JP2022116855A - プラズマアクチュエータ - Google Patents

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秀樹 縣
Hideki Agata
達臣 中山
Tatsuomi Nakayama
健一 廣瀬
Kenichi Hirose
英之 川俣
Hideyuki Kawamata
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Abstract

【課題】高い誘起流速を得つつ耐久性を向上させるプラズマアクチュエータを提供する。【解決手段】第1電極10には、端部に円弧形状の突起、または、頂部の角度が90度より大きく180度未満の山形形状の突起11が複数形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマアクチュエータに関する。
従来より、誘起する流体の運動エネルギーを増加させるプラズマアクチュエータが知られている(特許文献1)。特許文献1に記載されたプラズマアクチュエータは、表面側電極板の一方の端部に頂部の頂角が90度以下の山形形状を形成している。
特開2014-9796号公報
しかしながら、特許文献1のように頂部が鋭角である場合、頂部にプラズマが集中して電極が劣化(消耗変形)し、耐久性が低下してしまう。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、高い誘起流速を得つつ耐久性を向上させるプラズマアクチュエータを提供することである。
本発明の一態様に係るプラズマアクチュエータにおいて、2つの電極の間に誘電体を配置され、一方の側の電極には、端部に円弧形状の突起、または、頂部の角度が90度より大きく180度未満の山形形状の突起が複数形成される。
本発明によれば、高い誘起流速を得つつ耐久性が向上する。
図1は、本発明の実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略図である。 図2は、変形例1に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略図である。 図3は、その他の実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略図である。 図4は、その他の実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略図である。 図5は、その他の実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1を参照して本実施形態に係るプラズマアクチュエータ1について説明する。プラズマアクチュエータ1は誘電体30と、誘電体30を挟む2枚の電極(第1電極10、第2電極20)から形成される。誘電体30を構成する誘電材料の一例として、電気的絶縁材料であるアルミナ、ガラス、マイカなどの無機絶縁物、ポリイミド、ガラスエポキシ、ゴムなどの有機絶縁物などが挙げられる。ただし、誘電体30を構成する誘電材料はこれらに限られるものではなく、プラズマアクチュエータ1が使用される環境に応じて周知の誘電材料から適宜選択されればよい。
プラズマアクチュエータ1は、車両(車体)の表面に取り付けられる。ただしこれに限定されず、プラズマアクチュエータ1は機体の表面に取り付けられてもよい。本実施形態ではプラズマアクチュエータ1は車両の表面に取り付けられるものとして説明する。プラズマアクチュエータ1が取り付けられる場所は特に限定されないが、一例としてトランクの上側部分、最終ピラーの上側部分、リヤコンビネーションランプの上側部分、リヤフェンダの上側部分、リヤバンパの上側部分などが挙げられる。上述の「プラズマアクチュエータ1が使用される環境」とは車両が走行しているときを意味する。
第1電極10、及び第2電極20は、周知の導電性材料からなり、薄板状に形成される。導電性材料は、プラズマアクチュエータ1が使用される環境に応じて周知の導電性材料から適宜選択されればよい。第1電極10は車体表面(表層)に対し第2電極20より上側に配置される。換言すれば第2電極20は第1電極10より車体側に配置される。
第1電極10と第2電極20との間に高電圧のパルス電圧を印加すると、図1に示すように第1電極10から第2電極20に向けて誘電体30の表面に沿ってプラズマ40が発生する。印加するパルス電圧の電圧及び周波数は、一例として1kV~10kV、1kHz~10kHzである。ただしこれらに限定されず、車両の速度に応じて適宜変更可能である。プラズマ40が発生する原理については周知であるためここでの説明は省略する。
プラズマ40の発生により露出電極から被覆電極へと向かう気流が誘起される。この気流によって空気の剥離が促進されたり、抑制されたりする。このような空気剥離の促進及び抑制を車体の部位に応じて適宜制御することにより、空気抵抗を低減させ、燃費向上に寄与する。
第1電極10の両側には、図1に示すように、山形形状の突起11が複数形成される。突起11の頂部の角度θ1は、詳しくは後述するが、90度より大きく180度未満である。突起11は必ずしも両側に形成される必要はなく、どちらか一方の側のみに形成されてもよい。なお第2電極20にはこのような山形形状の突起11は形成されない。
プラズマアクチュエータ1の性能を向上させるためには、上述した従来技術のように表面側の電極に山形形状を形成することが考えられる。しかしながら、上述したように、頂部が鋭角(90度以下)である場合、頂部にプラズマが集中して電極が劣化(消耗変形)し、耐久性が低下してしまう。そこで発明者らは、角度θ1を変更してプラズマアクチュエータを製作し、長期放電試験を行った。実験結果を表1に示す。
Figure 2022116855000002
表1について説明する。表1の角度θ1は、図1に示す角度θ1を意味する。実施例1~4の角度は表1に示すとおり、90度より大きく180度未満である。比較例1~4の角度は表1に示すとおり、90度以下、あるいは180度である。表1の初期状態とは、長期放電試験を開始する前の、誘起流速の初期値である。誘起流速の単位はm/sである。初期状態に限っていえば、実施例1~4と比較例1~4では大きな差はない。長期放電試験では800時間連続で放電させた。長期放電試験後の誘起流速(m/s)について、表1から明らかなように、比較例1~4では誘起流速が初期状態と比較しおよそ半分程度まで性能が低下しているのに対し、実施例1~4では比較例1~4と比較して、性能低下が軽減されており、耐久性が向上していることがわかる。特に実施例2~4では比較例1~4と比較して、耐久性が大きく向上していることがわかる。
実施例1~4のように耐久性が向上する理由は、頂部の角度が鋭角の場合プラズマが集中して電極が削れやすくなる一方で、頂部の角度が鈍角の場合プラズマの集中が緩和されて、電極が削れにくくなるからである。
(作用効果)
以上説明したように、本実施形態に係るプラズマアクチュエータ1によれば、以下の作用効果が得られる。
図1に示すように2つの電極(第1電極10及び第2電極20)の間に誘電体30が配置され、一方の側の電極(第1電極10)には、その端部に、頂部の角度θ1が90度より大きく180度未満の山形形状の突起11が複数形成される。換言すれば、誘電体30を挟んで一方の側に配置される第1電極10には、その端部に、頂部の角度θ1が90度より大きく180度未満の山形形状の突起11が複数形成される。これにより表1に示すようにプラズマアクチュエータ1は比較例1~4と比較して高い誘起流速を得つつ耐久性が向上する。突起11は第1電極10の片側に形成されてもよく、両側に形成されてもよい。
頂部の角度θ1は、100度以上、180度未満でもよい。このような角度でも同様の効果が得られる。
頂部の角度θ1は、120度以上、150度以下でもよい。このような角度であれば表1に示すように比較例1~4と比較してより高い誘起流速を得つつより耐久性が向上する。
(変形例1)
次に図2を参照して変形例1に係るプラズマアクチュエータ1を説明する。
図2に示すように変形例1の第1電極10において、山形形状の突起11には円弧形状の突起12が形成される。より詳しくは、突起11には、突起11の頂部を円の中心点とする、円弧形状の突起12が形成される。円弧形状の突起12が形成される場合、突起11の頂部の角度θ2は、任意でよい。上述の角度θ1については90度より大きく180度未満と説明したが、角度θ2についてはこのような限定はない。発明者らは、角度θ2を変更してプラズマアクチュエータを製作し、長期放電試験を行った。実験結果を表2に示す。
Figure 2022116855000003
表2について説明する。表2の角度θ2は、図2に示す角度θ2を意味する。実施例5~8の角度は表2に示すとおりである。表2の初期状態、長期放電試験後については表1と同じである。長期放電試験後の誘起流速(m/s)について、表2から明らかなように、実施例5~8では比較例1~4と比較して、性能低下が軽減されており、耐久性が向上していることがわかる。特に実施例6~8では比較例1~4と比較して、耐久性が大きく向上していることがわかる。
(作用効果)
以上説明したように、変形例1に係るプラズマアクチュエータ1によれば、以下の作用効果が得られる。
図2に示すように2つの電極(第1電極10及び第2電極20)の間に誘電体30が配置され、一方の側の電極(第1電極10)には、その端部に、山形形状の突起11が複数形成され、かつ、この突起11には円弧形状の突起12が形成される。換言すれば、誘電体30を挟んで一方の側に配置される第1電極10には、その端部に、山形形状の突起11が複数形成され、かつ、この突起11には円弧形状の突起12が形成される。突起11の角度θ2は任意である。これにより表2に示すようにプラズマアクチュエータ1は比較例1~4と比較して高い誘起流速を得つつ耐久性が向上する。
突起11の角度θ2は90度以上であってもよい。このような角度であれば表2に示すように比較例1~4と比較してより高い誘起流速を得つつより耐久性が向上する。なお角度θ2の上限は特に限定されないが、例えば180度未満であってもよい。
円弧形状の突起12は、山形形状の突起11の頂部を円の中心点とする突起である。この位置に円弧形状の突起12を形成することにより、高い誘起流速を得つつ耐久性が向上する。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば図3に示すように、第1電極10に山形形状の突起11を形成せずに、円弧形状の突起13のみを形成してもよい。突起13は半円形状である。これにより高い誘起流速を得つつ耐久性が向上する。
また図4に示すように、山形形状の突起11の代わりに矩形状の突起14を形成してもよい。円弧形状の突起12は矩形状の突起14の先端部分に形成されればよい。これにより高い誘起流速を得つつ耐久性が向上する。
また図5に示すように、第1電極10が複数設けられる場合、それぞれ第1電極10に山形形状の突起11が形成されてもよい。これにより高い誘起流速を得つつ耐久性が向上する。
図1に係る突起11、図2に係る突起11、及び図5に係る突起11の頂点間の距離は特に限定されないが、例えば3~7mmであってもよい。これにより高い誘起流速を得つつ耐久性が向上する。なお突起の頂点とは、第1電極10の垂直方向(それぞれの図の上面視の左右方向)において、第1電極10の任意の位置からの距離がもっとも長くなる点である。
1 プラズマアクチュエータ
10 第1電極
11~14 突起
20 第2電極
30 誘電体
40 プラズマ

Claims (8)

  1. 2つの電極の間に誘電体を配置したプラズマアクチュエータにおいて、
    一方の側の電極には、端部に円弧形状の突起、または、頂部の角度が90度より大きく180度未満の山形形状の突起が複数形成される
    ことを特徴とするプラズマアクチュエータ。
  2. 前記頂部の角度が100度以上、180度未満である
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマアクチュエータ。
  3. 前記頂部の角度が120度以上、150度以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマアクチュエータ。
  4. 前記円弧形状の突起は、山形形状の突起に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマアクチュエータ。
  5. 前記山形形状の突起の頂部の角度は、90度以上である
    ことを特徴とする請求項4に記載のプラズマアクチュエータ。
  6. 前記円弧形状の突起は、前記山形形状の突起の頂部を円の中心点とする突起である
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のプラズマアクチュエータ。
  7. 前記山形形状の突起の頂点間の距離は、3~7mmである
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のプラズマアクチュエータ。
  8. 前記円弧形状の突起、または、前記頂部の角度が90度より大きく180度未満の山形形状の突起は、前記一方の側の電極の両側に形成される
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のプラズマアクチュエータ。
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