JP2022121614A - フライヤーの火災防止装置 - Google Patents

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Hiroyuki Sunahara
理嗣 上脇
Toshitsugu Kamiwaki
大輔 松本
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怜 成ヶ澤
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Abstract

Figure 2022121614000001
【課題】少量の消火薬剤によってフライヤーの火災を未然に防止することを可能としたフライヤーの火災防止装置を提供する。
【解決手段】揚げ物の調理を行うためのフライヤーの火災防止装置1であって、フライヤーの油槽内で加熱される油の温度を低下させることが可能な消火薬剤が充填された消火薬剤貯蔵容器10と、消火薬剤貯蔵容器10の容器弁を開放させる弁起動装置11と、容器弁に接続され、フライヤーの油槽に向けて消火薬剤を放出させるように設置されたノズル20と、フライヤーの油槽内で加熱される油の温度、又は前記油によって加熱される空気の温度を検出する温度センサ30と、フライヤーの油槽内で加熱される油の温度が、フライヤーの設定温度の上限を超え、且つ油の発火点に達する前に、温度センサ30によって検出された温度に基づいて、弁起動装置11を起動させる制御手段40と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、少量の消火薬剤によってフライヤーの火災を未然に防止することを可能としたフライヤーの火災防止装置に関する。
揚げ物の調理には、従来から業務用のフライヤーが広く用いられている。業務用のフライヤーには、電気式及びガス式のものがあり、いずれの方式のフライヤーも、油槽内の食用油を設定温度に加熱し、大量の揚げ物を効率よく調理することが可能である。
業務用のフライヤーには、特許文献1に開示されているような安全装置が設けられていた。すなわち、フライヤーの油槽内に設けた温度センサーにより油温制御を行い、異常時には、油温が油発火温度に至る前に通電を停止させて安全性を確保していた。
しかし、フライヤーの安全装置が作動せず、油槽内の食用油が発火するまで加熱され続ける異常事態が皆無であるとは言えない。そこで、業務用のフライヤーには、特許文献2~4に開示されているような消火装置を設ける場合があった。特許文献2~4に開示されている消火装置は、消火薬剤が充填された消火器と、消火薬剤を放出させるノズルと、ノズルの開口部を塞ぐ火災検知部品とを備えた構成となっていた。
このような従来の消火装置は、いずれもレンジフード内に取け付けられていた。火災検知部品は、火災により生じた炎の熱で溶融し、ノズルの開口部を開放する。これにより、消火器に充填された消火薬剤が、ノズルから火元である調理器具に放出される。
特開平10-323291号公報 特開平10-127803号公報 特許第4348512号公報 特許第4437275号公報
業務用のフライヤーは、10リットルを超える大量の食用油を油槽内で加熱するものである。異常事態によって発火点に達した大量の食用油の温度を低下させることは極めて困難である。これに対し、上述した従来の消火装置は、いずれもレンジフード内に取り付けることが可能な小型の消火器で調理器具の火災を消火する構成となっていた。小型の消火器の少量の消火薬剤により、発火した食用油の炎を一時的に消火することができたとしても、発火点に達した大量の食用油は、依然として発火点に近い高温のままであり、消火器の消火薬剤が尽きた後に、食用油が再び発火してしまう再燃の問題があった。再燃した食用油の炎を消火できなければ、フライヤーの周辺が延焼してしまう。
このように、上述した従来の消火装置は、調理器具の火災が発生した後に、少量の消火薬剤で火災を消火する構成となっていたので、発火点に達した大量の食用油の再燃を防止することができなかった。再燃した食用油の炎を消火するためには、大量の消火薬剤を充填した大型の消火器が必要となり、狭い業務用厨房において、大型化した消火装置の設置スペースを確保することが難しくなる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、少量の消火薬剤によってフライヤーの火災を未然に防止することを可能としたフライヤーの火災防止装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明のフライヤーの火災防止装置は、揚げ物の調理を行うためのフライヤーの火災防止装置であって、前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度を低下させることが可能な消火薬剤が充填された消火薬剤貯蔵容器と、前記消火薬剤貯蔵容器の容器弁を開放させる弁起動装置と、前記容器弁に接続され、前記フライヤーの油槽に向けて前記消火薬剤を放出させるように設置されたノズルと、前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度、又は前記油によって加熱される空気の温度を検出する温度センサと、前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度が、前記フライヤーの設定温度の上限を超え、且つ前記油の発火点に達する前に、前記温度センサによって検出された温度に基づいて、前記弁起動装置を起動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
(2)好ましくは、上記(1)のフライヤーの火災防止装置において、前記温度センサが、前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度を検出し、前記制御手段には、前記弁起動装置を起動させるか否かの判断に用いられる第1の作動温度が設定され、前記第1の作動温度は、前記フライヤーの設定温度の上限を超え、且つ前記油の発火点未満の値にするとよい。
(3)好ましくは、上記(1)のフライヤーの火災防止装置において、前記温度センサが、前記油によって加熱される空気の温度を検出し、前記制御手段には、前記弁起動装置を起動させるか否かの判断に用いられる第1の作動温度が設定され、前記第1の作動温度の値は、前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度が、前記フライヤーの設定温度の上限を超え、且つ前記油の発火点未満となったときの、前記空気の温度の値に基づいて定められるようにするとよい。
(4)好ましくは、上記(1)~(3)のいずれかのフライヤーの火災防止装置において、少なくとも音による警報を出力することが可能な警報装置をさらに備え、前記制御手段は、前記弁起動装置を起動させる場合に、前記警報装置に警報を出力させるようにするとよい。
(5)好ましくは、上記(4)のフライヤーの火災防止装置において、前記制御手段は、前記温度センサによって検出された温度が前記作動温度に達する前に、前記温度センサによって検出された温度に基づいて、前記警報装置に事前警報を出力させ、前記制御手段には、前記警報装置に事前警報を出力させるか否かの判断に用いられる第2の作動温度が設定され、前記第2の作動温度は、前記フライヤーの設定温度の上限を超え、且つ前記第1の作動温度未満の値にするとよい。
(6)好ましくは、上記(1)~(5)のいずれかのフライヤーの火災防止装置において、前記フライヤーの油槽内を加熱するために消費される電力又はガスの供給を停止させる強制停止機構をさらに備え、前記制御手段は、前記弁起動装置を起動させる場合に、前記強制停止機構を作動させ、前記フライヤーの油槽内を加熱するために消費される電力又はガスの供給を停止させるようにするとよい。
(7)好ましくは、上記(1)~(6)のいずれかのフライヤーの火災防止装置において、前記制御手段は、前記弁起動装置を起動させる場合に、移報信号を通信回線に出力するようにするとよい。
(8)好ましくは、上記(1)~(7)のいずれかのフライヤーの火災防止装置において、前記制御手段は、前記弁起動装置を起動させる場合に、文字、画像、音声の少なくとも1つからなる警報情報を通信回線に出力するようにするとよい。
(9)好ましくは、上記(1)~(8)のいずれかのフライヤーの火災防止装置において、前記消火薬剤貯蔵容器の消火薬剤を、強化液消火薬剤にするとよい。
(10)好ましくは、上記(1)~(9)のいずれかのフライヤーの火災防止装置において、前記消火薬剤貯蔵容器の消火薬剤の容量を、1リットル以下にするとよい。
(11)好ましくは、上記(10)のフライヤーの火災防止装置において、前記消火薬剤貯蔵容器に充填される消火薬剤の量を、700ミリリットル~500ミリリットルにするとよい。
本発明のフライヤーの火災防止装置は、フライヤーの油槽内で加熱される油の温度が発火点に達する前に、油槽に向けて消火薬剤を放出させる構成になっている。この構成により、発火点に達する前の油の温度を、少量の消火薬剤によって発火点よりも大幅に低下させることが可能となり、この結果、フライヤーの火災を未然に防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るフライヤーの火災防止装置の概略図である。 図2は、上記火災防止装置のサーミスタの配置を変更した概略図である。 図3は、上記火災防止装置の機能ブロック図である。 図4は、上記火災防止装置を動作させるための第1及び第2の作動温度を定める方法の具体例を示す表である。図4(a)はフライヤーの設定温度範囲、図4(b)は大豆油の発煙点、引火点及び発火点、図4(c)は油の温度を検出する場合と空気の温度を検出する場合のそれぞれの第1及び第2の作動温度を示す。 図5は、上記火災防止装置の動作制御のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係るフライヤーの火災防止装置について、図面を参照しつつ説明する。
図1において、本実施形態の火災防止装置1は、例えば、飲食店などの業務用厨房におけるフライヤー101及びフードファン102の近傍に設置される。フライヤー101は、図中の横方向に並んで配置された一対の油槽101aを備えている。火災防止装置1は、主として、消火薬剤貯蔵容器10、ノズル20、一対のサーミスタ30、制御基板40及び手動起動装置50によって構成される。消火薬剤貯蔵容器10及び制御基板40は、図中の一点鎖線で示す格納箱13の中に収納されている。格納箱13には、図3に示す警報装置60が設けられている。また、フライヤー101には、図3に示す強制停止機構70が設けられている。
<消火薬剤貯蔵容器>
消火薬剤貯蔵容器10には、消火薬剤が充填されている。消火薬剤は、フライヤー101の各油槽101a内で加熱される油の温度を低下させることが可能であれば、特に限定されるものではないが、強化液消火薬剤、又は強化液(中性)消火薬剤を用いることが好ましい。
強化液消火薬剤は、アルカリ金属塩類の水溶液であって、アルカリ性反応を呈する。強化液消火薬剤の成分として、例えば、30~40%の炭酸カリウム、1~2%のリン酸水溶液の他、残りは水である。強化液消火薬剤は、油火災に対して、燃焼連鎖反応を抑制するアルカリ金属イオンによる負触媒効果を奏する。
強化液(中性)消火薬剤は、アルカリ金属塩類等の水溶液であって、中性反応を呈する。フッ素系界面活性剤や炭化水素系界面活性剤が含有され、放射すると泡を形成する。強化液(中性)消火薬剤は、油火災に対して、泡による窒息効果と冷却効果とを奏する。
ここで、本実施形態の火災防止装置1は、フライヤー101の火災を未然に防止することを目的としており、消火薬剤貯蔵容器10の消火薬剤は、発火する前の食用油の冷却を主目的としている。食用油の冷却は、比較的に少量の消火薬剤によって達成される。このため、消火薬剤貯蔵容器10の消火薬剤の容量を少なくすることができ、火災防止装置1全体を小型化することが可能である。小型化した火災防火装置1は、狭い調理場所、例えば、飲食店の業務用厨房やコンビニエンスストアのカウンター内などへの設置に好適である。消火薬剤貯蔵容器10の消火薬剤の容量は、好ましくは1リットル以下とし、より好ましくは、500ミリリットル~700ミリリットルの範囲内とする。
<弁起動装置>
消火薬剤貯蔵容器10には、弁起動装置11が設けられている。弁起動装置11は、制御基板40に電気的に接続されている。弁起動装置11は、制御基板40から出力される信号に基づいて、消火薬剤貯蔵容器10の図示しない容器弁を開放させる。前記容器弁が開放されると、消火薬剤貯蔵容器10に充填された強化液消火薬剤が、前記容器弁の出口から容器外へ放出される。
<ノズル>
消火薬剤貯蔵容器10の前記容器弁の出口には、銅管12を介してノズル20が接続される。前記容器弁の出口から容器外へ放出された強化液消火薬剤は、銅管12を通ってノズル20に達する。ノズル20は、フライヤー101の各油槽101aに向けて、強化液消火薬剤を霧状に放射する。
ここで、消火薬剤貯蔵容器10とノズル2とを接続する銅管12は、火災防止装置1が設置される厨房において現場合わせされる。すなわち、銅管12は、設置現場である厨房の構造に応じて、折り曲げられ、長さ調整され、フライヤー101の各油槽101aに対して、ノズル20の配置、高さ、向きがいずれも最適となるように設置する。
<サーミスタ>
一対のサーミスタ30は、フードファン102の入口両側にそれぞれ取り付けられている。各サーミスタ30は、耐熱電線31を介して、制御基板40に電気的に接続されている。各サーミスタ30は、フライヤー101の各油槽101a内の食用油によって加熱される空気の温度を検出し、検出結果を制御基板40に送信する。ここでいう「食用油によって加熱される空気」には、食用油の温度が発煙点に達したことにより生じる煙も含まれる。すなわち、火災防止装置1を動作させるための温度は、食用油によって加熱される「空気の温度」であってもよいし、発煙点に達した食用油から生じる「煙の温度」であってもよい。
ここで、本実施形態では、2つの油槽101aにそれぞれ対応する2個のサーミスタ30を設置する構成としたが、サーミスタ30の数は、2個に限定されるものではない。例えば、2つの油槽101aの中間に1個のサーミスタ30を設置してもよい。また、2つの油槽101aの周りに3個以上のサーミスタ30を設置して、温度の監視範囲を広くしてもよい。さらに、サーミスタ30の設置場所は、各油槽101a内の食用油によって加熱される空気の温度を検出することが可能であれば、フードファン102の入口に限定されるものではない。例えば、図2に示すように、各油槽101aの近傍にサーミスタ30をそれぞれ配置した構成としてもよい。
火災防止装置1を構成する温度センサは、サーミスタ30に限定されるものではない。例えば、熱電対、測温抵抗体又はバイメタル・サーモスタットなどの温度センサを用いてもよい。また、温度センサは、フライヤー101の各油槽101a内で加熱される食用油の温度を検出する構成としてもよい。例えば、サーミスタ30や熱電対の温度センサは、食用油の中に入れて温度を直接検出することができる。また、赤外線温度センサであれば、食用油から放出される赤外線に基づいて温度を検出することができ、センサ自体を食用油の中に入れる必要がない。
<制御基板>
制御基板40は、火災防止装置1の全ての動作を制御する。図3に示すように、制御基板40は、異常検出手段41、起動手段42、警報手段43、強制停止手段44、移報手段45、通信手段46及び電源回路47を備える。電源回路47以外の手段は、コンピュータプログラムに基づく処理によって実現される。
異常検出手段41は、各サーミスタ30によって検出された空気の温度を、予め設定された作動温度と比較して、所定の制御処理を実行するか否かを判断する。本実施形態では、第1及び第2の作動温度が設定されている。第1の作動温度は、上述した弁起動装置11を起動させるか否かの判断に用いられる。第2の作動温度は、第1の作動温度よりも低い値であり、警報装置60による事前警報を出力させるか否かの判断に用いられる。第1及び第2の作動温度の具体例については、後に図4を参照して説明する。
起動手段42は、異常検出手段41による第1の作動温度を用いた判断結果に基づいて、弁起動装置11を起動させる。警報手段43は、異常検出手段41による第1又は第2の作動温度を用いた判断結果に基づいて、警報装置60に所定の警報動作をさせる。
強制停止手段44は、異常検出手段41による第1の作動温度を用いた判断結果に基づいて、フライヤー101の強制停止機構70に信号を出力する。これにより、強制停止機構70が作動して、フライヤー101の各油槽101a内を加熱するために消費される電力又はガスの供給が停止される。
移報手段45は、異常検出手段41による第1の作動温度を用いた判断結果に基づいて、移報信号を出力する。この移報信号は、通信手段46によって電話回線等の通信回線80に送信され、民間の警備会社又は最寄の消防署に備えられたシステムに受信される。
なお、制御基板40が、予め登録された携帯電話やスマートフォンに警報情報を送信する構成としてもよい。文字、画像、音声の少なくとも1つのデータ形式で警報情報を作成し、これをメモリに保存する。制御基板40は、異常検出手段41による第1の作動温度を用いた判断結果に基づいて、警報情報を出力する。この警報情報は、通信手段46によって電話回線等の通信回線80に送信され、予め登録された携帯電話やスマートフォンに受信される。
<AC-DCアダプタ>
制御基板40の電源回路47には、2種類の電源が電気的に接続されており、制御基板40は、いずれか一方の電源によって動作することが可能な構成となっている。制御基板40を通常時に動作させる第1の電源は、商用電源である。電源回路47には、交流の商用電源を直流に変換するためのAC-DCアダプタ48が電気的に接続されている。商用電源は、AC-DCアダプタ48を介して、制御基板40の電源回路47に供給される。なお、制御基板40の電源回路47に供給される商用電源は、上述した一対のサーミスタ30を作動させるためにも用いられる。
<手動起動装置>
一方、制御基板40を非常時に動作させる第2の電源は、手動起動装置50の二次電池52である。電源回路47は、手動起動装置50の二次電池52に電気的に接続されている。例えば、停電のような非常時には、手動起動装置50の起動ボタン51を押すことにより、二次電池52から制御基板40の電源回路47に電源が供給され、制御基板40が動作可能な状態となる。起動ボタン51が押されると、制御基板40の起動手段42が、弁起動装置11を起動させるとともに、制御基板40の警報手段43が、警報装置60を動作をさせる。
<警報装置>
警報装置60は、ブザー61とランプ62とで構成される。図示しないが、ブザー61及びランプ62は、格納箱13の壁部に取り付けられている。ブザー61及びランプ62は、制御基板40の警報手段43からの信号に基づいて、所定の警報動作を実行する。ブザー61及びランプ62の所定の警報動作については、後に図5を参照して説明する。
<強制停止機構>
上述したように、フライヤー101には、図3に示す強制停止機構70が設けられている。フライヤー101が電気式の場合、強制停止機構70は、例えば、制御基板40の強制停止手段44からの信号に基づいて開状態になる開閉スイッチとすることができる。また、フライヤー101がガス式の場合、強制停止機構70は、例えば、制御基板40の強制停止手段44からの信号に基づいて閉状態になるON-OFF弁とすることができる。このような強制停止機構70は、フライヤー101と電源との間、又はフライヤー101とガス栓との間に設けられ、フライヤー101の各油槽101a内を加熱するために消費される電力又はガスの供給を停止させる。
<火災防止装置の作動温度>
次に、火災防止装置1を動作させるための第1及び第2の作動温度の定め方の具体例について、図4を参照しつつ説明する。
上述したように、本実施形態の火災防止装置1は、各サーミスタ30によって検出された温度が、第2の作動温度に達したときに事前警報を出力させ、その後、第1の作動温度に達したときに強化液消火薬剤を放射させる。このような火災防止装置1は、フライヤー101の火災を未然に防止することを目的としており、事前警報の出力及び強化液消火薬剤の放射は、いずれも食用油が発火する前のタイミングで実行される。この実行タイミングは、第1及び第2の作動温度の値によって実現される。第1及び第2の作動温度は、例えば、以下のようにして定める。
<フライヤーの設定温度範囲>
業務用のフライヤー101は、各油槽101a内で加熱される食用油の温度設定が可能な構成となっており、一般に、150℃~200℃の範囲内で揚げ物の調理を行う。そこで、図4(a)に示すように、フライヤー101の設定温度範囲を150℃~200℃と仮定する。
火災防止装置1は、フライヤー101の各油槽101a内で加熱される食用油が正常な温度のときに動作するものであってはならない。したがって、食用油の温度を検出する場合の第1及び第2の作動温度は、少なくともフライヤー101の設定温度の上限である200℃を超える値でなければならない。
<食用油の発火点>
油は、その種類に応じた発煙点、引火点、発火点を有する。発煙点は、加熱された油が煙を生じさせる温度である。引火点は、加熱された油に点火源を近づけたときに着火する温度である。発火点は、加熱された油が空気中で自然発火する温度である。具体例として、大豆油の発煙点、引火点、発火点を図4(b)に示す。
火災防止装置1は、フライヤー101の火災を未然に防止するものであるから、各油槽101a内で加熱される大豆油が発火する前に動作する必要がある。したがって、大豆油の温度を検出する場合の第1及び第2の作動温度は、少なくとも大豆油の発火点である340℃~370℃よりも低い値でなければならない。
<第1及び第2の作動温度>
上述したように、大豆油の温度を検出する場合の第1及び第2の作動温度は、いずれもフライヤー101の設定温度の上限である200℃を超え、且つ大豆油の発火点の下限である340℃よりも低い値としなければならない。
<<第1の作動温度>>
食用油の温度を検出する場合の第1の作動温度について説明する。第1の作動温度は、火災防止装置1が強化液消火薬剤を放射するか否かの判断に用いられる。火災防止装置1において、強化液消火薬剤は、発火する前の食用油を冷却することを主目的としている。本発明者が鋭意検討した結果、一旦発火した食用油でも、一定の温度まで冷却されると再燃しないことを見出した。火災防止装置1における強化液消火薬剤は、発火する前の食用油が、前記の再燃しない温度を超えないようにするためのものである。したがって、第1の作動温度は、対象となる食用油が再燃しない温度以下の値に設定するとよい。
図4の具体例で説明すると、本発明者が実験を行った結果、一旦発火した大豆油は、約330℃まで冷却した場合に再燃しなかった。そこで、第1の作動温度を330℃以下の値に設定することが考えられる。次に、図4(b)に示すように、大豆油の引火点は、315℃~330℃であり、大豆油が330℃まで加熱されると、点火源による引火のおそれがある。そこで、図4(c)に示すように、第1の作動温度の値を300℃に設定して、大豆油の発火のみならず、引火のおそれをも排除することとした。なお、第1の作動温度をより低い値とすることで、冷却のために使用する強化液消火薬剤の量を少なくすることができる。
次に、食用油によって加熱される空気の温度を検出する場合の第1の作動温度について説明する。食用油によって加熱される空気の温度は、食用油の温度に比例する。図1又は図2に示すフライヤー101とサーミスタ30との配置関係において、フライヤー101の各油槽101a内の大豆油を300℃まで加熱する。大豆油が300℃に達したときに、サーミスタ30によって検出された温度の値を、第1の作動温度として設定する。本発明者が、図2に示すフライヤー101とサーミスタ30との配置関係で実験した結果、大豆油が300℃に達したときに、サーミスタ30によって検出された温度は95℃であった。
<<第2の作動温度>>
第2の作動温度は、火災防止装置1が事前警報を出力するか否かの判断に用いられる。したがって、第2の作動温度は、上述した第1の作動温度よりも低い値になる。さらに、図4の具体例で説明すると、第2の作動温度は、フライヤーの設定温度の上限である200℃を超え、且つ第1の作動温度である300℃未満の値ということになる。
そこで、大豆油の温度を検出する場合の第2の作動温度は、200℃~300℃の中央値である250℃とした。一方、図2の配置関係で実験したところ、大豆油が250℃に達したときに、サーミスタ30によって検出された温度は60℃であった。そこで、大豆油によって加熱される空気の温度を検出する場合の第2の作動温度を60℃とした。
<火災防止装置の動作制御>
次に、火災防止装置1の動作制御について、図5を参照しつつ説明する。図5に示すステップS1~S7の制御処理は、図2及び図3に示す制御基板40によって実行される。
<<通常時の動作制御>>
ステップS1において、制御基板40は、手動起動装置50の起動ボタン51が押されたか否かを判断する。手動起動装置50の起動ボタン51が押されていないと判別した場合(NO)、制御基板40は、ステップS2に進み、サーミスタ30が検出した温度が、第2の作動温度60℃以上であるか否かを判断する。サーミスタ30が検出した温度が、第2の作動温度60℃以上でないと判別した場合(NO)、制御基板40は、ステップS1に戻り、本動作制御フローの処理を繰り返す。
一方、ステップS2において、サーミスタ30が検出した温度が、第2の作動温度60℃以上であると判別した場合(YES)、制御基板40は、ステップS3に進み、警報装置60による事前警報が出力中であるか否かを判断する。事前警報が出力中でないと判別した場合(NO)、制御基板40は、ステップS4に進み、警報装置60に事前警報を出力させる。具体的に、警報装置60は、ブザー61を断続的に鳴動させるとともに、ランプ62を点滅させる。その後、制御基板40は、ステップS5に進む。
一方、ステップS3において、事前警報が出力中であると判別した場合(YES)、制御基板40は、ステップS4の事前警報を出力させる処理を実行せずに、ステップS5に進む。
ステップS5において、制御基板40は、サーミスタ30が検出した温度が、第1の作動温度95℃以上であるか否かを判断する。サーミスタ30が検出した温度が、第1の作動温度95℃以上でないと判別した場合(NO)、制御基板40は、ステップS1に戻り、本動作制御フローの処理を繰り返す。
一方、ステップS5において、第1の作動温度95℃以上であると判別した場合(YES)、制御基板40は、ステップS6に進み、弁起動装置11を起動させる。これにより、消火薬剤貯蔵容器10の前記容器弁が開放され、消火薬剤貯蔵容器10に充填された強化液消火薬剤が、ノズル20からフライヤー101の各油槽101aに向かって霧状に放射される。
また、ステップS6において、制御基板40は、警報装置60に警報を出力させる。具体的に、警報装置60は、ブザー61を連続的に鳴動させるとともに、ランプ62を点灯させる。
その後、制御基板40は、ステップS7に進み、移報信号を出力する。この移報信号は、通信手段46によって電話回線等の通信回線80に送信され、民間の警備会社又は最寄の消防署に備えられたシステムに受信される。また、ステップS7において、制御基板40は、フライヤー101の強制停止機構70に信号を出力する。これにより、強制停止機構70が作動して、フライヤー101の各油槽101a内を加熱するために消費される電力又はガスの供給が停止される。以上で、本動作制御フローの処理は終了する。
<<異常時の動作制御>>
ステップS1において、手動起動装置50の起動ボタン51が押されたと判別した場合(YES)、制御基板40は、ステップS2~S5の処理を実行せずに、ステップS6に進む。ステップS6において、制御基板40は、弁起動装置11を起動させて、フライヤー101の各油槽101aに向かって強化液消火薬剤を放射させる。また、制御基板40は、警報装置60に警報を出力させる。
その後、制御基板40は、ステップS7に進み、移報信号を出力するとともに、フライヤー101の強制停止機構70に信号を出力する。以上で、本動作制御フローの処理は終了する。
<作用効果>
本実施形態のフライヤーの火災防止装置1は、フライヤー101の各油槽101a内で加熱される食用油の温度が発火点に達する前に、各油槽101aに向けて強化液消火薬剤を霧状に放射させる構成になっている。この構成により、発火点に達する前の食用油の温度を、少量の消火薬剤によって発火点よりも大幅に低下させることが可能となり、この結果、フライヤー101の火災を未然に防止することができる。
また、消火薬剤貯蔵容器10の強化液消火薬剤は、発火する前の食用油の冷却を主目的としている。食用油の冷却は、比較的に少量の強化液消火薬剤によって達成される。このため、消火薬剤貯蔵容器10の強化液消火薬剤の容量を少なくすることができ、火災防止装置1全体を小型化することが可能である。
なお、フライヤー101の各油槽101a内で加熱される食用油の温度が、図4(b)に示す引火点となったときに、火の粉などの点火源が食用油に着火した場合は、図4(c)に示す第1の作動温度に達する前に火災が発生してしまう場合がある。この場合は、火災の炎によって加熱され、食用油又は空気の温度が急速に第1の作動温度に達するので、火災防止装置1は、火災発生の直後に強化液消火薬剤を放射させることが可能である。
1 火災防止装置
10 消火薬剤貯蔵容器
11 弁起動装置
12 銅管
13 格納箱
20 ノズル
30 サーミスタ(温度センサ)
31 耐熱電線
40 制御基板(制御手段)
41 異常検出手段
42 起動手段
43 警報手段
44 強制停止手段
45 移報手段
46 通信手段
47 電源回路
48 AC-DCアダプタ
50 手動起動装置
51 起動ボタン
52 二次電池
60 警報装置
61 ブザー
62 ランプ
70 強制停止機構
80 通信回線
101 フライヤー
101a 油槽
102 フードファン

Claims (11)

  1. 揚げ物の調理を行うためのフライヤーの火災防止装置であって、
    前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度を低下させることが可能な消火薬剤が充填された消火薬剤貯蔵容器と、
    前記消火薬剤貯蔵容器の容器弁を開放させる弁起動装置と、
    前記容器弁に接続され、前記フライヤーの油槽に向けて前記消火薬剤を放出させるように設置されたノズルと、
    前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度、又は前記油によって加熱される空気の温度を検出する温度センサと、
    前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度が、前記フライヤーの設定温度の上限を超え、且つ前記油の発火点に達する前に、前記温度センサによって検出された温度に基づいて、前記弁起動装置を起動させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするフライヤーの火災防止装置。
  2. 前記温度センサが、前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度を検出し、
    前記制御手段には、前記弁起動装置を起動させるか否かの判断に用いられる第1の作動温度が設定され、前記第1の作動温度は、前記フライヤーの設定温度の上限を超え、且つ前記油の発火点未満の値である請求項1に記載のフライヤーの火災防止装置。
  3. 前記温度センサが、前記油によって加熱される空気の温度を検出し、
    前記制御手段には、前記弁起動装置を起動させるか否かの判断に用いられる第1の作動温度が設定され、前記第1の作動温度の値は、前記フライヤーの油槽内で加熱される油の温度が、前記フライヤーの設定温度の上限を超え、且つ前記油の発火点未満となったときの、前記空気の温度の値に基づいて定められる請求項1に記載のフライヤーの火災防止装置。
  4. 少なくとも音による警報を出力することが可能な警報装置をさらに備え、
    前記制御手段は、前記弁起動装置を起動させる場合に、前記警報装置に警報を出力させる請求項1~3のいずれか1項に記載のフライヤーの火災防止装置。
  5. 前記制御手段は、前記温度センサによって検出された温度が前記作動温度に達する前に、前記温度センサによって検出された温度に基づいて、前記警報装置に事前警報を出力させ、
    前記制御手段には、前記警報装置に事前警報を出力させるか否かの判断に用いられる第2の作動温度が設定され、前記第2の作動温度は、前記フライヤーの設定温度の上限を超え、且つ前記第1の作動温度未満の値である請求項4に記載のフライヤーの火災防止装置。
  6. 前記フライヤーの油槽内を加熱するために消費される電力又はガスの供給を停止させる強制停止機構をさらに備え、
    前記制御手段は、前記弁起動装置を起動させる場合に、前記強制停止機構を作動させ、前記フライヤーの油槽内を加熱するために消費される電力又はガスの供給を停止させる請求項1~5のいずれか1項に記載のフライヤーの火災防止装置。
  7. 前記制御手段は、前記弁起動装置を起動させる場合に、移報信号を通信回線に出力する請求項1~6のいずれか1項に記載のフライヤーの火災防止装置。
  8. 前記制御手段は、前記弁起動装置を起動させる場合に、文字、画像、音声の少なくとも1つからなる警報情報を通信回線に出力する請求項1~7のいずれか1項に記載のフライヤーの火災防止装置。
  9. 前記消火薬剤貯蔵容器の消火薬剤が、強化液消火薬剤である請求項1~8のいずれか1項に記載のフライヤーの火災防止装置。
  10. 前記消火薬剤貯蔵容器の消火薬剤の容量が、1リットル以下である請求項1~9のいずれか1項に記載のフライヤーの火災防止装置。
  11. 前記消火薬剤貯蔵容器に充填される消火薬剤の量が、700ミリリットル~500ミリリットルである請求項10に記載のフライヤーの火災防止装置。
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