JP7307636B2 - 可搬式の作業機用のハーネス - Google Patents

可搬式の作業機用のハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP7307636B2
JP7307636B2 JP2019160593A JP2019160593A JP7307636B2 JP 7307636 B2 JP7307636 B2 JP 7307636B2 JP 2019160593 A JP2019160593 A JP 2019160593A JP 2019160593 A JP2019160593 A JP 2019160593A JP 7307636 B2 JP7307636 B2 JP 7307636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
worker
harness
suspension
worn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019160593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021038574A (ja
Inventor
大介 鈴木
亮二 座間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2019160593A priority Critical patent/JP7307636B2/ja
Priority to DE202020002215.2U priority patent/DE202020002215U1/de
Priority to CN202021762463.9U priority patent/CN212936738U/zh
Publication of JP2021038574A publication Critical patent/JP2021038574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7307636B2 publication Critical patent/JP7307636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45FTRAVELLING OR CAMP EQUIPMENT: SACKS OR PACKS CARRIED ON THE BODY
    • A45F3/00Travelling or camp articles; Sacks or packs carried on the body
    • A45F3/14Carrying-straps; Pack-carrying harnesses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45FTRAVELLING OR CAMP EQUIPMENT: SACKS OR PACKS CARRIED ON THE BODY
    • A45F3/00Travelling or camp articles; Sacks or packs carried on the body
    • A45F3/14Carrying-straps; Pack-carrying harnesses
    • A45F2003/146Pack-carrying harnesses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45FTRAVELLING OR CAMP EQUIPMENT: SACKS OR PACKS CARRIED ON THE BODY
    • A45F2200/00Details not otherwise provided for in A45F
    • A45F2200/05Holder or carrier for specific articles
    • A45F2200/0575Portable tools
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45FTRAVELLING OR CAMP EQUIPMENT: SACKS OR PACKS CARRIED ON THE BODY
    • A45F5/00Holders or carriers for hand articles; Holders or carriers for use while travelling or camping

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)

Description

本明細書で開示する技術は、可搬式の作業機用のハーネスに関する。
特許文献1には、可搬式の作業機を支持するために作業者が装着するハーネスが開示されている。このハーネスは、作業者の胴部に装着される装着具と、装着具に取り付けられており、作業機が着脱可能に構成された取付具と、を備える。取付具は、装着具が作業者に装着されたときに、作業者の側方に位置する。
特開2010-252687号公報
作業者は、取付具に作業機を取付けることによって、作業機を安定して支持することができる。通常、作業者は、作業者の側方において作業機を保持する。しかしながら、作業機を動作させると、作業機が動作することに応じて、後ろ向きの力(作業機を動作させていることによる反力)が発生する。この場合、作業者は、作業者の側方において、作業機を大きな力で保持する必要がある。作業機を大きな力で保持し続けることは、作業者にとって負担となる。このため、作業機を動作させているときの作業者の負担を軽減できることが望ましい。
本明細書では、作業機を動作させているときの作業者の負担を軽減することができる技術を提供する。
本明細書は、可搬式の作業機を支持するために作業者が装着するハーネスを開示する。ハーネスは、作業者の胴部に装着される装着具と、前記装着具の第1部分に接続される第1端と前記装着具の第2部分に接続される第2端とを有する懸架ベルトと、前記懸架ベルトの中間位置に取り付けられており、前記作業機が着脱可能に構成された取付具と、を備え、前記装着具の前記第1部分及び前記第2部分は、前記装着具が前記作業者に装着されたときに、前記作業者の前面に位置する。
上記の構成によれば、作業者を動作させることに応じて、後ろ向きの力が発生すると、取付具を介して、懸架ベルトが後ろ向きに引っ張られる。この場合、懸架ベルトの一部が作業者の身体の前面に接触するようになる。懸架ベルトの一部が作業者の身体の前面に接触すると、作業者の身体の前面によって、後ろ向きの力の一部が支持される。このため、作業機を保持している作業者の腕に作用する後ろ向きの力が小さくなる。従って、作業者は、比較的に小さな力で作業機を作業者の側方に保持することができる。この結果、作業機を動作させているときの作業者の負担を軽減することができる。
第1実施例において、作業者がハーネスを装着しており、ブロワを右手で把持している状態の斜視図である。 第1実施例におけるハーネスの斜視図である。 第1実施例におけるハーネスの斜視図である。 第2実施例におけるハーネスの斜視図である。
取付具は、懸架ベルトの第1端と第2端との間を移動可能に懸架ベルトに取り付けられていてもよい。上記の構成によると、作業者は、作業機が取付具に取付けられている状態において、作業機を保持している位置を容易に変更することができる。従って、作業性を向上させることができる。
装着具が作業者に装着されたときに、装着具の第1部分と第2部分との間の距離は、懸架ベルトの第1端から第2端までの長さよりも短くてもよい。上記の構成によると、懸架ベルトが第1部分及び第2部分に接続されている状態において、懸架ベルトは撓んでいる。このため、作業者は、作業機が取付具に取付けられている状態において、作業機を保持している位置を容易に変更することができる。従って、作業性を向上させることができる。
装着具が作業者に装着されたときに、装着具の第1部分と第2部分とは、左右方向の位置が互いに異なっていてもよい。上記の構成によると、第1部分と第2部分の左右方向の位置が同じ場合と比較して、作業者の前面に接触する懸架ベルトの領域を大きくすることができる。このため、後ろ向きの力が発生したときに、作業者の身体の前面に作用する力が分散される。従って、作業者の負担を軽減することができる。
装着具が作業者に装着されたときに、装着具の第1部分は、作業者の右半身と左半身との一方に位置し、装着具の第2部分は、作業者の右半身と左半身との他方に位置していてもよい。上記の構成によると、第1部分と第2部分が作業者の同じ半身に位置している場合と比較して、作業者の前面に接触する懸架ベルトの領域を大きくすることができる。このため、後ろ向きの力が発生したときに、作業者の身体の前面に作用する力が分散される。従って、作業者の負担を軽減することができる。
装着具が作業者に装着されたときに、装着具の第1部分と第2部分とは、高さ方向の位置が互いに異なっていてもよい。上記の構成によると、第1部分と第2部分との高さ方向の位置が同じである場合と比較して、作業者の前面に接触する懸架ベルトの領域を大きくすることができる。このため、作業機を動作させることによる後ろ向きの力が発生したときに、作業者の身体の前面に作用する力が分散される。従って、作業者の負担を軽減することができる。
懸架ベルトは、第1端から第2端までの長さを調整可能に構成されていてもよい。装着具を装着する作業者の体型は様々である。上記の構成によると、懸架ベルトの長さを、作業者に体型に適した長さに調整することができる。従って、ハーネスの装着感を向上させることができる。
懸架ベルトの第1端と第2端との少なくとも一方には、装着具に対して着脱可能な接続具が設けられていてもよい。上記の構成によると、作業者は、懸架ベルトを容易に取り外すことができる。
装着具は、懸架ベルトの接続具と作業者との間に配置されるパッドを有してもよい。上記の構成によると、懸架ベルトが装着具に接続されても、接続具が作業者の身体に接触しない。従って、ハーネスの装着感を向上させることができる。
ハーネスは、第1部分を有する第1ベルトと、第2部分を有する第2ベルトと、を備えてもよい。
第1ベルトは、作業者の右肩又は左肩に掛けられる肩ベルトであり、第2ベルトは、作業者の腰に装着される腰ベルトであってもよい。
第2ベルトは、作業者の右半身に配される右腰ベルトと、作業者の左半身に配される左腰ベルトと、で構成されており、右腰ベルト及び左腰ベルトは、互いに着脱可能に構成されていてもよい。上記の構成によると、作業者は、ハーネスを装着している状態において、右腰ベルトと左腰ベルトとの連結を解除することで、ハーネスを容易に取り外すことができる。
作業機は、ブロワであってもよい。作業機がブロワである場合、作業者がブロワを動作させると、ブロワの先端から風が吹出される。一般的には、作業者は、作業者の前側に風が吹出されるように、ブロワを保持する。このため、作業者がブロワを動作させているときに、後ろ向きの力が発生する。上記の構成によると、中間ベルトが作業者の前側に接触する。このため、作業者の身体によって、後ろ向きの力が受け止められる。従って、作業者は、ブロワを容易に保持することができ、作業者がブロワを動作させているときの作業者の負担を軽減できる。
(第1実施例)
図1~図3を参照して、ハーネス10について説明する。図1に示すように、ハーネス10は、手持ち式のブロワ100を支持するために作業者によって装着される。図2、図3では、見易くするために作業者を省略している。図1~図3は、作業者が右手にブロワ100を把持している場合のハーネス10を示す。
図1に示すように、ハーネス10は、装着具20と、懸架ベルト70と、懸架ベルト70に取付けられている作業機取付部80と、を備えている。懸架ベルト70は、装着具20に着脱可能に構成されている。作業機取付部80は、ブロワ100を着脱可能に構成されている。
図1~図3に示すように、装着具20は、バックプレート30と、右肩ベルト40と、左肩ベルト50と、腰ベルト60と、を備える。バックプレート30は、装着具20が作業者(図1参照)に装着されたときに、作業者の背部に配される。このとき、バックプレート30の内表面が、作業者の背部に対向する。バックプレート30の外表面には、バッテリ(図示省略)が装着されている。ブロワ100は、バッテリから供給される電力を駆動源にして動作する。
図1に示すように、右肩ベルト40及び左肩ベルト50は、バックプレート30の上部から伸び、腰ベルト60に接続されている。右肩ベルト40は、装着具20が作業者に装着されたときに、作業者の右肩部に配される。右肩ベルト40のうち、作業者の右肩近傍に位置する部分には、右肩パッド42が設けられている。右肩パッド42は、柔軟材料から形成されている。右肩パッド42には、懸架ベルト70を接続可能な2個のベルト接続部42aが設けられている。2個のベルト接続部42aは、上下方向に間隔を空けて配置されている。ベルト接続部42aは、金属製のリングである。左肩ベルト50は、装着具20が作業者に装着されたときに、作業者の左肩部に配される。左肩ベルト50のうち、作業者の左肩近傍に位置する部分には、左肩パッド52が設けられている。左肩パッド52は、右肩パッド42と同じ構造を有する。左肩パッド52には、懸架ベルト70を接続可能な2個のベルト接続部52aが設けられている。ベルト接続部52aは、上下方向に間隔を空けて配置されている。左肩パッド52のベルト接続部52aは、右肩パッド42のベルト接続部42aと同じ構造を有する。
腰ベルト60は、右腰ベルト62と、左腰ベルト64と、で構成されている。右腰ベルト62は、装着具20が作業者に装着されたときに、作業者の右半身の腰部に配され、左腰ベルト64は、装着具20が作業者に装着されたときに、作業者の左半身の腰部に配される。右腰ベルト62と左腰ベルト64は、バックル66を介して、互いに着脱可能に連結されている。装着具20が作業者に装着されたときのバックル66の左右方向の位置は、右肩ベルト40と左肩ベルト50との略中間位置に位置する。バックル66には、懸架ベルト70を接続可能なベルト接続部68が設けられている。作業者は、バックル66を操作することによって、右腰ベルト62と左腰ベルト64の連結を解除し、ハーネス10を容易に取り外すことができる。
懸架ベルト70は、第1端72aと、第1端72aとは反対側の第2端72bと、懸架ベルト70の長さを調整するための長さ調整部74と、を有する。第1端72a及び第2端72bには、接続具76が設けられている。接続具76は、ベルト接続部42a、52a、68に取付け可能な金具であり、本実施例ではカラビナである。作業者は、第1端72a及び第2端72bの接続具76を利用して、右肩ベルト40、左肩ベルト50、及び、腰ベルト60のうちの2つのベルトに、懸架ベルト70を接続させる。例えば、図1、図2では、懸架ベルト70の第1端72aの接続具76が、右肩ベルト40(詳細には右肩パッド42)の上側のベルト接続部42aに取付けられており、懸架ベルト70の第2端72bの接続具76が、腰ベルト60のベルト接続部68に取付けられている。この場合、懸架ベルト70の第1端72aは、第2端72bよりも右側に位置する。また、第1端72aは、第2端72bよりも上方に位置する。また、例えば、図3では、懸架ベルト70の第1端72aの接続具76が、右肩ベルト40(詳細には右肩パッド42)の上側のベルト接続部42aに取付けられており、懸架ベルト70の第2端72bの接続具76が、左肩ベルト50(詳細には左肩パッド52)の下側のベルト接続部52aに取付けられている。この場合、懸架ベルト70の第1端72aは、作業者の右半身に位置し、第2端72bは、作業者の左半身に位置する。また、第1端72aは、第2端72bよりも上方に位置する。
図2に示すように、懸架ベルト70には、バックル78を介して、作業機取付部80が取付けられている。バックル78は、懸架ベルト70と作業機取付部80とを着脱可能に連結する。バックル78は、懸架ベルト70の第1端72aと第2端72bとの間を移動可能に構成されている。第1端72aと第2端72bとの間をバックル78が移動することによって、バックル78から第1端72aまでの長さL1と、バックル78から第2端72bまでの長さL2と、が変化する。懸架ベルト70の全長(即ちL1+L2)は、ベルト接続部42a、52a、68の中から、2つのベルト接続部を選択した時の最大の長さよりも長い。従って、懸架ベルト70が、ベルト接続部42a、52a、68の中の2つのベルト接続部に取り付けられている状態において、懸架ベルト70は撓んでいる。
作業機取付部80は、サポートベルト82と、取付具84と、を備える。サポートベルト82の一端は、バックル78に接続されており、サポートベルト82の他端には、取付具84が設けられている。取付具84は、接続具76と同様の構造を有する。作業者は、取付具84を利用して、ブロワ100を装着具20に取付けることができる。図1に示すように、作業者がハーネス10を装着している状態において、取付具84にブロワ100が取付けられると、ブロワ100は、右肩ベルト40、及び、左肩ベルト50によってしっかりと支持される。従って、作業者は、ブロワ100を安定して支持することができる。
上述のように、一実施形態に係るハーネス10は、図1~図3に示すように、作業者の胴部に装着される装着具20と、ベルト接続部42aに接続される第1端72aとベルト接続部68(又はベルト接続部52a)に接続される第2端72bとを有する懸架ベルト70と、懸架ベルト70に取り付けられており、ブロワ100が着脱可能に構成された取付具84と、を備える。懸架ベルト70が取付けられるベルト接続部42a、52a、68は、装着具20が作業者に装着されたときに、作業者の前面に位置する。作業者が、ブロワ100を動作させると、ブロワ100の先端から空気が吹き出される。この場合、空気が吹き出される方向とは逆の方向(図1の矢印D1の方向)に反力が作用する。上記の構成によると、取付具84を介して、懸架ベルト70が後ろ向きに引っ張られる。この場合、懸架ベルト70の一部が作業者の身体の前面に接触する。そして、懸架ベルト70の一部が作業者の身体の前面に接触すると、作業者の身体の前面によって、後ろ向きの力の一部が支持される。このため、ブロワ100を保持している作業者の腕に作用する後ろ向きの力が小さくなる。従って、作業者は、比較的に小さな力でブロワ100を作業者の側方に保持することができる。この結果、ブロワ100を動作させているときの作業者の負担を軽減することができる。
一実施形態に係るハーネス10では、図1~図3に示すように、取付具84は、懸架ベルト70の第1端72aと第2端72bとの間を移動可能に構成されている。上記の構成によると、作業者は、ブロワ100が取付具84に取付けられている状態において、ブロワ100を保持している位置を容易に変更することができる。従って、作業性を向上させることができる。
一実施形態に係るハーネス10では、図1~図3に示すように、懸架ベルト70が接続される2つのベルト接続部の距離は、懸架ベルト70の第1端72aから第2端72bまでの長さ(即ちL1+L2)よりも短い。上記の構成によると、懸架ベルト70が2つのベルト接続部に接続されている状態において、懸架ベルト70は撓んでいる。このため、作業者は、ブロワ100が取付具84に取付けられている状態において、ブロワ100を保持している位置を容易に変更することができる。従って、作業性を向上させることができる。
一実施形態に係るハーネス10では、図1~図3に示すように、装着具20が装着されたときに、懸架ベルト70の第1端72aが接続されている装着具20のベルト接続部42aと、懸架ベルト70の第2端72bが接続されている装着具20のベルト接続部52a、68と、の左右方向の位置が異なる。上記の構成によると、懸架ベルト70の第1端72a及び第2端72bが接続されるベルト接続部の左右方向の位置が同じ場合と比較して、作業者の前面に接触する懸架ベルト70の領域を大きくすることができる。このため、後ろ向きの力が発生したときに、作業者の身体の前面に作用する力が分散される。従って、作業者の負担を軽減することができる。
一実施形態に係るハーネス10では、図3に示すように、装着具20が装着されたときに、懸架ベルト70の第1端72aが接続されているベルト接続部42aが右半身に位置し、懸架ベルト70の第2端72bが接続されているベルト接続部52aが左半身に位置している。上記の構成によると、懸架ベルト70の第1端72aが接続されているベルト接続部と、懸架ベルト70の第2端72bが接続されているベルト接続部と、が同じ半身に位置している場合と比較して、作業者の前面に接触する懸架ベルト70の領域を大きくすることができる。このため、ブロワ100を動作させることによる後ろ向きの力が発生したときに、作業者の身体の前面に作用する力が分散される。従って、作業者の負担を軽減することができる。
一実施形態に係るハーネス10では、図1~3に示すように、装着具20が装着されたときに、懸架ベルト70の第1端72aが接続されているベルト接続部42aと、懸架ベルト70の第2端72bが接続されているベルト接続部52a、68と、の上下方向の位置は異なる。上記の構成によると、懸架ベルト70の第1端72aが接続されているベルト接続部と、懸架ベルト70の第2端72bが接続されているベルト接続部と、の高さ方向の位置が同じである場合と比較して、作業者の前面に接触する懸架ベルトの領域を大きくすることができる。このため、作業機を動作させることによる後ろ向きの力が発生したときに、作業者の身体の前面に作用する力が分散される。従って、作業者の負担を軽減することができる。
一実施形態に係るハーネス10では、図1~3に示すように、懸架ベルト70は、第1端72aから第2端72bまでの長さを調整可能に構成されている。装着具20を装着する作業者の体型は様々である。上記の構成によると、懸架ベルト70の長さを、作業者に体型に適した長さに調整することができる。従って、ハーネス10の装着感を向上させることができる。
一実施形態に係るハーネス10では、図1~図3に示すように、懸架ベルト70の第1端72a及び第2端72bには、装着具20に対して着脱可能な接続具76が設けられている。上記の構成によると、作業者は、懸架ベルト70を容易に取り外すことができる。
一実施形態に係るハーネス10では、図1~図3に示すように、装着具20は、懸架ベルト70の接続具76と作業者との間に配置される右肩パッド42、及び、左肩パッド52を有している。上記の構成によると、懸架ベルト70が装着具20に接続されても、接続具76が作業者の身体に接触しない。従って、ハーネス10の装着感を向上させることができる。
一実施形態に係るハーネス10では、図1~図3に示すように、装着具20は、ベルト接続部42aを有する右肩ベルト40と、ベルト接続部68を有する腰ベルト60と、を有する。また、腰ベルト60は、作業者の右半身に配される右腰ベルト62と、作業者の左半身に配される左腰ベルト64と、で構成されており、右腰ベルト62及び左腰ベルト64は、バックル66を介して、互いに着脱可能に構成されている。上記の構成によると、作業者は、ハーネス10を装着している状態において、右腰ベルト62と左腰ベルト64との連結を解除することで、ハーネス10を容易に取り外すことができる。
(対応関係)
装着具20のうち、ベルト接続部42a、52a、68が設けられている部分が、「第1部分」、「第2部分」の一例である。
(第2実施例)
図4を参照して、本実施例のハーネス210について説明する。なお、実施例間で共通する構成については、同じ符号を付して、その説明を省略する。本実施例のハーネス210と第1実施例のハーネス10とでは、主に、懸架ベルト70、270、及び、作業機取付部80、280の構成が異なる。
本実施例の懸架ベルト270は、第1端272aと、第1端272aとは反対側の第2端272bと、を有する。第1端272a及び第2端272bには、接続具274が設けられている。接続具274は、第1実施例の接続具76と同様の構造を有する。作業機取付部280は、サポートベルト282を備える。サポートベルト282は、第1端282aと、第1端282aとは反対側の第2端282bと、を有する。第1端282aには、接続具284が設けられており、第2端282bには、取付具286が設けられている。接続具284、及び、取付具286は、接続具276と同様の構造を有する。サポートベルト282が、接続具284を介して、懸架ベルト270に接続されている状態において、サポートベルト282は、懸架ベルト270の第1端272aと第2端272bとの間を移動可能である。なお、本実施例では、右肩ベルト40の上側のベルト接続部42aと左肩ベルト50の下側のベルト接続部52aとの間の距離と、懸架ベルト270の第1端272aと第2端272bとの間の距離と、は略同じである。
上記の構成によると、ブロワ100(図1参照)を保持している作業者の腕に作用する後ろ向きの力が作用すると、取付具286を介して、懸架ベルト270が後ろ向きに引っ張られる。この場合、懸架ベルト270の一部が作業者の身体の前面に接触する。そして、懸架ベルト270の一部が作業者の身体の前面に接触すると、作業者の身体の前面によって、後ろ向きの力の一部が支持される。このため、ブロワ100を保持している作業者の腕に作用する後ろ向きの力が小さくなる。従って、作業者は、比較的に小さな力でブロワ100を保持すればよい。この結果、ブロワ100を動作させているときの作業者の負担を軽減することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(第1変形例)「作業機」は、ブロワ100に限定されず、背負式のブロワ、芝刈り機であってもよい。
(第2変形例)ハーネス10は、ベルトタイプのハーネスに限定されず、ジャケットタイプのハーネスであってもよい。
(第3変形例)懸架ベルト70に接続されるバックル78が、懸架ベルト70の中央位置に固定されていてもよい。中央位置とは、バックル78から懸架ベルト70の第1端72aまでの長さL1と、バックル78から第2端72bまでの長さL2と、が同じになる位置である。
(第4変形例)懸架ベルト70の第1端72aが、右肩ベルト40の上側のベルト接続部42aに接続されており、懸架ベルト70の第2端72bが、左肩ベルト50の上側のベルト接続部52aに接続されていてもよい。即ち、懸架ベルト70が接続される2個のベルト接続部の上下方向の位置が同じでもよい。
(第5変形例)懸架ベルト70は、長さ調整部74を備えていなくてもよい。
(第6変形例)懸架ベルト70の第1端72a又は第2端72bの少なくとも一方が、ベルト接続部42a、52a、68に固定されていてもよい。
(第7変形例)右肩ベルト40、左肩ベルト50は、パッド42、52を備えていなくてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:ハーネス、20:装着具、30:バックプレート、40:右肩ベルト、42:右肩パッド、42a:ベルト接続部、50:左肩ベルト、52:左肩パッド、52a:ベルト接続部、60:腰ベルト、62:右腰ベルト、64:左腰ベルト、66:バックル、68:ベルト接続部、70:懸架ベルト、72a:第1端、72b:第2端、74:長さ調整部、76:接続具、78:バックル、80:作業機取付部、82:サポートベルト、84:取付具、100:ブロワ、210:ハーネス、270:懸架ベルト、272a:第1端、272b:第2端、274:接続具、280:作業機取付部、282:サポートベルト、282a:第1端、282b:第2端、284:接続具、286:取付具

Claims (12)

  1. 可搬式の作業機を支持するために作業者が装着するハーネスであって、
    前記作業者の胴部に装着される装着具と、
    前記装着具の第1部分に接続される第1端と前記装着具の第2部分に接続される第2端とを有する懸架ベルトと、
    前記懸架ベルトに取り付けられており、前記作業機が着脱可能に構成された取付具と、
    を備え、
    前記装着具の前記第1部分及び前記第2部分は、前記装着具が前記作業者に装着されたときに、前記作業者の前面に位置しており
    前記装着具は、
    前記第1部分を有する第1ベルトと、
    前記第2部分を有する第2ベルトと、を備え、
    前記第1ベルトは、前記作業者の右肩又は左肩に掛けられる肩ベルトであり、
    前記第2ベルトは、前記作業者の腰に装着される腰ベルトである、
    ハーネス。
  2. 前記取付具は、前記懸架ベルトの前記第1端と前記第2端との間を移動可能に前記懸架ベルトに取り付けられている、請求項1に記載のハーネス。
  3. 前記装着具が前記作業者に装着されたときに、前記装着具の前記第1部分と前記第2部分との間の距離は、前記懸架ベルトの前記第1端から前記第2端までの長さよりも短い、請求項1又は2に記載のハーネス。
  4. 前記装着具が前記作業者に装着されたときに、前記装着具の前記第1部分と前記第2部分とは、左右方向の位置が互いに異なる、請求項1から3のいずれか一項に記載のハーネス。
  5. 前記装着具が前記作業者に装着されたときに、前記装着具の前記第1部分は、前記作業者の右半身と左半身との一方に位置し、前記装着具の前記第2部分は、前記作業者の前記右半身と前記左半身との他方に位置する、請求項1から4のいずれか一項に記載のハーネス。
  6. 前記装着具が前記作業者に装着されたときに、前記装着具の前記第1部分と前記第2部分とは、高さ方向の位置が互いに異なる、請求項1から5のいずれか一項に記載のハーネス。
  7. 前記懸架ベルトは、前記第1端から前記第2端までの長さを調整可能に構成されている、請求項1から6のいずれか一項に記載のハーネス。
  8. 前記懸架ベルトの前記第1端と前記第2端との少なくとも一方には、前記装着具に対して着脱可能な接続具が設けられている、請求項1から7のいずれか一項に記載のハーネス。
  9. 前記装着具は、前記懸架ベルトの前記接続具と前記作業者との間に配置されるパッドを有する、請求項8に記載のハーネス。
  10. 前記第2ベルトは、前記作業者の右半身の腰部に配される右腰ベルトと、前記作業者の左半身に配される左腰ベルトと、で構成されており、
    前記右腰ベルト及び前記左腰ベルトは、互いに着脱可能に構成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載のハーネス。
  11. 前記作業機は、ブロワである、請求項1から10のいずれか一項に記載のハーネス。
  12. 可搬式の作業機を支持するために作業者が装着するハーネスであって、
    前記作業者の胴部に装着される装着具であって、前記作業者の右肩に掛けられる右肩ベルトと、前記作業者の左肩に掛けられる左肩ベルトと、を備える前記装着具と、
    前記装着具の前記右肩ベルトの第1部分に接続される第1端と前記装着具の前記左肩ベルトの第2部分に接続される第2端とを有する懸架ベルトと、
    その一端が前記懸架ベルトに取り付けられているサポートベルトであって、前記サポートベルトの他端に前記作業機が着脱可能に構成された取付具が設けられている、前記サポートベルトと、
    を備え、
    記第1部分及び前記第2部分は、前記装着具が前記作業者に装着されたときに、前記作業者の前面に位置する、
    ハーネス。
JP2019160593A 2019-09-03 2019-09-03 可搬式の作業機用のハーネス Active JP7307636B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160593A JP7307636B2 (ja) 2019-09-03 2019-09-03 可搬式の作業機用のハーネス
DE202020002215.2U DE202020002215U1 (de) 2019-09-03 2020-05-19 Gurtgeschirr für eine tragbare Arbeitsmaschine
CN202021762463.9U CN212936738U (zh) 2019-09-03 2020-08-21 移动式的作业设备用的背带

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160593A JP7307636B2 (ja) 2019-09-03 2019-09-03 可搬式の作業機用のハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021038574A JP2021038574A (ja) 2021-03-11
JP7307636B2 true JP7307636B2 (ja) 2023-07-12

Family

ID=71739356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019160593A Active JP7307636B2 (ja) 2019-09-03 2019-09-03 可搬式の作業機用のハーネス

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7307636B2 (ja)
CN (1) CN212936738U (ja)
DE (1) DE202020002215U1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005058064A (ja) 2003-08-11 2005-03-10 Motome Karahashi 吊支バンド
JP2016067299A (ja) 2014-09-30 2016-05-09 日立工機株式会社 携帯作業機
EP3175698A1 (en) 2015-12-04 2017-06-07 De Sordi, Fabrizio Harness, particularly for supporting portable equipment

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023724Y2 (ja) * 1986-04-30 1990-01-29

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005058064A (ja) 2003-08-11 2005-03-10 Motome Karahashi 吊支バンド
JP2016067299A (ja) 2014-09-30 2016-05-09 日立工機株式会社 携帯作業機
EP3175698A1 (en) 2015-12-04 2017-06-07 De Sordi, Fabrizio Harness, particularly for supporting portable equipment

Also Published As

Publication number Publication date
CN212936738U (zh) 2021-04-13
JP2021038574A (ja) 2021-03-11
DE202020002215U1 (de) 2020-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10166679B2 (en) Movement assistance device
CA2690446C (en) Back plate for a harness
EP3687338B1 (en) Pivotal carrier assembly for a harness
US8910840B2 (en) Shoulder harness for portable working machine
JP7307636B2 (ja) 可搬式の作業機用のハーネス
JP3211093U (ja) ハーネス型安全帯用作業用ベルト
JP2017064294A (ja) 安全帯
JP2020014520A (ja) 安全機能付きアシストスーツ
JP6345828B1 (ja) 安全帯
EP1803487A1 (en) Safety harness
JP7213485B2 (ja) 法面用ハーネス型安全帯
JP2022034433A (ja) ハーネス型安全帯用パッド
JP2022035293A (ja) 携帯作業機用ハーネス
JP2019180544A (ja) 安全帯
JP2006063485A (ja) 腰部保護ベルトを取り付けた衣服
WO2022145259A1 (ja) 腕部補助装置
JP4958953B2 (ja) 背負い式刈払機
WO2024004612A1 (ja) 動作補助装置
JP2019180542A (ja) 安全帯
JP7195215B2 (ja) アシスト器具
TWI744061B (zh) 人體支承裝置
KR101205695B1 (ko) 작업용 목 받침대
JP2010252689A (ja) 可搬式作業機用のハーネス
KR200368338Y1 (ko) 선행 오버헤드 작업용 치공구
JP2019150267A (ja) 安全帯

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7307636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150