JP2022114497A - 受変電システム - Google Patents

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Makoto Sakano
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Abstract

【課題】停復電制御の実行中において、自動モードから手動モードへの切り替わった場合、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示を実行する受変電システムを提供する。【解決手段】受変電設備と、受変電設備を制御する制御装置と、を備える受変電システムにおいて、制御装置は、受変電設備を制御する主回路と、入力部と、表示部と、を備える。入力部は主回路を自動制御する自動モードと主回路を手動制御する手動モードとの間の切り替え指示を入力する。また表示部は、主回路による受変電設備の停復電制御の実行中において、入力部が自動モードから手動モードへの切り替え指示を入力した場合、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示を実行する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、受変電システムに関する。
ビル等に設置される受変電設備等の制御の一つに停復電制御がある。停復電制御は、受変電設備に対して接続されている商用電源が停電してしまった場合、受変電設備に別途設けられている発電装置による電力供給に自動的に切り替える処理を行う。
受変電設備の制御を行う制御装置の寿命は、受変電設備の寿命に比べて短いことが多い。そのため、受変電設備を稼働させたままの状態で、制御装置を更新することや、メンテナンスする必要が生じる。このような更新やメンテナンスが行われる際には、受変電設備の停復電制御を停止する必要がある。そして、停復電制御が停止している間は、万が一商用電源が停電してしまった場合に備えて、制御装置に代わって停復電制御に相当する処理を人手(手動)で行う必要もある。
このように停復電制御は、自動制御により行われる自動モードと、制御の実行が停止し、人(ユーザー)の操作等により手動制御により行われる手動モードとの間で運用される。そして、停復電制御は通常、自動モードで運用され、商用電源に停電が発生した場合、発電装置による電力供給に自動的に切り替わる。
停復電制御の実行中に、停復電制御が自動モードから手動モードに切り替わり、自動モードの実行が停止した場合は、そのことを関係者に周知したいという要望がある。
特開2016-005373号公報
このような問題を解決するため、本発明は、停復電制御の制御が自動モードから手動モードに切替わったことを表示する受変電システムを提供することを目的とする。
実施形態に係る受変電システムは、受変電設備と、前記受変電設備を制御する制御装置と、を備える。前記制御装置は、前記受変電設備を制御する主回路と、前記主回路を自動制御する自動モードと前記主回路を手動制御する手動モードとの間の切り替え指示を入力する入力部と、前記主回路による前記受変電設備の停復電制御の実行中において、前記入力部が前記自動モードから前記手動モードへの切り替え指示を入力した場合、前記停復電制御の実行が解除されたことを示す表示を実行する表示部と、を備える。
図1は、実施形態に係る受変電システムのシステム構成を示すブロック図である。 図2は、主回路を示す系統図である。 図3は、停復電制御において、第1の情報を記憶する処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、停復電制御において、第1の情報を記憶する処理の流れを示す模式図である。 図5は、停復電制御において、第2の情報を記憶する処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、停復電制御において、第2の情報を記憶する処理の流れを示す模式図である。 図7は、停復電制御において、第3の情報を記憶する処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、停復電制御において、第3の情報を記憶する処理の流れを示す模式図である。 図9は、停復電制御において、第4の情報を記憶する処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、停復電制御において、第4の情報を記憶する処理の流れを示す模式図である。 図11は、停復電制御において、第1の情報、及び第4の情報を解除する処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、停復電制御において、第1の情報、及び第4の情報を解除する処理の流れを示す模式図である。 図13は、停復電制御を自動モードから手動モードに切り替える場合の処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、停復電制御を手動モードから自動モードに切り替えて再開する場合の処理の流れを示すフローチャートである。 図15は、停復電制御を手動モードから自動モードに切り替えて再開する場合の処理の流れを示す模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、実施形態に係る受変電システムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、受変電システム100のシステム構成を示すブロック図である。受変電システム100は受変電設備30と、受変電設備30を制御する制御装置10と、負荷40と、を備える。制御装置10は、例えば制御盤として構築される。なお、受変電システム100は、複数の制御装置10を備えてもよい。
受変電設備30は、受電及び変圧を行う装置である。受変電設備30は、例えば商用電源(商用発電所、図示しない)から送電された高電圧の電力を受電し、変圧(降圧)することによって負荷40に電力を供給する。
受変電設備30は、発電装置301を備える。発電装置301は、商用電源が停電状態となった場合には、制御装置10の制御に応じて起動し負荷40に対して電力を供給する。発電装置301は、商用電源が復電すると、制御装置10の制御に応じて停止する。なお、発電装置301は、発電機とも称される。
負荷40は、受変電設備30から供給される電力によって動作する。負荷40は、電力をエネルギー源として動作する電気機器である。
制御装置10は受変電設備30に接続される。制御装置10が接続される受変電設備30は、1つであってもよいし複数であってもよい。制御装置10は、受変電設備30に対して停復電制御を行う。例えば、制御装置10は、受変電設備30に対して接続されている商用電源が停電状態となっていないか監視する。商用電源が停電状態となった場合、制御装置10は、受変電設備30に対して停電制御を行うことで、負荷40に対する電力の供給を継続させる。その後に商用電源が復電して停電状態が解消すると、制御装置10は、受変電設備30に対して復電制御を行うことで、商用電源に基づいた電力が負荷40に対して供給される。
制御装置10は、主回路部101と、補助回路部102と、表示部103と、を備える。停復電制御は、主回路部101を自動制御する「自動モード」と、自動制御が停止し、主回路部101を手動制御する「手動モード」と、により実行可能である。
主回路部101は、第1受信部1011と、第1回路部1012と、を備える。第1受信部1011は、補助回路部102から、第1回路部1012を作動させるための信号を受信する。第1回路部1012は、受変電設備30を制御するための、主回路を備える。
主回路は、不足電圧継電器27と、遮断器52を有する。不足電圧継電器27は、回路の電圧低下を検出する為に設置され、電圧が整定値を下回ると動作し、停電や欠相などにおける回路の電圧低下の検出に利用される。また不足電圧継電器27は、リレーとも称される。遮断器52は、電力回路や電力機器の正常動作時の負荷電流を開閉し、また負荷側の設備等を保護する。また遮断器52は、ブレーカとも称される。
本実施形態において第1回路部1012の主回路は、例えば図2に示されるような系統図で表される。以下、図2について説明する。
受電部(△印)の不足電圧継電器27および遮断器52は、それぞれ受電部不足電圧継電器27R、受電部遮断器52Rである。変圧器Tr(交流電力の電圧を、電磁誘導を利用して変換する電力機器)と母線(電源から生じるすべての電流を受け、また外線に分電する線)の間に設けられる不足電圧継電器27および遮断器52は、それぞれ主変二次不足電圧継電器27S、主変二次遮断器52Sである。発電機G(図1の発電装置301に相当)と母線の間に設けられる不足電圧継電器27および遮断器52は、それぞれ発電機連絡不足電圧継電器27GB、発電機連絡遮断器52GBである。
母線に設けられる不足電圧継電器27は、母線不足電圧継電器27Bである。フィーダ(分岐回路)に設けられる遮断器52は、それぞれフィーダ遮断器52F1,52F2,52F3,52F4,52F5である。発電機Gに設けられる遮断器52は、発電機遮断器52Gである。なお、主回路は、図2に示される実施形態に限られない。
補助回路部102は、制御部1021と、入力部1022と、第2受信部1023と、送信部1024と、判定部1025と、第2回路部1026と、記憶部1027と、を備える。
制御部1021は、記憶部1027に記憶されたプログラム等に基づいて、第2回路部1026の補助回路を制御し、ひいては、第1回路部1012の主回路を制御する。言い換えると、主回路は、補助回路を介して、受変電設備30を制御する。
また制御部1021は、停電記憶状態、発電機給電準備状態、発電機給電完了状態、商用復電準備状態の順に制御装置10の状態を遷移しながら、自動モードによる主回路の自動制御、ひいては受変電設備30の停復電制御を行う。
さらに制御部1021は、記憶部1027に、停電記憶状態に対応する第1の情報In1、発電機給電準備状態に対応する第2の情報In2、発電機給電完了状態に対応する第3の情報In3、および商用復電準備状態に対応する第4の情報In4を記憶する。なお、補助回路部102の各構成は、記憶部1027に記憶された専用プログラムを起動しソフトウェアとハードウェアを協働させることで実現することができる。
入力部1022は、ユーザーが手動による操作を入力するための押しボタンスイッチ(PBLS)や切り替えスイッチ等のインターフェースを備える。入力部1022は、主回路を自動制御する自動モードと主回路を手動制御する手動モードとの間の切り替え指示を入力する。
第2受信部1023は、商用電源が停電した旨の信号を受電部不足電圧継電器27Rの制御信号から受信する。
送信部1024は、発電装置301に始動信号や停止信号を送信する。
判定部1025は、所定の条件を満足するか否かを判定する。
第2回路部1026は、主回路を動かすための条件付けを行う補助回路を有する。制御部1021が、第2回路部1026の補助回路に対し所定の制御を行うことで、第1回路部1032の主回路が作動する。
表示部103は、表示器として機能し、例えばLED(Light Emitting Diode)表示ランプやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。
表示部103は、例えば、停復電制御実行解除ランプを有する。停復電制御実行解除ランプは自動モードによる停復電制御が実行中である場合に点灯し、自動モードによる停復電制御が停止(解除)している場合に消灯する。例えば、制御部1021は、停復電制御実行解除ランプを点灯または消灯させるための制御を行う。
表示部103は、主回路による受変電設備30の停復電制御の実行中において、入力部1022が自動モードから手動モードへの切り替え指示を入力した場合、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示(停復電制御実行解除ランプの点灯)を実行する。
また表示部103は、入力部1022が自動モードから手動モードへの切り替え指示を入力した後手動モードから自動モードへの切り替え指示を入力した場合、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示(停復電制御実行解除ランプの点灯)を保持する。
さらに表示部103は、受変電設備30の停復電制御の復帰操作がされたことをトリガとして、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示をリセットする。復帰操作とは、例えば入力部1022が自動モードから手動モードへの切り替え指示を入力した後手動モードから自動モードへの切り替え指示を入力し、停復電制御実行解除ランプの点灯が維持された状態において、押しボタンスイッチ(PBLS)を押下して、停復電制御の実行を再開するとともに、停復電制御実行解除ランプを消灯する操作のことを言う。
なお、表示部103は、制御装置10における設定の内容や処理の状態などの情報を文字や画像として表示してもよい。
以下、図1,2を参照して、自動モードによる受変電設備30の停復電制御の処理について説明する。商用電源が停電した際、補助回路部102の第2受信部1023は、商用電源が停電した旨の信号を受信する。そして、制御部1021は受電部不足電圧継電器27Rを作動させ、受電部遮断器52Rを「切」にする。次に制御部1021は、主変二次不足電圧継電器27Sを作動させ、主変二次遮断器52Sを「切」にする。
停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、及び母線不足電圧継電器27Bの作動の全ての条件を満足すると、送信部1024は発電装置301に始動信号を送信する。始動信号により、発電装置301は所定電圧を得る。そして制御部1021は、第2回路部1026を制御することにより、発電機遮断器52Gを「入」にする。これにより、制御装置10は、停電記憶状態に遷移する。制御部1021は停電記憶状態に対応する第1の情報In1を記憶部1027に記憶する。
第1の情報In1が記憶部1027に記憶された後、停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、主変二次遮断器52Sの「切」、及び母線不足電圧継電器27Bの作動の全ての条件を満足すると判定部1025が判定した場合、制御部1021はフィーダ遮断器52F1乃至52F5を順次「切」にする。これにより、制御装置10は、発電機給電準備状態に遷移する。そして、制御部1021は発電機給電準備状態に対応する第2の情報In2を記憶部1027に記憶する。
第2の情報In2が記憶部1027に記憶された後、停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、主変二次遮断器52Sの「切」、母線不足電圧継電器27Bの作動、及び発電機連絡不足電圧継電器27GBの復帰の全ての条件を満足すると判定部1025が判定した場合、制御部1021は、発電機連絡遮断器52GBを「入」にする。
その後、制御部1021は、フィーダ遮断器52F1~52F3を順次「入」にする。これにより、制御装置10は、発電機給電完了状態に遷移する。そして、制御部1021は記憶部1027に記憶された第2の情報In2を解除し、発電機給電完了状態に対応する第3の情報In3を記憶部1027に記憶する。
第3の情報In3が記憶部1027に記憶された後、停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、受電部不足電圧継電器27Rの復帰、の全ての条件を満足すると判定部1025が判定した場合、制御部1021は、発電機連絡遮断器52GBを「切」にする。同時に送信部1024は、発電装置301へ停止信号を送信する。そして、制御部1021は発電機遮断器52Gを「切」にする。これにより、発電装置301は停止する。
そして、制御部1021は、母線不足電圧継電器27Bを作動させ、フィーダ遮断器52F1乃至52F3を順次「切」にする。制御部1021が受電部遮断器52Rを「入」にすると、主変二次不足電圧継電器27Sが復帰する。その後制御部1021は、主変二次遮断器52Sを「入」にする。これにより、制御装置10は、商用復電準備状態に遷移する。そして、制御部1021は記憶部1027に記憶された第3の情報In3を解除し、商用復電準備状態に対応する第4の情報In4を記憶部1027に記憶する。
第4の情報In4が記憶部1027に設定された後、停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、主変二次遮断器52Sの「入」、発電機連絡遮断器52GBの「切」、及び母線不足電圧継電器27Bの復帰の全ての条件を満足すると判定部1025が判定した場合、フィーダ遮断器52F1乃至52F5を順次「入」にする。そして、制御部1021は、記憶部1027に記憶された第1の情報In1、及び第4の情報In4を解除する。以上が自動モードによる受変電設備30の停復電制御の処理である。
ここで、停電記憶状態に関する第1の情報In1が記憶部1027に記憶された後、ユーザーが自動モードから手動モードへの切り替えの指令を入力部1022に入力すると、制御部1021は、自動モードによる停復電制御を停止する。同時に制御部1201は、停復電制御が停止したことを表示するため、表示部103の停復電制御実行解除ランプを点灯する。
その後、ユーザーが手動モードから自動モードへの切り替えの指示を入力部1022に入力した場合、一旦、制御部1021は自動モードによる停復電制御の実行の停止を維持する。また、制御部1021は、表示部103における自動モードから手動モードに切り替わり、停復電制御が停止したことを示す表示(停復電制御実行解除ランプの点灯した状態)を保持する。
この状態において、例えばユーザーが入力部1022の押しボタンスイッチを押下すること(復帰操作)により、制御部1021は自動モードによる停復電制御の実行を再開する。同時に、制御部1021は、表示部103の停復電制御実行解除ランプを消灯する。
図3は、停復電制御において、第1の情報を記憶する処理の流れを示すフローチャートである。判定部1025は、停復電制御が自動モードであるか否かを判定する(ステップS1)。判定部1025が、停復電制御が自動モードであると判定した場合には(ステップS1のNo)、処理はステップS2へ進む。判定部1025が、停復電制御が自動モードでないと判定した場合には(ステップS1のYes)、処理を終了する。
判定部1025は、商用電源が停電したか否かを判定する(ステップS2)。判定部1025が、商用電源が停電したと判定した場合には(ステップS2のYes)、処理はステップS3へ進む。判定部1025が、商用電源が停電していないと判定した場合には(ステップS2のNo)、処理を終了する。
制御部1021は受電部不足電圧継電器27Rを作動させ、受電部遮断器52Rを「切」にする(ステップS3)。そして、次に制御部1021は、主変二次不足電圧継電器27Sを作動させ、主変二次遮断器52Sを「切」にする(ステップS4)。
そして、判定部1025は、停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、及び母線不足電圧継電器27Bの作動の全ての条件を満足しているか否かを判定する(ステップS5)。判定部1025が、全ての条件を満足していると判定した場合には(ステップS5のYes)、処理はステップS6へ進む。判定部1025が、全ての条件を満足していないと判定した場合には(ステップS5のNо)、処理を終了する。
送信部1024は発電装置301に始動信号を送信する(ステップS6)。始動信号により、発電装置301は所定電圧を得る。次に制御部1021は、発電機遮断器52Gを「入」にする(ステップS7)。これにより制御装置10は、停電記憶状態に遷移する。そして制御部1021は停電記憶状態に対応する第1の情報In1を記憶部1027に記憶し(ステップS8)、処理を終了する。
図4は、停復電制御において、第1の情報を記憶する処理の流れを示す模式図である。
図4の模式図は、AND条件を満足することで、ANDの右方に示す処理が実行されることを示す(図4以降の模式図においても同様とする)。停復電制御実行解除リセット(PBLS(押しボタンスイッチ)を押下して、停復電制御実行解除ランプ消灯させ、停復電制御の実行)、停復電制御の自動モード、母線不足電圧継電器27Bの作動の全ての条件(AND条件)を満足すると判定部1025が判定した場合、送信部1024は発電装置301に始動信号を送信することで、発電装置301は所定電圧が確立する。
そして制御部1021は、発電機遮断器52Gを「入」にする。これにより制御装置10は停電記憶状態に遷移し、制御部1021は停電記憶状態に対応する第1の情報In1を、記憶部1027に記憶する(停電記憶セット)。
記憶部1027に第1の情報In1が記憶された後、自動モードから手動モードに切替わったことにより、自動モードによる主回路の自動制御が停止した場合、入力部1022による入力により、手動モードから自動モードに切り替えると、制御部1021は、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセット(消灯)を少なくとも条件として、第1の情報In1に基づいて停電記憶状態から主回路の自動制御を開始する。
図5は、停復電制御において、第2の情報を記憶する処理の流れを示すフローチャートである。判定部1025は第1の情報In1が記憶部1027に記憶されているか否かを判定する(ステップS9)。判定部1025が、第1の情報In1が記憶部1027に記憶されていると判定した場合(ステップS9のYes)、処理はステップS10へ進む。判定部1025が、第1の情報In1が記憶部1027に記憶されていないと判定した場合(ステップS9のNо)、処理を終了する。
次に、判定部1025は、停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、主変二次遮断器52Sの「切」、及び母線不足電圧継電器27Bの作動の全ての条件を満足しているか否かを判定する(ステップS10)。判定部1025が、全ての条件を満足していると判定した場合には(ステップS10のYes)、処理はステップS11へ進む。判定部1025が、全ての条件を満足していないと判定した場合には(ステップS10のNо)、処理を終了する。
制御部1021はフィーダ遮断器52F1乃至52F5を順次「切」にする(ステップS11)。これにより制御装置10は、発電機給電準備状態に遷移する。そして、制御部1021は発電機給電準備状態に対応する第2の情報In2を記憶部1027に記憶し(ステップS12)、処理を終了する。
図6は、停復電制御において、第2の情報を記憶する処理の流れを示す模式図である。
停復電制御実行解除リセット、発電機給電準備リセット(第2の情報In2が記憶部1027に記憶されていない状態)、停復電制御の自動モード、主変二次遮断器52Sの「切」、及び母線不足電圧継電器27Bの作動の全ての条件を満足すると判定部1025が判定した場合、制御部1021はフィーダ遮断器52F1乃至52F5を順次「切」にする。なお、図6のTはタイマーを示す。AND条件を満足した場合、ANDの右方の処理は、上方に示される処理から順にタイマーによって所定の時間間隔を空けて実行される(図6以降の模式図においても同様とする)。
これにより制御装置10は、発電機給電準備状態に遷移する。そして、制御部1021は発電機給電準備状態に対応する第2の情報In2を記憶部1027に記憶する(発電機給電準備セット)。
記憶部1027に第2の情報In2が記憶された後、自動モードから手動モードに切替わったことにより、自動モードによる主回路の自動制御が停止した場合、入力部1022による入力により、手動モードから自動モードに切り替えると、制御部1021は、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセット(消灯)を少なくとも条件として、第2の情報In2に基づいて発電機給電準備状態から主回路の自動制御を開始する。
図7は、停復電制御において、第3の情報を記憶する処理の流れを示すフローチャートである。判定部1025は第2の情報In2が記憶部1027に記憶されているか否かを判定する(ステップS9)。判定部1025が、第2の情報In2が記憶部1027に記憶されていると判定した場合(ステップS9のYes)、処理はステップS10へ進む。判定部1025が、第2の情報In2が記憶部1027に記憶されていないと判定した場合(ステップS9のNо)、処理を終了する。
次に判定部1025は、停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、主変二次遮断器52Sの「切」、母線不足電圧継電器27Bの作動、及び発電機連絡不足電圧継電器27GBの復帰の全て条件を満足しているか否かを判定する(ステップS14)。判定部1025が、全ての条件を満足していると判定した場合には(ステップS14のYes)、処理はステップS15へ進む。判定部1025が、全ての条件を満足していないと判定した場合には(ステップS14のNо)、処理を終了する。
制御部1021は、発電機連絡遮断器52GBを「入」にする(ステップS15)。次に制御部1021は、フィーダ遮断器52F1~52F3を順次「入」にする(ステップS16)。これにより制御装置10は、発電機給電完了状態に遷移する。そして、制御部1021は発電機給電完了状態に対応する第3の情報In3を記憶部1027に記憶し、記憶部1027に記憶された第2の情報In2を解除して、(ステップS17)、処理を終了する。
図8は、停復電制御において、第3の情報を記憶する処理の流れを示す模式図である。
発電機給電準備セット(第2の情報In2が記憶部1027に記憶されている状態)、停復電制御実行解除リセット、停復電制御の自動モード、主変二次遮断器52Sの「切」、母線不足電圧継電器27Bの作動、及び発電機連絡不足電圧継電器27GBの復帰の全て条件を満足すると判定部1025が判定した場合、制御部1021は、発電機連絡遮断器52GBを「入」にする。次に制御部1021は、フィーダ遮断器52F1~52F3を順次「入」にする。
これにより制御装置10は、発電機給電完了状態に遷移する。そして、制御部1021は、発電機給電完了状態に対応する第3の情報In3を記憶部1027に記憶し、および記憶部1027に記憶された第2の情報In2を解除する(発電機給電完了セット、および発電機給電準備リセット)。
記憶部1027に第3の情報In3が記憶された後、自動モードから手動モードに切替わったことにより、自動モードによる主回路の自動制御が停止した場合、入力部1022による入力により、手動モードから自動モードに切り替えると、制御部1021は、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセット(消灯)を少なくとも条件として、第3の情報In3に基づいて発電機給電完了状態から主回路の自動制御を開始する。
図9は、停復電制御において、第4の情報を記憶する処理の流れを示すフローチャートである。判定部1025は第3の情報In3が記憶部1027に記憶されているか否かを判定する(ステップS18)。判定部1025が、第3の情報In3が記憶部1027に記憶されていると判定した場合(ステップS18のYes)、処理はステップS19へ進む。判定部1025が、第3の情報In3が記憶部1027に記憶されていないと判定した場合(ステップS18のNо)、処理を終了する。
次に判定部1025は、停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、受電部不足電圧継電器27Rの復帰、の全ての条件を満足しているか否かを判定する(ステップS19)。判定部1025が、全ての条件を満足していると判定した場合には(ステップS19のYes)、処理はステップS20へ進む。判定部1025が、全ての条件を満足していないと判定した場合には(ステップS19のNо)、処理を終了する。
制御部1021は、発電機連絡遮断器52GBを「切」にする。同時に送信部1024は、発電装置301へ停止信号を送信する(ステップS20)。次に、制御部1021は発電機遮断器52Gを「切」にする(ステップS21)。これにより、発電装置301は停止する。
制御部1021は、母線不足電圧継電器27Bを作動させ(ステップS22)、フィーダ遮断器52F1乃至52F3を順次「切」にする(ステップS23)。次に、制御部1021が受電部遮断器52Rを「入」にすると(ステップS24)、主変二次不足電圧継電器27Sが復帰する(ステップS25)。
制御部1021は、主変二次遮断器52Sを「入」にする(ステップS26)。これにより制御装置10は、商用復電準備状態に遷移する。そして、制御部1021は、商用復電準備状態に対応する第4の情報In4を記憶部1027に記憶し、および記憶部1027に記憶された第3の情報In3を解除して(ステップS27)、処理を終了する。
図10は、停復電制御において、第4の情報を記憶する処理の流れを示す模式図である。発電機給電完了セット(第3の情報In3が記憶部1027に記憶されている状態)、停復電制御実行解除リセット、停復電制御の自動モード、受電部不足電圧継電器27Rの復帰の全ての条件を満足すると判定部1025が判定した場合、制御部1021は、発電機連絡遮断器52GBを「切」にする。同時に送信部1024は、発電装置301へ停止信号を送信して、発電装置301は稼動停止する。
制御部1021は、フィーダ遮断器52F1乃至52F3を順次「切」にする。次に、制御部1021が受電部遮断器52Rを「入」にすると、主変二次不足電圧継電器27Sが復帰する。そして制御部1021は、主変二次遮断器52Sを「入」にする。
これにより制御装置10は、商用復電準備状態に遷移する。そして、制御部1021は、商用復電準備状態に対応する第4の情報In4を記憶部1027に記憶し、および記憶部1027に記憶されている第3の情報In3を解除する(商用復電準備セット、および発電機給電完了リセット)。
記憶部1027に第4の情報In4が記憶された後、自動モードから手動モードに切替わったことにより、自動モードによる主回路の自動制御が停止した場合、入力部1022による入力により、手動モードから自動モードに切り替えると、制御部1021は、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセット(消灯)を少なくとも条件として、第4の情報In4に基づいて商用復電準備状態から主回路の自動制御を開始する。
図11は、停復電制御において、第1の情報、および第4の情報を解除する処理の流れを示すフローチャートである。判定部1025は第4の情報In4が記憶部1027に記憶されているか否かを判定する(ステップS28)。判定部1025が、第4の情報In4が記憶部1027に記憶されていると判定した場合(ステップS28のYes)、処理はステップS29へ進む。判定部1025が、第4の情報In4が記憶部1027に記憶されていないと判定した場合(ステップS28のNо)、処理を終了する。
次に判定部1025は、停復電制御の実行(表示部103の停復電制御実行解除ランプが消灯)、停復電制御の自動モード、主変二次遮断器52Sの「入」、発電機連絡遮断器52GBの「切」、及び母線不足電圧継電器27Bの復帰の全ての条件を満足しているか否かを判定する(ステップS29)。判定部1025が、全ての条件を満足していると判定した場合には(ステップS29のYes)、処理はステップS30へ進む。判定部1025が、全ての条件を満足していないと判定した場合には(ステップS29のNо)、処理を終了する。
制御部1021は、フィーダ遮断器52F1乃至52F5を順次「入」にする(ステップS30)。そして、制御部1021は、記憶部1027に記憶された停電記憶状態に対応する第1の情報In1、および商用復電準備に対応する第4の情報In4を解除し(ステップS31)、処理を終了する。
図12は、停復電制御において、第1の情報、及び第4の情報を解除する処理の流れを示す模式図である。商用復電準備セット(第4の情報In4が記憶部1027に記憶されている状態)、停復電制御実行解除リセット、停復電制御の自動モード、主変二次遮断器52Sの「入」、発電機連絡遮断器52GBの「切」、及び母線不足電圧継電器27Bの復帰の全ての条件を満足すると判定部1025が判定した場合、制御部1021は、フィーダ遮断器52F1乃至52F5を順次「入」にする。
そして、制御部1021は、記憶部1027に記憶された停電記憶状態に対応する第1の情報In1、および記憶部1027に記憶された商用復電準備に対応する第4の情報In4を解除する(商用復電準備リセット、および停電記憶状態リセット)。
図13は、停復電制御を自動モードから手動モードに切り替える場合の処理の流れを示すフローチャートである。判定部1025は、停復電制御が自動モードであるか否かを判定する(ステップS32)。判定部1025が、停復電制御が自動モードであると判定した場合(ステップS32のYes)、処理はステップS33へ進む。判定部1025が、停復電制御が自動モードでないと判定した場合(ステップS32のNо)、処理を終了する。
次に判定部1025は、第1の情報In1が記憶部1027に記憶されているか否かを判定する(ステップS33)。判定部1025が、第1の情報In1が記憶部1027に記憶されていると判定した場合(ステップS33のYes)、処理はステップS34へ進む。判定部1025が、第1の情報In1が記憶部1027に記憶されていないと判定した場合(ステップS33のNо)、処理を終了する。
ユーザーが自動モードから手動モードへの切り替えの指令を入力部1022に入力すると(ステップS34)、制御部1021は、自動モードによる停復電制御の実行を停止する(ステップS35)。そして制御部1021は表示部103の停復電制御実行解除ランプを点灯させ(ステップS36)、処理を終了する。
図14は、停復電制御を手動モードから自動モードに切り替えて再開する場合の処理の流れを示すフローチャートである。判定部1025は、停復電制御が手動モードであるか否かを判定する(ステップS37)。判定部1025が、停復電制御が手動モードであると判定した場合(ステップS37のYes)、処理はステップS38へ進む。判定部1025が、停復電制御が手動モードでないと判定した場合(ステップS37のNо)、処理を終了する。
ユーザーが手動モードから自動モードへの切り替えの指示を入力部1022に入力すると(ステップS38)、制御部1021は停復電制御の実行の停止を維持する(ステップS39)。そして制御部1021は、表示部103の停復電制御実行解除ランプの点灯した状態を維持する(ステップS40)。
この状態で、ユーザーが入力部1022の押しボタンスイッチを押下すると(ステップS41)、制御部1021は表示部103の停復電制御実行解除ランプを消灯するとともに、停復電制御を再開する(ステップS42)。
図15は、停復電制御の停止および再開をする場合の処理(停復電制御の誤操作時の処理)の流れを示す模式図である。停電記憶セット(第1の情報In1が記憶部1027に記憶されている状態)、停復電制御の手動モードの全ての条件を満足すると判定部1025が判定した場合、制御部1021は自動モードによる停復電制御の実行を停止し、手動モードに切り替わる(停復電制御実行解除セットおよび停復電制御実行解除ランプ点灯)。
この状態で、ユーザーが復帰操作において入力部1022の押しボタンスイッチを押下すると、制御部1021は表示部103の停復電制御実行解除ランプを消灯するとともに、停復電制御を再開する(停復電制御実行解除リセットおよび停復電制御実行解除ランプ消灯)。
停復電制御の実行中に自動モードから手動モードに変更し、その後自動モードに戻した場合、自動モードに再度戻すことにより、停復電制御が再開する。しかし、手動モードへの変更により停復電制御が停止したことが認知されないおそれがあった。
本実施形態おいて、受変電システム100は、受変電設備30と、受変電設備30を制御する制御装置10と、を備える。制御装置10は、受変電設備30を制御する主回路と、入力部1022と、表示部103と、を備える。入力部1022は主回路を自動制御する自動モードと主回路を手動制御する手動モードとの間の切り替え指示を入力する。また表示部103は、主回路による受変電設備30の停復電制御の実行中において、入力部1022が自動モードから手動モードへの切り替え指示を入力した場合、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示を実行する。
したがって、表示部103への表示により、自動モードから手動モードに切り替わり自動制御による停復電制御が停止したことを作業員等が認知できるため、その後の復旧作業への契機とすることができる。
従来は、手動モードから自動モードに切り替えた場合、自動モードから手動モードに切り替わったことを示す表示(停復電制御実行解除ランプ)は消灯していた。このため、自動モードから手動モードに切り替わり、自動制御による停復電制御の実行が停止したことを認知することが難しかった。
本実施形態において、表示部103は、入力部1022が自動モードから手動モードへの切り替え指示を入力した後手動モードから自動モードへの切り替え指示を入力した場合、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示を保持する。
したがって、自動モードから手動モードに切り替った場合でも、一旦は停復電制御実行解除ランプの点灯した状態が保持されるので、作業員等が自動モードによる停復電制御の停止をより一層容易に認知でき、その後の復旧作業への契機とすることができる。
従来は、停復電制御が自動モードから手動モードに切替わると制御条件が不成立となり、停復電制御は途中で停止していた。また、この際自動モードによる停復電制御が再開されるのを無駄に待ってしまう懸念があり、状況判断と復旧に時間を要する可能性があった。
本実施形態において、表示部103は、受変電設備30の停復電制御の復帰操作がされたことをトリガとして、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示をリセットする。
したがって、作業員等が復帰操作により停復電制御の実行を再開でき、また、当該復帰操作とともに停復電制御実行解除ランプが消灯するので、停復電制御が正常に実行されていることも同時に認知できる。
従来は停復電制御を手動モードから自動モードに戻すことができたとしても、一旦制御の条件が不成立となったため、制御の途中から停復電制御を再開することができなかった。
本実施形態において、受変電システム100は、停電記憶状態、発電機給電準備状態、発電機給電完了状態、商用復電準備状態の順に制御装置10の状態を遷移しながら、自動モードによる主回路の自動制御を行う、制御部1021と、第1の情報In1乃至第4の情報In4を記憶する記憶部1027と、を備える。そして、記憶部1027に第1の情報In1が記憶された後、自動モードから手動モードに切替わったことにより、自動モードによる主回路の自動制御が停止した場合、制御部1021は、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセットを少なくとも条件として、第1の情報In1に基づいて停電記憶状態から主回路の自動制御を開始する。同様に、記憶部1027に第2の情報In2が記憶された後、自動モードから手動モードに切替わったことにより、自動モードによる主回路の自動制御が停止した場合、制御部1021は、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセットを少なくとも条件として、第2の情報In2に基づいて発電機給電準備状態から主回路の自動制御を開始する。同様に、記憶部1027に第3の情報In3が記憶された後、自動モードから手動モードに切替わったことにより、自動モードによる主回路の自動制御が停止した場合、制御部1021は、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセットを少なくとも条件として、第3の情報In3に基づいて発電機給電完了状態から主回路の自動制御を開始する。同様に、記憶部1027に第4の情報In4が記憶された後、自動モードから手動モードに切替わったことにより、自動モードによる主回路の自動制御が停止した場合、制御部1021は、停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセットを少なくとも条件として、第4の情報In4に基づいて商用復電準備状態から主回路の自動制御を開始する。
よって本発明は、記憶部1027が第1の情報In1乃至第4の情報In4を記憶するため、停復電制御の処理の途中で自動モードから手動モードに切替わったとしても、制御装置10による停復電制御の処理の途中に設けられる状態である、停電記憶状態、発電機給電準備状態、発電機給電完了状態、または商用復電準備状態の何れかの状態から、制御部1021は停復電制御の処理を再開することができる。
例えば、発電機給電準備状態に対応する第2の情報In2が記憶部1027に記憶される前に停復電制御が停止しても、停電記憶状態に対応する第1の情報In1が記憶部1027に記憶されているため、制御部1021は、停電記憶状態以前の停復電制御の処理を再度行わず、停電記憶状態から停復電制御を再開する。また、例えば停電記憶状態に対応する第1の情報In1が記憶部1027に記憶される前に停復電制御が停止した場合は、制御部1021は、停復電制御の処理を始めから再開する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 制御装置、101 主回路部、1011 第1受信部、1012 第1回路部、102 補助回路部、1021 制御部、1022 入力部、1023 第2受信部、1024 送信部、1025 判定部、1026 第2回路部、1027 記憶部、103 表示部、30 受変電設備、301 発電装置、40 負荷、In1 第1の情報、In2 第2の情報、In3 第3の情報、In4 第4の情報

Claims (7)

  1. 受変電設備と、前記受変電設備を制御する制御装置と、を備える受変電システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記受変電設備を制御する主回路と、
    前記主回路を自動制御する自動モードと前記主回路を手動制御する手動モードとの間の切り替え指示を入力する入力部と、
    前記主回路による前記受変電設備の停復電制御の実行中において、前記入力部が前記自動モードから前記手動モードへの切り替え指示を入力した場合、前記停復電制御の実行が解除されたことを示す表示を実行する表示部と、
    を備える、受変電システム。
  2. 前記表示部は、前記入力部が前記自動モードから前記手動モードへの切り替え指示を入力した後前記手動モードから前記自動モードへの切り替え指示を入力した場合、前記停復電制御の実行が解除されたことを示す表示を保持する、
    請求項1に記載の受変電システム。
  3. 前記表示部は、前記受変電設備の停復電制御の復帰操作がされたことをトリガとして、前記停復電制御の実行が解除されたことを示す表示をリセットする、
    請求項1又は2に記載の受変電システム。
  4. 前記受変電システムは、
    停電記憶状態、発電機給電準備状態、発電機給電完了状態、商用復電準備状態の順に前記制御装置の状態を遷移しながら、前記自動モードによる前記主回路の前記自動制御を行う、制御部と、
    前記停電記憶状態に対応する第1の情報を記憶する記憶部と、
    をさらに備え、
    前記記憶部に前記第1の情報が記憶された後、前記自動モードから前記手動モードに切替わったことにより、前記自動モードによる前記主回路の前記自動制御が停止した場合、前記制御部は、前記停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセットを少なくとも条件として、前記第1の情報に基づいて前記停電記憶状態から前記主回路の前記自動制御を開始する、請求項3に記載の受変電システム。
  5. 前記受変電システムは、
    停電記憶状態、発電機給電準備状態、発電機給電完了状態、商用復電準備状態の順に前記制御装置の状態を遷移しながら、前記自動モードによる前記主回路の前記自動制御の処理を行う、制御部と、
    前記発電機給電準備状態に対応する第2の情報を記憶する記憶部と、
    をさらに備え、
    前記記憶部に前記第2の情報が記憶された後、前記自動モードから前記手動モードに切替わったことにより、前記自動モードによる前記主回路の前記自動制御が停止した場合、前記制御部は、前記停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセットを少なくとも条件として、前記第2の情報に基づいて前記発電機給電準備状態から前記主回路の前記自動制御を開始する、請求項3または4に記載の受変電システム。
  6. 前記受変電システムは、
    停電記憶状態、発電機給電準備状態、発電機給電完了状態、商用復電準備状態の順に前記制御装置の状態を遷移しながら、前記自動モードによる前記主回路の前記自動制御を行う、制御部と、
    前記発電機給電完了状態に対応する第3の情報を記憶する記憶部と、
    をさらに備え、
    前記記憶部に前記第3の情報が記憶された後、前記自動モードから前記手動モードに切替わったことにより、前記自動モードによる前記主回路の前記自動制御が停止した場合、前記制御部は、前記停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセットを少なくとも条件として、前記第3の情報に基づいて前記発電機給電完了状態から前記主回路の前記自動制御を開始する、請求項3乃至5のうちいずれか一項に記載の受変電システム。
  7. 前記受変電システムは、
    停電記憶状態、発電機給電準備状態、発電機給電完了状態、商用復電準備状態の順に前記制御装置の状態を遷移しながら、前記自動モードによる前記主回路の前記自動制御を行う、制御部と、
    前記商用復電準備状態に対応する第4の情報を記憶する記憶部と、
    をさらに備え、
    前記記憶部に前記第4の情報が記憶された後、前記自動モードから前記手動モードに切替わったことにより、前記自動モードによる前記主回路の前記自動制御が停止した場合、前記制御部は、前記停復電制御の実行が解除されたことを示す表示のリセットを少なくとも条件として、前記第4の情報に基づいて前記商用復電準備状態から前記主回路の前記自動制御を開始する、請求項3乃至6のうちいずれか一項に記載の受変電システム。
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