JP2022108802A - ステレオ光学系および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な基線長を確保でき、広画角、小型で諸収差が良好に補正されたステレオ光学系を提供する。【解決手段】ステレオ光学系100は、並列配置された2つの光学系101、102を有する。2つの光学系はそれぞれ、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群L1と、2つの反射面を含む中間群L2と、後群L3とを有し、2つの反射面による光路の折り曲げにより前群間の光軸間隔よりも後群間の光軸間隔が狭くなっている。中間群と後群のうち少なくとも一方が正の屈折力を有する。前群、中間群および後群のd線に対する焦点距離f1、f2およびf3と、光学系の焦点距離fは、-4.00≦f1/f≦-2.00および 0.55≦|f3/f2|≦0.90なる条件を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、立体視可能な映像(立体映像)の撮像に好適なステレオ光学系および撮像装置に関する。
立体映像を撮像により取得可能な撮像装置として、2つの光学系を互いに視差を持つように配置する撮像装置が用いられている。特許文献1には、2つの光学系(魚眼レンズ)を並列配置し、各魚眼レンズ内に2つの反射部材を配置して光路を折り曲げることで、2つの魚眼レンズ間の基線長を確保しつつ小型化されたステレオ光学系が開示されている。
特開2020-8629号公報
一般に、魚眼レンズのように広画角の光学系では、開口絞りより物体側に負の屈折力の前群が配置され、開口絞りより像側に正の屈折力の後群が配置される。このような光学構成では開口絞りに対して非対称のレンズ構成となるため、広画角化しつつ、非点収差や像面湾曲等の諸収差を良好に補正することが困難である。
また、特許文献1にて開示されたステレオ光学系では、2つの反射部材と開口絞りを含む中間群から物体側の前群までの距離と中間群から後群までの距離がそれぞれ長くなって光学系が大型化し易い。光学系を小型化するためには、各群の屈折力を強くすることが必要である。しかしながら、単純に各群の屈折力を強くすると、非点収差や像面湾曲等の諸収差を良好に補正しつつ広画角な光学系を得ることが困難である。
本発明は、十分な基線長を確保することができ、広画角かつ小型でありながらも諸収差が良好に補正されたステレオ光学系およびこれを備えた撮像装置を提供する。
本発明の一側面としてのステレオ光学系は、並列配置された2つの光学系を有する。2つの光学系はそれぞれ、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群と、2つの反射面を含む中間群と、後群とを有する。2つの反射面による光路の折り曲げにより、2つの光学系における前群間の光軸間隔よりも後群間の光軸間隔が狭くなっている。中間群と後群のうち少なくとも一方が正の屈折力を有する。前群、中間群および後群のd線に対する焦点距離をそれぞれf1、f2およびf3とし、光学系の焦点距離をfとするとき、
-4.00≦f1/f≦-2.00
0.55≦|f3/f2|≦0.90
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ステレオ光学系を備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、十分な基線長を確保することができ、広画角かつ小型でありながらも諸収差が良好に補正されたステレオ光学系を実現することができる。
実施例のステレオ光学系の水平断面図。 実施例のステレオ光学系により形成される光学像を示す図。 実施例1のステレオ光学系を構成する一方の光学系の水平断面図。 実施例1の収差図。 実施例2のステレオ光学系を構成する光学系の水平断面図。 実施例2の収差図。 実施例3のステレオ光学系を構成する光学系の水平断面図。 実施例3の収差図。 各実施例のステレオ光学系を備えた撮像装置の外観図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。まず、図1~図4を用いて、後述する実施例1~3に共通する事項について説明する。各実施例のステレオ光学系は、デジタルカメラ、ビデオカメラ、放送用カメラ、監視用カメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮像装置に用いられる。
図1は、実施例1のステレオ光学系100の水平断面を示している。ステレオ光学系100は、水平方向に並列配置された2つの光学系101、102を有する。各図において、左側が物体側(前側)、右側が像側(後方)である。光学系101、102は、後述する反射部材による光の反射方向を除いて同一の構成を有する。以下では、光学系101について説明する。
光学系101は、2つの反射面R1、R2をそれぞれ有する第1反射部材103および第2反射部材105を有する。反射面R1、R2はそれぞれ、光線を反射して光路を折り曲げる。第1反射部材103と第2反射部材105の間には、開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)する開口絞りSPが設けられている。像面IPには、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面または銀塩フィルムのフィルム面が配置される。
図2は、ステレオ光学系100によって形成される光学像(イメージサークル)を模式的に示している。像面IP上には、光学系101、102のそれぞれにより形成された光学像IC1、IC2が形成される。像面IPに単一の撮像素子の撮像面が配置されている場合には、互いに視差を有する2つの光学像を該撮像素子により撮像可能である。ただし、2つの光学系101、102により形成される2つの光学像をそれぞれ別の撮像素子により撮像してもよい。
図3は、光学系L0(101)の水平断面を示している。OAは光学系L0の光軸(基準光線)を示している。光学系L0は、物体側から像側へ順に配置された、前群としての第1レンズ群L1と、中間群としての第2レンズ群L2と、後群としての第3レンズ群L3とを有する。第1レンズ群L1は、全体として負の屈折力を有する。第2レンズ群L2は、上述した反射面R1、R2(第1および第2反射部材103、105)と、それらの間に配置された開口絞りSPおよび正レンズとにより構成されている。第3レンズ群L3は、全体として正の屈折力を有する。上記反射面R1、R2による光路の折り曲げにより、図1に示すように、2つの光学系101、102の第3レンズ群L3間(後群間)の光軸間距離が第1レンズ群L1間(前群間)の光軸間距離よりも狭くなっている。
第3レンズ群L3と像面IPとの間には、ローパスフィルタやIRカットフィルタ等のガラスブロックGBが配置されている。
なお、本実施例では第2レンズ群L2と第3レンズ群L3が共に正の屈折力を有するが、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3はこれらのうち少なくとも一方が正の屈折力を有していればよい。
また、各実施例では、第2レンズ群L2において第1および第2反射部材PR1、PR2の間にレンズが配置されているが、第1反射部材PR1と第2反射部材PR2の入射面や出射面をレンズに代わる屈折面として形成してもよい。
図4は、実施例1の光学系L0の無限遠合焦状態での諸収差(球面収差、非点収差、歪曲および色収差)を示している。球面収差図において、FnoはFナンバーを示し、実線はd線(波長587.6nm)に対する球面収差を、一点鎖線はg線(波長435.8nm)に対する球面収差をそれぞれ示している。非点収差図において、実線ΔSはサジタル像面を、破線ΔMはメリディオナル像面を示している。歪曲収差はd線に対するものを示している。色収差図はg線における倍率色収差を示している。ωは光線追跡による半画角(°)である。
各実施例の光学系L0は、等角(等距離)射影方式を採用している。等角射影方式では、半像高をy、半画角をω、焦点距離をfとするとき、y=fωで定義される。ただし、射影方式として、等立体角射影方式、立体射影方式等、様々な方式を採用してもよい。
以上説明したように、各実施例のステレオ光学系では、第1レンズ群L1に適切な負の屈折力を与えることで、広画角化と高い光学性能を実現している。
また、第2レンズ群L2における第1レンズ群側と第3レンズ群側にそれぞれ第1および第2反射部材103、105を配置することで、全体として小型でありながら大きな基線長を確保することを可能にしている。各実施例のような広角レンズでは、第1レンズ群と第3レンズ群を通過する光線の高さは第2レンズ群を通過する光線の高さよりも高くなる傾向がある。また、反射部材を2つ用いることで、大きな基線長を確保しつつ、ステレオ光学系が形成する2つの光学像を単一の撮像素子上に形成できる小型の構成とすることが可能になる。
さらに、第3レンズ群L3に適切な屈折力を与えることで、第1レンズ群L1で発生した主として軸外に関する収差を良好に補正することを可能としている。また、第2レンズ群L2で補正しきれなかった主として軸上に関する収差を第3レンズ群L3で補正することを可能としている。
以下、上述した光学構成において、十分な基線長を確保することができ、広画角かつ小型でありながらも諸収差を良好に補正するために満足すべき具体的な条件について説明する。
まず第1、2および3レンズ群L1、L2、L3の焦点距離をそれぞれf1、f2、f3とし、光学系L0(全系)の焦点距離をfとするとき、以下の条件式(1)、(2)を満足する必要がある。
-4.00≦f1/f≦-2.00 (1)
0.55≦|f3/f2|≦0.90 (2)
条件式(1)は、広画角化、小型化および高い光学性能を実現するための条件を示している。f1/fが条件式(1)の下限値を下回るように全系の焦点距離に対して第1レンズ群L1の焦点距離が長くなりすぎると、第1レンズ群L1の負の屈折力が弱くなりすぎて広画角かつ全系を小型にすることが困難になるため、好ましくない。また、f1/fが条件式(1)の上限値を超えるように全系の焦点距離に対して第1レンズ群L1の焦点距離が短くなりすぎると、第1レンズ群L1の負の屈折力が強くなりすぎて像面湾曲や非点収差等の諸収差を補正することが困難になるため、好ましくない。
条件式(2)は、高い光学性能を実現するための条件を示している。|f3/f2|が条件式(2)の下限値を下回るように第2レンズ群L2の焦点距離に対して第3レンズ群L3の焦点距離が短くなりすぎると、第3レンズ群L3の屈折力が強くなりすぎて像面湾曲や非点収差等の軸外収差が大きく発生する。この結果、高い光学性能を得ることが困難になるため、好ましくない。また、|f3/f2|が条件式(2)の上限値を超えるように第2レンズ群L2の焦点距離に対する第3レンズ群L3の焦点距離が長くなりすぎると、第3レンズ群L3の屈折力が弱くなりすぎる。この結果、第2レンズ群L3で補正しきれなかった球面収差やコマ収差等の軸上近辺の収差を補正して高い光学性能を得ることが困難になるため、好ましくない。
条件式(1)の数値範囲を下記のようにするとより好ましい。
-3.80≦f1/f≦-2.10 (1a)
また、条件式(1)の数値範囲を下記のようにするとさらに好ましい。
-3.50≦f1/f≦-2.20 (1b)
条件式(2)の数値範囲を下記のようにするとより好ましい。
0.60≦|f3/f2|≦0.88 (2a)
また、条件式(2)の数値範囲を下記のようにするとさらに好ましい。
0.65≦|f3/f2|≦0.86 (2b)
各実施例において、以下の条件を満足することが望ましい。
第2レンズ群L2において、第1反射部材103の反射面R1と第2反射部材105の反射面R2の間に設けられるレンズの屈折力は正とすることが望ましい。すなわち、第2レンズ群L2は正の屈折力を有することが望ましい。これにより、第1レンズ群L1のうち負レンズ群で発散させた光束を収斂させることができ、全系の小型化が容易になる。
また、第1レンズ群L1を構成するすべてのレンズのd線に対する屈折率をNdB1とするとき、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
1.70≦NdB1≦2.2 (3)
条件式(3)は、諸収差を良好に補正して高い光学性能を得ることを容易にするための条件を示している。NdB1が条件式(3)の下限値を下回ると、第1レンズ群L1のすべてのレンズのd線に対する屈折率が低くなりすぎて、球面収差や像面湾曲等の諸収差を補正することが困難になるため、好ましくない。また、NdB1が条件式(3)の上限値を超えると、第1レンズ群L1のすべてのレンズのd線に対する屈折率が高くなりすぎて、各レンズを形成する硝材を製造することが困難になるため、好ましくない。しかも、全系における球面収差や像面湾曲等の緒収差の補正バランスが崩れるため、好ましくない。
条件式(3)の数値範囲を下記のようにするとより好ましい。
1.75≦NdB1≦2.2 (3a)
また、条件式(3)の数値範囲を下記のようにするとさらに好ましい。
1.80≦NdB1≦2.2 (3b)
また、第3レンズ群L2を構成するレンズのうち少なくとも1つのd線に対する屈折率をNdB3とするとき、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
1.70≦NdB3≦2.20 (4)
条件式(4)は、諸収差を良好に補正して高い光学性能を得ることを容易にするための条件を示す。NdB3が条件式(4)の下限値を下回ると、第3レンズ群Lを構成する少なくとも1つのレンズのd線に対する屈折率が低くなりすぎて、非点収差や像面湾曲等の諸収差を補正することが困難になるため、好ましくない。また、NdB3が条件式(4)の上限値を超えると、第3レンズ群L3を構成する少なくとも1つのレンズのd線に対する屈折率が高くなりすぎて、該レンズを構成する硝材を製造することが困難になるため、好ましくない。
条件式(4)の数値範囲を下記のようにするとより好ましい。
1.72≦NdB3≦2.2 (4a)
また、条件式(4)の数値範囲を下記のようにするとさらに好ましい。
1.75≦NdB3≦2.2 (4b)
また、第2レンズ群L2において、開口絞りSPは2つの反射面R1、R2の間に配置することが望ましい。これにより、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3の有効径がバランスよく小径化されて、全系を小型化することができる。
また、第1レンズ群L1における最も像側のレンズ面から開口絞りSPまでの光軸上の距離をD1sとし、光学系L0における最も物体側のレンズ面(第1面)から光学系L0における最も像側のレンズ面(最終面)までの光軸上の距離をD1kとする。このとき、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.20≦D1s/D1k≦0.35 (5)
条件式(5)は、光学系全体を小型化しつつ大きな基線長を確保することを容易にするための条件を示す。D1s/D1kが条件式(5)の下限値を下回ると、光学系の第1面から最終面までの光軸上の距離に対して、第1レンズ群におる最も像側のレンズ面から開口絞りステップSPまでの光軸上の距離が小さくなりすぎる。この結果、第1反射部材103を配置して十分な基線長を確保することが困難になるため、好ましくない。また、D1s/D1kが条件式(5)の上限値を超えると、光学系の第1面から最終面までの光軸上の距離に対して、第1レンズ群L1における最も像側のレンズ面から開口絞りSPまでの光軸上の距離が大きくなりすぎる。この結果、全系を小型化することが困難になるため、好ましくない。
条件式(5)の数値範囲を下記のようにするとより好ましい。
0.23≦D1s/D1k≦0.32 (5a)
また、条件式(5)の数値範囲を下記のようにするとさらに好ましい。
0.27≦D1s/D1k≦0.30 (5b)
また、開口絞りSPから第3レンズ群L3における最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をDs3とし、光学系L0における第1面から最終面までの光軸上の距離をD1kとする。このとき、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.10≦Ds3/D1k≦0.35 (6)
条件式(6)は、全系を小型化しながら大きな基線長を確保することを容易にするための条件を示す。Ds3/D1kが条件式(6)の下限値を下回ると、光学系の第1面から最終面までの光軸上の距離に対して、開口絞りSPから第3レンズ群L3における最も物体側のレンズ面までの光軸上記の距離が小さくなりすぎる。この結果、第2反射部材105を配置して十分な基線長を確保することが困難になるため、好ましくない。Ds3/D1kが条件式(6)の上限値を超えると、光学系の第1面から最終面までの光軸上の距離に対して、開口絞りSPから第3レンズ群L3における最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離が大きくなりすぎる。この結果、全系を小型化することが困難になるため、好ましくない。
条件式(6)の数値範囲を下記のようにするとより好ましい。
0.15≦Ds3/D1k≦0.30 (6a)
また、条件式(6)の数値範囲を下記のようにするとさらに好ましい。
0.18≦Ds3/D1k≦0.28 (6b)
また、第1レンズ群L1の焦点距離f1と第3レンズ群L3の焦点距離f3は、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
-0.60≦f1/f3≦-0.35 (7)
条件式(7)は、全系を小型化しつつ高い光学性能を得ることを容易にするための条件を示す。f1/f3が条件式(7)の下限値を下回ると、第3レンズ群L3の焦点距離に対して第1レンズ群L1の焦点距離が長くなりすぎた、全系の小型化が困難になるため、好ましくない。f1/f3が条件式(7)の上限値を超えると、第3レンズ群L3の焦点距離に対して第1レンズ群L1の焦点距離が短くなりすぎる。この結果、第1レンズ群L1で発生する像面湾曲や歪曲等の諸収差が大きくなり、高い光学性能を得ることが困難になるため、好ましくない。
条件式(7)の数値範囲を下記のようにするとより好ましい。
-0.56≦f1/f3≦-0.38 (7a)
また、条件式(7)の数値範囲を下記のようにするとさらに好ましい。
-0.52≦f1/f3≦-0.40 (7b)
また、光線追跡による半画角ωは、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
92.5°≦ω≦120.0° (8)
条件式(8)は画角に関する条件を示す。ωが条件式(8)の下限値を下回ると、画角が185°を超える広画角を達成することが困難になるため、好ましくない。また、ωが条件式(8)の上限値を超えると、第1レンズ群L1が大径化しすぎるため、好ましくない。
条件式(8)の数値範囲を下記のようにするとより好ましい。
94.0°≦ω≦115.0° (8a)
また、条件式(8)の数値範囲を下記のようにするとさらに好ましい。
94.5°≦ω≦110.0° (8b)
また、2つの光学系101、102の最も物体側のレンズ面の面頂点間隔、言い換えれば2つの光学系101、102における第1レンズ群L1の光軸間の間隔(前群間の光軸間隔)である基線長をDinとする。また、2つの光学系101、102の最も像側のレンズ面の面頂点間隔、言い換えれば2つの光学系101、102における第3レンズ群L3間(後群間)の光軸間隔をDoutとする。このとき、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
0.05≦Dout/Din≦0.50 (9)
条件式(9)は、ステレオ光学系を小型化しつつ大きな基線長を得ることを容易にするための条件を示す。Dout/Dinが条件式(9)の下限値を下回ると、最も像側のレンズ面の面頂点間隔に対して最も物体側のレンズ面の面頂点間隔が大きくなりすぎて、ステレオ光学系が大型化するため、好ましくない。また、Dout/Dinが条件式(9)の上限値を超えると、最も像側のレンズ面の面頂点間隔に対して最も物体側のレンズ面の面頂点間隔が小さくなりすぎた、大きな基線長を得ることが困難になるため、好ましくない。
条件式(9)の数値範囲を下記のようにするとより好ましい。
0.20≦Dout/Din≦0.40 (9a)
また、条件式(9)の数値範囲を下記のようにするとさらに好ましい。
0.24≦Dout/Din≦0.35 (9b)
以下、各実施例のステレオ光学系について、具体的な数値例とともに説明する。
図3に示す実施例1(数値例1)のステレオ光学系において、光学系L0は、焦点距離fが4.77mm、FナンバーFnoが2.8、半画角ωが105.0°の魚眼レンズである。光学系L0は、物体側から像側に順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2および正の屈折力の第3レンズ群L3により構成されている。
第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に配置された、物体側に凸形状の負メニスカスレンズ、物体側に凸形状の負メニスカスレンズ、像側に凸形状の負メニスカスレンズ、像側に凸形状の正メニスカスレンズおよび像側に凸形状の正メニスカス非球面レンズより構成されている。この構成により、広画角化しつつ像面湾曲等の諸収差を良好に補正することができる。
第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に、第1レンズ群L1側に配置された反射面R1、開口絞りSP、物体側に凸形状の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズからなる接合レンズおよび第3レンズ群L3側に配置された反射面R2により構成されている。この構成により、小型でありながらも大きな基線長を確保することができる。また、反射面R1、R2の間に開口絞りSPを配置することで、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3の有効径をバランスよく小径化することができ、全系を小型化することができる。さらに反射面R1、R2の間に接合レンズを配置することで、球面収差や軸上色収差等の諸収差を良好に補正して高い光学性能を得ることができる。
第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、両凸形状の正の非球面レンズ、両凸形状の正レンズ、物体側に凸形状の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズからなる接合レンズおよび両凹形状の負レンズと両凸形状の正レンズからなる接合レンズにより構成されている。この構成により、倍率色収差や像面湾曲等の軸外収差を良好に補正して高い光学性能を得ることができる。
フォーカシングに際しては光学系L0の全体が移動する。これにより、フォーカシングに伴う収差変動を小さく抑えることができる。ただし、フォーカシングに際して光学系L0の一部のみを移動させてもよい。これらのことは、後述する他の実施例でも同じである。
実施例1において、最も像側のレンズ面の面頂点間隔Doutは18.5mmである。この設定により、一般的なフルサイズ(横36mm×縦24mm)の単一の撮像素子によりステレオ光学系により形成される2つの光学像を撮像することができる。このとき、最も物体側のレンズ面の面頂点間隔(基線長)Dinは、人間の平均的な目幅に近い65mmとなる。
図5に示す実施例2(数値例2)のステレオ光学系において、光学系L0は、焦点距離fが4.99mm、FナンバーFnoが2.8、半画角ωが100.0°の魚眼レンズである。光学系L0は、物体側から像側に順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2および正の屈折力の第3レンズ群L3により構成されている。図6は、本実施例の光学系L0の無限遠合焦状態での諸収差を示している。
第1レンズ群L1は、物体側から像側に順に配置された、物体側に凸形状の負メニスカスレンズ、物体側に凸形状の負メニスカスレンズ、像側に凸形状の負メニスカスレンズ、像側に凸形状の正メニスカスレンズおよび像側に凸形状の正メニスカス非球面レンズにより構成されている。この構成により、広画角化と像面湾曲等の諸収差を補正することができる。
第2レンズ群L2は、物体側から像側に順に配置された、反射面R1、開口絞りSP、物体側に凸形状の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズからなる接合レンズおよび反射面R2により構成されている。この構成により、小型でありながら、大きな基線長を確保することができる。しかも、反射面R1、R2の間に開口絞りSPを配置することで、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3の有効径をバランスよく小径化することができ、全体として小型の光学系を得られる。さらに、反射面R1、R2の間に接合レンズを配置することで、球面収差や軸上色収差等の諸収差を良好に補正して高い光学性能を得ることができる。
第3レンズ群L3は、物体側から像側に順に、両凸形状の正の非球面レンズ、両凸形状の正レンズ、物体側に凸形状の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズからなる接合レンズおよび両凹形状の負レンズと両凸形状の正レンズからなる接合レンズにより構成されている。この構成により、倍率色収差や像面湾曲等の軸外収差を良好に補正して高い光学性能を得ることができる。
実施例2において、最も像側のレンズ面の面頂点間隔Doutは18.5mmである。この設定により、一般的なフルサイズ(横36mm×縦24mm)の単一の撮像素子によりステレオ光学系により形成される2つの光学像を撮像することができる。このとき、最も物体側のレンズ面の面頂点間隔(基線長)Dinは、人間の平均的な目幅に近い63mmとなる。
図7に示す実施例3(数値例3)のステレオ光学系において、光学系L0は、焦点距離fが5.11mm、FナンバーFnoが2.91、半画角ωが95.2°の魚眼レンズである。光学系L0は、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2および正の屈折力の第3レンズ群L3により構成されている。図8は、本実施例の光学系L0の無限遠合焦状態での諸収差を示している。
第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に配置された、物体側に凸形状の負メニスカスレンズ、物体側に凸形状の負メニスカスレンズ、両凹形状の負レンズおよび像側に凸形状の正メニスカスレンズより構成されている。この構成により、広画角化と像面湾曲等の諸収差の補正とを容易にしている。
第2レンズ群L2は、物体側から像側に順に配置された、反射面R1、開口絞りSP、物体側に凸形状の負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズからなる接合レンズおよび反射面R2により構成されている。この構成により、小型でありながらも大きな基線長を確保することかできる。また、反射面R1、2の間に開口絞りSPを配置することで、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3の有効径をバランスよく小径化することができ、全系が小型であるステレオ光学系を得ることができる。さらに、反射面R1、R2の間に接合レンズを配置することで、球面収差や軸上色収差等の諸収差の補正を容易にして、高い光学性能を得ることができる。
第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に配置された、両凸形状の正レンズ、両凸形状の正レンズおよび両凹形状の負レンズと両凸形状の正レンズからなる接合レンズとにより構成されている。この構成により、倍率色収差や像面湾曲等の軸外収差を良好に補正して、容易に高い光学性能を得ることができる。
実施例3において、最も像側のレンズ面の面頂点間隔Doutは18.5mmである。この設定により、一般的なフルサイズ(横36mm×縦24mm)の単一の撮像素子によりステレオ光学系により形成される2つの光学像を撮像することができる。このとき、最も物体側のレンズ面の面頂点間隔(基線長)Dinは、人間の平均的な目幅に近い60mmとなる。
以下、数値例1~3の具体的な数値データを示す。各数値例において、iは物体側から数えた面または光学部材の順番を示し、rはi番目の光学面(第i面)の曲率半径、dは第i面と第(i+1)面との間の軸上間隔を示す。また、ndは第i面と第i+1面間の光学材料のd線における屈折率であり、νdiは第i面と第i+1面間の光学材料のd線を基準としたアッベ数である。
アッベ数νdは、フラウンホーファ線のd線(587.6nm)、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)における屈折率をNd、NF、NCとするとき、
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
で表される。
数値データには、第i面の有効径(mm)も示している。BFはバックフォーカス(mm)を表す。バックフォーカスは、光学系の最終面(最も像側のレンズ面)から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものとする。レンズ全長は、光学系の最前面(最も物体側のレンズ面)から最終面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。
面番号に付された「*」は、その面が非球面であることを意味する。非球面の形状は、光軸方向をx軸、光軸に直交する方向をh軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、kを円錐定数、A4,A6,A8を非球面係数とするとき、以下の式で表される。円錐定数および非球面係数の「e-Z」は×10-Zを意味する。
x=(h/R)/[1+{1-(1+k)(h/R)1/2
+A4・h+A6・h+A8・h
実施例(数値例)1~3における条件式(1)~(10)の値を表1にまとめて示す。
[数値例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θ(°) 有効径
1 39.599 2.10 1.90043 37.4 46.27
2 13.205 9.00 25.68
3 31.760 1.00 1.95375 32.3 22.82
4 11.388 8.97 17.88
5 -12.544 0.95 1.81600 46.6 16.60
6 -37.460 1.71 17.84
7 -17.391 2.68 1.84666 23.8 17.94
8 -14.160 0.20 19.02
9* -21.888 2.35 1.88202 37.2 18.88
10 -15.223 7.85 19.46
11 ∞ 6.90 1.51633 64.1 12.71
12(反射面) ∞ -6.90 45.0 17.60
13 ∞ -5.00 8.78
14(絞り) ∞ -1.25 9.43
15 -38.102 -0.45 1.90043 37.4 9.63
16 -14.825 -3.35 1.53172 48.8 9.58
17 19.760 -0.20 9.77
18 ∞ -6.10 1.51633 64.1 9.67
19(反射面) ∞ 6.10 -45.0 15.55
20 ∞ 2.00 11.20
21 63.009 1.34 1.76450 49.1 12.41
22* -2089.595 0.20 12.63
23 21.844 4.06 1.43875 94.7 13.12
24 -21.621 0.20 13.30
25 274.552 0.85 1.83481 42.7 13.10
26 12.043 5.35 1.49700 81.5 12.82
27 -20.286 0.20 13.20
28 -31.128 0.75 1.90043 37.4 13.13
29 15.449 6.49 1.49700 81.5 13.58
30 -14.954 10.50 15.00
31(GB) ∞ 1.00 1.51633 64.1
32 ∞ 0.50
像面 ∞

非球面データ
第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.49519e-005 A 6=-2.75892e-008 A 8=-1.71304e-010

第22面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.30985e-005 A 6= 1.27585e-007 A 8=-1.47051e-009

各種データ

焦点距離 4.77
Fナンバー 2.80
半画角(°) 105.0
像高 8.75
レンズ全長 106.16
BF 11.66

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 -13.91 28.96 1.11 -39.88
L2 11 38.88 -10.25 17.67 -8.37
L3 21 33.03 19.44 6.30 -9.59

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -22.87
2 3 -19.07
3 5 -23.51
4 7 65.25
5 9 48.66
6 15 -27.20
7 16 16.48
8 21 80.03
9 23 25.49
10 25 -15.11
11 26 16.09
12 28 -11.38
13 29 16.46

[数値例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θ(°) 有効径
1 40.416 2.20 1.88100 40.1 43.90
2 12.438 9.53 24.16
3 62.468 1.05 1.95375 32.3 21.83
4 13.847 8.19 18.04
5 -12.415 1.00 1.81600 46.6 17.18
6 -21.150 1.23 18.43
7 -15.573 2.82 1.85478 24.8 18.49
8 -15.046 0.20 20.02
9* -24.848 2.60 1.88202 37.2 20.00
10 -15.967 10.87 20.59
11 ∞ 6.50 1.51633 64.1 12.00
12(反射面) ∞ -6.50 45.0 16.64
13 ∞ -3.93 9.01
14(絞り) ∞ -1.26 9.47
15 -61.434 -0.47 1.90043 37.4 9.64
16 -15.285 -3.39 1.56732 42.8 9.62
17 20.271 -0.20 9.88
18 ∞ -6.50 1.51633 64.1 9.81
19(反射面) ∞ 6.50 -45.0 6.67
20 ∞ 1.82 12.00
21 69.157 1.40 1.76450 49.1 13.14
22* -525.804 0.20 13.37
23 17.194 4.57 1.43875 94.7 14.06
24 -23.678 0.20 14.05
25 121.658 0.89 1.83481 42.7 13.63
26 10.245 5.48 1.53775 74.7 12.99
27 -28.806 0.20 13.13
28 -32.828 0.79 1.90043 37.4 13.08
29 12.667 6.83 1.53775 74.7 13.45
30 -16.339 10.50 14.91
31 ∞ 1.00 1.51633 64.1
32 ∞ 0.50
像面 ∞

非球面データ
第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.20088e-005 A 6=-2.13895e-008 A 8=-1.55620e-010

第22面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.46058e-005 A 6= 6.99324e-008 A 8= 7.64111e-011

各種データ

焦点距離 4.99
Fナンバー 2.80
半画角(°) 100.0
像高 8.75
レンズ全長 108.98
BF 11.66

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 -15.98 28.82 -0.55 -44.19
L2 11 47.05 -9.25 16.70 -8.23
L3 21 32.06 20.56 4.87 -11.73

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -21.17
2 3 -18.85
3 5 -38.83
4 7 150.00
5 9 44.53
6 15 -22.71
7 16 15.91
8 21 80.03
9 23 23.50
10 25 -13.45
11 26 14.78
12 28 -10.07
13 29 14.46

[数値例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θ(°) 有効径
1 37.835 1.90 1.85150 40.8 37.77
2 10.876 5.96 21.04
3 17.413 1.05 2.00100 29.1 19.44
4 10.527 7.09 16.28
5 -14.039 0.85 1.83481 42.7 15.27
6 94.650 1.60 15.83
7 -122.590 3.83 1.90366 31.3 16.29
8 -15.687 6.90 16.79
9 ∞ 6.70 1.51633 64.1 10.75
10(反射面) ∞ -6.70 45.0 14.22
11 ∞ -2.05 7.75
12(絞り) ∞ -1.67 8.06
13 -31.669 -0.50 1.91082 35.3 8.36
14 -11.896 -2.98 1.54072 47.2 8.31
15 19.425 -0.15 8.53
16 ∞ -6.70 1.51633 64.1 8.49
17(反射面) ∞ 6.70 -45.0 17.01
18 ∞ 2.07 12.30
19 39.406 2.06 1.80809 22.8 13.94
20 -89.544 0.15 14.12
21 18.103 4.36 1.43700 95.1 14.41
22 -25.920 0.30 14.11
23 -146.187 0.75 2.00069 25.5 13.54
24 9.713 6.79 1.49700 81.6 12.88
25 -22.914 12.00 14.03
26 ∞ 1.00 1.51633 64.1
27 ∞ 0.50
像面 ∞

各種データ

焦点距離 5.14
Fナンバー 2.91
半画角(°) 95.2
像高 8.55
レンズ全長 92.98
BF 13.16

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 -11.83 22.29 1.57 -23.85
L2 9 39.02 -7.35 14.64 -9.12
L3 19 27.96 14.41 1.44 -9.13

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -18.53
2 3 -28.79
3 5 -14.59
4 7 19.57
5 13 -21.17
6 14 14.12
7 19 34.11
8 21 25.15
9 23 -9.08
10 24 14.74
Figure 2022108802000002
図9は、上記各実施例のステレオ光学系を撮像光学系として用いた撮像装置としてのデジタルスチルカメラを示している。20はカメラ本体、21は実施例1~5のいずれかのステレオ光学系によって構成された撮像光学系である。22はカメラ本体20に内蔵され、撮像光学系21により形成された光学像(被写体像)を撮像するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子である。23は撮像素子22からの撮像信号を処理することで生成された画像データを記録する記録部であり、24は画像データを表示する背面ディスプレイである。
各実施例のステレオ光学系を用いることで、小型で立体視が可能で、高い光学性能を有するカメラを得ることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 ステレオ光学系
101、102 光学系
R1,R2 反射面
IP 像面
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群

Claims (14)

  1. 並列配置された2つの光学系を有するステレオ光学系であって、
    前記2つの光学系はそれぞれ、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群と、2つの反射面を含む中間群と、後群とを有し、
    前記2つの反射面による光路の折り曲げにより、前記2つの光学系における前記前群間の光軸間隔よりも前記後群間の光軸間隔が狭くなっており、
    前記中間群と前記後群のうち少なくとも一方が正の屈折力を有し、
    前記前群、前記中間群および前記後群のd線に対する焦点距離をそれぞれf1、f2およびf3とし、前記光学系の焦点距離をfとするとき、
    -4.00≦f1/f≦-2.00
    0.55≦|f3/f2|≦0.90
    なる条件を満足することを特徴とするステレオ光学系。
  2. 前記中間群と前記後群が共に正の屈折力を有することを特徴とする請求項1に記載のステレオ光学系。
  3. 前記中間群における前記2つの反射面の間にレンズが配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステレオ光学系。
  4. 前記中間群における前記2つの反射面の間に開口絞りが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のステレオ光学系。
  5. 前記前群を構成するすべてのレンズのd線に対する屈折率をNdB1とするとき、
    1.70≦NdB1≦2.20
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のステレオ光学系。
  6. 前記後群を構成するレンズのうち少なくとも1つのd線に対する屈折率をNdB3とするとき、
    1.70≦NdB3≦2.20
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のステレオ光学系。
  7. 前記前群における最も像側のレンズ面から前記開口絞りまでの光軸上の距離をD1s、前記光学系における最も物体側のレンズ面から前記光学系の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD1kとするとき、
    0.20≦D1s/D1k≦0.35
    なる条件を満足することを特徴とする請求項6に記載のステレオ光学系。
  8. 前記開口絞りから前記後群における最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をDs3、前記光学系における最も物体側のレンズ面から前記光学系の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD1kとするとき、
    0.10≦Ds3/D1k≦0.35
    なる条件を満足することを特徴とする請求項6または7に記載のステレオ光学系。
  9. 前記後群が正の屈折力を有し、
    -0.60≦f1/f3≦-0.35
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のステレオ光学系。
  10. d線における半画角をωとするとき、
    92.5°≦ω≦120.0°
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のステレオ光学系。
  11. 前記2つの光学系における前記前群間の光軸間隔をDinとし、前記後群間の光軸間隔をDoutとするとき、
    0.05≦Dout/Din≦0.50
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のステレオ光学系。
  12. 前記中間群の最も物体側と最も像側には、反射面を有する反射部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のステレオ光学系。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のステレオ光学系と、
    前記2つの光学系により形成される光学像を撮像する撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  14. 前記2つの光学系は、単一の撮像素子上に前記光学像を形成することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
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