JP7445526B2 - プラズマアクチュエータの制御方法 - Google Patents

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本発明は、プラズマアクチュエータの制御方法に関する。
従来より、車両の表面にプラズマアクチュエータを取り付ける発明が知られている(特許文献1)。特許文献1に記載された発明は、発生させたプラズマによって車両表面における気流(空気の流れ)の剥離を抑制する。
特開2011-142025号公報
走行シーンにおいて空気の流れは車両側面の左右で異なる。このため、一方の側面では車両後方に巻き込む空気流れが発生して車両後端近傍で空気の渦を形成し車両の進行方向とは逆方向に空気抵抗が発生する場合がある。他方の側面では後端部よりも前方の側面から空気が剥離して、剥離点より後方の側面で発生する小さな巻き込み空気流れにより空気の渦が発生して空気抵抗が増大する場合がある。しかしながら特許文献1に記載された発明はこの点が考慮されておらず空気抵抗を低減できないおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、移動体の進行方向とは逆方向に発生する空気抵抗を低減することが可能なプラズマアクチュエータの制御方法を提供することである。
本発明の一態様に係るプラズマアクチュエータの制御方法は、移動体の走行環境に基づいてプラズマアクチュエータに印加する電圧を変更する。プラズマアクチュエータは、誘電体と、誘電体を挟む第1電極及び第2電極から形成される第1電極群と、誘電体を挟む第3電極及び第4電極から形成される第2電極群と、を備え、第1電極群は、第2電極群から所定距離離れた位置で第2電極群に対向して配置される。
本発明によれば、移動体の進行方向とは逆方向に発生する空気抵抗を低減することが可能となる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1が取り付けられる部位の一例を示す図である。 図2は、プラズマアクチュエータ1の制御に用いられる構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の動作例を説明する図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略断面図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の動作例を説明する図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の動作例を説明する図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略断面図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の動作例を説明する図である。 図12は、本発明の第2実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の動作例を説明する図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略図である。 図14は、その他の実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の構成を説明する概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示すように第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1は、車両100(移動体)の表面2に複数取り付けられる。プラズマアクチュエータ1が取り付けられる部位は一例として、ヘッドランプの上側部分、フロントバンパの上側部分、フロントフェンダの上側部分、フロントピラーの上側部分、最終ピラーの上側部分、トランクの上側部分、リヤコンビネーションランプの上側部分、リヤフェンダの上側部分、リヤバンパの上側部分が挙げられる。
他の取り付け例として、プラズマアクチュエータ1はルーフ(もしくはルーフスポイラ)の上側部分などに取り付けられてもよい。図1に示す例ではプラズマアクチュエータ1は左側の表面に取り付けられているが、右側の表面にも左側の表面と対応する位置にプラズマアクチュエータ1が取り付けられている。
図2に示すように車両100には風速センサ3、風向センサ4、速度センサ5、コントローラ6、データベース7、放電用電源8が設けられる。
風速センサ3は車両100の周囲を流れる自然風の速度を検出する。風向センサ4は車両100の周囲を流れる自然風の方向を検出する。風速センサ3及び風向センサ4が設置される場所は一例としてフロントバンパである。速度センサ5は車両100の速度を検出する。コントローラ6はCPU(中央処理装置)、メモリ(記憶部)、及び入出力部を備える汎用のマイクロコンピュータである。コントローラ6は風速センサ3、風向センサ4、及び速度センサ5から出力されるデータと、データベース7に格納されているデータとを参照して放電用電源8の出力値(電圧)を決定する。
放電用電源8はコントローラ6の指令にしたがいそれぞれのプラズマアクチュエータ1に電圧を印加する。詳しくは後述するが放電用電源8は電極間に電圧を印加する。放電用電源8は各プラズマアクチュエータ1に設けられてもよく、各プラズマアクチュエータ1を独立して電圧制御できる機能を備える1つの電源として構成されてもよい。
データベース7は、予め取得された風速、風向、車速の計測値に基づいてプラズマアクチュエータ1に印加する電圧の大きさが格納されている。プラズマアクチュエータ1に印加する電圧の大きさは、車両100に対する実風速(車速ベクトルと自然風ベクトルとの和)と偏揺角(車速ベクトルと実風速ベクトルとのなす角度)の関係を示す情報として記憶される。コントローラ6は、車両100が実際に走行しているときの風速、風向、車速と、データベース7に格納されている風速、風向、車速とを照らし合わせることにより、風速、風向、速度に応じて、プラズマアクチュエータ1が取り付けられた部位ごとに適切な電圧の大きさを決定することができる。
次に図3~7を参照して、プラズマアクチュエータ1の構成について説明する。
図3に示すようにプラズマアクチュエータ1は誘電体10と、誘電体10を挟む2枚の電極(第1電極11a、第2電極12a)から形成される。誘電体10は、周知の誘電材料で構成される。誘電体10を構成する誘電材料として具体的には、電気的絶縁材料であるアルミナ、ガラス、マイカなどの無機絶縁物、ポリイミド、ガラスエポキシ、ゴムなどの有機絶縁物などが挙げられる。ただし、誘電体10を構成する誘電材料はこれらに限られるものではなく、プラズマアクチュエータ1が使用される環境に応じて周知の誘電材料から適宜選択されればよい。プラズマアクチュエータ1が使用される環境とは車両100が走行しているときを指す。
図3に示すように第1電極11a、第2電極12aは、周知の導電性材料からなり、薄板状に形成される。導電性材料は、プラズマアクチュエータ1が使用される環境に応じて周知の導電性材料から適宜選択されればよい。第1電極11aは表面2に対し第2電極12aより上側に配置される。
第1電極11aと第2電極12aとの間に電圧(上述の放電用電源8から出力される電圧)を印加すると、図4に示すように第1電極11aから第2電極12aに向けて誘電体10の表面に沿ってプラズマ15aが発生する。プラズマが発生する原理については周知であるためここでの説明は省略する。プラズマアクチュエータ1に印加される電圧の大きさは、一例として1kV~10kVである。第1実施形態ではプラズマアクチュエータ1に印加される電圧の大きさは、プラズマアクチュエータ1が取り付けられた部位ごとに、車両100が走行しているときの風速、風向、車速に応じて変更される。
第1実施形態では誘電体10を挟む電極は2組ある。1組は上述したように第1電極11aと第2電極12aである。もう1組は図3及び図4に示すように、第1電極11b(第3電極)と第2電極12b(第4電極)である。第1電極11b及び第2電極12bの導電性材料は第1電極11a及び第2電極12aと同じである。第1電極11bは表面2に対し第2電極12bより上側に配置される。
第1電極11bと第2電極12bとの間に電圧を印加すると、図4に示すように第1電極11bから第2電極12bに向けて誘電体10の表面に沿ってプラズマ15bが発生する。第1電極11aは第2電極12aより車両前方に配置される。第1電極11bは第2電極12bより車両後方に配置される。
プラズマアクチュエータ1の構成において、誘電体10を挟む第1電極11a及び第2電極12aから形成される部位を第1電極群20aとよび、誘電体10を挟む第1電極11b及び第2電極12bから形成される部位を第2電極群20bとよぶ。図4に示すように第1電極群20aと第2電極群20bは所定距離離れて配置される。また、第1電極群20aと第2電極群20bは表面2に沿って対向して配置される。この配置により、プラズマ15a及びプラズマ15bが表面2に沿って対向して発生する。これにより図4に示すように表面2の垂直方向に流れる気流30が発生する。図4に示す気流41はプラズマアクチュエータ1が取り付けられていない場合における車両100の表面2に沿った空気の流れである。気流30によってこの気流41は図4及び図5に示すように持ち上げられ気流40となる。つまり気流30によって気流41の剥離(表面2からの剥離)が促進される。
次に図4よりも印加する電圧を小さくした例について図6を参照して説明する。すなわち図6に示すプラズマアクチュエータ1に印加される電圧は、図4に示すプラズマアクチュエータ1に印加される電圧より小さい。プラズマアクチュエータ1の構成は図4及び図6において同一である。図4及び図6においてプラズマアクチュエータ1に印加される電圧のみが異なる。図6に示すように印加される電圧が比較的小さい場合、発生したプラズマ15a及びプラズマ15bによって表面2に向かう気流42が発生する。この気流42によって気流41(プラズマアクチュエータ1が取り付けられていない場合における車両100の表面2に沿った空気の流れ)は図6及び図7に示すように表面2に引っ張られる形となり、表面2からの剥離が抑制される。この剥離抑制により後述する図8に示すように、剥離抑制がない気流41と比較して、車両100の後方から離れた位置で空気の渦50が形成される。これにより剥離抑制がない気流41と比較して、車両100の進行方向とは逆方向に発生する空気抵抗は低減する。
次に図8を参照して車両前方の右斜め方向から風70を受けている場合について説明する。この場合車両100の左右側面のうち、右側面のほうが左側面より風70の影響が大きい。図8において右側面後端部に取り付けられたプラズマアクチュエータ1g,1hに印加される電圧は、左側面後端部に取り付けられたプラズマアクチュエータ1c,1dに印加される電圧より大きい。これによりプラズマアクチュエータ1g,1hでは図4で説明したように気流30によって気流41の剥離が促進される。この剥離促進により図8に示すように、剥離促進がない気流41と比較して、車両100の後方から離れた位置で空気の渦50が形成される。これに対しプラズマアクチュエータ1g,1hが取り付けられていない場合、気流41は図8に示すように車両100の後方近傍で空気の渦51を形成する。この場合、空気の渦51の負圧により車両100には進行方向と逆向きの空気抵抗が加わる。これにより燃費が悪化するおそれがある。第1実施形態によれば右側面後方において気流30によって気流41の剥離が促進されるため、剥離促進がない気流41と比較して、車両100の後方から離れた位置で空気の渦50が形成される。これにより剥離促進がない気流41と比較して、車両100の進行方向とは逆方向に発生する空気抵抗は低減する。
左側面後端部に取り付けられたプラズマアクチュエータ1c,1dに印加される電圧は、右側面後端部に取り付けられたプラズマアクチュエータ1g,1hに印加される電圧より小さい。これによりプラズマアクチュエータ1c,1dでは図5で説明したように気流30によって気流41の剥離が抑制される。この剥離抑制により図8に示すように、剥離抑制がない気流41と比較して、車両100の後方から離れた位置で空気の渦50が形成される。左側面後方においてこのような現象となる理由は、左側面後方において気流を車両100に引き寄せるため、空気が車両100から剥離するポイントが後ろにずれるためである。第1実施形態によれば左側面後方において気流30によって気流41の剥離が抑制されるため、剥離抑制がない気流41と比較して、車両100の後方から離れた位置で空気の渦50が形成される。これにより剥離抑制がない気流41と比較して、車両100の進行方向とは逆方向に発生する空気抵抗は低減する。
右側面前端部に取り付けられたプラズマアクチュエータ1e,1fには電圧が印加されない。理由は空力性能観点によれば右斜め方向からの風70についてプラズマアクチュエータ1e,1fを制御する必要がないからである。
左側面前端部に取り付けられたプラズマアクチュエータ1a,1bに印加される電圧は、左側面後端部に取り付けられたプラズマアクチュエータ1c,1dに印加される電圧より大きい。このように電圧に差を設定する理由は、フロントピラーでは最終ピラーと比較して曲率が小さいため空気の流れが加速しやすくプラズマによるより強い気流が求められるからである。このような大きい電圧をプラズマアクチュエータ1a,1bに印加することにより、左側面前方において気流剥離抑制が実現する。これにより左側面前方に続く左側面後方において空気が車両100から剥離するポイントが後ろにずらすことが可能となる。
図8において車両前方の右斜め方向からの風70について説明したが、車両前方の左斜め方向から風を受けている場合は上述の電圧の大きさを逆にすればよい。また、車速については車速が早いほど印加する電圧の大きさを大きくすればよい。風速についても同様に風速が早いほど印加する電圧の大きさを大きくすればよい。風速、風向、車速の3つのパラメータはすべて必要ではなく、少なくともいずれか1つに基づいてコントローラ6はプラズマアクチュエータ1に印加する電圧を決定することができる。あるいはコントローラ6は風速と風向の組み合わせ、風速と車速の組み合わせ、風向と車速の組み合わせのいずれかの組み合わせによってプラズマアクチュエータ1に印加する電圧を決定することができる。なおコントローラ6は風速、風向、車速の3つのパラメータをすべて組み合わせることにより空気抵抗を低減するための精度の高い電圧を決定することができる。
(作用効果)
以上説明したように、第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1によれば、以下の作用効果が得られる。
プラズマアクチュエータ1は、誘電体10を挟む第1電極11a及び第2電極12aから形成される第1電極群20aと、誘電体10を挟む第1電極11b及び第2電極12bから形成される第2電極群20bとを備える。第1電極群20aは、第2電極群20bから所定距離離れた位置で第2電極群20bに対向して配置される。コントローラ6は車両100の走行環境に基づいてプラズマアクチュエータ1に印加する電圧を変更する。これにより図8で説明したように車両前方の右斜め方向から風70を受けている場合において、右側面後方、左側面前方、左側面後方で気流の剥離促進及び剥離抑制が実現し、車両100の進行方向とは逆方向に発生する空気抵抗は低減する。よって第1実施形態に係るプラズマアクチュエータ1の制御方法によれば燃費向上に寄与する。
車両100の走行環境は、風速、風向、車両100の車速のうち少なくともいずれか1つを含む。
(第2実施形態)
次に図9~12を参照して第2実施形態について説明する。ただし第1実施形態と重複する構成については符号を引用してその説明は省略する。
図9に示すようにプラズマアクチュエータ1は誘電体10と、誘電体10を挟む2枚の電極(第1電極11c、第2電極12c)から形成される。第1電極11c及び第2電極12cの導電性材料は第1電極11a及び第2電極12aと同じである。第2実施形態が第1実施形態と異なる部分は、第1実施形態では誘電体10を挟む電極が2組あるのに対し、第2実施形態では誘電体10を挟む電極は1組である点である。
第1電極11cは表面2に対し第2電極12cより上側に配置される。第1電極11cは第2電極12cより車両後方に配置される。第1電極11cと第2電極12cとの間に電圧を印加すると、図10に示すように第1電極11cから第2電極12cに向けて誘電体10の表面に沿ってプラズマ15cが車両100の進行方向に発生する。このプラズマ15cにより誘導気流(気流60)が生じる。そして大きい電圧が印加された場合、図11に示すように気流60により走行中における気流41の剥離が促進され、気流40のようになる。この剥離促進による空気の渦の形成については第1実施形態と同様であるため説明を省略する。また、小さい電圧が印加された場合、図12に示すように気流60により走行中における気流41の剥離が抑制され、気流40のようになる。以上のとおり、第2実施形態に係るプラズマアクチュエータ1も第1実施形態と同様に燃費向上に寄与する。
(第3実施形態)
次に図13を参照して第3実施形態について説明する。ただし第1実施形態と重複する構成については符号を引用してその説明は省略する。
図13に示すように第3実施形態に係るプラズマアクチュエータ1は第1電極11a及び第1電極11bを覆うカバー13を備える。カバー13は周知の誘電材料で構成される。カバー13を構成する誘電材料として具体的には、電気的絶縁材料であるアルミナ、ガラス、マイカなどの無機絶縁物、ポリイミド、ガラスエポキシ、ゴムなどの有機絶縁物などが挙げられる。ただし、カバー13を構成する誘電材料はこれらに限られるものではなく、プラズマアクチュエータ1が使用される環境に応じて周知の誘電材料から適宜選択されればよい。
第3実施形態に係るプラズマアクチュエータ1によれば第1電極11a及び第1電極11bがカバー13で覆われるため、プラズマアクチュエータ1の耐久性が向上する。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、放電用電源8は、電圧、電流、周波数、デューティ比などの電流電圧特性を変化させてプラズマアクチュエータ1に電圧を印加してもよい。
また図3に示すプラズマアクチュエータを複数利用して、図14に示すプラズマアクチュエータ1を構成してもよい。図14の右側部分は図3を同様のため説明を省略する。図14の左側部分について第1電極11d及び第2電極12dから形成される第1電極群20dと第1電極11e及び第2電極12eから形成される第2電極群20eとが、所定距離離れた位置で対向して配置される。第1電極11dと第2電極12dとの間に電圧を印加すると、第1電極11dから第2電極12dに向けて誘電体10の表面に沿ってプラズマ15dが発生する。同様に第1電極11eと第2電極12eとの間にパルス電圧を印加すると、第1電極11eから第2電極12eに向けて誘電体10の表面に沿ってプラズマ15eが発生する。これにより大きい電圧を印加した場合、表面2の垂直方向により多くの気流30が発生し、この気流30によって走行中における気流41の剥離が促進される。なお、図示は省略するが小さい電圧を印加した場合は気流42によって表面2からの剥離がより抑制される。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h プラズマアクチュエータ
2 表面
10 誘電体
11a、11b、11c、11d、11e 第1電極
12a、12b、12c、12d、12e 第2電極
13 カバー
15a、15b、15c、15d、15e プラズマ
20a、20d 第1電極群
20b、20e 第2電極群
100 車両

Claims (4)

  1. 移動体に配置されるプラズマアクチュエータの制御方法であって、
    前記プラズマアクチュエータは、
    誘電体と、
    前記誘電体を挟む第1電極及び第2電極から形成される第1電極群と、
    前記誘電体を挟む第3電極及び第4電極から形成される第2電極群と、を備え、
    前記第1電極群は、前記第2電極群から所定距離離れた位置で前記第2電極群に対向して配置され、
    前記移動体の走行環境に基づいて前記プラズマアクチュエータに印加する電圧を変更し、
    前記走行環境は、風速、風向のうち少なくともいずれか1つを含むものとする
    ことを特徴とするプラズマアクチュエータの制御方法。
  2. 移動体に配置されるプラズマアクチュエータの制御方法であって、
    前記プラズマアクチュエータは、
    誘電体と、
    前記誘電体を挟む第1電極及び第2電極を備え、
    前記第1電極は、前記第2電極より前記移動体の後方に配置され、かつ前記移動体の表面に対し前記第2電極より上側に配置され、
    前記移動体の走行環境に基づいて前記プラズマアクチュエータに印加する電圧を変更し、
    前記走行環境は、風速、風向のうち少なくともいずれか1つを含むものとする
    ことを特徴とするプラズマアクチュエータの制御方法。
  3. 前記走行環境は、記移動体の車速含む
    ことを特徴とする請求項1また2に記載のプラズマアクチュエータの制御方法。
  4. 前記プラズマアクチュエータが配置される部位ごとに前記印加する電圧を変更する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のプラズマアクチュエータの制御方法。
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