JP2022143246A - 電力制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】停電時における宅内の電力需給バランスを適切に制御することが可能な電力制御システムを提供する。【解決手段】電力制御システムが、負荷20,30,90a(一般負荷20及び特定負荷30(あるいは宅内負荷90a))と、負荷20,30,90aに供給するための電力を発生する発電装置60(太陽光発電装置60)と、発電装置60が発生した電力を蓄える蓄電池71と、外部端末3(情報端末3)と通信可能な制御装置10(ホームゲートウェイ10)と、を備えており、制御装置10は、負荷20,30,90aを遠隔制御する負荷制御手段を備え、負荷制御手段は、停電時には、所定のタイミングで、負荷のうちの所定の負荷(特定負荷30のいずれか(あるいは宅内負荷90aのいずれか))の動作を制御し、所定のタイミング及び所定の負荷は、外部端末3のユーザが当該外部端末3を介して事前に選択可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、電力制御システムに関する。
従来、ホームゲートウェイを利用して宅内の電力使用状況を把握し、使用電力の節約に貢献する電力管理システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の電力管理システムは、住宅等の建物において電力を使用するユーザが、使用電力の判定を行うための機能の一部を担う外部サーバとの間で、インターネット等の通信ネットワークを介して各種情報のやり取りを行うことにより建物の使用電力の判定等を行うことができるようになっている。また、水道やガスの流量計と通信可能に接続されることで、水道・ガスの使用量の確認や判定を行うことも可能となっている。
特開2019-66446号公報
例えば地震や台風、大雪等の自然災害により停電が発生した際、電力供給元の復旧の状況によっては、停電が数日に亘る生活や、あるいは輪番停電が行われることで断続的な停電が続く生活を送らなければならない場合もある。停電が続くとしても、宅内に太陽光発電システム等の自家発電設備や蓄電池が導入されていれば、電気を使った生活を送ることができる。
ところが、使用頻度の少ない場所に無用に電力が流れてしまうと、蓄電池の残量が目減りしてしまうため、ある程度の制限は必要となる。しかしながら、例えば、夏場にもかかわらずエアコンの使用を抑えたり、暗闇の中で食事をしたりするような制約の多い生活を送っていると、身体的にも精神的にも疲弊するおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、停電時における宅内の電力需給バランスを適切に制御することが可能な電力制御システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、電力制御システムであって、例えば図1~図21に示すように、
負荷20,30,90a(一般負荷20及び特定負荷30(あるいは宅内負荷90a))と、
前記負荷20,30,90aに供給するための電力を発生する発電装置60(太陽光発電装置60)と、
前記発電装置60が発生した電力を蓄える蓄電池71と、
外部端末3(情報端末3)と通信可能な制御装置10(ホームゲートウェイ10)と、を備えており、
前記制御装置10は、前記負荷20,30,90aを遠隔制御する負荷制御手段を備え、
前記負荷制御手段は、停電時には、所定のタイミングで、前記負荷のうちの所定の負荷(特定負荷30のいずれか(あるいは宅内負荷90aのいずれか))の動作を制御し、
前記所定のタイミング及び前記所定の負荷は、前記外部端末3のユーザが当該外部端末3を介して事前に選択可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、負荷制御手段は、停電時には、外部端末3のユーザが事前に選択したタイミングで、外部端末3のユーザが事前に選択した負荷の動作を制御するので、ユーザが望まないタイミングで負荷の動作が切り替わる等の不都合がなく、ユーザの意向を反映した制御を行うことが可能となる。したがって、停電時における宅内の電力需給バランスを制御するに際して、快適性を損なわない適切な制御を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電力制御システムにおいて、例えば図1~図21に示すように、
前記負荷制御手段は、
停電時及び平常時には、前記外部端末3を介した当該外部端末3のユーザからの要求に応じて、前記負荷20,30,90aの動作を制御するとともに、
停電時には、前記要求がなくても、前記所定のタイミングで、前記所定の負荷の動作を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、負荷制御手段は、停電時には、外部端末3を介したユーザからの要求がなくても、所定のタイミングで、所定の負荷の動作を制御するので、停電時には、ユーザが負荷の動作を切り替えるための操作(例えば電源OFF操作)を行わなくても、ユーザが事前に選択したタイミングで、ユーザが事前に選択した負荷の動作が切り替わることとなる。したがって、停電時にユーザを煩わせることなく、宅内の電力需給バランスを適切に制御することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電力制御システムにおいて、例えば図1~図21に示すように、
前記発電装置は、太陽光発電装置60であり、
前記制御装置10は、
外部情報サーバ(例えば気象情報サーバ2)から取得した気象情報に基づいて前記発電装置60の発電電力量を予測する発電量予測手段と、
前記蓄電池71の充電率と、前記発電量予測手段が予測した発電電力量と、前記負荷20,30,90aの使用電力量と、に基づいて、前記蓄電池71の充電率に関する予測値を算出する算出手段と、
前記算出手段の算出結果を表示するための表示データを前記外部端末3に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、蓄電池71の充電率に関する予測値を算出して、当該予測値を表示するための表示データを外部端末3に送信するので、外部端末3のユーザに、当該予測値を提示することができる。さらに、当該予測値は、気象情報に基づき予測された発電電力量等を用いて算出した値であるので、外部端末3のユーザに、より正確な予測値を提示することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電力制御システムにおいて、例えば図1~図21に示すように、
前記算出手段は、前記外部端末3のユーザが当該外部端末3を介して前記負荷20,30,90aのうちのいずれかを選択した場合に、当該選択された負荷の運転が停止すると、算出した前記予測値がどのように変化するかをシミュレーションした結果を算出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、ユーザが選択した負荷の運転を停止した場合に、蓄電池71の充電率に関する予測値がどのように変化するかをシミュレーションした結果を算出して、当該シミュレーション結果を表示するための表示データを外部端末3に送信するので、外部端末3のユーザに、当該シミュレーション結果を提示することができる。したがって、ユーザは、選択する負荷を変更して予測値の変化の度合いを見比べながら、どの負荷の運転を停止すればよいか等を判断することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の電力制御システムにおいて、例えば図1~図21に示すように、
前記使用電力量は、
現在の使用電力が維持されると仮定した場合の使用電力量、又は
使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合の使用電力量であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、外部端末3のユーザに、現在の使用電力が維持されると仮定した場合の使用電力量等に基づく予測値を提示することができる。したがって、外部端末3のユーザは、外部端末3に表示された予測値を見て、現在の電気の使い方を継続してよいのか、それとも改善した方がよいのか等を判断することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
あるいは、外部端末3のユーザに、使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合の使用電力量等に基づく予測値を提示することができる。したがって、外部端末3のユーザは、外部端末3に表示された予測値を見て、昨日と同じ電気の使い方をしてもよいのか、それとも改善した方がよいのか等を判断することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項3から5のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、例えば図1~図21に示すように、
前記算出手段は、
前記蓄電池71の充電時には、前記予測値として、日没時点における前記蓄電池71の充電率、又は前記蓄電池71が満充電状態となるまでの時間を算出し、
前記蓄電池71の放電時には、前記予測値として、前記蓄電池71が完全放電状態となるまでの時間を算出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、充電時には、外部端末3のユーザに、日没時点における蓄電池71の充電率、又は蓄電池71が満充電状態となるまでの時間を提示することができ、放電時には、外部端末3のユーザに、蓄電池71が完全放電状態となるまでの時間を提示することができる。したがって、外部端末3のユーザは、外部端末3に表示された予測値を見て、蓄電池71の充電率に関して容易に把握することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、例えば図1~図21に示すように、
前記制御装置10は、
外部情報サーバ(例えば気象情報サーバ2)からの災害情報を取得した場合に前記外部端末3に通知を行う災害通知手段と、
前記災害情報を取得した場合に、前記蓄電池71の充電率が目標充電率に達するまで当該蓄電池を強制充電する災害予測充電手段と、を備えており、
前記算出手段は、前記蓄電池の強制充電時には、前記予測値として、前記蓄電池の充電率が目標充電率に達するまでの時間を算出することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、災害の発生を外部端末3に通知するので、外部端末3のユーザは災害の発生を容易に把握することが可能となる。
また、災害が発生する際に蓄電池71を強制充電するので、災害が発生して停電しても、電気を使った生活を送ることができる。
さらに、強制充電時には、外部端末3のユーザに、充電率が目標充電率に達するまでの時間を提示することができる。したがって、外部端末3のユーザは、外部端末3に表示された予測値を見て、充電率が目標充電率に達するまでの時間がこのままで良いのか否か等を判断することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、例えば図1~図21に示すように、
前記制御装置10は、
停電が発生した場合に前記外部端末3に通知を行う停電通知手段と、
停電が復旧した場合に前記外部端末3に通知を行う復旧通知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、停電の発生と復旧を外部端末3に通知するので、外部端末3のユーザは停電の発生と復旧を容易に把握することが可能となる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、例えば図1~図21に示すように、
前記制御装置10は、所定条件が成立した場合に、前記負荷20,30,90aのうちの停止可能負荷の中で優先度の高いものから運転を停止させるピークカット制御手段を備えており、
前記停止可能負荷及び前記優先度は、前記外部端末3のユーザが当該外部端末3を介して事前に選択可能であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、ピークカット制御手段は、所定条件が成立した場合に、外部端末3のユーザが事前に選択した負荷の運転を停止させるので、ピークカット制御時にユーザが運転を継続してほしい負荷の運転が停止する等の不都合がなく、ユーザの意向を反映したピークカット制御を行うことが可能となる。
本発明によれば、停電時における宅内の電力需給バランスを適切に制御することが可能な電力制御システムを提供することができる。
電力制御システムの概略を示す図である。 ホームゲートウェイの概略構成を示すブロック図である。 分電盤、太陽光発電装置、蓄電装置及びパワーコンディショナの概略構成を示すブロック図である。 電力の流れを説明する図である。 停電時負荷制御処理を説明するフローチャートである。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面を示す図である。 災害通知処理を説明するフローチャートである。 停電通知処理を説明するフローチャートである。 復旧通知処理を説明するフローチャートである。 端末の表示装置に表示される画面の変形例を示す図である。 端末の表示装置に表示される画面の変形例を示す図である。 電力制御システムの変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実
施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
図1は、住宅等の建物1における停電時の電力需給バランスを適切に制御することが可能な電力制御システムの概略を示す図である。
なお、建物1は、家屋そのものと、家屋が建築される敷地も含むものとする。
建物1内には、インターネット等の通信ネットワークNに接続するホームゲートウェイ10が設けられている。また、建物1内には、平常時に使用する一般負荷20と、平常時及び停電時に使用する特定負荷30と、一般負荷20に電力を供給する一般負荷分電盤40と、特定負荷30に電力を供給する特定負荷分電盤50と、太陽光発電装置60と、蓄電装置70と、太陽光発電装置60及び蓄電装置70からの直流電力を交流電力に変換して分電盤40,50に供給するパワーコンディショナ80と、を備えており、これらはホームゲートウェイ10と通信可能に接続(有線接続又は無線接続)されている。また、ホームゲートウェイ10は、通信ネットワークNを介して気象情報サーバ2や情報端末3と接続されている。
ホームゲートウェイ10は、プロバイダへの接続設定等を作成したりするルーター機能と、Wi-Fi接続可能になる無線LAN機能と、電話機やFAXを繋いで音声通話やFAXの送受信を行うVoIPゲートウェイ電話網とIPネットワークの間の中継を行う機能と、光回線の回線終端装置としての機能と、を併せ持つ装置を指す。
また、本実施形態においては、上記機能を併せ持つ、いわゆるルーター機能付きモデムをホームゲートウェイ10として使用するが、これに限られるものではなく、上記した機能を有するルーターやハブ等の各種機器をそれぞれ用いてホームゲートウェイ10を構築するようにしてもよい。
さらに、ホームゲートウェイ10は、本実施形態における電力制御システムを実現する上で必要な演算手段や通信手段、記憶手段等を適宜備えるものとしてもよい。このような構成とすることにより、ホームゲートウェイ10によって、建物1内の各種機器やセンサー等の使用状況に係るデータを収集したり、収集したデータを分析したり、その分析結果に基づいて建物1内の各種機器の制御を行ったりすることができる。
すなわち、ホームゲートウェイ10は、単にルーターやハブ等の機能を有して外部装置との連携により本実施形態における電力制御システムを構築してもよいし、ホームゲートウェイ10に必要な機能を持たせて、外部装置との連携を行わずに本実施形態における電力制御システムを構築してもよく、外部装置との連携の度合いも適宜変更してもよい。
本実施形態において、ホームゲートウェイ10は、本実施形態における電力制御システムを実現する上で必要な演算手段や通信手段、記憶手段等を備えている。具体的には、ホームゲートウェイ10は、例えば図2に示すように、電力制御システムの動作を集中制御する制御部11、建物1内の各種機器との通信や通信ネットワークNを介した通信を行う通信部12、制御部11が実行する各種プログラムや電力制御システムに必要な各種データを記憶する記憶部13等を備えている。
建物1では、家電製品や設備機器等が使用される。設備機器としては、例えば電気、ガス、水道等のインフラ設備に係る機器や、情報通信設備に係る機器等のうち、電力を使用するものが挙げられる。
一般負荷20は、一般負荷分電盤40から電力の供給を受ける機器であり、建物1において使用される機器(家電製品や設備機器等)のうち、平常時に使用するが停電時には使用しないものである。なお、説明の便宜上、図1では一つの一般負荷20だけを表しているが、建物1では複数の一般負荷が使用されている。本実施形態において、一般負荷20は、これら複数の一般負荷を指しているものとする。
特定負荷30は、特定負荷分電盤50から電力の供給を受ける機器であり、建物1において使用される機器(家電製品や設備機器等)のうち、平常時及び停電時の双方において使用するものである。なお、説明の便宜上、図1では一つの特定負荷30だけを表しているが、建物1では複数の特定負荷が使用されている。本実施形態において、特定負荷30は、これら複数の特定負荷を指しているものとする。特定負荷30に該当する機器としては、例えば、ライフライン確保等の観点から冷蔵庫等が挙げられる。また、停電時にある程度の水準の生活を送る等の観点から、エアコン、照明、給湯器、テレビ、IHクッキングヒーター等も挙げられる。
一般負荷分電盤40は、系統電源(商用電源)1aやパワーコンディショナ80から供給される電力を、一般負荷20や特定負荷分電盤50に配電する。系統電源1aは、電力会社の商用配電線網(系統電力網)から供給される電源である。一般負荷分電盤40は、例えば図3に示すように、電気回路(電力制御部)41と、ホームゲートウェイ10等と通信するための通信部42と、電流値(配電先への電力の供給量)を計測する電力センサ43と、を備えている。
特定負荷分電盤50は、一般負荷分電盤40やパワーコンディショナ80から供給される電力を、特定負荷30やホームゲートウェイ10に配電する。特定負荷分電盤50は、一般負荷分電盤40と同様、例えば図3に示すように、電気回路(電力制御部)51と、ホームゲートウェイ10等と通信するための通信部52と、電流値(配電先への電力の供給量)を計測する電力センサ53と、を備えている。
電気回路41,51には、図示はしないが、契約アンペアを超えて電流が流れた場合に電力の供給を止めるアンペアブレーカーと、漏電時に電力の供給を止める漏電遮断器と、各部屋に電力供給する分岐回路で規定以上の電流が流れた場合に電力の供給を止める配線用遮断器と、が設けられている。
太陽光発電装置60は、例えば図3に示すように、建物1の屋根等に設置されているソーラーパネル61と、ホームゲートウェイ10等と通信するための通信部62と、ソーラーパネル61により発電される電力値を計測する電力センサ63と、を備えている。すなわち、電力センサ63は発電電力検出手段として機能する。なお、発電電力検出手段は、太陽光発電装置60ではなく、例えばパワーコンディショナ80が備えていてもよい。
蓄電装置70は、例えば図3に示すように、蓄電池71と、ホームゲートウェイ10等と通信するための通信部72と、蓄電池71に充電される電力値や蓄電池71から放電される電力値を計測する電力センサ73と、を備えている。すなわち、電力センサ73は充放電電力検出手段として機能する。なお、充放電電力検出手段は、蓄電装置70ではなく、例えばパワーコンディショナ80が備えていてもよい。
また、電力センサ73は、蓄電池71の充電率(SOC(State Of Charge))を算出する電池残量検出手段としても機能する。なお、電池残量検出手段は、蓄電装置70ではなく、例えばパワーコンディショナ80やホームゲートウェイ10が備えていてもよい。
パワーコンディショナ80は、図3に示すように、太陽光発電装置60と接続するDC-DCコンバータ81と、インバータ82と、蓄電装置70と接続するDC-DCコンバータ83と、予め設定された一定の直流電圧に維持されているDCバス84と、パワーコンディショナ80の動作を集中制御する制御回路85と、ホームゲートウェイ10等と通信するための通信部86と、を備えている。
DC-DCコンバータ81は、太陽光発電装置60から入力される直流電圧を昇圧してDCバス84へ出力する。
インバータ82は、双方向型DC-ACインバータであり、DCバス84から入力される直流電圧を交流電圧に変換して分電盤40,50へ出力する。また、インバータ82は、一般負荷分電盤40から供給される交流電圧を直流電圧に変換してDCバス84へ出力する。
DC-DCコンバータ83は、双方向型DC-DCコンバータであり、蓄電池71に蓄えられた電力をDCバス84へ放電する放電モードと、DCバス84から蓄電池71へ電力を供給することにより蓄電池71を充電する充電モードと、のいずれかの動作モードで動作する。放電モードで動作する場合、DC-DCコンバータ83は、DCバス84への出力電圧が一定となるように蓄電装置70の出力電圧を昇圧してDCバス84へ出力する。また、充電モードで動作する場合、DC-DCコンバータ83は、DCバス84から入力される直流電力を降圧して蓄電装置70へ出力する。
制御回路85は、例えばCPUと記憶部とを有する。そして、CPUは、記憶部が記憶するプログラムを実行することによって、DC-DCコンバータ81を動作させるための制御信号を生成して当該DC-DCコンバータ81へ出力する。また、インバータ82を動作させるための制御信号を生成して当該インバータ82へ出力する。また、DC-DCコンバータ83を充電モード又は放電モードのいずれかの動作モードで動作させるための制御信号を生成して当該DC-DCコンバータ83へ出力する。
本実施形態では、停電時に電気の使い過ぎを防ぐ等観点から、建物1において使用される機器(家電製品や設備機器等)が、平常時は使用するが停電時には使用しない一般負荷20と、平常時及び停電時の双方において使用する特定負荷30と、に分かれている。
具体的には、平常時においては、例えば図4(a)に示すように、系統電源1aからの電力が一般負荷分電盤40に供給される。また、太陽光発電装置60の発電電力がパワーコンディショナ80を介して一般負荷分電盤40に供給される。また、放電モードの時には、蓄電装置70の蓄電電力がパワーコンディショナ80を介して一般負荷分電盤40に供給される。そして、一般負荷分電盤40に供給された電力は、一般負荷20や特定負荷分電盤50に供給され、特定負荷分電盤50に供給された電力は特定負荷30やホームゲートウェイ10に供給される。また、充電モードの時には、太陽光発電装置60の発電電力のうちの余剰電力がパワーコンディショナ80を介して蓄電装置70に供給されて蓄電池71に蓄えられる。また、強制充電時には、充電モードに切り替り、系統電源1aからの電力や太陽光発電装置60の発電電力がパワーコンディショナ80を介して蓄電装置70に供給されて蓄電池71に蓄えられる。
一方、停電時においては、例えば図4(b)に示すように、系統電源1aからの電力供給が途絶える。また、パワーコンディショナ80の電力供給先が一般負荷分電盤40から特定負荷分電盤50に切り替わる。したがって、太陽光発電装置60の発電電力がパワーコンディショナ80を介して特定負荷分電盤50に供給される。また、放電モードの時には、蓄電装置70の蓄電電力がパワーコンディショナ80を介して特定負荷分電盤50に供給される。そして、特定負荷分電盤50に供給された電力は特定負荷30やホームゲートウェイ10に供給される。また、充電モードの時には、太陽光発電装置60の発電電力のうちの余剰電力がパワーコンディショナ80を介して蓄電装置70に供給されて蓄電池71に蓄えられる。
気象情報サーバ2は、ホームゲートウェイ10と通信ネットワークNを介して接続されており、ホームゲートウェイ10に気象情報データや災害情報データを送信する。具体的には、気象情報サーバ2は、例えば、ユーザ(建物1の居住者等)とは異なる外部の管理者である気象庁等(気象庁やその他気象情報団体)によって管理されるものであり、気象情報や災害情報は気象庁などが管理・発表する際にも利用されている。
情報端末3は、電力制御システムのユーザ(建物1の居住者等)が所持する端末装置であり、具体的には、表示装置、入力装置、記憶装置及びマイクロプロセッサー等を有するコンピューターである。より具体的には、情報端末3として、携帯電話機(例えば、スマートフォン、フューチャーフォン)、PDA(Personal Digital Assistant)、デスクトップ型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター(ノート型パーソナルコンピューター)、パームトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター等を利用することができる。
情報端末3は、ホームゲートウェイ10と通信ネットワークNを介して接続されている。具体的には、情報端末3には、本実施形態の電力制御システム用のアプリケーションプログラム(以下「電力制御アプリ」という)がインストールされており、電力制御アプリが起動すると、情報端末3とホームゲートウェイ10とが通信ネットワークNを介して通信して各種信号や各種データを送受信するようになっている。
本実施形態における情報端末3は、主として、電力制御システムのユーザ(建物1の居住者等)が所持するものであるが、これに限定されず、例えば、建物1の建築に携わった建築業者を始め、電力会社、各種ネットワークサービスの提供会社等のいずれかが所有するものであってもよい。
なお、本実施形態においては、タブレット型パーソナルコンピューターが情報端末3として用いられている。また、その他の端末装置を併用してもよいものとする。
タブレット型パーソナルコンピューターである情報端末3は、タッチパネルを備えており、画面上の表示を押したり、スライドさせたりする等の動作を行うことで情報端末3の操作を行うことができる。
本実施形態の電力制御システムは、以上のような、建物1に設けられた各種の設備(ホームゲートウェイ10、負荷20,30、分電盤40,50、太陽光発電装置60、蓄電装置70、パワーコンディショナ80等)と、通信ネットワークNと、気象情報サーバ2と、情報端末3と、を含むシステム構成とされており、本実施形態における電力制御システムを実現するために、画面データ送信手段と、負荷制御手段と、通知手段と、発電量予測手段と、算出手段と、災害予測充電手段と、ピークカット制御手段と、を備えるものとする。
画面データ送信手段は、ホームゲートウェイ10の制御部11が、ホームゲートウェイ10の記憶部13に記憶されている画面データ送信プログラム13aを実行することによって実現される。
画像データ送信手段は、まず、算出手段の算出結果を始めとする様々な情報を表示するために必要な、ウィンドウ、アイコン、ボタン、タブ、図、表、グラフ、テキスト、標識、模様といったオブジェクトが配置された画面を生成する。次いで、生成した画面のデータを、情報端末3等に送信する。
すなわち、画面データ送信手段は、算出手段の算出結果を始めとする様々な情報を、情報端末3の表示装置に表示させるための表示データを生成するものであるとともに、当該生成した画面のデータを、情報端末3等に送信するためのものである。
負荷制御手段は、負荷20,30の動作(ON・OFF・設定調整)を遠隔制御するものであり、ホームゲートウェイ10の制御部11が、ホームゲートウェイ10の記憶部13に記憶されている負荷制御プログラム13bを実行することによって実現される。
ここで、情報端末3のユーザは、情報端末3によって、負荷20,30を遠隔操作することができる。具体的には、ユーザは、例えば、リビングエアコンの電源を入れたい時には、情報端末3の表示装置(タッチパネル)に表示されたリビングエアコンの電源ボタンをON側に切り替える操作を行う。これにより、通信ネットワークNを介して、情報端末3からホームゲートウェイ10へとその旨の要求が送信され、ホームゲートウェイ10(負荷制御手段)は、リビングエアコンに対して電源をONするよう指示する電源ON信号を送信する。これにより、リビングエアコンの電源がOFFからONに切り替わる。
すなわち、負荷制御手段は、停電時及び平常時には、情報端末3を介した当該情報端末3のユーザからの要求に応じて、負荷20,30の動作(ON・OFF・設定調整)を制御することができる。
さらに、負荷制御手段は、停電時には、情報端末3を介した当該情報端末3のユーザからの要求がなくても、所定のタイミングで、特定負荷30のうちの所定の負荷の動作を制御することができる。
停電時には、特定負荷30(特定負荷分電盤50から電力の供給を受ける機器)のみが使用可能となるが、これらの機器には、使用する必要のないシーンや時間帯などがユーザの中で決まっている機器も含まれている。例えば、起床時には寝室エアコンを消すことや、就寝時にはリビングエアコンを消すこと等がユーザの中で決まっている場合がある。そこで、負荷制御手段は、停電発生中に、予め設定されたタイミングになると、特定負荷30のうち予め設定された機器の電源をOFFする。これにより、停電時における宅内の電力需給バランスを適切に制御することが可能となる。
具体的には、負荷制御手段は、停電時に、例えば図5に示す停電時負荷制御処理を実行する。
停電時負荷制御処理において、負荷制御手段は、まず、記憶部13の停電時負荷制御用記憶領域を参照して、予め設定されたタイミングであるか否か判定する(ステップS1)。
記憶部13の停電時負荷制御用記憶領域には、タイミングと、当該タイミングにおいて電源をOFFする特定負荷の機器名等(識別ID)と、が対応付けて記憶されている。例えば、停電時は平日の朝6時に寝室エアコンの電源をOFFすることが設定された場合には、停電時負荷制御用記憶領域に、例えば「平日6:00 寝室エアコン」と記憶されている。
また、ホームゲートウェイ10には、時計及びカレンダーとして機能する時計部(図示せず)が備わっており、この時計部によって、現在の日時(曜日等も含む)を把握できるようになっている。例えば停電時負荷制御用記憶領域に「平日6:00 寝室エアコン」と記憶されている場合であって、現在の日時が平日の6:00である場合には、負荷制御手段は予め設定されたタイミングであると判定する。
そして、予め設定されたタイミングであると判定すると(ステップS1;Yes)、負荷制御手段は、停電時負荷制御用記憶領域から、当該タイミングに対応する機器(以下「対象機器」と称する)に関する情報(識別ID)を取得する(ステップS2)。例えば停電時負荷制御用記憶領域に「平日6:00 寝室エアコン」と記憶されている場合には、寝室エアコンが対象機器となる。
次いで、ステップS2で取得した情報に基づいて、対象機器と通信部12を介して通信を行い、対象機器に電源をOFFするよう指示する信号を送信する(ステップS3)。これにより、寝室にあるエアコンの電源がONである場合には当該電源がOFFに切り替わる。
通知手段は、ホームゲートウェイ10の制御部11が、ホームゲートウェイ10の記憶部13に記憶されている通知プログラム13cを実行することによって実現される。
具体的には、通知手段は、例えば、停電が発生した場合や停電が復旧した場合、気象情報サーバ2等の外部情報サーバから災害情報を取得した場合等に、情報端末3に通知を行う。なお、通知手段の詳細な説明は、後述の画面の説明の後に、図16~図18を参照して行う。
発電量予測手段は、気象情報サーバ2等の外部情報サーバから取得した気象情報に基づいて太陽光発電装置60の発電電力量を予測するものであり、ホームゲートウェイ10の制御部11が、ホームゲートウェイ10の記憶部13に記憶されている発電量予測プログラム13dを実行することによって実現される。
具体的には、発電量予測手段は、例えば、まず、建物1がある地域における本日の天気予報情報(日射情報や気温情報等)や日出日没時刻情報等の気象情報データを、気象情報サーバ2等の外部情報サーバから取得する。次いで、当該取得した情報や、太陽光発電装置(太陽光発電システム)60のシステム容量、時計部から取得した現在の日時等に基づいて、1時間ごとの発電量、1日の発電量(日出から日没までにおける太陽光発電装置60の発電電力量)、日没までの発電量(現時点から日没までにおける太陽光発電装置60の発電電力量)を算出する。
算出手段は、蓄電池71の充電率、発電量予測手段が予測した発電電力量、負荷20,30の使用電力量等に基づいて、蓄電池71の充電率に関する予測値を算出するものであり、ホームゲートウェイ10の制御部11が、ホームゲートウェイ10の記憶部13に記憶されている算出プログラム13eを実行することによって実現される。なお、算出手段の詳細な説明は、後述の画面の説明とともに行う。
災害予測充電手段は、気象情報サーバ2等の外部情報サーバからの災害情報を取得した場合に、蓄電池71の充電率が目標充電率に達するまで当該蓄電池71を強制充電するものであり、ホームゲートウェイ10の制御部11が、ホームゲートウェイ10の記憶部13に記憶されている災害予測充電プログラム13fを実行することによって実現される。災害予測充電手段は、災害準備モードが有効である場合に起動する手段である。
具体的には、災害予測充電手段は、例えば災害が発生する前日に、蓄電池71の充電率(電池残量)が目標充電率(目標電池残量)になるまで蓄電池71を強制充電して、充電が完了したら災害準備モードが解除されるまで待機(放電をストップ)する。
強制充電時には、例えば、日没まで太陽光発電装置60からの電力で蓄電池71が充電され、日没時点における蓄電池71の充電率が目標充電率に達していない場合には、蓄電池71の充電率が当該目標充電率に達するまで、系統電源1aからの電力で蓄電池71が充電される。
あるいは、災害情報として、台風情報や大雪情報、大雨洪水情報等を取得した場合には、前日から天気が悪くなっている可能性も高いため、太陽光発電装置60からの電力ではなく、系統電力1aからの電力によって充電を行うようにしてもよい。すなわち、日没になる前から系統電力1aからの電力によって蓄電池71を充電するようにしてもよい。これにより、充電を確実に行うことが可能となる。
また、災害情報として、地震情報を取得した場合には、大地震の後に大規模な余震が続くことが容易に予測されるため、台風や大雪の場合と同様に前日に強制充電を行う。
ピークカット制御手段は、所定条件が成立した場合に、負荷20,30のうちの停止可能負荷(停止可能機器)の中で優先度の高いものから運転を停止させるものであり、ホームゲートウェイ10の制御部11が、ホームゲートウェイ10の記憶部13に記憶されているピークカット制御プログラム13gを実行することによって実現される。ピークカット制御手段は、ピークカット制御が有効である場合に起動する手段である。
具体的には、ピークカット制御手段は、平常時においては、一般負荷分電盤40の電力センサ43によって計測される電流値が閾値に達した場合に、予め設定された停止可能機器の中でピークカット優先度の高い機器から運転を停止する制御を行う。例えば、契約アンペアが60Aである場合には50Aを閾値とする。これにより、電気契約の範囲内の電力消費を促すことができる。
また、ピークカット制御手段は、停電時においては、蓄電装置70の電力センサ73によって計測される放電電力が閾値に達した場合に、予め設定された停止可能機器の中でピークカット優先度の高い機器から運転を停止する制御を行う。例えば、蓄電池71の出力容量が1500Wを超えると放電ストップする場合には1200Wを閾値とする。これにより、蓄電池71の出力超過による運転停止を防止することができる。
なお、ピークカット制御手段は、所定条件が成立した場合(平常時は電流値が閾値に達した場合、停電時は放電電力が閾値に達した場合)には、機器の運転を停止する制御だけでなく、蓄電装置70を放電モードに切り替える制御を行ってもよい。
続いて、図面を参照して、画面データ送信手段によって生成されて送信された表示データに基づいて、情報端末3における表示装置の表示画面に表示される各種の画面と機能について説明する。すなわち、画面データ送信手段は、情報端末3の表示装置に表示させるための表示データを生成することができるとともに、当該生成した表示データを情報端末3に送信することができる。そして、情報端末3は、自身が備える表示装置の表示画面に、受信した表示データに基づく画面を表示することができる。
図6は、情報端末3の表示装置に表示されるトップ画面100(ホーム画面ともいう)であり、ユーザが、電力制御システムの利用を開始した時(例えば電力制御アプリを起動した時)、又は画面右側に表示されたサイドメニュー110の「家全体の状況」ボタン112aを押した場合に表示される。
トップ画面100には、上述のサイドメニュー110の他にも様々な項目(表示欄)が表示されている。
「売電/買電」表示欄101は、発電電力と使用電力との差が計算され、発電電力が使用電力を上回った場合に「売電」と表示されるとともにその電力(W:ワット)が表示される。また、発電電力が使用電力を下回った場合には「買電」と表示されるとともにその電力(W:ワット)が表示される。
図6に示す例においては、発電電力と使用電力との差が計算され、発電電力が使用電力を上回っており、そのため、「売電」と表示されるとともにその電力(1500W)が表示されている。
「発電トータル」表示欄102は、発電機として登録されている機器の総発電電力が表示される欄である。
また、発電機として登録されている機器についても個別に発電電力が表示される。図6に示す例においては、「太陽光発電」表示欄102a、「蓄電池 放電」表示欄102bが表示されている。
「使用トータル」表示欄103は、住宅等の建物1全体における使用電力が表示される欄である。
また、電力を使用する機器についても個別に使用電力が表示される。図5に示す例においては、「V2H 充電」表示欄103a、「エアコン」表示欄103b、「EV」表示欄103c、「その他」表示欄103dが表示されている。
「エネルギー使用量と料金の累計」表示欄104は、建物1で使用される電気・ガス・水道を含むエネルギーの使用量又は料金を、ひと月の累計で表示するか、1日の累計で表示する欄である。すなわち、エネルギーの使用量の表示と料金の表示はどちらか一方を選択でき、ひと月の累計表示と1日の累計表示はどちらかを選択できるようになっている。
サイドメニュー110には、建物1内に居住者がいるか否か、すなわち在・不在を選択できる在宅状況確認欄111が含まれている。居住者は、自身の外出の際(建物1内に居住者がいなくなる際)に不在を選択して警戒モードを作動させることができる。その操作は、切替ボタン111aによって行うことができる。
なお、警戒モードは、在宅状況確認欄111で居住者の不在が選択された場合に、建物1の出入りが可能な開口部の警戒を行うものであり、具体的には、居住者の不在時において、開口部を開閉する建具・シャッターの動作をセンサ等によって検知したり、電気錠の解錠を監視するものである。居住者の不在時に開口部が開放されたことが検知された場合には、居住者や警備会社、警察に通知が送信される。
サイドメニュー110には、上記した「家全体の状況」ボタン112aの他に、「お部屋の状況」ボタン112b、「機器別の状況」ボタン112c、「涼風制御」ボタン112d、「タイマーの状況」ボタン112e、「シーンの状況」ボタン112f、「エネルギー状況」ボタン112g、「エネルギー比較」ボタン112h、「蓄電池利用状況」ボタン112i、「設定」ボタン112jが含まれている。これらボタンを押すことによって、それぞれに対応する画面を情報端末3の表示装置に表示できるようになっている。
例えば、サイドメニュー110における「シーンの状況」ボタン112fを押すと、図7に示すような「シーンの状況」画面150を表示することができる。この「シーンの状況」画面150には、ユーザの生活に合わせた複数のシーン(場面)別に機器(負荷20,30)を操作するための操作ボタンが設けられたシーン別表示欄が表示されている。
具体的には、平常時におけるシーンのうち、起床シーンに対応する「起床(平常時)」表示欄151と、就寝シーンに対応する「就寝(平常時)」表示欄152と、外出(不在)シーンに対応する「外出(平常時)」表示欄153と、在宅(帰宅)シーンに対応する「在宅(平常時)」表示欄154と、その他のシーンとして、リラックス時のシーンに対応する「リラックスタイマー」表示欄155と、映画等の鑑賞時のシーンに対応する「シアター」表示欄156と、入浴前のシーンに対応する「お風呂の準備」表示欄157と、が表示されている。さらに、停電時におけるシーンのうち、起床シーンに対応する「起床(停電時)」表示欄161と、就寝シーンに対応する「就寝(停電時)」表示欄162と、外出(不在)シーンに対応する「外出(停電時)」表示欄163と、在宅(帰宅)シーンに対応する「在宅(停電時)」表示欄164と、が表示されている。
各表示欄151~157,161~164には、シーンごとに事前に登録された機器を操作するための操作ボタン151a~157a,161a~164aが設けられている。これら操作ボタン151a~157a,161a~164aを押すと、事前に登録された機器が作動(電源ON)するようになっている。そして、ボタン操作によって作動した機器は、一定の時間が過ぎたり、もう一度操作ボタン151a~157a,161a~164aを押したりすることで停止状態(電源OFF)となるように設定されているものとする。
このように、ホームゲートウェイ10(負荷制御手段)は、停電時及び平常時に、情報端末3を介した当該情報端末3のユーザからの要求に応じて、負荷20,30の動作(ON・OFF・設定調整)を制御することができる。
なお、操作ボタン151a~157a,161a~164aを押すと、事前に登録された機器が一括で制御されるが、画面データ送信手段によって生成される画面には、機器を個別に制御するための画面(図示省略)もあり、当該画面内に表示される操作ボタンを押すことで、対応する機器が作動したり停止状態になったりする。すなわち、上述の“情報端末3を介した当該情報端末3のユーザからの要求”には、事前に登録された機器の動作を一括で制御する旨の要求と、指定した機器の動作を個別に制御するよう指示する要求と、が含まれる。
各表示欄151~157,161~164のうち、「起床(平常時)」表示欄151と、「就寝(平常時)」表示欄152と、「シアター」表示欄156と、「お風呂の準備」表示欄157と、「起床(停電時)」表示欄161と、「就寝(停電時)」表示欄162には、「タイマー」表示151b,152b,156b,157b,161b,162bが設けられており、タイマー設定が有効であることが示されている。
各表示欄151~157,161~164を押すことで、対応する編集画面に移行することができる。例えば、図7の「シーンの状況」画面150における「就寝(停電時)」表示欄162を押すと、図8に示すような「就寝シーン(停電時)」編集画面170を表示することができる。
この編集画面170には、「シーン名」編集部171と、「機器カテゴリ」プルダウンメニュー172と、「機器名」プルダウンメニュー173と、「電源」操作ボタン174と、「運転モード」選択部175と、「温度設定」操作部176と、「風量設定」操作部177と、決定ボタン178と、キャンセルボタン179と、が表示されている。
「シーン名」編集部171は、シーン名(図8で「就寝シーン(停電時)」)を押すと、文字入力用のキーボードが表示され、任意の文字を入力することができる。
「機器カテゴリ」プルダウンメニュー172は、右側端部の「▼」マーク172aを押すと、「エアコン」や「電動シャッター」等の機器カテゴリの複数の選択肢が表示され、任意の選択肢を選ぶことができる。ここでは、「エアコン」が選択されている。
「機器名」プルダウンメニュー173は、右側端部の「▼」マーク173aを押すと、機器名の複数の選択肢が表示され、任意の選択肢を選ぶことができる。ここでは、「リビングエアコン」が選択されている。
「電源」操作ボタン174は、機器カテゴリ及び機器名で選択されたエアコンの電源のON/OFFを切り替えることができる。
「運転モード」選択部175は、機器カテゴリ及び機器名で選択されたエアコンの運転モードを選択することができる。
「温度設定」操作部176は、機器カテゴリ及び機器名で選択されたエアコンの温度を変更することができる。
「風量設定」操作部177は、機器カテゴリ及び機器名で選択されたエアコンの風量を変更することができる。
そして、決定ボタン178を押すと編集した設定が保存され、図7の「シーンの状況」画面150における表示欄161に反映されることになる。また、キャンセルボタン179を押すと、編集した設定をクリアして初期状態にすることができる。
ここで、上述したように、建物1において使用される機器(家電製品や設備機器等)は、平常時は使用するが停電時には使用しない一般負荷20と、平常時及び停電時の双方において使用する特定負荷30と、に分かれている。
したがって、図7の「シーンの状況」画面150において平常時のシーンに対応する表示欄151~157が押されて移行した編集画面(平常時シーン状況編集画面)では、機器カテゴリの選択肢や機器名の選択肢として、一般負荷20に該当する機器及び特定負荷30に該当する機器が列挙される。すなわち、平常時シーン状況編集画面では、機器カテゴリや機器名として、一般負荷20に該当する機器及び特定負荷30に該当する機器を選択することができる。
一方、図7の「シーンの状況」画面150において停電時のシーンに対応する表示欄161~164が押されて移行した編集画面(停電時シーン状況編集画面)では、機器カテゴリの選択肢や機器名の選択肢として、特定負荷30に該当する機器のみが列挙される。すなわち、停電時シーン状況編集画面では、機器カテゴリや機器名として、特定負荷30に該当する機器は選択できるが、一般負荷20に該当する機器は選択できないようになっている。
例えば、図8に示す編集画面170は、停電時シーン状況編集画面である。したがって、「機器カテゴリ」プルダウンメニュー172の「▼」マーク172aを押すと、特定負荷30に該当する機器(特定負荷分電盤50から電力の供給を受ける機器)の機器カテゴリの複数の選択肢が表示され、「機器名」プルダウンメニュー173の「▼」マーク173aを押すと、特定負荷30に該当する機器(特定負荷分電盤50から電力の供給を受ける機器)の機器名の複数の選択肢が表示される。
具体的には、例えば、リビング、子供部屋、主寝室にあるエアコンは特定負荷30に該当する機器であり、書斎にあるエアコンは一般負荷20に該当する機器である場合には、図8の編集画面170における「機器名」プルダウンメニュー173の「▼」マーク173aを押すと、「リビングエアコン」、「子供部屋エアコン」、「寝室エアコン」は選択肢として表示されるが、「書斎エアコン」は選択肢として表示されないこととなる。
また、情報端末3のユーザは、停電時シーン状況編集画面の「電源」操作ボタン174によって、停電時負荷制御処理(図5)用のシーン設定を行うことができる。具体的には、例えば図8の編集画面170における「電源」操作ボタン174で「OFF」が選択された場合には、停電発生中は、就寝シーンに相当する時間帯(例えば夜11時から朝6時まで)が開始すると、リビングエアコンが自動的に停止状態となる。すなわち、図8の編集画面170における「電源」操作ボタン174で「OFF」が選択された場合には、記憶部13の停電時負荷制御用記憶領域に「就寝シーン リビングエアコン」と記憶されて、停電時に、就寝シーンが開始すると(例えば夜11時になると)、リビングエアコンに電源OFF信号が送信される(ステップS3)。これにより、リビングエアコンの消し忘れを防止することが可能となるので、停電時における宅内の電力需給バランスを適切に制御することが可能となる。
本実施形態では、停電時シーン状況編集画面において「電源」操作ボタン174で「OFF」を選択した状態で決定ボタン178を押すと、編集した設定が記憶部13の停電時負荷制御用記憶領域に保存(登録)される。これにより、当該登録された機器は、該当するシーンの開始時に自動的に電源OFFすることとなる。
一方、停電時シーン状況編集画面において「電源」操作ボタン174で「ON」を選択した状態で決定ボタン178を押すと、編集した設定が記憶部13の停電時負荷制御用記憶領域には保存されず、停電時負荷制御用記憶領域とは異なる記憶領域に保存(登録)される。この場合、当該登録された機器は、操作ボタン161a~164aを押すことによって電源ONすることとなる。
このように、本実施形態において、負荷制御手段は、停電時には、情報端末3を介した当該情報端末3のユーザからの要求がなくても、予め登録されたタイミングで、特定負荷30のうちの予め登録された機器の電源をOFFすることができる。
また、負荷制御手段は、停電時には、情報端末3を介した当該情報端末3のユーザからの要求に応じて、特定負荷30のうちの予め登録された機器の動作(ON、OFF、設定調整)を制御することができる。
サイドメニュー110における「蓄電池利用状況」ボタン112iを押すと、図9~図11に示すような「蓄電池利用状況」画面200が表示される。
「蓄電池利用状況」画面200の上端部には、シミュレーション内容を切り替えるためのボタンとして、「現在の電力消費を見直す」ボタン201aと、「昨日の消費電力を振り返る」ボタン201bと、「災害に備える」ボタン201cと、が表示されている。図9~図11に示す画面200は、「現在の電力消費を見直す」ボタン201aを押した場合に表示される「蓄電池利用状況(現在の電力消費を見直す)」画面である。
具体的には、図9に示す画面200は、「現在の電力消費を見直す」ボタン201aを押した場合に表示される画面であって、蓄電池71の充電時(すなわち発電電力が使用電力を上回っている時)に表示される画面である。
また、図10に示す画面200は、「現在の電力消費を見直す」ボタン201aを押した場合に表示される画面であって、蓄電池71の放電時(すなわち発電電力が使用電力を下回っている時)に表示される画面である。
また、図11に示す画面200は、「現在の電力消費を見直す」ボタン201aを押した場合に表示される画面であって、蓄電池71の待機時(すなわち蓄電池71が充放電していない時)に表示される画面である。
ホームゲートウェイ10は、例えばパワーコンディショナ80から取得した情報(DC-DCコンバータ83のモード等)に基づいて、蓄電池71が充電時、放電時、待機時のいずれであるかを把握可能となっている。
図9~図11に示す画面200において、ボタン201a~201cの下方には、蓄電池71の状態を確認できる蓄電池状態表示欄202が表示されている。
図9に示す画面200における蓄電池状態表示欄202には、現在の充電電力202aと、現在の充電率202b及びそれを直感的に把握可能に記号化した電池アイコン202cと、日没時の充電率202dと、が表示されている。
現在の充電電力202aは、現時点における蓄電池71の充電電力である。充電電力202aとして、例えば、ホームゲートウェイ10が蓄電装置70から取得した情報(電力センサ73の計測結果)が表示される。
現在の充電率202bは、現時点における蓄電池71の充電率である。充電率202bとして、例えば、ホームゲートウェイ10が蓄電装置70から取得した情報(電力センサ73の算出結果)が表示される。
また、日没時の充電率202dは、日没時点における蓄電池71の充電率である。充電率202bとして、算出手段によって算出された値が表示される。
具体的には、算出手段は、蓄電池71の充電時には、例えば、現在の充電電力202a、現在の充電率202b、発電量予測手段によって算出(予測)された日没までの発電電力量、現在の使用電力が維持されると仮定した場合の使用電力量等に基づいて、日没時の充電率202dを算出する。現在の使用電力が維持されると仮定した場合の使用電力量は、例えば、分電盤40,50から取得した情報(電力センサ43,53の計測結果)等に基づいて算出(予測)することができる。
なお、日没時の充電率202dが100%になる場合には、蓄電池状態表示欄202には、日没時の充電率202dとともに、蓄電池71の充電率が100%となる予定時刻(例えば「充電完了時刻 ○○:○○」)も表示される。
具体的には、算出手段は、蓄電池71の充電時には、例えば、現在の充電電力202a、現在の充電率202b、発電量予測手段によって算出(予測)された日没までの発電電力量、現在の使用電力が維持されると仮定した場合の使用電力量等に基づいて、蓄電池71の充電率が100%となるまで(満充電状態となるまで)の所要時間を算出する。そして、当該算出した所要時間や時計部から取得した現在の日時等に基づいて、蓄電池71の充電率が100%となる予定時刻を算出する。なお、蓄電池71の充電率が100%となる予定時刻ではなく、蓄電池71の充電率が100%となるまでの所要時間を表示してもよい。
また、ホームゲートウェイ10は、蓄電池71の充電が完了した場合(蓄電池71の充電率が100%となった場合)には、情報端末3の表示装置に、その旨を通知するための通知画像をポップアップ表示するようになっている。
図10に示す画面200における蓄電池状態表示欄202には、現在の放電電力202eと、現在の充電率202b及びそれを直感的に把握可能に記号化した電池アイコン202cと、現在の使用電力が維持されると仮定した場合の継続運転時間202fと、が表示されている。
現在の放電電力202eは、現時点における蓄電池71の放電電力である。放電電力202eとして、例えば、ホームゲートウェイ10が蓄電装置70から取得した情報(電力センサ73の計測結果)が表示される。
また、継続運転時間202fは、現在の使用電力が維持されると仮定した場合における蓄電池71の充電率が0%となるまでの残り時間である。継続運転時間202fとして、算出手段によって算出された値が表示される。
具体的には、算出手段は、蓄電池71の放電時には、例えば、現在の放電電力202e、現在の充電率202b、発電量予測手段によって算出(予測)された日没までの発電電力量、現在の使用電力が維持されると仮定した場合の使用電力量等に基づいて、蓄電池71の充電率が0%となるまで(完全放電状態となるまで)の時間である継続運転時間202fを算出する。
また、ホームゲートウェイ10は、蓄電池71において定格出力に対する放電電力の割合が所定の割合になった場合(例えば放電電力が定格出力の9割に達した場合)には、情報端末3の表示装置に、その旨を通知するための通知画像をポップアップ表示するようになっている。
また、ホームゲートウェイ10は、継続運転時間(使用可能時間)202fが所定の時間を下回った場合(例えば継続運転時間が1時間を切った場合)には、情報端末3の表示装置に、その旨を通知するための通知画像をポップアップ表示するようになっている。
また、ホームゲートウェイ10は、出力オーバーで蓄電池71が運転停止した場合(放電電力が定格出力を超えたことにより蓄電池71が待機中となった場合)には、情報端末3の表示装置に、その旨を通知するための通知画像をポップアップ表示するようになっている。
図11に示す画面200における蓄電池状態表示欄202には、現在の放電電力202eと、現在の充電率202b及びそれを直感的に把握可能に記号化した電池アイコン202cと、蓄電池71が待機中である理由の説明202gと、が表示されている。なお、説明202gは、放電電力(消費電力)が定格出力を超えたことにより蓄電池71が待機中となった場合に表示されるものであり、電池残量(現在の充電率202b)が100%であり、かつ消費電力が0の場合には非表示となる。
図9~図11に示す画面200において、蓄電池状態表示欄202の下方には、現時点における本日の使用電力を確認できる「現在の使用トータル」表示欄203と、使用電力(消費電力)を改善した場合のシミュレーション結果を確認できる「消費電力の改善」表示欄204と、「機器の使用状況」表示領域205と、が表示されている。
「機器の使用状況」表示領域205には、機器名と電力状況(消費電力量)が併記された複数の表示欄が、消費電力量の多い順に配置されており、これら複数の表示欄にはチェックボックス206が設けられている。また、「機器の使用状況」表示領域205に表示される情報はスクロール表示されているので、情報端末3のユーザは他の機器の電力状況も確認することができる。
図9に示す画面200における「消費電力の改善」表示欄204には、消費電力を改善した場合における日没時の充電率(日没時点における蓄電池71の充電率)が表示されている。「機器の使用状況」表示領域205において、いずれかのチェックボックス205のチェックを外すと、対応する機器の消費電力量の分だけ「消費電力の改善」表示欄204の充電率が増加し、いずれかのチェックボックス205にチェックを入れると、対応する機器の消費電力量の分だけ「消費電力の改善」表示欄204の充電率が減少するようになっている。
図10に示す画面200における「消費電力の改善」表示欄204には、消費電力を改善した場合における継続運転時間(現在の使用電力が維持されると仮定した場合における蓄電池71の充電率が0%となるまでの残り時間)が表示されている。「機器の使用状況」表示領域205において、いずれかのチェックボックス205のチェックを外すと、対応する機器の消費電力量の分だけ「消費電力の改善」表示欄204の継続運転時間が長くなり、いずれかのチェックボックス205にチェックを入れると、対応する機器の消費電力量の分だけ「消費電力の改善」表示欄204の継続運転時間が短くなるようになっている。
すなわち、算出手段は、情報端末3のユーザが当該情報端末3を介して負荷のうちのいずれかを選択した場合に、当該選択された負荷の運転が停止する(あるいは運転が開始する)と、算出した予測値(充電率202dや継続運転時間202f)がどのように変化するかをシミュレーションした結果(「消費電力の改善」表示欄204に表示される数値)を算出することができる。
なお、対応する機器が現在使用中の機器である場合には、“対応する機器の消費電力量”は、現在の使用電力が維持されると仮定した場合における当該機器の消費電力量とする。一方、対応する機器が現在使用していない機器(電源OFFの機器)である場合には、“対応する機器の消費電力量”は、例えば当該機器の消費電力量の平均値とする。
このように、算出手段は、現在の消費電力や本日の太陽光発電量予測等から導出した予測値(日没時の充電率202d、継続運転時間202f)に対して、電力消費がある機器(分岐回路)の使用をやめた場合にどのように変動するか簡易的にシミュレーションを行うことができ、ユーザは、そのシミュレーション結果を「蓄電池利用状況(現在の電力消費を見直す)」画面200の「消費電力の改善」表示欄204で確認することができる。したがって、例えば、充電時において日没までに充電率が100%とならない可能性が高い場合や、放電時において日出までに充電率が0%となる可能性が高い場合には、ユーザは、どの機器の使用を抑制すべきか容易に判断することが可能となる。
図11に示す画面200においては、「消費電力の改善」表示欄204は非表示となっている。
また、「蓄電池利用状況」画面の上端部にある「昨日の消費電力を振り返る」ボタン201bを押すと、図12に示すような「蓄電池利用状況(昨日の消費電力を振り返る)」画面210が表示される。図12に示す画面210は、蓄電池71の放電時に表示される。
図12に示す画面210において、ボタン201a~201cの下方には、太陽光発電装置60及び蓄電装置70の状態を確認できる発電蓄電状態表示欄211が表示されている。発電蓄電状態表示欄211には、予想発電量211aと、使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合の放電終了予定時刻211bと、が表示されている。
予想発電量211aは、本日の太陽光発電量予測である。予想発電量211aとして、例えば、発電量予測手段によって算出された1日の発電量が表示される。
放電終了予定時刻211bは、使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合における蓄電池71の充電率が0%となる予定時刻である。放電終了予定時刻211bとして、算出手段によって算出された値が表示される。
具体的には、算出手段は、蓄電池71の放電時には、例えば、現在の放電電力、現在の充電率、発電量予測手段によって算出(予測)された日没までの発電電力量、使用電力の推移が前日と同じであると仮定した場合の使用電力量等に基づいて、蓄電池71の充電率が0%となるまで(完全放電状態となるまで)の所要時間を算出する。そして、当該算出した所要時間や時計部から取得した現在の日時等に基づいて、蓄電池71の充電率が0%となる予定時刻である放電終了予定時刻211bを算出する。なお、蓄電池71の充電率が0%となる予定時刻(放電終了予定時刻211b)ではなく、蓄電池71の充電率が0%となるまでの所要時間を表示してもよい。
図12に示す画面210は、蓄電池71の放電時に「昨日の消費電力を振り返る」ボタン201bが押された場合に表示される「蓄電池利用状況(昨日の消費電力を振り返る)」画面である。
蓄電池71の充電時に「昨日の消費電力を振り返る」ボタン201bが押された場合にには、図13に示す「蓄電池利用状況(昨日の消費電力を振り返る)」画面210が表示される。この画面210では、発電蓄電状態表示欄211に、予想発電量211aと、充電完了予定時刻211c(使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合における蓄電池71の充電率が100%となる予定時刻)が表示されている。日没までに充電率が100%とならない場合には、充電完了予定時刻211cに替えて、日没時の充電率(例えば「昨日と同じ電気の使い方をすると〇〇%まで充電できる見込みです」)が表示される。
具体的には、算出手段は、蓄電池71の充電時には、例えば、現在の充電電力、現在の充電率、発電量予測手段によって算出(予測)された日没までの発電電力量、使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合の使用電力量等に基づいて、日没時点における蓄電池71の充電率や、蓄電池71の充電率が100%となるまで(満充電状態となるまで)の所要時間を算出することができる。また、当該算出した所要時間や時計部から取得した現在の日時等に基づいて、蓄電池71の充電率が100%となる予定時刻である充電完了予定時刻211cを算出することができる。なお、蓄電池71の充電率が100%となる予定時刻(充電完了予定時刻211c)ではなく、蓄電池71の充電率が100%となるまでの所要時間を表示してもよい。
また、蓄電池71の待機時に「昨日の消費電力を振り返る」ボタン201bが押された場合に表示される「蓄電池利用状況(昨日の消費電力を振り返る)」画面(図示省略)では、発電蓄電状態表示欄211に予想発電量211aのみが表示される。
発電蓄電状態表示欄211の下方には、図12や図13に示すように、「昨日と本日の比較」表示欄212と、昨日の使用電力を確認できる「昨日の使用トータル」表示欄213と、使用電力(消費電力)を改善した場合のシミュレーション結果を確認できる「消費電力の改善」表示欄214と、「昨日の消費電力量」表示領域215と、が表示されている。
「昨日の消費電力量」表示領域215には、機器名と昨日の消費電力量(昨日累計)が併記された複数の表示欄が、消費電力量の多い順に配置されており、これら複数の表示欄にはチェックボックス216が設けられている。また、「昨日の消費電力量」表示領域215に表示される情報はスクロール表示されているので、情報端末3のユーザは他の機器の昨日の消費電力量も確認することができる。
「昨日と本日の比較」表示欄212には、昨日と本日の使用電力量(消費電力量)の比較と、昨日と本日の発電電力量の比較と、が表示されている。昨日の使用電力量及び発電電力量の時間変化が折れ線グラフで示されており、本日の使用電力量及び発電電力量の時間変化が棒グラフで示されている。
図12や図13に示す画面210は、12時時点で表示された画面であり、12時より前における棒グラフ(実測)の色と、12時以降における棒グラフ(予測)の色とが異なっている。12時以降における本日の使用電力量は昨日の使用電力量に基づき予測した値(昨日と同じ電気の使い方した場合の予測値)となっている。すなわち、12時以降における本日の使用電力量(使用予測)は、12時以降における昨日の使用電力量(実線の折れ線グラフ)と一致している。また、12時以降における本日の発電電力量(発電予測)は、発電量予測手段が算出(予測)した1時間ごとの発電量である。
また、「昨日の消費電力量」表示領域215において、いずれかのチェックボックス216のチェックを外すと、対応する機器の消費電力量の分だけ、本日の使用電力量を示す棒グラフのうちの現時点以降における棒グラフ(本日の使用予測を示す棒グラフ)が短くなり、いずれかのチェックボックス216にチェックを入れると、対応する機器の消費電力量の分だけ、本日の使用電力量を示す棒グラフのうちの現時点以降における棒グラフ(本日の使用予測を示す棒グラフ)が長くなるようになっている。
図12に示す画面210における「消費電力の改善」表示欄214には、消費電力を改善した場合における放電終了予定時刻(使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合における蓄電池71の充電率が0%となる予定時刻)が表示されている。「機器の使用状況」表示領域215において、いずれかのチェックボックス216のチェックを外すと、対応する機器の消費電力量の分だけ「消費電力の改善」表示欄214の放電終了予定時刻が遅くなり、いずれかのチェックボックス216にチェックを入れると、対応する機器の消費電力量の分だけ「消費電力の改善」表示欄204の放電終了予定時刻が早くなるようになっている。
図13に示す画面210における「消費電力の改善」表示欄214には、消費電力を改善した場合における充電完了予定時刻(使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合における蓄電池71の充電率が100%となる予定時刻)が表示されている。「機器の使用状況」表示領域215において、いずれかのチェックボックス216のチェックを外すと、対応する機器の消費電力量の分だけ「消費電力の改善」表示欄204の充電完了予定時刻が早くなり、いずれかのチェックボックス216にチェックを入れると、対応する機器の消費電力量の分だけ「消費電力の改善」表示欄214の充電完了予定時刻が遅くなるようになっている。なお、日没までに充電率が100%とならない場合には、充電完了予定時刻に替えて、日没時の充電率(例えば「消費電力の改善で〇〇%まで充電できる見込みです」)が表示される。
すなわち、算出手段は、情報端末3のユーザが当該情報端末3を介して負荷のうちのいずれかを選択した場合に、当該選択された負荷の運転が停止する(あるいは運転が開始する)と、算出した予測値(放電終了予定時刻211bや充電完了予定時刻211c)がどのように変化するかをシミュレーションした結果(「消費電力の改善」表示欄214に表示される数値)を算出することができる。
なお、対応する機器が昨日使用した機器である場合には、“対応する機器の消費電力量”は、昨日と同じ電気の使い方した場合における当該機器の消費電力量とする。一方、対応する機器が昨日使用していない機器である場合には、“対応する機器の消費電力量”は、例えば当該機器の消費電力量の平均値とする。
このように、算出手段は、前日の消費電力と本日の太陽光発電量予測とを比較して、前日と同様の電気の使い方ができるか簡易的にシミュレーションを行うことができ、ユーザは、そのシミュレーション結果を「蓄電池利用状況(昨日の消費電力を振り返る)」画面210の「昨日と本日の比較」表示欄212や「消費電力の改善」表示欄214で確認することができる。
なお、「昨日の消費電力量」表示領域215の各表示欄には、昨日の消費電力量だけでなく、昨日の使用時間(例えば電源ON状態の時間)を表示してもよい。これにより、昨日の消費電力量が、待機電力のみの消費電力量であるか否かを見分けることが可能となる。
また、「蓄電池利用状況」画面の上端部にある「災害に備える」ボタン201cを押すと、図14に示すような「蓄電池利用状況(災害に備える)」画面220が表示される。
「蓄電池利用状況(災害に備える)」画面では、設定した電池残量(目標電池残量)になるまで強制充電を行うモードである災害準備モードの有効/無効を切り替えることができる。具体的には、画面中央にある「災害準備モード」切替ボタン221を操作することで、有効/無効を切り替えることができる。災害準備モードが有効である場合には、災害予測充電手段によって、設定した電池残量になるまで強制充電が行われ、充電が完了したら災害準備モードが解除されるまで放電がストップする。図14の「蓄電池利用状況(災害に備える)」画面220では、災害準備モードが有効となっている。
図14に示す画面220において、ボタン201a~201cの下方には、蓄電池71の状態を確認できる蓄電池状態表示欄222が表示されている。
図14に示す画面220における蓄電池状態表示欄222には、現在の充電電力222aと、現在の充電率222b及びそれを直感的に把握可能に記号化した電池アイコン222cと、充電完了予定時刻222d及び充電完了所要時間222eと、が表示されている。災害準備モードが無効に切り替わると、充電完了予定時刻222d及び充電完了所要時間222eに替えて、通常の充電時表記(例えば「日没(〇〇:〇〇)までに〇〇%まで充電できる見込みです」)が表示される。
充電完了予定時刻222d及び充電完了所要時間222eは、蓄電池71の充電率が目標充電率に達する予定時刻である。充電完了予定時刻222d及び充電完了所要時間222eとして、算出手段によって算出された値が表示される。
具体的には、算出手段は、強制充電時には、例えば、現在の充電電力、現在の充電率、発電量予測手段によって算出(予測)された日没までの発電電力量、現在の使用電力が維持されると仮定した場合の使用電力量等に基づいて、蓄電池71の充電率が目標充電率に達するまでの所要時間である充電完了所要時間222eを算出する。そして、当該算出した所要時間や時計部から取得した現在の日時等に基づいて、蓄電池71の充電率が目標充電率に達する予定時刻である充電完了予定時刻222dを算出する。なお、蓄電池71の充電率が目標充電率に達する予定時刻(充電完了予定時刻222d)と、蓄電池71の充電率が目標充電率に達するまでの所要時間(充電完了所要時間222e)のいずれか一方のみを表示するようにしてもよい。
蓄電池状態表示欄222の下方には、「災害準備モード」切替ボタン221と、現時点における目標充電率を確認できる「電池残量設定」表示欄223と、が表示されている。また、「電池残量設定」表示欄223を押すと、数字入力用のキーボードが表示され、目標充電率(目標電池残量)を変更することができる。
「災害準備モード」切替ボタン221及び「電池残量設定」表示欄223の下方には、蓄電池71以外の機器に関する消費電力状態表示欄224と、「機器の使用状況」表示領域225と、が表示される。
「機器の使用状況」表示欄225には、蓄電池71以外の機器の機器名と電力状況(消費電力量)が併記された複数の表示欄が、消費電力量の多い順に配置されており、これら複数の表示欄にはチェックボックス226が設けられている。また、「機器の使用状況」表示領域225に表示される情報はスクロール表示されているので、情報端末3のユーザは他の機器の電力状況も確認することができる。
消費電力状態表示欄224には、現時点における蓄電池71以外の機器の消費電力224aと、消費電力を改善した場合における蓄電池以外の機器の消費電力224bと、充電完了短縮時間224cと、が表示されている。
充電完了短縮時間224cは、消費電力を変更する前の充電完了予定時刻222d(あるいは充電完了所要時間222e)と、消費電力を変更した後の充電完了予定時刻(あるいは充電完了所要時間)との差である。例えば、「機器の使用状況」表示領域225において、いずれかのチェックボックス226のチェックを外すと、対応する機器の消費電力量の分だけ消費電力224bが減少するとともに充電完了短縮時間224cが長くなり、いずれかのチェックボックス216にチェックを入れると、対応する機器の消費電力量の分だけ消費電力224bが増加するとともに充電完了短縮時間224cが短くなるようになっている。
すなわち、算出手段は、情報端末3のユーザが当該情報端末3を介して負荷のうちのいずれかを選択した場合に、当該選択された負荷の運転が停止すると、算出した予測値(充電完了予定時刻222dや充電完了所要時間222e)がどのように変化するかをシミュレーションした結果(充電完了短縮時間224c)を算出することができる。
なお、対応する機器が現在使用中の機器である場合には、“対応する機器の消費電力量”は、現在の使用電力が維持されると仮定した場合における当該機器の消費電力量とする。一方、対応する機器が現在使用していない機器(電源OFFの機器)である場合には、“対応する機器の消費電力量”は、例えば当該機器の消費電力量の平均値とする。
サイドメニュー110における「設定」ボタン112jを押すと、図15に示すような「ピークカット制御」画面300が表示される。
「ピークカット制御」画面では、ピークカット制御の有効/無効を切り替えることができる。具体的には、画面上部にある「ピークカット制御」切替ボタン301を操作することで、有効/無効を切り替えることができる。ピークカット制御が有効である場合には、ピークカット制御手段によって、ブレーカ停電発生時に予め設定した優先使用機器のみの使用に切り替えられる。図15の「ピークカット制御」画面300では、ピークカット制御が有効となっている。
「ピークカット制御」切替ボタン301の右方には、契約アンペアを確認できる「契約アンペア」表示欄302と、作動放電電力を確認できる「作動放電電力」表示欄303と、が表示されている。
ピークカット制御手段は、平常時には、一般負荷分電盤40の電力センサ43によって計測される電流値が閾値に達したらピークカット優先度の高い機器から運転を停止する制御を行う。具体的には、例えば、契約アンペアが60Aである場合には、「契約アンペア」表示欄302に“60A”と表示され、閾値として50Aが設定される。
また、ピークカット制御手段は、停電時には、蓄電池放電電力が閾値に達したらピークカット優先度の高い機器から運転を停止する制御を行う。具体的には、例えば、蓄電池71の出力容量が1500Wを超えると放電ストップする場合には、「作動放電電力」表示欄303に“1500W”と表示され、閾値として1200Wが設定される。
ボタン301及び表示欄302,303の下方には、「機器の自動停止状況」表示領域304が表示されている。「機器の自動停止状況」表示領域304には、機器名や現在の運転状況(自動停止中か否か)等が併記された複数の表示欄が、ピークカット優先度の高い順に配置されており、これら複数の表示欄にはチェックボックス305が設けられている。また、「機器の自動停止状況」表示領域304に表示される情報はスクロール表示されているので、情報端末3のユーザは他の機器の運転状況も確認することができる。
このように、「機器の自動停止状況」表示領域304によって、エアコンや床暖房、照明等のON/OFF状態(運転中か自動停止中か)、ひいてはピークカット制御中であるか否かを確認することができる。
チェックボックス305は、自動運転停止の有効/無効を切り替えるボタンである。すなわち、チェックボックス305にチェックが入っている機器は、ピークカット制御が有効である場合に運転を停止してもよい機器(停止可能機器)であり、チェックボックス305にチェックが入っていない機器は、ピークカット制御が有効である場合に運転を停止しない機器(優先使用機器)である。したがって、ピークカット制御時には、チェックボックス305にチェックが入っている機器(自動運転停止が有効の機器)の中で、ピークカット優先順位の高い機器から順に、運転が停止されることとなる。
チェックボックス305にチェックが入っていない機器(自動運転停止が無効の機器)と、チェックボックス305にチェックが入っている機器(自動運転停止が有効の機器)と、が容易に判別できるように、「機器の自動停止状況」表示領域304においては、自動運転停止が無効の機器に関する情報と、自動運転停止が有効の機器に関する情報と、が異なる態様で表示されている。
具体的には、図15に示す画面300の「機器の自動停止状況」表示領域304では、一番上の「居間エアコン」のみがチェックボックス305にチェックが入っていない機器(自動運転停止が無効の機器)であるため、他の機器よりも薄い色の文字で表示されている。
また、情報端末3のユーザはドラック&ドロップすることで、「機器の自動停止状況」表示欄304に表示されている機器の中でピークカット優先順位を変更できるようになっている。例えば、図15に示す画面300は、一番上の「居間エアコン」に対応するチェックボックス305のチェックが外された直後の画面であって、この「居間エアコン」の優先順位を下位に変更する前の画面である。
次に、通知手段が行う処理について説明する。
まず、通知手段が行う災害通知処理(図16(a)参照)について説明する。
通知手段は、気象情報サーバ2等の外部情報サーバから災害情報データを受信したか否か判定する(ステップS11)。本実施形態では、気象情報APIや地震情報APIを活用する。
災害情報データを受信したと判定した場合には(ステップS11;Yes)、通知手段は、災害が発生することを通知する通知画像を表示するための表示データを情報端末3に送信する(ステップS12)。これにより、情報端末3の表示装置に、当該表示データに基づく通知画像(図16(b)参照)がポップアップ表示される。そして、情報端末3のユーザが当該通知画像をタップすると、電力制御アプリが起動する。
次いで、通知手段は、情報端末3のユーザが当該通知画像をタップしたか否か判定し(ステップS13)、タップしたと判定した場合に(ステップS13;Yes)、「蓄電池利用状況(災害に備える)」画面220(図14参照)を表示するための表示データを情報端末3に送信する(ステップS14)。これにより、アプリが起動して最初に「蓄電池利用状況(災害に備える)」画面220が表示される。
次に、通知手段が行う停電通知処理(図17(a)参照)について説明する。
通知手段は、蓄電装置70が自立運転モードに切り替わったか否か判定する(ステップS21)。蓄電装置70は停電が発生すると系統運転モードから自立運転モードに切り替わるので、通知手段は蓄電装置70と通信を行って、蓄電装置70が自立運転モードに切り替わった際に停電が発生したと判断する。なお、通知手段(ホームゲートウェイ10)による停電検知の方法は、蓄電装置70の状態に基づいて停電を検知する方法に限定されず、適宜変更可能であり、蓄電装置70以外の装置の状態に基づいて停電を検知する方法(例えば太陽光発電装置60が自立運転モードに切り替わったか否か)であってもよい。
蓄電装置70が自立運転モードに切り替わったと判定した場合には(ステップS21;Yes)、通知手段は、停電が発生したことを通知する通知画像を表示するための表示データを情報端末3に送信する(ステップS22)。これにより、情報端末3の表示装置に、当該表示データに基づく通知画像(図17(b)参照)がポップアップ表示される。当該通知画像には、図17(b)に示すように、算出手段が算出した現在の電池残量(充電率)や、使用可能時間(例えば、現在の使用電力が維持されると仮定した場合の継続運転時間)が含まれている。そして、情報端末3のユーザが当該通知画像をタップすると、電力制御アプリが起動する。
次いで、通知手段は、情報端末3のユーザが当該通知画像をタップしたか否か判定し(ステップS23)、タップしたと判定した場合に(ステップS23;Yes)、「蓄電池利用状況(現在の電力消費を見直す)」画面200(図9~図11参照)を表示するための表示データを情報端末3に送信する(ステップS24)。これにより、アプリが起動して最初に「蓄電池利用状況(現在の電力消費を見直す)」画面200が表示される。
次に、通知手段が行う復旧通知処理(図18(a)参照)について説明する。
通知手段は、蓄電装置70が系統運転モードに切り替わったか否か判定し(ステップS31)、蓄電装置70は停電が復旧すると自立運転モードから系統運転モードに切り替わるので、通知手段は蓄電装置70と通信を行って、蓄電装置70が系統運転モードに切り替わった際に停電が復旧したと判断する。なお、通知手段(ホームゲートウェイ10)による復旧検知の方法は、蓄電装置70の状態に基づいて復旧を検知する方法に限定されず、適宜変更可能であり、蓄電装置70以外の装置の状態に基づいて復旧を検知する方法(例えば太陽光発電装置60が系統運転モードに切り替わったか否か)であってもよい。
蓄電装置70が系統運転モードに切り替わったと判定した場合には(ステップS31;Yes)、通知手段は、停電が復旧したことを通知する通知画像を表示するための表示データを情報端末3に送信する(ステップS32)。これにより、情報端末3の表示装置に、当該表示データに基づく通知画像(図18(b)参照)がポップアップ表示される。そして、情報端末3のユーザが当該通知画像をタップすると、電力制御アプリが起動する。
次いで、通知手段は、情報端末3のユーザが当該通知画像をタップしたか否か判定し(ステップS33)、タップしたと判定した場合に(ステップS33;Yes)、トップ画面100(図6参照)を表示するための表示データを情報端末3に送信する(ステップS34)。これにより、アプリが起動して最初にトップ画面100が表示される。
本実施形態によれば、負荷20,30(一般負荷20、特定負荷30)と、負荷20,30に供給するための電力を発生する発電装置60(太陽光発電装置60)と、発電装置60が発生した電力を蓄える蓄電池71と、外部端末3(情報端末3)と通信可能な制御装置10(ホームゲートウェイ10)と、を備えており、制御装置10は、負荷20,30を遠隔制御する負荷制御手段を備え、負荷制御手段は、停電時には、所定のタイミングで、負荷30のうちの所定の負荷の動作を制御し、所定のタイミング及び所定の負荷は、外部端末3のユーザが当該外部端末3を介して事前に選択可能である。
すなわち、負荷制御手段は、停電時には、外部端末3のユーザが事前に選択したタイミングで、外部端末3のユーザが事前に選択した負荷の動作を制御するので、ユーザが望まないタイミングで負荷の動作が切り替わる等の不都合がなく、ユーザの意向を反映した制御を行うことが可能となる。したがって、停電時における宅内の電力需給バランスを制御するに際して、快適性を損なわない適切な制御を行うことができる。
なお、発電装置は、太陽光発電装置60に限定されず、適宜変更可能であり、例えばガス発電装置や風力発電装置等であってもよい。
また、本実施形態では、所定の負荷の動作を制御するタイミング(電源OFF信号を送信するタイミング)、すなわち所定のタイミングを、シーンに相当する時間帯が開始するタイミングとしたが、これに限定されない。具体的には、例えば、記憶部13の停電時負荷制御用記憶領域に「就寝シーン リビングエアコン」と記憶されている場合には、停電発生中に就寝シーンに相当する時間帯が開始すると、当該時間帯が終了するまで(例えば夜11時から朝6時まで)、定期的(例えば10分おき)に、リビングエアコンの動作を制御する(リビングエアコンに電源OFF信号を送信する)ようにしてもよい。
また、本実施形態では、所定のタイミング及び所定の負荷を選択するためのシーン設定として、「起床」「就寝」「外出」「帰宅」といった建物1の居住者の行動に基づくシーンに関する設定を行うようにしたが、シーンの種類はこれに限定されない。
例えば、「朝」「昼」「夜」や、「午前」「午後」などの時間帯に基づくシーンに関する設定が可能であってもよい。この場合、例えば、昼シーンに相当する時間帯(例えば11:00~13:00)が開始すると、寝室エアコンに電源OFF信号を送信すること等が可能となる。
また、例えば、「春」「夏」「秋」「冬」などの季節に基づくシーンに関するシーン設定が可能であってもよい。この場合、例えば、「春」シーンに相当する期間(例えば3月~5月)や「秋」シーンに相当する期間(例えば9月~11月)において、定期的(例えば1時間おき)に、エアコンに対して電源OFF信号を送信すること等が可能となる。
また、所定のタイミング及び所定の負荷を選択するための設定は、シーン設定に限定されず、例えば後述する変形例1に示すような、タイマー設定であってもよい。
また、負荷(建物1において使用される機器(家電製品や設備機器等))は、一般負荷20と特定負荷30とに分かれていなくてもよい。例えば、後述する変形例2に示すように、停電時にも、建物1において使用される機器のすべて(宅内負荷90a)に電力が供給されるようにして、負荷制御手段は、停電時には、所定のタイミングで、負荷90a(宅内負荷90a)のうちの所定の負荷の動作を制御するようにしてもよい。
また、本実施形態では、負荷制御手段は、停電時に、所定のタイミングで、所定の負荷の動作を停止する制御(電源OFFする制御)を行うようにしたが、これに限定されない。すなわち、負荷制御手段が停電時に所定のタイミングで所定の負荷に対して行う“制御”には、少なくとも電源OFFする制御が含まれていればよく、その他に電源ONする制御や設定調整する制御等が含まれていてもよい。
また、本実施形態によれば、負荷制御手段は、停電時及び平常時には、外部端末3を介した当該外部端末3のユーザからの要求に応じて、負荷20,30の動作を制御するとともに、停電時には、前記要求がなくても、所定のタイミングで、所定の負荷の動作を制御することが可能である。
すなわち、負荷制御手段は、停電時には、外部端末3を介したユーザからの要求がなくても、所定のタイミングで、所定の負荷の動作を制御するので、停電時には、ユーザが負荷の動作を切り替えるための操作(例えば電源OFF操作)を行わなくても、ユーザが事前に選択したタイミングで、ユーザが事前に選択した負荷の動作が切り替わることとなる。したがって、停電時にユーザを煩わせることなく、宅内の電力需給バランスを適切に制御することができる。
また、本実施形態によれば、発電装置は、太陽光発電装置60であり、制御装置10は、外部情報サーバ(例えば気象情報サーバ2)から取得した気象情報に基づいて発電装置60の発電電力量を予測する発電量予測手段と、蓄電池71の充電率と、発電量予測手段が予測した発電電力量と、負荷20,30の使用電力量と、に基づいて、蓄電池71の充電率に関する予測値を算出する算出手段と、算出手段の算出結果を表示するための表示データを外部端末3に送信する送信手段と、を備えるように構成することが可能である。
すなわち、蓄電池71の充電率に関する予測値を算出して、当該予測値を表示するための表示データを外部端末3に送信するので、外部端末3のユーザに、当該予測値を提示することができる。さらに、当該予測値は、気象情報に基づき予測された発電電力量等を用いて算出した値であるので、外部端末3のユーザに、より正確な予測値を提示することができる。
また、本実施形態によれば、算出手段は、外部端末3のユーザが当該外部端末3を介して負荷20,30のうちのいずれかを選択した場合に、当該選択された負荷の運転が停止すると、算出した予測値がどのように変化するかをシミュレーションした結果を算出することが可能である。
すなわち、ユーザが選択した負荷の運転を停止した場合に、蓄電池71の充電率に関する予測値がどのように変化するかをシミュレーションした結果を算出して、当該シミュレーション結果を表示するための表示データを外部端末3に送信するので、外部端末3のユーザに、当該シミュレーション結果を提示することができる。したがって、ユーザは、選択する負荷を変更して予測値の変化の度合いを見比べながら、どの負荷の運転を停止すればよいか等を判断することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
また、本実施形態によれば、算出手段が予測値の算出に使用する“負荷20,30の使用電力量”は、現在の使用電力が維持されると仮定した場合の使用電力量、又は使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合の使用電力量である。
すなわち、外部端末3のユーザに、現在の使用電力が維持されると仮定した場合の使用電力量等に基づく予測値を提示することができる。したがって、外部端末3のユーザは、外部端末3に表示された予測値を見て、現在の電気の使い方を継続してよいのか、それとも改善した方がよいのか等を判断することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
あるいは、外部端末3のユーザに、使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合の使用電力量等に基づく予測値を提示することができる。したがって、外部端末3のユーザは、外部端末3に表示された予測値を見て、昨日と同じ電気の使い方をしてもよいのか、それとも改善した方がよいのか等を判断することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
また、本実施形態によれば、算出手段は、蓄電池71の充電時には、予測値として、日没時点における蓄電池71の充電率、又は蓄電池71が満充電状態となるまでの時間を算出し、蓄電池71の放電時には、予測値として、蓄電池71が完全放電状態となるまでの時間を算出することが可能である。
すなわち、充電時には、外部端末3のユーザに、日没時点における蓄電池71の充電率、又は蓄電池71が満充電状態となるまでの時間を提示することができ、放電時には、外部端末3のユーザに、蓄電池71が完全放電状態となるまでの時間を提示することができる。したがって、外部端末3のユーザは、外部端末3に表示された予測値を見て、蓄電池71の充電率に関して容易に把握することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
また、本実施形態によれば、制御装置10は、外部情報サーバ(例えば気象情報サーバ2)からの災害情報を取得した場合に外部端末3に通知を行う災害通知手段と、災害情報を取得した場合に、蓄電池71の充電率が目標充電率に達するまで当該蓄電池71を強制充電する災害予測充電手段と、を備えており、算出手段は、蓄電池71の強制充電時には、予測値として、蓄電池71の充電率が目標充電率に達するまでの時間を算出することが可能である。
すなわち、災害の発生を外部端末3に通知するので、外部端末3のユーザは災害の発生を容易に把握することが可能となる。
また、災害が発生する際に蓄電池71を強制充電するので、災害が発生して停電しても、電気を使った生活を送ることができる。
さらに、強制充電時には、外部端末3のユーザに、充電率が目標充電率に達するまでの時間を提示することができる。したがって、外部端末3のユーザは、外部端末3に表示された予測値を見て、充電率が目標充電率に達するまでの時間がこのままで良いのか否か等を判断することができるので、宅内の電力需給バランスを適切に保つことが可能となる。
なお、気象情報を提供する外部情報サーバと、災害情報を提供する外部情報サーバと、か異なるサーバであってもよい。
また、本実施形態によれば、制御装置10は、停電が発生した場合に外部端末3に通知を行う停電通知手段と、停電が復旧した場合に外部端末3に通知を行う復旧通知手段と、を備えるように構成することができる。
すなわち、停電の発生や復旧を外部端末3に通知するので、外部端末3のユーザは停電の発生や復旧を容易に把握することが可能となる。
また、本実施形態によれば、制御装置10は、所定条件が成立した場合に、負荷のうちの停止可能負荷の中で優先度の高いものから運転を停止させるピークカット制御手段を備えており、停止可能負荷及び優先度は、外部端末3のユーザが当該外部端末3を介して事前に選択可能であるように構成することができる。
すなわち、ピークカット制御手段は、所定条件が成立した場合に、外部端末3のユーザが事前に選択した負荷の運転を停止させるので、ピークカット制御時にユーザが運転を継続してほしい負荷の運転が停止する等の不都合がなく、ユーザの意向を反映したピークカット制御を行うことが可能となる。
なお、ホームゲートウェイ10と通信ネットワークNを介して接続する外部サーバを設けて、当該外部サーバに、負荷制御手段、発電量予測手段、算出手段、送信手段、災害通知手段、災害予測充電手段、停電通知手段、復旧通知手段、ピークカット制御手段の各種手段のうち、いずれか一部の手段又は全部の手段を備えるようにしてもよい。すなわち、ホームゲートウェイ10及び外部サーバを用いて制御装置を構築するようにしてもよい。
〔変形例〕
本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
〔変形例1〕
上述した実施形態においては、負荷20,30に該当する機器ごとのシーン設定(制御)を行うこととしたが、本変形例においては、当該シーン設定に加えて(あるいは替えて)、タイマー設定(制御)を行うことができる。
図19は、画面生成部によって生成された「タイマーの状況」画面140である。
サイドメニュー110における「タイマーの状況」ボタン112eを押すと、図19に示す「タイマーの状況」画面140に移行することができる。
「タイマーの状況」画面140には、曜日選択領域141と、機器カテゴリ/機器名称表示領域142と、詳細ボタン領域143と、タイマー状況表示領域144と、が表示されている。
曜日選択領域141には、「週」「月」「火」「水」「木」「金」「土」「日」の各ボタンが並んで配置されており、図61は、「月」ボタンを押した場合に表示される画面である。
機器カテゴリ/機器名称表示領域142には、機器のカテゴリと機器の名称とが併記された複数の表示欄が並んで配置されている。これら複数の表示欄に「+」ボタン又は「-」ボタンが表示され、「+」ボタンを押すと、表示欄が展開して、機器ごとのタイマー制御をより詳細に管理でき、「-」ボタンを押すと、展開していた表示欄を元の状態にたたむことができる。図19は、「+」ボタンを押した場合に表示される画面である。
詳細ボタン領域143には、機器カテゴリ/機器名称表示領域142の各表示欄と左右に隣り合う複数の詳細ボタンが並んで配置されている。これらの詳細ボタンを押すことによって、タイマー設定の編集を行う画面へと移行することができる。
タイマー状況表示領域144には、事前に設定されたタイマーの状態が、機器ごとに表示されている。
図19に示す編集画面140のように複数の表示欄のそれぞれを展開させた場合には、上記した「シーンの状況」に係る項目142a,142bが含まれている。すなわち、「シーンの状況」画面に表示された各操作ボタン151a~157a,161a~164aをタイマー設定できるようになっている。図19に示す画面140では、詳細ボタン領域143の詳細ボタンを押すことで、対応する編集画面に移行することができる。例えば、上から2番目の詳細ボタン(詳細ボタン143a)を押すと、図20に示すような「リビングエアコン 平日(停電時)」編集画面130に移行することができる。
図20に示す編集画面130は、タイマーの変更画面である。この編集画面130には、切替ボタン131と、繰り返しチェックボックス132と、「カテゴリ」プルダウンメニュー133と、「機器・シーン名」プルダウンメニュー134と、「タイマー名」編集部135と、タイマー一覧136と、変更ボタン137と、削除ボタン138と、戻るボタン139aと、一覧へ戻るボタン139bが表示されている。
切替ボタン131は、タイマー設定の有効・無効を切り替えることができる。
繰り返しチェックボックス132は、タイマー設定を繰り返し設定にするか、一回きりにするかを選択するためのものであり、繰り返し設定にする場合はチェックボックス132にチェックを入れる。
「カテゴリ」プルダウンメニュー133は、右側端部の「▼」マーク133aを押すと、機器カテゴリの複数の選択肢が表示され、任意の選択肢を選ぶことができるものである。
「機器・シーン名」プルダウンメニュー134は、右側端部の「▼」マーク134aを押すと、機器名又はシーン名の複数の選択肢が表示され、任意の選択肢を選ぶことができるものである。
「タイマー名」編集部135は、枠135aを押して選択すると、文字入力用のキーボードが表示され、任意の文字を入力することができる。
タイマー一覧136は、同カテゴリ、同機器・シーン名、同タイマー名で設定したタイマー設定の一覧を表示する欄であり、追加ボタン136aを押すと、曜日の選択、起動時刻の選択、設定した機器の動作の選択を行うことができる。それぞれ選択肢が適宜表示されるものとする。また、編集ボタン136bを押すと、過去に登録した設定内容を編集することができる。
そして、変更ボタン137を押すと編集した設定が保存され、「タイマーの状況」画面140に表示された機器カテゴリ/機器名称表示領域142の各項目に反映されることになる。削除ボタン138を押すと、編集した設定をクリアして初期状態にすることができる。また、戻るボタン139aを押すと、編集した設定を保存せずに移行前の画面(「タイマーの状況」画面140等)に戻ることができる。また、一覧へ移動ボタン139bを押すと、編集した設定を保留したまま移行前の画面(「タイマーの状況」画面140等)に戻ることができる。
ここで、図20に示す編集画面130は、停電時タイマー状況編集画面であるので、機器カテゴリの選択肢や機器名の選択肢として、特定負荷30に該当する機器のみが列挙される。すなわち、停電時タイマー状況編集画面では、機器カテゴリや機器名として、特定負荷30に該当する機器は選択できるが、一般負荷20に該当する機器は選択できないようになっている。
負荷制御手段は、タイマー設定された機器を、指定された起動時刻に、指定された動作内容で動作させる。例えば、図20に示す編集画面130では、停電時においてはリビングエアコンを平日8:00に電源OFFすると設定されているので、リビングエアコンは、停電時の平日8:00に自動的に電源OFFすることとなる。また、図20に示す編集画面130では、停電時においてはリビングエアコンを平日16:00に電源ONして除湿モードにすると設定されているので、リビングエアコンは、停電時の平日16:00に自動的に電源ONして除湿モードで稼働することとなる。
すなわち、図20に示す編集画面130の内容が設定(登録)された場合、負荷制御手段によって、停電時には、所定のタイミング(平日8:00)になると、負荷30のうちの所定の負荷の動作を制御(リビングエアコンの電源をOFFする制御)が行われるとともに、所定のタイミング(平日16:00)になると、負荷30のうちの所定の負荷の動作を制御(リビングエアコンの電源をONして除湿モードにする制御)が行われることとなる。
〔変形例2〕
上述した実施形態においては、停電時の給電仕様を特定負荷給電としたが、本変形例においては、停電時の給電使用を全負荷給電とする。すなわち、上述した実施形態においては、建物1において使用される機器(家電製品や設備機器等)を一般負荷20と特定負荷30とに分けたが、本変形例においては、図21に示すように、一般負荷20と特定負荷30とに分けないこととする。図21において、宅内負荷90aは、建物1において使用されるすべての機器である。なお、説明の便宜上、図21では一つの宅内負荷90aだけを表しているが、建物1では複数の宅内負荷が使用されている。本変形例において、宅内負荷90aは、これら複数の宅内負荷を指しているものとする。
本変形例の場合、平常時においては、例えば図21(a)に示すように、系統電源1aからの電力が切替盤90bを介して一般負荷分電盤40に供給される。また、太陽光発電装置60の発電電力がパワーコンディショナ80及び切替盤90bを介して一般負荷分電盤40に供給される。また、放電モードの時には、蓄電装置70の蓄電電力がパワーコンディショナ80及び切替盤90bを介して一般負荷分電盤40に供給される。そして、一般負荷分電盤40に供給された電力は、宅内負荷90aやホームゲートウェイ10に供給される。また、充電モードの時には、太陽光発電装置60の発電電力のうちの余剰電力がパワーコンディショナ80を介して蓄電装置70に供給されて蓄電池71に蓄えられる。また、強制充電時には、充電モードに切り替り、系統電源1aからの電力や太陽光発電装置60の発電電力がパワーコンディショナ80を介して蓄電装置70に供給されて蓄電池71に蓄えられる。
一方、停電時においては、例えば図21(b)に示すように、系統電源1aからの電力供給が途絶えるので、切替盤90bは、系統電源1aからの電力供給を切り離し、パワーコンディショナ80からの電力供給のみに切り替える。したがって、太陽光発電装置60の発電電力がパワーコンディショナ80及び切替盤90bを介して一般負荷分電盤40に供給される。また、放電モードの時には、蓄電装置70の蓄電電力がパワーコンディショナ80及び切替盤90bを介して一般負荷分電盤40に供給される。一般負荷分電盤40に供給された電力は宅内負荷90aやホームゲートウェイ10に供給される。また、充電モードの時には、太陽光発電装置60の発電電力のうちの余剰電力がパワーコンディショナ80を介して蓄電装置70に供給されて蓄電池71に蓄えられる。
2 気象情報サーバ:外部情報サーバ
3 外部端末:情報端末
10 ホームゲートウェイ:制御装置
20 一般負荷:負荷
30 特定負荷:負荷
60 太陽光発電装置:発電装置
71 蓄電池
90a 宅内負荷:負荷

Claims (9)

  1. 負荷と、
    前記負荷に供給するための電力を発生する発電装置と、
    前記発電装置が発生した電力を蓄える蓄電池と、
    外部端末と通信可能な制御装置と、を備えており、
    前記制御装置は、前記負荷を遠隔制御する負荷制御手段を備え、
    前記負荷制御手段は、停電時には、所定のタイミングで、前記負荷のうちの所定の負荷の動作を制御し、
    前記所定のタイミング及び前記所定の負荷は、前記外部端末のユーザが当該外部端末を介して事前に選択可能であることを特徴とする電力制御システム。
  2. 請求項1に記載の電力制御システムにおいて、
    前記負荷制御手段は、
    停電時及び平常時には、前記外部端末を介した当該外部端末のユーザからの要求に応じて、前記負荷の動作を制御するとともに、
    停電時には、前記要求がなくても、前記所定のタイミングで、前記所定の負荷の動作を制御することを特徴とする電力制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の電力制御システムにおいて、
    前記発電装置は、太陽光発電装置であり、
    前記制御装置は、
    外部情報サーバから取得した気象情報に基づいて前記発電装置の発電電力量を予測する発電量予測手段と、
    前記蓄電池の充電率と、前記発電量予測手段が予測した発電電力量と、前記負荷の使用電力量と、に基づいて、前記蓄電池の充電率に関する予測値を算出する算出手段と、
    前記算出手段の算出結果を表示するための表示データを前記外部端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする電力制御システム。
  4. 請求項3に記載の電力制御システムにおいて、
    前記算出手段は、前記外部端末のユーザが当該外部端末を介して前記負荷のうちのいずれかを選択した場合に、当該選択された負荷の運転が停止すると、算出した前記予測値がどのように変化するかをシミュレーションした結果を算出することを特徴とする電力制御システム。
  5. 請求項3又は4に記載の電力制御システムにおいて、
    前記使用電力量は、
    現在の使用電力が維持されると仮定した場合における使用電力量、又は
    使用電力の推移が前日と同じであるというと仮定した場合における使用電力量であることを特徴とする電力制御システム。
  6. 請求項3から5のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記算出手段は、
    前記蓄電池の充電時には、前記予測値として、日没時点における前記蓄電池の充電率、又は前記蓄電池が満充電状態となるまでの時間を算出し、
    前記蓄電池の放電時には、前記予測値として、前記蓄電池が完全放電状態となるまでの時間を算出することを特徴とする電力制御システム。
  7. 請求項3から6のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記制御装置は、
    外部情報サーバからの災害情報を取得した場合に前記外部端末に通知を行う災害通知手段と、
    前記災害情報を取得した場合に、前記蓄電池の充電率が目標充電率に達するまで当該蓄電池を強制充電する災害予測充電手段と、を備えており、
    前記算出手段は、前記蓄電池の強制充電時には、前記予測値として、前記蓄電池の充電率が目標充電率に達するまでの時間を算出することを特徴とする電力制御システム。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記制御装置は、
    停電が発生した場合に前記外部端末に通知を行う停電通知手段と、
    停電が復旧した場合に前記外部端末に通知を行う復旧通知手段と、を備えることを特徴とする電力制御システム。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記制御装置は、所定条件が成立した場合に、前記負荷のうちの停止可能負荷の中で優先度の高いものから運転を停止させるピークカット制御手段を備えており、
    前記停止可能負荷及び前記優先度は、前記外部端末のユーザが当該外部端末を介して事前に選択可能であることを特徴とする電力制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024034180A1 (ja) * 2022-08-08 2024-02-15 マクセル株式会社 保管装置
WO2024106420A1 (ja) * 2022-11-18 2024-05-23 門左衛門合同会社 電源中継装置

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