JP2022139922A - 物品自動引渡装置、物品自動引渡方法およびプログラム - Google Patents

物品自動引渡装置、物品自動引渡方法およびプログラム Download PDF

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康代 加増
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Abstract

【課題】物品の取引時に人と人が接する機会を減らす技術を提供する.【解決手段】物品自動引渡装置10は、物品の引渡しスペース16と物品の受取人が立つ位置との間に設けられた透過性を有する遮蔽物12、遮蔽物12の稼働機構14、および、稼働機構14と物品搬送用の搬送装置とを制御する制御部110を備える。制御部110は、入力された対象物特定情報によって特定される対象物品を、保管スペース22から引渡しスペース16に移動させ、対象物品が引渡しスペース16に配置された状態では、受取人の体の少なくとも一部が引渡しスペース16内に入れられないように遮蔽物12の位置を制御し、対象物品が引渡しスペース16に配置された状態で受取人からの所定の追加入力が行われると、受取人の体の少なくとも一部が引渡しスペース16内に入れられるように遮蔽物12の位置を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、物品自動引渡装置、物品自動引渡方法およびプログラムに関する。
感染症が流行している時期では、人が集まり易い場所は感染のリスクが高くなる。例えば、食品や日用品などの物品を扱う店舗には人が集まり易く、購入した物品を受け取る際に、他人と接する機会をできる限り減らすことが重要となる。
例えば、物品の受取時に他人と接する機会を減らす技術の一例が、下記の特許文献1に開示されている。特許文献1には、オークションへの出品物を一定期間登録して保管する商品保管装置が開示されている。この商品保管装置は、主要部が透明材で形成された開閉扉を有する複数のロッカーを有している。オークションの出品物は、それぞれ個別にロッカーに保管される。出品物の購入を希望する人物は、希望の出品物が保管されているロッカーを指定して代金を支払うことにより、そのロッカーの開閉扉が開錠され、出品物を受け取ることができる。
特開2002-312619号公報
特許文献1の技術では、構造上、ロッカーに出品物を入れる際にロッカーの開閉扉に触れなければならず、当該扉の持ち手を介して間接的に接触するリスクを防ぐことができない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的の一つは、物品の取引時に人と人が接する機会を減らす技術を提供することである。
本開示における第1の物品自動引渡装置は、
物品の引渡しスペースと物品の受取人が立つ位置との間に設けられた、透過性を有する遮蔽物と、
前記遮蔽物の稼働機構と物品搬送用の搬送装置とを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから前記引渡しスペースに移動させ、
前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態では、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられないように前記遮蔽物の位置を制御し、
前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態で前記受取人からの所定の追加入力が行われると、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられるように前記遮蔽物の位置を制御する。
本開示における第2の物品自動引渡装置は、
物品の引渡しスペースと、
物品の受取人が触れられない場所に設けられた物品の確認用スペースと、
物品搬送用の搬送装置を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから前記確認用スペースに移動させ、
前記受取人からの所定の追加入力に応じて、前記対象物品を前記確認用スペースから前記引渡しスペースに移動させる。
本開示における第1の物品自動引渡方法は、
コンピュータが、
物品の引渡しスペースと物品の受取人との間に設けられた透過性を有する遮蔽物の稼働機構と、物品搬送用の搬送装置と、を制御して、
対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから前記引渡しスペースに移動させ、
前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態では、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられないように、前記遮蔽物の位置を制御し、
前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態で前記受取人からの所定の追加入力が行われると、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられるように前記遮蔽物の位置を制御する、
ことを含む。
本開示における第2の物品自動引渡方法は、
コンピュータが、
物品搬送用の搬送装置を制御して、
対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから、受取人が触れられない場所に設けられた物品の確認用スペースに移動させ、
前記受取人からの所定の追加入力に応じて、前記対象物品を前記確認用スペースから前記引渡しスペースに移動させる、
ことを含む。
本開示におけるプログラムは、
上述の第1の物品自動引渡方法または第2の物品自動引渡方法をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、物品の取引時に人と人が接する機会を減らすことができる。
物品管理システムの構成の一例を概略的に示す図である。 物品管理システムの構成の一例を概略的に示す図である。 第1実施形態における物品自動引渡装置の機能構成を例示する図である。 物品自動引渡装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。 第1実施形態の物品自動引渡装置により実行される処理を例示するフローチャートである。 第1実施形態の物品自動引渡装置により実行される処理を例示するフローチャートである。 物品と倉庫の保管スペースとを対応付ける情報を生成する流れを例示する図である。 第1実施形態の第1変形例において、ある対象物品について複数の個体が引渡しスペースに移動された状態を例示する図である。 第1実施形態の第1変形例において、対象個体を選択するために使用されるユーザインタフェースの一例を示す図である。 第1実施形態の第2変形例の機能構成を例示する図である。 第1実施形態の第2変形例の物品自動引渡装置によって実行される処理を例示するフローチャートである。 ある対象物品が保管されている保管スペースを撮像した画像の一例を示す図である。 第2実施形態における物品自動引渡装置の機能構成を例示する図である。 第1実施形態の物品自動引渡装置により実行される処理を例示するフローチャートである。 第1実施形態の物品自動引渡装置により実行される処理を例示するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、特に説明する場合を除き、各ブロック図において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。また、図中に矢印がある場合、その矢印の向きは、情報の流れを分かり易く示すためのものに過ぎず、特に説明のない限り通信の方向(一方向/双方向)を限定しない。
[システム構成例]
図1および図2は、物品管理システムの構成の一例を概略的に示す図である。図1には、物品管理システム1の平面図が描かれている。図2には、物品管理システム1の断面図が描かれている。
図1および図2に描かれるように、物品管理システム1は、物品自動引渡装置10と、倉庫20を含んで構成される。図1および図2の例では、物品自動引渡装置10および倉庫20は施設30内に設定されている。
倉庫20は、物品を保管するための複数の保管スペース22を有する。複数の保管スペース22の形状やサイズは、全ての保管スペース22について同じであってもよいし、少なくとも一部について異なっていてもよい。また、少なくとも一部の保管スペース22に、内部温度を調節するための装置(図示せず)が設けられていてもよい。また、倉庫20は、物品を移動させるための搬送装置を有する。図1および図2の例では、搬送装置は、搬送路24および昇降機26を含んでいる。物品自動引渡装置10は、搬送路24および昇降機26の動きを制御することによって、対象とする保管スペース22に物品40を格納したり、対象とする保管スペース22に格納されている物品40を取り出したりする。以下で、物品自動引渡装置10の機能構成例について説明する。
<機能構成例>
図3は、第1実施形態における物品自動引渡装置10の機能構成を例示する図である。図1に示されるように、物品自動引渡装置10は、制御部110、遮蔽物12、稼働機構14、引渡しスペース16を有する。
引渡しスペース16は、倉庫20の保管スペース22から取り出された物品が配置されるスペースである。当該物品を受け取る人物(受取人)は、引渡しスペース16から所望の物品を取り出すことができる。この引渡しスペース16の近傍、具体的には、引渡しスペース16と受取人の立つ位置との間には、遮蔽物12が設けられている。遮蔽物12は稼働機構14を有し、制御部110が稼働機構14を制御することによって、遮蔽物12の位置が調節される。例えば、受取人の体の少なくとも一部(例:手や腕)が引渡しスペース16内に入らないようにする場合、稼働機構14によって、引渡しスペース16を受取人から遮るような位置となるように遮蔽物12の位置が調節される。一例として、引渡しスペース16の受取人側の開口部分を遮蔽物12で隙間なく覆うように、遮蔽物12の位置が調節される。ここで、遮蔽物12は、全体または一部に、透過性の材料(例えば、プラスチックやガラスなど)を用いている。これにより、引渡しスペース16が遮蔽物12によって遮られたとしても、受取人は、保管スペース22から引渡しスペース16に移動された物品の種類や状態を視認できる。また、後述するように所定の入力が受取人によって実行されると、引渡しスペース16に配置された物品を受取人が取り出すことができるように、遮蔽物12の位置が稼働機構14によって調節される。例えば、受取人の体の少なくとも一部(例:手や腕)が引渡しスペース16内に入るようにする場合、引渡しスペース16が開放されるように、遮蔽物12の位置が稼働機構14によって調節される。一例として、稼働機構14を制御して遮蔽物12を装置の内側の格納スペース(図示せず)に格納することによって、引渡しスペース16が開放される。
制御部110は、上述のように稼働機構14を制御する機能のほか、物品を搬送するための搬送装置(搬送路24および/または昇降機26)を制御する機能を有する。制御部110は、倉庫20の保管スペース22から取り出すべき物品(以下、「対象物品」とも表記)を特定するための対象物品特定情報の入力を受け付ける。ここで、対象物品特定情報には、1種類以上の物品を対象物品として特定するための情報が含まれている。例えば、生鮮品に属する物品Aおよび日曜品に属する物品Bを対象物品として特定するための情報が、対象物品特定情報に含まれる。制御部110は、対象物品特定情報の入力に応じて搬送装置(搬送路24および/または昇降機26)を制御して、対象物品特定情報によって特定される対象物品を、その対象物品が保管されている保管スペース22から引渡しスペース16に移動させる。ここで、制御部110は、搬送装置(搬送路24および/または昇降機26)を直接制御してもよいし、倉庫20内の制御用装置(図示せず)を介して搬送装置(搬送路24および/または昇降機26)を間接的に制御してもよい。ここで、制御部110は、対象物品が保管スペース22から移動されて引渡しスペース16に配置された状態では、後述する所定の追加入力を受け付けるまで、引渡しスペース16に受取人の体の少なくとも一部(例:手や腕)が入らないように遮蔽物12の位置を調節する。このように遮蔽物12の位置が調節されている間、受取人は、対象物品に手を触れることができないが、透過性を有する遮蔽物12を介して対象物品を視認することができる。受取人は、保管スペース22から引渡しスペース16に移動された対象物品を確認し、その対象物品を受け取るか否かを判断して、所定の追加入力を行う。特に限定されないが、「所定の追加入力」は、例えば、図示しないディスプレイに表示されたボタン(例:「取り出し」、「キャンセル」、「物品入れ替え」などのボタン)の押下操作、または、物品自動引渡装置10に設けられた図示しない物理スイッチの操作などを含む。制御部110は、物品の受け取りを了承することを示す所定の追加入力に応じて稼働機構14を制御して、受取人の体の少なくとも一部(例:手や腕)が引渡しスペース16内に入るように、遮蔽物12の位置を調節する。
<ハードウエア構成例>
物品自動引渡装置10の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、物品自動引渡装置10の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図4は、物品自動引渡装置10のハードウエア構成を例示するブロック図である。物品自動引渡装置10は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060を有する。
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040は物品自動引渡装置10の各機能(制御部110など)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、各プログラムモジュールに対応する各機能が実現される。なお、物品自動引渡装置10の各機能を実現するプログラムモジュールは、メモリ1030に記憶されていてもよい。
入出力インタフェース1050は、物品自動引渡装置10と各種入出力機器とを接続するためのインタフェースである。入出力インタフェース1050には、例えば、キーボードやタッチパネルといった入力装置1052、ディスプレイやスピーカーといった出力装置1054などが接続される。また図示されるように、入出力インタフェース1050には、レーザ式または画像処理式の読取装置1056や、様々な種類の近接無線通信規格に適合する近距離無線通信装置1058が接続されてもよい。
ネットワークインタフェース1060は、物品自動引渡装置10をネットワーク上の他の装置に接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
なお、図4に描かれる構成は、あくまで一例である。物品自動引渡装置10の構成は図4の例に制限されない。例えば、入出力インタフェース1050には、受取人によって操作される精算機(図示せず)が接続されていてもよい。この場合、受取人は、物品自動引渡装置10の設置場所で、精算機を用いて未精算の物品の代金を支払うことができる。
<処理の流れ>
以下、図5および図6を参照しながら、第1実施形態の物品自動引渡装置10により実行される処理について説明する。図5および図6は、第1実施形態の物品自動引渡装置10により実行される処理を例示するフローチャートである。
まず、制御部110は、稼働機構14を制御して、遮蔽物12を初期位置に配置させる(S102)。例えば、制御部110は、遮蔽物12が引渡しスペース16を隙間なく覆うように、稼働機構14を制御して遮蔽物12の位置を調節する。
その後、制御部110は、対象物品特定情報が入力されるまで待機する(S104:NO)。受取人は、例えば、キーボードやタッチパネルといった入力装置1052を用いて、対象物品特定情報を物品自動引渡装置10に入力することができる。また例えば、受取人は、自身の携帯端末のディスプレイ上に表示された1次元または2次元のコードシンボルを読取装置1056に読み取らせることによって、当該コードシンボルにエンコードされた対象物品特定情報を物品自動引渡装置10に入力することができる。その他にも、受取人は、近距離無線通信装置1058を介して、自身の携帯端末から物品自動引渡装置10に物品特定情報を入力してもよい。対象物品特定情報が入力されると(S104:YES)、制御部110は、保管スペースから移動させるべき対象物品を、入力された対象物品特定情報に基づいて特定する(S106)。このとき、制御部110は、対象物品として特定された物品に予め対応付けられている保管スペースの情報(保管スペースの場所)を取得する。物品と保管スペースとの対応関係を示す情報は、例えば、メモリ1030やストレージデバイス1040などの所定の記憶領域に保存されている。そして、制御部110は、搬送装置を制御して、特定した対象物品を当該対象物品の保管スペースから取り出して引渡しスペース16に移動させる(S108)。
その後、制御部110は、受取人から所定の追加入力を受け付けるまで待機する(S110:NO)。受取人は、透過性を有する遮蔽物12越しに、引渡しスペース16に配置された対象物品を確認し、当該対象物品を受け取るか否かを判断する。そして、受取人は、判断した結果に基づいて追加入力を実行する。制御部110は、追加入力を受け付けた場合(S110:YES)、当該追加入力の内容を確認する(S112)。
受け付けた追加入力が物品の受け取りを承認することを示す入力である場合(S112:承認)、制御部110は、稼働機構14を制御して、受取人が引渡しスペース16から物品を取り出すことができる位置まで遮蔽物12を移動させる(S114)。なお、物品の代金が未だ支払われていない場合、S114の処理の前に、制御部110は、例えば上述の精算機を用いて代金を支払うよう、受取人に要求する処理を実行することができる(S113)。この場合、制御部110は、必要な金額が投入されたことを示す情報を精算機から受け取った後に、S114の処理を実行する。
受け付けた追加入力が物品の受け取りをキャンセルすることを示す入力である場合(S112:キャンセル)、制御部110は、搬送装置を制御して、引渡しスペース16に配置された対象物品を、その対象物品が保管されていた保管スペースに戻す(S116)。なお、制御部110は、キャンセルされた物品の代金が支払い済みであった場合に、例えば上述の精算機を制御して、当該キャンセルされた物品について支払われた代金の払い戻しを行う処理を更に実行するように構成されていてもよい(S118)。
また図6に示されるように、制御部110は、引渡しスペース16に配置された対象物品を、別の個体と入れ替える入力を受け付け可能に構成されていてもよい。なお、対象物品の入れ替え(個体の入れ替え)は、対象物品の個体が複数存在する場合に実行可能である。この場合、制御部110は、例えば、対象物品の個体の入れ替えを行うボタンをディスプレイ上に表示させる。受取人は、そのようなボタンを操作することによって、対象物品の個体の入れ替えを指示する追加入力を制御部110に与えることができる。受け付けた追加入力が対象物品の入れ替えを指示する入力である場合(S112:入れ替え)、制御部110は、搬送装置を制御して、引渡しスペース16に配置された対象物品の個体を別の個体と入れ替える。具体的には、制御部110は、引渡しスペース16に配置された対象物品の個体を、その個体が保管されていた保管スペースへ戻す(S120)。また、制御部110は、搬送装置を更に制御して、引渡しスペース16に先ほど配置されていた個体とは異なる新たな個体を、保管スペースから取り出して引渡しスペース16へ移動させる(S122)。
<各物品と保管スペースとの対応付け>
一例として、物品と倉庫20の保管スペースとを対応付ける情報は、当該物品が倉庫20の複数の保管スペース22のいずれかに実際に格納されるときに生成される。この流れを、図7を用いて説明する。
図7は、物品と倉庫20の保管スペースとを対応付ける情報を生成する流れを例示する図である。図7に示されるように、受取人(消費者)は、自身が所持する端末を用いて商品を注文する。例えば、消費者は、店舗内の陳列什器に設けられた棚札に表示されている商品コードを、自身が所持する端末上で起動させたアプリケーションを介して読み取ることで、商品を注文することができる。また、消費者は、店舗に電話をかけ、注文する商品を店員に伝えてもよい。また、消費者は、自身が所有する端末上でオンライン注文用のウェブサイトを表示し、当該ウェブサイトを介して商品を注文してもよい。ウェブサイト上で注文手続が完了すると、対象の店舗に設けられている店舗端末(図示せず)に注文情報が送信される。なお、オンライン注文用のウェブサイトにおいて、消費者は、ある施設30を配送エリアに含む複数の異なる店舗の商品をまとめて注文することもできる。
なお物品管理システム1は、オンライン注文用のウェブサイトを提供する機能を更に備えていてもよい。例えば、物品自動引渡装置10または図示しない他の装置が、消費者の端末からのリクエストに応じて、オンライン注文用のウェブサイトのデータを提供するように構成されていてもよい。この場合において、物品自動引渡装置10は、当該消費者が購入を希望する商品の受け取り可否に基づく情報をユーザに提示する機能を更に備えていてもよい。例えば、消費者は、公共交通機関を使って帰宅する間または在宅中などに、オンライン注文用のウェブサイトを介して、希望の商品の情報を物品自動引渡装置10に送信する。物品自動引渡装置10は、まず、当該消費者が通常利用する施設30として予め登録された施設Aについて、希望の商品全てを受け取ることが可能かどうかを確認する。例えば、物品自動引渡装置10は、施設Aを商品配送エリア内に含む1以上の店舗のシステムから、商品の在庫に関する情報や商品配送の可否に関する情報等を取得する。物品自動引渡装置10は、このように取得した情報に基づいて、消費者が希望の商品の全てを施設Aにおいて受け取れるか否かを判断し、その結果を当該消費者の端末に送信する。消費者は、自身の端末上に表示された、希望の商品の受け取り可否に関する情報を確認して、どの施設30で商品を受け取るかについて決定する。一例として、端末上に表示された情報が、希望の商品全てを施設Aで受け取り可能であることを示していたとする。この場合、消費者は、施設Aで商品を受け取るように設定して注文手続を完了させることができる。他の一例として、端末上に表示された情報が、希望の商品の一部が欠品中であって施設Aで受け取り不可能であることを示していたとする。この場合、消費者は、自身の端末を用いて、施設A以外に当該消費者が利用可能な施設Bを指定して、当該施設Bにおいて希望の商品全てを受け取り可能であるか否かに関する情報を更に取得する。ここで、施設Bにおいて希望の商品全てを受け取り可能であることを示す情報が取得できた場合、消費者は、通常利用する施設Aではなく、施設Bで商品を受け取るように設定して注文手続を完了させることができる。
また、希望の商品のうちの一部が欠品中であって施設Aで受け取り不可能である場合において、消費者は、当該欠品中の商品を受け取り可能な施設30を検索するリクエストを物品自動引渡装置10に送信してもよい。この場合、物品自動引渡装置10は、消費者の行動範囲に存在する施設30(例えば、自宅から所定範囲内、勤務地から所定範囲内、通勤経路や乗換駅から所定範囲内などに存在する施設30)を配送エリアに含む1以上の店舗のシステムに対し、欠品中の商品の在庫状況や配送可否について問合せを行う。物品自動引渡装置10は、各店舗のシステムから受け取った情報に基づいて、施設Aで受け取ることができない商品を受け取り可能な施設30に関するリストを作成し、消費者の端末に送信する。消費者は、自身の端末上に表示されたリストを確認し、欠品中の商品を受け取る施設30として施設Aとは異なる施設Bを決定する。そして、消費者は、欠品中の商品を除く商品を施設Aで受け取るように設定し、かつ、欠品中の商品を施設Bで受け取るように設定して、注文手続を完成させる。また、物品自動引渡装置10は、欠品中の商品を含む全ての商品が受取可能となる時間を施設毎に計算し、上述のリストに含めてもよい。物品自動引渡装置10は、例えば、各商品の製造や配送等の情報を基に各施設30に商品が届く時間を予測するように構成された学習モデルを用いて、消費者が希望する商品が各施設30に到着する予測時刻を取得する。そして、物品自動引渡装置10は、施設毎の予測時刻を「全ての商品が受取可能となる時刻」としてリストに含めることができる。また、物品自動引渡装置10は、消費者が全ての商品を受け取るために複数の施設30に立ち寄らなければならない場合に、それらの施設30間の距離を用いて必要となる移動時間を計算し、当該移動時間を加味した(例えば、加算した)時刻を「全ての商品が受取可能となる時刻」としてリストに含めてもよい。消費者は、このような時刻に関する情報を確認することで、欠品中の商品を受け取る施設30を適切に選択することができる。
店舗の店員または配送業者の配送員は、上述のように消費者から注文された商品を、必要に応じて容器に収容したうえで、注文情報によって指定される施設30の倉庫20に格納する。このとき、店員または配送員は、物品自動引渡装置10を操作して、商品または当該商品を収容した容器を、倉庫20の保管スペースに移動させることができる。例えば、店員または配送員は、引渡しスペース16或いは商品格納用の配置スペース(図示せず)に商品または当該商品を収容した容器を配置した後、物品自動引渡装置10を操作して当該商品または当該容器を後述するように選択される保管スペースへ移動させる。なお、倉庫へ商品を格納するために物品自動引渡装置10上で行われる操作に応じて、遮蔽物12は所定の格納部に格納される。また、商品または当該商品を収容した容器を倉庫20に格納する際、店員または配送員は、当該商品の注文情報を物品自動引渡装置10に入力する。物品自動引渡装置10は、注文情報の入力に応じて、その時点で利用可能な保管スペースの中から、必要な個数の保管スペース(1以上の保管スペース)を選択する。ここで、物品自動引渡装置10は、保管される商品の属性に基づいて、適切な保管スペースを選択するように構成されていてもよい。例えば、物品自動引渡装置10は、注文情報に含まれる商品の属性情報(例えば、サイズや保管時の適正温度など)を、図示しない商品マスタを参照して取得し、当該属性情報に合った保管スペースを選択するように構成されていてもよい。
そして、物品自動引渡装置10は、搬送路24および昇降機26を制御して、選択された保管スペースに商品または当該商品を収容した容器を移動させる。商品または当該商品が収容された容器が対象の保管スペースに正しく配置されると、応答信号が物品自動引渡装置10に送信される。物品自動引渡装置10は、応答信号の受信に応じて、対象物品特定情報を生成する。例えば、物品自動引渡装置10は、入力された注文情報または所定のルールに従って他の有効な情報と重複しないように生成された任意の文字列情報を、対象物品特定情報として用いることができる。そして、物品自動引渡装置10は、このような対象物品特定情報と、選択した1以上の保管スペースの識別情報と、を対応付けて対応付け情報を生成し、所定の記憶領域(例えば、メモリ1030や1040など)に記憶する。既に対応付け情報が記憶領域に記憶されている場合、物品自動引渡装置10は、当該対応付け情報を、新たに生成した情報を用いて更新する。また、物品自動引渡装置10は、特に任意の文字列情報を対象物品特定情報として生成する場合、好ましくは、対応付け情報の生成時に用いられた対象物品特定情報を消費者の端末に通知する機能を更に備える。
その後、制御部110は、上述のS104の処理において入力された対象物品特定情報と、所定の記憶領域に記憶された対応付け情報とを照合し、その照合結果に基づいて、対象物品が保管された保管スペースを特定することできる。
他の一例として、倉庫20のどの保管スペースにどの物品を格納するかが予め定められている場合、各保管スペースとその保管スペースに格納されるべき物品との対応関係を定義する定義情報が、所定の記憶領域に予め記憶される。例えば、定義情報は、メモリ1030やストレージデバイス1040などに予め記憶される。
この場合、S104の処理において、制御部110は、物品を識別する物品識別情報(例:物品の種類ごとに割り当てられる識別コード)を対象物品特定情報として、その入力を受け付ける。制御部110は、入力された物品識別情報と、所定の記憶領域に記憶されている定義情報とを照合し、その照合結果に基づいて、対象物品が保管された保管スペースを特定することができる。
<効果の例示>
以上、本実施形態では、倉庫に格納された物品をピックアップして受取人に引き渡すまでの流れを自動化した物品管理システム1において、受取人が所望する物品は、一時、透過性の遮蔽物12を介して隔離された引渡しスペース16に配置される。これにより、受取人、所望の物品に触れなくとも、当該物品の種類や状態を確認することが可能となる。また、本実施形態によれば、受取人が不必要に物品に触れることがないため、物品を介した病気への感染を防ぐといった衛生面で良好な効果が期待できる。
また、図6のフローチャートで説明した対象物品の個体の入れ替え機能によれば、個体差のある物品(例えば、お弁当といった手作りの物品、果物や野菜などの生鮮食品、複数のパッケージデザインが採用されている商品)について、受取人が気に入る物品を選択可能となる。これにより、本実施形態で説明した物品管理システム1を利用する人物の満足度を向上させる効果が期待できる。
<第1変形例>
物品自動引渡装置10は、ある対象物品について複数の個体が存在する場合に、搬送装置を制御して、当該複数の個体のうち少なくとも2つの個体をまとめて保管スペースから移動させるように構成されていてもよい。
本変形例において、制御部110は、図5のS106の処理において対象物品を特定すると、当該対象物品について保管スペースに保管されている複数の個体の中から、任意に或いは所定の基準に基づいて所定数(2つ以上)の個体を選択する。そして、制御部110は、選択された所定数の個体を保管スペースから引渡しスペース16に移動させる。受取人は、引渡しスペース16に移動された所定数の個体を遮蔽物12越しに確認する。そして、受取人は、引渡しスペース16に移動された所定数の個体の中で希望の対象個体を指定する入力を、所定の追加入力として制御部110に与える。制御部110は、このような入力を受け付けると、当該入力によって指定された対象個体を引渡しスペース16から取り出せるように、稼働機構14を制御して遮蔽物12を移動させる。このとき、物品自動引渡装置10は、搬送装置を制御して、対象個体を除く残りの個体を元の保管スペースに戻す。
図8および図9を用いて、本変形例における物品自動引渡装置10の動作の具体的な例を説明する。図8は、第1実施形態の第1変形例において、ある対象物品について複数の個体が引渡しスペース16に移動された状態を例示する図である。図9は、第1実施形態の第1変形例において、対象個体を選択するために使用されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
図8には、ある対象物品について3つの個体(80A、80B,80C)が保管スペースから引渡しスペース16に移動された状態が例示されている。図8に示されるように、引渡しスペース16に対象物品について3つの個体(80A、80B,80C)が移動された場合、受取人は、遮蔽物12越しに各個体の状態を確認し、その受取人にとって好ましい個体を指定する入力を行う。例えば、受取人は、ディスプレイ90上に表示された各個体に対応するボタン(図9の例では、「左」、「中」、「右」と表記されるボタン)を押下するなどして、好みの対象個体を指定する入力を物品自動引渡装置10(制御部110)に与える。ここで、受取人が、真ん中の個体(80B)を受け取ることを希望して、ディスプレイ90上で「中」ボタンを選択したとする。この場合、物品自動引渡装置10(制御部110)は、ディスプレイ80上で選択されたボタンに応じて生成される情報に基づいて、受取人が選択した真ん中の個体(80B)を取り出せるように、稼働機構14を制御して遮蔽物12の位置を調節する。例えば、物品自動引渡装置10(制御部110)は、稼働機構14を制御して遮蔽物12を所定の内部格納スペース82に格納する。ここで、遮蔽物12が複数の分割部分を含んでおり、かつ、複数の分割部分それぞれの位置が稼働機構14によって個別に制御可能である場合、物品自動引渡装置10(制御部110)は、対象個体の配置位置に対応する遮蔽物12の分割部分のみを制御するように構成されていてもよい。このようにすることで、受取人が、選択した個体(80B)以外の個体(80A、80C)に誤って触れてしまうことを防止できる。また、物品自動引渡装置10(制御部110)は、搬送装置を制御して、受取人によって選択された個体(80B)以外の個体(80A、80C)を、元の保管スペースに戻す。
例えばお弁当やお惣菜、生鮮食品、または複数のパッケージデザインが採用される商品などの見た目に個体差のある物品を受け取る場合、本変形例によれば、複数の個体の中から受取人の好みに合う個体を選択するようにできる。これにより、この物品管理システム1を利用するユーザの満足度を向上させる効果が期待できる。
<第2変形例>
本実施形態において、対象物品について複数の個体が保管スペースに保管されている場合、受取人が保管スペースから取り出す個体を選択できるようにしてもよい。例えば、本変形例の物品自動引渡装置10は、図10に例示されるような構成を有する。
図10は、第1実施形態の第2変形例の機能構成を例示する図である。図10の例では、物品自動引渡装置10は、表示処理部112を更に備えている。表示処理部112は、倉庫20内の各保管スペース22の内部を撮像可能な位置に設けられた1つ以上の撮像装置222から画像を取得し、その画像を物品自動引渡装置10に備えられたディスプレイに出力する。
本変形例の物品自動引渡装置10は、先に説明した動作に加えて、図11に例示するような動作を実行する。図11は、第1実施形態の第2変形例の物品自動引渡装置10によって実行される処理を例示するフローチャートである。図11のフローチャートは、以下の点を除き、図6のフローチャートと同様である。
表示処理部112は、対象物品が保管されている保管スペースの画像を撮像装置222から取得し、その画像をディスプレイに表示させる(S202)。例えば、表示処理部112は、図12に示されるような画像を、物品自動引渡装置10に対して備えられたディスプレイ上に表示させる。図12は、ある対象物品が保管されている保管スペースを撮像した画像の一例を示す図である。図12の例において、表示処理部112は、ある対象物品について保管スペースに3つの個体(120A、120B、120C)が存在していることを示す画像を、当該保管スペースに対応する撮像装置から取得し、その画像をディスプレイ上に表示している。その後、制御部110は、表示された画像に写る複数の個体の中から少なくとも1つの個体を指定する入力を、受取人が実行するまで待機する(S204:NO)。例えば、ディスプレイがタッチパネル機能を有している場合、受取人は、好みに合う個体に対応する画像領域に触れることで、希望の個体を選択することができる。この場合、物品自動引渡装置10は、どの個体が選択されたかをタッチパネルユニットから得られる信号に基づいて認識することができる。なおこの場合、制御部110は、例えば、各撮像装置から得られる画像の座標系を対応の保管スペースの座標系に変換する変換ルールを用いて、どの個体を移動させればよいかを識別することができる。この変換ルールは、例えば、メモリ1030やストレージデバイス1040などに予め記憶されている。対象物品の少なくとも1つの個体を指定する入力を受け付けた場合(S204:YES)、制御部110は、搬送装置を制御して、指定された1つ以上の個体を保管スペースから引渡しスペース16に移動させる(S206)
本変形例では、ある対象物品について保管スペースに複数の個体が保管されている場合、その保管スペースから取り出す個体を受取人が自ら選択することができる。これにより、受取人の好みに合う可能性の高い個体を最初から移動させることができる。
[第2実施形態]
本実施形態は、以下で説明する点を除き、第1実施形態と同様の構成を有する。
<機能構成例>
図13は、第2実施形態における物品自動引渡装置10の機能構成を例示する図である。図13に示されるように、本実施形態の物品自動引渡装置10は、第1実施形態と異なり、制御部110、遮蔽物12および稼働機構14を備えていない。代わりに、本実施形態の物品自動引渡装置10は、制御部114および確認用スペース18を有している。
制御部114は、物品を搬送するための搬送装置(搬送路24および/または昇降機26)を制御する機能を有する。本実施形態の制御部114は、搬送装置を制御する機能を有する点では、制御部110と同じである。確認用スペース18は、物品の受取人が触れられない場所に設けられている。例えば、確認用スペース18は、透過性の材料で遮断された空間に設けられる。また、確認用スペース18は、受取人の手が物理的に届かない場所に設けられてもよい。なお、確認用スペース18は、受取人が物品の状態を確認するためのスペースであるため、好ましくは、受取人の立つ位置に近い場所に設けられる。
本実施形態の制御部114は、倉庫20の保管スペース22から取り出すべき物品(以下、「対象物品」とも表記)を特定するための対象物品特定情報の入力を受け付ける。ここで、対象物品特定情報には、1種類以上の物品を対象物品として特定するための情報が含まれている。例えば、生鮮品に属する物品Aおよび日曜品に属する物品Bを対象物品として特定するための情報が、対象物品特定情報に含まれる。制御部114は、対象物品特定情報の入力に応じて搬送装置(搬送路24および/または昇降機26)を制御して、対象物品特定情報によって特定される対象物品を、その対象物品が保管されている保管スペース22から確認用スペース18に移動させる。ここで、制御部114は、搬送装置(搬送路24および/または昇降機26)を直接制御してもよいし、倉庫20内の制御用装置(図示せず)を介して搬送装置(搬送路24および/または昇降機26)を間接的に制御してもよい。対象物品が確認用スペース18に配置されている間は、受取人は、その対象物品に手を触れることができないが、その対象物品の状態などを視認することはできる。そして、制御部114は、受取人から所定の追加入力を受け付ける。受取人は、保管スペース22から確認用スペース18に移動された対象物品を確認し、その対象物品を受け取るか否かを判断して、所定の追加入力を行う。特に限定されないが、「所定の追加入力」は、例えば、図示しないディスプレイに表示されたボタン(例:「取り出し」、「キャンセル」、「物品入れ替え」などのボタン)の押下操作、または、物品自動引渡装置10に設けられた図示しない物理スイッチの操作などを含む。制御部114は、物品の受け取りを了承することを示す所定の追加入力に応じて搬送装置を制御して、対象物品を確認用スペース18から引渡しスペース16に移動させる。
<処理の流れ>
以下、図14および図15を参照しながら、第1実施形態の物品自動引渡装置10により実行される処理について説明する。図14および図15は、第1実施形態の物品自動引渡装置10により実行される処理を例示するフローチャートである。
まず、制御部114は、対象物品特定情報が入力されるまで待機する(S302:NO)。受取人は、例えば、キーボードやタッチパネルといった入力装置1052を用いて、対象物品特定情報を物品自動引渡装置10に入力することができる。また例えば、受取人は、自身の携帯端末のディスプレイ上に表示された1次元または2次元のコードシンボルを読取装置1056に読み取らせることによって、当該コードシンボルにエンコードされた対象物品特定情報を物品自動引渡装置10に入力することができる。その他にも、受取人は、近距離無線通信装置1058を介して、自身の携帯端末から物品自動引渡装置10に物品特定情報を入力してもよい。対象物品特定情報が入力されると(S302:YES)、制御部114は、保管スペースから移動させるべき対象物品を、入力された対象物品特定情報に基づいて特定する(S304)。このとき、制御部114は、対象物品として特定された物品に予め対応付けられている保管スペースの情報(保管スペースの場所)を取得する。物品と保管スペースとの対応関係を示す情報は、例えば、メモリ1030やストレージデバイス1040などの所定の記憶領域に保存されている。そして、制御部114は、搬送装置を制御して、特定した対象物品を当該対象物品の保管スペースから取り出して確認用スペース18に移動させる(S308)。
その後、制御部114は、受取人から所定の追加入力を受け付けるまで待機する(S308:NO)。受取人は、確認用スペース18に配置された対象物品を確認し、当該対象物品を受け取るか否かを判断する。そして、受取人は、判断した結果に基づいて追加入力を実行する。制御部114は、追加入力を受け付けた場合(S308:YES)、当該追加入力の内容を確認する(S310)。
受け付けた追加入力が物品の受け取りを承認することを示す入力である場合(S310:承認)、制御部114は、搬送装置を制御して、対象物品を確認用スペース18から引渡しスペース16に移動させる(S312)。なお、物品の代金が未だ支払われていない場合、S312の処理の前に、制御部114は、例えば上述の精算機を用いて代金を支払うよう、受取人に要求する処理を実行することができる(S311)。この場合、制御部114は、必要な金額が投入されたことを示す情報を精算機から受け取った後に、S312の処理を実行する。
受け付けた追加入力が物品の受け取りをキャンセルすることを示す入力である場合(S310:キャンセル)、制御部114は、搬送装置を制御して、確認用スペース18に配置された対象物品を、その対象物品が保管されていた保管スペースに戻す(S314)。なお、制御部114は、キャンセルされた物品の代金が支払い済みであった場合に、例えば上述の精算機を制御して、当該キャンセルされた物品について支払われた代金の払い戻しを行う処理を更に実行するように構成されていてもよい(S316)。
また図15に示されるように、制御部114は、確認用スペース18に配置された対象物品を、別の個体と入れ替える入力を受け付け可能に構成されていてもよい。なお、対象物品の入れ替え(個体の入れ替え)は、対象物品の個体が複数存在する場合に実行可能である。この場合、制御部114は、例えば、対象物品の個体の入れ替えを行うボタンをディスプレイ上に表示させる。受取人は、そのようなボタンを操作することによって、対象物品の個体の入れ替えを指示する追加入力を制御部114に与えることができる。受け付けた追加入力が対象物品の入れ替えを指示する入力である場合(S310:入れ替え)、制御部114は、搬送装置を制御して、確認用スペース18に配置された対象物品の個体を別の個体と入れ替える。具体的には、制御部114は、確認用スペース18に配置された対象物品の個体を、その個体が保管されていた保管スペースに戻す(S318)。また、制御部114は、搬送装置を更に制御して、確認用スペース18に先ほど配置されていた個体とは異なる新たな個体を、保管スペースから取り出して確認用スペース18へ移動させる(S320)。
<効果の例示>
以上、本実施形態では、倉庫に格納された物品をピックアップして受取人に引き渡すまでの流れを自動化した物品管理システム1において、受取人が所望する物品は、一時、当該受取人が触れられない場所に設けられた確認用スペース18に配置される。これにより、受取人は、所望の物品に触れなくとも、当該物品の種類や状態を確認することが可能となる。また、本実施形態によれば、受取人が不必要に物品に触れることがないため、物品を介した病気への感染を防ぐといった衛生面で良好な効果が期待できる。
<変形例>
本実施形態においても、第1実施形態で図8乃至図12を用いて説明したような構成を採用することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態について述べたが、本発明はこれらに限定されて解釈されるべきものではない。実施形態に開示されている複数の構成要素は、適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。また、ここで説明した実施の形態について、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、改良等を行うことができる。例えば、上述の実施形態に開示されている機能構成部は、1つの装置に備えられていてもよいし、複数の装置に分散して備えられていてもよい。
また、上述の説明で用いたフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.
物品の引渡しスペースと物品の受取人が立つ位置との間に設けられた、透過性を有する遮蔽物と、
前記遮蔽物の稼働機構と物品搬送用の搬送装置とを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから前記引渡しスペースに移動させ、
前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態では、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられないように前記遮蔽物の位置を制御し、
前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態で前記受取人からの所定の追加入力が行われると、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられるように前記遮蔽物の位置を制御する、
物品自動引渡装置。
2.
物品の引渡しスペースと、
物品の受取人が触れられない場所に設けられた物品の確認用スペースと、
物品搬送用の搬送装置を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから前記確認用スペースに移動させ、
前記受取人からの所定の追加入力に応じて、前記対象物品を前記確認用スペースから前記引渡しスペースに移動させる、
物品自動引渡装置。
3.
前記制御手段は、
倉庫に設けられた複数の保管スペースのいずれか1つ以上を前記物品を保管する保管スペースとして選択し、
選択された前記1つ以上の保管スペースに前記物品が配置されたことに応じて、前記1つ以上の保管スペースと前記対象物品特定情報とを対応付ける対応付け情報を所定の記憶領域に生成または更新し、
入力された前記対象物品特定情報と前記記憶領域に記憶された前記対応付け情報との照合結果に基づいて、前記対象物品が保管されている保管スペースを特定する、
1.または2.に記載の物品自動引渡装置。
4.
各物品を識別する物品識別情報とその物品が保管される保管スペースとの対応関係を定義する定義情報を所定の記憶領域に記憶しており、
前記制御手段は、
前記対象物品特定情報として物品識別情報の入力を受け付け、
入力された前記物品識別情報と前記定義情報との照合結果に基づいて、前記対象物品が保管されている保管スペースを特定する、
1.または2.に記載の物品自動引渡装置。
5.
前記制御手段は、
前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品について複数の個体が存在する場合、前記複数の個体のうち少なくとも2つの個体を前記保管スペースから移動させ、
前記少なくとも2つの個体の中から対象個体を指定する入力を前記所定の追加入力として受け付けると、指定された前記対象個体を前記引渡しスペースから取り出し可能な状態にするとともに、残りの個体を前記保管スペースに戻す、
1.から4.のいずれか1つに記載の物品自動引渡装置。
6.
前記制御手段は、
前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品について複数の個体が存在する場合、前記所定の追加入力として商品の入れ替えを指示する入力に応じて、前記保管スペースから移動された前記個体を、前記保管スペースに保管されている新たな個体と入れ替える、
1.から5.のいずれか1つに記載の物品自動引渡装置。
7.
前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品について複数の個体が存在する場合、前記複数の個体が保管されている保管スペースの画像を取得してディスプレイに表示する表示処理手段を更に備え、
前記制御手段は、前記画像に写る前記複数の個体の中から少なくとも1つの個体を指定する入力に応じて、指定された前記少なくとも1つの個体を前記保管スペースから移動させる、
1.から6.のいずれか1つに記載の物品自動引渡装置。
8.
コンピュータが、
物品の引渡しスペースと物品の受取人との間に設けられた透過性を有する遮蔽物の稼働機構と、物品搬送用の搬送装置と、を制御して、
対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから前記引渡しスペースに移動させ、
前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態では、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられないように、前記遮蔽物の位置を制御し、
前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態で前記受取人からの所定の追加入力が行われると、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられるように前記遮蔽物の位置を制御する、
ことを含む物品自動引渡方法。
9.
コンピュータが、
物品搬送用の搬送装置を制御して、
対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから、受取人が触れられない場所に設けられた物品の確認用スペースに移動させ、
前記受取人からの所定の追加入力に応じて、前記対象物品を前記確認用スペースから前記引渡しスペースに移動させる、
ことを含む物品自動引渡方法。
10.
前記コンピュータが、
倉庫に設けられた複数の保管スペースのいずれか1つ以上を前記物品を保管する保管スペースとして選択し、
選択された前記1つ以上の保管スペースに前記物品が配置されたことに応じて、前記1つ以上の保管スペースと前記対象物品特定情報とを対応付ける対応付け情報を所定の記憶領域に生成または更新し、
入力された前記対象物品特定情報と前記記憶領域に記憶された前記対応付け情報との照合結果に基づいて、前記対象物品が保管されている保管スペースを特定する、
ことを含む8.または9.に記載の物品自動引渡方法。
11.
各物品を識別する物品識別情報とその物品が保管される保管スペースとの対応関係を定義する定義情報が所定の記憶領域に記憶されており、
前記コンピュータが、
前記対象物品特定情報として物品識別情報の入力を受け付け、
入力された前記物品識別情報と前記定義情報との照合結果に基づいて、前記対象物品が保管されている保管スペースを特定する、
ことを含む8.または9.に記載の物品自動引渡方法。
12.
前記コンピュータが、
前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品について複数の個体が存在する場合、前記複数の個体のうち少なくとも2つの個体を前記保管スペースから移動させ、
前記少なくとも2つの個体の中から対象個体を指定する入力を前記所定の追加入力として受け付けると、指定された前記対象個体を前記引渡しスペースから取り出し可能な状態にするとともに、残りの個体を前記保管スペースに戻す、
ことを含む8.から11.のいずれか1つに記載の物品自動引渡方法。
13.
前記コンピュータが、
前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品について複数の個体が存在する場合、前記所定の追加入力として商品の入れ替えを指示する入力に応じて、前記保管スペースから移動された前記個体を、前記保管スペースに保管されている新たな個体と入れ替える、
ことを含む8.から12.のいずれか1つに記載の物品自動引渡方法。
14.
前記コンピュータが、
前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品について複数の個体が存在する場合、前記複数の個体が保管されている保管スペースの画像を取得してディスプレイに表示し、
前記画像に写る前記複数の個体の中から少なくとも1つの個体を指定する入力に応じて、指定された前記少なくとも1つの個体を前記保管スペースから移動させる、
ことを含む8.から13.のいずれか1つに記載の物品自動引渡方法。
15.
8.から14.のいずれか1つに記載の物品自動引渡方法をコンピュータに実行させるプログラム。
1 物品管理システム
10 物品自動引渡装置
1010 バス
1020 プロセッサ
1030 メモリ
1040 ストレージデバイス
1050 入出力インタフェース
1052 入力装置
1054 出力装置
1056 読取装置
1058 近距離無線通信装置
1060 ネットワークインタフェース
110 制御部
112 表示処理部
114 制御部
12 遮蔽物
14 稼働機構
16 引渡しスペース
18 確認用スペース
20 倉庫
22 保管スペース
222 撮像装置
24 搬送路
26 昇降機
30 施設
40 物品
82 内部格納スペース
90 ディスプレイ

Claims (10)

  1. 物品の引渡しスペースと物品の受取人が立つ位置との間に設けられた、透過性を有する遮蔽物と、
    前記遮蔽物の稼働機構と物品搬送用の搬送装置とを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから前記引渡しスペースに移動させ、
    前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態では、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられないように前記遮蔽物の位置を制御し、
    前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態で前記受取人からの所定の追加入力が行われると、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられるように前記遮蔽物の位置を制御する、
    物品自動引渡装置。
  2. 物品の引渡しスペースと、
    物品の受取人が触れられない場所に設けられた物品の確認用スペースと、
    物品搬送用の搬送装置を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから前記確認用スペースに移動させ、
    前記受取人からの所定の追加入力に応じて、前記対象物品を前記確認用スペースから前記引渡しスペースに移動させる、
    物品自動引渡装置。
  3. 前記制御手段は、
    倉庫に設けられた複数の保管スペースのいずれか1つ以上を前記物品を保管する保管スペースとして選択し、
    選択された前記1つ以上の保管スペースに前記物品が配置されたことに応じて、前記1つ以上の保管スペースと前記対象物品特定情報とを対応付ける対応付け情報を所定の記憶領域に生成または更新し、
    入力された前記対象物品特定情報と前記記憶領域に記憶された前記対応付け情報との照合結果に基づいて、前記対象物品が保管されている保管スペースを特定する、
    請求項1または2に記載の物品自動引渡装置。
  4. 各物品を識別する物品識別情報とその物品が保管される保管スペースとの対応関係を定義する定義情報を所定の記憶領域に記憶しており、
    前記制御手段は、
    前記対象物品特定情報として物品識別情報の入力を受け付け、
    入力された前記物品識別情報と前記定義情報との照合結果に基づいて、前記対象物品が保管されている保管スペースを特定する、
    請求項1または2に記載の物品自動引渡装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品について複数の個体が存在する場合、前記複数の個体のうち少なくとも2つの個体を前記保管スペースから移動させ、
    前記少なくとも2つの個体の中から対象個体を指定する入力を前記所定の追加入力として受け付けると、指定された前記対象個体を前記引渡しスペースから取り出し可能な状態にするとともに、残りの個体を前記保管スペースに戻す、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の物品自動引渡装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品について複数の個体が存在する場合、前記所定の追加入力として商品の入れ替えを指示する入力に応じて、前記保管スペースから移動された前記個体を、前記保管スペースに保管されている新たな個体と入れ替える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の物品自動引渡装置。
  7. 前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品について複数の個体が存在する場合、前記複数の個体が保管されている保管スペースの画像を取得してディスプレイに表示する表示処理手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記画像に写る前記複数の個体の中から少なくとも1つの個体を指定する入力に応じて、指定された前記少なくとも1つの個体を前記保管スペースから移動させる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の物品自動引渡装置。
  8. コンピュータが、
    物品の引渡しスペースと物品の受取人との間に設けられた透過性を有する遮蔽物の稼働機構と、物品搬送用の搬送装置と、を制御して、
    対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから前記引渡しスペースに移動させ、
    前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態では、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられないように、前記遮蔽物の位置を制御し、
    前記対象物品が前記引渡しスペースに配置された状態で前記受取人からの所定の追加入力が行われると、前記受取人の体の少なくとも一部が前記引渡しスペース内に入れられるように前記遮蔽物の位置を制御する、
    ことを含む物品自動引渡方法。
  9. コンピュータが、
    物品搬送用の搬送装置を制御して、
    対象物品を特定する対象物品特定情報の入力に応じて、前記対象物品特定情報によって特定される前記対象物品を、前記対象物品が保管されている保管スペースから、受取人が触れられない場所に設けられた物品の確認用スペースに移動させ、
    前記受取人からの所定の追加入力に応じて、前記対象物品を前記確認用スペースから前記引渡しスペースに移動させる、
    ことを含む物品自動引渡方法。
  10. 請求項8または9に記載の物品自動引渡方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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