JP2022115431A - 袋状容器処理装置 - Google Patents

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政貴 村濱
Masataka Murahama
考時 嘉屋
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Abstract

Figure 2022115431000001
【課題】排出位置において袋状容器を傷つけるおそれがなく、かつ取出しコンベヤ等の搬送設備を設けることなく袋状容器をケーシング位置へ取出すことができる袋状容器処理装置を提供する。
【解決手段】一対のグリッパ20は、搬送経路に沿って移動可能に設けられ、袋状容器Pの両側部を把持する。移載機構は、排出位置に設けられ、袋状容器Pの把持する把持部61を有する。排出位置において、一対のグリッパ20が袋状容器Pの両側部を把持している状態で把持部61が袋状容器Pを把持した後、一対のグリッパ20が袋状容器Pの両側部を解放するとともに袋状容器Pの幅以上に離間するように移動し、移載機構が袋状容器Pを排出コンベヤへ移載する。
【選択図】図7

Description

本発明は、一対のグリッパにより把持された状態で搬送される袋状容器に対して種々の処理を施し、搬送ラインから取出して排出コンベヤへ移載する袋状容器処理装置に関する。
従来袋状容器処理装置として、一対のグリッパが袋状容器の両側部を把持した状態で、リニアモータにより駆動されて袋状容器を搬送ラインに沿って搬送するように構成されたものが知られている(特許文献1)。この袋状容器処理装置では、搬送ラインから排出コンベヤへ袋状容器を移載する排出位置において、袋状容器をグリッパから取出す際、一対のグリッパを大きく開放しないと、袋状容器とグリップ片が干渉して袋状容器が傷つくという問題があった。
また従来の袋状容器処理装置として、排出位置において一対のグリッパが開放して袋状容器を取出しコンベヤ上に落下させ、取出しコンベヤにより袋状容器を下流のケーシング位置まで搬送する構成も知られている(特許文献2)。この構成では、一対のグリッパは袋状容器が落下するのに十分なだけ開放すればよく、グリップ片が袋状容器を傷つけるおそれはない。
特開2018-172140号公報 特許第4290290号
特許文献2の装置によれば、排出位置において袋状容器とグリップ片が干渉するおそれはないが、袋状容器処理装置から、下流に設けられるケーシング位置まで搬送するための取出しコンベヤ等の搬送設備が必要となり、袋状容器処理システムの設置スペースが大きくなり、コストがかかるという問題がある。
本発明は、排出位置において袋状容器を傷つけるおそれがなく、かつ取出しコンベヤ等の搬送設備を設けることなく袋状容器をケーシング位置へ取出すことができる袋状容器処理装置を提供することを目的としている。
本発明に係る袋状容器処理装置は、搬送経路に沿って移動可能に設けられ、袋状容器の両側部を把持する一対の開閉可能なグリッパと、搬送経路における排出位置の近傍に設けられ、袋状容器を下流へと搬送する排出コンベヤと、排出位置に設けられ、袋状容器を把持する把持部を有する移載手段とを備え、排出位置において、一対のグリッパが袋状容器の両側部を把持している状態で把持部が袋状容器を把持した後、一対のグリッパが両側部を解放するとともに袋状容器の幅以上に離間するように移動し、移載手段が袋状容器を排出コンベヤへ移載することを特徴としている。
袋状容器処理装置はさらに、一対のグリッパのそれぞれにリニアモータの可動子を設けるとともに、搬送経路にリニアモータの固定子を複数設けてもよい。
本発明によれば、排出位置において袋状容器を傷つけるおそれがなく、かつ取出しコンベヤ等の搬送設備を設けることなく袋状容器をケーシング位置へ取出すことができる袋状容器処理装置を得ることができる。
本発明の一実施形態である袋状容器処理装置を示す平面図である。 一対のグリッパが袋状容器を把持した状態を示す斜視図である。 搬送レールに支持されたグリッパを示す側面図である。 供給ステーションの概略的な構成を示す側面図である。 移載機構を示す斜視図である。 移載機構が6個の袋状容器を集合させた状態を示す斜視図である。 移載機構が排出コンベヤ上のケースに袋状容器を収納する処理を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態である袋状容器処理装置を説明する。図1に示されるように、搬送レール10は上方から見て細長い長円形を呈し、相互に平行に延びる2本の直線区間と、各直線区間の近接する端部同士を連結する2本の湾曲区間とを有する。直線区間には種々の処理ステーションS1~S8が配置され、袋状容器Pは、搬送レール10に沿って搬送される間に、各処理ステーションS1~S8において所定の処理を施される。
搬送レール10の直線区間の近傍には供給コンベヤ11が設けられる。供給コンベヤ11の上面には、多数の袋状容器Pが2列に整列されて載置され、各列の袋状容器Pは供給ステーションS1において一対のグリッパ20に受け渡される。搬送レール10には、袋状容器Pを把持する多数のグリッパ20が設けられており、これらはリニアモータによって駆動される。すなわちグリッパ20は搬送レール(搬送経路)10に移動可能に設けられ、リニアモータの固定子は搬送レール10に設けられ、リニアモータの可動子はグリッパ20に設けられている。
各グリッパ20はリニアモータにより相互に独立に駆動されるが、同期して間欠的に駆動され、ステーションS1~S7には4つのグリッパ20が位置するように、図示しない制御手段によって制御される。4つのグリッパ20は二対のグリッパ20を構成し、一対のグリッパ20が1つの袋状容器Pを把持する。グリッパ20に把持された袋状容器Pは搬送レール10に沿って搬送され、ステーションS1~S7に設けられた処理手段によって所定の処理を施され、排出位置にあるケーシングステーションS8まで搬送される。ケーシングステーションS8では、6個の袋状容器Pが等間隔に整列され、後述するように、排出コンベヤ12上のケースCへの収納処理すなわちケーシングが行われる。
供給ステーションS1では、図4を参照して後述するように、一対のグリッパ20が開閉して袋状容器Pの両端部を把持し、印字ステーションS2まで袋状容器Pを搬送する。印字ステーションS2では、インクジェット(図示せず)によって袋状容器Pの外面に対し、印字が行われる。印字ステーションS2と開口ステーションS3の間には印字検査用カメラ(図示せず)が配置されており、このカメラにより得られた画像に基づいて、印字が正常であるか否かが判定される。印字不良が判定された袋状容器Pは、後述するリーク検査・リジェクトステーションS7において搬送経路からリジェクトされる。
開口ステーションS3には一対の吸盤(図示せず)が設けられており、これは第1および第2充填ステーションS4、S5において袋状容器Pに充填液を充填するための開口を形成するためである。具体的には、一対の吸盤は袋状容器Pに接近し、その上部に吸着して離間し、このとき一対のグリッパ20の間隔が狭められ、これにより袋状容器Pの上部が開口する。
次いで袋状容器Pは搬送レール10の湾曲区間を経由して他方の直線区間へ移動する。第1および第2充填ステーションS4、S5にはそれぞれ充填ノズル(図示せず)が設けられており、上部が開口された袋状容器Pは各充填ステーションS4、S5において所定量の充填液を充填される。充填処理を2回に分けて行うのは、グリッパ20が各充填ステーションS4、S5において停止する時間を短くするためである。
充填処理が終了した袋状容器PはシールステーションS6に送られる。シールステーションS6では、各袋状容器Pを把持する一対のグリッパ20の間隔が供給ステーションS1において把持したときとほぼ同じ間隔に戻される。これにより袋状容器Pの上部は閉鎖状態に定められ、シール手段(図示せず)によってシールが行われる。
リーク検査・リジェクトステーションS7では、シールステーションS6において袋状容器Pの上部が正常にシールされたか否かがシール検査装置(図示せず)によって検査される。またリーク検査・リジェクトステーションS7では、シールが異常であると判定された袋状容器Pと、印字ステーションS2における印字が不良であったと判定された袋状容器Pとが搬送経路から排出除去される。
リーク検査・リジェクトステーションS7における処理が完了した袋状容器Pは、湾曲区間を通って元の直線区間に搬送され、ケーシングステーションS8に到達する。ケーシングステーションS8は、搬送経路の最下流にある排出位置に設けられ、ここでは、6対のグリッパ20すなわち6個の袋状容器Pが到達したとき、これらの袋状容器Pに対して排出コンベヤ12への移載処理が行われる。排出コンベヤ12は排出位置の近傍に設けられ、後述するように、6個の袋状容器Pが収納されたケースCを下流へと搬送する。
図2、3を参照してグリッパ20の構成を説明する。図2は、既に液体が充填された袋状容器Pの両側部P1、P2を一対のグリッパ20によって把持した状態を示している。袋状容器Pが供給コンベヤ11によって供給ステーションS1まで搬送されてきたとき、両側部P1、P2と底部はシールされているが、上部P3はシールされておらず、全体的に薄いシート状を呈する。図2は袋状容器Pの中に液体が充填され、シールステーションS6において上部P3がシールされた後の状態を示し、中央部は充填液により膨張している。
グリッパ20は、扁平な両側部P1、P2を把持するための固定グリップ片21と可動グリップ片22を有する。固定グリップ片21は、図3においてL字状を呈するベース30の水平板部31の上面に固定される。ベース30の垂直板部32は、後述するように搬送レール10に移動自在に支持される。固定グリップ片21はベース30の水平板部31にボルトによって固定され、水平板部31から垂直上方に延びる。固定グリップ片21には、水平方向に延びる2本のロッド23、24が摺動自在に貫通する。ロッド23、24は上下に配置され、固定グリップ片21から突出する部分には可動グリップ片22が固定される。可動グリップ片22は固定グリップ片21に対して、ベース30および搬送レール10とは反対方向に位置する。
ロッド23、24の可動グリップ片22とは反対側の突出端にはブラケット25が固定され、ブラケット25にはカムフォロア26が取付けられる。ロッド23、24において、固定グリップ片21とブラケット25の間にはスプリング27、28が設けられる。スプリング27、28は、可動グリップ片22が固定グリップ片21に当接する方向にロッド23、24を付勢する。
カムフォロア26は供給ステーションS1とケーシングステーションS8に設けられたカム50、51に係合可能である。カム50、51はそれぞれ、シリンダ装置52、53によって進退動し、カムフォロア26がカム50、51に押圧されることにより、可動グリップ片22は、スプリング27、28に抗して固定グリップ片21から離間する方向に変位する。すなわちグリッパ20は、カム50、51が設けられない位置では常に、スプリング27、28によって閉鎖状態にあり、カム50、51が設けられた供給ステーションS1とケーシングステーションS8において、カム50、51が前進してカムフォロア26を押圧したとき開放する。
図3に明示されるように、ベース30の垂直板部32には、コ字状断面を有する取付け部材33が設けられる。取付け部材33は垂直板部32に密着する第1支持部34と、第1支持部34の上端から水平方向に延びる第2支持部35と、第1支持部34の下端から水平方向に延びる第3支持部36とを有する。第1支持部34にはリニアモータの可動子(マグネット)37が取付けられ、可動子37は搬送レール10に沿って設けられたリニアモータの固定子(コイル)38に対向する。固定子38はベース40の外周縁に沿って一定間隔毎に設けられ、ベース40の外周縁の上面には上方案内板41、またベース40の外周縁の下面には下方案内板42がそれぞれ設けられる。上方案内板41と下方案内板42は搬送経路に沿って延びる無端状の板部材であり、搬送レール10は上方案内板41の上面と下方案内板42の下面にそれぞれ設けられる。
上方案内板41に設けられた搬送レール10には、第2支持部35の下面に枢支された一対の水平ローラ43が係合し、下方案内板42に設けられた搬送レール10には、第3支持部36の上面に枢支された一対の水平ローラ44が係合する。また上方案内板41の下面には、第1支持部34において可動子37の上側に設けられた垂直ローラ45が係合し、下方案内板42の上面には、第1支持部34において可動子37の下側に設けられた垂直ローラ46が係合する。したがってグリッパ20の搬送経路に沿う移動は、水平ローラ43、44によって案内され、グリッパ20の上下方向の変動は、上方案内板41と下方案内板42と垂直ローラ45、46によって抑制される。
図4を参照して、供給ステーションS1の構成と作用を説明する。袋状容器Pは供給コンベヤ11の上面において、隣り合うもの同士が部分的に重合した状態で、供給ステーションS1まで搬送されてくる。供給ステーションS1には供給コンベヤ11上の袋状容器Pを1つずつ取り上げてグリッパ20へ受け渡す供給機構が設けられる。供給機構は袋状容器Pを吸着する吸盤54を有し、吸盤54は回動自在に設けられた供給アーム55の先端に設けられる。
供給アーム55は吸盤54が供給コンベヤ11上の袋状容器Pに当接する垂直位置から、吸盤54がグリッパ20に近接する水平位置まで、約90度回動する。吸盤54が垂直下方を向いた状態では、吸盤54には負圧が供給され、袋状容器Pは吸盤54に吸着される。供給アーム55が水平状態まで回転変位して袋状容器Pが持ち上げられるとき、シリンダ装置52が駆動されてグリッパ20が開放し、袋状容器Pは固定グリップ片21と可動グリップ片22の間に挿入される。次いでグリッパ20が閉鎖して袋状容器Pの両側部P1、P2を把持すると、吸盤54の負圧が解放され、供給アーム55は再び垂直下方へ回動し、吸盤54は供給コンベヤ11上の次の袋状容器Pに当接する。
図5を参照して、排出位置に設けられる移載機構(移載手段)60の構成を説明する。移載機構60は6個の袋状容器Pを同時に把持できるよう、6個の把持部61を有している。把持部61は、袋状容器Pの一対のグリッパ20の間を把持することができる。6個の把持部61は、第1支持部材62に設けられる3個の把持部61からなる第1のグループと、第2支持部材63に設けられる3個の把持部61からなる第2のグループとに分かれ、各グループは相互に独立に制御される。
以下の説明において、搬送レール10の直線区間に垂直な方向をX方向、直線区間に平行な方向をY方向、鉛直方向をZ方向と呼ぶ。第1および第2支持部材62、63はY方向に平行な状態を保ちつつ、X、YおよびZ方向に移動するように制御される。次に、第1および第2支持部材62、63をX、YおよびZ方向に移動させるための構成を説明する。
フレーム70は排出位置に設置された固定枠(図示せず)に取付けられ、フレーム70の上面には、X方向に延びる一対のXレール71、72が設けられる。各Xレール71、72にはX方向可動部材73、74が掛け渡される。X方向可動部材73、74はY方向に延び、相互に一定間隔を保ってXレール71、72に沿って移動可能である。フレーム70において、各Xレール71、72の近傍にはそれぞれ、X方向可動部材73、74を移動させるためのX方向駆動機構75とサーボモータ76が設けられる。
X方向可動部材73、74には、Y方向可動部材77、78がそれぞれ設けられ、Y方向可動部材77、78はX方向可動部材73、74に沿ってY方向に移動可能である。またX方向可動部材73、74にはそれぞれ、Y方向可動部材77、78をY方向に移動させるためのY方向移動用リニアモータ79が設けられる。Y方向可動部材77、78には昇降用リニアモータ80、81が設けられ、昇降用リニアモータ80、81の下端に取付けられた連結部材82、83には第1および第2支持部材62、63がそれぞれ連結される。
X方向駆動機構75、Y方向移動用リニアモータ79、昇降用リニアモータ80、81は相互に独立に制御され、第1のグループの3個の把持部61と、第2のグループの3個の把持部61は相互に独立に、X方向、Y方向およびZ方向に移動可能である。
第1のグループにおいて、中央の把持部61は常に第1支持部材62の中央に固定されているが、左右の2つの把持部61、61は変位可能である。このため第1支持部材62の上側の両端にはプーリ85、86が設けられるとともに、プーリ85、86には無端状ベルト87が掛け回され、左側の把持部61は無端状ベルト87の例えば上側に連結され、右側の把持部61は無端状ベルト87の例えば下側に連結される。無端状ベルト87は拡縮用サーボモータ88により駆動されて回動し、無端状ベルト87が回動することにより、左右の把持部61、61は第1支持部材62に沿って、相互に反対方向に変位し、中央の把持部61に対して接離する。
第2のグループも第1のグループと同じ構成を有し、中央の把持部61は常に第2支持部材63の中央に位置しており、左右の2つの把持部61、61は、無端状ベルト89(図6)が拡縮用サーボモータ90により駆動されて回動し、中央の把持部61に対して接近する方向または離間する方向に変位可能である。
第1のグループにおいて、各把持部61は開閉用シリンダ91によって開閉駆動される。開閉用シリンダ91は連結部材92に設けられた回転用サーボモータ93の出力軸に取付けられ、連結部材92は第1支持部材62または無端状ベルト87に連結される。すなわち中央の把持部61は連結部材92を介して第1支持部材62に連結され、左右の把持部61は連結部材92を介して無端状ベルト87に連結される。
第2のグループも第1のグループと同じ構成を有し、中央の把持部61は連結部材92を介して第2支持部材63に連結され、左右の把持部61は連結部材92を介して無端状ベルト89に連結される。各把持部61は、連結部材92に設けられた開閉用シリンダ91によって開閉駆動され、開閉用シリンダ91は連結部材92に設けられた回転用サーボモータ93の出力軸に取付けられる。
各把持部61において、開閉用シリンダ91は相互に独立に制御可能であるが、本実施形態では同時に駆動され、各把持部61は同期して開閉する。また各回転用サーボモータ93は相互に独立に制御可能であるが、本実施形態では同時に駆動され、各把持部61は回転用サーボモータ93の出力軸周りに、相互に同じ角度だけ回転変位する。
図6は、袋状容器Pを排出コンベヤ12上のケースCに収納するために、6個の袋状容器Pを集合させた状態を示している。この図に示すように、第1支持部材62において、3つの袋状容器Pは上方から見て反時計方向に約30度回転し、両側に位置する2つの袋状容器Pが中央の袋状容器Pに当接している。第2支持部材63の袋状容器Pも同様に、反時計方向に回転した状態で中央に集合している。第1および第2支持部材62、63は並列して近接しており、6個の袋状容器Pは、3個の袋状容器Pから成る2つの列が相互に密着し、集合している。
図7を参照して、排出位置において、移載機構60が搬送レール10に支持されたグリッパ20から袋状容器Pを受取り、ケーシング位置すなわち排出コンベヤ12(図1)上のケースCに収納する処理を説明する。
図7(a)の状態は、6個の袋状容器PがケーシングステーションS8すなわち排出位置に到達したときを示し、各対のグリッパ20は袋状容器Pの両側部を把持し、また各袋状容器Pは搬送レール10に沿って等間隔に配置されている。図7(b)の状態では、移載機構60(図5)の第1および第2支持部材62、63がグリッパ20側に接近し、6個の把持部61が対応する袋状容器Pの上縁部を把持している。図7(c)の状態では、シリンダ装置53が駆動されることにより各グリッパ20が開放して、各袋状容器Pは把持部61のみにより把持されることとなる。
このように把持部61が袋状容器Pを把持した後、図7(d)の状態では、全てのグリッパ20が袋状容器Pの両側部を解放するとともに、1つの袋状容器Pを把持していた一対のグリッパ20が袋状容器Pの幅以上に離間するように移動する。図7(e)の状態では、第1および第2支持部材62、63が搬送レール10から離間して排出コンベヤ12側へ移動する。このとき第1支持部材62は第2支持部材63よりも大きく移動し、各支持部材62、63において、両側の把持部61が中央の把持部61に接近し、また全ての把持部61が鉛直軸周りに回転変位する。
図7(f)の状態では、第1および第2支持部材62、63が搬送レール10に沿って移動するとともに、相互に接近する。また、第1および第2支持部材62、63において、両側の把持部61が中央の把持部61に接近する。これにより、6個の袋状容器Pは隣り合うもの同士が互いに密着してコンパクトに集合し、この状態で排出コンベヤ12へ移載され、ケースC内に収納される。一方、搬送レール10の排出位置には、次にケーシングが行われる6個の袋状容器Pが搬送されてきている。
以上のように本実施形態では、排出位置において、袋状容器Pを排出コンベヤ12側に移送する前に、一対のグリッパ20が袋状容器Pの両側部を解放するとともに、袋状容器Pの幅以上に間隔を空けるので、グリッパ20が袋状容器Pに干渉するおそれがなく、袋状容器Pを傷つけるおそれがない。グリッパ20が袋状容器Pの両端部を解放するときの固定グリップ片21と可動グリップ片22の開度は、各グリップ片21、22が袋状容器Pに接触しない程度でよい。したがってグリッパ20を開放させるためのシリンダ装置52、53を極力小型化することができる。
また移載機構60の把持部61が複数の袋状容器Pをコンパクトに纏めて、直接排出コンベヤ12側に移載するので、取出しコンベヤ等の搬送設備を設けることなく袋状容器PをケースC内に収納することができ、袋状容器処理装置の全体構成を簡単にすることができる。
10 搬送レール(搬送経路)
12 排出コンベヤ
20 グリッパ
60 移載機構(移載手段)
61 把持部
P 袋状容器


Claims (2)

  1. 搬送経路に沿って移動可能に設けられ、袋状容器の両側部を把持する一対の開閉可能なグリッパと、
    前記搬送経路における排出位置の近傍に設けられ、袋状容器を下流へと搬送する排出コンベヤと、
    前記排出位置に設けられ、袋状容器を把持する把持部を有する移載手段とを備え、
    前記排出位置において、前記一対のグリッパが袋状容器の両側部を把持している状態で前記把持部が袋状容器を把持した後、前記一対のグリッパが前記両側部を解放するとともに袋状容器の幅以上に離間するように移動し、前記移載手段が袋状容器を排出コンベヤへ移載することを特徴とする袋状容器処理装置。
  2. 前記一対のグリッパのそれぞれにリニアモータの可動子を設けるとともに、前記搬送経路にリニアモータの固定子を複数設けたことを特徴とする請求項1に記載の袋状容器処理装置。
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