。
S460では、付属情報が設定要件または業務情報のいずれであるかを判断する。付属情報が設定要件である場合は、S470に移行する。S470では、当該設定要件を取得する。S470の処理後は、S320(図6)に移行し、以後、図6のS320以降の処理を実行する。
S460で、付属情報が業務情報である場合は、S480に移行する。S480では、業務情報に対応した設定要件を取得する。例えば、設定要件テーブルにおけるユーザ情報に、図7に例示したように業務情報が含まれている場合は、その設定要件テーブルを参照して、業務情報に対応付けられた設定要件を取得してもよい。S480の処理後は、S320(図6)に移行し、以後、図6のS320以降の処理を実行する。
(3-3)図5の管理処理におけるS140で出力される推奨情報に、S120で取得したユーザ情報、あるいは当該ユーザ情報に対応するユーザを示す情報が含まれていてもよい。この場合、推奨情報の出力先において、ユーザを示す情報が表示されてもよい。
また、推奨情報に設定要件が含まれていてもよい。この場合、推奨情報の出力先で推奨デバイスの報知が行われる際に、設定要件の報知も行われてもよい。
また、設定要件を含む推奨情報が推奨デバイスに送信される場合、推奨デバイスにおいて、その設定要件に基づいて設定値が更新されてもよい。このような仕様は、例えば、S350~S360の処理を経ることによって設定要件を充足しない推奨デバイスが決定された場合に特に有効である。
また、設定要件を含む推奨情報が推奨デバイスに送信される場合、推奨デバイスにおいて、その設定要件に基づいて設定値が更新されてもよい。このような仕様は、例えば、S350~S360の処理を経ることによって設定要件を充足しない推奨デバイスが決定された場合に特に有効である。
(3-4)S330で設定要件を充足する管理対象デバイスが存在しないと判断された場合、S370に移行してもよい。
(3-5)S360で能力要件を充足する管理対象デバイスが存在すると判断されたことによってS340に移行した場合、続くS140では、推奨デバイスが設定要件を満たしていないことを示す情報を含む推奨情報を出力してもよい。
(3-5)S360で能力要件を充足する管理対象デバイスが存在すると判断されたことによってS340に移行した場合、続くS140では、推奨デバイスが設定要件を満たしていないことを示す情報を含む推奨情報を出力してもよい。
(3-6)S330で、複数の管理対象デバイスが設定要件を充足している場合は、S340では、その複数の管理対象デバイスのうちの1つを推奨デバイスに決定してもよい。この場合、どのような方法で推奨デバイスを決定してもよい。例えば、S350~S360の処理を実行して、能力要件を充足する管理対象デバイスを推奨デバイスに決定してもよい。S360で能力要件を充足すると判断された管理対象デバイスが複数存在する場合も、S340で、その複数の管理対象デバイスのうちの1つを推奨デバイスに決定してもよい。
(3-7)S130で決定された推奨デバイスが設定要件を充足するものではない場合、その推奨デバイスへ、設定要件を示す情報が送信されてもよい。この場合、推奨デバイスは、送信されてきた情報に基づいて自身の設定値を変更してもよい。
(3-8)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
1…画像処理システム、5…管理装置、10…管理制御装置、11…制御部、12…記憶部、12b…主管理ソフトウェア、12c…スケジューラ、20…サーバ、21…データベース、31…第1モバイルデバイス、32…第2モバイルデバイス、33…第3モバイルデバイス、48…印刷部、49…バッテリ、51…第1クレードル、52…第2クレードル、100…無線通信機、150…通信ネットワーク。
Claims (18)
- 複数の画像処理装置のそれぞれと通信可能に構成された情報処理装置が備えるコンピュータが実行可能なプログラムであって、
前記コンピュータに、
ユーザ情報を取得するユーザ情報取得処理であって、前記ユーザ情報は前記複数の画像処理装置のうちのいずれかを使用するユーザに関連する情報である、ユーザ情報取得処理と、
前記ユーザ情報取得処理により取得された前記ユーザ情報に基づいて、前記複数の画像処理装置のうち前記ユーザが使用すべき画像処理装置である使用推奨装置を決定する決定処理と、
前記決定処理により決定された前記使用推奨装置を示す情報を含む推奨情報を出力する推奨情報出力処理と、
を実行させるプログラム。 - 請求項1に記載のプログラムであって、
前記決定処理は、前記ユーザ情報取得処理により取得された前記ユーザ情報に基づいて、前記使用推奨装置で用いられるべき設定値を示す設定要件を取得し、取得した前記設定要件に基づいて前記使用推奨装置を決定することを含む、
プログラム。 - 請求項2に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置は、前記ユーザ情報と前記設定要件とが対応付けられた情報である対応情報を有し、
前記決定処理は、前記対応情報において前記ユーザ情報と対応付けられている前記設定要件を取得することを含む、
プログラム。 - 請求項2に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置は、前記ユーザによる、前記複数の画像処理装置のうちのいずれかを使用する予定であることを示す使用予定情報が登録されたスケジューラを備え、
前記スケジューラは、前記使用予定情報を、前記設定要件を対応付けて登録可能に構成されており、
前記決定処理は、前記スケジューラから、前記ユーザ情報に対応した前記ユーザの前記使用予定情報に対応付けられている前記設定要件を取得することを含む、
プログラム。 - 請求項2~請求項4のいずれか1項に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置は、前記複数の画像処理装置の各々で設定されている前記設定値を示す既設定情報が記憶された記憶部を有し、
前記決定処理は、前記記憶部に記憶されている前記既設定情報に基づき、前記設定要件を充足する前記設定値が設定されている画像処理装置を前記使用推奨装置に決定することを含む、
プログラム。 - 請求項5に記載のプログラムであって、
前記コンピュータに、さらに、
前記推奨情報出力処理の実行後、前記使用推奨装置の使用が終了されたことを検知する終了検知処理と、
前記終了検知処理により前記使用推奨装置の使用が終了されたことが検知されることに応じて、前記使用推奨装置において設定されている前記設定値を取得する設定値取得処理と、
前記設定値取得処理により取得された前記設定値に従って前記記憶部における前記既設定情報を更新する更新処理と、
を実行させるプログラム。 - 請求項5または請求項6に記載のプログラムであって、
前記決定処理は、前記設定要件を充足する前記設定値が設定されている画像処理装置が存在しない場合に、特定の決定方法に従って前記使用推奨装置を決定することを含む、
プログラム。 - 請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のプログラムであって、
前記決定処理は、前記ユーザ情報取得処理により取得された前記ユーザ情報に基づいて、前記使用推奨装置が有しているべき能力を示す能力要件を取得し、取得した前記能力要件を充足する画像処理装置を前記使用推奨装置に決定することを含む、
プログラム。 - 請求項8に記載のプログラムであって、
前記コンピュータに、さらに、
前記複数の画像処理装置のそれぞれから、当該画像処理装置の機能または状態を示す装置情報を取得する装置情報取得処理、
を実行させ、
前記決定処理は、前記装置情報取得処理により取得された各前記装置情報のうち、対応する前記機能または状態が前記能力要件を充足している前記装置情報がある場合、当該装置情報に対応する画像処理装置を前記使用推奨装置に決定することを含む、
プログラム。 - 請求項7~請求項9のいずれか1項に記載のプログラムであって、
前記推奨情報出力処理は、更に、前記設定要件を示す情報を出力することを含む、
プログラム。 - 請求項1~請求項10のいずれか1項に記載のプログラムであって、
前記推奨情報出力処理は、下記の(a)及び(b)のうちの少なくとも1つを含む、プログラム。
(a)前記推奨情報を、前記情報処理装置とは別体の端末装置へ送信する第1の送信処理
(b)前記推奨情報を前記使用推奨装置へ送信する第2の送信処理 - 請求項11に記載のプログラムであって、
前記複数の画像処理装置のうちの少なくとも1つは、バッテリを備え、前記バッテリを充電するための予め決められたクレードルに装着可能に構成されており、
前記情報処理装置は、前記クレードルと通信可能に構成されており、
前記推奨情報出力処理は、前記(a)、前記(b)及び下記の(c)のうちの少なくとも1つを含む、プログラム。
(c)前記使用推奨装置が、前記クレードルに装着可能に構成された画像処理装置である場合に、前記推奨情報を前記クレードルへ送信する第3の送信処理 - 請求項1~請求項12のいずれか1項に記載のプログラムであって、
前記コンピュータに、さらに、
前記推奨情報出力処理の実行後、前記複数の画像処理装置のうち使用が開始された画像処理装置を検知する開始検知処理、
を実行させるプログラム。 - 請求項13に記載のプログラムであって、
前記コンピュータに、さらに、
前記開始検知処理により検知された前記画像処理装置が前記使用推奨装置とは異なることに応じて特定の報知情報を出力する報知情報出力処理、
を実行させるプログラム。 - 請求項13または請求項14に記載のプログラムであって、
前記推奨情報出力処理の実行後、前記開始検知処理により前記使用推奨装置の使用の開始が検知されるまでの間、少なくとも、新たな前記推奨情報出力処理の実行を回避するように構成されている、
プログラム。 - 請求項15に記載のプログラムであって、
前記推奨情報出力処理の実行後、前記開始検知処理により前記使用推奨装置の使用の開始が検知されるまでの間、新たな前記ユーザ情報取得処理の実行を回避するように構成されている、
プログラム。 - 請求項1~請求項16のいずれか1項に記載のプログラムであって、
前記推奨情報は、さらに、前記ユーザ情報を含む、プログラム。 - 複数の画像処理装置のそれぞれと通信可能に構成された情報処理装置であって、
ユーザ情報を取得する取得部であって、前記ユーザ情報は前記複数の画像処理装置のうちのいずれかを使用するユーザに関連する情報である、取得部と、
前記取得部により取得された前記ユーザ情報に基づいて、前記複数の画像処理装置のうち前記ユーザが使用すべき画像処理装置である使用推奨装置を決定する決定部と、
前記決定部により決定された前記使用推奨装置を示す情報を含む推奨情報を出力する出力部と、
を備える情報処理装置。
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JP2021044112A JP2022143553A (ja) | 2021-03-17 | 2021-03-17 | プログラム及び情報処理装置 |
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