JP7165860B2 - 店舗管理方法及び店舗管理システム - Google Patents

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Description

本開示は、一般に店舗管理方法及び店舗管理システムに関し、より詳細には少なくとも一部の商品が陳列された状態で複数の商品の販売を行う店舗を管理する店舗管理方法及び店舗管理システムに関する。
特許文献1には、コンピュータ制御式自動店舗アウトレットが記載されている。この自動店舗アウトレットは無人の自動チェックアウト式店舗アウトレットであり、完全に自動化されかつ無人であるよう設計されている。つまり、顧客が買物をするに際し、店員及び他の従業員の存在を必要としない。一方で、顧客はリアルタイム映像及び音声コミュニケーションが可能であり、自動店舗のディスプレイモニタを介して、遠隔場所からのライブの顧客サービス援助を要求することができるとされている。
特表2016-521414号公報
しかし、特許文献1に記載の自動店舗では、顧客は店員による直接的な対面サービスを受けることはできない。もちろん、従来型の有人店舗にはこのような課題はないが、そもそも無人店舗が必要とされる理由の一つには、人件費削減等の店舗側の要求がある。店員による直接的な対面サービス等の顧客側の要求と、人件費削減等の店舗側の要求とは相反するため、これらの両立は困難である。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、顧客及び店舗の双方の満足が得られやすい店舗管理方法及び店舗管理システムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る店舗管理方法は、店舗を管理する店舗管理方法である。前記店舗管理方法は、対人モードと、非対人モードと切り替える切替処理を有する。前記対人モードは、前記店舗において店員による顧客の直接的な応対が行われるモードである。前記非対人モードは、前記店舗において前記店員による前記顧客の直接的な応対が行われないモードである。前記対人モードから前記非対人モードに切り替える場合、前記顧客の入店時及び退店時の少なくとも一方で前記顧客の個人認証を行うための認証システムを有効にする。前記非対人モードから前記対人モードに切り替える場合、前記認証システムを無効にする。前記店舗管理方法は、1以上のプロセッサにより実行される。
本開示の一態様に係る店舗管理システムは、店舗を管理する店舗管理システムである。前記店舗管理システムは、管理装置と、認証システムと、を備える。前記認証システムは、顧客の入店時及び退店時の少なくとも一方で顧客の個人認証を行うためのシステムである。前記管理装置は、切替部と、変更部と、を有する。前記切替部は、対人モードと、非対人モードと切り替える切替部を有する。前記対人モードは、前記店舗において店員による顧客の直接的な応対が行われるモードである。前記非対人モードは、前記店舗において前記店員による前記顧客の直接的な応対が行われないモードである。前記変更部は、前記対人モードから前記非対人モードに切り替える場合、前記顧客の入店時及び退店時の少なくとも一方で前記顧客の個人認証を行うための認証システムを有効にする。前記変更部は、前記非対人モードから前記対人モードに切り替える場合、前記認証システムを無効にする。
本開示によれば、顧客及び店舗の双方の満足が得られやすい、という利点がある。
図1Aは、実施形態1に係る店舗管理方法により対人モードにあるときの店舗の状態を示す概略図である。図1Bは、同上の店舗管理方法により非対人モードにあるときの店舗の状態を示す概略図である。 図2は、実施形態1に係る店舗管理システムの構成を示す概略ブロック図である。 図3は、同上の店舗管理方法の管理対象である店舗の見取り図である。 図4は、同上の店舗管理システムの動作を示すフローチャートである。 図5Aは、同上の店舗管理方法により対人モードにあるときの店舗の状態を示す見取り図である。図5Bは、同上の店舗管理方法により非対人モードにあるときの店舗の状態を示す見取り図である。 図6Aは、同上の店舗管理方法により非対人モードにあるときの店員の様子を示す説明図である。図6Bは、同上の店舗管理方法で用いられる店員端末の表示例の説明図である。 図7Aは、第1変形例に係る店舗の見取り図である。図7Bは、第2変形例に係る店舗の見取り図である。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態に係る店舗管理方法は、図1A及び図1Bに示すように、複数の商品9の販売を行う店舗5を管理する方法である。店舗管理方法の管理対象となる店舗5は、複数の商品9のうちの少なくとも一部の商品9が店内に陳列された状態で、複数の商品9の販売を行う形態の店舗5である。本実施形態では、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、百貨店、衣料品店、家電量販店又はホームセンター等の小売店の店舗5を、店舗管理方法の管理対象の例として説明する。このような店舗5においては、顧客8(図5A参照)は、店内に陳列されている複数の商品9の中から所望の商品9をピックアップし、ピックアップした商品9について精算を行うことで所望の商品9を購入する。
本実施形態に係る店舗管理方法は、対人モードと非対人モードとの間で、店舗5の状態を、所定の判定条件に従って切り替える切替処理を有する。対人モードは、店舗5において店員7(図5A参照)による顧客8の直接的な応対が行われるモードである。非対人モードは、店舗5において店員7による顧客8の直接的な応対が行われないモードである。つまり、店舗管理方法によれば、所定の判定条件に従って、店舗5の状態が対人モードと非対人モードとで切り替えられることになる。
本開示でいう「応対」は、顧客8の相手となって受けこたえすること全般を意味し、例えば、精算(レジ打ち作業)、及び商品9に関する問い合わせのように、顧客8による商品9の購入に直接的に関連する事項に限らない。例えば、コピー機等の設備の使い方の問い合わせ、目的地までの道順の問い合わせ、及び「いらっしゃいませ」といった声掛け等の、顧客8による商品9の購入に関連しない事項についても、店員7による顧客8の応対に含まれる。また、本開示でいう「直接的な応対」は、面と向かって、つまり店員7が顧客8と直接的に顔を合わせて応対することを意味する。そのため、例えば、後述する顧客端末21と店員端末22との通信を利用した店員7による顧客8の応対等は、間接的な応対であって、「直接的な応対」には含まれない。
すなわち、本実施形態に係る店舗管理方法によれば、店員7による顧客8の直接的な応対が常に行われるのではなく、非対人モードにおいては、店員7による顧客8の直接的な応対が行われない。そのため、店舗5に来店した顧客8が商品9を購入する場合において、店舗5の状態が対人モードであれば、例えば、店員7は、商品9の精算(レジ打ち作業)等において、顧客8の直接的な応対を行う。一方、店舗5の状態が非対人モードであれば、例えば、顧客8が、後述するセルフ精算装置11等を使用して商品9の精算を行うことで、店員7は、顧客8の直接的な応対を行わない。このように、店舗管理方法によれば、店舗5の状態を「対人モード」にすることで、顧客8は、例えば、精算等の作業において店員7の援助を受けることができるので、買物をスムーズに行うことができる。一方で、店舗5のモードを「非対人モード」にすることで、店員7は、顧客8の直接的な応対を求められずに、例えば、検品等の作業に専念しやすくなって作業の効率化を図ることができ、店員7の負担を低減できる。結果的に、本実施形態に係る店舗管理方法によれば、顧客8及び店舗5(厳密には、店舗5の店員7又は運営会社等)の双方の満足が得られやすい。
ここで、「対人モード」においては店舗5に店員7が居ることが必須であるが、「非対人モード」においては店舗5に店員7が居なくてもよいし居てもよい。要するに、「非対人モード」では、店員7による顧客8の直接的な応対が行われないので、店員7が店舗5に居ることは必須ではない。さらに、店員7が店舗5に居るとしても、例えば、バックヤード541(図3参照)に店員7が居る場合等、顧客8から見て、店員7の存在が感じられない場合には、店員7による顧客8の直接的な応対は行われなくてもよい。つまり、「非対人モード」は、店員7による顧客8の直接的な応対が求められない状態であればよく、顧客8目線で無人店舗のように見える状態であればよいので、「非対人モード」において店員7が店舗5に居てもよい。店舗5に店員7が居れば、例えば、顧客8の安全に関わるような緊急時には、たとえ「非対人モード」であっても、店員7が直接的に顧客8の応対を行うことが可能である。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る店舗管理方法及び店舗管理システム10(図2参照)について詳しく説明する。店舗管理システム10は、店舗管理方法を実現するためのシステムであって、基本的には、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより構成されている。本実施形態では、店舗管理システム10が導入される店舗5としてコンビニエンスストアを例に説明する。つまり、店舗管理方法の管理対象となる店舗5はコンビニエンスストアであり、店員7はコンビニエンスストアの店員(アルバイト及びパートタイマを含む)、顧客8はコンビニエンスストアの来客である。本実施形態では、店舗管理方法の管理対象が1つの店舗5である場合について説明する。
(2.1)システム構成
ここではまず、本実施形態に係る店舗管理システム10の構成について説明する。店舗管理システム10は、図2に示すように、セルフ精算装置11、サービス提供端末12、宅配ボックス13、自動販売機14、認証システム15、センサシステム16、精算装置17、制御装置18、提示装置19及びストアコンピュータ20を備えている。店舗管理システム10は、顧客端末21、店員端末22、ゲートウェイ23、第1シャッタ31、第2シャッタ32及び管理装置4を更に備えている。また、店舗管理システム10は、サーバ装置61及び監視端末62を更に備えている。
本実施形態では、店舗管理システム10の構成要素は、図2に示すように、店舗5と、遠隔拠点6と、に分散して配置されている。ここでは、サーバ装置61及び監視端末62は遠隔拠点6に配置され、その他の構成要素は店舗5に配置されている。本開示でいう「遠隔拠点」は、店舗5の外部の拠点であって、例えば、店舗管理方法を提供するサービス会社(サポートセンタ等)、店舗5の運営会社(本部等)又は他店舗等である。ゲートウェイ23は、インターネット等のネットワーク63を介して、サーバ装置61に接続されている。ただし、上述した構成要素の全てが店舗管理システム10に含まれることは店舗管理システム10において必須の構成ではなく、構成要素が適宜省略されてもよい。
セルフ精算装置11、サービス提供端末12、宅配ボックス13及び自動販売機14は、いずれも顧客8が店員7を介さずに使用可能な装置である。すなわち、これらセルフ精算装置11、サービス提供端末12、宅配ボックス13及び自動販売機14については、基本的には顧客8が自ら操作することになる。そのため、セルフ精算装置11、サービス提供端末12、宅配ボックス13及び自動販売機14の各々は、顧客8の操作を受け付け、かつ顧客8に情報を提示するためのユーザインタフェースを有する。ユーザインタフェースは、例えば、タッチパネルディスプレイ、メカニカルスイッチ及び音声出力部等で実現される。
セルフ精算装置11は、顧客8が店員7を介さずに精算を行うための装置であって、具体例としてはセルフレジ(Self-checkout)等である。そのため、顧客8は、店内に陳列されている複数の商品9の中から所望の商品9をピックアップし、ピックアップした商品9についてセルフ精算装置11で精算を行うことにより、買物に関する一連の処理において、店員7を介することなく商品9を購入可能となる。また、セルフ精算装置11は、商品9の袋詰めの機能を有していてもよい。
セルフ精算装置11は、一例として、バーコードリーダ等により、商品9から商品9に関する商品情報を読み取る機能を有している。セルフ精算装置11は、バーコードリーダに限らず、例えば、二次元コードを読み取るリーダ、又はRFID(Radio Frequency Identification)を利用して電子タグから商品情報を非接触で読み取るタグリーダであってもよい。セルフ精算装置11は、タグリーダを採用した場合等において、複数の商品9から物品情報をまとめて読み取ることにより、複数の商品9が入った容器(袋又は買物かご等)をセルフ精算装置11に通すだけで、物品情報の読取りを行うこともできる。この場合に、クレジットカード決済、又は入店時に決済情報を登録する等の処理を行うことで、顧客8は、セルフ精算装置11の前を素通りするような動作で、商品9の購入を済ませることができる。また、セルフ精算装置11は、例えば、商品9の画像からも商品情報を読み取るように構成されていてもよい。さらに、例えば、店舗5内で顧客8が使用する買物かご又は買物カートが商品情報の読取りを行い、買物かご又は買物カートからセルフ精算装置11に商品情報が転送されてもよい。
サービス提供端末12は、店員7を介さずに顧客8にサービスを提供する情報通信端末であって、具体例としてはマルチメディア端末等である。つまり、サービス提供端末12は、例えば、各種チケット(交通チケットを含む)の発行、書籍等の注文、及び写真の印刷等の種々のサービスを顧客8に提供する。
宅配ボックス13は、顧客8宛ての配達物の取り置きを行う装置である。すなわち、宅配業者等が、顧客8宛ての配達物を店舗5に配達し、この配達物を宅配ボックス13に収容することにより、顧客8において、任意のタイミングで店舗5にて宅配ボックス13から配達物を受け取ることができる。また、宅配ボックス13は、例えば、サービス提供端末12で注文された商品9等、特定の商品9の顧客8への受け渡しにも利用可能である。さらに、宅配ボックス13は、常温、冷蔵及び冷凍を含む複数種類の収容庫を有し、要冷蔵又は要冷凍等、様々な配達物(又は商品9)の保管が可能である。
自動販売機14は、複数の商品9をストックしており、顧客8が選択した商品9について、精算及び商品9の払い出しを実行する装置である。つまり、顧客8は、自動販売機14を操作して所望の商品9を選択することで、自動販売機14内の商品9を購入することができる。ここで、自動販売機14は、街中に設置されている飲料、菓子類及び煙草等の一般的な自動販売機に比べて、大型でかつ取り扱っている商品9の種類も多様である。具体的には、自動販売機14は、文房具、電池、季節用品(手袋及びカイロ等)、衣類(下着及び肌着等)及び日用品(洗剤及び歯ブラシ等)等の、毎日のように売れる商品9ではなく、必要なときには必要となる商品9を取り扱う。自動販売機14は、例えば、顧客8がユーザインタフェースの画面上で選択した商品9について、精算の完了と引き換えに、払出口141(図3参照)から商品9の払い出しを行う。この自動販売機14はメンテナンス口142(図3参照)を有しており、自動販売機14への商品9の補充等は、例えば、店員7がメンテナンス口142から自動販売機14の内部に入って実施する。
ここで、サービス提供端末12、宅配ボックス13及び自動販売機14は、セルフ精算装置11とは異なる少なくとも1台の自動応対装置に相当する。つまり、サービス提供端末12、宅配ボックス13及び自動販売機14は、いずれもセルフ精算装置11とは異なり、店内に陳列されている商品9の精算以外のサービスを提供する。言い換えれば、少なくとも1台の自動応対装置は、顧客8にサービスを提供するサービス提供端末12と、顧客8宛ての配達物の取り置きを行う宅配ボックス13と、の少なくとも一方を含む。
認証システム15は、顧客8の入店時と退店時との少なくとも一方において、顧客8の個人認証を行うシステムである。認証システム15は、主として店舗5のセキュリティシステムとして用いられる。認証システム15は、店舗5の出入口50(図3参照)付近に設置され、例えば、顧客8の入店時に顧客8の認証を行って、認証に成功すれば、顧客8の入店を許可する。認証システム15は、出入口50の自動扉又は電気錠と連動していてもよく、この場合、顧客8の入店を許可する場合にのみ、自動扉又は電気錠を開ける。認証システム15は、一例として、会員カード、ポイントカード又はクレジットカード等の各種カード等から、カードリーダにより認証情報を取得してもよいし、顧客8の携帯情報端末との通信、又は生体認証(顔認証を含む)等によって認証情報を取得してもよい。
センサシステム16は、店舗5に設置された複数のセンサを含むシステムである。センサシステム16は、例えば、人感センサ及びイメージセンサ(カメラ)等を含み、店舗5における種々の事象を検知する。一例として、センサシステム16は、店舗5内における店員7の数、顧客8の数、及び店員7の状況等を検知する。本開示でいう「店員の状況」は、例えば、店員7の現在位置、店員7が実行中の作業(タスク)、及び店員7が実行予定の作業等を含む。
精算装置17は、店員7の操作により精算を行うための装置であって、いわゆる有人レジである。精算装置17は、例えば、カウンタ501(図3参照)に設置される。そのため、顧客8が店内に陳列されている複数の商品9の中から所望の商品9をピックアップし、ピックアップした商品9について店員7が精算装置17で精算を行うことにより、顧客8においては商品9を購入可能となる。
制御装置18は、後述する第1シャッタ31及び第2シャッタ32の各々を制御する装置である。つまり、制御装置18は、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の各々を、個別に開閉するように制御する。
提示装置19は、提示処理を実行する装置である。提示処理は、店舗5の状態が対人モードと非対人モードとのいずれであるかを顧客8に提示する処理である。すなわち、本実施形態では、店舗5の状態が対人モードと非対人モードとで切替可能であるので、提示装置19は、現在の店舗5の状態がいずれのモードにあるのかを顧客8に提示する。提示装置19は、一例として、店舗5の看板の表示態様(色又は文字等)を変更することにより、対人モードと非対人モードとのいずれであるかを表示する。提示装置19は、入店前の顧客8が店舗5の状態を認識できるように、店舗5の外部から見て分かるような態様で提示することが好ましい。ただし、提示装置19の提示の態様は、店舗5の照明色による表示、又はモニタ等の表示であってもよいし、表示に限らず、音声出力、顧客8の携帯情報端末への送信(プッシュ通知)等であってもよい。
ストアコンピュータ20は、POS(Point Of Sales)システムであって、例えば、店舗5における売り上げを表す売上情報、及び店舗5における商品9別の在庫数を表す在庫情報等を保持している。本開示でいう「売上情報」は、商品の販売時点(日時)、販売数及び単価等の情報、並びに当日の売り上げ、当日の売り上げ、及び前年同月の売り上げ等、様々な期間についての売り上げの情報を含む。
顧客端末21は、顧客8が使用する端末である。顧客端末21は、例えば、店舗5の内部であって、顧客8が使用しやすい場所、例えば、セルフ精算装置11付近に設置されている。
店員端末22は、店員7が使用する端末である。店員端末22は、店員7に携帯されている。1人の店員7が1台の店員端末22を携帯するので、店員端末22は、店員7の数に合わせて複数台導入される。
顧客端末21及び店員端末22は、いずれもプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。本実施形態では一例として、顧客端末21は据置型の専用端末であって、店員端末22は汎用のスマートフォンである。顧客端末21は、セルフ精算装置11、サービス提供端末12、宅配ボックス13及び自動販売機14等の設備機器に付随して設置されている。顧客端末21は、これらの設備機器の付近に設置されていてもよいし、設備機器に組み込まれて設備機器と一体化されていてもよい。スマートフォンは、専用のアプリケーションソフト(プログラム)をインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、店員端末22として機能する。顧客端末21のプログラム及び店員端末22のアプリケーションソフトはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
顧客端末21及び店員端末22は、少なくとも互いに通信する機能を有している。本実施形態では一例として、顧客端末21及び店員端末22は、管理装置4を介して通信するが、この構成に限らず、直接的に通信してもよい。顧客端末21と店員端末22との間の通信は、例えば、Wi-Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)等の電波を媒体とする無線通信により実現される。さらに、店員端末22は、顧客端末21からの着信等があった場合、例えば、着信音、発光機能又はバイブレーション機能により、店員7に着信を知らせるための着信通知を行う。
管理装置4は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。管理装置4には、セルフ精算装置11、サービス提供端末12、宅配ボックス13、自動販売機14、認証システム15、センサシステム16、精算装置17、制御装置18、提示装置19、ストアコンピュータ20が接続されている。さらに、管理装置4には、顧客端末21、店員端末22及びゲートウェイ23が接続されている。管理装置4に接続されたこれらの周辺装置(セルフ精算装置11及びセンサシステム16等)と管理装置4とは、互いに通信可能である。管理装置4と周辺装置との間の通信方式としては、無線通信又は有線通信の適宜の通信方式が採用される。
管理装置4は、図2に示すように、取得部41、切替部42及び変更部43を有している。本実施形態では、管理装置4のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、プロセッサが少なくとも取得部41、切替部42及び変更部43として機能する。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
取得部41は、周辺装置から通信により種々の情報を取得する。詳しくは後述するが、取得部41は、店舗5内における店員7の数、顧客8の数、及び店員7の状況等、センサシステム16の検知結果を表す情報を少なくとも取得する。
切替部42は、対人モードと非対人モードとの間で、店舗5の状態を所定の判定条件に従って切り替える切替処理を実行する。上述したように、対人モードは、店舗5において店員7による顧客8の直接的な応対が行われるモードである。非対人モードは、店舗5において店員7による顧客8の直接的な応対が行われないモードである。すなわち、店舗管理システム10は、複数の商品9のうちの少なくとも一部の商品9が陳列された状態で複数の商品9の販売を行う店舗5を管理するシステムであって、切替部42を有する。本実施形態では、切替部42は、店舗5に設置された管理装置4に設けられているが、この例に限らず、切替部42は、管理装置4とは別に設けられてもよいし、店舗5の外部に設けられてもよい。
ここにおいて、本実施形態では、切替部42は、店舗5内における「間仕切り」としての第1シャッタ31の開閉により対人モードと非対人モードとの切替えを実行する。つまり、第1シャッタ31が開いた状態で対人モードとなり、第1シャッタ31が閉じた状態で非対人モードとなる。ここで、第1シャッタ31は制御装置18にて制御されるので、切替部42は、制御装置18に第1シャッタ31を開閉させることにより、切替処理を実行する。詳しくは後述するが、第1シャッタ31は、店舗5内に設定された対人エリア51(図3参照)と非対人エリア52(図3参照)とを仕切る「間仕切り」である。本開示でいう「間仕切り」は、2つのエリアを仕切る構成であればよく、2つのエリアを完全に分離(隔絶)する構成に限らず、例えば、2つのエリアの境界に設置される衝立、ロープ又はチェーン等であってもよい。
さらに、本実施形態では、切替部42は、対人モードと非対人モードとを切り替える切替処理に加えて、滞在切替処理を実行する。詳しくは後述するが、滞在切替処理は、滞在許可モードと、滞在抑制モードと、を所定の滞在判定条件に従って切り替える処理である。滞在許可モードは、店舗5における顧客滞在エリアへの顧客8の進入を許可するモードである。滞在抑制モードは、顧客滞在エリアへの顧客8の進入を抑制するモードである。
本開示でいう「顧客滞在エリア」は、顧客8が、買物、及びサービス提供端末12又は宅配ボックス13等の利用以外の目的で、店舗5に滞在するエリアである。顧客滞在エリアの例として、喫食を行うためのイートインスペースである喫食エリア53(図3参照)、洗濯を行うためのランドリーエリア、運動等を行うためのフィットネスエリア、喫煙を行うための喫煙エリア、及び音楽の視聴のための視聴エリア等がある。さらに、顧客滞在エリアの例として、託児のための託児エリア、高齢者向けの集会エリア、本を読むための読書エリア、及びマッサージ等を受けるためのリラクゼーションエリア等もある。本実施形態では、顧客滞在エリアが喫食エリア53(図3参照)である場合について説明する。
切替部42は、第2シャッタ32の開閉により滞在許可モードと滞在抑制モードとの切替えを実行する。つまり、第2シャッタ32が開いた状態で滞在許可モードとなり、第2シャッタ32が閉じた状態で滞在抑制モードとなる。ここで、第2シャッタ32は制御装置18にて制御されるので、切替部42は、制御装置18に第2シャッタ32を開閉させることにより、滞在切替処理を実行する。詳しくは後述するが、第2シャッタ32は、店舗5内に設定された顧客滞在エリア(一例として喫食エリア53(図3参照))とそれ以外の領域とを仕切る「間仕切り」である。
変更部43は、店舗5のセキュリティレベルを変更する変更処理を実行する。変更処理は、対人モードと非対人モードとの切替え(切替処理)に伴って店舗5のセキュリティレベルを変更する処理である。すなわち、変更部43によれば、店舗5の状態が対人モードと非対人モードとのいずれであるかによって、店舗5のセキュリティレベルが自動的に変化する。本開示でいう「セキュリティレベル」は、店舗5における防犯対策の度合いを意味し、防犯対策は、例えば、店舗5へ進入(入店)可能な人を制限する手段等によって実現される。ここで、変更処理は、非対人モードでのセキュリティレベルが、対人モードでのセキュリティレベに対して相対的に高くなる、つまり防犯対策が強化されるように、店舗5の状態に伴って店舗5のセキュリティレベルを変更する。
本実施形態では、変更部43は、認証システム15の設定によってセキュリティレベルを少なくとも2段階で変化させる。一例として、変更部43は、対人モードにおいては認証システム15による入店時及び退店時における顧客8の個人認証を無効にし、非対人モードにおいては認証システム15による入店時及び退店時における顧客8の個人認証を有効にする。これにより、対人モードにおいては、認証を要することなく顧客8は入店及び退店可能となるので、不特定の顧客8が店舗5を利用可能となり、セキュリティレベルは「低」となる。一方、非対人モードにおいては、認証に成功した顧客8のみが入店可能となるので、入店可能な顧客8は、例えば、店舗5の近所の住人、及び会員等、特定の顧客8に制限され、セキュリティレベルは「高」となる。
ゲートウェイ23は、ネットワーク63に接続されている。ゲートウェイ23には、管理装置4が接続されている。そのため、管理装置4は、ゲートウェイ23を介してネットワーク63に接続可能となる。
第1シャッタ31は、上述したように対人エリア51と非対人エリア52とを仕切る「間仕切り」として機能する。本実施形態では、第1シャッタ31は、制御装置18によって制御されることにより開閉する電動シャッタであって、一例として、横開きのアコーディオンドアである。
第2シャッタ32は、顧客滞在エリアである喫食エリア53(図3参照)の入口に設置され、店舗5内において喫食エリア53と、喫食エリア53以外の領域と、を仕切る「間仕切り」として機能する。本実施形態では、第2シャッタ32は、制御装置18によって制御されることにより開閉する電動シャッタであって、一例として、横開きのアコーディオンドアである。
ここで、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の各々は、格子状、又は透明(半透明を含む)の材質で形成される等により、光透過性を有することが好ましい。これにより、例えば、第1シャッタ31が閉じた状態でも、非対人エリア52から対人エリア51を見通すことができ、防犯上、好ましい態様となる。
サーバ装置61は、上述したように店舗5の外部(遠隔拠点6)に配置されている。サーバ装置61は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。サーバ装置61は、ネットワーク63に接続されている。そのため、サーバ装置61は、ネットワーク63を介して管理装置4と通信可能である。
監視端末62は、遠隔拠点6のスタッフ、例えば、遠隔拠点6がサービス会社(サポートセンタ等)であれば、サービス会社のスタッフが使用する端末である。本実施形態では一例として、監視端末62は汎用のスマートフォンである。つまり、スマートフォンは、専用のアプリケーションソフト(プログラム)をインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、監視端末62として機能する。アプリケーションソフトはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。監視端末62は、ネットワーク63に接続されている。そのため、監視端末62は、ネットワーク63を介して管理装置4と通信可能である。
(2.2)店舗レイアウト
次に、本実施形態に係る店舗管理方法の管理対象である店舗5のレイアウトについて、主に図3を参照して説明する。図3は、店舗5の見取り図であって、セルフ精算装置11及びサービス提供端末12等の、店舗5に設置されている各種の設備を模式的に表している。
店舗5のレイアウトを説明するのに先立って、本開示のうち特に店舗5のレイアウトに関連する技術の比較対象となる、比較例について説明する。比較例として、例えば、特開2014-67225号公報に記載のように、顧客8がより多くの商品に対して購入意欲が出るように店舗レイアウトを改善する技術が提案されている。しかし、比較例としての上記文献に記載の内容は、いわば店舗5側にメリットのある店舗レイアウトである。一方で、顧客8側には、必要な商品9を短時間で購入したいという要望もあり、上記の店舗レイアウトは必ずしも顧客8の要望に沿わない可能性がある。本開示では、このような課題に鑑みて、顧客8および店舗5(厳密には、店舗5の店員7又は運営会社等)の双方にとってメリットのある店舗レイアウトを提供する。
図3に例示する店舗5は、対人エリア51と、非対人エリア52と、を備えている。この店舗5は、喫食エリア53及び作業エリア54を更に備えている。また、店舗5の内部は、「店員優先エリア」と「顧客優先エリア」とに大別することも可能である。「店員優先エリア」は、顧客8よりも店員7が優先的に使用するエリアである。「顧客優先エリア」は、店員7よりも顧客8が優先的に使用するエリアである。図3の例では、「店員優先エリア」は、対人エリア51及び作業エリア54を含み、「顧客優先エリア」は、非対人エリア52及び喫食エリア53を含む。
図3の例においては、上述したセルフ精算装置11、サービス提供端末12、宅配ボックス13及び自動販売機14等に加えて、カウンタ501、陳列棚502及び冷凍庫503等の設備(什器を含む)が、店舗5に設置されている。また、店舗5には、デイリー商品棚504、冷蔵庫505、複合機506及び現金自動預け払い機507等の設備(什器を含む)が更に設置されている。本実施形態では、カウンタ501は、店舗5の中央部付近に配置されている。つまり、カウンタ501は、その全周にわたって店舗5の外壁から一定距離以上の間隔を確保できる位置に配置されている。陳列棚502、冷凍庫503、デイリー商品棚504及び冷蔵庫505の各々には、商品9が陳列されている。
対人エリア51は、少なくとも対人モードにおいて顧客8の応対を行う際に、店員7が位置するエリアである。つまり、店舗5の状態が対人モードにあるときには、対人エリア51に居る店員7は、顧客8の直接的な応対を行うことになる。本実施形態では、店員優先エリアと顧客優先エリアとを仕切るカウンタ501の内側(店員優先エリア側)、つまりカウンタ501を挟んで顧客優先エリアとは反対側に、対人エリア51がある。
対人エリア51は、カウンタエリア511と、連結エリア512と、を含んでいる。カウンタエリア511は、非対人エリア52からアクセス可能なエリアである。連結エリア512は、作業エリア54を、カウンタエリア511に連結するエリアである。本開示でいう「アクセス可能」は、人の往来が可能な状態だけでなく、直接的な応対が可能な状態を含み、例えば、顧客8がカウンタ501越しに店員7に応対可能な状態を含む。具体的には、カウンタ501の内側の領域がカウンタエリア511と連結エリア512とに分かれている。対人エリア51のうち、主に対人モードにおいて店員7が顧客8の直接的な応対を行う領域が、カウンタエリア511である。そのため、カウンタ501のうちカウンタエリア511に臨む位置には、精算装置17が設置されている。カウンタエリア511が連結エリア512にて作業エリア54と連結されているので、店員7は、連結エリア512を通して、カウンタエリア511と作業エリア54との間を移動可能となる。
非対人エリア52は、少なくとも非対人モードにおいて顧客8が移動可能なエリアである。つまり、店舗5の状態が非対人モードにあるときには、非対人エリア52を顧客8は移動することになる。本実施形態では、カウンタ501の外側(顧客優先エリア側)、つまりカウンタ501を挟んで店員優先エリアとは反対側に、非対人エリア52がある。
非対人エリア52は、ショッピングエリア521と、コンビニエンスエリア522と、を含んでいる。ショッピングエリア521は、複数の商品9のうち非対人エリア52内に陳列されている中から顧客8がピックアップした商品9の精算を行うエリアである。コンビニエンスエリア522は、顧客8がショッピングエリア521での精算を必要としないサービスの提供を受けるエリアである。コンビニエンスエリア522は、店舗5の出入口50から見てショッピングエリア521よりも遠い位置に配置される。ショッピングエリア521とコンビニエンスエリア522との間に対人エリア51の少なくとも一部が位置する。
すなわち、本実施形態では、顧客優先エリアのうち、「売り場」として機能する領域が、ショッピングエリア521とコンビニエンスエリア522とに分かれている。ショッピングエリア521とコンビニエンスエリア522とでは、少なくとも顧客8の買物スタイルが異なる。ショッピングエリア521は、非対人モードにおいて、顧客8が商品9をピックアップし、その後に商品9の精算を行うことで商品9を購入するエリアである。一方、コンビニエンスエリア522は、顧客8がショッピングエリア521での精算を必要とせず、例えば、自動販売機14にて商品9を購入するエリアである。
そのため、ショッピングエリア521には少なくとも1台(図3の例では2台)のセルフ精算装置11が設置されている。さらに、ショッピングエリア521には、商品9を陳列するための陳列棚502、冷凍庫503、デイリー商品棚504及び冷蔵庫505が設置されている。一方、コンビニエンスエリア522には、サービス提供端末12、宅配ボックス13、自動販売機14、複合機506及び現金自動預け払い機507が設置されている。つまり、コンビニエンスエリア522には、セルフ精算装置11とは異なる、少なくとも1台の自動応対装置(サービス提供端末12、宅配ボックス13、自動販売機14、複合機506及び現金自動預け払い機507)が設置されている。
より詳細には、コンビニエンスエリア522には、宅配ボックス13及び自動販売機14の各々のうち、顧客8が利用する部位が露出するように、宅配ボックス13及び自動販売機14が配置されている。一方、宅配ボックス13及び自動販売機14の各々のうち、店員7が利用する部位は対人エリア51に露出する。つまり、宅配ボックス13であれば、顧客8が利用する出庫口はコンビニエンスエリア522に露出し、店員7が利用する入庫口は対人エリア51に露出する。同様に、自動販売機14であれば、顧客8が利用する払出口141はコンビニエンスエリア522に露出し、店員7が利用するメンテナンス口142は対人エリア51に露出する。これにより、店員7は、対人エリア51から、宅配ボックス13への配達物の収容、及び自動販売機14への商品9の補充等の作業が可能になる。
また、本実施形態では、ショッピングエリア521とコンビニエンスエリア522とでは、取り扱っている商品9の分類も異なる。すなわち、ショッピングエリア521に配置(陳列)されている商品9は、デイリー商品(弁当、惣菜、パン及びデザート類等)、飲料(缶入り飲料及びペットボトル入り飲料等)、菓子及び雑誌等の、日常的に購入される商品9である。一方、コンビニエンスエリア522の自動販売機14にストックされる商品9は、上述したように文房具、電池、季節用品、衣類及び日用品等の、基本的に必要なときにだけ購入される商品9である。
そして、出入口50から見たときに、ショッピングエリア521よりも遠い位置、つまりショッピングエリア521の奥に、コンビニエンスエリア522が位置するように、ショッピングエリア521及びコンビニエンスエリア522が配置されている。本実施形態では、店舗5の中央部付近に配置されているカウンタ501が、これらショッピングエリア521とコンビニエンスエリア522との間に位置する。言い換えれば、カウンタ501により、ショッピングエリア521とコンビニエンスエリア522とが区画されている。これにより、ショッピングエリア521とコンビニエンスエリア522との間に対人エリア51の少なくとも一部である、カウンタエリア511が介在することになる。具体的には、カウンタエリア511から見て、出入口50側にショッピングエリア521が位置し、出入口50とは反対側にコンビニエンスエリア522が位置する。
ここで、対人エリア51と非対人エリア52との間には、第1シャッタ31が配置されている。第1シャッタ31は、上述したように対人エリア51と非対人エリア52とを仕切る「間仕切り」として機能する。図3では、第1シャッタ31によって開閉される範囲を符号「31」を付した破線(太線)で示している。本実施形態では、カウンタ501のうち、平面視において、ショッピングエリア521に面した辺、及びショッピングエリア521とコンビニエンスエリア522との間の通路に面した辺に、第1シャッタ31が配置される。
喫食エリア53は、顧客滞在エリアの一例であって、店舗5の内部において顧客8による喫食が許可されているエリアである。喫食エリア53は、店舗5に陳列されている商品9としての飲食物、及び店舗5で調理された飲食物(ファストフードを含む)の喫食に利用可能なグローサラントエリア531を含んでいる。図3の例では、喫食エリア53(グローサラントエリア531)内に、トイレ532が設置されている。
本実施形態では、喫食エリア53は、出入口50から店内を見て左手側に位置する。喫食エリア53は、非対人エリア52のショッピングエリア521に連続している。そのため、喫食エリア53へは、少なくとも非対人エリア52(ショッピングエリア521)から進入可能である。
ここで、顧客滞在エリアである喫食エリア53と非対人エリア52との間には、第2シャッタ32が配置されている。第2シャッタ32は、上述したように、店舗5内において喫食エリア53と喫食エリア53以外の領域(非対人エリア52)とを仕切る「間仕切り」として機能する。図3では、第2シャッタ32によって開閉される範囲を符号「32」を付した破線(太線)で示している。
作業エリア54は、店舗5において店員7が顧客8の応対以外の作業を行うためのエリアである。作業エリア54は、顧客優先エリアから分離されたバックヤード541を含んでいる。バックヤード541は、原則、店員7のみが使用するエリアであって、顧客8の使用が許可されないエリアである。図3の例では、リーチイン型の冷蔵庫505に対して冷蔵庫505の背面扉から商品9の補充等を実施できるよう、冷蔵庫505の背面扉がバックヤード541内に設けられている。
本実施形態では、作業エリア54は、出入口50から店内を見て右手側に位置する。作業エリア54は、連結エリア512を通して、対人エリア51のカウンタエリア511に連続している。そのため、作業エリア54へは、少なくとも対人エリア51(カウンタエリア511)から、非対人エリア52を通らずに進入可能である。ここで、作業エリア54と連結エリア512との間には、例えば、アコーディオンカーテン等の開閉可能な「間仕切り」が配置されている。
以上説明したように、店舗管理方法の管理対象である店舗5は、対人エリア51、非対人エリア52、喫食エリア53及び作業エリア54といった、機能ごとに区分された複数のエリアを有している。さらには、対人エリア51及び非対人エリア52の各々についても、機能ごとに複数のエリア(カウンタエリア511及び連結エリア512、並びにショッピングエリア521及びコンビニエンスエリア522)に区分されている。このように、店舗5は、機能ごとに区分された個々のエリアをモジュールとして、複数のモジュールの組み合わせによってレイアウトが決定されている。
(2.3)店舗管理方法
次に、本実施形態に係る店舗管理方法について、図1A、図1B、図4~図6Bを参照して説明する。
本実施形態に係る店舗管理方法は、対人モードと非対人モードとの間で、店舗5の状態を、所定の判定条件に従って切り替える切替処理を有する。対人モードは、店舗5において店員7による顧客8の直接的な応対が行われるモードである。非対人モードは、店舗5において店員7による顧客8の直接的な応対が行われないモードである。ここで、上述したように、対人エリア51と非対人エリア52とを仕切る間仕切りとしての第1シャッタ31の開閉により、対人モードと非対人モードとの切替えが実現される。
そして、店舗5の状態は、図1Aに示すように第1シャッタ31が開いた状態では対人モードとなり、図1Bに示すように第1シャッタ31が閉じた状態では非対人モードとなる。図1A及び図1Bは、いずれも店舗5の出入口50付近からカウンタ501側を見た店舗5の内部の概略図である。図1A及び図1Bでは、陳列棚502の一部に陳列されている商品9のみを図示し、その他の商品9の図示を省略している。また、図1A及び図1Bでは、店員7及び顧客8の図示も省略している。
要するに、店舗5の状態が対人モードにあれば、図1Aに示すように、第1シャッタ31は開放されており、カウンタエリア511(対人エリア51)と、ショッピングエリア521(非対人エリア52)とを仕切る「間仕切り」が存在しない。この状態では、カウンタエリア511(対人エリア51)内の店員7による顧客8の直接的な応対が行われる。すなわち、顧客8目線では、店員7が存在する有人の店舗5に見えるため、顧客8は、店員7に直接的な応対を求めることができる。
これに対して、店舗5の状態が非対人モードにあれば、図1Bに示すように、第1シャッタ31は閉じられており、カウンタエリア511(対人エリア51)と、ショッピングエリア521(非対人エリア52)とは、第1シャッタ31にて仕切られている。この状態では、カウンタエリア511(対人エリア51)内の店員7による顧客8の直接的な応対は行われない。すなわち、顧客8目線では、店員7が存在しない無人の店舗5に見えるため、顧客8は、店員7に直接的な応対を求めない。
ところで、本実施形態では、滞在許可モードと滞在抑制モードとを切り替える滞在切替処理が、対人モードと非対人モードとを切り替える切替処理に連動している。具体的には、切替部42は、第1シャッタ31の開閉に連動して、第2シャッタ32を開閉することで、滞在許可モードと滞在抑制モードとを切り替える。ここで、滞在許可モードは対人モードに対応付けられ、滞在抑制モードは非対人モードに対応付けられる。そのため、切替処理にて店舗5の状態が対人モードから非対人モードに切り替わると、滞在切替処理にて店舗5の状態が滞在許可モードから滞在抑制モードに切り替わる。反対に、切替処理にて店舗5の状態が非対人モードから対人モードに切り替わると、滞在切替処理にて店舗5の状態が滞在抑制モードから滞在許可モードに切り替わる。
言い換えれば、本実施形態では、切替処理に用いられる「判定条件」と、滞在切替処理に用いられる「滞在判定条件」とは同一である。そのため、切替部42は、判定条件により、対人モードと非対人モードとの切替えを実行する場合には、滞在判定条件により、滞在許可モードと滞在抑制モードとの切替えも、併せて実行する。
図4は、店舗管理システム10にて実現される店舗管理方法の一部の処理を示すフローチャートである。
すなわち、店舗管理システム10は、まず設定情報(設定)を管理装置4の切替部42にて読み込む処理を実行する(S1)。設定情報は、店舗管理システム10の動作、つまり店舗管理方法の実現に必要な種々のパラメータを含む。本実施形態では、設定情報は、少なくとも切替処理に用いられる判定条件、及び滞在切替処理に用いられる滞在判定条件を含む。設定情報は、店舗5ごとに個別に設定可能である。管理装置4は、一例として、設定情報をサーバ装置61から取得することで、設定情報の読込みを行う。
次に、管理装置4は、店員7の数(S2)、顧客8の数(S3)、店員7の状況(S4)、現在時刻を表す時刻情報(S5)、及び環境情報(S6)を順次取得する。本開示でいう「環境情報」は店舗5に関連する情報であって、一例として、店舗5の周辺の気象情報(予報を含む)、交通情報、店舗5の周辺で開催されるイベント(スポーツの試合及びコンサート等)の有無及び時間帯等の情報である。これらの情報を取得する順番は特に図4の例に限定されない。
これらの情報は、例えば、センサシステム16から取得される。さらに、店員7の数及び店員7の状況等については、店員7の勤務時間割(勤務シフト)、及び配送センタからの納品通知等から取得することも可能である。また、顧客8の数(客数)及び環境情報等は、例えば、ストアコンピュータ20、又はそれとは別のPOSシステムからの情報等によっても特定可能である。また、顧客8の数及び店員7の状況等の将来の状況は、例えば、予約状況及び環境情報等から推定可能である。
次に、切替部42は、店員7の数、顧客8の数、店員7の状況、時刻情報及び環境情報等の情報を、判定条件に照らすことにより、対人モードと非対人モードとの切替えの有無を判断する(S7)。ここで、対人モードと非対人モードとの切替え無し、と判断された場合(S7:No)、処理S1に戻って処理S1~S7が繰り返される。
判定条件は、適宜設定可能であるが、一例として、店員7の数、顧客8の数、店員7の状況、時刻情報及び環境情報の少なくとも1つについての条件を含む。基本的には、繁忙期には店舗5の状態が対人モードとなり、閑散期には店舗5の状態が非対人モードとなることが好ましい。そのため、例えば、店員7の数については、閾値以下になると、対人モードから非対人モードに切り替わり、顧客8の数については、閾値以上になると、対人モードから非対人モードに切り替わるように判定条件が設定される。また、店員7の状況については、例えば、店員がバックヤード541で作業中である場合、及び配送センタから納品通知があった場合等に、対人モードから非対人モードに切り替わるように判定条件が設定される。また、時刻情報については、例えば、深夜(一例として23時から翌6時)等の特定の時間帯になると、対人モードから非対人モードに切り替わるように判定条件が設定される。環境情報については、例えば、雨天等の特定の天気になると、対人モードから非対人モードに切り替わるように判定条件が設定される。判定条件は、これらの条件を、各々単独で採用してもよいし、適宜組み合わせて採用してもよい。
対人モードと非対人モードとの切替え有り、と判断された場合(S7:Yes)、切替部42は、切替処理を実行する。具体的には、切替部42はまず、対人モードから非対人モードへの切替えであるか否かを判断する(S8)。
対人モードから非対人モードへの切替えであれば(S8:Yes)、切替部42は、第1シャッタ31を閉じ(S9)、かつ第2シャッタ32を閉じる(S10)。第1シャッタ31が閉じることで、店舗5の状態が対人モードから非対人モードに切り替わる。第2シャッタ32が閉じることで、店舗5の状態が滞在許可モードから滞在抑制モードに切り替わる。ここで、第1シャッタ31を閉じる処理S9が切替処理に相当し、第2シャッタ32を閉じる処理S10が滞在切替処理に相当する。つまり、本実施形態では、上述したように、滞在切替処理は切替処理に連動しているため、切替処理に伴って滞在切替処理が実行される。
さらに、店舗5の状態が非対人モードになったことに伴って、変更部43は、店舗5のセキュリティレベルを高くするように、店舗5のセキュリティレベルを変更する(S11)。つまり、処理S11は、店舗5のセキュリティレベルを変更する変更処理に相当する。具体的には、変更部43は、認証システム15による入店時及び退店時における顧客8の個人認証を有効にすることで、セキュリティレベルを「高」にする。
一方、非対人モードから対人モードへの切替えであれば(S8:No)、切替部42は、第1シャッタ31を開き(S12)、かつ第2シャッタ32を開く(S13)。第1シャッタ31が開くことで、店舗5の状態が非対人モードから対人モードに切り替わる。第2シャッタ32が開くことで、店舗5の状態が滞在抑制モードから滞在許可モードに切り替わる。ここで、第1シャッタ31を開く処理S12が切替処理に相当し、第2シャッタ32を開く処理S13が滞在切替処理に相当する。つまり、本実施形態では、上述したように、滞在切替処理は切替処理に連動しているため、切替処理に伴って滞在切替処理が実行される。
さらに、店舗5の状態が対人モードになったことに伴って、変更部43は、店舗5のセキュリティレベルを低くするように、店舗5のセキュリティレベルを変更する(S14)。つまり、処理S14は、店舗5のセキュリティレベルを変更する変更処理に相当する。具体的には、変更部43は、認証システム15による入店時及び退店時における顧客8の個人認証を無効にすることで、セキュリティレベルを「低」にする。
変更処理(S11又はS14)の後、管理装置4は、現在の店舗5の状態(対人モード又は非対人モード)を表す状態信号を提示装置19に出力する。これにより、提示装置19は、店舗5の状態が対人モードと非対人モードとのいずれであるかを顧客8に提示する提示処理を実行する(S15)。ここで、対人モードから非対人モードへの切替時(S8:Yes)には、店舗5の状態が非対人モードであることが提示され、非対人モードから対人モードへの切替時(S8:No)には、店舗5の状態が対人モードであることが提示される。
図4のフローチャートは、店舗管理方法の一例に過ぎず、その処理の順序が適宜入れ替わっていてもよいし、いずれかの処理について適宜省略されてもよい。
次に、店舗5の状態が対人モードにある場合と、店舗5の状態が非対人モードにある場合と、の各々における顧客8の動線について、図5A及び図5Bを参照して説明する。図5A及び図5Bは、図3と同様の店舗5の見取り図であって、セルフ精算装置11及びサービス提供端末12等の、店舗5に設置されている各種の設備を模式的に表している。また、図5A及び図5Bにおける斜線領域は、顧客8目線において、進入又はアクセスが禁止されたエリアを意味している。
図5Aは、第1シャッタ31が開いている状況、つまり店舗5の状態が対人モードにある状況を表している。この状況において、例えば、顧客8が、ショッピングエリア521に陳列されている商品9を購入する場合、図5Aに示す動線A1に沿って店内を移動する。このとき、顧客8は、例えば、ショッピングエリア521内で商品9をピックアップして買物かご等に収容し、カウンタ501にて精算を行った後、店員7から商品9を受け取って退店する、という一連の処理で、商品9の購入を済ませることができる。ここで、対人モードにおいては、カウンタエリア511に居る店員7が顧客8の直接的な応対を行うので、精算は、店員7の操作により精算装置17にて行われる。さらに、カウンタエリア511に居る店員7が顧客8の直接的な応対を行うので、顧客8は、カウンタエリア511に居る店員7にファストフード等を注文し、店員7から受け取ることも可能である。また、対人モードでは、店舗5のセキュリティレベルは「低」であるので、入店時及び退店時に顧客8の個人認証は実施されず、顧客8は店舗5に自由に出入りできる。
さらに、図5Aに示す例では、第2シャッタ32が開いており、店舗5の状態が滞在許可モードにある。そのため、この状況においては、顧客8は、例えば、ショッピングエリア521で購入した商品9又はカウンタ501で受け取ったファストフード等を、顧客滞在エリアである喫食エリア53で食べることが可能である。また、顧客8は、コンビニエンスエリア522に進入可能であるため、コンビニエンスエリア522の自動応対装置(サービス提供端末12、宅配ボックス13、自動販売機14、複合機506及び現金自動預け払い機507)を利用することも可能である。
図5Aに示す状況において、店員7は、例えば、商品9の精算(レジ打ち作業)、並びにファストフードの作成及び販売等の作業において、顧客8の直接的な応対を行う。さらに、店員7は、煙草及び酒類等のように法令等によって特定年齢未満の人への販売が規制されている商品9を販売する場合等には、顧客8の年齢が特定年齢以上であるか否かを確認者(販売者等)が確認する「年齢確認」の作業も、目視にて行う。つまり、対人モードにおける店員7の主な作業は接客業務であって、店員7は、顧客8に合わせた作業を行うことになる。
一方、図5Bは、第1シャッタ31が閉じている状況、つまり店舗5の状態が非対人モードにある状況を表している。この状況において、例えば、顧客8が、ショッピングエリア521に陳列されている商品9を購入する場合、図5Bに示す動線B1に沿って店内を移動する。このとき、顧客8は、例えば、ショッピングエリア521内で商品9をピックアップして買物かご等に収容し、セルフ精算装置11にて顧客8自ら精算を行った後、商品9を持って退店する、という一連の処理で、商品9の購入を済ませることができる。非対人モードでは、店員7が顧客8の直接的な応対を行わないので、顧客8は、ファストフード等を注文することはできない。また、非対人モードでは、店舗5のセキュリティレベルは「高」であるので、入店時及び退店時の少なくとも一方には認証システム15による顧客8の個人認証が実施される。
さらに、図5Bに示す例では、第2シャッタ32が閉じており、店舗5の状態が滞在抑制モードにある。そのため、この状況においては、顧客8は、顧客滞在エリアである喫食エリア53を利用できず、ショッピングエリア521で購入した商品9等を、喫食エリア53で食べることはできない。また、顧客8は、コンビニエンスエリア522に進入可能であるため、コンビニエンスエリア522の自動応対装置(サービス提供端末12、宅配ボックス13、自動販売機14、複合機506及び現金自動預け払い機507)を利用することも可能である。
図5Bに示す状況において、店員7は、顧客8の直接的な応対を行わず、例えば、発注作業又は事務作業等の作業エリア54等での作業、及び清掃作業等を行う。さらに、商品9の納品があった際には、店員7は、検品作業等を行う。つまり、非対人モードにおける店員7の主な作業は後方支援業務であって、店員7は、顧客8の直接的な応対を求められずに、例えば、検品等の作業に専念しやすくなって作業の効率化を図ることができ、店員7の負担を低減できる。さらに、非対人モードにおいては、そもそも店員7が店舗5に居なくてもよいので、例えば、商品9の配達等の店舗5の外部での作業がある店舗5では、店舗5の外部での作業を実施しやすくなる。
また、本実施形態で例示する店舗5のレイアウトであれば、カウンタ501が店舗5の中央部付近に位置し、かつカウンタエリア511から見て、出入口50側にショッピングエリア521が位置する。そのため、対人モード及び非対人モードのいずれにおいても、上述したように、ショッピングエリア521内で買物が完結する場合には、顧客8の動線A1,B1は比較的短くなる。したがって、できるだけ早く買物を済ませたい顧客8にとってはメリットがある。
下記表1は、エリアごとに、対人モード又は非対人モードにおける、店員7及び顧客8の各々の滞在状況をまとめた表である。表1において、「○」印は主として滞在することを意味し、「×」印は基本的に滞在しないことを意味し、「△」印は滞在し得ることを意味する。すなわち、顧客8は、対人モードでは、ショッピングエリア521、コンビニエンスエリア522又はグローサラントエリア531に主として滞在し、非対人モードでは、ショッピングエリア521及びコンビニエンスエリア522に主として滞在する。店員7は、対人モードでは、全てのエリアに主として滞在し、非対人モードでは、バックヤード541に主として滞在し、カウンタエリア511及び連結エリア512にも滞在し得る。
Figure 0007165860000001
ところで、非対人モードにおいては、上述したように、基本的には、店員7による直接的な顧客8の応対は行われない。ただし、顧客8目線では、非対人モードであっても、例えば、年齢確認等において、店員7等の応対が必要になる場合がある。そこで、本実施形態に係る店舗管理方法は、以下に説明するように、顧客8の間接的な応対を実行可能である。
すなわち、店舗管理方法は、少なくとも非対人モードにおいて、顧客8が使用する顧客端末21と店員7が使用する店員端末22との通信により、店員7による顧客8の間接的な応対を実行する。一例として、店員7がバックヤード541に居るときに、顧客8が、煙草及び酒類等のように法令等によって特定年齢未満の人への販売が規制されている商品9を購入する場合、このような間接的な応対が有用である。
以下、顧客端末21と店員端末22との通信により、店員7が間接的に年齢確認を行う場合の動作について、図6A及び図6Bを参照して説明する。ここでは、店舗5の状態が非対人モードであって、店員7がバックヤード541で冷蔵庫505に対して商品9の補充作業を行っている状況を想定する。
まず、顧客8が年齢確認を必要とする商品9を購入する場合、顧客端末21は、例えば、管理装置4からのトリガ信号を受けて、店員端末22宛てに要求信号を送信する。店員端末22は、要求信号を受信すると、例えば、着信音、発光機能又はバイブレーション機能により着信通知を行い、図6Bに例示するような、年齢確認画面を表示部220にて表示する。
店員端末22に表示される年齢確認画面は、画像221、OKボタン222、NGボタン223、文字領域224、第1カーソル225、第2カーソル226、通知ボタン227及び履歴ボタン228を含んでいる。画像221は、顧客端末21のカメラで撮像された顧客8の画像であって、要求信号に含まれる画像データを用いて表示される。OKボタン222は、顧客8の年齢が特定年齢以上である(つまり年齢確認が「成功」)と店員7が判断したときに、店員7が操作(タップ)するオブジェクトである。NGボタン223は、顧客8の年齢が特定年齢未満である(つまり年齢確認が「失敗」)と店員7が判断したときに、店員7が操作(タップ)するオブジェクトである。文字領域224は、文字列を表示するための領域であって、要求信号に含まれる文字データを用いて表示される。図6Bの例では、文字領域224には、年齢確認において、対象者の年齢と対比させるための基準となる特定年齢を表す情報を含む文字列として、「20歳以上?」という文字列が表示されている。第1カーソル225及び第2カーソル226は、画像221を切り替える際に、店員7が操作(タップ)するオブジェクトである。通知ボタン227は、通知を行う際に、店員7が操作(タップ)するオブジェクトである。履歴ボタン228は、作業ログ等の履歴を店員端末22で確認する際に、店員7が操作(タップ)するオブジェクトである。
これにより、店員端末22を携帯する店員7においては、表示部220に表示された顧客8の画像221を見て、年齢確認を行うことができる。このとき、画像221において顧客8の顔が下を向いている等により、画像221からの顧客8の年齢の判別が困難な場合には、店員7は、第1カーソル225又は第2カーソル226を操作して画像221を切り替えることができる。第1カーソル225が操作されると、画像221が時系列的に1つ手前の(古い)画像に切り替わる。第1カーソル225が操作されると、画像221が時系列的に1つ先の(新しい)画像に切り替わる。第1カーソル225又は第2カーソル226が操作されたときに画像221を切り替えるためには複数の画像データが必要である。これら複数の画像データは、要求信号に含めて顧客端末21から店員端末22にまとめて送信されてもよいし、第1カーソル225又は第2カーソル226が操作される度に1つずつ顧客端末21から店員端末22に送信されてもよい。
これにより、店員7は、ショッピングエリア521に居る顧客8の顔を、バックヤード541に居ながらにして、店員端末22に表示される画像221によって確認することができる。このとき、店員7は、顧客8の年齢が特定年齢以上であると判断すると、OKボタン222を操作し、「承諾」の操作を行う。これにより、店員端末22は、店員7から「承諾」の操作を受け付け、年齢確認の結果(この場合は「成功」)を含む応答信号を、管理装置4に送信する。これにより、管理装置4は、例えば、セルフ精算装置11に許諾信号を送信する。許諾信号を受信したセルフ精算装置11は、年齢確認に成功したと判断し、特定商品(酒類、煙草等)の販売処理を継続する。一方、年齢確認に失敗した場合、セルフ精算装置11は、特定商品の販売処理を中止する。
このように、非対人モードにおいても、顧客端末21と店員端末22との通信により、店員7による間接的な顧客8の応対が可能である。その結果、顧客8においては、間接的とはいえ、非対人モードでも店員7の応対を受けることができる。また、店員7においては、バックヤード541等の作業エリア54に居ながらにして、顧客8の応対が可能であるので、例えば、検品等の作業に専念しやすくなって作業の効率化を図ることができ、店員7の負担を低減できる。
さらに、本実施形態に係る店舗管理方法は、店舗5の外部の遠隔拠点6に位置する監視端末62と、顧客端末21及び店員端末22の少なくとも一方との通信により、遠隔拠点6からの顧客8の応対を実行することも可能である。すなわち、本実施形態では、遠隔拠点6にある監視端末62は、ネットワーク63を介して管理装置4と通信可能であって、管理装置4を介して顧客端末21及び店員端末22とも通信可能である。したがって、例えば、店員端末22に代えて、監視端末62が顧客端末21と通信を行うことにより、非対人モードでかつ店舗5に店員7が存在しない状況にあっても、遠隔拠点6のスタッフが店員7の代わりに、顧客8の応対を行うことができる。
(4)変形例
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、実施形態1に係る店舗管理方法と同様の機能は、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
以下、実施形態1の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における店舗管理システム10は、例えば、管理装置4及び店員端末22等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における店舗管理システム10としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、店舗管理システム10における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは店舗管理システム10に必須の構成ではなく、店舗管理システム10の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、店舗管理システム10の少なくとも一部の機能、例えば、管理装置4の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
反対に、実施形態1において、複数の装置に分散されている店舗管理システム10の少なくとも一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。例えば、管理装置4と制御装置18とに分散されている店舗管理システム10の一部の機能が、全て管理装置4に集約されてもよく、この場合、制御装置18が省略可能である。
また、店舗管理方法の一部の処理、例えば、切替処理、滞在切替処理及び変更処理等について、機械学習等の技術が利用されてもよい。特に、どのような状況において対人モード又は非対人モードに切り替えることが、店舗5の売り上げの向上、及び店員7の負担の軽減等につながるか、という点において、機械学習等の技術が利用されることが好ましい。
また、店舗管理システム10の用途はコンビニエンスストアに限らず、コンビニエンスストア以外の店舗5に店舗管理システム10が設置されていてもよい。
また、店員7による間接的な顧客8の応対による年齢確認の機能は、店舗管理システム10に必須の構成でなく、年齢確認の機能が省略されていてもよい。
また、店員端末22及び監視端末62は、スマートフォンに限らず、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、又は、腕時計型若しくは眼鏡型等のウェアラブル端末等であってもよい。さらに、店員端末22及び監視端末62は、汎用の端末に限らず、店舗管理システム10の専用の端末であってもよい。また、顧客端末21は、据置型の専用端末に限らず、例えば、店員端末22と同様に汎用又は店舗管理システム10の専用の携帯端末(例えば、スマートフォン)で実現されてもよい。また、店員端末22及び監視端末62は、顧客端末21と同様に据置型の専用端末であってもよい。
また、滞在許可モードと滞在抑制モードとを切り替える滞在切替処理が、対人モードと非対人モードとを切り替える切替処理に連動することは、店舗管理方法に必須の構成ではない。例えば、切替処理に用いられる「判定条件」と、滞在切替処理に用いられる「滞在判定条件」と、は互いに異なっていてもよい。この場合、切替部42は、判定条件により、対人モードと非対人モードとの切替えを実行し、それとは別に、滞在判定条件により、滞在許可モードと滞在抑制モードとの切替えを実行する。
また、対人モードと非対人モードとを切り替える切替処理は、切替部42が自動的に実行する構成に限らず、例えば、店員7等が手動で行ってもよい。具体的には、第1シャッタ31が電動シャッタであれば、その操作用のスイッチの操作が判定条件に含まれることになる。つまり、例えば、店員7が、第1シャッタ31を閉じるように第1シャッタ31のスイッチを操作することをもって、判定条件を満たし、対人モードから非対人モードに切り替わることになる。遠隔拠点6のスタッフが、例えば、監視端末62を操作して第1シャッタ31を閉じる場合には、この操作をもって、判定条件を満たし、対人モードから非対人モードに切り替わることになる。さらに、対人エリア51と非対人エリア52とを仕切る「間仕切り」が、衝立、ロープ又はチェーン等であれば、これら衝立、ロープ又はチェーン等の設置をもって、判定条件を満たし、対人モードから非対人モードに切り替わることになる。
以下に、変形例に係る店舗5A,5Bのレイアウトについて、図7A及び図7Bを参照して説明する。図7A及び図7Bは、図3と同様に、店舗5A,5Bの見取り図であって、セルフ精算装置11及びサービス提供端末12等の、店舗5A,5Bに設置されている各種の設備を模式的に表している。以下では、実施形態1で説明した店舗5(図3参照)との主な相違点についてのみ説明する。
第1変形例に係る店舗5Aは、図7Aに示すように、カウンタ501が店舗5Aの中央部付近ではなく、出入口50から店内を見て正面奥の位置に配置されている。また、図7Aの例では、コンビニエンスエリア522は、出入口50から店内を見て左手側に位置する。さらに、出入口50から店内を見て左手奥の位置に、喫食エリア53が位置する。作業エリア54は、出入口50から店内を見て右手側に位置し、かつカウンタ501につながるように、平面視L字状に形成されている。ここで、喫食エリア53とコンビニエンスエリア522との間には、第2シャッタ32が配置されている。さらに、自動販売機14は、コンビニエンスエリア522ではなく、ショッピングエリア521に配置されている。この自動販売機14においては、顧客8が利用する払出口141はショッピングエリア521に露出し、店員7が利用するメンテナンス口142は作業エリア54に露出する。
第2変形例に係る店舗5Bは、図7Bに示すように、対人エリア51が、カウンタエリア511のみ含んでおり、連結エリア512が省略されている。そのため、カウンタエリア511は、作業エリア54(バックヤード541)から分離されている。
(実施形態2)
本実施形態に係る店舗管理方法は、複数の店舗5を管理対象とする点で実施形態1に係る店舗管理方法と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
すなわち、実施形態1に係る店舗管理方法は1つの店舗5を管理対象とするのに対し、本実施形態に係る店舗管理方法は複数の店舗5を管理対象とすることで、これら複数の店舗5間での連携を含めてより多様な管理を行う。具体的には、本実施形態では、1台のサーバ装置61に対して、複数の店舗5の管理装置4が接続される。これにより、遠隔拠点6においては、複数の店舗5の一元管理が可能である。
本実施形態に係る店舗管理方法は、例えば、近隣の複数の店舗5間で店員7の移動がある場合等において特に有用である。具体的には、例えば、深夜の時間帯に、第1の店舗5と第2の店舗5とを、1人の店員7が管理するような場合を想定する。このような場合に、店員7が居る店舗5については対人モードとし、店員7が不在となる店舗5については非対人モードとすることが好ましい。つまり、第1の店舗5に店員7が居る場合には、第1の店舗5を対人モードとし、第2の店舗5を非対人モードとする。これにより、特に客数の少ない時間帯等において、店員7の掛けもちが容易になる。
実施形態2で説明した種々の構成は、実施形態1で説明した種々の構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて採用可能である。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る店舗管理方法は、複数の商品(9)のうちの少なくとも一部の商品(9)が陳列された状態で複数の商品(9)の販売を行う店舗(5,5A,5B)を管理する店舗管理方法である。店舗管理方法は、対人モードと、非対人モードと、の間で店舗(5,5A,5B)の状態を所定の判定条件に従って切り替える切替処理を有する。対人モードは、店舗(5,5A,5B)において店員(7)による顧客(8)の直接的な応対が行われるモードである。非対人モードは、店舗(5,5A,5B)において店員(7)による顧客(8)の直接的な応対が行われないモードである。
この態様によれば、店員(7)による顧客(8)の直接的な応対が常に行われるのではなく、非対人モードにおいては、店員(7)による顧客(8)の直接的な応対が行われない。そのため、店舗(5,5A,5B)に来店した顧客(8)が商品(9)を購入する場合において、店舗(5,5A,5B)の状態が対人モードであれば、例えば、店員(7)は、商品(9)の精算等において、顧客(8)の直接的な応対を行う。一方、店舗(5,5A,5B)の状態が非対人モードであれば、例えば、顧客(8)が、顧客(8)自身で商品9の精算を行うことで、店員(7)においては、顧客(8)の直接的な応対を行わない。このように、店舗管理方法によれば、店舗(5,5A,5B)の状態を対人モードにすることで、顧客(8)においては、例えば、精算等の作業において店員(7)の援助を受けることができるので、買物をスムーズに行うことができる。一方で、店舗(5,5A,5B)のモードを非対人モードにすることで、店員(7)は、顧客(8)の直接的な応対を求められずに、例えば、検品等の作業に専念しやすくなって作業の効率化を図ることができ、店員(7)の負担を低減できる。結果的に、店舗管理方法によれば、顧客(8)及び店舗(5)の双方の満足が得られやすい。
第2の態様に係る店舗管理方法では、第1の態様において、店舗(5,5A,5B)は、対人エリア(51)と、非対人エリア(52)と、を備える。対人エリア(51)は、少なくとも対人モードにおいて顧客(8)の応対を行う際に店員(7)が位置するエリアである。非対人エリア(52)は、少なくとも非対人モードにおいて顧客(8)が移動可能なエリアである。
この態様によれば、対人エリア(51)と非対人エリア(52)とが分かれているので、少なくとも非対人モードにおける顧客(8)の動線を短縮でき、顧客(8)の買物に要する時間の短縮を図ることができる。
第3の態様に係る店舗管理方法では、第2の態様において、切替処理は、対人エリア(51)と非対人エリア(52)とを仕切る間仕切り(第1シャッタ31)の開閉により対人モードと非対人モードとの切替えを実行する。間仕切りが開いた状態で対人モードとなり、間仕切りが閉じた状態で非対人モードとなる。
この態様によれば、対人エリア(51)と非対人エリア(52)とを仕切る間仕切りを開閉するだけで、対人モードと非対人モードとを容易に切り替えることができる。
第4の態様に係る店舗管理方法では、第2又は3の態様において、対人エリア(51)は、カウンタエリア(511)と、連結エリア(512)と、を含む。カウンタエリア(511)は、非対人エリア(52)からアクセス可能なエリアである。連結エリア(512)は、店舗(5,5A,5B)において店員(7)が顧客(8)の応対以外の作業を行うための作業エリア(54)を、カウンタエリア(511)に連結するエリアである。
この態様によれば、作業エリア(54)とカウンタエリア(511)とが連結エリア(512)にて連結されているので、作業エリア(54)とカウンタエリア(511)との間での店員(7)の移動が容易になる。したがって、移動に伴う店員(7)の負担を低減できる。
第5の態様に係る店舗管理方法では、第2~4のいずれかの態様において、非対人エリア(52)は、ショッピングエリア(521)と、コンビニエンスエリア(522)と、を含む。ショッピングエリア(521)は、複数の商品(9)のうち非対人エリア(52)内に陳列されている中から顧客(8)がピックアップした商品(9)の精算を行うエリアである。コンビニエンスエリア(522)は、店舗(5,5A,5B)の出入口(50)から見てショッピングエリア(521)よりも遠い位置に配置され、顧客(8)がショッピングエリア(521)での精算を必要としないサービスの提供を受けるエリアである。ショッピングエリア(521)とコンビニエンスエリア(522)との間に対人エリア(51)の少なくとも一部が位置する。
この態様によれば、店舗(5,5A,5B)の出入口(50)に近い位置にショッピングエリア(521)が配置されるので、ショッピングエリア(521)の商品(9)を購入する顧客(8)の動線(A1,B1)を短縮できる。したがって、顧客(8)の買物に要する時間の短縮を図ることができる。
第6の態様に係る店舗管理方法は、第5の態様において、ショッピングエリア(521)には、顧客(8)が店員(7)を介さずに精算を行うセルフ精算装置(11)が設置されている。コンビニエンスエリア(522)には、セルフ精算装置(11)とは異なる少なくとも1台の自動応対装置が設置されている。
この態様によれば、ショッピングエリア(521)であっても、顧客(8)は店員(7)を介さずに商品(9)を購入することが可能である。また、コンビニエンスエリア(522)においては、顧客(8)はショッピングエリア(521)とは異なるサービスを受けることができる。
第7の態様に係る店舗管理方法では、第6の態様において、少なくとも1台の自動応対装置は、顧客(8)にサービスを提供するサービス提供端末(12)と、顧客(8)宛ての配達物の取り置きを行う宅配ボックス(13)と、の少なくとも一方を含む。
この態様によれば、サービス提供端末(12)及び宅配ボックス(13)の少なくとも一方により、非対人モードであっても、顧客(8)による店舗(5,5A,5B)の利用頻度の向上を図ることができる。
第8の態様に係る店舗管理方法は、第1~7のいずれかの態様において、滞在許可モードと、滞在抑制モードと、を所定の滞在判定条件に従って切り替える滞在切替処理を更に有する。滞在許可モードは、店舗(5,5A,5B)における顧客滞在エリア(喫食エリア53)への顧客(8)の進入を許可するモードである。滞在抑制モードは、顧客滞在エリアへの顧客(8)の進入を抑制するモードである。
この態様によれば、顧客滞在エリアが常に顧客(8)に利用されるのではなく、滞在抑制モードにおいては、顧客(8)による顧客滞在エリアの利用が制限される。そのため、店員(7)においては顧客滞在エリアの監視及び清掃等に掛かる作業の頻度を低減でき、店員(7)の負担を低減できる。
第9の態様に係る店舗管理方法は、第1~8のいずれかの態様において、少なくとも非対人モードにおいて、顧客(8)が使用する顧客端末(21)と店員(7)が使用する店員端末(22)との通信により、店員(7)による顧客(8)の間接的な応対を実行する。
この態様によれば、非対人モードにおいても、顧客(8)は店員(7)による間接的な応対を受けることが可能である。
第10の態様に係る店舗管理方法では、第9の態様において、店舗(5,5A,5B)の外部の遠隔拠点(6)に位置する監視端末(62)と、顧客端末(21)との通信により、遠隔拠点(6)からの顧客(8)の応対を実行する。
この態様によれば、例えば、店舗(5,5A,5B)に店員(7)が居ない状況においても、顧客(8)は遠隔拠点(6)からの応対を受けることが可能である。
第11の態様に係る店舗管理方法は、第1~10のいずれかの態様において、対人モードと非対人モードとの切替えに伴って店舗(5,5A,5B)のセキュリティレベルを変更する変更処理を更に有する。
この態様によれば、対人モードと非対人モードとの切替えに伴って店舗(5,5A,5B)のセキュリティレベルが変わるので、店舗(5,5A,5B)の状態に適したセキュリティレベルを適用できる。
第12の態様に係る店舗管理方法では、第1~11のいずれかの態様において、判定条件は、店員(7)の数、顧客(8)の数、店員(7)の状況、時刻情報、及び店舗(5,5A,5B)に関連する環境情報の少なくとも1つについての条件を含む。
この態様によれば、店員(7)の数、顧客(8)の数、店員(7)の状況、時刻情報、及び店舗(5,5A,5B)に関連する環境情報の少なくとも1つに従って、対人モードと非対人モードとが適切に切り替えられる。
第13の態様に係る店舗管理方法は、第1~12のいずれかの態様において、店舗(5,5A,5B)の状態が対人モードと非対人モードとのいずれであるかを顧客(8)に提示する提示処理を更に有する。
この態様によれば、顧客(8)においても店舗(5,5A,5B)の状態が対人モードと非対人モードとのいずれであるかを把握できる。したがって、例えば、対人モードの店舗(5,5A,5B)を利用したい顧客(8)等の誘致が容易になる。
第14の態様に係る店舗管理システム(10)は、複数の商品(9)のうちの少なくとも一部の商品(9)が陳列された状態で複数の商品(9)の販売を行う店舗(5,5A,5B)を管理する店舗管理システム(10)である。店舗管理システム(10)は、対人モードと、非対人モードと、の間で店舗(5,5A,5B)の状態を所定の判定条件に従って切り替える切替部(42)を有する。対人モードは、店舗(5,5A,5B)において店員(7)による顧客(8)の直接的な応対が行われるモードである。非対人モードは、店舗(5,5A,5B)において店員(7)による顧客(8)の直接的な応対が行われないモードである。
この態様によれば、店員(7)による顧客(8)の直接的な応対が常に行われるのではなく、非対人モードにおいては、店員(7)による顧客(8)の直接的な応対が行われない。そのため、店舗(5,5A,5B)に来店した顧客(8)が商品(9)を購入する場合において、店舗(5,5A,5B)の状態が対人モードであれば、例えば、店員(7)は、商品(9)の精算等において、顧客(8)の直接的な応対を行う。一方、店舗(5,5A,5B)の状態が非対人モードであれば、例えば、顧客(8)が、顧客(8)自身で商品9の精算を行うことで、店員(7)においては、顧客(8)の直接的な応対を行わない。このように、店舗管理システム(10)によれば、店舗(5,5A,5B)の状態を対人モードにすることで、顧客(8)においては、例えば、精算等の作業において店員(7)の援助を受けることができるので、買物をスムーズに行うことができる。一方で、店舗(5,5A,5B)のモードを非対人モードにすることで、店員(7)は、顧客(8)の直接的な応対を求められずに、例えば、検品等の作業に専念しやすくなって作業の効率化を図ることができ、店員(7)の負担を低減できる。結果的に、店舗管理システム(10)によれば、顧客(8)及び店舗(5)の双方の満足が得られやすい。
上記態様に限らず、実施形態1及び実施形態2に係る店舗管理方法の種々の構成(変形例を含む)は、店舗管理システム(10)にて具現化可能である。
第2~13の態様に係る構成については、店舗管理方法に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
5,5A,5B 店舗
6 遠隔拠点
7 店員
8 顧客
9 商品
10 店舗管理システム
11 セルフ精算装置
12 サービス提供端末(自動応対装置)
13 宅配ボックス(自動応対装置)
14 自動販売機(自動応対装置)
21 顧客端末
22 店員端末
31 第1シャッタ(間仕切り)
42 切替部
50 出入口
51 対人エリア
52 非対人エリア
53 喫食エリア(顧客滞在エリア)
54 作業エリア
62 監視端末
511 カウンタエリア
512 連結エリア
521 ショッピングエリア
522 コンビニエンスエリア

Claims (17)

  1. 舗を管理する店舗管理方法であって、
    前記店舗において店員による顧客の直接的な応対が行われる対人モードと、
    前記店舗において前記店員による前記顧客の直接的な応対が行われない非対人モードと切り替える切替処理を有し、
    前記対人モードから前記非対人モードに切り替える場合、前記顧客の入店時及び退店時の少なくとも一方で前記顧客の個人認証を行うための認証システムを有効にし、
    前記非対人モードから前記対人モードに切り替える場合、前記認証システムを無効にし、
    1以上のプロセッサにより実行される、
    店舗管理方法。
  2. 前記店舗は、少なくとも前記対人モードにおいて前記顧客の応対を行う際に前記店員が位置する対人エリアと、少なくとも前記非対人モードにおいて前記顧客が移動可能な非対人エリアと、を備える
    請求項1に記載の店舗管理方法。
  3. 前記切替処理は、前記対人エリアと前記非対人エリアとを仕切る間仕切りが開いた状態で前記対人モードとなり、前記間仕切りが閉じた状態で前記非対人モードとなるように、前記間仕切りの開閉により前記対人モードと前記非対人モードとの切替えを実行する
    請求項2に記載の店舗管理方法。
  4. 前記対人エリアは、
    前記非対人エリアからアクセス可能なカウンタエリアと、
    前記店舗において前記店員が前記顧客の応対以外の作業を行うための作業エリアを、前記カウンタエリアに連結する連結エリアと、を含む
    請求項2又は3に記載の店舗管理方法。
  5. 前記非対人エリアは、
    数の商品のうち前記非対人エリア内に陳列されている中から前記顧客がピックアップした商品の精算を行うショッピングエリアと、
    前記店舗の出入口から見て前記ショッピングエリアよりも遠い位置に配置され、前記顧客が前記ショッピングエリアでの精算を必要としないサービスの提供を受けるコンビニエンスエリアと、を含み、
    前記ショッピングエリアと前記コンビニエンスエリアとの間に前記対人エリアの少なくとも一部が位置する
    請求項2~4のいずれか1項に記載の店舗管理方法。
  6. 前記ショッピングエリアには、前記顧客が前記店員を介さずに前記精算を行うセルフ精算装置が設置され、
    前記コンビニエンスエリアには、前記セルフ精算装置とは異なる少なくとも1台の自動応対装置が設置されている
    請求項5に記載の店舗管理方法。
  7. 前記少なくとも1台の自動応対装置は、前記顧客にサービスを提供するサービス提供端末と、前記顧客宛ての配達物の取り置きを行う宅配ボックスと、の少なくとも一方を含む
    請求項6に記載の店舗管理方法。
  8. 前記店舗における顧客滞在エリアへの前記顧客の進入を許可する滞在許可モードと、前記顧客滞在エリアへの前記顧客の進入を抑制する滞在抑制モードと切り替える滞在切替処理を更に有する
    請求項1~7のいずれか1項に記載の店舗管理方法。
  9. 少なくとも前記非対人モードにおいて、前記顧客が使用する顧客端末と前記店員が使用する店員端末との通信により、前記店員による前記顧客の間接的な応対を実行する
    請求項1~8のいずれか1項に記載の店舗管理方法。
  10. 前記店舗の外部の遠隔拠点に位置する監視端末と、前記顧客端末との通信により、前記遠隔拠点からの前記顧客の応対を実行する
    請求項9に記載の店舗管理方法。
  11. 前記対人モードと前記非対人モードとの切替えに伴って前記店舗のセキュリティレベルを変更する変更処理を更に有する
    請求項1~10のいずれか1項に記載の店舗管理方法。
  12. 前記店舗の状態が前記対人モードと前記非対人モードとのいずれであるかを前記店舗の外部から視認可能に前記顧客に提示する提示処理を更に有する、
    請求項1~11のいずれか1項に記載の店舗管理方法。
  13. 前記認証システムは、前記店舗の出入口付近に設置され、前記顧客の入店時に前記顧客の前記個人認証を行って、前記個人認証に成功すれば、前記顧客の入店を許可する、
    請求項1~12のいずれか1項に記載の店舗管理方法。
  14. 前記認証システムは、
    カードリーダ若しくは前記顧客の携帯情報端末によって前記顧客の認証情報を取得し、又は、前記顧客の生体認証によって前記顧客の認証情報を取得し、
    前記顧客の前記認証情報を用いて前記顧客の前記個人認証を行う、
    請求項1~13のいずれか1項に記載の店舗管理方法。
  15. 店舗を管理する店舗管理システムであって、
    管理装置と、
    顧客の入店時及び退店時の少なくとも一方で顧客の個人認証を行うための認証システムと、を備え、
    前記管理装置は、
    切替部と、
    変更部と、を有し、
    前記切替部は、
    前記店舗において店員による顧客の直接的な応対が行われる対人モードと、
    前記店舗において前記店員による前記顧客の直接的な応対が行われない非対人モードとを切り替え、
    前記変更部は、
    前記対人モードから前記非対人モードに切り替える場合、前記顧客の入店時及び退店時の少なくとも一方で前記顧客の個人認証を行うための認証システムを有効にし、
    前記非対人モードから前記対人モードに切り替える場合、前記認証システムを無効にする、
    店舗管理システム。
  16. 前記認証システムは、前記店舗の出入口付近に設置され、前記顧客の入店時に前記顧客の前記個人認証を行って、前記個人認証に成功すれば、前記顧客の入店を許可する、
    請求項15に記載の店舗管理システム。
  17. 前記認証システムは、
    カードリーダ若しくは前記顧客の携帯情報端末によって前記顧客の認証情報を取得し、又は、前記顧客の生体情報によって前記顧客の認証情報を取得し、
    前記顧客の前記認証情報を用いて前記顧客の前記個人認証を行う、
    請求項15又は16に記載の店舗管理システム。
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