JP2022135624A - スイッチ構造 - Google Patents

スイッチ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2022135624A
JP2022135624A JP2021035556A JP2021035556A JP2022135624A JP 2022135624 A JP2022135624 A JP 2022135624A JP 2021035556 A JP2021035556 A JP 2021035556A JP 2021035556 A JP2021035556 A JP 2021035556A JP 2022135624 A JP2022135624 A JP 2022135624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
switch
opening
rod
switch structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021035556A
Other languages
English (en)
Inventor
一裕 東
Kazuhiro Azuma
一博 牛嶋
Kazuhiro Ushijima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Energy System Corp
Original Assignee
Yazaki Energy System Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Energy System Corp filed Critical Yazaki Energy System Corp
Priority to JP2021035556A priority Critical patent/JP2022135624A/ja
Publication of JP2022135624A publication Critical patent/JP2022135624A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】部品点数を削減しつつ、内部の押ボタンスイッチの破損防止機能を維持したスイッチ構造を提供する。【解決手段】スイッチ構造は、ボタンスイッチ31と、フロントカバー10と、復帰ボタン20とを備える。復帰ボタン20は、操作部21と、操作部21からボタンスイッチ31に向けて延びる棒状部22とを有する。フロントカバー10は、棒状部22が挿通される後方開口部と、後方開口部の周囲の外ガイドG1及び内ガイドG3とを有する。外ガイドG1は後方開口部から離間した位置において、内ガイドG3は外ガイドG1よりも後方開口部に近接した位置において、前方に向けて突出する。操作部21が後方に押されて棒状部22がボタンスイッチ31に接触すると、操作部21が外ガイドG1に接触する。操作部21がさらに押されて内ガイドG3に接触すると、棒状部22の後方への変位が規制される。【選択図】図6

Description

本発明は、スイッチ構造に関する。
ガスメータには、ガスメータ内の遮断弁が閉じた場合に遮断弁を開放状態とするための復帰ボタンが設けられている。復帰ボタンは、操作者の指で押される操作部と、操作部からガスメータ内の押ボタンスイッチに向けて延びる棒状部とを有する復帰ボタン本体、及び、棒状部の外周を覆い棒状部のストローク方向の移動をガイドする復帰ボタンガイド構成されるスイッチ構造を有する。このスイッチ構造においては、操作者が復帰ボタンを押した際、復帰ボタンガイドがストッパーの役割をして、操作者による操作部(復帰ボタン本体)の押しすぎを抑制している。また、電子機器において、スナップイン式プッシュキーを装着するキー穴に、キー穴を横断する2本の平行なスライドガイドリブを設けることで、プッシュキーの下降ストロークを制限してプッシュスイッチの破損を防止する機構がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11-162283号公報
上記復帰ボタンは、復帰ボタン本体には弾力性が必要なためゴム材を使用し、復帰ボタンガイドには強度が必要なため樹脂材を使用しており、二部品構造となる。このため、各部品について部品単価や管理費用が発生し、コストアップの要因となっている。そこで、復帰ボタンガイドを廃止し、ガスメータ筐体の復帰ボタン開口に、直接、復帰ボタンを装着することが考えられる。
しかしながら、復帰ボタンガイドを廃止すると、復帰ボタンが再現なく押せるため、押ボタンスイッチの破壊につながってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を削減しつつ、内部の押ボタンスイッチの破損防止機能を維持したスイッチ構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るスイッチ構造は、下記(1)~(6)を特徴としている。
(1)スイッチと、該スイッチを収容する筐体と、該筐体に挿入支持され、かつ、挿入方向に変位して該スイッチに接触可能なスイッチ駆動部と、を備えたスイッチ構造であって、
前記スイッチ駆動部は、操作部と、該操作部から前記スイッチに向けて延びる棒状部と、を有し、
前記筐体は、
前記棒状部が挿通される開口部と、
前記開口部の周囲における、前記開口部から離間した位置において、前記筐体の外部に向けて突出する第一ガイドと、
前記周囲における、前記第一ガイドよりも前記開口部に近接した位置において、前記外部に向けて突出する第二ガイドと、
を有し、
前記操作部が前記挿入方向に押されて前記棒状部が前記スイッチに接触すると、前記操作部が前記第一ガイドに接触し、前記操作部がさらに押されて前記第二ガイドに接触すると、前記棒状部の前記挿入方向への変位が規制されるスイッチ構造。
(2)前記操作部は、前記棒状部に接続されて前記開口部を覆う本体部と、前記本体部を囲む周囲部と、を有し、
前記筐体は、前記開口部の前記周囲における、前記第一ガイドよりも前記開口部から離間した位置において、前記周囲部を囲むように立設された第三ガイドをさらに有する上記(1)に記載のスイッチ構造。
(3)前記第三ガイドは、前記第一ガイドとの間に前記周囲部を保持する上記(2)に記載のスイッチ構造。
(4)前記第一ガイド及び前記第二ガイドは、それぞれ複数設けられ、前記開口部の外周において、前記第一ガイドと前記第二ガイドとが交互に連続して設けられて、前記開口部の前記外周に沿って環状に構成される上記(1)~(3)のいずれか一に記載のスイッチ構造。
(5)前記第一ガイドは、前記開口部の外周に沿う環状部材であり、
前記第二ガイドは、前記環状部材の内周面における、周方向に互いに離間した位置において、前記開口部に向けてそれぞれ突出した複数の突起部である上記(1)~(3)のいずれか一に記載のスイッチ構造。
(6)前記第二ガイドは、前記開口部の外周に沿う環状部材であり、
前記第一ガイドは、前記環状部材の外周面における、周方向に互いに離間した位置において、放射方向にそれぞれ突出した複数の突起部である上記(1)~(3)のいずれか一に記載のスイッチ構造。
上記(1)の構成のスイッチ構造によれば、スイッチ駆動部の構成を簡素化し、ストッパー機能を筐体に持たせることで、スイッチ駆動部の部品点数を削減できる。操作者は、操作部を押して、操作部が第一ガイドに接触することで、スイッチを押せたというクリック感を得られる。また、操作部が第二ガイドに接触すると棒状部の挿入方向への変位が規制されるため、操作者が、操作部を際限なく押し続けたことにより棒状部がスイッチを破損してしまうことを防止できる。
このスイッチ構造をガスメータに適用することで、従来、別部品の復帰ボタンガイドが必要であった復帰ボタンを一部品でコンパクトに構成できる。復帰ボタンを一部品で構成することにより、従来の、挿入方向(ストローク方向)に抜け防止機構をそれぞれ備えていた二部品構成の復帰ボタンと比較して、全高を小さくできる。このように、本構成によれば、部品点数の削減ができ、ガスメータのコストダウンが可能となる。さらに、復帰ボタンの構成がシンプルになるため、分解性が向上し、リサイクル性が向上する。
上記(2)の構成のスイッチ構造によれば、開口部が操作部に覆われ、操作部の周囲部が第三ガイドに囲まれるので、開口部への水の浸入を防ぎやすくなる。
上記(3)の構成のスイッチ構造によれば、第三ガイドが第一ガイドとの間に操作部の周囲部を保持するので、防水性を向上でき、かつ、スイッチ駆動部を筐体に容易に組み付けることができる。
上記(4)~(6)の構成のスイッチ構造によれば、限られたスペースで、第一ガイド及び第二ガイドの各機能を実現可能であり、かつ、生産性が良い。
上記(5)の構成のスイッチ構造によれば、第一ガイドが開口部の外周に沿う環状部材であることから、第一ガイドが開口部の外周の一部である上記(4)の構成のスイッチ構造と比べて、第一ガイドの役割に特化した形状となっている。具体的には、上記(5)の構成の第一ガイドは上記(4)の構成の第一ガイドよりも広い面積で操作部に接触できるため、クリック感が得られやすくなる。
上記(6)の構成のスイッチ構造によれば、第二ガイドが開口部の外周に沿う環状部材であることから、第二ガイドが開口部の外周の一部である上記(4)の構成のスイッチ構造と比べて、第二ガイドの役割に特化した形状となっている。具体的には、上記(6)の構成の第二ガイドは上記(4)の構成の第二ガイドよりも広い面積で操作部に接触して棒状部の挿入方向への変位を規制できるため、操作部が押し続けられたことにより棒状部がスイッチを破損してしまうことを確実に防止できる。
本発明によれば、部品点数を削減しつつ、内部の押ボタンスイッチの破損防止機能を維持したスイッチ構造を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係るガスメータのフロントカバーに復帰ボタンを取り付けた状態を示す斜視図である。 図2は、図1において、復帰ボタンを取り外した状態のフロントカバーの斜視図である。 図3は、フロントカバーの復帰ボタン挿入部を示す拡大正面図である。 図4は、図3におけるA-A断面図である。 図5は、図3におけるB-B断面図である。 図6は、復帰ボタン挿入部の内部における、押下前の操作部とボタンスイッチとの関係を示す図である。 図7は、復帰ボタン挿入部の内部における、押下後の操作部とボタンスイッチとの関係を示す図である。 図8は、参考例に係る復帰ボタン挿入部の内部における、押下前の操作部とボタンスイッチとの関係を示す図である。 図9は、参考例に係る復帰ボタン挿入部の内部における、押下前の操作部とボタンスイッチとの関係を示す図である。 図10は、変形例1に係る復帰ボタン挿入部を示す拡大斜視図である。 図11は、図10に示す復帰ボタン挿入部の正面図である。 図12は、図11におけるC-C断面図である。 図13は、図11におけるD-D断面図である。 図14は、変形例2に係る復帰ボタン挿入部を示す拡大斜視図である。 図15は、図14に示す復帰ボタン挿入部の正面図である。 図16は、図15におけるE-E断面図である。 図17は、図15におけるF-F断面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。以下、本発明のスイッチ構造をガスメータの復帰ボタン部分に適用した例を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るガスメータのフロントカバー10に復帰ボタン20を取り付けた状態を示す斜視図であり、図2は、図1において、復帰ボタン20を取り外した状態のフロントカバー10の斜視図である。図3は、フロントカバーの復帰ボタン挿入部を示す拡大正面図であり、図4は、図3におけるA-A断面図であり、図5は、図3におけるB-B断面図である。図6及び図7は、復帰ボタン挿入部の内部における、押下前後の操作部とボタンスイッチとの関係をそれぞれ示す図である。なお、以下、説明の便宜上、図1及び図2に示すように、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」、及び「上下方向」は、互いに直交する。
フロントカバー10(筐体)は、図示しないバックカバーと組み合わされて、ガスメータの筐体を構成し、内部にガス流路が形成される。フロントカバー10とバックカバーとの間には、ボタンスイッチ31が搭載された基板30を備える(図6参照)。フロントカバー10は略矩形状を有し、右上部に設けられた復帰ボタン挿入開口11に、復帰ボタン20(スイッチ駆動部)が配置される。
復帰ボタン挿入開口11(復帰ボタン挿入部)は、図4及び図5に示すように、フロントカバー10の前側に設けられた前方開口部12と、フロントカバー10の後側(筐体の内側)に設けられた後方開口部13と、を有する貫通孔である。復帰ボタン挿入開口11には、復帰ボタン20が取り付けられる。前方開口部12の前側にはテーパ部14が設けられ、復帰ボタン20(操作部21、図6及び図7参照)の前方開口部12への挿入が容易となる。前方開口部12は、外周ガイドG2(第三ガイド)によって構成される。外周ガイドG2の内周側には、ベース面10aから前方に突出した外ガイドG1(第一ガイド)及び内ガイドG3(第二ガイド)が設けられる。ベース面10aは、左右方向及び上下方向に沿って延在し、ベース面10aと後方開口部13との間には、テーパ部15が設けられる。テーパ部15によって、復帰ボタン20(棒状部22、図6及び図7参照)の後方開口部13への挿入が容易となる。後方開口部13の内周面は、復帰ボタン20を操作者が押す際に棒状部22の周壁に当接して復帰ボタン20の挿入方向への変位をガイドするガイド面13aとして機能する(図6及び図7参照)。
復帰ボタン20は、ガスメータ内の遮断弁が閉じた場合に遮断弁を開放状態とするための操作用ボタンである。復帰ボタン20は、フロントカバー10に挿入支持され、かつ、挿入方向(前後方向)に変位してボタンスイッチ31(図6及び図7参照)に接触可能である。復帰ボタン20は、弾力性と防水性とを有するゴム材からなり、図6及び図7に示すように、前後方向に視て円形状であり中心部に向けて前方に膨らんだ形状の操作部21と、操作部21からボタンスイッチ31に向けて延びる棒状部22と、を有する。操作部21の膨らみ部分がばねの役割をし、棒状部22の後端面(押圧面22a、図6及び図7参照)でボタンスイッチ31を押す。
操作部21は、棒状部22に接続されて、後述する後方開口部13を覆い、操作者の指で押される本体部211と、本体部211の周囲を囲む周囲部212と、を有する。周囲部212は、本体部211の外周縁から後方に延在する円環状部材である。棒状部22は、一例として円柱状を有し、後端面から中央に至る中空部23を有する。棒状部22は、後方に、一部が拡径したツメ24を有する。
復帰ボタン20は、図6及び図7に示すように、操作部21を前側、棒状部22を後側に向けた状態で、前方から後方(挿入方向)へ、棒状部22が前方開口部12、後方開口部13へと順次挿入される。このとき、棒状部22を後方開口部13へ押し込む際、棒状部22のツメ24が後方開口部13の周壁に押圧されて中空部23をつぶしながら一時的に縮んで、後方開口部13を通過し、後方開口部13を通過後、ツメ24は元の形状に戻る。ツメ24がフロントカバー10の後方で後方開口部13に当接することで、復帰ボタン20がフロントカバー10から前方に抜けるのを防止できる。
フロントカバー10は、図2に示すように、復帰ボタン挿入開口11において、外ガイドG1と、外周ガイドG2と、内ガイドG3と、を有する。
図3~図5を参照して、外ガイドG1、外周ガイドG2及び内ガイドG3について説明する。外ガイドG1、外周ガイドG2及び内ガイドG3は、復帰ボタン挿入開口11内において、フロントカバー10のベース面10aに設けられる。
外ガイドG1は、後方開口部13の周囲における、後方開口部13から離間した位置において、ベース面10aから前方(フロントカバー10の外部)に向けて突出する、前後方向に視て扇形の弧状を呈するリブである。外ガイドG1は、後方開口部13の周囲に複数(図3では4つ)設けられる。
外周ガイドG2は、後方開口部13の周囲における、外ガイドG1よりも後方開口部13から離間した位置において、操作部21の周囲部212を囲むように立設された円環状のリブである。外周ガイドG2は、外ガイドG1との間に周囲部212を保持する。
内ガイドG3は、後方開口部13の周囲における、外ガイドG1よりも後方開口部13に近接した位置において、前方(フロントカバー10の外部)に向けて突出する、前後方向に視て扇形の弧状を呈するリブである。内ガイドG3は、後方開口部13の周囲に複数(図3では4つ)設けられる。
外ガイドG1及び内ガイドG3は、後方開口部13の外周において、交互に連続して設けられて、全体として、後方開口部13の外周に沿って環状に構成される。
外ガイドG1及び内ガイドG3は、ベース面10aからの高さが同一であり、その高さは、一例として、外周ガイドG2のベース面10aからの高さの略半分程度である。外周ガイドG2と外ガイドG1との間に、操作部21の周囲部212が保持される(図6及び図7参照)。この構成により、後方開口部13が操作部21の本体部211に覆われ、周囲部212が外周ガイドG2に囲まれるので、後方開口部13への水の浸入を防ぎやすくなる。また、周囲部212が外周ガイドG2と外ガイドG1との間に保持されるので、防水性を向上できる。さらに、復帰ボタン20を復帰ボタン挿入開口11に取り付ける際、周囲部212を外ガイドG1と外周ガイドG2との間に保持させれば、操作部21を正しい位置に取り付けられるので、復帰ボタン20をフロントカバー10に容易に組付けることができる。
図6に示す通常状態において、操作者が操作部21の本体部211を後方へ押すことにより、操作部21が挿入方向に(後方に)押されて棒状部22の押圧面22aがボタンスイッチ31のピン31aの前端面に接触する。この状態からさらに操作部21が後方へ押されると、棒状部22の押圧面22aがピン31aを後方に押してボタンスイッチ31のケース31b内に押し込み、図7に示す状態となり、ピン31aが内部の接続端子間を導通させる(ピン31aがオン位置に到達する)。このとき、操作部21の本体部211が外ガイドG1に接触している。
図6に示すように、通常状態において、外ガイドG1と復帰ボタン20との間、具体的には外ガイドG1の前面と本体部211の後面との間に空間を設けている。この空間における前後方向の距離は、通常状態における棒状部22の押圧面22aの位置と、ボタンスイッチ31のピン31aがオン位置に到達したときの押圧面22aの位置(図7参照)との距離に略一致する。
このように、外ガイドG1と本体部211との間に適切な空間を設けることにより、操作者が操作部21を指で押す際、ボタンスイッチ31のピン31aがオン位置に到達するまでは指(本体部211)が空間を押し、操作者は反力を感じない。これに対し、操作者が、操作部21をさらに指で押し、ボタンスイッチ31のピン31aがオン位置に到達した時点で、本体部211が外ガイドG1に当接して指に反力を感じる。すなわち、本体部211が外ガイドG1に当接することにより、操作者は、外ガイドG1を押した感触が得られる。したがって、クリック感に優れた復帰ボタン20を実現できる。
図7に示すボタン押下状態において、本体部211が後方へ押されることにより、周囲部212がベース面10a及び外周ガイドG2の内周壁に押し付けられて隙間なく接触するので、外部からの水の浸入を確実に防止できる。
図7に示すスイッチ押下状態から、操作者が操作部21をさらに押そうとすると、操作部21の本体部211が内ガイドG3に接触する。内ガイドG3は、外ガイドG1よりも後方開口部13に近接した適宜な位置に設けられ、高さ(ベース面10aと内ガイドG3の前端面との距離)が適切に設定されることにより、棒状部22に近接した位置で操作部21の後方への変位が規制される。この構成により、棒状部22の後方(挿入方向)への変位を規制するストッパー機能が実現される。したがって、操作者が際限なく操作部21を押し続けることを防止して、棒状部22がボタンスイッチ31を破損することを回避できる。なお、操作者が本体部211から指を離して、操作部21の押下が解除されると、操作部21は元の形状に弾性復帰し、元の位置(図6に示す通常状態)に戻る。
図8及び図9は、参考例に係る、復帰ボタン挿入部における、押下前後の操作部とボタンスイッチとの関係を示す図である。参考例に係る図8及び図9は、図6及び図7に示す本実施形態のスイッチ構造において、内ガイドG3を設けないスイッチ構造を示す。操作者が図8に示す通常状態において復帰ボタン20を押すと、本体部211が外ガイドG1に接触することで操作者はクリック感を得られ、確実にボタンスイッチ31をオンできる。しかし、ボタンスイッチ31がオンされた後も操作者が復帰ボタン20を押し続けた場合、図9に示すように、ピン31aが、棒状部22によって完全にケース31b内に押し込まれて、ボタンスイッチ31が破壊される場合がある。
ボタンスイッチ31破損の可能性がある上記参考例に係るスイッチ構造に対し、本実施形態のスイッチ構造は、ストッパー機能を有する内ガイドG3を備える。このため、外ガイドG1のクリック感を生かしつつ、復帰ボタン20が際限なく押されてボタンスイッチ31が破損することを回避できる。
以上説明したように、本実施形態のスイッチ構造は、ボタンスイッチ31と、ボタンスイッチ31を収容するフロントカバー10と、復帰ボタン20と、を備える。このスイッチ構造は、操作部21が挿入方向に押されて棒状部22がボタンスイッチ31に接触すると、操作部21が外ガイドG1に接触し、操作部21がさらに押されて内ガイドG3に接触すると、棒状部22の挿入方向への変位が規制される。
本実施形態のスイッチ構造によれば、復帰ボタンの構成を簡素化し、ストッパー機能をフロントカバー10に持たせることで、復帰ボタン20の部品点数を削減できる。操作者は、操作部21を押して、操作部21が外ガイドG1に接触することで、ボタンスイッチ31を押せたというクリック感を得られる。また、操作部21が内ガイドG3に接触すると棒状部22の挿入方向への変位が規制されるため、操作者が、操作部を際限なく押し続けたことにより棒状部22がボタンスイッチ31を破損してしまうことを防止できる。このように、本実施形態のスイッチ構造によれば、部品点数を削減しつつ、内部のボタンスイッチ31の破損防止機能を維持したスイッチ構造を提供できる。
また、このスイッチ構造をガスメータに適用することで、従来、別部品の復帰ボタンガイドが必要であった復帰ボタンを一部品で構成できるため、部品点数の削減ができ、ガスメータのコストダウンが可能となる。また、復帰ボタン20の構成がシンプルになるため、分解性が向上し、リサイクル性が向上する。さらに、外ガイドG1及び内ガイドG3は、後方開口部13の外周において、交互に連続して設けられて、全体として、後方開口部13の外周に沿って環状に構成されるため、限られたスペースで、外ガイドG1及び内ガイドG3の各機能を実現可能であり、かつ、生産性が良い。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。例えば、上述した外ガイドG1及び内ガイドG3は、他の形状であってもよい。
図10は、変形例1に係る復帰ボタン挿入部を示す拡大斜視図である。図11は、図10に示す復帰ボタン挿入部の正面図であり、図12は、図11におけるC-C断面図、図13は、図11におけるD-D断面図である。図10~図13に示す変形例1のスイッチ構造は、上述した実施形態のスイッチ構造における外ガイドG1及び内ガイドG3を、外ガイドG1A及び内ガイドG3Aに代えたものである。
外ガイドG1Aは、後方開口部13の外周に沿う円環状部材であり、その径は後方開口部13の径よりも大きくされている。内ガイドG3Aは、外ガイドG1Aの内周面における、円周方向に互いに離間した位置において、後方開口部13に向けてそれぞれ突出した複数の突起部である。内ガイドG3Aは、一例として、それぞれ、後方から前方に向けて先細となる四角柱状を有し、ベース面10aにおいて外ガイドG1Aの内周面から後方開口部13の直近に亘って位置する。外ガイドG1Aと内ガイドG3Aとは、高さ(ベース面10aから前端面までの距離)が同一とされている。
操作者が復帰ボタン20を押す際、操作部21を指で押して外ガイドG1Aに到達すると、操作者はクリック感が得られる。また、操作者が操作部21をさらに押そうとすると、本体部211が内ガイドG3Aに接触して、棒状部22の後方への変位が規制され、棒状部22がボタンスイッチ31を破損することを回避できる。
図14は、変形例2に係る復帰ボタン挿入部を示す拡大斜視図である。図15は、図14に示す復帰ボタン挿入部の正面図であり、図16は、図15におけるE-E断面図、図17は、図15におけるF-F断面図である。図14~図17に示す変形例2のスイッチ構造は、上述した実施形態のスイッチ構造における外ガイドG1及び内ガイドG3を、外ガイドG1B及び内ガイドG3Bに代えたものである。
内ガイドG3Bは、後方開口部13の外周に沿う円環状部材であり、その径は後方開口部13の径よりわずかに大きくされている。外ガイドG1Bは、内ガイドG3Bの外周面における、円周方向に互いに離間した位置において、放射方向にそれぞれ突出した複数の突起部である。外ガイドG1Bは、それぞれ、ベース面10aから前方に延びる直方体状を有する。内ガイドG3Bと外ガイドG1Bとは、高さ(ベース面10aから前端面までの距離)が同一とされている。
操作者が復帰ボタン20を押す際、操作部21を指で押して外ガイドG1Bに到達すると、操作者はクリック感が得られる。また、操作者が操作部21をさらに押そうとすると、本体部211が内ガイドG3Bに接触して、棒状部22の後方への変位が規制され、棒状部22がボタンスイッチ31を破損することを回避できる。
外ガイドG1Aは、前後方向に視て円環状であることから、複数の弧状又は複数の矩形状である外ガイドG1又は外ガイドG1Bよりも広い面積で本体部211からの力を受けるため、操作者が指で押した際に反力を感じやすく、最もクリック感を得やすい。
また、内ガイドG3Bは、前後方向に視て円環状であることから、複数の弧状又は複数の矩形状である内ガイドG3又は内ガイドG3Bよりも広い面積で本体部211からの力を受け棒状部22の挿入方向への変位を規制できる。このため、本体部211が押し続けられたことにより棒状部22がボタンスイッチ31を破損してしまうことを、最も確実に防止できる。
なお、以上の説明では、外ガイドG1、G1A、G1Bと、内ガイドG3、G3A、G3Bとは、高さが同一であったが、互いに異なる高さであってもよい。例えば、内ガイドG3、G3A、G3Bの高さを外ガイドG1、G1A、G1Bよりも低くしてもよい。但し、G1、G1A、G1Bと、内ガイドG3、G3A、G3Bとで高さが異なり段差が生じると、段差が突起のような形状となり、復帰ボタン20内部に傷がつく可能性があるため、高さに差がない方が好ましい。また、後方開口部13の形状は、円形に限定されず、矩形等であってもよい。
ここで、上述した本発明の実施形態に係るスイッチ構造の特徴をそれぞれ以下[1]~[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1]スイッチ(ボタンスイッチ31)と、該スイッチを収容する筐体(フロントカバー10)と、該筐体に挿入支持され、かつ、挿入方向に変位して該スイッチに接触可能なスイッチ駆動部(復帰ボタン20)と、を備えたスイッチ構造であって、
前記スイッチ駆動部は、操作部(21)と、該操作部から前記スイッチに向けて延びる棒状部(22)と、を有し、
前記筐体は、
前記棒状部が挿通される開口部(後方開口部13)と、
前記開口部の周囲における、前記開口部から離間した位置において、前記筐体の外部に向けて突出する第一ガイド(外ガイドG1、G1A、G1B)と、
前記周囲における、前記第一ガイドよりも前記開口部に近接した位置において、前記外部に向けて突出する第二ガイド(内ガイドG3、G3A、G3B)と、
を有し、
前記操作部が前記挿入方向に押されて前記棒状部が前記スイッチに接触すると、前記操作部が前記第一ガイドに接触し、前記操作部がさらに押されて前記第二ガイドに接触すると、前記棒状部の前記挿入方向への変位が規制されるスイッチ構造。
[2]前記操作部(21)は、前記棒状部に接続されて前記開口部を覆う本体部(211)と、前記本体部を囲む周囲部(212)と、を有し、
前記筐体は、前記開口部の前記周囲における、前記第一ガイドよりも前記開口部から離間した位置において、前記周囲部を囲むように立設された第三ガイド(外周ガイドG2)をさらに有する上記[1]に記載のスイッチ構造。
[3]前記第三ガイド(外周ガイドG2)は、前記第一ガイドとの間に前記周囲部を保持する上記[2]に記載のスイッチ構造。
[4]前記第一ガイド(外ガイドG1)及び前記第二ガイド(内ガイドG3)は、それぞれ複数設けられ、前記開口部の外周において、前記第一ガイドと前記第二ガイドとが交互に連続して設けられて、前記開口部の前記外周に沿って環状に構成される上記[1]~[3]のいずれか一に記載のスイッチ構造。
[5]前記第一ガイド(外ガイドG1A)は、前記開口部の外周に沿う環状部材であり、
前記第二ガイド(内ガイドG3A)は、前記環状部材の内周面における、周方向に互いに離間した位置において、前記開口部に向けてそれぞれ突出した複数の突起部である上記[1]~[3]のいずれか一に記載のスイッチ構造。
[6]前記第二ガイド(内ガイドG3B)は、前記開口部の外周に沿う環状部材であり、
前記第一ガイド(外ガイドG1B)は、前記環状部材の外周面における、周方向に互いに離間した位置において、放射方向にそれぞれ突出した複数の突起部である上記[1]~[3]のいずれか一に記載のスイッチ構造。
10 フロントカバー
10a ベース面
11 復帰ボタン挿入開口
12 前方開口部
13 後方開口部
14、15 テーパ部
20 復帰ボタン
21 操作部
22 棒状部
22a 押圧面
23 中空部
24 ツメ
30 基板
31 ボタンスイッチ
31a ピン
31b ケース
211 本体部
212 周囲部
G1、G1A、G1B 外ガイド
G2 外周ガイド
G3、G3A、G3B 内ガイド

Claims (6)

  1. スイッチと、該スイッチを収容する筐体と、該筐体に挿入支持され、かつ、挿入方向に変位して該スイッチに接触可能なスイッチ駆動部と、を備えたスイッチ構造であって、
    前記スイッチ駆動部は、操作部と、該操作部から前記スイッチに向けて延びる棒状部と、を有し、
    前記筐体は、
    前記棒状部が挿通される開口部と、
    前記開口部の周囲における、前記開口部から離間した位置において、前記筐体の外部に向けて突出する第一ガイドと、
    前記周囲における、前記第一ガイドよりも前記開口部に近接した位置において、前記外部に向けて突出する第二ガイドと、
    を有し、
    前記操作部が前記挿入方向に押されて前記棒状部が前記スイッチに接触すると、前記操作部が前記第一ガイドに接触し、前記操作部がさらに押されて前記第二ガイドに接触すると、前記棒状部の前記挿入方向への変位が規制されるスイッチ構造。
  2. 前記操作部は、前記棒状部に接続されて前記開口部を覆う本体部と、前記本体部を囲む周囲部と、を有し、
    前記筐体は、前記開口部の前記周囲における、前記第一ガイドよりも前記開口部から離間した位置において、前記周囲部を囲むように立設された第三ガイドをさらに有する請求項1に記載のスイッチ構造。
  3. 前記第三ガイドは、前記第一ガイドとの間に前記周囲部を保持する請求項2に記載のスイッチ構造。
  4. 前記第一ガイド及び前記第二ガイドは、それぞれ複数設けられ、前記開口部の外周において、前記第一ガイドと前記第二ガイドとが交互に連続して設けられて、前記開口部の前記外周に沿って環状に構成される請求項1~3のいずれか一項に記載のスイッチ構造。
  5. 前記第一ガイドは、前記開口部の外周に沿う環状部材であり、
    前記第二ガイドは、前記環状部材の内周面における、周方向に互いに離間した位置において、前記開口部に向けてそれぞれ突出した複数の突起部である請求項1~3のいずれか一項に記載のスイッチ構造。
  6. 前記第二ガイドは、前記開口部の外周に沿う環状部材であり、
    前記第一ガイドは、前記環状部材の外周面における、周方向に互いに離間した位置において、放射方向にそれぞれ突出した複数の突起部である請求項1~3のいずれか一項に記載のスイッチ構造。
JP2021035556A 2021-03-05 2021-03-05 スイッチ構造 Pending JP2022135624A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021035556A JP2022135624A (ja) 2021-03-05 2021-03-05 スイッチ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021035556A JP2022135624A (ja) 2021-03-05 2021-03-05 スイッチ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022135624A true JP2022135624A (ja) 2022-09-15

Family

ID=83232034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021035556A Pending JP2022135624A (ja) 2021-03-05 2021-03-05 スイッチ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022135624A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100293611B1 (ko) 푸시온스위치
JP6634295B2 (ja) スイッチ装置
JP6155580B2 (ja) 操作スイッチ
JP2022135624A (ja) スイッチ構造
JP2007265938A (ja) プッシュ・スライドスイッチ
JP2006120395A (ja) プッシュオンスイッチ
JP7292059B2 (ja) スイッチ部材
KR20010030246A (ko) 촉감이 향상된 다방향 록커 버튼을 구비한 키이패드
JP4345212B2 (ja) ラバースイッチの防水構造
KR100595043B1 (ko) 푸시버튼 스위치
JPH10289631A (ja) 押釦スイッチ
JP3120575U (ja) 押しボタンスイッチ
JP2010044864A (ja) 電源スイッチ及びそれを備えたプリンタ
JP4159704B2 (ja) 多方向入力装置
CN218414351U (zh) 电梯按钮
CN217009010U (zh) 一种按摩仪的多功能控制按键
JP2023176906A (ja) ボタン装置及び電子鍵盤楽器
JP2562750Y2 (ja) 押釦スイッチ装置
JP2010003535A (ja) プッシュスイッチ作動用つまみ
JP4717787B2 (ja) 押釦スイッチの構造
JP2556149Y2 (ja) プッシュスイッチ
JPH0935575A (ja) プッシュ式スイッチの操作ボタン組付構造
JPH0338739Y2 (ja)
JPH0645223U (ja) 押ボタン装置
JPH0334014Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240117