JP2022123226A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、適切な時期に槽洗浄運転の必要の有無を判定できる洗濯機を提供する。【解決手段】本開示における洗濯機は、外槽と、外槽内に設けられた洗濯兼脱水槽と、制御回路と、を備え、制御回路は、洗濯運転と、外槽および洗濯兼脱水槽を洗浄する槽洗浄運転と、を制御する制御部と、運転データと、温度および湿度の少なくとも1つを含む温湿度データに基づく運転データに関する所定値と、を記憶する記憶部と、運転データおよび所定値に基づいて槽洗浄運転の必要の有無を判定する判定部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯機に関する。
特許文献1は、洗濯物が入れられる槽と、槽洗浄運転を実行する槽洗浄実行手段と、槽洗浄運転を実行する頻度を変更する制御手段とを備える。
特開2011-318号公報
本開示は、適切な時期に槽洗浄運転の必要の有無を判定できる洗濯機を提供する。
本開示における洗濯機は、外槽と、外槽内に設けられた洗濯兼脱水槽と、制御回路と、を備え、制御回路は、洗濯運転と、外槽および洗濯兼脱水槽を洗浄する槽洗浄運転と、を制御する制御部と、運転データと、温度および湿度の少なくとも1つを含む温湿度データに基づく運転データに関する所定値と、を記憶する記憶部と、運転データおよび所定値に基づいて槽洗浄運転の必要の有無を判定する判定部と、を有する。
本開示における洗濯機は、温度および湿度の少なくとも1つに基づいて槽洗浄運転の必要の有無を判定する。そのため、適切な時期に槽洗浄運転の必要の有無を判定できる。
実施の形態1に係る洗濯機の縦断面図 同洗濯機の電気的構成を示すブロック図 同洗濯機の制御装置の機能構成を示すブロック図 同洗濯機の運転回数による槽洗浄運転報知の制御内容を示すフローチャート 同洗濯機の設定回数決定処理ルーチンのフローチャート 同洗濯機の温度および湿度と設定回数の関係図 同洗濯機の経過期間による槽洗浄運転報知の制御内容を示すフローチャート 同洗濯機の設定期間決定処理ルーチンのフローチャート 同洗濯機の温度および湿度と設定期間の関係図 黒カビの発生と温度の関係図 黒カビの発生と湿度の関係図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示を想到するに至った当時、洗濯運転の回数をカウントし、そのカウント数が設定値に達したときに槽洗浄報知手段を作動させる技術があった。その設定値は洗濯兼脱水槽が晒されている温度や湿度に関係性を持たせていない。図10および図11に黒カビの発生と温度および湿度の関係図を示す。黒カビの発生は温度、湿度と高い相関性があることが知られており、一般的に、黒カビの発育は温度が5℃から35℃の間で発育し始め、20℃から30℃の間で発育速度が増大すると言われている。また、湿度が65
%を超えると発生し始め、湿度が90%を超えると発育速度が増大すると言われている。
しかしながら、上記従来技術は、温度、湿度と、槽の汚れの進み具合との相関性が大きいにも関わらず、槽洗浄のタイミングを単純に洗濯運転回数によって判断していたため、適切な時期に槽洗浄を報知することが出来ないという課題を有していた。
そこで、本開示では、洗濯兼脱水槽または外部環境の温湿度データに基づいて槽洗浄のタイミングを判断する洗濯機を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1~図9を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.洗濯機の構成]
図1において、外枠1とトップカバー16とを備える。トップカバー16は、外枠1の上部に固定されている。
外枠1の内部には、上面が解放した円筒状の外槽2が弾性吊持機構3によって弾性的に支持されている。外槽2の内部には、上面が開放した円筒状の洗濯兼脱水槽4が回転可能に設けられており、垂直な軸線を中心に回転するように構成されている。洗濯兼脱水槽4は、その周壁部に多数の脱水孔5を有している。洗濯兼脱水槽4の上部には、液体が封入されたバランサ6が取り付けられている。洗濯兼脱水槽4の内底部には、撹拌体としてパルセータ7が回転可能に設けられている。
外槽2の外底部には、モータ9が設けられている。洗い行程およびすすぎ行程では、洗濯兼脱水槽4を静止させた状態で、モータ9により、パルセータ7を時計方向および反時計方向に繰り返し回転させて行う攪拌行程を行う。脱水行程では、洗濯兼脱水槽4およびパルセータ7を一方向に高速回転させる。
外槽2の下部には排水経路10が設けられている。この排水経路10には排水弁11が設けられており、この排水弁11が開放されることにより、外槽2内の水が機外に排出される。
外槽2の底部には、水位検知用のエアトラップ12が設けられている。エアトラップ12には、エアチューブ13が接続されている。
外槽2の外底部には、駆動機構部14が設けられている。駆動機構部14は、上述したモータ9と、クラッチ機構部15と、減速装置(図示せず)を備えている。洗い行程およびすすぎ行程においては、駆動機構部14は、減速装置によってモータ9の回転力を減速するとともに、クラッチ機構部15によってパルセータ7に伝達する。脱水行程においては、駆動機構部14は、モータ9の回転力を、減速装置によって減速することなく、クラ
ッチ機構部15によって洗濯兼脱水槽4に高速で伝達する。
トップカバー16の上面略中央部には、蓋18が配設されている。蓋18は、洗濯兼脱水槽4と連通し洗濯物を投入する投入口(図示せず)を開閉自在に覆う。トップカバー16の上面前部には、操作表示部19が配設されている。操作表示部19は、発光ダイオード36およびデジタル表示器37を有する。トップカバー16の後部には、給水弁17が配設されている。給水弁17は、外槽2および洗濯兼脱水槽4に給水する。トップカバー16の内部には、制御ユニット20が配設されている。制御ユニット20は、モータ9、排水弁11、および給水弁17などの動作を制御し、洗濯運転と、外槽2および洗濯兼脱水槽4を洗浄する槽洗浄運転と、の各行程を逐次制御する。
[1-1-2.制御ユニットの構成]
図2において、制御ユニット20は、時計回路21と、通信回路22と、負荷駆動回路23と、表示駆動回路24と、スイッチ入力回路25と、ブザー出力回路26と、制御装置40と、を有する。
制御回路40は、マイクロコンピュータ(図示せず)等からなり、時計回路21、通信回路22、負荷駆動回路23、表示駆動回路24、スイッチ入力回路25、ブザー出力回路26などと接続されている。通信回路22は、通信アダプタ34に接続されている。負荷駆動回路23は、モータ9、排水弁11、給水弁17などといった洗濯機100の各種装置と接続されている。
表示駆動回路24は、発光ダイオード36およびデジタル表示器37と接続される。スイッチ入力回路25は、操作表示部19の各種スイッチ(図示せず)と接続され、各種スイッチからの信号を受ける。ブザー出力回路26は、ブザー38を鳴らす。なお、発光ダイオード36、デジタル表示器37、およびブザー38は、洗濯機100の報知手段39として設けられている。
また、制御回路40は、蓋スイッチ27、水位センサ28、温度センサ29、湿度センサ30などを含む、洗濯機100の各種センサと接続されている。蓋スイッチ27は、蓋18の開閉を検出する。水位センサ28は、エアチューブ13を介してエアトラップ12に接続され、外槽2内の水位に応じた空気圧を検知することで水位を検知する。温度センサ29は、洗濯兼脱水槽4内の温度を検知する。湿度センサ30は、洗濯兼脱水槽4内の湿度を検知する。
[1-1-3.制御回路の構成]
図3において、制御回路40は、制御部41と、計時部42と、運転データ算出部43と、温湿度データ算出部44と、記憶部45と、判定部46と、を有する。
制御部41は、制御プログラムに基づいて出力する制御信号によって洗濯機100の各種装置を制御することにより、洗濯運転および槽洗浄運転を制御しているほか、報知手段39の作動なども制御している。計時部42は、時計回路21と接続され、現在の日時を計時する。運転データ算出部43は、洗濯運転の運転回数のカウントアップや、前回槽洗浄運転を実行した日時から現在までの経過期間などを算出する。
温湿度データ算出部44は、温度や湿度のデータの累積平均値を算出する。記憶部45は、運転データ、温湿度データ、および、槽洗浄運転の判定に用いる設定回数や設定期間を含む所定値などを記憶する。
判定部46は、運転データおよび所定値に基づいて、槽洗浄運転の必要の有無を判定す
る。運転データは、計時部42で計時された日時、洗濯運転の運転回数、および、運転データ算出部43で算出された経過期間などを含む。温湿度データは、温度センサ29および湿度センサ30で検知された洗濯兼脱水槽4の温度および湿度のデータ、および、通信アダプタ34を経由し、スマートフォンやタブレットなどの外部機器(図示せず)で取得した外部環境の温度および湿度のデータ、温湿度データ算出部44で算出された累積平均値などを含む。
[1-2.動作]
以上のように構成された洗濯機100について、その動作を以下説明する。
[1-2-1.運転回数に基づく槽洗浄報知動作(パターンA)]
以下、図4~図6を用いて、洗濯運転の運転回数に基づく槽洗浄運転の報知動作について説明する。
(制御内容)
図4のフローチャートを用いて、本実施の形態における洗濯機100の洗濯運転の運転回数に基づく槽洗浄運転報知動作および制御回路40による制御内容を説明する。
まず、ステップS101において、制御部41は洗濯機100の洗濯運転の終了を検出する。洗濯運転の終了が検出される(ステップS101でYESの場合)と、ステップS102において、制御部41は記憶部45からこれまでの洗濯運転の運転回数N0を読み出す。続いて、ステップS103において、運転データ算出部43は運転回数N0をカウントアップし、新たな運転回数Nを算出する。
次に、ステップS104において、制御部41は設定回数N1決定ルーチン(詳細は後で記載する)を行い、ステップS105において、制御部41は記憶部45から設定回数N1を読み出す。ステップS106において、判定部46は運転回数Nと設定回数N1の比較を行い、槽洗浄運転の必要の有無を判定する。
運転回数Nが設定回数N1に達していた場合(ステップS106でYESの場合)は、ステップS107において、制御部41は表示駆動回路24を作動させることで槽洗浄運転の実施時期を示す発光ダイオード36を点灯させ、また、ブザー出力回路26を作動させることでブザー38を鳴動させる。これにより、使用者に槽洗浄運転の実施時期であることを知らせる。なお、槽洗浄運転が実行されると、運転回数N0はリセットされる。
また、運転回数Nが設定回数N1に達していない場合(ステップS106でNOの場合)は、ステップS108において、記憶部45は現在までの運転回数N0として運転回数Nを記憶する。
(設定回数N1決定処理ルーチン)
図5および図6を用いて、設定回数N1決定処理ルーチンについて説明する。
まず、図5のフローチャートを用いて制御内容を説明する。
ステップS111において、制御部41は温度センサ29および湿度センサ30から洗濯兼脱水槽4が晒されている温度のデータT0および湿度のデータM0を取得する。ステップS112において、制御部41は、洗濯兼脱水槽4が晒されていた温度の累積平均値である累積平均温度Taおよび湿度の累積平均値である累積平均湿度Maを記憶部45より呼び出す。
そして、ステップS113において、温湿度データ算出部44は温度センサ29および湿度センサ30より取得した温度のデータT0および湿度のデータM0を加えて演算し、累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maを更新する。ステップS114において、制御部41は、更新された累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maに該当する設定回数N1をテーブルより選択し、決定する。最後に、ステップS115において、記憶部45は設定回数N1、累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maを格納する。
図6に、累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maと設定回数N1の関係表を示す。縦軸は累積平均温度Taを示し、横軸は累積平均湿度Maを示している。
図10に示したように、カビは5℃から35℃の範囲において発育し、特に20℃から30℃において発育速度が増大する。そのため、図6のように、累積平均温度Taが20℃から30℃において設定回数N1が最も少なくなるようにすることで、使用者に槽洗浄運転の必要性を頻繁に報知する。また、累積平均温度Taが5℃未満または35℃以上に向かうにつれて、設定回数N1を多くすることで使用者に槽洗浄運転の必要性を報知する頻度を下げるようにする。
また、図11に示したように、カビは湿度が65%以上において発育し、湿度が高い程発育速度は速く、特に90%以上において特に発育速度が増大する。そのため、図6のように、累積平均湿度Maが高い場合は設定回数N1を少なくし、使用者に槽洗浄運転の必要性を頻繁に放置する。また、累積平均湿度Maが低い場合は設定回数N1を多くし、使用者に槽洗浄運転の必要性を報知する頻度を下げるようにする。
なお、記憶部45は、槽洗浄運転が実行されると、累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maをリセットする。
[1-2-2.経過期間による槽洗浄報知動作(パターンB)]
(制御内容)
図7のフローチャートを用いて、本実施の形態における洗濯機100の洗濯運転の経過期間に基づく槽洗浄運転報知動作および制御回路40による制御内容を説明する。
まず、ステップS201において、制御部41は洗濯機100の洗濯運転の終了を検出する。洗濯運転の終了が検知される(ステップS201でYESの場合)と、ステップS202にて、計時部42は現在日時のデータを読み出し、また、ステップS203において制御部41は記憶部45より前回槽洗浄運転を実施した日時のデータを読み出す。続いて、ステップS204において、運転データ算出部43は、得られた現在日時のデータおよび前回槽洗浄運転を実施した日時のデータより、前回槽洗浄運転を実施してからの経過期間Pを算出する。
次に、ステップS205において、制御部41は設定期間P1決定処理ルーチンを行い、ステップS206において記憶部45から設定期間P1を読み出す。ステップS207において判定部46は経過期間Pと設定期間P1の比較を行い、槽洗浄運転の必要の有無を判定する。経過期間Pが設定期間P1に達していた場合(ステップS206でYESの場合)は、ステップS207において制御部41は表示駆動回路24を作動させることで槽洗浄の実施時期を示す発光ダイオード36を点灯させ、また、ブザー出力回路26を作動させることでブザー38を鳴動させる。これにより、使用者に槽洗浄運転の実施時期であることを知らせる。なお、槽洗浄運転が実行されると、経過期間Pはリセットされる。
また、経過期間Pが設定期間P1に達していなかった場合、フローを終了する。
(設定期間P1決定処理ルーチン)
図8および図9を用いて、本実施の形態における設定期間P1決定処理ルーチンについて説明する。
まず、図8のフローチャートを用いて制御内容を説明する。
ステップS211において、制御部41は温度センサ29および湿度センサ30から洗濯兼脱水槽4が晒されている温度のデータT0および湿度のデータM0を取得する。ステップS212において、制御部41は累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maを呼び出す。
そして、ステップS213において、温湿度データ算出部44は、温度センサ29および湿度センサ30より取得した温度のデータT0および湿度のデータM0を加えて演算し、累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maを更新する。ステップS214において、制御部41は、更新された累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maに該当する設定期間P1をテーブルより選択し、決定する。最後に、ステップS215において、記憶部45は、設定期間P1と、累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maを格納する。
図6に、累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maと設定期間P1の関係表を示す。縦軸に累積平均温度Taを示し、横軸に累積平均湿度Maを示している。
図10に示したように、カビは5℃から35℃の範囲において発育し、特に20℃から30℃において発育速度が増大する。そのため、図9のように、累積平均温度Taが20℃から30℃において設定期間P1を最も短くすることで、使用者に槽洗浄運転の必要性を頻繁に報知する。また、累積平均温度Taが5℃未満または35℃以上に向かうにつれて、設定期間P1を長くすることで使用者に槽洗浄運転の必要性を報知する頻度を下げるようにする。
また、図11に示したように、カビは湿度が65%以上において発育し、湿度が高い程発育速度は速く、特に90%以上において特に発育速度が増大する。そのため、図6のように、累積平均湿度Maが高い場合は設定期間P1を短くし、使用者に槽洗浄運転の必要性を頻繁に放置する。また、累積平均湿度Maが低い場合は設定期間P1を長くし、使用者に槽洗浄運転の必要性を報知する頻度を下げるようにする。
なお、累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maは、槽洗浄運転が実施されるとリセットされる。
[1-3.効果]
本実施の形態において、洗濯機100は、外槽2と、外槽2内に設けられた洗濯兼脱水槽4と、制御回路40と、を備える。制御回路40は、洗濯運転と、外槽2および洗濯兼脱水槽4を洗浄する槽洗浄運転と、を制御する制御部41と、運転データと、温度のデータT0および湿度のデータM0の少なくとも1つを含む温湿度データに基づく運転データに関する所定値と、を記憶する記憶部45と、運転データおよび所定値に基づいて槽洗浄運転の必要の有無を判定する判定部46と、を有する。
これにより、洗濯機100の判定部46は、運転データおよび温湿度データに基づく所定値に基づいて槽洗浄運転の必要の有無を判定できる。そのため、適切な時期での槽洗浄運転の必要の有無を判定することができる。
本実施の形態のように、洗濯機100は、洗濯兼脱水槽4の温度を検知する温度センサ
29および洗濯兼脱水槽4の湿度を検知する湿度センサ30の少なくとも1つを含む検知手段をさらに備え、温湿度データは検知手段の検知結果により取得されてもよい。
これにより、判定部46は、温湿度データとして洗濯兼脱水槽4が晒されている温度のデータT0や湿度のデータM0を用いることができる。そのため、より精度が高く槽洗浄運転の必要の有無を判定できる。
本実施の形態のように、検知手段は、温度センサ29および湿度センサ30の両方を有し、温湿度データは、温度のデータT0および湿度のデータM0の両方を含んでもよい。
これにより、判定部46は、温湿度データとして温度のデータT0および湿度のデータM0の両方を用いることができる。そのため、より精度が高く槽洗浄運転の必要の有無を判定できる。
本実施の形態のように、制御回路40は、温度のデータT0および湿度のデータM0の少なくとも1つの累積平均値を算出する温湿度データ算出部44をさらに有し、温湿度データは累積平均値であってもよい。
これにより、判定部46は、温湿度データとして温度のデータT0および湿度のデータM0の累積平均値を用いることができる。そのため、より精度が高く槽洗浄運転の必要の有無を判定できる。
本実施の形態のように、累積平均値は、前回槽洗浄運転を実行してからの温度のデータT0および湿度のデータM0の少なくとも1つの累積平均値であってもよい。
これにより、判定部46は、温湿度データとして累積平均温度Taや累積平均湿度Maを用いることができる。そのため、より精度が高く槽洗浄運転の必要の有無を判定できる。
本実施の形態のように、運転データは、洗濯運転の運転回数であって、判定部46は、運転回数が所定値に達すると、槽洗浄運転が必要であると判定してもよい。
これにより、判定部46は、洗濯運転の運転回数が温湿度データに基づく設定回数に達すると、槽洗浄運転が必要であると判定できる。そのため、洗濯運転の運転回数をカウントする機能を備える構成で、適切な時期に槽洗浄運転が必要であると判定することができる。
本実施の形態のように、運転データは、前回槽洗浄運転を実行してからの洗濯運転の運転回数Nであってもよい。
これにより、判定部46は、洗濯運転の運転回数Nが温湿度データに基づく設定回数N1に達すると、槽洗浄運転が必要であると判定できる。そのため、適切な時期に槽洗浄運転が必要であると判定できる。
本実施の形態のように、制御回路40は、日時を計時する計時部42および前回槽洗浄運転を実行した日時からの経過期間Pを算出する運転データ算出部43をさらに有し、運転データは、経過期間Pであり、判定部46は、経過期間Pが所定値に達すると、槽洗浄運転が必要であると判定してもよい。
これにより、判定部46は、経過期間Pが温湿度データに基づく設定期間P1に達する
と、槽洗浄運転が必要であると判定できる。そのため、適切な時期に槽洗浄運転が必要であると判定できる。
本実施の形態のように、判定部46が、槽洗浄運転が必要であると判定すると、制御部41は、使用者に槽洗浄運転の実行を促す報知を実行してもよい。
これにより、槽洗浄運転が必要であることを報知することができる。そのため、使用者が適切な時期に槽洗浄運転を実行することができる。そのため、使用者が適切な時期での槽洗浄運転を実行することができ、外槽2および洗濯兼脱水槽4が清潔な状態で槽洗浄運転を実行することによる不必要な水の使用や、外槽2および洗濯兼脱水槽4が汚れている状態で槽洗浄運転を実行しないことによる悪臭の発生や、洗濯物への汚れの付着を抑制することができる。
本実施の形態のように、洗濯機100は報知手段39をさらに備え、制御部41は、報知手段39を作動させることで報知を実行してもよい。
これにより、洗濯機100の発光ダイオード36およびブザー38で使用者に槽洗浄運転を促すことができる。そのため、使用者が適切な時期に槽洗浄運転を実行することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、負荷、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、槽洗浄運転の必要の有無の判定に累積平均温度Taおよび累積平均湿度Maの両方を用いたが、累積平均温度Taまたは累積平均湿度Maのどちらか一方のみでもよい。また、槽洗浄運転の必要の有無の判定には、累積平均温度Taではなく、洗濯運転が終了した時点の温度や洗濯機100の電源が投入された時点の温度、または、洗濯運転を開始する直前、たとえばスタートボタンが押された時点の温度を用いてもよい。なお、累積平均湿度Maについても同様である。
実施の形態1では、洗濯機100は、温度センサ29および湿度センサ30の両方を備えたが、どちらか一方のみを備えてもよい。
実施の形態1では、洗濯機100は、温度のデータT0および湿度のデータM0を温度センサ29および湿度センサ30より取得したが、通信アダプタ34を経由して、外部機器より外部環境の温度や湿度のデータを取得してもよい。これにより、洗濯機100は温度センサ29および湿度センサ30を備えない構成も可能となり、安価に製造できる。なお、外部環境の温度や湿度のデータとして、外部機器が晒されている環境の温度や湿度のデータを取得してもよいし、天気予報などから洗濯機100が置かれている地域の現在の温度や湿度のデータを取得しても良い。
実施の形態1では、洗濯機100は、温度センサ29および湿度センサ30の両方を備えたが、どちらか一方のみを備えてもよい。その際、洗濯機100が備えていない一方の情報を外部機器より取得してもよい。例えば、洗濯機100は、温度センサ29のみを備え、湿度に関するデータは外部機器より取得してもよく、また、洗濯機100は湿度センサ30のみを備え、温度に関するデータは外部機器より取得してもよい。また、洗濯機1
00は、温度センサ29および湿度センサ30の両方を備えず、温度および湿度の両方のデータを外部機器より取得することも考えられる。
洗濯機100は、温度のデータT0を洗濯運転が終了した時点の温度より取得したが、洗濯機100の電源が投入された時点の温度、または、洗濯運転を開始する直前、例えばスタートボタンが押された時点、電源が切断される直前の温度より取得してもよい。また、洗濯機100が常時通電可能であれば、1時間毎や24時間毎など、一定の時間間隔で温度のデータT0を取得してもよい。また、一定時間が経過したときに洗濯機100のスリープ運転を解除し、温度のデータT0を取得してもよい。なお、湿度のデータM0についても同様である。
実施の形態1では、累積平均温度Taは、前回槽洗浄運転を実行してからの累積平均値であり、槽洗浄運転が実行されたらリセットされていたが、2回槽洗浄運転を実行してからリセットしてもよいし、初回の洗濯運転時からの通算の累積平均値としてもよい。なお、累積平均湿度Maについても同様である。
実施の形態1の槽洗浄報知動作のパターンAでは、判定部46は運転データとして前回槽洗浄運転を実行してからの洗濯運転の運転回数Nを用いたが、2回前の槽洗浄運転を実行してからの洗濯運転の運転回数を用いてもよいし、初回運転時以降の通算の洗濯運転の運転回数を用いてもよい。通算の洗濯運転の運転回数を用いる際は、設定回数が設定回数N1の整数倍に達したときに判定部46は槽洗浄運転が必要と判定してもよい。
実施の形態1の槽洗浄報知動作のパターンBでは、制御回路40は運転データとして前回の槽洗浄運転を実行してからの経過期間Pを用いたが、2回前の槽洗浄運転を実行してからの経過期間を用いてもよいし、初回運転時以降の通算の経過期間を用いてもよい。通算の経過期間を用いる際は、設定期間が設定期間P1の整数倍に達したときに判定部46は槽洗浄運転が必要と判定してもよい。
実施の形態1では、槽洗浄運転の必要の有無を判定する条件として、洗濯運転の運転回数Nを用いるパターンAおよび経過期間を用いるパターンBを説明したが、判定部46は、パターンAまたはパターンBのいずれか1つのみから槽洗浄運転の必要の有無を判定してもよいし、パターンAおよびパターンBの両方から判定してもよい。パターンAおよびパターンBの両方から判定する際は、パターンAとパターンBのどちらかが所定値に達したときに槽洗浄運転の必要性を報知し、パターンAとパターンBの両方が所定値に達したときにはより強い報知を実行するようにしてもよい。
実施の形態1では、判定部46が槽洗浄運転の必要があると判定した際、発光ダイオード36およびブザー38を作動させたが、報知手段39で報知すればよく、報知手段39として、発光ダイオード36、デジタル表示器37、ブザー38の少なくとも1つを作動させてもよい。また、通信アダプタ34を経由して外部機器で報知するようにしてもよい。例えば、スマートフォンやタブレットなどに表示や音などで通知を出すことが考えられる。
実施の形態1では、判定部46が槽洗浄運転の必要があると判定した際、発光ダイオード36およびブザー38を作動させて報知したが、洗濯運転の終了後に槽洗浄運転を自動で実行してもよい。例えば、洗濯運転が終了し、使用者が衣類を取り出して蓋18が閉じられたことを制御回路40が検知したら、槽洗浄運転が自動で実行されることなどが考えられる。
実施の形態1では、洗濯機の一例として縦型洗濯機を説明した。洗濯機は、布を水洗で
きるものであればよい。したがって、洗濯機は縦型洗濯機に限定されず、ドラム式洗濯機や二槽式洗濯機、洗濯乾燥機でもよい。
本開示は、槽洗浄運転を備える洗濯機に適用可能である。具体的には、縦型洗濯機、ドラム式洗濯機、二槽式洗濯機、洗濯乾燥機などに、本開示は適用可能である。
1 外枠
2 外槽
3 弾性吊持機構
4 洗濯兼脱水槽
5 脱水孔
6 バランサ
7 パルセータ
9 モータ
10 排水経路
11 排水弁
12 エアトラップ
13 エアチューブ
14 駆動機構部
15 クラッチ機構部
16 トップカバー
17 給水弁
18 蓋
19 操作表示部
20 制御ユニット
21 時計回路
22 通信回路
23 負荷駆動回路
24 表示駆動回路
25 スイッチ入力回路
26 ブザー出力回路
27 蓋スイッチ
28 水位センサ
29 温度センサ(温度検知手段)
30 湿度センサ(湿度検知手段)
34 通信アダプタ
36 発光ダイオード
37 デジタル表示器
38 ブザー
39 報知手段
40 制御回路
41 制御部
42 計時部
43 運転データ算出部
44 温湿度データ算出部
45 記憶部
46 判定部
100 洗濯機

Claims (11)

  1. 外槽と、
    前記外槽内に設けられた洗濯兼脱水槽と、
    制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    洗濯運転と、前記外槽および前記洗濯兼脱水槽を洗浄する槽洗浄運転と、を制御する制御部と、
    運転データと、温度のデータおよび湿度のデータの少なくとも1つを含む温湿度データに基づく前記運転データに関する所定値と、を記憶する記憶部と、
    前記運転データおよび前記所定値に基づいて前記槽洗浄運転の必要の有無を判定する判定部と、
    を有する洗濯機。
  2. 前記洗濯兼脱水槽の温度を検知する温度検知手段および前記洗濯兼脱水槽の湿度を検知する湿度検知手段のうち少なくとも1つを含む検知手段をさらに備え、
    前記温湿度データは前記検知手段の検知結果により取得される、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記検知手段は、前記温度検知手段および前記湿度検知手段の両方を有し、
    前記温湿度データは、前記温度のデータおよび前記湿度のデータの両方を含む、
    請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記制御回路と外部機器との通信が可能な通信アダプタをさらに備え、
    前記温湿度データは、前記外部機器より取得した外部環境の温度のデータおよび湿度のデータの少なくとも1つを含む、
    請求項1または2に記載の洗濯機。
  5. 前記制御回路は、前記温度のデータおよび前記湿度のデータの少なくとも1つを含む累積平均値を算出する温湿度データ算出部をさらに有し、
    前記温湿度データは前記累積平均値である、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記累積平均値は、前回前記槽洗浄運転を実行してからの前記温度のデータおよび前記湿度のデータの少なくとも1つの累積平均値である、
    請求項5に記載の洗濯機。
  7. 前記運転データは、前記洗濯運転の運転回数であり、
    前記判定部は、前記運転回数が前記所定値に達すると、前記槽洗浄運転が必要であると判定する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の洗濯機。
  8. 前記運転回数は、前回前記槽洗浄運転を実行してからの前記洗濯運転の運転回数である、請求項7に記載の洗濯機。
  9. 前記制御回路は、日時を計時する計時部および前回前記槽洗浄運転を実行した日時からの経過期間を算出する運転データ算出部をさらに有し、
    前記運転データは、前記経過期間であり、
    前記判定部は、前記経過期間が前記所定値に達すると、前記槽洗浄運転が必要であると判
    定する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の洗濯機。
  10. 前記判定部が、前記槽洗浄運転が必要であると判定すると、前記制御部は、使用者に前記槽洗浄運転を促す報知を実行する、
    請求項1~9のいずれか1項に記載の洗濯機。
  11. 報知手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記報知手段を作動させることで前記報知を実行する、請求項10に記載の洗濯機。
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