JP2022135803A - 配線板 - Google Patents

配線板 Download PDF

Info

Publication number
JP2022135803A
JP2022135803A JP2021035866A JP2021035866A JP2022135803A JP 2022135803 A JP2022135803 A JP 2022135803A JP 2021035866 A JP2021035866 A JP 2021035866A JP 2021035866 A JP2021035866 A JP 2021035866A JP 2022135803 A JP2022135803 A JP 2022135803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
resist layer
area
solder resist
exposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021035866A
Other languages
English (en)
Inventor
普崇 谷口
Hirotaka Taniguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP2021035866A priority Critical patent/JP2022135803A/ja
Publication of JP2022135803A publication Critical patent/JP2022135803A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】キャビティ部を有する配線板の反りを抑制可能にすること。【解決手段】配線板10は、第1面10Fと、第1面10Fとは反対側の第2面10Sとを備え、絶縁層と導電層が交互に積層されてなる積層部20と、第1面10Fに形成される第1ソルダーレジスト層27Aと、第2面10Sに形成される第2ソルダーレジスト層27Bと、を有する配線板10であって、第1面10Fには、電子部品を収容するために設けられるキャビティ19が形成され、第2面10Sには、キャビティ19の面積よりも大きい面積に亘って第2ソルダーレジスト層27Bに覆われずに露出する露出領域30が設けられている。【選択図】図2

Description

本開示は、キャビティを有する配線板に関する。
この種の配線板について、種々の目的に応じて様々なキャビティを形成する技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-245530号公報(段落[0054]、図4C等)
特許文献1の配線板では、反りが生じ易いという問題が考えられる。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを備え、絶縁層と導電層が交互に積層されてなる積層部と、前記第1面上に形成される第1ソルダーレジスト層と、前記第2面上に形成される第2ソルダーレジスト層と、を有する配線板であって、前記第1面には、電子部品を収容するために設けられるキャビティが形成され、前記第2面には、前記キャビティの面積よりも大きい面積に亘って前記第2ソルダーレジスト層に覆われずに露出する露出領域が設けられている。
配線板の側断面図 配線板の(A)平断面図、(B)底断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 配線板の製造工程を示す側断面図 他の実施形態に係る配線板の側断面図 他の実施形態に係る配線板の(A)平断面図、(B)底断面図
図1に示されるように、本開示の一実施形態に係る配線板10は、絶縁層と導電層が積層されている積層部20に、第1ソルダーレジスト層27Aと第2ソルダーレジスト層27Bとが互いに反対側から積層されてなる。積層部20は、コア基板11に第1ビルドアップ部15Aと第2ビルドアップ部15Bが積層されている構造を有する。具体的には、第1ビルドアップ部15Aは、コア基板11の表裏の一方の面である第1面11F上に配置され、第2ビルドアップ部15Bは、コア基板11の表裏の他方の面である第2面11S上に配置されている。
コア基板11は、絶縁性基材11K上に、表裏の両側から(即ち、第1面11F側と第2面11S側とから)、導電層12が積層されている構造になっている。第1面11F側の導電層12と、第2面11S側の導電層12とは、それぞれ所定パターンに形成され、絶縁性基材11Kを貫通するスルーホール導体14によって接続されている。
第1ビルドアップ部15Aと第2ビルドアップ部15Bは、それぞれコア基板11側から絶縁層21と導電層22とが交互に積層されている構造を有する。絶縁層21には、複数のビア導体25が形成されている。導電層22は、所定パターンに形成され、ビア導体25によって、隣り合う導電層22同士が接続されている。また、ビア導体25により、第1ビルドアップ部15A及び第2ビルドアップ部15Bにおいて、最も内側の(即ち、コア基板11に最も近い)導電層22が、コア基板11の各導電層12に接続されている。本実施形態の例では、第1ビルドアップ部15Aの層数と第2ビルドアップ部15Bの層数は、同じになっている。
なお、絶縁層21は、例えば、プリプレグ(ガラスクロス等の繊維からなる心材を樹脂含浸してなるBステージのシート)又はビルドアップ基板用の絶縁フィルム(心材を有さず例えば無機フィラーを含む熱硬化性樹脂からなるフィルム)で構成されている。本実施形態では、絶縁層21のうちコア基板11側の内側絶縁層21Aは、例えばプリプレグで構成され、絶縁層21のうち内側絶縁層21Aよりもコア基板11から離れた側に配置される外側絶縁層21Bは、例えばビルドアップ基板用の絶縁フィルムで構成されている。
第1ソルダーレジスト層27Aは、積層部20の表裏の一方の(第1ビルドアップ部15A側の)面である第1面10F上に形成されている。具体的には、第1ソルダーレジスト層27Aは、第1ビルドアップ部15Aの導電層22のうち最も外側(最もコア基板11から離れた側)に配置される最外の導電層22上に積層されている。第1ソルダーレジスト層27Aには、開口部29Aが形成されている。そして、上記最外の導電層22のうち開口部29Aによって第1ソルダーレジスト層27Aから露出する部分により、パッド28が形成されている。
積層部20の第1面10Fには、第1ソルダーレジスト層27Aから露出され、電子部品を収容するために設けられるキャビティ19が開口している。キャビティ19は、第1ビルドアップ部15Aを貫通していて、コア基板11の第1面11Fの導電層12のパッド18を露出させている。本実施形態の例では、第2ビルドアップ部15Bには、キャビティ19は形成されていない。なお、例えば、キャビティ19に収容される電子部品は、パッド18上に実装される。
図2(A)に示されるように、本実施形態の例では、キャビティ19は、平面視長方形状をなし、配線板10の外縁側に配置されている。具体的には、キャビティ19の一辺部19Aは、配線板10の外縁部に配置され、配線板10の側面に開放されている。キャビティ19は、残りの三辺側から第1ビルドアップ部15Aに囲まれている。
本実施形態の例では、配線板10の第1面10Fにおいて、第1ソルダーレジスト層27Aが、キャビティ19と開口部29A(即ちパッド28A)とを除いた部分に形成されている。なお、開口部29Aの面積は、キャビティ19の面積よりも小さくなっている。
図1に示されるように、第2ソルダーレジスト層27Bは、積層部20の表裏の他方の(第2ビルドアップ部15B側の)面である第2面10S上に形成されている。具体的には、第2ソルダーレジスト層27Bは、第2ビルドアップ部15Bの導電層22のうち最も外側(最もコア基板11から離れた側)に配置される最外の導電層22上に積層されている。
図1及び図2(B)に示されるように、本実施形態の配線板10では、第2面10Sに、第2ソルダーレジスト層27Bに覆われずに露出する露出領域30が設けられている。露出領域30は、配線板10の厚み方向(以下、適宜、単に「厚み方向」という。)から見たときに、キャビティ19の面積よりも大きい面積に亘って設けられている。詳細には、露出領域30の面積が、キャビティ19の底面の面積よりも大きくなっている。また、上記最外の導電層22には、第2ソルダーレジスト層27Bに覆われずに露出領域30に含まれる露出部分が設けられ、その露出部分により、パッド28Bが形成されている。なお、例えば、第2ビルドアップ部15Bのうち第2ソルダーレジスト層27Bに覆われずに露出領域30に露出する部分は、平坦になっている。
本実施形態では、第2ソルダーレジスト層27Bが、積層部20の第2面10Sの外縁部のみを覆っていて、具体的には、第2ソルダーレジスト層27Bは、第2面10Sの外縁部全体を覆っている(即ち、枠状に形成されている)。そして、第2面10Sにおける第2ソルダーレジスト層27Bよりも内側の部分全体が、第2ビルドアップ部15Bを露出させる上述の露出領域30になっている(即ち、領域30の周囲全体に第2ソルダーレジスト層27Bが形成されている)。なお、本実施形態の例では、第2面10Sにおいて第2ソルダーレジスト層27Bに覆われている範囲(図2(B)参照)が、第1面10Fにおいて第1ソルダーレジスト層27Aに覆われている範囲(図2(A)参照)よりも狭くなっている。
図2(B)に示すように、本実施形態の例では、露出領域30の少なくとも一部は、キャビティ19を厚み方向に第2面10Sへ投影した投影領域19X内に含まれる。投影領域19Xにおいて、第2ソルダーレジスト層27Bに覆われている部分の面積は、第2ソルダーレジスト層27Bに覆われていない露出領域30に含まれる部分の面積よりも狭くなっている。詳細には、第2面10Sの投影領域19Xのうち、キャビティ19の一辺部19Aを厚み方向に第2面10Sへ投影した投影部分19Yのみが、第2ソルダーレジスト層27Bに覆われている。
なお、本実施形態の例では、積層部20のうち、第2ソルダーレジスト層27Bに覆われずに露出領域30に露出する部分には、導電部(最外の導電層22)と絶縁部(最もコア基板11から離れた最外の絶縁層21)とが含まれているが、導電部のみが含まれていてもよいし、絶縁部のみが含まれていてもよい。また、例えば、第2面10Sのうち第2ソルダーレジスト層27Bに覆われていない絶縁部(即ち、露出領域30に露出する絶縁部)の面積は、第1面10Fのうち第1ソルダーレジスト層27Aに覆われていない絶縁部の面積よりも広くなっていてもよい。また、例えば、第2面10Sのうち第2ソルダーレジスト層27Bに覆われていない導電部(即ち、露出領域30に露出する導電部)の面積が、第1面10Fのうち第1ソルダーレジスト層27Aに覆われていない導電部の面積よりも、狭くなっていてもよい。
本実施形態の配線板10は、例えば、以下のようにして製造される。
(1)図3(A)に示されるコア基板11が用意される。コア基板11は、絶縁性基材11Kの表裏の両面に導電層12が積層されてなり、絶縁性基材11Kには、表裏の導電層12同士を接続するスルーホール導体14が形成されている。絶縁性基材11Kは、例えば、エポキシ樹脂又はBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂と、ガラスクロスとを含んでいる。
(2)図3(B)に示されるように、コア基板11の表裏の一方の面である第1面11Fの一部の上に、剥離フィルム16が敷設される。なお、第1面11Fの導電層12は、剥離フィルム16の外縁部全体の下にも配置されるように形成しておく。
(3)図3(C)に示されるように、コア基板11の第1面11Fの導電層12と、第1面11Fの反対側の第2面11Sの導電層12との上に、絶縁層21(内側絶縁層21A)としてのプリプレグと、銅箔26と、が積層される。そして、その積層体が、加熱プレスされる。すると、コア基板11の両面上に絶縁層21(内側絶縁層21A)が形成される。なお、上記加熱プレスの際、コア基板11の表裏の両面において、導電層12のパターンの非形成部分がプリプレグの樹脂により埋められる。また、コア基板11の第1面11F側の内側絶縁層21Aにより、剥離フィルム16の全体が外側から重ねられる。
(4)図4(A)に示されるように、銅箔26にレーザーが照射されて、銅箔26及び絶縁層21を貫通するテーパー状のビアホール25Hが形成される。そして、過マンガン酸塩等の酸化剤でそれらビアホール25H内が洗浄(デスミア処理)される。
(5)無電解めっき処理が行われ、銅箔26上とビアホール25Hの内面とに無電解めっき膜(図示せず)が形成される。次いで、この無電解めっき膜上に、所定パターンのめっきレジスト40が形成される(図4(B)参照)。この際、めっきレジスト40は、剥離フィルム16の全体に外側から重ねられる。
(6)電解めっき処理が行われ、電解めっきがビアホール25H内に充填されてビア導体25が形成されると共に、無電解めっき膜(図示せず)のうちめっきレジスト40から露出している部分の上に電解めっき膜22Dが形成される(図5(A)参照)。
(7)めっきレジスト40が除去されると共に、めっきレジスト40の下方の無電解めっき膜(図示せず)及び銅箔26が除去される。そして、残された電解めっき膜22D、無電解めっき膜及び銅箔26により、絶縁層21(内側絶縁層21A)上に導電層22が形成される(図5(B)参照)。このとき、導電層22と導電層12とが、ビア導体25によって接続される。
(8)上記した(3)~(7)と同様の工程が繰り返され、コア基板11上の導電層12の上に、内側絶縁層21Aと導電層22とが交互に所定の層数ずつ積層される(図6参照)。また、積層方向で隣り合う導電層22同士が、内側絶縁層21Aに形成されるビア導体25によって接続される。
(9)内側絶縁層21Aと導電層22が所定の層数ずつ積層されると、コア基板11から最も離れている導電層22上にビルドアップ基板用の絶縁フィルムが積層され、外側絶縁層21Bが形成される(図7参照)。なお、コア基板11の表裏の両面において、導電層22のパターンの非形成部分が絶縁フィルムの樹脂により埋められる。また、コア基板11の第1面11F側の外側絶縁層21Bにより、剥離フィルム16の全体が外側から覆われる。
(10)図8に示されるように、外側絶縁層21Bにレーザーが照射されて、外側絶縁層21Bを貫通するテーパー状のビアホール25Hが形成される。そして、過マンガン酸塩等の酸化剤でそれらビアホール25H内が洗浄(デスミア処理)される。
(11)無電解めっき処理が行われ、外側絶縁層21B上とビアホール25Hの内面とに無電解めっき膜(図示せず)が形成される。次いで、この無電解めっき膜上に、所定パターンのめっきレジスト40が形成される(図9参照)。この際、めっきレジスト40は、剥離フィルム16の全体に外側から重ねられる。
(12)電解めっき処理が行われ、電解めっきがビアホール25H内に充填されてビア導体25が形成されると共に、無電解めっき膜(図示せず)のうちめっきレジスト40から露出している部分の上に電解めっき膜22Dが形成される(図10参照)。
(13)めっきレジスト40が除去されると共に、めっきレジスト40の下方の無電解めっき膜(図示せず)が除去される。そして、残された電解めっき膜22Dと無電解めっき膜により、絶縁層21(外側絶縁層21B)上に導電層22が形成される(図11参照)。このとき、外側絶縁層21Bを挟んで隣り合う導電層22同士が、ビア導体25によって接続される。
(14)上記した(9)~(13)と同様の工程が繰り返され、コア基板11から最も離れている内側絶縁層21A上の導電層22の上に、外側絶縁層21Bと導電層22とが交互に所定の層数ずつ積層される(図12参照)。また、積層方向で隣り合う導電層22同士は、外側絶縁層21Bに形成されるビア導体25によって接続される。これにより、コア基板11の第1面11F上に、第1ビルドアップ部15Aが形成されると共に、コア基板11の第2面11S上に、第2ビルドアップ部15Bが形成される。
(15)図13に示されるように、コア基板11から表裏の両側で最も離れている最外の導電層22上に(即ち、第1面10F上と第2面10S上とに)、それぞれ第1ソルダーレジスト層27Aと第2ソルダーレジスト層27Bが積層される。
(16)次いで、図14に示されるように、第1ソルダーレジスト層27Aの所定箇所に、例えば、レーザー加工やフォトレジスト処理等により、開口部29Aが形成される。そして、第1面10F側の最外の導電層22のうち開口部29Aにより第1ソルダーレジスト層27Aから露出した部分でパッド28Aが形成される。また、第2ソルダーレジスト層27Bのうち外縁部を除く部分全体が、例えば、レーザー加工やフォトレジスト処理等により除去され、露出領域30が形成される。これにより、第2面10S側の最外の導電層22のパッド28Bが露出する。
(17)図15に示されるように、第1面10F上の第1ソルダーレジスト層27Aの上から(即ち、第1ビルドアップ部15Aの上から)、剥離フィルム16の外縁部をなぞるように、レーザーが照射される。すると、コア基板11の第1面11Fの導電層22を露出させる枠状凹部17が形成される。詳細には、枠状凹部17により、第1面11Fの導電層22において剥離フィルム16の外縁部に下方から重なっていた枠状の部分が露出する。
(18)第1ビルドアップ部15A及び剥離フィルム16における、枠状凹部17よりも内側に配置される部分が除去されて、第1ビルドアップ部15Aを貫通するキャビティ19(図1参照)が形成される。すると、コア基板11の第1面11Fのうち枠状凹部17よりも内側に配置されていた部分が露出して、第1面11Fの導電層12のパッド18が露出する。
(19)パッド18に、例えば有機保護膜(OSP)やNi/Pd/Auめっきの形成等の表面処理がなされる。以上により、配線板10が完成する。
本実施形態の配線板10の構造及び製造方法に関する説明は以上である。次に配線板10の作用効果について説明する。本実施形態の配線板10では、キャビティ19が第1面10Fに開口していて、第2面10Sには、第2ソルダーレジスト層27Bに覆われていない露出領域30が、キャビティ19の面積よりも大きい面積に亘って設けられている。これにより、露出領域30が、キャビティ19の面積よりも小さい場合(例えば第1面10Fの開口部29Aと同様の大きさの場合)に比べて、配線板10の反りを抑制することが可能となる。これは、例えば、第2ソルダーレジスト層27Bが積層されていない露出領域30が大きくなることで、温度変化による配線板10の表裏の熱収縮(熱膨張)のバランスを良くすることが可能となるためと考えられる。詳細には、例えば、キャビティ19が形成される第1ビルドアップ部15A側では、温度変化による収縮(膨張)が起きにくくなると考えられるが、第2ソルダーレジスト層27Bが積層されていない露出領域30の面積が大きくなることで、第2ビルドアップ部15B側でも温度変化による収縮(膨張)が起きにくくなると考えられる。なお、露出領域30の面積を調整することで、配線板10の反りを調整することが可能となり、キャビティ19内に電子部品等を実装する際の、半田付け作業を容易に行うことも可能となる。
本実施形態では、露出領域30の少なくとも一部が、キャビティ19を配線板10の厚み方向に第2面10Sへ投影した投影領域19Xに含まれる。これにより、配線板10の反りをより抑制することが可能となる。また、第2面10Sの投影領域19Xには、第2ソルダーレジスト層27Bに覆われている部分が、第2ソルダーレジスト層27Bに覆われていない部分(領域30に含まれる部分)よりも狭く設けられている。これにより、配線板10の反りをさらに抑制可能となる。なお、本実施形態では、第2面10Sにおいて第2ソルダーレジスト層27Bに覆われている範囲が、第1面10Fにおいて第1ソルダーレジスト層27Aに覆われている範囲よりも狭くなっている。これにより、配線板10の反りを抑制し易くすることが可能となる。
本実施形態では、第2ソルダーレジスト層27Bが、第2面10Sの外縁部のみを覆っているので、配線板10の反りを一層抑制可能となる。また、第2ソルダーレジスト層27Bが第2面10Sの外縁部のみを覆うことで、キャビティ19を、その投影領域19Xの一部が露出領域30に含まれるように配置することが容易となり、配線板10の反りを抑制可能としつつキャビティの配置の自由度を高くすることが可能となる。また、第2ソルダーレジスト層27Bが第2面10Sの外縁部全体を覆うので、第2面10Sを下にして配線板10を載置する場合等に、配線板10の設置を安定させ易くすることが可能となる。また、第2面10Sを下にして配線板10を載置する場合等には、第2面10Sのうち露出領域30に露出する導電部を、第2ソルダーレジスト層27Bをスペーサのように使用することで保護することも可能となる。
[他の実施形態]
(1)第2面10Sの投影領域19Xの全体が、露出領域30に含まれていてもよい(図17(A)及び図17(B)参照)。
(2)第2ソルダーレジスト層27Bが、第2面10Sの外縁部以外を覆っていてもよい(図17(B)参照)。この場合でも、第2面10Sにおいて第2ソルダーレジスト層27Bに覆われていない露出領域30が、キャビティ19の面積よりも大きい面積に亘って設けられていればよい。
(3)第2ソルダーレジスト層27Bが、第2面10Sの外縁部の一部のみを覆っていてもよい。例えば、第2ソルダーレジスト層27Bが、長方形状の配線板10において、第2面10Sの外縁部の四隅部のみを覆っていてもよいし、第2面10Sの四辺部の途中部分のみを覆っていてもよいし、第2面10Sの三辺部のみを又は互いに対向する2辺部のみを覆っていてもよい。
(4)図16に示されるように、第2ソルダーレジスト層27Bに、キャビティ19よりも面積の小さい開口部29Bが形成され、この開口部29Bにより、第2面10S側の最外の導電層22のパッド28Bが露出していてもよい。開口部29Bは、第2ソルダーレジスト層27Bにより露出領域30とは隔てられている。
(5)第2面10Sにおける露出領域30の周囲全体に、第2ソルダーレジスト層27Bが設けられていなくてもよい。例えば、図17(B)に示されるように、露出領域30の端が第2面10Sの端に配置され、第2面10Sにおける露出領域30の周囲の一部に第2ソルダーレジスト層27Bが設けられずに、露出領域30が配線板10の側面に開放されていてもよい。図17(B)の例では、第2面10Sの一端から他端に向かう途中位置まで、露出領域30が広がっている。
(6)上記実施形態では、キャビティ19が、第1ビルドアップ部15Aを貫通していたが、キャビティ19の深さが、第1ビルドアップ部15Aの厚み方向の途中までであってもよい。また、キャビティ19が、第1ビルドアップ部15Aに複数設けられていてもよい。
(7)キャビティ19は、一辺部が開放されていなくてもよく、例えば配線板10の中心側に配置される場合等のように、四方から第1ビルドアップ部15Aに囲まれていてもよい。また、キャビティ19は、配線板10の隅部に配置されて、キャビティ19の2辺部が開放されていてもよい。
(8)上記実施形態では、配線板10にコア基板11が設けられていたが、コア基板11が設けられていなくてもよい。
(9)第1ビルドアップ部15Aの層数と第2ビルドアップ部15Bの層数が同じでなくてもよい。
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
10 配線板
10F 第1面
10S 第2面
11 コア基板
15A 第1ビルドアップ部
15B 第2ビルドアップ部
18 パッド
19 キャビティ
19A 一辺部
21 絶縁層
22 導電層
27A 第1ソルダーレジスト層
27B 第2ソルダーレジスト層
28A パッド
28B パッド
29A 開口部
30 露出領域

Claims (8)

  1. 第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを備え、絶縁層と導電層が交互に積層されてなる積層部と、
    前記第1面上に形成される第1ソルダーレジスト層と、
    前記第2面上に形成される第2ソルダーレジスト層と、を有する配線板であって、
    前記第1面には、電子部品を収容するために設けられるキャビティが形成され、
    前記第2面には、前記キャビティの面積よりも大きい面積に亘って前記第2ソルダーレジスト層に覆われずに露出する露出領域が設けられている。
  2. 請求項1に記載の配線板であって、
    前記露出領域の少なくとも一部は、前記キャビティを前記配線板の厚み方向に前記第2面へ投影した投影領域内に含まれる。
  3. 請求項2に記載の配線板であって、
    前記投影領域には、前記第2ソルダーレジスト層に覆われている部分が、前記露出領域に含まれる部分よりも狭く設けられている。
  4. 請求項2又は3に記載の配線板であって、
    前記キャビティの一辺部は、前記配線板の側面に開放され、
    前記投影領域のうち、前記一辺部を前記厚み方向に前記第2面へ投影した部分のみが前記第2ソルダーレジスト層に覆われている。
  5. 請求項1から4の何れか1の請求項に記載の配線板であって、
    前記第2ソルダーレジスト層は、前記第2面の外縁部のみを覆っている。
  6. 請求項5に記載の配線板であって、
    前記第2ソルダーレジスト層は、前記第2面の外縁部全体を覆っている。
  7. 請求項1から6の何れか1の請求項に記載の配線板であって、
    前記露出領域に露出する絶縁部の面積が、前記第1面のうち前記第1ソルダーレジスト層に覆われていない絶縁部の面積よりも、広い。
  8. 請求項1から7の何れか1の請求項に記載の配線板であって、
    前記露出領域に露出する導電部の面積が、前記第1面のうち前記第1ソルダーレジスト層に覆われていない導電部の面積よりも、狭い。
JP2021035866A 2021-03-05 2021-03-05 配線板 Pending JP2022135803A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021035866A JP2022135803A (ja) 2021-03-05 2021-03-05 配線板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021035866A JP2022135803A (ja) 2021-03-05 2021-03-05 配線板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022135803A true JP2022135803A (ja) 2022-09-15

Family

ID=83231323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021035866A Pending JP2022135803A (ja) 2021-03-05 2021-03-05 配線板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022135803A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016149411A (ja) 半導体素子内蔵配線板及びその製造方法
TWI479972B (zh) Multi - layer flexible printed wiring board and manufacturing method thereof
TW200937603A (en) Wiring substrate and method of manufacturing the same
TWI602481B (zh) 嵌入電子元件之印刷電路板及其製造方法
KR20150010155A (ko) 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JP2016082163A (ja) プリント配線板
JP2013106034A (ja) プリント回路基板の製造方法
JP2013115136A (ja) 電子部品内蔵基板及びその製造方法
TWM541689U (zh) 軟硬複合板結構
JP2022135803A (ja) 配線板
JP2020004930A (ja) プリント配線板
JP5223973B1 (ja) プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP2022133989A (ja) 配線板
TW202135141A (zh) 線路載板結構及其製作方法
JP2016096281A (ja) キャビティ付き配線板及びその製造方法
JP2019046956A (ja) 回路基板及びその製造方法
JP2016082089A (ja) プリント配線板
JP2019046954A (ja) 放熱基板及びその製造方法
JP2016096170A (ja) 電子部品内蔵配線板及び電子部品内蔵配線板の製造方法
JP2019079878A (ja) プリント配線板と支持体との組立体およびその製造方法
US20220330432A1 (en) Wiring substrate and method for manufacturing wiring substrate
JP2020021801A (ja) 電子部品内蔵パッケージ及びその製造方法
US11792937B2 (en) Component built-in wiring substrate
KR20120129687A (ko) 인쇄회로기판 및 그의 제조 방법
JP4975664B2 (ja) 多数個取り配線基板の製造方法、及び多数個取り配線基板の中間製品