JP2001059402A - 回転機械のタービンセクションの冷却方法 - Google Patents

回転機械のタービンセクションの冷却方法

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JP2001059402A
JP2001059402A JP2000233873A JP2000233873A JP2001059402A JP 2001059402 A JP2001059402 A JP 2001059402A JP 2000233873 A JP2000233873 A JP 2000233873A JP 2000233873 A JP2000233873 A JP 2000233873A JP 2001059402 A JP2001059402 A JP 2001059402A
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platform
forming
flow path
feather seal
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Brian Merry
メリー ブライアン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転機械のステータベーンを効率的に冷却す
る方法を提供する。 【解決手段】 プラットフォームを冷却する蛇行流路を
後縁領域にそれぞれ含む、隣接するステータベーン(4
6a,46b)のプラットフォームを有する回転機械の
冷却方法は、冷却流体を流路の最も後方の最後のレッグ
部へ、及び最も後方のレッグ部内で横方向に導くととも
に、この横方向に流れる流体から流路に流入する流れの
少なくとも30%を含む冷却流体のストリームを形成し
て、このストリームを隣接するベーンの負圧側面(13
6a,136b)へと衝突させることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラットフォーム
に隣接する構造体を冷却するための回転機械用のステー
タベーンの冷却方法、及びこのような冷却用の冷却流路
の形成方法に関する。
【0002】本発明は、ブライアン メリーによる係属
中の米国特許出願第09/366,290号、名称「回
転機械用のステータベーン」の関連出願である。
【0003】
【従来の技術】航空機用のガスタービンエンジンなどの
軸流回転機械は、圧縮セクション、燃焼セクション、及
びタービンセクションを有する。作動媒体ガス用の環状
流路は、これらのエンジンセクションを通って軸方向に
延びる。
【0004】エンジンでは、作動媒体ガスに燃料が加え
られ、燃焼セクションにおいて燃料が燃焼することによ
って熱い加圧ガスが生じる。熱い作動媒体ガスは、ター
ビンセクションを通して膨張され、仕事としてエネルギ
をガスから抽出する。このエネルギは、流入するガスを
加圧するために圧縮セクションへと伝達される。
【0005】タービンセクションは、熱い作動媒体ガス
からこの仕事を受け取るロータを含む。ロータは、エン
ジンを通って軸方向に延びる。このロータは、タービン
セクション内にロータアセンブリを含む。ロータは、圧
縮セクション内にもロータアセンブリを有する。これら
のロータアセンブリは、ガスが導かれる作動媒体流路を
横切って外向きに延びるロータブレードの列を有する。
タービンセクション内のロータブレードの列は、熱い作
動媒体ガスからエネルギを受け取り、回転軸を中心にロ
ータアセンブリを高速で駆動する。圧縮セクション内の
ロータブレードの列は、ロータによってエアフォイルが
回転軸を中心に駆動されるのに従って、ガスを圧縮する
ように作動媒体ガスにエネルギを伝達する。
【0006】エンジンは、ロータの周囲に配置されたス
テータを含む。このステータは、外側ケースを有するス
テータアセンブリを有する。外側ケースは、作動媒体流
路の周辺部に亘って延在して流路を境界づける。ステー
タアセンブリは、ロータアセンブリの周囲に配置された
周方向に延在するシール部材などのシール要素を有す
る。このシール要素は、弓状のセグメントによって構成
されており、これにより、エンジンの運転状態に応答し
てシール部材の直径が変化可能となっている。シール部
材は、ロータブレードの先端部にかなり近接して設けら
れており、流路から作動媒体ガスが漏れるのを防止する
シールを形成する。
【0007】ステータアセンブリには、ステータベーン
の列も含まれ、これらのステータベーンは、作動媒体流
路を横切るように径方向内向きに延在する。ステータベ
ーンは、一般にベーンクラスタと呼ばれ、1つまたはそ
れ以上のエアフォイル即ちステータベーンを含む。ステ
ータベーンは、エンジンの軸Aを中心に周方向に配置さ
れているとともに、小さな周方向の間隙Gによって離間
されている。
【0008】ステータベーンの列は、圧縮セクションと
タービンセクションの両方においてロータブレードの列
の上流に配置されている。ステータベーンは、ガスが流
路に沿って流れるのに従って作動媒体ガスを導く。各ス
テータベーンは、エンジンを通って作動媒体ガスが流れ
るにつれて、このガスを受け入れ、これと相互に作用し
てから、放出するように設計されたエアフォイルを有す
る。ステータベーンは、作動媒体ガスの流路を境界づけ
る、内側プラットフォームや外側プラットフォームなど
の構造体を有する。
【0009】タービンセクションのエアフォイルは、運
転状態において熱い作動媒体ガスを浴びる。タービンセ
クションにおいて、高圧タービンのステータベーンなど
の特定のエアフォイルは、エアフォイル壁が許容できな
いほど高温になることを避けるために、エアフォイルを
通して冷却空気を流すことによって冷却される。各ステ
ータベーンは、その内側端部及び外側ケースの近くの外
側端部に冷却空気を受け入れるための1つまたはそれ以
上の大きい開口部を有する。
【0010】一般にフェザーシールと呼ばれるフェザー
シール部材は、近代型のエンジンにおいて、周方向に離
間されているとともにそれぞれ対となったステータベー
ンの間に通常設けられている。シール部材は、ベーンに
供給される冷却空気が間隙Gを通って作動媒体流路へと
漏れるのを防止するように、ステータベーンの間の間隙
Gに亘って延びる。一例として、このような冷却可能な
壁セグメントの列は、クレベンガー等に付与された米国
特許第4,767,260号、名称「ステータベーンプ
ラットフォームの冷却手段」に開示されている。フェザ
ーシールのスロットは、ステータベーンを隣接する構造
体に接続するための後部レールの近傍へと延びている。
いくつかの構成では、径方向に延在するフェザーシール
がレールに配置される。他の構成では、オルセンに付与
された米国特許第4,688,988号、名称「ガスタ
ービンエンジン用の冷却可能なステータアセンブリ」に
開示のように、一対のフェザーシールが冷却空気のダク
トを構成するように使用されており、これらのフェザー
シールの間を通って下流位置へと冷却空気が流れる。ス
テータベーンは、通常、エアフォイルの内部からエアフ
ォイルの外部へと延びる多くの小さい冷却空気孔を有す
る。冷却空気孔は、対流によってエアフォイルを冷却
し、前縁領域や後縁領域などのエアフォイル領域にフィ
ルム冷却を提供するようにガス流路面で冷却空気を放出
する。
【0011】外側エアシールの壁セグメントとステータ
ベーンのプラットフォームは、熱い作動媒体ガスと直接
接触しており、プラットフォームの表面に亘って変化す
る量の熱をガスから受け取る。外側エアシールセグメン
ト及びタービンベーンのプラットフォームには、内部冷
却流路と流体的に連通している開口部より冷却空気が供
給される。一例が、カルダーバンクに付与された米国特
許第5,413,458号、名称「2倍の冷却流体供給
量を有するプラットフォームキャビティを含むタービン
ベーン」に開示されている。この特許では、タービンベ
ーンは、ステータベーンの正圧面に設けられた第1の入
口と、負圧面に設けられた第2の入口と、を有するプラ
ットフォームキャビティを含む。冷却流路がこれらの両
方の位置から後方に延びており、プラットフォームの後
縁に向かって同じ方向で流れるようになっている。この
流れは、対流冷却とフィルム冷却を提供し、フィルム冷
却は、流路からプラットフォーム上の流れの面へと延び
るフィルム冷却孔などの出口管路を通して冷却流体を放
出することによってなされる。
【0012】ベーンのプラットフォームの冷却機構の初
期の例は、スムランド等に付与された米国特許第3,6
28,880号、名称「ベーンアセンブリ及び温度制御
装置」に開示されている。プルジエンベルに付与された
米国特許第4,017,213号、名称「冷却されたプ
ラットフォームを有するターボ機械のベーンまたはブレ
ード」には、衝突冷却、対流冷却、及びフィルム冷却の
組み合わせをプラットフォームに提供する小さい冷却管
路を含む装置が開示されている。管路の選択的な配置に
は、後縁を対流冷却するためにプラットフォームの後縁
を通って延びる管路が含まれる。イトウに付与された米
国特許第4,946,346号、名称「ガスタービンベ
ーン」には、後縁領域を通って延びる複数の小さい管路
と、これらの管路とともに使用されるフィルム冷却孔
と、が開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】外側エアシールの冷却
やタービンベーンの冷却には、蛇行流路も使用されてき
た。蛇行流路を有する外側エアシール構成の一例は、ト
ムプソン等に付与された米国特許第5,538,393
号、名称「曲がり流路を含む蛇行冷却チャネルを有する
タービンシュラウドセグメント」に開示されている。こ
の特許では、外側エアシールに外側エアシールセグメン
トの側面間で延びる複数の蛇行チャネルが設けられてい
る。蛇行チャネルは、ハウサーに付与された米国特許第
4,353,679号、名称「流体冷却された要素」で
も使用されている。この特許では、蛇行チャネルは、後
方でかつ側面から側面へと延びており、プラットフォー
ムに亘って後方に流れるフィルム冷却空気を放出するよ
うに、後縁からプラットフォームの前方へ移動する流路
が形成されている。
【0014】ステータベーンのプラットフォームを冷却
するために、ステータベーンの後縁領域に設けられる比
較的単純な冷却流路を開発することが更に求められてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステータベー
ンのプラットフォームの負圧側面に近接する後縁領域
は、熱い作動媒体ガスがステータベーンを通過するとき
に、端部壁効果(endwall effects)を
含むガスとベーンとの間の相互作用によって熱伝達が困
難となるという認識に一部基づいている。また、プラッ
トフォームを対流冷却するとともにフィルム冷却用のよ
り小さな出口管路を供給する、蛇行流路などの比較的大
きい冷却流体用流路を有するベーンプラットフォーム
は、プラットフォームの後方へ充分な量と速度(運動
量)で流体を導くことができ、1つのステータベーンか
ら放出される冷却流体が隣接するベーンの負圧側面へ衝
突することによって、隣接するベーンの負圧側面で要求
される冷却が補われるとともに、同様に、ベーンから冷
却流体が後方へと導びかれ、隣接するベーンに対して冷
却空気が放出可能となるという認識に基づいている。
【0016】本発明によると、プラットフォームを冷却
する蛇行流路を後縁領域にそれぞれ含む、隣接するステ
ータベーンのプラットフォームを有する回転機械の冷却
方法は、冷却流体を流路の最も後方の最後のレッグ部
へ、及び最も後方のレッグ部内で横方向に導くととも
に、この横方向に流れる流体から流路に流入する流れの
少なくとも30%を含む冷却流体のストリームを形成し
て、このストリームを隣接するベーンの負圧側面へと衝
突させることを含む。
【0017】本発明では、上記方法は、横方向に流れる
流体を、加圧下で最も後方のレッグ部よりも小さい断面
積を有する管路を通って通過させることによってストリ
ームを形成することを含む。
【0018】本発明の1つの詳細な実施例では、ストリ
ームを形成することは、蛇行流路に流入する冷却流体の
少なくとも60%を隣接するベーンの負圧側面を衝突冷
却するための冷却流体のストリームとして導くことを含
む。
【0019】本発明の1つの詳細な実施例では、上記方
法は、冷却流体のストリームが、外側エアシールセグメ
ントの列やロータブレードの列のプラットフォームなど
の機械の隣接する下流構造体にフィルム冷却を提供する
ように、冷却流体のストリームを後方へと導くことを含
む。
【0020】本発明の1つの詳細な実施例では、隣接す
るベーンの負圧側面を衝突冷却することは、プラットフ
ォームの側面から1つのベーンの軸方向に延びるスロッ
トによって少なくとも部分的に形成される流路へと冷却
流体を放出することを含む。
【0021】本発明によると、一対の隣接するステータ
ベーンのプラットフォームの冷却方法は、1つのステー
タベーンの後縁領域において、横方向でかつ隣接するベ
ーンの後縁領域における負圧側面に向かって延びる部分
を含む最も後方のレッグ部を有する冷却用流路を形成
し、冷却流体を横方向に導き、続いて、加圧下で流体を
より小さい断面積を有する管路を通過させて横方向に方
向づけられた冷却流体の流れを形成し、ストリームが隣
接するベーンの負圧側面の後縁領域に対して衝突冷却を
提供するように、後方のレッグ部に流入する冷却流体の
流れの少なくとも30%を横方向に放出することを含
む。
【0022】本発明では、一対のステータベーンのうち
の第1のステータベーンの後縁領域における負圧側面を
冷却するための冷却流路の形成方法は、第1のベーンの
負圧側面もしくは隣接するベーンの正圧側面のいずれか
である、少なくとも1つのベーンにおいてフェザーシー
ルスロットをフェザーシール部材の位置を超えて延長す
ることを含み、ベーンによって境界づけられる後方に延
びる流路を形成するとともに、第2のベーンの正圧側面
に出口管路を形成し、この出口管路は、隣接するベーン
から衝突冷却流体を受け入れるために流路と隣接するベ
ーンの内部とを流体的に連通させ、フェザーシールスロ
ットの延長部は、プラットフォームの後縁まで後方に延
びて隣接する下流構造体へフィルム冷却を提供する。
【0023】本発明のまた他の詳細な実施例では、上記
方法は、フェザーシールスロットにフェザーシール部材
を配置するとともに、フェザーシールが配置されたスロ
ットの上流端からの冷却用の流れをブロックするため
に、フェザーシール部材をフェザーシールスロットの延
長部まで延長することと、フェザーシールスロットの延
長部を出口管路を通過する冷却流体のストリームと流体
的に連通させて、冷却流体のストリームを、フェザーシ
ール部材から後方に離間された位置においてステータベ
ーンのフェザーシールスロットの延長部内に流入させる
ことと、が含まれる。
【0024】本発明の主な特徴は、隣接するベーンの蛇
行流路に流入する流体の少なくとも30%を隣接するス
テータベーンから導くとともに、冷却流体をステータベ
ーンの負圧側面に衝突させることである。他の特徴は、
隣接するベーンにおいて、出口管路を通って横方向に放
出されるように冷却空気を横方向に導くことである。ま
た他の特徴は、フェザーシールスロットの延長部を冷却
流路として利用して、冷却流体を冷却されるベーンの負
圧側面と接触するように導くとともに、続いて、外側エ
アシールもしくはロータブレードの列のプラットフォー
ムなどの隣接する構造体にフィルム冷却を提供し、かつ
後方の境界層を貫通する充分な量で、冷却流体を後方に
導くことである。更に他の特徴は、冷却流路の形成方法
であり、この形成方法は、フェザーシールスロットを後
方に延長するとともに、管路によってフェザーシールス
ロットの延長部を蛇行流路の後方パスと流体的に連通さ
せることを含む。
【0025】本発明の主な利点は、ステータベーンの耐
久性であり、これは、隣接するベーンから放出される冷
却空気によって、プラットフォームの後縁領域において
ステータベーンの負圧側面に提供される冷却による。他
の利点は、プラットフォームにフェザーシールスロット
の延長部を機械加工や研削によって形成するとともに、
フェザーシールスロットを冷却流体の供給源と流体的に
連通するように配置することによって冷却流路を形成す
るのが容易であることである。また他の利点は、一対の
ベーンのうちの隣接するベーンからある量の冷却流体を
放出し、他方のベーンの負圧側面上の位置へと冷却流体
を衝突させ、冷却流体を後方へ導いてこのベーンの負圧
側面に対流冷却を提供するとともに隣接する下流構造体
にフィルム冷却を提供することである。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、ターボファンガスタービ
ンエンジンなどの回転機械10の概略的な側面図であ
る。エンジンは、対称軸Aを中心に配置されており、回
転軸Arを有する。このエンジンは、圧縮セクション1
2,燃焼セクション14,タービンセクション16を含
む。作動媒体ガス用の環状の一次流路18が、これらの
エンジンセクションを通って軸方向に延びている。バイ
パス流路20は、一次流路18の外側に位置する。エン
ジンは、タービンセクション16のステータ22とロー
タ24を図示するために部分的に切り欠いてある。ステ
ータ22は、一次流路18の周囲で周方向に延びる外側
ケース28を有するステータアセンブリ26を含む。
【0027】図2は、図1のタービンセクション16の
部分的な拡大側面図である。ロータアセンブリは、ロー
タディスク34と、ロータブレード36によって示され
る複数のロータブレード(即ち、2つ以上の不定数のブ
レード)の列と、を有する。各ロータブレード36は、
プラットフォーム38を有する。このプラットフォーム
38は、作動媒体流路18を内側で境界づける。ロータ
ブレード36は、ステータ22に近接する位置まで作動
媒体流路を横切って径方向外向きに延びる。
【0028】ステータ22は、更にシール部材42を含
む。このシール部材42は、外側ケースによって支持さ
れる。シール部材42は、ロータブレード36の最も外
側部分に近接して配置されるとともに、作動媒体流路1
8を外側で境界づける。シール部材42は、弓状セグメ
ント44によって示される、複数の弓状の外側エアシー
ルセグメントより構成されている。各セグメント44
は、周方向の小さな間隙(図示省略)によって隣接する
セグメント44から離間されている。これらのシールセ
グメント44は、エンジンの運転状態に応答してステー
タアセンブリ26の外側ケース28が内向きまたは外向
きに移動するのに従って、内向きまたは外向きに移動す
る。セグメント化されたシール部材42は、周方向強度
が非常に小さく、一体型で周方向で分割されていないシ
ール部材に比べてケース28の移動に対する抵抗が小さ
い。
【0029】ステータアセンブリ26は、軸A及び軸A
rを中心に周方向に延在する。ステータアセンブリ26
は、一般にケースとベーンのアセンブリと呼ばれる。ス
テータアセンブリ26は、クラスタ46によって示され
るステータベーンクラスタの列を含む。これらのクラス
タ46は、軸Aを中心に周方向に配置される。各クラス
タ46は、一般にステータベーンと呼ばれる。ステータ
ベーン46は、ガス流路面52を有する外径プラットフ
ォーム48と、ガス流路面56を有する内径プラットフ
ォーム54と、を含む。これらのプラットフォーム4
8,54のガス流路面は、周方向及び軸方向に延びて作
動媒体流路を径方向で境界づける。エアフォイル58に
よって示される1つまたはそれ以上のエアフォイルは、
作動媒体流路を横切ってプラットフォームの間で径方向
に延びる。各エアフォイル58は、前縁59と後縁60
とを有する。ステータアセンブリ26は、外側ケース2
8に加えて内側ケース62を含む。ステータベーン46
は、内側ケース62に対してステータベーン46を配置
するための内側レール64を有する。各ステータベーン
46は、内側レール64を貫通するボルト66によって
内側ケース62に対して配置されている。ステータベー
ン46は、レール68によって示される、外側ケース2
8に対してステータベーン46を配置するための1つま
たはそれ以上の外側レールを有する。開示した実施例で
は、各ステータベーン46は、外側レール68と係合す
るボルト、ピン、ラグ(図示省略)によって外側ケース
28に対して配置されている。
【0030】ステータ22は、内径領域70と外径領域
72とを有する。ステータ22は、圧縮セクション12
からの冷却空気などの冷却流体用の第1の環状プレナム
74を有し、この第1の環状プレナム74は、外径領域
72の周囲で周方向に延びる。冷却空気用の第2の環状
プレナム76は、ステータの内径領域70の周囲で周方
向に延在する。各ステータベーン46は、ベーン46の
内部をプレナムと流体的に連通させる少なくとも1つの
開口部を各端部に有し、これらの開口部を通して冷却空
気がベーン46に供給される。これらの開口部は、外側
プラットフォーム46に隣接する開口部78と、内側プ
ラットフォーム54に隣接する開口部82として示され
ている。
【0031】図3は、隣接するステータベーン46a,
46bの部分的な概略図であり、外側プラットフォーム
48a,48bを一部示している。プラットフォーム4
8bの設置位置は、破線によって示されている。図2,
図3に示すように、ステータベーン46の各プラットフ
ォームは、更にスロットを有する。スロットは、フェザ
ーシールスロット84,86及び外側プラットフォーム
48における延長スロット88、フェザーシールスロッ
ト92,94及び内側プラットフォーム54における延
長スロット96として示されている。隣接するベーンの
対となったフェザーシールスロットは、フェザーシール
部材98として示される対応するフェザーシール部材を
受け入れるように周方向に面している。各フェザーシー
ル部材98は、設置状態において、隣接する対となった
ステータベーン46a,46bの間で延在する。フェザ
ーシール部材98は、軸方向のレッグ部102と径方向
レッグ部104とを有する。フェザーシール部材98
は、対応するステータベーン46と摺動可能に係合し、
隣接するベーン間の間隙Gにシールを提供する。ステー
タベーン46及びフェザーシール部材98は、作動媒体
流路18とプレナム74との間で周方向に連続するバリ
アを実質的に形成し、フェザーシール部材98は、間隙
Gを閉鎖するとともに、エンジンの運転状態に応答して
ステータアセンブリが内向きまたは外向きに移動するの
に従ってベーン上で摺動する。
【0032】図4は、対となった隣接するステータベー
ン46a,46bの下方からの斜視図である。エアフォ
イル58は、前縁59と後縁60の間で延びる、負圧面
106及び正圧面108などの流れを導く面を有する。
【0033】図2,図5で示しているように、外側プラ
ットフォーム48は、前縁112を有する。後縁114
は、後縁114に対して垂直に測定した距離Crだけ前
縁112から軸方向に離間されている。プラットフォー
ム48の前縁112及び後縁114は、設置状態におい
てエンジンの軸Aに垂直な径方向の平面内に含まれる。
プラットフォーム48は、負圧側面116と正圧側面1
18とを有する。1つのプラットフォームの負圧側面1
16は、隣接するプラットフォームの正圧側面118に
面している。各側面116,118は、前縁112と後
縁114との間で延びている。正圧側面118は、負圧
側面116から幅Wplだけ横方向に(lateral
ly)離間される。この幅Wplは、プラットフォーム
の後縁114に平行な線に沿って測定される。
【0034】外側プラットフォーム48は、エアフォイ
ル58の前方に前縁領域122を有する。外側プラット
フォームは、また、エアフォイル58が延びる翼弦中間
領域124を有する。外側プラットフォームは、更に、
翼弦中間領域124の後方に後縁領域126を有する。
プラットフォームの後縁領域126は、最も後方の接続
レール68から後縁まで後方に延びる。
【0035】内側プラットフォーム54は、前縁132
を有する。後縁134は、後縁134に対して垂直に測
定して距離Crだけ前縁132から軸方向に離間されて
いる。プラットフォームの前縁132及び後縁134
は、設置状態において、それぞれエンジンの軸Aに垂直
な径方向の平面内に含まれる。内側プラットフォーム
は、負圧側面136と正圧側面138とを有する。1つ
のプラットフォームの負圧側面136は、隣接するプラ
ットフォームの正圧側面138に面している。各面13
6,138は、前縁132と後縁134との間で延び
る。正圧側面138は、負圧側面136から幅Wplだ
け横方向に離間されている。この幅Wplは、プラット
フォームの後縁134に平行な線に沿って測定される。
外径プラットフォーム48の幅Wplと内径プラットフ
ォーム54の幅Wplとは、等しくない。
【0036】内側プラットフォーム54は、エアフォイ
ル58の前方に前縁領域142を有する。内側プラット
フォームは、また、エアフォイル58が延びる翼弦中間
領域144を有する。内側プラットフォームは、更に、
翼弦中間領域144の後方に後縁領域146を有する。
プラットフォームの後縁領域146は、最も後方の接続
レール64から後縁まで後方に延びる。
【0037】図5は、図4に示したステータベーン46
の拡大斜視図であり、後縁領域126,146において
ベーンを部分的に切り欠いてある。外側プラットフォー
ム48は、冷却空気のために外側プレナム74と流体的
に連通する外側開口部78を有する。内側プラットフォ
ーム54は、負圧側開口部82sと正圧側開口部82p
を有する。それぞれの開口部82s,82pは、内側冷
却空気プレナム76と流体的に連通する。それぞれのプ
ラットフォームの後縁領域126,146において、外
側プラットフォーム48の内部に設けられた内部開口部
148と内側プラットフォーム54の内部に設けられた
内部開口部152によって、それぞれの後縁領域と対応
する冷却空気用のプレナムとが流体的に連通している。
【0038】図6は、図5の矢印6の方向からみたステ
ータベーン46の内側プラットフォーム54の下方から
の図である。プラットフォームは、その後縁領域146
を示すように切り欠いてある。プラットフォームは、後
縁領域において、2つの側面の間に延在する第1の壁1
54を有する。第1の壁154は、プラットフォームを
内側プレナム76と流体的に連通させる開口部152を
有する。プラットフォームは、後縁134に隣接する第
2の壁156を有し、この第2の壁156は、側面13
6,138の間で横方向に延在し、かつ第1の壁154
から軸方向に離間されており、第1の壁154との間に
冷却流体用のキャビティ158を形成する。このキャビ
ティ158は、翼幅方向に面する一対の壁によって翼幅
方向に境界づけられている。このような壁160の一方
は、図5に示されている。壁160は、ガス流路面56
から翼幅方向に離間されている。プラットフォームは、
負圧側面壁162を有する。この負圧側面壁162は、
第1の壁154から第2の壁156まで延びて、キャビ
ティ158をプラットフォームの負圧側面で横方向に境
界づける。負圧側面壁の一部は、ベーンのプラットフォ
ームの負圧側面136と実質的に平行に延在する。正圧
側面壁164は、第1の壁154から第2の壁156ま
で延びて、キャビティ158を正圧側面で横方向に境界
づける。
【0039】正圧側面壁164は、正圧側面壁164か
ら負圧側面壁162に向かって横方向に延在する単一の
リブ166を有する。このリブは、第1の壁154及び
第2の壁156から軸方向に離間されているとともに、
キャビティ158内で冷却流体用の蛇行流路168を形
成する。この流路は、プラットフォームに亘って実質的
に横方向に延びる第1の(前方)パス169と後方パス
170とを有する。流路には、図5に示しているよう
に、複数のトリップストリップ171がガス流路面の下
側で壁160に設けられている。これらのトリップスト
リップ171は、直線状もしくは山形である。流路16
8は、流路の中心線に沿って測定した長さLを有し、こ
の長さは、プラットフォームの幅Wplの5/4以下で
ある(L≦1.25Wpl)。流路168は、流路の中
心線に垂直に測定した幅Wpaを有する。この幅は、比
較的広く、プラットフォームの幅Wplの10%〜15
%の範囲である(0.1Wpl≦Wpa≦0.15Wp
l)。
【0040】リブ166は、第1の壁154から軸方向
に、かつ負圧側面壁162から横方向に離間されてお
り、これらの間に第1の湾曲領域172を形成してい
る。リブ166は、第1の壁154の方向、即ち運転状
態において冷却空気が流れてくる方向に曲がった突出部
174を有する。角度を有する突出部174によって、
流路は鋭角aで曲がっている。第1の湾曲領域は、その
後、180度の角度bに亘って更に曲がっている。
【0041】突出部174は、負圧側面壁162に平行
な壁176を有し、この壁は、エアフォイルの負圧側面
136及び負圧側面壁に対して実質的に平行に延びる。
これらの2つの壁162,176は、流路168内の流
れを、プラットフォームの負圧側面に隣接する位置にお
いて後縁134に隣接する第2の壁156に対して導
き、この流れは、鋭角cを有する第2の湾曲領域177
を通過する。
【0042】図6で示すように、運転状態において流路
からプラットフォームの外部へと冷却空気を流出させる
ように複数の出口管路178,182が設けられてい
る。複数の出口管路は、フィルム冷却管路178として
示される少なくとも1つのフィルム冷却管路を含み、こ
れらのフィルム冷却管路は、プラットフォームのガス流
路面56と流体的に連通している。複数の出口管路は、
更に、後縁管路182として示される少なくとも1つの
後縁管路を含み、この後縁管路は、流路の後方パス17
0からステータベーンの後縁134まで延びている。
【0043】実施例では、流路の最も後方の部分(後方
パスまたは後方レッグ部170)は、プラットフォーム
の面と流体的に連通しており、4つのフィルム冷却管路
178は、運転状態において総流路断面積Arfcと関
連する流れ特性(流動率)Crfcを有する。総流路断
面積とは、4つのフィルム冷却管路の面積の和である。
更に、最も後方のレッグ部170の上流の流路の一部
は、第1の湾曲領域172に設けられた3つのフィルム
冷却管路178によってプラットフォームの面と流体的
に連通している。これらのフィルム冷却管路178は、
運転状態において、総流路断面積Apfcと関連する流
れ特性Cpfcを有する。従って、プラットフォームの
内部から内側プラットフォームの外部へは、7つの冷却
管路のみが延びており、残りの流れは、プラットフォー
ムのガス流路面と流体的に連通していない、後縁に設け
られた他の出口管路を通して放出される。他の出口管路
とは、後方レッグ部に流入する冷却流体を後縁で放出す
る4つの後縁管路182であり、これらの後縁管路は、
総流路断面積Arteと関連する流れ特性Crteを有
する。図6で示した実施例では、総流路断面積Arte
が、最初の出口管路(最後のレッグ部の出口管路178
または182のいずれか)に隣接した最後のレッグ部の
位置Aにおける流路断面積Arpaの約7%に等しくな
るように選択される。後方レッグ部からガス流路面まで
延びるフィルム冷却孔の面積Arfcは、後方レッグ部
の流路断面積Arpaの約6%である。第1の湾曲領域
におけるフィルム冷却孔の流路断面積Apfcは、後方
レッグ部の流路断面積Arpaの約5%である。
【0044】リブ及び壁は、協同して互いに対して連続
的に配置された複数のレッグ部を形成する。流路のレッ
グ部は、流れが流路を通って移動するのに従って流れを
受け入れ、この流れは、プラットフォームの後縁領域に
おける2つのパスを通過するだけでこれらの複数のレッ
グ部を通過する。レッグ部は、第1のレッグ部184、
第2のレッグ部186、最も後方のレッグ部即ち後方レ
ッグ部170、及び第4のレッグ部188を含む。後方
レッグ部は、後方パスと同一の広がりを有する。第1の
レッグ部184は、下流側で隣接する第2のレッグ部に
対して角度α(α=a+b)で設けられている。後方レ
ッグ部は、流路の最も後方のレッグ部であり、上流側で
隣接するレッグ部に対して角度cで設けられている。こ
の特定の実施例では、この上流側で隣接するレッグ部
は、第2のレッグ部186である。後方レッグ部170
は、後縁134に平行に測定したプラットフォームの幅
Wplの幅の半分以上に亘って横方向に延びている。
【0045】第4のレッグ部188によって、第1の壁
154を貫通する開口部152が第1のレッグ部184
と流体的に連通している。従って、第4のレッグ部18
8は、流路の入口セクションを構成する。図7は、図6
の線7−7に沿った流路168の断面図である。流路
は、約0.200インチ(5.08ミリ)の幅Wpaと
0.100インチ(2.54ミリ)の高さHpaを有す
る。流路は、通常、約1/2のHpa/Wpa縦横比を
有する。
【0046】第4のレッグ部188は、プラットフォー
ムの正圧側面壁に隣接しており、プラットフォーム13
8の正圧側面に対して実質的に平行に延びている。第3
の湾曲領域192が第4のレッグ部188と第1のレッ
グ部184との間に設けられている。流路は、第3の湾
曲領域192において、90度よりも大きい角度dに亘
って湾曲し、その後、直線状の第1のレッグ部184に
沿って延びる。上述のように、第1の湾曲領域172
は、第1のレッグ部184を第2のレッグ部186へと
連続的に接続する。第1の湾曲領域172は、180度
よりも大きい和を有する角度に亘って流路を湾曲させ
る。第1の湾曲領域172の後には、流路の直線状の第
2のレッグ部186が続き、その後に第2のレッグ部1
86と後方レッグ部170との間に設けられた第2の湾
曲領域177が続いている。第2の湾曲領域177は、
45度より大きい鋭角で流路を湾曲させる。
【0047】図8は、図6に示した内側プラットフォー
ム54の他の実施例であり、後縁と流体的に連通する単
一の後縁管路182を有している。この点を除くと、図
6に示す実施例と同様である。冷却空気は、エアフォイ
ルの正圧面及び隣接するエアフォイルの負圧面に隣接し
て、噴流即ち加圧された流れとして放出される。
【0048】図9は、図6に示した内側プラットフォー
ム54のまた他の実施例である。プラットフォームは、
フェザーシールスロットの延長部まで横方向に延びる単
一の後縁管路194を有する。フェザーシールスロット
の延長部には、フェザーシールは配置されていない。こ
れにより、フェザーシール196は、隣接するフェザー
シールスロット96の延長部(96a,96bなど)と
協同して、両方のベーン46a,46bにおいて後縁1
34a,134bまで後方に延びる後縁管路198を形
成する。
【0049】図10Aは、図5の矢印10の方向からみ
た、外側プラットフォーム48の上方からの後縁領域1
26の断面図である。図10Aに示すように、外側プラ
ットフォームは、後縁領域において流路202を有し、
この流路は、第1の湾曲領域と第2の湾曲領域とを通る
2つのパス204,206を含む。この流路は、後方レ
ッグ部で急速に先細となり、図9で示した実施例の後縁
管路と同様に、横方向に延びる横方向の管路212で終
端となっている。フェザーシールスロットの延長部88
は、図9の後縁管路198と同様の後縁管路214を形
成する。
【0050】図3は、上述したように、図4に示した2
つの隣接するステータベーン46a,46bの斜視図で
ある。図3は、フェザーシールスロット84,86の関
係と、図10Aに示している横方向に延びる管路212
へのフェザーシールスロットの延長部88と、を示して
いる。図10A,図3に示しているように、管路は、ベ
ーン46aの正圧側面で延びている。管路は、フェザー
シールスロットの延長部88a,88bと流体的に連通
する。フェザーシール部材98は、延長部の上流端を塞
ぐ。フェザーシール部材98と延長部とは、後縁管路2
14a、214bを構成し、これらの後縁管路214
a,214bは、冷却空気が外側プラットフォーム48
の後方レッグ部もしくは後方パス206から放出された
後に、冷却流体を後方へと送るように後縁114まで延
びる。
【0051】図1に示したガスタービンエンジン10の
運転時には、作動媒体ガスがエンジンの一次流路18に
沿って及び燃焼セクション14を通って流れる。作動媒
体ガスは、ガスの温度を上昇させるために燃料とともに
燃焼される酸素を含む。このような熱いガスは、燃焼セ
クション14のすぐ下流のステータベーン46の列を通
過し、タービンセクション16を通って膨張する。作動
媒体ガスの境界層が、外側プラットフォーム48及び内
側プラットフォーム54のガス流路面52,56に形成
される。
【0052】圧縮セクション12からの冷却空気は、内
側プラットフォーム54に隣接する環状の内側プレナム
76へと流れる。冷却空気は、プラットフォームの後縁
領域146における流路のレッグ部188,186,1
84,170を通して2つのパス169,170へ流れ
る。冷却空気は、エアフォイルを対流冷却するととも
に、ある程度フィルム冷却に用いられる。流路の流れ特
性Cpa、フィルム冷却管路の流れ特性Cpfc,Cr
fc、及び後縁管路の流れ特性Crteは、ステータベ
ーンが耐久性を有するための基準冷却空気流が得られる
ように決定される。この実施例では、ベーンが耐久性を
有する状態の冷却空気の流れは、エンジンの海面離陸
(SLTO)条件で要求される流れと類似する。この条
件では、ベーンの正圧側開口部に流入する冷却空気の少
なくとも半分が流路を通って流れる。この特定の実施例
では、冷却空気流の約60%が流路に流入する。
【0053】冷却空気が流路に流れるのに従って、流路
に流入する冷却空気の60%以上が後縁に隣接する流路
の後方レッグ部を通って放出される。開示した実施例で
は、空気の約3/4がこのように放出される。
【0054】流路168に流入する冷却空気の約1/4
のみが、第1の湾曲領域172で放出される。冷却空気
は、プラットフォームの上流部分で3つのフィルム冷却
管路178から放出される。この位置での空気流の放出
は、後縁に隣接するフィルム冷却管路から放出される空
気流よりも、隣接するガス流路面56に形成される境界
層により大きく侵入する。境界層のこの部分へと冷却空
気を放出することは、ステータベーンの空力的効率に悪
影響を与えるので避けることが望ましい。後方パス(後
方レッグ部170)から外向きに延びる4つのフィルム
冷却管路178は、空力的な効率に与える影響がより小
さい。これは、これらの管路による流路への侵入によっ
て、ステータベーンの後方のより重要でない位置におけ
るプラットフォームの境界層の小さい部分のみが妨害さ
れるからである。
【0055】従って、冷却空気の流れが流路を通って流
れるに従って、流れの約70%〜80%が流路の後方レ
ッグ部170の管路178,182から放出される。後
方レッグ部における後縁管路及びフィルム冷却管路の流
れ特性Crte,Crfcは、後方レッグ部170に流
入する流れの約半分(55%)が後縁管路182を通し
て放出され、流れの約半分(45%)がフィルム冷却管
路178を通して放出されるように定められる。後縁管
路182において、期待される流れの範囲は、後方レッ
グ部170に流入する流れの約40〜60%であり、流
れの残りの部分は、フィルム冷却管路178を通して放
出される。更に、後方レッグ部170の上流のフィルム
冷却孔178の流れ特性は、流路に流入する流れの約2
5%(即ち、20〜30%)のみが、第1の湾曲領域1
72における3つのフィルム冷却管路178を通して放
出されるように選択される。このようなフィルム冷却管
路と後縁管路との組み合わせにより、これらの管路を通
してステータベーンの負圧側面に提供されるフィルム冷
却及び対流冷却の流れのレベルが、ステータベーンの後
方レッグ部170の後縁におけるフィルム冷却及び対流
冷却の流れのレベルよりも小さくなる。
【0056】後縁管路182を通して放出される冷却空
気は、内側プラットフォーム54の正圧側面138によ
り近い位置から後方に放出される。この流れは、隣接す
るロータアセンブリ32のロータブレード36の回転方
向の速度成分を有する。後縁管路の流れ特性Crte
は、冷却空気が、加圧下で噴流もしくはストリームとし
て放出され、プラットフォームの後縁114に形成され
る境界層を確実に貫くように定められる。このような噴
流は、下流側のロータブレードのプラットフォーム38
に亘って延びる冷却空気のフィルムとなる。これによ
り、ロータブレードにフィルム冷却が提供され、ロータ
ブレードのプラットフォームの一部が熱い作動媒体ガス
から保護される。従って、後縁管路182を通じて冷却
空気の流れの約40%を放出することによって、流路1
68に流入する空気の30%よりも少ない量が第1の湾
曲領域172からプラットフォームのガス流路面へと放
出されるとともに、約1/3が後方レッグ部170のフ
ィルム冷却孔から放出される。上述したように、これに
よってガス流路面に形成される境界層内に侵入するフィ
ルム冷却空気が減少し、ステータベーンの段の空力的効
率に良好な影響が及ぼされる。
【0057】本発明の利点は、特に、冷却空気が第1の
湾曲領域172を通って流れるのに従って連続する湾曲
部を通ることによって、プラットフォームの側面間にお
いて内部で起こる対流熱伝達である。湾曲部の空力的効
果によって流れに入口効果が生じ、対流熱伝達を増加さ
せる。プラットフォームのこのセクションにおいて対流
熱伝達が増加することで、3つのフィルム冷却管路を通
して提供されるフィルム冷却がプラットフォーム温度に
与える効果が高まる。このような効果は、継続し、突出
部174と残る湾曲部によってさらに高まる。湾曲部の
角度の和は、180度よりも大きく、流れがリブ166
上の突出部174の方向に導かれるに従って流れが移動
する角度aを含む。この突出部による流れの分断は、流
れにおける乱流をかなり増加させ、これにより、対流熱
伝達率が増加し、プラットフォームの負圧側面におい
て、3つのフィルム冷却管路によって提供されるフィル
ム冷却のレベルが許容される程度の対流熱伝達レベルが
提供される。流れは、続いて第2のレッグ部186を通
過し、この第2のレッグ部は、流れを再度方向づけると
ともに、この流れを第2の(後縁)壁156における鋭
角の湾曲部に向かって導く。これによって、後縁の負圧
側面及び角部に向かって流れが再度移動し、プラットフ
ォームのこの領域においてプラットフォームから冷却流
体へと熱が伝達される。その後、流れは、後方レッグ部
170を通って横方向に進む。
【0058】後方レッグ部は、流路168の幅に亘って
ガス流路壁160上に延びる山形のトリップストリップ
171を含む。これらのトリップストリップ171は、
互いに反対方向に回転する渦V1,V2の形成を促進す
るように、空気が流れてくる方向とは反対に、即ち下流
に向いており、これらの渦は、プラットフォームの壁を
こすって対流熱伝達率を増加させる。流路は、流れが後
方レッグ部に沿って移動するのに従って、流れの速度と
レイノルズ数(流体における粘性と運動量との比)が増
加して、対流熱伝達率が増加するように横方向で先細と
なっている。上述したように、続いて、流れは、フィル
ム冷却管路178及び後縁管路を通して放出される。
【0059】本発明のまた他の利点は、2つのパス16
9,170のみを用いてステータベーン46の後縁領域
126において冷却を提供することである。レール64
の下流側のこれらの2つの流路は、冷却空気とプラット
フォームの壁との間の温度勾配を提供し、この温度勾配
は、第1の湾曲領域において、後縁領域に2つ以上のパ
スを含む複数のパスの構成よりも大きい。第1の湾曲領
域に到達するまでの流路168の長さ(即ち、冷却空気
にさらされる熱伝達領域)は、第1の湾曲領域における
壁と冷却空気との間の温度勾配に対して、流路の数が与
える影響の1つの指標である。熱伝達効果を有する流路
長さを示す無次元の測度の1つでは、後縁領域における
蛇行流路の長さと後縁領域の幅とを比較する。流路16
8の長さは、プラットフォームの幅Wplの3/2より
も小さく、開示された構成では、プラットフォームの幅
の5/4よりも小さい。更に、流路の高さ対幅の縦横比
は、比較的小さい。流路は、先細でない部分において、
約1/2の高さ対幅の比を有する。
【0060】本発明によって、比較的短く、かつ比較的
幅の広い流路が形成され、この流路は、エアフォイルの
ガス流路面に流れる冷却空気の量を減少させるように、
プラットフォームの重要な領域において大きい湾曲部や
突出構造体を有し、ステータベーンの空力的効果に関す
る利点を伴う。また、流路のこのような大きさは、多く
の狭い流路を有する構成に比べて容易に鋳造することが
できる。
【0061】図10Aに示すように、冷却空気は、ステ
ータベーン外側プラットフォーム48aの管路212か
ら隣接するステータベーン48bの負圧面116bに対
して横方向に放出され、続いて下流のロータブレードの
列にフィルム冷却を提供するように後方に放出される。
この構成の利点は、特に、1つのステータベーンの正圧
面からの冷却空気が、隣接するステータベーンの負圧面
の衝突冷却に利用される点である。これにより、隣接す
るステータベーンのガス流路面に上流位置でフィルム冷
却孔を設ける必要性が少なくなる。従って、このような
対となったステータベーンの冷却方法は、第1のステー
タベーン46aにプラットフォーム48を形成するとと
もに、隣接する(第2の)ステータベーン46bにプラ
ットフォーム48bを形成するステップを含み、これら
の各ベーンは、それぞれフェザーシールスロット86
a,86bとフェザーシールスロットの延長部88a,
88bとを有する。続いて、フェザーシールスロットを
形成するステップが行われ、このステップは、一方また
は両方のステータベーンのスロットを後縁まで延長する
ことを含む。このスロットは、放電加工(EDM)や研
削などの機械加工によって形成可能である。プラットフ
ォームの側面に他のスロットを特別に形成することより
も、スロットを延長することの方が単純である。
【0062】従って、ステータベーンとその下流のロー
タブレードの冷却方法の利点は、特に、単にフェザーシ
ールスロットの延長部を形成することで後縁管路を構成
するという単純性である。フェザーシールスロットは、
径方向のフェザーシールスロットと交差した後ですぐ終
端となるのではなく、機械加工中に単に延長される。
【0063】開示した実施例における次のステップは、
プラットフォームから径方向(翼幅方向)に延びるフェ
ザーシールスロット84をレールに形成することであ
る。この径方向のフェザーシールスロットは、第1のフ
ェザーシールスロットと交差する。第1のフェザーシー
ルスロット86a,86b内に第1のレッグ部102が
配置されるフェザーシール部材98がスロット内に配置
される。第1のレッグ部102は、エアフォイルの後縁
の延長部88a,88b内まで延びない。フェザーシー
ル部材98は、第1のレッグ部と一体となった径方向に
延びる第2のレッグ部104を有する。従って、フェザ
ーシール部材は、第2のフェザーシールスロット内に配
置されることで、軸方向で捕捉される。
【0064】本発明の方法は、プラットフォームの内部
に出口管路212aを形成することを含み、この出口管
路212aは、後縁に隣接するとともにプラットフォー
ムに亘って延びる後方レッグ部206を含む。運転状態
において、後方レッグ部206を通して第1のベーンか
ら冷却空気が送られる。後方レッグ部206内の横方向
の流れは、出口管路212a及び管路内を通る流れと一
致する。本発明の方法は、運転状態における出口管路内
の流れが、第2のベーンのプラットフォームの負圧面1
16bに衝突する流れを形成するように管路を方向づけ
ることを含む。衝突とは、流れによって面に衝突冷却が
提供されるように、流れが面に衝突もしくは近接するよ
うに流れる状態を意味する。
【0065】本発明の方法は、フェザーシールスロット
の延長部で冷却空気の噴流を生じさせるように、スロッ
トによって構成された後縁管路214を通して冷却空気
を後方に流すことを含む。冷却空気の噴流または流れ
は、隣接する下流構造体に向けられ、この下流構造体に
フィルム冷却を提供する。他の実施例では、フェザーシ
ールスロットの延長部を利用して冷却流路を構成する方
法には、延長部においてフェザースロットの端部をブロ
ックしてフェザーシールスロット内でのフェザーシール
部材の後方への移動を阻止することや、各プラットフォ
ームの後縁からフェザーシールスロットまで達しない延
長部に相当するものを機械加工することが含まれる。図
10Bに示すように、スロットの延長部は、1つのステ
ータベーンのプラットフォームのみに形成することがで
きる。例えば、プラットフォーム48aに延長部を設け
ないで、プラットフォーム48bだけに設けることがで
きる。
【0066】本発明の利点は、特に、流路212aから
の冷却空気を、これに面する隣接するエアフォイルの負
圧面116bに衝突させることによって得られる熱伝達
である。この効果は、フェザーシールスロットの延長部
88bを境界づけるプラットフォーム構造体によって、
プラットフォーム48bの負圧側面において更に高めら
れる。スロットを境界づける構造体は、プラットフォー
ムの厚い部分から横方向に延びて縦横比の低いチャネル
を形成し、これにより、水力直径が減少することで熱伝
達が増加する。
【0067】運転状態によっては、間隙Gが僅かに開口
して、冷却空気が間隙Gを通して外向きに放出可能とな
る。これにより、プラットフォームの負圧側面及び正圧
側面にフィルム冷却が提供される。エンジンの特に過酷
な運転状態は、海面離陸(SLTO)運転状態である。
この状態では、エンジンがアイドルスラスト状態から海
面離陸用の非常に高いスラスト状態まで急速に加速す
る。アイドル時の隣接するステータベーン間の間隙G
は、巡航時に生じる間隙Gに比べて比較的小さい。巡航
時の間隙Gは、作動媒体流路18から外側ケースへの熱
伝達に応答して外側ケースが外向きに移動し、ステータ
ベーンの列を直径がより大きくなるように移動させるこ
とによって生じる。海面離陸時における燃焼室からター
ビンセクションへの熱い作動媒体ガスの急な増加によっ
て、流路に近接するロータブレードの表面温度が急速に
上昇する。同時に、ロータブレードは、ロータアセンブ
リの回転速度が急激に増加するのに従って過渡的な力を
受ける。この運転状態では、フェザーシールスロットを
通じて少量の冷却空気のみが失われる。これにより、巡
航時よりもフェザーシールスロットの延長部により多く
の空気が導かれる。冷却空気は、周辺部に離間された冷
却空気の噴流を形成するように後方に導かれる。ロータ
ブレードがこれらの噴流を通過すると、冷却空気のフィ
ルムが発達し、下流のロータブレードのプラットフォー
ムの前縁への熱伝達を減少させる。定常状態における間
隙Gは、海面離陸時よりも大きく開き、冷却空気の一部
が外側に流出してステータベーンの表面を保護する冷却
空気のフィルムを形成し、残りの冷却空気がロータブレ
ードをフィルム冷却する。
【0068】その詳細な実施例に沿って本発明を開示及
び説明したが、当業者であれば分かるように、請求項に
開示された本発明の趣旨及び範囲から逸脱することな
く、その形態や詳細に種々の変更を加えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転軸Arを有するターボファンガスタービン
エンジンなどの回転機械の側面図である。
【図2】図1のガスタービンエンジンの燃焼セクション
及びタービンセクションを部分的に示すように一部切り
欠いた拡大断面図である。
【図3】隣接するステータベーンの正圧面及び負圧面に
形成されたスロットとフェザーシール部材との関係を示
す図2に示した外側プラットフォームの斜視図である。
【図4】図2に示したタイプの対となったステータベー
ンの斜視図である。
【図5】図4で示したステータベーンの後縁領域に設け
た冷却流路を示す一部切り欠き説明図である。
【図6】図5で示したステータベーンの後縁領域の下方
からの一部切り欠き説明図である。
【図7】図6の線7−7に沿った一部切り欠き断面図で
ある。
【図8】図6の他の実施例を示す説明図である。
【図9】図6の他の実施例を示す説明図である。
【図10】図10Aは、矢印10の方向からみたステー
タベーンの外側プラットフォームの後縁領域の上方から
の説明図であり、図10Bは、図10Aの他の実施例で
ある。
【符号の説明】
46a,46b…ステータベーン 136a,136b…負圧側面

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機械のタービンセクションの冷却方
    法であって、該タービンセクションは、冷却可能なステ
    ータベーンの列を含み、これらの各ステータベーンは、
    作動媒体流路へと径方向外向きに延びるエアフォイルを
    有し、該エアフォイルは、前縁と、後縁と、これらの縁
    の間に延びる負圧面及び正圧面などの流れを導く面と、
    を有し、前記ステータベーンは、前記作動媒体流路を境
    界づけるプラットフォームを有し、該プラットフォーム
    は、負圧側面と、正圧側面と、前縁領域と、後縁領域
    と、を含み、前記後縁領域は、該後縁領域内に冷却空気
    用の蛇行流路を有し、 前記流路の最も後方の、最後のレッグ部へと冷却流体を
    導き、 前記流路に流入する冷却流体を、前記最も後方のレッグ
    部において横方向に延びる流路に沿って導き、 横方向に方向付けられ、かつ前記流路に流入する流れの
    少なくとも30%を含む冷却流体のストリームを形成
    し、 冷却流体の前記ストリームを、前記プラットフォームの
    内部から横方向に放出し、 前記ストリームを、前記後縁領域から隣接するベーンの
    正圧側面へと衝突させることを含み、 前記冷却流体によって、1つのベーンの負圧側面に衝突
    冷却が提供されるとともに、前記隣接するベーンの前記
    後縁領域において、前記蛇行流路内で対流冷却を提供す
    ることを特徴とする回転機械のタービンセクションの冷
    却方法。
  2. 【請求項2】 前記流路に流入する冷却流体を、前記最
    も後方のレッグ部において横方向に延びる流路に沿って
    導くことは、前記流路の前記最も後方のレッグ部の流路
    面積を減少させるように該流路を横方向で先細とするこ
    とによって、横方向に流れる前記冷却流体の速度を増加
    させることを含むことを特徴とする請求項1記載の回転
    機械のタービンセクションの冷却方法。
  3. 【請求項3】 ストリームを形成することは、前記横方
    向に流れる流体を、加圧下で出口管路に通過させること
    を含み、前記出口管路は、該出口管路に隣接する前記最
    も後方のレッグ部よりも小さい断面積を有することを特
    徴とする請求項1記載の回転機械のタービンセクション
    の冷却方法。
  4. 【請求項4】 前記横方向に流れる流体を、加圧下で管
    路に通過させることは、前記出口管路に隣接する先細と
    なった後方レッグ部の断面積の6〜15%の範囲の断面
    積を有する管路を形成することを含むことを特徴とする
    請求項3記載の回転機械のタービンセクションの冷却方
    法。
  5. 【請求項5】 前記冷却流体のストリームが、1つの前
    記ステータベーンの前記負圧側面に対して対流冷却を提
    供するとともに、隣接する前記機械の下流構造体に対し
    てフィルム冷却を提供するように、前記冷却流体のスト
    リームを後方に導くことを含むことを特徴とする請求項
    1記載の回転機械のタービンセクションの冷却方法。
  6. 【請求項6】 前記下流構造体は、外側エアシールセグ
    メントであることを特徴とする請求項5記載の回転機械
    のタービンセクションの冷却方法。
  7. 【請求項7】 前記下流構造体は、ロータブレードのプ
    ラットフォームであることを特徴とする請求項6記載の
    回転機械のタービンセクションの冷却方法。
  8. 【請求項8】 前記冷却流体のストリームを、1つの前
    記ベーンの前記正圧側面に衝突させることは、前記冷却
    空気を前記プラットフォームの側面から放出するととも
    に、冷却空気を受け入れる流路の少なくとも一部を構成
    するように前記1つの前記ベーンに軸方向に延びるスロ
    ットを形成することを含むことを特徴とする請求項5記
    載の回転機械のタービンセクションの冷却方法。
  9. 【請求項9】 前記スロットは、前記ベーンに設けられ
    たフェザーシールスロットの延長部であることを特徴と
    する請求項8記載の回転機械のタービンセクションの冷
    却方法。
  10. 【請求項10】 前記ストリームの形成は、前記蛇行流
    路に流入する冷却流体の少なくとも60%を、前記1つ
    のベーンの負圧側面を衝突冷却するための冷却流体のス
    トリームとして導くことを特徴とする請求項1記載の回
    転機械のタービンセクションの冷却方法。
  11. 【請求項11】 前記ストリームの形成は、前記蛇行流
    路の前記後方レッグ部に流入する冷却流体の全てを、前
    記1つのベーンの負圧側面を衝突冷却するための冷却流
    体のストリームとして導くことを特徴とする請求項10
    記載の回転機械のタービンセクションの冷却方法。
  12. 【請求項12】 回転機械のタービンセクションに冷却
    流路を形成する方法であって、該タービンセクション
    は、冷却可能なステータベーンの列を含み、これらの各
    ステータベーンは、作動媒体流路へと径方向外向きに延
    びるエアフォイルを有し、該エアフォイルは、前縁と、
    後縁と、これらの縁の間に延びる負圧面及び正圧面など
    の流れを導く面と、を有し、前記ステータベーンは、前
    記作動媒体流路を境界づけるプラットフォームを有し、
    該プラットフォームは、負圧側面と、正圧側面と、前縁
    領域と、後縁領域と、を含み、 第1のステータベーンと第2のステータベーンとに、そ
    れぞれプラットフォームを形成することを含み、前記プ
    ラットフォームを形成することは、 前記ステータベーンの1つの前記側面の一方において後
    方に延びるフェザーシールスロットを形成し、かつ前記
    ステータベーンの前記プラットフォームの前記後縁まで
    連続する該フェザーシールスロットの延長部を形成する
    とともに、 前記フェザーシールスロット内に、前記プラットフォー
    ムの前記後縁まで延びないフェザーシール部材を配置す
    ることを含み、 前記第2のベーンの前記プラットフォームの内部に、前
    記後縁に近接して該プラットフォームに亘って延びるレ
    ッグ部を有する冷却流路を形成することを含み、 運転状態において、前記第2のベーンから冷却空気を導
    く出口管路を形成するとともに、運転状態における前記
    出口管路内の流れが、前記第1のベーンの前記負圧側面
    に衝突してから、後方に流れて隣接する下流構造体に向
    けられた冷却空気の流れを形成し、かつ下流に境界層が
    あればこれを貫いて前記下流構造体にフィルム冷却を提
    供するように、前記出口管路を方向づけることを特徴と
    する回転機械のタービンセクションに冷却流路を形成す
    る方法。
  13. 【請求項13】 前記各ベーンのそれぞれの前記プラッ
    トフォームからレールが延びており、前記フェザーシー
    ルスロットは、第1のフェザーシールスロットであり、
    フェザーシールスロットを形成することは、径方向に延
    びる第2のフェザーシールスロットを翼幅方向に延びる
    前記レールに形成し、該第2のフェザーシールスロット
    は、前記第1のフェザーシールスロットと交差し、前記
    フェザーシール部材を配置することは、後方に延びる部
    分を有する前記フェザーシールスロットに配置される第
    1のレッグ部と、径方向に延びる第2のレッグ部と、を
    含むフェザーシール部材を配置することを含み、該第2
    のレッグ部は、前記第1のレッグ部と一体となっている
    とともに、前記フェザーシール部材を軸方向で捕捉する
    ように前記第2のフェザーシールスロット内に配置され
    ていることを特徴とする請求項12記載の回転機械のタ
    ービンセクションに冷却流路を形成する方法。
  14. 【請求項14】 前記フェザーシールスロットを形成す
    ることは、前記フェザーシールスロットの端部をブロッ
    クして、前記フェザーシール部材を該フェザーシールス
    ロット内に軸方向で捕捉し、運転状態において前記フェ
    ザーシール部材が前記フェザーシールスロットの前記延
    長部に入ることを防止することを特徴とする請求項12
    記載の回転機械のタービンセクションに冷却流路を形成
    する方法。
  15. 【請求項15】 前記出口管路を形成することは、前記
    後方レッグ部の入口に隣接する後縁流路の流路断面積の
    7〜15%の面積を有する該出口管路を形成することを
    含むことを特徴とする請求項12記載の回転機械のター
    ビンセクションに冷却流路を形成する方法。
  16. 【請求項16】 前記スロットの前記延長部は、前記第
    2のベーンの前記負圧側面で延びていることを特徴とす
    る請求項12記載の回転機械のタービンセクションに冷
    却流路を形成する方法。
  17. 【請求項17】 前記スロットの前記延長部は、前記第
    1のベーンの前記正圧側面で延びていることを特徴とす
    る請求項12記載の回転機械のタービンセクションに冷
    却流路を形成する方法。
  18. 【請求項18】 前記スロットの前記延長部は、前記第
    2のベーンの前記負圧側面と前記第1のベーンの前記正
    圧側面との両方で延びていることをことを特徴とする請
    求項12記載の回転機械のタービンセクションに冷却流
    路を形成する方法。
  19. 【請求項19】 回転機械のタービンセクションの冷却
    方法であって、該タービンセクションは、冷却可能なス
    テータベーンの列を含み、これらの各ステータベーン
    は、作動媒体流路へと径方向外向きに延びるエアフォイ
    ルを有し、該エアフォイルは、前縁と、後縁と、これら
    の縁の間に延びる負圧面及び正圧面などの流れを導く面
    と、を有し、前記ステータベーンは、前記作動媒体流路
    を境界づけるプラットフォームを有し、該プラットフォ
    ームは、負圧側面と、正圧側面と、前縁領域と、後縁領
    域と、を含み、 第1のステータベーンと第2のステータベーンとを互い
    に隣接するように形成することを含み、これらのステー
    タベーンは、それぞれプラットフォームを有し、該ステ
    ータベーンを形成することは、 前記ベーンの前記後縁領域へと後方に冷却空気を導く蛇
    行流路を前記各ベーンに形成することを含み、該流路
    は、前記負圧側面と前記正圧側面との間で横方向に延び
    る最も後方のパスを有し、 前記各ステータベーンの前記正圧側面及び前記負圧側面
    に後方に延びるフェザーシールスロットをそれぞれ形成
    するとともに、該スロットを前記ステータベーンの前記
    後縁まで延長することで延長部を形成することを含み、 径方向に延びる第2のフェザーシールスロットを前記レ
    ールに形成することを含み、前記レールは、前記各ステ
    ータベーンの前記プラットフォームから翼幅方向に延び
    ており、前記第2のフェザーシールスロットは、前記第
    1のフェザーシールスロットと交差しており、 第1のレッグ部と第2のレッグ部とを有するフェザーシ
    ール部材を配置することを含み、前記第1のレッグ部
    は、隣接する前記第1のフェザーシールスロット内に配
    置され、該第1のレッグ部は、前記プラットフォームの
    前記後縁まで延びておらず、前記第2のレッグ部は、前
    記第1のレッグ部と一体で、かつ径方向に延びていると
    ともに、前記フェザーシール部材を軸方向で捕捉するよ
    うに前記第2のフェザーシールスロット内に配置されて
    おり、 運転状態において、前記第1のベーンから冷却空気を導
    くための出口管路を形成するとともに、運転状態におけ
    る前記出口管路からの流れが前記第2のベーンの前記プ
    ラットフォームの前記負圧側面に衝突し、かつ、続いて
    前記フェザーシールスロットの前記延長部内へと後方に
    流れて、隣接する下流側構造体にフィルム冷却を提供す
    るように該下流構造体へと方向づけられる冷却空気のス
    トリームを形成するように前記スロットを方向づけるこ
    とを含むことを特徴とする回転機械のタービンセクショ
    ンの冷却方法。
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