JP2022141170A - 下ろし器 - Google Patents

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【課題】野菜を効率的に細かく下ろすことが可能な下ろし器を提供すること。【解決手段】下ろし器本体となる金属製の基板1に、抉り起こしで形成した切削突起2と、下ろし調理した野菜切削片及び野菜汁を下ろし面(基板1の表面)から下方に落下させる落下孔3を設け、切削突起2は、前後方向に横一列に且つ前後方向に多段に形成すると共に、隣接する前後の切削突起2の形成位置をずらして設け、切削突起2の切削面を凹状面21に形成してなる。【選択図】図1

Description

本発明は、野菜調理に使用する下ろし器に関するものである。
下ろし器は種々の構造のものが知られているが、本発明は特に調理対象野菜の往復摺動で下ろし調理を行うものであって、金属基板上に抉り起こして形成した切削突起を多数設けた下ろし器を対象とするものである(特許文献1~3)。
上記の下ろし器の切削突起は、タガネによる手作業やタガネジグによる機械製作によって基板表面を抉り起こして三角山形状に形成しているもので、前記切削突起は下ろし方向に正対して斜列配置に形成され(特許文献1、特許文献3図7)、または斜向して横列配置に形成されている(特許文献2、特許文献3図1)。また切削突起列の前後に調理済野菜(下ろされた野菜)の落下孔を形成する構成も知られている(特許文献3)。
実公昭64-859号公報。 実開平6-66537号公報。 登録実用新案3140676号公報。
下ろし器による野菜下ろし調理は、抉り起こしで形成された切削突起上で野菜を摺動させ、野菜の摺動面を削り落とすもので、前記の削り落としは切削突起の突出先端で野菜を抉り取ると共に、切削面の外縁となる切削縁で野菜繊維を切断して行われる。しかし切削突起の切削面が平面若しくは膨出面に形成されているので、切削縁での野菜下ろし(繊維切断)は効率的に行われているものではなく、野菜の繊維が切削突起の切端でひっかき、これに伴ってちぎり取られているといえる。
そこで本発明は、切削突起先端による抉り取りと共に、切削突起の切削縁による野菜繊維の切断を行って、野菜を効率的に細かく下ろすことを可能とした新規なおろし器を提案したものである。
本発明の請求項1記載に係る下ろし器は、金属基板上面に抉り起こしによって抉り起こし側が切削面となる切削突起を多数設けた下ろし金を備え、野菜の前記基板上の摺動によって当該野菜の下ろし調理を行う下ろし器において、金属基板を上下に貫通する落下孔を、切削突起の切削面が前記落下孔の孔壁の一部若しくは孔壁と近接するように設けると共に、前記切削面を凹状面に形成してなることを特徴とするものである。
而して上記下ろし器は、通常の器具と同様に野菜の下ろし調理を行うもので、切削突起の切削面が凹状面で形成されているので、切削突起先端の野菜の抉り取りと相俟って切削縁による野菜繊維の切れ味の良い効率的な切断がなされ、下ろし作業時の力が軽減されると共に、下ろされた野菜繊維が微細に切断され、細かな滑らかな下ろしを得ることができる。
また本発明の請求項2記載に係る下ろし器は、前記下ろし器具において特に、凹状面が切削突起形成範囲よりも基板背面に至る縦溝状に形成してなり、請求項3記載に係る下ろし器は、更に凹状面を切削突起の抉り起こし方向下方側に傾斜して設けたもので、下ろされた野菜はスムーズに基板背面側に排出されることになる。
また本発明の請求項5記載に係る下ろし器は、前記下ろし器具において、特に切削突起が大小相違し、切削突起の位置を摺動方向に対して横位置をずらして形成してなるもので、下ろし摺動操作時に野菜の下ろし面全体を切削突起でほぼ均等に切削(下ろし)を行うことになる。
本発明の構成は上記のとおり、抉り起こしの切削突起の切削面を凹状面に形成して切削突起の切削縁の切断機能を高めたもので、下ろし野菜の微細繊維化を図ると共に下ろし効率を高めた器具としたものである。
本発明の第一の実施形態の全体斜視図。 同要部拡大平面図。 同製造工程の説明図。 同第二実施形態の全体斜視図。
次に本発明の実施形態について説明する。図1乃至3に示した第一実施形態の下ろし器は、下ろし器本体となる金属製の基板1に、抉り起こしで形成した切削突起2と、下ろし調理した野菜切削片及び野菜汁を下ろし面(基板1の表面)から下方に落下させる落下孔3を設けたものである。
切削突起2は、従前の器具と同様に基板1に対して三角錐形状の凹部11が残存するように抉り起こして略半円錐形状に形成するものであるが、前記の抉り起こしは、往復動(前後方向の動作)となる野菜摺動方向の後方(器具の手元側)から前方へ抉り起こし、切削面が手元側からみて対面(正対及び斜め対向も含む)するように形成したものである。
また前記切削突起2は、前後方向に横一列に且つ前後方向に多段に形成すると共に、図2に示すように隣接する切削突起2のピッチAの間を4分割する延長線イロハニ上に前後の切削突起2の形成位置をずらして設けたものである。勿論横方向のずれは任意に定めることができるもので、基板1の切削突起2全体が前後方向においての重なりをできるだけ少なくするようにするものである。
また前記切削突起2は、例えば後述する加工手段で形成した切削面(凹状面)21を形成すると共に、抉り起こし時に生ずる金属表面の剥離によって発生する切削突起2の分離縁となる切削縁22の「バリ」を除去しているものである。
落下孔3は、横列した切削突起2の手前側に穿設形成したもので、切削面(凹状面)21に達する位置(切削面21が落下孔3の孔壁となる位置)まで形成されているものである。前記の切削突起2及び落下孔3の加工手段の一例を図3に基づいて説明すると、前記した通り基板1の所定位置(横一列)に切削突起2を抉り起こし(図3ア)、切削突起2の前後間に落下孔3を穿設形成するもので、落下孔3は、切削突起2の切削面側ギリギリの範囲までプレス加工で打ち抜き形成する。次に切り起こした切削面21aを凹状面(例えば三角凹部)に形成するように切削突起2の先端から基板1の背面に達するまで、切削面21aをプレス加工或いは研削加工で抉り取り、凹状面21に形成する。
前記の凹状面21は、切削突起2の先端から基板1の裏面まで達し、且つ切削突起2の抉り起こし方向に傾斜して設けるものである。
切削突起2及び落下孔3を形成した後に、基板1を前方から手前側に向かってバフ研磨を行い、切削突起2の切削縁22を研磨し、突起の抉り起こし加工で生じた「バリ」を除去する。
而して前記の下ろし器は、単独での使用も可能であるが、例えば手前側が高くなるような容器Bと組み合わせて使用すると便利である。
下ろし調理は、基板1上での野菜の往復摺動(前後操作)で行うもので、
野菜が切削突起2とぶつかると切削突起2の先端でひっかき落されると共に、切削縁22で野菜繊維が切断され、微細短繊維の野菜切削片に調理されることにる。
特に本実施形態においては、切削突起2が全て手元側に対面しているので、前方への押し込み動作で殆どの下ろし調理がなされ、特に前記の下ろし操作に際して切削突起2の横列位置がずれているので、下ろし野菜の下ろし面全体が平均的に切削突起2によって切削される(下ろされる)ことになり、また戻し操作に際しては切削突起2による切削がなされずに抵抗感なく引き戻れる。従って強く押し込み軽く引き戻すという操作となり、下ろし調理時の動作が非常に高率的に且つ優れた操作性を有することになる。
また特に切削突起2の切削面が縦溝状の凹状面21に形成されており、且つ落下孔3の壁面にもなっているので、野菜切削片は、切削直後に容器b内に落下するものであり、野菜切削片が基板1の表面に残存する量が少なく、次の下ろし操作時に残存する野菜切削片が邪魔することが無い。
更に切削突起2の切削縁22が「バリ取り処理」がなされているので、引き戻し操作時に野菜切削片(微細繊維片)が引っ掛かる箇所が存在しないことになり、下ろし調理が終了した際に、落下孔3から落下・流下しない残存切削片(微細繊維片)は、戻し操作方向からの流水で、簡単に洗い落とされ、微細繊維片を残すことが無いので衛生的でもある。
図4は本発明の第二実施形態を示したもので、この実施形態の下ろし器は、基板1の前後に脚部12を設けて、基板1Aが傾斜するように形成したもので、基板1A上に切削突起2Aと落下孔3Aを設けているものである。
切削突起2A(2a,2b,2c)は、第一実施形態と異なり一方の下ろし方向のみに形成されているものではなく、双方向に形成されているが、切削突起2Aはその切削面が凹状面21に形成され、且つ落下孔3Aに臨んで設けているものである。
また特に切削突起2Aは大中小の切削突起2a,2b,2cとしたものであり、下ろし方向に対して斜列し、且つ横にずらして多段に設けたもので、落下孔3Aは切削突起2Aの二列ごとに斜列に対応して斜孔としたものである。尚落下孔3Aは、切削突起2Aの切削面21が落下孔3Aの孔壁となる位置ではなく、切削面21と近接する孔壁を備える位置に形成しても良い。
従って第二実施形態も第一実施形態と同様に、野菜下ろし作業時に、野菜に対して切削突起2Aの先端の抉り取りと切削縁22で切断がなされ、微細片の下ろし調理を実現できるものである。
1,1A 基板
11 凹部
12 脚部
2,2A 切削突起
21 凹状面
21a 切削面(製造工程上)
22 切削縁
3,3A 落下孔
本発明の請求項1記載に係る下ろし器は、金属基板表面に抉り起こしによって抉り起こし側が切削面となる切削突起を多数設けた下ろし金を備え、野菜の前記基板上の摺動によって当該野菜の下ろし調理を行う下ろし器において、金属基板を上下に貫通する落下孔を、切削突起の切削面が前記落下孔の孔壁の一部となるように設けると共に、切削突起先端から基板背面に達する範囲まで、切削突起の抉り起こし方向下方側に傾斜する凹状面に形成してなることを特徴とするものである。
また本発明の下ろし器は、特に凹状面が切削突起の抉り起こし方向下方側に傾斜して設けたもので、下ろされた野菜はスムーズに基板背面側に排出されることになる。
また本発明の請求項2記載に係る下ろし器は、前記下ろし器具において、特に切削突起が大小相違し、切削突起の位置を摺動方向に対して横位置をずらして形成してなるもので、下ろし摺動操作時に野菜の下ろし面全体を切削突起でほぼ均等に切削(下ろし)を行うことになる。

Claims (5)

  1. 金属基板上面に抉り起こしによって抉り起こし側が切削面となる切削突起を多数設けた下ろし金を備え、野菜の前記基板上の摺動によって当該野菜の下ろし調理を行う下ろし器において、
    金属基板を上下に貫通する落下孔を、切削突起の切削面が前記落下孔の孔壁の一部若しくは孔壁と近接するように設けると共に、前記切削面を凹状面に形成してなることを特徴とする下ろし器。
  2. 凹状面を切削突起の切削面の形成範囲から基板背面へ至る縦溝状に形成した請求項1記載の下ろし器。
  3. 凹状面を切削突起の抉り起こし方向下方側に傾斜して設けた請求項2記載の下ろし器。
  4. 凹状面を切削突起先端から基板裏面まで達する範囲に設けた請求項3記載の下ろし器。
  5. 切削突起が大小相違し、切削突起の位置を摺動方向に対して横位置をずらして形成してなる請求項1乃至4記載の何れかの下ろし器。
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