JP2022104462A - 腕部補助装置 - Google Patents

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Hiroshi Kobayashi
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Abstract

Figure 2022104462000001
【課題】棒状の上体支持部が背中から上体の横側にずれることを抑えることが可能な腕部補助装置を提供すること。
【解決手段】部材支持部10と、上体支持部50と、第1部材20と、上腕支持部16と、付勢手段80と、を含んで構成され、上体支持部50は、人体上下方向に沿って左右に独立して対で配置され、対で配置される上体支持部50の上部を、装着者Pの背中の所定の位置に対向する位置にそれぞれ維持する支持部上部維持部材611、612、711、721、731、741を備える腕部補助装置1である。
【選択図】図3

Description

本発明は、腕部補助装置に関する。
下記特許文献1には、ユーザの背中に配置された一対の棒状の上体支持部と、上体支持部に支持され、ユーザの上腕を支持する上腕支持部とを有する腕部補助装置が開示されている。
国際公開第2020/204009号
上記従来の腕部補助装置では、ユーザによる使用中に、棒状の上体支持部がユーザの背中において、より安定して配置されることが要求される。本発明は、棒状の上体支持部が背中から上体の横側にずれることを抑えることが可能な腕部補助装置を提供することを目的とする。
本発明は、装着者の上腕の側方側に配置された部材支持部と、前記部材支持部の人体下方側に設けられ、装着者の上体を背面側から支持する上体支持部と、前記上腕に沿って配置され、前記部材支持部に軸方向を人体左右方向として設けられた第1軸部を回転軸として人体上下方向へ回動可能とされた第1部材と、前記第1部材の一方の端部に取り付けられ、前記上腕を支持する上腕支持部と、前記上腕に沿って配置され、一方の端部が、前記第1部材に人体左右方向に沿った軸線回りに人体上下方向へ回動可能に取り付けられると共に、他方の端部が、前記部材支持部に軸方向を人体左右方向として設けられた第2軸部を回転軸として人体上下方向へ回動可能に接続され、装着者の腕を付勢する付勢手段と、を含んで構成され、前記上体支持部は、人体上下方向に沿って左右に独立して対で配置され、前記対で配置される上体支持部の上部を、装着者の背中の所定の位置に対向する位置にそれぞれ維持する支持部上部維持部材を備える腕部補助装置に関する。
ここで、前記上体支持部は棒状に形成され、装着者の腰周り方向に沿って帯状に形成されると共に、装着者の腰に固定可能な帯部を備え、前記上体支持部は、各々の下端が、回転についての3つの自由度を有するように前記帯部に取り付けられ、前記支持部上部維持部材は、背中において脊椎から斜め上方に離れる方向に前記上体支持部の上部が引かれたときに移動しないように拘束する部材により構成されることが好ましい。
また、前記支持部上部維持部材は、前記装着者の胴の全周に周回される胴周回ベルトと、前記胴周回ベルトに連結され、装着者の人体上下方向に沿って左右に対で配置され、各々の下端が前記帯部における装着者の人体後方側に取り付けられて装着者の肩に掛けられる肩ベルトと、前記胴周回ベルト及び前記肩ベルトに連結され、装着者の人体後方側において交差し前記左右の肩ベルトに跨って取り付けられる交差ベルトと、前記上体支持部の上部を前記装着者の背中に沿って所定の範囲内で移動可能に支持する上部支持部と、
を有することが好ましい。
また、前記肩ベルトと、前記胴周回ベルトと、前記交差ベルトとは前記上部支持部に連結されていることが好ましい。
また、前記支持部上部維持部材は、装着者が装着する衣服の一部と、前記上体支持部の上部を、前記衣服を着た装着者の背中に沿って所定の範囲内で移動可能に支持する上部支持部と、により構成されることが好ましい。また、前記支持部上部維持部材は、前記衣服に設けられ前記上体支持部の上部が通される通し部を有することが好ましい。
また、前記通し部は、前記衣服の左右の後部に設けられていることが好ましい。また、前記衣服は、少なくとも、前部において左右に分離可能か、脇の下の部分において前後に分離可能であることが好ましい。
また、前記分離する前記衣服の部分は、前記衣服の部分が分離されておらず連結されている状態の前記衣服の部分の間の距離を調整可能な距離調整部を備えることが好ましい。また、前記衣服は、袖がない胴衣型衣服により構成されることが好ましい。
本発明によれば、棒状の上体支持部が背中から上体の横側にずれることを抑えることが可能な腕部補助装置を提供することができる。
第1実施形態に係る腕部補助装置を装着者に装着した状態を示す側面図である。 第1実施形態に係る腕部補助装置を装着者に装着した状態を示す正面図である。 第1実施形態に係る腕部補助装置を装着者に装着した状態を示す背面図である。 第1実施形態に係る腕部補助装置の上腕支持部周辺を示す部分拡大斜視図である。 第1実施形態に係る腕部補助装置を装着者に装着した状態を示す背面図であり、(A)は上体支持部の長さを長くした状態を示し、(B)は上体支持部の長さを短くした状態を示す。 第1実施形態に係る腕部補助装置を装着者に装着した状態を示す背面図であり、(A)は腕を前方に向けた状態を示し、(B)は腕を横に広げた状態を示す。 第1実施形態に係る腕部補助装置の帯部を示す背面図である。 第1実施形態に係る腕部補助装置の変形例を示す背面図である。
以下、図1~図7を用いて、本発明に係る腕部補助装置の第1実施形態について説明する。図1は、腕部補助装置1を装着者Pに装着した状態を示す側面図である。図2は、腕部補助装置1を装着者Pに装着した状態を示す正面図である。図3は、腕部補助装置1を装着者Pに装着した状態を示す背面図である。図4は、腕部補助装置1の上腕支持部周辺を示す部分拡大斜視図である。図5は、腕部補助装置1を装着者Pに装着した状態を示す背面図であり、(A)は上体支持部50の長さを長くした状態を示し、(B)は上体支持部50の長さを短くした状態を示す。図6は、腕部補助装置1を装着者Pに装着した状態を示す背面図であり、(A)は腕を前方に向けた状態を示し、(B)は腕を横に広げた状態を示す。図7は、腕部補助装置1の帯部60を示す背面図である。
図1~図7に示す腕部補助装置1は、左右対称となるように構成されており、装着者Pがリュックのように背負って一人で装着することで、装着者Pの上半身に装着される。この腕部補助装置1は、装着者Pの両腕の負荷の各々に対し、ガススプリング(付勢手段)80によって補助力を発生させる。
具体的に、腕部補助装置1は、左右一対の部材支持部10と、左右一対の第1部材20と、左右一対の上腕支持部16と、左右一対の回動制限部材30(図4等参照)と、左右一対のガススプリング80と、左右一対のアーム部40と、左右一対の上体支持部50と、帯部60と、左右一対の肩ベルト711と、交差ベルト721と、前側胴周囲ベルト741と、支持プレート611と、支持パット612と、を備えている。
左右一対の部材支持部10は、それぞれ、装着者Pの上体を背面側から支持する左右一対の上体支持部50の各々に対して、左右一対のアーム部40の各々を介して取り付けられていることで、装着者Pの左右の上腕の側方側に配置される。これら左右一対の部材支持部10は、それぞれ、上腕に沿って配置された第1部材20及びガススプリング80をこれらの基端部側で支持する。
左右一対の第1部材20は、それぞれ、上腕の側方側に沿って配置され、部材支持部10に軸方向を人体左右方向として設けられた第1軸部21(図5、図6等参照)を回転軸として人体上下方向へ回動可能とされている。これら左右一対の第1部材20には、それぞれ、上腕を支持する上腕支持部16が先端に取り付けられている。
図4に示すように、上腕支持部16は、第1部材20の先端に、軸方向を人体左右方向として回動可能に取り付けられている。この上腕支持部16は、各々上腕の両側部に対向して配置されると共に人体左右方向外側において第1部材20に人体左右方向に沿った軸線回りに人体上下方向へ回動可能に取り付けられた一対の側部材16Aと、一対の側部材16Aの人体後方側端部に亘って形成され、上腕の背面側に当接する背面側部材16Bと、を備え、上腕の正面側が開放されている。また、上腕支持部16は、回動制限部材30によって、所定位置からの人体上方向への回動が制限されている。なお、上腕支持部16は、クッション性を有するカバーによって覆われる。
回動制限部材30は、所定位置からの上腕支持部16の人体上方向への回動を制限する。具体的に、回動制限部材30は、上腕支持部16における第1部材20側の側部材16Aに取り付けられたピンであり、第1部材20に当接することで上腕支持部16の回動を制限する。
左右一対のガススプリング80(図1等参照)は、それぞれ、上腕の側方側に沿って第1部材20の下方に配置され、一方の端部である先端が、人体左右方向に沿った軸線回りに人体上下方向へ回動可能に第1部材20の先端に取り付けられると共に、他方の端部である基端が、部材支持部10に直接的に、軸方向を人体左右方向として設けられた第2軸部22を回転軸として人体上下方向へ回動可能に取り付けられている。これら左右一対のガススプリング80は上腕支持部16を付勢し、これにより、上腕支持部16によって装着者Pの上腕部APは支持される。
左右一対のアーム部40は、それぞれ、左右一対の上体支持部50の各々の上方側に人体左右方向に沿って形成されると共に、装着者Pの肩の側方側から左右一対の部材支持部10の各々に連結されている。より具体的にはアーム部40は、それぞれ上体支持部50から左右に互いに離れるように延び、所定の位置において、前方向にそれぞれ湾曲しており、三角筋の後部から側部にわたる部分を取り囲むような形状を有している。
左右一対の上体支持部50は、棒状に形成され、それぞれ、左右一対の部材支持部10の各々の人体下方側に設けられ、装着者Pの上体を背面側から支持する。これら左右一対の上体支持部50は、装着者Pの背面側において人体上下方向に沿って左右に対で配置され、各々の下端が、回転についての3つの自由度を有するように帯部60に取り付けられている。ここで、回転についての3つの自由度を有するとは、前後方向、左右方向、及び、上下方向の3つの方向にそれぞれ指向する軸心を中心として回転可能であることを意味する。
より具体的には、図3に示すように、上体支持部50の下端は、前方へ突出する図示しない球形部材が固定されて設けられている円形端部材505を備えている。図示しない球形部材は、帯部60に固定された基部金具601に形成された穴であって、内部が開口よりも広い円形の穴に嵌合している。当該穴の内部において図示しない球形部材が基部金具601に対して摺動して回転することにより、上体支持部50は、基部金具601に対して、回転についての3つの自由度を有するように、基部金具601に支持されている。
図3、図5(A)及び図5(B)に示すように、左右一対の上体支持部50は、それぞれ、長さの調節が可能である。具体的には、上体支持部50には、複数の貫通孔が等間隔で上体支持部50の長手方向に形成された外側管501(図3参照)と、外側管501の内周面により形成される内部空間に配置され、外側管501に対して同軸的な位置関係で摺動する内側管502とを有している。内側管502には、内側管502の外方へ図示しないばねにより付勢されて突出する球状部材503が設けられている。球状部材503が、外側管501の貫通孔に係合することにより、内側管502は、外側管501に対して固定されるように構成されている。
帯部60(図1等参照)は、装着者Pの腰周り方向に沿って帯状に形成されると共に、装着者Pの腰に固定可能である。この帯部60は、装着者Pの前方側にバックル61を有していて着脱可能となっており、一般的なリュックのウエストベルトと同様の機能を果たす。
左右一対の肩ベルト711、交差ベルト721、後部連結ベルト731、前側胴周囲ベルト741、支持プレート611、及び支持パット612は、一対で配置される上体支持部50の上部を、装着者Pの背中の所定の位置に対向する位置にそれぞれ維持する支持部上部維持部材を構成する。支持部上部維持部材は、装着者Pの背中において脊椎から斜め上方に離れる方向に上体支持部50の上部が引かれたときに移動しないように拘束する。
具体的には、図3等に示すように、支持プレート611は、長方形状の樹脂製の板部材により構成されている。支持プレート611の一方の面には、当該一方の面のほぼ全面に、直方体形状の支持パット612が張り付けられて固定されている。支持パット612において支持プレート611に張り付けられている面に対する反対側の面には、装着者Pの肩甲骨の部分が当接する。
支持プレート611の周縁部には、ベルトを通す貫通孔が複数形成されており、複数の貫通孔には、肩ベルト711の一端部と、交差ベルト721の一端部と、後部連結ベルト731の一端部及び他端部と、前側胴周囲ベルト741の一端部と、上側通しベルト751の一端部と、下側通しベルト771の一端部とが、それぞれ通されている。
左右一対の肩ベルト711は、人体上下方向に沿って左右に対で配置され、各々の一端である下端が、装着者Pの人体後方側の帯部60における上体支持部50の下端部の近傍の部分に取り付けられている。上側に位置している他端は、支持プレート611の貫通孔に通されている。肩ベルト711の肩に掛かる部分は、幅広且つ厚手に構成されており、肩ベルト711の両端に近い部分は、幅が狭く薄いベルトにより構成されている。
支持プレート611の貫通孔に通されている部分の近傍の肩ベルト711の部分には、肩ベルト711の長さ調整可能なアジャスタ712が設けられている。また、肩ベルト711の前側の部分の幅が狭く薄いベルトにより構成されている部分にも、肩ベルト711の長さ調整可能なアジャスタ715が設けられている。左右一対の肩ベルト711は、一般的なリュックのショルダーハーネスと同様の機能を果たす。
交差ベルト721は、装着者Pの脊椎に対向する位置であって装着者Pの背中の肩甲骨の位置及び肩甲骨よりも上側の位置に対向する位置に配置され、左右の肩ベルト711に跨って取り付けられるX字形状に交差する2本のベルトにより構成されている。交差する部分には、環状部材723が設けられており、交差する部分における一方のベルトは、環状部材723に通されており、他方のベルトに対して相対的に移動可能である。
交差ベルト721の上端部は、それぞれ装着者Pの僧帽筋の部分に掛かっている幅広且つ厚手の肩ベルト711の部分に固定されている。交差ベルト721の下端部は、それぞれ支持プレート611の貫通孔に通されている。支持プレート611の貫通孔に通されている部分の近傍の交差ベルト721の部分には、交差ベルト721の長さ調整可能なアジャスタ722が設けられている。
図2に示すように、前側胴周囲ベルト741は、バックル762により連結されて装着者Pのみぞおち(鳩尾)の下側の近傍の部分に対向する位置に配置される左右一対のベルトにより構成されている。前側胴周囲ベルト741の一端部は、それぞれバックル762に接続されている。前側胴周囲ベルト741の他端部は、それぞれ上下方向における後述の上側通しベルト751と下側通しベルト771との間に位置する支持プレート611の貫通孔に通されている。装着者Pの脇の下の近傍の前側胴周囲ベルト741の途中の部分には、前側胴周囲ベルト741の長さ調整可能なアジャスタ743(図1参照)が設けられている。アジャスタ743は、肩ベルト711に対して、装着者Pの前後方向及び上下方向に、前側胴周囲ベルト741を相対的に移動可能に構成されている。
上側通しベルト751は、支持パット612が張り付けられている支持プレート611の面に対する反対側の面にそれぞれ配置されている。上側通しベルト751の一端部、他端部は、それぞれ支持プレート611の貫通孔に通されており、上側通しベルト751には、上側通しベルト751の長さ調整可能なアジャスタ752が設けられている。上側通しベルト751と支持プレート611との間には、それぞれ上体支持部50が通されており、上側通しベルト751と支持プレート611とで取り囲まれる領域の範囲内を、上体支持部50は移動可能である。
下側通しベルト771は、支持パット612が張り付けられている支持プレート611の面に対する反対側の面であって、上側通しベルト751よりも下側の位置にそれぞれ配置されている。下側通しベルト771の一端部、他端部は、それぞれ支持プレート611の貫通孔に通されており、下側通しベルト771には、下側通しベルト771の長さ調整可能なアジャスタ772が設けられている。下側通しベルト771と支持プレート611との間には、それぞれ上体支持部50が通されており、下側通しベルト771と支持プレート611とで取り囲まれる領域の範囲内を、上体支持部50は移動可能である。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態においては、上体支持部50は、装着者Pの人体上下方向に沿って左右に独立して対で配置され、対で配置される上体支持部50の上部を、装着者Pの背中の所定の位置に対向する位置にそれぞれ維持する、左右一対の肩ベルト711、交差ベルト721、後部連結ベルト731、前側胴周囲ベルト741、支持プレート611、及び支持パット612により構成される支持部上部維持部材を備える。
これにより、装着者Pによる腕部補助装置1の使用中に、棒状の上体支持部50が装着者Pの背中から上体の横側にずれることを抑えることができ、腕部の補助を適切に行い続けることが可能となる。
また、本実施形態においては、支持部上部維持部材は、装着者Pの背中において脊椎から斜め上方に離れる方向に上体支持部50の上部が引かれたときに移動しないように拘束する部材である交差ベルト721により構成される。これにより、上体支持部50の上部に対して、装着者Pの背中において脊椎から斜め上方に離れる方向に上体支持部50の上部が引かれる力が作用したときに、棒状の上体支持部50が装着者Pの背中から上体の横側にずれることを抑えることができる。
また、本実施形態においては、支持部上部維持部材は、装着者Pの胴の全周に周回される胴周回ベルト(後部連結ベルト731、前側胴周囲ベルト741)と、胴周回ベルトに連結され、装着者Pの人体上下方向に沿って左右に対で配置され、各々の下端が帯部60における装着者Pの人体後方側に取り付けられて装着者Pの肩に掛けられる肩ベルト711と、胴周回ベルト(前側胴周囲ベルト741)及び肩ベルト711に連結され、装着者Pの人体後方側において交差し左右の肩ベルト711に跨って取り付けられる交差ベルト721と、上体支持部50の上部を装着者Pの背中に沿って所定の範囲内で移動可能に支持する上部支持部(支持プレート611、及び支持パット612)と、を有する。
これにより、主としてベルトによって支持部上部維持部材を構成することができる。このため腕部補助装置1を衛生的に装着することができる。また、支持部上部維持部材を構成する部材を少なく構成することができるため、腕部補助装置1の製造にかかる費用を抑えることができる。
また、本実施形態においては、肩ベルト711と、胴周回ベルト(前側胴周囲ベルト741)と、交差ベルト721とは上部支持部を構成する支持プレート611に連結されている。これにより、各ベルトの端部の位置を、安定して装着者Pの肩甲骨の地位に維持することが可能となる。
次に、本発明に係る腕部補助装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、支持部上部維持部材の構成が、第1実施形態における支持部上部維持部材の構成とは異なる。これ以外の構成は、第1実施形態における腕部補助装置1の構成と同一であるため、同一の部材については同一の符号を用いて図示し、説明を省略する。図8は、腕部補助装置100の変形例を示す背面図である。
支持部上部維持部材は、装着者Pが装着するベスト170により構成されている。ベスト170の内面であって、肩甲骨に対向する部分には、支持パット612が固定されて設けられている。支持パット612は、第1実施形態における支持パット612と同様に、上体支持部50の上部を、ベスト170を着た装着者Pの背中に沿って所定の範囲内で移動可能に支持する。
ベスト170の外面であって、ベスト170の後部の左右の装着者Pの肩甲骨に対向する部分には、筒状の通し部175が設けられている。通し部175には、上体支持部50の上部が通される。通し部175の内径は、上体支持部50の外径よりも大きく、上体支持部50の上部は、ベスト170を着た装着者Pの背中に沿って、所定の範囲内である通し部175の内径と上体支持部50の外径との差の範囲内で移動可能である。
ベスト170の背面の全面171と、支持パット612とは、対で配置される上体支持部50の上部を、装着者Pの肩甲骨の位置に対向する位置にそれぞれ維持する支持部上部維持部材を構成する。当該全面171及び支持パット612は、装着者Pの背中において脊椎から斜め上方に離れる方向に上体支持部50の上部が引かれたときに移動しないように拘束する。
ベスト170の前部は、左右に分離可能に構成されている。具体的には、ベスト170は、前側の端縁172において左右に分離される。端縁172には、それぞれベルト1761の一端部が固定されており、1761の他端部には、バックル1762が設けられている。ベルト1761の一端部の近傍には、ベルト1761の長さを調整可能なアジャスタ1763が設けられている。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態においては、支持部上部維持部材は、装着者Pが装着する衣服であるベスト170の一部である背面の全面171と、上体支持部50の上部を、ベスト170を着た装着者Pの背中に沿って所定の範囲内で移動可能に支持する通し部175の部分を支持する支持パット612と、により構成される。これにより、装着者Pは、ベスト170を着ることにより、容易に正しい位置に腕部補助装置100を装着することが可能となり、誤った位置に腕部補助装置100を装着してしまうことを防止することができる。
また、本実施形態においては、通し部175は、ベスト170の左右の後部に設けられている。これにより、上体支持部50の上部を、ベスト170を着た装着者Pの背中に沿って所定の範囲内である通し部175の内径と上体支持部50の外径との差の範囲内で移動可能に支持することができる。
また、本実施形態においては、ベスト170は、前部において左右に分離可能である。これにより、装着者Pによるベスト170の着脱を容易とすることができる。
また、本実施形態においては、衣服は、袖がない胴衣型衣服であるベスト170により構成される。これにより、腕部補助装置100の装着を容易とすることができる。
また、本実施形態においては、分離するベスト170の部分は、ベスト170の部分が分離されておらず連結されている状態のベスト170の部分の間の距離を、ベルト1761の長さを調整することにより調整可能なアジャスタ1763が設けられている。これにより、ベスト170を装着者Pに容易に密着させた状態とすることができ、これにより、装着者Pによる腕部補助装置1の使用中に、棒状の上体支持部50が装着者Pの背中から上体の横側にずれることを、確実に抑えることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。例えば、支持部上部維持部材の構成は、本実施形態における肩ベルト711、交差ベルト721、後部連結ベルト731、前側胴周囲ベルト741、支持プレート611、及び支持パット612や、ベスト170の一部に限定されない。
また、例えば、衣服の構成は、ベスト170の構成に限定されない。例えば、衣服は、脇の下の部分において前後に分離可能であってもよい。
1、100 腕部補助装置
10 部材支持部
16 上腕支持部
20 第1部材
21 第1軸部
22 第2軸部
50 上体支持部
60 帯部
80 ガススプリング(付勢手段)
170 ベスト(衣服)
175 通し部
611 支持プレート(支持部上部維持部材、上部支持部)
612 支持パット(支持部上部維持部材、上部支持部)
711 肩ベルト(支持部上部維持部材)
721 交差ベルト(支持部上部維持部材)
731 後部連結ベルト(支持部上部維持部材、胴周回ベルト)
741 前側胴周囲ベルト(支持部上部維持部材、胴周回ベルト)
1763 アジャスタ(距離調整部)
P 装着者

Claims (10)

  1. 装着者の上腕の側方側に配置された部材支持部と、
    前記部材支持部の人体下方側に設けられ、装着者の上体を背面側から支持する上体支持部と、
    前記上腕に沿って配置され、前記部材支持部に軸方向を人体左右方向として設けられた第1軸部を回転軸として人体上下方向へ回動可能とされた第1部材と、
    前記第1部材の一方の端部に取り付けられ、前記上腕を支持する上腕支持部と、
    前記上腕に沿って配置され、一方の端部が、前記第1部材に人体左右方向に沿った軸線回りに人体上下方向へ回動可能に取り付けられると共に、他方の端部が、前記部材支持部に軸方向を人体左右方向として設けられた第2軸部を回転軸として人体上下方向へ回動可能に接続され、装着者の腕を付勢する付勢手段と、を含んで構成され、
    前記上体支持部は、人体上下方向に沿って左右に独立して対で配置され、
    前記対で配置される上体支持部の上部を、装着者の背中の所定の位置に対向する位置にそれぞれ維持する支持部上部維持部材を備える腕部補助装置。
  2. 前記上体支持部は棒状に形成され、
    装着者の腰周り方向に沿って帯状に形成されると共に、装着者の腰に固定可能な帯部を備え、
    前記上体支持部は、各々の下端が、回転についての3つの自由度を有するように前記帯部に取り付けられ、
    前記支持部上部維持部材は、背中において脊椎から斜め上方に離れる方向に前記上体支持部の上部が引かれたときに移動しないように拘束する部材により構成される請求項1に記載の腕部補助装置。
  3. 前記支持部上部維持部材は、
    前記装着者の胴の全周に周回される胴周回ベルトと、
    前記胴周回ベルトに連結され、装着者の人体上下方向に沿って左右に対で配置され、各々の下端が前記帯部における装着者の人体後方側に取り付けられて装着者の肩に掛けられる肩ベルトと、
    前記胴周回ベルト及び前記肩ベルトに連結され、装着者の人体後方側において交差し前記左右の肩ベルトに跨って取り付けられる交差ベルトと、
    前記上体支持部の上部を前記装着者の背中に沿って所定の範囲内で移動可能に支持する上部支持部と、
    を有する請求項2に記載の腕部補助装置。
  4. 前記肩ベルトと、前記胴周回ベルトと、前記交差ベルトとは前記上部支持部に連結されている請求項3に記載の腕部補助装置。
  5. 前記支持部上部維持部材は、
    装着者が装着する衣服の一部と、
    前記上体支持部の上部を、前記衣服を着た装着者の背中に沿って所定の範囲内で移動可能に支持する上部支持部と、
    により構成される請求項2に記載の腕部補助装置。
  6. 前記支持部上部維持部材は、前記衣服に設けられ前記上体支持部の上部が通される通し部を有する請求項5に記載の腕部補助装置。
  7. 前記通し部は、前記衣服の左右の後部に設けられている請求項6に記載の腕部補助装置。
  8. 前記衣服は、少なくとも、前部において左右に分離可能か、脇の下の部分において前後に分離可能である請求項5~請求項7のいずれかに記載の腕部補助装置。
  9. 前記分離する前記衣服の部分は、前記衣服の部分が分離されておらず連結されている状態の前記衣服の部分の間の距離を調整可能な距離調整部を備える請求項7に記載の腕部補助装置。
  10. 前記衣服は、袖がない胴衣型衣服により構成される請求項5~請求項9のいずれかに記載の腕部補助装置。
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