JP2022133952A - 納期管理システム、納期管理方法及びプログラム - Google Patents

納期管理システム、納期管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】歯科技工物の納期管理を効率的かつ低コストで実現する納期管理システム、納期管理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】歯科医院インターフェイス部110、データ管理部120及び歯科技工所インターフェイス部130を有する納期管理システム100において、歯科医院インターフェイス110は、技工物がセットされる患者の診療予約日の選択を受け付け、選択された診療予約日までに技工物を納品可能な1以上の技工所を抽出し、このうち発注先とする技工所の選択を受け付け、選択された診療予約日の予約情報を登録し、選択された技工所に対する指示情報を発行する。【選択図】図1

Description

本発明は納期管理システム、納期管理方法及びプログラムに関し、特に歯科技工所向けの指示書を正確かつ簡便に発行し、効率的かつ低コストの発注を実現する技術に関する。
従来より、歯科医院と歯科技工所との間の受発注は指示書を介して行われている。指示書は、歯科医院が発行する書面であって、例えば患者の氏名、技工物名及び技工物の仕様(使用材料や作成方法等に関する指示を含み得る)、発注元の歯科医院名、発注先の歯科技工所名等が記載される。一般に、歯科医院は既製の指示書用紙に必要事項を手書きで記入して指示書を作成する。
特許文献1には、複数の歯科医院と複数の歯科技工所との間で補綴物(上記技工物に相当)の受発注を行うことのできるコンピュータシステムが記載されている。
特開2016-071784号公報
特許文献1記載のシステムは、従来の書面ベースの受発注業務をコンピュータシステム化することにより、利便性を向上させるものである。しかしながら、特許文献1の記載のシステムは、従来の受発注業務が抱えていた種々の問題点を解決するものではない。
例えば、技工物の呼称は歯科医院や歯科技工所毎に異なることがあり、いわば方言のような様々な呼称を把握し使い分けながら指示書を作成する必要があった。また、技工物の作成費用や納期は歯科技工所毎に異なるところ、これらを比較しつつ適切な発注先を選択することは容易ではなかった。また、技工物の納期と患者のアポイント(診療予約日時)とは相互に関連するものでありながら、歯科医院では別々のシステムで管理しており、データ入力の二度手間や不整合が生じることがあった。さらに、紙の書面として指示書を作成することが法で義務付けられているため、特許文献1記載のシステムを利用したとしても、歯科医院は従来通り指示書を手書きで作成することを免れず、これに多大な手間と時間を要していた。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、歯科技工物の納期管理を効率的かつ低コストで実現することが可能な納期管理システム、納期管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
一実施の形態によれば、納期管理システムは、技工物がセットされる患者の診療予約日の選択を受け付け、選択された前記診療予約日までに前記技工物を納品可能な1以上の技工所を抽出し、このうち発注先とする前記技工所の選択を受け付け、選択された前記診療予約日の予約情報を登録し、選択された前記技工所に対する指示情報を発行する歯科医院インターフェイスを有する。
一実施の形態によれば、納期管理システムの前記歯科医院インターフェイスは、前記技工所の営業日、前記歯科医院の営業日、及び前記技工物の種類毎に設定された納期情報に基づいて、前記技工物を納品可能な前記技工所を抽出する。
一実施の形態によれば、納期管理システムは、前記技工所の営業日の設定と、前記技工物の種類毎の納期を含む納期情報の設定とを受け付ける歯科技工所インターフェイスをさらに有する。
一実施の形態によれば、納期管理システムの前記歯科技工所インターフェイスは、前記指示情報が発行されたことを通知する。
一実施の形態によれば、納期管理システムの前記歯科医院インターフェイスは、前記歯科医院の営業日の設定を受け付ける。
一実施の形態によれば、納期管理方法は、技工物がセットされる患者の診療予約日の選択を受け付けるステップ、選択された前記診療予約日までに前記技工物を納品可能な1以上の技工所を抽出し、このうち発注先とする前記技工所の選択を受け付けるステップ、選択された前記診療予約日の予約情報を登録するステップ、選択された前記技工所に対する指示情報を発行するステップを含む。
一実施の形態によれば、プログラムは、上記方法をコンピュータに実行させる。
本発明により、歯科技工物の納期管理を効率的かつ低コストで実現することが可能な納期管理システム、納期管理方法及びプログラムを提供することができる。
納期管理システム100の機能構成を示すブロック図である。 納期管理システム100の動作を示すフローチャートである。 歯科医院インターフェイス部110が表示するトップ画面の一例である。 設定画面の一例である。 設定画面の一例である。 設定画面の一例である。 技工物選択画面の一例である。 納期及び診療予約可能日一覧画面の一例である。 セット日選択画面の一例である。 詳細入力画面の一例である。 指示書発行画面の一例である。 歯科技工所インターフェイス部130が表示するトップ画面の一例である。 設定画面の一例である。 設定画面の一例である。 設定画面の一例である。 納期設定画面の一例である。 納期設定画面の一例である。 納期設定画面の一例である。 取引条件設定画面の一例である。 取引条件設定画面の一例である。 受注状況一覧表示画面の一例である。 受注技工物一覧表示画面の一例である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。まず、図1のブロック図を用いて、本発明の実施の形態にかかる納期管理システム100の構成について説明する。
納期管理システム100は、歯科医院インターフェイス部110、データ管理部120、歯科技工所インターフェイス部130を有する。納期管理システム100は、典型的には中央処理装置(CPU)が記憶装置から読み出したプログラムを実行することにより、歯科医院インターフェイス部110、データ管理部120、歯科技工所インターフェイス部130等の処理部を論理的に実現する情報処理装置である。納期管理システム100を実現するためのハードウェア構成は種々考えられる。例えば、これらの処理部は全て1又は複数のサーバ上に実装され、サーバはデータ管理部120を備えるとともに、歯科医院及び歯科技工所それぞれの端末装置からリモートアクセスされた際に、歯科医院インターフェイス部110及び歯科技工所インターフェイス部130の機能をオンラインアプリケーションとして提供するよう構成しても良い。あるいは、歯科医院インターフェイス部110及び歯科技工所インターフェイス部130の機能が歯科医院及び歯科技工所の端末装置上にそれぞれローカルアプリケーションとして実装され、サーバとこれらの端末装置とが互いに通信可能に接続されることにより納期管理システム100が実現されても良い。
歯科医院インターフェイス部110は、歯科医院向けに、歯科技工所への発注(指示書発行)機能、患者の予約管理(アポイント帳。以下、アポ帳という)機能等を提供する。
データ管理部120は、指示書やアポ帳に関するデータをはじめ、歯科医院インターフェイス部110又は歯科技工所インターフェイス部130から入力される種々のデータを保存する。
データ管理部120は、歯科医院インターフェイス部110により作成された指示書データに対し一意の識別子(指示書IDと称する)を発行し、指示書IDと指示書データとを関連付けて保存することが好ましい。さらに好ましくは、指示書IDは、レセプトデータの識別子(レセプトIDと称する)、患者データの識別子(患者IDと称する)、又はカルテデータの識別子(カルテIDと称する)のうち少なくともいずれか1つと関連付けられる。レセプトデータは、診療報酬の明細データであって、典型的にはレセプトコンピュータにより作成され、レセプトIDが付されて所定の記憶領域に保存される。指示書IDとレセプトIDとが関連付けられることにより、例えばレセプトデータを起点として、当該レセプトに関連する指示書データを検索したり、指示書データを起点として、当該指示書に関連するレセプトデータを検索したりすることが可能となる。患者データ、カルテデータについても、患者ID及びカルテIDと、指示書IDとをそれぞれ関連付けることで、同様の効果を得ることができる。上述の関連付けを行う方法は種々考えられる。例えば歯科医院インターフェイス部110が、指示書データを作成する際、関連するレセプトID、患者ID又はカルテIDを指示書データに含ませても良い。又はデータ管理部120が、指示書IDと、関連するレセプトID、患者ID又はカルテIDとの対応関係を示すテーブル等を作成しても良い。あるいは、レセプトコンピュータ等が当該テーブルを作成しても良い。
歯科技工所インターフェイス部130は、歯科技工所向けに、歯科医院からの受注に関する機能等を提供する。
次に、図2のフローチャートを用いて、納期管理システム100の動作の一例について説明する。
<歯科医院側処理フロー>
S100:事前設定
歯科医院インターフェイス部110は、歯科医院の基本情報、営業日等を設定するためのインターフェイスを提供する。これらの設定は、歯科技工所に対する発注業務の実施に先立って行われる。
図3は、歯科医院インターフェイス部110が表示するトップ画面の一例である。トップ画面において「設定」が選択されると、歯科医院インターフェイス部110は種々の設定画面を表示する。
図4の設定画面は、歯科医院の基本情報、例えば法人名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等の入力を受け付ける。入力された基本情報は、典型的にはデータ管理部120に格納される。
図5及び図6の設定画面は、歯科医院の営業日の設定を受け付ける。図5では、所定の曜日を営業日(診療日)又は休業日(休診日)のいずれにするか設定できる。この例では各曜日のトグルスイッチをONにすることで営業日、OFFにすることで休業日と設定できる。図6では、図5では設定できない不定期な営業日及び休業日を設定できる。この例ではカレンダー上で任意の日付を選択することで、当該日付を営業日又は休業日に変更することができる。設定した営業日及び休業日は、典型的にはデータ管理部120に格納される。
S101:技工物選択
歯科医院インターフェイス部110は、歯科技工物の製作を歯科技工所に発注するための各種情報の入力を受け付ける。
図3のトップ画面において「納期カレンダー」が選択されると、歯科医院インターフェイス部110は技工物選択画面を表示する。
技工物の種類は多様である。そこで技工物選択画面では、例えば分類等を頼りにして技工物を絞り込むことにより、ユーザが所望の技工物を選択できるよう誘導する機能を提供できる。例えば図7の技工物選択画面では、まず大分類として診療種別(例えば保険架工、自費架工、保険義歯、自費義歯、インプラント、マウスピース、矯正、小児など)をユーザに選択させる。
いずれかの診療種別が選択されたなら、次にカテゴリをユーザに選択させる。例えば、診療種別「保険架工」が選択された場合は、中分類として保険架工に属するカテゴリ(例えばインレー、クラウン、ブリッジ、コア、レジン系、前装冠、前装ブリッジ、CAD/CAM冠など)をユーザに選択させる。
いずれかのカテゴリが選択されたなら、次に技工物をユーザに選択させる。例えば、カテゴリ「インレー」が選択された場合は、小分類としてインレーに属する技工物(例えば単純インレー、複雑インレー、MODインレー、アンレー、ポストインレー、ポストアンレーなど)をユーザに選択させる。
また、技工物に関する用語には専門的なものが多く、知識の乏しい者にとって理解が難しいことがある。そこで図7の技工物選択画面は、技工物の選択を容易に行うための補助機能を備えている。この例では、まず、カテゴリや技工物を選択するためのボタンに、技工物の典型的な外形を模したアイコンを表示している。これにより、技工物のカテゴリや名称を正しく記憶していなくても、アイコンを頼りにあたりをつけながら探索していくことができる。また、カテゴリや技工物を選択するためのボタンに、説明を表示するための「?」マーク(以下、ヘルプ表示マークという)を設けている。ヘルプ表示マークが選択されると、歯科医院インターフェイス部110は、該当する技工物に関する説明や、よく用いられる別名等を表示する。例えば、ユーザが技工物「単純インレー」のボタンに設けられたヘルプ表示マークを選択すると、歯科医院インターフェイス部110は「メタルで製作した詰め物。別名:インレー/In/MC/Inlay/Man/CK」といった情報をポップアップ等で画面表示する。これにより、歯科技工に関する詳しい知識がないユーザであっても、ヘルプ表示を参考にして学習しながら発注業務を進めることができる。例えば、歯科医院の事務員等が歯科医師の指示のもとで発注の実務を行う際、事務員等は歯科医師の指示と発注内容とに齟齬がないことを確認しながら作業を進めることができるので、業務の正確性を担保しつつ効率も向上させることが可能である。
技工物選択画面では、大分類、中分類や技工物を複数選択可能としても良い。また、選択された技工物について、発注数量を指定するための機能を設けても良い。技工物選択が完了したならば、すなわち図7の例では「納期を確認する」ボタンが選択されたならば、次の納期確認ステップに遷移する。
S102:納期確認
歯科医院インターフェイス部110は、技工物選択ステップにおいて選択された技工物の納期を画面表示する。
図8は、選択された技工物を納品可能な技工所や、当該技工所の納期(納品日)を一覧表示した画面の例である。画面の左欄では、技工所名と納期とをリスト形式で表示している。画面の右欄では、納期をカレンダー内に表示している。
技工物の納期は、技工所毎に予め設定された納期情報と、当該技工所及び発注者たる歯科医院の営業日と、に基づいて計算される。選択された技工物を納品できる技工所が複数ある場合は、技工所毎に納期を計算する。
納期情報とは、技工物の発注日から納品日までの日数を各技工所が予め定義した情報である。納期情報は、例えば技工物Aの納期は発注日から「中N日」である、といった形で定義される。中N日とは、発注日と納品日との間にN日間の製作日数が必要という意味である。製作日数は、技工所の営業日に基づいて計算される。例えば納期が中1日であれば、本日発注された技工物の納品日は、技工所の1営業日を挟んだ翌日、すなわち技工所の2営業日後となる。納期情報は、典型的にはデータ管理部120に格納される。
納期は、基本的には技工物に対して設定される。但しこれに限定されるものでなく、例えば技工物の分類(診療種別、カテゴリ等)に対応する納期が包括的に設定されても良い。また、技工物の組合せや技工物の分類の組合せについて、特別な納期が設定されても良い。
技工所及び歯科医院の営業日とは、暦日のうち、技工所及び歯科医院毎に予め設定された非営業日を除いた日をいう。非営業日には、例えば法定の休日及び祝日のほか、技工所及び歯科医院が任意に定めた休業日が含まれる。営業日は、上述のように、歯科医院インターフェイス部110が製作日数を計算する際に使用される。加えて、納品日を決定する際にも営業日を使用できる。例えば、発注日に製作日数+1日を加算した日が通常は納品日となるが、その日が技工所又は歯科医院の営業日でない場合には、歯科医院インターフェイス部110は、その直後の技工所及び歯科医院の営業日を納品日とする。各技工所及び歯科医院の営業日に関する情報は、典型的にはデータ管理部120に格納される。営業日の登録方法については後述する。
図8の画面例では、納期とともに、アポ帳の内容をカレンダー内に表示している。アポ帳とは、患者の診療予約に関する情報(例えば患者名、予約日時、予定されている診療内容など)を記録した情報であり、典型的にはデータ管理部120に格納されている。歯科医院インターフェイス部110は、アポ帳を読み出すことで各日の診療予約の空き状況(例えばAM空き:10件、PM空き:12件など)を算出し、カレンダー内に表示する。
ユーザ(歯科医院の事務員など)は、次回の診療で技工物のセットが必要な患者がいる場合に、技工所への技工物の発注作業と、アポ帳への次回診療日の登録作業と、を図8の画面上で同時に進めることができる。ユーザはカレンダーを参照して、歯科医院の営業日のうち、患者が来院可能であって、診療予約の空きがあり、かつ技工物の納期よりも遅い日付をカレンダーから1つ選択する。日付を選択すると、セット日選択画面に遷移する。
S103:セット日選択
歯科医院インターフェイス部110は、歯科技工物のセット日の登録を受け付ける。
図9のセット日選択画面において、歯科医院インターフェイス部110は、患者に技工物をセットする日付(セット日)の登録を受け付ける。また、技工所に対し技工物の発注を行う。
この例では、画面左側に、選択したセット日までに納品可能な技工所が一覧表示されている。ここから技工物の発注先となる技工所を1つ選択する。技工所を選択すると有効化される「技工物回収を予約する」ボタンを選択すると、指示書発行画面に遷移する(ステップS104)。
画面右側には、担当医毎の診療予約状況がカレンダー形式で表示されている。セット美を登録したい場合は、カレンダー上で予約のないマスを選択する。これにより図10の詳細入力画面が表示され、診療日時(初期値はカレンダーで選択した日時)、患者番号、患者名、診療メニュー、担当医(初期値はカレンダーで選択した担当医)、発注先技工所(初期値は画面左側で選択した技工所)等の詳細な予約情報の入力及び編集が可能となる。「予約確定」を選択すると、入力した情報がアポ帳に登録される。
S104:指示書発行
図11の指示書発行画面では、指示書の発行指示を受け付ける。この例では、画面左側に指示書のプレビューが従来の紙の指示書を模した形式で表示されている。
画面右側では指示書に含まれる項目の入力及び編集が可能である。項目の初期値として、入力項目は、典型的には技工物名、数量、納期又はセット日、歯科医院名、患者名等の情報を含む。歯科医院インターフェイス部110は、上述の一連の処理で入力された情報をこれらの項目の初期値として設定する。歯科医院インターフェイス部110は、入力された情報をデータ管理部120の所定の記憶領域内に格納することで、指示書を発行する。
データ管理部120は、歯科医院インターフェイス部110により指示書が発行されると、指示書を一意に識別するための識別子、すなわち指示書IDを生成し、指示書と指示書IDとを対応づけて記憶する。
S105:指示書印刷
図11の指示書発行画面で指示書印刷ボタンが押下されると、歯科医院インターフェイス部110は、指示書の印刷指示をプリンタ等に対し出力する。好ましくは、指示書発行画面のプレビューと略同様のフォーマットで印刷を行う。この際、指示書ID、指示書IDに対応する他の識別子、又は指示書IDや上記識別子をエンコードしたバーコード等を指示書に印刷することが好ましい。印刷された指示書は、通常、患者の口腔内を型取りした歯科模型とともに歯科技工所へ送られる。また、歯科医院インターフェイス部110は、上記指示書IDや上記識別子を他の任意の手段により歯科技工所に通知しても良い。
<歯科技工所側処理フロー>
図12は、歯科技工所インターフェイス部130が表示するトップ画面の一例である。トップ画面において「設定」が選択されるとステップS1071に遷移し、「ターミナル」が選択されるとステップS1072に遷移する。
S1071:事前設定
歯科技工所インターフェイス部130は、歯科技工所の基本情報、営業日、納期、取引先(すなわち歯科医院)毎の取引条件を設定するためのインターフェイスを提供する。これらの設定は、歯科医院との受発注業務に先立って行われる。
図13の設定画面は、歯科技工所の基本情報、例えば技工所名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等の入力を受け付ける。入力された基本情報は、典型的にはデータ管理部120に格納される。
図14及び図15の設定画面は、歯科技工所の営業日の設定を受け付ける。図14では、所定の曜日を営業日又は休業日のいずれにするか設定できる。この例では各曜日のトグルスイッチをONにすることで営業日、OFFにすることで休業日と設定できる。図15では、図14では設定できない不定期な営業日及び休業日を設定できる。この例ではカレンダー上で任意の日付を選択することで、当該日付を営業日又は休業日に変更することができる。設定した営業日及び休業日は、典型的にはデータ管理部120に格納される。
図16乃至図18は、納期を設定する画面である。ここで設定された内容は上述の納期情報として、典型的にはデータ管理部120に格納される。
図16の画面では、納期計算の基準時刻を設定できる。すなわち、ここで設定した時刻までは当日から納期が起算され、設定時刻以降は翌日から納期が起算される。また図16では、技工物の大分類(例えば保険架工、自費架工、保険義歯、自費義歯、インプラント、マウスピース、矯正、小児など)ごとに取扱の有無、すなわち技工物の製作を受注するかどうかを設定できる。この例では、トグルスイッチを切り替えることにより設定を行うことが可能となっている。
図17の画面では、図16で設定された大分類の下位カテゴリについて、それぞれ納期を設定できる。この例では、保険架工(大分類)に属する中分類(例えばインレー、クラウン、ブリッジ、コア、レジン系、前装冠、前装ブリッジ、CAD/CAM冠など)のそれぞれについて、取扱いの有無、通常納期、急ぎ納期、急ぎ割増料金等の項目を設定できる。すなわち通常、急ぎの2種類の納期を設定し、それぞれに対し異なる料金を設定できる。この例では、急ぎ納期の場合の料金を、予め設定されている通常料金に対する割増率という形で設定できる。さらに、中分類の下位カテゴリにあたる小分類についてもそれぞれ独自の納期を設定できる。例えばインレー(中分類)に属する小分類(例えば単純インレー、複雑インレー、MODインレー、アンレー、ポストインレー、ポストアンレーなど)のそれぞれについて、取扱いの有無、通常納期、急ぎ納期、急ぎ割増料金等の項目を設定できる。なお、特に設定を変更しない限り、下位カテゴリの納期は、上位カテゴリの納期がデフォルト値となる。
図18の画面では、複数の技工物が同時に発注された場合に適用される、納期の特例を設定できる。この例では、技工物の大分類の組み合わせ毎に納期を設定できる。例えば、保険架工の技工物と保険架工の技工物とを同時発注する場合の納期、保険架工の技工物と自費架工の技工物とを同時発注する場合の納期などをそれぞれ設定可能である。ここで設定された技工物の組み合わせとその納期は、図17で設定された標準的な納期に優先する特別ルールとして扱われる。
図19及び図20は、取引先(すなわち歯科医院)毎の取引条件を設定する画面である。この例では、グループ、納期計算の基準時刻、宅配便対応の有無、個別納期対応の有無を取引先毎に設定できる。グループとは、技工所が製作した技工物を配送する際のルート、すなわち一度の配送で巡回する取引先の集合を示す。納期計算の基準時刻は、図16で設定された標準的な基準時刻に優先する特別ルールとして扱われる。すなわち、図19で基準時刻が設定された取引先については図19で設定された特別な基準時刻、それ以外の取引先については図16で設定された標準的な基準時刻が適用される。宅配便対応は、技工物を直接配送する代わりに宅配便を利用することの可否を設定するための項目である。個別納期対応は、取引先毎に特別な納期を設定するための項目である。ここで設定された納期は、特定の取引先に対しては、図5及び図7で設定された納期に優先する特別ルールとして扱われる。
S1072:発注通知
図21は、受注状況の一覧表示画面である。この例では複数の取引先がタイル状に表示されている。画面上部のA,B,C...等はグループを示し、ここで選択したグループに含まれる取引先のタイルが画面下部で着色表示される。タイル左上の数字は受注件数(当該取引先により発行済み指示書の数)、右上のバッジは受注件数のうち急ぎ納期が指示されているものの件数を示している。受注件数及び新規受注件数は、取引先である歯科医院が技工所に対し指示書を発行する毎に加算され、技工所が歯科医院に対し技工物を納品する毎に減少する。このように、納期管理システム100においては、歯科医院側が指示書を発行するとそれが技工所側に即座に通知されるので、タイムラグが極めて少ないスムーズな受発注が可能である。
S1073:指示書参照
図21において歯科医院を選択すると、図22の受注技工物一覧表示画面が表示される。ここでは、選択した歯科医院により発注された技工物が一覧表示される。一覧から技工物を選択すると、その技工物に対応する指示書が表示される。
歯科技工所インターフェイス部130は、指示書に紐づく各種情報を入力及び編集するための機能を提供しても良い。例えば、歯科技工所インターフェイス部130は「未着手」「作成中」「納品可能」「納品済」等のステータスを設定するためのボタン等や、歯科医院との間でメッセージを送受信するためのチャット機能等を提供することができる。これにより、歯科医院に対し製作の進捗状況を報告したり、確認又は連絡事項等を知らせたりすることができる。また、歯科技工所インターフェイス部130は、使用した材料名、使用量等の情報の入力を受け付ける使用材料記入画面を提供しても良い。歯科技工所インターフェイス部130は、ここで入力された情報を、指示書(指示書ID)に関連づけてデータ管理部120に記憶させる。
S108:納品書発行
歯科技工所インターフェイス部130は、図11の指示書発行画面と同様に、納品書の発行機能を提供しても良い。納品書発行画面には、納品書プレビュー機能や納品書に含まれる項目の入力及び編集機能が含まれうる。通常、納品書は特定の指示書に対応する書類として作成されるため、対応する指示書を指定するためのインターフェイスを提供することもできる。納品書は、例えば指示書の記載項目と同様の項目のほか、納品日、使用した材料名、使用量等の情報を含む。歯科技工所インターフェイス部130は、これらの情報を指示書(指示書ID)に関連づけてデータ管理部120に格納することにより、納品書を発行する。
データ管理部120は、歯科技工所インターフェイス部130により納品書が発行されると、納品書を一意に識別するための識別子、すなわち納品書IDを生成し、納品書と納品書IDとを対応づけて記憶する。
S109:納品書印刷
歯科技工所インターフェイス部130は、納品書を印刷する機能を提供しても良い。例えば、納品書発行画面で納品書印刷ボタンが押下されると、歯科技工所インターフェイス部130は、納品書の印刷指示をプリンタ等に対し出力する。好ましくは、納品書発行画面のプレビューと略同様のフォーマットで印刷を行う。この際、納品書ID、納品書IDに対応する他の識別子、又は納品書IDや上記識別子をエンコードしたバーコード等を指示書に印刷することが好ましい。印刷された納品書は、通常、技工物とともに歯科医院へ送られる。また、歯科技工所インターフェイス部130は、上記納品書IDや上記識別子を他の任意の手段により歯科医院に通知しても良い。
従来、技工物の作成費用や納期は歯科技工所毎、技工物毎に異なり、人手による技工物の発注は熟練を要する作業であったところ、本実施の形態にかかる納期管理システム100によれば、歯科医院は技工物の製作料金と納期とを容易に比較することができるので、適切な技工所に技工物を簡便に発注することが可能である。
また、本実施の形態によれば、歯科医院、技工所、患者の3者の都合が合致する納期及びセット日を、カレンダー形式のインターフェイス等を用いたひとつづきの処理によりスムーズに決定できる。これにより、従来別々のシステムで行われていた、技工所に対する指示書発行や、歯科医院でのアポ帳(予約台帳)の参照及び登録といった複数の種類の業務を、ユーザにとって自然な形で一気通貫に実施できる。
また、本実施の形態によれば、技工物選択画面にヘルプ機能を備えることにより、技工物の内容や別名に詳しくない担当者であっても、自ら学習しながら正確な発注を行うことができる。
また、本発明を構成する各処理手段は、ハードウェアにより構成されるものであってもよく、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより論理的に実現するものであってもよい。この場合、コンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
100 納期管理システム
110 歯科医院インターフェイス部
120 データ管理部
130 歯科技工所インターフェイス部

Claims (7)

  1. 技工物がセットされる患者の診療予約日の選択を受け付け、
    選択された前記診療予約日までに前記技工物を納品可能な1以上の技工所を抽出し、このうち発注先とする前記技工所の選択を受け付け、
    選択された前記診療予約日の予約情報を登録し、
    選択された前記技工所に対する指示情報を発行する歯科医院インターフェイスを有する
    納期管理システム。
  2. 前記歯科医院インターフェイスは、前記技工所の営業日、前記歯科医院の営業日、及び前記技工物の種類毎に設定された納期情報に基づいて、前記技工物を納品可能な前記技工所を抽出する
    請求項1の納期管理システム。
  3. 前記技工所の営業日の設定と、前記技工物の種類毎の納期を含む納期情報の設定とを受け付ける歯科技工所インターフェイスをさらに有する
    請求項2記載の納期管理システム。
  4. 前記歯科技工所インターフェイスは、前記指示情報が発行されたことを通知する
    請求項1の納期管理システム。
  5. 前記歯科医院インターフェイスは、前記歯科医院の営業日の設定を受け付ける
    請求項2記載の納期管理システム。
  6. 技工物がセットされる患者の診療予約日の選択を受け付けるステップ、
    選択された前記診療予約日までに前記技工物を納品可能な1以上の技工所を抽出し、このうち発注先とする前記技工所の選択を受け付けるステップ、
    選択された前記診療予約日の予約情報を登録するステップ、
    選択された前記技工所に対する指示情報を発行するステップを含む
    納期管理方法。
  7. 請求項6記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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