JP2022112075A - 基板及び基板製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属ポスト形成のための工数を削減する。【解決手段】セラミック多層基板100は、最上位層を貫通する第1の貫通穴が最上位層に形成された複数層の未焼成のセラミック積層体20の上に感光性有機系シート7を配置する工程と、感光性有機系シート7を貫通する第2の貫通穴を第1の貫通穴の位置に合わせて感光性有機系シート7に形成する工程と、第1の貫通穴と第2の貫通穴とに導体ペースト8を充填する工程と、セラミック積層体と感光性有機系シート7と導体ペースト8とを焼成する工程とを実施して製造される。【選択図】図4
Description
本開示は、焼成により製造される基板に関する。
近年、セラミック回路基板は、半導体素子の高集積化及び電子部品の小型化に伴い、それぞれに設けられる外部接続端子の配設密度の増大が図られている。外部接続端子の配設密度が高い回路基板としては、接続端子としてはんだバンプが格子状に配列されたBGA(Ball Grid Array)型のパッケージがある。
はんだバンプでは、通常は、はんだボールによって電極を形成するが、ボールサイズによる制約及び装置の制約から、はんだボール搭載の難易度が高いという課題があった。また、はんだバンプの形成方法として、はんだ印刷による方法もあるが、小型化、狭ピッチ化によりパッド径が小さくなり、それに伴いバンプ高さが低くなるため信頼性を保てないという課題がある。
はんだバンプでは、通常は、はんだボールによって電極を形成するが、ボールサイズによる制約及び装置の制約から、はんだボール搭載の難易度が高いという課題があった。また、はんだバンプの形成方法として、はんだ印刷による方法もあるが、小型化、狭ピッチ化によりパッド径が小さくなり、それに伴いバンプ高さが低くなるため信頼性を保てないという課題がある。
特許文献1では、半導体チップにおいて接続部に生じる応力を十分に減少させ、優れた実装信頼性を得るために、パッド電極上に金属ポストを形成する方法が開示されている。
特許文献1に記載の金属ポストを形成する手法においては、金属ポスト形成のための仮基板を除去する工程が必要であり、工数の増大が課題となる。
本開示は、このような課題を解決することを主な課題とする。より具体的には、本開示は、金属ポスト形成のための工数を削減することを主な課題とする。
本開示に係る基板は、
最上位層を貫通する第1の貫通穴が前記最上位層に形成された複数層の未焼成の積層体の上に感光性有機系シートを配置する工程と、
前記感光性有機系シートを貫通する第2の貫通穴を前記第1の貫通穴の位置に合わせて前記感光性有機系シートに形成する工程と、
前記第1の貫通穴と前記第2の貫通穴とに導体ペーストを充填する工程と、
前記積層体と前記感光性有機系シートと前記導体ペーストとを焼成する工程とを実施して製造される。
最上位層を貫通する第1の貫通穴が前記最上位層に形成された複数層の未焼成の積層体の上に感光性有機系シートを配置する工程と、
前記感光性有機系シートを貫通する第2の貫通穴を前記第1の貫通穴の位置に合わせて前記感光性有機系シートに形成する工程と、
前記第1の貫通穴と前記第2の貫通穴とに導体ペーストを充填する工程と、
前記積層体と前記感光性有機系シートと前記導体ペーストとを焼成する工程とを実施して製造される。
本開示によれば、焼成時に感光性有機系シートが熱分解されることで消失するため、金属ポスト形成のための仮基板を除去する工程が不要であり、金属ポスト形成のための工数を削減することが可能である。
以下、実施の形態を図を用いて説明する。以下の実施の形態の説明及び図面において、同一の符号を付したものは、同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
本実施の形態では、金属ポスト形成のための工数を削減することができ、また、金属ポストとパッドとの十分な接合強度を得ることができる、セラミック積層体を用いたセラミック多層基板(BGAパッケージ)を説明する。
本実施の形態では、金属ポスト形成のための工数を削減することができ、また、金属ポストとパッドとの十分な接合強度を得ることができる、セラミック積層体を用いたセラミック多層基板(BGAパッケージ)を説明する。
図1は、本実施の形態に係るセラミック多層基板100の構成を示す断面模式図である。
本実施の形態に係るセラミック多層基板100は、複数のセラミック層が多層に形成されている。セラミック層の表層にはソルダレジスト2により開口されたパッド上に金属ポスト3が形成される。また、金属ポスト3の上面にはんだバンプ4が形成されている。また、各層の層間接続用にビア5が形成されている。
本実施の形態に係るセラミック多層基板100は、複数のセラミック層が多層に形成されている。セラミック層の表層にはソルダレジスト2により開口されたパッド上に金属ポスト3が形成される。また、金属ポスト3の上面にはんだバンプ4が形成されている。また、各層の層間接続用にビア5が形成されている。
セラミック層の材料は、例えばアルミナ(Al2O3)、シリカ(SiO2)、ホウ素(B2O3)を含むガラスセラミックスから形成される。
また、導体膜6及びビア5は、例えば銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、またはパラジウム(Pd)等からなる少なくとも1種の金属粉末または金属粒子を含有する導体から形成される。
ソルダレジスト2の材料は、例えばセラミック層と同じ成分のアルミナ(Al2O3)、シリカ(SiO2)、ホウ素(B2O3)を含むガラスセラミックスから形成される。
また、導体膜6及びビア5は、例えば銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、またはパラジウム(Pd)等からなる少なくとも1種の金属粉末または金属粒子を含有する導体から形成される。
ソルダレジスト2の材料は、例えばセラミック層と同じ成分のアルミナ(Al2O3)、シリカ(SiO2)、ホウ素(B2O3)を含むガラスセラミックスから形成される。
次に、実施の形態1によるセラミック多層基板100の製造方法を、図2、図3及び図4を用いて説明する。
まず、未焼成のセラミックグリーンシート1(以下「グリーンシート1」と表記する)に貫通穴(以下、「ビアホール」と表記する)を形成する。
例えば、厚さ100μmのグリーンシート1に、レーザー加工、パンチング等の方法で例えば150μmのビアホールを形成する。このビアホールに導体を充填する。
導体としては、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、金(Au)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、またはパラジウム(Pd)等からなる少なくとも1種の金属粉末または金属粒子を含有するものに、焼結助剤として無機添加物および有機溶剤成分を加えてペースト状にしたものを用いる。例えばスクリーン印刷法を用いて導体ペーストをビアホールに充填し、乾燥させる(以下、導体が充填されたビアホールを単に「ビア5」と表記する)。これによりビア5を形成する(図2の(a))。
例えば、厚さ100μmのグリーンシート1に、レーザー加工、パンチング等の方法で例えば150μmのビアホールを形成する。このビアホールに導体を充填する。
導体としては、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、金(Au)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、またはパラジウム(Pd)等からなる少なくとも1種の金属粉末または金属粒子を含有するものに、焼結助剤として無機添加物および有機溶剤成分を加えてペースト状にしたものを用いる。例えばスクリーン印刷法を用いて導体ペーストをビアホールに充填し、乾燥させる(以下、導体が充填されたビアホールを単に「ビア5」と表記する)。これによりビア5を形成する(図2の(a))。
次に、ビア5の形成されたグリーンシート1上に、導体膜6によって配線パターンを形成する。
例えば、スクリーン印刷法により、導体ペーストをグリーンシート1上に塗布し、乾燥させることで、配線パターンを形成する(図2の(b))。これにより導体膜6を形成する。
導体ペーストは、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、金(Au)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、またはパラジウム等からなる少なくとも1種の金属粉末または金属粒子を含有する導体に、焼結助剤として無機添加物および有機溶剤成分を加えてペースト状にしたものを用いる。導体膜6の厚さは、例えば5~20μmである。
例えば、スクリーン印刷法により、導体ペーストをグリーンシート1上に塗布し、乾燥させることで、配線パターンを形成する(図2の(b))。これにより導体膜6を形成する。
導体ペーストは、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、金(Au)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、またはパラジウム等からなる少なくとも1種の金属粉末または金属粒子を含有する導体に、焼結助剤として無機添加物および有機溶剤成分を加えてペースト状にしたものを用いる。導体膜6の厚さは、例えば5~20μmである。
次に、表層のソルダレジスト2を形成する(図2の(c))。
ソルダレジスト2には、例えば、スクリーン印刷法により、アルミナ(Al2O3)、シリカ(SiO2)、ホウ素(B2O3)を含むガラスセラミックスからなる粉末に有機溶剤成分を加えてペースト状にしたものを用いる。ソルダレジスト2の厚さは5~20μmである。
図2の(c)の段階で、表層(最上位層)であるソルダレジスト2には、ソルダレジスト2を貫通する開口部9が設けられている。開口部9は第1の貫通穴に相当する。
ソルダレジスト2には、例えば、スクリーン印刷法により、アルミナ(Al2O3)、シリカ(SiO2)、ホウ素(B2O3)を含むガラスセラミックスからなる粉末に有機溶剤成分を加えてペースト状にしたものを用いる。ソルダレジスト2の厚さは5~20μmである。
図2の(c)の段階で、表層(最上位層)であるソルダレジスト2には、ソルダレジスト2を貫通する開口部9が設けられている。開口部9は第1の貫通穴に相当する。
このようにして導体膜6、ビア5、ソルダレジスト2等の配線パターンを有したグリーンシート1を形成する。
次に、この配線パターン付きのグリーンシート1と、所定の配線パターンの形成された配線パターン付きの別のグリーンシート1を多層積層する。
次に、この配線パターン付きのグリーンシート1と、所定の配線パターンの形成された配線パターン付きの別のグリーンシート1を多層積層する。
次に、多層積層が完了したグリーンシート1を、静水圧プレスなどによる加圧処理を施すことによって各層のグリーンシート1が一体化される(図3の(d))。
図3の(d)に示す、ソルダレジスト2が表層にある多層積層のグリーンシート1をセラミック積層体20と表記する。
図3の(d)に示す、ソルダレジスト2が表層にある多層積層のグリーンシート1をセラミック積層体20と表記する。
さらに、一体化したグリーンシート1であるセラミック積層体20上に、感光性有機系シート7を貼り付ける(図3の(e))。感光性有機系シート7の厚さは例えば50~100μmである。感光性有機系シート7の構成は、例えば、ネガ型であれば、ラジカル系のベンゾイン誘導体等を主成分とする光開始剤、多官能アクリレート等を主成分とする光架橋剤、カルボン酸を含有するバインダーポリマーにより構成された感光層である。ポジ型であれば、感光剤のナフトキノンジアジドスルホン酸エステルと水溶性のノボラック樹脂等で構成された感光層をポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、またはポリプロピレン(PP)等の有機物でラミネートするものがある。
フォトリソグラフィ法によりソルダレジスト2の開口部9と同様の開口部10を感光性有機系シート7に成形する(図3の(f))。つまり、開口部9の位置に合わせて感光性有機系シート7に開口部10を形成する。開口部10は、感光性有機系シート7を貫通する貫通穴であり、第2の貫通穴に相当する。
この感光性有機系シート7の開口部10とソルダレジスト2の開口部9に、例えばスクリーン印刷法により、導体ペースト8を充填する(図4の(g))。導体ペースト8は、導体膜6と同じの材料を用いる。
導体ペースト8を必要な寸法に裁断し、セラミック積層体20と感光性有機系シート7と導体ペースト8とを焼成する。これにより、焼結されたセラミック多層基板100が完成する。焼成後の導体ペースト8が金属ポスト3になる(図4の(h))。
さらに電極の酸化防止を目的として、ニッケル、金めっきなどのめっき処理を金属ポスト3に施してもよい。
なお、感光性有機系シート7はセラミック積層体20と導体ペースト8とともに焼成する際に熱分解されるために、最終的には有機成分は残存しない構造となる。
さらに電極の酸化防止を目的として、ニッケル、金めっきなどのめっき処理を金属ポスト3に施してもよい。
なお、感光性有機系シート7はセラミック積層体20と導体ペースト8とともに焼成する際に熱分解されるために、最終的には有機成分は残存しない構造となる。
次に、はんだバンプ4を形成する。はんだバンプ4は例えばスクリーン印刷法により、金属ポスト3上に供給し、リフローなどによって溶融、凝固させることではんだバンプ4を金属ポスト3上に形成する(図4の(i))。
このように、本実施の形態に係るセラミック多層基板100は、
最上位層を貫通する第1の貫通穴である開口部9が最上位層に形成された複数層の未焼成のセラミック積層体20(図3の(d))の上に感光性有機系シート7を配置する工程(図3の(e))と、
感光性有機系シート7を貫通する第2の貫通穴である開口部10を第1の貫通穴である開口部9の位置に合わせて感光性有機系シート7に形成する工程(図3の(f))と、
開口部9と開口部10とに導体ペースト8を充填する工程(図4の(g))と、
セラミック積層体20と感光性有機系シート7と導体ペースト8とを焼成する工程(図4の(h))とを実施して製造される。
そして、本実施の形態に係るセラミック多層基板100では、セラミック積層体20と感光性有機系シート7と導体ペースト8との焼成により感光性有機系シート7が熱分解した結果、焼成後の導体ペースト8である金属ポスト3は開口部9から突出している構成となる。また、本実施の形態に係るセラミック多層基板100では、金属ポスト3上にスクリーン印刷法によりはんだバンプ4が形成されている。
最上位層を貫通する第1の貫通穴である開口部9が最上位層に形成された複数層の未焼成のセラミック積層体20(図3の(d))の上に感光性有機系シート7を配置する工程(図3の(e))と、
感光性有機系シート7を貫通する第2の貫通穴である開口部10を第1の貫通穴である開口部9の位置に合わせて感光性有機系シート7に形成する工程(図3の(f))と、
開口部9と開口部10とに導体ペースト8を充填する工程(図4の(g))と、
セラミック積層体20と感光性有機系シート7と導体ペースト8とを焼成する工程(図4の(h))とを実施して製造される。
そして、本実施の形態に係るセラミック多層基板100では、セラミック積層体20と感光性有機系シート7と導体ペースト8との焼成により感光性有機系シート7が熱分解した結果、焼成後の導体ペースト8である金属ポスト3は開口部9から突出している構成となる。また、本実施の形態に係るセラミック多層基板100では、金属ポスト3上にスクリーン印刷法によりはんだバンプ4が形成されている。
以上のように、本実施の形態によれば、焼成時に感光性有機系シート7が熱分解されることで消失するため、金属ポスト3の形成のための仮基板を除去する工程が不要であり、金属ポスト3の形成のための工数を削減することが可能である。
また、本実施の形態では、BGAパッドに金属ポスト3を形成し、実装時のスタンドオフ高さを高くする、かつ、金属ポスト3が熱収縮の差を緩和することで信頼性の高いBGAパッケージが期待できる。
また、はんだバンプ4の形成をスクリーン印刷法により行うことで従来のはんだボール搭載法よりも簡便に製造可能となる。さらに、金属ポスト3は基板との同時焼成により形成することで接合強度が強く、かつ、有機系シート7は焼成時に熱分解されることで消失するため除去工程が必要なく製造可能となる。
また、はんだバンプ4の形成をスクリーン印刷法により行うことで従来のはんだボール搭載法よりも簡便に製造可能となる。さらに、金属ポスト3は基板との同時焼成により形成することで接合強度が強く、かつ、有機系シート7は焼成時に熱分解されることで消失するため除去工程が必要なく製造可能となる。
このように、本実施の形態によれば、セラミック積層体20に同時焼成で金属ポスト3を形成し、その上にはんだ印刷によりはんだバンプ4を形成することで、スタンドオフ高さが高く、さらに金属ポスト3が緩衝材となることで高い信頼性を持った小型で狭ピッチのセラミック多層基板100を用いたBGAパッケージを実現することができる。金属ポスト3は同時焼成により基板に形成されるため、金属結合による十分な接合強度を得ることができる。また、同時焼成時に感光性有機系シート7を用いて金属ポスト3を形成し、はんだバンプ4は印刷により形成することで工程の簡略化が可能である。
実施の形態2.
金属ポスト3は必ずしも導体膜6と同じ材料を用いる必要はない。
図5は、本実施の形態に係るセラミック多層基板100の断面模式図を示す。
図5に示すセラミック多層基板100は、導体膜6と異なる材料で形成された金属ポスト11を有する。
金属ポスト11には、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)等からなる少なくとも1種の金属粉末または金属粒子を含有する導体のうち、導体膜6とは異なる材料を用いることができる。
金属ポスト3は必ずしも導体膜6と同じ材料を用いる必要はない。
図5は、本実施の形態に係るセラミック多層基板100の断面模式図を示す。
図5に示すセラミック多層基板100は、導体膜6と異なる材料で形成された金属ポスト11を有する。
金属ポスト11には、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)等からなる少なくとも1種の金属粉末または金属粒子を含有する導体のうち、導体膜6とは異なる材料を用いることができる。
実施の形態3.
図6は、本実施の形態に係るセラミック多層基板100の断面模式図を示す。
図6に示すセラミック多層基板100では、応力緩和に有利となるように凸形状の金属ポスト12を有する。
金属ポスト12の断面の凸形状とは、開口部9から突出している部位121の幅よりも開口部9の部位122の幅が広い形状である。
図6は、本実施の形態に係るセラミック多層基板100の断面模式図を示す。
図6に示すセラミック多層基板100では、応力緩和に有利となるように凸形状の金属ポスト12を有する。
金属ポスト12の断面の凸形状とは、開口部9から突出している部位121の幅よりも開口部9の部位122の幅が広い形状である。
実施の形態4.
図7は、本実施の形態に係るセラミック多層基板100の断面模式図を示す。
図7に示すセラミック多層基板100では、金属ポスト11の形成後にソルダレジスト2を形成し、バンプ端の解像度を向上させている。
つまり、図7のセラミック多層基板100では、感光性有機系シート7が熱分解した後の最上位層の上にソルダレジスト2が形成されている。
なお、図7では金属ポスト11が配置されているが、金属ポスト11の代わりに図1に示す金属ポスト3が配置されてもよい。また、金属ポスト11の代わりに図6に示す金属ポスト12が配置されてもよい。
図7は、本実施の形態に係るセラミック多層基板100の断面模式図を示す。
図7に示すセラミック多層基板100では、金属ポスト11の形成後にソルダレジスト2を形成し、バンプ端の解像度を向上させている。
つまり、図7のセラミック多層基板100では、感光性有機系シート7が熱分解した後の最上位層の上にソルダレジスト2が形成されている。
なお、図7では金属ポスト11が配置されているが、金属ポスト11の代わりに図1に示す金属ポスト3が配置されてもよい。また、金属ポスト11の代わりに図6に示す金属ポスト12が配置されてもよい。
以上、実施の形態1~4を説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
また、これらの実施の形態に記載された構成及び手順を必要に応じて変更してもよい。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
また、これらの実施の形態に記載された構成及び手順を必要に応じて変更してもよい。
1 グリーンシート、2 ソルダレジスト、3 金属ポスト、4 はんだバンプ、5 ビア、6 導体膜、7 感光性有機系シート、8 導体ペースト、9 開口部、10 開口部、11 金属ポスト、12 金属ポスト、20 セラミック積層体、100 セラミック多層基板。
Claims (8)
- 最上位層を貫通する第1の貫通穴が前記最上位層に形成された複数層の未焼成の積層体の上に感光性有機系シートを配置する工程と、
前記感光性有機系シートを貫通する第2の貫通穴を前記第1の貫通穴の位置に合わせて前記感光性有機系シートに形成する工程と、
前記第1の貫通穴と前記第2の貫通穴とに導体ペーストを充填する工程と、
前記積層体と前記感光性有機系シートと前記導体ペーストとを焼成する工程とを実施して製造される基板。 - 前記基板は、
前記積層体と前記感光性有機系シートと前記導体ペーストとの焼成により前記感光性有機系シートが熱分解した結果、焼成後の前記導体ペーストである金属ポストが前記第1の貫通穴から突出している請求項1に記載の基板。 - 前記金属ポスト上にスクリーン印刷法によりはんだバンプが形成されている請求項2に記載の基板。
- 前記積層体の前記複数層のうちの少なくとも1層は導体膜の層であり、
前記導体ペーストの材料が、前記導体膜の材料と同じである請求項1に記載の基板。 - 前記積層体の前記複数層のうちの少なくとも1層は導体膜の層であり、
前記導体ペーストの材料が、前記導体膜の材料と異なる請求項1に記載の基板。 - 前記金属ポストの断面が、前記第1の貫通穴から突出している部位の幅よりも前記第1の貫通穴内の部位の幅が広い、凸形状である請求項2に記載の基板。
- 前記感光性有機系シートが熱分解した後の前記最上位層の上にソルダレジストが形成される請求項2に記載の基板。
- 最上位層を貫通する第1の貫通穴が前記最上位層に形成された複数層の未焼成の積層体の上に感光性有機系シートを配置する工程と、
前記感光性有機系シートを貫通する第2の貫通穴を前記第1の貫通穴の位置に合わせて前記感光性有機系シートに形成する工程と、
前記第1の貫通穴と前記第2の貫通穴とに導体ペーストを充填する工程と、
前記積層体と前記感光性有機系シートと前記導体ペーストとを焼成する工程とを有する基板製造方法。
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