JP2022106324A - 水素生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、溶接工数を削減しつつ、CO除去器の径方向の温度分布ばらつきを小さく抑制することができる水素生成装置を提供する。【解決手段】本開示における水素生成装置は、第1流路へ二次水素含有ガスを排出するCO低減器と、第1隔壁に上下両端部が固定され空気と二次水素含有ガスを混合させる空気混合筒と、二次水素含有ガスの一酸化炭素を低減するCO除去器と、CO除去器底板と、を備える。空気混合筒は、二次水素含有ガスをヘッダー流路に流出させる吹き出し穴と、CO除去器底板の内周側の下面と当接してCO除去器底板を下から支持する支持部を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、水素生成装置に関する。
特許文献1は、CO除去器の温度分布ばらつきを小さく抑制する水素生成装置を開示する。この水素生成装置は、空気と水素含有ガスの混合ガスが流れる空気混合筒と、上方に向かうに従って空気混合筒の径が小さくなるように傾斜する傾斜部と、傾斜部に円周方向に複数設けられヘッダー流路に斜め上方に流出させる吹き出し穴と、を備える。
特開2018-118863号公報
本開示は、溶接工数を削減しつつ、CO除去器の径方向の温度分布ばらつきを小さく抑制することができる水素生成装置を提供する。
本開示における水素生成装置は、加熱部と、加熱部の外周を囲む燃焼筒と、燃焼筒の外周を囲む加熱部隔壁と、加熱部隔壁の外周を囲む第1隔壁と、第1隔壁の外周を囲む第2隔壁と、燃焼筒と加熱部隔壁との間に形成される燃焼ガス流路と、蒸発部と、改質器と、第1隔壁と第2隔壁との間に形成されるリターン流路と、CO低減器と、CO除去器と、筒状の空気混合筒と、ドーナツ盤形状の区画部材と、空気供給管と、伝熱緩衝空間と、CO低減器と伝熱緩衝空間とを仕切る第3隔壁と、通気構造でドーナツ盤形状のCO除去器底板と、を備えている。
加熱部は、可燃ガスを燃焼して、燃焼排ガスを排出し、燃焼ガス流路は、上方に燃焼排ガスを流す。蒸発部は、加熱部隔壁と第1隔壁との間の上部に形成され、加熱部隔壁を介して伝わる熱で原料ガスと水とを加熱して、水を蒸発させる。
改質器は、加熱部隔壁と第1隔壁との間の下部に改質触媒を充填して形成され、加熱部隔壁を介して伝わる熱で、原料ガスと水蒸気との混合ガスから改質反応で一酸化炭素を含む一次水素含有ガスを生成する。リターン流路は、改質器から流出した一次水素含有ガスを上方に流す。
CO低減器は、第1隔壁と第2隔壁との間で、蒸発部の外周側に隣接する部分に一酸化炭素低減触媒を充填して形成され、改質器から流出した一次水素含有ガスに含まれる一酸化炭素の濃度を変成反応で低減して、二次水素含有ガスとして排出する。
CO除去器は、第1隔壁と第2隔壁との間で、CO低減器の上方で、蒸発部の外周側に隣接する部分に一酸化炭素除去触媒を充填して形成され、CO低減器から排出される二次水素含有ガスの一酸化炭素の濃度を選択酸化反応で更に低減して、三次水素含有ガスとして排出する。
空気混合筒は、CO低減器とCO除去器と第1隔壁と第2隔壁とで囲まれた空間を、内周側空間である第2流路と外周側空間とに区画し、上下両端部が第1隔壁に固定される。
区画部材は、内周側端部が空気混合筒に固定され、外周側端部が第2隔壁に固定され、外周側空間を外周側上部空間であるヘッダー流路と外周側下部空間である第1流路とに区画する。空気供給管は、第1流路に空気を供給する。
伝熱緩衝空間は、CO低減器と第1隔壁との間に、CO低減器と蒸発部との第1隔壁を介した熱交換が抑制されるように設けられ、第1流路と連通する。
CO除去器底板は、内径が第1隔壁の外径よりも大きく、外径が第2隔壁の内径よりも小さく、CO除去器とヘッダー流路とを仕切って、一酸化炭素除去触媒がCO除去器から落下しないように一酸化炭素除去触媒を下から支持する。
空気混合筒は、燃焼筒を挟んで空気供給管の先端と対向する位置に設けられた第2流路入口と、空気混合筒の上端部に向かうに従って空気混合筒の径が小さくなるように傾斜する傾斜部と、傾斜部に円周方向に複数設けられた吹き出し穴と、支持部と、を有する。
第2流路入口は、第1流路の空気と混合された二次水素含有ガスを第2流路に流入させる。吹き出し穴は、第2流路の空気と混合された二次水素含有ガスをヘッダー流路に流出させる。支持部は、CO除去器底板の内周側の下面と当接してCO除去器底板を下から支持する。
本開示における水素生成装置は、溶接工数を削減しつつ、空気混合筒上部の吹き出し穴とCO除去器との距離のばらつきを小さく抑えることができる。これにより、空気混合筒上部の吹き出し穴から水素含有ガスの噴流をCO除去器の外径と内径との中央部に安定して当てることができ、CO除去器の径方向の温度分布ばらつきを小さく抑制することができる。
実施の形態1における水素生成装置の概略構成図 他の形態における水素生成装置の概略構成図 他の形態における水素生成装置の概略構成図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、都市ガスなどの炭化水素系の燃料から、水蒸気改質反応によって水素を生成して、さらに副生した一酸化炭素(CO)などの不純物を除去することによって、燃料電池発電装置の燃料ガス等に適用可能な水素リッチな水素含有ガスを生成する技術があった。
この水素リッチな水素含有ガスを生成する技術は、全体形状が多重円筒形状で、その中心部にバーナを備えた加熱部が配設され、加熱部の周囲に改質触媒を充填した改質器と、一酸化炭素低減触媒を充填したCO低減器と、一酸化炭素除去触媒を充填したCO除去器とを軸心方向に配列した水素生成装置により得るものであった。
CO除去器で消費する酸素を含んだ空気と水素含有ガスとを効率よく混合する目的で、CO低減器とCO除去器との間に空気混合筒を配設した場合は、空気を含む水素含有ガスが空気混合筒の吹き出し穴からCO除去器へ至るまでに、周囲との熱交換により温度が上昇し、CO除去器において径方向に温度分布が大きく生じることで、一酸化炭素除去触媒が機能する適切な温度範囲から外れた触媒が存在することになり、CO除去器によるCO
除去能力が不十分になるという課題があった。
そのため、当該業界では、この課題に対して、空気混合筒上端部に向かうに従って空気混合筒の径が小さくなるように傾斜する傾斜部を空気混合筒上部に設け、傾斜部に設けられた吹き出し穴から空気を含む水素含有ガスを斜め上方に向かって流出させることで、空気を含む水素含有ガスをCO除去器の径方向の中心部に導く製品設計をするのが一般的であった。
そうした状況下において、発明者らは、吹き出し穴からの水素含有ガスの噴流がCO除去器の外周と内周との中央部からずれた位置に当たると、CO除去器に流入する水素含有ガスの流量分布の偏りが径方向で大きくなり、空気を含む水素含有ガスから一酸化炭素触媒によって発生する熱量とCO除去器の内周側および外周側への放熱量とのバランスが崩れて、CO除去器の径方向に大きな温度分布ばらつきが発生するということをヒントにして、CO除去器の外周と内周との中央部に水素含有ガスの噴流を当てることで、CO除去器の径方向の温度分布ばらつきを小さく抑制することを考えた。
そして発明者らは、その着想を実現するには、空気混合筒と、一酸化炭素除去触媒を下から支持するCO除去器底板と、をそれぞれ溶接で蒸発部に固定させる際に、それぞれの溶接位置のばらつきにより、吹き出し穴からCO除去器に至るまでの距離がばらつき、CO除去器の内径と外径との中央部に空気を含む水素含有ガスの噴流を安定して当てることができないという課題があることを発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、空気混合筒上端部に、CO除去器底板の下面と当接してCO除去器底板を下から支持するための支持部を設け、支持部と蒸発部とを溶接固定して、支持部の上にCO除去器底板を載せることで、溶接工数を削減しつつ、空気混合筒上部の吹き出し穴からCO除去器までの距離のばらつきを小さく抑えることができる水素生成装置を提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
図1に示すように、水素生成装置100は、加熱部120と、蒸発部121と、改質器122と、CO低減器123と、CO除去器124と、伝熱緩衝空間125と、加熱部120の外周を囲む燃焼筒130と、燃焼筒130の外周を囲む加熱部隔壁131と、加熱部隔壁131の外周を囲む第1隔壁132と、第1隔壁132の外周を囲む第2隔壁133と、第3隔壁134と、空気混合筒135と、空気供給管137と、CO除去器底板140と、を備える。
蒸発部121は、加熱部隔壁131と第1隔壁132との間の上部に形成される。
改質器122は、加熱部隔壁131と第1隔壁132との間の下部に改質触媒を充填して形成される。
CO低減器123は、第1隔壁132と第2隔壁133との間で、蒸発部121の外周側に隣接する部分に一酸化炭素低減触媒を充填して形成される。
CO除去器124は、第1隔壁132と第2隔壁133との間で、CO低減器123の上方で、蒸発部121の外周側に隣接する部分に一酸化炭素除去触媒を充填して形成される。
燃焼ガス流路150は、燃焼筒130と加熱部隔壁131との間に形成される。リターン流路151は、第1隔壁132と第2隔壁133との間に形成される。
空気混合筒135は、上下両端部が第1隔壁132に固定され、CO低減器123とCO除去器124と第1隔壁132と第2隔壁133とで囲まれた空間を、内周側空間である第2流路153と外周側空間とに区画する筒状の部材である。区画部材136は、内周側端部が空気混合筒135に固定され、外周側端部が第2隔壁133に固定され、外周側空間を外周側上部空間であるヘッダー流路154と、外周側下部空間である第1流路152とに区画するドーナツ盤形状の部材である。
さらに、空気混合筒135は、燃焼筒130を挟んで空気供給管137の先端と対向する位置に設けられる第2流路入口160と、空気混合筒135の上端部に向かうに従って空気混合筒135の径が小さくなるように傾斜する傾斜部138と、傾斜部138に円周方向に複数設けられた吹き出し穴161と、支持部139と、を有する。
支持部139は第1隔壁132に溶接固定されている。傾斜部138の傾斜角度は、吹き出し穴の開口面の法線の延長線が支持部139の上端部の高さで、CO低減器123の内径と外径との中央部に位置する角度となるよう設計されている。
伝熱緩衝空間125は、CO低減器123と第1隔壁132との間に設けられ、第1流路152と連通している。第3隔壁134は、CO低減器123と、伝熱緩衝空間125とを仕切る。
CO除去器底板140は、内径が第1隔壁132の外径よりも大きく、外径が第2隔壁133の内径よりも小さいドーナツ盤形状の部材である。CO除去器底板140は、通気構造を有し、CO除去器124とヘッダー流路154とを仕切って一酸化炭素除去触媒がCO除去器124から落下しないように一酸化炭素除去触媒を下から支持している。
CO除去器底板140は、CO除去器底板140の内周側の下面と当接する支持部139によって下から支持され、さらに、上から一酸化炭素除去触媒が充填されることで、一酸化炭素除去触媒の自重で押さえつけられる。そのため、第1隔壁132とCO除去器底板140とを溶接固定せずとも、CO除去器底板140の位置は変動しない。
[1-2.動作]
以上のように構成された水素生成装置100において、以下、その動作、作用を説明する。
加熱部120は、可燃ガスを燃焼して、燃焼排ガスを排出する。加熱部120が可燃ガスを燃焼することで、その熱が改質器122に伝搬する。これにより、改質器122を所望の温度に加熱することができる。燃焼排ガスは、燃焼ガス流路150を通って上方に流
され外部に排出される。
蒸発部121には都市ガスなどの原料ガスと液体の水とが供給され、加熱部隔壁131を介して伝わる熱で水が気化し、原料ガスと水蒸気との混合ガスとなる。水素生成装置100は、筒状の筐体を有しているため、蒸発部121内の混合ガスは、図1において、軸方向に流れるだけでなく、加熱部120を同心軸として回転方向にも流れる。
そのため、改質器122も、およそドーナツ状の形状をしており、その全周から混合ガスが改質器122に流入する。
改質器122に流入した原料ガスと水蒸気との混合ガスは、加熱部120の熱によって600℃に温められ、かつ改質触媒によって一酸化炭素を含む一次水素含有ガスに改質される。このとき、(化1)に示すように、メタンと水から水素と二酸化炭素を生成する反応と、(化2)に示すように、メタンと水から水素と一酸化炭素を生成する反応が起こっている。
Figure 2022106324000002
Figure 2022106324000003
ただし、600℃は典型的な温度であって、反応による改質器122内の温度は、改質器122の構造や材質、大きさにも依存して変わる。例えば、400℃~650℃の範囲で変動し得る。
一次水素含有ガスは、改質器122からリターン流路151に流入する。リターン流路151はドーナツ状の形状をしており、リターン流路151の全周を伝って、一次水素含有ガスが軸心方向の上方に流れ、CO低減器123に供給される。
CO低減器123は、改質器122から流出した一次水素含有ガスに含まれる一酸化炭素を低減して二次水素含有ガスとして排出する。詳細には、一酸化炭素低減触媒で起こる(化3)に示す変成反応によって、一次水素含有ガスに含まれる一酸化炭素と水蒸気を反応させて二酸化炭素と水素を生成し、一酸化炭素を低減している。このとき、CO低減器123は250℃まで温度が上昇する。
ただし、250℃は典型的な温度であって、反応によるCO低減器123内の温度は、CO低減器123の構造や材質、大きさにも依存して変わる。例えば200℃~300℃の範囲で変動し得る。
Figure 2022106324000004
二次水素含有ガスは、CO低減器123から排出されて、第1流路152に流入する。伝熱緩衝空間125は第1流路152と連通しており、二次水素含有ガスの一部は伝熱緩衝空間125へ流入する。蒸発部121とCO低減器123とが伝熱緩衝空間125で仕切られていることにより、蒸発部121とCO低減器123との第1隔壁132を介した
熱交換が抑制されている。
第1流路152はドーナツ状の形状をしているため、空気供給管137を介して注入された空気とCO低減器123から排出された二次水素含有ガスとが、第1流路152の周方向に流れ混合される。
空気と混合された二次水素含有ガスは、第2流路入口160を介して第2流路153に流入する。第2流路153もドーナツ状の形状をしており、第2流路153に流入した空気と混合された二次水素含有ガスは、第2流路153の周方向に流れる。
その後、第2流路153から吹き出し穴161を介してヘッダー流路154に斜め上方に排出され、吹き出し穴161からの空気と混合された二次水素含有ガスの噴流は、CO除去器の内径と外径との中央部に当たり、CO除去器124に供給される。
CO除去器124は、CO低減器123から流出した二次水素含有ガスに含まれる一酸化炭素をさらに低減して三次水素含有ガスとして排出する。
詳細には、一酸化炭素除去触媒で起こる(化4)に示す選択酸化反応によって一酸化炭素と酸素から二酸化炭素が、(化5)に示すように水素と酸素から水が生成される。このときCO除去器124は150℃程度まで温度が上昇する。
ただし、150℃は典型的な温度であって、反応によるCO除去器124内の温度は、CO除去器124の構造や材質、大きさにも依存して変わる。例えば、100℃~180℃の範囲で変動し得る。
Figure 2022106324000005
Figure 2022106324000006
CO低減器123からCO除去器124にかけて隣接している蒸発部121はCO低減器123およびCO除去器124の触媒の反応熱により高温化している。原料ガスと液体の水とを冷媒として、第1隔壁132を介して熱交換されることによって冷やされ、その結果、CO低減器123およびCO除去器124の壁面を冷却し、内部での温度上昇をある程度抑えることができる。一方、原料ガスと液体の水は熱交換により温度が上昇し、水は水蒸気に気化する。
同様に、CO低減器123からCO除去器124にかけて隣接している第2隔壁133は、CO低減器123およびCO除去器124の触媒の反応熱により高温化している。第2隔壁133は外気と熱交換されることによって冷やされ、その結果、CO低減器123およびCO除去器124の壁面を冷却し、内部での温度上昇を、ある程度抑えることができる。
CO除去器124は内周側の第1隔壁132と外周側の第2隔壁133とから冷却されているが、CO除去器124の内径と外径との中央部から双方へ熱が伝わることで、径方向の温度分布は小さく抑制される。
CO除去器124によって一酸化炭素をさらに低減された二次水素含有ガスは、三次水素含有ガスとして排出される。
[1-3.効果]
以上のように、本実施の形態における水素生成装置100は、加熱部120と、蒸発部121と、改質器122と、CO低減器123と、CO除去器124と、伝熱緩衝空間125と、燃焼筒130と、加熱部隔壁131と、第1隔壁132と、第2隔壁133と、第3隔壁134と、空気混合筒135と、区画部材136と、空気供給管137と、傾斜部138と、支持部139と、CO除去器底板140と、燃焼ガス流路150と、リターン流路151と、第1流路152と、第2流路153と、ヘッダー流路154と、第2流路入口160と、吹き出し穴161と、を備える。
加熱部120は、可燃ガスを燃焼して、燃焼排ガスを排出するように構成されている。燃焼筒130は、加熱部120の外周を囲むように構成(配置)されている。加熱部隔壁131は、燃焼筒130の外周を囲むように構成(配置)されている。
第1隔壁132は、加熱部隔壁131の外周を囲むように構成(配置)されている。第2隔壁133は、第1隔壁132の外周を囲むように構成(配置)されている。燃焼ガス流路150は、上方に燃焼排ガスを流す流路であって、燃焼筒130と加熱部隔壁131との間に形成されている。
蒸発部121は、加熱部隔壁131を介して伝わる熱で原料ガスと水とを加熱して、水を蒸発させる部位であって、加熱部隔壁131と第1隔壁132との間の上部に形成されている。
改質器122は、加熱部隔壁131を介して伝わる熱で、原料ガスと水蒸気との混合ガスから改質反応で一酸化炭素を含む一次水素含有ガスを生成する部位であって、加熱部隔壁131と第1隔壁132との間の下部に改質触媒を充填して形成されている。
リターン流路151は、改質器122から流出した一次水素含有ガスを上方に流す流路であって、第1隔壁132と第2隔壁133との間に形成されている。
CO低減器123は、改質器122から流出した一次水素含有ガスに含まれる一酸化炭素の濃度を変成反応で低減して、二次水素含有ガスとして排出する部位であって、第1隔壁132と第2隔壁133との間で、蒸発部121の外周側に隣接する部分に一酸化炭素低減触媒を充填して形成されている。
CO除去器124は、CO低減器123から排出される二次水素含有ガスの一酸化炭素の濃度を選択酸化反応で更に低減して、三次水素含有ガスとして排出する部位であって、第1隔壁132と第2隔壁133との間で、CO低減器123の上方で、蒸発部121の外周側に隣接する部分に一酸化炭素除去触媒を充填して形成されている。
空気混合筒135は、CO低減器123とCO除去器124と第1隔壁132と第2隔壁133とで囲まれた空間を、内周側空間である第2流路153と外周側空間とに区画するように構成された筒状の部材である。空気混合筒135は、上下両端部が第1隔壁132に固定されている。
区画部材136は、外周側空間を外周側上部空間であるヘッダー流路154と外周側下部空間である第1流路152とに区画するように構成されたドーナツ盤形状の部材であって、内周側端部が空気混合筒135に固定され、外周側端部が第2隔壁133に固定され
ている。空気供給管137は、第1流路152に空気を供給するように構成された部材である。
伝熱緩衝空間125は、CO低減器123と蒸発部121との第1隔壁132を介した熱交換が抑制されるように、CO低減器123と第1隔壁132との間に設けられた空間であって、第1流路152と連通する空間である。第3隔壁134は、CO低減器123と伝熱緩衝空間125とを仕切るように構成された部材である。
CO除去器底板140は、CO除去器124とヘッダー流路154とを仕切って、一酸化炭素除去触媒がCO除去器124から落下しないように一酸化炭素除去触媒を下から支持するように構成された通気構造でドーナツ盤形状の部材である。CO除去器底板140は、内径が第1隔壁132の外径よりも大きく、外径が第2隔壁133の内径よりも小さい。
空気混合筒135は、第2流路入口160と、傾斜部138と、吹き出し穴161と、支持部139と、を有している。
第2流路入口160は、燃焼筒130を挟んで空気供給管137の先端と対向する位置で、第1流路152の空気と混合された二次水素含有ガスを、第2流路153に流入させる部位である。
傾斜部138は、空気混合筒135の上端部に向かうに従って、径が小さくなるように傾斜する空気混合筒135の部位である。
吹き出し穴161は、第2流路153の空気と混合された二次水素含有ガスをヘッダー流路154に流出させるように、傾斜部138に円周方向に複数設けられた部位である。
支持部139は、空気混合筒135において、CO除去器底板140の内周側の下面と当接してCO除去器底板140を下から支持するように、構成された部位である。
上記構成において、空気混合筒135の支持部139が、CO除去器底板140の内周側の下面と当接してCO除去器底板140を下から支持することにより、空気混合筒135上部の吹き出し穴161とCO除去器124との距離のばらつきを小さく抑えることができる。
そのため、空気を含む水素含有ガスの噴流を、CO除去器124の内径と外径との中央部に安定して当てることができ、CO除去器124の径方向の温度分布ばらつきを小さく抑制することができる。
本実施の形態のように、水素生成装置100は、支持部139を第1隔壁132に溶接固定し、CO除去器底板140を第1隔壁132に固定しない構成としてもよい。
本実施の形態の水素生成装置100は、CO除去器底板140を、第1隔壁132と第2隔壁133のどちらにも固定しなくても、CO除去器底板140は、CO除去器底板140の自重と一酸化炭素除去触媒の重みで、CO除去器底板140の内周側の下面が、CO除去器底板140の下方に位置する空気混合筒135の支持部139と当接して、上下方向に変位できないので、支持部139(空気混合筒135における上部)を第1隔壁132に溶接するだけで、第1隔壁132に対して、空気混合筒135の位置とCO除去器底板140の位置とが変動しない構成とすることができる。
そのため、CO除去器底板140と第1隔壁132との溶接工数を削減できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、図2~図3を用いて、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、CO除去器底板の一例として、平板形状のCO除去器底板140を説明した。CO除去器底板は、内径が第1隔壁132の外径よりも大きく、外径が第2隔壁133の内径よりも小さく、CO除去器124とヘッダー流路154とを仕切って一酸化炭素除去触媒がCO除去器124から落下しないように一酸化炭素除去触媒を下から支持する通気構造のドーナツ盤形状であればよい。したがって、CO除去器底板は、平板形状のCO除去器底板140に限定されない。ただし、CO除去器底板として、平板形状のCO除去器底板140を用いれば、加工コストを低く抑えることができる。
また、CO除去器底板として、内周側において第1隔壁132に沿うように絞り加工を施された図2に示す水素生成装置200のCO除去器底板240を用いてもよい。CO除去器底板としてCO除去器底板240を用いれば、CO除去器底板240の内周側において第1隔壁132に沿う部分の長さを任意に設計し、空気混合筒135上部の吹き出し穴161からCO除去器124までの距離のばらつきを小さく抑えることができる。
実施の形態1では、支持部の一例として、円筒形状の支持部139を説明した。支持部は、CO除去器底板140の内周側の下面と当接してCO除去器底板140を下から支持し、第1隔壁132に溶接固定されているものであればよい。したがって、支持部は、円筒形状の支持部139に限定されない。ただし、支持部として、円筒形状の支持部139を用いれば、空気混合筒135と一体化して形成できるので、加工コストを低く抑えることができる。
また、図3に示す水素生成装置300のように、支持部として上端部に溶接ワイヤを用いて溶接を施し、溶接ビードを有する支持部339を用いてもよい。支持部として支持部339を用いれば、CO除去器底板140の下面と当接する支持部の上端部の径方向の寸法を大きくすることができ、CO除去器底板140の径方向の寸法ばらつきが大きくても支持部339からの脱落を抑制できる。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、溶接固定される部品間の距離のばらつきを抑制する必要がある容器に適用可能である。具体的には、CO濃度が低い水素含有ガスを生成する水素生成装置や、不純物を除いてから水素ガスを供給する燃料電池発電装置や水素精製システムなどに適用可能である。
100,200,300 水素生成装置
120 加熱部
121 蒸発部
122 改質器
123 CO低減器
124 CO除去器
125 伝熱緩衝空間
130 燃焼筒
131 加熱部隔壁
132 第1隔壁
133 第2隔壁
134 第3隔壁
135 空気混合筒
136 区画部材
137 空気供給管
138 傾斜部
139,339 支持部
140,240 CO除去器底板
150 燃焼ガス流路
151 リターン流路
152 第1流路
153 第2流路
154 ヘッダー流路
160 第2流路入口
161 吹き出し穴

Claims (2)

  1. 可燃ガスを燃焼して、燃焼排ガスを排出する加熱部と、
    前記加熱部の外周を囲む燃焼筒と、
    前記燃焼筒の外周を囲む加熱部隔壁と、
    前記加熱部隔壁の外周を囲む第1隔壁と、
    前記第1隔壁の外周を囲む第2隔壁と、
    前記燃焼筒と前記加熱部隔壁との間に形成され、上方に前記燃焼排ガスを流す燃焼ガス流路と、
    前記加熱部隔壁と前記第1隔壁との間の上部に形成され、前記加熱部隔壁を介して伝わる熱で原料ガスと水とを加熱して、前記水を蒸発させる蒸発部と、
    前記加熱部隔壁と前記第1隔壁との間の下部に改質触媒を充填して形成され、前記加熱部隔壁を介して伝わる熱で、前記原料ガスと水蒸気との混合ガスから改質反応で一酸化炭素を含む一次水素含有ガスを生成する改質器と、
    前記第1隔壁と前記第2隔壁との間に形成され、前記改質器から流出した前記一次水素含有ガスを上方に流すリターン流路と、
    前記第1隔壁と前記第2隔壁との間で、前記蒸発部の外周側に隣接する部分に一酸化炭素低減触媒を充填して形成され、前記改質器から流出した前記一次水素含有ガスに含まれる一酸化炭素の濃度を変成反応で低減して、二次水素含有ガスとして排出するCO低減器と、
    前記第1隔壁と前記第2隔壁との間で、前記CO低減器の上方で、前記蒸発部の外周側に隣接する部分に一酸化炭素除去触媒を充填して形成され、前記CO低減器から排出される前記二次水素含有ガスの一酸化炭素の濃度を選択酸化反応で更に低減して、三次水素含有ガスとして排出するCO除去器と、
    前記CO低減器と前記CO除去器と前記第1隔壁と前記第2隔壁とで囲まれた空間を、内周側空間である第2流路と外周側空間とに区画し、上下両端部が前記第1隔壁に固定される筒状の空気混合筒と、
    内周側端部が前記空気混合筒に固定され、外周側端部が前記第2隔壁に固定され、前記外周側空間を外周側上部空間であるヘッダー流路と外周側下部空間である第1流路とに区画するドーナツ盤形状の区画部材と、
    前記第1流路に空気を供給する空気供給管と、
    前記CO低減器と前記第1隔壁との間に、前記CO低減器と前記蒸発部との前記第1隔壁を介した熱交換が抑制されるように設けられた、前記第1流路と連通する伝熱緩衝空間と、
    前記CO低減器と前記伝熱緩衝空間とを仕切る第3隔壁と、
    内径が前記第1隔壁の外径よりも大きく、外径が前記第2隔壁の内径よりも小さく、前記CO除去器と前記ヘッダー流路とを仕切って、前記一酸化炭素除去触媒が前記CO除去器から落下しないように前記一酸化炭素除去触媒を下から支持する通気構造でドーナツ盤形状のCO除去器底板と、
    を備えた水素生成装置であって、
    前記空気混合筒は、前記燃焼筒を挟んで前記空気供給管の先端と対向する位置で前記第1流路の空気と混合された前記二次水素含有ガスを前記第2流路に流入させる第2流路入口と、前記空気混合筒の上端部に向かうに従って前記空気混合筒の径が小さくなるように傾斜する傾斜部と、前記傾斜部に円周方向に複数設けられ前記第2流路の空気と混合された前記二次水素含有ガスを前記ヘッダー流路に流出させる吹き出し穴と、前記CO除去器底板の内周側の下面と当接して前記CO除去器底板を下から支持する支持部と、を有している、水素生成装置。
  2. 前記空気混合筒の支持部は、前記第1隔壁に溶接固定されているが、前記CO除去器底板は固定されていない、請求項1に記載の水素生成装置。
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