JP2022122319A - 切削インサート - Google Patents

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Abstract

【課題】使いやすく製造性にも優れた切削インサートを提供する。【解決手段】切削インサート2は、第1端面10と、該第1端面10とは反対側の第2端面20と、第1端面10の中心O1と第2端面20の中心O2とを結ぶ中心軸Oに平行で且つ第1端面10及び第2端面20を繋ぐ周側面30と、を有している。第1端面10の外周R1には、第1主切れ刃11が形成されている。第1主切れ刃11に臨む第1逃げ面41は、第1主切れ刃11と周側面30との間に形成され、周側面30に対して負の逃げ角αを有している。周側面30は、第1逃げ面41に臨む第1側面31を含んでいる。第1逃げ面41と第1側面31との間には、第1逃げ面41を延長した仮想面V41と第1側面31を延長した仮想面V31とが交差する仮想稜線V101に沿って延在し、該仮想稜線V101を切り欠く凹条101が形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、切削インサートに関する。
切削インサートは、切削インサートが工具本体に固定された状態で工具本体のインサート取付座に当接する拘束面を有している。切削インサートが縦置きインサートとして構成される場合、主切れ刃の逃げ面の直下の側面が主たる拘束面になる。切れ刃の逃げ角が負の角度になる逆ポジ形状では、切れ刃の逃げ面とその直下の側面との交差角が小さい(例えば、特許文献1参照)。
特許第6424975号公報
二面の交差角が小さいと、二面が交差する稜線が緩やかで目視しにくい。切削を繰り返すうちに、切れ刃の刃先が摩耗した結果、例えば、切れ刃が欠損したり、切れ刃の切込み部においてすくい面や逃げ面に境界摩耗が生じたりすることがある。切れ刃の逃げ面とその直下の側面との稜線が目視しにくいと、摩耗が稜線を越えて側面まで到達しても気づきにくい。摩耗により側面の表面が荒れていると、側面を拘束面にして未使用の主切れ刃を使用するとき、切削インサートの拘束状態が不安定になるおそれがある。
また、二面の交差角が小さいと、いずれかの面の位置が僅かにずれたとき、稜線の位置が大きく移動してしまう。焼結肌を除去してインサート取付座に密着させるために、拘束面を研削加工することがある。拘束面の研削量が所定値よりも僅かに小さいと、拘束面の面積が小さくなって切削インサートの拘束状態が不安定になるおそれがある。拘束面の研削量が所定値よりも僅かに大きいと、拘束面が大きくなった分だけ逃げ面が小さくなってしまう。拘束面及び逃げ面の両方を適正な大きさにするには、研削量の公差を厳しく管理しなければならないため、切削インサートの製造性に難があった。
そこで、本発明は、使いやすく製造性にも優れた切削インサートを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る切削インサートは、第1端面と、該第1端面とは反対側の第2端面と、第1端面の中心と第2端面の中心とを結ぶ中心軸に平行で且つ第1端面及び第2端面を繋ぐ周側面と、を有している。第1端面の外周には、第1主切れ刃が形成されている。第1主切れ刃に臨む第1逃げ面は、第1主切れ刃と周側面との間に形成され、周側面に対して負の逃げ角を有している。周側面は、第1逃げ面に臨む第1側面を含んでいる。第1逃げ面と第1側面との間には、第1逃げ面を延長した仮想面と第1側面を延長した仮想面とが交差する仮想稜線に沿って延在し、該仮想稜線を切り欠く凹条が形成されている。
この態様によれば、第1側面の輪郭が凹条で明確になるため、切削を繰り返して切れ刃が欠損したり、切れ刃の切込み部においてすくい面や逃げ面に境界摩耗が生じたりしたとき、そのような摩耗が第1側面にどこまで近づいたか目視できる。切削インサートをコーナチェンジして切れ刃を交換するタイミングを目視で把握できるため作業者にとって使いやすい。また、第1側面を研削加工する場合には、研削量の公差を厳しく管理しなくても第1側面の面積が安定するため、切削インサートの製造性に優れている。
上記態様において、当該切削インサートは、縦置きインサートとして構成され、第1端面は、中心軸のまわりに180°対称であり、第1端面の外周には、第1主切れ刃に対向する第2主切れ刃が形成され、第1側面は、第2主切れ刃を使用して切削するとき、工具本体に当接してもよい。
この態様によれば、第1側面の輪郭が凹条で明確になり第1側面の面積が安定するため、第2主切れ刃を使用するために切削インサートを180°反転させて(コーナチェンジして)第1側面を主たる拘束面としたとき、切削インサートの拘束状態が安定する。
上記態様において、第1側面は、研削加工されていてもよい。
この態様によれば、焼結肌が除去されて平滑に加工された拘束面がインサート取付座に当接するため、切削インサートの拘束状態が安定する。大きな切削抵抗が作用しても切削インサートががたつきにくい。本発明では、第1側面の位置が僅かにずれても第1側面が小さくなったり大きくなったりしないので、第1側面を研削加工できる。
上記態様において、第1逃げ面は、第1主切れ刃の両端から第1主切れ刃の中央に向かうに従って幅狭に形成されていてもよい。
この態様によれば、部位によって逃げ面の幅が変化するような切削インサートであっても、第1逃げ面の輪郭が凹条で明確であるため、狙った幅に正確に形成できる。部位毎に最適な幅の逃げ面を形成できる。
上記態様において、第1端面の外周は、略矩形に形成され、第1主切れ刃は、第1端面の長辺に位置し、第1端面の外周の長辺と短辺との間のコーナには、第1主切れ刃に隣接した第1コーナ切れ刃が形成され、第1コーナ切れ刃に臨む第2逃げ面は、第1コーナ切れ刃と周側面との間に形成され、周側面に対して負の逃げ角を有し、第2逃げ面には、該第2逃げ面を二分するように延在し、凹条に接続するコーナ凹条が形成されていてもよい。
この態様によれば、凹条が目印となるため、コーナ切れ刃の摩耗がどこまで進んでいるか目視で判断しやすい。適正なタイミングでコーナチェンジして使用する切れ刃を交換できる。
本発明によれば、使いやすく製造性にも優れた切削インサートを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る転削工具の一例を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態の切削インサートの一例を示す斜視図である。 図3は、図2に示された切削インサートを第1端面から見た平面図である。 図4は、図2に示された切削インサートを第1側面から見た側面図である。 図5は、図2に示された切削インサートを第2側面から見た側面図である。 図6は、図4中のVI-VI線に沿う断面図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。本発明の一実施形態の切削インサート2は、例えば、直角肩加工ができる転削工具1に適した縦置きインサートであり(図1参照)、主切れ刃11,14,21,24に臨む逃げ面41,44,51,54が、周側面30上に区画された側面31,33に対して負の逃げ角αを有する逆ポジ形状に形成されている(図3及び図6参照)。
本実施形態の切削インサート2は、逃げ面41,44,51,54と側面31,33との間に凹条101,104,201,204が形成されていることが特徴の一つである(図4参照)。凹条101,104,201,204によって逃げ面41,44,51,54と側面31,33との間の境界が明確であるため、切れ刃11,14,21,24の摩耗が側面31,33にどこまで近づいたか目視できる。側面31,33の研削加工が少々浅くなっても深くなっても側面31,33の面積が変化しにくい。以下、図1から図6を参照して各構成について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態の切削インサート2を備えた転削工具1の一例を示す斜視図である。図1に示すように、刃先交換式の転削工具1は、交換可能な切削インサート2と、切削インサート2を固定する工具本体3と、を備えている。工具本体3の基端及びその近傍を含む基端部は、工作機械に固定されて回転駆動される。工具本体3の先端及びその近傍を含む先端部には、複数のインサート取付座8が設けられている。
各々の切削インサート2は、各々のインサート取付座8に固定される。各々のインサート取付座8は、工具本体3の径方向Drから切削インサート2を支持する着座面と、工具本体3の軸方向Dzから切削インサート2を支持する着座面と、工具本体3の周方向Dθから切削インサート2を支持する着座面と、を有している。
図示した例では、インサート取付座8が二箇所設けられている。インサート取付座8の数は特に限定されず、一箇所であってもよいし、三箇所以上であってもよい。図示した例では、工具本体3について、締付けねじ9を取付け孔(貫通孔)39に挿通して切削インサート2をインサート取付座8に固定するスクリューオン式に構成され、切削インサート2について、周側面30(第1及び第3側面31,33)を取付け孔39が貫通する縦置きインサートに構成されている。
図2は、本発明の一実施形態の切削インサート2の一例を示す斜視図である。切削インサート2の材料は、特に限定されず、超硬合金をはじめとした種々の切削インサート用の材料を適用できる。図2に示すように、切削インサート2は、第1端面10と、第1端面10とは反対側の第2端面20と、第1及び第2端面10,20を繋ぐ周側面30と、を有している。
図示した例では、第1及び第2端面10,20は、略同一の形状及び機能を有している。転削工具1において、第1端面10が切れ刃11~16を使用する上面になり、第2端面20ががインサート取付座8に固定される下面になってもよいし、第2端面20が上面になり、第1端面10が下面になってもよい。そのため、代表して第1端面10について詳しく説明し、第2端面20については重複する説明を省略することがある。ただし、第1及び第2端面10,20は、必ずしも同一の形状でなくてもよい。例えば、第1端面10が上面専用に構成され、第2端面20が下面専用に構成されてもよい。
図示した例では、第1端面10が、中心O1のまわりに180°対称に形成されている。同様に、第2端面20が、中心O2のまわりに180°対称に形成されている。以下の説明において、第1端面10の中心O1と第2端面20の中心O2とを結んだ直線を、すくい面の中心軸Oと呼ぶ。なお、第1及び第2端面10,20が点対称な形状ではない場合、それらの中心O1,O2は、例えば重心である。
図3は、図2に示された切削インサート2を第1端面10から見た平面図である。図3に示すように、切削インサート2は、中心軸Oに沿って延びる四角柱状に形成され、周側面30は、四つのコーナC1,C2,C3,C4を含んでいる。図示した例では、第1端面10の外周R1が略矩形に形成されている。図2に示された第2端面20の外周R2は、第1端面10の外周R1と同様の略矩形に形成されている。
周側面30は第1乃至第4側面31,32,33,34を含んでいる。第1及び第3側面31,33は、略矩形の外周R1,R2の長辺に臨む部位に形成されている。第2及び第4側面32,34は、略矩形の外周R1,R2の短辺に臨む部位に形成されている。各々の側面31,32,33,34は、中心軸Oに平行に形成されている。第1及び第3側面31,33は、インサート取付座8に当接する拘束面の中で最大の面積を有し、締付けねじ9(図1参照)を挿通する取付け孔39(図2参照)が形成されている。そのため、側面31,33を主たる拘束面と呼ぶことがある。
第1端面10の外周R1の少なくとも一部には、切れ刃が形成されている。図示した例では、第1端面10の外周R1の一方の長辺には、第1主切れ刃11が形成され、他方の長辺には、第2主切れ刃14が形成されている。第1及び第2主切れ刃11,14は、中心軸Oから遠ざかる方向へ円弧状に僅かに膨らんでいる。コーナC1には、第1主切れ刃11に隣接する第1コーナ切れ刃12が形成され、その対角にあるコーナC3には、第2主切れ刃14に隣接する第2コーナ切れ刃15が形成されている。外周R1の一方の短辺の一部には、第1コーナ切れ刃12に隣接する第1副切れ刃13が形成されている。他方の短辺の一部には、第2コーナ切れ刃15に隣接する第2副切れ刃16が形成されている。
切れ刃の構成は、図示した例に限定されない。例えば、第1端面10の外周R1の短辺は、工具本体3の径方向Drにおいて第1及び第2主切れ刃11,14よりも内側に位置し、第1及び第2主切れ刃11,14が削り残した被削材を切削するための内刃を更に含んでいてもよい。その場合、第1副切れ刃13と第2主切れ刃14との間に第1内刃を形成し、第2副切れ刃16と第1主切れ刃11との間に第2内刃を形成すればよい。
例えば、第1及び第2副切れ刃13,16について、第1及び第2主切れ刃11,14によって工具本体3の径方向Drに切削された被削材の仕上げ面をさらうさらい刃として構成してもよい。その場合、さらい刃の逃げ面が、仕上げ面に対して略平行になるように形成すればよい。
図4は、図2に示された切削インサート2を取付け孔39が形成された第1側面31から見た側面図である。図4に示された第2端面20の外周R2は、第3主切れ刃21と、第3コーナ切れ刃22と、第3副切れ刃23と、第4主切れ刃24と、第4コーナ切れ刃25と、第4副切れ刃26と、を含んでいる。第2端面20の外周R2の切れ刃21~26は、第1端面10の外周R1の切れ刃11~16と同様の形状及び機能を有している。
前述の図2に示されたように、切れ刃11~16の逃げ面は、中心軸Oに平行な周側面30に対して負の逃げ角を有している。同様に、切れ刃21~26の逃げ面は、周側面30に対して負の逃げ角を有している。詳しく述べると、第1主切れ刃11に臨む第1逃げ面41は、周側面30を構成する第1側面31に対して負の逃げ角を有している。すなわち、第1逃げ面41は、第2端面20から該第2端面20とは反対側の第1端面10へ向かうに従い、第1主切れ刃11から該第1主切れ刃11に対向する第2主切れ刃14へ向かう内向きに傾斜している。
同様に、第1コーナ切れ刃12に臨む第2逃げ面42は、周側面30を構成するコーナC1に対して負の逃げ角を有している。第1副切れ刃13に臨む第3逃げ面43は、周側面30を構成する第2側面32に対して負の逃げ角を有している。他の逃げ面も同様に、直下の側面31~34に対して負の逃げ角を有している。
図4に示すように、第1逃げ面41は、第1主切れ刃11の両端から第1主切れ刃11の中央に向かうに従って幅狭に形成されている。第1主切れ刃11に臨む第1逃げ面41と、第1逃げ面41に臨む第1側面31との間には、凹条(溝)101が形成されている。凹条101及び後述するコーナ凹条102を図4中に黒塗りで示す。凹条101と同様に、第2乃至第4主切れ刃14,21,24に臨む逃げ面と、該逃げ面に臨む側面31,32との間には、凹条が形成されている。
第1端面10と第2端面20との間を繋ぐ周側面30は、第1及び第2端面10の外周R1,R2に切れ刃11~16,21~26が形成されていない部位では、第1及び第2端面10,20の外周R1,R2まで延在している。一方、外周R1,R2に切れ刃11~16,21~26が形成されている部位では、外周R1,R2の近傍まで周側面30が延在している。そのような部位では、切れ刃11~16,21~26の直下の逃げ面及び凹条を介して、周側面30が第1端面10と第2端面20とを繋いでいる。
図5は、図2に示された切削インサート2を第2側面32から見た側面図である。図5に示すように、第1コーナ切れ刃12に臨む第2逃げ面42には、前述した凹条101に接続するコーナ凹条102が形成されている。コーナ凹条102は、第1コーナ切れ刃12と略平行に延在し、第2逃げ面42を横断して二分している。コーナ凹条102の断面は、凹条101の断面と略同一の形状を有している。
図6は、図4中のVI-VI線に沿う断面図である。図6に示すように、本実施形態の切削インサート2は、第1主切れ刃11の逃げ角αが負の角度になる逆ポジ形状であり、第1主切れ刃11の逃げ面41とその直下の第1側面31との交差角が小さい。しかしながら、切削インサート2は、第1逃げ面41と第1側面31との間に形成された凹条101を有している。
凹条101は、第1逃げ面41を延長した仮想面V41と第1側面31を延長した仮想面V31とが交差する仮想稜線V101に沿って延在し、仮想稜線V101を切り欠くように形成されている。凹条101の形状は、例えば、切削インサート2の内側に向かって窪む湾曲面に形成されている。換言すると、凹条101の断面が円弧状に形成されている。図示した例では、凹条101の断面の円弧の曲率半径が0.25mm、凹条101と第1側面31との交差角βが135°に形成されている。
凹条101の断面の円弧の曲率半径が0.1mm以上であれば、目視しやすく、研削加工が少々深くなっても消失しにくい。交差角βが90°以上140°以下であれば、第1側面31の研削加工が少々浅くなったり深くなったりしても、第1側面31の面積のばらつきが十分に小さいため、逆ポジ形状でない切削インサートと同様の公差で製造できる。
以上のように構成された本実施形態の切削インサート2によれば、図6に示すように、第1側面31の輪郭が凹条101で明確になる。第主1切れ刃11の摩耗が第1側面31の拘束面にどこまで近づいたか目視で把握できるため切削インサート2を使いやすい。また、凹条101があると、前述したように凹条101がない場合と比べて第1側面31の面積が変化しにくい。公差を厳しく管理する必要がないため切削インサート2を製造しやすい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…転削工具、2…切削インサート、3…工具本体、8…インサート取付座、9…締付けねじ、10…第1端面、11…第1主切れ刃、12…第1コーナ切れ刃、13…第1副切れ刃、14…第2主切れ刃、15…第2コーナ切れ刃、16…第2副切れ刃、20…第2端面、21…第3主切れ刃、22…第3コーナ切れ刃、23…第3副切れ刃、24…第4主切れ刃、25…第4コーナ切れ刃、26…第4副切れ刃、30…周側面、31…第1側面、32…第2側面、33…第3側面、34…第4側面、39…取付け孔、41…第1逃げ面、42…第2逃げ面、43…第3逃げ面、51…第3主切れ刃の逃げ面、54…第4主切れ刃の逃げ面、101,104,201,204…凹条、102…コーナ凹条、C1,C2,C3,C4…コーナ、Dr…工具本体の径方向、Dz…工具本体の軸方向、Dθ…工具本体の周方向、O…中心軸、O1…第1端面の中心、O2…第2端面の中心、R1…第1端面の外周、R2…第2端面の外周、V31,V41…仮想面、V101…仮想稜線、α…主切れ刃の逃げ角、β…凹条と側面との交差角。

Claims (5)

  1. 第1端面と、該第1端面とは反対側の第2端面と、前記第1端面の中心と前記第2端面の中心とを結ぶ中心軸に平行で且つ前記第1端面及び前記第2端面を繋ぐ周側面と、を有し、
    前記第1端面の外周には、第1主切れ刃が形成され、
    前記第1主切れ刃に臨む第1逃げ面は、前記第1主切れ刃と前記周側面との間に形成され、前記周側面に対して負の逃げ角を有し、
    前記周側面は、前記第1逃げ面に臨む第1側面を含み、
    前記第1逃げ面と前記第1側面との間には、前記第1逃げ面を延長した仮想面と前記第1側面を延長した仮想面とが交差する仮想稜線に沿って延在し、該仮想稜線を切り欠く凹条が形成されている、
    切削インサート。
  2. 当該切削インサートは、縦置きインサートとして構成され、
    前記第1端面は、前記中心軸のまわりに180°対称であり、前記第1端面の外周には、前記第1主切れ刃に対向する第2主切れ刃が形成され、
    前記第1側面は、前記第2主切れ刃を使用して切削するとき、工具本体に当接する、
    請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記第1側面は、研削加工されている、
    請求項1又は2に記載の切削インサート。
  4. 前記第1逃げ面は、前記第1主切れ刃の両端から前記第1主切れ刃の中央に向かうに従って幅狭に形成されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の切削インサート。
  5. 前記第1端面の外周は、略矩形に形成され、
    前記第1主切れ刃は、前記第1端面の長辺に位置し、
    前記第1端面の外周の長辺と短辺との間のコーナには、前記第1主切れ刃に隣接した第1コーナ切れ刃が形成され、
    前記第1コーナ切れ刃に臨む第2逃げ面は、前記第1コーナ切れ刃と前記周側面との間に形成され、前記周側面に対して負の逃げ角を有し、
    前記第2逃げ面には、該第2逃げ面を二分するように延在し、前記凹条に接続するコーナ凹条が形成されている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の切削インサート。
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