JP2022136759A - 電極、リチウムイオン二次電池及び電極の製造方法 - Google Patents

電極、リチウムイオン二次電池及び電極の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レート特性に優れる電極、リチウムイオン二次電池、及び電極の製造方法を提供する。【解決手段】電極20は、集電体22と、集電体22の少なくとも一面に接する活物質層24とを備え、活物質層24は、活物質と導電助剤とバインダーとを含み、活物質層24の集電体22側の表面から厚み方向に活物質層24の総厚みの16.7%以内の第1領域A1において、活物質層24に対してグロー放電分光分析を行い求められる前記導電助剤の存在割合を前記バインダーの存在割合で割った第1比率が、全体平均の94%以上である。【選択図】図2

Description

本発明は、電極、リチウムイオン二次電池及び電極の製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池は、携帯電話、ノートパソコン等のモバイル機器やハイブリットカー等の動力源としても広く用いられている。
リチウムイオン二次電池の電極は、例えば特許文献1に記載のように、集電体上に塗布した塗膜を乾燥させて作製される。生産効率を向上するために、当該乾燥処理を早める試みがなされている。
特開2019-169286号公報
塗膜の乾燥条件は電極の性能に影響を及ぼす。その性能の一つがレート特性である。レート特性は、高速に充放電した際の充放電特性である。しかしながら、乾燥後の塗膜がどのような条件を満たせばレート特性が良好になるかという点が明らかになっていない。そのため、レート特性に優れる電極を十分得ることができなかった。またレート特性に優れる電極の製造条件を判断することができなかった。
本開示は上記問題に鑑みてなされたものであり、レート特性に優れる電極、リチウムイオン二次電池、及び電極の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、レート特性に影響を及ぼすパラメータを見出した。そしてそのパラメータを設計することで、レート特性に優れる電極、リチウムイオン二次電池が得られることを見出した。
すなわち、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)第1の態様にかかる電極は、集電体と、前記集電体の少なくとも一面に接する活物質層とを備え、前記活物質層は、活物質と導電助剤とバインダーとを含み、前記活物質層の前記集電体の表面から厚み方向に前記活物質層の総厚みの16.7%以内の第1領域において、前記活物質層に対してグロー放電分光分析を行い求められる前記導電助剤の存在割合を前記バインダーの存在割合で割った第1比率が、全体平均の94%以上である。
(2)上記態様にかかる電極において、前記第1領域における前記第1比率が、全体平均の130%以下であってもよい。
(3)上記態様にかかる電極において、前記第1領域における前記第1比率と、前記活物質層の前記集電体と反対側の表面から厚み方向に前記活物質層の総厚みの16.7%以内の領域における前記第1比率との差が、25%以下であってもよい。
(4)上記態様にかかる電極において、前記バインダーにおけるフッ素元素に対する炭素元素の元素比は0.5以上2.1以下であってもよい。
(5)第2の態様にかかるリチウムイオン二次電池は、上記態様にかかる電極を備える。
(6)第3の態様にかかるリチウムイオン二次電池の製造方法は、条件だし工程と、実乾燥工程とを有し、前記条件だし工程は、集電体上に塗布した活物質と導電助剤とバインダーとを含む塗膜を、搬送速度と乾燥温度と乾燥時間とのうちの少なくとも一つの条件を変えた複数の条件で乾燥させる第1工程と、前記第1工程において前記塗膜を乾燥して得られた活物質層をそれぞれ分析し、前記活物質層の集電体の表面から厚み方向に前記活物質層の総厚みの16.7%以内の第1領域において、前記活物質層に対してグロー放電分光分析を行い求められる前記導電助剤の存在割合を前記バインダーの存在割合で割った第1比率が全体平均の94%以上となる、第1条件を求める第2工程と、を有し、前記実乾燥工程は、前記第1条件で行われる。
上記態様に係る電極及びリチウムイオン二次電池は、レート特性に優れる。また上記態様にかかる電極の製造方法は、レート特性に優れる電極を作製できる。
第1実施形態に係るリチウムイオン二次電池の模式図である。 第1実施形態に係る正極の断面図である。
以下、実施形態について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等は実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
「リチウムイオン二次電池」
図1は、第1実施形態にかかるリチウムイオン二次電池の模式図である。図1に示すリチウムイオン二次電池100は、発電素子40と外装体50と非水電解液(図示略)とを備える。外装体50は、発電素子40の周囲を被覆する。発電素子40は、接続された一対の端子60、62によって外部と接続される。非水電解液は、外装体50内に収容されている。
(発電素子)
発電素子40は、正極20と負極30とセパレータ10とを備える。
<正極>
正極20は、例えば、正極集電体22と正極活物質層24とを有する。正極活物質層24は、正極集電体22の少なくとも一面に接する。
[正極集電体]
正極集電体22は、例えば、導電性の板材である。正極集電体22は、例えば、アルミニウム、銅、ニッケル、チタン、ステンレス等の金属薄板である。正極集電体22の平均厚みは、例えば、10μm以上30μm以下である。
[正極活物質層]
正極活物質層24は、例えば、正極活物質と導電助剤とバインダーとを備える。
正極活物質は、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、リチウムイオンとカウンターアニオンのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることが可能な電極活物質を用いることができる。
正極活物質は、例えば、複合金属酸化物である。複合金属酸化物は、例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMnO)、リチウムマンガンスピネル(LiMn)、及び、一般式:LiNiCoMnの化合物(一般式中においてx+y+z+a=1、0≦x<1、0≦y<1、0≦z<1、0≦a<1、MはAl、Mg、Nb、Ti、Cu、Zn、Crより選ばれる1種類以上の元素)、リチウムバナジウム化合物(LiV)、オリビン型LiMPO(ただし、Mは、Co、Ni、Mn、Fe、Mg、Nb、Ti、Al、Zrより選ばれる1種類以上の元素又はVOを示す)、チタン酸リチウム(LiTi12)、LiNiCoAl(0.9<x+y+z<1.1)である。正極活物質は、有機物でもよい。例えば、正極活物質は、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセンでもよい。
導電助剤は、活物質間の電子伝導性を高める。導電助剤は、例えば、カーボンブラック、ケッチェンブラック等のカーボン粉末、カーボンナノチューブ、炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属微粉、炭素材料及び金属微粉の混合物、ITO等の導電性酸化物である。導電助剤は、カーボンブラック、ケッチェンブラック等の炭素材料が好ましい。
バインダーは、活物質同士を結合する。バインダーは、公知のものを用いることができる。バインダーは、例えば、フッ素樹脂である。フッ素樹脂は、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン-クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)等である。
上記の他に、バインダーは、例えば、ビニリデンフルオライド-ヘキサフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF-HFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-ヘキサフルオロプロピレン-テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF-HFP-TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-ペンタフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF-PFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-ペンタフルオロプロピレン-テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF-PFP-TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-パーフルオロメチルビニルエーテル-テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF-PFMVE-TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド-クロロトリフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF-CTFE系フッ素ゴム)等のビニリデンフルオライド系フッ素ゴムでもよい。またバインダーは、例えば、セルロース、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂等でもよい。
図2は、本実施形態に係る正極20の特徴部分を拡大した断面図である。正極活物質層24は、正極集電体22上にある。正極活物質層24は、厚み方向に複数の領域に区分できる。図2に示す正極活物質層24は、厚み方向に総厚みの16.7%ごとに6つの領域に区分されている。これらの領域を正極集電体22から順に、第1領域A1、第2領域A2、第3領域A3、第4領域A4、第5領域A5、第6領域A6と称する。
第1領域A1の第1比率は、全体平均の94%以上である。第1領域A1の第1比率は、全体平均の130%以下であることが好ましく、107%以下であることがより好ましい。
第1比率は、正極活物質層24の特定の領域における導電助剤の存在割合をバインダーの存在割合で割った比率である。第1比率は、グロー放電分光分析を用いて求められる。第1比率の具体的な求め方を説明する。
まず正極活物質層24に対してグロー放電分光分析を行う。グロー放電分光分析は、試料表面に希ガスイオンを照射して試料から原子を放出し、原子の発光線を連続的に分光することで、薄膜の厚さ方向の元素分布を測定する方法である。
まずグロー放電分光分析でフッ素元素を分析する。フッ素元素は、正極活物質層24においてバインダーのみに含まれる。そのため、フッ素元素の元素比は、正極活物質層24におけるバインダーの存在割合に換算できる。グロー放電分光分析は、上述のように厚さ方向の元素分布を測定できるため、第1領域A1~第6領域A6のそれぞれにおけるバインダーの存在割合が求められる。
次いで、グロー放電分光分析で炭素元素を分析する。炭素元素は、正極活物質層24においてバインダーと導電助剤とに含まれる。したがって、正極活物質層24における炭素元素の元素比から正極活物質層24における導電助剤の存在割合をそのまま換算することはできない。そこで、正極活物質層24に炭素元素の元素比からバインダーに起因した炭素元素分を除く処理を行う。
まず下地層上に、バインダーのみを成膜する。バインダーは、正極活物質層24に含まれるバインダーと同じものである。バインダーに対してグロー放電分光分析を行う。グロー放電分光分析の結果から、バインダーに含まれるフッ素元素に対する炭素元素の元素比(C/F)が求められる。当該元素比(C/F)は、例えば、0.5以上2.1以下である。
次いで、先に求めた正極活物質層24におけるフッ素元素の元素比に、バインダーに含まれるフッ素元素に対する炭素元素の元素比(C/F)をかけると、正極活物質層24におけるバインダー起因の炭素元素の元素比が算出される。次いで、正極活物質層24における炭素元素の元素比からバインダー起因の炭素元素の元素比を除くことで、導電助剤に起因した炭素元素の元素比が求められる。導電助剤に起因した炭素元素の元素比は、正極活物質層24における導電助剤の存在割合を換算できる。グロー放電分光分析は、上述のように厚さ方向の元素分布を測定できるため、第1領域A1~第6領域A6のそれぞれにおける導電助剤の存在割合が求められる。
そして、算出された導電助剤の存在割合をバインダーの存在割合で割ることで、第1比率が求められる。第1比率の全体平均は、それぞれの領域で算出された値を平均化して求められる。
また第6領域A6の第1比率は、例えば、全体平均の119%以下であることが好ましい。また第1領域A1の第1比率と第6領域A6の第1比率との差は、25%以下であることが好ましい。
<負極>
負極30は、例えば、負極集電体32と負極活物質層34とを有する。負極活物質層34は、負極集電体32の少なくとも一面に形成されている。
[負極集電体]
負極集電体32は、例えば、導電性の板材である。負極集電体32は、正極集電体22と同様のものを用いることができる。
[負極活物質層]
負極活物質層34は、負極活物質を含む。また必要に応じて、導電助剤、バインダー、固体電解質を含んでもよい。
負極活物質は、イオンを吸蔵・放出可能な化合物であればよく、公知のリチウムイオン二次電池に用いられる負極活物質を使用できる。負極活物質は、例えば、金属リチウム、リチウム合金、イオンを吸蔵・放出可能な黒鉛(天然黒鉛、人造黒鉛)、カーボンナノチューブ、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温度焼成炭素等の炭素材料、アルミニウム、シリコン、スズ、ゲルマニウム等のリチウム等の金属と化合することのできる金属、SiO(0<x<2)、二酸化スズ等の酸化物を主体とする非晶質の化合物、チタン酸リチウム(LiTi12)等を含む粒子である。
負極活物質層34は、シリコン、スズ、ゲルマニウムを含んでもよい。シリコン、スズ、ゲルマニウムは、単体元素として存在してもよいし、化合物として存在してもよい。化合物は、例えば、合金、酸化物等である。一例として、負極活物質がシリコンの場合、負極30はSi負極と呼ばれることがある。負極活物質は、例えば、シリコン、スズ、ゲルマニウムの単体又は化合物と炭素材との混合系でもよい。炭素材は、例えば天然黒鉛である。また負極活物質は、例えば、シリコン、スズ、ゲルマニウムの単体又は化合物の表面が炭素で被覆されたものでもよい。炭素材及び被覆された炭素は、負極活物質と導電助剤との間の導電性を高める。負極活物質層がシリコン、スズ、ゲルマニウムを含むと、リチウムイオン二次電池100の容量が大きくなる。
負極活物質層34は、上述のように例えば、リチウムを含んでもよい。リチウムは、金属リチウムでもリチウム合金でもよい。負極活物質層34は、金属リチウム又はリチウム合金でもよい。リチウム合金は、例えば、Si、Sn、C、Pt、Ir、Ni、Cu、Ti、Na、K、Rb、Cs、Fr、Be、Mg、Ca、Sr、Sb、Pb、In、Zn、Ba、Ra、Ge、Alからなる群から選択される1種以上の元素と、リチウムと、の合金である。一例として、負極活物質が金属リチウムの場合、負極30はLi負極と呼ばれることがある。負極活物質層34は、リチウムのシートでもよい。
負極30は、作製時に負極活物質層34を有さずに、負極集電体32のみであってもよい。リチウムイオン二次電池100を充電すると、負極集電体32の表面に金属リチウムが析出する。金属リチウムはリチウムイオンが析出した単体のリチウムであり、金属リチウムは負極活物質層34として機能する。
導電助剤及びバインダーは、正極20と同様のものを用いることができる。負極30におけるバインダーは、正極20に挙げたものの他に、例えば、セルロース、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂等でもよい。セルロースは、例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)でもよい。
<セパレータ>
セパレータ10は、正極20と負極30とに挟まれる。セパレータ10は、正極20と負極30とを隔離し、正極20と負極30との短絡を防ぐ。セパレータ10は、正極20及び負極30に沿って面内に広がる。リチウムイオンは、セパレータ10を通過できる。
セパレータ10は、例えば、電気絶縁性の多孔質構造を有する。セパレータ10は、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィンからなるフィルムの単層体、積層体や上記樹脂の混合物の延伸膜、或いはセルロース、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリエチレン及びポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の構成材料からなる繊維不織布が挙げられる。セパレータ10は、例えば、固体電解質であってもよい。固体電解質は、例えば、高分子固体電解質、酸化物系固体電解質、硫化物系固体電解質である。
(端子)
端子60、62は、それぞれ正極20と負極30とに接続されている。正極20に接続された端子60は正極端子であり、負極30に接続された端子62は負極端子である。端子60、62は、外部との電気的接続を担う。端子60、62は、アルミニウム、ニッケル、銅等の導電材料から形成されている。接続方法は、溶接でもネジ止めでもよい。端子60、62は短絡を防ぐために、絶縁テープで保護することが好ましい。
(外装体)
外装体50は、その内部に発電素子40及び非水電解液を密封する。外装体50は、非水電解液の外部への漏出や、外部からのリチウムイオン二次電池100内部への水分等の侵入等を抑止する。
外装体50は、例えば図1に示すように、金属箔52と、金属箔52の各面に積層された樹脂層54と、を有する。外装体50は、金属箔52を高分子膜(樹脂層54)で両側からコーティングした金属ラミネートフィルムである。
金属箔52としては例えばアルミ箔を用いることができる。樹脂層54には、ポリプロピレン等の高分子膜を利用できる。樹脂層54を構成する材料は、内側と外側とで異なっていてもよい。例えば、外側の材料としては融点の高い高分子、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)等を用い、内側の高分子膜の材料としてはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等を用いることができる。
(非水電解液)
非水電解液は、外装体50内に封入され、発電素子40に含浸している。非水電解液は、例えば、非水溶媒と電解質とを有する。電解質は、非水溶媒に溶解している。
非水溶媒は、例えば、環状カーボネートと、鎖状カーボネートと、を含有する。環状カーボネートは、電解質を溶媒和する。環状カーボネートは、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート及びブチレンカーボネートである。環状カーボネートは、プロピレンカーボネートを少なくとも含むことが好ましい。鎖状カーボネートは、環状カーボネートの粘性を低下させる。鎖状カーボネートは、例えば、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートである。非水溶媒は、その他、酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、γ-ブチロラクトン、1,2-ジメトキシエタン、1,2-ジエトキシエタン等を有してもよい。
非水溶媒中の環状カーボネートと鎖状カーボネートの割合は体積にして1:9~1:1にすることが好ましい。
電解質は、例えば、リチウム塩である。電解質は、例えば、LiPF、LiClO、LiBF、LiCFSO、LiCFCFSO、LiC(CFSO、LiN(CFSO、LiN(CFCFSO、LiN(CFSO)(CSO)、LiN(CFCFCO)、LiBOB等である。リチウム塩は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。電離度の観点から、電解質はLiPFを含むことが好ましい。
「リチウムイオン二次電池の製造方法」
まず正極20を作製する。正極20を作製する際は、まず正極20の製造条件を規定する条件だし工程を行う。実乾燥工程は、条件だし工程で得られた条件(第1条件)に基づいて行う。
条件だし工程は、第1工程と第2工程とを有する。第1工程は、様々な条件で塗膜を乾燥させる工程である。第2工程は、乾燥した塗膜を分析し、適切な条件を抽出する工程である。
第1工程は以下の手順で行われる。まず正極集電体22の少なくとも一面に、ペースト状の正極スラリー(塗膜)を塗る。正極集電体22は、市販のものを用いることができる。塗布方法は、特に制限はない。例えば、スリットダイコート法、ドクターブレード法が挙げられる。正極スラリーは、正極活物質と導電助剤とバインダーと溶媒とを混合してペースト化したものである。
ついで、正極スラリーを乾燥させて溶媒を除去する。正極スラリーは、例えば乾燥炉内を通過させることで乾燥する。乾燥条件として、正極スラリーが塗布された正極集電体22の搬送速度、乾燥温度、乾燥時間、正極スラリーに対するガス風速等が挙げられる。乾燥温度、乾燥時間のそれぞれは、塗膜予熱期間、塗膜温度保持期間、塗膜温度上昇期間のそれぞれにおける条件がある。すなわち、塗膜予熱期間における乾燥温度及び乾燥時間、塗膜温度保持期間における乾燥温度及び乾燥時間、塗膜温度上昇期間における乾燥温度及び乾燥時間のパラメータがある。第1工程では、搬送速度と乾燥温度と乾燥時間とのうちの少なくとも一つの条件を変えた複数の条件で塗膜の乾燥を行う。
第2工程では、複数の条件のそれぞれで作製された正極活物質層24に対してグロー放電分光分析を行う。グロー放電分光分析を行うことで、それぞれの正極活物質層24の第1比率がそれぞれ求められる。そして、第1領域A1の第1比率が全体平均の94%以上となる条件(第1条件)を抽出する。
塗膜予熱期間及び塗膜温度保持期間の温度を90℃以下にすると、第1条件を満たす傾向にある。乾燥温度が高いと、正極スラリーの表面における溶媒の除去率が高まり、正極スラリーの表面にバインダーが偏析しやすいためと考えられる。バインダーの偏析は、正極スラリー内における対流を阻害する。また90℃以下の温度で行う塗膜温度保持期間が40秒以上であると、第1条件を満たす傾向にある。また搬送速度は、9.5m/min以下であると、第1条件を満たす傾向にある。
以上の条件だし工程の結果に基づいて実乾燥工程を行うことで、正極20を作製する。実乾燥工程は、条件だし工程で求められた第1条件で行う。ついで、乾燥後の塗膜をプレスして、正極活物質層24を高密度化してもよい。プレスの手段は、例えばロールプレス機、静水圧プレス機等を用いることができる。
次いで、負極30を作製する。負極30は、正極20と同様に作製できる。負極集電体32の少なくとも一面に、ペースト状の負極スラリーを塗る。負極スラリーは、負極活物質、バインダー、導電助剤及び溶媒を混合し、ペースト化したものである。負極スラリーを負極集電体32に塗布し、乾燥することで負極30が得られる。
次いで、作製した正極20及び負極30の間にセパレータ10が位置するようにこれらを積層して、発電素子40を作製する。発電素子40が捲回体の場合は、正極20、負極30及びセパレータ10の一端側を軸として、これらを捲回する。
最後に、発電素子40を外装体50に封入する。非水電解液は外装体50内に注入する。非水電解液を注入後に減圧、加熱等を行うことで、発電素子40内に非水電解液が含浸する。熱等を加えて外装体50を封止することで、リチウムイオン二次電池100が得られる。
第1実施形態にかかるリチウムイオン二次電池は、後述する実施例で示すように、第1領域A1の第1比率が上述の条件を満たすことで、レート特性が向上している。
この原因は明確ではないが、第1領域A1は正極集電体22の最も近くに存在し、レート特性への影響が高いためではないかと考えられる。レート特性は、0.2CのCCCV充電後の0.2C放電容量を基準とし、急速放電させた際の容量維持率である。レート特性が高いほど、急速放電において電池の性能を十分発揮できる。活物質層内におけるリチウムイオン伝導性および電子伝導性は、レート特性に大きな影響を及ぼす。
第1領域A1における第1比率が全体平均の94%以上であるということは、第1領域A1内に十分な導電助剤が存在していることを意味する。第1領域A1内における導電助剤の量が十分であれば、正極活物質層24内の電子伝導性を十分確保できる。また導電助剤は保液性が高い。そのため、第1領域A1内における導電助剤の量が十分であれば、第1領域A1内に十分な電解液が存在する。電解液は正極活物質間のリチウムイオンの伝導を担う。したがって、正極活物質層24内におけるリチウムイオン伝導性も確保できる。つまり、第1領域A1における第1比率が全体平均の94%以上であれば、第1領域A1におけるリチウムイオン伝導性および電子伝導性が十分高くなり、レート特性が向上すると考えられる。
また第1領域A1の第1比率と第6領域A6の第1比率との差が25%以下であれば、正極活物質層24内におけるリチウムイオン伝導性および電子伝導性のバラツキが小さくなり、レート特性がさらに向上すると考えられる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
例えば、ここまで正極活物質層における第1比率が所定の条件を満たす例を挙げて説明したが、負極活物質層における第1比率が所定の条件を満たす構成でもよい。
「実施例1」
まず、正極を作製した。まず厚さ15μmのアルミニウム箔の一面に、正極スラリーを塗布した。正極スラリーは、正極活物質と導電助剤とバインダーと溶媒とを混合して作製した。
正極活物質は、ECOPRO社製のNCM811を用いた。NCM811は、ニッケル:コバルト:マンガン=8:1:1のニッケル・コバルト・マンガン化合物である。導電助剤は、カーボンブラック(Super-P)とケッチェンブラック(ECP600JD)とを用いた。バインダーはポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いた。NCM811(正極活物質)、カーボンブラック(導電助剤)、ケッチェンブラック(導電助剤)、PVDF(バインダー)の質量比は、96:1:1:2とした。乾燥後の正極活物質層における正極活物質の担持量は、17.4mg/cmとした。
次いで、正極スラリーを乾燥させた。乾燥時の搬送速度は、5.0m/minとした。また塗膜予熱期間は104秒として90℃まで上昇させた。次いで、塗膜温度保持期間は146秒として90℃で維持した。その後、塗膜温度上昇期間は182秒として120℃まで温度を上昇させた。上記の条件で正極スラリーを乾燥させることで、正極を作製した。
そして当該正極と同条件で作製した正極に対してグロー放電分光分析を行った。グロー放電分光分析では、導電助剤の存在割合を結着材の存在割合で割った第1比率を求めた。第1比率は、正極集電体の表面から正極活物質層の総厚みの16.7%(本実施例の場合、約10μm)の厚み幅毎で求め、それらの全体平均も求めた。
ついで、負極を作製した。まず厚さ10μmの銅箔の一面に、負極スラリーを塗布した。負極スラリーは、負極活物質と導電助剤とバインダーと溶媒とを混合して作製した。負極活物質は、シリコンを用いた。導電助剤は、カーボンブラック(Super-P)とケッチェンブラック(ECP600JD)とを用いた。バインダーはポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いた。シリコン(負極活物質)、カーボンブラック(導電助剤)、ケッチェンブラック(導電助剤)、PVDF(バインダー)の質量比は、96:1:1:2とした。乾燥後の負極活物質層における負極活物質の担持量は、1.3mg/cmとした。
(評価用リチウムイオン二次電池の作製 フルセル)
作製した負極と正極とを、厚さ10μmのポリプロピレン製のセパレータを介して交互に積層し、負極6枚と正極5枚とを積層することで積層体を作製した。さらに、積層体の負極において、負極活物質層を設けていない銅箔の突起端部にニッケル製の負極リードを取り付けた。また積層体の正極においては、正極活物質層を設けていないアルミニウム箔の突起端部にアルミニウム製の正極リードを超音波溶接機によって取り付けた。
そしてこの積層体を、ラミネートフィルムの外装体内に挿入して周囲の1箇所を除いてヒートシールすることにより閉口部を形成した。外装体内には、非水電解液を注入した。非水電解液は、フルオロエチレンカーボネート(FEC)とジエチルカーボネート(DEC)とを体積比で1:9とした溶媒中に、リチウム塩として1.0M(mol/L)のLiPFが添加したものとした。そして、残りの1箇所を真空シール機によって減圧しながらヒートシールで密封し、リチウムイオン二次電池(フルセル)を作製した。
レート特性は、二次電池充放電試験装置を用いて測定した。レート特性は、電圧範囲を4.2Vから3.0Vまでとし、フルセル設計容量当たり1C=1000mAhとし、5C放電容量維持率(%)で評価した。5C放電容量維持率は、0.2Cの電流値でCCCV充電(定電流定電圧充電、終止電流値が0.05C)を行い0.2Cの電流値で放電したときの放電容量に対して、0.2Cの電流値でCCCV充電(定電流定電圧充電、終止電流値が0.05C)を行い5Cで放電したときの放電容量の割合であり、以下の式(1)で表される。
(5C容量維持率(%))=(0.2CCCV充電/5C放電容量)/(0.2CCCV充電/0.2C放電容量)×100 ・・・(1)
サイクル特性は、二次電池充放電試験装置(北斗電工株式会社製)を用いて、45℃の環境下で評価した。サイクル特性は、0.5Cで4.2Vまで定電流定電圧充電し、1Cで3.0Vまで定電流放電する充放電サイクルを200サイクル繰り返すことにより評価した。容量維持率は、初期(1回目)のサイクル目の放電容量を100%としたときの200サイクル目の放電容量である。
「実施例2~5、比較例1、2」
正極スラリーの乾燥条件を変更した点が実施例1と異なる。乾燥条件は、搬送速度、乾燥温度、乾燥時間のいずれかを変更した。実施例1~5及び比較例1,2の製造条件の詳細は、表1にまとめた。表1における乾燥条件の1zから6zは、塗膜予熱期間、塗膜温度保持期間、塗膜温度上昇期間を処理する乾燥炉全体の距離を6分割して6つのゾーン(1z~6z)としたものである。表1における乾燥温度は、各ゾーンの中央における塗膜の温度である。
実施例2~5及び比較例1、2においても、実施例1と同様に、レート特性及び第1比率を求めた。
実施例1~5及び比較例1、2の条件及び測定結果を表1にまとめた。
Figure 2022136759000002
10 セパレータ
20 正極
22 正極集電体
24 正極活物質層
30 負極
32 負極集電体
34 負極活物質層
40 発電素子
50 外装体
52 金属箔
54 樹脂層
60、62 端子
100 リチウムイオン二次電池
A1 第1領域
A2 第2領域
A3 第3領域
A4 第4領域
A5 第5領域
A6 第6領域

Claims (6)

  1. 集電体と、前記集電体の少なくとも一面に接する活物質層とを備え、
    前記活物質層は、活物質と導電助剤とバインダーとを含み、
    前記活物質層の前記集電体側の表面から厚み方向に前記活物質層の総厚みの16.7%以内の第1領域において、前記活物質層に対してグロー放電分光分析を行い求められる前記導電助剤の存在割合を前記バインダーの存在割合で割った第1比率が、全体平均の94%以上である、電極。
  2. 前記第1領域における前記第1比率が、全体平均の130%以下である、請求項1に記載の電極。
  3. 前記第1領域における前記第1比率と、前記活物質層の前記集電体と反対側の表面から厚み方向に前記活物質層の総厚みの16.7%以内の領域における前記第1比率との差が、25%以下である、請求項1又は2に記載の電極。
  4. 前記バインダーにおけるフッ素元素に対する炭素元素の元素比は0.5以上2.1以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の電極。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の電極を備える、リチウムイオン二次電池。
  6. 条件だし工程と、実乾燥工程とを有し、
    前記条件だし工程は、
    集電体上に塗布した活物質と導電助剤とバインダーとを含む塗膜を、搬送速度と乾燥温度と乾燥時間とのうちの少なくとも一つの条件を変えた複数の条件で乾燥させる第1工程と、
    前記第1工程において前記塗膜を乾燥して得られた活物質層をそれぞれ分析し、前記活物質層の集電体の表面から厚み方向に前記活物質層の総厚みの16.7%以内の第1領域において、前記活物質層に対してグロー放電分光分析を行い求められる前記導電助剤の存在割合を前記バインダーの存在割合で割った第1比率が全体平均の94%以上となる、第1条件を求める第2工程と、を有し、
    前記実乾燥工程は、前記第1条件で行われる、電極の製造方法。
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