JP2022124314A - 空気調和機 - Google Patents

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桂司 佐藤
Keiji Sato
晃 鶸田
Akira Iwashida
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Abstract

【課題】可燃性冷媒を用いた空気調和機の安全性を向上させることができる空気調和機を提供する。【解決手段】本開示に係る空気調和機は、室内機と、室外機とを備え、可燃性冷媒を用いた空気調和機であって、室内機を統括的に制御する制御回路を含む第1電装品を備え、第1電装品は、室外に配置される。【選択図】図2

Description

本開示は、空気調和機に関する。
空気調和機として、例えば、特許文献1には、可燃性冷媒を作動冷媒として用いた空気調和装置が開示されている。
特許文献1には、ケーシング内に、可燃性冷媒を作動冷媒として用いた熱交換器と電装品とを収容してなる空気調和装置が開示されている。特許文献1に記載された空気調和装置は、電装品を、熱交換器よりも上位に位置するようにしてケーシングの上部で且つ熱交換器の幅方向の片側に偏位させて配置したことを特徴としている。
特許第3807004号
しかしながら、特許文献1に記載の空気調和装置では、可燃性冷媒を用いた空気調和機の安全性の向上といった点で未だ改善の余地がある。
したがって、本開示の目的は、上記課題を解決することにあって、可燃性冷媒を用いた空気調和機の安全性を向上させることができる空気調和機を提供することにある。
本開示の一態様の空気調和機は、室内機と、室外機とを備え、可燃性冷媒を用いた空気調和機であって、室内機を統括的に制御する制御回路を含む第1電装品を備え、第1電装品は、室外に配置される。
本開示によれば、可燃性冷媒を用いた空気調和機の安全性を向上させることができる。
本開示に係る実施の形態の空気調和機の模式図 実施の形態の空気調和機の側面図 変形例の空気調和機の側面図
(本開示に至った経緯)
空気調和機に使用される冷媒として、例えば、R32が挙げられる。R32の地球温暖化係数(GWP)は675であり、地球温暖化防止の観点から、より低い地球温暖化係数を有するイソブタンまたはプロパン等の冷媒の使用が提案されている。
しかしながら、イソブタンまたはプロパン等の冷媒は可燃性冷媒である。一方で、電装品は火花等の着火源を発生させる可能性がある。可燃性冷媒が空気調和機の室内機から漏洩し、電装品から生じた火花等に接触すると、可燃性冷媒が室内において着火し、使用者に被害をもたらす恐れがある。したがって、室内における可燃性冷媒の着火を防止し、可燃性冷媒を用いた空気調和機の安全性を向上させることが求められている。
そこで、本発明者らは、可燃性冷媒が漏洩しやすい箇所を室内機の熱交換器と特定し、室内機と、着火源となり得る火花等を発生する電装品とを離して配置する構成を見出した。
これらの新規な知見に基づき、本発明者らは、以下の開示に至った。
本開示の第1態様の空気調和機は、室内機と、室外機とを備え、可燃性冷媒を用いた空気調和機であって、室内機を統括的に制御する制御回路を含む第1電装品を備え、第1電装品は、室外に配置される。
このような構成により、第1電装品から発生する火花等による可燃性冷媒の着火を防止し、可燃性冷媒を用いた空気調和機の安全性を向上させることができる。
本開示の第2態様の空気調和機においては、空気調和機は、室外機を統括的に制御する制御回路を含む第2電装品を備え、第2電装品は、室外に配置されてもよい。
このような構成により、第2電装品から発生する火花等による可燃性冷媒の着火を防止し、可燃性冷媒を用いた空気調和機の安全性をさらに向上させることができる。
本開示の第3態様の空気調和機においては、第1電装品及び第2電装品は、室内機及び室外機より高い位置に配置されてもよい。
このような構成により、空気より重い可燃性冷媒が、第1電装品及び第2電装品に到達することを防止できる。
本開示の第4態様の空気調和機においては、第1電装品及び第2電装品を収容し、室外に配置され、防爆構造を有する電装品ケースをさらに備えてもよい。
このような構成により、可燃性冷媒の着火による爆発の被害を軽減できる。
本開示の第5態様の空気調和機においては、空気調和機は、第1電装品と室内機の電子部品とを接続する第1電気配線と、第2電装品と室外機の電子部品とを接続する第2電気配線と、可燃性冷媒を循環させる冷媒配管をさらに備え、第1電気配線が室内機の電子部品に接続される位置は、冷媒配管が室内機に接続される位置から離れており、第2電気配線が室外機の電子部品に接続される位置は、冷媒配管が室外機に接続される位置から離れていてもよい。
このような構成により、第1電気配線及び第2電気配線が接続される位置から発生する火花等による可燃性冷媒の着火を防止し、可燃性冷媒を用いた空気調和機の安全性を向上させることができる。
本開示の第6態様の空気調和機においては、第1電気配線が室内機の電子部品に接続される位置は、冷媒配管が室内機に接続される位置より高く、第2電気配線が室外機の電子部品に接続される位置は、冷媒配管が室外機に接続される位置より高くてもよい。
このような構成により、第1電気配線及び第2電気配線が室内機及び室外機の電子部品に接続される位置に、空気より重い可燃性冷媒が到達することを防止できる。
本開示の第7態様の空気調和機においては、第2電気配線が室外機の電子部品に接続される位置の周囲における室外機は、メッシュ部材で形成され、メッシュ部材が形成する開口の間隔は、可燃性冷媒の消炎距離以下であり、第2電気配線が、室外機のメッシュ部材に挿通されてもよい。
このような構成により、可燃性冷媒の着火によって爆発が発生した場合においても、火炎伝搬を抑制することができる。
(実施の形態)
本開示の実施の形態に係る空気調和機について説明する。
[全体構成]
図1は、本開示に係る実施の形態の空気調和機1の一例を示す模式図である。図1に示すように、空気調和機1は、室内機10と、室外機20と、第1電装品30と、第2電装品40と、を備える。室内機10と室外機20とは、冷媒配管50を介して接続されている。第1電装品30と第2電装品40とは、電装品ケース60内に配置される。
室内機10は、第1熱交換器11、室内ファン12、室内ファンモータ13、及び冷媒配管50の一部を備える。室内機10は室内に配置される。
室外機20は、第2熱交換器21、室外ファン22、圧縮機23、膨張機構24、四方弁25、及び冷媒配管50の一部を備える。室外機20は室外に配置される。
室内機10の構成要素について説明する。
<第1熱交換器>
第1熱交換器11は、例えば冷房運転時には、空気との熱交換を行い、第1熱交換器11に流入する冷媒を蒸発させる。
<室内ファン>
室内ファン12は、第1熱交換器11内に配置され、第1熱交換器11で温度が調整された空気を室内に向けて吹き出す。例えば、室内ファン12は、クロスフローファンである。
<室内ファンモータ>
室内ファンモータ13は、室内ファン12に接続されており、室内ファン12を駆動する。室内ファンモータ13は、室内ファン12と共に室内機10内に配置される。
<冷媒配管>
冷媒配管50は、第1熱交換器11、圧縮機23、四方弁25、第2熱交換器21及び膨張機構24を接続するように配置される。例えば、冷媒配管50は、第1熱交換器11、圧縮機23、四方弁25、第2熱交換器21及び膨張機構24を順に接続する。
冷媒配管50は、冷媒配管50の内部に冷媒が流れる流路を有し、冷媒を循環させる。例えば、冷媒配管50は中空の円筒形状を有する。
空気調和機1の作動冷媒として、イソブタン、プロパン等の可燃性冷媒が用いられる。
作動冷媒は、単一の可燃性冷媒であってもよく、または、他種冷媒と可燃性冷媒との混合冷媒であってもよい。
次に、室外機20の構成要素について説明する。
<第2熱交換器>
第2熱交換器21は、例えば冷房運転時には、空気との熱交換を行い、第2熱交換器21に流入する冷媒を凝縮させる。第2熱交換器21は、第2熱交換器21で温度が調整された空気を室外に向けて吹き出す室外ファン22をさらに備える。
<圧縮機>
圧縮機23は、冷媒配管50によって第1熱交換器11及び四方弁25に接続される。圧縮機23は、冷媒配管50から流入した冷媒を圧縮するために用いられる。
<膨張機構>
膨張機構24は、冷媒配管50によって第1熱交換器11及び第2熱交換器21に接続される。膨張機構24は、冷媒配管50から流入した冷媒を膨張させるために用いられる。例えば、膨張機構24は膨張弁である。
<四方弁>
四方弁25は、冷媒配管50によって圧縮機23、第1熱交換器11及び第2熱交換器21に接続される。冷房運転時において、四方弁25は、冷媒の流れ方向51に沿って、圧縮機23から流出した冷媒を第2熱交換器21に送る。一方で、四方弁25は、空気調和機1の運転モード(冷房運転、暖房運転)によって、冷媒の流れ方向を変更する。
次に、第1電装品30及び第2電装品40について説明する。
<第1電装品>
第1電装品30は、例えば、半導体素子などで構成される。第1電装品30は、室内機10を統括的に制御する制御回路を含む。例えば、第1電装品30は、制御基板、及び冷媒配管50の温度や外気温度を検知するサーミスタを含む。また、第1電装品30は、第1電気配線31によって、室内機10の電子部品に接続される。例えば、室内機10の電子部品は、室内機10の吹き出し口を覆うフラップのモータ、室内機10の掃除用モータ、及びそれぞれのモータを駆動するドライバを含む。後で詳述するように、第1電装品30は、室外に配置される。
<第2電装品>
第2電装品40は、例えば、半導体素子などで構成される。第2電装品40は、室外機20を統括的に制御する制御回路を含む。例えば、第2電装品40は、圧縮機23のモータを駆動するドライバ、膨張機構24のパルス制御回路、及び冷媒配管50の温度、外気温度、圧縮機23の壁面温度等を検知するサーミスタを含む。また、第2電装品40は、第2電気配線41によって、室外機20の電子部品に接続される。例えば、室外機20の電子部品は、室外ファン22のモータ及びモータを駆動するドライバを含む。後で詳述するように、第2電装品40は、室外に配置される。
図2は実施の形態の空気調和機1の側面図である。
図2に示すように、第1電装品30及び第2電装品40は、室外に配置される。言い換えると、第1電装品30及び第2電装品40と、室内機10の第1熱交換器11との間に、室内と室外との境界を形成する建物の壁Kが位置することとなる。このような構成によって、第1熱交換器11から漏洩した可燃性冷媒が第1電装品30及び第2電装品40に到達することを抑制し、空気調和機1の安全性を向上させることができる。さらに、第2電装品40は、室外において、室外機20の外側に配置される。このような構成によって、第2電装品40と室外機20の第2熱交換器21とが仕切られて、第2熱交換器21から漏洩した可燃性冷媒が第2電装品40に到達することを抑制できる。
第1電装品30及び第2電装品40は、電装品ケース60内に収納される。電装品ケース60は室外に配置される。第1電装品30及び第2電装品40と、室内機10の第1熱交換器11とは、建物の壁K及び電装品ケース60によって、仕切られている。
電装品ケース60は、室外において、室内機10及び室外機20より高い位置に配置される。電装品ケース60は、第1熱交換器11及び第2熱交換器21より高い位置に配置されてもよい。このような構成によって、空気より重いため、第1熱交換器11から漏洩した可燃性冷媒が、電装品ケース60の位置まで上昇することを抑制できる。
電装品ケース60は、防爆構造を有してもよい。防爆構造は、例えば、構造の内部の爆発に対して、受ける損傷が抑制される耐圧構造である。防爆構造の耐性を向上させるように、電装品ケース60は金属で形成されてもよい。また、電装品ケース60は、可燃性冷媒の流入を抑制するような気密な構造を有してもよい。
さらに、図2に示すように、第1電気配線31は、室外に配置された電装品ケース60から延びて、壁Kを通じて、室内機10の電子部品に接続される。第1電気配線31が室内機10の電子部品に接続される位置P1は、冷媒配管50が室内機10に接続される位置P2より高い。第2電気配線41は、室外に配置された電装品ケース60から延びて、室外機20の電子部品に接続される。第2電気配線41が室外機20の電子部品に接続される位置P3は、冷媒配管50が室外機20に接続される位置P4より高い。このような構成によって、火花等が発生する電気的な接続位置P1、P3を、冷媒が漏洩し得る冷媒配管50の接続位置P2、P4から離すことができる。
[効果]
実施の形態に係る空気調和機1によれば、以下の効果を奏することができる。
空気調和機1は、室内機10と、室外機20とを備え、可燃性冷媒を用いた空気調和機1であって、室内機10を統括的に制御する制御回路を含む第1電装品30を備える。第1電装品30は、室外に配置される。
このような構成により、第1電装品30と室内機10との間に、室内及び室外空間を仕切る建物の壁Kが位置することとなる。第1電装品30を、可燃性冷媒が漏洩しやすい室内機10の第1熱交換器11から離すことができ、第1電装品30から発生する火花等が着火源となることを防止できる。よって、可燃性冷媒の着火を防止し、可燃性冷媒を用いた空気調和機1の安全性を向上させることができる。
空気調和機1は、室外機20を統括的に制御する制御回路を含む第2電装品40を備え、第2電装品40は、室外に配置される。
このような構成により、第2電装品40と室内機10との間に、室内及び室外空間を仕切る建物の壁Kが位置することとなる。第2電装品40を、室内機10の第1熱交換器11から離すことができ、第2電装品40から発生する火花等が着火源となることを防止できる。よって、可燃性冷媒を用いた空気調和機1の安全性をさらに向上させることができる。
第1電装品30及び第2電装品40は、室内機10及び室外機20より高い位置に配置される。
このような構造により、空気より重い可燃性冷媒が、第1電装品30及び第2電装品40に到達することを防止できる。
空気調和機1は、第1電装品30及び第2電装品40を収容し、室外に配置され、防爆構造を有する電装品ケース60をさらに備える。
このような構成により、可燃性冷媒の着火による爆発が生じた場合、爆発を電装品ケース60内に制限することができ、爆発の被害を軽減できる。
第1電気配線31が室内機10の電子部品に接続される位置P1は、冷媒配管50が室内機10に接続される位置P2より高い。第2電気配線41が室外機20の電子部品に接続される位置P3は、冷媒配管50が室外機20に接続される位置P4より高い。
このような構成により、位置P2、P4の周囲から漏洩した空気より重い可燃性冷媒が、第1電気配線31及び第2電気配線41が室内機10及び室外機20の電子部品に接続される位置P1、P3に到達することを防止できる。位置P1、P3において発生する火花等が着火源となることを防止できる。
なお、実施の形態では、室内機10が室内に配置される例について説明したが、これに限定されない。室内機10が室外に配置されてもよく、室内機10の吹き出し口に合わせて、建物の壁Kに、室内及び室外が連通させる開口が形成されてもよい。このような構成においても、室内における安全性を向上させることができる。
なお、実施の形態では、第2電装品40が室外機20の外側に配置される例について説明したが、これに限定されない。第2電装品40は室外機20内にあってもよい。このような構成においても、室内における安全性を向上させることができる。
なお、実施の形態では、第1電装品30及び第2電装品40が、室内機10及び室外機20より高い位置において、電装品ケース60内に収容される例について説明したが、これに限定されない。第1電装品30及び第2電装品40は、室外に配置されていればよい。例えば、第1電装品30及び第2電装品40は、室外において、室内機10及び室外機20より高い位置に配置される。このような構成によっても、可燃性冷媒が第1電装品30及び第2電装品40に到達することを防止できる。
なお、実施の形態では、第1電気配線31が室内機10に接続される位置P1は、冷媒配管50の位置P2より高く、第2電気配線41が室外機20に接続される位置P3は、冷媒配管50の位置P4より高い例について説明したが、これに限定されない。位置P1は位置P2から離れており、位置P3は位置P4から離れていてもよい。このような構成によっても、第1電気配線31及び第2電気配線41から発生する火花等による可燃性冷媒の着火を防止し、可燃性冷媒を用いた空気調和機1の安全性を向上させることができる。
なお、実施の形態では、第1電気配線31が室内機10の電子部品に接続され、第2電気配線41が室外機20の電子部品に接続される例について説明したが、これに限定されない。後述の変形例のように、位置P3の周囲における室外機20は、メッシュ部材で形成され、第2電気配線41が、室外機20のメッシュ部材に挿通されてもよい。また、メッシュ部材が形成する開口の間隔は、可燃性冷媒の消炎距離以下であってもよい。
なお、実施の形態では、室外機20が膨張機構24及び四方弁25を備える例について説明したが、これに限定されない。例えば、膨張機構24は第1電装品30に含まれてもよく、四方弁25は第2電装品40に含まれてもよい。
図3は、変形例の空気調和機1の側面図である。
図3に示すように、位置P1の周囲における室内機10は、複数の貫通孔が形成された第1メッシュ部材16で形成される。第1メッシュ部材16は、室内機10の外壁から、位置P1における第1電気配線31の接続点まで延びる立方体の部材であってもよい。第1電気配線31は、室内機10の第1メッシュ部材16に挿通される。位置P3の周囲における室外機20は、複数の貫通孔が形成された第2メッシュ部材26で形成される。第2メッシュ部材26は、室外機20の外壁から、位置P3における第2電気配線41の接続点まで延びる立方体の部材であってもよい。第2電気配線41は、室外機20の第2メッシュ部材26に挿通される。
第1メッシュ部材16及び第2メッシュ部材26が形成する開口の間隔は、可燃性冷媒の消炎距離D1以下であってもよい。電荷火花法による消炎距離D1は、可燃性冷媒の最小エネルギEを用いて、以下の式(1)によって計算される。
D1=0.35E/2 ・・・(1)
最小エネルギEは、可燃性冷媒が電気火花で着火するときのエネルギである。例えば、可燃性冷媒がプロパンである場合、プロパンの最小エネルギは、0.3mJ以上0.7mJ以下である。したがって、プロパンの消炎距離D1は2mmとなる。プロパンの火炎伝搬を抑制するためには、第1メッシュ部材16及び第2メッシュ部材26の開口の間隔を2mm以下に設定してもよい。
第1メッシュ部材16及び第2メッシュ部材26は金属で形成されてもよい。第1メッシュ部材16及び第2メッシュ部材26は、例えば、鋼鉄で形成される。
また、位置P1の周囲における室内機10及び位置P3の周囲における室外機20は、第1メッシュ部材16及び第2メッシュ部材26の代わりに、パンチングメタルで形成されてもよい。パンチングメタルとは、金型を用いたプレス加工によって形成された複数の開口を有する金属の板状部材である。開口の形状は円形であってもよい。また、開口の直径は、可燃性冷媒の消炎直径D2以下であってもよい。電荷火花法による消炎直径D2は、消炎距離D1を用いて、以下の式(2)によって計算される。
D2=D1/0.7 ・・・(2)
プロパンの消炎直径D2は3mmとなる。プロパンの火炎伝搬を抑制するためには、パンチングメタルの開口の直径を3mm以下に設定してもよい。
このような構成により、位置P1または位置P3において発生した火花等が着火源となり、爆発が発生した場合においても、火炎伝搬を抑制することができる。
なお、第1メッシュ部材16または第2メッシュ部材26を「メッシュ部材」と称してもよい。
なお、空気調和機1が第1メッシュ部材16及び第2メッシュ部材26の両方を有する例について説明したが、これに限定されない。空気調和機1は、第1メッシュ部材16または第2メッシュ部材26の少なくとも一方を有していればよい。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本開示の空気調和機は、可燃性冷媒を用いた空気調和機の安全性を向上させることができるため、空気調和機として有用である。
1 空気調和機
10 室内機
11 第1熱交換器
12 室内ファン
13 室内ファンモータ
16 第1メッシュ部材
20 室外機
21 第2熱交換器
22 室外ファン
23 圧縮機
24 膨張機構
25 四方弁
26 第2メッシュ部材
30 第1電装品
31 第1電気配線
40 第2電装品
41 第2電気配線
50 冷媒配管
60 電装品ケース
P1、P2、P3、P4 位置

Claims (7)

  1. 室内機と、室外機とを備え、可燃性冷媒を用いた空気調和機であって、
    前記室内機を統括的に制御する制御回路を含む第1電装品を備え、
    前記第1電装品は、室外に配置される、空気調和機。
  2. 前記空気調和機は、前記室外機を統括的に制御する制御回路を含む第2電装品を備え、
    前記第2電装品は、室外に配置される、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記第1電装品及び前記第2電装品は、前記室内機及び前記室外機より高い位置に配置される、請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記第1電装品及び前記第2電装品を収容し、室外に配置され、防爆構造を有する電装品ケースをさらに備える、請求項2または3に記載の空気調和機。
  5. 前記空気調和機は、前記第1電装品と前記室内機の電子部品とを接続する第1電気配線と、前記第2電装品と前記室外機の電子部品とを接続する第2電気配線と、
    前記可燃性冷媒を循環させる冷媒配管と、をさらに備え、
    前記第1電気配線が前記室内機の前記電子部品に接続される位置は、前記冷媒配管が前記室内機に接続される位置から離れており、
    前記第2電気配線が前記室外機の前記電子部品に接続される位置は、前記冷媒配管が前記室外機に接続される位置から離れている、請求項2から4のいずれか一項に記載の空気調和機。
  6. 前記第1電気配線が前記室内機の前記電子部品に接続される位置は、前記冷媒配管が前記室内機に接続される位置より高く、
    前記第2電気配線が前記室外機の前記電子部品に接続される位置は、前記冷媒配管が前記室外機に接続される位置より高い、請求項5に記載の空気調和機。
  7. 前記第2電気配線が前記室外機の前記電子部品に接続される位置の周囲における前記室外機は、メッシュ部材で形成され、
    前記メッシュ部材が形成する開口の間隔は、前記可燃性冷媒の消炎距離以下であり、
    前記第2電気配線が、前記室外機の前記メッシュ部材に挿通される、請求項5または6に記載の空気調和機。
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