JP2022123190A - 電子錠取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】後付けタイプの電子錠を扉のサムターンに容易に脱着可能であり、かつ電子錠をサムターン装置に強固に取り付け可能とする。【解決手段】電子錠取付構造10は、電子錠1に取り付けられるアタッチメント20に設けられる凹部27及び開口部26(電子錠側係合部)と、既存サムターン41を箱錠50に連結させるために扉40に設けられるサムターン取付孔43に設置される電子錠台座30と、電子錠台座30からサムターン取付孔43に設置されている既存サムターン41の径方向外側に突出して設けられ、凹部27及び開口部26の移動によって凹部27及び開口部26と係合する係合爪35(台座側係合部)と、を備え、アタッチメント20の凹部27及び開口部26と、電子錠台座30の係合爪35とが係合することにより、電子錠1が電子錠台座30に取り付けられる。【選択図】図8

Description

本開示は、電子錠取付構造に関する。
扉のサムターンを回転動作させることにより、自動で扉を施錠又は開錠できる錠開閉装置(電子錠)が知られている。特許文献1には、サムターンのつまみを挟持可能なサムターンホルダを備え、つまみを挟持した状態でサムターンホルダを回転駆動させることでサムターンを操作する、所謂後付けタイプの電子錠が記載されている。
特許第6060471号公報
しかし、特許文献1などに記載される従来の後付けタイプの電子錠は、サムターンホルダによりサムターンのつまみを挟持する状態を維持するために、電子錠の筐体を扉の主面などサムターンの周囲に固定する必要がある。電子錠を扉に固定する手法としては、主に両面テープが用いられる。このため、電子錠を扉から取り外しにくい、電子錠の位置の微調整を行いにくい、また、取り外したときに扉にテープの跡が残り見映えが悪い、などの問題があった。
本開示は、後付けタイプの電子錠を扉のサムターンに容易に脱着可能であり、かつ電子錠をサムターン装置に強固に取り付け可能な電子錠取付構造、を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の一観点に係る電子錠取付構造は、電子錠に設けられる電子錠側係合部と、サムターンを扉に連結させるために扉に設けられるサムターン取付孔に設置される電子錠台座と、前記電子錠台座から前記サムターン取付孔に設置されている前記サムターンの径方向外側に突出して設けられ、前記電子錠側係合部の移動によって前記電子錠側係合部と係合する台座側係合部と、を備え、前記電子錠側係合部と前記台座側係合部とが係合することにより、前記電子錠が前記電子錠台座に取り付けられる。
本開示によれば、後付けタイプの電子錠を扉のサムターンに容易に脱着可能であり、かつ電子錠をサムターン装置に強固に取り付け可能な電子錠取付構造を提供することができる。
電子錠の扉への設置状態の一例を示す平面図 電子錠の背面側を示す斜視図 第1実施形態に係る電子錠取付構造のうち電子錠台座を示す斜視図 電子錠台座のサムターン取付孔への取り付け手順の一例の第1段階を示す図 電子錠台座のサムターン取付孔への取り付け手順の一例の第2段階を示す図 電子錠台座のサムターン取付孔への取り付け手順の一例の第3段階を示す図 電子錠台座のサムターン取付孔への取り付け手順の一例の第4段階を示す図 電子錠台座へのアタッチメントの取り付け手順の第1段階を示す図 電子錠台座へのアタッチメントの取り付け手順の第2段階を示す図 第1実施形態に係る電子錠取付構造のうち電子錠台座の変形例を示す斜視図 第2実施形態に係る電子錠取付構造の概略構成を示す分解斜視図 電子錠取付構造のうちのアタッチメントの溝部を示す平面図 第2実施形態に係る電子錠取付構造の取り付け手順を示す図
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
なお、以下の説明において、x方向、y方向、z方向は互いに垂直な方向である。x方向は電子錠1の長手方向である。y方向は、電子錠1の短手方向である。z方向は、サムターン連結部9の回転軸の延在方向である。また、図1の例では、電子錠1を扉40に設置したときには、x方向が鉛直方向であり、y方向及びz方向が水平方向である。また、x方向及びy方向が扉40の電子錠1を設置する面40Aの延在方向である。以下の説明では、x負方向側を「上側」、x正方向側を「下側」と表記する場合がある。z正方向側を「表側」や「前側」、z負方向側を「裏側」や「背面側」、「後側」などと表記する場合がある。
[第1実施形態]
図1~図9を参照して第1実施形態を説明する。
<電子錠の概略構成>
まず図1、図2を参照して、電子錠1の概略構成について説明する。図1は、電子錠1の扉40への設置状態の一例を示す平面図である。図2は、電子錠1の背面側を示す斜視図である。
図1に示すように、電子錠1は、既設の扉40の室内側の面40Aに設けられるサムターン41に後付けされるものである。サムターン41は、扉40の開錠及び施錠を操作するための要素であり、例えばz正方向側の端面に設けられるツマミ部42をユーザが回転操作することによって開錠や施錠を行うことができる。周知のサムターン41は、例えば円錐台形状であり、ツマミ部42は、その円形の端面において、回転軸4を通り、かつ、端面の円形状の直径に沿って延在するよう形成される(図3参照)。
電子錠1は、このような本来手動で操作するサムターン41を自動で回転操作するための装置である。
図2に示すように、電子錠1は、筐体2の裏側の面の下側約半分が切り取られた略矩形状の外観をしている。裏側の面の切り取られた部分には、扉40のサムターン41のツマミ部42に係合するサムターンホルダ5が設けられている。
サムターンホルダ5は、電子錠1の筐体2の内部に設けられるモータなどの動力源(図示せず)によって、図1に示す回転軸4まわりに回転駆動される。サムターンホルダ5は、例えば図2に示すように略円柱状に形成され、z負方向側の端面には、回転中心を通り、かつ、直径方向に延在する溝部51が形成されている。溝部51は、サムターン41のツマミ部42が挿入できる幅で形成される。電子錠1は、サムターンホルダ5の溝部51にサムターン41のツマミ部42が篏合された状態で、図1に示すように扉40の室内側の面40Aに設置される。そして、モータなどの駆動源によりサムターンホルダ5を回転駆動させることによって、溝部51に篏合されているサムターン41を回転操作する。
電子錠1の筐体2の表側の面には、サムターンホルダ5の反対側の位置に、ユーザが手動により操作可能なノブ3が設けられている。ノブ3は、例えば図1に示すようにノブ3の回転軸に直交する円形面3Aと、この円形面3Aの中央部に設けられた略半月状のツマミ部3Bとを有している。ノブ3には、回転軸4を介してサムターンホルダ5が固定され、ノブ3とともにサムターンホルダ5とが回転する。ユーザはノブ3を操作することによってサムターン41を手動でも回転操作することができる。
電子錠1は、スマートフォンや制御盤等のコントローラ(図示せず)から無線または有線により操作指示を受けて対応する動作(施錠、開錠等)を行うようになっている。無線の方式としては、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)等が用いられる。
従来の後付けタイプの電子錠1では、図1に示すような扉40への設置時には、サムターンホルダ5によりサムターン41のツマミ部42を挟持する状態を維持するために、電子錠1の筐体2を扉40の面40Aなどサムターン41の周囲に固定する必要がある。電子錠1を扉40に固定する従来手法としては、主に両面テープが用いられる。例えば筐体2の背面2Aが扉40の面40Aと接触するため、この背面2Aに両面テープを貼付して、扉40に接着していた。このため、電子錠1を扉40から取り外しにくい、電子錠1の位置の微調整を行いにくい、また、取り外したときに扉40にテープの跡が残り見映えが悪い、などの問題があった。
第1実施形態に係る電子錠取付構造10は、このような従来の電子錠1の設置時の問題を解決するためのものである。
<電子錠取付構造10の概要>
図2に加えて図3を参照して、電子錠取付構造10の構成について説明する。図2は、上述のとおり電子錠1の背面側を示す斜視図であって、さらに第1実施形態に係る電子錠取付構造10のアタッチメント20を示す斜視図である。図3は、第1実施形態に係る電子錠取付構造10のうち電子錠台座30を示す斜視図である。
図2、図3に示すように、電子錠取付構造10は、アタッチメント20と電子錠台座30とを備える。アタッチメント20は、電子錠1の背面側に設置される部材である。電子錠1は扉40に接触しない状態でアタッチメント20を介して固定可能となる。電子錠台座30は、既存サムターン41を箱錠50に連結させるために扉40に設けられるサムターン取付孔43に設置される。サムターン取付孔43は、例えば扉40の室内側の面40Aを形成する平板部材を貫通して形成される。
第1実施形態の電子錠取付構造10では、電子錠1が取り付けられたアタッチメント20を、扉40に取り付けられた電子錠台座30に対して、回転軸4の軸まわりに回転移動させる。これにより、アタッチメント20を電子錠台座30に係合させ、この結果、電子錠1が電子錠台座30に取り付けられる。
アタッチメント20は、図2に示すように、電子錠1の筐体2のうちサムターンホルダ5の周囲の背面2Aから窪んでいる部分の外周を覆い、かつ、背面2Aも覆うように、電子錠1に取り付けられる。アタッチメント20は、z負方向側の端部に配置され、x方向及びy方向に延在する板状の背板部21と、背板部21の下部に設けられ、背板部21からx正方向側に突出する一対の側板部23、24と、一対の側板部23、24の下端部同士を接続するよう形成される底板部25とを有する。側板部23は背板部21のy負方向側の端部に沿って、側板部24は背板部21のy正方向側の端部に沿って、略同一の厚さで形成される。底板部25のサムターンホルダ5に対向する内周面はサムターンホルダ5の外面に沿った曲面として形成されている。側板部23の端面23A及び側板部24の端面24A(図8など参照)は、電子錠1の筐体2の背面上部側の凸部2Bの下端面2Cと篏合するように形成される。
背板部21の上部にはねじ挿通孔29が設けられる。アタッチメント20が電子錠1の背面側に篏合した状態で、ねじ挿通孔29を介してz負方向側からねじ2Eが挿入されて、電子錠1の筐体2の背面2Aに設けられるネジ穴2Dに螺合されることによって、アタッチメント20が電子錠1と一体的に固定される。
アタッチメント20の背板部21の下部には、円形状の開口部26が形成されている。開口部26の形状は、サムターン41の外形と同様に形成され、サムターン41を篏合可能に形成される。円形状の開口部26には、周面の周方向に沿って略等間隔に複数(図2の例では4個)の凹部27が形成されている。凹部27は、開口部26の周面から径方向外側に窪んで形成されている。そして、この凹部27の長手方向端部から円周方向に細い溝状部27aが形成されている。この溝状部27aは第1プレート31の係合爪35が挿入可能な深さと幅を有して形成されている。この凹部27と溝状部27aを含む開口部26の外縁部分は、「電子錠1に設けられる電子錠側係合部」として機能する。
図3に示すように、電子錠台座30は、既存サムターン41を箱錠50に連結させるために扉40に設けられるサムターン取付孔43に設置される。
電子錠台座30は、サムターン取付孔43を扉40の表側及び裏側から挟持して設置される。例えば、電子錠台座30は、扉40の室内側の面40Aを形成する平板部材のうち、サムターン取付孔43の周囲の部分を挟持することによって、扉40に取り付けられる。
電子錠台座30は、扉40の室内側の面40Aの表側に設置される第1プレート31と、その反対側の扉裏側に設置される第2プレート32と、を有する。
第1プレート31は略円形状の板材である。第1プレート31の外径は、サムターン取付孔43の径より大きく形成される。また、第1プレート31には、円形状の外縁の周方向に沿って略等間隔に複数(図3の例では4個)の係合爪35が設けられている。係合爪35は、第1プレート31の円形状の外縁から径方向外側に突出して形成されている。係合爪35は、第1プレート31の外縁からz方向に略直角に屈曲する屈曲部35bと、屈曲部35bの先端からさらに第1プレート31の径方向外側に略直角に屈曲し、第1プレート31と略平行に延在する先端部35aと、を有する(図4も参照)。この係合爪35の先端部35aは、前述したアタッチメント20の凹部27と同形状であり、アタッチメント20の開口部26にサムターン41を篏合する際に凹部27に挿通可能に形成される。
また、係合爪35は、第1プレート31に対してz正方向側、つまりアタッチメント20の開口部26にサムターン41を篏合する際のアタッチメント20の内部側に平行にずれて溝状部27aに篏合可能に形成される。この係合爪35は、「電子錠側係合部(アタッチメント20の凹部27を含む開口部26の外縁部分)の移動によって電子錠側係合部と係合する台座側係合部」として機能する。
第2プレート32は、平板状の板材であり、円形部33と、耳部34とを有する。円形部33は、第2プレート32のうち円形状の部分である。円形部33の径は、サムターン取付孔43の径以下である。耳部34は、円形部33から径方向外側(図3ではx負方向側)に突出する部分である。耳部34は、円形部33の直径より小さい幅で形成される。第2プレート32は、扉表側からサムターン取付孔43を通して扉裏側へ配置可能に形成される。
第1プレート31と第2プレート32とは、第1プレート31を貫通して、サムターン取付孔43を通過し、第2プレート32に螺合する複数のネジ36によって連結される。図3の例では、サムターン取付孔43の中心より上方に2個、下方に2個の合計4個のネジ36が設けられる。第1プレート31と第2プレート32とが連結されると、第1プレート31と、第2プレート32の耳部34とによって、扉40の室内側の面40Aを形成する板状部材のうち、サムターン取付孔43の周囲の部分が挟持されて、これにより電子錠台座30が扉40に固定される。このように、電子錠台座30は、第1プレート31と第2プレート32とがサムターン取付孔43を挟持して連結されることによって、サムターン取付孔43に取り付けられる。
<電子錠取付構造10の設置手順>
ここで、図4~図7を参照して、電子錠台座30のサムターン取付孔43への設置方法についてさらに説明する。図4~図7は、電子錠台座30のサムターン取付孔43への取り付け手順の一例の第1~第4段階を示す図である。
図4に示す第1段階では、第1プレート31と第2プレート32とは、上部の二か所のみをネジ36で連結されている。このとき、第1プレート31と第2プレート32との間隔がサムターン取付孔43の深さより充分に大きくとられている。そして第1段階では、上述のように、第2プレート32が、扉表側(図4の例では、扉40の室内側の面40Aを形成する平板部材の外面側)から、サムターン取付孔43を通して扉裏側(図4の例では、平板部材の扉40内部を向く裏面40Bの側)へ配置される。例えば図4に矢印A1で示すように、第2プレート32は、ネジ36が取り付けられていない下部の円形部33から先にサムターン取付孔43へ挿入される。円形部33の外径はサムターン取付孔43の径より小さいため、サムターン取付孔43を通過可能である。
図5に示す第2段階では、円形部33の下端部分が裏面40B側まで到達すると、矢印A2で示すように、サムターン取付孔43の下端より下方に移動させて、円形部33を裏面40Bと対向させる。このとき、第2プレート32の上部の耳部34は、円形部の直径より小さい幅で形成されているので、耳部34もサムターン取付孔43を通過する。この結果、第2段階では、第2プレート32が扉40の裏面40B側に配置され、第1プレート31が扉40の面40A側に残る状態となる。
図6に示す第3段階では、矢印A3で示すように、扉40の裏面40B側に配置された第2プレート32を上方に移動させ、耳部34をサムターン取付孔43より上方に配置する。これにより、円形部33がサムターン取付孔43と対向する位置に配置され、耳部34が扉40の裏面40Bのうちサムターン取付孔43の外縁の部分と対向するよう配置される。
図7に示す第4段階では、第1プレート31と第2プレート32とが4つのネジ36によって、両者の間隔がサムターン取付孔43の深さと同様となるまで締結され、これにより、第1プレート31と第2プレート32とが扉40の室内側の面40Aを形成する平板部材を面40A側と裏面40B側から挟持する状態となる。この結果、電子錠台座30のサムターン取付孔43に設置される。
図3に戻り、電子錠台座30の円形状の中央部分には、略円形状に開口部37が設けられており、これらの開口部37によって既存サムターン41の回転軸4が扉40の内部の箱錠50側に挿通可能となる。したがって、既存サムターン41は、電子錠台座30が扉40に配置されている状態でも、従来どおりに扉40に設置可能となる。既存サムターン41も扉40に設置された状態では、電子錠台座30は、既存サムターン41と扉40の面40Aとの間に配置される。このように既存サムターン41と扉40との間に電子錠台座30の第1プレート31を配置すると、既存サムターン41の円錐台形状の本体から径方向外側に電子錠台座30の係合爪35が突出して配置される(図8参照)。
図8、図9を参照して、扉40に設置された電子錠台座30へのアタッチメント20の取り付け手順を説明する。図8、図9は、電子錠台座30へのアタッチメント20の取り付け手順の第1、第2段階を示す図である。上述のとおり、第1実施形態では、アタッチメント20を電子錠台座30に対して回転軸4の軸まわりに回転移動させることによって、アタッチメント20が電子錠台座30に連結されて固定される。
図8に示すように、電子錠台座30の第1プレート31の係合爪35は、中心から延直上方、下方、水平左方向、水平右方向に4つが設けられる。4つの係合爪35は、周方向に沿って延直上方の位置から略90度ごとに配置される。
一方、アタッチメント20の凹部27は、係合爪35と同数が開口部26の周方向に略等間隔で設けられる。また、凹部27の形状は、係合爪35が篏合可能な形状に形成される。さらに、この凹部27の長手方向端部から円周方向に細い溝状部27aが形成されており、係合爪35のドア面と水平に形成された先端部35aが挿入可能に形成されている。凹部27は、係合爪35の配置に対して周方向に沿って約45度ずれて配置されており、溝状部27aは、凹部27から周方向に沿って約45度ずれた位置まで延設されている。
したがって、図8に示す第1段階では、まずは電子錠台座30の係合爪35と、アタッチメント20の凹部27とが篏合するように、アタッチメント20がサムターン軸4まわりに約45度傾斜させて、アタッチメント20の凹部27の位置を、電子錠台座30の係合爪35に合わせる。そして、この状態で、矢印A4で示すように、アタッチメント20がサムターン41に篏合される。このとき、アタッチメント20の開口部26にサムターン41が篏合し、アタッチメント20の4つの凹部27に電子錠台座30の4つの係合爪35が篏合し、係合爪35の先端部35aに凹部27の底面(電子錠1側にあり先端部35aと対向する面)を当接させる。
また、本実施形態では、電子錠1のサムターンホルダ5は、電子錠1が電子錠台座30に取り付けられる際にサムターン41が解錠位置にある状態に合わせて回転位置を固定治具G(図2参照)により固定する。(図8ではサムターンホルダ5の溝部51を表示するために解錠位置にサムターンホルダ5を停止させている。)このため、アタッチメント20及び電子錠1が傾斜している状態でも、サムターンホルダ5の溝部51がサムターン41のツマミ部42と篏合することができるので、電子錠1とサムターン41との連結が可能となる。
図9に示す第2段階では、矢印A5で示すように、アタッチメント20が約45度回転される。このとき、係合爪35はアタッチメント20の凹部27から溝状部27aに進入して、係合爪35の先端部35aは溝状部27a内に入り、壁(扉の室内側の面40A)から突出した屈曲部35bはアタッチメント20の開口部26の内縁に沿った内部側に配置されているため、係合爪35がアタッチメント20の回転を阻害することがなく、アタッチメント20は回転可能である。そして、回転後の状態では、係合爪35は、凹部27との対向位置から周方向にずれた状態となり、溝状部27a内に配置されるので、係合爪35と扉40との隙間に開口部26の外縁部分が介在する。これにより、アタッチメント20と電子錠台座30とが係合され、電子錠1が扉40に固定された状態となる。
なお、溝状部27aは、凹部27の位置から周方向に沿って約45度ずれた位置まで延在する。溝状部27aの縁端部(図2、図8に符号27bで示す部分)は、係合爪35がこれ以上凹部27から離間する方向に移動するのを規制するためのストッパ27bとして機能する。係合爪35をストッパ27bに突き当たるまで回転させることによって、ストッパ27bの位置で回転位置を仮決めすることができる。但し、回転位置を調整できるようにストッパ27bの位置には余裕を持たせてもよい。例えば、係合爪35の所望の周方向位置よりも、さらに凹部27から離間する方向にストッパ27bの位置をずらしてもよい。
ところで、係合爪35と孔部26との係合構造には、孔部26に溝状部27aを設けない構成も取り得る。この場合、図8、図9の取り付け手順後には、係合爪35がアタッチメント20の凹部27を通過してアタッチメント20の内部側に配置されて、かつ、凹部27との対向位置から周方向にずれた状態となる。つまり、係合爪35は開口部26の外縁部分のうち、アタッチメント20の内部側の面(図2ではz正方向側に向く面)と対向配置され、これにより、係合爪35と扉40との隙間に開口部26の外縁部分が介在し、開口部26の外縁部分を扉40と係合爪35の先端部35aとで挟持でき、アタッチメント20と電子錠台座30とが係合された状態となる。この構成でも、上記のストッパ27bと同様の機能を設けることができる。例えば、開口部26の外縁部分のうち、アタッチメント20の内部側の面(図2ではz正方向側に向く面)に電子錠1側(z正方向側)へ突出する突起を設ける。この突起を上記のストッパ27bと同様の周方向位置に配置することにより、係合爪35の先端部35aをこの突起に当接させて係合爪35の移動を規制することができるので、この突起をストッパとして機能させることができる。
図9に矢印A5で示した回転後の状態では、アタッチメント20の開口部26の外縁部分は、電子錠台座30の係合爪35によって軸方向のうちz正方向側への移動が規制され、かつ、扉40の面40Aによってz負方向側への移動も規制される。また、開口部26にサムターン41が篏合することにより、アタッチメント20のx方向及びy方向への移動も規制される。
なお、図9に示す取付状態からアタッチメント20を電子錠台座30から離脱させる場合には、まず図9に示した矢印A5とは反対方向にアタッチメント20を回転させ、アタッチメント20の凹部27を周方向に沿って回転移動させる。そして、アタッチメント20の凹部27と電子錠台座30の係合爪35との周方向位置が揃うと、図8に示した矢印A4とは反対方向にアタッチメント20を移動可能となり、アタッチメント20(及び電子錠1)が電子錠台座30(及び扉40)から離脱する。
このように、第1実施形態に係る電子錠取付構造10は、電子錠1に取り付けられるアタッチメント20に設けられる凹部27、開口部26の外縁部分(電子錠側係合部)と、既存サムターン41を箱錠50に連結させるために扉40に設けられるサムターン取付孔43に設置される電子錠台座30と、電子錠台座30からサムターン取付孔43に設置されている既存サムターン41の径方向外側に突出して設けられ、電子錠側係合部の移動によって前記電子錠側係合部と係合する係合爪35(台座側係合部)と、を備え、アタッチメント20の凹部27及び開口部26と、電子錠台座30の係合爪35とが係合することにより、電子錠1が電子錠台座30に取り付けられる。
この構成により、電子錠1は従来のように扉40の表面に接着などにより取り付けられるのではなく、電子錠台座30に取り付けられる。また、アタッチメント20の凹部27及び開口部26と電子錠台座30の係合爪35との係合により取り付けられる。さらに、電子錠1が電子錠台座30に取り付けられた状態において、凹部27及び開口部26と係合爪35とが相対移動可能である。したがって、従来の接着などによる取付手法に比べて、電子錠1の取り付けも取外しも容易にできる。また、アタッチメント20の凹部27が取り付け位置のガイドとしても機能するのでより確実に所望の位置に電子錠1を取り付けることが可能となる。したがって、後付けタイプの電子錠1を扉40の電子錠台座30に容易に脱着可能となる。さらに、アタッチメント20の開口部26の外縁部分が電子錠台座30の係合爪35と係合しているため、外力が加わっても外れにくく、電子錠1を電子錠台座30に強固に取り付け可能である。
また、第1実施形態の電子錠取付構造10では、電子錠台座30は、サムターン取付孔43を扉表側及び扉裏側から挟持して設置される。この構成により、電子錠台座30を扉40に強固に固定することが可能となるので、電子錠台座30に取り付けられる電子錠1を、より確実に扉40に設置できる。また、電子錠台座30を扉40に取り付けるために既存のサムターン取付孔43を利用できるので、新たに取り付けようの穴を設けたり、取付用の治具などを用意する必要がなく、より簡易に取り付けを行うことができる。
また、第1実施形態の電子錠取付構造10では、電子錠台座30は、扉表側に設置される第1プレート31と、扉裏側に設置される第2プレート32と、を有する。第1プレート31の外径はサムターン取付孔43の径より大きく形成される。第2プレート32は、サムターン取付孔43の径以下の円形部33と、円形部33から径方向外側に突出し、円形部33の直径より小さい幅で形成される耳部34と、を有する。第2プレート32は、扉表側からサムターン取付孔43を通して扉裏側へ配置可能に形成される。また、係合爪35(台座側係合部)は、第1プレート31から径方向外側に突出して形成される。電子錠台座30は、第1プレート31と第2プレート32とがサムターン取付孔43を挟持して連結されることによって、サムターン取付孔43に取り付けられる。
この構成により、図4~図6を参照して説明したように、第2プレート32は、扉表側からサムターン取付孔43を通して扉裏側へ配置できるので、第2プレート32を扉40の内部に配置するために箱錠50を扉40から取り外すなどの作業の必要がない。これにより、既存のサムターン取付孔43さえあれば、容易に表側と裏側とに第1プレート31と第2プレート32とを配置できるので、電子錠台座30をより簡易に扉40に取り付けることができる。
また、第1実施形態の電子錠取付構造10では、電子錠台座30の係合爪35(台座側係合部)をアタッチメント20の開口部26(電子錠側係合部)に係合させるための「移動」とは、サムターン軸4の軸まわりの回転移動である。この構成により、電子錠台座30の係合爪35にアタッチメント20の凹部27の位置を合わせれば、扉表側(z正方向側)からアタッチメント20を差し込み、次いでサムターン軸4まわりに回転させるという簡易な操作だけで電子錠1を電子錠台座30に取り付けることができる。また、電子錠1が電子錠台座30に取り付けられた状態から、アタッチメント20を回転させて抜き取るという簡易な操作だけで電子錠1を電子錠台座30から取り外すことができる。したがって、電子錠1と電子錠台座30との脱着をさらに簡易にできる。
また、第1実施形態の電子錠取付構造10では、アタッチメント20の開口部26及び凹部27(電子錠側係合部)は、電子錠1の背面側に設置されるアタッチメント20に設けられる。この構成により、電子錠1に電子錠台座30との係合構造を直接設ける必要がないので、元々電子錠台座30との係合が考慮されていない既存の後付けタイプの電子錠でもアタッチメント20を取り付けることによって電子錠台座30に取り付け可能となる。したがって、既存の後付けタイプの電子錠を適用することができ、汎用性を向上できる。
なお、第1実施形態ではアタッチメント20と電子錠1とが別体の構成を例示したが、アタッチメント20と電子錠1とは一体でもよい。この場合、「開口部26及び凹部27(電子錠側係合部)は電子錠1に設けられる」とも表現できる。
[変形例]
図10を参照して第1実施形態の変形例を説明する。図10は、第1実施形態に係る電子錠取付構造10のうち電子錠台座130の変形例を示す斜視図である。
電子錠台座のサムターン取付孔43への取付構造は、サムターン取付孔43を扉表側及び扉裏側から挟持して設置される構成であれば、上述のような第1プレート31と第2プレート32によって挟持するものとは異なる構成でもよい。例えば図10に示す電子錠台座130のように、扉表側に設置されるプレート131と、扉裏側に設置されるナット132と、を有し、プレート131とナット132とによってサムターン取付孔43を挟持して設置される構成でもよい。
この場合、プレート131及びナット132の外径は、サムターン取付孔43の径より大きく形成される。プレート131は、中央の開口部37からz負方向側に筒状部133が形成される。この筒状部133の外周面には、サムターン取付孔43を挿通可能なネジ部134が設けられる。
電子錠台座130は、サムターン取付孔43を扉表側から扉裏側に挿通されたネジ部134に扉裏側からナット132が螺合することによって、サムターン取付孔43に取り付けられる。なお、ナット132は、扉40に設置されている箱錠50を取り外すことにより、サムターン取付孔43の裏面側に配置できる。
さらに言えば、電子錠台座のサムターン取付孔43への取付構造は、少なくとも既存のサムターン取付孔43に設置できればよく、サムターン取付孔43を扉表側及び扉裏側から挟持して設置される構成以外のものでもよい。
[第2実施形態]
図11~図13を参照して第2実施形態を説明する。図11は、第2実施形態に係る電子錠取付構造200の概略構成を示す分解斜視図である。図12は、電子錠取付構造200のうちのアタッチメント220の溝部227A、227Bを示す平面図である。図13は、第2実施形態に係る電子錠取付構造200の取り付け手順を示す図である。
<電子錠取付構造200の概要>
第2実施形態に係る電子錠取付構造200は、電子錠1が取り付けられたアタッチメント220を、扉40に取り付けられた電子錠台座230に対して係合させる点では第1実施形態と共通する。しかし、第2実施形態に係る電子錠取付構造200は、アタッチメント220と電子錠台座230との係合構成が第1実施形態とは異なる。より詳細には、第2実施形態に係る電子錠取付構造200では、電子錠台座230が取り付けられる扉40の面40Aの延在方向に沿った所定の一方向(例えばx負方向側(上側)からx正方向側(下側)へ向かう鉛直下方)のスライド移動によって、アタッチメント220と電子錠台座230とが係合する。
図11に示すように、電子錠台座230は、扉表側に設置される第1プレート231と、扉裏側に設置される第2プレート232と、を有する。
第2プレート232は、第1実施形態の円形部33及び耳部34と同様の円形部233及び耳部234を有する。第1プレート231は、第1実施形態の第1プレート31と同様の形状の円形部238を有する。
第1プレート231及び第2プレート232は、第1実施形態の第1プレート31及び第2プレート32と同様の仕組みで、第2プレート232を扉表側からサムターン取付孔43の裏側へ配置することができる。そして、4つのネジ236によって第1プレート231の円形部238と第2プレート232とを連結することによって、サムターン取付孔43を扉表側及び扉裏側から挟持する。また、既存サムターン41は、電子錠台座230が扉40に配置されている状態でも、電子錠台座230の円形状の中央部分に設けられる開口部237を介して、扉40の内部の箱錠50に連結でき、扉40に設置できる。
第1プレート231は、さらに、円形部238から径方向外側(図11の例ではz負方向側)に突出する矩形部239を有する。矩形部239は、y方向の両側にx方向に沿って延在する対辺を有し、これらの対辺には、x方向に沿って一対の筋部235A、235Bが形成されている。一対の筋部235A、235Bは、それぞれ矩形部239からy方向の外側に突出して形成されている。この筋部235A、235Bは、「電子錠側係合部(アタッチメント220の溝部227A、227B)の移動によって電子錠側係合部と係合する台座側係合部」として機能する。
図11、図12に示すように、アタッチメント220は、第1実施形態のアタッチメント20の背板部21と同様の形状の背板部221を有する。図12に示すように、この背板部221の下部には、下端部から上方に窪んで開口部226が形成されている。開口部226の形状は、電子錠台座230の第1プレート231の外形(図12の例では矩形状)と同様に形成され、第1プレート231を篏合可能に形成される。
すなわち、開口部226は、第1プレート231の矩形部239の一対の対辺とそれぞれ対向する一対の側面226A、226Bによりy方向両側が区画されている。一対の側面226A、226Bには、それぞれx方向に沿って溝部227A、227Bが形成されている。溝部227A、227Bは、側面226A、226Bから開口部226の外側に窪んで形成されている。この溝部227A、227Bは、「電子錠1に設けられる電子錠側係合部」として機能する。
<電子錠の取り付け、取り外し手順>
図13に示すように、第2実施形態の電子錠取付構造200では、まずは、電子錠1にアタッチメント220を取り付け、扉40のサムターン取付孔43に電子錠台座230を取り付ける。また、矢印B1で示すように、電子錠台座230に取り付けられたサムターン取付孔43にサムターン41が取り付けられる。
次に、アタッチメント20の溝部227A、227Bを、上方から電子錠台座30の筋部235A、235Bと篏合可能な位置に位置合わせさせる。そして、矢印B2で示す世に、この位置合わせした状態からアタッチメント20を筋部235A、235B及び溝部227A、227Bの延在方向の下方に向けてスライド移動させることによって、溝部227A、227Bを筋部235A、235Bに係合させ、アタッチメント20を電子錠台座30に連結させる。このとき、電子錠1のサムターンホルダ5の溝部51にサムターン41のツマミ部42が係合される。この結果、アタッチメント20と電子錠台座30とが連結固定され、これにより電子錠1が扉40の電子錠台座30に取り付けられる。
この状態からアタッチメント220を電子錠台座230から離脱させる場合には、矢印B2とは反対方向となる上方にアタッチメント220移動させることによって、アタッチメント220の溝部227A、227Bを電子錠台座230の筋部235A、235Bから離脱させ、この結果、扉40からアタッチメント220(及び電子錠1)を取り外すことができる。
第2実施形態の電子錠取付構造200では、アタッチメント220の溝部227A、227B(電子錠側係合部)を、電子錠台座230の筋部235A、235B(台座側係合部)に係合させるための「移動」とは、所定の一方向(例えば鉛直下方向)へのスライド移動である。この構成により、電子錠台座230の筋部235A、235Bに溝部227A、227Bの位置を合わせれば、上からアタッチメント220を差し込むという簡易な操作だけで電子錠1を電子錠台座230に取り付けることができる。また、電子錠1が電子錠台座230に取り付けられた状態から、アタッチメント220を上に抜き取るという簡易な操作だけで電子錠1を電子錠台座230から取り外すことができる。したがって、電子錠1と電子錠台座230との脱着をさらに簡易にできる。
なお、第2実施形態の電子錠取付構造200では、電子錠1が取り付けられたアタッチメント220を、扉40に取り付けられた電子錠台座230に対して、鉛直下方にスライド移動させることによって電子錠1を電子錠台座230に取り付ける構成を例示したが、スライド移動の方向は鉛直下方に限られない。少なくとも、スライド方向は、電子錠台座230が取り付けられる扉40の面40Aの延在方向に沿った所定の一方向であればよい。例えば、アタッチメント220を水平方向(y方向)にスライド移動させて電子錠台座230に係合させる構成でもよい。
また、第2実施形態の電子錠取付構造200においても、第1実施形態の変形例と同様に、第2プレート232の代わりにナットを用いて第1プレート231と連結する構成を適用することもできる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
1…電子錠、5…サムターンホルダ、10、200…電子錠取付構造、20、220…アタッチメント、26…開口部(電子錠側係合部)、27…凹部(電子錠側係合部)、30、130、230…電子錠台座、31…第1プレート、32…第2プレート、33…円形部、34…耳部、35…係合爪(台座側係合部)、41…既存サムターン、42…ツマミ部、43…サムターン取付孔、131…プレート、132…ナット

Claims (8)

  1. 電子錠に設けられる電子錠側係合部と、
    サムターンを扉に連結させるために扉に設けられるサムターン取付孔に設置される電子錠台座に設けられる、前記電子錠台座から前記サムターン取付孔に設置されている前記サムターンの径方向外側に突出して設けられ、前記電子錠側係合部の移動によって前記電子錠側係合部と係合する台座側係合部と、
    を備え、
    前記電子錠側係合部と前記台座側係合部とが係合することにより、前記電子錠が前記電子錠台座に取り付けられる、
    電子錠取付構造。
  2. 前記電子錠台座は、前記サムターン取付孔の位置で扉表側及び扉裏側から扉を挟持して設置される、
    請求項1に記載の電子錠取付構造。
  3. 前記電子錠台座は、前記扉表側に設置される第1プレートと、前記扉裏側に設置される第2プレートと、を有し、
    前記第1プレートの外径は前記サムターン取付孔の径より大きく形成され、
    前記第2プレートは、前記サムターン取付孔の径以下の直径を有する円形部と、前記円形部から径方向外側に突出し、前記円形部の前記直径より小さい幅で形成される耳部と、を有し、扉表側から前記サムターン取付孔を通して扉裏側へ通過可能に形成され、
    前記台座側係合部は、前記第1プレートから径方向外側に突出して形成され、
    前記電子錠台座は、前記第1プレートと前記第2プレートとが前記サムターン取付孔の位置で扉を挟持して連結されることによって、前記サムターン取付孔に取り付けられる、
    請求項2に記載の電子錠取付構造。
  4. 前記電子錠台座は、前記扉表側に設置されるプレートと、前記扉裏側に設置されるナットと、を有し、
    前記プレート及び前記ナットの外径は前記サムターン取付孔の径より大きく形成され、
    前記プレートは、前記サムターン取付孔を挿通可能なネジ部を有し、
    前記台座側係合部は、前記プレートから径方向外側に突出して形成され、
    前記電子錠台座は、前記サムターン取付孔に前記扉表側から前記扉裏側に挿通された前記ネジ部に前記扉裏側から前記ナットが螺合することによって、前記サムターン取付孔に取り付けられる、
    請求項2に記載の電子錠取付構造。
  5. 前記移動が、所定の一方向のスライド移動である、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の電子錠取付構造。
  6. 前記移動が、サムターン軸の軸まわりの回転移動である、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の電子錠取付構造。
  7. 前記電子錠側係合部は、前記電子錠の背面側に設置されるアタッチメントに設けられる、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の電子錠取付構造。
  8. 前記電子錠は前記サムターンのツマミ部と係合して前記ツマミ部を回転操作可能となるサムターンホルダを有し、
    前記サムターンホルダは前記電子錠が前記電子錠台座に取り付けられる際に回転自在である、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の電子錠取付構造。
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