JP6441419B1 - 歯科技工物web受発注システム、歯科技工物のweb受発注方法 - Google Patents

歯科技工物web受発注システム、歯科技工物のweb受発注方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6441419B1
JP6441419B1 JP2017139532A JP2017139532A JP6441419B1 JP 6441419 B1 JP6441419 B1 JP 6441419B1 JP 2017139532 A JP2017139532 A JP 2017139532A JP 2017139532 A JP2017139532 A JP 2017139532A JP 6441419 B1 JP6441419 B1 JP 6441419B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dental
information
terminal device
processing
ordering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017139532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019021075A (ja
Inventor
山下 大輔
大輔 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakin Co Ltd
Original Assignee
Yamakin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamakin Co Ltd filed Critical Yamakin Co Ltd
Priority to JP2017139532A priority Critical patent/JP6441419B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6441419B1 publication Critical patent/JP6441419B1/ja
Publication of JP2019021075A publication Critical patent/JP2019021075A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】本発明の課題は、歯科医院、歯科技工所等のユーザーと、デジタル加工拠点との間で、簡便かつ効率的に受発注が可能となるWEB受発注システムを提供することである。
【解決手段】歯科技工物を発注するユーザー端末装置1と、歯科技工物の加工を受注する加工拠点端末装置3と、サーバー装置2とを備えた、歯科技工物のWEB受発注システムであって、
前記ユーザー端末装置1は、歯科技工物の発注情報を入力する発注情報入力部11等を備え、
前記サーバー装置2は、発注情報から、歯科技工指示書を作成する歯科技工指示書作成部22等を備え、前記加工拠点端末装置3は、前記歯科技工指示書に基いて歯科技工物の各加工工程の情報を入力する加工工程情報入力部S3-5等を備えることを特徴とする、歯科技工物のWEB受発注システム。
【選択図】図5

Description

本発明は歯科技工物WEB受発注システムに関する。
歯科技工物の作製を担う歯科技工士は、年々減少し続けており、歯科医療技術の維持が近い将来困難になることが予想されている。そこで、このような人手不足解消を目的の1つとして、近年、歯科の分野において、3Dカメラ、CTスキャナー、CAD/CAM(Computer-Aided Design/Computer-Aided Manufacturing)装置等のデジタル化装置が普及してきており、これらデジタル化技術を活かして、コンピューターの画面上で歯科技工物を設計し、CAD/CAM装置で歯科技工物(以下、「CAD/CAM歯科技工物」ということもある。)を作製することが行われている(特許文献1)。
しかしながら、CAD/CAM装置は、高価な機器であるため、通常、歯科技工所は所有しておらず、大規模なデジタル加工拠点(又は加工センター)と呼ばれるCAD/CAM装置を備えた施設(以下、「加工拠点」ということもある。)又は歯科材料メーカーの一部が所有しているにすぎない。
ところで、歯科医院が、歯科技工物の作製を歯科技工所又は加工拠点に依頼する際、歯科医師は、歯科技工指示書を作成及び管理し、一方、歯科技工所又は加工拠点は、歯科技工録を作成及び管理することが法律で義務付けられている。
歯科技工物は、通常、歯科医院が歯科技工所に発注し、歯科技工所が作製するが、歯科技工所が上記CAD/CAM装置を完備していない場合、歯科医院は、CAD/CAM歯科技工物を製造できる歯科技工所を探すか、又は、歯科技工所が上記加工拠点にさらに発注し、加工拠点がCAD/CAM歯科技工物を作製し、作製したCAD/CAM歯科技工物を歯科技工所又は歯科医院に納品する方法が行われている。
具体的に、CAD/CAM歯科技工物を加工拠点に発注する方法としては、例えば、歯科医院が紙媒体の歯科技工指示書と共に歯科模型を歯科技工所に送付し、歯科技工所がCAD/CAM歯科技工物を作製できない場合、歯科技工所は、この歯科技工指示書と共に歯科模型を加工拠点に送付する方法;歯科医院又は歯科技工所でCADデータを作成できる場合は、このCADデータと共に歯科技工指示書をメールで加工拠点に送付する方法等が取られている。
一方、加工拠点では、発注された歯科技工物ごとに紙媒体又は電子データの歯科技工指示書を印刷し、歯科技工指示書に記載されている発注情報を、加工拠点側の端末でも再度入力し、データベース化している。そして、加工拠点では、各CAD/CAM歯科技工物の受注書を作成し、紙書類として印刷した後、加工拠点において、CAD/CAM歯科技工物の各加工作業を進めていくことになる。
しかしながら、現状の発注方法では、歯科医院及び歯科技工所において、歯科技工指示書の様式、管理媒体の種類(紙又は電子データ)等が統一されておらず、データの一元管理もできていないことから、この加工拠点の端末において、歯科技工指示書の発注情報を入力するのに時間を要し、また、入力ミスが多発するという問題点があった(図4参照)。
そこで、例えば、歯科技工所向けに、スタンドアロンや事業所ネットワーク内で利用される歯科技工物の受注販売管理ソフトは販売されているが、これらのソフトは、単に、納品書、請求書、及び入金を管理するためのものにすぎなかった。
また、特許文献2には、複数の歯科医院と複数の歯科技工所との間で受発注を行うことができる歯科用補綴物受発注システムが開示されている。しかし、このシステムは、歯科医院が、新たな取引先の歯科技工所を探す時に便利であるというだけであって、複数の歯科医院と複数の歯科技工所との間で受発注を行うことができるシステムにすぎなかった。
これまでに、歯科医院、歯科技工所等のユーザーと加工拠点とを結ぶ一気通貫したWEBによる受発注システムは全くなかった。
特開2012−024396号公報 特開2016−071784号公報
本発明の課題は、歯科医院、歯科技工所等のユーザーと、歯科技工物を加工する加工拠点との間で、人的ミスを無くし、簡便かつ効率的に受発注が可能となるWEB受発注システムを提供することである。
より具体的に、本発明の課題は、発注方法及び管理媒体の統一、データの一元管理、情報の見える化、全体的な作業改善、及びデータの二次利用ができる一気通貫した歯科技工物のWEB受発注システムを提供することである。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、歯科技工物を発注するユーザー端末装置と、歯科技工物を加工する加工拠点端末装置と、サーバー装置とを備えた、下記の歯科技工物WEB受発注システムによって、前記課題を解決できることを見出した。本発明は、このような知見に基づき完成されたものである。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
項1.
歯科技工物を発注するユーザー端末装置と、
歯科技工物の加工を受注する加工拠点端末装置と、
サーバー装置とを備えた、歯科技工物のWEB受発注システムであって、
前記ユーザー端末装置は、歯科技工物の発注情報を入力する発注情報入力部と、
前記発注情報をサーバー装置へ送信する発注情報送信部とを備え、
前記サーバー装置は、前記発注情報を格納する発注情報記憶部と、
前記発注情報記憶部に格納された発注情報から、歯科技工指示書を作成する歯科技工指示書作成部と、
前記歯科技工指示書を加工拠点端末装置へ送信する歯科技工指示書送信部とを備え、
前記加工拠点端末装置は、前記歯科技工指示書に基いて歯科技工物の加工工程の情報を入力する加工工程情報入力部と、
前記加工工程の情報を前記サーバー装置へ送信する加工工程情報送信部とを備え、
前記サーバー装置は、前記加工工程情報を格納する加工工程情報記憶部と、
前記加工工程情報記憶部に格納された加工工程情報から、歯科技工録を作成する歯科技工録作成部とを備えることを特徴とする、歯科技工物のWEB受発注システム。
項2.
前記ユーザー端末装置が、歯科医院、及び/又は歯科技工所の端末装置である、項1に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
項3.
前記加工拠点が、CAD/CAM装置を備えている、項1又は2に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
項4.
前記発注情報が、患者情報、歯科医院情報、歯科技工物の設計情報、及び材料情報からなる群より選ばれる少なくとも1つの情報である、項1〜3の何れか一項に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
項5.
前記材料が、ジルコニア、ナノジルコニア、レジンブロック、レジンディスク、チタン、又はコバルトである、項4に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
項6.
前記歯科技工録作成部は、材料の種類が異なるごとに、異なる歯科技工録が作成できる、項4又は5に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
項7.
前記サーバー装置に蓄積されている前記発注情報は、臨床における技術的サポート、事業化の支援プラン提示、統計出力、臨床事例レポート、及び歯列データバンクサービスからなる群より選ばれる少なくとも1つ含む二次的利用サービスに用いることができる、項1〜6の何れか一項に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
項8.
歯科技工物の発注情報をユーザー端末装置に入力する発注情報入力ステップと、
入力された前記発注情報をサーバー装置へ送信する発注情報送信ステップと、
前記発注情報を前記サーバー装置に格納する発注情報記憶ステップと、
格納された発注情報から、歯科技工指示書を作成する歯科技工指示書作成ステップと、
前記歯科技工指示書を加工拠点端末装置へ送信する歯科技工指示書送信ステップと、
前記歯科技工指示書に基いて歯科技工物の各加工工程の情報を前記加工拠点端末装置に入力する加工工程情報入力ステップと、
前記加工工程情報をサーバー装置へ送信する加工工程情報送信ステップと、
前記加工工程情報をサーバー装置に格納する加工工程情報記憶ステップと、
格納された前記加工工程情報から、歯科技工録を作成する歯科技工録作成ステップとを備える、歯科技工物のWEB受発注方法。
本発明によれば、歯科医院、歯科技工所等のユーザー端末装置と、加工拠点端末装置とを結ぶ一気通貫した歯科技工物のWEB受発注システムを提供できる。さらに、本発明のWEB受発注システムは、歯科医院、歯科技工所、及び加工拠点だけでなく、患者、歯科材料メーカー、歯科材料販売業者(ディーラー)、配送業者といったステークホルダを有機的に結び付けることが可能であり、しかも、各ステークホルダ間でリアルタイムに情報共有できる。
本発明によれば、WEB(ウェブ)サービスとして提供することで、歯科医院、歯科技工所、及び加工拠点の情報を確認することが可能となり、また時間、場所及び端末を選ばずに利用できる。
本発明によれば、法律で定められている歯科技工指示書及び歯科技工録の作成及び保管への対応が可能となる。
本発明によれば、現状、複数の媒体が必要なステークホルダ間でのやり取り(電話・FAX・メール・ファイル転送サービス等)を一本化することで作業効率及び情報の伝達効率の向上、品質管理の向上、コスト削減、工程上の作業ミス(データ入力ミス・誤発送等)を防止できる。
本発明によれば、CAD/CAM歯科技工物だけでなく、一般の歯科技工物についても対応できる。
本発明によれば、歯科医師からの問い合わせに直ぐ対応でき、蓄積したデータを活用した二次サービスに利用可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る歯科技工物WEB受発注システムA1の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る歯科技工物WEB受発注システムA2の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る歯科技工物WEB受発注システムA3の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、既存の受発注システムを示す図である。 図5は、本発明の受発注システムの一例を示す図である。 図6は、図1の受発注システムのサーバー装置を具体化して示すブロック図である。 図7は、ログイン画面の一例である。 図8は、メニュー画面(ユーザー用)の一例である。 図9は、発注画面(依頼種別)の一例である。 図10は、発注画面(材料選択)の一例である。 図11は、発注画面(補綴物)の一例である。 図12は、発注画面(基本情報)の一例である。 図13は、発注内容確認画面(技工指示書)の一例である。 図14は、発注一覧画面の一例である。 図15は、ユーザー情報画面の一例である。 図16は、歯科医院登録画面の一例である。 図17は、歯科医院リスト画面の一例である。 図18は、メニュー画面(加工拠点用)の一例である。 図19は、受注修正画面(加工拠点用)の一例である。 図20は、受注修正画面(加工拠点用)の一例である。 図21は、受注一覧画面の一例である。 図22は、受注確定画面の一例である。 図23は、受注確定画面の一例である。 図24は、技工録画面の一例である。 図25は、加工進捗画面(模型・ワックス制作、スキャン・CAD)の一例である。 図26は、工程間試験(スキャン・CAD)画面の一例である。 図27は、CAM画面の一例である。 図28は、CAM作業画面(材料伝票発行準備、工程間試験CAM)の一例である。 図29は、マシニング、取り外し画面の一例である。 図31は、工程間試験画面(マシニング)の一例である。 図31は、仕上げ画面の一例である。 図32は、出荷判定画面の一例である。 図33は、発送画面の一例である。 図34は、発送確定画面の一例である。 図35は、加工拠点登録画面の一例である。 図36は、加工拠点リスト画面の一例である。 図37は、本発明の歯科技工物WEB受発注システムを用いた歯科技工物のWEB受発注方法の流れを示す図である。 図38は、ユーザー端末装置における画面遷移図である。 図39は、加工拠点端末装置における画面遷移図である。 図40は、材料がジルコニア及びレジンブロックである場合の加工工程のフロー図である。
以下、本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。本明細書において、部という記載を手段と言い換えることもできる。
<歯科技工物WEB受発注システム>
以下、本発明の歯科技工物WEB受発注システム(以下、「本受発注システム」、又は「本システム」と言うこともある。)について、実施態様の1つを図1に示し、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の受発注システムA1は、少なくとも1つ(又は複数)のユーザー端末装置1と、少なくとも1つ(又は複数)の加工拠点端末装置3と、前記ユーザー端末装置1及び加工拠点端末装置3のそれぞれとネットワーク4を介して接続している少なくとも1つ(又は複数)のサーバー装置2とを備えている。
<ユーザー>
ユーザーの種類としては、特に限定はなく、例えば、歯科医院1A、歯科技工所1B、歯科材料メーカー1C、歯科材料販売業者(ディーラー)1D、患者1E、配送業者等が挙げられる(図2及び図3)。中でもユーザーとして好ましくは歯科医院1A、歯科技工所1B、歯科材料メーカー1C、歯科材料販売業者1D、及び患者1E(図3)であり、より好ましくは歯科医院1A、及び歯科技工所1B(図2)である。
ユーザーの数としては、特に限定はなく、ユーザー端末装置1の数を多くすると、例えば、歯科技工所1Bの受注増加を図ることができ、結果として本受発注システムの有用性を向上させることができる。さらに、受注が増加すればするほど、本受発注システムの利用者が増加しビッグデータとなり、後述する二次利用サービスに用いることができる。
<端末装置>
ユーザー端末装置1及び加工拠点端末装置3に用いられる端末装置の種類としては、特に限定はなく、例えば、パーソナルコンピュータ(パソコン)、タブレット等の携帯情報端末装置(PDA)、スマートフォン(スマホ)、携帯電話機等の通信機能を有する種々の端末が挙げられる。
<ユーザー端末装置>
図5に示すように、ユーザー端末装置1は、歯科技工物の発注情報を入力する発注情報入力部11と、入力された前記発注情報をサーバー装置2へ送信する発注情報送信部(S1-1)とを備えている。さらに、ユーザー端末装置1は、例えば、発注完了に伴う発注済み確認メールを受信する発注確認受信部(S1-2)、加工の進捗状況を確認する進捗状況確認部(S1-3)、発送済み確認メールを受信する発送済み確認受信部(S1-4)、発送物を追跡確認する追跡確認送信部(S1-5)等を備えることもできる。
<加工拠点>
加工拠点とは、歯科技工物を加工する加工拠点施設(又は加工センター)の意味であり、具体的には、CAD/CAM装置等の機器を完備した歯科技工物をデジタル加工できる施設のことである。日本の歯科技工所は、98%以上が歯科技工士4人以下の小規模な歯科技工所である。加工拠点とは、このような小規模歯科技工所とは異なり、CAD/CAM装置を備え、歯科技工物を大量、かつ精密に製造することができる施設を意味している。また、本発明の受発注システムを管理する管理者の端末を備えることもできる。
加工拠点の数としては、特に限定はなく、1箇所だけでなく、複数箇所あってもよい。加工拠点端末装置3の数を多くすると、例えば、本受発注システムA1の利用者が増加し、加工拠点と加工拠点との間のやり取り(電話・FAX・メール・ファイル転送サービス等)が可能となり、歯科技工物の作製を、他の加工拠点に再委託することが可能である。さらに、受注が増加すればするほど、ビッグデータとなり、後述する二次利用サービスに用いることができる。
<加工拠点端末装置>
加工拠点端末装置3は、前記歯科技工指示書に基いて歯科技工物の各加工工程の情報を入力する加工工程情報入力部(S3-5A)と、前記加工工程情報をサーバー装置2へ送信する加工工程情報送信部(S3-5B)とを備えている。さらに、加工拠点端末装置3は、図5に示すように、例えば、発注完了に伴う受注済み確認メールを受信する受注確認受信部(S3-1)、受注メールを確認後に、納期等を含む情報をサーバー装置へ送信する納期情報送信部(S3-2)、サーバー装置で作成された受注書を、加工拠点端末装置(経理部門の端末装置を含む)で受信する受注書受信部(S3-3)、受注書を受付したことをサーバー装置2へ送信する受付作業送信部(S3-4)、加工完了したことをサーバー装置2へ送信する加工完了送信部(S3-6)、納品書手配をサーバー装置2へ送信する納品書手配送信部(S3-7)、発送手配をサーバー装置2へ送信する発送手配送信部(S3-8)、集荷配送が終了したことをサーバー装置2へ送信する集荷配送済み送信部(S3-9)、経理請求書を作成する請求書作成部(S3-10)、請求書手配をサーバー装置2へ送信する請求書手配送信部(S3-11)等を備えることもできる。
本発明の実施態様の1つを図2に示す。本実施形態の受発注システムA2は、歯科医院端末装置1Aと、歯科技工所端末装置1Bと、加工拠点端末装置3と、歯科医院端末装置1A、歯科技工所端末装置1B、及び加工拠点端末装置3のそれぞれとネットワーク4を介して接続しているサーバー装置2とを備えている。
<歯科医院端末装置>
歯科医院端末装置1Aは、歯科医院等に備えられており、歯科医院のサーバー装置等に接続可能である。また、歯科医院端末装置1Aは、歯科医院、加工拠点等のユーザー端末装置との間で後述する歯科技工物のデータを送受信可能に構成されている。
歯科医院端末装置1Aは、通常、歯科医院ごとに、1台又は複数台備えることができる。また、複数の歯科医院端末装置1Aのそれぞれの構成は、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。
歯科医院端末装置1Aの数としては、特に限定はなく、歯科医院端末装置1Aの数を多くすると、歯科技工所の受注増加を図ることができ、結果として本発明の受発注システム1の有用性を向上させることができる。
<歯科技工所端末装置>
歯科技工所端末装置1Bは、歯科技工所等に備えられており、歯科技工所のサーバー装置に接続可能である。また、歯科技工所端末装置1Bは、歯科医院、加工拠点等のユーザー端末装置との間で後述する歯科技工物のデータを送受信可能に構成されている。また、歯科技工所端末装置1Bは、歯科医院端末装置1A、又は加工拠点端末装置との間で後述する歯科技工物のデータを送受信可能に構成されている。
歯科技工所端末装置1Bは、通常、歯科技工所ごとに、1台又は複数台備えることができる。また、複数の歯科技工所端末1Bのそれぞれの構成は、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。
また、歯科技工所端末装置1Bの構成は、歯科医院端末装置2の構成と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
歯科技工所端末装置1Bの数としては、特に限定はなく、歯科技工所端末装置1Bの数を多くすると、歯科技工所を選択する歯科医院における選択肢が広がり、結果として本発明の受発注システム1の有用性を向上させることができる。なお、歯科技工所端末装置1Bの数は、歯科医院端末装置1Aの数と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
<サーバー装置>
サーバー装置2は、ネットワーク4を介して複数のユーザー端末装置1及び加工拠点端末装置3のそれぞれと接続している。サーバー装置2は、ネットワーク4上で共有されるデータを保存及び管理する機能を有する。
サーバー装置2は、例えば、ワークステーション、パーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるが、これらに限定されるものではない。また、サーバー装置2は、必ずしも単一の装置である必要はなく、複数台のワークステーション、パーソナルコンピュータ等が共同してサーバー装置2を構成してもよい。
ここで、本実施形態の受発注システムA1(図1)は、サーバー装置2に複数のユーザー端末装置1及び少なくとも1つの加工拠点端末装置3のそれぞれがネットワーク4を介して接続していることから、複数のユーザー端末装置1のうち1つが、サーバー装置2を介して複数の加工拠点端末装置3のうち1つを選択することができ、それゆえユーザーが複数の加工拠点の中から所望の加工拠点を選択して発注することができ、結果として複数のユーザーと複数の加工拠点との間で受発注が可能となる。
図6に示すように、前記サーバー装置2は、発注情報を格納する発注情報記憶部21と、前記記憶部21に格納された発注情報から、歯科技工指示書を作成する歯科技工指示書作成部22と、前記歯科技工指示書を加工拠点端末装置3へ送信する歯科技工指示書送信部23、前記加工工程情報を格納する加工工程情報記憶部24、前記記憶部に格納された加工工程情報から、歯科技工録を作成する歯科技工録作成部25とを備えている。さらに、図5に示すように、サーバー装置2は、ユーザー端末装置1からのログインを受け付けるログイン受信部(S2-1)、ユーザー端末装置1からの発注情報の入力を受け付ける発注情報受信部(S2-2)、発注完了をユーザー端末装置1又は加工拠点端末装置3へ送信する発注完了送信部(S2-3)、発注完了に伴いユーザー端末装置1において、発注状態となったことをユーザー端末装置1又は加工拠点端末装置3へ送信する発注状態送信部(S2-4)、加工拠点端末装置3から受信した納期を確定する納期確定部(S2-5)、受注書を作成する受注書作成部(S2-6)、受注書作成が完了したことに伴いユーザー端末装置1において、受付状態となったことをユーザー端末装置1又は加工拠点端末装置3へ送信する受付状態送信部(S2-7)、受付の入力及び完了を確定する受付確定部(S2-8)、受付が完了したことに伴いユーザー端末装置1において、加工作業の状態となったことをユーザー端末装置1又は加工拠点端末装置3へ送信する加工状態送信部(S2-9)、加工拠点端末装置3から、前記歯科技工指示書に基いて歯科技工物の各加工工程の情報を受信する加工工程情報受信部(S2-10)、ユーザー端末装置1からの進捗状況確認を受け付ける進捗状況ログイン受信部(S2-11)、加工が完了したことに伴いユーザー端末装置1において、加工完了作業の状態となったことをユーザー端末装置1又は加工拠点端末装置3へ送信する加工完了送信部(S2-12)、加工拠点からの納品書手配を受信してから納品書を印刷する納品書印刷部(S2-13)、発送手配を加工拠点端末装置3から受信する発送手配受信部(S2-14)、集荷配送が終了したことを加工拠点端末装置3から受信する集荷配送済み受信部(S2-15)、発送が完了したことに伴いユーザー端末装置1において、発送完了状態となったことをユーザー端末装置1又は加工拠点端末装置3へ送信する発送完了状態送信部(S2-16)等を備えることもできる。
本受発注システムによる受発注を安全かつ正確に行ううえで、サーバー装置2は、下記に示す機能を有することが好ましい。
ログイン(図7)は、ログインID及びパスワードによってログイン認証を行い、ユーザー端末装置1及び加工拠点端末装置3を特定してサーバー装置2を使用可能なログイン状態にする機能である。ログオフは、ログインと逆の機能であり、ログイン状態を解除する機能である。なお、パスワードは認証のための一手段であり、他の公知の認証方法によって代替することができる。図7は、ログイン画面の一例である。
メニュー画面(ユーザー用)(図8)は、サーバー装置2に入力された発注画面、ユーザー画面、歯科医院情報画面等を表示する機能である。発注画面としては、例えば、新規発注、発注一覧等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ユーザー画面としては、例えば、登録情報等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。歯科医院情報画面としては、例えば、新規登録、歯科医院一覧等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。図8は、メニュー画面(ユーザー用)の一例である。
発注画面は、後述する歯科技工物等のデータをサーバー装置2にアップロード(送信)し、かつ発注情報を表示して発注入力を行う機能である。発注情報としては、特に限定はなく、例えば、患者情報、歯科医院情報、歯科技工物の設計情報、及び材料(原料)情報等が挙げられる。発注画面では、上記発注情報に該当する、依頼種別、材料選択、補綴物、基本情報等の情報をそれぞれ入力し、その後入力情報を確認することができる。入力情報に問題が無ければ、発注を登録する。
依頼種別の画面(図9)では、例えば、患者情報、歯科医院情報、預入方法(預入種別、模型、データ)、預け品(預入品情報、預入品発送日)、インプラント情報等を選択又は入力する機能である。患者情報としては、例えば、氏名、性別、年齢(層)、技工指示番号等が挙げられる。預入方法の種類としては、例えば、印象(アルジネート、寒天等の印象材を歯に当てて、型を取ったもの)、模型(印象に石膏を流して硬めた、石膏の歯型(作業模型とも呼ぶ))、データ(模型又は口腔内をスキャンし、CADソフトで歯のデザインを作成したもの)等が挙げられる。預け品の種類としては、例えば、対合歯(作業模型と噛み合わせになる、反対側の歯)、バイト(噛み合わせの位置を示すために、パラフィンワックス又はシリコンを噛んだもの)、参考模型(補綴物の形態の参考にする模型。支台歯形成前の状態を石膏模型にしたもの)、ガム模型(シリコンで歯肉を再現したもの)、咬合器(作業模型と対合歯を口腔内のように噛み合せる器具)、ケース(作業模型等を送って頂く際に梱包されている箱)、写真(色調又は形態の参考にするための写真。主に口腔内の写真)、W-UP(ワックスで補綴物の形を作ったもの)、レジンブロック(補綴物の材料の一種)等が挙げられる。インプラントの種類としては、例えば、ノーベル、アストラ、ストローマン等のインプラントメーカーのインプラントが挙げられるが、これらに限定されるものではない。図9は、依頼種別の画面の一例である。ここで、データの添付がある場合、後述するスキャン及びCADの工程を省略することができる。
材料選択の画面(図10)では、歯科技工物の材料種別、色、グレード等を選択(指定)又は入力することができる。材料としては、例えば、ジルコニア、ナノジルコニア、レジンブロック、レジンディスク、チタン、コバルト等が挙げられる。図10は、材料選択の画面の一例である。本システムは、材料の種類によって、工程の内容が異なることから、技工録の様式も異なってくる。したがって、前記歯科技工録作成部は、材料の種類が異なるごとに、異なる歯科技工録が作成できる。例えば、材料がジルコニアの場合、本システムにおける加工工程は、受入作業30、記入内容確認31、模型・ワックス制作32、スキャン・CAD33、工程間試験34、CAM35、工程間試験36、マシニング(切削作業)37、切り外し・クリーニング38、工程間試験39、着色40、焼成41、工程間試験42、仕上げ43、出荷判定44、出荷作業45等の工程を備えることができる。また、材料がレジンブロックの場合、本システムにおける加工工程は、受入作業50、記入内容確認51、模型・ワックス制作52、スキャン・CAD53、工程間試験54、CAM55、材料伝票発行準備56、工程間試験57、マシニング(切削作業)58、切り外し59、工程間試験60、仕上げ61、出荷判定62、出荷作業63等の工程を備えることができる。今後、新しい材料が普及し、その材料ごとの工程が確率されることによって、あらゆる歯科材料の種類に対応することができる。そして、材料の種類の違いによる各種データを二次的に利用することができる。
補綴物の画面(図11)では、補綴種別、オプション、備考等を選択又は入力する。補綴種別としては、右上11〜18番の歯、左上21〜28番の歯、左下31〜38番の歯、及び右下41〜48番の歯の選択画面を表示し、それぞれ発注する補綴物の種類を選択することができる。補綴物の種類としては、上述のコーピング(C)、フルクラウン(F)、ポンティック(P)、インレー(In)、アバットメント(A)、メタルクラウン(M)、その他(‐)、連結(チェック)等を選択することができる。また、選択した補綴物の種類及び数の合計も表示することができる。オプションとしては、ライブラリー(データ上のみで歯のデザインを行うこと)、アクセスホール穴あけ(インプラントのネジを入れる穴をあける加工のこと)、ノブ(補綴物をつかみやすいように突起物を設けること)、その他の作業等を選択(指定)できる。備考欄には、さらに詳細な指示を入力できる。図11は、補綴物選択の画面の一例である。
基本情報の画面(図12)としては、例えば、送り先、担当事業所、納期、セット日(患者の口腔内に歯科技工物を取り付ける予定日を意味する。)等を選択又は入力することができる。送り先としては、登録されている加工拠点を表示することができる。また、新規に、加工拠点の名称、郵便番号、住所、電話番号等を入力することもできる。担当事業所としては、加工拠点の中でも、各補綴物によって担当部署等が異なる場合もあり、予め登録されているその担当事業所を表示することができる。また、新規に、担当事業所等を入力することもできる。また、基本情報の画面では、納期表をダウンロードして確認することができる。図12は、基本情報の画面の一例である。
これら依頼種別、材料選択、補綴物、及び基本情報を入力した後、発注内容を確認(入力確認)できる。発注内容確認の画面(図13)としては、例えば、発注番号、発注日、状態、受入データ、インプラント、預け品、材料、補綴物種類及びその数、オプション、備考、患者情報、歯科医院、送り先(入力)、送り先(登録)、希望納期、セット日等を表示する。この発注内容(図13)が、歯科技工物の技工指示書となる。なお、図13は、技工指示書の一例である。
発注一覧の画面(図14)は、複数のユーザー端末からサーバー装置2に入力された発注内容の一覧を表示又は検索する機能である。一覧表示又は検索する情報としては、例えば、発注番号、登録日、発送日、補綴物の種類及びその数、材料の種類、預け品有無、状態等を表示する。状態としては、例えば、発注済み、受付済み、作業完了、発送済み等が挙げられ、現在の作業状態及び過去に発注した履歴を照会する機能である。図14は、発注一覧の画面の一例である。
ユーザー情報の画面(図15)は、ユーザー種別、業種、名称、名称ふりがな、電話番号、FAX番号、メールアドレス、郵便番号、住所、担当者、担当者ふりがな、加工拠点、営業拠点、営業担当、担当ディーラー、備考、アカウント、ログインID、パスワード等の情報を入力(登録)又は表示する機能である。図15は、ユーザー情報の画面の一例である。
歯科医院登録情報の画面(図16)は、医療機関コード、名称、名称ふりがな、電話番号、FAX番号、メールアドレス、郵便番号、住所、担当者名、担当者ふりがな等の歯科医院情報を入力(登録)、編集又は表示する機能である。図16は、歯科医院登録情報の画面の一例である。
歯科医院一覧(リスト)の画面(図17)は、歯科医院情報の登録日、医療機関コード、名称、都道府県、電話番号等を表示又は検索する機能である。図17は、歯科医院一覧の画面の一例である。
メニュー画面(加工拠点用)(図18)は、サーバー装置2に入力された受注管理、ユーザー管理、作業工程管理、マスタ情報管理等を表示する機能である。受注管理としては、例えば、新規登録、受注一覧等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ユーザー管理としては、例えば、新規登録、ユーザーリスト等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。作業工程管理としては、例えば、受注一覧、受注工程、加工工程、技工録、発送工程等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。マスタ情報管理としては、例えば、加工拠点登録、加工拠点リスト、スタッフ登録、スタッフリスト等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。図18は、メニュー画面(加工拠点用)の一例である。
受注修正の画面(図19及び図20)は、上記発注内容を、加工拠点側で、修正又は登録する機能を有する。受注修正の情報としては、例えば、受注番号、登録日、作成者、ユーザー種別、状態、患者情報、送り先、受入、預け品有無、材料、インプラント、オプション、受注書関連、材料伝票関連、配送、希望納期、セット日、納期等等を修正又は登録できる。受注書関連としては、例えば、再製、完成、修正、フレーム試適、単冠、連冠、ブリッジ、受注書発行済み等の情報が挙げられる。材料伝票関連としては、例えば、伝票発行が必要か否か、伝票が発行済か等の情報が挙げられる。図19及び図20は、受注修正の画面の一例である。
受注一覧の画面(図21)は、サーバー装置2に受信された受注情報の一覧を表示して受注内容を表示、検索又は確認する機能である。受注一覧の情報としては、受注番号、登録日、発送日、依頼先、補綴物の種類及びその数、材料の種別、預け品有無、状態等を確認できる。図21は、受注一覧の画面の一例である。
受注確定の画面(図22及び図23)では、サーバー装置2に受信された、例えば、受注番号、依頼日、状態、お客様情報、受入、インプラントの種類、預け品、材料、補綴物の種類及びその数、オプション、備考、患者情報、歯科医院情報、送り先(入力、登録)、希望納期、セット日、納期、受注書関連、確認日等の受注情報及びその情報のバーコードを表示し、確定する機能を有する。ここで、受注内容を、更新登録、添付データのダウンロードが可能である。図22及び図23は、受注確定の画面の一例である。
技工録の画面(図24)では、例えば、受注番号、発送日、依頼元、本数、材料、現作業スタッフ名、進捗状況等情報を表示し、入力する機能を有する。図24は、技工録の画面の一例である。
加工工程(加工進捗状況)の画面(図25〜図32)としては、例えば、受入作業、記入内容確認、模型・ワックス制作、スキャン・CAD、CAM、材料伝票発行準備、マシニング(切削作業)、切り外し、クリーニング、着色、焼成、仕上げ、出荷判定、出荷作業等の工程が挙げられる。これら各工程間で試験してもよい。具体的に、加工工程における画面としては、次に示す、1)模型・ワックス制作、2−1)スキャン・CAD、2−2)工程間試験「スキャン・CAD」、3−1)CAM、3−2)材料伝票発行準備「CAM」、3−3)工程間試験「CAM」、4−1)マシニング、4−2)取り外し「マシニング」、4−3)工程間試験「マシニング」、5)仕上げ、6)出荷判定等の工程が挙げられる。これら各加工工程の途中及び終了後には、処理日、担当者、完了(作業終了)の有無等の加工工程情報を加工拠点端末装置に入力する加工工程情報入力部を備えていてもよい。ここで、「工程間試験」とは、各工程が完了し、次の工程へ移行するタイミングで、作業担当者よりも職務レベルが高い作業確認者が作業内容をチェックし、問題があればストップし、問題なければ次工程へ引き継ぐ、いわばチェック工程を意味する。
上記工程間試験を、各工程の間で実施することでミスを防止し、また品質管理面でも効果を発揮することができる。「模型・ワックス制作」とは、ワックス(蝋燭のロウのようなもの)を溶かして石膏模型に盛り付けて、クラウン等の歯科技工物を成形し、従来技工であれば、ワックスを鋳造することであり、CAD/CAMであれば、ワックスをスキャンして3Dデータに変換して、CAD設計で形態を整えることである。
1)模型・ワックス制作の画面(図25)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、備考欄等が挙げられる。
2−1)スキャン・CADの画面(図25)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、使用設備、キャリブレーション、装置の清掃の有無、各部の締め付けの有無、スキャンエラーの有無、模型及びワックスに浮きがなく、適切にスキャナーに装着されているかの確認、データ名、備考欄等が挙げられる。
2−2)工程間試験「スキャン・CAD」の画面(図26)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、マージンライン(補綴物が乗るライン)、コンタクト、咬合高さ、カントゥアー(歯の膨らみ)のチェック、備考欄等が挙げられる。
3−1)CAMの画面(図27)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、データ名、使用設備、使用材料、材料名、ロット番号、シーケンス、本数、各歯の種類及びその状態等の情報が挙げられる。
3−2)材料伝票発行準備「CAM」の画面(図28)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、材料伝票の発行の有無及びその理由、RB(レジンブロック)出庫及びRB台帳入力等が挙げられる。
3−3)工程間試験「CAM」の画面(図28)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、総合判定、エラーの有無、加工パスの状態等の情報が挙げられる。
4−1)マシニングの画面(図29)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、使用設備、キャリブレーション、装置清掃、各部締付、コンプレッサ圧力等の情報が挙げられる。
4−2)取り外し「マシニング」の画面(図29)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、各歯の種類及びその状態等の情報が挙げられる。
4−3)工程間試験「マシニング」の画面(図30)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、総合判定、各歯の種類及びその状態等の情報が挙げられる。
5)仕上げの画面(図31)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、現物(又は容器)のロット番号と作業連絡表のロット番号が同じであるか、研磨、マージン調整仕上げ、勘合調整の有無等の情報が挙げられる。
6)出荷判定の画面(図32)としては、例えば、処理日、担当者、完了の有無、確認項目、咬合器を装着するか否か、総合判定、異物の付着の有無、表面に大きな傷の有無、マージンにチッピングが有無、対合歯、隣接歯の嵌合、シェード確認等の情報が挙げられる。
発送画面(図33)としては、例えば、受注番号、発送日、依頼元、補綴物、預け品、カード、保証書、カルテ、納品書、ロットシール等の情報を入力、確認又は検索することができる。
発送確定画面(図34)としては、例えば、受注番号、依頼元、発送日、担当者、完了の有無、発送先、預り品、データカルテ、補綴物、補綴物カード、預け品、納品書、ロットシール、発送業者、お問い合わせ番号等の情報を表示、入力、又は確定することができる。
加工拠点登録画面(図35)としては、登録番号、名称、名称ふりがな、名称コード、電話番号、FAX番号、メールアドレス、郵便番号、都道府県、住所等を表示及び登録する機能である。
加工拠点リストの画面(図36)としては、登録番号、登録日、名称、都道府県、電話番号等を表示、確認又は検索できる。
さらに、スタッフ登録(登録番号、拠点箇所、名称、名称ふりがな、権限の有無、職種等)の画面及びそのリストの画面機能を有していてもよく、スタッフリストの画面では、登録番号、登録日、権限(管理者)、職種等を表示、確認又は検索できる。
認証の分類に係る情報は、ユーザー端末装置1及び加工拠点端末装置3のそれぞれのモニター(画面)に表示される。発注の分類に係る情報は、ユーザー端末装置1のモニターに表示される。受注の分類に係る情報は、加工拠点端末装置3のモニターに表示される。そして、ユーザー及び加工拠点のそれぞれが、ユーザー端末装置1及び加工拠点端末装置3の各モニターに表示された情報に基づいて各端末装置1及び3を操作し、サーバー装置2を介して受発注を行う。
本発明の受発注システムの運用環境管理としては、特に限定はないが、サーバー装置2を、サーバー管理企業(ホスティング業者)内に設置するのが好ましい。サーバー装置2の管理はサーバー管理企業が行うことにより、歯科医院、歯科技工所等のユーザーと加工拠点は受発注のみを行えばよいことから、それぞれの負担を軽減することができる。
本発明の受発注システムでは、ユーザー端末装置1及び加工拠点端末装置3が、サーバー装置2を介して歯科技工物データを互いに送受信する。歯科技工物データとしては、特に限定はなく、例えば、石膏模型のCT(Computed Tomography)画像データ、石膏模型の3次元(3D)データ、患者の口腔内スキャナデータ等が挙げられる。歯科技工物データの形式としては、特に限定はなく、例えば、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)形式、STL(Standard Triangulated Language)形式等が挙げられる。
<ネットワーク>
本発明に使用されるネットワーク4としては、サーバー装置2にアクセス可能なネットワークであれば特に限定はなく、通常、インターネット(回線)を用いることができる。インターネットを用いることによって、本発明の受発注システムのコストを、低くすることができる。
また、ネットワーク4は、インターネット内に構築された本発明の受発注システム専用の仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network:以下、「VPN」と言うことがある。)を用いることもできる。これにより、受発注システムの安全性を高めつつ、コストを低くすることができる。なお、ネットワーク4は、インターネットに代えて、専用回線で構成することもでき、専用回線とインターネットとを組み合わせて構成することもできる。
また、ネットワーク4は、有線ネットワーク、無線ネットワーク、又はこれらを組み合わせて用いることができる。また、このネットワークは、専用回線の使用、伝送データの暗号化、各クライアント装置等を使用するユーザーの認証等様々な方法によるセキュリティの強化を行うことが好ましい。
<歯科技工物>
歯科技工物としては、特に限定はなく、例えば、インレー(歯の一部のみが破損した場合に被せる補綴物)、フルクラウン(陶材を使わず、コーピング材料でそのまま歯の形を作った補綴物)、メタルクラウン(金属製のフルクラウン)、ブリッジ、ポンティック(歯が抜けた部分の補綴物)、義歯、アバットメント(歯科インプラントの上部構造物)等の歯科用補綴物が挙げられる。
また、歯科技工物には、例示した上記の補綴に使用する人工物だけでなく、例えば、サージカルガイド等のカスタムメイドの歯科用手術器具(構造物)、ナイトガード等のマウスピース、リテーナーデンチャー等も含んでいる。
<歯科技工指示書>
歯科技工指示書(以下、「指示書」ということもある。)とは、歯科技工士法第18条に規定する、歯科医師、歯科技工所等が歯科補綴物等の作成、修理又は加工を、外部の歯科技工所、加工拠点等の開設者に委託する際、どのように歯科技工物を設計するかを指示するための書類であり、歯科医師から歯科技工士に技工物を発注する場合に必ず必要な書類である。
指示書には、(1)患者の氏名、(2)設計、(3)作成の方法、(4)使用材料、(5)発行の年月日、(6)発行した歯科医師の氏名及び当該歯科医師の勤務する病院又は診療所、(7)指示書による歯科技工が行われる場所が歯科技工書であるときは、その名称及び所在地を記載する必要がある(歯科技工士法施行規則第12条)。この指示書は、2年間保存する義務がある。
<歯科技工録>
歯科技工物の作成を委託された外部の歯科技工所、加工拠点等は、上記指示書に記載されている指示内容に従って、歯科技工物を作製し、歯科技工録(以下、「技工録」ということもある。)を作成及び管理する必要がある。
歯科技工録には、(1)作成等に用いる模型等と指示書とを発行した歯科医師から委託した年月日、(2)患者の氏名、(3)作成等部位及び設計、(4)作成の方法(作成等手順)、(5)使用材料(使用主材料の品名並びにロット若しくは製造番号)、(6)歯科補綴物等の工程管理に係る業務を管理した記録、(7)歯科補綴物等の最終点検及び検査を完了した年月日、(8)歯科補綴物等を委託した歯科医師等に引き渡した年月日、(9)その他必要な事項を記載する必要がある。この歯科技工録は、歯科技工指示書と共に作成の日から2年間保存する義務がある。
本発明の受発注システムによれば、技工指示書及び歯科技工録の作成、管理を簡便かつ効率的に行うことができる。
<納期>
本発明の受発注システムは、加工拠点端末装置3が、歯科技工物の納期をサーバー装置2へ送信する手段を備え、サーバー装置2が、歯科技工物の納期を加工拠点端末装置3から受信する手段、及び歯科技工物の納期を確定する手段を備えることができる。
<進捗確認>
本発明の受発注システムは、ユーザー端末装置1が、歯科技工物の状態(発注、受付、加工、及び発送)についての進捗確認をサーバー装置2へ送信する手段を備え、サーバー装置2が、歯科技工物の状態についての進捗確認をユーザー端末装置1へ送信する手段を備え、及び加工拠点端末装置3が歯科技工物の状態についての進捗確認をサーバー装置2から受信する手段を備えることができる。
<発送物追跡>
本発明の受発注システムは、ユーザー端末装置1が、発送物追跡確認をサーバー装置2へ送信する手段を備え、サーバー装置2が、発送物追跡確認をユーザー端末装置1へ送信する手段を備え、及び加工拠点端末装置3が、発送物追跡確認をサーバー装置2から受信する手段を備えることができる。
発送物追跡は、運送業者のお問い合わせ番号等を用いて、ユーザー端末装置1が、サーバー装置2を介して、加工拠点装置端末3又は運送業者装置端末へ送信する手段を備え、運送業者が発送物の現在地を特定し、運送業者がサーバー装置2を介して、加工拠点端末装置3又はユーザー端末装置1へ送信する手段を備えることができる。
<納品書>
本発明の受発注システムは、加工拠点端末装置3は、納品書手配をサーバー装置2へ送信する手段を備え、サーバー装置2は納品書手配を加工拠点端末装置3から受信する手段、及び納品書を作成する手段を備えることができる。
<請求書>
本発明の受発注システムは、加工拠点端末装置3は、請求書手配をサーバー装置2へ送信する手段を備え、サーバー装置2は請求書手配を加工拠点端末装置3から受信する手段、請求書を作成する手段、請求書を郵送等利用してユーザーへ送付する手段等を備えることができる。
<運送業者>
本発明の受発注システムは、加工拠点端末装置3が、歯科技工物の集荷・発送を運送業者へ連絡又はその端末へ送信する手段を備え、運送業者は、歯科技工物をユーザーへ納品する手段を備えることができる。
<支払い>
本発明の受発注システムは、ユーザーが、歯科技工物の費用を支払いする手段を備え、加工拠点又はその端末装置3は、入金を確認する手段を備えることができる。
<二次利用サービス>
本発明の受発注システム1で蓄積されたデータ(ビッグデータ)は、例えば、臨床における技術的サポート、事業化の支援プラン提示、統計出力、臨床事例レポート、歯列データバンクサービス等の二次利用サービスへ活用することができる。
臨床における技術的サポートとは、蓄積した臨床データを解析することで、次のような技術的サポートが可能となる。例えば、(1)どの「部位」にどの「材料」が使用されているか確認できるため、材料選択の参考データとして提供できる。(2)様々な症例毎の作業記録(「必要となる作業工程」、「使用機器」、「作業内容」)が蓄積されることで、技工作業におけるトータル的な参考データとして提供できる。
事業化の支援プラン提示としては、蓄積した臨床データを解析することで、次のようなコンシェルジュサービスが可能となる。例えば、(1)外注している「本数」及び「金額」から、採算ラインを算出することが可能となり、外注から内製への切り替え検討の試算ができる。(2)試算結果から、受注すべき症例パターン、使用材料、導入設備のシミュレーションができる。(3)発注内容に含まれる「材料」及び「症例」を元に、最適な設備投資提案を行うことができる。具体的な項目としては、「スキャナー」、「CADソフト」、「CAMソフト」、「ミリングマシン」、「ファーネス」等が挙げられる。
統計出力としては、蓄積データを複合条件により、統計出力を行うことができる。統計出力として具体的には、例えば、
(1)「地域」別「本数」集計、(2)「症例」別「本数」集計、(3)「材料」別「本数」集計等の本数集計;
(1)「地域」別「金額」集計、(2)「症例」別「金額」集計、(3)「材料」別「金額」集計等の金額集計;
(1)「地域」別「症例パターン」集計、(2)「季節」別「症例パターン」集計、(3)「患者世代」別「症例パターン」集計、(4)「症例パターン」別「材料」集計等の症例集計等が挙げられ、これらの集計によって、「事業規模」、「市場規模」、及び「技術普及度」を推計可能となる。
臨床事例レポートとしては、例えば、蓄積した臨床データを活用し、「材料」、「症例」毎の臨床レポートを出力し、学術的な情報発信及び技術レポートとして活用することができる。
歯列データバンクサービスとしては、例えば、蓄積した口腔内、又は口腔内を再現した石膏模型の歯列データをストックしてデータバンク化することで、例えば「身元不明の遺体の照合」等に活用することができる。
次に、図37を参照して、本発明の歯科技工物WEB受発注システムを用いた歯科技工物のWEB受発注方法について説明する。
まず、発注情報入力ステップS11において、ユーザー端末装置1の発注情報入力部11により歯科技工物の発注情報をユーザー端末装置1に入力する。ユーザー端末装置1から入力された発注情報は、サーバー装置2の発注情報受信部(S2-2)において受けつけられ、発注情報送信ステップS12において、発注情報送信部(S1-1)で入力された発注情報をサーバー装置2へ送信する。
次に、発注情報記憶ステップS21において、発注情報を前記サーバー装置2の発注情報記憶部21に格納する。そして、歯科技工指示書作成ステップS22において、格納された発注情報から、サーバー装置2の歯科技工指示書作成部22で歯科技工指示書を作成する。その後、歯科技工指示書送信ステップS23において、歯科技工指示書送信部23で歯科技工指示書を加工拠点端末装置3へ送信する。
次に、加工工程情報入力ステップS31において、加工工程情報入力部(S3-5)で歯科技工指示書に基いて歯科技工物の各加工工程の情報を加工拠点端末装置3に入力する。そして、加工工程情報送信ステップS32において、加工工程情報送信部(S3-5)で加工工程の情報をサーバー装置2へ送信する。
それから、加工工程情報記憶ステップS24において、加工工程情報をサーバー装置2の加工工程情報記憶部24に格納する。その後、歯科技工録作成ステップS25において、格納された加工工程の情報から、歯科技工録作成部25で歯科技工録を作成する。
本発明の受発注システムにおいて、ユーザー(歯科医院及び歯科技工所)並びに加工拠点のメリットを以下に示す。
歯科医院のメリットとしては、次のこと等が挙げられる。
(1)指示済みの「技工指示」の進捗状況及び過去履歴を確認することができる。
(2)口腔内3Dスキャナーが今後普及した場合、歯科医院から歯科技工所(又は加工拠点)への発注が可能となる。
(3)「技工指示」がシステム化されることでペーパーレス化に繋げることができる。
(4)歯科技工士との情報連携及び共有が行いやすくなる。
(5)依頼先の全ての技工所が本システムを利用する様になれば、指示ルート及びデータ管理箇所を一元化することができる。
歯科技工所のメリットとしては、次のこと等が挙げられる。
(1)加工拠点への発注ルートを一本化できる。
(2)発注する際のツールが整理されることから、電話及び/又はFAXで注文し、データはメール又はファイル転送サービスで後から送るといった手間を無くすことができる。
(3)「技工指示書」の発送が不要となり、ペーパーレス化に繋げることができる。
(4)WEBサービスなので、スマートフォン、タブレット等での利用も可能であるため、出先でのトラブル対応、作業場所にタブレットを配置しての運用も可能となる。
(5)今後、歯科技工所自体が、CAD/CAM装置を導入した際は、加工拠点機能として、本システムを利用して歯科医院からの注文を受けることもできる。
加工拠点のメリットとしては、次のこと等が挙げられる。
(1)ユーザーからの受注ルートを一元化することができる。
(2)ユーザー自身が発注情報を入力することから、加工拠点において情報の二重入力作業が無くなり、また正確性のアップ及び人的ミス防止に繋げることができる。
(3)情報の出元が本システムに一本化され、データについてもシステム上で添付可能なため、全ての顧客が本システムに移行できれば確認箇所が一箇所で良くなり、受注情報の確認がしやすくなる。
(4)顧客への連絡部分を自動配信のメール化することで、作業負荷を軽減し、連絡漏れを防止することができる。
(5)作業記録がデータ化されることで、作業ノウハウの共有及びペーパーレス化に繋げることができる。
(6)バーコードを導入することで、作業効率アップ及び作業ミスの防止に繋げることができる。
(7)WEBサービスなので、スマートフォン、タブレット等での利用も可能であるため、出先でのトラブル対応、作業場所にタブレットを配置しての運用も可能となる。
(8)WEB上でデータ管理を行うため、社内外に関わらず複数の拠点データが一元管理でき、今後の多拠点化にも対応できる。
(9)納品及び請求までを管理できるようになることから、受注から請求までの情報が一元管理され、歯科技工作業における情報を一気通貫に管理できるパッケージとなる。
(10)蓄積したデータを元に、新たなサービス展開が期待できる。
試験例1
下記表1に示すとおり、症例ごとに発生、日々発生、及びスポットで発生する各工程に関して、現状の工程と本発明のWEB受発注システムを用いた後の工程の項目、必要な資源、作業時間等を試験した。その結果を表1に示した。



[試験結果]
表1に示すとおり、現状の工程では、1日あたり280分の作業時間を要したのに対して、本発明のWEB受発注システムの工程では、1日あたり51分の作業時間となり、現状の工程に比べて、1日229分も作業時間を短縮することができた。
以上のとおり、本システムを用いれば、作業の進行に合わせて自動で技工録が作成され、品質のトレーサビリティが確実に実施できた。また、受注時と納品書発行時の転記作業が削減され、転記ミスを減少させることができた。本システムは、正しい記載を行わなければ次の工程に進めないため、記載漏れを無くすことができた。また、各工程の作業に必要な作業レベル(熟練度)を設定し、かつ作業者にも各工程の作業レベルを設定することで、適切な作業レベルの者以外は作業ができなくなる。
以上、本発明に係る好ましい実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
1 ユーザー端末装置
1A 歯科医院端末装置
1B 歯科技工所端末装置
1C 歯科材料メーカー端末装置
1D 歯科材料販売業者端末装置
1E 患者端末装置
2 サーバー装置
3 加工拠点端末装置
4 ネットワーク

Claims (8)

  1. 歯科技工物を発注するユーザー端末装置と、
    歯科技工物の加工を受注する加工拠点端末装置と、
    サーバー装置とを備えた、インターネットを用いる歯科技工物のWEB受発注システムであって、
    前記ユーザー端末装置は、歯科技工物の発注情報を入力する発注情報入力部と、
    前記発注情報をサーバー装置へ送信する発注情報送信部と、
    歯科技工物の状態についての進捗確認をサーバー装置へ送信する送信部とを備え、
    前記サーバー装置は、前記発注情報を格納する発注情報記憶部と、
    前記発注情報記憶部に格納された発注情報から、歯科技工指示書を作成する歯科技工指示書作成部と、
    前記歯科技工指示書を加工拠点端末装置へ送信する歯科技工指示書送信部と、歯科技工物の状態についての進捗情報をユーザー端末装置へ送信する送信部とを備え、
    前記加工拠点端末装置は、前記歯科技工指示書に基いて歯科技工物の加工工程の情報を入力する加工工程情報入力部と、
    前記加工工程の情報を前記サーバー装置へ送信する加工工程情報送信部と、
    歯科技工物の状態についての進捗情報をサーバー装置から受信する受信部とを備え、
    前記サーバー装置は、前記加工工程情報を格納する加工工程情報記憶部と、
    前記加工工程情報記憶部に格納された加工工程情報から、歯科技工録を作成する歯科技工録作成部とを備えることを特徴とする、歯科技工物のWEB受発注システム。
  2. 前記ユーザー端末装置が、歯科医院、及び/又は歯科技工所の端末装置である、請求項1に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
  3. 前記加工拠点端末装置を備える加工拠点が、さらにCAD/CAM装置を備えている、請求項1又は2に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
  4. 前記発注情報が、患者情報、歯科医院情報、歯科技工物の設計情報、及び材料情報からなる群より選ばれる少なくとも1つの情報である、請求項1〜3の何れか一項に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
  5. 前記材料が、ジルコニア、ナノジルコニア、レジンブロック、レジンディスク、チタン、又はコバルトである、請求項4に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
  6. 前記歯科技工録作成部は、材料の種類が異なるごとに、異なる歯科技工録が作成できる、請求項4又は5に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
  7. 前記サーバー装置に蓄積されている前記発注情報は、臨床における技術的サポート、事業化の支援プラン提示、統計出力、臨床事例レポート、及び歯列データバンクサービスからなる群より選ばれる少なくとも1つ含む二次的利用サービスに用いることができる、請求項1〜6の何れか一項に記載の歯科技工物のWEB受発注システム。
  8. 歯科技工物を発注するユーザー端末装置と、
    歯科技工物の加工を受注する加工拠点端末装置と、
    サーバー装置とを備えた、インターネットを用いる歯科技工物のWEB受発注システムが実行する方法であって、
    前記ユーザー端末装置が、歯科技工物の発注情報を入力する発注情報入力ステップと、
    前記発注情報をサーバー装置へ送信する発注情報送信ステップと、
    歯科技工物の状態についての進捗確認をサーバー装置へ送信する送信ステップとを備え、
    前記サーバー装置が、前記発注情報を格納する発注情報記憶ステップと
    納された発注情報から、歯科技工指示書を作成する歯科技工指示書作成ステップと、
    前記歯科技工指示書を加工拠点端末装置へ送信する歯科技工指示書送信ステップと、歯科技工物の状態についての進捗情報をユーザー端末装置へ送信する送信ステップとを備え、
    前記加工拠点端末装置が、前記歯科技工指示書に基いて歯科技工物の加工工程の情報を入力する加工工程情報入力ステップと、
    前記加工工程の情報を前記サーバー装置へ送信する加工工程情報送信ステップと、
    歯科技工物の状態についての進捗情報をサーバー装置から受信する受信ステップとを備え、
    前記サーバー装置が、前記加工工程情報を格納する加工工程情報記憶ステップと
    納された加工工程情報から、歯科技工録を作成する歯科技工録作成ステップとを備えることを特徴とする、歯科技工物のWEB受発注方法。
JP2017139532A 2017-07-18 2017-07-18 歯科技工物web受発注システム、歯科技工物のweb受発注方法 Active JP6441419B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017139532A JP6441419B1 (ja) 2017-07-18 2017-07-18 歯科技工物web受発注システム、歯科技工物のweb受発注方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017139532A JP6441419B1 (ja) 2017-07-18 2017-07-18 歯科技工物web受発注システム、歯科技工物のweb受発注方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6441419B1 true JP6441419B1 (ja) 2018-12-19
JP2019021075A JP2019021075A (ja) 2019-02-07

Family

ID=64668505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017139532A Active JP6441419B1 (ja) 2017-07-18 2017-07-18 歯科技工物web受発注システム、歯科技工物のweb受発注方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6441419B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024019109A1 (ja) * 2022-07-22 2024-01-25 エミウム株式会社 制御装置、制御方法、及びプログラム
US11947794B2 (en) 2021-05-27 2024-04-02 Kabushiki Kaisha Shofu Data management system

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020197340A1 (ko) * 2019-03-28 2020-10-01 주식회사 메디트 보철물 관리 시스템
KR102079009B1 (ko) * 2019-06-07 2020-02-19 주식회사 플래닛투 빅데이터 기반의 인공지능을 활용한 치과 및 기공소 전용 업무 처리 시스템
JP6732354B1 (ja) * 2020-03-10 2020-07-29 株式会社デンタルグロウス 指示書管理システム、指示書管理プログラムおよび指示書管理方法
WO2021044693A1 (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 株式会社デンタルグロウス 指示書管理システム、指示書管理プログラムおよび指示書管理方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002092160A (ja) * 2000-09-19 2002-03-29 Abe Teruko 歯科医療における情報管理方法
JP2002224142A (ja) * 2001-01-31 2002-08-13 Gc Corp 歯科用補綴物の作製方法
JP3779309B2 (ja) * 2004-09-03 2006-05-24 ライズ株式会社 歯型データの管理方法及び管理サーバ
JP5681579B2 (ja) * 2010-07-07 2015-03-11 株式会社ロバート・リード商会 インプラント受注製造システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11947794B2 (en) 2021-05-27 2024-04-02 Kabushiki Kaisha Shofu Data management system
WO2024019109A1 (ja) * 2022-07-22 2024-01-25 エミウム株式会社 制御装置、制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019021075A (ja) 2019-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6441419B1 (ja) 歯科技工物web受発注システム、歯科技工物のweb受発注方法
US8630869B2 (en) Dental implant system and method
US20090130633A1 (en) System and method for managing data relating to dental products and manufacturing processes
US5616899A (en) System for managing cases in dental laboratory
US9208531B2 (en) Digital dentistry
Ashraf et al. Influence of preparation type and tooth geometry on the accuracy of different intraoral scanners
KR20060100737A (ko) 인터넷을 이용한 치과 환자 진료 서비스 방법 및 그 시스템
Dahl et al. Internal fit of three‐unit fixed dental prostheses produced by computer‐aided design/computer‐aided manufacturing and the lost‐wax metal casting technique assessed using the triple‐scan protocol
KR102121268B1 (ko) 서버를 이용한 임플란트 식립 가이드 제작 시스템, 방법 및 컴퓨터 프로그램
Maragliano‐Muniz et al. Incorporating digital dentures into clinical practice: flexible workflows and improved clinical outcomes
WO2010018568A2 (en) Preparation of dental implant surgery and prosthesis installation
JP7024966B2 (ja) 歯科技工指示書発行システム
WO2021044693A1 (ja) 指示書管理システム、指示書管理プログラムおよび指示書管理方法
JP6697200B1 (ja) 指示書管理システム、指示書管理プログラムおよび指示書管理方法
Hems et al. 3D printing in prosthodontics
Schubert et al. Influence of intraoral scanning on the quality of preparations for all-ceramic single crowns
Revilla-León et al. Influence of base design on the manufacturing accuracy of vat-polymerized diagnostic casts: An in vitro study
Cabanes-Gumbau et al. Transferring the tooth preparation finish line on intraoral digital scans to dental software programs: A dental technique
Meneghetti et al. A fully digital approach for implant fixed complete dentures: A case report
JP6732354B1 (ja) 指示書管理システム、指示書管理プログラムおよび指示書管理方法
Ellakany et al. A comparative study assessing the precision and trueness of digital and printed casts produced from several intraoral and extraoral scanners in full arch and short span (3‐unit FPD) scanning: An in vitro study
JP5997224B2 (ja) 複数の人が複数の場所で使用可能かつインタラクティブな、治療のシミュレーションのためのシステムおよび方法
JP7382582B2 (ja) 技工物自動設計システム
Altemimi et al. A Combined Digital Technique for Manufacturing Functional Fixed Implant Prosthesis Prototypes Using a CAD/CAM Software
Raut et al. Technological Breakthroughs in Dentistry: A Paradigm Shift Towards a Smart Future

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6441419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350