JPH09313637A - 自動消火設備における故障発生表示方式 - Google Patents

自動消火設備における故障発生表示方式

Info

Publication number
JPH09313637A
JPH09313637A JP15900696A JP15900696A JPH09313637A JP H09313637 A JPH09313637 A JP H09313637A JP 15900696 A JP15900696 A JP 15900696A JP 15900696 A JP15900696 A JP 15900696A JP H09313637 A JPH09313637 A JP H09313637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire extinguishing
fire
extinguishing equipment
electric
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15900696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3113206B2 (ja
Inventor
Kiyoaki Shimazaki
清明 島崎
Tokio Shiokawa
時雄 塩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morita Miyata Corp
Original Assignee
Miyata Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15684188&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH09313637(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Miyata Industry Co Ltd filed Critical Miyata Industry Co Ltd
Priority to JP08159006A priority Critical patent/JP3113206B2/ja
Publication of JPH09313637A publication Critical patent/JPH09313637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3113206B2 publication Critical patent/JP3113206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)
  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】火災感知器における抵抗値の変化の状況を捉え
て、自動消火装置の断線やショートによる故障を自動的
に表示させる。 【構成】感知器から電気制御部に至る間の電気配線の抵
抗がマイナス30度の抵抗値以上に達した際に、サーミ
スタの電気抵抗が変化して消火設備を起動させるように
した感知器を1又は2以上備える自動消火設備におい
て、感知器の電気回路抵抗がマイナス30度以下の抵抗
値に達し、あるいは消火設備を起動させるに足る電気抵
抗に達する時間が、瞬時である場合に、自動消火装置に
おける感知器から消火設備起動用電気制御部に至る間の
電気配線に断線又はショート(短絡)が生じていること
をあらわす表示手段を設けた。 これにより火災発生に
先立って、自動消火装置が常に正常な監視状態にあるか
どうかを確認でき、その結果火災発生時に消火機能が作
動しないといった不測の事態を免れることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば厨房のレン
ジや天麩羅用のフライヤー、あるいはフード、ダクト等
の箇所において発生した一連の火災を、複数台の消火設
備にて同時的に消火するための連動型の自動消火設備
や、マンション等複数の室内を消火対象域とした自動消
火装置、とりわけて温度変化で電気抵抗が変化するサー
ミスタを使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を起
動させるようにした感知器を1又は2以上備える自動消
火設備の改良に関し、断線やショート(短絡)等の電気
的回路の障害発生を事前に自動的に検出して点検整備を
促すことにより非常時の確実な作動を担保するととも
に、消火設備の起動装置誤作動による弊害を防止するこ
とを目的とする。
【0002】
【従来の技術】最も進歩した厨房用の消火設備には、レ
ンジや天麩羅用のフライヤー、あるいはフード、ダクト
等の各箇所に向けて消火薬剤噴射用のノズルが設置さ
れ、しかもダクトの入り口付近には火災感知器が取り付
けられたものが、また集合住宅や工場・事務所等には、
それぞれの消火対象域に向けられた消火薬剤噴射用のノ
ズルと火災感知器、および火災感知器が火災を感知した
際に、火災発生箇所に向けて消火薬剤を送り込む装置が
備えられており、これらはいずれもその多くが温度変化
で電気抵抗が変化するサーミスタを使用し、変化した抵
抗値を捉えて消火設備を起動させるようにした感知器を
1又は2以上備える自動消火設備を構成したものが増加
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の自動消火設備にあっては、火災発生に伴ってサ
ーミスタの抵抗値が変化して消火設備を起動させるよう
にした感知器を用い、しかも火災感知を電気的に消火設
備起動手段に連絡するものであるために、電話や電気工
事等、消火設備に直接関係しない他の工事作業時に誤っ
て電気配線を切断したり、あるいは地震等による不用意
な電気配線の切断や短絡等、火災感知器から消火設備起
動用電気制御部に至る間の長い電気配線に、断線やショ
ート等の異常を生ずることが多い。
【0004】このように感知器と消火設備起動用電気制
御部との間、あるいは消火設備起動用電気制御部と起動
部との間の電気配線に断線を生じていたら、火災発生時
に制御部より起動信号(電流)が流れても自動消火装置
は起動することができず、被害が大きく拡大し、折角の
自動消火装置設置の意味がなくなることは言うまでもな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、温
度変化で電気抵抗が変化するサーミスタを使用し、変化
した抵抗値を捉えて消火設備を起動させるようにした感
知器を1又は2以上備える自動消火設備において、電気
的配線の断線やショート(短絡)を自動的に検出させる
とともに、これを表示灯により視覚的に、あるいは音声
により聴覚的に表示させるようにしたものであって、具
体的には、温度変化で電気抵抗が変化するサーミスタを
使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を起動させる
ようにした感知器を1又は2以上備える自動消火設備に
おいて、感知器から電気制御部に至る間の電気配線の抵
抗がマイナス30度の抵抗値以上に達した際に、感知器
から消火設備起動用電気制御部に至る間の電気配線に断
線が生じていると判断し、断線をあらわす表示手段を設
けたことを特徴とする自動消火設備における故障発生表
示方式に関する。
【0006】また本発明は、温度変化で電気抵抗が変化
するサーミスタを使用し、変化した抵抗値を捉えて消火
設備を起動させるようにした感知器を1又は2以上備え
る自動消火設備において、消火設備起動用電気制御部と
消火設備起動手段との間の電気的回路に、常時微弱電流
を導通させるとともに、導通していない場合には電気回
路に断線が生じていることをあらわす表示手段を設けた
ことを特徴とする自動消火設備における故障発生表示方
式にも関する。
【0007】さらに本発明は、温度変化で電気抵抗が変
化するサーミスタを使用し、変化した抵抗値を捉えて消
火設備を起動させるようにした感知器を1又は2以上備
える自動消火設備であって、感知器より電気制御部まで
の電気配線における抵抗変化において、火災と判断され
る抵抗値以下に達する時間が瞬時である場合に、感知器
と消火設備起動用電気制御部との間に電気的にショート
していることをあらわす表示手段を設けたことを特徴と
する自動消火設備における故障発生表示方式にも関す
る。
【0008】さらに本発明は、温度変化で電気抵抗が変
化するサーミスタを使用し、変化した抵抗値を捉えて消
火設備を起動させるようにした感知器を1又は2以上備
える自動消火設備であって、感知器より電気制御部まで
の電気配線における抵抗変化において、火災と判断され
る抵抗値以下に達する時間が瞬時である場合に、感知器
と消火設備起動用電気制御部との間に電気的にショート
していることをあらわす表示手段を設けるとともに、消
火設備起動用電気制御部を起動させないようにしたこと
を特徴とする自動消火設備における故障発生表示方式に
も関する。
【0009】さらに本発明は、温度変化で電気抵抗が変
化するサーミスタを使用し、変化した抵抗値を捉えて消
火設備を起動させるようにした感知器を1又は2以上備
える自動消火設備において、感知器から電気制御部に至
る間の電気配線の抵抗がマイナス30度の抵抗値以上に
達した際に、感知器から消火設備起動用電気制御部に至
る間の電気配線に断線が生じていると判断し、断線をあ
らわす表示手段と、感知器より電気制御部までの電気配
線における抵抗変化において、火災と判断される抵抗値
以下に達する時間が瞬時である場合に、感知器と消火設
備起動用電気制御部との間に電気的にショートしている
ことをあらわす表示手段とを設けたことを特徴とする自
動消火設備における故障発生表示方式にも関する。
【0010】さらに本発明は、温度変化で電気抵抗が変
化するサーミスタを使用し、変化した抵抗値を捉えて消
火設備を起動させるようにした感知器を1又は2以上備
える自動消火設備において、感知器から電気制御部に至
る間の電気配線の抵抗がマイナス30度の抵抗値以上に
達した際に、感知器から消火設備起動用電気制御部に至
る間の電気配線に断線が生じていると判断し、断線をあ
らわす表示手段と、感知器より電気制御部までの電気配
線における抵抗変化において、火災と判断される抵抗値
以下に達する時間が瞬時である場合に、感知器と消火設
備起動用電気制御部との間に電気的にショートしている
ことをあらわす表示手段とを設け、さらに両表示手段は
表示灯が用いられるとともに、該表示灯を点滅又は連続
点灯させることにより1つの表示手段により断線とショ
ートとを区別して表示させることができるようにしたた
ことを特徴とする自動消火設備における故障発生表示方
式にも関する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の具体的な
内容を図1の厨房用の消火設備に施した場合について説
明すると、1はレンジ台、4はレンジ台1上に設置され
たフード、5はフード4から屋外に向けて設置されたダ
クト、6はフード4内であってダクト5の入り口付近に
設置された、1または2以上の火災感知器、8.11は
フード4内に設置されたところの、レンジ台1上のフラ
イヤー2および調理鍋3に向けられた消火剤噴射用のノ
ズル、12.12′は同じくフード4内に設置されたと
ころの、フード4内の全体に向けられた消火剤噴射用の
ノズル、13はダクト5内に設置された消火剤噴射用の
ノズルをあらわし、ノズル8はパイプ14を介して第1
消火装置7に、またノズル11はパイプ15を介して第
2消火装置9に、さらにノズル12および12′はパイ
プ16.17.18を介し、またノズル13はパイプ1
9.18を介して第3消火装置10に、それぞれ接続さ
れている。
【0012】上記した火災感知器6は、温度変化で電気
抵抗が変化するサーミスタを使用し、変化した抵抗値を
捉えて消火設備を起動させるようにした感知器が用いら
れ、またこの火災感知器6が複数設置されている場合に
は、そのいずれかが一定以上の高温に達した場合に後記
する制御部を介して消火設備を起動させる。 また20
は操作盤をあらわし、該操作盤20にはとくに図示はし
ないが、電源表示部のほかに、断線表示部、装置作動表
示部、ガス遮断表示部、注意警報表示部、手動用起動押
しボタン、リセットスイッチ、警報ブザーが取り付けら
れている。
【0013】さらに図1においては省略されているが、
各消火装置7.9.10には、そのそれぞれに、図2に
あらわされているように、前記した火災感知器6による
火災発生の信号を受けて作動し、リレー(図示省略)等
を介して起動部等を起動させる信号を発する制御部21
と、制御部21からの電気的制御出力信号により起動
し、起爆装置を発火させ、あるいはソレノイドにより先
端を鋭突にしたカッターを前記した消火装置の封板に向
けて押圧することによりこれを破り、充填されている消
火薬剤を消火対象域内に送り込むようにした起動部22
が備えられている。
【0014】また制御部21には、このほかにガス遮断
部23およびリレー出力部24が備えられ、図1の厨房
用自動消火設備において、フライヤー2あるいは調理鍋
3から出火した場合、そのいずれの箇所から出火した場
合においても、直ちにフード4やダクト5内に付着した
油脂類に延焼するために、厨房内の全体に消火薬剤を放
射しなければ効果がないところから、火災感知器6によ
る火災発生信号により、制御部21において、まず温度
データを読み取り、規定の温度に達した場合に注意警報
→ガス遮断→自動消火装置の起動の順で動作をおこな
う。
【0015】火災感知器6から消火設備起動用電気制御
部21に至る間の電気配線に断線が生じている場合に
は、抵抗が無限大となるが、火災感知器6に使用されて
いるサーミスタの抵抗は図3に示すように高温になると
減少し、また反対に低温になると増大し、マイナス30
℃になると1000KΩを越える。
【0016】そして具体的な基準としては、図5に示し
たように、火災感知器6の電気回路抵抗において、マイ
ナス30℃以下の抵抗状態が2秒間継続した段階で火災
感知器6から消火設備起動用電気制御部21に至る間の
電気配線に断線が生じたものとして断定し、これを制御
部21内のマイコンを介して異常表示灯27を点滅させ
ることにより、断線していることを表示させる。 なお
この場合において消火設備起動用電気制御部21と消火
設備起動部22との間の電気的回路に、常時微弱電流を
導通させるとともに、導通していない場合には電気回路
に断線が生じているものとして前記した異常表示灯27
を点滅させるようにしてもよい。
【0017】また実際の火災現場において、いかに火勢
が強力である場合においても、火災感知器6のサーミス
タの感知温度が常温より200℃に達するまでには少な
くとも1秒以上の時間を要することは経験上明らかであ
る。 したがって火災感知器6のサーミスタにおける、
消火設備を起動させるに足る電気抵抗に達するまでの時
間が、1秒以内の瞬時である場合には、火災の発生では
なく、火災感知器6と消火設備起動用電気制御部21と
の間に電気的にショートしているものとみることがで
き、この場合にはショートしていることをあらわす表示
手段として、前記した異常表示灯27を点灯させること
により自動消火装置自体の点検を促すようにする。 ま
たこの場合において、異常表示灯27を点灯させるのみ
ならず、消火設備起動用電気制御部21内にマイコンを
設けることにより消火装置7.9.10を起動させない
ようにすることもできる。
【0018】そして前記した感知器から消火設備起動用
電気制御部に至る間の電気配線に断線が生じていること
をあらわす表示手段と、感知器における消火設備を起動
させるに足る電気抵抗に達する時間が、1秒以内である
場合に、感知器と消火設備起動用電気制御部との間に電
気的にショートしていることをあらわす表示手段とは、
いずれか一方を備え、あるいはその両方を共に備えるよ
うにしてもよく、またこの場合において、両表示手段は
表示灯が用いられるとともに、該表示灯を点滅又は連続
点灯させることにより1つの表示手段により断線とショ
ートとを区別して表示させるようにすることもできる。
【0019】つぎに本発明に係る自動消火装置の作動ス
テップについて、その詳細を図1・2の実施例の装置を
中心とし、図4の操作フローにもとづいて説明すると、 〔火災監視中〕前記したフード4やダクト5内に取り付
けた1又は2以上の火災感知器6により常時火災発生監
視中の状態にあるとき、電源表示灯26が常時点灯す
る。 この場合において、火災感知器6の電気回路抵抗
において、マイナス30℃以下の抵抗状態が2秒間継続
すると、異常表示灯27が点滅を開始し、火災感知器6
から消火設備起動用電気制御部21に至る間の電気配線
に断線が生じていることを表示する。 また火災感知器
6の電気回路抵抗において、消火設備を起動させるに足
る電気抵抗に達するまでの時間が、1秒以内の瞬時であ
った場合には異常表示灯27を点灯させて、火災感知器
6と消火設備起動用電気制御部21との間に電気的にシ
ョートしていることを表示する。
【0020】〔注意警報〕火災感知器6のいずれかが、
120℃に達する温度を感知すると、その特有の電気抵
抗変化により、制御部21内のマイコンにこれを伝え、
警報装置28Aに信号を送り、注意警報表示灯を点灯さ
せるとともに、警報ブザーを鳴動させる。
【0021】〔ガス遮断〕いずれかの火災感知器6の温
度がさらに上昇し、制御部21内のマイコンがこの温度
データを読み取り、160℃に達したとき、上記した注
意警報をそのまま継続させるとともに、ガス遮断部23
を“ON”にしてガス遮断をおこない、しかもこれを警
報装置28Bにより表示灯を点灯させるなどして表示さ
せる。
【0022】〔装置作動〕さらにいずれかの火災感知器
6が、200℃を越える高温を感知した際に、制御部2
1内のマイコンがこれを感知し、警報装置28Cによ
り、前記した注意警報表示灯・ガス遮断表示灯の点灯
と、警報ブザーの鳴動のほかに、さらにこれに加えて装
置作動表示灯を点灯させるとともに、消火装置7.9.
10のそれぞれの起動部22、およびリレー出力部(2
00℃移設部)24をそれぞれ“ON”にして起動させ
て第1消火装置7のノズル8からフライヤー2上へ、次
いで第2消火装置9のノズル11から調理鍋3上へ、さ
らに第3消火装置10のノズル13およびノズル12・
12′からダクト5・フード4内へ、それぞれ消火薬剤
の放射をおこなう。 また火災感知器6が200℃に達
する高温を感知する以前に、人為的に火災を発見した場
合には、手動起動ボタン29を押すことにより消火装置
を起動させることもできる。
【0023】また、各消火装置7.9.10の起動時に
警報ブザーを鳴動させるようにしてもよい。 さらにノ
ズル8および11については、この場合各1個設けた場
合について説明したが、各2個宛設けてそれぞれのノズ
ルより放射させるようにしてもよい。 なお図2中にお
いて25は非常用のバッテリー(DC24V)をあらわ
し、制御部21の電源が停電した場合に、停電後少なく
とも10時間程度制御部21の機能を維持できるだけの
電気的容量を蓄えるものとし、バッテリー25の電力が
消耗した場合には、通常の電源(AC100V)入力時
において逐次充電させることができる。
【0024】上記したように、本発明による自動消火装
置においては、火災感知器6は一定以上の高温に達した
際にサーミスタの電気抵抗が変化し、その電気抵抗の変
化の度合い如何により、火災感知器6の電気回路抵抗に
おいて、マイナス30℃以下の状態が2秒間継続した場
合には、異常表示灯27が点滅を開始し、火災感知器6
から消火設備起動用電気制御部21に至る間の電気配線
に断線が生じていることを表示する。 また火災感知器
6の電気回路抵抗における、消火設備を起動させるに足
る電気抵抗に達するまでの時間が瞬時であった場合には
異常表示灯27を点灯させて、火災感知器6と消火設備
起動用電気制御部21との間に電気的にショートしてい
ることを表示する。
【0025】さらに火災感知器6のサーミスタが、規定
の電気抵抗値変化をした場合には、「注意警報」→「ガ
ス遮断」→「装置作動」の順にて制御部21を介して種
々の警報を発するとともに、最終的には消火設備を起動
させて消火薬剤の放射をおこなう。 なお図4において
30はリセットスイッチをあらわし、装置作動の前段階
であるガス遮断の段階において、また装置作動後の段階
のいずれにおいても、これを押すことにより最初の監視
状態に復帰させることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記した通り、温度変化で電気
抵抗が変化するサーミスタを使用し、変化した抵抗値を
捉えて消火設備を起動させるようにした感知器を1又は
2以上備える自動消火設備において、感知器から電気制
御部に至る間の電気配線の抵抗がマイナス30度の抵抗
値以上に達した際、あるいは消火設備起動用電気制御部
と消火設備起動手段との間の電気的回路に、常時微弱電
流を導通させ、導通していない場合に、感知器から消火
設備起動用電気制御部に至る間の電気配線に断線が生じ
ていることをあらわす表示手段を設けたために、火災発
生に先立って、自動消火装置が常に正常な監視状態にあ
るかどうかを確認でき、その結果火災発生時に消火機能
が作動しないといった不足の事態を免れることができ
る。
【0027】また、温度変化で電気抵抗が変化するサー
ミスタを使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を起
動させるようにした感知器を1又は2以上備える自動消
火設備であって、感知器より電気制御部までの電気配線
における抵抗変化において、火災と判断される抵抗値以
下に達する時間が瞬時である場合に、感知器と消火設備
起動用電気制御部との間に電気的にショートしているこ
とをあらわす表示手段を設けるようにした場合において
は、上記した断線表示手段を設けた場合と同様に、火災
発生に先立って、自動消火装置が常に正常な監視状態に
あるかどうかを確認でき、その結果火災発生時に消火機
能が作動しないといった不足の事態を免れるとともに、
非火災時の誤作動による弊害を防止することができる。
【0028】さらに、温度変化で電気抵抗が変化するサ
ーミスタを使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を
起動させるようにした感知器を1又は2以上備える自動
消火設備において、感知器から電気制御部に至る間の電
気配線の抵抗がマイナス30度の抵抗値以上に達した際
に、感知器から消火設備起動用電気制御部に至る間の電
気配線に断線が生じていることをあらわす表示手段と、
感知器における消火設備を起動させるに足る電気抵抗に
達する時間が瞬時である場合に、感知器と消火設備起動
用電気制御部との間に電気的にショートしていることを
あらわす表示手段とを設け、さらに両表示手段は表示灯
が用いられるとともに、該表示灯を点滅又は連続点灯さ
せることにより1つの表示手段により断線とショートと
を区別して表示させることができるようにしたものであ
る場合においては、表示手段がシンプル化し、しかもコ
ストの低減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である厨房用自動消火設備の
概略説明図。
【図2】図1における厨房用自動消火設備の具体的な要
部の機能をあらわしたブロック図。
【図3】本発明において用いられる火災感知器における
サーミスタの電気的抵抗変化と温度との関係をあらわし
たグラフ。
【図4】本発明の自動消火装置の動作フローチャート
図。
【図5】本発明の要部を中心とサーミスタの温度・電流
値変化にもとづく電気配線の断線やショートを判断する
基準をあらわした説明図。
【符号の説明】
1 レンジ台 2 フライヤー 3 調理鍋 4 フード 5 ダクト 6 火災感知器 7 第1消火装置 8 ノズル 9 第2消火装置 10 第3消火装置 11 ノズル 12 ノズル 12′ ノズル 13 ノズル 14 パイプ 15 パイプ 16 パイプ 17 パイプ 18 パイプ 19 パイプ 20 操作盤 21 制御部 22 起動部 23 ガス遮断部 24 リレー出力部 25 バッテリー 26 電源表示灯 27 異常表示灯 28 警報装置 29 手動起動ボタン 30 リセットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 29/06 G08B 29/06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度変化で電気抵抗が変化するサーミスタ
    を使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を起動させ
    るようにした感知器を1又は2以上備える自動消火設備
    において、感知器から電気制御部に至る間の電気配線の
    抵抗がマイナス30度の抵抗値以上に達した際に、感知
    器から消火設備起動用電気制御部に至る間の電気配線に
    断線が生じていると判断し、断線をあらわす表示手段を
    設けたことを特徴とする自動消火設備における故障発生
    表示方式。
  2. 【請求項2】温度変化で電気抵抗が変化するサーミスタ
    を使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を起動させ
    るようにした感知器を1又は2以上備える自動消火設備
    において、消火設備起動用電気制御部と消火設備起動手
    段との間の電気的回路に、常時微弱電流を導通させると
    ともに、導通していない場合には電気回路に断線が生じ
    ていることをあらわす表示手段を設けたことを特徴とす
    る自動消火設備における故障発生表示方式。
  3. 【請求項3】断線が生じていることをあらわす表示手段
    は、表示灯の点灯および/または音声による警報である
    ところの請求項1又は2に記載の自動消火設備における
    故障発生表示方式。
  4. 【請求項4】温度変化で電気抵抗が変化するサーミスタ
    を使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を起動させ
    るようにした感知器を1又は2以上備える自動消火設備
    であって、感知器より電気制御部までの電気配線におけ
    る抵抗変化において、火災と判断される抵抗値以下に達
    する時間が瞬時である場合に、感知器と消火設備起動用
    電気制御部との間に電気的にショートしていることをあ
    らわす表示手段を設けたことを特徴とする自動消火設備
    における故障発生表示方式。
  5. 【請求項5】温度変化で電気抵抗が変化するサーミスタ
    を使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を起動させ
    るようにした感知器を1又は2以上備える自動消火設備
    であって、感知器より電気制御部までの電気配線におけ
    る抵抗変化において、火災と判断される抵抗値以下に達
    する時間が瞬時である場合に、感知器と消火設備起動用
    電気制御部との間に電気的にショートしていることをあ
    らわす表示手段を設けるとともに、消火設備起動用電気
    制御部を起動させないようにしたことを特徴とする自動
    消火設備における故障発生表示方式。
  6. 【請求項6】温度変化で電気抵抗が変化するサーミスタ
    を使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を起動させ
    るようにした感知器を1又は2以上備える自動消火設備
    において、感知器から電気制御部に至る間の電気配線の
    抵抗がマイナス30度の抵抗値以上に達した際に、感知
    器から消火設備起動用電気制御部に至る間の電気配線に
    断線が生じていると判断し、断線をあらわす表示手段
    と、感知器より電気制御部までの電気配線における抵抗
    変化において、火災と判断される抵抗値以下に達する時
    間が瞬時である場合に、感知器と消火設備起動用電気制
    御部との間に電気的にショートしていることをあらわす
    表示手段とを設けたことを特徴とする自動消火設備にお
    ける故障発生表示方式。
  7. 【請求項7】温度変化で電気抵抗が変化するサーミスタ
    を使用し、変化した抵抗値を捉えて消火設備を起動させ
    るようにした感知器を1又は2以上備える自動消火設備
    において、感知器から電気制御部に至る間の電気配線の
    抵抗がマイナス30度の抵抗値以上に達した際に、感知
    器から消火設備起動用電気制御部に至る間の電気配線に
    断線が生じていると判断し、断線をあらわす表示手段
    と、感知器より電気制御部までの電気配線における抵抗
    変化において、火災と判断される抵抗値以下に達する時
    間が瞬時である場合に、感知器と消火設備起動用電気制
    御部との間に電気的にショートしていることをあらわす
    表示手段とを設け、さらに両表示手段は表示灯が用いら
    れるとともに、該表示灯を点滅又は連続点灯させること
    により1つの表示手段により断線とショートとを区別し
    て表示させることができるようにしたたことを特徴とす
    る自動消火設備における故障発生表示方式。
JP08159006A 1996-05-30 1996-05-30 自動消火設備における故障発生表示方式 Expired - Fee Related JP3113206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08159006A JP3113206B2 (ja) 1996-05-30 1996-05-30 自動消火設備における故障発生表示方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08159006A JP3113206B2 (ja) 1996-05-30 1996-05-30 自動消火設備における故障発生表示方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09313637A true JPH09313637A (ja) 1997-12-09
JP3113206B2 JP3113206B2 (ja) 2000-11-27

Family

ID=15684188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08159006A Expired - Fee Related JP3113206B2 (ja) 1996-05-30 1996-05-30 自動消火設備における故障発生表示方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3113206B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517873B1 (ko) * 2002-09-12 2005-09-30 주식회사 태멘시스템 자동식 소화기의 온도센서 접속확인장치
JP2015077317A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 ホーチキ株式会社 自動消火設備
JP2015517703A (ja) * 2012-05-07 2015-06-22 ファイアアウェイ インク. 防火システム用の双対リリース回路(dualreleasecircuit)
JP2019176937A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 日本ドライケミカル株式会社 フライヤーの火災防止装置
CN113424287A (zh) * 2018-12-17 2021-09-21 泰科消防产品有限合伙公司 具有高温连接器的火灾检测和抑制系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517873B1 (ko) * 2002-09-12 2005-09-30 주식회사 태멘시스템 자동식 소화기의 온도센서 접속확인장치
JP2015517703A (ja) * 2012-05-07 2015-06-22 ファイアアウェイ インク. 防火システム用の双対リリース回路(dualreleasecircuit)
JP2015077317A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 ホーチキ株式会社 自動消火設備
JP2019176937A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 日本ドライケミカル株式会社 フライヤーの火災防止装置
JP2022121614A (ja) * 2018-03-30 2022-08-19 日本ドライケミカル株式会社 フライヤーの火災防止装置
CN113424287A (zh) * 2018-12-17 2021-09-21 泰科消防产品有限合伙公司 具有高温连接器的火灾检测和抑制系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3113206B2 (ja) 2000-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101697935B1 (ko) 스마트 화재 관리 시스템
US10653905B2 (en) Fire extinguishing system and diagnostic methods
US4356870A (en) Water spray fire protection for hoods over cooking units
US7327246B2 (en) Safety shut-off system
US5871057A (en) Fire extinguishing systems and methods
US7817048B2 (en) Fire extinguishing systems and methods
CN113570831B (zh) 一种一体化无线蓝牙燃气泄漏报警与安全联动装置
CN105650690A (zh) 厨房防火系统
JP3113206B2 (ja) 自動消火設備における故障発生表示方式
KR20130098791A (ko) 주방용 자동소화장치의 환기 제어 시스템 및 그 방법
KR102173033B1 (ko) 주거용 주방소화 시스템
CN113375286A (zh) 空调器的安全控制方法、电子设备以及存储介质
CN112113248A (zh) 一种厨房动火离人装置
KR20130059248A (ko) 자동 소화 시스템
KR101363837B1 (ko) 자동식 소화장치의 후드 제어 시스템 및 그 방법
CN212302701U (zh) 一种火灾监测系统
CN107335159A (zh) 基于多元反馈机制的重燃罩壳安全型全淹没式消防系统
CA2455665C (en) Safety shut-off system
KR100385758B1 (ko) 디지털 소화 시스템
KR102321253B1 (ko) 자동화재 탐지 설비
CN217886860U (zh) 家庭式消防系统
RU70141U1 (ru) Система объемного аэрозольного пожаротушения
TWI696983B (zh) 簡易型火災通斷電系統
CN115364419A (zh) 用于厨房的智能型灭火系统
KR200243481Y1 (ko) 자동 화재 진화 기능을 포함하는 화재 감시 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070922

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees