JP2022132949A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022132949A JP2022132949A JP2021031710A JP2021031710A JP2022132949A JP 2022132949 A JP2022132949 A JP 2022132949A JP 2021031710 A JP2021031710 A JP 2021031710A JP 2021031710 A JP2021031710 A JP 2021031710A JP 2022132949 A JP2022132949 A JP 2022132949A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- width
- margin
- pattern
- sheet
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【課題】シートの余白幅を調整するための作業者による調整作業を簡素化させることができると共に、たとえシートの余白幅を自動で調整する場合であってもシートの余白幅を調整するための制御構成を簡素化させることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】シートPの端部側に設定する端部余白BLの余白幅BLdを予め決められた基準余白幅BSdに調整するための所定の調整用確認パターンPTをシートPに形成する画像形成装置100は、シートPの端部から所定の余白幅BLd分の間隔を空けた位置から余白幅の方向である余白幅方向に調整用確認パターンPTを形成し、調整用確認パターンPTのパターン幅PTdが基準余白幅BSdと一致する。【選択図】図3
Description
本発明は、シートの端部側に設定する端部余白の余白幅を予め決められた基準余白幅に調整するための所定の調整用確認パターンをシートに形成する複写機、複合機、ファクリミリ装置やプリンタ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、定着装置での剥離不良の回避や、画像形成位置を確定するために、一般的に、記録用紙等のシートの端部の余白である端部余白が設けられる。この場合、端部余白の余白幅が基準余白幅になるように余白幅を調整する必要がある。
従来の画像形成装置では、端部余白の余白幅が基準余白幅になるように余白幅を調整するためにシートの端部から所定の余白幅分の間隔を空けてライン状の1本の調整用確認パターンをシートに形成していた。
そして、画像形成装置の操作部(例えば余白幅の調整用のシミュレーションモード)に対してサービスマン等の作業者による入力操作で調整する場合には、作業者がシートの端部からライン状の調整用確認パターンまでの距離を金尺等の測定具により測定し、測定した余白幅の基準余白幅との差分を操作部に入力して余白幅を調整していた。このため、シートの余白幅を調整するための作業者による調整作業が煩雑であった。
また、従来では、画像形成装置においてシートの余白幅を自動で調整する構成も提案されている(例えば特許文献1参照)。
詳しくは、特許文献1には、シートに形成された所定画像位置を検出し、検出した所定画像位置を基に搬送方向における画像形成の開始時期の補正値を算出し、算出した補正値を基に搬送方向における画像形成の開始時期を補正することでシートに形成される画像の位置を調整する構成が記載されている。
ところが、このような従来の画像形成装置では、シートの余白幅を調整するための制御構成が複雑化する。
そこで、本発明は、シートの余白幅を調整するための作業者による調整作業を簡素化させることができると共に、たとえシートの余白幅を自動で調整する場合であってもシートの余白幅を調整するための制御構成を簡素化させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、シートの端部側に設定する端部余白の余白幅を予め決められた基準余白幅に調整するための所定の調整用確認パターンを前記シートに形成する画像形成装置であって、前記シートの端部から所定の余白幅分の間隔を空けた位置から前記余白幅の方向である余白幅方向に前記調整用確認パターンを形成し、前記調整用確認パターンのパターン幅が前記基準余白幅と一致することを特徴とする。
本発明によると、シートの余白幅を調整するための作業者による調整作業を簡素化させることができると共に、たとえシートの余白幅を自動で調整する場合であってもシートの余白幅を調整するための制御構成を簡素化させることが可能となる。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成装置]
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100を正面から視た概略断面図である。図において、符号Xは正面から視て左右方向を表している。符号Yは奥行方向を表している。符号Zは上下方向、鉛直方向を表している。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100を正面から視た概略断面図である。図において、符号Xは正面から視て左右方向を表している。符号Yは奥行方向を表している。符号Zは上下方向、鉛直方向を表している。
画像形成装置100は、画像読取装置106により読み取った画像データ、又は、外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理を行う。なお、画像形成装置100は、モノクロ画像形成装置であるが、記録用紙等のシートPに対して多色及び単色の画像を形成するカラー画像形成装置であってもよい。
画像形成装置100における画像形成装置本体110には、画像形成部102とシート搬送系103とが設けられている。
画像形成部102は、露光装置1、現像装置2、トナー収容容器21、像担持体として作用する感光体ドラム3、クリーニング部4、帯電装置5及び定着装置7を備えている。また、シート搬送系103は、給紙トレイ81、手差し給紙トレイ82、排出ローラ31及び排出トレイ14を備えている。
画像形成装置本体110の上部には、原稿Gの画像を読み取るための画像読取装置106が設けられている。画像読取装置106は、原稿Gが載置される原稿載置台107を備えている。原稿載置台107は、透明の強化ガラスからなる四角形状ものとされている。画像形成装置100では、画像読取装置106で読み取られた原稿Gの画像は、画像データとして画像形成装置本体110に送られ、シートP上に画像が記録される。
画像形成装置本体110にはシート搬送路W1が設けられている。画像形成装置本体110は、給紙トレイ81又は手差し給紙トレイ82に積載されたシートP~Pのうち最上位のシートPをシート搬送路W1に供給する。シート搬送路W1は、シートPを転写ローラ10及び定着装置7を経て排出トレイ14に導く。感光体ドラム3と転写ローラ10との間には転写ニップ部TNが形成されている。また、シートPの搬送方向Hにおいて転写ニップ部TNの上流側には検知部130〔具体的には密着型イメージセンサ(CIS)〕が設けられている。定着装置7は、シートP上に形成されたトナー像をシートPに加熱定着する。シート搬送路W1の近傍には、給紙ローラ15a、手差し給紙ローラ15b、搬送ローラ12a、レジストローラ13、転写ローラ10、定着装置7における定着ローラ71及び加圧ローラ72、排出ローラ31が配設されている。本例の画像形成装置100では、給紙トレイ81又は手差し給紙トレイ82にて積載されたシートP~Pを1枚ずつ呼び込む呼び込みローラ(ピックアップローラ)は設けられておらず、給紙ローラ15a及び手差し給紙ローラ15bが呼び込みローラを兼ねている。なお、呼び込みローラが設けられていてもよい。また、給紙ローラ15a及び手差し給紙ローラ15bに対向する位置には分離部材16a,16bが設けられている。分離部材16a,16bは、給紙トレイ81及び手差し給紙トレイ82にて積載されたシートP~Pのうち2枚目以降のシートPの供給を規制する。分離部材16a,16bとしては、代表的には分離ローラ及び分離パッドを例示でき、この例では、分離部材16a,16bは分離ローラとされている。
画像形成装置100では、給紙トレイ81及び手差し給紙トレイ82にて積載されたシートP~Pのうち最上位のシートPがレジストローラ13まで搬送方向Hに搬送され、シートPはレジストローラ13により転写ローラ10に搬送される。感光体ドラム3上のトナー像は転写ローラ10によりシートP上に転写される。その後、シートPは定着装置7における定着ローラ71及び加圧ローラ72に通過し、搬送ローラ12a及び排出ローラ31を経て排出トレイ14上に排出される。シートPの表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、シートPは排出ローラ31からシート反転搬送路W2へ逆方向に搬送される。シートPは反転搬送ローラ12bを経てシートPの表裏を反転してレジストローラ13へ再度導かれる。そして、シートPは、表面と同様にして、裏面にトナー像が形成されて定着された後、排出トレイ14へ向けて排出される。
[制御部]
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100における制御部140を中心としたシステムブロック図である。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100における制御部140を中心としたシステムブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置100は、制御部140を備えている。制御部140は、CPU等のマイクロコンピュータからなる処理部141と、ROM等の不揮発性メモリー、RAM等の揮発性メモリーを含む記憶部142とを有している。制御部140は、処理部141が記憶部142のROMに予め格納された制御プログラムを記憶部142のRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素の作動制御を行う。
制御部140は、画像形成部102、操作部120及び検知部130に電気的に接続されている。これにより、制御部140は、露光装置1により感光体ドラム3に画像(静電潜像)を書き込むタイミングを制御することができる。制御部140は、操作部120を介してサービスマン等の作業者による入力操作により入力された入力情報を受け付けることができる。また、制御部140は、検知部130にて検知した検知信号を受信することができる。
制御部140は、シートPに形成された調整用確認パターンPTの余白幅BLdを基準余白幅BSdと一致するように作業者が調整可能な作業者余白幅調整手段Q1を備える。この例で、作業者余白幅調整手段Q1は、余白幅の調整用のシミュレーションモードを実行する。
〔第1実施形態〕
図3は、シートPに形成された調整用確認パターンPTの一例(PT1,PT2)を示す平面図である。この例では、シートPの先端部PE1(PE)〔搬送方向Hにおける下流側の端部〕の端部余白BL1(BL)の余白幅BLd1(BLd)に対応する基準余白BS1(BS)の基準余白幅BSd1(BSd)は、4mmとされている。また、シートPの両側の側端部PE2(PE)(搬送方向Hに直交するシートPの幅方向Tにおける端部)の端部余白BL2(BL)の余白幅BLd2(BLd)に対応する基準余白BS2(BS)の基準余白幅BSd2(BSd)は、何れも2mmとされている。
図3は、シートPに形成された調整用確認パターンPTの一例(PT1,PT2)を示す平面図である。この例では、シートPの先端部PE1(PE)〔搬送方向Hにおける下流側の端部〕の端部余白BL1(BL)の余白幅BLd1(BLd)に対応する基準余白BS1(BS)の基準余白幅BSd1(BSd)は、4mmとされている。また、シートPの両側の側端部PE2(PE)(搬送方向Hに直交するシートPの幅方向Tにおける端部)の端部余白BL2(BL)の余白幅BLd2(BLd)に対応する基準余白BS2(BS)の基準余白幅BSd2(BSd)は、何れも2mmとされている。
図3に示すように、制御部140は、シートPの端部側に設定する端部余白BL1,BL2(BL)の余白幅BLd1,BLd2(BLd)を予め決められた基準余白幅BSd1,BSd2(BSd)に調整するための所定の調整用確認パターンPT1,PT2(PT)をシートPに形成する。
詳しくは、制御部140は、シートPの端部PEから所定の余白幅BLd1,BLd2(BLd)分の間隔を空けた位置から余白幅BLd1,BLd2(BLd)の方向である余白幅方向S1,S2(S)に調整用確認パターンPT1,PT2(PT)を形成する。
そして、調整用確認パターンPT1,PT2(PT)のパターン幅PTd1,PTd2(PTd)が基準余白幅BSd1,BSd2(BSd)と一致している。
本実施の形態によれば、シートPの端部PEから所定の余白幅BLd分の間隔を空けた位置から余白幅方向Sに形成した調整用確認パターンPTのパターン幅PTdが基準余白幅BSdと一致している。
こうすることで、画像形成装置100の操作部120(図2参照)(例えば余白幅BLdの調整用のシミュレーションモード)に対して作業者による入力操作で調整する場合には、作業者は、シートPの端部余白BLに対して基準余白幅BSdと一致しているパターン幅PTdの調整用確認パターンPTを目視で比較することにより、シートPの端部PEから調整用確認パターンPTまでの距離(余白幅BLd)を金尺等の測定具により測定することなく、直感的に予測した余白幅BLdのパターン幅PTd(=基準余白幅BSd)との差分を操作部120に入力して余白幅BLdを調整することができる。これにより、シートPの余白幅BLdを調整するための作業者による調整作業を簡素化させることができる。また、たとえシートPの余白幅BLdを自動で調整する場合であっても調整用確認パターンPTのパターン幅PTdが基準余白幅BSdと一致しているので、シートPの余白幅BLdと調整用確認パターンPTのパターン幅PTdとを比較するといった簡単な制御構成でシートPの余白幅BLdを調整することができる。これにより、シートPの余白幅BLdを調整するための制御構成を簡素化させることができる。
図4は、シートPに形成された調整用確認パターンPTの他の例(PT3,PT4)を示す平面図である。
ところで、図4に示すように、調整用確認パターンPT3,PT4は、例えば、シートPの余白幅BLd1,BLd2(BLd)に対応する辺E1,E2に沿って延び、かつ、パターン幅PTd1,PTd2(PTd)分の間隔を空けて形成されたライン状の2本のラインパターン又は四角形パターン(図4の例ではラインパターン)であってもよい。しかしながら、この場合において、画像形成装置100の操作部120に対して作業者による入力操作で調整する場合には、作業者が2本のラインパターンを見づらいことがある。また、シートPの余白幅BLd1,BLd2を自動で調整する場合には、検知部130(図1、図2参照)が2本のラインパターンを検知し難く、これにより、調整用確認パターンPT3,PT4に対する検知部130の検知精度が悪化し易い。
この点、本実施の形態において、調整用確認パターンPT1,PT2(PT)は、図3に示すように、パターン幅PTd1,PTd2(PTd)の帯状(この例ではベタ黒)のベタ画像もしくは矩形画像である。
こうすることで、画像形成装置100の操作部120に対して作業者による入力操作で調整する場合には、作業者にとってパターン幅PTd1,PTd2の帯状のベタ画像もしくは矩形画像である調整用確認パターンPT1,PT2を見易くすることができる。また、シートPの余白幅BLd1,BLd2を自動で調整する場合であっても、検知部130がパターン幅PTd1、PTd2の帯状のベタ画像もしくは矩形画像である調整用確認パターンPT1,PT2を検知し易くすることができ、これにより、調整用確認パターンPT1,PT2に対する検知部130の検知精度を向上させることができる。
本実施の形態において、調整用確認パターンPTは、シートPの先端部PE1における端部余白BL1の余白幅BLd1を基準余白幅BSd1(この例では4mm)に調整するための先端部調整用確認パターン(PT1)を含んでいる。
こうすることで、シートPの先端部PE1における端部余白BL1の余白幅BLd1が基準余白幅BSd1になるように余白幅BLdを容易に調整することができる。
本実施の形態において、調整用確認パターンPTは、シートPの搬送方向Hに直交するシートPの幅方向Tにおける端部である側端部PE2における端部余白BL2の余白幅BLd2を基準余白幅BSd2(この例では2mm)に調整するための側端部調整用確認パターン(PT2)を含んでいる。
こうすることで、シートPの側端部PE2における端部余白BL2の余白幅BLd2が基準余白幅BSd2になるように余白幅BLd2を容易に調整することができる。
図5は、シートPに形成された調整用確認パターンPTのさらに他の例(PT5)を示す平面図である。
本実施の形態において、調整用確認パターンPTは、先端部調整用確認パターン(PT1)と側端部調整用確認パターン(PT2)とが隣接した隣接調整用確認パターンPT5を含んでいる。
こうすることで、シートPの先端部PE1及び側端部PE2における端部余白BL1,BL2の余白幅BLd1,BLd2が基準余白幅BSd1,BSd2になるように余白幅BLd1,BLd2を容易に調整することができる。また、隣接調整用確認パターンPT5における先端部調整用確認パターン(PT1)と側端部調整用確認パターン(PT2)とが隣接していることで、先端部調整用確認パターン(PT1)及び側端部調整用確認パターン(PT2)をシートPのコーナー部分(近傍)に形成することができる。これにより、画像形成装置100の操作部120に対して作業者による入力操作で調整する場合には、作業者にとって隣接調整用確認パターンPT5における先端部調整用確認パターン(PT1)及び側端部調整用確認パターン(PT2)を見易くすることができる。また、シートPの余白幅BLd1,BLd2を自動で調整する場合であっても、例えば、シートPの幅方向Tにおける端部のみを検知する検知部130を用いることができ、それだけ、検知部130の低コスト化を実現させることができる。
〔第2実施形態〕
図6は、シートPに形成された調整用確認パターンPTのさらに他の例(PT6)を示す平面図である。
図6は、シートPに形成された調整用確認パターンPTのさらに他の例(PT6)を示す平面図である。
本実施の形態において、調整用確認パターンPTは、基準余白幅BSd1と等しい第1パターン幅(PTd1)の第1調整用確認パターンPT6を含んでいる。
こうすることで、余白幅BLd1が第1調整用確認パターンPT6の第1パターン幅(PTd1)になるように余白幅BLd1を調整することができ、これにより、シートPの余白幅BLd1を精度よく調整することができる。
本実施の形態において、調整用確認パターンPTは、基準余白幅BSd1よりも所定の距離dだけ小さい第2パターン幅PTd3の第2調整用確認パターンPT7及び基準余白幅BSd1よりも所定の距離dだけ大きい第3パターン幅PTd4の第3調整用確認パターンPT8を含んでいる。
こうすることで、余白幅BLd1が第2調整用確認パターンPT7及び第3調整用確認パターンPT8のシートPの端部側端PTaと、第2調整用確認パターンPT7のシートPの端部PE(この例では先端部PE1)とは反対側端PT7bと第3調整用確認パターンPT8のシートPの端部PE(この例では先端部PE1)とは反対側端PT8bとの中間位置PTbとの間の幅(PTd1=BSd1)になるよう余白幅BLd1を調整することができ、これにより、シートPの余白幅BLd1を確実に調整することができる。
なお、この例では、先端部PE1の余白幅BLd1を調整するようにしたが、側端部PE2を調整するようにしてもよい。
本実施の形態において、制御部140が作業者余白幅調整手段Q1を備えることで、シートPに形成された調整用確認パターンPTの画像から作業者による端部余白BLの基準余白幅BSdへの調整の容易化を実現させることができる。
〔第3実施形態〕
本実施の形態に係る画像形成装置100は、検知部130(図1、図2参照)と、制御部140とを備えている。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、検知部130(図1、図2参照)と、制御部140とを備えている。
図7は、搬送されるシートPと検知部130との位置関係を示す側面図である。また、図8は、図3に示す例において、搬送されるシートPの端部余白BL1,BL2(BL)及び調整用確認パターンPT1,PT2(PT)を検知部130にて検知する様子を示す平面図である。
検知部130は、端部余白BLの余白幅BLd及び調整用確認パターンPTのパターン幅PTdを検知する。制御部140は、図2に示すように、作業者余白幅調整手段Q1に代えて或いは加えて、パターン幅測定手段Q2と、余白幅調整手段Q3とを備える。パターン幅測定手段Q2は、検知部130にて検知した端部余白BL及び調整用確認パターンPTの検知信号に基づいて端部余白BLの余白幅BLd及び調整用確認パターンPTのパターン幅PTdを測定する。
図9は、検知部130にて検知した検知信号DSをシートPの端部余白BL及び調整用確認パターンPTと比較して説明するための説明図である。
図9に示すように、検知部130にて検知した検知信号DSは、調整用確認パターンPTの部分α(黒色部)に対応する第1タイミングT1及びシートPが存在しない部分βに対応する第2タイミングT2でローレベルとなり、端部余白BLの部分γ(白色部)に対応する第3タイミングT3でハイレベルとなる。これにより、制御部140は、所定の基準時間Ts以下の第1タイミングT1及び第3タイミングT3で調整用確認パターンPTのパターン幅PTd及びシートPの端部余白BLの余白幅BLdをそれぞれ検出(認識)することができる。
余白幅調整手段Q3は、パターン幅測定手段Q2にて測定した余白幅BLdが、パターン幅測定手段Q2にて測定したパターン幅PTdと一致するように余白幅BLdを調整する。
こうすることで、シートPの余白幅BLdと調整用確認パターンPTのパターン幅PTdとを比較するといった簡単な制御構成でありながらシートPの余白幅BLdを自動で調整することができる。これにより、シートPの余白幅BLdを調整するための制御構成を簡素化させることができる。
本実施の形態において、調整用確認パターンPTは、図3から図6に示すように、シートPの先端部PE1における端部余白BL1の余白幅BLd1を基準余白幅BSd1に調整するための先端部調整用確認パターン(PT1,PT3,PT5~PT8)を含んでいる。余白幅調整手段Q3は、主走査方向Mにおける画像形成タイミングを制御することにより先端部PE1における端部余白BL1の余白幅BLd1がパターン幅PTd1と一致するように余白幅BLd1を調整する。
こうすることで、シートPの先端部PE1における端部余白BL1の余白幅BLd1が基準余白幅BSd1になるように余白幅BLd1を自動で調整することができる。
本実施の形態において、調整用確認パターンPTは、図3から図5に示すように、シートPの側端部PE2における端部余白BL2の余白幅BLd2を基準余白幅BSd2に調整するための側端部調整用確認パターン(PT2,PT4)を含んでいる。余白幅調整手段Q3は、副走査方向Nにおける画像形成タイミングを制御することにより側端部PE2における端部余白BL2の余白幅BLd2がパターン幅PTd2と一致するように余白幅BLd2を調整する。
こうすることで、シートPの側端部PE2における端部余白BL2の余白幅BLd2が基準余白幅BSd2になるように余白幅BLd2を自動で調整することができる。
ところで、本実施の形態のように、既存の画像形成装置100において、検知部画像形成位置(転写ニップ部TN)の上流側(レジストローラ13の上流側)においてシートPの搬送方向H及び又はシートPの幅方向Tにおける搬送位置を検知する位置検知部(130)(図1、図2、図8参照)が設けられている場合がある。
この点、本実施の形態に係る画像形成装置100は、表面に画像形成したシートPの表裏を反転させてシートPの搬送方向HにおいてシートPを画像形成位置(転写ニップ部TN)の上流側(レジストローラ13の上流側)に搬送するためのシート反転搬送路W2を備えている。検知部130は、シート反転搬送路W2(図1参照)にて表裏が反転したシートPにおいて表面の端部余白BL及び表面に形成した調整用確認パターンPTを検知する。
こうすることで、シートPの搬送位置を検知する位置検知部を余白幅調整用の検知部130と兼用することができる。これにより、既存の検知部を利用してシートPの余白幅BLdを自動で調整することができる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、係る実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
1 露光装置
3 感光体ドラム
10 転写ローラ
13 レジストローラ
100 画像形成装置
102 画像形成部
110 画像形成装置本体
120 操作部
130 検知部
140 制御部
141 処理部
142 記憶部
BL 端部余白
BL1 端部余白
BL2 端部余白
BLd 余白幅
BLd1 余白幅
BLd2 余白幅
BS 基準余白
BS1 基準余白
BS2 基準余白
BSd 基準余白幅
BSd1 基準余白幅
BSd2 基準余白幅
DS 検知信号
H 搬送方向
M 主走査方向
N 副走査方向
P シート
PE 端部
PE1 先端部
PE2 側端部
PT 調整用確認パターン
PT1 調整用確認パターン
PT2 調整用確認パターン
PT3 調整用確認パターン
PT4 調整用確認パターン
PT5 隣接調整用確認パターン
PT6 第1調整用確認パターン
PT7 第2調整用確認パターン
PT7b 反対側端
PT8 第3調整用確認パターン
PT8b 反対側端
PTa 端部側端
PTb 中間位置
PTd パターン幅
PTd1 パターン幅
PTd2 パターン幅
PTd3 第2パターン幅
PTd4 第3パターン幅
Q1 作業者余白幅調整
Q2 パターン幅測定手段
Q3 余白幅調整手段
S 余白幅方向
S1 余白幅方向
S2 余白幅方向
T 幅方向
T1 第1タイミング
T2 第2タイミング
T3 第3タイミング
TN 転写ニップ部
Ts 基準時間
W1 シート搬送路
W2 シート反転搬送路
d 距離
3 感光体ドラム
10 転写ローラ
13 レジストローラ
100 画像形成装置
102 画像形成部
110 画像形成装置本体
120 操作部
130 検知部
140 制御部
141 処理部
142 記憶部
BL 端部余白
BL1 端部余白
BL2 端部余白
BLd 余白幅
BLd1 余白幅
BLd2 余白幅
BS 基準余白
BS1 基準余白
BS2 基準余白
BSd 基準余白幅
BSd1 基準余白幅
BSd2 基準余白幅
DS 検知信号
H 搬送方向
M 主走査方向
N 副走査方向
P シート
PE 端部
PE1 先端部
PE2 側端部
PT 調整用確認パターン
PT1 調整用確認パターン
PT2 調整用確認パターン
PT3 調整用確認パターン
PT4 調整用確認パターン
PT5 隣接調整用確認パターン
PT6 第1調整用確認パターン
PT7 第2調整用確認パターン
PT7b 反対側端
PT8 第3調整用確認パターン
PT8b 反対側端
PTa 端部側端
PTb 中間位置
PTd パターン幅
PTd1 パターン幅
PTd2 パターン幅
PTd3 第2パターン幅
PTd4 第3パターン幅
Q1 作業者余白幅調整
Q2 パターン幅測定手段
Q3 余白幅調整手段
S 余白幅方向
S1 余白幅方向
S2 余白幅方向
T 幅方向
T1 第1タイミング
T2 第2タイミング
T3 第3タイミング
TN 転写ニップ部
Ts 基準時間
W1 シート搬送路
W2 シート反転搬送路
d 距離
Claims (12)
- シートの端部側に設定する端部余白の余白幅を予め決められた基準余白幅に調整するための所定の調整用確認パターンを前記シートに形成する画像形成装置であって、
前記シートの端部から所定の余白幅分の間隔を空けた位置から前記余白幅の方向である余白幅方向に前記調整用確認パターンを形成し、
前記調整用確認パターンのパターン幅が前記基準余白幅と一致することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記調整用確認パターンは、帯状のベタ画像もしくは矩形画像であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記調整用確認パターンは、前記シートの搬送方向における下流側の端部である先端部における前記端部余白の前記余白幅を前記基準余白幅に調整するための先端部調整用確認パターンを含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記調整用確認パターンは、前記シートの搬送方向に直交するシート幅方向における端部である側端部における前記端部余白の前記余白幅を前記基準余白幅に調整するための側端部調整用確認パターンを含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4に記載の画像形成装置であって、
前記調整用確認パターンは、前記先端部調整用確認パターンと前記側端部調整用確認パターンとが隣接した隣接調整用確認パターンを含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項5までの何れ1つに記載の画像形成装置であって、
前記調整用確認パターンは、前記基準余白幅と等しい第1パターン幅の第1調整用確認パターンを含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項6までの何れ1つに記載の画像形成装置であって、
前記調整用確認パターンは、前記基準余白幅よりも所定の距離だけ小さい第2パターン幅の第2調整用確認パターン及び前記基準余白幅よりも前記所定の距離だけ大きい第3パターン幅の第3調整用確認パターンを含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項7までの何れか1つに記載の画像形成装置であって、
前記シートに形成された前記調整用確認パターンの前記余白幅を前記基準余白幅と一致するように作業者が調整可能な作業者余白幅調整手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項7までの何れ1つに記載の画像形成装置であって、
前記端部余白の前記余白幅及び前記調整用確認パターンの前記パターン幅を検知する検知部と、
前記検知部にて検知した前記端部余白及び前記調整用確認パターンの検知信号に基づいて前記端部余白の前記余白幅及び前記調整用確認パターンの前記パターン幅を測定するパターン幅測定手段と、
前記パターン幅測定手段にて測定した前記余白幅が、前記パターン幅測定手段にて測定した前記パターン幅と一致するように前記余白幅を調整する余白幅調整手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項9に記載の画像形成装置であって、
前記調整用確認パターンは、前記シートの搬送方向における下流側の端部である先端部における前記端部余白の前記余白幅を前記基準余白幅に調整するための先端部調整用確認パターンを含み、
前記余白幅調整手段は、主走査方向における画像形成タイミングを制御することにより前記先端部における前記端部余白の前記余白幅が前記パターン幅と一致するように前記余白幅を調整することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置であって、
前記調整用確認パターンは、前記シートの搬送方向に直交するシート幅方向における端部である側端部における前記端部余白を調整するための側端部調整用確認パターンを含み、
前記余白幅調整手段は、副走査方向における画像形成タイミングを制御することにより前記側端部における前記端部余白の前記余白幅が前記パターン幅と一致するように前記余白幅を調整することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項9から請求項11までの何れか1つに記載の画像形成装置であって、
表面に画像形成した前記シートの表裏を反転させて前記シートの搬送方向において前記シートを画像形成位置の上流側に搬送するためのシート反転搬送路を備え、
前記検知部は、前記シート反転搬送路にて表裏が反転した前記シートにおいて前記表面の前記端部余白及び前記表面に形成した前記調整用確認パターンを検知することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021031710A JP2022132949A (ja) | 2021-03-01 | 2021-03-01 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021031710A JP2022132949A (ja) | 2021-03-01 | 2021-03-01 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022132949A true JP2022132949A (ja) | 2022-09-13 |
Family
ID=83229262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021031710A Pending JP2022132949A (ja) | 2021-03-01 | 2021-03-01 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022132949A (ja) |
-
2021
- 2021-03-01 JP JP2021031710A patent/JP2022132949A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8553280B2 (en) | Image on paper registration using image marks | |
JP4608325B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US9977361B2 (en) | Image forming apparatus and image forming system | |
US10136010B2 (en) | Position measurement reference sheet, image forming apparatus, and image position measurement method | |
JP5100174B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2019158920A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP2006240774A (ja) | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 | |
JP5333432B2 (ja) | 画像形成装置及び制御プログラム | |
US9083836B2 (en) | Image forming apparatus, image forming method, and non-transitory computer-readable medium storing image forming program | |
US8139991B2 (en) | Image forming apparatus containing color shading correction and bias correction of intermediate transfer belt | |
JP2002108164A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP4736571B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US11375074B2 (en) | Image forming apparatus for forming an image for measuring a relative position with respect to a paper | |
JP2022132949A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011197316A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006078927A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7352861B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6634892B2 (ja) | 画像形成装置、画像濃度調整方法及びプログラム | |
JP2005309050A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7356386B2 (ja) | 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 | |
US11982968B2 (en) | Image forming apparatus with two correcting portions that correct a position of a sheet in the width direction | |
US11905137B2 (en) | Sheet feeding device and image forming apparatus | |
JP2020154029A (ja) | 画像形成装置、シート搬送装置、及び搬送速度の検出方法 | |
JP2009092869A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6882925B2 (ja) | 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 |