JP2022138068A - 導光部材、光源装置、および投射装置 - Google Patents

導光部材、光源装置、および投射装置 Download PDF

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Yohei Takano
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崇 佐々木
Takashi Sasaki
真 平川
Makoto Hirakawa
重明 今井
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Abstract

Figure 2022138068000001
【課題】光の利用効率の高い導光部材、光源装置、および投射装置を提供する。
【解決手段】本発明は、異なる方向から入射する複数の収束光を出射方向に偏向し、前記複数の収束光を前記出射方向に垂直な集光面に集光し合成する導光部材であって、第1方向から入射する第1収束光を前記出射方向に偏向し、前記集光面に第1集光部を形成する第1偏向部と、前記第1方向と異なる第2方向から入射する第2収束光を前記出射方向に偏向し、前記集光面に第2集光部を形成する第2偏向部と、前記第1方向と前記第2方向と異なる第3方向から入射する第3収束光を出射方向に偏向し、前記集光面に第3集光部を形成する第3偏向部と、を備え、前記第1偏向部は、前記第1集光部の長軸に平行な方向を軸にして、前記第1収束光を偏向し、前記第2偏向部は、前記第2集光部の長軸に平行な方向を軸にして、前記第2収束光を偏向し、前記第3偏向部は、前記第3集光部の長軸に平行な方向を軸にして、前記第3収束光を偏向する。
【選択図】図1

Description

本発明は、導光部材、光源装置、および投射装置に関する。
今日、様々な映像を拡大投影するプロジェクタ(投射装置の一例)が広く普及している。プロジェクタは、光源から出射された収束光をDMD(Digital Mirror Device)または液晶表示素子といった光空間変調素子(画像表示素子)に集光させ、光空間変調素子によって映像信号に基づいて変調された出射光(反射光)をスクリーン上にカラー映像として表示させる装置である。
従来、プロジェクタには、主に高輝度の超高圧水銀ランプ等が用いられてきたが、寿命が短くメンテナンスを頻繁に行う必要があり、有害物質である水銀の使用を抑えて環境側面に関しても配慮する必要があるために、レーザ光源またはLED(Light Emitting Diode)光源等の固体光源の使用に移行しつつある。レーザ光源またはLED光源は、寿命が長く、その単色性により色再現性もよいため、今後、超高圧水銀ランプを搭載したプロジェクタは特殊な用途でのみ使用されることとなり、市場の大部分のプロジェクタは固体光源に切り替わってくる。
ところで、カラー映像をスクリーンに投影するためには、少なくとも3原色の照明光源が必要であるが、その全てをレーザ光源で生成することも可能ではあるが、緑色レーザや赤色レーザの発光効率が青色レーザに比べて低いため、効率や高輝度の面では好ましくはない。そのため、青色レーザを励起光として蛍光体に照射して、蛍光体で波長変換された蛍光光から赤色光と緑色光を生成する方式が主流となっている。さらに、高輝度とするためには、前述の方式を有する複数のユニットを用い、その複数のユニットから得られる蛍光光を合成する技術が開発されている。
しかしながら、複数のユニットから得られる蛍光光を合成する方式において3つ以上のユニットの蛍光光を合成する場合、合成時の光線の光路が隣接してくるために、複数のユニットから得られる蛍光光を合成する合成手段と蛍光光の光路が干渉し、合成手段により蹴られる蛍光光が大きくなり、光の利用効率を高めることが困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光の利用効率の高い導光部材、光源装置、および投射装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、異なる方向から入射する複数の収束光を出射方向に偏向し、前記複数の収束光を前記出射方向に垂直な集光面に集光し合成する導光部材であって、第1方向から入射する第1収束光を前記出射方向に偏向し、前記集光面に第1集光部を形成する第1偏向部と、前記第1方向と異なる第2方向から入射する第2収束光を前記出射方向に偏向し、前記集光面に第2集光部を形成する第2偏向部と、前記第1方向と前記第2方向と異なる第3方向から入射する第3収束光を出射方向に偏向し、前記集光面に第3集光部を形成する第3偏向部と、を備え、前記第1偏向部は、前記第1集光部の長軸に平行な方向を軸にして、前記第1収束光を偏向し、前記第2偏向部は、前記第2集光部の長軸に平行な方向を軸にして、前記第2収束光を偏向し、前記第3偏向部は、前記第3集光部の長軸に平行な方向を軸にして、前記第3収束光を偏向する。
本発明によれば、光の利用効率の高い導光部材、光源装置、および投射装置を提供可能とする、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。 図2Aは、第1の実施の形態にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。 図2Bは、第1の実施の形態にかかる光源装置2が有する反射ミラーとライトトンネルの位置関係の一例を示す図である。 図3は、第1の実施の形態にかかる光源装置の合成部形成位置におけるx軸方向から見たyx平面内での光強度分布の一例を示す図である。 図4Aは、第2の実施の形態にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。 図4Bは、第2の実施の形態にかかる光源装置が有する反射ミラーとライトトンネルの位置関係の一例を示す図である。 図5は、第2の実施の形態にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。 図6は、第2の実施の形態にかかる光源装置が有する反射部の一例を示す図である。 図7は、第2の実施の形態にかかる光源装置が有する反射部の一例を示す図である。 図8Aは、第2の実施の形態にかかる光源装置の合成部形成位置におけるx軸方向から見たyx平面内での光強度分布の一例を示す図である。 図8Bは、第2の実施の形態にかかる光源装置の合成部形成位置におけるx軸方向から見たyx平面内での光強度分布の一例を示す図である。 図9は、変形例1にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。 図10は、変形例1にかかる光源装置が有する反射部の一例の斜視図である。 図11Aは、変形例1にかかる光源装置が有するプリズムおよびライトトンネルの一例の斜視図である。 図11Bは、変形例1にかかる光源装置が有するプリズムおよびライトトンネルの一例の断面図である。 図12Aは、第3の実施の形態にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。 図12Bは、第3の実施の形態にかかる光源装置が有する反射ミラーとライトトンネルの位置関係の一例を示す図である。 図13は、第3の実施の形態にかかる光源装置が有する波長変換部の構成の一例を示す図である。 図14は、第3の実施の形態にかかる光源装置において波長変換部に形成される励起光照射スポットの形状の一例を示す図である。 図15は、第3の実施の形態にかかる光源装置における波長変換部が発する蛍光光の一例を示す図である。 図16は、第1~3の実施の形態にかかる光源装置を有する投射装置の構成の一例を示す図である。 図17は、変形例2にかかる光源装置において合成部形成位置に対する収束光の照射例を説明するための図である。 図18は、変形例3にかかる光源装置において合成部形成位置に対する収束光の照射例を説明するための図である。 図19は、変形例4にかかる光源装置において合成部形成位置に対する収束光の照射例を説明するための図である。 図20は、変形例5にかかる光源装置における合成部形成位置に対する収束光の照射例を説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、導光部材、光源装置、および投射装置の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。図1では、y軸方向から見た、zx平面の光源装置2の構成の一例を示している。本実施の形態にかかる光源装置2は、少なくとも3か所に発光部P1~P3(以下、発光部P1~P3を区別しない場合には、発光部Pと記載する)を有し、各発光部Pから発した光(収束光)を、それぞれの発光部Pに対応した集光光学系LS1~LS3(以下、集光光学系LS1~LS3を区別しない場合には、集光光学系LSと記載する)によって、合成部形成位置(集光面の一例)に集光させる。ここで、合成部形成位置は、yz平面に平行な面内に位置する。本実施の形態では、発光部P1~P3および集光光学系LS1~LS3が、複数の収束光を射出する複数の光源部の一例として機能する。
集光光学系LS1~LS3は、各々、3つの集光素子L1~L3を有する。集光素子L1,L2は、発光部P1~P3のそれぞれが発した収束光の光路において当該発光部P1~P3に一番近い位置に設けられ、発光部P1~P3が発した収束光の光束を略平行にする。集光素子L3は、集光素子L1,L2により略平行になった光束を、合成部形成位置に集光させる。発光部Pの位置と合成部形成位置とは共役関係である。集光光学系LS1~LS3は、図1に示す構成に限定されず、発光部Pが発した収束光は、集光素子L2と集光素子L3の間で、一旦、収束しても良い。
発光部P1が発した収束光は、集光光学系LS1の集光素子L3から射出された後、その収束する途中で、反射部R1によりx軸方向(出射方向の一例)に折り返され、合成部形成位置に集光される。すなわち、反射部R1は、例えば、反射面であり、z軸方向(+(正)側。第1方向の一例)から入射される収束光をx軸方向に偏向し、合成部形成位置に共役像S1(図3参照。第1集光部の一例)を形成する第1偏向部の一例である。
また、発光部P2から発した収束光は、同じく、集光光学系LS2の集光素子L3から射出された後、その収束する途中で、反射部R2でx軸方向に折り返され、合成部形成位置に集光される。すなわち、反射部R2は、例えば、反射面であり、z軸方向の+側とは異なる方向(言い換えると、z軸方向の+側に対応する方向)であるz軸方向(-(負)側。第2方向)から入射される収束光をx軸方向に偏向し、合成部形成位置に共役像S2(図3参照。第2集光部の一例)を形成する第2偏向部の一例である。
すなわち、本実施の形態では、反射部R1,R2は、異なる方向から入射する複数の収束光をx軸方向に偏向し、複数の収束光をx軸方向に垂直な合成部形成位置に集光し合成する導光部材の一例として機能する。
また、発光部P3が発した光は、集光光学系LS3の集光素子L3から射出された後、合成形成位置に集光される。集光光学系LS1~LS3は、共通の光学系でも良いし、それぞれが違った光学系でも良い。
本実施の形態にかかる光源装置2は、合成部形成位置に入射口が配置されるライトトンネルLTが設けられている。合成部形成位置には、発光部P1~P3が発光する収束光の共役像S1~S3(図3参照)が形成され、当該共役像S1~S3が1つの光源をなす合成部(例えば、略矩形の合成部)が形成される。当該合成部に集まった光束は、ライトトンネルLTに取り込まれ、ライトトンネルLT内で多重反射し、ライトトンネルLTの出口の光強度分布は、ライトトンネルLTの入射口における光強度分布より均一になっている。ここで、ライトトンネルLTは、合成部形成位置の近傍に矩形の入射口(開口部の一例)を有する光均一化素子の一例である。
図2Aは、第1の実施の形態にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。図2Aでは、x軸方向から見た、yz平面の光源装置2の構成の一例を示している。図2Bは、第1の実施の形態にかかる光源装置2が有する反射ミラーとライトトンネルの位置関係の一例を示す図である。左右方向(z軸方向)の発光部P1および発光部P2から発せられる光束は、反射部R1,R2によって折り返され、合成部形成位置に対して垂直な方向(x軸方向)に折り返される。
ライトトンネルLTと反射部R1,R2の位置関係は、図2Bに示すように、ライトトンネルLTの中央部を挟んだ形で反射部R1、R2が配置されている。反射部R1、R2は、三角プリズムの斜面(全反射面)に形成されているが、これに限らずミラーでも構わず、内面反射を利用しても良い。本実施の形態では、発光部P3が発する収束光(第3収束光の一例)は、反射部(例えば、反射面)を介さずに合成部形成位置に集光されているが、集光光学系LS3の集光素子L3と合成部形成位置の間に反射部(例えば、折り返しミラー)を配置し、収束光をx軸方向に偏向し、合成部形成位置に共役像S3(図3参照。第3集光部の一例)を形成しても良い。
図3は、第1の実施の形態にかかる光源装置の合成部形成位置におけるx軸方向から見たyx平面内での光強度分布の一例を示す図である。共役像S1~S3は、それぞれ、発光部P1~P3の共役像である。発光部P3の共役像S3は、発光部P1の共役像S1と発光部P2の共役像S2に挟まれている。また、発光部P3の共役像S3は、発光部P1の共役像S1と発光部P2の共役像S2よりも大きい。合成部形成位置に形成される合成部での共役像S1,S2,S3の周辺輪郭は略矩形となっているのが好ましい。
ライトトンネルLTは、空間光変調器(例えば、画像形成装置:マイクロディスプレイ等のパネル)が横長の矩形であることが多いため、空間光変調器の縦横比に応じた矩形なるように形状が決められるが、その矩形に相似形であることが好ましい。合成部形成位置に形成される合成部が矩形であるので、3つの共役像S1~S3も矩形であることが望ましい。また、共役像S1~S3の境界部の落ち込みを無くすことによって光の利用効率を上げることができる。
このように、第1の実施の形態にかかる光源装置2によれば、効率良く3つ以上の収束光の共役像S1~S3を合成できるので、高輝度で明るい光源装置2、および当該光源装置2を用いた投射装置を実現できる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、4方向の光源部から射出される収束光の共役像を合成部形成位置に形成する例である。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
図4Aおよび図5は、第2の実施の形態にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。図4Aでは、x軸方向から見た、zy平面の光源装置2の構成の一例を示している。図5は、y軸方向から見た、xz平面の光源装置2の構成の一例を示している。また、図4Bは、第2の実施の形態にかかる光源装置が有する反射ミラーとライトトンネルの位置関係の一例を示す図である。
本実施の形態にかかる光源装置2は、少なくとも4か所に発光部P1,P2,P3a,P3b(以下、発光部P1,P2,P3a,P3bを区別しない場合には、発光部Pと記載する)を有し、各発光部Pが発した収束光を、それぞれの発光部Pに対応した集光光学系LS1,LS2,LS3a,LS3bによって、合成部形成位置に集光させる。本実施の形態では、光源装置2が、4方向からの光源(発光部Pおよび集光光学系LS)から射出される収束光の共役像を合成部形成位置に形成する例について説明するが、少なくとも3方向からの光源部から射出される収束光の共役像を合成部形成位置に形成するものであれば、これに限定するものではない。
集光光学系LS1,LS2,LS3a,LS3bは、それぞれ、3つの集光素子L1~L3を有する。集光素子L1,L2は、発光部Pが発した収束光の光路において発光部Pに一番近い位置に設けられ、発光部Pが発した収束光の光束を略平行に集光させる。集光素子L3は、集光素子L1,L2により略平行に集光された光束を、合成部形成位置に集光させる。すなわち、発光部Pの位置と合成部形成位置とは共役関係である。
集光素子L3と合成部形成位置との間では、発光部P1,P2,P3a,P3bのそれぞれが発した収束途中の収束光の光路が、反射部R1,R2,R3a,R3bで同じ方向(x軸方向)に折り返される(偏向される)。そして、反射部R1,R2,R3a,R3bで偏向された4つの収束光が、隣接または一部が重ねられて合成部形成位置に集光されて合成部を形成する。
具体的には、反射部R3aは、z軸方向の+側およびz軸方向の-側とは異なるy軸方向の+(正)側から入射する収束光(第3収束光の一例)をx軸方向に偏向し、合成部形成位置に共役像S3aを形成する第3偏向部の一例である。また、反射部R3bは、z軸方向の+側およびz軸方向の-側とは異なるy軸方向の-(負)側から入射する収束光(第3収束光の一例)をx軸方向に偏向し、合成部形成位置に共役像S3bを形成する第3偏向部の一例である。
本実施の形態では、反射部R3aと合成部形成位置との間の距離は、反射部R1,R2のそれぞれと合成部形成位置との間の距離より長いものとする。具体的には、収束光の光路における反射部R3aと合成部形成位置との間の距離は、収束光の光路における反射部R1,R2のそれぞれと合成部形成位置との間の距離より長い。
図6および図7は、第2の実施の形態にかかる光源装置が有する反射部の一例を示す図である。本実施の形態では、プリズムが有する4つの斜面(全反射面)が、反射部R1,R2,R3a,R3bに相当し、反射部R1,R2,R3a,R3bが一体となった構成である。本実施の形態では、反射部R1,R2,R3a,R3bが一体となっているが、反射部R1,R2,R3a,R3bは、それぞれ独立のプリズム、または平面のミラーにより構成されていても良い。そして、反射部R1,R2,R3a,R3bを構成するプリズムの外径(zy平面における外径)は、ライトトンネルLTの開口部(入射口)の外径と同じになっている。
発光部P1,P2,P3a,P3bのそれぞれが発した収束光が、収束途中に、反射部R1,R2,R3a,R3bで反射される場合、図7に示すように、反射部R1,R2,R3a,R3bのそれぞれが光を反射させる面の反射面積を大きくしても良い。これにより、反射部R1,R2,R3a,R3bにおける発光部P1,P2,P3,P4のそれぞれが発した収束光の折り返し時の効率(反射率)を向上させる。具体的には、反射部R1,R2,R3a,R3bを折り返し方向に長くして、反射部R1,R2,R3a,R3を構成するプリズムの外径を、ライトトンネルLTの開口部(入射口)の外径より大きくする。
図8Aおよび図8Bは、第2の実施の形態にかかる光源装置の合成部形成位置におけるx軸方向から見たyx平面内での光強度分布の一例を示す図である。共役像S1,S2,S3a,S3bは、それぞれ、集光光学系LS1,LS2,LS3a,LS3bによって形成される、発光部P1,P2,P3a,P3bの共役像である。共役像S3a,S3bがy軸方向に隣接して1つの対を成して合成部形成位置に形成され、その対を挟むように、当該対にz軸方向に隣接しかつ当該対を挟むように共役像S1,S2が合成部形成位置に形成される。すなわち、共役像S3a,S3bは、共役像S1と共役像S2との間に形成される。
共役像S1,S2,S3a,S3bは、縦横の長さが異なる長方形(矩形)であり、合成部形成位置に形成される共役像S1,S2,S3a,S3b全体の形状(すなわち、合成部)も、略矩形となっている。また、共役像S1,S2,S3a,S3bは、図8Bに示すように、隣接する共役像と一部が重なるように、合成部形成位置に形成されることが好ましい。すなわち、共役像S1,S2,S3a,S3bのうち少なくとも2つの共役像は、互いに隣接または一部において重畳して合成部形成位置に形成される。その際、共役像S1,S2,S3a,S3bのうち少なくとも2つは、その長辺側で隣接またはその一部で重畳することが好ましい。
図6および図7に戻り、反射部R1,R2,R3a,R3bは、発光部P1,P2,P3a,P3bのそれぞれが発した収束光を、それぞれの共役像S1,S2,S3a,S3bの短辺側で折り返す。ここで、共役像S1,S2,S3a,S3bの短辺側に折り返すとは、共役像S1,S2,S3a,S3bの長辺に平行な方向を軸として、発光部P1,P2,P3a,P3bのそれぞれが発した収束光を偏向すること、すなわち、図6に示すxz平面において発光部P1,P2が発した収束光の光路が折れ曲がることであり、図6に示すxy平面において発光部P3a,P3bが発した収束光の光路が折れ曲がることである。
共役像S1,S2,S3a,S3bが矩形である場合、発光部Pが発した収束光を、その矩形の短辺側に折り返す方が、その矩形の長辺側に折り返すよりも、収束光の“蹴られ”を少なくすることができる。例えば、光の折り曲げ方向を90度とする場合、光の反射面は、光束(光束の幅方向の中央近傍)が進む方向に対して45度傾斜させる。一方、集光している途中の収束光の光束の幅は、手前(レンズ側)と奥(収束位置側)とでは、手前の方が広い。したがって、共役像S1,S2,S3a,S3bが矩形である場合、発光部Pが発する収束光を共役像S1,S2,S3a,S3bの長辺側で折り返すより、短辺側で折り返した方が、発光部Pが発した収束光の光束の幅の変化が小さくなる。発光部Pが発した収束光の光束が進む方向に対して45度傾斜させた反射部R1,R2,R3a,R3bのレンズに近い側の光束の幅をカバーするためには、反射部R1,R2,R3a,R3bの反射領域をx軸方向に広くしないと、光束が蹴られてしまい、発光部Pが発した収束光の利用効率が落ちる。
繰り返し説明すると、集光光学系LSにより集光される光(収束光)がなるべく蹴られないように、より小さな反射ミラー(反射部R1,R2,R3a,R3b)で折り返すためには、収束光の進行方向に対して反射ミラーを45度傾斜させ、共役像の短辺側で折り返す方が、反射ミラーの有効反射領域を小さくできる。逆に、集光光学系LSにより集光される収束光を反射ミラーにより共役像の長辺側で折り返すと、集光する手前の方に反射位置が近づき、反射ミラーの幅(x方向の幅)を大きくとらないと収束光の蹴られる量が増加してしまう。反射部R1,R2,R3a,R3bのx方向の幅を大きくとると、それぞれの反射面はx軸に対して45度傾斜しているため、反射部R1,R2はz軸方向の幅も大きくなり、反射部R3a,R3bはy軸方向の幅も大きくなる。図6に示すように、反射部R3a,R3bは反射部R1,R2に挟まれているので、y軸方向の幅が大きくなると、反射部R3a,R3bの合成部形成位置の側に入射する収束光の光路が、反射部R1,R2の合成部形成位置の側と干渉する。そのため、反射部R3a,R3bに入射する収束光の蹴られる光量が増加し、有効な反射光が減少してしまう。そのため、図6に示したように、発光部Pが発した収束光を、反射部R1,R2,R3a,R3bによって共役像S1,S2,S3a,S3bの短辺側で折り返すことによって、反射部のx方向の幅を小さくでき、当該収束光の蹴られる光量が増加することを抑制できる。
また、合成部形成位置には、入射口が配置されるライトトンネルLTが設けられている。合成部形成位置には、発光部P1,P2,P3a,P3bが発した収束光の共役像S1,S2,S3a,S2bが形成され、それら共役像S1,S2,S3a,S3bが隣り合わせて1つの光源としてなす合成部が形成される。合成部形成位置に集光される収束光の光束は、ライトトンネルLTに取り込まれ、ライトトンネルLT内で多重反射し、ライトトンネルLTの出口の光強度分布は、ライトトンネルLTの入射口の光強度分布より均一になっている。
このように、第2の実施の形態にかかる光源装置2によれば、プロジェクタ等の投射装置に用いられる光源装置2に用いられる導光部材に関して、異なる方向から入射する収束光を偏向して合成部形成位置に集光する際に、反射部R1,R2,R3a,R3bによる偏向の回転軸の方向と、それぞれの反射部に対応する合成部形成位置の集光部(共役像S1,S2,S3a,S3b)の長軸の方向と、を平行になるように合わせることで、反射部によって収束光が蹴られる量を低減でき、光の利用効率を向上させることができる。
(変形例1)
図9は、変形例1にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。図9では、y軸方向から見た、xz平面の光源装置2の構成の一例を示している。本変形例は、プリズムの内面に反射部R1,R2,R3a,R3bを設けた例である。これにより、発光部P1,P2,P3a,P3bが発した収束光を反射部R1,R2,R3a,R3bにおいて全反射させることができるので、光の利用効率を高めることができる。また、集光光学系LSにより集光される光束のNA(角度)が大きくなって、反射部R1,R2,R3a,R3bにおける全反射の条件の効率(外れ効率)が落ちる場合には、反射部R1,R2,R3a,R3bに、アルミニウム、銀等の金属を形成して、反射ミラーとしても良い。
図10は、変形例1にかかる光源装置が有する反射部の一例の斜視図である。本変形例では、反射部R1,R2,R3a,R3bは、プリズムの全反射面である。また、反射部R1,R2,R3a,R3bは、それぞれ、矩形であり、発光部Pが発した収束光の光束を、それぞれの集光部(共役像S)の短辺側で折り返すように、プリズム内に形成されている。反射部R3aがy軸方向において負側に設けられ、反射部R3bがy軸方向において正側に配置される。そして、反射部R3a,R3bは、発光部Pが発した収束光の進行方向をx軸方向に折り曲げる。発光部Pが発した収束光の光路を反射部R3a,R3bが折り曲げる方向は、集光部S3a,S3bの短軸方向である。また、反射部R1,R2は、図10に示すように、反射部R3a,R3bを挟むようにプリズムに設けられる。そして、反射部R1,R2も、反射部R3a,R3bと同様に、発光部Pが発した収束光の光路を、集光部S1,S2の短軸方向に折り曲げる。
図11Aは、変形例1にかかる光源装置が有するプリズムおよびライトトンネルの一例の斜視図である。図11Bは、変形例1にかかる光源装置が有するプリズムおよびライトトンネルの一例の断面図である。ライトトンネルLTは、ガラスロッド等の内部反射型のライトトンネルでも良いし、その内部に4面のミラーを形成したライトトンネルであっても良い。これにより、反射部R1,R2,R3a,R3bにより反射される収束光の損失を少なくして、ライトトンネルLT内に収束光を取り込めることとなり、光の利用効率を高めることができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、励起光が照射されてその励起光とは異なる波長領域の収束光に変換して射出する波長変換部を、発光部として用いる例である。以下の説明では、上述の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
図12Aは、第3の実施の形態にかかる光源装置の構成の一例を示す図である。図12Bは、第3の実施の形態にかかる光源装置が有する反射ミラーとライトトンネルの位置関係の一例を示す図である。上述の実施の形態では、LED光源,LD等の自己発光する光源である発光部Pと、集光光学系LSと、を光源部として用いているが、本実施の形態では、励起光を射出する励起光源LD1~LD3と、当該励起光が照射されてその励起光とは異なる波長領域の収束光に変換して出射する波長変換部Q1~Q4と、集光光学系LSと、を光源部として用いた例である。
本実施の形態にかかる光源装置2は、複数の励起光源LD1~LD3を有し、当該複数の励起光源LD1~LD3のそれぞれから発光される励起光(光線)を束ねて略一か所に集光させて波長変換部Q1~Q4に照射する。具体的には、複数の励起光源LD1~LD3から発光された励起光は、集光レンズCL1~CL3で集光され、集光された励起光を束ねる集光素子L4,L5によって、反射ミラーM1に導かれる。反射ミラーM1は、集光素子L2と集光素子L3の間に設置され、励起光の光路を集光素子L2の方向に折り曲げる。励起光は、集光素子L1,L2によって集光され、その集光位置の近傍に波長変換部Q1~Q4が配置されている。
波長変換部Q1~Q4は、励起光が照射されると、当該励起光を異なる波長領域の収束光に変換して出射する。波長変換部Q1~Q4は、蛍光体を平板プレート上に形成した蛍光体プレート、当該蛍光体プレートを円盤状にした回転体であっても良い。
図13は、第3の実施の形態にかかる光源装置が有する波長変換部の構成の一例を示す図である。本実施の形態では、波長変換部Q1~Q4は、円盤状の回転体であり、その周縁に蛍光体が塗布された波長変換領域と、励起光を反射させる反射領域(励起光の波長領域を変換せずに出射する反射領域)と、を有する。本実施の形態では、波長変換部Q1~Q4は、その周縁に波長変換領域および反射領域を有しているが、その周縁の全周に波長変換領域が形成されていても良い。
波長変換部Q1~Q4が駆動装置によって回転すると、波長変換部Q1~Q4において励起光が照射される励起光照射スポットには、波長変換領域と反射領域とが交互に現れる。そして、波長変換部Q1~Q4は、ある時間では、波長領域が変換された収束光(波長変換光、蛍光光)を出射し、他の時間では、励起光の波長領域を変換していない収束光(反射光)を出射する。波長変換光および反射光は、上述の実施の形態における発光部Pが発光する収束光と同じように、合成部形成位置に照射される。すなわち、本実施の形態では、波長変換光が、合成部形成位置に対して、共役像S1,S2,S3a,S3bを形成する。
ここで、励起光源LD1~LD4は、例えば、半導体レーザを2次元的に複数配列して、全体として矩形の光源とすることで、波長変換部Q1~Q4に照射する励起光照射スポットの集合体の形状を略矩形にすることができる。波長変換部Q1~Q4に形成される励起光照射スポットの集合体の形状が略矩形になると、波長変換部Q1~Q4の励起光照射スポットで励起される波長変換光の発光形状も略矩形となる。さらに、波長変換光の発光形状が略矩形となると、上述の実施の形態と同様に、集光光学系LS1~LS4によって合成部形成位置に形成される照射スポットの形状も略矩形になる。
なお、本実施の形態では、励起光照射スポットの集合体の形状を略矩形とすることで、波長変換光の発光形状も略矩形となる前提で説明したが、波長変換光の発光形状が長軸(あるいは短軸)を有している形状であれば、これに限定するものではない。例えば、波長変換光の形状を楕円や小判形状等の形状とする構成でも構わない。すなわち、励起光によって得られる波長変換光が光学系によって共役位置(合成部形成位置)に形成される共役像Sが長軸を有しておれば、その長軸を軸として偏向させることで、本実施の形態と同様の効果が得られる。あるいは、励起光照射スポットの集合体の形状が矩形であっても、光学系の有する収差によって共役像Sが厳密に矩形にならなくても長軸を有する形状であれば、例えば、楕円や小判型等にも適用できる。
本実施の形態では、励起光源LD1~LD4は、半導体レーザを、長手方向に4列配置されかつ短手方向に3列配置された励起光源である。すなわち、励起光源LD1~LD4は、12個の半導体レーザを有し、全体として矩形の光源となっている。本実施の形態では、励起光源LD1~LD4は、半導体レーザが、長手方向に4列配置されかつ短手方向に3列配置されているが、これに限定されるものではなく、複数の半導体レーザを配置するピッチや配置数を変えて、複数の半導体レーザの矩形の配置の縦横比を調整することも可能である。例えば、半導体レーザが、長手方向に4列配置されかつ短手方向に7列配置されていても良い。
図14は、第3の実施の形態にかかる光源装置において波長変換部に形成される励起光照射スポットの形状の一例を示す図である。波長変換部Q1~Q4には、励起光源LD1~LD4が有する半導体レーザの像が形成されるため、図14に示すように、矩形に配置された半導体レーザが点在した像が形成される。また、波長変換部Q1~Q4に対して照射する励起光の焦点位置を若干ずらしたり、集光素子L2,L4,L5を有する集光光学系の設計によって、波長変換部Q1~Q4に対する各照射スポットの一部を重ねたりしても良い。
図15は、第3の実施の形態にかかる光源装置における波長変換部が発する蛍光光の一例を示す図である。本実施の形態では、波長変換部Q1~Q4が発光する蛍光光は、当該波長変換部Q1~Q4に対する励起光照射スポットのサイズより若干大きくなり、波長変換部Q1~Q4が有する複数の半導体レーザが連続(隣接)して配置されているようになり、各波長変換部Q1~Q4の発光形状は全体として矩形となる。
このように、第3の実施の形態にかかる光源装置2によれば、第2の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図16は、第1~3の実施の形態にかかる光源装置を有する投射装置の構成の一例を示す図である。第3の実施の形態にかかる光源装置2においては、励起光源LD1~LD4に青色の励起光を出射する励起光源を用い、波長変換部Q1~Q4(波長変換領域)には黄色の蛍光体を用いても良い。波長変換部Q1~Q4(例えば、蛍光体ホイール)は、波長変換領域に加えて、反射領域を設けて、蛍光光と反射光とが交互に出射されるようにしても良い。これにより、励起光源LD1~LD4から出射される励起光を青色の励起光とすることで、波長変換部Q1~Q4から白色の蛍光光が出射される。
投射装置1は、黄色、緑、および赤のフィルタ(所謂、カラーホイール)である照明光学系3を回転させ、その回転と、波長変換部Q1~Q4(蛍光体ホイール)と、励起光源LD1~LD4と、を同期させることで、RGBのカラー3原色の光が得られる。すなわち、照明光学系3は、例えば、1枚以上のレンズや1面以上の反射面等を有し、光源装置2から射出される光で、後述する光空間変調器4を略均一に照明する。
そして、投射装置1は、照明光学系3により得られるRGBの3原色の光を、光空間変調器4に入射し、当該光空間変調器4において変調された光の像を、投射光学系5により拡大して、投射像として、スクリーンに拡大投射する。すなわち、光空間変調器4は、光源装置2から出射した光を画像光として射出する画像形成素子(例えば、DMD:Digital Mirror Device)として機能する。また、投射光学系5は、例えば、1枚以上のレンズを有し、光空間変調器4から射出される画像光をスクリーン等の被投射物に投射する投射光学系の一例として機能する。
または、投射装置1は、光源装置2において、青色の励起光から白色の光を生成し、照明光学系3によってRGBのカラー3原色の光を生成し、当該生成した光を時分割で光空間変調器4に入射し、単色の画像を合成してカラー画像を投射像としてスクリーンに投射しても良い。
第1~3の実施の形態にかかる光源装置2を有する投射装置1によれば、光源装置2における光の利用効率が高いため、明るい投射像をスクリーンに投射することができる。
(変形例2~4)
図17~19は、変形例2~4にかかる光源装置において合成部形成位置に対する収束光の照射例を説明するための図である。変形例2~4においては、第2の実施の形態と同様に、4つの発光部Pが発する収束光を、図17~図19に示す配置関係で配置された反射部R1,R2,R3a,R3bにより反射させて、合成部形成位置に照射する。これにより、いずれの変形例においても、4つの発光部Pのそれぞれが発光した収束光の共役像S1,S2、S3a,S3bを合成部形成位置に形成する。また、いずれの変形例においても、合成部形成位置において、共役像S3aが、共役像S1,S2に挟まれて形成される。また、いずれの変形例においても、発光部Pから発光された収束光を、反射部R1,R2,R3a,R3bによって、共役像S1,S2,S3a,S3bの短辺側に折り返す(すなわち、共役像S1,S2,S3a,S3bの長辺側に平行な方向を軸として折り返す)。
(変形例5)
図20は、変形例5にかかる光源装置における合成部形成位置に対する収束光の照射例を説明するための図である。変形例5にかかる光源装置2は、3つの発光部Pが発した収束光の共役像S1~S3が、隣接またはその一部が重畳して、合成部形成位置に形成される。すなわち、本変形例にかかる光源装置2は、3方向の光源部から射出される収束光の共役像S1~S3を合成部形成位置に形成する。共役像S1~S3は、全て短辺と長辺を有した略矩形の収束光の像である。そして、3つの発光部Pが発する収束光のうち、少なくとも1つの収束光は、その光路において、合成部形成位置の手前に配置された反射部R3の短辺側に折り返されている。これにより、反射部R3において蹴られる収束光が少なくなり、光の利用効率の高い光源装置2を提供することができる。
1 投射装置
2 光源装置
3 照明光学系
4 光空間変調器
5 投射光学系
CL1,CL2,CL3 集光レンズ
LS1,LS2,LS3,LS3a,LS3b 集光光学系
L1,L2,L3,L4,L5 集光素子
LD1,LD2,LD3 励起光源
LT ライトトンネル
M1 反射ミラー
P1,P2,P3,P3a,P3b 発光部
Q1,Q2,Q3,Q4 波長変換部
R1,R2,R3a,R3b 反射部
S1,S2,S3,S3a,S3b 共役像
特開2017-142482号公報 特開2005-531033号公報

Claims (15)

  1. 異なる方向から入射する複数の収束光を出射方向に偏向し、前記複数の収束光を前記出射方向に垂直な集光面に集光し合成する導光部材であって、
    第1方向から入射する第1収束光を前記出射方向に偏向し、前記集光面に第1集光部を形成する第1偏向部と、
    前記第1方向と異なる第2方向から入射する第2収束光を前記出射方向に偏向し、前記集光面に第2集光部を形成する第2偏向部と、
    前記第1方向と前記第2方向と異なる第3方向から入射する第3収束光を出射方向に偏向し、前記集光面に第3集光部を形成する第3偏向部と、を備え、
    前記第1偏向部は、前記第1集光部の長軸に平行な方向を軸にして、前記第1収束光を偏向し、
    前記第2偏向部は、前記第2集光部の長軸に平行な方向を軸にして、前記第2収束光を偏向し、
    前記第3偏向部は、前記第3集光部の長軸に平行な方向を軸にして、前記第3収束光を偏向する、導光部材。
  2. 前記第1集光部、前記第2集光部、および前記第3集光部の少なくとも2つの集光部は、互いに隣接または一部が重畳している、請求項1に記載の導光部材。
  3. 前記集光面において、前記第1集光部、前記第2集光部、および前記第3集光部が合成された合成部の形状は略矩形である、請求項1または2に記載の導光部材。
  4. 前記第1集光部、前記第2集光部、および前記第3集光部は、略矩形である、請求項1から3のいずれか一項に記載の導光部材。
  5. 前記第1集光部、前記第2集光部、および前記第3集光部の少なくとも2つは、長辺側で互いに隣接または一部が重畳する請求項2に記載の導光部材。
  6. 前記第3集光部は、前記第1集光部と前記第2集光部との間に形成される、請求項1から5のいずれか一項に記載の導光部材。
  7. 前記第1集光部、前記第2集光部、および前記第3集光部は、互いに隣接または重畳する、請求項1から5のいずれか一項に記載の導光部材。
  8. 前記第3偏向部と前記集光面との間の距離は、前記第1偏向部および前記第2偏向部のそれぞれと前記集光面との間の距離より長い請求項1から7のいずれか一項に記載の導光部材。
  9. 前記第1偏向部、前記第2偏向部、前記第3偏向部は、反射面である、請求項1から8のいずれか一項に記載の導光部材。
  10. 前記第1偏向部、前記第2偏向部、および前記第3偏向部は、プリズムの全反射面である、請求項1から8のいずれか一項に記載の導光部材。
  11. 前記複数の収束光を射出する複数の光源部と、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の導光部材と、
    を備える、光源装置。
  12. 前記光源部は、励起光を射出する励起光源と、入射した前記励起光の波長を変換した波長変換光を射出する波長変換部と、を備え、
    前記波長変換光が、前記第1集光部、前記第2集光部、および前記第3集光部を形成する、請求項11に記載の光源装置。
  13. 前記励起光源から射出される励起光のスポット形状は略矩形である、請求項12に記載の光源装置。
  14. 前記集光面の近傍に矩形の開口部を有する光均一化素子をさらに備える、請求項11から13のいずれか一項に記載の光源装置。
  15. 請求項11から14のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出した光を画像光として射出する画像形成素子と、
    前記画像光を被投射物に投射する投射光学系と、
    を備える投射装置。
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