JP2022110321A - スナップリング組付装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この特許文献3においては、リング圧入軸の軸線方向への往行駆動移動によりスナップリングがピストンピン取付孔内の所定位置まで圧入されたとき、そのスナップリングが拡径して取付孔周面の周溝内に嵌入されるように構成されている。また、スナップリングが前記周溝内に正常に嵌入されたか否かを検出する検出手段を備えてなるピストンへのスナップリング組付機において、前記アクチュエータが、電動式シリンダから構成されているとともに、前記検出手段として、前記リング圧入軸に負荷される組付荷重値を検知するロードセルを使用することが開示されている。
すなわち、上記したスナップリングのピストンピン取付孔への組付けは、メンテナンス頻度も低減しつつスナップリングの組付けミスや異常を容易、正確かつ敏速に検知することができることが要求されている。
(1)自動車用のスナップリングを開口部内で保持するリングホルダ部と、
前記リングホルダ部の下部に配置されて、コンロッドが取り付けられた自動車用ピストンを保持するピストン保持台部と、
前記リングホルダ部の上部に配置されて、前記開口部内に配置されたスナップリングに当接して該スナップリングを前記自動車用ピストンのピストンピン取付孔内に圧入させるスナップリング圧入機構と、を具備し、
前記スナップリング圧入機構は、
挿入方向に延在する円柱状の中心柱と、
前記中心柱の周囲にそれぞれ配置されて軸方向に移動可能な複数の遊星支柱と、
前記遊星支柱に対して前記中心柱をスライド移動可能な弾性部材と、を含み、
前記複数の遊星支柱は、
前記スナップリング圧入機構が前記開口部内に配置されたスナップリングに向けて移動したときに異なるタイミングでそれぞれ当該スナップリングに当接する、ことを特徴とする。
(2)前記遊星支柱は、前記中心柱を基準に周方向に関して等間隔で複数配置されてなることが好ましい。
(3)前記周方向で隣り合う遊星支柱の間隔は、前記スナップリングにおける環欠部の幅よりも大きいことが好ましい。
前記スナップリング圧入機構と対向する上側開口と、
前記ピストン保持台部と対向する下側開口を有し、
前記下側開口が前記上側開口よりも小径となるようにテーパー状となっていることが好ましい。
前記リングホルダ部には、前記スナップリングを載置する前記リング載置部が挿入可能な側面開口部が形成されてなることが好ましい。
なお、以下の説明では、便宜的に、スナップリング圧入機構30の圧入軸(中心柱32及び遊星支柱33)が進退する方向をZ方向、このZ方向と直交する水平方向にそれぞれX方向とY方向を便宜的に設定した。
しかしながら本発明は上述した方向の定義付けに左右されるものではなく、特許請求の範囲を不当に減縮するものでないことは言うまでもない。
また、以下で詳述する構成以外の機構・構造については、上記した特開2005-313277号公報を含む公知のスナップリングの圧入装置を適宜組み入れて実施することができる。
本発明の実施形態におけるスナップリング組付装置100の詳細な構造について、図1~図10を適宜参照しながら説明する。
このスナップリング組付装置100は、例えば円孔を有するリングホルダ部10に保持されたスナップリングSRに当接して該スナップリングSRをピストン1のピストンピン取付孔1a内に圧入させる機能を有している。
なお、ピストン1は、いわゆるレシプロエンジンに搭載される種々のピストンに適用でき、例えば二輪や四輪の車両など公知の種々の自動車に組み込まれる。
より具体的には図1、図7、図8及び図9などに示すように、リングホルダ部10は、後述する昇降手段52によって鉛直方向に移動可能な本体11と、この本体11の内部で鉛直方向に沿って形成された開口部12と、この本体11の側面に形成されて上記開口部12内にスナップリングSRを誘導するための側面開口部13などを有している。
なお上側開口12aの孔径は、例えば標準状態(外力が加わっておらず環欠部SR1が縮小していない状態)のスナップリングSRが通過可能な大きさに設定されている。
また、下側開口12bの孔径は、例えば環欠部SR1が縮小してピストンピン取付孔1a内にスナップリングSRが挿入可能な程度の大きさに設定されている。これにより、スナップリングSRが縮んだ状態でピストンピン取付孔1a内を移動することが可能となっている。
後述するとおり本実施形態の遊星支柱33は4本存在するため、この遊星支柱33の数に対応して挿入溝12cも4本(第1挿入溝12c1~第4挿入溝12c4)形成されている。また、本実施形態の開口部12では上記したテーパー面TPFを有するため、このテーパー面TPF内にも上記した挿入溝12c(第1挿入溝12c1~第4挿入溝12c4)が形成されている。
なおピストン保持台部20の具体的な形状については、上記したピストンピン取付孔1aが安定して上向きで固定される限りにおいて特に制限はなく、上記した特許文献3に開示された構造など公知の種々の固定構造を採用してもよい。
スナップリングSRを安定してピストンピン取付孔1aに圧入するためには、本実施形態の遊星支柱33は複数設けられる。
より具体的に、図5及び図6から理解されるとおり、遊星支柱33は、中心柱32を基準に周方向に関して等間隔で複数配置されていることが好ましい。
また、本実施形態における複数の遊星支柱33は、互いに等間隔で周方向に沿って配置されているが、この形態に限られず少なくとも一部が等間隔に配置されておらずともよい。
なお説明の便宜上、図6(b)においては、中心柱32を省略しつつ、複数の遊星支柱33における相違が理解しやすいよう展開して模式的に図示している。
このように中心柱32は、外径が遊星支柱33よりも大きいD1であるが、この中心柱32の側面には複数の遊星支柱33に対応してガイド溝32aが形成されていることが好ましい。
これにより中心柱32の側面で遊星支柱33の少なくとも一部がガイド溝32aの内に挿入されて、上記したスナップリングSRの安定した圧入動作を実現しつつ装置の無用な大型化が抑制される。
まず特徴1としては、周方向で隣り合う遊星支柱33の間隔d1は、前記したスナップリングSRにおける環欠部SR1の幅よりも大きいことが好ましい。
これにより遊星支柱33の数とスナップリングSRの安定した圧入動作のバランスが向上する。
これにより遊星支柱33が開口部12内でスナップリングSRと当接する際に滑らかに効率よく当接することが可能となる。
このとき、始点から終点に向かって遊星支柱33の高さの増加量が一様となるように、「(L4-L3)≒(L3-L2)≒(L2-L1)」となっていることが更に好ましい。
例えば第2遊星支柱33bと第3遊星支柱33cが同じ高さ(L2=L3)とした場合には、上記した特徴2は「L1<L2=L3<L4」となるように変形できる。
換言すれば本実施形態では、挿入方向における最高点(第4遊星支柱33dの頂点)と最低点(第1遊星支柱33aの頂点)との差が遊星支柱33の直径以下であることが好ましい。これによりスナップリングSRが開口部12内で過度に傾斜することが抑制できる。
かような駆動機構によってリング載置部40が移動することで、リングホルダ部10に形成された側面開口部13(挿入口)にスナップリングSRが挿入されて開口部12内に配置されることになる。
かようなフレーム部50は、上記した挿入方向に延在する主軸51と、この主軸51に取り付けられてリングホルダ部10やスナップリング圧入機構30を昇降させる昇降手段52と、を含んで構成されている。
一例として、昇降手段52は、例えばボールネジやシリンダ機構など公知の種々のスライド移動機構が適用できる。
次に図11及び図12も参照しつつ、本実施形態におけるスナップリング取付方法について説明する。
ピストン1のピストンピン取付孔1aへスナップリングSRを圧力するに際しては、まず不図示のロボットハンドなど公知の機構や人手を介して、コンロッド2がピストンピンによって取り付けられたピストン1をピストン保持台部20に固定する。上述のとおり、ピストン保持台部20へのピストン1の固定手法としては公知の手法を適用できる。
また一方で、不図示のロボットハンドなど公知の機構や人手を介して、リング載置部40の載置領域41にスナップリングSRを載置する。
その後、同図から理解されるとおり、リング載置部40は、スナップリングSRを開口部12内へ留置した状態で逆方向に移動することで載置領域41をリングホルダ部10内から離脱させる。
このときのスナップリングSRは、図12の状態(α)に示すように、複数の遊星支柱33に当接しつつ中心柱32には当接していない状態となっている。
このときは、スナップリング圧入機構30の中心柱32及び遊星支柱33は共に開口部12内にその一部が没入したまま降下される。
すなわち、図13に示すように、遊星支柱33に対して相対的に中心柱32をさらに下降することで、この縮径された状態のスナップリングSRが降下してピストンピン取付孔1a内へと圧入される。
その後は同図に示すように、圧入されたスナップリングSRがピストンピン取付孔1a内に形成された周溝1b内に嵌入される。
これにより、リングホルダ部10内でスナップリングSRが軸方向に対して傾斜しながら移動してスナップリングSRの詰まりが抑制され、最終的にピストンピン取付孔1a内にスナップリングSRを嵌入するまでの一連の動作を効率化することが可能となっている。
すなわち複数組のリングホルダ部10、ピストン保持台部20、及びスナップリング圧入機構30を搭載し、並列に載置されたピストン1にそれぞれスナップリングSRを圧入する構成としてもよい。
これによりスループットをさらに向上させることができる。
これにより、エラーの検出精度をさらに向上させることができる。
10 リングホルダ部
20 ピストン保持台部
30 スナップリング圧入機構
40 リング載置部
50 フレーム部
SR スナップリング
1 ピストン
2 コネクティングロッド(コンロッド)
Claims (8)
- スナップリングを開口部内で保持するリングホルダ部と、
前記リングホルダ部の下部に配置されて、コンロッドが取り付けられたピストンを保持するピストン保持台部と、
前記リングホルダ部の上部に配置されて、前記開口部内に配置されたスナップリングに当接して該スナップリングを前記ピストンのピストンピン取付孔内に圧入させるスナップリング圧入機構と、を具備し、
前記スナップリング圧入機構は、
挿入方向に延在する円柱状の中心柱と、
前記中心柱の周囲にそれぞれ配置されて軸方向に移動可能な複数の遊星支柱と、
前記遊星支柱に対して前記中心柱をスライド移動可能な弾性部材と、を含み、
前記複数の遊星支柱は、前記スナップリング圧入機構が前記開口部内に配置されたスナップリングに向けて移動したときに異なるタイミングでそれぞれ当該スナップリングに当接する、ことを特徴とするスナップリング組付装置。 - 前記遊星支柱は、前記中心柱を基準に周方向に関して等間隔で複数配置されてなる、請求項1に記載のスナップリング組付装置。
- 前記周方向で隣り合う遊星支柱の間隔は、前記スナップリングにおける環欠部の幅よりも大きい、請求項1又は2に記載のスナップリング組付装置。
- 前記複数の遊星支柱は、前記中心柱よりも小径の円柱状であって、且つ、それぞれが互いに等しい外径を有して構成されてなる、請求項1~3のいずれか一項に記載のスナップリング組付装置。
- 前記中心柱の側面には、前記複数の遊星支柱に対応してガイド溝が形成されてなり、
前記遊星支柱の少なくとも一部が前記ガイド溝の内に挿入されてなる、請求項1~4のいずれか一項に記載のスナップリング組付装置。 - 前記リングホルダ部の開口部は、前記スナップリング圧入機構と対向する上側開口と、前記ピストン保持台部と対向する下側開口を有し、
前記下側開口が前記上側開口よりも小径となるようにテーパー状となっている、請求項1~5のいずれか一項に記載のスナップリング組付装置。 - 前記スナップリングを保持して前記挿入方向とは交差する方向に移動可能なリング載置部を更に有し、
前記リングホルダ部には、前記スナップリングを載置する前記リング載置部が挿入可能な側面開口部が形成されてなる、請求項1~6のいずれか一項に記載のスナップリング組付装置。 - 前記複数の遊星支柱が前記中心柱と共に移動して前記リングホルダ部の内部で前記スナップリングに順次当接した後で、前記中心柱が更に前記スナップリングを押圧して前記ピストンピン取付孔内に前記スナップリングが嵌入される、請求項1~7のいずれか一項に記載のスナップリング組付装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021005644A JP7511903B2 (ja) | 2021-01-18 | スナップリング組付装置 |
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JP2021005644A JP7511903B2 (ja) | 2021-01-18 | スナップリング組付装置 |
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JP2022110321A true JP2022110321A (ja) | 2022-07-29 |
JP7511903B2 JP7511903B2 (ja) | 2024-07-08 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115338636A (zh) * | 2022-10-20 | 2022-11-15 | 盛瑞传动股份有限公司 | 多种行星排共线生产方法 |
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