JP2022121833A - インクジェットプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体に直接形成されるインク層の表面の凹凸を低減して、印刷物の光沢感を向上させるインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】プリンタは、記録媒体に直接形成されるインク層の形成に用いられる第1インクを記録媒体に吐出する第1ノズル31Aを有する第1インクヘッド31と、第1インクヘッド31を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、記録媒体に第1インクヘッド31の上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aから大ドットの液滴を吐出させて第1下地層を形成する第1印刷制御部と、第1下地層上に第1インクヘッド31の下流側ノズル列33Bの第1ノズル31Aから小ドットの液滴を吐出させて第2下地層を形成する第2印刷制御部と、を備えている。【選択図】図3
Description
本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、光硬化性を有するインク(以下、単に「光硬化性インク」ということがある。)を使用したインクジェットプリンタ(以下、単に「光硬化型のプリンタ」ということがある。)が知られている。光硬化型のプリンタでは、インクヘッドから光硬化性インクが吐出され、吐出された光硬化性インクに光照射装置から光(例えば紫外線)が照射される。これにより、記録媒体上で素早く光硬化性インクが硬化してインク層が形成され、所望の画像を印刷することができる。
光硬化型のプリンタでは、例えば、樹脂材料や金属材料等から形成された非インク吸収性の記録媒体に印刷を行うことがある。かかる場合には、例えば、記録媒体に画像形成用のインクを吐出する前に、記録媒体に下地用のインクを吐出して下地層を形成することがある。例えば、特許文献1には、非インク吸収性の記録媒体の表面に粘着性を有するプライマーインクを吐出して下地層としてのプライマー層を形成し、プライマー層の上に光硬化性インクを吐出することによって印刷を行うインクジェット記録装置が開示されている。
ところで、記録媒体にインク層を直接形成するときには、インクヘッドから吐出されたインクの液滴は記録媒体に直接着弾する場合と、記録媒体に着弾した液滴上に着弾する場合がある。ここで、非インク吸収性の記録媒体、即ちインク受容層を有しない記録媒体にインクの液滴が吐出されると、記録媒体に着弾した液滴は毛管現象によって先に着弾した液滴の隙間に広がる。これに対し、液滴上に着弾した液滴には毛管現象がほとんど働かないため着弾した液滴はドット形状を維持する。このため、記録媒体に直接形成されたインク層(例えば下地層)の表面の凹凸が大きくなり、その上に形成されるインク層(例えば画像形成層)にも凹凸が残ってしまう。画像形成層に凹凸が残ると凹凸によって光の反射ムラが発生して、光沢感が低下する虞がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録媒体に直接形成されるインク層の表面の凹凸を低減して、印刷物の光沢感を向上させることができるインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係るインクジェットプリンタは、記録媒体が載置される載置台と、光硬化性を有しかつ前記記録媒体に直接形成されるインク層の形成に用いられる第1インクを前記記録媒体に吐出する複数の第1ノズルが第1の方向に並ぶ第1ノズル列と、前記記録媒体を前記第1の方向に移動可能な媒体移動装置と、前記記録媒体に吐出された前記第1インクに光を照射する複数の光源を有する光照射装置と、制御装置と、を備えている。前記第1ノズル列は、複数の前記第1ノズルの一部が前記第1の方向に並ぶ上流側ノズル列と、前記上流側ノズル列よりも前記第1の方向の下流側に位置しかつ複数の前記第1ノズルの他の一部が前記第1の方向に並ぶ下流側ノズル列と、を含む。前記制御装置は、前記記録媒体に前記上流側ノズル列の前記第1ノズルから所定の大きさを有する大ドットの液滴を吐出させて第1インク層を形成する第1印刷制御部と、形成された前記第1インク層上に前記下流側ノズル列の前記第1ノズルから前記所定の大きさよりも小さい大きさを有する小ドットの液滴を吐出させて第2インク層を形成する第2印刷制御部と、を備えている。
本発明のインクジェットプリンタによると、第1印刷制御部によって記録媒体上に第1インク層が形成される。ここで、第1インク層は大ドットの液滴によって形成されるため、記録媒体の表面を広く覆うことができる。そして、第2印刷制御部によって第1インク層上に第2インク層が形成される。ここで、第1インク層は大ドットの液滴によって形成されているため、表面の凹凸が比較的大きい。しかし、第1インク層上に小ドットの液滴が吐出されることで、第1インク層の表面の凹凸が小ドットの液滴によって埋められる。さらに、第2インク層は小ドットの液滴によって形成されるため、第2インク層の表面の凹凸は比較的小さくなる。このように、第2インク層の表面の凹凸が低減されるため、光の反射ムラが抑制されて、光沢感の向上が実現される。
本発明によれば、記録媒体に直接形成されるインク層の表面の凹凸を低減して、印刷物の光沢感を向上させることができるインクジェットプリンタを提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」という。)について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ10の斜視図である。プリンタ10は、記録媒体5(図2参照)に印刷を行う。以下の説明では、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。ここでは、主走査方向Yは左右方向である。符号Xは副走査方向を示している。ここでは、副走査方向Xは前後方向であり、平面視において主走査方向Yと直交している。符号Zは上下方向を示している。上下方向Zは、正面視において主走査方向Yと直交している。副走査方向Xは、第1の方向の一例である。主走査方向Yは、第2の方向の一例である。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
本実施形態において用いられる記録媒体5は、例えば、記録紙や転写紙などの平面シートであってもよいし、携帯電話ケースなどの各種ケース、小型電子機器、キーホルダやフォトフレームやペンなどの部品小物、日用品、アクセサリなどの立体物であってもよい。記録媒体5を形成する材料は、普通紙やインクジェット用印刷紙などの紙類はもちろんのこと、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)共重合体などの樹脂類、アルミニウムやステンレス鋼などの金属類、カーボン、陶器、セラミック、ガラス、ゴム、皮革、木材などであってもよい。インク受容層を有する記録媒体としては、例えば、普通紙やインクジェット用印刷紙等が挙げられる。また、インク受容層を有していない記録媒体としては、例えば、ガラスやアクリル樹脂等から形成される記録媒体が挙げられる。
図1に示すように、プリンタ10は、箱状に形成された筐体12を備えている。筐体12には、内部空間12Sが形成されている。筐体12は、ケース15と、フロントカバー23と、操作パネル25とを含む。ケース15の前部には、開口28(図2参照)が形成されている。フロントカバー23は、ケース15の開口28を開閉自在に設けられている。ここでは、フロントカバー23は、後端を軸に回転可能なように、ケース15に支持されている。フロントカバー23を上方に回転させることによって、筐体12の内部空間12Sと外部空間とが連通される。内部空間12Sは、後述するインクヘッド30(図2参照)によって記録媒体5に印刷が行われる空間である。このように、印刷が行われる内部空間12Sがケース15およびフロントカバー23によって囲まれて形成されていることによって、印刷中に外部空間の塵および埃が内部空間12Sに入り込み難く、かつ、後述する紫外線照射装置41、42(図2参照)から照射された光が外部空間に漏れ難い。
図1に示すように、フロントカバー23の前部および上部には、窓23Aが設けられている。窓23Aは、例えば、透明のアクリル板によって形成されている。窓23Aには、外部空間の光(例えば紫外線)が内部空間12Sに到達しないように処理が施されている。ユーザは、窓23Aから筐体12の内部を視認することが可能である。
操作パネル25は、ケース15に設けられている。操作パネル25は、ケース15の上面右側に設けられている。操作パネル25は、ユーザが画像の印刷に関する操作を行うパネルである。操作パネル25には、光沢感の有無などの印刷の種類、解像度、印刷の状況などの印刷に関する情報が表示される表示画面25A、および、印刷や記録媒体5に関する情報を設定するための入力ボタン25Bなどが備えられている。
次に、プリンタ10の内部の構成について説明する。図2に示すように、プリンタ10は、ガイドレール18と、キャリッジ20と、インクヘッド30と、紫外線照射装置41、42と、制御装置70とを備えている。ガイドレール18と、キャリッジ20と、インクヘッド30と、紫外線照射装置41、42とは、内部空間12Sに設けられている。ガイドレール18は、ケース15内に配置されている。ガイドレール18は、ケース15の支持壁15Aに固定され、主走査方向Yに延びている。ガイドレール18には、キャリッジ20が摺動自在に設けられている。キャリッジ20は、キャリッジ移動機構21(図4参照)により、ガイドレール18に沿って主走査方向Yに往復移動する。キャリッジ移動機構21は、制御装置70によって制御される。キャリッジ20が主走査方向Yに移動することに伴い、キャリッジ20に搭載されたインクヘッド30および紫外線照射装置41、42は主走査方向Yに移動する。
図2に示すように、キャリッジ20には、複数のインクヘッド30が搭載されている。インクヘッド30は、後述するテーブル35より上方に配置されている。インクヘッド30は、テーブル35に載置された記録媒体5に光硬化性を有するインク(光硬化性インク)を吐出する。インクヘッド30は、それぞれ、可撓性を有するインクチューブ(図示せず)によって、ケース15内に収容されたインクカートリッジ50と連通されている。インクカートリッジ50には、それぞれ、光硬化性インクが貯留されている。
図3に示すように、インクヘッド30は、下地層の形成に用いられる第1インクを吐出する第1インクヘッド31と、画像形成層の形成に用いられる第2インクを吐出する第2インクヘッド32とを含む。第1インクヘッド31および第2インクヘッド32は、キャリッジ20に搭載されている。第1インクヘッド31および第2インクヘッド32は、副走査方向Xに関して揃った位置に配置されている。第1インクヘッド31および第2インクヘッド32は、副走査方向Xに関して互いにずれた位置に配置されていてもよい。第1インクヘッド31および第2インクヘッド32は、副走査方向Xの長さが主走査方向Yの長さよりも長い形状に形成されている。第1インクヘッド31および第2インクヘッド32は、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。第1インクヘッド31は、副走査方向Xに並ぶ複数の第1ノズル31Aと、第1ノズル31Aが形成された第1ノズル面31Bとを備えている。第1ノズル31Aは、第1インクを吐出する。第2インクヘッド32は、副走査方向Xに並ぶ複数の第2ノズル32Aと、第2ノズル32Aが形成された第2ノズル面32Bとを備えている。第2ノズル32Aは、第2インクを吐出する。第1ノズル31A内および第2ノズル32A内は、負圧(大気圧より低い圧力)に設定されている。なお、第1ノズル31Aおよび第2ノズル32Aは微小であるため、図3では複数の第1ノズル31Aおよび複数の第2ノズル32Aを直線で表している。本実施形態では、プリンタ10は3つのインクヘッド30を備えているが、インクヘッド30の数は3つに限定されない。また、インクヘッド30は、2つのノズル列を有するが、ノズル列は1つまたは3つ以上であってもよい。
図3に示すように、第1インクヘッド31では、複数の第1ノズル31Aが1列に並んでノズル列33を構成している。ノズル列33は、複数の第1ノズル31Aの一部が副走査方向Xに並ぶ上流側ノズル列33Aと、上流側ノズル列33Aよりも副走査方向の下流側(ここでは前方)に位置しかつ複数の第1ノズル31Aの他の一部が副走査方向Xに並ぶ下流側ノズル列33Bと、を含む。本実施形態では、上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aの数と、下流側ノズル列33Bの第1ノズル31Aの数とは同じである。
図3に示すように、第2インクヘッド32では、複数の第2ノズル32Aが1列に並んでノズル列34を構成している。ノズル列34は、複数の第2ノズル32Aの一部が副走査方向Xに並ぶ上流側ノズル列34Aと、上流側ノズル列34Aよりも副走査方向の下流側(ここでは前方)に位置しかつ複数の第2ノズル32Aの他の一部が副走査方向Xに並ぶ下流側ノズル列34Bと、を含む。本実施形態では、上流側ノズル列34Aの第2ノズル32Aの数と、下流側ノズル列34Bの第2ノズル32Aの数とは同じである。
第1インクは、画像形成層が形成される前に形成される下地層の形成に用いられるインクである。下地層は、インク層の一例である。第1インクは、光硬化性を有する。即ち、第1インクは、光(例えば紫外線)が照射されると硬化する性質を有する光硬化性インクである。第1インクは、例えば、プライマーインクやホワイトインクである。プライマーインクは粘着性を有する。本実施形態の第1インクヘッド31の第1ノズル31Aからは、ホワイトインクが吐出される。
第2インクは、画像形成層の形成に用いられるインク(即ち画像形成用インク)である。第2インクは、光硬化性を有する。即ち、第2インクは、光(例えば紫外線)が照射されると硬化する性質を有する光硬化性インクである。第2インクは、例えば、プロセスカラーインクである。プロセスカラーインクとしては、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク、ライトシアンインク、ライトマゼンタインク等が挙げられる。本実施形態の第2インクヘッド32の第2ノズル32Aからは、それぞれ、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクが吐出される。
紫外線照射装置41、42は、光(典型的には紫外線)を照射する。紫外線照射装置41、42は、記録媒体5に吐出された第1インクおよび第2インクに向けて光(ここでは紫外線)を照射可能に構成されている。紫外線照射装置41、42は、副走査方向Xに並ぶ複数の光源43を備えている。光源43は、記録媒体5に吐出された第1インクおよび第2インクに光(ここでは紫外線)を照射する。なお、図3では複数の光源43を直線で表している。光源43は、例えば、LEDである。第1インクに光が照射されることによって第1インクが硬化して、下地層が形成される。また、第2インクに光が照射されることによって第2インクが硬化して、画像形成層が形成される。紫外線照射装置41、42は、光照射装置の一例である。図2に示すように、紫外線照射装置41、42は、キャリッジ20に搭載されている。紫外線照射装置41、42は、後述するテーブル35より上方に配置されている。図3に示すように、紫外線照射装置41は、インクヘッド30より左方に配置されている。紫外線照射装置42は、インクヘッド30より右方に配置されている。
図3に示すように、紫外線照射装置41、42では、複数の光源43が1列に並んで光源列44を構成している。光源列44の副走査方向Xの長さは、ノズル列33の副走査方向Xの長さよりも長い。光源列44は、複数の光源43の一部が副走査方向Xに並ぶ第1光源列44Aと、第1光源列44Aよりも副走査方向の下流側(ここでは前方)に位置しかつ複数の光源43の他の一部が副走査方向Xに並ぶ第2光源列44Bと、第2光源列44Bよりも副走査方向の下流側(ここでは前方)に位置しかつ複数の光源43の他の一部が副走査方向Xに並ぶ第3光源列44Cと、を含む。第1光源列44Aは、主走査方向Yに関して上流側ノズル列33Aの側方に位置する。第1光源列44Aは、副走査方向Xに関して上流側ノズル列33Aと揃った位置に配置されている。第2光源列44Bは、主走査方向Yに関して下流側ノズル列33Bの側方に位置する。第2光源列44Bは、副走査方向Xに関して下流側ノズル列33Bと揃った位置に配置されている。第3光源列44Cは、下流側ノズル列33Bより副走査方向Xの下流側(ここでは前方)に位置する。即ち、主走査方向Yに関して第3光源列44Cの側方には、第1ノズル31Aは配置されていない。本実施形態では、第1光源列44Aの光源43の数と、第2光源列44Bの光源43の数とは同じである。また、第3光源列44Cの光源43の数は、第1光源列44Aの光源43の数よりも少ないが、同じであってもよいし多くてもよい。
図2に示すように、プリンタ10は、所謂、フラットベッドタイプのプリンタである。プリンタ10は、キャリッジ20より下方に配置されたテーブル35と、第1テーブル移動機構36と、第2テーブル移動機構37とを備えている。テーブル35、第1テーブル移動機構36および第2テーブル移動機構37は、内部空間12Sに設けられている。テーブル35は、載置台の一例である。テーブル35には、記録媒体5が載置される。テーブル35は、記録媒体5を支持する台である。テーブル35は、第1テーブル移動機構36によって、副走査方向Xに移動可能に構成されている。テーブル35は、第2テーブル移動機構37によって、上下方向Zに移動可能に構成されている。
図2に示すように、第1テーブル移動機構36は、スライドレール36a、36bと、搬送部材36cと、第1モータ39A(図4参照)とを備えている。スライドレール36a、36bは、副走査方向Xに延びている。搬送部材36cは、スライドレール36a、36bに対して摺動自在に設けられている。搬送部材36cの上方には、他の部材を介してテーブル35が支持されている。第1モータ39Aは、制御装置70と電気的に接続されており、制御装置70によって制御される。第1モータ39Aが駆動すると、スライドレール36a、36bに沿って搬送部材36cが移動する。これにより、テーブル35が、副走査方向Xに移動する。第1テーブル移動機構36は、媒体移動装置の一例である。
図2に示すように、第2テーブル移動機構37は、高さ調整部材37aと、第2モータ39B(図4参照)とを備えている。高さ調整部材37aは、テーブル35の下面に設けられている。高さ調整部材37aは、第2モータ39Bに接続されている。第2モータ39Bは、制御装置70と電気的に接続されており、制御装置70によって制御される。第2モータ39Bが駆動すると、高さ調整部材37aの高さが変化して、テーブル35の高さが調整される。即ち、テーブル35は、上下方向Zに移動する。
図4に示すように、制御装置70は、記録媒体5への印刷を制御する装置である。制御装置70の構成は特に限定されない。制御装置70は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータなどの外部機器から印刷データなどを受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置と、を備えている。図2に示すように、制御装置70は、ケース15の内部に設けられている。ただし、制御装置70はケース15の内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置70は、ケース15の外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置70は、有線または無線を介してプリンタ10と通信可能に接続されている。
図4に示すように、制御装置70は、操作パネル25と、キャリッジ移動機構21と、第1インクヘッド31と、第2インクヘッド32と、紫外線照射装置41、42と、第1テーブル移動機構36(図2参照)の第1モータ39Aと、第2テーブル移動機構37(図2参照)の第2モータ39Bと通信可能に接続している。制御装置70は、キャリッジ移動機構21、第1インクヘッド31、第2インクヘッド32、紫外線照射装置41、42、第1モータ39Aおよび第2モータ39Bを制御する。
制御装置70は、第1インクヘッド31の第1ノズル31Aから吐出される第1インクの吐出量や吐出するタイミング等を制御する。制御装置70は、第2インクヘッド32の第2ノズル32Aから吐出される第2インクの吐出量や吐出するタイミング等を制御する。制御装置70は、紫外線照射装置41、42の光源43から照射される紫外線の光量や照射するタイミング等を制御する。制御装置70は、キャリッジ20の主走査方向Yの移動を制御する。制御装置70は、テーブル35の副走査方向Xの移動を制御する。
図4に示すように、制御装置70は、第1印刷制御部71と、第2印刷制御部72と、第3印刷制御部73と、光源制御部74と、を備えている。制御装置70の各部の機能は、プログラムによって実現されている。このプログラムは、例えばCDやDVDなどの記録媒体から読み込まれる。なお、このプログラムは、インターネットを通じてダウンロードされるものであってもよい。また、制御装置70の各部の機能は、プロセッサおよび/または回路などによって実現可能なものであってもよい。なお、これら各部の具体的な機能については後述する。
第1印刷制御部71は、第1下地層81(図5参照)を形成させる部位である。第1下地層81は、第1インク層の一例である。第1印刷制御部71は、記録媒体5に第1インクヘッド31の上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aから所定の大きさを有する大ドットの液滴を吐出させて第1下地層81を形成する。上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aから吐出される1回当たりの液滴の量は、例えば、20pL~30pLである。第1下地層81は記録媒体5上に形成される。第1下地層81は、大ドットから形成されるため記録媒体5を広く第1インクで埋めることができる。第1印刷制御部71は、キャリッジ移動機構21、第1モータ39Aおよび第1インクヘッド31を制御することで第1下地層81を形成する。第1下地層81が形成されるときには、通常は、上流側ノズル列33Aが副走査方向Xに複数のパスに分割され、記録媒体5は1パスずつ副走査方向Xを上流側から下流側に移動する。例えば、上流側ノズル列33Aが4パスに分割されたとき、記録媒体5には少なくとも上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aから第1インクが4回吐出されて第1下地層81が形成されることになる。
第2印刷制御部72は、第2下地層82(図5参照)を形成させる部位である。第2下地層82は、第2インク層の一例である。第2印刷制御部72は、形成された第1下地層81上に第1インクヘッド31の下流側ノズル列33Bの第1ノズル31Aから所定の大きさよりも小さい大きさを有する小ドットの液滴を吐出させて第2下地層82を形成する。下流側ノズル列33Bの第1ノズル31Aから吐出される1回当たりの液滴の量は、例えば、3pL~15pLである。第2下地層82は第1下地層81上に形成される。第2下地層82は、小ドットから形成されるため第1下地層81に形成された凹凸を埋めることができ、第1下地層81のみの表面と比較してより平坦になる(即ち光沢感が増す)。第2印刷制御部72は、キャリッジ移動機構21、第1モータ39Aおよび第1インクヘッド31を制御することで第2下地層82を形成する。第2下地層82が形成されるときには、通常は、下流側ノズル列33Bが副走査方向Xに複数のパスに分割され、記録媒体5は1パスずつ副走査方向Xを上流側から下流側に移動する。例えば、下流側ノズル列33Bが4パスに分割されたとき、記録媒体5には少なくとも下流側ノズル列33Bの第1ノズル31Aから第2インクが4回吐出されて第2下地層82が形成されることになる。通常は、下流側ノズル列33Bの分割数と上流側ノズル列33Aの分割数は同じである。第1下地層81および第2下地層82は、第1テーブル移動機構36によって記録媒体5を副走査方向Xの上流側から下流側に向けて移動させながら形成される。通常は、第1下地層81および第2下地層82は、記録媒体5を副走査方向Xの上流側から下流側に向けて1回移動させる間に形成される。第1下地層81および第2下地層82が形成されると、第1テーブル移動機構36によって記録媒体5は副走査方向Xの下流側から上流側に向けて移動する(引き戻される)。
図6は、第1インクヘッド31の第1ノズル31Aから吐出される第1インクの濃度カーブを示す図である。図6に示すように、本実施形態では、上流側ノズル列33Aは第1濃度カーブ51を有し、下流側ノズル列33Bは第2濃度カーブ52を有する。第1印刷制御部71は、第1濃度カーブ51に基づいて上流側ノズル列33Aの各第1ノズル31Aから吐出される第1インクの吐出量を制御する。ここでは、第1印刷制御部71は、上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aから吐出される単位面積当たりの大ドットの液滴の吐出量が、副走査方向Xの上流側から下流側に向けて(ここでは後方から前方に向けて)増加してその後に減少するように制御する。本実施形態では、上流側ノズル列33Aの複数の第1ノズル31Aのうち、副走査方向Xの中央に位置する第1ノズル31Aの上記吐出量が最も大きい。第2印刷制御部72は、第2濃度カーブ52に基づいて下流側ノズル列33Bの各第1ノズル31Aから吐出される第1インクの吐出量を制御する。ここでは、第2印刷制御部72は、下流側ノズル列33Bの第1ノズル31Aから吐出される単位面積当たりの小ドットの液滴の吐出量が、副走査方向Xの上流側から下流側に向けて(ここでは後方から前方に向けて)増加してその後に減少するように制御する。本実施形態では、下流側ノズル列33Bの複数の第1ノズル31Aのうち、副走査方向Xの中央に位置する第1ノズル31Aの上記吐出量が最も大きい。図6に示すように、上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aから吐出される第1インクの合計吐出量は、下流側ノズル列33Bの第1ノズル31Aから吐出される第1インクの合計吐出量よりも多くなる。なお、吐出される大ドットの液滴の大きさは上流側ノズル列33Aの各第1ノズル31Aで同じであり、吐出される小ドットの液滴の大きさは下流側ノズル列33Bの各第1ノズル31Aで同じであるため、パス毎の吐出量を増減させるために1ノズル当たりの吐出回数を増減させている。
なお、図7に示すように、上流側ノズル列33Aは第3濃度カーブ53を有していてもよい。この場合、第1印刷制御部71は、第3濃度カーブ53に基づいて上流側ノズル列33Aの各第1ノズル31Aから吐出される第1インクの吐出量を制御する。ここでは、第1印刷制御部71は、上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aから吐出される単位面積当たりの大ドットの液滴の吐出量が、副走査方向Xの上流側から下流側に向けて(ここでは後方から前方に向けて)同一となるように制御する。
第3印刷制御部73は、画像形成層83(図5参照)を形成させる部位である。第3印刷制御部73は、形成された第2下地層82上に第2インクヘッド32の第2ノズル32Aから第2インクを吐出させて画像形成層83を形成する。第3印刷制御部73は、キャリッジ移動機構21、第1モータ39Aおよび第2インクヘッド32を制御することで画像形成層83(即ち画像)を形成する。
光源制御部74は、紫外線照射装置41、42の光源43を制御する。光源制御部74は、光源43から第1インクおよび第2インクに光を照射して第1インクおよび第2インクを硬化させる部位である。光源制御部74は、紫外線照射装置41、42の第1光源列44Aの各光源43の第1光量、第2光源列44Bの各光源43の第2光量および第3光源列44Cの各光源43の第3光量を制御する。光源制御部74は、例えば、第1光量が第2光量より大きくなるように光源43を制御する。光源制御部74は、例えば、第3光量が第2光量より大きくなるように光源43を制御する。光源制御部74は、例えば、第1光量および第3光量を100%としたとき、第2光量を50%以下(例えば20%)になるように光源43を制御する。
以上のように、本実施形態のプリンタ10によると、第1印刷制御部71によって記録媒体5上に第1下地層81が形成される。ここで、第1下地層81は大ドットの液滴によって形成されるため、記録媒体5の表面を広く覆うことができる。そして、第2印刷制御部72によって第1下地層81上に第2下地層82が形成される。ここで、第1下地層81は大ドットの液滴によって形成されているため、表面の凹凸が比較的大きい。しかし、第1下地層81上に小ドットの液滴が吐出されることで、第1下地層81の表面の凹凸が小ドットの液滴によって埋められる。さらに、第2下地層82は小ドットの液滴によって形成されるため、第2下地層82の表面の凹凸は比較的小さくなる。このように、第2下地層82の表面の凹凸が低減されるため、光の反射ムラが抑制されて、光沢感の向上が実現される。
本実施形態のプリンタ10によると、制御装置70は、第2下地層82上に第2ノズル32Aから第2インクを吐出させて画像形成層83を形成する第3印刷制御部73を備えている。第3印刷制御部73は、比較的平坦に形成された第2下地層82上に第2インクを吐出させて画像形成層83を形成するため、表面の凹凸が大きい下地層上に画像形成層を形成した場合と比較して、光沢感が向上された印刷物を得ることができる。
本実施形態のプリンタ10によると、第2印刷制御部72は、下流側ノズル列33Bの第1ノズル31Aから吐出される単位面積当たりの小ドットの液滴の吐出量が、副走査方向Xの上流側から下流側に向けて増加してその後に減少するように制御する。これにより、記録媒体5の全体に亘って単位面積当たりの小ドットの液滴の吐出量がより均一化するため、第1インクの濃度ムラを低減することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、第1印刷制御部71は、上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aから吐出される単位面積当たりの大ドットの液滴の吐出量が、副走査方向Xの上流側から下流側に向けて同一となるように制御してもよい。これにより、記録媒体5の全体に亘って単位面積当たりの大ドットの液滴の吐出量がより均一化するため、第1インクの濃度ムラを低減することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、第1印刷制御部71は、上流側ノズル列33Aの第1ノズル31Aから吐出される単位面積当たりの大ドットの液滴の吐出量が、副走査方向Xの上流側から下流側に向けて増加してその後に減少するように制御してもよい。これにより、記録媒体5の全体に亘って単位面積当たりの大ドットの液滴の吐出量がより均一化するため、第1インクの濃度ムラを低減することができる。また、無色彩のライン状の印刷欠陥(典型的には白スジ)が目立つのを抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、光源制御部74は、第1光源列44Aの光源43から照射される第1光量が、第2光源列44Bの光源43から照射される第2光量よりも大きくなるように光源43を制御する。これにより、小ドットの液滴を硬化させるまでにより長い時間が必要になるため、小ドットの液滴は第1下地層81上でより広がる。これにより、第2下地層82の表面の凹凸がより低減される。
本実施形態のプリンタ10によると、光源制御部74は、第3光源列44Cの光源43から照射される第3光量が、第2光源列44Bの光源43から照射される第2光量よりも大きくなるように光源43を制御する。これにより、第1下地層81上に吐出された小ドットの液滴をより確実に硬化させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、第1印刷制御部71は、第1下地層81を形成させる部位であり、第2印刷制御部72は、第2下地層82を形成させる部位であるが、図8に示すように、第1印刷制御部71は、第1画像形成層(即ち第1インク層)91を形成させる部位であり、第2印刷制御部72は、第2画像形成層(即ち第2インク層)92を形成させる部位であってもよい。この場合、第1印刷制御部71は、記録媒体5に第2インクヘッド32の上流側ノズル列34Aの第2ノズル32Aから所定の大きさを有する大ドットの液滴を吐出させて第1画像形成層91を形成する。上流側ノズル列34Aの第2ノズル32Aから吐出される1回当たりの液滴の量は、例えば、20pL~30pLである。第1画像形成層91は記録媒体5上に形成される。第2印刷制御部72は、形成された第1画像形成層91上に第2インクヘッド32の下流側ノズル列34Bの第2ノズル32Aから所定の大きさよりも小さい大きさを有する小ドットの液滴を吐出させて第2画像形成層92を形成する。下流側ノズル列34Bの第2ノズル32Aから吐出される1回当たりの液滴の量は、例えば、3pL~15pLである。第2画像形成層92は第1画像形成層91上に形成される。このように、プロセスカラーインクを用いて記録媒体5にいわゆるベタ印刷を行うときには、第1画像形成層91上に第2画像形成層92を形成することによって、表面の凹凸が低減され、光の反射ムラが抑制されて彩度がより高い画像形成層93を得ることができる。なお、第2インクヘッド32の上流側ノズル列34Aは、例えば、第1インクヘッド31の上流側ノズル列33Aの第1濃度カーブ51と同様の濃度カーブを有し、第2インクヘッド32の下流側ノズル列34Bは、例えば、第1インクヘッド31の下流側ノズル列33Bの第2濃度カーブ52と同様の濃度カーブを有する。
上述した実施形態では、第1インクヘッド31が第1インクを吐出する第1ノズル31Aを有し、第2インクヘッド32が第2インクを吐出する第2ノズル32Aを有しているが、1つのインクヘッドが第1インクを吐出する第1ノズル31Aおよび第2インクを吐出する第2ノズル32Aを備えていてもよい。
上述した実施形態では、第1濃度カーブ51は、略三角形状に設定されているが、上流側ノズル列33Aにおいて、副走査方向Xの上流側の端部の第1ノズル31Aおよび下流側の第1ノズル31Aに比べて副走査方向Xの中央部の第1ノズル31Aの吐出量が多ければよく、略台形状、半円形状、半楕円形状、直線および曲線、これらの組み合わせの形状であってもよい。即ち、第1濃度カーブ51は、直線状のもの、曲線状のもの、およびこれらを組み合わせたものを含む。また、下流側ノズル列33Bの第2濃度カーブ52も同様である。
ここで開示される技術は様々なタイプのプリンタに適用することができる。上述した実施形態で示したフラットベッドタイプのプリンタ10の他、例えば、ロール状の記録媒体5を副走査方向Xに搬送する、所謂、Roll-to-Rollタイプのプリンタ10にも同様に適用することができる。
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
31 第1インクヘッド
31A 第1ノズル
32 第2インクヘッド
32A 第2ノズル
33A 上流側ノズル列
33B 下流側ノズル列
35 テーブル(載置台)
36 第1テーブル移動機構(媒体移動装置)
41、42 紫外線照射装置(光照射装置)
43 光源
70 制御装置
71 第1印刷制御部
72 第2印刷制御部
73 第3印刷制御部
81 第1下地層
82 第2下地層
83 画像形成層
31 第1インクヘッド
31A 第1ノズル
32 第2インクヘッド
32A 第2ノズル
33A 上流側ノズル列
33B 下流側ノズル列
35 テーブル(載置台)
36 第1テーブル移動機構(媒体移動装置)
41、42 紫外線照射装置(光照射装置)
43 光源
70 制御装置
71 第1印刷制御部
72 第2印刷制御部
73 第3印刷制御部
81 第1下地層
82 第2下地層
83 画像形成層
Claims (7)
- 記録媒体が載置される載置台と、
光硬化性を有しかつ前記記録媒体に直接形成されるインク層の形成に用いられる第1インクを前記記録媒体に吐出する複数の第1ノズルが第1の方向に並ぶ第1ノズル列と、
前記記録媒体を前記第1の方向に移動可能な媒体移動装置と、
前記記録媒体に吐出された前記第1インクに光を照射する複数の光源を有する光照射装置と、
制御装置と、を備え、
前記第1ノズル列は、複数の前記第1ノズルの一部が前記第1の方向に並ぶ上流側ノズル列と、前記上流側ノズル列よりも前記第1の方向の下流側に位置しかつ複数の前記第1ノズルの他の一部が前記第1の方向に並ぶ下流側ノズル列と、を含み、
前記制御装置は、
前記記録媒体に前記上流側ノズル列の前記第1ノズルから所定の大きさを有する大ドットの液滴を吐出させて第1インク層を形成する第1印刷制御部と、
形成された前記第1インク層上に前記下流側ノズル列の前記第1ノズルから前記所定の大きさよりも小さい大きさを有する小ドットの液滴を吐出させて第2インク層を形成する第2印刷制御部と、を備えている、インクジェットプリンタ。 - 光硬化性を有しかつ画像形成層の形成に用いられる第2インクを前記記録媒体に吐出する複数の第2ノズルが前記第1の方向に並ぶ第2ノズル列を備え、
前記光源は、前記第2インクに光を照射するように構成され、
前記第1インクは、前記画像形成層が形成される前に形成される下地層を形成するために用いられ、
前記制御装置は、前記第2インク層上に前記第2ノズルから前記第2インクを吐出させて前記画像形成層を形成する第3印刷制御部を備えている、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記第2印刷制御部は、前記下流側ノズル列の前記第1ノズルから吐出される単位面積当たりの前記小ドットの液滴の吐出量が、前記第1の方向の上流側から下流側に向けて増加してその後に減少するように制御する、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記第1印刷制御部は、前記上流側ノズル列の前記第1ノズルから吐出される単位面積当たりの前記大ドットの液滴の吐出量が、前記第1の方向の上流側から下流側に向けて同一となるように制御する、請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記第1印刷制御部は、前記上流側ノズル列の前記第1ノズルから吐出される単位面積当たりの前記大ドットの液滴の吐出量が、前記第1の方向の上流側から下流側に向けて増加してその後に減少するように制御する、請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記光照射装置は、
前記第1の方向と直交する第2の方向に関して前記上流側ノズル列の側方に位置し、かつ、複数の前記光源の一部が前記第1の方向に並ぶ第1光源列と、
前記第1光源列よりも前記第1の方向の下流側かつ前記第2の方向に関して前記下流側ノズル列の側方に位置し、かつ、複数の前記光源の他の一部が前記第1の方向に並ぶ第2光源列と、を含み、
前記制御装置は、
前記第1光源列の前記光源から照射される第1光量が、前記第2光源列の前記光源から照射される第2光量よりも大きくなるように前記光源を制御する光源制御部を備えている、請求項1から5のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記光照射装置は、前記第2光源列よりも前記第1の方向の下流側に位置し、かつ、複数の前記光源の他の一部が前記第1の方向に並ぶ第3光源列と、を含み、
前記光源制御部は、前記第3光源列の前記光源から照射される第3光量が、前記第2光源列の前記光源から照射される前記第2光量よりも大きくなるように前記光源を制御する、請求項6に記載のインクジェットプリンタ。
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JP2021018758A JP2022121833A (ja) | 2021-02-09 | 2021-02-09 | インクジェットプリンタ |
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JP2021018758A Pending JP2022121833A (ja) | 2021-02-09 | 2021-02-09 | インクジェットプリンタ |
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Country | Link |
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