JPH06267786A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JPH06267786A
JPH06267786A JP5094804A JP9480493A JPH06267786A JP H06267786 A JPH06267786 A JP H06267786A JP 5094804 A JP5094804 A JP 5094804A JP 9480493 A JP9480493 A JP 9480493A JP H06267786 A JPH06267786 A JP H06267786A
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JP
Japan
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capacitor
current path
divided
electrode
divided electrodes
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JP5094804A
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Kunikazu Inoue
訓一 井上
Hisashi Okuma
寿 大熊
Tetsuo Hirota
哲男 広田
Takayuki Yagitani
孝之 八木谷
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Shizuki Electric Co Inc
Original Assignee
Shizuki Electric Co Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/005Electrodes
    • H01G4/012Form of non-self-supporting electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/005Electrodes
    • H01G4/015Special provisions for self-healing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/14Organic dielectrics
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンデンサの耐電圧をあげること。 【構成】 蒸着膜5、15を非蒸着線部7、17でそれ
ぞれ分割することにより得られる複数個の分割電極8、
18を、誘電体2の両側にそれぞれ配置して相対向さ
せ、並列接続する複数個の単位コンデンサ21を形成す
る。この単位コンデンサ21を経て、一方の電極取出し
部3から他方の電極取出し部13へと至る電流経路を曲
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンデンサに関し、さ
らに詳しくは耐電圧を上昇することが可能なコンデンサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分割電極で構成されるコンデンサ
について、図7に基づいて説明する。これは蒸着膜51
を非蒸着線部53で分割して得られる複数個の分割電極
54を、誘電体52の両側に互いに対向して配置して複
数個の単位コンデンサを形成し、これら各単位コンデン
サを並列接続した構造となっている。そして上記分割電
極54、54で構成される単位コンデンサは、誘電体5
2中の電気的弱点部で絶縁破壊が生じた場合には、その
放電エネルギーの一部により破壊点周辺の分割電極54
を飛散させて絶縁を回復し、単位コンデンサの機能を引
き続き維持させるような自己回復機能を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記コン
デンサにおいては、上記自己回復機能が保持されるのは
誘電体52の真性破壊電圧の40%前後の電圧までであ
り、それよりも大きくなると保持できず、コンデンサの
機能を失ってしまう。これは誘電体52に絶縁破壊が発
生すると、その破壊点に短絡電流が流入することになる
が、電極取出し部側端縁55から破壊点に至るまでの距
離が短く、電流抵抗が小さいことから、上記短絡電流が
大きなものとならざるを得なかったためである。この結
果、従来のコンデンサの耐電圧は充分なものとはいえな
い状態であった。
【0004】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、短絡電流の流入
を抑制できるようにして、耐電圧を向上することが可能
なコンデンサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のコンデ
ンサは、蒸着膜5、15を非蒸着線部7、17でそれぞ
れ分割することにより得られる複数個の分割電極8、1
8を、誘電体2の両側にそれぞれ配置して相対向させ、
複数個の単位コンデンサ21を形成すると共に、これら
各単位コンデンサ21を並列接続した構造のコンデンサ
において、一方の電極取出し部3から、上記単位コンデ
ンサ21を経て他方の電極取出し部13へと至る電流経
路を曲成してあることを特徴としている。
【0006】また請求項2のコンデンサは、上記誘電体
2の両側の相対向する上記分割電極8、18を、電極取
出し部3、13側となる端縁4、14から斜め方向にそ
れぞれ延出させて配置すると共に、この分割電極8、1
8同士が交差するように配置して、上記電流経路を形成
してあることを特徴としている。
【0007】さらに請求項3のコンデンサは、上記誘電
体2の両側の相対向する上記分割電極8、18を、電極
取出し部3、13側となる端縁4、14から斜め方向に
それぞれ延出させ、さらにこの両端縁4、14間の略中
央でV字状に曲成する形状に形成して配置すると共に、
この分割電極8、18同士が交差するように配置して、
上記電流経路を形成してあることを特徴としている。
【0008】請求項4のコンデンサは、上記誘電体2の
両側の相対向する分割電極8、18の一方の分割電極1
8を、一対のマージン部6、16間に配置すると共に、
このマージン部6、16から斜め方向にそれぞれ延出さ
せて、このマージン部6、16間の略中央でV字状に曲
成する形状に形成し、他方の分割電極8を、上記一方の
分割電極18と交差するように電極取出し部3、13側
である端縁4、14から斜め方向に延出させると共に、
上記一方の分割電極18のV字状の曲成部に対応する位
置で分割して配置して、上記電流経路を形成してあるこ
とを特徴としている。
【0009】請求項5のコンデンサは、上記電流経路に
ヒューズ部24を形成してあることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記請求項1のコンデンサでは、並列接続する
各単位コンデンサ21の各電流経路は曲成されているの
で、その電流経路長は従来のものよりも大きなものとな
る。つまり単位コンデンサ21と直列接続されることに
なる抵抗が大きくなるので、絶縁破壊が生じた際に電源
等から破壊点に流入しようとする短絡電流は抑制され
る。このため自己回復機能を保持できる電圧範囲、つま
りコンデンサの耐電圧は上昇することになる。
【0011】なお請求項2ないし請求項4は、単位コン
デンサ21の電流経路を曲成して、その経路長を大きく
するために好ましい実施態様を例示したものである。
【0012】また請求項5のようにヒューズ部24を設
けて実施することもできる。
【0013】
【実施例】次にこの発明のコンデンサの具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はこ
の発明の第1実施例を示しており、巻回型コンデンサの
対面する蒸着フィルム1、11を図示している。(a)
はその断面図を、(b)はその平面図をそれぞれ示して
いる。
【0014】図1において、蒸着フィルム1は、誘電体
フィルム2と、この誘電体フィルム2の片側表面に形成
される蒸着膜5とから成っており、この誘電体フィルム
2の一方の端縁4は、コンデンサの一方の電極取出し部
3側となっている。さらに他方の端縁側には、この端縁
と平行に上記蒸着膜5が形成されていないマージン部6
が設けられている。7は上記マージン部6と同様に、蒸
着膜5が形成されていない非蒸着線部であり、蒸着膜5
を端縁4から斜め方向に延出させるように等間隔で分割
して分割電極8を形成している。なお同図の蒸着フィル
ム11も上述の蒸着フィルム1と同様の構造となってい
る。
【0015】そして上記構成の蒸着フィルム1、11
を、(b)のようにコンデンサの各電極取出し部3、1
3となる一方の端縁4、14側を左右両側に位置させる
と共に、それぞれ斜めに配置されている分割電極8、1
8が交差するように、誘電体フィルム2を介して分割電
極8、18同士を相対向させて配置して、例えば斜線部
で示すような微少静電容量の単位コンデンサ21を多数
個形成している。これら各単位コンデンサ21は電極取
出し部3、13に対してそれぞれ並列接続され、矢印で
示すようにコンデンサの一方の電極取出し部3から、こ
の単位コンデンサ21を経て別の電極取出し部13へと
至る曲がった電流経路を形成する。この電流経路長は全
ての単位コンデンサ21において略同一長さに構成され
ている。したがって図2に示すように、各単位コンデン
サ21はそれぞれ略等しい抵抗値であると共に、従来の
ものよりはその値が大きい抵抗22が直列に接続される
構造となり、コンデンサ全体としては同図のような等価
回路を構成している。
【0016】上記構成のコンデンサにおいては、並列接
続する各単位コンデンサ21における電極取出し部3、
13間の電流経路が曲成されているので、その電流経路
長は従来のものよりも大きなものとなる。つまり図2で
示すように、単位コンデンサ21と直列接続する抵抗2
2の値が大きなものとなるため、単位コンデンサ21に
絶縁破壊が生じたときに、並列接続されている他の単位
コンデンサ21や電源からその破壊点に流入しようとす
る短絡電流が大きく抑制される。この結果、単位コンデ
ンサ21の自己回復機能を保持できる電圧、つまり耐電
圧は上昇することになる。以上の説明のように、第1実
施例におけるコンデンサでは電流経路を曲成し、その長
さを大きくして電流経路の抵抗値を大きくすることによ
って、コンデンサの耐電圧を上昇することができる。
【0017】また上記各単位コンデンサ21の容量C、
及び各抵抗22の抵抗値が略等しいことから、各単位コ
ンデンサ21においては、ヒーリング及び絶縁破壊が略
同じレベルで生じることになり、これによっても耐電圧
を向上することが可能となる。また単位コンデンサ21
の絶縁破壊時の電流パスが特定の経路に限定され、その
際の電流密度が比較的大きくなることから、当該パスが
ヒューズ作用によって溶断するという現象が生じるた
め、保安機能が向上するという利点も生じる。
【0018】図3はこの発明の第2実施例を示してお
り、相対向する分割電極8、18がそれぞれ形成された
蒸着フィルム1、11の断面図及び平面図を示してい
る。この第2実施例においては、非蒸着線部7、17が
それぞれ蒸着膜5、15を両端縁4、14間の略中央で
V字状に曲成するような形状に分割して、分割電極8、
18をそれぞれ形成している。したがってこの分割電極
8、18が交差するように相対向して配置されることに
よって構成される単位コンデンサ21の電流経路は、電
極取出し部3、13間において曲成されることになるの
で、第1実施例と同様にその経路長は大きなものとな
る。したがって第1実施例と同様な作用効果が得られ
る。
【0019】図5はこの発明の第3実施例を示してお
り、相対向する分割電極8、18が形成された蒸着フィ
ルム1、11の平面図をそれぞれ示している。図5
(a)においては、一方の蒸着フィルム11側のマージ
ン部6、16間に配置される分割電極18は、第2実施
例と同様にV字状に分割されている。これに対し他方の
蒸着フィルム1側の分割電極8は、上記分割電極18の
V字状の曲成部分と対応する位置で、電極取出し部3、
13となる両端縁4、14と平行に非蒸着線部7で分割
され、さらに両端縁4、14に向けて斜めに延出すると
共に、上記分割電極18と交差するように分割されてい
る。そしてこの対向する分割電極8、18同士が単位コ
ンデンサ21を構成している。したがってこの実施例に
おける電流経路は3回にわたって曲成されることにな
り、第1実施例と同様にその経路長が大きくなって同様
の作用効果が得られることになる。なお図5(b)にお
いては、一方の蒸着フィルム11側の分割電極18が、
そのV字状の曲成部分で各分割電極18同士が連結する
構造となっている。また図5(c)においては、、上記
曲成部分で相互に交差する構造となっている。なお図5
(a)(b)(c)ともに同一の電流経路中に2個の単
位コンデンサ21が直列に接続する構造となっている。
【0020】図6はこの発明の第4実施例を示してい
る。これは図1に示すような形状の分割電極8、18に
おいて、電流パスをさらに長くするため各パスを蛇行さ
せ、等価直列抵抗をさらに高くした構成のものである。
【0021】図4は第1実施例の非蒸着線部7における
電極取出し部3側近傍に、蒸着空白部23を形成するこ
とにより、電流経路中にヒューズ部24を形成したもの
である。このようにヒューズ部24を電流経路中に形成
するのは、上記実施例のいずれにおいても実施できる。
なおヒューズ部24は上記構造に限らず、例えばクラッ
ク、傷を形成したり、膜厚を薄くするなどしてもよい。
【0022】以上に説明した第1ないし第4の実施例
は、いずれも巻回型コンデンサであったが、蒸着フィル
ム1、11を交互に連続積層する積層型コンデンサにつ
いても同じように実施可能である。また蒸着フィルム
1、11は、実施例のような片面蒸着フィルムでなく、
両面蒸着フィルムを用いてもよいことはもちろんであ
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1のコンデンサで
は、コンデンサ内の電流経路長を大きくすることによっ
て絶縁破壊の際の短絡電流の流入を抑制できるので、コ
ンデンサの耐電圧を向上することができる。
【0024】また請求項2ないし請求項4のようにすれ
ば、電流経路長を効果的に長くすることができる。
【0025】さらに請求項5のようにヒューズ部を設け
ても実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコンデンサの第1実施例を示す図で
あって、(a)は対向する蒸着フィルムの断面図、
(b)はその平面図である。
【図2】上記実施例の等価回路図である。
【図3】上記発明の第2実施例を示す図であって、
(a)は対向する蒸着フィルムの断面図、(b)はその
平面図である。
【図4】上記発明の電流経路中に設けられるヒューズ部
を説明するための蒸着フィルムの平面図である。
【図5】上記発明の第3実施例を示す図であって、
(a)(b)(c)ともに対向する蒸着フィルムの平面
図である。
【図6】上記発明の第4実施例の蒸着フィルムを示す平
面図である。
【図7】従来例を示す図であって、(a)は対向する蒸
着フィルムの断面図、(b)はその平面図である。
【符号の説明】
2 誘電体 3 電極取出し部 4 端縁 5 蒸着膜 6 マージン部 7 非蒸着線部 8 分割電極 13 電極取出し部 14 端縁 15 蒸着膜 16 マージン部 17 非蒸着線部 18 分割電極 21 単位コンデンサ 24 ヒューズ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木谷 孝之 兵庫県西宮市大社町10番45号 株式会社指 月電機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸着膜(5)(15)を非蒸着線部
    (7)(17)でそれぞれ分割することにより得られる
    複数個の分割電極(8)(18)を、誘電体(2)の両
    側にそれぞれ配置して相対向させ、複数個の単位コンデ
    ンサ(21)を形成すると共に、これら各単位コンデン
    サ(21)を並列接続した構造のコンデンサにおいて、
    一方の電極取出し部(3)から、上記単位コンデンサ
    (21)を経て他方の電極取出し部(13)へと至る電
    流経路を曲成してあることを特徴とするコンデンサ。
  2. 【請求項2】 上記誘電体(2)の両側の相対向する上
    記分割電極(8)(18)を、電極取出し部(3)(1
    3)側となる端縁(4)(14)から斜め方向にそれぞ
    れ延出させて配置すると共に、この分割電極(8)(1
    8)同士が交差するように配置して、上記電流経路を形
    成してあることを特徴とする請求項1のコンデンサ。
  3. 【請求項3】 上記誘電体(2)の両側の相対向する上
    記分割電極(8)(18)を、電極取出し部(3)(1
    3)側となる端縁(4)(14)から斜め方向にそれぞ
    れ延出させ、さらにこの両端縁(4)(14)間の略中
    央でV字状に曲成する形状に形成して配置すると共に、
    この分割電極(8)(18)同士が交差するように配置
    して、上記電流経路を形成してあることを特徴とする請
    求項1のコンデンサ。
  4. 【請求項4】 上記誘電体(2)の両側の相対向する分
    割電極(8)(18)の一方の分割電極(18)を、一
    対のマージン部(6)(16)間に配置すると共に、こ
    のマージン部(6)(16)から斜め方向にそれぞれ延
    出させて、このマージン部(6)(16)間の略中央で
    V字状に曲成する形状に形成し、他方の分割電極(8)
    を、上記一方の分割電極(18)と交差するように電極
    取出し部(3)(13)側である端縁(4)(14)か
    ら斜め方向に延出させると共に、上記一方の分割電極
    (18)のV字状の曲成部に対応する位置で分割して配
    置して、上記電流経路を形成してあることを特徴とする
    請求項1のコンデンサ。
  5. 【請求項5】 上記電流経路にヒューズ部(24)を形
    成してあることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3、又は請求項4のコンデンサ。
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