JP2022126280A - コンクリートブロック成型用型枠材、コンクリートブロック成型用の型枠セット、および、コンクリートブロックの成型方法 - Google Patents

コンクリートブロック成型用型枠材、コンクリートブロック成型用の型枠セット、および、コンクリートブロックの成型方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022126280000001
【課題】多量のコンクリートを流し込んでも形状が崩れ難く、安定し易いコンクリートブロック成型用型枠材、コンクリートブロック成型用の型枠セット、および、このコンクリートブロック成型用型枠材を用いて行うコンクリートブロックの成型方法を提供する。
【解決手段】微生物学的に破壊される特性を有する板状材からなり、上面および下面が開口した筒体2の胴となる壁面部3を有し、該壁面部3のうち筒体2の外側となる部分に仮固定用材6を装着するための受部4を備えてコンクリートブロック成型用型枠材1を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリートブロックを成型するためのコンクリートブロック成型用型枠材、コンクリートブロック成型用の型枠セット、および、コンクリートブロックの成型方法に関する。
一般的に、コンクリートブロックを成型する場合には、木製や金属製の型枠を使用して成型を行う。例えば、ガードレールや防護柵等の支柱を定着させるための基礎を施工現場で施工するときには、支柱を立設する場所の地面を掘削して型枠および支柱を配置し、型枠内にコンクリートを打設する。コンクリートが硬化してコンクリートブロック(基礎)が成型されたならば型枠を外し、土砂等で基礎の周辺を埋め戻す。
そして、型枠を段ボール紙(詳しくは、微生物により分解され得る段ボール紙)で構成して埋め殺し型枠とすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この埋め殺し型枠は、地中内で分解されて土に還ることが可能であり、成型後に基礎から外さずに土に埋めることができる。これにより、施工作業の手間を省くことができる。
実開昭49-74721号公報
しかしながら、上記特許文献に記載の段ボール紙製型枠では、型枠内に打設されるコンクリートが多量になると、型枠が容易に撓んでしまったり破れたりして型枠の形状が崩れる虞があり、実用に供し難い。また、型枠が軽量になるため、施工位置からずれ易く不安定になる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、多量のコンクリートを流し込んでも形状が崩れ難く、安定し易いコンクリートブロック成型用型枠材、コンクリートブロック成型用の型枠セット、および、このコンクリートブロック成型用型枠材を用いて行うコンクリートブロックの成型方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、微生物学的に破壊される特性を有する板状材からなり、上面および下面が開口した筒体の胴となる壁面部を有し、該壁面部のうち前記筒体の外側となる部分に仮固定用材を装着するための受部を備えたことを特徴とするコンクリートブロック成型用型枠材である。
請求項2に記載のものは、前記受部が、筒体の上面側から下面側に前記仮固定用材を通す孔を有するループ状材であることを特徴とする請求項1に記載のコンクリートブロック成型用型枠材である。
請求項3に記載のものは、前記壁面部を前記上面側あるいは/および下面側に延設した延設部を有し、該延設部を前記筒体の外側へ屈折させて前記受部とし、該屈折部分に前記仮固定用材を通す孔が開設されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリートブロック成型用型枠材である。
請求項4に記載のものは、前記板状材が段ボール紙であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンクリートブロック成型用型枠材である。
請求項5に記載のものは、請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンクリートブロック成型用型枠材と、
前記受部に装着して下端を地中に差し込んで前記コンクリートブロック成型用型枠材を仮固定する仮固定用材と、
からなることを特徴とするコンクリートブロック成型用の型枠セットである。
請求項6に記載のものは、微生物学的に破壊される特性を有する板状材からなり、上面および下面が開口した筒体の胴となる壁面部を有し、該壁面部のうち前記筒体の外側となる部分に受部を備えたコンクリートブロック成型用型枠材を使用するコンクリートブロックの成型方法であって、
現場において、前記コンクリートブロック成型用型枠材の前記受部に仮固定用材を装着して前記コンクリートブロック成型用型枠材を所定位置に仮固定する型枠仮固定工程と、
コンクリートブロックにより定着させる設置材を前記コンクリートブロック成型用型枠材の上面を貫通させた状態で立てて該設置材を前記コンクリートブロック成型用型枠材あるいは/および仮固定用材に支持材を介して仮固定する設置材仮固定工程と、
前記コンクリートブロック成型用型枠材の内部にコンクリートを流し込むコンクリート流し込み工程と、
前記設置材が自立可能な状態でコンクリートブロック成型用型枠材を残したまま前記支持材および前記仮固定用材を除去する仮固定用材除去工程と、を含むことを特徴とするコンクリートブロックの成型方法である。
請求項7に記載のものは、前記コンクリート流し込み工程の後に、前記コンクリートブロック成型用型枠材を残したままその周囲を土砂等により埋め戻す埋め戻し工程を含むことを特徴とする請求項6に記載のコンクリートブロックの成型方法である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1、請求項5、および、請求項6に記載の発明によれば、微生物学的に破壊される特性を有する板状材からなり、上面および下面が開口した筒体の胴となる壁面部を有し、該壁面部のうち前記筒体の外側となる部分に仮固定用材を装着するための受部を備えてコンクリートブロック成型用型枠材を構成したので、壁面部を仮固定用材で外側から補強することができる。これにより、多量のコンクリートを流し込んでも形状が崩れ難いコンクリートブロック成型用型枠材を構成することができる。また、仮固定用材を介して壁面部を地面等の載置場所へ仮固定することができ、コンクリートブロック成型用型枠材を安定させ易い。
請求項2に記載の発明によれば、前記受部が、筒体の上面側から下面側に前記仮固定用材を通す孔を有するループ状材であるので、簡単な構成で仮固定用材の受部を実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記壁面部を前記上面側あるいは/および下面側に延設した延設部を有し、該延設部を前記筒体の外側へ屈折させて前記受部とし、該屈折部分に前記仮固定用材を通す孔が開設されているので、仮固定用材の受部を筒体とは別個に作成して筒体へ取り付ける必要がない。したがって、コンクリートブロック成型用型枠材の製造効率の向上や、製造コストの低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記板状材が段ボール紙であるので、コンクリートブロック成型用型枠材の軽量化や取り扱い易さを図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、前記コンクリート流し込み工程の後に、前記コンクリートブロック成型用型枠材を残したままその周囲を土砂等により埋め戻す埋め戻し工程を含むので、コンクリートブロック成型用型枠材を除去する手間を省くことができ、設置材の設置作業の効率を向上させることができる。
コンクリートブロック成型用型枠材の斜視図である。 コンクリートブロック成型用型枠材を筒状に閉じる前の状態の説明図であり、(a)は正面図、(b)は底面図である。 コンクリートブロック成型用型枠材を用いたコンクリートブロックの成型手順の説明図である。 受部を無端ベルトで構成したコンクリートブロック成型用型枠材の変形例である。 受部を筒体の屈曲部で構成したコンクリートブロック成型用型枠材の変形例である。 支持材の変形例であり、(a)~(d)は短冊状の平板の組み合わせで構成された支持材、(e)~(h)は偏平な筒体の組み合わせで構成された支持材である。 支持材の変形例の使用状態を示す説明図であり、(a)は上方から見た斜視図、(b)は下方から見た斜視図である。 支持材の一端に凹みを形成した変形例の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
コンクリートブロック成型用型枠材1は、図1に示すように、上面および下面が開口した筒体2(本実施形態では、断面矩形状の筒体2)を有する型枠材であり、筒体2を構成する各壁面部3の外側には複数の受部4(本実施形態では、一の壁面部3に対して3つの受部4)をそれぞれ備えて構成されている。そして、各受部4には孔5を上下方向に貫通した状態で備えて、鉄筋等の長尺な棒材(筒体2の上下長さよりも長尺な棒材)で構成される仮固定用材6を筒体2の上面側から下面側へ挿通可能とし、仮固定用材6の下部を地面に突き刺してコンクリートブロック成型用型枠材1を地面に対して仮固定(位置決め)することができるように構成されている。
筒体2は、微生物学的に破壊される特性を有する板状材を折り曲げて構成されている。具体的には、図2に示すように、段ボール紙や厚紙等の紙材から矩形の板状材10を切り出し、熱罫線加工によって断面V字状の折曲用罫線(折り溝)11を互いに平行な状態で複数本(図2においては、4本)形成して筒体2の胴となる壁面部3および重ね代12を仕切り、各折曲用罫線11の位置で板状材10を折り曲げ、板状材10の一端部に形成した重ね代12を他端部に重ねて筒状(図2においては、上下が開放された四角筒状)に構成されている。また、筒体2の内外表面には防水コート剤を吹き付ける等して防水加工を施し、水分が筒体2の素材内(紙内)へ直ちに浸透する不都合、具体的には、筒体2がコンクリートの流し込み作業時に水分を直ちに吸って軟化してしまう不都合を避けるようにしている。
なお、板状材10を筒状に閉じる手段としては、板状材10の端部同士を金具(ステープラー等)、粘着剤、接着剤を用いて係止して閉じてもよいし、あるいは、一端部に形成した係止片を他端部に開口した係止孔へ係止して閉じてもよい(いずれも図示せず)。また、本実施形態では、板状材10の両端部を重ねた箇所が筒体2の隅部に位置しているが、隅部からずらして筒体2の側面に位置してもよい。要は、板状材10を筒状に閉じて筒体2を構成できればよい。
筒体2の外側に備えられた受部4は、横向き短冊状の紙片(段ボール紙や厚紙等の短冊片)を湾曲させたループ状材で構成されており、当該受部10の両端部を筒体2の外側部分(壁面部3の外側)へ取り付けて筒体2との間に孔5を形成している。そして、筒体2の各壁面部3において上下方向(言い換えると、孔5の貫通方向)に沿って複数(本実施形態では3つ)並んで配置されており、1本の仮固定用材6を複数の並んだ受部の各孔5に通すことができるように構成されている。なお、受部4を筒体2へ取り付ける手段としては、金具(ステープラー等)、粘着剤、接着剤を用いて受部4の両端部を筒体2へ止着して取り付けてもよいし、あるいは、受部4の両端部を筒体2に開設した取付孔(図示せず)へ差し込んで受部4を筒体2へ係止して取り付けてもよい。
次に、コンクリートブロック成型用型枠材1を用いたコンクリートブロックの成型方法について、設置材15を定着させるコンクリートブロックの成型、具体的には、設置材15として防護柵用の支柱を起立状態で地面に定着させる基礎ブロックBの施工作業を挙げて説明する。なお、コンクリートブロック成型用型枠材1を施工現場へ搬入する際には、図3(a)に示すように、コンクリートブロック成型用型枠材1を筒状から平らに畳んで薄くした態様にしておくものとする。畳んだ状態にしておけば、軽い紙製のコンクリートブロック成型用型枠材1が一層取り扱い易くなり、作業員が施工の準備を行い易くなって好適である。また、設置材(支柱)15を定着させる予定の地面を掘削してコンクリートブロック成型用型枠材1の大きさよりも広い凹み穴を形成し、掘削箇所の底部に砕石を敷設して砕石層Sを形成しておく(図3(c)参照)。
まず、畳んだ状態のコンクリートブロック成型用型枠材1(図3(a)参照)を広げて筒状とし、コンクリートブロック成型用型枠材1を上下両側が開口した姿勢に設定し(図3(b)参照)、この状態でコンクリートブロック成型用型枠材1を砕石層Sの上に載置する(図3(c)参照)。そして、筒体2の各壁面部3において上下に並んだ状態の受部4の列(孔5の列)に仮固定用材6を上方から挿通して装着し、仮固定用材6の上端をハンマー等で叩いて仮固定用材6の下端を砕石層Sおよびその下方の地面まで突き刺す(図3(d)参照)。この結果、コンクリートブロック成型用型枠材1が基礎ブロックBを施工する予定の所定位置に仮固定される(型枠仮固定工程)。なお、仮固定用材6の上部は、コンクリートブロック成型用型枠材1の上縁よりも上方に延出した状態にしておく。
コンクリートブロック成型用型枠材1を仮固定したならば、砕石層Sのうちコンクリートブロック成型用型枠材1内に臨ませた箇所に設置材15を立ててコンクリートブロック成型用型枠材1の上面を貫通させた状態にする(図3(e)参照)。さらに、設置材15と各仮固定用材6の上部との間に針金やロープ等の支持材16を架けて設置材15を支持し、設置材15の起立状態を安定させる(図3(f)参照)。言い換えると、支持材16を介して設置材15を仮固定用材6へ仮固定する(設置材仮固定工程)。
コンクリートブロック成型用型枠材1および設置材15を仮固定した後、図3(g)に示すように、コンクリートブロック成型用型枠材1の上部開口から内部へコンクリートを流し込む(コンクリート流し込み工程)。コンクリートブロック成型用型枠材1の内部へコンクリートを流し込んだならば、コンクリートブロック成型用型枠材1を施工場所に残したままで、コンクリートブロック成型用型枠材1の周囲(コンクリートブロック成型用型枠材1と地面の凹み穴との隙間)を土砂等により埋め戻す(埋め戻し工程)。ここで、コンクリートブロック成型用型枠材1が微生物学的に破壊される特性の板状材(紙材)で構成されているので、埋め戻し後には地中で分解されて土に還る。したがって、コンクリートブロック成型用型枠材1を除去する手間を省くことができ、施工作業の効率の向上を図ることができる。しかも、コンクリートブロック成型用型枠材1を埋め殺し型枠(残存型枠)として地中に残したとしても、自然環境に悪影響を及ぼすことがない。
さらに、コンクリートが硬化して、設置材15が自立可能な状態(言い換えると、養生がある程度進行してコンクリートが設置材15の起立姿勢を十分に支持している状態)になったならば、設置材15と仮固定用材6とを連結する支持材16を除去し(図3(h)参照)、さらに、仮固定用材6を受部4から引き抜いて除去し(仮固定用材除去工程)、基礎ブロックBの施工作業(コンクリートブロックの成型作業)が終了する。
このようにして、コンクリートブロック成型用型枠材1と仮固定用材6とを用いて基礎ブロック(コンクリートブロック)Bを成型すれば、壁面部3を仮固定用材6で外方から補強することができる。これにより、コンクリートブロック成型用型枠材1の内部に多量のコンクリートを流し込んでも形状が崩れ難い。また、仮固定用材6を介して壁面部3を地面等の載置場所へ仮固定することができ、コンクリートブロック成型用型枠材1を安定させ易い。さらに、コンクリートブロック成型用型枠材1が重量物ではないので取扱い易くなり、施工準備(施工現場への搬入や設置等)を滞りなく行うことができる。そして、除去された仮固定用材6や支持材16は再利用することができるので、次回の施工作業に必要な資材の準備の手配やコストを低減させることができる。
なお、設置材15を仮固定する設置材仮固定工程においては、支持材16を介して設置材15を仮固定用材6へ連結して仮固定したが、支持材16を追加して設置材15をコンクリートブロック成型用型枠材1(例えば、壁面部3の上縁部)にも連結して仮固定してもよい。また、コンクリートブロック成型用型枠材1が十分に頑丈で設置材15の支持に耐え得る強度を有する場合には、設置材15を仮固定用材6には仮固定せず、その代わりに、コンクリートブロック成型用型枠材1へ支持材16を介して仮固定してもよい。
さらに、コンクリートブロックを成型する段階で設置材を立てない場合(例えば、硬化後の基礎ブロック上にアンカーボルトで支柱等の設置材を固定する場合)には、コンクリート打設時に支持材16を仮固定用材6に係止する必要がない。このため、上記した埋め戻し工程の後でコンクリートブロック成型用型枠材1の周囲が土砂等によって十分に支持されていれば、コンクリートの硬化を待たずに仮固定用材6を引き抜く作業を前倒しで行うことができる。このため、コンクリートブロックを成型する作業時間を更に短縮することができる。
ところで、上記実施形態では、短冊状の紙片を壁面部3に止着して受部4を構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、角筒状や円筒状の紙管を受部として壁面部に止着し、紙管内の貫通空間を孔として仮固定用材を通してもよい。また、図4に示す変形例のコンクリートブロック成型用型枠材1′では、無端ベルト20を用いて受部21を構成している。具体的には、筒体2の周方向に沿って複数箇所に通し穴22を開設し、微生物学的に破壊される特性の無端ベルト20(例えば、紙製の無端ベルト20)を通し穴22へ通して壁面部3の表側と裏側とに交互に位置させて編み込み、筒体2の全周に沿わせている。そして、無端ベルト20のうち壁面部3の表側(筒体2の側方)に出ている箇所が受部21として機能し、受部21と壁面部3との間に形成された孔(隙間)23に仮固定用材6が通るように構成されている。
このような無端ベルト20を受部21としてコンクリートブロック成型用型枠材1′に適用すれば、無端ベルト20が仮固定用材6を取り付けるための構成として機能し、それだけではなく、筒体2の変形を抑えるための構成としても機能することができる。そして、無端ベルト20を引き締めれば、筒体2の締め付け具合を調整することができる。これにより、予定しているコンクリートの流し込み量に応じて筒体2の締め付け具合を調整すれば、コンクリートから受ける圧力によって筒体2が大きく変形する不都合を抑えることができ、良好なコンクリートブロックの成型を行うことができる。
また、図5に示す変形例では、筒体2から上面側および下面側に延出した箇所を受部として機能させている。具体的には、筒体2の各壁面部3において、上縁部および下縁部から延設部24(上側延設部24a,下側延設部24b)を延設し、上側延設部24aを外側へ屈折させて断面矩形状の受部25(上側受部25a)とし、下側延設部24bを外側へ屈折させて平板状の受部25(下側受部25b)としている。そして、各受部25に孔26をそれぞれ開設し、上下の孔26が同一直線状に並んで単一の仮固定用材6を挿通可能としている。このようにして延設部24を屈曲して受部25を構成すれば、受部25を筒体2とは別個に作成して筒体2へ取り付ける必要がない。したがって、コンクリートブロック成型用型枠材1の製造効率の向上や、製造コストの低減を図ることができる。
なお、上記変形例では上下両側の延設部24をそれぞれ屈曲して受部25としたが、本発明はこれに限定されない。要は、受部に仮固定用材を通してコンクリートブロック成型用型枠材1を地面等の載置場所へ仮固定(位置決め)することができれば、壁面部3の上面側あるいは下面側のいずれかに延設部24を備えて受部25を構成してもよい。
ところで、上記した基礎ブロックBの施工手順の説明においては、設置材15と仮固定用材6とを連結する支持材16の例示として針金やロープを挙げたが、本発明はこの支持材の例示に限定されない。要は、設置材を支持して安定させることができれば、支持材はどのような構成であってもよい。例えば、図6に示す2種類の支持材30は、いずれも金属製の部材(金具)であり、内側板材31を外側板材32内でスライドして支持材30の全長を調整できるように構成されている。詳しくは、短冊状を呈する内側板材31のうち、外側板材32から外方へ突出した一端部には、仮固定用材6を係合するための係合孔33を開設し、外側板材32で覆われる他端部には、ボルトおよびナットで構成されるストッパー34を備えている。そして、外側板材32には、内側板材31のスライド方向に沿って延在する長孔35を開設し、該長孔35にストッパー34を摺動可能な状態で係合し、ストッパー34のボルトとナットとを締め付けることで内側板材31のスライドを規制できるように構成されている。
なお、2種類の支持材30のうち、図6(a)~(d)に示す支持材30Aは、内側板材31および外側板材32をいずれも短冊状の平板で構成し、外側板材32の一面に形成された凹みに内側板材31を遊嵌して摺動可能としている。また、図6(e)~(h)に示す支持材30Bは、内側板材31および外側板材32をいずれも短冊状の偏平な筒材で構成し、外側板材32の内側空間(筒内)に内側板材31を挿入して摺動可能としている。
これらのような支持材30を用いて設置材15を支持するには、図7に示すように、まず、コンクリートブロック成型用型枠材1を仮固定している仮固定用材6(言い換えると、下端が地面に突き刺さって自立している仮固定用材6)の上端部に内側板材31の係合孔33を掛けて仮固定用材6と支持材30とを係合する。このとき、支持材30をコンクリートブロック成型用型枠材1の壁面部3の上縁に当てて安定させてもよい。あるいは、支持材30のうち係合孔33の上方に当接部を備え、この当接部に仮固定用材6の上端部を当接して支持材を安定させるようにしてもよい。なお、図7に示す支持材30では、内側板材31の端部から当接部36を延設して係合孔33を上方から覆う状態に設定し、仮固定用材6の上端部が係合孔33を通って当接部36へ下方から突き当たることで、支持材30が安定するよう構成されている。
支持材30を仮固定用材6へ係合したならば、ストッパー34を緩めて内側板材31と外側板材32との摺動を許容する。そして、外側板材32を内側板材31に対してスライドさせて起立状態の設置材15へ近づけ、外側板材32の端部が設置材15の側面に当接したならば、ストッパー34を締めて外側板材32を位置決めする。すると、仮固定用材6が支持材30を介して設置材15を支持する。このようにして取り付けられる支持材30を各仮固定用材6へそれぞれ取り付けて設置材15へ側方から当接して、設置材15の起立状態を安定させることができる。さらに、コンクリート打設時(上記したコンクリート流し込み工程)では、流し込まれるコンクリートの勢いで設置材15が圧力を受けたとしても、設置材15の姿勢(起立状態)を十分に維持することができる。
そして、このようなスライド機能を有する支持材30は全長を調整可能であるので、現場合わせで支持材30を伸縮させて設置材15へ十分に当接させることができ、施工中の設置材15の安定感を高めることができる。また、設置材15と仮固定用材6との離間距離が支持材30の取付場所毎に異なっていたとしても、それぞれの離間距離に合わせて全長を設定することができ、複数種類の支持材を別個に準備する必要がない。
なお、支持材30においては、設置材15を一層安定した状態で支持できるように工夫を施してもよい。例えば、図8に示す変形例の支持材30′では、外側板材32のうち、設置材15が当接する端部に凹み(支持係合部)37を形成して設置材15の(外周面)に沿う状態(具体的には、緩やかに湾曲した状態)に設定している。このような凹み37を備えた支持材30′を用いて設置材15を支持すれば、起立状態の設置材15を十分に支持することができ、設置材15の安定性をさらに高めることができる。
ところで、上記実施形態では、四角筒状の筒体2を備えてコンクリートブロック成型用型枠材1を構成したが、本発明はこれに限定されない。コンクリートブロック成型用型枠材1の筒体は、コンクリートを流し込む型枠の本体として機能すれば、三角筒や円筒等、成型予定のコンクリートブロックに応じてどのような形状に設定してもよい。また、コンクリートブロック成型用型枠材1の素材の一例として段ボール紙等の紙材を挙げたが、本発明はこれに限定されない。要は、微生物学的に破壊される特性を有する板状材であれば、紙以外の素材を採用してもよい。例えば、生分解性プラスチックの板状材を用いてコンクリートブロック成型用型枠材を構成してもよい。
そして、施工現場への搬入時には筒状のコンクリートブロック成型用型枠材1を平らに畳んで薄くしておく旨を示したが、さらに薄い態様で搬入してもよい。具体的には、図2に示すように、コンクリートブロック成型用型枠材1を筒状には閉じずに各壁面部3が並んで繋がった平板状のままで施工現場への搬入し、施工現場においてコンクリートブロック成型用型枠材1を平板状から筒状に閉じてもよい。また、施工現場への搬入前に予めコンクリートブロック成型用型枠材1の受部4に仮固定用材6を装着してコンクリートブロック成型用の型枠セットを構成し、このセットの状態で施工現場へ搬入してもよい。
さらに、上記実施形態では、成型されたコンクリートブロック(基礎ブロックB)とともに地中に埋める埋め殺し型枠(残存型枠)としてコンクリートブロック成型用型枠材1を用いる旨を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、プレキャストコンクリートブロック(工場等で予め成型された後に搬出されるコンクリートブロック)の製造や、地中に埋まらない態様の基礎ブロックの施工に本発明のコンクリートブロック成型用型枠材を用いてコンクリートブロックを成型し、成型後にコンクリートブロック成型用型枠材を除去してもよい。なお、コンクリートブロック成型用型枠材が紙製であれば、破ったり切ったりして簡単に除去作業を行うことができて好適である。
また、上記実施形態では、仮固定用材6として鉄筋等の棒材(丸棒材)を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。要は、受部に係合してコンクリートブロック成型用型枠材を載置場所へ仮固定することができ、さらには筒体の変形を規制することができれば、どのような形状の仮固定用材を採用してもよい。例えば、パイプ材、長尺な木製の角材や平たい棒材でもよい。また、支持材30,30′を用いて設置材15を四方から支持したが、本発明はこれに限定されない。要は、支持材によって設置材15の安定性が十分に確保することができれば、支持材を用いる数量は問わない。
そして、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
1,1′ コンクリートブロック成型用型枠材
2 筒体
3 壁面部
4 受部
5 孔
6 仮固定用材
10 板状材
11 折曲用罫線
12 重ね代
15 設置材
16 支持材
20 無端ベルト
21 受部
22 通し穴
23 孔
24 延設部
24a 上側延設部
24b 下側延設部
25 受部
25a 上側受部
25b 下側受部
26 孔
30,30A,30B,30′ 支持材
31 内側板材
32 外側板材
33 係合孔
34 ストッパー
35 長孔
36 当接部
37 凹み
B 基礎ブロック
S 砕石層

Claims (7)

  1. 微生物学的に破壊される特性を有する板状材からなり、上面および下面が開口した筒体の胴となる壁面部を有し、該壁面部のうち前記筒体の外側となる部分に仮固定用材を装着するための受部を備えたことを特徴とするコンクリートブロック成型用型枠材。
  2. 前記受部が、筒体の上面側から下面側に前記仮固定用材を通す孔を有するループ状材であることを特徴とする請求項1に記載のコンクリートブロック成型用型枠材。
  3. 前記壁面部を前記上面側あるいは/および下面側に延設した延設部を有し、該延設部を前記筒体の外側へ屈折させて前記受部とし、該屈折部分に前記仮固定用材を通す孔が開設されていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリートブロック成型用型枠材。
  4. 前記板状材が段ボール紙であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンクリートブロック成型用型枠材。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンクリートブロック成型用型枠材と、
    前記受部に装着して下端を地中に差し込んで前記コンクリートブロック成型用型枠材を仮固定する仮固定用材と、
    からなることを特徴とするコンクリートブロック成型用の型枠セット。
  6. 微生物学的に破壊される特性を有する板状材からなり、上面および下面が開口した筒体の胴となる壁面部を有し、該壁面部のうち前記筒体の外側となる部分に受部を備えたコンクリートブロック成型用型枠材を使用するコンクリートブロックの成型方法であって、
    現場において、前記コンクリートブロック成型用型枠材の前記受部に仮固定用材を装着して前記コンクリートブロック成型用型枠材を所定位置に仮固定する型枠仮固定工程と、
    コンクリートブロックにより定着させる設置材を前記コンクリートブロック成型用型枠材の上面を貫通させた状態で立てて該設置材を前記コンクリートブロック成型用型枠材あるいは/および仮固定用材に支持材を介して仮固定する設置材仮固定工程と、
    前記コンクリートブロック成型用型枠材の内部にコンクリートを流し込むコンクリート流し込み工程と、
    前記設置材が自立可能な状態でコンクリートブロック成型用型枠材を残したまま前記支持材および前記仮固定用材を除去する仮固定用材除去工程と、を含むことを特徴とするコンクリートブロックの成型方法。
  7. 前記コンクリート流し込み工程の後に、前記コンクリートブロック成型用型枠材を残したままその周囲を土砂等により埋め戻す埋め戻し工程を含むことを特徴とする請求項6に記載のコンクリートブロックの成型方法。
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