JP2022127768A - 打撃工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】打撃工具において、片持ち状の把持部を含むハンドルへの振動伝達の低減に資する技術を提供する。【解決手段】打撃工具1は、工具本体2、モータ、ハンドル3、少なくとも1つの付勢部材41、少なくとも1つのガイド部を備える。ハンドルは、工具本体に対して回動可能、且つ、少なくとも前後方向に移動可能に工具本体に連結されている。ハンドルは、少なくとも部分的に筒状に形成されて工具本体の一部を覆うカバー部31と、カバー部から、駆動軸に交差する方向に片持ち状に延びる把持部とを含む。少なくとも1つの付勢部材は、工具本体とハンドルとを、前後方向において互いから離れる方向に付勢する。少なくとも1つのガイド部は、工具本体のうちカバー部に覆われた部分に設けられた第1部分51と、ハンドルのカバー部に設けられ、第1部分に対して少なくとも前後方向に移動可能に第1部分と連結された第2部分とを備える。【選択図】図3

Description

本開示は、先端工具を直線状に駆動するように構成された打撃工具に関する。
先端工具を駆動軸に沿って直線状に駆動することで、加工材に対する加工作業を行う打撃工具では、駆動軸の延在方向に特に大きな振動が発生する。これに対し、様々な防振ハウジング構造が提案されている。例えば、特許文献1に開示されている打撃工具(ハンマ)では、把持部を含むハンドルは、モータ及び駆動機構を収容する本体部に対して、駆動軸の延在方向に移動可能、且つ、回動可能である。
米国特許第7886838号明細書
特許文献1の打撃工具では、長尺状の把持部2つの端部が本体部又はハンドルの別の部分に連結されている。一方、打撃工具には、自由端を有する把持部(所謂片持ち状の把持部)を含むハンドルを備えるものがある。
本開示は、打撃工具において、片持ち状の把持部を含むハンドルへの振動伝達の低減に資する技術を提供することを目的とする。
本開示の一態様によれば、前後方向を規定する駆動軸に沿って先端工具を直線状に駆動するように構成された打撃工具が提供される。この打撃工具は、工具本体と、モータと、ハンドルと、少なくとも1つの付勢部材と、少なくとも1つのガイド部とを備える。
工具本体は、駆動軸に沿って延在する。モータは、工具本体に収容されている。また、モータは、駆動軸に平行な軸周りに回転可能なモータシャフトを有する。ハンドルは、工具本体に対して回動可能、且つ、少なくとも前後方向に移動可能に工具本体に連結されている。ハンドルは、カバー部と、把持部とを含む。カバー部は、少なくとも部分的に筒状に形成され、工具本体の一部を覆う。把持部は、カバー部から、駆動軸に交差する方向に片持ち状に延びる。なお、「把持部がカバー部から片持ち状に延びる」とは、把持部の一端部のみがカバー部に連結され、把持部の他端が自由端であることを意味するものである。
少なくとも1つの付勢部材は、工具本体とハンドルとの間に介在し、工具本体とハンドルとを、前後方向において互いから離れる方向に付勢する。少なくとも1つのガイド部は、第1部分と第2部分とを備える。第1部分は、工具本体のうちカバー部に覆われた部分に設けられている。第2部分は、ハンドルのカバー部に設けられている。第2部分は、第1部分に対して少なくとも前後方向に移動可能に第1部分と連結されている。
上記構成によれば、先端工具の駆動中に生じる前後方向の振動(つまり、駆動軸の延在方向に生じる主たる振動)に応じて、ガイド部の第1部分と第2部分とが前後方向に相対移動することで、片持ち状の把持部を含むハンドルは、工具本体に対して前後方向に移動することができる。また、このとき、少なくとも1つの付勢部材が前後方向の振動を吸収することができる。よって、工具本体からハンドルへ伝達される前後方向の振動を効果的に低減することができる。また、工具本体とハンドルとが相対的に回動することで、回動方向の振動の伝達も低減することができる。
ハンマドリルの左側面図であって、ハンドルが初期位置にあるときを示す。 ハンマドリルの背面図である。 ハンドルの左側部材が取り外された状態のハンマドリルの左側面図であって、ハンドルが初期位置にあるときを示す。 図1のIV-IV線における断面図である。 図2のV-V線における断面図である。 ホルダに嵌め込まれた弾性部材の側面図である。 ハンマドリルの左側面図であって、ハンドルが前方位置にあるときを示す。 ハンドルの左側部材が取り外された状態のハンマドリルの左側面図であって、ハンドルが前方位置にあるときを示す。 図4に対応する断面図であって、ハンドルが前方位置にあるときを示す。 図5に対応する断面図であって、ハンドルが前方位置にあるときを示す。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、少なくとも1つのガイド部は、工具本体に対するハンドルの前後方向の移動、及び、駆動軸に交差する方向の移動を許容するように構成されていてもよい。この構成によれば、少なくとも1つのガイド部は、前後方向の主たる振動のみならず、駆動軸に交差する方向の振動の伝達を低減することができる。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、少なくとも1つのガイド部は、2つのガイド部を含んでもよい。2つのガイド部は、駆動軸を含み、且つ、把持部の延在方向に延びる平面に対して対称に配置されていてもよい。この構成によれば、ガイド部が1つの場合に比べ、工具本体とハンドルとの安定した相対移動が実現される。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、少なくとも1つのガイド部は、第1部分と第2部分とを弾性的に連結する弾性部材を更に備えてもよい。この構成によれば、第1部分と第2部分とを介して工具本体からハンドルへ伝達される振動を効果的に低減することができる。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、第1部分及び第2部分のうち一方は、弾性部材を、第1部分及び第2部分のうち一方に対して前後方向に移動可能に保持するように構成されていてもよい。この構成によれば、簡易な構成で、前後方向における第1部分と第2部分との相対移動(ひいては工具本体とハンドルとの相対移動)を案内することができる。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、弾性部材は、環状の弾性部材であってもよい。そして、第1部分及び第2部分のうち他方は、弾性部材の内側に嵌め込まれた突起を含んでもよい。この構成によれば、簡易な構成で第1部分と第2部分とを弾性的に連結し、突起の軸に交差する方向の第1部分と第2部分の相対移動(ひいては工具本体とハンドルとの相対移動)を許容することができる。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、弾性部材の内周面と突起の外周面とは、部分的に非接触状態にあってもよい。この構成によれば、弾性部材の内周面と突起の外周面とが実質的に全体で接触する場合に比べ、弾性部材の弾性変形をしやすくできる。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、少なくとも1つのガイド部は、第1部分及び第2部分のうち一方と弾性部材との間に介在し、弾性部材を保持する金属製のホルダを更に備えてもよい。つまり、弾性部材は、ホルダを介して第1部分及び第2部分のうち一方に保持されていてもよい。ホルダは、第1部分及び第2部分のうち一方に対して前後方向に摺動可能であってもよい。この構成によれば、弾性部材が第1部分及び第2部分のうち一方に直接保持される場合に比べ、弾性部材の前後方向の移動が容易となる。また、弾性部材の摩耗を抑制することができる。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、少なくとも1つのガイド部は、少なくとも1つの前側ガイド部と、少なくとも1つの後側ガイド部とを含んでもよい。少なくとも1つの後側ガイド部は、前後方向において、少なくとも1つの前側ガイド部よりも把持部に近い位置に配置されていてもよい。この構成によれば、少なくとも1つの前側ガイド部と、少なくとも1つの後側ガイド部とが、前後方向の異なる位置で、工具本体とハンドルの前後方向の相対移動をより安定して案内することができる。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、少なくとも1つの前側ガイド部の弾性部材の弾性変形特性と、少なくとも1つの後側ガイド部の弾性部材の弾性変形特性とは、互いに異なっていてもよい。なお、弾性変形特性とは、弾性変形のしやすさと言い換えてもよい。この構成によれば、弾性部材の弾性変形特性を適宜設定することで、少なくとも1つの前側ガイド部及び少なくとも1つの後側ガイド部の一方を、工具本体とハンドルの相対回動の支点に利用することができる。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、少なくとも1つの前側ガイド部の弾性部材は、少なくとも1つの後側ガイド部の弾性部材よりも弾性変形しにくく構成されていてもよい。この構成によれば、把持部からより離れた位置にある少なくとも1つの前側ガイド部を相対回動の支点に利用して、工具本体とハンドルの相対回動方向の振動が把持部へ伝達されるのを効果的に低減することができる。
本開示の1つ又はそれ以上の実施形態において、少なくとも1つの付勢部材は、モータシャフトの軸を含む平面上において、軸に対して対称に配置された2つの付勢部材を含んでもよい。この構成によれば、1つの付勢部材が設けられる場合に比べ、工具本体とハンドルの相対移動を安定化することができる。
<実施例>
以下、図1~図10を参照して、本開示の代表的且つ非限定的な実施例に係るハンマドリル1について説明する。ハンマドリル1は、先端工具91を打撃することで、先端工具91を直線状に駆動可能な電動工具(いわゆる打撃工具)の一例である。より詳細には、ハンマドリル1は、先端工具91を所定の駆動軸A1に沿って直線状に駆動する動作(以下、打撃動作という)と、先端工具91を駆動軸A1周りに回転駆動する動作(以下、回転動作という)とを遂行可能な電動工具である。
図1に示すように、ハンマドリル1の外郭は、主に、工具本体2と、工具本体2に連結されたハンドル3とによって形成されている。
工具本体2は、ハンマドリル1の主要な機構を収容する中空体であって、本体ハウジング、外郭ハウジング等とも称される。工具本体2は、先端工具91の駆動軸A1に沿って延在する。駆動軸A1の延在方向(以下、単に駆動軸方向という)における工具本体2の一端部内には、ツールホルダ79が配置されている。ツールホルダ79には、先端工具91を取り外し可能に装着可能である。工具本体2には、主に、モータ71と、モータ71の動力によって、ツールホルダ79に保持された先端工具91を駆動するように構成された駆動機構75とが収容されている。なお、本実施例では、モータ71は、ロータと一体的に回転するモータシャフト711の回転軸A2が駆動軸A1と平行に延びるように配置されている。
ハンドル3は、工具本体2とは別個に形成され、工具本体2に対して回動可能、且つ、駆動軸方向に移動可能に、工具本体2に連結されている。ハンドル3は、使用者によって把持されるように構成された把持部33を有する。把持部33は、駆動軸方向における工具本体2の他端部(つまり、ツールホルダ79が配置された一端部と反対側の端部)から、駆動軸A1に交差する方向(詳細には、駆動軸A1及び回転軸A2に概ね直交する方向)に突出するように延在する。把持部33の突出端は、自由端である。把持部33は、使用者によって押圧操作(引き操作)されるトリガ331を備えている。ハンマドリル1では、トリガ331の押圧操作に応じてモータ71が通電され、駆動機構75が駆動されることで、打撃動作及び/又は回転動作が行われる。
以下、ハンマドリル1の詳細構成について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、駆動軸A1の延在方向(工具本体2の長軸方向)を、ハンマドリル1の前後方向と規定する。前後方向において、ツールホルダ79が配置されている側をハンマドリル1の前側と規定し、反対側(把持部33が配置されている側)を後側と規定する。駆動軸A1に直交し、且つ、把持部33の延在方向に概ね対応する方向(駆動軸A1及び回転軸A2に直交する方向)を、ハンマドリル1の上下方向と規定する。上下方向において、把持部33の基端部側をハンマドリル1の上側と規定し、把持部33の自由端側をハンマドリル1の下側と規定する。また、前後方向及び上下方向に直交する方向を、ハンマドリル1の左右方向と規定する。
まず、工具本体2の構成及びその内部構造について説明する。
工具本体2は、駆動機構収容部21と、モータ収容部23とを含む。
図1に示すように、駆動機構収容部21は、駆動機構75を収容する中空体である。駆動機構収容部21は、工具本体2の前半部分を構成する。駆動機構収容部21の前端部は、円筒状に形成されており、この内部にツールホルダ79が配置されている。駆動機構収容部21のうち前端部以外の部分は、概ね矩形筒状に形成されている。周知の構成であるため、詳細な図示及び説明は省略するが、駆動機構75は、打撃動作を遂行する運動変換機構及び打撃機構と、回転動作を遂行する回転伝達機構とを含む。運動変換機構には、典型的には、揺動部材(例えば、swash bearing、wobble plate/bearing)又はクランク機構と、ピストンとを用いて、回転運動を直線運動に変換する機構が採用される。回転伝達機構には、典型的には、複数のギヤを含む減速機構が採用される。
なお、本実施例では、ハンマドリル1は、打撃動作のみが行われる打撃モード(hammering only)、回転動作のみが行われる回転モード(rotation only)、打撃動作と回転動作が同時に行われる回転打撃モード(hammering with rotation)の3つの動作モードを有する。これも周知の構成であるため、詳細な図示及び説明は省略するが、駆動機構75は、モード切替ノブを介して使用者によって選択された動作モードに応じて動作する。
図1、図3及び図4に示すように、モータ収容部23は、モータ71を収容する中空体である。モータ収容部23は、後端が閉塞された筒状に形成されている。本実施例では、モータ収容部23は、駆動機構収容部21とは別個に形成された単一の部材(継ぎ目のない部材)である。モータ収容部23は、ネジ(図示略)によって、駆動機構収容部21の後端に連結固定されており、工具本体2の後半部分を構成する。
本実施例では、モータ71には、整流子を有する交流モータが採用されている。前後方向に延在するモータシャフト711のうち、ステータの前方に突出する部分には、ファン713が固定されている。ファン713は、モータ収容部23の前端部231内に配置されている。モータ収容部23の前端部231は、前端部231の後方に延在する部分(ステータ等が収容される部分)よりも、ステータの径方向外側に突出している。
また、本実施例では、工具本体2のモータ収容部23には、工具本体2とハンドル3とを弾性的に連結するための構成として、2つの第1バネ受け(バネ座)25(図5参照)と、4つのガイド凹部51(図4参照)とが設けられている。工具本体2とハンドル3との弾性連結構造については、後で詳述する。
次に、ハンドル3の構成及びその内部構造について説明する。
図2~図4に示すように、本実施例では、ハンドル3は、左側部材(左側シェル、左側ハンドル部)3Lと、右側部材(右側シェル、右側ハンドル部)3Rとが、複数箇所において、ネジ(図示略)によって左右方向に互いに連結固定されることで形成されている。また、ハンドル3は、カバー部31と、把持部33とを含む。
図1~図4に示すように、カバー部31は、全体としては、後端部が閉塞された筒状に形成されている。カバー部31は、工具本体2の後部、より詳細には、モータ収容部23の大部分を覆っている。カバー部31は、モータ収容部23の左側、右側、上側、下側、後側に夫々配置される左壁部31L、右壁部31R、上壁部、下壁部、後壁部を含む。なお、左壁部31L及び右壁部31Rのうち、上下方向の中央部は、他の部分よりも前方に突出している。なお、工具本体2の後部のうち、カバー部31に覆われない部分は、蛇腹29によって覆われている。蛇腹29は、工具本体2とハンドル3の相対移動に応じて前後方向に伸縮可能に構成されている。
また、本実施例では、カバー部31には、工具本体2とハンドル3とを弾性的に連結するための構成として、2つの第2バネ受け(バネ座)35(図5参照)と、4つのガイド突起53(図4参照)とが設けられている。第2バネ受け35は、付勢部材41を介して第1バネ受け25と連結されている。また、ガイド突起53は、弾性部材55及びホルダ57を介してガイド凹部51と連結されている。なお、工具本体2とハンドル3との連結構造については、後で詳述する。
図3に示すように、把持部33は、長尺の筒状に形成されている。把持部33は、カバー部31から下方に、片持ち状に延びている。つまり、把持部33は、工具本体2の下端よりも下方で、上下方向に延びている。把持部33の上端部には、トリガ331が配置されている。把持部33の内部には、トリガ331の後方にスイッチ335が配置されている。スイッチ335は、常時にはオフで保持されており、トリガ331の押圧操作に応じてオンとされる。スイッチ335がオンとされるのに応じて、モータ71が通電される。また、把持部33の下端(ハンドル3の自由端、突出端)からは、外部の交流電源に接続可能な電源コード337が延びている。
以下、工具本体2とハンドル3との連結構造の詳細について説明する。
まず、第1バネ受け25と第2バネ受け35との連結構造の詳細について説明する。
図5に示すように、2つの第1バネ受け(バネ座)25は、工具本体2のモータ収容部23の前端部231に設けられている。より詳細には、第1バネ受け25の一方は、前端部231の左下後端部に設けられている。第1バネ受け25の他方は、前端部231の右上後端部に設けられている。更に詳細には、2つの第1バネ受け25は、モータシャフト711の回転軸A2を含み、ハンマドリル1を後方からみたときに左下から右上に向かって延びる仮想的な平面P1(図2参照)上、且つ、回転軸A2に対して対称に配置されている。つまり、2つの第1バネ受け25は、上下方向及び左右方向において異なる位置にあり、前後方向において略同じ位置にある。また、モータシャフト711の回転軸A2と、2つの第1バネ受け25の夫々との間の距離は、略同一である。
第1バネ受け25の各々は、付勢部材41の2つの端部のうち第1端部411を受ける(第1端部411に当接する)ように構成されている。なお、本実施例では、付勢部材41は、圧縮コイルバネである。より詳細には、第1バネ受け25は、前端部231の後端面から後方に突出する突起251を有する。付勢部材41の第1端部411は、第1バネ受け25の突起251に嵌め込まれ、モータ収容部23の前端部231(ショルダ部)の後端面である当接面252に当接している。
2つの第2バネ受け35は、夫々、工具本体2の2つの第1バネ受け25に対応して設けられている。より詳細には、第2バネ受け35の一方は、カバー部31の左下中央部に設けられ、第2バネ受け35の他方は、カバー部31の右上中央部に設けられている。更に詳細には、2つの第2バネ受け35は、平面P1(図2参照)上、且つ、回転軸A2に対して対称に配置されている。また、2つの第2バネ受け35は、夫々、2つの第1バネ受け25の真後ろに配置されている。つまり、第2バネ受け35は、第1バネ受け25を通り、モータシャフト711の回転軸A2に平行な(前後方向に延在する)直線上に配置されている。
第2バネ受け35の各々は、付勢部材41の2つの端部のうち第2端部412を受ける(第2端部412に当接する)ように構成されている。より詳細には、第2バネ受け35は、カバー部31の内部に突出するベース部351と、ベース部351から前方に突出する突起354とを有する。付勢部材41の第2端部412は、突起354に嵌め込まれ、ベース部351の前端面である当接面352に当接している。
このようにして、第1バネ受け25と第2バネ受け35とは、付勢部材41によって弾性的に連結されている。付勢部材41は、第1バネ受け25と第2バネ受け35との間に圧縮状態で保持され、工具本体2とハンドル3とを、前後方向において互いから離れる方向に付勢している。つまり、付勢部材41は、工具本体2及びハンドル3を、夫々、前方及び後方に付勢している。
次に、ガイド凹部51とガイド突起53との連結構造について説明する。
図3及び図4に示すように、4つのガイド凹部51は、夫々、モータ収容部23の左側部23Lに2つ、右側部23Rに2つ配置されている。より詳細には、左側部23Lには、前後方向に離間して、2つのガイド凹部51が配置されている。右側部23Rにも、同様に、前後方向に離間して、2つのガイド凹部51が配置されている。なお、左側部23L及び右側部23Rの各々の2つのガイド凹部51は、前後方向において、モータ収容部23のうち、ハンドル3のカバー部31に覆われる部分の前端部及び後端部に設けられている。また、2つのガイド凹部51は、上下方向において実質的に同じ位置に配置されている。言い換えると、2つのガイド凹部51は、側面視で(工具本体2を左又は右からみたときに)、前後方向に延在する一直線上に配置されている。なお、本実施例では、2つのガイド凹部51は、側面視で、モータシャフト711の回転軸A2上に配置されている。
また、4つのガイド凹部51のうち、前側の左右一対のガイド凹部51は、ハンマドリル1(工具本体2)の左右方向の中心を通り、上下方向(把持部33の実質的な延在方向)に延在する仮想的な平面P2(図2参照)に対して対称に配置されている。平面P2は、駆動軸A1を含み、上下方向に延在する仮想的な平面(駆動軸A1及び回転軸A2を含む平面)ともいえる。同様に、後側の左右一対のガイド凹部51も、平面P2に対して対称に配置されている。
4つのガイド凹部51は、若干の形状の違いはあるものの、全て左右方向の深さを有する凹部であって、実質的に同一の構成を有する。詳細には、各ガイド凹部51は、モータ収容部23の左側部23Lから左方へ突出する周壁部、又は、モータ収容部23の右側部23Rから右方へ突出する周壁部によって規定されている。各ガイド凹部51の前後方向の長さは、上下方向の幅よりも大きい。また、各ガイド凹部51の前端部及び後端部は、側面視半円状に形成されている。
図4に示すように、4つのガイド突起53は、工具本体2の4つのガイド凹部51に夫々対応して、カバー部31の左壁部31Lに2つ、右壁部31Rに2つ配置されている。より詳細には、カバー部31の左壁部31Lには、前後方向に離間して、2つのガイド突起53が配置されている。右壁部31Rにも、同様に、前後方向に離間して、2つのガイド突起53が配置されている。なお、左壁部31L及び右壁部31Rの各々の2つのガイド突起53は、上下方向において実質的に同じ位置に配置されている。言い換えると、2つのガイド突起53は、側面視で(ハンドル3を左又は右からみたときに)、前後方向に延在する一直線上(より詳細には、モータシャフト711の回転軸A2上)に配置されている。
また、4つのガイド突起53のうち、前側の左右一対のガイド突起53は、平面P2(図2参照)に対して対称に配置されている。同様に、後側の左右一対のガイド突起53も、平面P2に対して対称に配置されている。
4つのガイド突起53は、若干の形状の違いはあるものの、全て断面の輪郭形状が円形の突起であって、実質的に同一の構成を有する。詳細には、各ガイド突起53は、左壁部31Lから右方に(つまり、モータ収容部23の左側部23Lに向けて)突出する突起、又は、右壁部31Rから左方に(つまり、モータ収容部23の右側部23Rに向けて)突出する突起である。各ガイド突起53の外径は、ガイド凹部51の上下方向の幅よりも小さい。また、各ガイド突起53の長さは、ガイド突起53の突出端がモータ収容部23の外面(ガイド凹部51の底面)に接触しないように設定されている。
図4に示すように、本実施例では、ガイド突起53は、弾性部材55及びホルダ57を介して、ガイド凹部51に対して前後方向に移動可能にガイド凹部51に連結されている。ガイド凹部51と、ガイド突起53と、弾性部材55と、ホルダ57とは、工具本体2とハンドル3との前後方向の相対移動を案内するガイド部5を構成する。本実施例では、4つのガイド部5が、ハンマドリル1の左側部及び右側部に夫々2つずつ設けられている。なお、以下では、4つのガイド部5を総称する場合、及び、4つのうち少なくとも1つを区別なく指す場合には、単にガイド部5という。4つのガイド部5のうち、前側の左右一対のガイド部5の少なくとも1つを指す場合には、前側ガイド部5Fといい、後側の左右一対のガイド突起53の少なくとも1つを指す場合には、後側ガイド部5Rという。
図3、図4及び図6に示すように、弾性部材55は、円環状(短い円筒状)に形成されている。言い換えると、弾性部材55は、弾性リングである。なお、本実施例では、4つの弾性部材55は全て、実質的に同一の形状(内径、外径、厚み)を有する。各弾性部材55の内周面には、複数の切欠き551が周方向に等間隔で形成されている。なお、各切欠き551は断面V字状に形成されている。
また、本実施例では、4つの弾性部材55は全て、シリコーンゴムで形成されている。但し、前側ガイド部5Fの弾性部材55と後側ガイド部5Rの弾性部材55とは、弾性変形特性(弾性変形のしやすさ)が異なっている。より詳細には、前側ガイド部5Fの弾性部材55は、後側ガイド部5Rの弾性部材55と比べて弾性変形しにくいように構成されている。具体的には、前側弾性部材55Fは、後側弾性部材55Rよりも硬度が高い(より硬い)シリコーンゴムで形成されている。なお、以下では、4つの弾性部材55を総称する場合、及び、4つのうち少なくとも1つを区別なく指す場合には、単に弾性部材55という。4つの弾性部材55のうち、前側ガイド部5Fの弾性部材55を指す場合には、前側弾性部材55Fといい、後側ガイド部5Rの弾性部材55を指す場合には、後側弾性部材55Rという。
図3及び図4に示すように、ホルダ57は、工具本体2のガイド凹部51内を前後方向に摺動可能に構成されている。より詳細には、ホルダ57は、中央部に貫通孔を有する円板状の底壁部と、底壁部の外縁を取り巻く周壁部とを含む。周壁部の外径は、工具本体2のガイド凹部51の上下方向の幅に概ね等しく、ガイド凹部51の前後方向の長さよりも短い。ホルダ57は、ガイド凹部51の底面に底壁部が少なくとも部分的に接触し、ガイド凹部51の上端及び下端を夫々規定する面に周壁部が部分的に接触する状態で、ガイド凹部51内を前後方向に摺動可能である。また、ホルダ57は、ガイド凹部51の半円状の前端部及び後端部に嵌合可能である。更に、ホルダ57は、左右方向に延在する軸周りにガイド凹部51内で回動可能である。一方、ガイド凹部51内でのホルダ57の上下方向の移動は規制されている。本実施例では、ホルダ57は金属(例えば、鉄、又は鉄合金)で形成されている。
弾性部材55は、ホルダ57内に嵌め込まれ、保持されている。弾性部材55の一部は、常時には、ホルダ57の周壁部の突出端よりも外側に突出している。更に、弾性部材55の内側には、ハンドル3のガイド突起53が嵌め込まれている。上述のように、弾性部材55の内周面には切欠き551が形成されているため、弾性部材55の内周面とガイド突起53外周面とは、部分的に非接触状態にある。このため、弾性部材55の内周面とガイド突起53の外周面とが実質的に全体で接触する場合に比べ、弾性部材55は、ガイド突起53の軸に交差する方向に弾性変形しやすい。
弾性部材55のうち、ホルダ57の周壁部の突出端から外側へ突出する部分は、ガイド突起53の基端の周囲で、ハンドル3(カバー部31)の左壁部31L又は右壁部31Rの内面に当接している。ガイド突起53の先端は、ホルダ57の底壁部の貫通孔内に配置されており、ガイド凹部51の底面(モータ収容部23の外面)から離間している。
このような連結構造により、各ガイド部5において、弾性部材55は、ホルダ57の周壁部とガイド突起53との間で、径方向に僅かに圧縮された状態で保持されている。また、弾性部材55は、ホルダ57の底壁部と左壁部31L又は右壁部31Rとの間で、左右方向に僅かに圧縮された状態で保持されている。このようにして、4つのガイド部5の夫々において、ガイド凹部51とガイド突起53とが、ホルダ57及び弾性部材55を介して弾性的に連結されている。工具本体2及びホルダ57と、ハンドル3とは、弾性部材55によって、互いから離間した状態で維持されている。
上述のように、付勢部材41は、前後方向において、工具本体2とハンドル3とを互いから離れる方向(つまり、前方及び後方)に付勢している。このため、初期状態では、ハンドル3は、付勢部材41の付勢力によって、各ガイド部5において、ホルダ57がガイド凹部51の後端部に当接する(嵌る)位置(図3及び図4に示す位置。以下、初期位置という)で保持される。
一方、前後方向において、工具本体2とハンドル3とを互いに近づける方向の外力(例えば、使用者が先端工具91を加工材に押し付けるときの押圧力)が作用すると、図7~図10に示すように、ハンドル3は、付勢部材41を圧縮しつつ(付勢部材41の付勢力に抗して)、工具本体2に対して初期位置から前方へ移動する。このとき、弾性部材55を介してハンドル3のガイド突起53に連結されたホルダ57は、ガイド凹部51に沿って前方へ摺動する。この間、弾性部材55は、初期状態から実質的に圧縮変形しない。ハンドル3は、ホルダ57がガイド凹部51の前端部に当接する(嵌る)位置(図8及び図9に示す位置。以下、前方位置という)まで、付勢部材41の付勢力に抗して、工具本体2に対して前方へ移動する。
ハンドル3が前方位置より更に前方に移動すると、各ガイド部5において、弾性部材55のうち、ガイド突起53の前端部とガイド凹部51の前端部(ホルダ57の周壁部)との間に介在する部分が弾性変形(圧縮変形)する。弾性部材55の弾性変形に応じて、ハンドル3は、前方位置よりも前方の最前方位置まで、工具本体2に対して移動可能である。
なお、工具本体2とハンドル3とを互いに近づける方向の外力が解除されると、ハンドル3は、付勢部材41によって付勢され、工具本体2に対して初期位置に戻る。このとき、各ガイド部5において、弾性部材55のうち、ガイド突起53の後端部とガイド凹部51の後端部(ホルダ57の周壁部)との間に介在する部分が、ホルダ57がガイド凹部51の後端部を規定する面に当接するときの衝撃を緩和することができる。
また、工具本体2とハンドル3とが左右方向に相対移動すると、弾性部材55は、モータ収容部23の左側部23L(ホルダ57の底壁部)とカバー部31の左壁部31L、又は、右側部23R(ホルダ57の底壁部)と右壁部31Rとの間で圧縮され、弾性変形する。
更に、工具本体2とハンドル3とが上下方向に相対移動すると、弾性部材55のうち、ガイド突起53の上端部とガイド凹部51の上端部(ホルダ57の周壁部)との間、又は、ガイド突起53の下端部とガイド凹部51の下端部(ホルダ57の周壁部)との間に介在する部分が弾性変形(圧縮変形)する。このとき、本実施例では、ハンドル3は、左右一対の前側ガイド部5F(詳細には、ガイド突起53)を支点として、工具本体2に対して実質的に回動しうる。
より詳細には、上述のように、前側ガイド部5Fの前側弾性部材55Fは、後側ガイド部5Rの後側弾性部材55Rよりも硬く、弾性変形しにくい。つまり、後側弾性部材55Rは前側弾性部材55Fよりも弾性変形しやすい。このため、工具本体2とハンドル3とを上下方向に相対移動させる外力が作用すると、ハンドル3は、左右一対の前側ガイド部5Fのガイド突起53を支点として(ガイド突起53の軸と概ね一致する回動軸A3周りに)、後側弾性部材55Rをより大きく弾性変形させつつ、工具本体2に対して実質的に回動することができる。工具本体2とハンドル3とを、左右方向に延在する軸周りに相対的に回動させる外力が作用した場合も同様である。
また、後側弾性部材55Rに比べれば弾性変形しにくいものの、前側弾性部材55Fも弾性変形が可能である。よって、前側ガイド部5Fにおいて、ガイド突起53は、前側弾性部材55Fの弾性変形に応じて、ホルダ57及びガイド凹部51(ひいては工具本体2)に対し、ガイド突起53の軸に交差する方向(例えば、前後方向、上下方向)に移動しうる。つまり、工具本体2に対するハンドル3の回動軸A3は、弾性部材55の弾性変形に応じて変動しうる。
以下、打撃動作時の工具本体2及びハンドル3の作用について説明する。
駆動機構75が打撃動作を遂行するときには、駆動軸A1に沿って先端工具91が駆動されることで、工具本体2には、駆動軸方向(前後方向)に最も大きな振動が発生する。この振動に応じて、各ガイド部5では、弾性部材55を介してガイド突起53に連結されたホルダ57が、ガイド凹部51内を前後方向に摺動する。また、ガイド突起53は、弾性部材55の弾性変形により、ホルダ57内でも前後方向に移動可能である。よって、ハンドル3は、工具本体2に対して初期位置と最前方位置との間の範囲内で前後方向に移動する。この間、付勢部材41は、工具本体2及びハンドル3の相対移動に応じて伸縮することで、ハンドル3への振動伝達が低減される。更に、ハンドル3が前方位置と最前方位置との間で移動するときには、付勢部材41の伸縮のみならず、弾性部材55の弾性変形によっても、ハンドル3への振動伝達が効果的に低減される。このように、本実施例では、付勢部材41の伸縮、弾性部材55の移動及び弾性変形を利用して、前後方向の振動の大きさに応じた効果的な振動伝達の低減が実現される。
また、本実施例では、二対のガイド部5(一対の前側ガイド部5F及び一対の後側ガイド部5R)が、前後方向に離間して設けられているため、工具本体2とハンドル3との前後方向の相対移動を安定して案内することができる。
更に、ガイド凹部51内を摺動可能なホルダ57という簡易な構成で、前後方向におけるガイド凹部51とガイド突起53との相対移動(ひいては工具本体2とハンドル3との相対移動)を安定して案内することができる。更に、ホルダ57は、金属製であるため、合成樹脂製のガイド凹部51内をスムーズに摺動することができる。また、ガイド突起53に連結された弾性部材55が直接ガイド凹部51内を摺動する場合に比べ、弾性部材55の摩耗も抑制することができる。
また、本実施例では、工具本体2とハンドル3とは、2つの付勢部材41によって付勢されている。よって、1つのバネが設けられる場合に比べ、工具本体2とハンドル3の相対移動を安定化することができる。特に、2つの付勢部材41は、モータシャフト711の回転軸A2に対して対称、且つ、上下方向及び左右方向において異なる位置に配置されている。このため、ハンドル3が工具本体2に対して前後方向に移動するときに、ハンドル3が無用に上下方向や左右方向に傾くのを抑制することができる。
更に、本実施例では、ハンドル3は、一対の前側ガイド部5F(ガイド突起53(ホルダ57))を支点として、工具本体2に対して回動可能である。よって、工具本体2とハンドル3の相対回動方向の振動伝達も効果的に低減することができる。本実施例では、上述の弾性部材55の弾性変形特性の設定によって、前側ガイド部5Fが、工具本体2とハンドル3との相対回動支点として設定されている。前側ガイド部5Fは、後側ガイド部5Rよりも把持部33から離れた位置にある。特に、本実施例では、前側ガイド部5Fのガイド凹部51とガイド突起53は、夫々、モータ収容部23及びカバー部31のうち、これらが互いに重なる部分において最も前方に配置されている。よって、工具本体2とハンドル3の相対回動方向の振動が把持部33へ伝達されるのを効果的に低減することができる。
更に、本実施例では、各ガイド部5において、ガイド凹部51とガイド突起53とは、弾性部材55を介して連結されている。このため、ガイド凹部51とガイド突起53とが直接的に連結される(接触する)構成に比べ、ガイド凹部51とガイド突起53とを介して工具本体2からハンドル3へ伝達される振動を効果的に低減することができる。
また、ガイド突起53の周囲に嵌め込まれた円環状の弾性部材55は、弾性変形により、ガイド突起53の軸と交差する方向、及びガイド突起53の軸の延在方向(つまり、左右方向)においても、工具本体2とハンドル3との相対移動を許容する。工具本体2には、前後方向の振動ほど大きくはないものの、別の方向(例えば、上下方向、左右方向)の振動も生じる。本実施例の弾性部材55を用いた連結構造は、弾性部材55の弾性変形に応じて、前後方向以外のあらゆる方向の振動にも適切に対応することができる。
上記実施例の構成(特徴)と本開示の構成(特徴)との対応関係を以下に示す。但し、実施例の構成(特徴)は単なる一例であって、本開示あるいは本発明の構成(特徴)を限定するものではない。
ハンマドリル1は、「打撃工具」の一例である。駆動軸A1は、「駆動軸」の一例である。先端工具91は、「先端工具」の一例である。工具本体2は、「工具本体」の一例である。モータ71は、「モータ」の一例である。モータシャフト711は、「モータシャフト」の一例である。回転軸A2は、「モータシャフトの軸」の一例である。ハンドル3は、「ハンドル」の一例である。カバー部31は、「カバー部」の一例である。把持部33は、「把持部」の一例である。付勢部材41は、「付勢部材」の一例である。ガイド部5は、「ガイド部」の一例である。ガイド凹部51は、「第1部分」の一例である。ガイド突起53は、「第2部分」の一例である。
弾性部材55は、「弾性部材」の一例である。ガイド凹部51は、「第1部分及び第2部分のうち一方」の一例である。ガイド突起53は、「第1部分及び第2部分のうち他方」及び「突起」の一例である。ホルダ57は、「ホルダ」の一例である。前側ガイド部5Fは、「前側ガイド部」の一例である。後側ガイド部5Rは、「後側ガイド部」の一例である。前側弾性部材55Fは、「前側ガイド部の弾性部材」の一例である。後側弾性部材55Rは、「後側ガイド部の弾性部材」の一例である。平面P1は、「モータシャフトの軸を含む平面」の一例である。
<変形例>
なお、上記実施例は単なる例示であり、本開示に係る打撃工具は、例示されたハンマドリル1に限定されるものではない。例えば、下記に例示される非限定的な変更を加えることができる。また、これらの変更のうち少なくとも1つが、ハンマドリル1、及び請求項に記載された構成(特徴)の少なくとも1つと組み合わされて採用されうる。
上記実施形態では、打撃工具として、ハンマドリル1が例示されているが、本開示の特徴は、打撃動作を遂行可能な別の電動工具(例えば、回転動作は行わず、打撃動作のみを遂行可能な電動ハンマ)に適用されてもよい。また、ハンマドリル1は、打撃モード及び回転モードの2つの動作モードのみを有してもよい。本開示の特徴が適用される打撃工具に応じて、モータ71及び駆動機構75の構成、配置は、適宜変更されうる。例えば、モータ71には、直流モータ(例えば、ブラシレスDCモータ)が採用されてもよい。この場合、例えば、工具本体2又はハンドル3に、充電式のバッテリ(バッテリパックともいう)を着脱可能なバッテリ装着部が設けられてもよい。
工具本体2とハンドル3との連結構造は、適宜変更されうる。以下に、工具本体2とハンドル3との連結構造に関する変形例を挙げる。
例えば、工具本体2とハンドル3とを、前後方向において互いから離れる方向に付勢する付勢部材は、付勢部材41に限られない。例えば、圧縮コイルバネとは別の種類のバネ(例えば、引張りコイルバネ、板バネ、捩じりバネ等)を採用することができる。あるいは、ゴム、合成樹脂等のバネ以外の弾性部材が採用されてもよい。また、付勢部材41の数及び位置は、上記実施例で例示された数及び位置に限られない。例えば、付勢部材41は、平面P2上に1つのみ設けられてもよい。3つ又はそれ以上の付勢部材41が設けられてもよい。また、付勢部材41の端部を受ける第1バネ受け25、第2バネ受け35の構成は、採用される付勢部材の種類、位置等に応じて適宜変更されうる。
また、工具本体2とハンドル3の前後方向の相対移動を案内する構造は、ガイド部5に限られない。例えば、ガイド凹部51及びガイド突起53の形状は適宜変更されうる。例えば、ガイド凹部51は、有底の凹部ではなく、モータ収容部23の壁部を貫通する開口(貫通孔)であってもよい。また、ガイド部5とは逆に、ハンドル3のカバー部31に、前後方向に延在する凹部又は貫通孔が設けられ、工具本体2のうち、カバー部31に覆われる部分に、突起が設けられてもよい。そして、工具本体2の突起が、カバー部31の凹部又は貫通孔に沿って、少なくとも前後方向に移動可能であってもよい。
また、弾性部材55の種類、形状、数、位置等は、上述の例に限られない。例えば、弾性部材55は、シリコーンゴムとは異なる種類のゴム、弾性変形可能な合成樹脂(例えば、合成樹脂の発泡体)で形成されていてもよい。また、円環状の弾性部材55に代えて、他の形状の弾性部材55が採用されてもよい。あるいは、ガイド突起53の外周面とホルダ57の周壁部との間に、複数の弾性部材が配置されてもよい。ホルダ57の形状も、弾性部材55及び/又はガイド凹部51の変更に応じて変更されうる。また、ホルダ57の材質は、金属に限られず、例えば、工具本体2とは異なる種類の合成樹脂で形成されていてもよい。
更には、ホルダ57が省略され、弾性部材55がガイド凹部51に前後方向に摺動可能に直接的に保持されていてもよい。この場合、弾性部材55のうち、少なくともガイド凹部51と摺動する面に、滑りをよくし、摩耗を抑制するコーティングが施されていると好ましい。あるいは、ガイド凹部51の内側に、前後方向に直線状に延在する開口を有する弾性部材が嵌め込まれていてもよい。そして、ガイド突起53が弾性部材の開口内を前後方向に摺動可能であってもよい。
前側ガイド部5Fの前側弾性部材55Fと、後側ガイド部5Rの後側弾性部材55Rとは、材質の違い又は形状の違いに応じて、弾性変形特性(弾性変形のしやすさ)が異なっていてもよい。例えば、前側弾性部材55Fと後側弾性部材55Rとは、互いに異なる弾性率を有するゴム又は合成樹脂で同一形状に形成されていてもよい。あるいは、前側弾性部材55Fと後側弾性部材55Rとは、同一のゴム又は合成樹脂で同一の内径及び外径を有するように形成され、且つ、後側弾性部材55Rにのみ、複数の切欠き551が形成されていてもよい。弾性部材55の内周面とガイド突起53の外周面とを部分的に非接触状態とするために、切欠き551に代えて、例えば、ガイド突起53の外周面に、径方向外側に突出する複数の突起が設けられてもよい。
ガイド部5の配置は、上述の例に限られない。例えば、上記実施例では、ハンマドリル1の左側部及び右側部の各々に設けられた2つのガイド部5は、側面視において、前後方向に延びる一直線上にある(上下方向において同じ位置にある)が、上下方向において異なる位置に配置されていてもよい。また、2つのガイド部5は、側面視で、モータシャフト711の回転軸A2よりも上方又は下方で前後方向に延びる一直線上に配置されていてもよい。なお、2つのガイド部5の位置は、工具本体2(モータ収容部23)と、ハンドル3(カバー部31)とが重なる領域内で適宜変更可能であるが、前後方向においてできる限り互いから離れていることが好ましい。
ハンマドリル1は、少なくとも1つのガイド部5を備えていればよく、ガイド部5の数は、上述の例(4つ)に限られない。例えば、ハンマドリル1は、左右一対のガイド部5のみ(例えば、一対の前側ガイド部5Fのみ)を備えてもよい。なお、左右一対のガイド部5が設けられる場合、ハンドル3は、ガイド部5の夫々において、ホルダ57が弾性部材55及びガイド突起53と共にガイド凹部51内で回動するのに応じて、工具本体2に対して回動することができる。また、ハンマドリル1は、前後方向に離間配置された2つのガイド部5のみ(例えば、左側部の2つのガイド部5のみ)を備えてもよい。
上記実施例では、ハンドル3は、左右方向に互いに連結された2つの半割体(左側部材3L及び右側部材3R)によって形成されている。しかしながら、ハンドル3は、例えば前後方向に分割された半割体が互いに連結されることで形成されてもよい。あるいは、ハンドル3は、その他の方向に分割された複数の部材が連結されることで形成されてもよい。同様に、工具本体2の構成部材及びその連結態様も、適宜変更されうる。
更に、本開示の趣旨に鑑み、以下の態様が構築される。以下の態様のうち少なくとも1つが、上述の実施形態、実施例、変形例、及び請求項に記載された特徴の少なくとも1つと組み合わせて採用されうる。
[態様1]
前記第2部分は、前記第1部分に対して回動可能に前記第1部分と連結されている。
この構成によれば、第1部分と第2部分は、工具本体とハンドルの前後方向の相対移動の案内に加え、工具本体とハンドルの相対回動の支点として機能することができるため、効率的である。
[態様2]
前記工具本体と前記ハンドルとは、前記2つのガイド部の夫々の前記第1部分を支点として、又は、前記2つのガイド部の夫々の前記第2部分を支点として相対回動可能である。
[態様3]
前記工具本体と前記ハンドルとは、前記2つのガイド部の夫々の前記第1部分を通る軸周り、又は、前記2つのガイド部の夫々の前記第2部分を通る軸周りに相対回動可能である。
回動軸A3は、「2つのガイド部の夫々の第2部分を通る軸」の一例である。
[態様4]
前記第1部分及び前記第2部分のうち他方は、前記第1部分及び前記第2部分のうち前記一方に対して前記弾性部材と一体的に移動するように構成されている。
[態様5]
態様4において、
前記弾性部材は、前記ハンドルが前記工具本体に対して所定範囲内で前記前後方向に移動する間は、前記第1部分及び前記第2部分のうち前記一方に対して前記前後方向に移動し、前記ハンドルが前記工具本体に対して前記所定範囲を超えて移動するのに応じて弾性変形するように構成されている。
[態様6]
前記第1部分及び前記第2部分のうち前記一方は、前記前後方向に延在する凹部又は貫通孔であり、
前記第1部分及び前記第2部分のうち前記他方は、前記凹部又は前記貫通孔内に突出する突起である。
ガイド凹部51は、本態様の「凹部」の一例である。ガイド突起53は、本態様の「突起」の一例である。
[態様7]
前記前後方向において、前記第1部分及び前記第2部分のうち前記一方は、前記第1部分及び前記第2部分のうち前記他方よりも長い。
[態様8]
前記前後方向において、前記第1部分及び前記第2部分のうち前記一方は、前記弾性部材よりも長い。
[態様9]
前記ホルダは、前記第1部分及び前記第2部分のうち前記一方に対して、前記駆動軸に直交する方向に延びる軸周りに回動可能である。
[態様10]
前記少なくとも1つの前側ガイド部は、前記駆動軸を含み、且つ、前記把持部の延在方向に延びる平面に対して対称に配置された一対のガイド部を含み、
前記少なくとも1つの後側ガイド部は、前記平面に対して対称に配置された一対のガイド部を含む。
一対の前側ガイド部5Fは、「少なくとも1つの前側ガイド部」の「一対のガイド部」の一例である。一対の後側ガイド部5Rは、「少なくとも1つの後側ガイド部」の「一対のガイド部」の一例である。
[態様11]
前記モータによって駆動され、前記先端工具を直線状に駆動するように構成された駆動機構を更に備え、
前記工具本体は、前記モータを収容するモータ収容部と、前記駆動機構を収容する駆動機構収容部とを含み、
前記カバー部は、前記モータ収容部の少なくとも一部を覆う。
駆動機構75は、「駆動機構」の一例である。モータ収容部23、駆動機構収容部21は、夫々、「モータ収容部」、「駆動機構収容部」の一例である。
1:ハンマドリル、2:工具本体、21:駆動機構収容部、23:モータ収容部、23L:左側部、23R:右側部、231:前端部、25:第1バネ受け、251:突起、252:当接面、29:蛇腹、3:ハンドル、3L:左側部材、3R:右側部材、5:ガイド部、5F:前側ガイド部、5R:後側ガイド部、31:カバー部、31L:左壁部、31R:右壁部、33:把持部、331:トリガ、335:スイッチ、337:電源コード、35:第2バネ受け、351:ベース部、352:当接面、354:突起、41:付勢部材、411:第1端部、412:第2端部、51:ガイド凹部、53:ガイド突起、55:弾性部材、55F:前側弾性部材、55R:後側弾性部材、551:切欠き、57:ホルダ、71:モータ、711:モータシャフト、713:ファン、75:駆動機構、79:ツールホルダ、91:先端工具、A1:駆動軸、A2:回転軸、A3:回動軸、P1:平面、P2:平面

Claims (12)

  1. 前後方向を規定する駆動軸に沿って先端工具を直線状に駆動するように構成された打撃工具であって、
    前記駆動軸に沿って延在する工具本体と、
    前記工具本体に収容され、前記駆動軸に平行な軸周りに回転可能なモータシャフトを有するモータと、
    前記工具本体に対して回動可能、且つ、少なくとも前記前後方向に移動可能に前記工具本体に連結されたハンドルであって、少なくとも部分的に筒状に形成されて前記工具本体の一部を覆うカバー部と、前記カバー部から、前記駆動軸に交差する方向に片持ち状に延びる把持部とを含むハンドルと、
    前記工具本体と前記ハンドルとの間に介在し、前記工具本体と前記ハンドルとを、前記前後方向において互いから離れる方向に付勢する少なくとも1つの付勢部材と、
    前記工具本体のうち前記カバー部に覆われた部分に設けられた第1部分と、前記ハンドルの前記カバー部に設けられ、前記第1部分に対して少なくとも前記前後方向に移動可能に前記第1部分と連結された第2部分とを備えた少なくとも1つのガイド部と、を備えた打撃工具。
  2. 請求項1に記載の打撃工具であって、
    前記少なくとも1つのガイド部は、前記工具本体に対する前記ハンドルの前記前後方向の移動、及び、前記駆動軸に交差する方向の移動を許容するように構成されていることを特徴とする打撃工具。
  3. 請求項1又は2に記載の打撃工具であって、
    前記少なくとも1つのガイド部は、前記駆動軸を含み、且つ、前記把持部の延在方向に延びる平面に対して対称に配置された2つのガイド部を含むことを特徴とする打撃工具。
  4. 請求項1~3の何れか1つに記載の打撃工具であって、
    前記少なくとも1つのガイド部は、前記第1部分と前記第2部分とを弾性的に連結する弾性部材を更に備えたことを特徴とする打撃工具。
  5. 請求項4に記載の打撃工具であって、
    前記第1部分及び前記第2部分のうち一方は、前記弾性部材を、前記第1部分及び前記第2部分のうち前記一方に対して前記前後方向に移動可能に保持するように構成されていることを特徴とする打撃工具。
  6. 請求項5に記載の打撃工具であって、
    前記弾性部材は、環状の弾性部材であり、
    前記第1部分及び前記第2部分のうち他方は、前記弾性部材の内側に嵌め込まれた突起を含むことを特徴とする打撃工具。
  7. 請求項6に記載の打撃工具であって、
    前記弾性部材の内周面と前記突起の外周面とは、部分的に非接触状態にあることを特徴とする打撃工具。
  8. 請求項5~7の何れか1つに記載の打撃工具であって、
    前記少なくとも1つのガイド部は、前記第1部分及び前記第2部分のうち前記一方と前記弾性部材との間に介在し、前記弾性部材を保持する金属製のホルダを更に備え、
    前記ホルダは、前記第1部分及び前記第2部分のうち前記一方に対して前記前後方向に摺動可能であることを特徴とする打撃工具。
  9. 請求項4~8の何れか1つに記載の打撃工具であって、
    前記少なくとも1つのガイド部は、少なくとも1つの前側ガイド部と、前記前後方向において、前記少なくとも1つの前側ガイド部よりも前記把持部に近い位置に配置された少なくとも1つの後側ガイド部とを含むことを特徴とする打撃工具。
  10. 請求項9に記載の打撃工具であって、
    前記少なくとも1つの前側ガイド部の前記弾性部材の弾性変形特性と、前記少なくとも1つの後側ガイド部の前記弾性部材の弾性変形特性とは、互いに異なることを特徴とする打撃工具。
  11. 請求項10に記載の打撃工具であって、
    前記少なくとも1つの前側ガイド部の前記弾性部材は、前記少なくとも1つの後側ガイド部の前記弾性部材よりも弾性変形しにくく構成されていることを特徴とする打撃工具。
  12. 請求項1~11の何れか1つに記載の打撃工具であって、
    前記少なくとも1つの付勢部材は、前記モータシャフトの前記軸を含む平面上において、前記軸に対して対称に配置された2つの付勢部材を含むことを特徴とする打撃工具。
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