JP2022119256A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成の小型化、簡略化を促進しつつ目標電圧を信頼性良く出力できる電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置100は、半導体スイッチング素子Q1、Q2を有して、半導体スイッチング素子Q1、Q2のスイッチング動作により直流電力と交流電力との間で電力変換するスイッチング回路11と、制御電極を有する半導体素子S1、S2を有し、スイッチング回路11からの交流電力線30に直列接続されて線形動作を行う線形回路21とを備える。【選択図】図2

Description

本願は、電力変換装置に関するものである。
特許文献1に記載される従来の電力変換装置は、直流電源から三相の電圧を出力する三相3レベルインバータと各相に直列接続された複数の単相インバータとを組み合わせて三相負荷に電力供給する。この電力変換装置の制御装置は、三相3レベルインバータの各相の電圧と複数の単相インバータの中から選択された所定の組み合わせによる各発生電圧との総和により各相の出力電圧を制御する。そして、三相交流電圧指令ベクトルに対して、その近傍の三相電圧合計がゼロとなる4つの空間電圧ベクトルを選択し、上記三相交流電圧指令ベクトルを上記4つの空間電圧ベクトルからの距離に応じて時間平均して表すことで、零相電圧を零にしつつ電流波形を正弦波化する電圧を出力する。
特開2007-37355号公報
上記特許文献1記載の電力変換装置は、各相を複数のインバータによる多段構成にし、スイッチング動作により正弦波電圧に近い電圧を出力する。しかしながら、出力電圧の正弦波化にはフィルタ回路を要し、装置構成の大型化を招く。また、フィルタ回路の小型化を図るためには、各相をさらに多段化する必要があり、部品点数の増加を招き、装置構成の小型化、簡略化は困難であった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、装置構成の小型化、簡略化を促進しつつ目標電圧を信頼性良く出力できる電力変換装置を提供することを目的とする。
本願に開示される電力変換装置は、少なくとも1つの半導体スイッチング素子を有して、該半導体スイッチング素子のスイッチング動作により直流電力と交流電力との間で電力変換するスイッチング回路と、制御電極を有する少なくとも1つの半導体素子を有し、前記スイッチング回路からの交流電力線に直列接続されて線形動作を行う線形回路とを備える。
本願に開示される電力変換装置は、装置構成の小型化、簡略化を促進しつつ目標電圧を信頼性良く出力できる。
実施の形態1による電力変換装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1による電力変換装置の回路構成の例を示す図である。 実施の形態1によるスイッチング回路の別例を示す図である。 実施の形態1によるスイッチング回路の別例を示す図である。 実施の形態1によるスイッチング回路の別例を示す図である。 実施の形態2による電力変換装置の回路構成の例を示す図である。 実施の形態2による電力変換装置の動作を説明する各部の波形図である。 実施の形態2による電力変換装置の制御動作を説明する図である。 実施の形態3による線形回路の例を示す図である。 実施の形態3による線形回路の別例を示す図である。 実施の形態4による電力変換装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態4による電力変換装置の回路構成の例を示す図である。 実施の形態5による電力変換装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態5による電力変換装置の回路構成の例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による電力変換装置の概略構成を示すブロック図である。ここでは、直流電力と交流電力との間で電力変換する単相の電力変換装置の例を示す。
図に示すように、電力変換装置100は、主回路1と、主回路1を制御する制御回路2とを備え、負荷3に接続される。主回路1は、スイッチング回路10と線形回路20とを備える。
スイッチング回路10には直流端子が内在され、直流端子に入力される直流電力をスイッチング動作により交流電力に変換して出力する。線形回路20は、スイッチング回路10からの交流電力線30に直列接続されて線形動作を行い、負荷3に交流電力を供給する。この場合、負荷3として抵抗負荷を用いるが、誘導性負荷あるいは容量性負荷が接続されてもよい。さらには負荷3の代わりに交流電源と接続されてもよい。
図2は、電力変換装置100の主回路1の回路構成の例を示す。スイッチング回路11は、正負の2レベルの電圧を出力する一般的な2レベル変換器であり、エネルギ蓄積要素、例えば、コンデンサC1、C2と、少なくとも1つの半導体スイッチング素子(以下、単にスイッチング素子と称す)Q1、Q2とを備える。この場合、スイッチング回路11は、2直列のコンデンサC1、C2と、2直列のスイッチング素子Q1、Q2とで構成される。
スイッチング素子Q1、Q2は、ダイオードが逆並列接続されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、あるいはMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Ttransistor)などの自己消弧型スイッチング素子によって構成される。
そして、スイッチング回路11は、スイッチング素子Q1、Q2のオンおよびオフのスイッチング動作により、階段状の擬似的な正弦波電圧を交流電力線30に出力する。
線形回路21は、少なくとも1つの半導体素子S1、S2で構成される。各半導体素子S1、S2は、それぞれ制御電極としてゲート電極を有する、例えばMOSFET等の第1トランジスタから成り、線形領域で動作する。この場合、N型MOSFETが用いられ、線形回路21は、2つのN型MOSFETから成る半導体素子S1、S2を互いに逆向きに直列接続して構成される。
主回路1が出力する交流電圧、すなわち負荷3に印加する交流電圧Voutは、電圧センサ4にて検出され、所望電圧である電圧指令値、この場合、正弦波電圧に制御される。負荷3に印加される交流電圧Voutと、スイッチング回路11の出力電圧との差が線形回路21に印加される。線形回路21は線形領域で動作する半導体素子S1、S2で構成され、可変抵抗として動作する。
制御回路2は、スイッチング回路11内のスイッチング素子Q1、Q2をスイッチング制御する。そして、線形回路21内の半導体素子S1、S2の制御電極、この場合、ゲート電極への入力電圧であるゲート電圧を制御して、半導体素子S1、S2の導通抵抗を調整し、交流電圧Voutが電圧指令値、即ち、正弦波電圧となるように制御する。即ち、線形回路21は、交流電圧Voutの電圧指令値と、スイッチング回路11の出力電圧との差が印加されるように、可変抵抗として動作する。
線形回路21の具体的な制御について、以下に説明する。
線形回路21の出力電圧は、主回路1が出力する交流電圧Voutである。制御回路2は、電圧指令値と、電圧センサ4にて検出された交流電圧Voutとの偏差を計算し、制御器を用いて線形回路21内の半導体素子S1、S2のゲート電圧を制御する。制御器は比例制御器などを用いることができる。
例えば、検出された交流電圧Voutを、電圧指令値から差し引いた偏差が正の場合、すなわち出力電圧(交流電圧Vout)を増加させたい場合は、制御器によってゲート電圧が増加し、線形回路21の半導体素子S1、S2の抵抗値(導通抵抗)は低下する。その結果、出力電圧は電圧指令値に近づく。
以上のように、電力変換装置100は、線形回路21により交流電圧Voutが電圧指令値である正弦波電圧に制御されるため、主回路1の後段に、通常、設けられるフィルタ回路などの追加回路を、省略あるいは小型化できる。また、線形回路21は、主回路電圧が印加されるようなエネルギ蓄積要素が不要であるため、回路構成および制御構成を簡略に構成できる。
このため、電力変換装置100は、装置構成の小型化、簡略化を促進しつつ目標電圧を信頼性良く出力できる。
なお、線形回路21は、リニアアンプと呼ばれるエネルギ蓄積要素を有してもよい。この場合、エネルギ蓄積要素の電圧を線形回路21の外部から制御する必要があるため、線形回路21の大型化を招くものであるが、可変抵抗としての動作に加えて、エネルギ蓄積要素の電圧を追加して出力することが可能となる。本願では、リニアアンプも含めて、線形回路と称する。
また上記実施の形態では、線形回路21の制御について、出力電圧(交流電圧Vout)を電圧指令値に近づくように制御するものを示したが、これに限らない。主回路1の出力端子に交流電源などが接続される場合で、出力電流を所望の出力電流である電流指令値に制御する場合は、線形回路21は以下のように制御される。
制御回路2は、電流指令値と、電流センサ(図示省略)などによって検出された出力電流との偏差を計算し、制御器を用いて線形回路21内の半導体素子S1、S2のゲート電圧を制御する。制御器は比例制御器などを用いることができる。
例えば、検出された出力電流を電流指令値から差し引いた偏差が正の場合、すなわち出力電流を増加させたい場合は、制御器によってゲート電圧が増加し、線形回路21の半導体素子S1、S2の抵抗値(導通抵抗)は低下する。その結果、出力電流は電流指令値に近づく。この場合も、出力電圧(交流電圧Vout)は結果的に目標電圧である正弦波電圧に近づく。
このため、電力変換装置100は、装置構成の小型化、簡略化を促進しつつ目標電圧を信頼性良く出力できる。
さらに、上記実施の形態では、線形回路21内の半導体素子S1、S2をゲート電極を有するMOSFET等の第1トランジスタとしたが、制御電極としてベース電極を有するバイポーラトランジスタである第2トランジスタを用いても良い。この場合も、線形回路21は、N型半導体素子S1、S2を互いに逆向きに直列接続して構成される。
そして、ベース電極への入力電流であるベース電流を制御して、半導体素子S1、S2の導通抵抗を調整し、線形回路21を可変抵抗として動作させる。これにより、第1トランジスタを用いた場合と同様の動作を実現することができ、同様の効果が得られる。
また、スイッチング回路10の回路構成として、図2で示したスイッチング回路11以外にも様々な回路方式があり、同様に適用できる。
図3A、図3B、図3Cは、それぞれ、実施の形態1によるスイッチング回路の別例を示す図である。これらは、正負および0の3レベルの電圧が出力可能な3レベル変換器である。特に、図3Aは、Tタイプの3レベル変換器であるスイッチング回路12、図3Bは、ダイオードクランプ形の3レベル変換器であるスイッチング回路13、図3Cは、フライングキャパシタ形の3レベル変換器であるスイッチング回路14を示す。
図3Aに示すように、スイッチング回路12は、2直列のコンデンサC1、C2と、2直列のスイッチング素子Q1、Q2とを備え、さらに、逆向きに直列接続された2つのスイッチング素子Q3、Q4を備える。スイッチング素子Q3、Q4は、2直列のコンデンサC1、C2の中点と、2直列のスイッチング素子Q1、Q2の中点との間に接続される。なお、スイッチング素子Q3、Q4は、スイッチング素子Q1、Q2と同様の自己消弧型スイッチング素子によって構成される。
図3Bに示すように、スイッチング回路13は、2直列のコンデンサC1、C2と、4直列のスイッチング素子Q11、Q12、Q21、Q22と、2直列のダイオードD1、D2とを備える。上アームを構成するスイッチング素子Q11、Q12の中点と、下アームを構成するスイッチング素子Q21、Q22の中点との間に、ダイオードD1、D2が接続され、2直列のダイオードD1、D2の中点は、2直列のコンデンサC1、C2の中点に接続される。
図3Cに示すように、スイッチング回路14は、2直列のコンデンサC1、C2と、4直列のスイッチング素子Q11、Q12、Q21、Q22と、エネルギ蓄積要素であるコンデンサC3とを備える。上アームを構成するスイッチング素子Q11、Q12の中点と、下アームを構成するスイッチング素子Q21、Q22の中点との間に、コンデンサC3が接続される。
上述したように、線形回路21は、負荷3に印加される交流電圧Voutの電圧指令値と、スイッチング回路10の出力電圧との差が印加されるように、可変抵抗として動作する。スイッチング回路10の出力電圧のレベル数を多くすると、スイッチング回路10の出力電圧である階段状の電圧を、交流電圧Voutの電圧指令値により近づけることができる。このため、線形回路21に印加される電圧を小さくでき、損失を低減化できる。
なお、線形回路21は抵抗のような動作を行うため、出力電流に対して電圧降下が同じ方向になるようにする必要がある。すなわち、交流電流の極性が正の時、スイッチング回路10が出力する電圧は、電圧指令値よりも大きな電圧となり、交流電流の極性が負の時、スイッチング回路10が出力する電圧は、電圧指令値よりも小さな電圧となるように制御される。
また、上述したTタイプ、ダイオードクランプ形およびフライングキャパシタ形のスイッチング回路10は、5レベルまたは7レベル等、さらにレベル数を増やしたマルチレベルの電圧を出力する回路構成にすることもできる。これらは公知技術で可能であるため、詳細な説明は省略する。このように多数のマルチレベルの電圧を出力するスイッチング回路10を用いると、線形回路21に印加される電圧をさらに小さくでき、損失をさらに低減化できる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、電力変換装置100の主回路1内のスイッチング回路10を1つのコンバータ回路で構成したが、この実施の形態2では複数のコンバータ回路で構成する。
図4は、実施の形態2による電力変換装置の回路構成の例を示す図である。
図に示すように、主回路1は、スイッチング回路16と線形回路21とが直列接続されて構成される。スイッチング回路16は、階調制御型の電力変換回路であり、複数(N個)のコンバータ回路15(15A、15B2~15BN)の交流側を直列接続して構成される。線形回路21は、上記実施の形態1と同様の回路である。
各コンバータ回路15は、それぞれエネルギ蓄積要素、例えばコンデンサV(V1~VN)と少なくとも1つの半導体スイッチング素子Qとを有する。そして、スイッチング回路16は、スイッチング動作により直流電力と交流電力との間で電力変換し、各コンバータ回路15の交流出力の総和による電圧を交流電力線30に出力する。
N個のコンバータ回路15(15A、15B2~15BN)は、上記実施の形態1で示した2レベルあるいは3レベルの電圧を出力する1つのメインコンバータ15Aと、単相フルブリッジ回路で構成される(N-1)個のサブコンバータ15B2~15BNとで構成される。
スイッチング回路16は、N個のコンバータ回路15の出力和によって交流電圧を出力するため、多数レベルの出力が可能である。上記実施の形態1と比較して、使用する素子数あるいはコンデンサの数を抑制して多数レベルの電圧を出力でき、装置構成の小型化、簡略化に好適である。
また、スイッチング回路16は、容易に多数レベルの出力電圧を出力でき、出力電圧である階段状の電圧を、交流電圧Voutの電圧指令値により近づけることができる。このため、線形回路21に印加される電圧を小さくでき、損失を低減化できる。
各コンバータ回路15のコンデンサV1~VNの電圧を便宜上、V1~VNと記載する。
例えば、メインコンバータ15Aのコンデンサ電圧V1を1とするとき、サブコンバータ15B2~15BNの各コンデンサ電圧V2~VNを、1/2、1/4、1/8・・・(1/2^N)とする。即ち、各コンデンサ電圧を昇順(VN~V1)にした電圧比は、冪指数が1ずつ増加する2の累乗の比で表される。
このように設定することで、スイッチング回路16の出力電圧のレベル数を効果的に増加させることができ、(2^(N+1)-1)で計算されるレベル数を出力可能である。
別の例として、メインコンバータ15Aのコンデンサ電圧V1を1とするとき、サブコンバータ15B2~15BNの各コンデンサ電圧V2~VNを、1/3、1/9、1/27・・・(1/3^N)とする。即ち、各コンデンサ電圧を昇順(VN~V1)にした電圧比は、冪指数が1ずつ増加する3の累乗の比で表される。
このように設定することで、スイッチング回路16の出力電圧のレベル数を効果的に増加させることができ、(3^N)で計算されるレベル数を出力可能である。
次に、N=3の場合、即ち、メインコンバータ15Aと2台のサブコンバータである第1、第2サブコンバータ15B2、15B3とから成るスイッチング回路16を例として、その動作について以下に説明する。
図5は、電力変換装置の動作を説明する各部の波形図である。また、図6は、電力変換装置の制御動作を説明する図である。
図5には、主回路1から負荷3へ出力される交流電圧Vout、メインコンバータ15Aの出力電圧VM、第1サブコンバータ15B2の出力電圧VA、第2サブコンバータ15B3の出力電圧VB、および線形回路21の両端電圧、即ち、線形回路21に印加される電圧VXにおける各波形が示される。
スイッチング回路16の出力電圧は、メインコンバータ15Aの出力電圧VMと、第1サブコンバータ15B2の出力電圧VAと、第2サブコンバータ15B3の出力電圧VBとを加算した合計出力電圧である。そして、負荷3へ出力される交流電圧Voutとスイッチング回路16の出力電圧との差分電圧が、線形回路21に印加される電圧VXとなる。
また、図6に示すように、メインコンバータ15Aおよび第1、第2サブコンバータ15B2、15B3のコンデンサ電圧V1、V2、V3の電圧比は4:2:1とする。第2サブコンバータ15B3のコンデンサ電圧V3の値を1puとして、図5の電圧波形の電圧単位も同じ[pu]を用いている。即ち、出力電圧VMの振幅は4pu、出力電圧VAの振幅は2pu、出力電圧VBの振幅は1puである。
3台のコンバータ回路15A、15B2、15B3はそれぞれ正負および0の3レベルの出力電圧を出力し、それらの組み合わせによる27(=3×3)種のスイッチングパターンSwP1~SwP27を用いたスイッチング動作が可能になる。
スイッチング回路16の出力は、これらの合計出力電圧であり、-7pu~+7puまで1pu刻みのいずれかの電圧となる。
図6に示すように、1つの合計出力電圧に対して複数のスイッチングパターンSwPが存在する場合がある。例えば、+1puの電圧を出力するには、スイッチングパターンSwP9、SwP12、SwP13のいずれかを用いる。
第1サブコンバータ15B2に着目すると、スイッチングパターンSwP9では、-2puの負電圧を出力するのに対し、スイッチングパターンSwP12では、+2puの正電圧を出力する。すなわち、電流が同じ方向であれば、第1サブコンバータ15B2に流出入する電力の方向を、スイッチングパターンSwPを切り替えることによって制御することができる。すなわち、スイッチングパターンSwPを切り替えることで、第1サブコンバータ15B2内のコンデンサ電圧V2を制御できる。
第2サブコンバータ15B3内のコンデンサ電圧V3についても同様に制御できる。すなわち、スイッチングパターンSwPの時間比率を調整することで、スイッチング動作による充放電により第1、第2サブコンバータ15B2、15B3内のコンデンサ電圧V2、V3が目標電圧に制御される。
これにより、スイッチング回路16の出力制御の信頼性が向上し、また、スイッチング素子QおよびコンデンサVの過電圧による故障を防止することができる。
さらに、第1、第2サブコンバータ15B2、15B3では、スイッチング回路16の出力動作の際のスイッチング動作による充放電でコンデンサ電圧V2、V3が制御されるため、外部からの電力供給が不要で回路構成を簡略化できる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、線形回路20として、N型半導体素子S1、S2を互いに逆向きに直列接続して構成される線形回路21を示したが、この実施の形態では、他の回路構成を示す。
図7A、図7Bは、実施の形態3による線形回路の例を示す図である。
図7Aに示す線形回路22は、N型半導体素子S3とP型半導体素子S4との並列回路で構成される。N型半導体素子S3およびP型半導体素子S4は、制御電極としてベース電極を有するバイポーラトランジスタである。そして、ベース電極への入力電流であるベース電流を制御して、半導体素子S3、S4の導通抵抗を調整し、線形回路22を可変抵抗として動作させる。
N型半導体素子S3とP型半導体素子S4との並列回路を用いたため、N型半導体素子S3とP型半導体素子S4とで制御信号を共有でき、制御回路2の簡素化を図ることができる。
図7Bに示す線形回路23は、制御電極としてゲート電圧を有するMOSFETから成るN型半導体素子S5とP型半導体素子S6とが用いられる。そして、N型半導体素子S5およびダイオードD3の第1直列回路と、P型半導体素子S6およびダイオードD4の第2直列回路と、を並列接続した並列回路にて構成される。そして、ゲート電極への入力電圧であるゲート電圧を制御して、半導体素子S5、S6の導通抵抗を調整し、線形回路23を可変抵抗として動作させる。
この場合も、N型半導体素子S3とP型半導体素子S4とで、制御信号を共有でき、制御回路2の簡素化を図ることができる。
また、N型半導体素子S5およびP型半導体素子S6は、MOSFETから成るため、寄生ダイオードが内在して逆方向の電流を阻止できないが、それぞれダイオードD3、D4を直列接続して逆方向電流を防止する。これにより、線形回路23は、信頼性良く線形動作できる。
この実施の形態3においても、線形回路22、23は、上記実施の形態1と同様に動作し、電力変換装置100は、上記実施の形態1と同様に、装置構成の小型化、簡略化を促進しつつ目標電圧を信頼性良く出力できる。
実施の形態4.
上記実施の形態1、2では、中性点あるいは接地点を基準とした単相の電力変換装置100を示したが、実施の形態4では線間を基準とした単相の電力変換装置100を示す。
図8は、実施の形態4による電力変換装置の概略構成を示すブロック図である。
電力変換装置100は、主回路1Aと、主回路1Aを制御する制御回路2とを備え、負荷3Aに接続される。なお、便宜上、制御回路2の図示は省略する。
図に示すように、主回路1Aは、スイッチング回路10Aと2つの線形回路20Aとを備える。スイッチング回路10Aには直流端子が内在され、直流端子に入力される直流電力をスイッチング動作により交流電力に変換して出力する。スイッチング回路10Aからは2つの交流電力線30Aが引き出され、各交流電力線30Aは、それぞれに直列接続された線形回路20Aを介して、負荷3Aに接続される。
各線形回路20Aは、スイッチング回路10Aからの各交流電力線30Aに直列接続されて線形動作を行い、負荷3Aに交流電力を供給する。負荷3Aには線間電圧が印加される。
この場合、負荷3Aとして抵抗負荷を用いるが、誘導性負荷あるいは容量性負荷が接続されてもよい。さらには負荷3Aの代わりに交流電源と接続されてもよい。
図9は、主回路1Aの回路構成の例を示す。各線形回路20Aには、上記実施の形態1で示した線形回路21を用いる。
スイッチング回路10Aは、上記実施の形態2の図4で示した階調制御型の電力変換器によるスイッチング回路16を線間タイプに変成したものである。2つの交流電力線30Aに対し、それぞれN個のコンバータ回路である、1つのメインコンバータ15AAと、(N-1)個のサブコンバータ15B2~15BNとを備える。この場合、メインコンバータ15AAは、2つの交流電力線30Aで共通の1回路で構成し、2つの交流端子に、それぞれ(N-1)個のサブコンバータ15B2~15BNが直列接続される。
この実施の形態4では、上記実施の形態1と同様に、装置構成の小型化、簡略化を促進しつつ目標電圧を信頼性良く出力できると共に、負荷3Aへの交流電圧を線間電圧で生成するため、大きな電圧を出力することができる。
実施の形態5.
上記各実施の形態では、単相の電力変換装置100を示したが、実施の形態5では三相の電力変換装置100を示す。
図10は、実施の形態5による電力変換装置の概略構成を示すブロック図である。
電力変換装置100は、主回路1Bと、主回路1Bを制御する制御回路2とを備え、三相の負荷3Bに接続される。なお、便宜上、制御回路2の図示は省略する。
図に示すように、主回路1Bは、スイッチング回路10Bと3つの線形回路20Bとを備える。スイッチング回路10Bには直流端子が内在され、直流端子に入力される直流電力をスイッチング動作により三相交流電力に変換して出力する。スイッチング回路10Bの各相の交流電力線30Bは、それぞれに直列接続された線形回路20Bを介して、負荷3Bに接続される。
各線形回路20Bは、スイッチング回路10Bからの各交流電力線30Bに直列接続されて線形動作を行い、負荷3Bに交流電力を供給する。負荷3Bには三相交流電圧が印加される。
この場合、負荷3Bとして抵抗負荷を用いるが、誘導性負荷あるいは容量性負荷が接続されてもよい。さらには負荷3Bの代わりに交流電源と接続されてもよい。
図11は、主回路1Aの回路構成の例を示す。各線形回路20Bには、上記実施の形態1で示した線形回路21を用いる。
スイッチング回路10Bは、上記実施の形態2の図4で示した階調制御型の電力変換器によるスイッチング回路16を三相構成に変成したものである。各相の交流電力線30Bに対し、それぞれN個のコンバータ回路である、1つのメインコンバータ15ABと、(N-1)個のサブコンバータ15B2~15BNとを備える。この場合、メインコンバータ15ABは、三相で共通の1回路で構成し、3つの交流端子に、それぞれ(N-1)個のサブコンバータ15B2~15BNが直列接続される。
この実施の形態5においても、上記実施の形態1と同様に、装置構成の小型化、簡略化を促進しつつ目標電圧を信頼性良く出力できる。また、電力変換装置100は、三相の交流電力を出力するため、単相の場合に比べて、大きな電力を取り扱うことができる。また、三相の電力系統に接続することもできる。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
10,10A,10B,11~14,16 スイッチング回路、
15 コンバータ回路、15A,15AA,15AB メインコンバータ、
15B2~15BN サブコンバータ、20,20A,20B,21~23 線形回路、
30,30A,30B 交流電力線、100 電力変換装置、D3,D4 ダイオード、
Q,Q1~Q4,Q11,Q12,Q21,Q22 スイッチング素子、
S1~S6 半導体素子、C1,C2,V1~VN コンデンサ。

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの半導体スイッチング素子を有して、該半導体スイッチング素子のスイッチング動作により直流電力と交流電力との間で電力変換するスイッチング回路と、
    制御電極を有する少なくとも1つの半導体素子を有し、前記スイッチング回路からの交流電力線に直列接続されて線形動作を行う線形回路と、
    を備える電力変換装置。
  2. 前記スイッチング回路は、前記交流電力線にマルチレベルの電圧を出力可能とする、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記スイッチング回路は、それぞれエネルギ蓄積要素と少なくとも1つの半導体スイッチング素子とを有する複数のコンバータ回路の交流側を直列接続して成り、前記各コンバータ回路の出力の総和による電圧を前記交流電力線に出力する、階調制御型の電力変換回路である、
    請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記複数のコンバータ回路内の前記各エネルギ蓄積要素の電圧は、それぞれ異なる電圧であって、各電圧比は、冪指数が1ずつ増加する2の累乗、あるいは3の累乗で表される、
    請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記スイッチング回路は、前記複数のコンバータ回路として、当該エネルギ蓄積要素の電圧が最大である1つのメインコンバータとその他のサブコンバータとを備え、
    前記サブコンバータは、スイッチング動作による充放電により該サブコンバータ内の前記エネルギ蓄積要素の電圧が目標電圧に制御される、
    請求項3または請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記線形回路の前記半導体素子は、前記制御電極への入力電圧あるいは入力電流に基づいて導通抵抗が調整され、前記線形回路は可変抵抗として動作する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記線形回路の前記半導体素子は、前記制御電極としてゲート電極を備えて前記入力電圧としてのゲート電圧により制御される第1トランジスタである、あるいは、前記制御電極としてベース電極を備えて前記入力電流としてのベース電流により制御される第2トランジスタである、
    請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記線形回路は、少なくとも1つの前記半導体素子として、2つのN型半導体素子を用い、該2つのN型半導体素子を逆向きに直列接続した逆直列回路にて構成される、
    請求項6または請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記線形回路は、少なくとも1つの前記半導体素子として、前記第2トランジスタであるN型半導体素子およびP型半導体素子を用い、前記N型半導体素子と前記P型半導体素子とを並列接続した並列回路にて構成される、
    請求項7に記載の電力変換装置。
  10. 前記線形回路は、少なくとも1つの前記半導体素子として、前記第1トランジスタであるN型半導体素子およびP型半導体素子を用い、前記N型半導体素子およびダイオードの第1直列回路と、前記P型半導体素子およびダイオードの第2直列回路と、を並列接続した並列回路にて構成される、
    請求項7に記載の電力変換装置。
  11. 前記線形回路は、前記スイッチング回路および前記線形回路を含む該電力変換装置に対する交流電圧指令値と、前記スイッチング回路が前記交流電力線に出力する電圧との差が印加されるように、可変抵抗として動作する、
    請求項6から請求項10のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  12. 前記スイッチング回路から前記交流電力線に流れる交流電流の極性が正の時、前記スイッチング回路が出力する電圧は前記交流電圧指令値よりも大きく、前記交流電流の極性が負の時、前記スイッチング回路が出力する電圧は前記交流電圧指令値よりも小さくなる、
    請求項11に記載の電力変換装置。
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