JP2022135453A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動源を船体に対して十分に低く抑えることができる船外機を提供する。【解決手段】船外機10は、第1ドライブシャフト26と、第2ドライブシャフト27と、減速機構28と、を備えている。第1ドライブシャフトは、駆動モータ25からのトルクを出力する。第2ドライブシャフトは、第1ドライブシャフトと平行に配置され、プロペラ32が連結されるプロペラシャフト31にトルクを伝達する。減速機構は、第1ドライブシャフトおよび第2ドライブシャフトの間に配置され、第1ドライブシャフトからのトルクを第2ドライブシャフトに伝達する。駆動モータは、減速機構よりも下方に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、船外機に関する。
船外機は、一般に、使用状態の基準姿勢において、動力用のエンジンや電動モータの回転出力を鉛直方向に配置されたドライブシャフトに伝達し、ドライブシャフトの回転をベベルギヤにより水平軸回りの回転に変換してプロペラシャフトに伝達する。プロペラシャフトが回転することにより、プロペラシャフトに取り付けられたプロペラを水平軸回りに回転させて船体を推進する。
ここで、船外機のなかには、例えば、基準姿勢において、エンジンのクランクシャフトが水平に向けて配置され、エンジンの回転がベベルギヤ機構などを備えた動力伝達機構を経てドライブシャフトに伝達されるものが知られている。エンジンは動力伝達機構(以下、減速機構という)の上方に配置されている。
この船外機によれば、エンジンのクランクシャフトを水平に向けて配置することにより、エンジンを船体に対してある程度低く抑えることが可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-178159号公報
しかし、特許文献1の船外機は、エンジンが減速機構の上方に配置されている。よって、エンジン(すなわち、駆動源)を船体に対して十分に低く抑えることが難しい。このため、船外機の見栄え、船外機の上部スペースの有効活用、エンジン音の低減などを確保することが難しく、この観点から改良の余地が残されていた。
本発明は、駆動源を船体に対して十分に低く抑えることができる船外機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の船外機は、以下の構成を採用した。
(1)駆動源(例えば、実施形態の駆動モータ25)でプロペラ(例えば、実施形態のプロペラ32)を回転させることにより船体(例えば、実施形態の船体12)を推進させる船外機(例えば、実施形態の船外機10)において、前記駆動源からのトルクを出力する第1駆動軸(例えば、実施形態の第1ドライブシャフト26)と、前記第1駆動軸と平行に配置され、前記プロペラが連結される出力軸(例えば、実施形態のプロペラシャフト31)にトルクを伝達する第2駆動軸(例えば、実施形態の第2ドライブシャフト27)と、前記第1駆動軸および前記第2駆動軸の間に配置され、前記第1駆動軸からのトルクを前記第2駆動軸に伝達する減速機構(例えば、実施形態の減速機構28)と、を備え、前記駆動源は、前記減速機構よりも下方に配置されている。
この構成によれば、駆動源からのトルクを出力する第1駆動軸と、出力軸にトルクを伝達する第2駆動軸とを平行に配置した。また、第1駆動軸から第2駆動軸にトルクを伝達する減速機構を、第1駆動軸および第2駆動軸の間に配置した。さらに、駆動源を減速機構よりも下方に配置した。
よって、駆動源(すなわち、船外機)の高さを船体(例えば、船尾)に対して十分に低く抑えることできる。これにより、例えば、船外機を船体の側から目視できないようにして、船体後方の見栄えをすっきりさせることができる。また、船外機の上部スペースを有効活用できる。さらに、例えば、駆動源を船体に対して船尾で仕切ることができ、駆動源の駆動音を船尾で遮ることにより低減できる。
(2)前記駆動源は、縦置きに配置された電動機(例えば、実施形態の駆動モータ25)であり、前記電動機を冷却する液体の液面高さ(例えば、実施形態の液面高さH1、H2)は、ステータ(例えば、実施形態のステータ36)の下部に設けられたコイル(例えば、実施形態の下側のコイル39b)が浸かり、かつ、ロータ(例えば、実施形態のロータ37)の下方に位置する範囲(例えば、実施形態の範囲H)に設定されていてもよい。
この構成によれば、駆動源として縦置きの電動機(電動モータ)を使用する。また、冷却用の液体の液面高さを、ステータの下部に設けられたコイルが液体に浸かり、かつ、ロータの下方に液体が位置する範囲に設定した。よって、電動機を冷却するために供給する液体の量を減らすことができる。これにより、液体を循環させるポンプの容量を減らすことができ、液体による電動機のフリクション(摩擦)を下げることができる。
また、液体の液面高さをロータの下方に位置するように設定した。これにより、例えば、ステータとロータとのエアギャップ(隙間)に液体が浸入してフリクションが増えることを抑制できる。
さらに、コイルを液体に浸けることにより、コイルに液体を分配するための分配部を減らすことができる。
(3)前記コイルが配置された側において、かつ、前記コイルの近傍に液体ポンプ(例えば、実施形態のオイルポンプ67)の吸込口(例えば、実施形態の吸込口68)が設けられていてもよい。
この構成によれば、コイルが配置された側においてコイルの近傍に液体ポンプの吸込口を設けた。よって、コイルまで導かれた液体を吸込口まで円滑に導くことにより、液体をコイル周辺に滞留させないようにできる。これにより、電動機と液体とにおいて熱交換がおこなわれ、電動機を液体で良好に冷却できる。
(4)前記コイルに沿って前記吸込口まで液体が流れる流路(例えば、実施形態のケース流路75)を有してもよい。
この構成によれば、コイルに沿って吸込口まで液体が流れる流路を形成した。よって、コイルまで導かれた液体を吸込口まで流路を経て円滑に導くことができる。これにより、電動機と液体とにおいて熱交換がおこなわれ、電動機を液体で良好に冷却できる。
(5)前記ステータの外周側において周方向に間隔をあけて設けられ、かつ、前記電動機の回転軸(例えば、実施形態の回転軸35)に沿って延び、前記ステータに液体を導く複数の冷却パイプ(例えば、実施形態の冷却パイプ78)を備え、前記複数の冷却パイプから案内されて前記ステータを冷却した前記液体は前記流路に導かれてもよい。
この構成によれば、ステータの外周側において複数の冷却パイプを第1駆動軸に沿って延ばした。延ばした複数の冷却パイプでステータに液体を導くようにした。さらに、複数の冷却パイプから案内されてステータを冷却した液体を流路に導くようにした。これにより、ステータを冷却した液体を吸込口まで流路を経て円滑に導くことができ、電動機を効果的に冷却することができる。
本発明によれば、駆動源を減速機構よりも下方に配置した。これにより、駆動源を船体に対して十分に低く抑えることができる。
本発明に係る実施形態の船外機を示す断面図である。 図1のII部を拡大した断面図である。 図1のIII矢視方向からみた状態においてケースを想像線で示す底面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、Frは進行方向に対して前方、Rrは進行方向に対して後方を示す。以下、「進行方向に対する前方」を単に「前方」、「進行方向に対する後方」を単に「後方」ということがある。また、「進行方向に対する前後方向」を単に「前後方向」ということがある。
以下、実施形態の船外機10を第1ドライブシャフト26および第2ドライブシャフト27が概ね鉛直に向けて配置され、プロペラシャフト31が前後方向に向けて配置された基準姿勢に基づいて説明する。
図1に示すように、船外機10は、船体12の船尾13にスターンブラケット15を介して設けられ、船体12を推進させる推進装置である。
船外機10は、ケース21と、ドライブシャフトケース22と、ギヤケース23と、駆動モータ(駆動源、電動機)25と、第1ドライブシャフト(第1駆動軸)26と、第2ドライブシャフト(第2駆動軸)27と、減速機構28と、ベベルギヤ機構29と、プロペラシャフト(出力軸)31と、プロペラ32と、を備えている。
ケース21は、例えば、船体12の船尾13にスターンブラケット15を介して装着されている。より具体的には、船体12の船尾13にスターンブラケット15が固定され、スターンブラケット15にケース21が固定されている。ケース21は、スターンブラケット15のチルト軸16を介して上下方向に揺動可能に支持されている。ケース21には駆動モータ25および減速機構28が収納されている。
図1、図2に示すように、駆動モータ25は、後述するプロペラ32を回転させる動力源となる電動モータである。駆動モータ25は、例えば、回転軸35が上下方向を向いた状態で、いわゆる縦置きに配置されている。駆動モータ25は、ステータ36の内部にロータ37が回転可能に支持されている。
ステータ36は、ステータコア38にコイル39が設けられている。コイル39は、ステータコア38の上面38aから上方に上側のコイル39aが突出され、ステータコア38の下面38bから下方に下側のコイル39bが突出されている。以下、下側のコイル39bを単に「コイル39b」ということもある。
また、ロータ37は、例えば、上面37aがステータコア38の上面38aと概ね面一に配置され、下面37bがステータコア38の下面38bと概ね面一に配置されている。
ロータ37に回転軸35が支持され、回転軸35の上端部35aに第1ドライブシャフト26が同軸上に連結されている。第1ドライブシャフト26は、概ね鉛直に配置され、駆動モータ25からのトルクを減速機構28(後述する)に出力するシャフトである。
第1ドライブシャフト26に対して船体12の側(すなわち、前方側)に間隔をあけて第2ドライブシャフト27が平行に配置されている。第1ドライブシャフト26および第2ドライブシャフト27の上端部27aの間に減速機構28が配置されている。
減速機構28は、例えば、ドライブギヤ43と、アイドルギヤ44と、ドリブンギヤ45と、を備えている。
ドライブギヤ43は、第1ドライブシャフト26に同軸上に固定され、アイドルギヤ44に噛み合わされている。アイドルギヤ44は、アイドルシャフト46に同軸上に固定されている。アイドルシャフト46は、第1ドライブシャフト26および第2ドライブシャフト27の間において、各シャフト26,27に平行に配置された状態でケース21に回転自在に支持されている。アイドルギヤ44にはドリブンギヤ45が噛合わされている。
ドリブンギヤ45は、第2ドライブシャフト27の上端部27aに同軸上に固定されている。よって、第1ドライブシャフト26の回転を、ドライブギヤ43、アイドルギヤ44、およびドリブンギヤ45を介して第2ドライブシャフト27に伝達できる。換言すれば、第1ドライブシャフト26からのトルクを、ドライブギヤ43、アイドルギヤ44、およびドリブンギヤ45(すなわち、減速機構28)を介して第2ドライブシャフト27に伝達できる。
また、ドライブギヤ43とドリブンギヤ45との間にアイドルギヤ44が介在されることにより、ドライブギヤ43およびドリブンギヤ45の回転方向が同じ方向に設定されている。
また、ドライブギヤ43、アイドルギヤ44、およびドリブンギヤ45の各歯数は、第2ドライブシャフト27の回転数が第1ドライブシャフト26の回転数に対して減速するように設定されている。この状態において、駆動モータ25は、減速機構28よりも下方に配置されている。
駆動モータ25を減速機構28よりも下方に配置した理由については後で詳しく説明する。
図1に示すように、第2ドライブシャフト27は、概ね鉛直に配置され、ケース21からドライブシャフトケース22を経てギヤケース23の内部に延びている。第2ドライブシャフト27は、ギヤケース23の内部において下端部27bがベベルギヤ機構29に連結されている。
ベベルギヤ機構29は、入力側の第1ベベルギヤ51と、出力側の第2ベベルギヤ52と、を備えている。第1ベベルギヤ51は、第1ドライブシャフト26に同軸上に固定され、第2ベベルギヤ52に噛み合わされている。第2ベベルギヤ52は、プロペラシャフト31に同軸上に固定されている。ベベルギヤ機構29は、ギヤケース23に収納されている。ギヤケース23は、ドライブシャフトケース22に一体に固定されている。
プロペラシャフト31は、第1ドライブシャフト26に対して交差する方向で、かつ第2ベベルギヤ52から後方に向けて延びている。すなわち、プロペラシャフト31は、ベベルギヤ機構29を介して第1ドライブシャフト26に交差するように連結されている。プロペラシャフト31は、第2ベベルギヤ52に固定された基端部がギヤケース23に収納されている。
プロペラシャフト31は、第2ベベルギヤ52からプロペラホルダ54を経て後方に突出されている。プロペラホルダ54は、ギヤケース23に固定されている。プロペラホルダ54には、例えば、プロペラシャフト31の基端部が軸受55を介して回転自在に支持されている。プロペラシャフト31のうちプロペラホルダ54から後方に突出した部位31aに、推進用のプロペラ32が連結されて設けられている。プロペラ32は、プロペラシャフト31とともに回転するプロペラ筒部57に羽根58が設けられている。プロペラ筒部57は、プロペラホルダ54から後方へ水平に延びている。
船外機10によれば、駆動モータ25を駆動することにより、回転軸35の回転が第1ドライブシャフト26、減速機構28、第2ドライブシャフト27、ベベルギヤ機構29、およびプロペラシャフト31に伝達される。換言すれば、駆動モータ25を駆動することにより、回転軸35のトルクが第1ドライブシャフト26および減速機構28を介して第2ドライブシャフト27に伝達される。第2ドライブシャフト27に伝達されたトルクは、ベベルギヤ機構29を介してプロペラシャフト31に伝達される。
よって、プロペラシャフト31が回転することにより、プロペラ32を回転させて船体12が推進する。
ここで、図2に示すように、ケース21は、ロアケース61と、アッパケース62と、を備えている。ロアケース61およびアッパケース62は、複数のボルト63で固定されている。ロアケース61の底部61aには、例えば、駆動モータ25および減速機構28などを冷却、潤滑する油(液体)が蓄えられている。以下、冷却、潤滑用の油を、「冷却油」として説明する。
冷却油は、駆動状態において油面高さ(液面高さ)がH1からH2の範囲Hになるように設定されている。油面高さH1は、例えば、ロータ37の下方(例えば、ロータ37の下側のエンドプレート65)が冷却油に浸からない位置である。油面高さH2は、例えば、ステータ36の下部に設けられた下側のコイル39bの下端39cが冷却油に浸かる位置である。
すなわち、冷却油は、下側のコイル39bが浸かり、かつ、ロータ37の下方に位置する範囲Hに油面高さH1、H2が設定されている。よって、駆動モータ25を冷却するために供給する冷却油の量を減らすことができる。これにより、冷却油を循環させるオイルポンプ(液体ポンプ)67の容量を減らすことができ、冷却油による駆動モータ25のフリクション(摩擦)を下げることができる。
また、冷却油の油面高さH1、H2は、ロータ37の下方に位置するように設定されている。これにより、例えば、ステータ36とロータ37とのエアギャップ(隙間)に冷却油が浸入してフリクションが増えることを抑制できる。
さらに、コイル39bを冷却油に浸けることにより、コイル39bに冷却油を分配するための分配部を減らすことができる。
図2、図3に示すように、コイル39bが配置された側のロアケース61の底部61aには、オイルポンプ67の吸込口68が設けられている。さらに、オイルポンプ67の吸込口68は、コイル39bの近傍に設けられている。
ここで、吸込口68から吸い込まれた冷却油は、ストレーナ69を経てオイルポンプ67に導かれる。オイルポンプ67に導かれた冷却油は、オイルポンプ67を経て第1ドライブシャフト26のドライブシャフト流路72および回転軸35の回転軸流路73に矢印Aの如く導かれるとともに、後述する複数の冷却パイプ78に導かれる。
なお、ロアケース61の底部61aにおいてコイル39bの近傍に吸込口68を設ける理由については後で詳しく説明する。
また、ロアケース61の底部61aには、ケース流路(流路)75が形成されている。ケース流路75は、コイル39bに沿って吸込口68まで冷却油が流れる(導かれる)ように形成されている。具体的には、例えば、ケース流路75は、軸受76の周囲において、コイル39bに沿って環状に形成され、吸込口68に連通されている。
ケース流路75をコイル39bに沿って環状に形成して吸込口68に連通させた理由については後で詳しく説明する。
さらに、ステータコア38の外周側においてステータコア38の周方向に間隔をあけて複数の冷却パイプ78が設けられている。複数の冷却パイプ78は、駆動モータ25の回転軸35に沿って上下方向に延びている。オイルポンプ67に導かれたオイルは矢印Aに導かれるとともに複数の冷却パイプ78に矢印Bの如く導かれる。
複数の冷却パイプ78をステータコア38の周方向に間隔をあけて設けた理由については後で詳しく説明する。
以上説明したように、実施形態の船外機10によれば、図1に示すように、駆動モータ25は、減速機構28よりも下方に配置されている。よって、駆動モータ25(すなわち、船外機10)の高さを船体12(例えば、船尾13)に対して十分に低く抑えることできる。これにより、例えば、船外機10を船体12の側から目視できないようにして、船体12の後方における見栄えをすっきりさせることができる。また、船外機10の上部スペース80を有効活用できる。さらに、例えば、船体12の側からみて駆動モータ25を船尾13で仕切ることができる。これにより、駆動モータ25の駆動音を船尾13で遮ることにより低減できる。
図2、図3に示すように、ステータコア38の周方向には複数の冷却パイプ78が間隔をあけて設けられている。複数の冷却パイプ78は、オイルポンプ67から分配された冷却油をステータコア38の外周面38cに矢印Cの如く案内する。ステータコア38の外周面38cに案内された冷却油は、ステータコア38の外周面38cに沿って矢印Dの如く導かれ、ステータコア38(すなわち、ステータ36)などを冷却する。ステータ36を冷却した冷却油は、ロアケース61の底部61a(すなわち、ケース流路75)やコイル39bに矢印Eの如く導かれる。
これにより、ステータ36を冷却した冷却油を、ケース流路75を経て吸込口68まで円滑に導くことができ、駆動モータ25を効果的に冷却することができる。
さらに、ロアケース61の底部61aにおいてコイル39bの近傍に吸込口68が設けされている。よって、コイル39bまで導かれた冷却油を吸込口68まで矢印Fの如く円滑に導くことができる。これにより、冷却油をコイル39bの周辺に滞留させないようにできる。したがって、駆動モータ25と冷却油とにおいて熱交換がおこなわれ、駆動モータ25を冷却油で良好に冷却できる。
加えて、ケース流路75は、コイル39bに沿って環状に形成して吸込口68に連通されている。よって、コイル39bまで導かれた冷却油を吸込口68までケース流路75を経て矢印Fの如く円滑に導くことができる。これにより、駆動モータ25と冷却油とにおいて熱交換が一層良好におこなわれ、駆動モータ25を冷却油でより良好に冷却できる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 船外機
12 船体
25 駆動モータ(駆動源、電動機)
26 第1ドライブシャフト(第1駆動軸)
27 第2ドライブシャフト(第2駆動軸)
28 減速機構
31 プロペラシャフト(出力軸)
32 プロペラ
35 回転軸
36 ステータ
37 ロータ
38 ステータコア
38c 外周面
39 コイル
39b 下側のコイル
67 オイルポンプ(液体ポンプ)
68 吸込口
75 ケース流路(流路)
78 冷却パイプ
H 範囲
H1、H2 液面高さ

Claims (5)

  1. 駆動源でプロペラを回転させることにより船体を推進させる船外機において、
    前記駆動源からのトルクを出力する第1駆動軸と、
    前記第1駆動軸と平行に配置され、前記プロペラが連結される出力軸にトルクを伝達する第2駆動軸と、
    前記第1駆動軸および前記第2駆動軸の間に配置され、前記第1駆動軸からのトルクを前記第2駆動軸に伝達する減速機構と、を備え、
    前記駆動源は、前記減速機構よりも下方に配置されている、
    ことを特徴とする船外機。
  2. 前記駆動源は、縦置きに配置された電動機であり、
    前記電動機を冷却する液体の液面高さは、ステータの下部に設けられたコイルが浸かり、かつ、ロータの下方に位置する範囲に設定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. 前記コイルが配置された側において、かつ、前記コイルの近傍に液体ポンプの吸込口が設けられた、
    ことを特徴とする請求項2に記載の船外機。
  4. 前記コイルに沿って前記吸込口まで液体が流れる流路を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の船外機。
  5. 前記ステータの外周側において周方向に間隔をあけて設けられ、かつ、前記電動機の回転軸に沿って延び、前記ステータに液体を導く複数の冷却パイプを備え、
    前記複数の冷却パイプから案内されて前記ステータを冷却した前記液体は前記流路に導かれる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の船外機。
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