JP2022109668A - 半導体装置の電気特性検査装置および半導体装置の電気特性検査方法 - Google Patents

半導体装置の電気特性検査装置および半導体装置の電気特性検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体装置の電気特性検査に関する精密な測定条件を容易に作成することが可能な技術を提供することを目的とする。【解決手段】電気特性検査装置100は、検査対象である半導体装置108の測定条件を記憶する記憶部101と、実施される検査内容に対応する測定条件を記憶部101から読み出す制御部102と、半導体装置108に対する誘導インダクタンスを設定する誘導インダクタンス制御回路部104と、半導体装置108に対する浮遊インダクタンスを設定する浮遊インダクタンス制御回路部106とを備える。制御部102は、記憶部101から読み出した測定条件に基づいて、誘導インダクタンス制御回路部104を制御することで誘導インダクタンスを調整し、かつ、浮遊インダクタンス制御回路部106を制御することで浮遊インダクタンスを調整する。【選択図】図1

Description

本開示は、半導体装置の電気特性検査装置および半導体装置の電気特性検査方法に関するものである。
従来の電気特性検査装置では、検査装置内に半導体装置に対する誘導インダクタンスを調整する回路を有することで、実施される検査内容に対応する測定条件に基づいて測定電流および測定電圧を供給している(例えば特許文献1参照)。また、従来の電気特性検査装置では、供給された測定電流または測定電圧の異常を検知した場合は、遮断スイッチを利用して検査装置を保護し検査を実施している。
特開2009-168630号公報
従来の電気特性検査装置では、検査装置内に半導体装置に対する誘導インダクタンスを調整する回路を用いて測定条件を作成しているものの、浮遊インダクタンスを調整する仕組みを備えていなかった。
検査装置内に存在する浮遊インダクタンスは、検査時のサージ電圧および電流変化速度di/dtなどの増減に作用する。このような浮遊インダクタンスを考慮した精密な測定条件を作成するためには、検査装置内の配線長の調整、およびインダクタの交換などの調整が必要であり、精密な測定条件を作成することは難しかった。
そこで、本開示は、半導体装置の電気特性検査に関する精密な測定条件を容易に作成することが可能な技術を提供することを目的とする。
本開示に係る半導体装置の電気特性検査装置は、検査対象である半導体装置の測定条件を記憶する記憶部と、実施される検査内容に対応する前記測定条件を前記記憶部から読み出す制御部と、前記半導体装置に対する誘導インダクタンスを設定する誘導インダクタンス制御回路部と、前記半導体装置に対する浮遊インダクタンスを設定する浮遊インダクタンス制御回路部とを備え、前記制御部は、前記記憶部から読み出した前記測定条件に基づいて、前記誘導インダクタンス制御回路部を制御することで前記誘導インダクタンスを調整し、かつ、前記浮遊インダクタンス制御回路部を制御することで前記浮遊インダクタンスを調整するものである。
本開示によれば、制御部は、誘導インダクタンスに加えて、浮遊インダクタンスを調整するため、検査装置内の配線長の調整、およびインダクタの交換などの調整が不要となり、検査装置内に存在する浮遊インダクタンスを考慮した精密な測定条件を容易に作成することができる。
実施の形態に係る半導体装置の電気特性検査装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態に係る半導体装置の電気特性検査方法の一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る半導体装置の電気特性検査装置が備える浮遊インダクタンス制御回路部の構成の一例を示す回路図である。 浮遊インダクタンス制御回路部が備える減算調整用スイッチの切り替え状態と一次インダクタのインダクタンスとの関係を示す図である。 浮遊インダクタンス制御回路部が備える加算調整用スイッチの切り替え状態と二次インダクタのインダクタンスとの関係を示す図である。 RBSOA試験における測定電圧と測定電流の波形を示す図である。
<実施の形態>
実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態に係る半導体装置の電気特性検査装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、電気特性検査装置100は、検査対象である半導体装置108を検査する検査装置であり、記憶部101と、制御部102と、電源部103と、誘導インダクタンス制御回路部104と、ゲートドライバ105と、浮遊インダクタンス制御回路部106と、信号入力部107と、測定部109とを備えている。
記憶部101は、例えばRAM(Random Access Memory)またはROM(Read Only Memory)であり、半導体装置108の測定条件を複数記憶している。
制御部102は、例えばプロセッサであり、実施される検査内容に対応する測定条件を記憶部101から読み出し、読みだした測定条件に基づいて、電源部103、誘導インダクタンス制御回路部104、ゲートドライバ105、および浮遊インダクタンス制御回路部106の制御を行う。また、制御部102は、信号入力部107と測定部109の制御も行う。
電源部103は、検査で必要となる電力を供給する。具体的には、電源部103から供給される電力は、信号入力部107を介して半導体装置108に供給される。
誘導インダクタンス制御回路部104は、半導体装置108に対する誘導インダクタンスLを設定する。誘導インダクタンス制御回路部104には公知の技術が使用されている。誘導インダクタンス制御回路部104は、例えば複数のインダクタとスイッチを有し、スイッチを切り替えることで接続するインダクタを切り替える。
誘導インダクタンスLは半導体装置108のL負荷試験の内容に合わせて設定される。誘導インダクタンスLは、数百μH以上数mH以下でありインダクタンス成分が大きい。そのため、精密な測定条件を作成するためには、後述する浮遊インダクタンス制御回路部106により設定される浮遊インダクタンスを調整する必要がある。
ゲートドライバ105は、制御部102により記憶部101から読み出された測定条件に基づいて、検査対象である半導体装置108のゲート電圧VGEとゲート抵抗Rgを設定する。ゲートドライバ105は、例えば複数の抵抗素子とスイッチを有し、スイッチを切り替えることで接続する抵抗素子を切り替える。
浮遊インダクタンス制御回路部106は、制御部102により記憶部101から読みだされた測定条件に基づいて、半導体装置108に対する浮遊インダクタンスLsを設定する。図1には図示されていないが、浮遊インダクタンス制御回路部106は、複数のインダクタとスイッチを有し、スイッチを切り替えることで接続するインダクタを切り替える。浮遊インダクタンス制御回路部106の詳細については後述する。
ここで、測定条件とは、VCEと、ゲート電圧VGEと、ゲート抵抗Rgと、誘導インダクタンスLと、浮遊インダクタンスLsに設定される数値を含む情報である。
信号入力部107は、電源部103から、誘導インダクタンス制御回路部104とゲートドライバ105と浮遊インダクタンス制御回路部106とを介して供給された電力を半導体装置108に供給する。信号入力部107は、例えば電気特性検査装置100が備えるテストヘッド(図示省略)に設けられていても良い。
測定部109は、信号入力部107を介して半導体装置108の被測定電圧と被測定電流を検出する。なお、制御部102は、被測定電圧の変化に応じて半導体装置108の破壊を判定しても良い。また、制御部102は、被測定電流の変化に応じて半導体装置108の破壊を判定しても良い。
検査対象である半導体装置108は、与えられた電流および電圧に応じて所定の作用を行う電子デバイスであり、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOS-FET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)、およびDiode等の半導体素子を含む。また、半導体装置108は、これらの電子デバイスを結合して1つのパッケージに収めた半導体装置、およびこれらの電子デバイスを基板に搭載して所定の機能を実現した半導体装置も含む。
次に、図2を用いて、電気特性検査装置100を用いた半導体装置の電気特性検査方法について説明する。図2は、半導体装置の電気特性検査方法の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、電気特性検査が開始されると、制御部102は実施される検査内容に対応する測定条件を記憶部101から読み出す(ステップS1)。次に、制御部102は、記憶部101から読み出した測定条件に基づいて、電源部103にVCEを設定させる(ステップS2)。
次に、制御部102は、記憶部101から読み出した測定条件に基づいて、誘導インダクタンス制御回路部104に誘導インダクタンスLを設定させる(ステップS3)。ここで、制御部102は、誘導インダクタンス制御回路部104のスイッチを切り替えることで誘導インダクタンスLを調整する。
次に、制御部102は、記憶部101から読み出した測定条件に基づいて、ゲートドライバ105にゲート電圧VGEとゲート抵抗Rgを設定させる(ステップS4)。
次に、制御部102は、記憶部101から読み出した測定条件に基づいて、浮遊インダクタンス制御回路部106に浮遊インダクタンスLsを設定させる(ステップS5)。浮遊インダクタンスLsの調整方法については後述する。
なお、ステップS2~S5における測定条件に基づく設定は、必ずしもこの順番に行う必要はなく、どの順番で行っても良い。
次に、制御部102は、信号入力部107を介して検査対象である半導体装置108に電力を供給することで測定を開始し、測定部109に被測定電圧および被測定電流を測定させる(ステップS6)。そして、制御部102は、電気特性検査装置100が備える表示部(図示省略)に測定結果と結果の判定を出力させた後、電気特性検査を完了する。
ここで、ステップS1において読み出された測定条件が複数ある場合、1つの測定条件に基づいた測定が完了した後、ステップS2に戻って次の測定条件に基づいた設定と測定を行っても良い。
次に、図3~図5を用いて、浮遊インダクタンス制御回路部106の詳細について説明する。図3は、浮遊インダクタンス制御回路部106の構成の一例を示す回路図である。図4は、浮遊インダクタンス制御回路部106が備える減算調整用スイッチ206-1~206-10の切り替え状態と一次インダクタ201のインダクタンスLs1との関係を示す図である。図5は、浮遊インダクタンス制御回路部106が備える加算調整用スイッチ203-1~203-3の切り替え状態と二次インダクタ204のインダクタンスLs2との関係を示す図である。
図3に示すように、浮遊インダクタンス制御回路部106は、一次インダクタ201と、加算調整用インダクタ202-1~202-3と、加算調整用スイッチ203-1~203-3と、二次インダクタ204と、減算調整用スイッチ206-1~206-10と、減算調整用インダクタ207-1~207-9とを備えている。
なお、加算調整用インダクタ202-1~202-3について、これらを区別しない場合は加算調整用インダクタ202と記載する。また、加算調整用スイッチ203-1~203-3、減算調整用スイッチ206-1~206-10、および減算調整用インダクタ207-1~207-9についても同様に、これらを区別しない場合は、それぞれ加算調整用スイッチ203、減算調整用スイッチ206、および減算調整用インダクタ207と記載する。
また、図1に示すように、浮遊インダクタンス制御回路部106は、誘導インダクタンス制御回路部104と信号入力部107の間に配置されているが、浮遊インダクタンスLsの調整に悪影響を与えない範囲で、検査対象である半導体装置108の種類または浮遊インダクタンス制御回路部106の周辺にある回路の構成に応じて、浮遊インダクタンス制御回路部106の配置を変更しても良い。
図3に示すように、一次インダクタ201は、二次インダクタ204とでトランス205を構成し、二次インダクタ204との相互作用により、一次インダクタ201のインダクタンスLs1を減算して調整することができる。
減算調整用インダクタ207-1~207-9は直列に接続されている。減算調整用スイッチ206-1~206-10は、二次インダクタ204と減算調整用インダクタ207-1~207-9との接続状態を切り替える。図4に示すような減算調整用スイッチ206のON/OFFの組み合わせによって、二次インダクタ204と直列に接続される減算調整用インダクタ207の個数を変更することができる。
これにより、電流トランスの原理に基づいて、図4に示すような減算調整用スイッチ206のON/OFFの組み合わせによって、一次インダクタ201のインダクタンスLs1を、0.1[μH]の単位で微調整しながら減算することができる。なお、図4において「ONする減算調整用スイッチ」に記載されていない減算調整用スイッチ206はOFFである。
また、浮遊インダクタンス制御回路部106は、一次インダクタ201と二次インダクタ204とで構成されるトランス205に対する外乱を絶縁するシールド機能を備えている。具体的には、減算調整用インダクタ207と加算調整用インダクタ202との間に、物理的に十分な距離を空けたり、シールドを配置することでノイズ対策が施されている。
加算調整用インダクタ202-1~202-3は直列接続され、加算調整用スイッチ203-1~203-3とそれぞれ並列接続されている。加算調整用スイッチ203-1~203-3は、一次インダクタ201と加算調整用インダクタ202-1~202-3との接続状態を切り替える。図5に示すような加算調整用スイッチ203のON/OFFの組み合わせによって、一次インダクタ201と直列に接続される加算調整用インダクタ202の個数を変更することができる。なお、図5において「ONする加算調整用スイッチ」に記載されていない加算調整用スイッチ203はOFFである。
これにより、図5に示すような加算調整用スイッチ203のON/OFFの組み合わせによって、一次インダクタ201のインダクタンスLs1に、加算調整用インダクタ202のインダクタンスLs2を加算して調整することができる。図5では加算調整用インダクタ202-1を1[μH]、加算調整用インダクタ202-2を2[μH]、加算調整用インダクタ202-3を4[μH]とした場合に、1[μH]の単位でインダクタンスLs2を粗調整しながら加算できることを示している。
なお、加算調整用スイッチ203のON/OFFの組み合わせによって、加算調整用インダクタ202は、インダクタンスLs2を1[μH]、2[μH]、4[μH]と段階的に大きくすることで加算しても良い。
本実施の形態では、減算による浮遊インダクタンスの微調整と、加算による浮遊インダクタンスの粗調整により、浮遊インダクタンスLsを設定することができる。すなわち、浮遊インダクタンスLsは、インダクタンスLs1とインダクタンスLs2とを加算して算出される。
次に、図6を用いて、検査対象である半導体装置108にコレクタ端子、エミッタ端子およびゲート端子を有するIGBTを用いて、RBSOA(Reverse Biased Safe Operating Area)試験を実施した場合について説明する。図6は、RBSOA試験における測定電圧と測定電流の波形を示す図である。
ここで、図6に示すVGEとは検査対象である半導体装置108のゲート端子とエミッタ端子との間の電圧を示す。VCEとは半導体装置108のコレクタ端子とエミッタ端子との間の電圧を示す。Icとは半導体装置108のコレクタ端子とエミッタ端子との間を流れるコレクタ電流を示す。
図6に示すように、第1期間では、半導体装置108は、ゲート端子に電圧が印加されていない非導通状態である。そのため、誘導インダクタンス制御回路部104は、半導体装置108に測定電流Icを供給しない。また、半導体装置108のコレクタ端子とエミッタ端子との間の電圧VCEとして電源電圧の分圧が印加される。
第2期間では、半導体装置108は、ゲート端子に電圧が印加されることで導通状態となる。導通状態になることで半導体装置108はコレクタ端子とエミッタ端子との間に測定電流Icが流れる。測定電流Icは誘導インダクタンス制御回路部104を介して供給されるため、誘導インダクタンス制御回路部104の誘導インダクタンスLに応じた変化速度で電流値が上昇すると共に、誘導インダクタンス制御回路部104にエネルギーが蓄積される。また、半導体装置108が導通状態になることで、半導体装置108のコレクタ端子とエミッタ端子との間の電圧VCEは0に近づく。
第3期間では、半導体装置108は、ゲート端子に印加される電圧がゲートドライバ105により遮断されるため非導通状態となる。半導体装置108が非導通状態となることで、半導体装置108のコレクタ端子とエミッタ端子との間に流れていた測定電流Icは流れなくなる。このときの測定電流Icはフリーホイールダイオードなどで還流させ、エネルギーを消費させても良い。また、半導体装置108が非導通状態となることでコレクタ端子とエミッタ端子との間の電圧VCEは、電源電圧の分圧にサージ電圧が上乗せされた値まで上昇する。
第4期間では、半導体装置108のコレクタ端子とエミッタ端子との間にテール電流Icが流れる。テール電流Icの大きさは、回路内に存在する浮遊インダクタンスLsの大きさに依存し、浮遊インダクタンスLsが大きいほどテール電流Icは大きくなる。また、テール電流Icが大きいほど、テール電流Icが流れる時間が長くなる。
一方、半導体装置108のコレクタ端子とエミッタ端子との間の電圧VCEの最大値も、回路内に存在する浮遊インダクタンスLsの大きさに依存し、浮遊インダクタンスLsが大きいほどサージ電圧VCEは大きくなる。このように、浮遊インダクタンスLsを調整することで、検査時のサージ電圧VCEおよびテール電流Icを制御することが可能となる。
以上のように、実施の形態に係る電気特性検査装置100は、検査対象である半導体装置108の測定条件を記憶する記憶部101と、実施される検査内容に対応する測定条件を記憶部101から読み出す制御部102と、半導体装置108に対する誘導インダクタンスを設定する誘導インダクタンス制御回路部104と、半導体装置108に対する浮遊インダクタンスを設定する浮遊インダクタンス制御回路部106とを備え、制御部102は、記憶部101から読み出した測定条件に基づいて、誘導インダクタンス制御回路部104を制御することで誘導インダクタンスLを調整し、かつ、浮遊インダクタンス制御回路部106を制御することで浮遊インダクタンスLsを調整している。
したがって、制御部102は、誘導インダクタンスLに加えて、浮遊インダクタンスLsを調整するため、電気特性検査装置100内の配線長の調整、およびインダクタの交換などの調整が不要となり、電気特性検査装置100内に存在する浮遊インダクタンスLsを考慮した精密な測定条件を容易に作成することができる。
上記のように、制御部102は浮遊インダクタンスLsを容易に調整することができるため、電気特性検査装置100では、以前実施した検査と同一の測定条件での検査を精度良く再現することができる。
また、浮遊インダクタンス制御回路部106は、一次インダクタ201と、一次インダクタ201とでトランス205を構成する二次インダクタ204と、一次インダクタ201と接続可能な複数の加算調整用インダクタ202と、一次インダクタ201と各加算調整用インダクタ202との接続状態を切り替えることで二次インダクタ204のインダクタンスLs2を調整する加算調整用スイッチ203と、二次インダクタ204と接続可能な複数の減算調整用インダクタ207と、二次インダクタ204と各減算調整用インダクタ207との接続状態を切り替えることで一次インダクタ201のインダクタンスLs1を調整する減算調整用スイッチ206とを備え、制御部102は、加算調整用スイッチ203および減算調整用スイッチ206を制御することで一次インダクタ201のインダクタンスLs1と二次インダクタ204のインダクタンスLs2により浮遊インダクタンスLsを調整している。
したがって、一次インダクタ201と二次インダクタ204の相互作用により浮遊インダクタンスLsを容易に調整することができる。
また、浮遊インダクタンス制御回路部106は、トランス205に対する外乱を絶縁するシールド機能を有するため、トランス205に対する外乱を抑えることで、浮遊インダクタンスLsの調整精度を向上させることが可能となる。
なお、実施の形態を適宜、変形することが可能である。
100 電気特性検査装置、101 記憶部、102 制御部、104 誘導インダクタンス制御回路部、106 浮遊インダクタンス制御回路部、108 半導体装置、201 一次インダクタ、204 二次インダクタ、205 トランス、202-1~202-3 加算調整用インダクタ、203-1~203-3 加算調整用スイッチ、206-1~206-10 減算調整用スイッチ、207-1~207-9 減算調整用インダクタ。

Claims (4)

  1. 検査対象である半導体装置の測定条件を記憶する記憶部と、
    実施される検査内容に対応する前記測定条件を前記記憶部から読み出す制御部と、
    前記半導体装置に対する誘導インダクタンスを設定する誘導インダクタンス制御回路部と、
    前記半導体装置に対する浮遊インダクタンスを設定する浮遊インダクタンス制御回路部と、を備え、
    前記制御部は、前記記憶部から読み出した前記測定条件に基づいて、前記誘導インダクタンス制御回路部を制御することで前記誘導インダクタンスを調整し、かつ、前記浮遊インダクタンス制御回路部を制御することで前記浮遊インダクタンスを調整する、半導体装置の電気特性検査装置。
  2. 前記浮遊インダクタンス制御回路部は、
    一次インダクタと、
    前記一次インダクタとでトランスを構成する二次インダクタと、
    前記一次インダクタと接続可能な複数の加算調整用インダクタと、
    前記一次インダクタと各前記加算調整用インダクタとの接続状態を切り替えることで前記二次インダクタのインダクタンスを調整する加算調整用スイッチと、
    前記二次インダクタと接続可能な複数の減算調整用インダクタと、
    前記二次インダクタと各前記減算調整用インダクタとの接続状態を切り替えることで前記一次インダクタのインダクタンスを調整する減算調整用スイッチと、を備え、
    前記制御部は、前記加算調整用スイッチおよび前記減算調整用スイッチを制御することで前記一次インダクタのインダクタンスと前記二次インダクタのインダクタンスにより前記浮遊インダクタンスを調整する、請求項1に記載の半導体装置の電気特性検査装置。
  3. 前記浮遊インダクタンス制御回路部は、前記トランスに対する外乱を絶縁するシールド機能を有する、請求項2に記載の半導体装置の電気特性検査装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置の電気特性検査装置を用いた半導体装置の電気特性検査方法であって、
    (a)実施される前記検査内容に対応する前記測定条件を前記記憶部から読み出す工程と、
    (b)前記記憶部から読み出した前記測定条件に基づいて、前記誘導インダクタンスを設定する工程と、
    (c)前記記憶部から読み出した前記測定条件に基づいて、前記浮遊インダクタンスを設定する工程と、
    (d)前記半導体装置の測定を実施する工程と、
    を備えた、半導体装置の電気特性検査方法。
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