JP2022137473A - 金属から成る軟磁性の前製品を製造するための方法 - Google Patents
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Abstract
Description
いわゆる最終焼鈍される(schlussgegluehten)無方向性電磁鋼帯の種類において、熱間ストリップの酸洗の後、所望された最終厚さまでの複数の圧延パス内における冷間圧延、および、引き続いての最終焼鈍が行われ、その際、圧延された組織が再結晶化され、炭素含有が極めて低い値まで調節され、且つ、粗粒形成(Grobkornbildung)が引き起こされ、従って、材料の容易な磁化可能性が可能にされる。
引き続いて、前製品(冷間ストリップ)が、最終製品へと加工され、その際、例えば冷間ストリップから成るこれら最終製品が打抜きされ、または、レーザー切断を用いて切り取られる。この後続加工の際に、材料の変形は必ず回避される必要がある。何故ならば、変形によって、組織内における転位が生じ、これら転位が、材料の磁化可能性を著しく低下させ、且つ、不十分な最終製品を誘起するからである。
この前製品から、次いで、最終製品、例えば、打抜き-曲げ部材、または、深絞り部材が製造され得、その際、例えば変形の際に材料組織内へと導入される転位を除去するため、および、最適な軟磁性の特性を有する製品を提供するために、これら最終製品が、これら最終製品の完成の後、特別な焼鈍に被らされる必要がある。
中間厚さまでの粗圧延の際の変形率は、これに伴って、最終厚さまでの圧延の際の、臨界または臨界後の圧下率との依存状態にある。
この圧下率、即ち、少なくとも、1つの臨界圧下率しかしながら同様に1つの臨界後の圧下率は、組織内における結晶粒成長を誘発するように選択され、その際、この圧下率に基づいて、結晶粒径、および、更に磁気的な特性が、規定されて調節され得る。
圧下率がより小さく選択されればされる程に、より大きな結晶粒径が組織内において生成し、且つ磁化特性がより良好であり、即ち、より容易且つより迅速に材料が磁化可能である。同時に、しかしながら、増大する結晶粒径でもって材料の機械的な特性は低下する。
このことによって、手間暇がかかり且つ費用のかさむ個々の製品の後処理は、もはや考慮されない。
それぞれの材料の選択に応じて、臨界圧下率は、および従って、同様に臨界後の圧下率も、提示された範囲内にあり、且つ、異なる結晶粒径が、圧下率に依存して調節され得る。鋼(合金または非合金)の場合、ASTM1から6までの結晶粒径が調節され得、その際、この結晶粒径は、増大する変形率と共に減少する。
中間厚さまでの粗圧延の際の変形率は、これに伴って、最終厚さまでの圧延の際の、臨界または臨界後の圧下率との依存状態にある。
臨界または臨界後の圧下率でもっての圧延、および、この圧延に引き続いての焼鈍によって、結晶粒成長が金属質の組織内において引き起こされ、このことによって、より容易およびより迅速な、材料の磁化、および、減磁が可能にされている。
臨界圧下率が達成されている変形の際に初めて、明確な結晶粒成長が組織内において引き起こされ、その際、最大の結晶粒径が、この臨界圧下率でもっての変形の際に調節されている。圧下率が、臨界圧下率よりも大きい場合(臨界後の圧下率)、結晶粒径は再び減少し、その際、この結晶粒径が、増大する臨界後の圧下率と共により小さくなる。
これに伴って、少なくとも、1つの臨界圧下率しかしながら同様に1つの臨界後の圧下率は調節され、その際、この圧下率に基づいて、結晶粒径、および、更に磁気的な特性が、規定されて調節され得る。この圧下率は、示された例において、11と25%との間にある。
そのような圧下率でもっての材料の変形によって達成される、磁気的および機械的な特性に関する達成される結果は、図2の表内において示されている。圧下率がより小さく選択されればされる程に、より大きな結晶粒径が組織内において生成し、且つ磁化特性がより良好であり、即ち、より容易且つより迅速に材料が磁化可能である。同時に、しかしながら、増大する結晶粒径と共に材料の機械的な特性は低下する。
このことによって、手間暇がかかり且つ費用のかさむ個々の製品の後処理は、もはや考慮されない。
Claims (13)
- 特に良好な磁化挙動を有する、金属から成る軟磁性の前製品、有利にはストリップ、線材、または、金属から成るその種の半製品を製造するための方法であって、
その際、
この方法が、以下の方法のステップ:即ち、
-金属製品の、金属質で圧延可能な未加工鋳造品の製造または準備、
-中間厚さまでの、所定の変形率でもっての、金属質の前記未加工鋳造品の粗圧延、
その際、この変形率が、引き続いての圧延に際に維持されるべき臨界または臨界後の圧下率に適合されており、
-粗圧延された前記未加工鋳造品の熱処理、有利には、粗圧延された前記未加工鋳造品の焼鈍、
-最終厚さまでの、臨界または臨界後の圧下率でもっての、前記未加工鋳造品の圧延、および、これに引き続いての、所定の結晶粒径の調節のための焼鈍、および、
-前記前製品の仕上げ、
を有していることを特徴とする方法。 - 前記未加工鋳造品は、フェライト鋼または非合金鋼から成る熱間ストリップであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記未加工鋳造品は、前記粗圧延の際に、30~80%の変形率でもって粗圧延されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 粗圧延された前記未加工鋳造品の前記焼鈍は、550~700℃の温度において行われることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の方法。
- 前記焼鈍は、50時間まで実施されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 前記臨界圧下率は、8と25%との間、有利には9と15%との間にあることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の方法。
- 前記臨界圧下率でもっての前記圧延に引き続いての前記焼鈍は、710℃までの温度において行われることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の方法。
- 前記焼鈍は、80時間までの時間間隔にわたって行われることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記未加工鋳造品の前記粗圧延の以前に、先行する熱処理、有利には焼鈍が実施されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の方法。
- 先行する前記焼鈍は、650と800℃との間の温度において行われることを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 先行する前記焼鈍は、60時間までの時間間隔にわたって実施されることを特徴とする請求項9または10に記載の方法。
- 前記未加工鋳造品は、前記仕上げの以前、および、最後の前記熱処理の後に、仕上げ圧延されることを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の方法。
- 前記仕上げ圧延は、0.1と2%との間の変形率でもって行われることを特徴とする請求項12に記載の方法。
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